JP4019845B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のクライアント端末とプリンタなどの画像形成装置をLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続し、画像形成装置を複数のユーザで共有するシステムが普及している。
このようなシステムを構成する画像形成装置は、受信したプリントジョブが終了した後、所定時間、例えば5分経過しても印刷物が排出トレイ上に残ったままであれば、プリントジョブを送信したクライアント端末のユーザに対し印刷物の取り忘れを示す旨の警告通知を送信するようにしており、これにより取り忘れの防止を図っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記画像形成装置では、所定時間経過すると必ず警告通知を送信する構成のため、印刷物を取る目的で画像形成装置のすぐ近くまで来ているユーザに対しても警告通知が送信されてしまい、そのようなユーザにとってはその警告は大変煩わしく不親切なものであり、結果的に無駄な警告になっていた。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、上記のような無駄な警告を出来るだけ少なくすることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、クライアント端末とネットワーク接続され、クライアント端末から受信したプリントジョブを実行する画像形成装置であって、受信したプリントジョブの送信元のクライアント端末に対応する携帯端末の位置を検出する検出手段と、前記プリントジョブの終了後からの経過時間を計時する計時手段と、前記携帯端末の位置と前記プリントジョブの終了後からの経過時間とに基づいて、前記プリントジョブの印刷物取り忘れを、警告するか否かを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段は、前記携帯端末の位置が所定範囲内に入っており、かつ、前記プリントジョブの終了後からの経過時間が所定時間以上である場合に、前記警告をしないと判断することを特徴とする。
【0007】
また、クライアント端末とネットワーク接続され、クライアント端末から受信したプリントジョブを実行する画像形成装置であって、受信したプリントジョブの送信元のクライアント端末に対応する携帯端末の位置を検出する検出手段と、前記プリントジョブの終了後からの経過時間を計時する計時手段と、前記携帯端末の位置と前記プリントジョブの終了後からの経過時間とに基づいて、前記プリントジョブの印刷物取り忘れを、警告するか否かを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段は、所定時間以上になると計時時間がリセットされる第2の計時手段と、前記検出手段により検出された前記携帯端末の位置と前記第2の計時手段によるリセット回数とに基づいて、ユーザが所定範囲内に入っている存在時間を計時する存在時間計時手段とをさらに備え、前記存在時間が所定時間以上の場合には、前記警告をしないと判断することを特徴とする
【0008】
また、クライアント端末とネットワーク接続され、クライアント端末から受信したプリントジョブを実行する画像形成装置であって、受信したプリントジョブの送信元のクライアント端末に対応する携帯端末の位置を検出する検出手段と、前記プリントジョブの終了後からの経過時間を計時する計時手段と、前記携帯端末の位置と前記プリントジョブの終了後からの経過時間とに基づいて、前記プリントジョブの印刷物取り忘れを、警告するか否かを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段は、所定時間以上になると計時時間がリセットされる第2の計時手段と、前記検出手段により検出された前記携帯端末の位置と前記第2の計時手段によるリセット回数とに基づいて、ユーザの移動方向を検出する移動方向検出手段をさらに備え、前記移動方向が前記画像形成装置に向かっている場合には、前記警告をしないと判断することを特徴とする。
さらに、前記検出手段は、所定の時間間隔で、前記携帯端末の位置を検出し、前記判断手段は、前記携帯端末の位置が検出される毎に、新たに検出された携帯端末の位置と前記プリントジョブの終了後からの経過時間とに基づいて、前記プリントジョブの印刷物取り忘れを、警告するか否かを判断することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
(1−1.全体構成)
図1は、本発明に係る画像形成装置を含む画像処理システム(以下、単に「システム」という。)の構成を示す図である。
【0010】
同図に示すように、このシステムは、画像形成装置2、クライアント端末3、4・・がネットワーク、ここではLAN(Local Area Network)1を介して接続されると共に、画像形成装置2と、携帯端末6、7・・が無線通信により接続されて構成される。
クライアント端末3、4・・は、PC(Personal Computer)からなり、携帯端末6、7・・は、それぞれGPS(Global Positioning System)機能、および携帯電話機としての機能をも備えた、いわゆるモバイル型携帯情報端末(PDA)である。ここでは、ユーザAがクライアント端末3を使用し、携帯端末6を所有しており、ユーザBがクライアント端末4を使用し、携帯端末7を所有しているものとする。
【0011】
クライアント端末3には、文書やグラフィックス作成用のアプリケーションソフトがインストールされており、クライアント端末3は、ユーザAからの印刷指示を受け付けると、そのアプリケーションソフトにより作成した文書や画像などを用紙にプリント(印刷)する処理を画像形成装置2に要求することができる。具体的には、プリント対象となるデータ(プリントデータ)に、プリント要求、用紙サイズ、プリント枚数、クライアント端末3のユーザが携帯する携帯端末(すなわち携帯端末6)を識別するために用いられる携帯端末ID(ここでは電話番号または/およびメールアドレス)等の付帯情報を付加したデータをプリントジョブデータとして画像形成装置2に送信するものである。ここで、携帯端末IDは、予めユーザAによって登録されクライアント端末3に記憶されているものである。なお、印刷指示の際にプリンタドライバにおいて設定入力できるように構成することもできる。クライアント端末3は、登録されている携帯端末IDを読み出し、読み出した携帯端末IDを付帯情報に含める。この構成は、他のクライアント端末4等についても同様である。
【0012】
画像形成装置2は、多機能デジタル複写機(Multiple Function Peripheral)であり、セットされた原稿の画像を読取って画像のデータを得るスキャンジョブ、そのデータに基づいて画像形成を行う(印刷する)コピージョブ、およびクライアント端末3等から受信したプリントデータに基づいて画像形成を行うプリントジョブ等を実行する。また、携帯電話機として他の電話機と通信する機能も有しており、携帯端末6等と電話網を介しての無線通信を行うことができる。
【0013】
以下、プリントデータに基づいて画像形成を行うことを「プリントジョブを実行」といい、プリントジョブデータを受信する(プリントジョブの実行要求を受け付ける)ことを「プリントジョブを受信」と、プリントジョブデータを送信する(プリントジョブの実行を要求する)ことを「プリントジョブを送信」という場合がある。
【0014】
本実施の形態では、クライアント端末3、4・・の各ユーザが、それぞれ自身の携帯端末6、7・・を常時携帯しており、画像形成装置2は、例えばクライアント端末3からプリントジョブを受信すると、当該プリントジョブを実行すると共に、当該プリントジョブの終了予定時刻を算出し、また携帯端末6の位置を検出して、ユーザAが現在位置から画像形成装置2のところまで移動するのに要すると予想される移動時間を算出する。そして、終了予定時刻から当該移動時間を減算した時刻になると、プリントジョブの終了直前である旨の通知を携帯端末6(すなわち、ユーザA)に送信するようにしている。
【0015】
これにより、ユーザAは通知時期の指定等の入力操作を何ら行わなくても良く、その通知を受け取ってから画像形成装置2に印刷物を取りに行けば、プリントジョブが丁度終了するときとほぼ同時期に画像形成装置2の前に着くことができ、画像形成装置2の前で待つ必要がなく、また自己の印刷物が他人の印刷物と混ざってしまうといったことが生じ難くなるという効果がある。
【0016】
以下、各装置の構成およびその処理内容を詳細に説明するが、各クライアント端末は、基本的に同一の構成(使用者が異なるだけ)なので、ここではクライアント端末3について説明し、クライアント端末4等については、その説明を省略するものとする。同様に、各携帯端末も基本的に同一の構成なので、携帯端末6についてのみ説明し、携帯端末7等については、その説明を省略する。
【0017】
(1−2.画像形成装置2の構成)
図2は、画像形成装置2の構成を示す図である。
画像形成装置2は、大きく分けて、原稿画像を読み取るイメージリーダ(IR)部22と、このIR部22で読み取ったデータ、もしくはLAN1を介してクライアント端末5等から送られて来たプリントデータに基づいて画像を形成するプリンタ部23とからなる。
【0018】
IR部22は、プラテンガラス221にセットされた原稿を照射してスキャンするスキャナ222と、当該原稿からの反射光を受光して、それを光電変換するCCDセンサ223等を備える。CCDセンサ223により光電変換された信号は原稿の画像データとして制御部100に送られる。
プリンタ部23は、公知の電子写真方式により画像形成を行う装置であり、プリントヘッド231、感光体ドラム232、現像部233、転写ドラム234、定着部235および給紙部236等を備える。
【0019】
プリントヘッド231は、制御部100からの駆動信号に基づいてレーザ光を発し、感光体ドラム232上を露光する。この露光により、感光体ドラム232上には、静電潜像が形成される。その静電潜像は、現像部233に配された、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)色の現像ユニットにより各色ごとに順次現像され、トナー像が形成される。一方、給紙部236からは、転写ドラム234に向けて用紙が給送され、その用紙は、転写ドラム234に巻き付けられる。感光体ドラム232上に形成された各色のトナー像は、順次、転写ドラム234に巻き付けられた用紙上に重ねられるように転写されていき、転写が終了すると、その用紙は転写ドラム234から剥がされて、定着部235に送られる。用紙上のトナー像は、定着部235のヒータ(不図示)により用紙に定着され、定着部235を通過した用紙は、排出トレイ237に排出される。このIR部22とプリンタ部23の動作制御は、制御部100により行われる。
【0020】
図3は、制御部100の回路構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部100は、マルチCPU(Central Processing Unit)で制御される装置であり、個々のCPUに対応した4つの制御モジュール200〜500を備える。ここで、モジュールとはCPUもしくはCPUを含む制御回路を含めた、その制御機能を実行する機能ブロックを示すものである。
【0021】
制御モジュール200は、CPU201、Flash(フラッシュ)ROM202、ワークエリアを構成するS−RAM203、NV−RAM204、画像展開部205、無線通信部206、シリアルI/F207、208、NIC(Network Interface Card)209、固定記憶装置210および操作パネル211を備える。
【0022】
CPU201は、制御モジュール300〜500との間で制御コマンド等を送受信し、画像形成装置2の全体制御を行う。また、タイマC(不図示)を内蔵しており、現在時刻を知ることができる。
FlashROM202は、電気的に内容を書換え可能な不揮発性メモリであり、CPU201の動作のためのファームウェアを記憶している。
【0023】
NV−RAM204は、各種設定値を格納するメモリである。また、画像形成装置2の設置場所を示す位置情報(具体的には、緯度、経度、高度等を示す情報)を格納する。この位置情報は、例えば画像形成装置2の管理者等によって操作パネル211から入力されてNV−RAM204に格納されているものであり、後述の終了通知処理において読み出されて利用される。また、ジョブ管理テーブル2041(図7参照)を格納している。
【0024】
シリアルI/F207は、制御モジュール300と、シリアルI/F208は、制御モジュール400と、制御コマンド等を送受信するためのインターフェースである。
NIC209は、LANカード、LANボードといったLAN1に接続するためのインターフェースである。
【0025】
固定記憶装置210は、ハードディスクなどからなる不揮発性メモリであり、クライアント端末3等から受信したプリントデータ等が格納される。格納されたプリントデータは、CPU201により、画像形成の時期になると画像展開部205に送られる。また、付帯情報の用紙サイズ、プリント枚数等の情報は、制御モジュール300に送られる。
【0026】
画像展開部205は、ページ記述言語(PDL)で記述されたプリントデータをビットマップ形式のデータ(画像データ)に展開して、それを制御モジュール500に送信する。
操作パネル211は、コピージョブ等の選択入力を受付けるためのキーや、テンキー、プリントキーおよび入力された内容などを表示する表示部等を備えており、ユーザが操作しやすい位置に配されている。
【0027】
無線通信部206は、携帯電話機として携帯端末6等と電話網を介しての無線通信を行うための携帯電話インターフェースであり、各ユーザが携帯する携帯端末6等と通信して、その携帯端末の位置情報(GPSによる緯度、経度、高度を示す情報)を取得する。
制御モジュール300は、CPU301、FlashROM302、ワークエリアを構成するS−RAM303、各種設定値を格納するNV−RAM304、プリント負荷制御部305、およびシリアルI/F306、307を備える。
【0028】
シリアルI/F307は、制御モジュール200と、シリアルI/F306は、制御モジュール500と、制御コマンド等を送受信するためのインターフェースである。
プリント負荷制御部305は、プリントヘッド231、感光体ドラム232などの画像形成動作に関係する部材の駆動制御を行う駆動制御回路であり、CPU301から動作指示を受けると、制御モジュール500から送られて来る、画質補正がなされた画像データを受信し、その画像データに基づいてプリントヘッド231等の部材を駆動し、画像形成を実行させる。
【0029】
CPU301は、制御モジュール200から送られて来るプリント枚数等の情報に基づいて、プリント負荷制御部305に感光体ドラム232などの画像形成動作に関係する部材等の動作指示を行い、画像形成全体の制御を行う。
FlashROM302は、上記FlashROM202と同様の不揮発性メモリであり、CPU301の動作のためのファームウェアを記憶している。
【0030】
制御モジュール400は、CPU401、FlashROM402、ワークエリアを構成するS−RAM403、各種設定値を格納するNV−RAM404、シリアルI/F405およびIR負荷制御部406を備える。
シリアルI/F405は、制御モジュール200と制御コマンド等を送受信するためのインターフェースである。
【0031】
IR負荷制御部406は、IR部22のスキャナ222など原稿読み取り動作に関係する部材の駆動制御を行う。また、IR部22のCCDセンサ223を駆動して、光電変換された原稿の画像データに対して、公知のシェーディング補正、MTF補正、濃度補正、誤差拡散等の2値化処理などの各種画像処理を施し、その画像データを制御モジュール500に出力する。
【0032】
CPU401は、IR負荷制御部406にスキャナ222のスキャン動作等を指示し、原稿画像の読み取り処理の全体制御を行う。
FlashROM402は、上記FlashROM202と同様の不揮発性メモリであり、CPU401の動作のためのファームウェアを記憶している。
制御モジュール500は、CPU501、FlashROM502、ワークエリアを構成するS−RAM503、各種設定値を格納するNV−RAM504、画質補正制御部505およびシリアルI/F506を備える。
【0033】
画質補正制御部505は、制御モジュール200、400から送られて来る画像データに対して、スムージング、中間調階調再現などの画質補正処理を施して、そのデータを制御モジュール300に出力する。
CPU501は、画質補正制御部505に画質補正処理等を指示し、画像補正と補正された画像データの出力処理の全体制御を行う。
【0034】
FlashROM502は、上記FlashROM202と同様の不揮発性メモリであり、CPU501の動作のためのファームウェアを記憶している。
シリアルI/F506は、制御モジュール300と制御コマンド等を送受信するためのインターフェースである。
(1−3.携帯端末6の構成)
図4は、携帯端末6の構成を示すブロック図である。
【0035】
同図に示すように、携帯端末6は、通信部61、操作パネル62、制御部63、記憶部64およびGPS回路65を備えている。
通信部61は、携帯電話インターフェースであり、画像形成装置2等と電話網を介して無線通信を行う。
操作パネル62は、電話番号等を入力するための各種キーと入力画面等を表示するための表示部からなり、ユーザは、操作パネル62から自己のメールアドレス等を設定入力、登録等することができる。
【0036】
GPS回路65は、GPS衛星からの信号を受信するためのアンテナを備え、定期的、例えば5秒毎に受信信号に基づいて現在位置(緯度、経度、高度)を検出し、その検出の毎に、現在位置を示す情報(位置情報)を記憶部64の所定領域に上書き保存させて行く。
記憶部64は、例えばEEPROM等の不揮発性のメモリにより構成され、携帯端末6の電話番号、メールアドレス等を格納する。また、GPS回路65により検出された位置情報を格納する。
【0037】
制御部63は、主としてCPUにより構成され、携帯端末6の動作全体を統一的に制御し、画像形成装置2との通信等を円滑に実行させる。また、操作パネル62からメールアドレス等が入力されると、その情報を記憶部64の所定領域に書き込む(登録する)。さらに、画像形成装置2から位置情報の送信要求を受け付けると、記憶部64に格納されている位置情報を読み出して、それを画像形成装置2に送信する。
【0038】
(1−4)クライアント端末3において実行されるプリントジョブ送信処理の内容
図5は、プリントジョブ送信処理の内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、クライアント端末3は、ユーザAからの印刷指示を受け付けると(例えば、アプリケーションソフトにおける印刷実行ボタンが押下されると)、プリントデータに付帯情報を付加したプリントジョブデータを生成する(ステップS1)。そして、生成したプリントジョブデータをLAN1を介して画像形成装置2に送信し(ステップS2)、当該処理を終了する。
【0039】
(1−5)画像形成装置2の制御部100において実行される終了通知処理の内容
図6は、終了通知処理の内容を示すフローチャートである。この終了通知処理は、クライアント端末3等からプリントジョブを受信した際に実行される。ここでは、説明を判りやすくするため、ユーザAが使用するクライアント端末3から一のプリントジョブを受信した場合を例にとって説明することとする。
【0040】
同図に示すように、制御部100は、クライアント端末3から送信されたプリントジョブを受信すると、そのプリントジョブをスプール、ここでは一旦固定記憶装置210に格納する(ステップS11)。そして、そのプリントジョブをジョブ管理テーブルに登録する(ステップS12)。
図7は、ジョブ管理テーブル2041の構成例を示す図である。
【0041】
同図に示すように、ジョブ管理テーブル2041には、番号(ジョブ番号)、アドレス、携帯ID、ジョブ開始時刻、ジョブ終了予定時刻および終了通知時刻の各欄が設けられており、新たなプリントジョブを受信する毎に、そのプリントジョブが現在の最下段にあるレコードの下に順次追加されて行くようになっている。したがって、「ジョブ番号」がジョブの受信(受け付け)順を示していることになる。ここでは、クライアント端末3から送信された一のプリントジョブだけがジョブ番号1のジョブとして登録された場合の例を示している。
【0042】
「アドレス」欄には、固定記憶装置210内におけるプリントジョブデータの格納場所を示す格納アドレスが書き込まれる。
「携帯ID」欄には、受信したプリントジョブの付帯情報に含まれる「携帯端末ID」が書き込まれる。この携帯IDを参照することにより、当該プリントジョブの送信元のクライアント端末を使用するユーザの携帯端末を特定できることになる。
【0043】
「ジョブ開始時刻」欄には、プリントジョブの実行を開始した時刻が後述のステップS14において書き込まれ、「ジョブ終了予定時刻」欄には、当該プリントジョブの終了予定時刻が後述のステップS16において書き込まれる。
「終了通知時刻」欄には、当該プリントジョブを送信したクライアント端末のユーザに、当該プリントジョブが終了する旨を通知すべき予定時刻(終了通知時刻)が後述のステップS20において書き込まれる。
【0044】
このジョブ管理テーブル2041は、ジョブの実行順序を管理するために用いられ、制御部100は、ジョブ番号の小さいものから順に、ジョブ番号に対応するプリントジョブデータを「アドレス欄」の格納アドレスを参照して固定記憶装置210から読み出して、そのプリントジョブを開始させる。そして、そのプリントジョブが終了するとジョブ管理テーブル2041から削除する。したがって、ジョブ管理テーブル2041には、実行中および未処理のプリントジョブが残ることになる。ここでは、ジョブ番号1のプリントジョブだけが実行すべきジョブとして存在しているので、制御部100は、ジョブ管理テーブル2041への登録処理が終了すると、当該プリントジョブを開始させる。
【0045】
図6に戻って、ステップS13では、ジョブ番号1のプリントジョブが開始されたか否かを判断する。当該プリントジョブの開始を判断すると(ステップS13で「Y」)、ジョブ管理テーブル2041のジョブ番号「1」のレコードの「ジョブ開始時刻」欄にジョブ開始時刻Tsとして現在の時刻を書き込む(登録する)(ステップS14)。図7の例では、10時になっている。なお、現在の時刻は、上記タイマCによる計時により判断できる。
【0046】
そして、ジョブ終了予定時期としてのジョブ終了予定時刻Teを算出する(ステップS15)。ここでは、上記プリントジョブにおけるプリント枚数Pを、指定されたサイズの用紙に1分間にプリント可能な枚数Qで除した値Tr(Tr=P/Q:すなわちTrは、プリントジョブの実行に要すると予想される時間(プリントジョブの開始から終了までに要すると予想される時間))をジョブ開始時刻Tsに加算することによりジョブ終了予定時刻Teを算出する構成をとっている(すなわち、Te=Ts+Tr)。なお、Qの値は、プリントに用いられる用紙サイズ毎に予め実験等から求められて、NV−RAM204に格納されるが、プリンタ部23における画像形成の動作(すなわち、プリントヘッド231による露光から用紙排出までの処理)時間だけでなく、固定記憶装置210から読み出したプリントデータを、画像展開部205において展開するのに要する時間、それを制御モジュール500に転送するのに要する時間、制御モジュール500において施される画質補正処理に要する時間等も合わせて考慮した上で求められることが望ましい。
【0047】
ステップS16では、求めたジョブ終了予定時刻Teを、ジョブ管理テーブル2041のジョブ番号「1」のレコードの「ジョブ終了予定時刻」欄に書き込む(登録する)。図7の例では、10時10分になっている。
そして、制御部100は、プリントジョブの送信元のクライアント端末に対応する携帯端末として、クライアント端末3のユーザが携帯している携帯端末6の位置を検出する(ステップS17)。
【0048】
この携帯端末の位置を検出する手段(位置検出手段)として、ここではジョブ管理テーブル2041のジョブ番号1のレコードの「携帯ID」欄を参照して、その欄に登録されている携帯端末6の電話番号にダイアルし、データ通信等により、携帯端末6に対し、現在位置を示す情報としての位置情報の送信要求を行って、その位置情報を携帯端末6から取得(受信)する。そして、携帯端末6の位置と、NV−RAM204から読み出した自己(画像形成装置2)の位置に基づいて携帯端末6(ユーザA)の位置を検出している。具体的には、緯度、経度等について、双方の位置の差分をとることにより行う。この位置検出により、携帯端末6が画像形成装置2からどれだけ離れているか(離間距離)、どの方向に位置しているか等を知ることができる。
【0049】
続いて、ユーザAが画像形成装置2のところまで移動するのに要すると予想される移動時間Tmを算出する(ステップS18)。ここでは、携帯端末6(ユーザA)と画像形成装置2の離間距離LをユーザAの移動速度Vで除すること(すなわち、Tm=L/V)により算出する。ここで、離間距離Lは、上記位置検出により検出された値である。また、移動速度Vは、一般のユーザがオフィス内を移動する際の速度(歩行速度)を示しており、平均的な速度が実験等により計測されて、その値を示す情報が固定値として、予めNV−RAM204に格納されている。制御部100は、当該移動時間Tmを算出時に、NV−RAM204から移動速度を示す情報を読み出して、移動速度Vの値を得る。
【0050】
次に、終了直前を通知する時期としての終了通知時刻Tnを算出する(ステップS19)。ここでは、終了通知時刻Tnを、終了予定時刻Teから移動時間Tmを減算することにより求める構成をとっている(すなわち、Tn=Te−Tm)。そして、その終了通知時刻Tnを、ジョブ管理テーブル2041のジョブ番号「1」のレコードの「終了通知時刻」欄に書き込み(登録)し(ステップS20)、ステップS21に移る。例えば、移動時間Tmが4分の場合、図7の例では、終了予定時刻Teが10時10分なので、終了通知時刻Tnは、10時6分ということになる。
【0051】
ステップS21では、タイマKによる計時をスタートさせる。このタイマKは、CPU201に内蔵されているものである。
ステップS22では、終了直前通知を出す時期に達したか、すなわちステップS19において求めた終了通知時刻Tnに達したか否かを判断する。この判断は、上記タイマCによる計時により判断できる。
【0052】
ここで、まだ達していないと判断すると(ステップS22で「N」)、ステップS23に移る。
ステップS23では、タイマKのカウント値Ktが所定値Ks(ここでは、10秒)以上か否かを判断する。Kt≧Ksでない、すなわちKt<Ksであると判断すると(ステップS23で「N」)、ステップS22に戻り、終了通知時刻Tnに達していなければ(ステップS22で「N」)、ステップS23に移る。
【0053】
一方、Kt≧Ksであると判断すると(ステップS23で「Y」)、タイマKをリセットし(ステップS24)、ステップS17に戻って、位置検出の処理からステップS20の終了通知時刻Tnの登録までの処理を再度実行する(2回目となるため「終了通知時刻が更新」されることになる。)。このように終了通知時刻を更新するのは、プリントジョブが終了するまで、ユーザが1箇所に留っているとは限らないからである。これにより、ユーザAが別の場所に移動したとしても、所定値Ks(10秒)毎にその位置に応じて終了通知時刻Tnが更新されていくことになり、その時点でのユーザAの位置を検出することができる。なお、所定値Ksは、固定値として、予めNV−RAM204に格納されているものである。
【0054】
ステップS20の終了通知時刻Tnの登録が終了すると、ステップS21に移り、再度、タイマKによる計時をスタートさせ、終了通知時刻Tnに達していなければ(ステップS22で「N」)、ステップS23に移る。
図8は、終了通知時刻Tnになるまで、位置検出が繰り返し実行されて行く様子を表わす模式図である。同図では、矢印K1、K2、K3・・が示す時期に位置検出が実行されていることを示している。また、ユーザAが1箇所に留まっている場合には、終了通知時刻Tn(例では、10時6分)は変わらないが、図9に示すように、例えばユーザAが元のU地点からT地点へ移動した(U地点よりも画像形成装置から遠くなる場所に移動した)ような場合には、その分画像形成装置2のところへ行くまでの移動時間も長くなるため、終了通知時刻Tnは、10時6分よりも早い時刻(例えば、Tn1)に変更されることになる。一方、U地点からS地点へ移動した(U地点よりも画像形成装置に近い場所に移動した)ような場合には、その分移動時間も短くなるため、10時6分よりも遅い時刻(例えば、Tn2)に変更されることになる。
【0055】
図6に戻って、終了通知時刻Tnに達したことを判断すると(ステップS22で「Y」)、携帯端末6に、プリントが終了するので印刷物を取りに来て欲しい旨を示す通知(終了直前の通知)を送信し(ステップS25)、当該終了通知処理を終了する。なお、この終了直前の通知は、携帯端末6の電話番号にダイヤルして携帯端末6と通信し、例えば印刷物を取りに来て欲しいの旨の音声によるメッセージや警告音を出すことにより行われる。また、ジョブ管理テーブル2041の「携帯ID」欄にメールアドレスが登録されている場合には、その旨を記載したメールを送信するという方法をとることもできる。
【0056】
以上説明したように、本実施の形態では、携帯端末(ユーザ)の位置に応じて終了直前を通知する時期を求めるようにしているため、ユーザは通知時期の指定のための入力操作等を何ら行わなくても良く、自己の位置に応じた最適な時期、すなわち、終了直前の通知を受け取ってから画像形成装置2に印刷物を取りに行けば、画像形成装置2の前に着いたときに丁度プリントジョブが終了するような時期に終了直前の通知を受けることができるようになる。これにより、早く着きすぎたためプリントジョブが終了するまで長い時間待ったり、また遅すぎたため自己の印刷物と他人の印刷物とが排出トレイ237上で混ざってしまい、それを仕分けるというようなことも発生し難くなり、ユーザにとって使い勝手が良くなる。
【0057】
また、Ks間隔でユーザの位置検出を行い、終了通知時刻Tnを更新していくので、たとえユーザが移動しても、その移動に対応する最適な時期に終了直前の通知を送信することができる。
なお、上記では、移動速度Vおよび所定値Ksは、予めNV−RAM204に固定値として格納されているとしたが、画像形成装置2の管理者等が画像形成装置2の設置環境等に応じて操作パネル211から任意に設定入力できるように構成することもできる。移動速度Vについては、オフィス内のデスクや画像形成装置の配置状況等によってユーザの歩行速度も変わって来る場合があり、また所定値Ksについては、これを小さくするとユーザの位置検出の間隔が短くなる(終了予定時刻の更新回数が多くなる)ため、ユーザのより正確な位置を求め易くなるが、その一方で位置情報取得のための、携帯端末との通信回数も増えることになり、トラフィックが増大することにもなるので、これらを考量した上で適当な値が設定されることが望ましい。
【0058】
また、上記では、一のプリントジョブを受信した場合の例について説明したが、複数のプリントジョブがジョブ管理テーブル2041に登録されており、それらが順次実行されていく場合には、プリントジョブ毎に(プリントジョブ単位で)上記終了通知処理が実行されることになる。
さらに、上記では、終了予定時刻Teから移動時間Tmを減算した時刻を、終了通知時刻Tnとしたが、終了直前を通知する時期は、「時刻」で表わす場合に限られず、例えば「時間」で表わすこともできる。この場合、例えば現時点からプリントジョブ終了までに要すると予想される時間Trを求め、Trから、移動時間Tmを減算した時間をTq(Tq=Tr−Tm)とし、現時点からTqだけ経過するときを終了直前を通知する時期として求める構成とすることができる。例えば、当該時間Trが600秒であり、移動時間Tmが100秒とすれば、終了直前を通知する時期を「現時点から500秒経過後」とするのである。
【0059】
また、上記では、ユーザの移動速度Vを固定値としたが、例えば各ユーザについて、移動速度を示す情報を予めNV−RAM204に登録しておき、ユーザに応じて移動速度を変えるようにして、ユーザ毎に移動時間Tmを求める構成とすることもできる。ユーザによって歩行速度が違うと考えれば、このような構成とすることにより、ユーザ毎に最適な終了直前を通知する時期を求めることができるようになる。
【0060】
さらに、終了直前を通知する時期としては、例えば終了予定時刻Teから移動時間Tmを減算した時刻よりも所定時間Td、例えば10秒前の時刻とすることもできる。終了直前の通知を受け取ってから直に席を立って印刷物を取りに行けない場合等もあり、そのような場合を考慮すれば、演算された終了通知時刻Tnよりもいくらか(Tdだけ)前に終了直前を通知しておいた方が、ユーザが画像形成装置のところに印刷物を取りに来たときと、プリントジョブ終了時とを同期させ易くなるからである。この場合、Tn=Te−Tm−Tdとなる。
【0061】
また、上記では、ユーザの位置検出を所定値Ks毎に行うとしたが、これに限られず、例えばプリントジョブ開始時に1回だけとしたり、また最初に求めた終了通知時刻Tnの直前や、Tnよりも所定時間前の時期に1回検出する構成とすることもできる。
なお、現在時刻から終了予定時刻までの時間よりも、ユーザの移動時間の方が長く場合もあり、そのような場合には、終了通知時刻を現在時刻として終了直前を通知する。具体的には、例えば現在時刻が10時5分で、終了予定時刻が10時10分の場合であって、ユーザが画像形成装置2から7分かかる場所にいるような場合には、終了通知時刻は10時3分となり、現在時刻よりも前(過去)になる。このような場合には、現在時刻を終了通知時刻とみなし、上記ステップS22において通知時期になったと判断し、ステップS25に移り、終了直前を通知する。
【0062】
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、ユーザに対しプリントジョブの終了直前を通知するようにしていたが、本実施の形態では、ユーザに対しプリントジョブ終了後に印刷物を取りに来て欲しい旨の警告を通知するようにしており、この点が異なっている。ここでは、第1の実施の形態と同じ部分については、その詳細な説明を省略し、相違している部分を中心に説明することにする。また、同一の機能を有する部材については、同符号を付するものとする。
【0063】
(2−1)クライアント端末3の構成
クライアント端末3の構成は、第1の実施の形態と基本的に同じであり、プリントジョブの送信は、上記図5と同様の処理によって行われる。
(2−2)画像形成装置2の構成
画像形成装置2の構成は、第1の実施の形態と基本的に同じであるが、CPU201は、後述のタイマL、タイマMを備えている。また、NV−RAM204には、後述の所定値Ls、Msを示す情報が格納されている。そして、上記終了通知処理に代わって、警告通知処理が行われる点が異なっている。
【0064】
図10は、警告通知処理の内容を示すフローチャートである。この処理は、クライアント端末3等から送信されたプリントジョブを受信した際に行われる。
同図に示すように、制御部100は、クライアント端末からプリントジョブを受信すると、そのプリントジョブをスプール、ここでは一旦固定記憶装置210に格納する(ステップS31)。そして、そのプリントジョブをジョブ管理テーブルに登録する(ステップS32)。
【0065】
図11は、本実施の形態のジョブ管理テーブル2042の構成例を示す図である。
同図に示すように、ジョブ管理テーブル2042には、ジョブ番号、アドレス、電話番号およびメールアドレスの各欄が設けられており、新たなプリントジョブを受信する毎に、そのプリントジョブが現在の最下段にあるレコードの下に順次追加されて行くようになっている。したがって、「ジョブ番号」がジョブの受け付け順を示していることになる。
【0066】
「アドレス」欄には、固定記憶装置210内におけるプリントジョブデータの格納場所を示す格納アドレスが書き込まれる。
「電話番号」欄には、受信したプリントジョブの付帯情報の携帯端末IDに含まれる「電話番号」が、「メールアドレス」欄には、その携帯IDに含まれる「メールアドレス」が書き込まれる。なお、電話番号とメールアドレスのいずれか一方しかない場合には、その一方の情報が対応する欄に書き込まれるようになっている。
【0067】
このジョブ管理テーブル2042は、ジョブの実行順序を管理するために用いられ、制御部100は、ジョブ番号の小さいものから順に、ジョブ番号に対応するプリントジョブデータを「アドレス」欄の格納アドレスを参照して固定記憶装置210から読み出して、そのプリントジョブを開始させる。
図10に戻って、ステップS33では、一のプリントジョブが終了したか否かを判断する。ここでは、図11のジョブ番号1のプリントジョブ(ユーザAのクライアント端末3から送信されたものとする。)が終了したとして、以下説明することにする。
【0068】
ジョブ番号1のプリントジョブの終了を判断すると(ステップS33で「Y」)、その終了後からの経過時間を計時するための第1の計時手段としてのタイマL、および第2の計時手段としてのタイマMによる計時をスタートさせる(ステップS34)。
そして、制御部100は、当該プリントジョブの送信元のクライアント端末に対応する携帯端末として、クライアント端末3のユーザが携帯している携帯端末6の位置を検出する(ステップS35)。携帯端末の位置を検出する手段(位置検出手段)として、ここではジョブ番号1の「電話番号」欄に記述されている電話番号を参照し、その携帯端末(ユーザAの携帯端末6)の電話番号にダイアルして、データ通信等により、携帯端末6に対し、現在位置を示す情報としての位置情報の送信要求を行って、その位置情報を携帯端末6から取得(受信)する。そして、携帯端末6の位置と、NV−RAM204から読み出した自己(画像形成装置2)の位置に基づいて携帯端末6(ユーザA)の位置を検出している。具体的には、緯度、経度等について、双方の位置の差分をとることにより行う。この位置検出により、携帯端末6が画像形成装置2からどれだけ離れているか(離間距離)、どの方向に位置しているか等を知ることができる。
【0069】
続いて、携帯端末6(ユーザA)が所定の範囲内に入っているか否かを判断する(ステップS36)。この所定範囲は、ここでは画像形成装置2から例えば3(m)の距離内であり、画像形成装置2を中心として半径3(m)の距離内にユーザAが入っているか否かを判断する。
所定範囲内に入っていないと判断すると(ステップS36で「N」)、タイマMのカウント値Mtが所定値Ms以上か否かを判断する(ステップS37)。ここで、所定値Msは、5(分)を示している。すなわち、プリントジョブが終了してから5分を経過しているか否かを判断するものである。
【0070】
Mt≧Msでない、すなわちMt<Msであると判断すると(ステップS37で「N」)、タイマLのカウント値Ltが所定値Ls以上か否かを判断する(ステップS38)。ここで、所定値Lsは、10(秒)を示している。
Lt≧Lsでない、すなわちLt<Lsであると判断すると(ステップS38で「N」)、ステップS37に戻る。
【0071】
Mt≧Msでなければ(ステップS37で「N」)、ステップS38に移り、Lt≧Lsと判断すると(ステップS38で「Y」)、タイマLをリセットして(ステップS39)、ステップS35に戻り、位置検出の処理およびステップS36の所定範囲内か否かの判断処理を再度実行する。このようにするのは、ユーザが移動して所定範囲内に入ったか否かを再度確認するためである。これにより、所定値Ls(10秒)毎にその判断を行えるようになる。
【0072】
ステップS36において、ユーザAが所定範囲内に入ったと判断すると、ステップS40に移り、Mt≧Msか否かを判断する。Mt<Msであると判断すると(ステップS40で「N」)、Lt≧Lsか否かを判断する(ステップS41)。ここで、Lt<Lsであると判断すると(ステップS41で「N」)、ステップS40に戻る。
【0073】
Mt≧Msでなければ(ステップS40で「N」)、ステップS41に移り、Lt≧Lsと判断すると(ステップS41で「Y」)、タイマLをリセットして(ステップS42)、ステップS35に戻る。このように、ユーザAが所定範囲内に入ったことを一度判断しても、再度、位置検出を行うようにしているのは、ユーザAが所定範囲内に入った目的が、印刷物を取りに来たからではなく、別の用事で所定範囲内を通過しただけであったという場合も考えられるからである。そのような通過の場合には、ルーチンが次にステップS36に移ったときに、「N」と判断されて、ステップS38以降の処理がなされることになる。
【0074】
Mt≧Msと判断するまで、上記ステップS35〜S42までの処理が繰り返し行われ、ユーザAが所定範囲内に入っていないときに(ステップS36で「N」)、Mt≧Msと判断すると(ステップS37で「Y」)、タイマMをリセットして(ステップS43)、携帯端末6に対し印刷が終わっているから印刷物を取りに来て欲しい旨の警告通知を送信し(ステップS44)、そのプリントジョブをジョブ管理テーブル2042から削除して(ステップS45)、当該警告通知処理を終了する。
【0075】
警告通知を送信する警告通知手段としては、例えば携帯端末6の電話番号にダイヤルして携帯端末6と通信し、例えば印刷物を取りに来て欲しいの旨の音声によるメッセージや警告音を送信する構成が挙げられる。また、ジョブ管理テーブル2042の「メールアドレス」欄にメールアドレスが登録されている場合には、その旨を記載したメールを送信するという構成をとることもできる。
【0076】
一方、ユーザAが所定範囲内に入っているときに(ステップS36で「Y」)、Mt≧Msと判断すると(ステップS40で「Y」)、タイマMをリセットして(ステップS46)、警告を通知せずに(禁止して)、ステップS45に移る。
このように警告通知を禁止させる手段(警告通知禁止手段)を備える構成としているのは、次の理由による。すなわち、従来では、上記のようなシステムにおける画像形成装置は、受信したプリントジョブが終了した後、所定時間、例えば5分経過しても印刷物が排出トレイ上に残ったままであれば、プリントジョブを送信したクライアント端末のユーザに対し印刷物の取り忘れを示す旨の警告通知を送信するようにしており、これにより取り忘れの防止を図っていた。しかしながら、従来では所定時間経過すると必ず警告通知を送信する構成のため、印刷物を取る目的で画像形成装置のすぐ近くまで来ているユーザに対しても警告通知が送信されてしまい、そのようなユーザにとってはその警告は大変煩わしく不親切なものであり、結果的に無駄な警告になっていたからである。そこで、本実施の形態では、このような無駄な警告を出来るだけ少なくするという目的のため、ユーザが画像形成装置2の近くに来ている(所定範囲内に入っている)場合には、ユーザが印刷物を取りに来ている蓋然性が極めて高いと考え、そのような場合には警告通知を送信しないようにすることで、無駄な警告を減らすようにしているのである。
【0077】
なお、上記では、ユーザが所定範囲内に入った場合に警告通知をしないとしたが、例えばユーザが所定範囲内に入っている時間を計時する存在時間計時手段を設け、その計測された時間が所定時間以上の場合には、ユーザが印刷物を取りに来ているとして、警告を通知しないようにすることもできる。ユーザが所定範囲内に入っている時間が長いということは、印刷物を取りに来ている可能性が高いと考えられ、そうすると警告通知は必要ないことになるからである。ユーザが所定範囲内に入っている間の計時は、次のようにして行える。例えば、Lsを1秒にして、ステップS36において、連続して「Y」と判断される回数を数えるのである。Lsを1秒にすれば、Mt≧Msとなるまでは、1秒毎にステップS36の判断が行われることになるので、その回数を数えると実質的にユーザが所定範囲内に入っている時間を求めることができる。
【0078】
さらに、例えばユーザが所定範囲内に入り、かつ画像形成装置2に向かって来ている場合に警告を通知しない、換言すれば、所定範囲内に入っていてもある場所で留まっているような場合には警告通知を送信するという構成にすることもできる。
ユーザの中には、印刷物を取りに来たのではなく所用のため所定範囲内に入ったユーザもおり、そのようなユーザには警告通知が必要になることがあるからである。画像形成装置2に向かって来ているという条件を加えることで、本当に印刷物を取りに来たユーザに対してだけ警告通知を送信できる、すなわち警告通知が必要なユーザには警告通知を送信することができ、各ユーザにとって親切となる。ここで、ユーザの移動方向を検出する手段(移動方向検出手段)としては、Lsを微小時間、例えば1秒に設定し、1秒毎にユーザの位置を検出して前回と今回の位置の差分をとって行くことでユーザがどの方向に移動しているのかを求めるという構成とすることができる。そして、検出された移動方向の前方に画像形成装置2が位置している場合に、ユーザが画像形成装置2に向かっているとして警告通知をしないようにすればよい。
【0079】
(3.変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(3−1)上記第1、第2の実施の形態では、画像形成装置2は携帯端末6から位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて携帯端末6の位置を検出するとしたが、その位置検出の手段は上記に限定されない。
【0080】
例えば、画像形成装置2と携帯端末6を、Bluetooth規格、赤外線通信(IrDA(Infrared Data Association))、IEEE802.11などの無線通信方式による通信を可能にし、画像形成装置2が携帯端末6との離間距離を検出するという構成にすることもできる。具体的には、画像形成装置2において、携帯端末6からの受信電波の電界強度の値を計測することにより離間距離を求めるものである。電界強度の値と距離とを対応付けたテーブルを予め画像形成装置2に設けておけば、そのテーブルを参照することにより電界強度から離間距離を求めることが可能になる。また、携帯端末に対し、その携帯端末が受信した電波の電界強度の値を示すデータの送信を要求し、その携帯端末から送られて来る電波の電界強度の値と、自己(画像形成装置)がその携帯端末に出力した電波の電界強度の値との差分を計算し、その差分から距離を求める方法も考えられる。
【0081】
また、携帯端末6とのBluetooth等による通信において、携帯端末6から携帯端末6がGPSにより検出した位置情報を取得する構成としても良い。なお、位置情報の取得手段としては、GPSによるものに限られず、例えば携帯電話機の基地局を利用して携帯端末の位置を測位する方法等を用いることもできる。
(3−2)上記第2の実施の形態では、所定の範囲内を画像形成装置2から約3(m)の距離内としたが、これに限定されるものでないのはいうまでもない。また、その距離は画像形成装置2の設置環境等に応じて管理者等によって設定変更可能に構成されることが好ましい。例えば、画像形成装置2がユーザのデスク近辺に設置されているような場合には、ユーザが常時その通信領域内に入ったままになる恐れもあることから、その範囲を狭く、例えば50(cm)等とすればよく、逆に画像形成装置2が専用のコピー室等に設置されているような場合には、適当な範囲とすればよい。
【0082】
(3−3)上記第1、第2の実施の形態では、クライアント端末3等から送られて来るプリントジョブデータに、携帯端末を識別するための携帯端末ID(電話番号等)が付加されており、画像形成装置2は、その携帯端末IDを参照して携帯端末にダイアル等して通信するとしたが、例えば画像形成装置2に予め各携帯端末の電話番号等を内部のテーブル等に登録しておき、通信時に、相手先の携帯端末の電話番号等を当該テーブルから読み出してダイアル等するという構成にすることもできる。
【0083】
(3−4)上記第1、第2の実施の形態では、ネットワークとしては、LANに限られずインターネット、WAN(Wide Area Network)等の通信網とすることもでき、さらに有線、無線に限定されることもない。また、プリントデータをページ記述言語(PDL)で記述されたデータとしたが、プリントに用いられるべきデータであれば良く、例えばビットマップ形式のデータをプリントデータとして受信して、そのデータに基づいて画像形成を行う構成とすることもできる。
【0084】
(3−5)また、上記の各変形例を2もしくは3つ以上を組み合わせる構成としてもよい。
(3−6)上記第1、第2の実施の形態では、本発明にかかる画像形成装置をMFPとしたが、受信したプリントジョブを実行する装置であれば良く、例えば複写機、プリンタ等であっても良い。
【0085】
(3−7)本発明は、上記画像形成装置に限られず、上記の処理を実行する方法、その方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、およびそのプログラムをコンピュータで読取可能な記録媒体、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。なお、上記プログラムは、上記に説明した処理をコンピュータに実行させるための全てのモジュールを含んでいる必要はなく、例えば通信プログラムやOSに含まれるプログラムなど、別途にインストールすることができる各種汎用的なプログラムを利用して、本発明の各処理をコンピュータに実行させるようにしてもよい。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置は、プリントジョブの送信元のクライアント端末に対応する携帯端末の位置と、プリントジョブの終了後からの経過時間に基づいて、プリントジョブの印刷物の取り忘れを警告するか否かを判断するので、印刷物を取る目的で画像形成装置のすぐ近くまで来ているユーザに対しても警告通知を送信するというような無駄な警告を減らすことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における、画像形成装置2を含む画像処理システムの構成を示す図である。
【図2】画像形成装置2の構成を示す図である。
【図3】制御部100の回路構成を示すブロック図である。
【図4】携帯端末6の構成を示すブロック図である。
【図5】プリントジョブ送信処理の内容を示すフローチャートである。
【図6】終了通知処理の内容を示すフローチャートである。
【図7】ジョブ管理テーブル2041の構成例を示す図である。
【図8】終了通知時刻になるまで、位置検出が繰り返し実行されて行く様子を表わす模式図である。
【図9】ユーザと画像形成装置2との位置関係を説明するための模式図である。
【図10】第2の実施の形態における警告通知処理の内容を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態のジョブ管理テーブル2042の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 LAN
2 画像形成装置
3、4 クライアント端末
6、7 携帯端末
61 通信部
63、100 制御部
65 GPS回路
200、300、400、500 制御モジュール
2041、2042 ジョブ管理テーブル

Claims (4)

  1. クライアント端末とネットワーク接続され、クライアント端末から受信したプリントジョブを実行する画像形成装置であって、
    受信したプリントジョブの送信元のクライアント端末に対応する携帯端末の位置を検出する検出手段と、
    前記プリントジョブの終了後からの経過時間を計時する計時手段と、
    前記携帯端末の位置と前記プリントジョブの終了後からの経過時間とに基づいて、前記プリントジョブの印刷物取り忘れを、警告するか否かを判断する判断手段と、
    を備え
    前記判断手段は、
    前記携帯端末の位置が所定範囲内に入っており、かつ、前記プリントジョブの終了後からの経過時間が所定時間以上である場合に、前記警告をしないと判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. クライアント端末とネットワーク接続され、クライアント端末から受信したプリントジョブを実行する画像形成装置であって、
    受信したプリントジョブの送信元のクライアント端末に対応する携帯端末の位置を検出する検出手段と、
    前記プリントジョブの終了後からの経過時間を計時する計時手段と、
    前記携帯端末の位置と前記プリントジョブの終了後からの経過時間とに基づいて、前記プリントジョブの印刷物取り忘れを、警告するか否かを判断する判断手段と、
    を備え、
    前記判断手段は、
    所定時間以上になると計時時間がリセットされる第2の計時手段と、
    前記検出手段により検出された前記携帯端末の位置と前記第2の計時手段によるリセット回数とに基づいて、ユーザが所定範囲内に入っている存在時間を計時する存在時間計時手段とをさらに備え、前記存在時間が所定時間以上の場合には、前記警告をしないと判断することを特徴とする画像形成装置
  3. クライアント端末とネットワーク接続され、クライアント端末から受信したプリントジョブを実行する画像形成装置であって、
    受信したプリントジョブの送信元のクライアント端末に対応する携帯端末の位置を検出する検出手段と、
    前記プリントジョブの終了後からの経過時間を計時する計時手段と、
    前記携帯端末の位置と前記プリントジョブの終了後からの経過時間とに基づいて、前記プリントジョブの印刷物取り忘れを、警告するか否かを判断する判断手段と、
    を備え、
    前記判断手段は、
    所定時間以上になると計時時間がリセットされる第2の計時手段と、
    前記検出手段により検出された前記携帯端末の位置と前記第2の計時手段によるリセット回数とに基づいて、ユーザの移動方向を検出する移動方向検出手段をさらに備え、
    前記移動方向が前記画像形成装置に向かっている場合には、前記警告をしないと判断することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記検出手段は、所定の時間間隔で、前記携帯端末の位置を検出し、
    前記判断手段は、前記携帯端末の位置が検出される毎に、新たに検出された携帯端末の位置と前記プリントジョブの終了後からの経過時間とに基づいて、前記プリントジョブの印刷物取り忘れを、警告するか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
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