JP2016051364A - 端末、出力システム、それらの制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
この仕組みを利用すると、例えば、ある店舗でBeaconを発信し、顧客の移動型端末でその店舗のBeaconを検知すると、その距離に応じたセールス情報を通知するようなサービスを提供できる。
このように、ユーザが出力装置に出力させたことを忘れ放置していた場合、安全面、省エネルギー・コスト面、セキュリティ面で様々な問題が発生する可能性がある。
始めに、本発明の実施例1における出力システム1000の構成について説明する。
図1は、本発明の実施例1を示す出力システム1000の構成を例示する図である。
次に、出力システム1000を構成する各装置・各サーバのハードウェア構成について説明する。
図2は、出力システム1000を構成する各装置、および各サーバ群のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図2(a)において、CPU201は、記憶部であるROM203や外部メモリ211等に記憶されているプログラムに従って、システムバス220に接続される各デバイスを総括的に制御する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等としても機能している。ROM203は、各種プログラム及びデータを格納している。表示部I/F204は、表示部209への表示を制御している。操作部I/F205は、ボタン/タッチパネル/キーボード/ポインティングデバイス210からの入力を制御する。
図2(b)において、CPU231は、出力装置110の全体の動作を制御している。CPU231は、ROM233や外部メモリ241等に記憶されているプログラムに従って、システムバス250に接続される各デバイスを総括的に制御している。
次に、出力システム1000を構成する各装置、および各サーバ群のソフトウェア構成について説明する。
図3は、出力システム1000を構成する各装置、および各サーバ群のソフトウェア構成を示している。
なお、図3に示されている出力装置110のソフトウェア構成の各機能を実現するプログラムは、出力装置110のROM233や外部メモリ211に記憶されており、出力装置110のCPU231が必要に応じてRAM232にプログラムをロードし実行することで、これらの機能は実現される。
まず、Webアプリケーションサーバ群130が有する出力サービス330の機能について説明する。
出力サービス330は、通信部331、データ格納部332を有する。
図5(a)は、データ格納部332に格納されるデータの一例を示す図である。
データ格納部332に格納されるデータには、ユーザカウント(501)、パスワード(502)、出力装置アドレス(503)が含まれる。ユーザカウント(501)、パスワード(502)は、出力アプリケーション320が出力サービス330に接続する際に必要な認証情報であり、出力サービス330により発行され管理されているものである。出力装置アドレス(503)は、ユーザが管理する出力装置110に接続するためのアドレス情報であり、ネットワーク上で出力装置110を一意に特定できる情報である。この他にも、出力アプリケーション320の設定情報や、出力装置110のステータス情報等をデータ格納部332に格納してもよい(不図示)。これら情報は、情報処理装置120に出力アプリケーション320がインストールされるとき、もしくはインストール後にユーザの入力により設定される。
出力アプリケーション320は、ユーザインタフェース部321、サービス通信部322、制御部323、監視部324、データ格納部325を有する。
制御部323は、ユーザインタフェース部321、サービス通信部322、監視部324を制御して、出力サービス330に出力要求を送信する。
図5(b)は、データ格納部325に格納されているデータの一例を示す図である。
データ格納部325に格納されているデータには、出力アプリケーション320の出力設定(510)、監視設定(511)、監視時間(512)、出力サービスアドレス(513)が含まれる。
出力装置110は、サービス通信部310、出力制御部311、出力部312、識別情報発信部313を有する。
出力部312は、出力制御部311の指示に従い出力を行う。
識別情報発信部313は、出力装置110を識別可能なBeaconデータの発信を行う。
以上で各装置・各サーバ群が有する機能についての説明は終了する。
続いて、情報処理装置120の出力アプリケーション320が、出力装置110へ出力を行う処理について、図6Aを用いて説明する。
図6Aは、情報処理装置120の出力アプリケーション320が出力装置110へ出力を行う処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、情報処理装置120の外部メモリ211等に記憶されたプログラムを、必要に応じてRAM202に読み出してCPU201により実行することによって実現される。
図4Aは、ユーザが出力指示を行う画面の一例を示す図であり、ユーザインタフェース部321により表示される。
401は、現在の出力設定が表示されている。402〜404は、出力設定を変更するためのボタンである。405は、出力指示を行うためのボタンである。406は、現在の出力装置110の運転状況を表示するためのボタンであり、ボタン406が押下された場合、運転状況表示画面が表示される。運転状況表示画面の詳細については後述する。
次に、ステップS603において、サービス通信部322は、出力要求送信の結果として、出力サービス330から、出力装置110のBeaconデータの識別情報を取得する。Beaconデータの識別情報には、UUID、メジャー番号、マイナー番号、説明が含まれる。
UUID(520)は、出力装置を一意に識別可能なBeaconデータの識別情報である。メジャー番号(521)、マイナー番号(522)は、UUIDが同じ出力装置を識別するための番号である。名称(523)は、出力装置の名称である。
監視部324は、出力装置から発信されるBeaconデータのうち、上記S603で取得した識別情報と合致するものを検知すると、S611に処理を進める。
図5(d)は、Beaconデータと共に取得される距離情報の一例を示す図である。
UUID(530)、メジャー番号(531)、マイナー番号(532)、名称(533)は、図5(c)のUUID(520)、メジャー番号(521)、マイナー番号(522)、名称(523)と同様である。距離情報(534)は、情報処理装置120と出力装置110との距離を示す情報であり、Beaconデータ発信側と受信側、2点間の距離を示す。例えば"とても近い(Immediate)"、"近い(Near)"、"遠い(Far)"、"範囲外(Unknown)"といった距離を示す情報がBeaconデータ発信側と受信側、2点間の距離に応じて示される。距離情報の定義はハードウェアの能力やソフトウェアの仕様によりさまざま考えられる。例えば50cm以内="とても近い"、50cm〜6m="近い"、6m〜20m=遠い、20m=範囲外、といった具合に定義される。また、どの距離情報を示していれば「近い」と判断するかは、出力アプリケーション320の仕様次第である。本実施例では距離情報で50cm以内を表す"とても近い"が示された場合に「近い」と判断することとする。
図5(e)に示す例では、距離情報として、540は"範囲外"、541は"とても近い"、542は"近い"、543は"遠い"を示し、それぞれ監視時間(分)として、"60"、"Null(値なし)"、"10"、"20"が設定されている。
一方、監視時間を過ぎていると判断した場合(S612でYesの場合)、監視部324は、S613に処理を進める。
ステップS613では、監視部324は、ユーザインタフェース部321を介して、例えば図4Bに示すようなアラーム通知を行う。
図4Bに示すように、410にはアラーム内容が表示されている。411は監視を終了する指示を行うためのボタンである。412は出力装置110の運転状況を確認するためのボタンである。ボタン412が押下されると、図4Cに示すような運転状況表示画面が表示される。なお、図4BのUI画面に、運転の停止(出力指示に対応する出力の停止)等を行うためのボタン(出力停止ボタン)を設けてもよい。
図4Cに示すように、420には出力装置110の運転状況が表示されている。421は監視を終了する指示を行うためのボタンである。422は本画面を閉じるためのボタンである。なお、図4CのUI画面に、運転の停止(出力指示に対応する出力の停止)等を行うためのボタン(出力停止ボタン)を設けてもよい。図4B又は図4Cの出力停止ボタンが押下されると、出力アプリケーション320が、出力サービス330を介して、出力装置110に運転の停止を指示することができる。この指示を受けた出力装置110は、運転(出力)を停止する。このように、アラーム通知画面により、出力後の放置の通知、出力の継続の確認などのアラーム通知を行うことができる。
上記S613のアラーム通知の後、監視部324は、ステップS614において、監視を終了するかどうかを判断する。
図4B、図4Cの画面例で説明すると、ボタン411やボタン421が押下されたことを、ユーザインタフェース部321を介して検知すると、監視部324は、監視を終了すると判断し、これを検知しない間は監視を終了しないと判断する。
一方、監視を終了すると判断した場合(S614でYesの場合)、監視部324は、S615に処理を進め、監視処理を終了し、本フローチャートの処理を終了する。
また、別の形態として、上記S602で出力要求を送信したときに、監視を行うかどうかを選択させる形態も考えられる。
図4Dは、出力要求送信時に監視を行うかどうかを選択させる画面の一例を示す図であり、ユーザインタフェース部321により表示される。
430には出力要求を送信したことを示す情報が表示されている。431には出力装置110の監視を行うことを示す情報が表示されている。432は監視を行わないことを指示するためのボタンである。ボタン432が押下された場合は、監視を行わずに終了する。433は本画面を閉じるためのボタンである。
以上の処理により、上記効果に加え、出力状況によっては必要のない無駄な監視を抑えることができる。
また、別の形態として、監視を行うかどうかを出力アプリケーション320で予め設定しておく形態も考えられる。
440は監視を行うかどうかを設定するためのチェックボックスである。チェックボックス440が選択されている(チェックが入っている)場合は、以後の出力要求送信時に、出力装置の監視を行う。チェックボックス440が選択されていない場合は、以後の出力要求送信時に、出力装置の監視を行わない。441は本画面を閉じるためのボタンである。なお、この設定は、データ格納部325等に格納されているものとする。
以上の処理により、上記効果に加え、出力アプリケーションによっては必要のない無駄な監視を抑えることができる。
さらに、監視を行うかどうかの設定と合わせて、監視時間を任意に設定できる形態も考えられる。
図4Fは、出力アプリケーション320で任意の監視時間を設定する画面の一例を示す図であり、ユーザインタフェース部321により表示される。なお、図4Eと同一のものには同一の符号を付してある。
チェックボックス440の監視を行うかどうかの設定と合わせて、451に監視時間を設定するためのフィールドが設けられている。なお、この設定は、データ格納部325等に格納されているものとする。
以上の処理により、他の形態2の効果に加え、ユーザの所望の監視時間で監視を行うことができる。
以上で情報処理装置120の出力アプリケーション320が、出力装置110へ出力を行う処理についての説明を終了する。
続いて、出力装置110が、情報処理装置120、出力サービス330からの要求に従い出力を行う処理について、図6Bを用いて説明する。
図6Bは、出力装置110が情報処理装置120、出力サービス330からの要求に従い出力を行う処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、出力装置110の外部メモリ241等に記録されているプログラムを、必要に応じてRAM232に読み出してCPU231により実行することによって実現される。
そして、出力要求が送信されていないと判断した場合(S621でNoの場合)、サービス通信部310は、S621の処理を繰り返す。
一方、出力要求が送信されると判断した場合(S621でYesの場合)、サービス通信部310は、出力制御部311に対して出力サービス330の出力要求を送信し、S622に遷移する。
以上で出力装置110が、情報処理装置120、出力サービス330からの要求に従い出力を行う処理についての説明を終了する。
続いて、Webアプリケーションサーバ群130の出力サービス330が、情報処理装置120からの出力要求に従い出力を行う処理について、図6Cを用いて説明する。
図6Cは、Webアプリケーションサーバ群130の出力サービス330が情報処理装置120からの出力要求に従い出力を行う処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、Webアプリケーションサーバ群130を構成する装置の外部メモリ211等に記憶されたプログラムを、必要に応じてRAM202に読み出してCPU201により実行することによって実現される。
そして、接続要求を受信していないと判断した場合(S630でNoの場合)、通信部331は、S630の処理を繰り返す。
一方、接続要求を受信したと判断した場合(S630でYesの場合)、通信部331は、S631に処理を進める。
そして、出力要求を受信していないと判断した場合(S632でNoの場合)、通信部331は、S632の処理を繰り返す。
一方、出力要求を受信したと判断した場合(S632でYesの場合)、通信部331は、S633に処理を進める。
次に、ステップS634において、通信部331は、情報処理装置120からの出力要求の返信として、出力装置110から送信されるBeaconデータの識別情報を送信する。
以上でWebアプリケーションサーバ群130の出力サービス330が、情報処理装置120からの出力要求に従い出力を行う処理についての説明を終了する。
情報処理装置120の出力アプリケーション320が、出力装置110へ出力を行う処理について、図6Aを用いて説明したが、この別の形態について、図6Dを用いて説明する。
図6Dは、情報処理装置120の出力アプリケーション320が出力装置110へ出力を行う処理の別の形態を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、情報処理装置120の外部メモリ211等に記憶されたプログラムを、必要に応じてRAM202に読み出してCPU201により実行することによって実現される。
ステップS651において、出力アプリケーション320の監視部324は、S650で検知したBeaconデータと共に取得される距離情報に基づいて、情報処理装置120と出力装置110との距離情報を、データ格納部325に格納し履歴として記録する。
図5(f)に示す例では、550、551、552、553の順に新しい履歴として記録されており、それぞれ距離情報が"Unknown"、"Far"、"Near"、"Far"と記録されている。これら履歴情報は、上記S650で受信した出力装置110のBeaconデータに紐付いて記録されている。距離情報については、図6Aで説明した通りである。
次に、ステップS653において、監視部324は、出力指示を送信した後に経過した時間が、所定の監視時間を過ぎているかどうかを判断する。なお、監視時間を過ぎているかどうかの判断方法については、図6Aで説明した通りである。
そして、監視時間を過ぎていると判断した場合(S653でYesの場合)、監視部324は、S655に処理を進める。
ステップS654では、監視部324は、情報処理装置120が出力装置110に途中まで近づいてから遠ざかっているかを、上記S651で記録されている距離情報の履歴を元に判断する。図5(f)の例で説明すると、550、551、552では順に距離情報が近づいており、553で遠ざかっていると判断する。
一方、上記S654において、近づいてから遠ざかっていると判断した場合(S654でYesの場合)、と判断した場合、監視部324は、S655に処理を進める。
460にはアラーム内容が表示されている。461は監視を終了する指示を行うためのボタンである。
一方、監視を終了すると判断した場合(S655でYesの場合)、監視部324は、S657に処理を進め、監視処理を終了する。
以上で実施例1についての説明を終了する。
始めに、実施例2における出力システム2000の構成について説明する。
図7は、本発明の実施例2を示す出力システム2000の構成を例示する図である。
なお、図7に示す例では、情報発信装置730、情報処理装置720、出力装置710は一台ずつ記載されているが、複数台ずつあってもよい。
次に、出力システム2000を構成する各装置のハードウェア構成について説明する。
図8は、出力システム2000を構成する各装置のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図8(a)に示す、CPU801、RAM802、ROM803、表示部I/F804、操作部I/F805、外部メモリI/F806、拡張I/F808、表示部809、ボタン/タッチパネル/キーボード/ポインティングデバイス810、外部メモリ811、システムバス820は、図2(a)のCPU201、RAM202、ROM203、表示部I/F204、操作部I/F205、外部メモリI/F206、拡張I/F208、表示部209、ボタン/タッチパネル/キーボード/ポインティングデバイス210、外部メモリ211、システムバス220と同様であるので説明は省略する。
図8(b)に示す、CPU831、RAM832、ROM833、操作部I/F834、出力I/F835、外部メモリI/F836、拡張I/F838、操作部839、出力部840、外部メモリ841、システムバス850は、図2(b)のCPU231、RAM232、ROM233、操作部I/F234、出力I/F235、外部メモリI/F236、拡張I/F238、操作部239、出力部240、外部メモリ241、システムバス250と同様であるので説明は省略する。
図8(c)に示す、CPU861、RAM862、ROM863、システムバス870は、図2(a)のCPU201、RAM202、ROM203、システムバス220と同様であるので説明は省略する。
本実施例に記載している情報発信装置730の処理は、ROM863に記録されているプログラムを、必要に応じてRAM862に読み出してCPU861により実行することによって実現される。
次に、出力システム2000を構成する各装置のソフトウェア構成について説明する。
図9は、出力システム2000を構成する各装置のソフトウェア構成を例示する図である。
出力アプリケーション920は、出力装置710とデータ通信が可能であり、出力装置710に対して出力要求を送信することができる。また、出力アプリケーション920は、出力装置710に対して、情報発信装置730のBeaconデータの識別情報を送信する。出力アプリケーション920は、オペレーティングシステム(OS)上で動作しており、OSを制御することで通信I/F807や表示部I/F804を介してデータ通信や画面表示等が行われる。
また、情報発信装置730は、セキュリティカードのような装置としたが、同様の機能を実現できる携帯可能な装置であれば、どのような装置であってもよい。例えば、情報発信装置730は、スマートフォンなどの携帯端末でもよい。
まず、情報処理装置720が有する出力アプリケーション920の機能について説明する。
出力アプリケーション920は、ユーザインタフェース部921、出力処理部922、データ格納部923を有する。
ユーザインタフェース部921は、各種UI画面(例えば、出力装置710に出力指示を行う画面)の表示を行い、ユーザからの指示を受け付ける処理を行う。
データ格納部923には、出力アプリケーション920が使用するデータが格納されている。
図11に示すように、データ格納部923に格納されているデータには、出力装置アドレス(1101)、出力アプリケーション920の出力設定(1102)、UUID(1103)、メジャー番号(1104)、マイナー番号(1105)が含まれる。出力装置アドレス(1101)は、出力装置710に接続するためのアドレス情報であり、ネットワーク上で出力装置710を一意に特定できる情報である。出力設定(1102)は、出力アプリケーション920が出力要求を送信するときの設定情報である。UUID(1103)は、情報発信装置730を一意に識別可能なBeaconデータの識別情報である。メジャー番号、マイナー番号は、UUIDが同じ情報発信装置を区別するための番号である。これら情報は、出力アプリケーション920がインストールされるとき、もしくはインストール後にユーザの入力等により設定される。UUID、メジャー番号、マイナー番号は、情報発信装置730からP2P通信により取得して設定する形態も考えられるし、ユーザ情報に紐づけて管理している管理サーバ(不図示)から取得して設定する形態も考えられる。
出力装置710は、出力制御部911、出力部912、監視部913を有する。
出力制御部911は、出力部912、監視部913を制御して、情報処理装置720の要求に従い、出力と監視処理を行う。出力制御部911は、情報処理装置720との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、情報処理装置720とデータ通信を行うためのインタフェースに対応したものであり、情報処理装置720が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。
出力部912は、出力制御部911の指示に従い出力を行う。
情報発信装置730は、識別情報発信部930を有する。識別情報発信部930は、情報発信装置730を識別可能なBeaconデータの発信を行う。
以上で各装置が有する機能についての説明は終了する。
続いて、情報発信装置730がBeaconデータを発信する処理について、図12(a)を用いて説明する。
図12(a)は、情報発信装置730がBeaconデータを発信する処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、情報発信装置730のROM863等に記憶されたプログラムを、必要に応じてRAM862に読み出してCPU861により実行することによって実現される。
続いて、情報処理装置720の出力アプリケーション920が、出力装置710へ出力を行う処理について、図12(b)を用いて説明する。
図12(b)は、情報処理装置720の出力アプリケーション920が出力装置710へ出力を行う処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、情報処理装置720の外部メモリ811等に記憶されたプログラムを、必要に応じてRAM802に読み出してCPU801により実行することによって実現される。
次に、ステップS1213において、出力処理部922は、上記S1212で行ったステータス確認の結果、アラーム通知要求を受けたか否かを判断する。
ステップS1214では、出力処理部922は、ユーザインタフェース部921を介して、例えば図10(a)に示すようなアラーム通知を行う。
図10(a)に示すように、1001にアラーム内容が表示されている。
上記S1214のアラーム通知後、出力処理部922は、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS1215では、出力処理部922は、ステータス確認を終了するかどうかを判断する。なお、ステータス確認を終了するかどうかは、出力装置110に対するステータス確認の結果か、もしくはユーザインタフェース部921へのユーザの入力により判断する。
一方、ステータス確認を終了すると判断した場合(S1215でYesの場合)、出力処理部922は、本フローチャートの処理を終了する。
続いて、出力装置710が、情報処理装置720からの要求に従い出力を行う処理のフローについて、図12(c)を用いて説明する。
図12(c)は、出力装置710が情報処理装置720からの要求に従い出力を行う処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、出力装置710のROM833又は外部メモリ841等に記録されているプログラムを、必要に応じてRAM832に読み出してCPU831により実行することによって実現される。
そして、出力要求を受信していないと判断した場合(S1220でNoの場合)、出力制御部911は、ステップS1220の処理を繰り返す。
一方、出力要求を受信したと判断した場合(S1220でYesの場合)、出力制御部911は、ステップS1221に処理を進める。
そして、監視要求とBeaconデータの識別情報を受信していないと判断した場合(S1222でNoの場合)、出力制御部911は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、監視要求とBeaconデータの識別情報を受信したと判断した場合(S1222でYesの場合)、出力制御部911は、ステップS1230に処理を進める。
監視部913は、情報発信装置730から発信されるBeaconデータのうち、上記S1222で取得した識別情報と合致するものを検知すると、S1231に処理を進める。
ステップS1332では、監視部913は、上記S1221で出力を始めてから経過した時間が、所定の監視時間を過ぎているかどうかを判断する。なお、監視時間を過ぎているかどうかの判断方法については、実施例1の図6AのS612で説明した内容と同様である。
一方、監視時間を過ぎていると判断した場合(S1232でYesの場合)、監視部913は、は、S1233に処理を戻す。
1010には、メールの差出人、宛先、件名が表示されている。1011には、アラーム内容が表示されている。1012には、出力装置710のWebページへのリンクが表示されている。
上記S1233のアラーム通知の後、監視部913は、ステップS1234において、監視を終了するかどうかを判断する。なお、監視を終了するかどうかの判断は、情報処理装置720から送信される要求に従うか、出力装置710におけるユーザの指示に従う。
一方、監視を終了すると判断した場合(S1234でYesの場合)、監視部913は、S1235に処理を進め、監視処理を終了し、本フローチャートの処理を終了する。
以上で実施例2についての説明を終了する。
例えば、Webアプリケーションサーバ群130及び出力サービス330が含まれておらず、情報処理装置120の出力アプリケーション320が出力サービス330と同等の機能を備え、出力装置110に直接データ通信を行って出力を行う形態も考えられる。
以上の構成により、より少ない装置構成で、実施例1と同等の効果が得られる。
例えば、出力サービス330に、出力装置アドレスと共に出力装置110のBeaconデータの識別情報が紐付いて管理されており、出力アプリケーション320が出力サービス330からBeaconデータの識別情報を取得する形態も考えられる。
以上の構成により、実施例1と同等の効果が得られる。
以上の構成により、実施例2と同等の効果が得られる。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
Claims (14)
- 出力装置に対して出力指示を行う指示手段と、
前記出力指示に応じて、前記出力装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記出力装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視手段と、
前記監視の結果に従い、前記出力指示の必要性に関する警告を行う警告手段と、
を有することを特徴とする端末。 - 前記端末は、前記出力指示に応じて、前記出力装置から、前記通知に含まれる出力装置の識別情報を受信する受信手段をさらに有し、
前記監視手段は、該受信した識別情報に対応する通知に従う監視を行うことを特徴とする請求項1に記載の端末。 - 前記警告手段は、前記監視の結果、前記距離が規定値を満たすことなく、前記出力を行ってから前記距離における時間情報が示す時間が経過した場合に、前記警告を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末。
- 前記出力装置には、空気調和設備、及び画像出力装置の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の端末。
- 出力装置に対して出力指示を行う指示手段と、
前記出力指示に応じて、前記出力装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記出力装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視手段と、
前記監視の結果に従い、前記出力指示への必要性に関する警告を行う警告手段と、を有する端末と、
前記出力指示の受信に応じて、識別情報を応答する応答手段を有する出力装置と、を有することを特徴とする出力システム。 - 自装置の識別情報を含む通知を無線プロトコルに従って発信する発信手段を有する発信装置と、
受信した出力指示に従って出力を行う出力手段と、
前記出力指示に対応する前記発信装置の識別情報を取得する取得手段と、
前記発信装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記発信装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視手段と、
前記監視の結果に従い、前記出力指示の必要性に関する警告を行う警告手段と、を有する出力装置と、
を有することを特徴とする出力システム。 - 前記警告手段は、前記警告を前記出力指示の出力元に要求する、又は、前記出力指示に対応する宛先に警告メールを送信することを特徴とする請求項6に記載の出力システム。
- 前記出力指示の出力元と前記発信装置とが同一の装置であることを特徴とする請求項6又は7に記載の出力システム。
- 前記警告手段は、前記監視の結果、前記距離が規定値を満たすことなく、前記出力を行ってから前記距離における時間情報が示す時間が経過した場合に、前記警告を行うことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の出力システム。
- 前記出力装置には、空気調和設備、及び画像出力装置の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の出力システム。
- 端末の制御方法であって、
出力装置に対して出力指示を行う指示ステップと、
前記出力指示に応じて、前記出力装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記出力装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視ステップと、
前記監視の結果に従い、前記出力指示の必要性に関する警告を行う警告ステップと、
を有することを特徴とする制御方法。 - 端末と出力装置とを有する出力システムの制御方法であって、
前記端末が実行する、
出力装置に対して出力指示を行う指示ステップと、
前記出力指示に応じて、前記出力装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記出力装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視ステップと、
前記監視の結果に従い、前記出力指示への必要性に関する警告を行う警告ステップと、
前記出力装置が実行する、
前記出力指示の受信に応じて、識別情報を応答する応答ステップと、
を有することを特徴とする制御方法。 - 発信装置と出力装置とを有する出力システムの制御方法であって、
前記発信装置が実行する、
自装置の識別情報を含む通知を無線プロトコルに従って発信する発信ステップと、
前記出力装置が実行する、
受信した出力指示に従って出力を行う出力ステップと、
前記出力指示に対応する前記発信装置の識別情報を取得する取得ステップと、
前記発信装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記発信装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視ステップと、
前記監視の結果に従い、前記出力指示の必要性に関する警告を行う警告ステップと、
を有することを特徴とする制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至4のいずれか1項に記載される手段として機能させるためのプログラム。
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中道 理: ""iOS7の注目技術「iBeacon」、距離測位の割り切りで実現"", 日経エレクトロニクス, vol. 第1129号, JPN6018012951, 3 March 2014 (2014-03-03), pages 20 - 23, ISSN: 0003893677 * |
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