JP2016051364A - 端末、出力システム、それらの制御方法、及びプログラム - Google Patents

端末、出力システム、それらの制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが出力装置に出力させたことを忘れ放置していたとしても、そのことをユーザに気付かせ、出力の放置による安全面、省エネルギー・コスト面、セキュリティ面での問題を解決すること。【解決手段】情報処理装置120は、出力装置110に対して出力指示を行い、前記出力指示に応じて、出力装置110との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される出力装置110との距離と、該距離における時間情報とを監視し、監視の結果に従い、前記出力指示の必要性に関する警告を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、端末、出力システム、端末の制御方法、それらの制御方法、及びプログラムに関するものである。
クライアントから離れた場所の出力装置に対して出力指示を送信し、出力装置に出力させる機能が多く知られている。例えば、オフィスにおいては、パーソナルコンピュータ等の端末からネットワークを介してプリンタへ印刷指示を送信し、プリンタで印刷を行う機能が知られている。さらに近年、モバイル等の移動型端末からインターネット経由で自宅のエアコンに運転指示を送信し、エアコンに運転させる機能も提供されている。
一方、機器同士が直接通信するための通信技術のうち、省エネルギーでかつ、NFC等と比較して長距離の通信が可能な技術(例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy))を活用し、機器同士の距離に応じてさまざまなサービスを提供可能な仕組みが開発されている。なお、NFCは、Near Field Communicationの略称である。
例えば、Beacon(登録商標)は、発信機がBeaconと呼ばれる機器情報をBLEでブロードキャスト発信し、受信機は受信した機器情報と共に得られる距離情報に合わせてさまざまなサービスを提供することができる仕組みである。
この仕組みを利用すると、例えば、ある店舗でBeaconを発信し、顧客の移動型端末でその店舗のBeaconを検知すると、その距離に応じたセールス情報を通知するようなサービスを提供できる。
特許文献1では、クライアントが不使用状態の機器の位置情報を元に置き忘れを検知してユーザに通知する技術が開示されている。
特開2013−243587号公報
上述したような、クライアントから離れた場所の出力装置に対して出力させる機能を利用すると、出力装置に出力させたまま放置してしまう場合があり、これがさまざまな問題を引き起こしてしまう。
例えば、自宅のエアコンに運転させた後、忘れて自宅に帰らずにいた場合、連続運転により発火等の問題が発生する危険性があり、安全面で課題がある。また、誰もいない自宅で長時間運転させることにより電力を無駄に消費するという省エネルギーやコスト面での課題もある。
また、不特定多数の社員が出入りするオフィスのプリンタに出力物を出力した後、忘れて放置してしまった場合、放置した出力物を勝手に持ち出されてしまう可能性があるというセキュリティ面での課題がある。
このように、ユーザが出力装置に出力させたことを忘れ放置していた場合、安全面、省エネルギー・コスト面、セキュリティ面で様々な問題が発生する可能性がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、ユーザが出力装置に出力させたことを忘れ放置していたとしても、そのことをユーザに気付かせることができ、出力の放置による問題を解決することができる仕組みを提供することである。
本発明は、出力装置に対して出力指示を行う指示手段と、前記出力指示に応じて、前記出力装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記出力装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視手段と、前記監視の結果に従い、前記出力指示の必要性に関する警告を行う警告手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが出力装置に出力させたことを忘れ放置していたとしても、そのことをユーザに気付かせることができる。よって、出力の放置による安全面、省エネルギー・コスト面、セキュリティ面での問題を解決することができる。
実施例1における出力システムの構成図 実施例1の出力システムを構成する各装置のハードウェア構成図 実施例1の出力システムを構成する各装置のソフトウェア構成図 出力指示を行う画面を例示する図 アラーム通知画面を例示する図 運転状況表示画面を例示する図 監視の実行を選択する画面を例示する図 監視の実行を設定する画面を例示する図 監視時間を設定する画面を例示する図 アラーム通知画面を例示する図 実施例1の出力システムで用いる情報を例示する図 実施例1の出力アプリケーションの処理を例示するフローチャート 実施例1の出力装置の処理を例示するフローチャート 実施例1の出力サービスの処理を例示するフローチャート 実施例1の別形態の出力アプリケーションの処理を例示するフローチャート 実施例2における出力システムの構成図 実施例2の出力システムを構成する各装置のハードウェア構成図 実施例2の出力システムを構成する各装置のソフトウェア構成図 実施例2のUI画面を例示する図 実施例2のアプリケーション情報を例示する図 実施例2の出力システムにおける処理を例示するフローチャート
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<出力システムの構成>
始めに、本発明の実施例1における出力システム1000の構成について説明する。
図1は、本発明の実施例1を示す出力システム1000の構成を例示する図である。
出力システム1000は、情報処理装置120、出力装置110を含む。情報処理装置120、出力装置110は、ユーザ環境に配置された装置であり、ネットワーク100を介して互いに接続されている。ネットワーク100はインターネット101に接続されている。また、出力システム1000は、Webアプリケーションサーバ群130を含む。出力システム1000を構成する各装置、および各サーバ群は、インターネット101を介して接続可能であり、互いにデータ通信することができる。
情報処理装置120は、インターネット101への接続方法として通信102(例えば無線LAN通信)を使用できる端末である。加えて、情報処理装置120は、出力装置110が通信103により発信するデータを直接受信することが可能である。通信103は、例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy))を活用した通信(Beacon(登録商標))である。出力装置110がBeaconと呼ばれる機器情報をBLEでブロードキャスト発信し、情報処理装置120が受信した機器情報と共に得られる距離情報に基づいて処理を行う(詳細は後述する)。
なお、本実施例では、情報処理装置120、出力装置110は一台で構成されているが複数台あってもよい。また、Webアプリケーションサーバ群130は、複数台で構成されているが一台であってもよい。さらに、Webアプリケーションサーバ群130は、インターネット101を介さずにユーザ環境に配置され、ネットワーク100を介して情報処理装置120、出力装置110と接続されていてもよい。
また、情報処理装置120は、例えばスマートフォン等の携帯端末である。また、出力装置110は、空気調和設備(エアーコンディショナーなど)や、画像出力装置(プリンタ、テレビ等)の離れた場所からリモートにより電気的に何らかの出力が制御される装置である。
<ハードウェア構成>
次に、出力システム1000を構成する各装置・各サーバのハードウェア構成について説明する。
図2は、出力システム1000を構成する各装置、および各サーバ群のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図2(a)は、情報処理装置120、Webアプリケーションサーバ群130に含まれる各サーバのハードウェア構成の一例を示す。
図2(a)において、CPU201は、記憶部であるROM203や外部メモリ211等に記憶されているプログラムに従って、システムバス220に接続される各デバイスを総括的に制御する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等としても機能している。ROM203は、各種プログラム及びデータを格納している。表示部I/F204は、表示部209への表示を制御している。操作部I/F205は、ボタン/タッチパネル/キーボード/ポインティングデバイス210からの入力を制御する。
外部メモリI/F206は、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Disk)等の外部メモリ211とのアクセスを制御する。外部メモリ211は、保存又は、読み取り可能な記憶媒体として機能し、オペレーティングシステム(OS)、Webブラウザ、及び各種アプリケーションのプログラムや各種データが記憶されている。本実施例に記載されている処理は、外部メモリ211に記憶されているアプリケーション、及び各モジュール(ソフトウェア)のプログラムを、必要に応じてRAM202に読み出してCPU201により実行することによって実現される。
通信I/F207は、NIC212やP2P213の通信を制御している。NIC212は、ネットワークとの接続I/Fであり、ネットワークへの接続を可能とし、データの送受信を制御する。なお、NIC212は、この構成に限定されるものではなく、携帯網などへの通信を制御して無線基地局とのネットワークに接続可能であってもよい。P2P213は、P2P(peer to peer)通信の接続I/Fであり、P2P通信によるデータの送受信や、Beaconデータの受信を制御する。
本実施例で説明する情報処理装置120やWebアプリケーションサーバ群130の処理は、外部メモリ211等に記録されたプログラムを必要に応じてRAM202にロードし、CPU201が実行することによって実現されるものとする。なお、プログラムは、外部メモリ211以外にもRAM202やROM203にて記憶されてもよい。
図2(b)は、出力装置110のハードウェア構成の一例を示す。
図2(b)において、CPU231は、出力装置110の全体の動作を制御している。CPU231は、ROM233や外部メモリ241等に記憶されているプログラムに従って、システムバス250に接続される各デバイスを総括的に制御している。
RAM232は、CPU231の主メモリ、ワークエリア等として機能すると共に、入力情報展開領域、環境データ格納領域としても用いられる。また、このRAM232は、NVRAM(Non−volatile RAM:不揮発性RAM)領域も備えており、増設ポート(不図示)に接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。ROM233は、CPU231により実行される制御プログラム、及び各種データを記憶している。
操作部I/F234は、出力装置110の各種設定を行うための操作部239とのインタフェースを制御している。出力I/F235は、出力部240とのインタフェースを制御している。出力部240は、冷暖房出力や画像出力等を行う。外部メモリI/F236は、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Disk)等の外部メモリ241とのアクセスを制御する。通信I/F237は、NIC242やBeacon243の通信を制御している。
NIC242は、ネットワークとの接続I/Fであり、Webアプリケーションサーバ群130との間でのデータの送受信を制御する。Beacon243は、Beaconデータ発信用I/Fであり、出力装置110を識別可能なBeaconデータの発信を制御する。通信I/F237は、ウェブサービスプロトコルなど実施環境に適した実装を備える。本実施例で説明する出力装置110の処理は、外部メモリ241等に記録されているプログラムを、必要に応じてRAM232に読み出してCPU231により実行することによって実現される。なお、プログラムは、外部メモリ241以外にもRAM232やROM233にて記憶されてもよい。
<ソフトウェア構成>
次に、出力システム1000を構成する各装置、および各サーバ群のソフトウェア構成について説明する。
図3は、出力システム1000を構成する各装置、および各サーバ群のソフトウェア構成を示している。
Webアプリケーションサーバ群130は、複数台のサーバを仮想化して1台のサーバとみなし、その1台のサーバで出力サービス330の機能を実現している。なお、Webアプリケーションサーバ群130は、その1台のサーバ内に複数のヴァーチャルマシンを起動し、各々のヴァーチャルマシンに対して出力サービス330の機能を実現させている。図3に示す出力サービス330は、ヴァーチャルマシンの1台を示したものである。出力サービス330は、情報処理装置120、出力装置110とデータ通信が可能であり、情報処理装置120の要求に従い出力装置110に出力要求を送信する。
なお、出力サービス330の各機能を実現するプログラムは、Webアプリケーションサーバ群130を構成する装置のROM203や外部メモリ211に記憶されており、該装置のCPU201が必要に応じてRAM202にプログラムをロードし実行することで、これらの機能は実現される。
情報処理装置120は、出力アプリケーション320を有している。出力アプリケーション320は、出力サービス330とデータ通信が可能であり、アプリケーションが動作するために使用するデータの送受信を行う。また、出力アプリケーション320は、出力装置110に対する出力要求を出力サービス330に送信することができる。また、出力アプリケーション320は、出力装置110から発信されるBeaconデータを受信することで、出力装置110の監視を行う。出力アプリケーション320はオペレーティングシステム(OS)上で動作しており、OSを制御することで通信I/F207や表示部I/F204を介してデータ通信や画面表示等が行われる。
なお、出力アプリケーション320の各機能を実現するプログラムは、情報処理装置120のROM203や外部メモリ211に記憶されており、情報処理装置120のCPU201が必要に応じてRAM202にプログラムをロードし実行することで、これらの機能は実現される。
出力装置110は、情報処理装置120の出力アプリケーション320から出力サービス330を介して送信される出力要求に応答し、出力を行う。また、出力装置110を識別可能なBeaconデータの発信を行う。
なお、図3に示されている出力装置110のソフトウェア構成の各機能を実現するプログラムは、出力装置110のROM233や外部メモリ211に記憶されており、出力装置110のCPU231が必要に応じてRAM232にプログラムをロードし実行することで、これらの機能は実現される。
以下、各装置・各サーバ群が有する機能について説明する。
まず、Webアプリケーションサーバ群130が有する出力サービス330の機能について説明する。
出力サービス330は、通信部331、データ格納部332を有する。
通信部331は、情報処理装置120、出力装置110との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、情報処理装置120、出力装置110とデータ通信を行うためのインタフェースに対応したものであり、情報処理装置120、出力装置110が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。通信部331は、データ格納部332から情報処理装置120の出力アプリケーション320が使用するデータを取得し、出力アプリケーション320に送信する。また、出力アプリケーション320から送信されるデータをデータ格納部332に格納する。さらに、出力アプリケーション320の要求に従い、出力装置110に出力要求を送信する。
データ格納部332は、情報処理装置120の出力アプリケーション320が使用するデータを格納している。
図5(a)は、データ格納部332に格納されるデータの一例を示す図である。
データ格納部332に格納されるデータには、ユーザカウント(501)、パスワード(502)、出力装置アドレス(503)が含まれる。ユーザカウント(501)、パスワード(502)は、出力アプリケーション320が出力サービス330に接続する際に必要な認証情報であり、出力サービス330により発行され管理されているものである。出力装置アドレス(503)は、ユーザが管理する出力装置110に接続するためのアドレス情報であり、ネットワーク上で出力装置110を一意に特定できる情報である。この他にも、出力アプリケーション320の設定情報や、出力装置110のステータス情報等をデータ格納部332に格納してもよい(不図示)。これら情報は、情報処理装置120に出力アプリケーション320がインストールされるとき、もしくはインストール後にユーザの入力により設定される。
次に、情報処理装置120が有する出力アプリケーション320の機能について説明する。
出力アプリケーション320は、ユーザインタフェース部321、サービス通信部322、制御部323、監視部324、データ格納部325を有する。
ユーザインタフェース部321は、画面表示を行い、ユーザからの指示を受け付ける処理を行う。
制御部323は、ユーザインタフェース部321、サービス通信部322、監視部324を制御して、出力サービス330に出力要求を送信する。
サービス通信部322は、制御部323の指示に従い、出力サービス330と通信を行う。サービス通信部322は、出力サービス330との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、出力サービス330とデータ通信を行うためのインタフェースに対応したものであり、出力サービス330が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。
監視部324は、制御部323の指示に従い、出力装置110から発信されるBeaconデータの監視を行う。監視部324は、出力装置110との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、出力装置110が有する通信モジュールから発信されるBeaconデータを受信するためのインタフェースに対応したものである。
データ格納部325には、出力アプリケーション320が使用するデータが格納されている。
図5(b)は、データ格納部325に格納されているデータの一例を示す図である。
データ格納部325に格納されているデータには、出力アプリケーション320の出力設定(510)、監視設定(511)、監視時間(512)、出力サービスアドレス(513)が含まれる。
出力設定(510)は、出力アプリケーション320が出力要求を送信するときの設定情報である。監視設定(511)は、出力装置110の監視を行うかどうかの設定である。監視時間(512)は、出力アプリケーション320が監視を行うときの監視時間である。出力サービスアドレス(513)は、出力サービス330に接続するための接続先アドレスであり、ネットワーク上で出力サービス330を一意に特定できる情報である。これら情報は、出力アプリケーション320がインストールされるとき、もしくはインストール後にユーザの入力により設定される。
次に、出力装置110が有する機能について説明する。
出力装置110は、サービス通信部310、出力制御部311、出力部312、識別情報発信部313を有する。
サービス通信部310は、出力制御部311の指示に従い出力サービス330と通信を行う。サービス通信部310は、出力サービス330との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、出力サービス330とデータ通信を行うためのインタフェースに対応したものであり、出力サービス330が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。
出力制御部311は、サービス通信部310、出力部312を制御して出力サービス330の要求に従い出力を行う。
出力部312は、出力制御部311の指示に従い出力を行う。
識別情報発信部313は、出力装置110を識別可能なBeaconデータの発信を行う。
以上で各装置・各サーバ群が有する機能についての説明は終了する。
<出力アプリケーション320の処理>
続いて、情報処理装置120の出力アプリケーション320が、出力装置110へ出力を行う処理について、図6Aを用いて説明する。
図6Aは、情報処理装置120の出力アプリケーション320が出力装置110へ出力を行う処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、情報処理装置120の外部メモリ211等に記憶されたプログラムを、必要に応じてRAM202に読み出してCPU201により実行することによって実現される。
まず、ステップS601において、出力アプリケーション320のユーザインタフェース部321が、ユーザから出力装置へ出力するための出力指示を受け取る。
図4Aは、ユーザが出力指示を行う画面の一例を示す図であり、ユーザインタフェース部321により表示される。
401は、現在の出力設定が表示されている。402〜404は、出力設定を変更するためのボタンである。405は、出力指示を行うためのボタンである。406は、現在の出力装置110の運転状況を表示するためのボタンであり、ボタン406が押下された場合、運転状況表示画面が表示される。運転状況表示画面の詳細については後述する。
ボタン405が押下されることで出力指示を受け取ると、ユーザインタフェース部321は、該出力指示を制御部323に送信する。出力指示を受信したことに応じて、制御部323は、データ格納部325から出力サービス330の接続先アドレスと出力設定を取得し、サービス通信部322に出力指示と共に送信する。これに応じて、サービス通信部322は、取得した接続先アドレスを元に、出力サービス330へ接続する。なお、出力サービス330へ接続する際には、認証処理を行う。認証処理は、ユーザインタフェース部321に入力されるユーザカウント・パスワードを使用して行う。以前認証済みであれば、データ格納部325にユーザカウント・パスワードを保存しておき、その情報を使用して行ってもよい。ユーザカウント・パスワードは、出力サービス330が発行し管理しているものである。認証に成功すると、出力サービス330への接続に成功する。
出力サービス330へ接続すると、ステップS602において、サービス通信部322が、出力サービス330に対して、出力設定を含む出力要求を送信する。
次に、ステップS603において、サービス通信部322は、出力要求送信の結果として、出力サービス330から、出力装置110のBeaconデータの識別情報を取得する。Beaconデータの識別情報には、UUID、メジャー番号、マイナー番号、説明が含まれる。
図5(c)は、図6のS603で取得するBeaconデータの識別情報の一例を示す図である。
UUID(520)は、出力装置を一意に識別可能なBeaconデータの識別情報である。メジャー番号(521)、マイナー番号(522)は、UUIDが同じ出力装置を識別するための番号である。名称(523)は、出力装置の名称である。
次に、ステップS610において、制御部323は、サービス通信部322から出力装置110のBeaconデータの識別情報を受け取ると、その識別情報と共に監視部324に監視指示を送信する。監視部324は、この監視指示を受け取ると、監視処理を行う。監視処理は、出力装置から発信されるBeaconデータのうち、上記S603で取得した識別情報と合致するものを検知することにより行う。図5(c)の例で説明すると、受信したBeaconデータに、UUID="gh38fg439・・・"と合致する識別情報が含まれていると、そのBeaconデータを検知する。
監視部324は、出力装置から発信されるBeaconデータのうち、上記S603で取得した識別情報と合致するものを検知すると、S611に処理を進める。
ステップS611では、監視部324は、検知したBeaconデータと共に取得される距離情報を元に、出力装置110との距離が近いかどうかを判断する。
図5(d)は、Beaconデータと共に取得される距離情報の一例を示す図である。
UUID(530)、メジャー番号(531)、マイナー番号(532)、名称(533)は、図5(c)のUUID(520)、メジャー番号(521)、マイナー番号(522)、名称(523)と同様である。距離情報(534)は、情報処理装置120と出力装置110との距離を示す情報であり、Beaconデータ発信側と受信側、2点間の距離を示す。例えば"とても近い(Immediate)"、"近い(Near)"、"遠い(Far)"、"範囲外(Unknown)"といった距離を示す情報がBeaconデータ発信側と受信側、2点間の距離に応じて示される。距離情報の定義はハードウェアの能力やソフトウェアの仕様によりさまざま考えられる。例えば50cm以内="とても近い"、50cm〜6m="近い"、6m〜20m=遠い、20m=範囲外、といった具合に定義される。また、どの距離情報を示していれば「近い」と判断するかは、出力アプリケーション320の仕様次第である。本実施例では距離情報で50cm以内を表す"とても近い"が示された場合に「近い」と判断することとする。
そして、上記S611において、監視部324は、出力装置110との距離が近い("とても近い")と判断した場合(S611でYesの場合)、S615に処理を進め、監視処理を終了し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S611において、監視部324は、出力装置110との距離が近くない("近い"、"遠い"又は"範囲外")と判断した場合(S611でNoの場合)、S612に処理を進める。
ステップS612では、監視部324は、上記S610で出力指示を送信した後に経過した時間が、所定の監視時間を過ぎているかどうかを判断する。なお、所定の監視時間は、前述の図5(b)の監視時間512で説明したように出力アプリケーション320で予め設定された固定値であってもよいし、別の形態として、情報処理装置120と出力装置110との距離に応じて設定される値であってもよい。
図5(e)は、情報処理装置120と出力装置110との距離に応じて設定される監視時間のリストの一例を示す図である。
図5(e)に示す例では、距離情報として、540は"範囲外"、541は"とても近い"、542は"近い"、543は"遠い"を示し、それぞれ監視時間(分)として、"60"、"Null(値なし)"、"10"、"20"が設定されている。
上記S612において、まだ監視時間を過ぎていないと判断した場合(S612でNoの場合)、監視部324は、S610に処理を戻す。
一方、監視時間を過ぎていると判断した場合(S612でYesの場合)、監視部324は、S613に処理を進める。
ステップS613では、監視部324は、ユーザインタフェース部321を介して、例えば図4Bに示すようなアラーム通知を行う。
図4Bは、ユーザインタフェース部321により表示されるアラーム通知画面の一例を示す図である。
図4Bに示すように、410にはアラーム内容が表示されている。411は監視を終了する指示を行うためのボタンである。412は出力装置110の運転状況を確認するためのボタンである。ボタン412が押下されると、図4Cに示すような運転状況表示画面が表示される。なお、図4BのUI画面に、運転の停止(出力指示に対応する出力の停止)等を行うためのボタン(出力停止ボタン)を設けてもよい。
図4Cは、ユーザインタフェース部321により表示される運転状況表示画面の一例を示す図である。
図4Cに示すように、420には出力装置110の運転状況が表示されている。421は監視を終了する指示を行うためのボタンである。422は本画面を閉じるためのボタンである。なお、図4CのUI画面に、運転の停止(出力指示に対応する出力の停止)等を行うためのボタン(出力停止ボタン)を設けてもよい。図4B又は図4Cの出力停止ボタンが押下されると、出力アプリケーション320が、出力サービス330を介して、出力装置110に運転の停止を指示することができる。この指示を受けた出力装置110は、運転(出力)を停止する。このように、アラーム通知画面により、出力後の放置の通知、出力の継続の確認などのアラーム通知を行うことができる。
以下、図6Aのフローチャートの説明に戻る。
上記S613のアラーム通知の後、監視部324は、ステップS614において、監視を終了するかどうかを判断する。
図4B、図4Cの画面例で説明すると、ボタン411やボタン421が押下されたことを、ユーザインタフェース部321を介して検知すると、監視部324は、監視を終了すると判断し、これを検知しない間は監視を終了しないと判断する。
そして、監視を終了しないと判断した場合(S614でNoの場合)、監視部324は、S610に処理を戻し、監視を継続する。
一方、監視を終了すると判断した場合(S614でYesの場合)、監視部324は、S615に処理を進め、監視処理を終了し、本フローチャートの処理を終了する。
以上の処理により、出力アプリケーション320の監視部324は、出力装置110との間で通信される無線プロトコルに従う通知(例えば、出力装置110から発信されるBeaconデータの受信)に従って、Beaconデータから特定される出力装置110との距離と、該距離における時間情報とを監視する。そして、監視の結果、前記距離が規定値を満たすことなく("とても近い"になることなく)、前記出力を行ってから前記距離における時間情報が示す時間が経過した場合に、前記出力指示の必要性に関する警告を行う。例えば、出力をしたまま忘れていないか、出力の継続が必要であるか等の警告を行う。このような構成により、ユーザが出力装置に出力させた後に忘れていても気付くことができるようになり、出力後の放置による安全面、省エネルギー・コスト面、セキュリティ面での課題を解決することができる。
<出力アプリケーション320の別の形態1>
また、別の形態として、上記S602で出力要求を送信したときに、監視を行うかどうかを選択させる形態も考えられる。
図4Dは、出力要求送信時に監視を行うかどうかを選択させる画面の一例を示す図であり、ユーザインタフェース部321により表示される。
430には出力要求を送信したことを示す情報が表示されている。431には出力装置110の監視を行うことを示す情報が表示されている。432は監視を行わないことを指示するためのボタンである。ボタン432が押下された場合は、監視を行わずに終了する。433は本画面を閉じるためのボタンである。
即ち、図6AのS602の後、制御部323は、ユーザインタフェース部321を介して、図4Dに示すような画面を表示し、監視を行うか否かの指示の入力をユーザに促す。そして、監視を行うか否かの指示を受け取ると、制御部323は、該指示に基づいて監視を行うか否かを判断する。そして、監視を行わないと判断した場合には、制御部323は、図6Aのフローチャートの処理を終了する。一方、監視を行うと判断した場合には、制御部323は、S603に処理を進める。
以上の処理により、上記効果に加え、出力状況によっては必要のない無駄な監視を抑えることができる。
<出力アプリケーション320の別の形態2>
また、別の形態として、監視を行うかどうかを出力アプリケーション320で予め設定しておく形態も考えられる。
図4Eは、出力アプリケーション320で監視を行うかどうかを設定するための画面の一例を示す図であり、ユーザインタフェース部321により表示される。
440は監視を行うかどうかを設定するためのチェックボックスである。チェックボックス440が選択されている(チェックが入っている)場合は、以後の出力要求送信時に、出力装置の監視を行う。チェックボックス440が選択されていない場合は、以後の出力要求送信時に、出力装置の監視を行わない。441は本画面を閉じるためのボタンである。なお、この設定は、データ格納部325等に格納されているものとする。
即ち、図6AのS602の後、制御部323は、データ格納部325等から上記監視を行うかどうかの設定を取得し、該設定に基づいて監視を行うか否かを判断する。そして、監視を行うと判断した場合には、制御部323は、S603に処理を進める。一方、監視を行わないと判断した場合には、制御部323は、図6Aのフローチャートの処理を終了する。
以上の処理により、上記効果に加え、出力アプリケーションによっては必要のない無駄な監視を抑えることができる。
<出力アプリケーション320の別の形態3>
さらに、監視を行うかどうかの設定と合わせて、監視時間を任意に設定できる形態も考えられる。
図4Fは、出力アプリケーション320で任意の監視時間を設定する画面の一例を示す図であり、ユーザインタフェース部321により表示される。なお、図4Eと同一のものには同一の符号を付してある。
チェックボックス440の監視を行うかどうかの設定と合わせて、451に監視時間を設定するためのフィールドが設けられている。なお、この設定は、データ格納部325等に格納されているものとする。
即ち、別の形態2の場合と同様に、図6AのS602の後、制御部323は、データ格納部325等から上記監視を行うかどうかの設定および監視時間の設定を取得し、該設定に基づいて監視を行うか否かを判断する。そして、監視を行わないと判断した場合には、制御部323は、図6Aのフローチャートの処理を終了する。一方、監視を行うと判断した場合には、制御部323は、S603に処理を進める。なお、S612では、監視部324は、上記データ格納部325等から取得した設定に含まれる監視時間の設定に基づいて、規定時間の経過を判断する。
以上の処理により、他の形態2の効果に加え、ユーザの所望の監視時間で監視を行うことができる。
以上で情報処理装置120の出力アプリケーション320が、出力装置110へ出力を行う処理についての説明を終了する。
<出力装置110の処理>
続いて、出力装置110が、情報処理装置120、出力サービス330からの要求に従い出力を行う処理について、図6Bを用いて説明する。
図6Bは、出力装置110が情報処理装置120、出力サービス330からの要求に従い出力を行う処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、出力装置110の外部メモリ241等に記録されているプログラムを、必要に応じてRAM232に読み出してCPU231により実行することによって実現される。
まず、ステップS620において、出力装置110の識別情報発信部313は、出力装置110を識別可能なBeaconデータを発信する。Beaconデータについては図6Aで説明した通りである。Beaconデータの発信は処理が終了するまで継続する。
次に、ステップS621において、サービス通信部310は、出力サービス330の通信部331に対して定期的にポーリングを行い、出力要求が送信されるかどうかを判断する。
そして、出力要求が送信されていないと判断した場合(S621でNoの場合)、サービス通信部310は、S621の処理を繰り返す。
一方、出力要求が送信されると判断した場合(S621でYesの場合)、サービス通信部310は、出力制御部311に対して出力サービス330の出力要求を送信し、S622に遷移する。
ステップS622では、出力制御部311は、サービス通信部310から出力サービス330の出力要求を受信し、該受信した出力要求に従い、出力部312に出力指示を送信する。出力部312は、受信した出力指示に従い出力を行う。
次に、ステップS623において、出力制御部311は、識別情報発信部313から出力装置110が発信するBeaconデータの識別情報を取得し、サービス通信部310を介して、出力サービス330に送信する。Beaconデータの識別情報については図6Aで説明した通りである。そして、本フローチャートの処理を終了する。
以上で出力装置110が、情報処理装置120、出力サービス330からの要求に従い出力を行う処理についての説明を終了する。
<出力サービス330の処理>
続いて、Webアプリケーションサーバ群130の出力サービス330が、情報処理装置120からの出力要求に従い出力を行う処理について、図6Cを用いて説明する。
図6Cは、Webアプリケーションサーバ群130の出力サービス330が情報処理装置120からの出力要求に従い出力を行う処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、Webアプリケーションサーバ群130を構成する装置の外部メモリ211等に記憶されたプログラムを、必要に応じてRAM202に読み出してCPU201により実行することによって実現される。
まず、ステップS630において、通信部331は、情報処理装置120の出力アプリケーション320から接続要求を受信したか否かを判断する。
そして、接続要求を受信していないと判断した場合(S630でNoの場合)、通信部331は、S630の処理を繰り返す。
一方、接続要求を受信したと判断した場合(S630でYesの場合)、通信部331は、S631に処理を進める。
ステップS631では、通信部331は、認証処理を行う。認証処理は、出力アプリケーション320から送信されるユーザカウント・パスワードを、データ格納部332に格納されているユーザカウント・パスワードと照合することにより行う。ユーザカウント・パスワードは、出力サービス330が発行し管理しているものである。そして、認証に成功すると、通信部331は、S632に処理を進める。
ステップS632では、通信部331は、出力アプリケーション320から出力要求を受信したか否かを判断する。
そして、出力要求を受信していないと判断した場合(S632でNoの場合)、通信部331は、S632の処理を繰り返す。
一方、出力要求を受信したと判断した場合(S632でYesの場合)、通信部331は、S633に処理を進める。
ステップS633では、通信部331は、出力装置110に出力要求を送信する。なお、出力装置110の接続先アドレスは、データ格納部332に格納されている。データ格納部332に格納されている情報については前述の通りである。
次に、ステップS634において、通信部331は、情報処理装置120からの出力要求の返信として、出力装置110から送信されるBeaconデータの識別情報を送信する。
以上でWebアプリケーションサーバ群130の出力サービス330が、情報処理装置120からの出力要求に従い出力を行う処理についての説明を終了する。
<出力アプリケーション320の別の形態4>
情報処理装置120の出力アプリケーション320が、出力装置110へ出力を行う処理について、図6Aを用いて説明したが、この別の形態について、図6Dを用いて説明する。
図6Dは、情報処理装置120の出力アプリケーション320が出力装置110へ出力を行う処理の別の形態を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、情報処理装置120の外部メモリ211等に記憶されたプログラムを、必要に応じてRAM202に読み出してCPU201により実行することによって実現される。
S640〜S650は、図6AのS601〜S610と同様であるので説明を省略する。
ステップS651において、出力アプリケーション320の監視部324は、S650で検知したBeaconデータと共に取得される距離情報に基づいて、情報処理装置120と出力装置110との距離情報を、データ格納部325に格納し履歴として記録する。
図5(f)は、記録されている距離情報の履歴の一例を示す図である。
図5(f)に示す例では、550、551、552、553の順に新しい履歴として記録されており、それぞれ距離情報が"Unknown"、"Far"、"Near"、"Far"と記録されている。これら履歴情報は、上記S650で受信した出力装置110のBeaconデータに紐付いて記録されている。距離情報については、図6Aで説明した通りである。
次に、S652は、図6AのS611と同様である。
次に、ステップS653において、監視部324は、出力指示を送信した後に経過した時間が、所定の監視時間を過ぎているかどうかを判断する。なお、監視時間を過ぎているかどうかの判断方法については、図6Aで説明した通りである。
そして、監視時間を過ぎていると判断した場合(S653でYesの場合)、監視部324は、S655に処理を進める。
一方、まだ監視時間を過ぎていないと判断した場合(S653でNoの場合)、監視部324は、S654に処理を進める。
ステップS654では、監視部324は、情報処理装置120が出力装置110に途中まで近づいてから遠ざかっているかを、上記S651で記録されている距離情報の履歴を元に判断する。図5(f)の例で説明すると、550、551、552では順に距離情報が近づいており、553で遠ざかっていると判断する。
そして、上記S654において、近づいてから遠ざかっていると判断しなかった場合(S654でNoの場合)、と判断した場合、監視部324は、S650に処理を戻す。
一方、上記S654において、近づいてから遠ざかっていると判断した場合(S654でYesの場合)、と判断した場合、監視部324は、S655に処理を進める。
ステップS655では、監視部324は、ユーザインタフェース部321を介して、図4Gに示すような、アラーム通知を行う。
図4Gは、ユーザインタフェース部321により表示されるアラーム通知画面の一例を示す図である。
460にはアラーム内容が表示されている。461は監視を終了する指示を行うためのボタンである。
上記S655のアラーム通知の後、監視部324は、ステップS656において、監視を終了するかどうかを判断する。図4Gの例で説明すると、ボタン461が押下されたことを、ユーザインタフェース部321を介して検知すると、監視部324は、監視を終了すると判断し、これを検知しない間は監視を終了しないと判断する。
そして、監視を終了しないと判断した場合(S656でNoの場合)、監視部324は、S650に処理を戻し、監視を継続する。
一方、監視を終了すると判断した場合(S655でYesの場合)、監視部324は、S657に処理を進め、監視処理を終了する。
以上に示したように、ユーザが出力装置110に出力指示を行った後、出力装置110に近づいてから遠ざかった場合には、規定時間の経過前でもアラーム通知を行うことができ、ユーザが出力装置に出力させた後に忘れていることを効率的に警告してユーザに気付かせることができるようになり、出力後の放置による安全面、省エネルギー・コスト面、セキュリティ面での課題を解決することができる。
以上示したように、実施例1では、出力装置110に対する出力指示に応じて、出力装置110との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される出力装置110との距離と、該距離における時間情報とを監視し、該監視の結果に従い(例えば、出力装置110との距離が所定距離以内を満たさず該距離における時間が経過すると)、前記出力指示の必要性に関する警告(アラーム通知)を行う。例えば、出力後の放置の通知、出力の継続の確認などのアラーム通知を行う。この構成により、ユーザは出力装置に出力させた後忘れていても気付くことができるようになり、以下に示すような、出力指示後の放置による安全面、省エネルギー・コスト面、セキュリティ面での課題を解決することができる。例えば、ユーザが離れた場所の出力装置に対して出力させる機能を利用すると、出力したまま放置してしまう場合があり、例えば自宅のエアーコンディショナーに運転させた後、忘れて自宅に帰らずにいた場合、連続運転により発火等の問題が発生する危険性(安全面で課題)がある。また、誰もいない自宅で長時間運転させることにより電気を消費してしまう可能性(省エネルギー・コスト面での課題)がある。また、不特定多数の社員が出入りするオフィスのプリンタに出力物を出力した後、忘れて放置してしまった場合、放置した出力物を勝手に持ち出される可能性(セキュリティ面での課題)があるが、これらの課題を解決することができる。
以上で実施例1についての説明を終了する。
上記実施例1では、出力装置が発信するBeaconデータを元に、情報処理装置が出力装置の監視を行う形態について説明した。実施例2では、情報発信装置が発信するBeaconデータを元に、出力装置が情報発信装置の監視を行う形態について説明する。なお、情報発信装置とは、セキュリティカードのようなユーザが携帯可能な装置である。
<出力システムの構成>
始めに、実施例2における出力システム2000の構成について説明する。
図7は、本発明の実施例2を示す出力システム2000の構成を例示する図である。
出力システム2000は、情報発信装置730、情報処理装置720、出力装置710を含む。情報発信装置730、情報処理装置720、出力装置710は、ユーザ環境に配置された装置である。情報処理装置720と出力装置710とは、ネットワーク700を介して互いに接続されている。
情報発信装置730は、通信701による情報発信が可能であり、出力装置710は通信701で発信された情報を受信することが可能である。通信701は、例えばBLEを活用した通信(Beacon(登録商標))である。情報発信装置730がBeaconと呼ばれる機器情報をBLEでブロードキャスト発信し、出力装置710が受信した機器情報と共に得られる距離情報に基づいて処理を行う(詳細は後述する)。なお、情報発信装置730は、セキュリティカードのようなユーザが携帯可能な装置である。
なお、図7に示す例では、情報発信装置730、情報処理装置720、出力装置710は一台ずつ記載されているが、複数台ずつあってもよい。
<ハードウェア構成>
次に、出力システム2000を構成する各装置のハードウェア構成について説明する。
図8は、出力システム2000を構成する各装置のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図8(a)は、情報処理装置720のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図8(a)に示す、CPU801、RAM802、ROM803、表示部I/F804、操作部I/F805、外部メモリI/F806、拡張I/F808、表示部809、ボタン/タッチパネル/キーボード/ポインティングデバイス810、外部メモリ811、システムバス820は、図2(a)のCPU201、RAM202、ROM203、表示部I/F204、操作部I/F205、外部メモリI/F206、拡張I/F208、表示部209、ボタン/タッチパネル/キーボード/ポインティングデバイス210、外部メモリ211、システムバス220と同様であるので説明は省略する。
通信I/F807は、NIC812やP2P813の通信を制御している。NIC812は、ネットワークとの接続I/Fであり、ネットワークへの接続を可能とし、データの送受信を制御する。なお、この構成に限定されるものではなく、NIC812は、携帯網などへの通信を制御して無線基地局とのネットワークに接続可能であってもよい。P2P813は、P2P通信の接続I/Fであり、P2P通信による接続を可能とし、データの送受信を制御する。
本実施例に記載している情報処理装置720の処理は、外部メモリ811に記録されているアプリケーション、及び各モジュール(ソフトウェア)のプログラムを、必要に応じてRAM802に読み出してCPU801により実行することによって実現される。なお、プログラムは、外部メモリ811以外にもRAM802やROM803にて記憶されてもよい。
図8(b)は、出力装置710のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図8(b)に示す、CPU831、RAM832、ROM833、操作部I/F834、出力I/F835、外部メモリI/F836、拡張I/F838、操作部839、出力部840、外部メモリ841、システムバス850は、図2(b)のCPU231、RAM232、ROM233、操作部I/F234、出力I/F235、外部メモリI/F236、拡張I/F238、操作部239、出力部240、外部メモリ241、システムバス250と同様であるので説明は省略する。
通信I/F837は、NIC842やP2P843の通信を制御している。NIC842は、ネットワークとの接続I/Fであり、情報処理装置720との間でのデータの送受信を制御する。P2P843は、P2P通信の接続I/Fであり、P2P通信によるデータの送受信や、Beaconデータの受信を制御する。
本実施例に記載している出力装置710の処理は、外部メモリ841に記録されているプログラムを、必要に応じてRAM832に読み出してCPU831により実行することによって実現される。なお、プログラムは、外部メモリ841以外にもRAM832やROM833にて記憶されてもよい。
図8(c)は、情報発信装置730のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図8(c)に示す、CPU861、RAM862、ROM863、システムバス870は、図2(a)のCPU201、RAM202、ROM203、システムバス220と同様であるので説明は省略する。
通信I/F864は、Beacon865の通信を制御している。Beacon865は、Beaconデータ発信用I/Fであり、情報発信装置730を識別可能なBeaconデータの発信を制御する。
本実施例に記載している情報発信装置730の処理は、ROM863に記録されているプログラムを、必要に応じてRAM862に読み出してCPU861により実行することによって実現される。
<ソフトウェア構成>
次に、出力システム2000を構成する各装置のソフトウェア構成について説明する。
図9は、出力システム2000を構成する各装置のソフトウェア構成を例示する図である。
情報処理装置720は、出力アプリケーション920を有している。
出力アプリケーション920は、出力装置710とデータ通信が可能であり、出力装置710に対して出力要求を送信することができる。また、出力アプリケーション920は、出力装置710に対して、情報発信装置730のBeaconデータの識別情報を送信する。出力アプリケーション920は、オペレーティングシステム(OS)上で動作しており、OSを制御することで通信I/F807や表示部I/F804を介してデータ通信や画面表示等が行われる。
なお、出力アプリケーション920の各機能を実現するプログラムは、情報処理装置720のROM803や外部メモリ811に記憶されており、情報処理装置720のCPU801が必要に応じてRAM802にプログラムをロードし実行することで、これらの機能は実現される。
出力装置710は、情報処理装置720の出力アプリケーション920から送信される出力要求に応答し、出力を行う。また、出力装置710は、出力アプリケーション920から情報発信装置730のBeaconデータの識別情報を取得し、情報発信装置730が発信するBeaconデータを受信することで、情報発信装置730の監視を行う。
なお、図3に示されている出力装置710の各ソフトウェア構成の機能を実現するプログラムは、出力装置710のROM833や外部メモリ841に記憶されており、出力装置710のCPU831が必要に応じてRAM832にプログラムをロードし実行することで、これらの機能は実現される。
情報発信装置730は、情報発信装置730を識別可能なBeaconデータの発信を行う。なお、図8に示されている情報発信装置730の各ソフトウェア構成の機能を実現するプログラムは、情報発信装置730のROM863に記憶されており、CPU861が必要に応じてRAM262にプログラムをロードし実行することで、これらの機能は実現される。
また、情報発信装置730は、セキュリティカードのような装置としたが、同様の機能を実現できる携帯可能な装置であれば、どのような装置であってもよい。例えば、情報発信装置730は、スマートフォンなどの携帯端末でもよい。
以下、各装置が有する機能について説明する。
まず、情報処理装置720が有する出力アプリケーション920の機能について説明する。
出力アプリケーション920は、ユーザインタフェース部921、出力処理部922、データ格納部923を有する。
ユーザインタフェース部921は、各種UI画面(例えば、出力装置710に出力指示を行う画面)の表示を行い、ユーザからの指示を受け付ける処理を行う。
出力処理部922は、ユーザインタフェース部921やデータ格納部923を制御して、出力装置710に出力要求と、情報発信装置730が発信するBeaconの識別情報を送信する。出力処理部922は、出力装置710との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、出力装置710とデータ通信を行うためのインタフェースに対応したものであり、出力装置710が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。
データ格納部923には、出力アプリケーション920が使用するデータが格納されている。
図11は、データ格納部923に格納されているデータの一例を示す図である。
図11に示すように、データ格納部923に格納されているデータには、出力装置アドレス(1101)、出力アプリケーション920の出力設定(1102)、UUID(1103)、メジャー番号(1104)、マイナー番号(1105)が含まれる。出力装置アドレス(1101)は、出力装置710に接続するためのアドレス情報であり、ネットワーク上で出力装置710を一意に特定できる情報である。出力設定(1102)は、出力アプリケーション920が出力要求を送信するときの設定情報である。UUID(1103)は、情報発信装置730を一意に識別可能なBeaconデータの識別情報である。メジャー番号、マイナー番号は、UUIDが同じ情報発信装置を区別するための番号である。これら情報は、出力アプリケーション920がインストールされるとき、もしくはインストール後にユーザの入力等により設定される。UUID、メジャー番号、マイナー番号は、情報発信装置730からP2P通信により取得して設定する形態も考えられるし、ユーザ情報に紐づけて管理している管理サーバ(不図示)から取得して設定する形態も考えられる。
次に、出力装置710が有する機能について説明する。
出力装置710は、出力制御部911、出力部912、監視部913を有する。
出力制御部911は、出力部912、監視部913を制御して、情報処理装置720の要求に従い、出力と監視処理を行う。出力制御部911は、情報処理装置720との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、情報処理装置720とデータ通信を行うためのインタフェースに対応したものであり、情報処理装置720が有する通信モジュールとデータ通信を行うことが可能である。
出力部912は、出力制御部911の指示に従い出力を行う。
監視部913は、出力制御部911の指示に従い、情報発信装置730から発信されるBeaconデータの監視を行う。監視部913は、情報発信装置730との通信方式に準拠した通信モジュールを有する。この通信モジュールは、情報発信装置730が有する通信モジュールから発信されるBeaconデータを受信するためのインタフェースに対応したものである。本実施例では、出力制御部911が情報処理装置720から取得した情報発信装置730のBeaconの識別情報を元に、監視部913が情報発信装置730により発信されるBeaconデータを受信し検知することで監視処理を行う。
次に、情報発信装置730が有する機能について説明する。
情報発信装置730は、識別情報発信部930を有する。識別情報発信部930は、情報発信装置730を識別可能なBeaconデータの発信を行う。
以上で各装置が有する機能についての説明は終了する。
<情報発信装置730の処理>
続いて、情報発信装置730がBeaconデータを発信する処理について、図12(a)を用いて説明する。
図12(a)は、情報発信装置730がBeaconデータを発信する処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、情報発信装置730のROM863等に記憶されたプログラムを、必要に応じてRAM862に読み出してCPU861により実行することによって実現される。
ステップS1201において、情報発信装置730の識別情報発信部930は、情報発信装置730を識別可能なBeaconデータを発信し、これを継続する。Beaconデータについては実施例1の図6Aで説明した通りである。
<出力アプリケーション920の処理>
続いて、情報処理装置720の出力アプリケーション920が、出力装置710へ出力を行う処理について、図12(b)を用いて説明する。
図12(b)は、情報処理装置720の出力アプリケーション920が出力装置710へ出力を行う処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、情報処理装置720の外部メモリ811等に記憶されたプログラムを、必要に応じてRAM802に読み出してCPU801により実行することによって実現される。
まず、ステップS1210において、出力アプリケーション920のユーザインタフェース部921が、ユーザからの出力装置へ出力するための出力指示を受け取り、出力処理部922に送信する。出力指示を受け取ると、出力処理部922は、データ格納部923から取得した出力装置710の接続先アドレスに対して、出力要求を送信する。データ格納部923に格納されているデータについては、前述の通りである。
次に、ステップS1211において、出力処理部922は、監視要求と共に、データ格納部923から取得した情報発信装置730のBeaconデータの識別情報(UUID、メジャー番号、マイナー番号)を、出力装置710に送信する。
次に、ステップS1212において、出力処理部922は、出力装置710に対してステータスの確認を行う。
次に、ステップS1213において、出力処理部922は、上記S1212で行ったステータス確認の結果、アラーム通知要求を受けたか否かを判断する。
そして、アラーム通知要求を受けたと判断した場合(S1213でYesの場合)、出力処理部922は、S1214へ処理を進める。
ステップS1214では、出力処理部922は、ユーザインタフェース部921を介して、例えば図10(a)に示すようなアラーム通知を行う。
図10(a)は、ユーザインタフェース部921により表示されるアラーム通知画面の一例を示す図である。
図10(a)に示すように、1001にアラーム内容が表示されている。
上記S1214のアラーム通知後、出力処理部922は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S1215において、アラーム通知要求を受けていないと判断した場合(S1213でNoの場合)、出力処理部922は、S1215へ処理を進める。
ステップS1215では、出力処理部922は、ステータス確認を終了するかどうかを判断する。なお、ステータス確認を終了するかどうかは、出力装置110に対するステータス確認の結果か、もしくはユーザインタフェース部921へのユーザの入力により判断する。
そして、ステータス確認を終了しないと判断した場合(S1215でNoの場合)、出力処理部922は、S1212に処理を戻す。
一方、ステータス確認を終了すると判断した場合(S1215でYesの場合)、出力処理部922は、本フローチャートの処理を終了する。
<出力装置710の処理>
続いて、出力装置710が、情報処理装置720からの要求に従い出力を行う処理のフローについて、図12(c)を用いて説明する。
図12(c)は、出力装置710が情報処理装置720からの要求に従い出力を行う処理を例示するフローチャートである。なお、このフローチャートに示す各ステップは、出力装置710のROM833又は外部メモリ841等に記録されているプログラムを、必要に応じてRAM832に読み出してCPU831により実行することによって実現される。
まず、ステップS1220において、出力装置710の出力制御部911は、情報処理装置720から出力要求を受信したかどうかを判断する。
そして、出力要求を受信していないと判断した場合(S1220でNoの場合)、出力制御部911は、ステップS1220の処理を繰り返す。
一方、出力要求を受信したと判断した場合(S1220でYesの場合)、出力制御部911は、ステップS1221に処理を進める。
ステップS1221では、出力制御部911は、上記S1220で受信した情報処理装置720からの出力要求に従い、出力部912に出力要求を送信する。出力部912は、受信した出力要求に従い出力を行う。
次に、ステップS1222において、出力制御部911は、情報処理装置720から監視要求とBeaconデータの識別情報を受信したかどうかを判断する。
そして、監視要求とBeaconデータの識別情報を受信していないと判断した場合(S1222でNoの場合)、出力制御部911は、本フローチャートの処理を終了する。
一方、監視要求とBeaconデータの識別情報を受信したと判断した場合(S1222でYesの場合)、出力制御部911は、ステップS1230に処理を進める。
ステップS1230では、出力制御部911は、情報処理装置720から受信したBeaconデータの識別情報と共に、監視指示を監視部913に送信する。監視部913は、監視指示を受け取ると、Beaconデータの識別情報を元に、情報発信装置730の監視処理を行う。監視処理は、情報発信装置730から発信されるBeaconデータのうち、上記S1222で取得した識別情報と合致するものを検知することにより行う。監視処理の内容については、実施例1の図6AのS610で説明した内容と同様である。
監視部913は、情報発信装置730から発信されるBeaconデータのうち、上記S1222で取得した識別情報と合致するものを検知すると、S1231に処理を進める。
次に、ステップS1231において、監視部913は、検知したBeaconデータと共に取得される距離情報を元に、情報発信装置730との距離が近いかどうかを判断する。近いかどうかの判断方法については、実施例1の図6AのS611で説明した内容と同様である。
そして、上記S1231において、情報発信装置730との距離が近いと判断した場合(S1231でYesの場合)、監視部913は、S1235に処理を進め、監視処理を終了し、本フローチャートの処理を終了する。
一方、上記S1231において、情報発信装置730との距離が近くないと判断した場合(S1231でNoの場合)、監視部913は、S1232に処理を進める。
ステップS1332では、監視部913は、上記S1221で出力を始めてから経過した時間が、所定の監視時間を過ぎているかどうかを判断する。なお、監視時間を過ぎているかどうかの判断方法については、実施例1の図6AのS612で説明した内容と同様である。
そして、上記S1232において、まだ監視時間を過ぎていないと判断した場合(S1232でNoの場合)、監視部913は、S1230に処理を戻す。
一方、監視時間を過ぎていると判断した場合(S1232でYesの場合)、監視部913は、は、S1233に処理を戻す。
ステップS1233では、監視部913は、上記S1220で受信した出力指示の出力元である情報処理装置720に対してアラーム通知を行う。このアラーム通知は、情報処理装置720からのステータス確認に対する応答としてアラームを要求するものである。この場合に情報処理装置720に表示されるアラーム通知画面については、前述の通りである。
また、上記S1233のアラーム通知の別の形態として、情報発信装置730、情報処理装置720の識別情報と共にメールアドレスが紐付いて管理されている管理サーバ(不図示)や出力装置710からメールアドレスを取得し、そのメールアドレスに対してアラーム通知のメール(例えば図10(b)に示すような警告メール)を送信する形態も考えられる。
図10(b)は、送信したアラーム通知のメールの画面の一例を示す図である。
1010には、メールの差出人、宛先、件名が表示されている。1011には、アラーム内容が表示されている。1012には、出力装置710のWebページへのリンクが表示されている。
以下、図12(c)のフローチャートの説明に戻る。
上記S1233のアラーム通知の後、監視部913は、ステップS1234において、監視を終了するかどうかを判断する。なお、監視を終了するかどうかの判断は、情報処理装置720から送信される要求に従うか、出力装置710におけるユーザの指示に従う。
そして、上記S1234において、監視を終了しないと判断した場合(S1234でNoの場合)、監視部913は、S1230に処理を戻す。
一方、監視を終了すると判断した場合(S1234でYesの場合)、監視部913は、S1235に処理を進め、監視処理を終了し、本フローチャートの処理を終了する。
以上示したように、実施例2によれば、出力装置710に対する出力指示に伴い、出力装置710に対して、情報発信装置730と出力装置710との間で通信される無線プロトコルに従う通知に含まれる監視用識別情報を送信し、当該通知から特定される出力装置710との距離と、該距離における時間情報とを用いた監視の結果の受信に従い(例えば、情報発信装置7300との距離が所定距離以内を満たさず該距離における時間が経過すると)、前記出力指示の必要性に関する警告(アラーム通知)を行う構成を有する。例えば、出力後の放置の通知、出力の継続の確認などのアラーム通知を行う。この構成により、ユーザは出力装置に出力させた後忘れていても気付くことができるようになり、前述の放置による安全面、省エネルギー・コスト面、セキュリティ面での課題を解決することができる。
なお、例えば、情報処理装置720を、Beaconデータを発信可能なスマートフォンなどの携帯端末とし、情報処理装置720が情報発信装置730の機能(識別情報発信部930)を備える構成であってもよい。この構成の場合も、上記実施例2と同様の効果を得ることができる。
以上で実施例2についての説明を終了する。
実施例1では、Webアプリケーションサーバ群130における出力サービス330が、情報処理装置120の出力アプリケーション320、出力装置110とデータ通信することで、本発明の処理を実現しているが、形態はこの限りでは無い。
例えば、Webアプリケーションサーバ群130及び出力サービス330が含まれておらず、情報処理装置120の出力アプリケーション320が出力サービス330と同等の機能を備え、出力装置110に直接データ通信を行って出力を行う形態も考えられる。
この形態の場合、出力アプリケーション320は、出力サービス330の通信部331、データ格納部332と同等の機能を備え、サービス通信部322は、出力装置110とデータ通信を行い、制御部323がこれらを制御することで同様の機能が実現される。また、出力装置110のサービス通信部310は、出力アプリケーション320とデータ通信を行い、出力制御部311がこれらを制御することで、同様の機能が実現される。
以上の構成により、より少ない装置構成で、実施例1と同等の効果が得られる。
実施例1では、情報処理装置120の出力アプリケーション320が出力サービス330を介して出力装置110からBeaconデータの識別情報を取得しているが、形態はこの限りでは無い。
例えば、出力サービス330に、出力装置アドレスと共に出力装置110のBeaconデータの識別情報が紐付いて管理されており、出力アプリケーション320が出力サービス330からBeaconデータの識別情報を取得する形態も考えられる。
この形態の場合、出力サービス330のデータ格納部332には、出力装置アドレスと共に、出力装置110のBeaconデータの識別情報(UUID、メジャー番号、マイナーが番号)が紐付いて格納されている。これら情報は、出力装置110の管理者が、出力装置110、もしくは情報処理装置120から出力サービス330に接続することで設定される。出力サービス330の通信部331は、出力アプリケーション320から出力装置110のBeaconデータの識別情報の取得を要求されると、データ格納部332から出力装置アドレスに紐付いたBeaconデータの識別情報を取得し返信する。
以上の構成により、実施例1と同等の効果が得られる。
実施例2では、情報処理装置720の出力アプリケーション320が、監視要求(情報発信装置730の識別情報を含む)を出力装置710に送信する構成を説明した。しかし、予め、情報処理装置720(又はユーザ名)に対応する情報発信装置730の識別情報をサーバ等に登録しておく。そして、出力装置710が、受信した出力要求に対応する情報処理装置720の識別情報(又はユーザ名)に基づいて、前記サーバから、対応する情報発信装置730の識別情報を取得するようにしてもよい。
以上の構成により、実施例2と同等の効果が得られる。
なお、本発明に適用可能な出力装置は、例えば、エアーコンディショナー等の空調装置や、床暖房等の暖房装置、バス給湯装置等の家電や、プリンタやテレビ等の画像出力装置、その他、離れた場所からリモートにより電気的に何らかの出力が制御される装置であれば、どのような出力装置であってもよい。
以上示したように、本発明の各実施例によれば、ユーザが出力装置に出力させたことを忘れ放置していたとしても、そのことをユーザに気付かせ、出力の放置による安全面、省エネルギー・コスト面、セキュリティ面での問題を解決することができる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。

Claims (14)

  1. 出力装置に対して出力指示を行う指示手段と、
    前記出力指示に応じて、前記出力装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記出力装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視手段と、
    前記監視の結果に従い、前記出力指示の必要性に関する警告を行う警告手段と、
    を有することを特徴とする端末。
  2. 前記端末は、前記出力指示に応じて、前記出力装置から、前記通知に含まれる出力装置の識別情報を受信する受信手段をさらに有し、
    前記監視手段は、該受信した識別情報に対応する通知に従う監視を行うことを特徴とする請求項1に記載の端末。
  3. 前記警告手段は、前記監視の結果、前記距離が規定値を満たすことなく、前記出力を行ってから前記距離における時間情報が示す時間が経過した場合に、前記警告を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末。
  4. 前記出力装置には、空気調和設備、及び画像出力装置の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の端末。
  5. 出力装置に対して出力指示を行う指示手段と、
    前記出力指示に応じて、前記出力装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記出力装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視手段と、
    前記監視の結果に従い、前記出力指示への必要性に関する警告を行う警告手段と、を有する端末と、
    前記出力指示の受信に応じて、識別情報を応答する応答手段を有する出力装置と、を有することを特徴とする出力システム。
  6. 自装置の識別情報を含む通知を無線プロトコルに従って発信する発信手段を有する発信装置と、
    受信した出力指示に従って出力を行う出力手段と、
    前記出力指示に対応する前記発信装置の識別情報を取得する取得手段と、
    前記発信装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記発信装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視手段と、
    前記監視の結果に従い、前記出力指示の必要性に関する警告を行う警告手段と、を有する出力装置と、
    を有することを特徴とする出力システム。
  7. 前記警告手段は、前記警告を前記出力指示の出力元に要求する、又は、前記出力指示に対応する宛先に警告メールを送信することを特徴とする請求項6に記載の出力システム。
  8. 前記出力指示の出力元と前記発信装置とが同一の装置であることを特徴とする請求項6又は7に記載の出力システム。
  9. 前記警告手段は、前記監視の結果、前記距離が規定値を満たすことなく、前記出力を行ってから前記距離における時間情報が示す時間が経過した場合に、前記警告を行うことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の出力システム。
  10. 前記出力装置には、空気調和設備、及び画像出力装置の少なくともいずれかが含まれることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の出力システム。
  11. 端末の制御方法であって、
    出力装置に対して出力指示を行う指示ステップと、
    前記出力指示に応じて、前記出力装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記出力装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視ステップと、
    前記監視の結果に従い、前記出力指示の必要性に関する警告を行う警告ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  12. 端末と出力装置とを有する出力システムの制御方法であって、
    前記端末が実行する、
    出力装置に対して出力指示を行う指示ステップと、
    前記出力指示に応じて、前記出力装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記出力装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視ステップと、
    前記監視の結果に従い、前記出力指示への必要性に関する警告を行う警告ステップと、
    前記出力装置が実行する、
    前記出力指示の受信に応じて、識別情報を応答する応答ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 発信装置と出力装置とを有する出力システムの制御方法であって、
    前記発信装置が実行する、
    自装置の識別情報を含む通知を無線プロトコルに従って発信する発信ステップと、
    前記出力装置が実行する、
    受信した出力指示に従って出力を行う出力ステップと、
    前記出力指示に対応する前記発信装置の識別情報を取得する取得ステップと、
    前記発信装置との間で通信される無線プロトコルに従う通知に従い、当該通知から特定される前記発信装置との距離と、該距離における時間情報とを監視する監視ステップと、
    前記監視の結果に従い、前記出力指示の必要性に関する警告を行う警告ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  14. コンピュータを、請求項1乃至4のいずれか1項に記載される手段として機能させるためのプログラム。
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