JP2021162289A - ガスコンロ並びに調理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】外周に炎口31が設けられたバーナヘッド部32を有するコンロバーナを備えるガスコンロにおいて、麺茹で時の吹き零れを加熱不足を生ずることなく防止できるようにする。
【解決手段】バーナヘッド部32の周方向の一部に、他の部分から区分けされた特定領域32を設ける。特定領域32に位置する各炎口31からの混合気の噴出量を特定領域32以外の部分である一般領域32に位置する各炎口31からの混合気の噴出量と異ならせて、五徳に載置した調理容器の加熱むらを生じさせる加熱むら発生制御を実行可能とする。そして、調理モードとして麺茹でモードが選択されたときは、加熱むら発生制御を実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、天板に開設したバーナ用開口に臨む、外周に周方向の間隔を存して多数の炎口が設けられたバーナヘッド部を有するコンロバーナと、バーナ用開口を囲うようにして天板上に載置される五徳とを備えるガスコンロ並びにこのガスコンロを具備する調理システムに関する。
従来、この種のガスコンロにおいて、調理モードとして麺茹でモードが選択されたときに、コンロバーナの火力を強と弱とに交互に切換えることにより、麺茹で時に吹き零れを生ずることを抑制するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。尚、外周に炎口が設けられたバーナヘッド部を有するコンロバーナで調理容器を加熱して麺茹で調理を行う場合、火力が強いと調理容器の側面も加熱されてしまうため、吹き零れが発生しやすく、上記の制御で吹き零れを抑制することが必要になる。
ここで、従来は、五徳に載置する調理容器内の水の量(沸騰に要する時間から算出)に基づいて、麺茹でモードにおける強火での加熱時間と弱火での加熱時間との比率を設定している。麺類がそば等の比較的熱容量の低いものであると、吹き零れを生じやすい。そこで、比較的熱容量の低い麺類を茹でても吹き零れを生じないように、強火での加熱時間と弱火での加熱時間との比率を弱火での加熱時間が長めになるように設定している。
そのため、上記従来例のものにおいて、うどん等の比較的熱容量の大きな麺類を茹でる場合には、沸騰状態を十分な時間維持することができず、ユーザによっては加熱不足を感じてしまうことがある。また、比較的熱容量の小さな麺類を茹でる場合でも、麺類の量が過大になると、同様に加熱不足を感じてしまうことがある。
特開2014−233310号公報
本発明は、以上の点に鑑み、麺茹で時の吹き零れを加熱不足を生ずることなく防止できるようにしたガスコンロ並びにこのガスコンロを具備する調理システムを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本願の第1発明は、天板に開設したバーナ用開口に臨む、外周に周方向の間隔を存して多数の炎口が設けられたバーナヘッド部を有するコンロバーナと、バーナ用開口を囲うようにして天板上に載置される五徳とを備えるガスコンロにおいて、バーナヘッド部の周方向の一部に、他の部分から区分けされた特定領域が設けられ、特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を特定領域以外の部分である一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量と異ならせて、五徳に載置した調理容器の加熱むらを生じさせる加熱むら発生制御を実行可能とすることを特徴とする。
また、本願の第2発明は、上記第1発明のガスコンロを具備する調理システムであって、調理容器内の泡立ちを検出可能な泡立ち検出手段を備え、調理モードとして麺茹でモードが選択されたときに、特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量よりも少なくする加熱むら発生制御を実行するようにし、この加熱むら発生制御の実行時に、泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が所定の閾値以上になったときは、一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を減少させる制御を行うことを特徴とする。
第1発明のガスコンロによれば、麺茹で時に、加熱むら発生制御を実行することにより、調理容器内で沸騰中に泡の発生むらを生じさせることができる。そして、調理容器内全体で泡が沸き立つのではなく、泡の発生が少ない箇所に泡が逃げるような対流を生ずる。従って、外周に炎口が設けられたバーナヘッド部を有するコンロバーナで調理容器を加熱するにも拘らず、沸騰状態を維持しつつ、吹き零れを有効に防止することができる。そして、強火と弱火とに交互に切換える従来例のものと異なり、熱容量の大きな麺類を茹でる場合と、熱容量の小さな大量の麺類を茹でる場合との何れにおいても、麺茹で時の吹き零れを加熱不足を生ずることなく防止することが可能になる。
尚、第1発明のガスコンロであって、コンロバーナの操作を行う操作部を備えるものにおいては、バーナヘッド部の操作部に近い部分に特定領域を設け、加熱むら発生制御では、特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量よりも少なくすることが望ましい。これによれば、操作部付近に対するコンロバーナの火炎による熱影響や調理容器から発生する湯気等による熱影響を低減でき、操作部を操作する際にユーザに熱い思いをさせることを回避できる。
また、第2発明の調理システムによれば、調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が閾値以上になったときに、一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を減少させることで、吹き零れの発生を自動的に効果的に防止することができる。
尚、第2発明の調理システムにおいては、調理モードとして麺茹でモードを選択したときに、一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を最大量よりも少ない所定の第1設定量、特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を第1設定量よりも少ない第2設定量として、加熱むら発生制御を開始し、泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が前記閾値に達するまでは、一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を第1設定量から段階的に増加する制御を行うことが望ましい。これによれば、調理容器が大きかったり、麺類の量が多かったり等して、加熱不足を生じやすい状態でも、吹き零れを防止しつつ、コンロバーナによる加熱量を増加して、加熱不足を防止することができる。
この場合、泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が上記閾値に達しないまま、一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量が上記第1設定量よりも多い所定の第3設定量まで増加されたときは、泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が上記閾値に達するまで、特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を上記第2設定量から段階的に増加する制御を行うことが望ましい。これによれば、加熱不足をより確実に防止することができる。
更に、特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を上記第2設定量よりも増加させた状態で、泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が上記閾値以上になったときは、先ず、特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を第2設定量に減少させ、その後も泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が上記閾値以上であるときは、一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を第1設定量よりも少ない所定の第4設定量に減少させる制御を行うことが望ましい。これによれば、吹き零れ防止の確実性が向上する。
本発明の実施形態のガスコンロ及び調理システムを示す斜視図。 図1のII−II線で切断した要部の拡大断面図。 実施形態のガスコンロが具備するコンロバーナの分解斜視図。 実施形態の調理システムに設けられたレンジフードの斜め下方から見た斜視図。 実施形態の調理システムで行われる麺茹で制御の内容を示すフロー図。
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態のガスコンロ1は、コンロ本体2をシステムキッチンのカウンタトップCTに開設したコンロ用開口CTaに落とし込むようにして配置するビルトイン式コンロであり、左右2個のコンロバーナ3,3を備えている。各コンロバーナ3は、コンロ本体2の開放された上面を覆う天板4に開設した各バーナ用開口4aに臨む、外周に周方向の間隔を存して多数の炎口31が設けられたバーナヘッド部32を有している。天板4上には、各バーナ用開口4aを囲うようにして各五徳5が載置されている。また、システムキッチンの前面上部のガスコンロ1の前方に位置する部分には、操作部たる操作パネル6が設けられている。操作パネル6には、各コンロバーナ3用の点消火釦61と、各コンロバーナ3による調理モードの選択スイッチを含む各種スイッチを有する、出没自在な操作盤62(図1は没入状態)とが配置されている。
図3も参照して、各コンロバーナ3のバーナヘッド部32の周方向の一部、即ち、操作パネル6に近い前側の1/4周部分には、バーナヘッド部32の他の周方向部分である一般領域32から区分けされた特定領域32が設けられている。より具体的に説明すれば、バーナヘッド部32は、下面が閉塞された環状の下ヘッド部材32Lと、上下両面が開放された内外2重の筒状の中間ヘッド部材32Mと、上面が閉塞された環状の上ヘッド部材32Uとで構成され、上ヘッド部材32Uの外周に多数の炎口31が設けられている。下ヘッド部材32Lには、特定領域32の両側に位置する仕切り用のリブ32La,32Laが設けられ、中間ヘッド部材32Mにも、特定領域32の両側に位置する仕切り用のリブ32Ma,32Maが設けられ、更に、上ヘッド部材32Uにも、図示省略するが、特定領域32の両側に位置する仕切り用のリブが設けられている。そして、下ヘッド部材32Lの上に中間ヘッド部材32Mを重ねることで、下ヘッド部材32Lの各リブ32Laの上端に中間ヘッド部材32Mの各リブ32Maの下端が当接し、更に、中間ヘッド部材32Mの上に上ヘッド部材32Uを重ねることで、中間ヘッド部材32Mの各リブ32Maの上端に上ヘッド部材32Uの各リブの下端が当接して、バーナヘッド部32の特定領域32が一般領域32から区分けされるようにしている。
バーナヘッド部32は、コンロ本体2内に固定のバーナホルダ21に形成した複数の凹孔21aに、下ヘッド部材32Lに垂設した複数の支柱32Lbの下端部を嵌入することでバーナホルダ21に支持されている。また、下ヘッド部材32Lには、一般領域32の2箇所から下方にのびる一対の第1混合管部33,33と、特定領域32の中央部から下方にのびる第2混合管部33とが垂設されている。そして、バーナホルダ21に、両第1混合管部33,33の下端開口に臨む一対の第1ガスノズル34,34と、第2混合管部33の下端開口に臨む第2ガスノズル34とが設けられている。また、中間ヘッド部材32Mには、両第1混合管部33,33の上端開口33a,33aに少許の隙間を存して対向する一対の第1案内板部32Mb,32Mbと、第2混合管部33の上端開口33aに少許の隙間を存して対向する第2案内板部32Mbとが設けられている。
各第1ガスノズル34から燃料ガスを噴射すると、燃料ガスが各第1混合管部33を通して各第1案内板部32Mbに衝突して一般領域32に拡散し、これにより発生するラジアルベンチュリ効果で各第1混合管部33の下端開口から一次空気が吸い込まれて、一般領域32に混合気(燃料ガスと一次空気の混合ガス)が供給され、この混合気が一般領域32に位置する各炎口31から噴出して燃焼する。また、第2ガスノズル34から燃料ガスを噴射すると、燃料ガスが第2混合管部33を通して第2案内板部32Mbに衝突して特定領域32に拡散し、これにより発生するラジアルベンチュリ効果で第2混合管部33の下端開口から一次空気が吸い込まれて、特定領域32に混合気が供給され、この混合気が特定領域32に位置する各炎口31から噴出して燃焼する。
各コンロバーナ3に対するガス供給路35には、安全弁351と開閉弁352とが介設されている。安全弁351は、点消火釦61による点火操作時に、点消火釦61の操作信号が入力されるコントローラ7による制御で開弁され、後述する熱電対37の起電力が低下して失火が検知されたときや後述する鍋底温度センサ38が調理容器の過熱を検知したとき等に、コントローラ7による制御で閉弁される。また、開閉弁352は、点消火釦61による点火操作時にコントローラ7による制御で開弁され、点消火釦61による消火操作時にコントローラ7による制御で閉弁される。
バーナホルダ21には、両第1ガスノズル34,34に連通する連通路21bが形成されている。ガス供給路35は、開閉弁352の下流側で、連通路21bを介して両第1ガスノズル34,34に接続される第1分岐路35と、第2ガスノズル34に接続される第2分岐路35とに分岐されている。第1と第2の各分岐路35,35には、コントローラ7により制御される第1と第2の各流量調節弁353,353が介設されている。そして、一般領域32に位置する各炎口31からの混合気の噴出量と特定領域32に位置する各炎口31からの混合気の噴出量とを、夫々第1と第2の各流量調節弁353,353により、例えば、最小の「1」から最大の「9」までの9段階で調節可能としている。
各コンロバーナ3には、点消火釦61による点火操作時にコントローラ7による制御でスパークする点火電極36と、火炎検知素子としての熱電対37と、五徳5に載置する調理容器の底面に当接してその温度を検出する鍋底温度センサ38とが付設されている。また、中間ヘッド部材32Mには、バーナ用開口4aを上方から覆うカバーリング39が外挿されている。更に、本実施形態の調理システムは、図4に示す如く、カウンタトップCTの上方に位置するレンジフードRHの下面に配置した、CCDカメラから成る左右一対の泡立ち検出手段8,8を備えている。各泡立ち検出手段8は、各五徳5に載置する調理容器を俯瞰で撮像して、調理容器内の泡立ち具合を画像解析で検出し、この検出結果をコントローラ7に送信する。また、コントローラ7には、操作盤62に設けられた各種スイッチからの信号も入力される。
ここで、外周に炎口31が設けられたバーナヘッド部32を有するコンロバーナ3で調理容器を加熱して麺茹で調理を行う場合、強火にすると、調理容器の側面も加熱されて、吹き零れが発生しやすくなる。一方、本実施形態のガスコンロ1では、コンロバーナ2の燃焼中に、バーナヘッド部32の特定領域32に位置する各炎口31からの混合気の噴出量(以下、特定領域噴出量と記す)Qを一般領域32に位置する各炎口31からの混合気の噴出量(以下、一般領域噴出量と記す)Qと異ならせて、五徳5に載置した調理容器の加熱むらを生じさせる加熱むら発生制御を実行することができる。麺茹で時に加熱むら発生制御を実行すれば、調理容器内で沸騰中に泡の発生むらを生じさせることができる。そして、調理容器内全体で泡が沸き立つのではなく、泡の発生が少ない箇所に泡が逃げるような対流を生ずる。そのため、外周に炎口31が設けられたバーナヘッド部32を有するコンロバーナ3で調理容器を加熱するにも拘らず、沸騰状態を維持しつつ、吹き零れを有効に防止することができる。更に、強火と弱火とに交互に切換える従来例のものと異なり、熱容量の大きな麺類を茹でる場合と、熱容量の小さな大量の麺類を茹でる場合との何れにおいても、麺茹で時の吹き零れを加熱不足を生ずることなく防止することが可能になる。
また、加熱むら発生制御において、特定領域噴出量Qを一般領域噴出量Qよりも多くすることも可能であるが、本実施形態の如く、バーナヘッド部32の操作パネル6に近い前側部分に特定領域32が設けられている場合は、特定領域噴出量Qを一般領域噴出量Qよりも少なくすることが望ましい。これによれば、操作パネル6付近に対するコンロバーナ3の火炎による熱影響や調理容器から発生する湯気等による熱影響を低減でき、操作パネル6に設けられた点消火釦61等の操作部材を操作する際にユーザに熱い思いをさせることを回避できる。
以下、調理モードとして麺茹でモードが選択されたときにコントローラ7が行う麺茹で制御について図5を参照して説明する。麺茹で制御では、先ず、STEP1で点消火釦61による点火操作が行われたか否かを判別し、点火操作が行われたときに、STEP2でコンロバーナ3に点火し、次に、STEP3に進み、鍋底温度センサ38の検出温度に基づいて調理容器内の水が沸騰したか否かを判別する。尚、沸騰するまでは、一般領域噴出量Q及び特定領域噴出量Qを共に最大量たる「9」とする。沸騰したときは、STEP4に進み、沸騰までに要した時間等に基づいて麺茹で時間YTを設定する。次に、STEP5で調理容器内への麺の投入を音声等で指示し、STEP6で麺茹でのスタートスイッチがオンされたか否かを判別する。
スタートスイッチがオンされると、STEP7に進み、一般領域噴出量Qを最大量たる「9」よりも少ない所定の第1設定量YQ1(例えば、「4」)、特定領域噴出量Qを第1設定量YQ1よりも少ない第2設定量YQ2(例えば、「2」)として、加熱むら発生制御を開始する。また、STEP8で麺茹でタイマをスタートすると共に、STEP9で判定タイマをスタートする。次に、STEP10に進み、麺茹でタイマの計時時間Tが麺茹で時間YT未満であるか否かを判別する。そして、T<YTであれば、STEP11に進み、泡立ち検出手段8で検出される調理容器内の泡立ち箇所(泡立ちで白濁している箇所)の調理容器全体に対する面積比率(以下、泡立ち率と記す)Raが所定の閾値YRa(例えば、90%)以上になったか否かを判別する。
Ra<YRaであれば、STEP12に進んで、判定タイマの計時時間tが90秒以上になったか否かを判別する。そして、t≧90秒になったとき、STEP13に進んで、一般領域噴出量Qが第1設定量YQ1よりも多い所定の第3設定量YQ3(例えば、最大の「9」)まで増加されたか否かを判別する。Q<YQ3であれば、STEP14で一般領域噴出量Qを1段増加する制御を行い、STEP15で増加後の噴出量を一般領域噴出量記憶値MQとして記憶する。その後、STEP19で判定タイマをリセットしてからSTEP9に戻る。また、STEP13でQ=YQ3と判別されたときは、STEP16に進み、特定領域噴出量Qが第3設定量YQ3まで増加されたか否かを判別する。そして、Q<YQ3であれば、STEP17で特定領域噴出量Qを1段増加する制御を行い、STEP18で増加後の噴出量を特定領域噴出量記憶値MQとして記憶する。その後、STEP19で判定タイマをリセットしてからSTEP9に戻る。
従って、泡立ち率Raが閾値YRaに達するまでは、一般領域噴出量Qを第1設定量YQ1から第3設定量YQ3まで90秒間隔で1段ずつ段階的に増加する制御が行われ、一般領域噴出量Qが第3設定量YQ3まで増加されても、泡立ち率Raが閾値YRaに達しない場合は、特定領域噴出量Qを第2設定量YQ2から第3設定量YQ3まで90秒間隔で1段ずつ段階的に増加する制御が行われる。これによれば、調理容器が大きかったり、麺類の量が多かったり等して、加熱不足を生じやすい状態でも、コンロバーナ3による加熱量を増加して、加熱不足を防止することができる。
泡立ち率Raが閾値YRa以上になると、STEP11からSTEP20に進んで、判定タイマをリセットしてスタートし、次に、STEP21で麺茹でタイマの計時時間Tが麺茹で時間YT未満であるか否かを判別する。そして、T<YTであれば、STEP22で判定タイマの計時時間tが5秒以上になったか否かを判別し、t≧5秒になったときに、STEP23で特定領域噴出量Qが第2設定量YQ2を超えているか否かを判別する。Q>YQ2であれば、STEP24で特定領域噴出量Qを第2設定量YQ2に減少させた後、STEP25で泡立ち率Raが閾値YRa以上であるか否かを判別し、Ra<YRaであれば、STEP19に戻るが、Ra≧YRaであれば、STEP21に戻る。そして、再度STEP23に進んだときに「NO」と判定されて、STEP26に進み、一般領域噴出量Qを第1設定量YQ1よりも少ない所定の第4設定量YQ4(例えば、「2」)に減少させる制御を行う。これにより、吹き零れの発生を自動的に効果的に防止することができる。
一般領域噴出量Qを第4設定量YQ4に減少させると、次に、STEP27に進んで、泡立ち率Raが吹き零れの恐れがない所定の設定値YRaL(例えば、20%)以下になったか否かを判別する。そして、Ra>YRaLであれば、STEP28で麺茹でタイマの計時時間Tが麺茹で時間YT未満であるか否かを判別し、T<YTであれば、STEP27に戻ることを繰り返す。泡立ち率Raが設定値YRaL以下になったときは、STEP29で一般領域噴出量Qと特定領域噴出量Qとを夫々一般領域噴出量記憶値MQと特定領域噴出量記憶値MQに戻す制御を行って、STEP19に戻る。STEP10、STEP21及びSTEP28で麺茹でタイマの計時時間Tが麺茹で時間YTに達したと判別されたときは、STEP30に進んでコンロバーナ3を消火し、麺茹で制御を終了する。
尚、調理容器が土鍋等の熱容量の大きなものであって、調理容器が左程熱量を与えなくてもよいレベルまで加熱されたときや、調理容器内に沸騰しやすい食材(塩等)が途中で入れられたときは、STEP19からSTEP9〜STEP11、STEP20〜STEP28を経由してSTEP29に進む一連の処理が短時間で行われる。そこで、図示しないが、STEP19からSTEP29までの処理が比較的短く設定される所定時間(例えば、10秒)で行われたときは、一般領域噴出量Q及び特定領域噴出量Qを夫々一般領域噴出量記憶値MQ及び特定領域噴出量記憶値MQより1段少ない量にしてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、バーナヘッド部32の周方向一箇所に特定領域32を設けているが、特定領域を周方向に分散して複数設けてもよい。また、上記実施形態のガスコンロ1はビルトイン式コンロであるが、ガス台上に設置される卓上式コンロにも同様に本発明を適用できる。
1…ガスコンロ、3…コンロバーナ、31…炎口、32…バーナヘッド部、32…一般領域、32…特定領域、Q…一般領域噴出量(一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量)、Q…特定領域噴出量(特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量)、YQ1…第1設定量、YQ2…第2設定量、YQ3…第3設定量、YQ4…第4設定量、Ra…泡立ち率(調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率)、YRa…閾値。

Claims (6)

  1. 天板に開設したバーナ用開口に臨む、外周に周方向の間隔を存して多数の炎口が設けられたバーナヘッド部を有するコンロバーナと、バーナ用開口を囲うようにして天板上に載置される五徳とを備えるガスコンロにおいて、
    バーナヘッド部の周方向の一部に、他の部分から区分けされた特定領域が設けられ、特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を特定領域以外の部分である一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量と異ならせて、五徳に載置した調理容器の加熱むらを生じさせる加熱むら発生制御を実行可能とすることを特徴とするガスコンロ。
  2. 請求項1記載のガスコンロであって、前記コンロバーナの操作を行う操作部を備えるものにおいて、
    前記バーナヘッド部の操作部に近い部分に前記特定領域が設けられ、前記加熱むら発生制御では、特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を前記一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量よりも少なくすることを特徴とするガスコンロ。
  3. 請求項1又は2記載のガスコンロを具備する調理システムであって、調理容器内の泡立ちを検出可能な泡立ち検出手段を備え、調理モードとして麺茹でモードが選択されたときに、前記特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を前記一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量よりも少なくする前記加熱むら発生制御を実行するようにし、この加熱むら発生制御の実行時に、泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が所定の閾値以上になったときは、一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を減少させる制御を行うことを特徴とする調理システム。
  4. 請求項3記載の調理システムであって、調理モードとして麺茹でモードを選択したときに、前記一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を最大量よりも少ない所定の第1設定量、前記特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を第1設定量よりも少ない第2設定量として、前記加熱むら発生制御を開始し、前記泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が前記閾値に達するまでは、一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を第1設定量から段階的に増加する制御を行うことを特徴とする調理システム。
  5. 請求項4記載の調理システムであって、前記泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が前記閾値に達しないまま、前記一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量が前記第1設定量よりも多い所定の第3設定量まで増加されたときは、泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が前記閾値に達するまで、前記特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を前記第2設定量から段階的に増加する制御を行うことを特徴とする調理システム。
  6. 請求項5記載の調理システムであって、前記特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を前記第2設定量よりも増加させた状態で、前記泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が前記閾値以上になったときは、先ず、特定領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を第2設定量に減少させ、その後も泡立ち検出手段で検出される調理容器内の泡立ち箇所の調理容器全体に対する面積比率が前記閾値以上であるときは、前記一般領域に位置する各炎口からの混合気の噴出量を前記第1設定量よりも少ない所定の第4設定量に減少させる制御を行うことを特徴とする調理システム。
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