JP2021161913A - 電動送液ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータが備えるコイルの通電制御を行なうための制御基板が、ロータに関して羽根車とは反対側でポンプケーシングに隣接して配置され、制御基板の一面の周縁部に弾性的に係合するスナップフィット爪を先端部に有する複数の片持ち梁部と、制御基板の他面に先端部を当接させる複数の支柱部とが、ステータのインシュレータもしくはモータケーシングに設けられる電動送液ポンプにおいて、樹脂モールドを不要として生産性の向上およびコストの低減を図った上で、制御基板をしっかりと保持する。【解決手段】ステータ17の羽根車12,13とは反対側の端部および制御基板53を覆って碗状に形成されるケーシングカバー51が、モータケーシング46に液密に結合され、ケーシングカバー51に、制御基板53に係合されたスナップフィット爪68の制御基板53からの離脱を規制する規制部71が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、羽根車を収容するポンプ室と、前記羽根車に同軸にかつ相対回転不能に連結されるロータを収容するロータ室とがポンプケーシング内に形成され、ステータコアにインシュレータを介してコイルが巻装されて成るとともに前記ロータを囲繞して前記ポンプケーシングの外側に配置されるステータが、当該ステータを囲繞するとともに前記ポンプケーシングに結合される非磁性材料製のモータケーシングに固設され、前記コイルの通電制御を行なうための制御基板が、前記ロータに関して前記羽根車とは反対側で前記ポンプケーシングに隣接して配置され、当該制御基板の一面の周縁部に弾性的に係合するスナップフィット爪を先端部に有する複数の片持ち梁部と、前記制御基板の他面に先端部を当接させる複数の支柱部とが、前記インシュレータもしくは前記モータケーシングに設けられる電動送液ポンプに関する。
電動モータの外郭をなすモータハウジングの一部を構成する略有底円筒状の分離板が、当該分離板にステータを嵌装するとともに前記分離板に設けられる爪および支柱によって制御基板を保持することで分離板の外側にステータや制御基板等を仮保持した状態で、絶縁性のモールド樹脂で被覆されるようにしたモータ一体型ポンプが、特許文献1で知られている。また配線基板の表側面に係合する爪部を有する第1の支柱と、配線基板の裏側面を支える第2の支柱とが固定子の複数箇所にそれぞれ設けられるようにした固定子配線基板の保持構造が、特許文献2で知られている。
特許第5332414号公報 特開平11−355996号公報
上記特許文献1で開示されたものによれば、ステータや制御基板がモールド樹脂に埋設されることによって、耐震性を高めることができるものの、形状が複雑である制御基板の周囲にモールド樹脂を流し込んで固化する工程は、時間がかかる上に、気泡の噛み込みによる樹脂未充填や基板反りの問題が発生し易いために生産性が低く、コストが嵩んでしまう。また前記分離板に前記制御基板を仮保持するにあたっては、インシュレータに複数個ずつ一体に形成される支持突起および爪で制御基板を仮保持する構造であり、支持突起および爪が離間して配置されているので、樹脂充填時に制御基板が歪んでしまう虞がある。そこで樹脂モールドを廃止してしまうと、制御基板の位置が径方向にわずかにずれるだけで爪が制御基板から外れてしまう。
また特許文献2で開示される構造では、第1の支柱が有する爪部が柔軟に形成されているので、電動モータの回転作動時に爪部が揺動してしまい、爪部が配線基板から外れたり、爪部が配線基板を叩いて無用な雑音が生じたりする虞がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、樹脂モールドを不要として生産性の向上およびコストの低減を図った上で、制御基板をしっかりと保持し得るようにした電動送液ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、羽根車を収容するポンプ室と、前記羽根車に同軸にかつ相対回転不能に連結されるロータを収容するロータ室とがポンプケーシング内に形成され、ステータコアにインシュレータを介してコイルが巻装されて成るとともに前記ロータを囲繞して前記ポンプケーシングの外側に配置されるステータが、当該ステータを囲繞するとともに前記ポンプケーシングに結合される非磁性材料製のモータケーシングに固設され、前記コイルの通電制御を行なうための制御基板が、前記ロータに関して前記羽根車とは反対側で前記ポンプケーシングに隣接して配置され、当該制御基板の一面の周縁部に弾性的に係合するスナップフィット爪を先端部に有する複数の片持ち梁部と、前記制御基板の他面に先端部を当接させる複数の支柱部とが、前記インシュレータもしくは前記モータケーシングに設けられる電動送液ポンプにおいて、前記ステータの前記羽根車とは反対側の端部および前記制御基板を覆って碗状に形成されるケーシングカバーが、前記モータケーシングに液密に結合され、前記ケーシングカバーの内面に、前記制御基板に係合された前記スナップフィット爪の前記制御基板からの離脱を規制する規制部が形成されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記ケーシングカバーが、前記制御基板の前記一面に対向する端壁部を有し、前記片持ち梁部および前記支柱部が、前記羽根車および前記ロータの回転軸線方向から見た平面視で前記制御基板の周縁部に点在して配置され、前記制御基板の前記一面が、伝熱性を有する隙間埋め材を介して前記端壁部に支持されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記規制部が、前記ケーシングカバーの周方向での前記片持ち梁部の位置を規制しつつ当該片持ち梁部の一部を挿入することを可能として、前記ケーシングカバーの内面に凹んで形成されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記片持ち梁部および前記支柱部が前記モータケーシングに一体に形成され、前記スナップフィット爪の投影を含む断面形状の切り抜き孔が、前記モータケーシングを貫通して形成されることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記支柱部が、前記モータケーシングの周方向で前記切り抜き孔に隣接した位置に配置されることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、ステータの羽根車とは反対側の端部および制御基板を覆う碗状のケーシングカバーが有する規制部で、片持ち梁部の先端部のスナップフィット爪が制御基板から外れることが規制されるので、樹脂モールドをしなくても制御基板をしっかりと保持することができ、生産性の向上およびコストの低減を図ることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、片持ち梁部および支柱部が制御基板の周縁部に点在して配置され、制御基板が、伝熱性を有する隙間埋め材を介してケーシングカバーの端壁部に支持されるので、制御基板の周縁部を確実に保持しつつ制御基板の中央寄りの部分が端壁部側に彎曲してしまうのを阻止することが可能である。これにより、集積度の高い電子部品を用いて制御基板を製作することができ、制御基板ひいては電動送液ポンプの小型軽量化に寄与することができる。また隙間埋め材が伝熱性を有するものであるので、制御基板の熱を効率よく放散することができる。
本発明の第3の特徴によれば、ケーシングカバーの周方向での片持ち梁部の位置が規制部で規制されるので、モータケーシングおよびケーシングカバーの周方向相対位置が定まる。これにより隙間埋め材を制御基板の発熱位置に正確に位置決めすることができ、ケーシングカバーのモータケーシングへの組み付けが容易となるだけでなく、隙間埋め材の量を必要最小限としてコスト低減を図ることができる。しかも規制部がケーシングカバーの内面に凹んで形成されるので、規制部がケーシングカバーの内面に形成されるにもかかわらず、ケーシングカバーの外形が大きくなることが避けられる。
本発明の第4の特徴によれば、スナップフィット爪の投影を含む切り抜き孔がモータケーシングを貫通して形成されるので、スナップフィット爪を先端部に有する片持ち梁部および支柱部をモータケーシングとともに射出成形する際にアンダーカットを生じさせないようにして、スライドコアを不要とし、射出成形金型を安価とし、コスト低減を図ることができる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、支柱部がモータケーシングの周方向で切り抜き孔に隣接した位置に在るので、制御基板の周縁部の複数箇所を相互に近接した位置に在るスナップフィット爪および支柱部で両側から挟み込むことになり、制御基板の周縁部での歪みの発生を抑えることができる。
電動送液ポンプの縦断面図である。 ステータおよびモータケーシングの平面図である。 ステータおよびモータケーシングを下方から見た斜視図である。 第2のケーシングカバーを下方(a)および上方(b)から見た斜視図である。 図1の5矢示部拡大図である。
本発明の実施の形態について添付の図1〜図5を参照しながら説明すると、先ず図1において、この電動送液ポンプは、共通の支軸11で回転可能に支持される第1の羽根車12および第2の羽根車13がポンプケーシング14内に収容される送液ポンプ15と、前記第1および第2の羽根車12,13に同軸にかつ相対回転不能に連結されて前記ポンプケーシング14内に収容されるロータ16ならびに当該ロータ16を囲繞しつつ前記ポンプケーシング14外に配置されるステータ17を有する電動モータ18とを備える。
前記ポンプケーシング14は、ポンプケーシング主体19と、そのポンプケーシング主体19の上部に結合されるカバー部材20と、前記ポンプケーシング主体19の下部に結合される缶状のケース部材21とで構成される。
前記ポンプケーシング主体19は、上下方向に延びる円筒状の筒部19aと、その筒部19aの軸線方向部から半径方向内方に張り出す内向き張り出し部19bとを一体に有して、合成樹脂により形成される。また前記カバー部材20は、前記ポンプケーシング主体19における前記筒部19aの上端部に液密に結合される円板状のカバー部材主部20aと、吸入口22を形成しつつ上下方向に延びて前記カバー部材主部20aの中央部に一体に連設される吸入筒部20bとを一体に有して、合成樹脂により形成される。さらに前記ケース部材21は、前記ポンプケーシング主体19における前記筒部19aの内径よりも小さな内径を有して上方を開放した有底円筒部21aと、その有底円筒部21aの上端部から半径方向外方に張り出して前記筒部19aの下端部に液密に結合されるフランジ部21bとを一体に有して合成樹脂により形成される。
前記カバー部材20の前記カバー部材主部20aと、前記ポンプケーシング主体19の前記内向き張り出し部19bとの間にはデフューザ23が挟持される。前記カバー部材主部20aおよび前記デフューザ23間には、前記吸入口22に通じる第1のポンプ室24が形成される。また前記ポンプケーシング主体19の前記内向き張り出し部19bと、前記ケース部材21との間には第2のポンプ室25が形成される。
前記第1の羽根車12は、第1の羽根車本体27と、前記支軸11の軸線方向両側から前記第1の羽根車本体27を挟む第1の補間部材28および第1の前面プレート29とが接合されて成り、前記第1のポンプ室24に回転可能に収容される。また前記第2の羽根車13は、第2の羽根車本体30と、前記支軸11の軸線方向両側から前記第2の羽根車本体30を挟む第2の補間部材31および第2の前面プレート32とが接合されて成り、前記第2のポンプ室25に回転可能に収容される。
前記支軸11の上端部は、前記カバー部材20に設けられて前記吸入口22の内側に配置される保持部33に保持される。この保持部33は、前記吸入筒部20bの前記第1のポンプ室24側端部の中央部に配置されるものであり、前記吸入筒部20bの前記第1のポンプ室24側の端部内周に、周方向に間隔をあけて配置される複数の支持腕部35を介して一体に連設される。前記保持部33は、下方に開放した嵌合凹部34を有しており、前記支軸11の前記上端部が前記嵌合凹部34に嵌合、固定される。一方、前記ケース部材21は、前記有底円筒部21aの下端閉塞部中央から上方に延びる円筒状の支持筒部21cを一体に有しており、前記支軸11の下端部は前記支持筒部21c内に嵌合される。すなわち前記支軸11の両端部は、前記ポンプケーシング14における前記保持部33および支持筒部21cで固定的に支持されることになる。
前記ロータ16は、ロータハブ37と、そのロータハブ37に固定されるボンド磁石38とから成り、ポンプケーシング14内に形成されるロータ室26に収容される。前記ロータ室26は、前記第2のポンプ室25に連なりつつ前記ポンプケーシング14における前記ケース部材21の前記有底円筒部21a内に形成される。
前記ロータハブ37は、前記支持筒部21cを同軸に囲繞する円筒状の磁石支持部37aと、その磁石支持部37aよりも小径に形成されて前記支軸11を同軸に囲繞しつつ前記磁石支持部37aの上端部から上方に延出される延出筒部37bとが同軸にかつ一体に連設されて成り、前記ボンド磁石38は前記磁石支持部37aの外周にアウトサート成形される。
前記ロータハブ37における前記延出筒部37bは、前記デフューザ23の中央部に設けられる第1の中央孔43ならびに前記ポンプケーシング主体19の前記内向き張り出し部19bの内周で形成される第2の中央孔44を貫通しつつ、第1および第2のポンプ室24,25の中央部に配設されるものであり、この延出筒部37bの上端部には前記第1の羽根車12がスナップフィット等によって固定され、前記延出筒部37bの上下方向中間部には、前記第2の羽根車13がスナップフイット等によって固定される。
前記第1の羽根車12が有する第1の補間部材28には、前記延出筒部37bを同軸に囲繞しつつ下方に延びる円筒状の第1のスペーサ28aが一体に設けられており、この第1のスペーサ28aの下端部は、前記第2の羽根車13における第2の羽根車本体30の中央部に当接される。また前記第2の羽根車13が有する第2の補間部材31には、前記延出筒部37bを同軸に囲繞しつつ下方に延びる円筒状の第2のスペーサ31aが一体に設けられており、この第2のスペーサ31aの下端部は、前記磁石支持部37aの上端部に当接される。
前記ロータハブ37は、前記支軸11に、第1および第2の滑り軸受40,41を介して回転自在に支持される。前記第1の滑り軸受40は、前記保持部33との間にワッシャ42を介在させて前記延出筒部37bの上部に圧入される。また前記第2の滑り軸受41は、前記支持筒部21cの上端との間にわずかな隙間(図示せず)を生じさせて、前記延出筒部37bの軸線方向下方で前記磁石支持部37a内に圧入される。
前記電動モータ18の作動時に前記第1の羽根車12で遠心方向に向かって生じた加圧液体の主流は、前記デフューザ23によって向心方向に方向転換された後、前記第2の中央孔44の内周および前記延出筒部37bの外周間の環状通路を経て前記第2のポンプ室25に送り込まれ、第2の羽根車13で加圧された液体は、前記ポンプケーシング主体19に設けられて前記第2のポンプ室25に通じる吐出管(図示せず)から吐出される。
図2および図3を併せて参照して、前記ステータ17は、前記ロータ16を囲繞して前記ポンプケーシング14の外側に配置され、この実施の形態では、前記ステータ17は、前記ポンプケーシング14の前記ケース部材21における前記有底円筒部21aの外側に配置され、このステータ17を囲繞するモータケーシング46に当該ステータ17が固設される。
前記ステータ17は、ステータコア47にインシュレータ48を介して3相のコイル49が巻装されて成るものであり、前記ステータコア47は、たとえば正九角形の筒状に形成されるヨーク47aと、そのヨーク47aの正九角形の各辺の内周の周方向に等間隔をあけた複数箇所から半径方向内方に突出する9個のT字状のティース47bとを一体に有する。
前記インシュレータ48は、前記ヨーク47aの両端部の一部および前記ティース47bの内周側先端部を前記有底円筒部21aの外側に臨ませるために露呈しつつ前記ステータコア47を被覆する。一方、前記モータケーシング46は、この実施の形態では前記インシュレータ48をインサートした電気絶縁性樹脂材で成形され、これにより前記ステータ17は、その少なくとも一部が前記モータケーシング46で鋳包まれて固定される。
前記モータケーシング46の外周寄り上端部は、環状である第1のシール部材50を介して前記ケース部材21における前記フランジ部21bの外周寄り下面に結合される。また前記モータケーシング46の下部には、上方に開いた碗状のケーシングカバー51が環状である第2のシール部材52を介して液密に結合される。前記ケーシングカバー51および前記モータケーシング46間には、前記コイル49の通電制御を行なうための制御基板53が収容され、この制御基板53は、前記ロータ16に関して前記第1および第2の羽根車12,13とは反対側で、前記ポンプケーシング14の前記ケース部材21における前記有底円筒部21aの閉塞端に隣接して配置される。
前記第1のシール部材50よりも内方で、前記モータケーシング46の上端部には、3相の前記コイル49間にわたる渡り線を電着するための3つの通電端子54が植設され、この実施の形態では、前記モータケーシング46を軸線方向に貫通した前記通電端子54の下部先端部位が図3で示すように前記制御基板53に対向され、この下部先端部位が前記制御基板53に電気的に接続される。
図1に注目して、前記モータケーシング46には、当該モータケーシング46内に通じる一端開口部56ならびに外部に開口した他端開口部57を両端に有する通気路55が形成される。前記一端開口部56は、前記第1のシール部材50よりも内方で前記モータケーシング46の上端部に開口するものであり、前記他端開口部57は、前記一端開口部56よりも下方で前記モータケーシング46の外側面に開口する。
しかも前記通気路55は、前記一端開口部56から前記ステータコア47の外側面すなわち前記ヨーク47aの外側面に沿って下方に延びる加熱通路部58と、その加熱通路部58の下端部および前記他端開口部57間を結ぶ外側通路部59とで、L字状の縦断面を有する形状に形成される。
前記一端開口部56は、前記加熱通路部58の上端部との間に上方に臨む環状段部を形成しつつ前記加熱通路部58よりも大径に形成される。また前記外側通路部59および前記他端開口部57は矩形の同一形状に形成される。
前記通気路55の前記一端開口部56には、通気透湿を可能とするとともに浸水防止を可能とした透湿防水手段としての呼吸フィルタ61が配設されるものであり、合成樹脂フイルムからの切り出しで円形に形成される前記呼吸フィルタ61は、前記加熱通路部58の上部を封止しつつ、前記一端開口部56および前記加熱通路部58間の前記環状段部に溶着される。
上述のように前記モータケーシング46内に通じる一端開口部56ならびに外部に開口した他端開口部57を両端に有する通気路55が前記モータケーシング46に形成され、通気透湿を可能とするとともに浸水防止を可能とした呼吸フィルタ61が、前記通気路55の前記一端開口部56に配設されることにより、電動モータ18の作動時に最も熱くなるステータ17のコイル49からの熱が通気路55側に効率よく(スムーズに)伝達されることになり、モータケーシング46内で膨張した空気が前記呼吸フィルタ61を透過して外部に放出される際、通気路55内の空気が冷却されることはない。このため冷却による結露は通気路55の外部で生じることになり、モータケーシング46内に液滴が溜まる虞はなく、電動送液ポンプの信頼性を高めることができる。しかも前記一端開口部56は前記他端開口部57よりも上方に在るので、前記通気路55の外部での結露によって生じた液滴が前記呼吸フィルタ61側に流れ戻ることはない。
また前記通気路55が、前記一端開口部56から前記ステータコア47の外側面に沿って下方に延びる加熱通路部58と、その加熱通路部58の下端部および前記他端開口部57間を結ぶ外側通路部59とで、L字状の縦断面を有する形状に形成されるので、前記加熱通路部58を前記ステータ17のコイル49からの熱で効率よく加熱することができるとともに、前記通気路55をL字状のラビリンス構造として前記呼吸フィルタ61に対する外部からの被水を抑制することができる。
図4および図5を併せて参照して、前記インシュレータ48もしくは前記モータケーシング46、この実施の形態では前記モータケーシング46には、前記制御基板53の一面53aの周縁部に弾性的に係合するスナップフィット爪68を先端部に有する複数の片持ち梁部67と、前記制御基板53の他面53bに先端部を当接させる複数の支柱部69とが設けられる。
前記片持ち梁部67および前記支柱部69は、前記1段目羽根車12、前記2段目羽根車13および前記ロータ16の回転軸線方向から見た平面視で前記制御基板53の周縁部に点在して配置されるものであり、この実施の形態で前記片持ち梁部67は前記モータケーシング46の周方向に等間隔をあけた6箇所に配置される。
前記片持ち梁部67および前記支柱部69は、射出成形により前記モータケーシングとともに一体成形されるものであり、前記片持ち梁部67の先端部の前記スナップフィット爪68の投影を含む断面形状の切り抜き孔70が、前記モータケーシング46を貫通して形成される。
しかも前記支柱部69は、前記モータケーシング46の周方向で前記切り抜き孔70に隣接した位置に配置されるものであり、この実施の形態で、前記支柱部69は、前記片持ち梁部67および前記切り抜き孔70を周方向両側から挟みつつ、前記モータケーシング46の周方向に等間隔をあけた6箇所に一対ずつ配置される。
一方、前記ケーシングカバー51は、前記制御基板53の前記一面53aに対向してたとえば正六角形状に形成される端壁部51aと、この端壁部51aの周縁部に一端を連ならせて正六角形の角筒状に形成される筒部51bと、当該筒部51bの他端部から外側方に張り出すフランジ部51cとを一体に有し、前記フランジ部51cが前記モータケーシング46に第2のシール部材52を介して液密に結合される。
本発明に従えば、前記ケーシングカバー51の内面には、前記制御基板53の前記一面53aに係合された前記スナップフィット爪68の前記制御基板53からの離脱を規制する規制部71が、複数(この実施の形態では6個)の前記片持ち梁部67に個別に対応して形成される。
前記規制部71は、前記ケーシングカバー51の周方向での前記片持ち梁部67の位置を規制しつつ当該片持ち梁部67の一部を挿入を可能として、前記ケーシングカバー51の内面に凹んで形成されるものであり、この実施の形態で前記規制部71は、前記ケーシングカバー51における前記筒部51bの内面に形成されて当該筒部51bの長手方向に延びる溝状部分71aと、当該溝状部分71aに連なって前記端壁部51aの周縁部内面に形成される凹状部分71bとから成る。
前記片持ち梁部67の一部は、当該片持ち梁部67の先端部の前記スナップフィット爪68を前記制御基板53の前記一面53aに係合させた状態で前記規制部71の前記溝状部分71aに挿入されており、これにより前記ケーシングカバー51の周方向での前記片持ち梁部67の位置が規制される。また前記スナップフィット爪68の一部は前記規制部71の前記凹状部分71bに挿入される。
前記制御基板53の前記一面53aに係合された前記スナップフィット爪68の前記制御基板53から離脱する方向での前記片持ち梁部67と前記溝状部分71aの閉塞端との間の距離L1は、前記スナップフィット爪68の前記制御基板53との係合長さL2よりも短く(L1<L2)設定されており、これにより、前記スナップフィット爪68の前記制御基板53からの離脱が規制される。
さらに前記制御基板53の前記一面53aは、前記ケーシングカバー51の前記端壁部51aに伝熱性を有する隙間埋め材72を介して支持される。この実施の形態では、前記ケーシングカバー51における前記端壁部51aの内面には、前記制御基板53の発熱位置に対応して、たとえば2つの受け突部73が一体に突設されており、前記制御基板53の前記一面53aは、前記隙間埋め材72を介して前記受け突部73に支持される。
ところで前記隙間埋め材72は、たとえば熱伝導グリス、シリコン材および熱伝導シート等であり、ケーシングカバー51の前記モータケーシング46への組み付け前に前記受け突部73に塗布もしくは貼付される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、電動モータ18におけるステータ17が有するコイル49の通電制御を行なうための制御基板53が、前記電動モータ18におけるロータ16に関して第1および2段目羽根車12,13とは反対側でポンプケーシング14に隣接して配置され、当該制御基板53の一面53aの周縁部に弾性的に係合するスナップフィット爪68を先端部に有する複数の片持ち梁部67と、前記制御基板53の他面53bに先端部を当接させる複数の支柱部69とが、前記インシュレータ48もしくはモータケーシング46、この実施の形態では前記モータケーシング46に設けられ、前記ステータ17の前記第1および2段目羽根車12,13とは反対側の端部と、前記制御基板53とを覆って碗状に形成されるケーシングカバー51が、前記モータケーシング46に液密に結合され、前記ケーシングカバー51の内面に、前記制御基板53に係合された前記スナップフィット爪68の前記制御基板53からの離脱を規制する規制部71が形成されるので、樹脂モールドをしなくても前記制御基板53をしっかりと保持することができ、生産性の向上およびコストの低減を図ることができる。
また前記ケーシングカバー51が、前記制御基板53の前記一面53aに対向する端壁部51aを有し、前記片持ち梁部67および前記支柱部69が、前記1段目羽根車12、前記2段目羽根車13および前記ロータ16の回転軸線方向から見た平面視で前記制御基板53の周縁部に点在して配置され、前記制御基板53の前記一面53aが、伝熱性を有する隙間埋め材72を介して前記端壁部51aに支持されるので、前記制御基板53の周縁部を確実に保持しつつ当該制御基板53の中央寄りの部分が前記端壁部51a側に彎曲してしまうのを阻止することが可能である。これにより、集積度の高い電子部品を用いて制御基板53を製作することができ、制御基板53ひいては電動送液ポンプの小型軽量化に寄与することができる。また前記隙間埋め材72が伝熱性を有するものであるので、制御基板53の熱を効率よく放散することができる。
また前記規制部71が、前記ケーシングカバー51の周方向での前記片持ち梁部67の位置を規制しつつ当該片持ち梁部67の一部を挿入することを可能として、前記ケーシングカバー51の内面に凹んで形成されるので、前記モータケーシング46および前記ケーシングカバー51の周方向相対位置が定まる。これにより前記隙間埋め材72を前記制御基板の発熱位置に正確に位置決めすることができ、前記ケーシングカバー51の前記モータケーシングへの組み付けが容易となるだけでなく、前記隙間埋め材72の量を必要最小限としてコスト低減を図ることができる。しかも前記規制部71が前記ケーシングカバー51の内面に凹んで形成されるので、前記規制部71が前記ケーシングカバー51の内面に形成されるにもかかわらず、当該ケーシングカバー51の外形が大きくなることが避けられる。
また前記片持ち梁部67および前記支柱部69が前記モータケーシング46に一体に形成され、前記スナップフィット爪68の投影を含む断面形状の切り抜き孔70が、前記モータケーシング46を貫通して形成されるので、前記スナップフィット爪68を先端部に有する前記片持ち梁部67および前記支柱部69を前記モータケーシング46とともに射出成形する際にアンダーカットを生じさせないようにして、スライドコアを不要とし、射出成形金型を安価とし、コスト低減を図ることができる。しかもこの実施の形態で前記切り抜き孔70は、モータケーシング46内で膨張した空気を外部に放出するために前記モータケーシング46に形成される通気路55に、送液ポンプ15および電動モータ18と、ケーシングカバー51との間に形成される基板収容空間を通じさせる機能も果たすことになり、前記基板収容空間の呼吸も可能となる。
さらに前記支柱部69が、前記モータケーシング46の周方向で前記切り抜き孔70に隣接した位置に配置されるので、前記制御基板53の周縁部の複数箇所を相互に近接した位置に在る前記スナップフィット爪68および前記支柱部69で両側から挟み込むことになり、前記制御基板53の周縁部での歪みの発生を抑えることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上述の実施の形態では、コンパクトな構造でより高い圧力を得るために送液ポンプ15を2段式とした電動送液ポンプについて説明したが、本発明は、そのような2段式の送液ポンプ15を有する電動送液ポンプに限定されるものではなく、1段式の送液ポンプを有する電動送液ポンプにも適用することができる。
12,13・・・羽根車
14・・・ポンプケーシング
16・・・ロータ
17・・・ステータ
24,25・・・ポンプ室
26・・・ロータ室
46・・・モータケーシング
47・・・ステータコア
48・・・インシュレータ
49・・・コイル
51・・・ケーシングカバー
53・・・制御基板
53a・・・一面
53b・・・他面
67・・・片持ち梁部
68・・・スナップフィット爪
69・・・支柱部
70・・・切り抜き孔
71・・・規制部
72・・・隙間埋め材

Claims (5)

  1. 羽根車(12,13)を収容するポンプ室(24,25)と、前記羽根車(12,13)に同軸にかつ相対回転不能に連結されるロータ(16)を収容するロータ室(26)とがポンプケーシング(14)内に形成され、ステータコア(47)にインシュレータ(48)を介してコイル(49)が巻装されて成るとともに前記ロータ(16)を囲繞して前記ポンプケーシング(14)の外側に配置されるステータ(17)が、当該ステータ(17)を囲繞するとともに前記ポンプケーシング(14)に結合される非磁性材料製のモータケーシング(46)に固設され、前記コイル(49)の通電制御を行なうための制御基板(53)が、前記ロータ(16)に関して前記羽根車(12,13)とは反対側で前記ポンプケーシング(14)に隣接して配置され、当該制御基板(53)の一面(53a)の周縁部に弾性的に係合するスナップフィット爪(68)を先端部に有する複数の片持ち梁部(67)と、前記制御基板(53)の他面(53b)に先端部を当接させる複数の支柱部(69)とが、前記インシュレータ(48)もしくは前記モータケーシング(46)に設けられる電動送液ポンプにおいて、前記ステータ(17)の前記羽根車(12,13)とは反対側の端部ならびに前記制御基板(53)を覆って碗状に形成されるケーシングカバー(51)が、前記モータケーシング(46)に液密に結合され、前記ケーシングカバー(51)に、前記制御基板(53)に係合された前記スナップフィット爪(68)の前記制御基板(53)からの離脱を規制する規制部(71)が形成されることを特徴とする電動送液ポンプ。
  2. 前記ケーシングカバー(51)が、前記制御基板(53)の前記一面(53a)に対向する端壁部(51a)を有し、前記片持ち梁部(67)および前記支柱部(69)が、前記羽根車(12,13)および前記ロータ(16)の回転軸線方向から見た平面視で前記制御基板(53)の周縁部に点在して配置され、前記制御基板(53)の前記一面(53a)が、伝熱性を有する隙間埋め材(72)を介して前記端壁部(51a)に支持されることを特徴とする請求項1に記載の電動送液ポンプ。
  3. 前記規制部(71)が、前記ケーシングカバー(51)の周方向での前記片持ち梁部(67)の位置を規制しつつ当該片持ち梁部(67)の一部を挿入することを可能として、前記ケーシングカバー(51)の内面に凹んで形成されることを特徴とする請求項2に記載の電動送液ポンプ。
  4. 前記片持ち梁部(67)および前記支柱部(69)が前記モータケーシング(46)に一体に形成され、前記スナップフィット爪(68)の投影を含む横断面形状の切り抜き孔(70)が、前記モータケーシング(46)を貫通して形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動送液ポンプ。
  5. 前記支柱部(69)が、前記モータケーシング(46)の周方向で前記切り抜き孔(70)に隣接した位置に配置されることを特徴とする請求項4に記載の電動送液ポンプ。
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