JP2021160813A - 積層剥離容器 - Google Patents

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Takanori Suzuki
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Abstract

【課題】内層体の外層体からの剥離性を高めたスクイズタイプの積層剥離容器を提供する。【解決手段】外層体2と、外層体2の内面に剥離可能に積層された減容変形自在の内層体3と、外層体2と内層体3との間に連なる外気導入口9と、を備えた積層剥離容器1であって、筒状の口部4と、口部4に連なる肩部5と、肩部5に連なる胴部6と、胴部6に連なる底部7と、を有するボトル形状であり、胴部6にスクイズ領域6aが設けられ、スクイズ領域6aが、3つ以上のパネル状部6a1と、それぞれ隣り合うパネル状部6a1を連ねる3つ以上の角部6a2と、を備えた略角筒状であることを特徴とする積層剥離容器1。【選択図】図1

Description

本発明は、積層剥離容器に関する。
醤油等の食品調味料又は飲料等の食品や、化粧水等の化粧料、シャンプー、リンス又は液体石鹸等のトイレタリー等を内容物として収納する容器として、外層体と、外層体の内面に剥離可能に積層された減容変形自在の内層体と、外層体と内層体との間に連なる外気導入口とを備えた積層剥離容器が知られている。上記構成の積層剥離容器では、内容物を外部に吐出させた後、外気導入口から外層体と内層体との間に外気を導入して、内容物の吐出に合わせて内層体を減容変形させることができるので、内容物が外気と置換されることなく吐出されるようにして、内層体に収納された内容物への外気の接触を抑制し、その劣化や変質を抑制することができる。
このような積層剥離容器として、従来、筒状の口部と、口部に連なる肩部と、肩部に連なる胴部と、胴部に連なる底部と、を有するボトル形状を有するとともに、胴部に可撓性と復元性とを有する円筒状のスクイズ領域を備え、スクイズ領域をスクイズ(押圧)することで、容器の内部に収納されている内容物を口部から外部に押し出して吐出させるスクイズタイプのものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2019−18892号公報
しかし、上記従来の積層剥離容器においても、スクイズ領域をスクイズして内容物を吐出させた後、スクイズ領域が元の形状に復元する際、スクイズ領域において内層体が外層体から剥離し難い場合があり、この点で、改善の余地があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、内層体の外層体からの剥離性を高めたスクイズタイプの積層剥離容器を提供することにある。
本発明の積層剥離容器は、外層体と、前記外層体の内面に剥離可能に積層された減容変形自在の内層体と、前記外層体と前記内層体との間に連なる外気導入口と、を備えた積層剥離容器であって、筒状の口部と、前記口部に連なる肩部と、前記肩部に連なる胴部と、前記胴部に連なる底部と、を有するボトル形状であり、前記胴部にスクイズ領域が設けられ、前記スクイズ領域が、3つ以上のパネル状部と、それぞれ隣り合う前記パネル状部を連ねる3つ以上の角部と、を備えた略角筒状であることを特徴とする。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記肩部と前記スクイズ領域との間に周状の段差部が設けられ、前記段差部の、前記パネル状部と前記肩部との間の部分に、容器内方に向けて凹む凹部が設けられているのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記外層体に対応する外プリフォームの内側に、前記内層体に対応する内プリフォームを組み込んだプリフォーム組立体をブロー成形して形成されたブロー成形品であるのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、それぞれの前記パネル状部が、周方向に向けて所定の曲率で湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる形状であるとともに、それぞれの前記角部が、周方向に向けて前記パネル状部よりも大きい曲率で湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる形状であるのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、それぞれの前記パネル状部が周方向に向けて直線状に延びる形状であるとともに、それぞれの前記角部が周方向に向けて所定の曲率で湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる形状であるのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記スクイズ領域が、軸方向の一端と他端との間の部分が径方向外側に突出する略鼓形状であるのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記外気導入口が前記口部に設けられているのが好ましい。
本発明によれば、内層体の外層体からの剥離性を高めたスクイズタイプの積層剥離容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である積層剥離容器の正面図である。 図1に示す積層剥離容器のA−A線に沿う断面図である。 図1に示す積層剥離容器のB−B線に沿う断面図である。 変形例のスクイズ領域の、図2に対応する部分の断面図である。 変形例のスクイズ領域の外形形状を模式的に示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施の形態である積層剥離容器1について詳細に例示説明する。
本明細書及び特許請求の範囲においては、上下方向は、図1に示すように、積層剥離容器1を正立姿勢とした状態における上下方向(軸線Oが延びる方向)を意味するものとし、径方向は、積層剥離容器1の軸線Oを通るとともに軸線Oに垂直な方向を意味するものとする。
図1に示す積層剥離容器1は、例えば、醤油等の食品調味料又は飲料等の食品や、化粧水等の化粧料、シャンプー、リンス又は液体石鹸等のトイレタリー等の種々の内容物を収納する用途に用いることができるスクイズタイプのものであり、外層体2と内層体3とを有する二重構造となっている。
外層体2は積層剥離容器1の外殻を構成するものであり、本実施の形態では、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)製となっている。なお、外層体2は、単層構造に限らず、ポリエチレンテレフタレート樹脂を主材として構成されていれば、バリア性等を向上させるための複数層の構造を有するものとすることができる。
本実施の形態では、内層体3もポリエチレンテレフタレート樹脂製となっている。内層体3は、外層体2よりも厚みが薄い袋状に形成されており、外層体2の内面に剥離可能に積層されている。外層体2の内面に対する内層体3の剥離は、接着状態からの剥離、擬似接着状態からの剥離、密着状態からの離間、の何れであってもよい。内層体3の内部は収納空間Sとなっており、収納空間Sに内容物を収納することができる。内層体3は、内容物が収納空間Sから外部に注出されるのに伴って、外層体2の内面から剥離しつつ、その内容積を減少させるように減容変形自在である。なお、内層体3も、単層構造に限らず、ポリエチレンテレフタレート樹脂を主材として構成されていれば、バリア性等を向上させるための複数層の構造を有するものとすることができる。
本実施の形態では、積層剥離容器1は、外層体2及び内層体3の何れもが、2軸延伸可能なポリエチレンテレフタレート樹脂で形成されたポリエチレンテレフタレート樹脂製となっている。このようなポリエチレンテレフタレート樹脂としては、例えばホモPET等が挙げられるが、IPA(イソフタル酸)変性PET又はCHDM変性PET等の他のPETを用いることもできる。外層体2を構成するポリエチレンテレフタレート樹脂と、内層体3を構成するポリエチレンテレフタレート樹脂とは同じ構成とすることも異なる構成とすることもできる。
外層体2及び内層体3をポリエチレンテレフタレート樹脂製としたことにより、積層剥離容器1を軽量で強度が高く、また透明度の高い容器とすることができる。
なお、外層体2及び内層体3は、ポリエチレンテレフタレート樹脂製に限らず、例えばポリプロピレン(PP)製やポリエチレン(PE)製など、他の合成樹脂材料により形成されたものとすることもできる。
積層剥離容器1は、口部4と、口部4の下端に連なる肩部5と、肩部5の下端に連なる胴部6と、胴部6の下端に連なる底部7とを有するボトル形状となっている。
口部4は、軸線Oを中心とする略円筒状となっており、その外周面には注出キャップ等の部材を装着するための雄ねじ4aが一体に設けられている。また、口部4の雄ねじ4aよりも下方側にはネックリング8が一体に設けられている。
口部4の外周面に、雄ねじ4aに替えて、注出キャップ等の部材を打栓によってアンダーカット係合させる突起を設けた構成とすることもできる。また、ネックリング8を設けない構成とすることもできる。
口部4には外気導入口9が設けられている。実施の形態では、外気導入口9は、外層体2の口部4を構成する部分に当該外層体2を径方向に貫通する貫通孔として設けられている。外気導入口9は、外層体2と内層体3との間に連なっており、内層体3が外層体2から剥離するのに伴って、外層体2と内層体3との間に外気を導入することができる。
肩部5は下方に向けて徐々に拡径する形状となっている。本実施の形態では、肩部5は容器外方に向けて凸のドーム状となっており、その軸線Oに垂直な断面形状は略円形である。
肩部5には、周方向に等間隔に並べて複数(18本)の凹リブ10(便宜上、図1においては1つの凹リブにのみ符号を付してある。)が周方向に等間隔に並べて設けられている。これらの凹リブ10は、それぞれ容器内方に向かって凹むとともに上下方向に延びる溝状となっている。
肩部5に複数の凹リブ10を設けた構成とすることにより、口部4に設けられた外気導入口9から胴部6に向けて外層体2と内層体3との間に外気の通路が容易に形成されるようにして、内層体3を外層体2から剥離し易くすることができる。
肩部5は、下方に向けて徐々に拡径する形状であれば、その形状は種々変更可能である。また、肩部5は、凹リブ10が設けられない構成とすることもできる。
胴部6は、全体として略円筒状となっており、スクイズ領域6aと補強領域6bとを有している。
スクイズ領域6aは、胴部6の上下方向の肩部5の側の所定範囲に設けられている。スクイズ領域6aは可撓性を有しており、径方向内側に向けてスクイズ(押圧)されることにより径方向内側(容器内方)に向けて弾性変形することができる。すなわち、積層剥離容器1は、胴部6のスクイズ領域6aを容器内方に向けてスクイズ(押圧)することで、収納空間Sに収納されている内容物を口部4から外部に押し出して吐出させることができる。また、スクイズ領域6aは復元性を有しており、スクイズが解除されると変形状態から元の形状に復元することができる。なお、スクイズ領域6aには、周方向リブは設けられていない。
底部7は、軸線Oを中心とする円環状の接地部7aと、接地部7aの内側に位置する底面パネル7bとを有している。底部7は胴部6の下端を閉塞している。
上記構成の積層剥離容器1は、ブロー成形品となっている。
本実施の形態では、積層剥離容器1は、ポリエチレンテレフタレート樹脂を射出成形して形成された外プリフォームと、外プリフォームとは別にポリエチレンテレフタレート樹脂を射出成形して形成された内プリフォームとを組み合わせた二重構造のプリフォーム組立体を二軸延伸ブロー成形することによって形成されたブロー成形品となっている。なお、外プリフォームは外層体2に対応し、内プリフォームは内層体3に対応する。
積層剥離容器1を、上記したプリフォーム組立体を二軸延伸ブロー成形することによって形成されたブロー成形品とした場合には、口部4は、外層体2の二軸延伸ブロー成形されない部分の径方向内側に、内層体3の二軸延伸ブロー成形されない部分が配置された構成とされる。
積層剥離容器1を、外層体2に対応する外プリフォームの内側に、内層体3に対応する内プリフォームを組み込んだプリフォーム組立体をブロー成形して形成されたブロー成形品としたことで、本実施の形態の積層剥離容器1を、容易且つ精度よく形成することができる。
なお、積層剥離容器1は、外層体2に対応する合成樹脂材料と内層体3に対応する合成樹脂材料とを積層した構成の積層プリフォームを二軸延伸ブロー成形することによって形成されたものとすることもできる。
また、積層剥離容器1は、外層体2に対応する合成樹脂材料と内層体3に対応する合成樹脂材料とが積層された円筒状の積層パリソンを、分割式の金型を用いてブロー成形する押出ブロー成形(EBM:Extrusion Blow Molding)によって形成されたものとすることもできる。
本実施の形態の積層剥離容器1では、図1、図2に示すように、スクイズ領域6aは、3つ以上のパネル状部6a1と、それぞれ隣り合うパネル状部6a1を連ねる3つ以上の角部6a2と、を備えた略角筒状とされる。スクイズ領域6aは、パネル状部6a1及び角部6a2を、それぞれ6〜8つ備えた構成とするのが好ましい。本実施の形態では、スクイズ領域6aは、6つのパネル状部6a1と、それぞれ隣り合うパネル状部6a1を連ねる6つの角部6a2とを備え、横断面(軸線Oに垂直な断面)が略六角形状となる、角筒状となっている。
図2に示すように、本実施の形態では、6つのパネル状部6a1は、それぞれ周方向に向けて所定の曲率で湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる円弧状の横断面を有する形状となっている。また、6つのパネル状部6a1は、軸線Oを中心とした周方向の長さが互いに同一であるとともに軸線Oを中心として周方向に等間隔に並べて設けられている。さらに、パネル状部6a1の横断面における半径は、軸線Oからパネル状部6a1までの距離よりも大きくなっている。これに対し、6つの角部6a2は、それぞれ周方向に向けて湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる円弧状の横断面を有する形状となっており、その曲率はパネル状部6a1よりも大きくなっている。したがって、スクイズ領域6aにおいて、内層体3は、角部6a2の部分よりもパネル状部6a1の部分において、外層体2からより剥離し易くなっている。
よって、スクイズ領域6aがスクイズされて内容物を吐出させた後、スクイズが解除されてスクイズ領域6aが変形状態から元の形状に復元する際に、より剥離し易いパネル状部6a1の部分において内層体3を外層体2から確実に剥離させることができる。
このように、本実施の形態の積層剥離容器1では、胴部6に設けられたスクイズ領域6aを、3つ以上のパネル状部6a1と、それぞれ隣り合うパネル状部6a1を連ねる3つ以上の角部6a2と、を備えた略角筒状としたので、スクイズ領域6aを円筒状とした場合に比べて、スクイズ領域6aにおける内層体3の外層体2からの剥離性を高めることができる。これにより、内容物の吐出に伴って内層体3が外層体2から確実に剥離されるようにして、スクイズタイプとされた積層剥離容器1の、内容物を吐出するための吐出操作性を高めることができる。
特に、本実施の形態のように、積層剥離容器1を、外層体2と内層体3とがポリエチレンテレフタレート樹脂製となるブロー成形品とした場合には、内層体3が外層体2から剥離し難くなるが、このような場合においても、胴部6に設けられたスクイズ領域6aを、3つ以上のパネル状部6a1と、それぞれ隣り合うパネル状部6a1を連ねる3つ以上の角部6a2と、を備えた略角筒状の構成とすることにより、内容物の吐出に伴って内層体3が外層体2から確実に剥離されるようにして、スクイズタイプとされた積層剥離容器1の、内容物を吐出するための吐出操作性を高めることができる。
また、本実施の形態では、それぞれのパネル状部6a1を、周方向に向けて所定の曲率で湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる形状のものとするとともに、それぞれの角部6a2を、周方向に向けてパネル状部6a1よりも大きい曲率で湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる形状のものとしたので、パネル状部6a1が角部6a2よりも優先的に剥離されるようにして、内層体3の外層体2からの剥離性を高めつつ、スクイズにより径方向内側に変形したスクイズ領域6aの、元の形状への復元力を高めることができる。これにより、内容物の吐出後、スクイズを解除したときに、スクイズ領域6aが速やかに元の形状に復元するようにして、スクイズタイプとされた積層剥離容器1の、内容物を吐出するための吐出操作性をさらに高めることができる。
図1に示すように、本実施の形態では、スクイズ領域6aの上端6a3は肩部5の下端よりも径方向内側に配置されており、スクイズ領域6aの上端6a3と肩部5の下端との間は、軸線Oを中心とした周状の段差部11となっている。すなわち、スクイズ領域6aの上端6a3は、周状の段差部11を介して肩部5の下端に連なっている。
本実施の形態では、段差部11は、肩部5の側からスクイズ領域6aの側に向けて徐々に縮径するとともに容器外方に向けて凸となる湾曲形状となっている。これにより、段差部11の剛性を高めて、スクイズ領域6aがスクイズされたときに、段差部11乃至肩部5がスクイズ領域6aとともに変形することを抑制して、スクイズタイプとされた積層剥離容器1の、内容物を吐出するための吐出操作性を高めることができる。
段差部11の、6つのパネル状部6a1と肩部5との間の部分には、それぞれ容器内方に向けて凹む凹部20が設けられている。本実施の形態では、スクイズ領域6aに6つのパネル状部6a1が周方向に等しい間隔で設けられているので、これに対応して、段差部11には6つの凹部20が周方向に等しい間隔を空けて設けられている。それぞれの凹部20は、対応するパネル状部6a1の周方向の中央位置の上方に配置されている。なお、図1には3つの凹部20のみが示されている。
これらの凹部20は、例えば、図3に示すように、縦断面において平らな形状となる底壁20aと、底壁20aの周囲を囲むとともに底壁20aを段差部11の外周面に連ねる湾曲した周壁20bとを有するとともに、肩部5の側から胴部6の側に向けて延びる縦リブ状に形成されたものとすることができる。なお、周壁20bは、段差部11の外周面から底壁20aに向けて延びる直線状の傾斜壁であってもよい。
段差部11の凹部20が設けられた部分は、内容物が吐出されて内層体3が外層体2に対して減容変形する際に内層体3の潰れの起点となり、したがって、内層体3は段差部11の凹部20が設けられた部分において外層体2から容易に剥離することができる。また、凹部20はパネル状部6a1と肩部5との間に設けられているので、段差部11の凹部20が設けられた部分において内層体3が外層体2から剥離すると、それに伴い、パネル状部6a1においても内層体3は外層体2から容易に剥離することができる。
このように、本実施の形態の積層剥離容器1では、肩部5と胴部6のスクイズ領域6aとの間に設けられた周状の段差部11の、パネル状部6a1と肩部5との間の部分に、容器内方に向けて凹む凹部20を設けるようにしたので、内容物が吐出されて内層体3が外層体2に対して減容変形する際に、凹部20を起点として内層体3が潰れを生じるようにして、段差部11において内層体3を外層体2から容易に剥離させることができるとともに、これに伴って当該凹部20に対応した位置にあるパネル状部6a1においても内層体3を外層体2から容易に剥離させることができる。したがって、積層剥離容器1を、肩部5とスクイズ領域6aとの間に周状の段差部11を設けた構成としても、口部4に設けられた外気導入口9から胴部6に向けて真っ直ぐに外気の通路が設けられるようにして、内容物の吐出の際に内層体3を外層体2から容易に剥離させることができる。これにより、積層剥離容器1を、内容物の吐出操作性を高めつつ、内層体3の外層体2からの剥離性をさらに高めたものとすることができる。
特に、本実施の形態のように、積層剥離容器1を、外層体2と内層体3とがポリエチレンテレフタレート樹脂製となるブロー成形品とした場合には、段差部11において内層体3が外層体2から剥離し難くなるが、本実施の形態のように、段差部11に凹部20を設けることで、このような積層剥離容器1においても、段差部11において、内層体3を外層体2から剥離し易くすることができる。
図1に示すように、胴部6の補強領域6bは、スクイズ領域6aよりも大径の略円筒状となっており、その外周面には周方向に延びる凹溝状の2本の環状リブ6b1が設けられている。補強領域6bは、2本の環状リブ6b1が設けられることにより、スクイズ領域6aよりも径方向に向けた剛性が高くなっている。
補強領域6bの上端はスクイズ領域6aの下端6a4よりも径方向外側に突出しており、補強領域6bの上端とスクイズ領域6aの下端6a4との間は、軸線Oを中心とした周状の副段差部12となっている。すなわち、補強領域6bの上端は、副段差部12を介してスクイズ領域6aの下端6a4に連なっている。
胴部6に、副段差部12を介してスクイズ領域6aの下端6a4に連なる補強領域6bを設けたことにより、スクイズ領域6aの下端6a4が副段差部12を介して補強領域6bに強固に支持されるようにして、スクイズ領域6aの吐出操作性を高めることができる。
なお、環状リブ6b1の両側部分に、複数の凹み部6b2を周方向に等しい間隔を空けて設けた構成とすることもできる。
図4に変形例として示すように、スクイズ領域6aは、それぞれのパネル状部6a1が周方向に向けて直線状に延びる形状であるとともに、それぞれの角部6a2が周方向に向けて所定の曲率で湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる形状のものとすることもできる。
これにより、スクイズ領域6aを、より容易にスクイズ(押圧)することが可能な構成とすることができる。
また、図5に変形例として示すように、スクイズ領域6aは、軸方向の一端である上端6a3と他端である下端6a4との間の部分が径方向外側に突出する略鼓形状であるものとすることもできる。すなわち、スクイズ領域6aを、軸線Oを通る縦断面の形状が、上端6a3と下端6a4との間で径方向外側に凸となる曲線形状のものとすることができる。
これにより、スクイズにより径方向内側に変形したスクイズ領域6aの、元の形状への復元力を高め、スクイズ領域6aをスクイズして内容物を吐出させた後、スクイズを解除したときに、スクイズ領域6aが速やかに元の形状に復元するようにして、スクイズタイプとされた積層剥離容器1の、内容物を吐出するための吐出操作性をさらに高めることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、前記実施の形態では、スクイズ領域6aを、6つのパネル状部6a1と、それぞれ隣り合うパネル状部6a1を連ねる6つの角部6a2とを備えた構成としたが、パネル状部6a1と角部6a2の数は、3つ以上であれば、種々変更可能である。
また、前記実施の形態では、肩部5とスクイズ領域6aとの間に段差部11を設けるとともに段差部11に複数の凹部20を設けるようにしているが、これに限らず、段差部11乃至凹部20を設けない構成としてもよい。
さらに、前記の実施の形態では、外気導入口9を、外層体2の口部4を構成する部分に、当該部分を径方向に貫通する貫通孔として設けるようにしているが、これに限らず、外層体2と内層体3との間に外気を導入することができる構成であれば、肩部5、胴部6及び底部7の何れかの部分に設けるようにしてもよく、また、その形態も貫通孔に限らず、スリット状でも、外層体2と内層体3との境界に開口する隙間状のものであってもよい。
1 積層剥離容器
2 外層体
3 内層体
4 口部
4a 雄ねじ
5 肩部
6 胴部
6a スクイズ領域
6a1 パネル状部
6a2 角部
6a3 上端
6a4 下端
6b 強補領域
6b1 環状リブ
6b2 凹み部
7 底部
7a 接地部
7b 底面パネル
8 ネックリング
9 外気導入口
10 凹リブ
11 段差部
12 副段差部
20 凹部
20a 底壁
20b 周壁
O 軸線
S 収納空間

Claims (7)

  1. 外層体と、前記外層体の内面に剥離可能に積層された減容変形自在の内層体と、前記外層体と前記内層体との間に連なる外気導入口と、を備えた積層剥離容器であって、
    筒状の口部と、前記口部に連なる肩部と、前記肩部に連なる胴部と、前記胴部に連なる底部と、を有するボトル形状であり、
    前記胴部にスクイズ領域が設けられ、
    前記スクイズ領域が、3つ以上のパネル状部と、それぞれ隣り合う前記パネル状部を連ねる3つ以上の角部と、を備えた略角筒状であることを特徴とする積層剥離容器。
  2. 前記肩部と前記スクイズ領域との間に周状の段差部が設けられ、
    前記段差部の、前記パネル状部と前記肩部との間の部分に、容器内方に向けて凹む凹部が設けられている、請求項1に記載の積層剥離容器。
  3. 前記外層体に対応する外プリフォームの内側に、前記内層体に対応する内プリフォームを組み込んだプリフォーム組立体をブロー成形して形成されたブロー成形品である、請求項1または2に記載の積層剥離容器。
  4. それぞれの前記パネル状部が、周方向に向けて所定の曲率で湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる形状であるとともに、
    それぞれの前記角部が、周方向に向けて前記パネル状部よりも大きい曲率で湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる形状である、請求項1〜3の何れか1項に記載の積層剥離容器。
  5. それぞれの前記パネル状部が周方向に向けて直線状に延びる形状であるとともに、
    それぞれの前記角部が周方向に向けて所定の曲率で湾曲するとともに容器外方に向けて凸となる形状である、請求項1〜3の何れか1項に記載の積層剥離容器。
  6. 前記スクイズ領域が、軸方向の一端と他端との間の部分が径方向外側に突出する略鼓形状である、請求項1〜5の何れか1項に記載の積層剥離容器。
  7. 前記外気導入口が前記口部に設けられている、請求項1〜6の何れか1項に記載の積層剥離容器。
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