JP2021160723A5 - - Google Patents

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自動包装用青果物鮮度保持フィルム及び青果物鮮度保持包装袋
本発明は、自動包装機により青果物を包装する自動包装用フィルムに関し、特に内容物である青果物の鮮度保持が可能な自動包装用青果物鮮度保持フィルムに関する。
青果物は、収穫後も生命活動を維持し、内部の糖や有機酸を有酸素的に分解して、生命活動に必要なエネルギーを作る。これらの典型的な反応は、糖と酸素から、二酸化炭素と水、エネルギーを作る、いわゆる呼吸反応である。青果物の生命活動に必要なエネルギーの供給は、呼吸に依存しているため、呼吸速度が青果物の生理活性の重要な指標となる。雰囲気中の酸素濃度を下げると反応気質の不足により呼吸が抑制される。また、二酸化炭素濃度を上げた場合には反応生成物のフィードバック阻害によって呼吸が抑制されると考えられる。
一方で、青果物のまわりの酸素濃度が極端に低い場合には、無気呼吸によってピルビン酸からアセトアルデヒドを経てエタノールが生成し、強い異臭や異味の原因となる。適度な低酸素、高二酸化炭素状態は、呼吸の抑制に効果がある一方で、過度な低酸素あるいは高二酸化炭素状態は、低酸素障害や高二酸化炭素障害に繋がる可能性がある。
このように、青果物は収穫後の貯蔵や流通中に青果物自身の呼吸によりエネルギーを消費し、鮮度低下を引き起こす。青果物の鮮度が1日でも延長して保持されることができれば、廃棄量を減らしたり、流通時間の確保による消費地の拡大が期待できる等、フードロスの観点からも鮮度保持性能を有する包装材料の需要が高まっている。
青果物の包装材としては、プラスチックフィルムが広く使用される。特に、延伸ポリプロピレンフィルムは、優れた透明性や光沢性を有するとともに、機械的強度が高く、印刷加工性や製袋加工性及び充填作業性に優れていることから、広く使用されている。一般に使用される延伸ポリプロピレンフィルムは、延伸により分子配向の規則性が高まり、フィルムの密度が高くなる。フィルムの密度が高くなると、水蒸気や酸素などの気体が透過しにくくなる。これにより、青果物の包装に該延伸ポリプロピレンフィルムを用いると、酸素がフィルムを透過せず青果物の鮮度保持に必要な酸素量が不足したり、青果物が発する二酸化炭素やエチレンガスが外部に排出されずに、青果物の鮮度低下の原因となるおそれがある。
そこで、青果物の鮮度を保持するために青果物の呼吸に合わせて必要な気体透過性をフィルムに与える方法が提案されている。例えば、フィルムに微細な孔を形成し包装袋全体の気体透過性を孔の大きさや数により調整する方法がある(特許文献1参照)。しかし、この方法では、あらかじめフィルムに微細な孔を形成する加工が必要であることから、手間やコストが増大し、包装材としての価格が高くなってしまう。また、袋内の青果物から発生する水分でフィルムの孔が塞がることにより、気体透過性が不安定となり、想定した鮮度保持効果が発揮されないおそれがある。
また、透明性に優れる延伸ポリプロピレンフィルムと、気体透過性に優れるポリエチレンフィルムとを貼り合わせ、気体透過度を制御する方法が提案されている(特許文献2参照。)。ポリエチレンフィルムの面積や厚みを変更することにより気体透過度を調整することができる。しかし、二種類の異なるフィルム基材を貼着する手間が生じコストが増大する点や、自動包装機への適応性がない点で問題がある。
さらに、プロピレンポリマー成分にエチレンとプロピレンとのコポリマー成分をブレンドすることによって、気体の透過度を調整する気体透過性フィルムが提案されている(特許文献3参照。)。コポリマー成分が多くなると気体透過度はより高くなるが、反してフィルムの剛性が低下してしまい、ピロー包装機等への包装適性としては不十分な場合がある。また、気体の透過度が高すぎると、青果物の鮮度保持に適度な低酸素、高二酸化炭素状態にすることが困難となり、青果物の鮮度が低下するきらいがある。
特許第6358372号公報 特許第4801104号公報 特許第3523886号公報
本発明は、前記の点に鑑みなされたものであって、自動包装機による青果物の包装が可能であるとともに、内容物である青果物の鮮度保持に適した気体透過性を備えた自動包装用青果物鮮度保持フィルムを提供するものである。
すなわち、第1の発明は、自動包装機により青果物を包装し製袋されるとともに、内容物である前記青果物の鮮度を保持する自動包装用青果物鮮度保持フィルムであって、ポリプロピレン系樹脂組成物からなる基材層を有し、二軸延伸により製膜されてなり、前記ポリプロピレン系樹脂組成物がプロピレン単独重合体(A)及びプロピレンと少なくとも1種以上のα−オレフィンとの共重合体(B)とを含むポリプロピレン系樹脂組成物であって、前記プロピレン単独重合体(A)が3〜80重量部と前記プロピレンと少なくとも1種以上のα−オレフィンとの共重合体(B)が20〜97重量部とする組成であり、前記自動包装用青果物鮮度保持フィルムの厚みが20〜40μmであり、酸素透過度が2000〜5500cm3/(m2・24hr・atm)であることを特徴とする自動包装用青果物鮮度保持フィルムに係る。
の発明は、第の発明において、前記自動包装用青果物鮮度保持フィルムが両表面層にヒートシール性を有する層を備えた3層以上の共押出による積層体よりなり、前記積層体の両表面層の一側の表面層と他側の表面層それぞれのヒートシール温度の温度差が5℃以上である自動包装用青果物鮮度保持フィルムに係る。
の発明は、第1又は第2の発明において、前記青果物が葉ネギ又はラディッシュである自動包装用青果物鮮度保持フィルムに係る。
の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、自動包装用青果物鮮度保持フィルムが製袋されてなる青果物鮮度保持包装袋に係る。
第1の発明に係る自動包装用青果物鮮度保持フィルムは、自動包装機により青果物を包装し製袋されるとともに、内容物である前記青果物の鮮度を保持する自動包装用青果物鮮度保持フィルムであって、ポリプロピレン系樹脂組成物からなる基材層を有し、二軸延伸により製膜されてなり、前記ポリプロピレン系樹脂組成物がプロピレン単独重合体(A)及びプロピレンと少なくとも1種以上のα−オレフィンとの共重合体(B)とを含むポリプロピレン系樹脂組成物であって、前記プロピレン単独重合体(A)が3〜80重量部と前記プロピレンと少なくとも1種以上のα−オレフィンとの共重合体(B)が20〜97重量部とする組成であり、前記自動包装用青果物鮮度保持フィルムの厚みが20〜40μmであり、酸素透過度が2000〜5500cm3/(m2・24hr・atm)であるため、自動包装機による青果物の包装が可能であるとともに、内容物である青果物の鮮度保持に適した任意の気体透過性、優れた透明性、光沢性、印刷加工性、製袋加工性や充填作業性を備える。
の発明に係る自動包装用青果物鮮度保持フィルムは、第の発明において、前記自動包装用青果物鮮度保持フィルムが両表面層にヒートシール性を有する層を備えた3層以上の共押出による積層体よりなり、前記積層体の両表面層の一側の表面層と他側の表面層それぞれのヒートシール温度の温度差が5℃以上であるため、自動包装適性に優れるとともに防曇性を備える。
の発明に係る自動包装用青果物鮮度保持フィルムは、第1又は第2の発明において、前記青果物が葉ネギ又はラディッシュであるため、葉ネギ又はラディッシュに適した気体透過性を備えることにより鮮度保持を図ることができる。
の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、自動包装用青果物鮮度保持フィルムが製袋されてなる青果物鮮度保持包装袋であるため、内容物の青果物の鮮度保持を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る自動包装用青果物鮮度保持フィルムの概略断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動包装用青果物鮮度保持フィルム10である積層体20の概略断面図である。自動包装用青果物鮮度保持フィルム10は、基材層21と両表面層22,23の少なくとも3層以上の共押出による積層体20よりなる。積層体20は、積層体20の両表面層である外面層22(一側の表面層)及び内面層23(他側の表面層)にヒートシール層を備え、二軸延伸により製膜されてなる。二軸延伸されたフィルムは剛性が上がり、自動包装機による包装適性が向上する。自動包装用青果物鮮度保持フィルム10は、自動包装機により内側に内容物である青果物が収容されて、内面層23同士がヒートシールされて製袋される。
自動包装用青果物鮮度保持フィルム10の厚みは20〜40μmである。該範囲とすると、フィルムの成形性、青果物の包装時の作業性等の点で好ましい。厚みが20μmより薄いと、厚みが均一になりづらく、フィルムの強度が低下して自動包装機にかけた際に破袋しやすくなったり、気体の透過度が高くなり過ぎて、青果物の鮮度保持効果が発揮できなくなるおそれがある。また、フィルムのコシ感が低下し、青果物が包装された際の商品性が低下するきらいがある。また、フィルムの厚みが40μmより厚いと、気体の透過度が低くなり過ぎて鮮度保持効果が低下したり、包装材としての経済性に劣ることとなり好ましくない。
自動包装用青果物鮮度保持フィルム10の酸素透過度は2000〜5500cm3/(m2・24hr・atm)である。該範囲とすると、包装袋内の酸素量を調整して青果物の鮮度の保持を図ることができる。酸素透過度が2000cm3/(m2・24hr・atm)より低いと、青果物の呼吸が不十分となり鮮度が低下しやすくなる。青果物のまわりの酸素濃度が極端に低い場合、青果物の呼吸が好気呼吸から無気呼吸に変わり、アルコール発酵によってエタノールが蓄積されて異臭の原因となるなどの低酸素障害も発生する。フィルムの酸素透過度が5500cm3/(m2・24hr・atm)より高いと、青果物の呼吸速度が速まりすぎて、青果物の貯蔵養分が失われ鮮度が低下しやすくなるおそれがある。酸素透過度を適切に制御することにより、フィルムの気体透過性を調節し、青果物の包装袋に用いた際に、内容物である青果物の鮮度を長く維持できる効果を奏する。
基材層20は、ポリプロピレン系樹脂組成物からなり、プロピレン系樹脂組成物は、プロピレン単独重合体(A)3〜80重量部と、プロピレンと少なくとも1種以上のα−オレフィンとの共重合体(B)20〜97重量部の組成よりなる。(B)成分の含有量が20重量%より少ないと酸素透過度が低くなり、内包された青果物は呼吸が不十分となり鮮度が低下しやすくなる。また、(B)成分が多すぎると、フィルムのコシ感が低下し、自動包装適性が低下したり、青果物が包装された際の商品性が低下するおそれがある。
基材層に用いられるプロピレン単独重合体、プロピレンと1種以上のα−オレフィンとの共重合体の製造方法については、特に制限はなく、従来のスラリー重合法、バルク重合法、気相重合法等のいずれでもよい。例えば、日本ポリプロ社製「ノバテックPP」(登録商標)、「ウインテック」(登録商標)、「ニューコン」(登録商標)、エクソンモービル・ケミカル社製「ビスタマックス」(登録商標)、ダウ・ケミカル社製「バーシファイ」(登録商標)、三井化学社製「タフマー」(登録商標)、「タフマーPN」等が挙げられ、これらの商品群より適宜選択して、単独ないしは組み合わせて使用することができる。
プロピレンと1種以上のα−オレフィンとの共重合体(B)は、プロピレンと1種以上のα−オレフィンとの重合によるランダム共重合体、ブロック共重合体等から選択され、透明性に優れるランダム共重合体がより好ましい。α−オレフィンとしては、例えば、エチレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン等の炭素数2〜10程度のα−オレフィンが挙げられる。経済的な観点から、エチレン、1−ブテンが好適に用いられる。
ランダム共重合体としては、プロピレンと1種以上のα−オレフィンとのランダム共重合体であれば特に限定されないが、具体的には、例えば、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・ブテンランダム共重合体、プロピレン・エチレン・ブテンランダム共重合体等を挙げることができる。このうち、結晶性を下げるため、プロピレン・エチレン・ブテンランダム共重合体が好ましく用いられる。
また、積層体の両表面層に備えられるヒートシール層は、それぞれのヒートシール温度の温度差が5℃以上とされるのがよい。外面層のヒートシール温度を高くすることにより自動包装機のヒートシールバーへのヒートシール層の融着が抑制されて包装速度が上がったり、シール部の外観品質が向上する等、自動包装適性が向上する。なお、外面層のヒートシール層はヒートシールのために用いられるのではなく、主に防曇性の付与のため備えられる。
ヒートシール層は、ヒートシールに際して融着される熱可塑性樹脂層である。ヒートシール層を構成する樹脂材料は、良好に融着可能であれば特に限定されるものではないが、基材層との接着強度を考慮するとプロピレン重合体を主成分とすることが好ましい。ヒートシール性を有するという観点から、プロピレン系ランダム共重合体を使用することがより好ましい。ランダム共重合体としては、基材層と同じく、プロピレンと1種以上のα−オレフィンとのランダム共重合体であれば特に限定されないが、具体的には、例えば、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・ブテンランダム共重合体、プロピレン・エチレン・ブテンランダム共重合体等を挙げることができる。
本発明の自動包装用青果物鮮度保持フィルムには、本発明の効果を阻害しない範囲で、基材層または両表面層若しくは基材層と両表面層の両方に防曇剤、帯電防止剤、酸化防止剤、光安定剤、滑剤、アンチブロッキング剤等の公知の添加剤が適宜配合されていてもよい。この中で、青果物の鮮度保持や自動包装を行う観点としては、防曇剤、アンチブロッキング剤が添加されることが好ましい。
防曇剤としては、従来、防曇性フィルムに用いられているようなアルキルジエタノールアミン、アルキルジエタノールアミン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの3系が挙げられる。3系の中で1種または2〜3種の混合で使用されるが、中でも3種混合系の使用が好ましい。
アンチブロッキング剤としては、一般に無機系のシリカや有機系の架橋アクリルビーズ等が使用される。防曇剤およびアンチブロッキング剤は、いずれも1種のみでもよく、また2種以上を併用しても良い。
さらに、包装に用いられるフィルムの表面には、一般にコロナ処理が施される。本発明の自動包装用青果物鮮度保持フィルムについても同様である。コロナ処理によるフィルム表面のぬれ張力は、36mN/m〜44mN/mが好ましい。ぬれ張力が36mN/m未満であると、防曇性の発現が十分でなく、また印刷を施す場合に印刷インキの密着性が悪く好ましくない。ぬれ張力が44mN/mを超えると、防曇剤の表面へのブリードアウトが著しくフィルムの白化やブロッキング現象が起こり、好ましくない。
〔自動包装用青果物鮮度保持フィルムの作製〕
試作例1〜5の自動包装用青果物鮮度保持フィルムについて、後述の樹脂配合割合(重量部)に基づき、基材層、両表面層に対応する原料樹脂のペレット等を押出機に供給し、供給原料を溶融、混練して一度に三層の共押出Tダイフィルム成形機とこれに続く二軸延伸機により製膜した。延伸倍率は、縦方向(巻き取り方向,MD)5倍、横方向(幅方向,TD)8倍とし、逐次二軸延伸により製膜した。当該製膜後、両表面層に対し、コロナ処理を実施した。
〔使用原料〕
基材層を形成する樹脂原料として、以下の原料を使用した。
<(A)成分>
・樹脂(PP1):ホモポリプロピレン樹脂(日本ポリプロ株式会社製、「FL203D」)
<(B)成分>
・樹脂(PP2):ランダムポリプロピレン(日本ポリプロ株式会社製、「NAH4B」)
次に、両表面層を形成する樹脂原料として、以下の原料を使用した。また、それぞれの樹脂を層としたときのヒートシール温度を記載した。
・樹脂(PP1):ホモポリプロピレン樹脂(日本ポリプロ株式会社製、「FL203D」)、ヒートシール温度196℃
・樹脂(PP3):ランダムポリプロピレン(日本ポリプロ株式会社製、「FX4E」)、ヒートシール温度142℃
・樹脂(PP4):ランダムポリプロピレン(日本ポリプロ株式会社製、「FX4G」)、ヒートシール温度132℃
[試作例1]
基材層のうち、(A)成分として樹脂(PP1)を40重量部、(B)成分として樹脂(PP2)を60重量部の割合で混合し、230℃で押出した。表面層には内側(ヒートシールされる面)には樹脂(PP3)を使用して200℃で押出し、外側には樹脂(PP1)を使用して230℃で押出した。外面層:基材層:内面層の厚みの比が、1:23:1となるようそれぞれの原料の吐出量を調整して25μmの厚みとし、試作例1の自動包装用青果物鮮度保持フィルムを得た。
[試作例2]
基材層の(A)成分の樹脂(PP1)を56重量部、(B)成分の樹脂(PP2)を44重量部とした以外は試作例1と同様として、試作例2の自動包装用青果物鮮度保持フィルムを得た。
[試作例3]
基材層の(A)成分の樹脂(PP1)を72重量部、(B)成分の樹脂(PP2)を28重量部とした以外は試作例1と同様として、試作例3の自動包装用青果物鮮度保持フィルムを得た。
[試作例4]
基材層の(A)成分の樹脂(PP1)を14重量部、(B)成分の樹脂(PP2)を86重量部とし、内面層に樹脂(PP4)を使用し、外面層に樹脂(PP3)を使用して200℃で押出し、外面層:基材層:内面層の厚みの比が、1:28:1となるようそれぞれの原料の吐出量を調整して30μmの厚みとし、試作例4の自動包装用青果物鮮度保持フィルムを得た。
[試作例5]
基材層の(A)成分の樹脂(PP1)を20重量部、(B)成分の樹脂(PP2)を80重量部とした以外は試作例1と同様として、試作例5の自動包装用青果物鮮度保持フィルムを得た。
〔鮮度保持試験1(葉ネギ)〕
上記の試作例1〜5及び下記の比較例1,2のフィルムを用いて、長さ670mm、幅75mmとするそれぞれのフィルムに対応する包装袋を作製し、葉ネギを対象とした鮮度保持試験1を行った。各包装袋には収穫した葉ネギ約100g(20〜40本)が収容され、下記の比較例3の包装袋を除く各試作例及び比較例1,2の包装袋の開口部をヒートシールにより密封包装した。
[比較例1]
・二軸延伸ポリプロピレンフィルム(フタムラ化学株式会社製、「AF−642S」、厚み25μm)
[比較例2]
・微孔が形成された二軸延伸ポリプロピレンフィルム(住友ベークライト株式会社製、「P−プラス」(葉ネギ用)、厚み25μm)
[比較例3]
また、比較例1と同一のフィルムを用いて、開口部をゴザ目包装した非密封包装の青果物鮮度保持包装袋を作製し、比較例3の包装袋とした。
葉ネギを包装した各試作例及び比較例の包装袋を5袋ずつ用意し、それらを15℃で保存し、4日後及び7日後の内容物である葉ネギの鮮度を評価した。評価項目として、立ち上がりの程度、葉先枯れの程度及び開封時の異臭を調査した。また、同様に、各試作例及び比較例の包装袋を5袋ずつ用意し、4日後及び7日後の内容物である葉ネギのクロロフィル含量及び全糖含量を測定した。さらに、試作例1〜試作例5及び比較例1,2のフィルムの酸素透過度及び弾性率を測定した。
〔立ち上がりの程度の評価〕
野菜の収穫後の生理反応として、背地性がある。背地性とは、植物の茎が重力と反対方向に延びようとするものであって、アスパラガス、ネギ、シュンギク等の青果物は寝かせた状態で流通・貯蔵されると、茎や葉が立ち上がろうとして屈曲するため、商品性が損なわれる原因となる。
そこで、内容物の葉ネギの立ち上がりの程度を、評価者4名による目視による観察を行い、下記の基準に基づき点数化した。試作例及び比較例の包装袋5袋内の全ての葉ネギについて、それぞれの評価者が評価した点数について平均値を算出し、評価した。
0:なし(立ち上がりが全く認められない状態)
1:僅か(僅かに認められるものの、商品性には何ら問題がない状態)
2:葉数の約1/3(商品性に影響を及ぼす状態)
3:葉数の約2/3〜ほぼ全葉(激しく認められる状態)
〔開封時の異臭の評価〕
同様に、開封時の異臭について評価者4名による評価を行い、下記の基準に基づき点数化し、平均値を算出した。
0:異臭が全く認められない状態
1:僅かに認められるものの、商品性には何ら問題がない状態
2:商品性に影響を及ぼす状態
3:激しく認められる状態
〔葉先枯れの程度の評価〕
内容物の葉ネギの葉先枯れの程度を、葉先からの枯れないしは萎凋している箇所の長さを測定し、下記の基準に基づき点数化した。
0:葉先枯れの範囲なし
1:葉先枯れの範囲が先端から0.1〜2.5cmまで
2:葉先枯れの範囲が先端から2.6〜5.0cmまで
3:葉先枯れの範囲が先端から5.1〜7.5cmまで
4:葉先枯れの範囲が先端から7.6〜10.0cmまで
5:葉先枯れの範囲が先端から10.1cm以上
各試作例及び比較例の包装袋5袋内の全ての葉ネギについて点数化し、下記の(i)式に当てはめて各試作例及び比較例の包装袋の指数(W)を算出し、葉先枯れの程度の評価とした。該指数が10を超えると、葉先枯れ部分が目立ちはじめ、20を超えると商品性が認められない程度に枯れている状態である。(i)式のうち、N0は0点の葉ネギの本数(5袋中)、N1は1点の葉ネギの本数、N2は2点の葉ネギの本数、N3は3点の葉ネギの本数、N4は4点の葉ネギの本数、N5は5点の葉ネギの本数であり、Nは5袋中の葉ネギの総本数である。
Figure 2021160723
〔クロロフィル含量の減少率の測定〕
クロロフィル含量は、葉ネギの葉先20cmの葉身部分を99.5%エタノールで抽出し遠心分離した後定容して、分光光度計(日本分光株式会社製、「V−550」)を用い、750nm、665nmおよび649nmの波長における吸光度を測定した。収穫時の葉ネギのクロロフィル含量を基準値とし、保存4日後、7日後のクロロフィル含量の減少量を百分率で算出し、クロロフィル含量の減少率(%)とした。表中、クロロフィル含量の減少率は、5袋のうちからランダムに選ばれた2本の葉ネギ(計10本)のクロロフィル含量の減少率を算出し、最大値と最小値を除外した8つの値の平均値である。クロロフィルは植物として光合成を行うために必須の物質であって、葉緑体に含まれる青果物の外観色として重要な成分である。減少率の数値が高い葉ネギほど、クロロフィル含量が少ない。
〔全糖含量の減少率の測定〕
青果物に含まれる主要な糖はブドウ糖、果糖、ショ糖である。そして、青果物に含まれる糖は、一般に収穫後から経時的に減少する。そこで、全糖含量の減少率を測定することで、葉ネギの鮮度の指標とした。根を切断した葉ネギを80%熱エタノールで加熱処理し、糖を抽出した。定容後、抽出液に塩酸を加えて加水分解し、還元糖液を得た。水酸化ナトリウムで中和した後、ソモギ・ネルソン法により測定した。収穫時の葉ネギの全糖含量を基準値とし、保存4日後、7日後の全糖含量の減少量を百分率で算出し、全糖含量の減少率(%)とした。表中、全糖含量の減少率は、5袋それぞれからランダムに選ばれた2本の葉ネギ(計10本)の全糖含量の減少率を算出し、最大値と最小値を除外した8つの値の平均値である。
〔酸素透過度の測定〕
次に、各試作例及び比較例のフィルムの酸素透過度(cm3/(m2・24hr・atm))を測定した。酸素透過度は、酸素ガスの透過量を示す数値であって、JIS K 7126−1(2006)(差圧法)に準拠し測定した。有孔のフィルムについては差圧法による酸素透過度の測定ができないため、表中の表記を「−」とした。
〔弾性率の測定〕
併せて、各試作例及び比較例のフィルムの縦方向(巻き取り方向,MD)及び横方向(幅方向,TD)の弾性率(GPa)を、JIS K 7127(1999)に準拠して測定した。弾性率の高いフィルムほど、剛性が高く、コシ感が強い。自動包装機による包装への適性を評価するための指標とした。
各試作例及び比較例の包装袋の内容物である葉ネギの立ち上がりの程度、開封時の異臭の評価、葉先枯れの程度、クロロフィル含量の減少率、全糖含量の減少率及び各試作例及び比較例のフィルムの酸素透過度(cm3/(m2・24hr・atm))と、弾性率(GPa)を表1及び表2に示す。
Figure 2021160723
Figure 2021160723
〔結果と考察〕
表1及び表2に示されるように、試作例1〜試作例5の包装袋は、比較例1の包装袋と比較して、葉ネギの鮮度が良好に保持された。また、試作例1〜試作例5の包装袋は、微孔が形成されたフィルムを用いた比較例2の包装袋や非密封包装である比較例3の包装袋と比較しても、葉ネギの鮮度が良好に保持された。
具体的には、試作例1〜試作例5の包装袋にあっては、葉ネギが密封包装されてから15℃で保存7日後においても開封時の異臭は認められず、立ち上がりや葉先枯れといった葉ネギの外観鮮度の低下やクロロフィル含量、全糖含量といった成分含量の低下はほとんど認められなかった。
立ち上がりの程度について、比較例2及び比較例3では、保存7日後の立ち上がりの程度が1.0を超え、商品性としては損なわれる結果であった。開封時の異臭については、酸素透過度の低い比較例1では、保存4日後に開封時の異臭が認められ、商品性が損なわれた状態であった。また、葉先枯れの程度について、比較例2及び比較例3では、保存7日後の葉先枯れの程度が20.0を超えており、葉ネギの顕著な品質劣化が窺えた。
クロロフィル含量の減少率について、比較例2及び比較例3では、保存7日後のクロロフィル含量の減少率が20%を超えており、葉ネギの外観鮮度が著しく損なわれる結果であった。全糖含量の減少率について、比較例3では、保存7日後の全糖含量の減少率が20%を超えており、葉ネギの鮮度が著しく損なわれる結果であった。
さらに、試作例4を用いて、自動包装機(大森機械工業株式会社製、「CS−3600X」)により自動包装を行ったところ、52個/分の速度条件にて葉ネギの自動包装が可能であった。このことから、弾性率が試作例4と同等ないしそれ以上である他の試作例についても、自動包装機への適性を有する。
以上から、試作例1〜試作例5においては、一般の延伸ポリプロピレンフィルムであり酸素透過度の低い比較例1や、微孔が形成された鮮度保持フィルムである比較例2及び非密封包装袋である比較例3よりも長く、7日後まで葉ネギの鮮度を保持できることが明らかとなった。
〔鮮度保持試験2(ラディッシュ)〕
上記の試作例4及び下記の比較例4,5のフィルムを用いて、長さ300mm、幅145mmとするそれぞれのフィルムに対応する包装袋を作製し、ラディッシュを対象とした鮮度保持試験2を行った。試作例4及び比較例5の包装袋には収穫したラディッシュ約80g(5本)が収容され、各包装袋の開口部をヒートシールにより密封包装した。なお、比較例4の包装袋にあっては、表面と裏面に2つずつ、包装袋の底辺から2cm、左右両側辺から2cmの位置に計4つの孔(直径6mm)を形成した後、ラディッシュ約80g(5本)が収容され、該包装袋の開口部をヒートシールして非密封包装の青果物鮮度保持包装袋とした。
[比較例4]
・二軸延伸ポリプロピレンフィルム(フタムラ化学株式会社製、「AF−642」、厚み20μm)
[比較例5]
・微孔が形成された二軸延伸ポリプロピレンフィルム(住友ベークライト株式会社製、「P−プラス」(ラディッシュ用)、厚み20μm)
ラディッシュを包装した試作例4及び比較例4,5の包装袋を3袋ずつ用意し、それらを10℃、15℃及び20℃で保存した。10℃及び15℃条件下では、2日後、4日後及び7日後の内容物であるラディッシュの鮮度を評価し、20℃条件下では2日後及び4日後のラディッシュの鮮度を評価した。評価項目として、開封時の異臭を調査し、葉緑素値を測定した。なお、開封時の異臭の評価は前掲の葉ネギにおける鮮度保持試験1と同様である。
〔葉緑素値の測定〕
葉緑素値は、葉緑素計(コニカミノルタ株式会社製、「SPAD−502」)を用いて測定した。表中の葉緑素値は、保存開始時の葉緑素の値を100としたときの数値であり、3袋からランダムに選ばれた10本のラディッシュの葉の上部、中部及び下部のそれぞれ葉緑素の値を測定し、平均した値である。葉緑素値はクロロフィル含量と相関があり、葉緑素値の数値が低いものほど、クロロフィル含量が少ないことが示される。葉緑素値が保存開始時の80%以上が商品性の限界とした。
試作例4及び比較例4,5の包装袋の内容物であるラディッシュの開封時の異臭の評価及び葉緑素値を、保存温度が10℃のものを表3、15℃のものを表4、20℃のものを表5に示す。
Figure 2021160723
Figure 2021160723
Figure 2021160723
〔結果と考察〕
表3〜表5に示されるように、試作例4の包装袋は、比較例4の包装袋と比較してラディッシュの鮮度が良好に保持された。また、試作例4の包装袋は、微孔が形成された比較例5の包装袋と同等の鮮度保持効果が示された。
具体的には、試作例4の包装袋にあっては、密封包装してから10℃で保存7日後、15℃で保存4日後、あるいは20℃で保存2日後においても開封時の異臭や、葉緑素値の低下はほとんど認められなかった。
葉緑素値については、比較例4では10℃で保存7日後、15℃で保存4日後、20℃で保存2日後において、葉緑素値が80%未満となっており、ラディッシュの外観鮮度が著しく損なわれる結果であった。試作例4及び比較例5では、いずれの保存温度においても同等の結果となった。
以上から、試作例4においては、延伸されたポリプロピレンフィルムに孔が形成された非密封包装袋である比較例4よりも、ラディッシュの鮮度を長く保持できることが示された。また、試作例4は、鮮度保持フィルムとして用いられる比較例5と同等の鮮度保持効果を有することが明らかとなった。試作例4に係る自動包装用青果物鮮度保持フィルムは、比較例5のフィルムと比較して、フィルムに微細な孔を形成する加工を施すことなく内容物であるラディッシュの鮮度保持が可能であることから、経済性に優れる。
〔まとめ〕
試作例1〜試作例5に示される本発明の自動包装用青果物鮮度保持フィルムは、酸素透過度を適切に制御することにより、青果物を包装した際に、青果物の鮮度を長く保持することができる。また、該フィルムが一定の剛性を有するとともに、両表面層にヒートシール層を備えることにより、自動包装機による自動包装適性を備える。さらに、微細な孔等を形成することなく内容物である青果物の鮮度保持効果を有することから、フィルムの作製に際し経済性に優れる。
なお、今般評価試験では、葉ネギ及びラディッシュを対象として本発明の自動包装用青果物鮮度保持フィルムの鮮度保持性能を評価したが、適度な低酸素、高二酸化炭素状態により鮮度保持を行うことができる青果物であれば、特に限定されることなく適用が可能である。
本発明の自動包装用青果物鮮度保持フィルムは、適切な酸素透過度を備えることから、内容物である青果物を包装した際に、青果物の鮮度を良好に保持することが可能であるとともに、フィルムに微細な孔を形成する加工や、異なるフィルムの貼着等の手間をかけることなく製造することができることから、生産性や経済性にも優れる。さらには、青果物の鮮度の保持が可能となれば、フードロスに対する貢献が期待できる。従って、既存の青果物包装用フィルムの代替として有望である。
10 自動包装用青果物鮮度保持フィルム
20 積層体
21 基材層
22 外面層
23 内面層

Claims (4)

  1. 自動包装機により青果物を包装し製袋されるとともに、内容物である前記青果物の鮮度を保持する自動包装用青果物鮮度保持フィルムであって、
    ポリプロピレン系樹脂組成物からなる基材層を有し、二軸延伸により製膜されてなり、
    前記ポリプロピレン系樹脂組成物がプロピレン単独重合体(A)及びプロピレンと少なくとも1種以上のα−オレフィンとの共重合体(B)とを含むポリプロピレン系樹脂組成物であって、前記プロピレン単独重合体(A)が3〜80重量部と前記プロピレンと少なくとも1種以上のα−オレフィンとの共重合体(B)が20〜97重量部とする組成であり、
    前記自動包装用青果物鮮度保持フィルムの厚みが20〜40μmであり、
    酸素透過度が2000〜5500cm3/(m2・24hr・atm)である
    ことを特徴とする自動包装用青果物鮮度保持フィルム。
  2. 前記自動包装用青果物鮮度保持フィルムが両表面層にヒートシール性を有する層を備えた3層以上の共押出による積層体よりなり、前記積層体の両表面層の一側の表面層と他側の表面層それぞれのヒートシール温度の温度差が5℃以上である請求項に記載の自動包装用青果物鮮度保持フィルム。
  3. 前記青果物が葉ネギ又はラディッシュである請求項1又は2に記載の自動包装用青果物鮮度保持フィルム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の自動包装用青果物鮮度保持フィルムが製袋されてなる青果物鮮度保持包装袋。
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