JP2021160556A - 座席装置 - Google Patents
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Abstract
Description
座席の背凭れが傾倒可能であり、該背凭れの背面側にテーブルを備えた座席装置において、
前記テーブルは、テーブル本体と、該テーブル本体を、前記背凭れ背面に沿う収納位置、ないし前記背凭れ背面より後方へ倒れた使用位置に起倒可能に支持する支持部材と、を有し、
前記支持部材の起倒支点は、前記背凭れが傾倒する回転中心とは別に設けられ、前記テーブル本体が収納位置にあるとき、前記背凭れの傾倒に追随して、前記背凭れ背面に対する前記テーブル本体の収納位置を一定に保つ方向へ移動可能であることを特徴とする。
図1〜図6は、本発明の一実施形態を示している。
本実施形態に係る座席装置10は、座席の座部20の後端側に背凭れ30が傾倒可能に支持され、該背凭れ30の背面側にテーブル50を備えている。ここで座席の種類は、特に限定されるものではないが、以下、鉄道車両の客室内に搭載する1人掛けの腰掛に適用した場合を例に説明する。
図1に示すように、座席装置10は、床面上に固定されるベース11に座部20および背凭れ30が支持され、背凭れ30の傾倒に伴ない座部20が連動するリクライニング動作が可能に構成されている。ここで背凭れ30は、起立したアップライト姿勢(図2(a)参照)と、傾倒したリクライニング姿勢(図2(b)参照)と、に保持することができる。
図2に示すように、座席の土台をなすベース11は、座席両側で互いに対向して立設された左右一対のベース板12を備えている。両ベース板12は、例えば図示した形状に加工した金属製の板状部材からなり、強度を高めるリブが適所に設けられ、互いに数ヶ所でシャフト(図示せず)を介して連結されている。なお、ベース11は、床面上に直接固定してもよく、あるいは既知の回転機構を介して座席の向きを変換可能に床面上に固定しても良い。
座部20は、フレームをなす台枠21にクッション材を装着し、座面を含む表面を表皮材で被覆してなる。台枠21は、座席の前後方向と平行な一対の側部材22を座部20の幅相当の間隔をあけて配置し、両側部材22の前後端等をシャフト23等で連結して枠組み状に構成されている。
座席装置10は、背凭れ30の傾倒に座部20の変位を連動させるリクライニング機構を備えている。本実施形態のリクライニング機構は、主としてリンク機構からなり、座部20および背凭れ30を連結する前述した取付板24と、支持ブラケット32と、枢軸33に加えて、座部20およびベース11を連結する第1リンク41と、第2リンク42と、を有している。
図1に示すように、テーブル50は、後方座席の着座者が使用するものであり、背凭れ30の背面に設けられている。テーブル50は、テーブル本体51と、該テーブル本体51を、背凭れ30の背面に沿う収納位置、ないし背凭れ30の背面より後方へ倒れた使用位置に起倒可能に支持する支持部材60と、を有している。図2は、テーブル本体51を背凭れ30の背面に沿わせて収納した収納位置を示し、図3は、テーブル本体51を後方へ倒して略水平に展開した使用位置を示している。
図4に示すように、テーブル本体51は、例えば合成樹脂により横長矩形の板状に形成されている。支持部材60は、2つで1組をなしており、テーブル本体51を両側から挟むように互いに平行に配置されている。各支持部材60は、例えば金属材により上下方向に延びるアーム状に形成されている。図3に示すように、テーブル本体51は、背凭れ30の傾倒角度に関わらず、支持部材60によって使用位置が常に一定となるように支持される。
支持部材60の下端部には、支持部材60の起倒支点をなす一対のローラ61a,61bが設けられている。各ローラ61a,61bは、互いに上下に離隔した状態で、同じ内側に向かって側方に突出するように設けられている。ここで各ローラ61a,61bは、本発明の「係合部」に相当するものであり、軸として突出したピン状のものであっても良い。このように、支持部材60の起倒支点(ローラ61a,61b)は、背凭れ30が傾倒する回転中心(枢軸33)とは別に設けられている。
背凭れ30の背面の上端側には、テーブル本体51を収納位置に保持するためのテーブルストッパ53が設けられている。テーブルストッパ53は、例えば下向きのロック位置ないし横向きの解除位置に回動可能な係止爪からなる。図5に示すように、テーブル本体51を背凭れ30の背面に沿わせた収納位置にして、テーブルストッパ53を下向きにすると、テーブル本体51の先端縁がテーブルストッパ53に押さえられて収納位置に保持される。一方、テーブルストッパ53を横向きにすると、テーブルストッパ53がテーブル本体51から外れるように設定されている。
図5に示すように、背凭れ30の背面側の下部には、両支持部材60の下端部間を覆うと共に、背凭れ30の傾倒に追随して上端側から背凭れ30の背面の内側に隠れるカバー部材70が設けられている。カバー部材70は、背凭れ30の背面側の下部に沿う形状であり、両支持部材60の下端部間に横幅がほぼ合致する横長矩形の板状に形成されている。
図4に示すように、テーブル50には、支持部材60を、テーブル本体51が収納位置となる起立方向へ付勢するダンパー80が備えられている。ダンパー80は、シリンダ本体81に対してピストンロッド82が出没可能に挿入されて構成され、ピストンロッド82がシリンダ本体81から突出する方向へ付勢するものである。ここでダンパー80は、本発明の「付勢手段」に相当するものであり、例えばガススプリング、あるいはエアーシリンダ等で構成される。
次に、本実施形態に係る座席装置10の作用を説明する。
図1に示した座席装置10では、着座者によるリクライニング機構の操作によって、背凭れ30をアップライト姿勢(図1中の想像線)からリクライニング姿勢(図1中の実線)まで傾倒させることができる。また、座部20も背凭れ30の傾倒に伴って、後方に下がりながら後端側が前端より下降するように変位する。
図2(a)に示すように、背凭れ30がアップライト姿勢にあるとき、着座者は自然に多少前屈するような安楽な姿勢で着座することができ、長時間着座しても疲れが生じにくい着座姿勢となる。起立した背凭れ30の背面側にあるテーブル本体51は、通常はテーブルストッパ53によって、背凭れ30の背面に沿った収納位置に保持されている。
図5に示すように、背凭れ30の背面側の下部において、両支持部材60の下端部が上下移動する内部空間は、カバー部材70によって覆われている。ここでカバー部材70は、下端縁71が、両ベース板12の後端間に連結されたシャフト15bに取り付けられて固定位置となり、上端縁72は、背凭れ30の背面にある横溝36より背凭れ30の内側に挿入され、上下方向へ自由に摺動可能な状態で収まっている。
本座席装置10では、背凭れ30を傾倒させると、リクライニング機構によって、座部20は後方に下がりながら後端側が前端より下降するように連動する。図2に示すように、バックフレーム31の傾倒は、下端部にあるローラ34が係合するベース板12のガイド溝13によって制限される。ここで背凭れ30を傾倒するときに後方に向かう背凭れ30の上部の傾動量は極力抑えられる。また、バックフレーム31と連動する台枠21の変位は、その4節リンク機構によって制限される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではない。前述した実施形態から導かれる本発明について、以下に説明する。
座席の背凭れ30が傾倒可能であり、該背凭れ30の背面側にテーブル50を備えた座席装置10において、
前記テーブル50は、テーブル本体51と、該テーブル本体51を、前記背凭れ30の背面に沿う収納位置、ないし前記背凭れ30の背面より後方へ倒れた使用位置に起倒可能に支持する支持部材60と、を有し、
前記支持部材60の起倒支点は、前記背凭れ30が傾倒する回転中心33とは別に設けられ、前記テーブル本体51が収納位置にあるとき、前記背凭れ30の傾倒に追随して、前記背凭れ30の背面に対する前記テーブル本体51の収納位置を一定に保つ方向へ移動可能としたことを特徴とする。
前記支持部材60の起倒支点のある下端部を、座席の固定側に対して移動可能に支持するガイド機構を備え、
前記ガイド機構は、
前記支持部材60の下端部および座席の固定側にあるベース11の何れか一方に設けられ、前記支持部材60の下端部が前記背凭れ30の傾倒に追随して移動する軌跡に沿ったカム径路14と、
前記支持部材60の下端部および前記ベース11の何れか他方に設けられ、前記カム径路14に移動可能に係合して前記支持部材60の起倒支点をなす係合部61a,61bと、を有することを特徴とする。
前記カム径路14は、前記軌跡に沿って延びる一のガイド溝からなり、
前記係合部61a,61bは、前記ガイド溝に対して互いに離隔した状態でスライド可能に係合する一対のローラからなることを特徴とする。
前記背凭れ30の回転中心33よりも下方に位置する下端部(ローラ34)が、前記ベース11に対して移動可能に設けられ、
前記背凭れ30を傾倒させたとき、その下端部(ローラ34)が前方へ移動するように設定したことを特徴とする。
前記背凭れ30の背面側の下部に、座席両側に配された一対の前記支持部材60の下端部間を覆うと共に、前記背凭れ30の傾倒に追随して上端側から前記背凭れ30の背面の内側に隠れるカバー部材70を備えたことを特徴とする。
前記支持部材60を、前記テーブル本体51が収納位置となる起立方向へ付勢する付勢手段80を備えたことを特徴とする。
11…ベース
12…ベース板
13…ガイド溝
14…ガイド溝
20…座部
21…台枠
30…背凭れ
31…バックフレーム
32…支持ブラケット
33…枢軸
41…第1リンク
42…第2リンク
50…テーブル
51…テーブル本体
60…支持部材
61a,61b…ローラ
70…カバー部材
80…ダンパー
Claims (6)
- 座席の背凭れが傾倒可能であり、該背凭れの背面側にテーブルを備えた座席装置において、
前記テーブルは、テーブル本体と、該テーブル本体を、前記背凭れ背面に沿う収納位置、ないし前記背凭れ背面より後方へ倒れた使用位置に起倒可能に支持する支持部材と、を有し、
前記支持部材の起倒支点は、前記背凭れが傾倒する回転中心とは別に設けられ、前記テーブル本体が収納位置にあるとき、前記背凭れの傾倒に追随して、前記背凭れ背面に対する前記テーブル本体の収納位置を一定に保つ方向へ移動可能であることを特徴とする座席装置。 - 前記支持部材の起倒支点のある下端部を、座席の固定側に対して移動可能に支持するガイド機構を備え、
前記ガイド機構は、
前記支持部材の下端部および座席の固定側にあるベースの何れか一方に設けられ、前記支持部材の下端部が前記背凭れの傾倒に追随して移動する軌跡に沿ったカム径路と、
前記支持部材の下端部および前記ベースの何れか他方に設けられ、前記カム経路に移動可能に係合して前記支持部材の起倒支点をなす係合部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の座席装置。 - 前記カム経路は、前記軌跡に沿って延びる一のガイド溝からなり、
前記係合部は、前記ガイド溝に対して互いに離隔した状態でスライド可能に係合する一対のローラからなることを特徴とする請求項2に記載の座席装置。 - 前記背凭れの回転中心よりも下方に位置する下端部が、前記ベースに対して移動可能に設けられ、
前記背凭れを傾倒させたとき、その下端部が前方へ移動するように設定したことを特徴とする請求項2または3に記載の座席装置。 - 前記背凭れ背面側の下部に、座席両側に配された一対の前記支持部材の下端部間を覆うと共に、前記背凭れの傾倒に追随して上端側から前記背凭れ背面の内側に隠れるカバー部材を備えたことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の座席装置。
- 前記支持部材を、前記テーブル本体が収納位置となる起立方向へ付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載の座席装置。
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