JP2021158826A - 配線部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】規制部材が配線体に簡易に取り付けられることを可能にする技術を提供することを目的とする。【解決手段】配線部材10は、シート26と前記シート26に固定された線状伝送部材30とを含む配線体20と、収容部42及び抜止片46を含み、前記配線体20に取付けられた規制部材40と、を備える。前記収容部42は底部43と前記底部43から突出する2つの側壁部45とを有する。前記配線体20は幅方向に沿った両端部22が中間部21に対して曲がりつつ前記2つの側壁部45の先端部それぞれに向けて延びた状態となって前記収容部42に収容される。前記抜止片46は前記2つの側壁部45の先端部それぞれから前記収容部42の上方に突出し、前記配線体20の端部22を押さえる。【選択図】図3

Description

本開示は、配線部材に関する。
特許文献1は、シート状に形成された機能性外装部材に電線が溶着されたワイヤーハーネスを開示している。
特開2018−137208号公報
プロテクタなどの規制部材がワイヤーハーネスに簡易に取り付けられることが望まれている。
そこで、規制部材が配線体に簡易に取り付けられることを可能にする技術を提供することを目的とする。
本開示の配線部材は、シートと前記シートに固定された線状伝送部材とを含む配線体と、収容部及び抜止片を含み、前記配線体に取付けられた規制部材と、を備え、前記収容部は底部と前記底部から突出する2つの側壁部とを有し、前記配線体は幅方向に沿った両端部が中間部に対して曲がりつつ前記2つの側壁部の先端部それぞれに向けて延びた状態となって前記収容部に収容され、前記抜止片は前記2つの側壁部の先端部それぞれから前記収容部の上方に突出し、前記配線体の端部を押さえる、配線部材である。
本開示によれば、規制部材が配線体に簡易に取り付けられることが可能となる。
図1は実施形態1にかかる配線部材を示す概略平面図である。 図2は規制部材を示す斜視図である。 図3は配線部材のうち規制部材が取付けられた部分を示す斜視図である。 図4は配線部材のうち規制部材が取付けられた部分を示す正面図である。 図5は配線体の変形例を示す正面図である。 図6は規制部材の変形例を示す正面図である。 図7は配線部材が配索対象に配索される様子を示す説明図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の配線部材は、次の通りである。
(1)シートと前記シートに固定された線状伝送部材とを含む配線体と、収容部及び抜止片を含み、前記配線体に取付けられた規制部材と、を備え、前記収容部は底部と前記底部から突出する2つの側壁部とを有し、前記配線体は幅方向に沿った両端部が中間部に対して曲がりつつ前記2つの側壁部の先端部それぞれに向けて延びた状態となって前記収容部に収容され、前記抜止片は前記2つの側壁部の先端部それぞれから前記収容部の上方に突出し、前記配線体の端部を押さえる、配線部材である。これにより、端部が抜止片に引っ掛かるように配線体が曲げられて収容部に収められることによって、簡易に規制部材が配線体に取付けられる。
(2)(1)の配線部材において、前記配線体において前記中間部と前記両端部とのうち前記中間部のみに前記線状伝送部材が設けられていてもよい。これにより、線状伝送部材が曲がることが抑制される。
(3)(1)又は(2)の配線部材において、偏平に形成された前記配線体が複数積層され、積層された複数の前記配線体の端部が前記抜止片に押さえられていてもよい。これにより、複数の配線体の積層体に簡易に規制部材が取付けられる。
(4)(3)の配線部材において、積層された複数の前記配線体の端部が一体化された一体端部が設けられ、前記抜止片は前記一体端部を押さえていてもよい。一体端部とされることによって、各配線体の端部の剛性は低くとも、一体端部の剛性は高まる。これにより、配線体の端部が抜止片に押さえられた状態が解消されにくい。
(5)(1)から(4)のいずれか1つの配線部材において、前記線状伝送部材は伝送線本体と前記伝送線本体を覆う被覆層とを含んでいてもよい。これにより、被覆層付きの線状伝送部材がシートに固定された配線体に簡易に規制部材が取付けられる。
(6)(1)から(5)のいずれか1つの配線部材において、前記規制部材は前記配線体の配索対象に固定される固定部をさらに含んでいてもよい。これにより、規制部材は固定部材を兼ねることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の配線部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態1にかかる配線部材について説明する。図1は実施形態1にかかる配線部材10を示す概略平面図である。図2は規制部材40を示す斜視図である。図3は配線部材10のうち規制部材40が取付けられた部分を示す斜視図である。図4は配線部材10のうち規制部材40が取付けられた部分を示す正面図である。
配線部材10は少なくとも1つの配線体20と少なくとも1つの規制部材40とを備える。ここでは配線部材10は複数の配線体20を備える。ここでは配線部材10は複数の規制部材40を備える。
<配線体>
各配線体20は偏平に形成されている。複数の配線体20が積層されている。各配線体20はシート26と少なくとも1つの線状伝送部材30とを含む。ここでは各配線体20は複数の線状伝送部材30を含む。各線状伝送部材30はシート26に固定されている。
シート26は複数の線状伝送部材30を並んだ状態に保持する。シート26に複数の線状伝送部材30が固定される。ここではシート26と線状伝送部材30とが融着されているものとして説明される。かかるシート26は融着層を含む。ここではシート26は融着層と付加層との2層構造を有するものとして説明される。シート26は、1層構造を有していてもよいし、3層以上の構造を有していてもよい。
融着層は樹脂材料、好ましくは熱可塑性樹脂材料を含む。融着層の樹脂材料が軟化して融着相手に融着される。かかる樹脂材料の種類は特に限定されるものではなく、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を採用することができる。融着層の一方の表面がシート26において線状伝送部材30と接する面とされる。
融着層の構造は特に限定されるものではない。例えば融着層は一様充実断面を有するシート(非発泡シート又はソリッドシートなどとも呼ばれる)であってもよい。また例えば、融着層は、発泡シート等であることも考えられる。また例えば、融着層は、編布、織布又は不織布等の繊維材シートであることも考えられる。
付加層は融着層とは異なる材料で形成されたり、異なる構造を有したりする。付加層は融着層にある機能を高めたり、融着層にない機能をシート26に追加したりする。付加層を構成する材料は、上記融着層で説明された材料のほか、金属等などであってもよい。付加層の構造は、上記融着層で説明された構造のいずれかであってもよい。付加層の一方の表面がシート26において線状伝送部材30とは反対側を向く面とされる。
融着層の他方の表面と付加層の他方の表面とが接触しつつ、融着層と付加層とが固定されている。融着層と付加層との固定態様は特に限定されるものではないが、融着又は接着により固定されているとよい。例えば、融着層及び付加層の少なくとも一方が、繊維材シート又は発泡シートのように表面に空隙があるシートであると、空隙に樹脂材料又は接着剤が入り込んで固定されることができる。これによりいわゆるアンカー効果が発揮されて、融着層及び付加層が強固に固定される。
ここでは融着層が樹脂製のソリッドシートであり、付加層が繊維材シートであるものとして説明される。ここでは融着層と付加層とが融着されているものとして説明される。つまり、融着層の樹脂が流動性を有する状態で付加層の繊維の間に入り込んだ後に硬化される。これにより、融着層の樹脂が付加層における繊維の間に入り込んだ状態が維持され、融着層と付加層とが強固に固定される。
融着層及び付加層は同じ大きさ(同じ平面形状)に形成されていてもよい。融着層及び付加層は一方が他方よりも大きく形成されていてもよい。融着層及び付加層は接触する領域が全体的に固定されていてもよい。融着層及び付加層は接触する領域の一部のみが固定されていてもよい。
シート26は柔らかい部材であってもよい。例えば、融着層が軟質PVCなど軟質な樹脂を材料とする一様充実断面を有する樹脂層であり、付加層がPETを材料とする不織布であるなどして、シート26が柔らかい部材とされる。シート26は線状伝送部材30の曲げに追従可能な可撓性を有してもよい。配線部材10はシート26が設けられた部分において厚み方向への曲げ(折目がシート26の主面に沿うような曲げ)が可能とされてもよい。もっとも、シート26は厚み方向に湾曲できない部材であってもよい。シート26は厚み方向に曲げられた際、割れずに屈曲することが可能な部材であってもよい。
複数の線状伝送部材30は、それぞれ電気又は光等を伝送する線状の部材である。例えば、線状伝送部材30は、芯線と芯線の周囲の被覆とを有する一般電線であってもよいし、シールド線、電気ケーブル、エナメル線、ニクロム線、光ファイバケーブル等であってもよい。
電気を伝送する線状伝送部材30としては、各種信号線、各種電力線であってもよい。電気を伝送する線状伝送部材30の一部等は、信号又は電力を空間に対して送る又は空間から受けるアンテナ、コイル等として用いられてもよい。また、線状伝送部材30は、単一の線状物であってもよいし、複数の線状物の複合物(ツイスト線、複数の線状物を集合させてこれをシースで覆ったケーブル等)であってもよい。線状伝送部材30がケーブルの場合、シースも被覆層34に含まれる。
複数の線状伝送部材30は、車両における部品同士を接続する部材であることが想定される。複数の線状伝送部材30はシート26によって所定の経路に沿って延びた状態に保持される。図1に示すように、ここでは線状伝送部材30の経路は曲がり部及び分岐部を含む。曲がり部は複数の線状伝送部材30が並行したまま曲がる部分である。分岐部は一部の線状伝送部材30が他の一部の線状伝送部材30と異なる向きに延びるように分岐する部分である。複数の線状伝送部材30がシート26上で交差していてもよい。
ここではシート26の形状は線状伝送部材30の経路に沿った形状に形成される。シート26は線状伝送部材30の曲がる経路に応じて曲がる部分を有する。つまり、曲がり部においてシート26も曲がっている。シート26は線状伝送部材30の分岐する経路に応じて分岐する部分を有する。つまり、分岐部においてシート26も分岐している。
線状伝送部材30の端部はシート26から延出して、シート26の外方に位置する。線状伝送部材30において端部を除く中間部がシート26上に配置されている。線状伝送部材30の端部には、例えばコネクタCが設けられる。このコネクタCが相手側部品に設けられたコネクタと接続されることで、線状伝送部材30が相手側部品に接続される。つまり、本配線部材10は、車両等において各種部品同士を電気的に(或は光通信可能に)接続する配線部材10として用いられる。線状伝送部材30の端部が、シート26上に位置していてもよい。コネクタCのコネクタハウジングが、シート26に固定されていてもよい。
各線状伝送部材30は、伝送線本体32と被覆層34とを有する。伝送線本体32は電気又は光を伝送する部分である。伝送線本体32は、電線における導体芯線に相当し、光ファイバケーブルにおけるコア及びクラッドに相当する。被覆層34は伝送線本体32を覆う。被覆層34は樹脂材料等が伝送線本体32の周囲に押出被覆されるなどして形成される。かかる樹脂材料の種類は特に限定されるものではなく、PVC、PE、PP、PET等を採用することができる。線状伝送部材30における最も外側の被覆層34が融着層に融着される。線状伝送部材30における最も外側の被覆層34は融着層と同じ樹脂材料によって構成されているとよい。
シート26と線状伝送部材30とが融着された部分は融着部とされる。かかる融着部を形成する手段は特に限定されるものではなく、超音波融着、加熱加圧融着、熱風融着、高周波融着など種々の融着手段を採用することができる。これらの手段によって融着部が形成されると、融着部はその手段による融着固定の状態とされる。具体的には、例えば、超音波融着によって融着部が形成されている場合、融着部は、超音波融着部となる。
融着部は線状伝送部材30の延在方向に沿って間隔をあけて複数設けられていてもよい。融着部は線状伝送部材30の延在方向に沿って連続的に設けられていてもよい。
線状伝送部材30はシート26の幅方向に沿った中間部に固定されている。線状伝送部材30はシート26の幅方向に沿った両端部に固定されていない。
ここでは5つの配線体20のうち2つの配線体20A、20Bが相互に逆向きに配置されて一体化されている。2つの配線体20A、20Bは、線状伝送部材30に対してシート26が外側となるように配置される。2つの配線体20A、20Bのシート26が2つの配線体20A、20Bの線状伝送部材30を包む。2つの配線体20A、20Bと同様に2つの配線体20C、20Dも相互に逆向きに配置されて一体化されている。これにより、2つの配線体20A、20Bの端部22、及び2つの配線体20C、20Dの端部22は一体端部24とされる。一体端部24が設けられることによって配線体20A、20B、20C、20Dの端部22の剛性が高められる。
配線体20Eは他の配線体20と一体化はされていない。配線体20Eにはカバー36が設けられている。カバー36は線状伝送部材30を覆う。カバー36はシート26の端部まで覆う。カバー36の端部はシート26の端部と一体化されている。これにより、配線体20Eの端部22の剛性も高められている。
2つの配線体20A、20Bの端部22はシート26同士が融着されて一体化されている。これにより、別部材を用いずに一体端部24が設けられる。2つの配線体20A、20Bの端部22は別部材によって一体化されていてもよい。例えば、2つの配線体20A、20Bの端部22は粘着テープ、接着剤などの接着部材によって一体化されていてもよい。また例えば、2つの配線体20A、20Bの端部22はステープラなどの係止部材によって一体化されていてもよい。2つの配線体20C、20Dの端部22、及び配線体20Eの端部22におけるシート26とカバー36とについても同様である。
配線部材10の複数の配線体20のすべての端部22が一体化されていてもよい。図5に示す配線部材110では、両端部22それぞれにおいて複数の配線体20A、20B、20C、20D、20Eのすべての端部22が一体化されて一体端部124が設けられている。これにより、配線体20の端部22の剛性がより高められる。
複数の線状伝送部材30は複数の配線体20ごとにグループ分けされる。複数の線状伝送部材30を複数のグループに分ける分け方は如何なる分け方であってもよい。
例えば、複数の線状伝送部材30は経路ごとにグループ分けされていてもよい。具体的には複数の線状伝送部材30が幹線部から複数の枝線部に分岐する場合、一つの枝線部をなす線状伝送部材30が一つの配線体20を構成し、他の一つの枝線部をなす線状伝送部材30が他の一つの配線体20を構成してもよい。これにより、経路ごとに配線体20を製造した後に、複数の配線体20を積層することによって、分岐を有する配線部材10をなすことができる。
また例えば、複数の線状伝送部材30は線種ごとにグループ分けされてもよい。具体的には、複数の線状伝送部材30には線径の異なる線状伝送部材30が存在し得る。この場合、同一線径の線状伝送部材30ごとに配線体20が構成されていてもよい。これにより、配線体20の厚み方向に線径の違いによる凹凸が生じにくくなる。また複数の線状伝送部材30には電源線と信号線とが存在し得る。この場合、電源線によって一つの配線体20が構成され、信号線によって他の一つの配線体20が構成されていてもよい。
<規制部材>
規制部材40は配線体20に取付けられている。例えば規制部材40は配線体20のうち直線経路部分に取付けられる。例えば規制部材40は配線体20よりも高剛性の部材である。規制部材40は配線体20が曲げられた状態を維持する。規制部材40は配線体20の向きを規制する。規制部材40の向きが決まることによって規制部材40が取付けられた配線体20の向きが決まる。具体的には規制部材40は収容部42及び抜止片46を含む。
収容部42は底部43と2つの側壁部45とを有する。底部43及び2つの側壁部45は平板状に形成されている。底部43又は2つの側壁部45は湾曲板状などに形成されていてもよい。2つの側壁部45は底部43の両端部22から底部43の一方面側に突出する。ここでは側壁部45は底部43に直交する方向に延びている。側壁部45は底部43に直交以外の角度で斜めに延びていてもよい。例えば2つの側壁部45は、側壁部45の先端側に向けて間隔が徐々に広がるように又は徐々に狭まるように直交よりも傾斜した角度で延びていてもよい。底部43と2つの側壁部45とによって囲まれた空間が収容溝とされる。側壁部45の先端部において収容溝が開口している。配線体20は当該開口部から収容溝に収容されることができる。
2つの側壁部45は同じ形状に形成されている。2つの側壁部45は異なる形状に形成されていてもよい。例えば、2つの側壁部45は底部43からの高さ寸法が異なっていてもよい。2つの側壁部45は左右対称の向きに延びる。2つの側壁部45は左右非対称の向きに延びてもよい。例えば、2つの側壁部45は一方が底部43に対して直交し、他方が底部43に対して直交よりも傾斜した角度に延びてもよい。
配線体20において幅方向に沿った両端部22が中間部21に対して曲がっている。配線体20は、この両端部22が2つの側壁部45の先端部それぞれに向けて延びた状態となって収容部42に収容される。
配線体20が曲った状態となるにあたって、シート26は規制部材40の内面に沿って曲がることが可能な可撓性を有してもよい。シート26は湾曲状に弾性変形し、側壁部45の内面に突っ張っていてもよい。つまりシート26が曲がる前の平坦な状態に弾性復帰しようとする力が側壁部45の内面に支持されていてもよい。シート26は弾性変形せずに屈曲していてもよい。つまり側壁部45の内面は主にシート26の自重を支持していてもよい。
配線体20において一体端部24が規制部材40の内面に沿って曲がることが可能な可撓性を有してもよい。配線体20において一体端部24が湾曲状に弾性変形し、側壁部45の内面に突っ張っていてもよい。つまり一体端部24が曲がる前の平坦な状態に弾性復帰しようとする力が側壁部45の内面に支持されていてもよい。一体端部24は弾性変形せずに屈曲していてもよい。つまり側壁部45の内面は主に一体端部24の自重を支持していてもよい。
収容部42は配線体20の延在方向に沿って短尺に形成されている。例えば、収容部42の奥行寸法が、収容部42の幅寸法と高さ寸法との和と同じかそれよりも小さく設定されていてもよい。ここで収容部42の奥行寸法は収容溝が延在する方向に沿った寸法である。また例えば収容部42の奥行寸法が、収容部42の幅寸法と同じかそれよりも小さく設定されていてもよい。また例えば、収容部42の奥行寸法が、収容部42の高さ寸法と同じかそれよりも小さく設定されていてもよい。
収容部42は配線体20の延在方向に沿って長尺に形成されていてもよい。例えば、収容部42の奥行寸法が、収容部42の幅寸法よりも大きく設定されていてもよい。また例えば、収容部42の奥行寸法が、収容部42の高さ寸法よりも大きく設定されていてもよい。また例えば、収容部42の奥行寸法が、収容部42の幅寸法と高さ寸法との和とよりも大きく設定されていてもよい。収容部42は配線体20の延在方向に沿って直線状であってもよい。収容部42は配線体20の延在方向に沿って曲がっていてもよいし、分岐していてもよい。収容部42は、収容される配線体20の経路に応じた形状に形成されているとよい。収容部42は配線体20の経路を規制していてもよい。
抜止片46は2つの側壁部45の先端部それぞれから収容部42の上方に突出する。抜止片46は配線体20の端部22を押さえる。積層された複数の配線体20の端部22が抜止片46に押さえられている。抜止片46は一体端部24を押さえる。ここでは抜止片46は第1部分47と第2部分48とを有する。第1部分47は1つの側壁部45の先端から他方の側壁部45に向けて側方に突出する。ここでは第1部分47は側壁部45に直交する方向であって底部43に平行な方向に延びる。第1部分47は側壁部45及び底部43と交差する方向に延びてもよい。第2部分48は第1部分47の先端から底部43に向けて突出する。ここでは第2部分48は側壁部45に平行な方向であって底部43に直交する方向に延びる。第2部分48は側壁部45及び底部43と交差する方向に延びてもよい。抜止片46に側壁部45の先端部から底部43に向けて延びる部分(ここでは第2部分48)が設けられるため、抜止片46と側壁部45とによってポケットが形成されている。このポケットに配線体20の端部22が収まっている。
抜止片46の形状は上記したものに限られない。例えば抜止片46は第2部分48が省略された形状に形成されていてもよい。この場合、第1部分47が側壁部45の先端から底部43に向けて斜めに延びていてもよい。また例えば第2部分48の先端から側壁部45に向けて突出する第3部分を有していてもよい。
ここでは抜止片46は1つの側壁部45に1つ設けられている。抜止片46は1つの側壁部45に複数設けられていてもよい。この場合、複数の抜止片46は1つの側壁部45に対して延在方向に沿って間隔をあけて設けられると良い。
収容部42の奥行方向に沿って抜止片46が部分的に設けられている。収容部42の奥行方向に沿った抜止片46の寸法は収容部42の奥行寸法よりも小さい。かかる抜止片46を有する規制部材40は例えば樹脂材料を射出成型することによって形成される。図2に示す例では、底部43のうち抜止片46の下方に位置する部分には抜止片46を形成するための型抜き孔44が形成されている。これにより、1つの方向に分かれる2つの金型によって規制部材40を製造でき、製造が容易となる。もっとも規制部材40が射出成型されるにあたって、底部43に型抜き孔44は形成されていなくてもよい。また規制部材40は射出成型品ではなく、同一断面が連続する押出成型品であってもよい。この場合、例えば、抜止片46が収容部42の奥行方向全体にわたって設けられてもよい。
ここでは一方の側壁部45に設けられた抜止片46と他方の側壁部45に設けられた抜止片46とが同じ形状である。一方の側壁部45に設けられた抜止片46と他方の側壁部45に設けられた抜止片46とが異なる形状であってもよい。
一方の側壁部45に設けられた抜止片46と他方の側壁部45に設けられた抜止片46とは収容部42の奥行方向に沿って同じ位置に位置する。一方の側壁部45に設けられた抜止片46と他方の側壁部45に設けられた抜止片46とは収容部42の奥行方向に沿って異なる位置に位置してもよい。例えば、一方の側壁部45の抜止片46と他方の側壁部45の抜止片46とが収容部42の奥行方向に沿って交互に位置して、千鳥型配列状に設けられていてもよい。
ここでは側壁部45に設けられた抜止片46と側壁部45に設けられた抜止片46との間が開口している。図4に示すように、この開口部を通じて配線体20が収容部42に収容される。収容部42に収容される前の配線体20の幅寸法は収容部42の幅寸法よりも大きい。収容部42に収容される前の配線体20の幅寸法は収容部42の幅寸法と収容部42の高さ寸法との和と同じかそれよりも小さくてもよい。
配線体20において中間部21と両端部22とのうち中間部21のみに線状伝送部材30が設けられている。ここでは配線体20において線状伝送部材30が設けられた部分の幅寸法は2つの抜止片46の間の開口部の寸法よりも小さい。配線体20において線状伝送部材30が設けられた部分の幅寸法は2つの抜止片46の間の開口部の寸法と同じかそれよりも大きくてもよい。
収容部42への配線体20の収容の仕方は如何なるものであってもよい。例えば配線体20は中間部21が両端部22よりも先に収容部42に収容されてもよい。また例えば配線体20は一方の端部22から中間部21を経て他方の端部22に向けて順に収容部42に収容されてもよい。また例えば配線体20は両端部22が中間部21よりも先に収容部42に収容されてもよい。配線体20は開口部の通過時に、開口部の周縁に接触して両端部22が曲げられてもよい。
配線体20が収容部42に収容されて配線体20の端部22が抜止片46と側壁部45とのポケットに収められることによって配線体20に規制部材40が取付けられる。これにより、配線部材10とされる。抜止片46と側壁部45とのポケットへの配線体20の端部22の収容方法は如何なる方法であってもよい。例えば作業者が抜止片46と側壁部45とのポケットの外側に位置する配線体20の端部22を抜止片46と側壁部45とのポケットに収容させてもよい。弾性変形する配線体20の復元力を利用して配線体20の端部22を抜止片46と側壁部45とのポケットに収容させてもよい。
配線体20の端部22は、抜止片46と側壁部45とのポケットに収まった状態で、抜止片46に接触していてもよいし、接触していなくてもよい。配線体20の端部22が第1部分47に接触していてもよいし、接触していなくてもよい。配線体20の端部22が第1部分47に接触している場合、配線体20の端部22が第1部分47に当たることによって曲げられていてもよい。
また配線体20の端部22が第2部分48に接触していてもよいし、接触していなくてもよい。例えば配線体20の端部22の厚みが第2部分48と側壁との間隔よりも小さいことによって、配線体20の端部22が第2部分48に接触していなくてもよい。例えば配線体20の端部22の厚みが第2部分48と側壁との間隔と同じかそれよりも大きいことによって、配線体20の端部22が第2部分48に接触していてもよい。例えば配線体20の端部22の厚みが第2部分48と側壁との間隔よりも大きいことによって、配線体20の端部22が第2部分48と側壁部45とに挟持されていてもよい。この場合、配線体20の端部22と規制部材40とのうち少なくとも一方が弾性変形しているとよい。例えば、配線体20の端部22において第2部分48と側壁部45とに挟持される部分の厚み寸法がその周囲の部分の厚み寸法よりも小さくなるように弾性変形していてもよい。また例えば規制部材40において、第2部分48と側壁部45との間隔が広がるように弾性変形していてもよい。
抜止片46によって配線体20の端部22が押さえられることによって配線体20と規制部材40とは配線体20の高さ方向及び幅方向に位置決めされる。配線体20と規制部材40とは配線体20の延在方向に沿って位置決めされていてもよい。配線体20と規制部材40との位置決めは、配線体20及び規制部材40とは別に設けられた位置決め部材によってなされていてもよい。かかる位置決め部材としては、如何なる部材であってもよいが、例えば、片面粘着テープ、両面粘着テープ、接着剤などで有ってもよい。
配線体20と規制部材40とは他の位置決め部材を用いずに位置決めされていてもよい。配線体20及び規制部材40に位置決め構造が形成されていてもよい。かかる位置決め構造としては、如何なる構造であってもよい。例えば、抜止片46と側壁部45とのポケットに配線体20の端部22が圧入されるものであってもよい。この場合、配線体20と規制部材40との間にはたらく摩擦力などの力によって配線体20と規制部材40とが位置決めされる。例えば抜止片46が第2部分48の先端から側壁部45に向けて突出する第3部分を有し、配線体20の端部22に第3部分が嵌る孔が形成されたものであってもよい。この場合、第3部分が孔に嵌ることによって、配線体20と規制部材40とが位置決めされる。また例えばかかる位置決め構造としては、配線体20の端部22に他方の端部22側に向けて凹む凹部が形成されたものであってもよい。この場合、第1部分47が凹部に嵌り、凹部の隣の縁部が第1部分47よりも上方に突出することによって、配線体20と規制部材40とが位置決めされる。
<実施形態1の効果等>
以上のように構成された配線部材10、110によると、配線体20は幅方向に沿った両端部22が中間部21に対して曲がりつつ2つの側壁部45の先端部それぞれに向けて延びた状態となって収容部42に収容され、抜止片46は2つの側壁部45の先端部それぞれから収容部42の上方に突出し、配線体20の端部22を押さえる。これにより、端部22が抜止片46に引っ掛かるように配線体20が曲げられて収容部42に収められることによって、簡易に規制部材40が配線体20に取付けられる。
また配線体20において幅方向に沿った中間部21と両端部22とのうち中間部21のみに線状伝送部材30が設けられている。これにより、線状伝送部材30が曲がることが抑制される。
また積層された複数の配線体20の端部22が抜止片46に押さえられている。これにより、複数の配線体20の積層体に簡易に規制部材40が取付けられる。
また積層された複数の配線体20の端部22が一体化された一体端部24、124が設けられている。積層された複数の配線体20の端部22が一体端部24、124とされることによって、各配線体20の端部22の剛性は低くとも、一体端部24、124の剛性は高まる。この一体端部24、124を抜止片46が押さえることにより、配線体20の端部22が抜止片46に押さえられた状態が解消されにくい。
また線状伝送部材30は被覆層34を含む。これにより、被覆層34付きの線状伝送部材30がシート26に固定された配線体20に簡易に規制部材40が取付けられる。
[変形例]
図6は規制部材40の変形例を示す正面図である。
変形例にかかる規制部材240は配線体20の配索対象80に固定される固定部50をさらに含む点で、上記規制部材40とは異なる。規制部材240が固定部50を含むことにより、規制部材240が配線体20を配索対象80に固定する固定部材を兼ねることができる。固定部50が配索対象80に固定された状態で、規制部材240の向きが所定の向きに維持されやすくなる。
図6に示す例では固定部50はクランプである。固定部50は柱部52と係止片54とを含む。柱部52は収容部42の外面から外方に突出する。ここでは柱部52は底部43の外面から外方に突出する。係止片54は柱部52の先端に設けられる。係止片54は、柱部52の基端に向けて徐々に外向きに広がる形状に形成されている。固定部50は配索対象80の配索面81に形成された取付孔82に係止する。係止片54が取付孔82に挿入される際、係止片54は、先端部の幅寸法が小さくなるように弾性変形可能である。係止片54が取付孔82を通過後に弾性復帰し、配索面81の裏面において取付孔82の周縁部に引っ掛かる。
クランプである固定部50は収容部42に一体成型されている。クランプは収容部42とは別体に形成されていてもよい。かかるクランプは例えばカセットクランプであってもよい。この場合、収容部42にカセットクランプを取付け可能な取付部が形成されているとよい。
固定部50はクランプでなくともよい。例えば固定部50は、ねじが通るねじ孔が形成されたねじ止め部などであってもよい。
図7は配線部材210が配索対象80に配索される様子を示す説明図である。ここでは配線部材210は規制部材240を備えるものとして説明されるが、配線部材210は規制部材40を備えるものであってもよい。
配索対象80は2つの配索面81、83を有する。2つの配索面81、83は交差(ここでは直交)している。配索面81は図7の紙面左右方向を向き、紙面上下方向及び紙面に垂直な方向に広がる面である。配索面83は図7の紙面に垂直な方向を向き、紙面と平行に広がる面である。配索面81には取付孔82が形成されている。配索面83には取付孔84が形成されている。
図7において配索対象80に配索される前の配線部材210が実線で示されている。図7において配索対象80に配索された後の配線部材210が二点鎖線で示されている。実線で示される配線部材210において紙面左右方向が配線部材210の高さ方向である。二点鎖線で示される配線部材210において、2つの規制部材240A、240Bのうち規制部材240Aが設けられた部分は実線で示される配線部材210と同じ向きのまま配索面81に配索される。この際、規制部材240Aの固定部50が取付孔82に挿入されて係止する。二点鎖線で示される配線部材210において、規制部材240Bが設けられた部分は実線で示される配線部材210と異なる向きとされて配索面83に配索される。規制部材240Bが設けられた部分は紙面に垂直な方向が配線部材210の高さ方向となるように配索される。この際、規制部材240Bの固定部50が取付孔84に挿入されて係止する。
このように、配線部材210は2つの規制部材240A、240Bが異なる向きを向くように配索対象80に配索されていてもよい。この場合、配線部材210のうち2つの規制部材240A、240Bの間の部分は、規制部材240Aの位置において規制部材240Aによって規制された向き(図7の紙面左右方向が高さ方向となる向き)から規制部材240Bの位置において規制部材240Bによって規制された向き(図7の紙面に垂直な方向が高さ方向となる向き)に向けて徐々に向きを変えることができる。
このほか、これまでシート26と線状伝送部材30とが融着されているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。シート26と線状伝送部材30との固定態様は如何なる態様であってもよい。例えば、シート26と線状伝送部材30とは接着剤又は両面粘着テープなどの接着部材を介して接着されていてもよい。また例えばシート26と線状伝送部材30とは、縫い糸によって縫い付けられていてもよい。また例えば線状伝送部材30はシート26とカバー36とによって挟み込まれて固定されていてもよい。
また例えば配線体20はフレキシブルフラットケーブル(FFC)、又はフレキシブルプリント回路(FPC)などであってもよい。配線体20がFFC又はFPCの場合、線状伝送部材30は被覆層34を含まなくてもよい。例えば配線体20がFFCの場合、線状伝送部材30は平角導体などの裸導体であってもよい。この場合、シート26はフィルム状の部材とされる。また例えば配線体20がFPCの場合、線状伝送部材30はシート26に印刷された導体パターンなどであってもよい。この場合、シート26はフレキシブル基板状の部材とされる。
またこれまで配線体20において中間部21と両端部22とのうち中間部21のみに線状伝送部材30が設けられているものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。配線体20において端部22に線状伝送部材30が設けられていてもよい。
またこれまで配線部材10、110、210において偏平に形成された配線体20が複数積層されるものとして説明されたが、このことは必須の構成ではない。配線体20は積層されなくてもよい。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
10、110、210 配線部材
20、20A、20B、20C、20D、20E 配線体
21 中間部
22 端部
24、124 一体端部
26 シート
30 線状伝送部材
32 伝送線本体
34 被覆層
36 カバー
40、240、240A、240B 規制部材
42 収容部
43 底部
44 型抜き孔
45 側壁部
46 抜止片
47 第1部分
48 第2部分
50 固定部
52 柱部
54 係止片
80 配索対象
81、83 配索面
82、84 取付孔
C コネクタ

Claims (6)

  1. シートと前記シートに固定された線状伝送部材とを含む配線体と、
    収容部及び抜止片を含み、前記配線体に取付けられた規制部材と、
    を備え、
    前記収容部は底部と前記底部から突出する2つの側壁部とを有し、
    前記配線体は幅方向に沿った両端部が中間部に対して曲がりつつ前記2つの側壁部の先端部それぞれに向けて延びた状態となって前記収容部に収容され、
    前記抜止片は前記2つの側壁部の先端部それぞれから前記収容部の上方に突出し、前記配線体の端部を押さえる、配線部材。
  2. 請求項1に記載の配線部材であって、
    前記配線体において前記中間部と前記両端部とのうち前記中間部のみに前記線状伝送部材が設けられている、配線部材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
    偏平に形成された前記配線体が複数積層され、
    積層された複数の前記配線体の端部が前記抜止片に押さえられている、配線部材。
  4. 請求項3に記載の配線部材であって、
    積層された複数の前記配線体の端部が一体化された一体端部が設けられ、
    前記抜止片は前記一体端部を押さえる、配線部材。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記線状伝送部材は伝送線本体と前記伝送線本体を覆う被覆層とを含む、配線部材。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の配線部材であって、
    前記規制部材は前記配線体の配索対象に固定される固定部をさらに含む、配線部材。
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