JP2021157115A - 切妻屋根型紙容器の広告体 - Google Patents

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Hideki Mori
秀樹 森
勝行 大久保
Katsuyuki Okubo
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【課題】 搬送等に便利で、組立や片付けの容易な切妻屋根型紙容器の広告体を得る。【解決手段】 切妻屋根部2と筒状胴部3を別体として成形し、切妻屋根部2は、切妻屋根形成パネル4,5と妻壁形成パネル6,7の下辺に差込片19,20,21,22を連接し、妻壁形成パネル6,7の略三角面部16,17および差込片19,20,21,22には、前記略三角面部16,17の頂点25から垂下する縦折線26を形成し、縦折線26を谷折りすることにより、切妻屋根形成パネル4,5の内面同士を重ねる折り畳みを可能とし、筒状胴部3は、胴部縦折線33,34,35を介して連接した胴部パネル29,30,31,32の上辺に横折線36を介して突片37を連接し、横折線36に差込片19,20,21,22が挿入離脱可能なスリット状開口部38を形成し、そして、胴部パネル29,30,31,32を胴部縦折線33,34,35から折り畳むことを可能とした。【選択図】図2

Description

本発明は、液状内容物を収容する切妻屋根型紙容器自体の宣伝や、切妻屋根型紙容器に収容された液状内容物を宣伝するために、店頭やイベント会場などで使用される切妻屋根型紙容器の広告体に関する。
商品の宣伝用に、商品の形態を模した立体的な広告体が広く使用されている。このような広告体は,視覚に訴えて消費者などの注意を引きつけようとするため、一般に、店頭やイベント会場などで目立つような大きさに形成されている。このため嵩張ってしまい、保管や搬送等に面倒な思いをすることがある。
このような問題を解決するものとして、例えば、広告体を分解可能に制作し、保管時や搬送時に分解して嵩張らない状態にしておき、使用現場で組み立てるようにしたビール等缶入り飲料の広告体が開示されている(例えば特許文献1参照。)。
実用新案登録第3019572号公報
近年、牛乳やジュースなどの液状内容物を収容する容器として切妻屋根型の紙容器が広く用いられている。このような切妻屋根型紙容器自体の宣伝用として、また、切妻屋根型紙容器に収容された液状内容物の宣伝用として、広告体としての切妻屋根型紙容器が制作され、店頭やイベント会場などで使用されているが、保管や搬送に必ずしも適したものとはなっていない。
本発明の目的は、保管や搬送に便利で、現場での組立や片付けの容易な切妻屋根型紙容器の広告体を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、切妻屋根型紙容器の広告体であって、それぞれ別体として成形された切妻屋根部と上下を開口する筒状胴部とで構成され、前記切妻屋根部にあっては、切妻屋根形成パネルと妻壁形成パネルの下辺にそれぞれ横折線を介して差込片が連接され、前記妻壁形成パネルが備える略三角面部および差込片には、前記略三角面部の頂点から、前記妻壁形成パネルの下辺に連接された前記差込片に渡って垂下する縦折線が形成されており、前記縦折線を谷折りすることにより、前記一対の切妻屋根形成パネルの内面同士を重ねる折り畳みを可能とし、また、前記筒状胴部にあっては、胴部縦折線を介してそれぞれ連接された4枚の胴部パネルの上辺に横折線を介して突片が連接され、前記横折線には前記差込片が挿入離脱可能なスリット状開口部か形成されており、前記胴部縦折線を介してそれぞれ連接された4枚の胴部パネルを胴部縦折線から折り畳むことを可能としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、切妻屋根部と筒状胴部はそれぞれ別体として成形され、前記切妻屋根部は、前記縦折線を谷折りすることにより、前記一対の切妻屋根形成パネルの内面同士を重ねて扁平にすることができ、そして、前記筒状胴部もまた、4枚の胴部パネルを胴部縦折線から折り畳むことにより扁平にすることができるので、保管場所を取らず、また搬送を容易にする。
また、別体に成形された前記切妻屋根部と前記筒状胴部で構成される切妻屋根型紙容器の広告体の組立にあっては、前記縦折線から谷折りされている前記妻壁形成パネルが備える前記略三角面部を広げて前記切妻屋根部を形成し、扁平に折りたたまれた4枚の前記胴部パネルを前記胴部縦折線から広げて前記筒状胴部を形成し、前記切妻屋根形成パネルと前記妻壁形成パネルの下縁内側に前記筒状胴部を形成する4枚の前記胴部パネルの上辺に横折線を介して連接されている前記突片を入れるようにして、前記切妻屋根形成パネルと前記妻壁形成パネルの下辺に連接されている前記差込片を前記横折線に形成されているスリット状開口部に差し込むといった簡単な作業で組み立てることができる。
このようにして組み立てられた切妻屋根型紙容器の広告体の組立の分解にあっては、前記切妻屋根形成パネルと前記妻壁形成パネルの下辺に連接されている前記差込片を前記横折線に形成されている前記スリット状開口部から引き抜くといった簡単な作業により分解することができ、そして、分解した切妻屋根部と筒状胴部はそれぞれ折り畳み扁平にすることができるので、片付けが容易であり、また搬送、保管が容易となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記差込片には、その両側辺に縦折線を介して係止片が連接されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記差込片には、その両側辺に縦折線を介して係止片が連接されているので、前記スリット状開口部への前記差込片の差し込みに際しては、前記差込片に連接している係止片を前記縦折線から折り曲げて差込片に重ねた状態にして差し込むことにより、差込片の差込後に前記差込片に重ねた状態に折り曲げられた前記係止片が弾性復元力により立ち上がり前記突片に係止して前記差込片は前記スリット状開口部から抜け出るのを効果的に防止することができる。
前記スリット状開口部から前記差込片を引き抜く場合は、前記筒状胴部の底部開口部から手を挿入して前記差込片に連接している前記係止片を前記縦折線から折り曲げて差込片に重ねた状態にすることにより引き抜くことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の、前記筒状胴部を形成する4枚の胴部パネルのうち、正面側の胴部パネルに、視認用窓を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記筒状胴部を形成する4枚の胴部パネルのうち、正面側の胴部パネルに視認用窓を設けたので、前記筒状胴部の底部開口部から頭部を挿入して被り、前記視認用窓に眼の位置を合わせることにより、被った状態での行動が可能となり、切妻屋根型紙容器の広告体としての宣伝効果を高めることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の、前記筒状胴部を形成する4枚の胴部パネルのうち、左右側の胴部パネルには腕通し穴を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記筒状胴部を形成する4枚の胴部パネルのうち、左右側の胴部パネルには腕通し穴を設けたので、前記筒状胴部の底部開口部から身体を挿入して被り、前記視認用窓に眼の位置を合わせ、腕通し穴から両手を出すことにより、被った人間の姿を広い範囲で隠し、且つ切妻屋根型紙容器が擬人化したかのごとき動きを見せることができ、切妻屋根型紙容器の広告体としての宣伝効果を一層高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の、前記4枚の胴部パネルのうちの1の胴部パネルの内面上部に、組み立てられた筒状胴部内に挿入した人物の頭部を支持する頭部支持片が設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、筒状胴部内に挿入した人物の頭部が頭部支持片で支持されるので、筒状胴部内に挿入した人物の眼と胴部パネルに視認用窓とを一致させ、且つ安定した状態で維持することができ、被った人物の安定した視界を確保できる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の、前記頭部支持片は、前記筒状胴部の横断面形状と概ね同形の略矩形状に形成され、その一辺に折線を介して前記1の胴部パネルの内面上部に接着する接着片が連接されており、また、前記頭部支持片の他辺には折線を介して前記1の胴部パネルに対向する胴部パネルの内面に着脱可能に取り付けられる取り付け片が連接されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、保管や搬送時には、前記頭部支持片の一辺に折線を介して連接されている前記接着片を前記1の胴部パネルの内面上部に接着しておき、前記前記頭部支持片を前記1の胴部パネルの内面上部に接着した状態で前記1の胴部パネルに重ねておくことにより、前記頭部支持片は前記筒状胴部の折り畳みの障害にならず、前記筒状胴部を扁平にすることができる。
そして、切妻屋根型紙容器の広告体の組立時には、折り畳まれている胴部パネルを広げ前記筒状胴部を形成してから、前記1の胴部パネルに重ねてある前記頭部支持片を折線から立ち上げ、前記頭部支持片の他辺に折線を介して連接されている取り付け片を前記1の胴部パネルに対向する胴部パネルの内面に取り付けるといった簡単な作業で組み立てることができる。
また、組み立てられた切妻屋根型紙容器の広告体の分解時には、前記取り付け片を前記1の胴部パネルに対向する胴部パネルの内面から取り外すことにより、前記頭部支持片を前記1の胴部パネルに重ねることができ、前記筒状胴部の折り畳みの障害にならず、前記筒状胴部を扁平にすることができる。
以上のように、本発明に係る切妻屋根型紙容器の広告体によれば、保管や搬送に便利で、現場での組立や片付けを容易に行うことができ、さらには宣伝効果の大きい切妻屋根型紙容器の広告体を得ることができる。
本発明に係る切妻屋根型紙容器の広告体の実施の形態の第1例を示す斜視図である。 図1に示す切妻屋根型紙容器の広告体の分解説明図である。 図1に示す切妻屋根部の展開図である。 図1に示す切妻屋根部を組み立てる過程を示す説明図である。 組み立てられた切妻屋根部を示す斜視図である。 図5に示す切妻屋根部を折り畳んだ状態を示す説明図である。 図1に示す筒状同部の展開図である。 組み立てられた筒状同部を示す斜視図である。 図8に示す筒状同部を2つ折りに折り畳んだ状態を示す説明図である。 図8に示す筒状同部を4つ折りに折り畳んだ状態を示す説明図である。 本発明に係る切妻屋根型紙容器の広告体の実施の形態の第2例を示す斜視図である。 図11に示す筒状同部の展開図である。 図11に示す頭部支持片の展開図である。 頭部支持片を同部パネルに取り付けた状態を示す説明図である。 図14に示す頭部支持片を立ち上げた状態を説明図である。 本発明に係る切妻屋根型紙容器の広告体の実施の形態の第3例を示す斜視図である。
以下、本発明に係る切妻屋根型紙容器の広告体を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図10は本発明に係る切妻屋根型紙容器の広告体の実施の形態の第1例を示すものであり、図1は第1例の切妻屋根型紙容器の広告体を示す斜視図、図2は図1に示す切妻屋根型紙容器の広告体の分解説明図、図3は図1に示す切妻屋根部の展開図、図4は図1に示す切妻屋根部を組み立てる過程を示す説明図、図5は組み立てられた切妻屋根部を示す斜視図、図6は図5に示す切妻屋根部を折り畳んだ状態を示す説明図、図7は図1に示す筒状同部の展開図、図8は組み立てられた筒状同部を示す斜視図、図9は図8に示す筒状同部を2つ折りに折り畳んだ状態を示す説明図、図10は図8に示す筒状同部を4つ折りに折り畳んだ状態を示す説明図である。
第1例の切妻屋根型紙容器の広告体1は、それぞれ別体として成形された切妻屋根部2と上下を開口する筒状胴部3とで構成されている。
切妻屋根部2と筒状胴部3は、それぞれ一枚の板紙シートから成形される。ここで使用される紙シートは、特に限定されないが、切妻屋根部2と筒状胴部3とで組み立てられる切妻屋根型紙容器の広告体1の大きさによって、適宜の板厚の板紙シートが使用される。
先ず。切妻屋根部2について説明する。
第1例の切妻屋根部2は、図3の展開図で示すように、切妻屋根形成パネル4,5と妻壁形成パネル6,7が、交互に屋根部縦折線8,9,10を介して連接されている。切妻屋根形成パネル4,5の上辺には横折線11を介して外側トップシールパネル12,13が連接されている。
妻壁形成パネル6,7には妻壁形成パネル6,7を折り込むための折り込み用折線14,15が形成されており、この折り込み用折線14,15で形成された略三角面部16,17を備えている。
切妻屋根形成パネル4,5と妻壁形成パネル6,7の下辺には、横折線18を介して、後述する筒状胴部のスリット状開口部に差し込まれる差込片19,20,21,22が連接されている。差込片19,20,21,22には、その両側辺に縦折線23を介して係止片24が連接されている。
また、妻壁形成パネル6,7が備える略三角面部16,17および差込片21,22には、略三角面部16,17の頂点25から、妻壁形成パネル6,7の下辺に連接された差込片21,22に渡って垂下する縦折線26が形成されており、縦折線26を谷折りすることにより、切妻屋根形成パネル6,7の内面同士を重ねる折り畳みを可能としている。
さらに、第1例では、妻壁形成パネル7の解放縦辺に縦折線27を介して接着片28が連接されている。
このような展開構造を有する切妻屋根部2は、次のようにして成形される。
先ず、切妻屋根形成パネル4,5と妻壁形成パネル6,7を屋根部縦折線8,9,10から山折りし、妻壁形成パネル7の解放縦辺に連接されている接着片28を切妻屋根形成パネル4の解放縦縁部に接着して筒状に形成する(図4参照。)。接着手段にあっては、接着剤、両面テープなど、公知の接着手段が用いられる。
次に、妻壁形成パネル6,7に形成されている折り込み用折線14,15を谷折りして、妻壁形成パネル6,7を切妻屋根形成パネル4,5の間に折り込み(図4矢印方向)、切妻屋根形成パネル4,5の上辺に連接されている外側トップシールパネル12,13を接着し、切妻屋根部2が成形される(図5参照。)。
このようにして成形された切妻屋根部2は、妻壁形成パネル6,7が備える略三角面部16,17および差込片21,22に、略三角面部16,17の頂点25から、妻壁形成パネル6,7の下辺に連接された差込片21,22に渡って垂下する縦折線26が形成されているので、図5に示す矢印方向へ力を加え縦折線26を谷折りすることにより、切妻屋根形成パネル6,7の内面同士が重なるように折り畳まれ、扁平状体となる(図6参照。)。
次に、筒状胴部3について説明する。
第1例の筒状胴部3は、図3の展開図で示すように、4枚の胴部パネル29,30,31,32が胴部縦折線33,34,35を介して連接されている。胴部パネル29,30,31,32の上辺にはそれぞれ横折線36を介して突片37が連接され、それぞれの横折線36には切妻屋根部2の差込片19,20,21,22が挿入離脱可能なスリット状開口部38か形成されており、胴部パネル29,30,31,32を胴部縦折線33,34,35から折り畳むことを可能としている。
さらに、第1例では、胴部パネル29の解放縦辺に縦折線39を介して接着片40が連接されている。また、第1例では、胴部パネル29,30,31,32の下辺に、横折線41を介して補強片42が連接されている。
このような展開構造を有する筒状胴部3は、次のようにして成形される。
先ず、補強片42を横折線41から山折りして胴部パネル29,30,31,32に接着し、次に、胴部パネル29,30,31,32を胴部縦折線33,34,35から山折りし、胴部パネル29の解放縦辺に連接されている接着片40を胴部パネル32の解放縦縁部に接着し、筒状胴部3が成形される(図8参照。)。
このようにして成形された筒状胴部3は、胴部パネル29,30,31,32を胴部縦折線33,34,35から折り畳むことにより、図9に示すように、2つ折りに折り畳んで扁平状態にすることができ、さらには図10に示すように2つ折りに折り畳んで扁平状態にすることができる。
上記のように成形された切妻屋根部2と筒状胴部3による第1例の切妻屋根型紙容器の広告体1の組立は、次のようにして行われる。
図2に示すように、先ず、筒状胴部3を形成する胴部パネル29,30,31,32の上辺に横折線36を介して連接されている突片37を横折線36から筒状胴部3の内方へ折り曲げておき、切妻屋根部2を筒状胴部3の上部開口部に、突片37を切妻屋根部2の開口部内に入れるように被せ、切妻屋根形成パネル4,5と妻壁形成パネル6,7の下辺に連接されている差込片19,20,21,22を、横折線36に形成されているスリット状開口部38に差し込むことにより筒状胴部3に切妻屋根部2を取り付ける。このようにして切妻屋根型紙容器の広告体1が組み立てられる。
第1例では、差込片19,20,21,22には、その両側辺に縦折線23を介して係止片24が連接されており、スリット状開口部38への差込片19,20,21,22の差し込みに際しては、係止片24を縦折線23から折り曲げて差込片19,20,21,22に重ねた状態にして差し込む。このようにすることにより、差込片19,20,21,22の差込後に折り曲げられた係止片24が弾性復元力により立ち上がり突片37に係止して差込片19,20,21,22がスリット状開口部38から抜け出るのを防止することができる。
また、このようにして組み立てられた切妻屋根型紙容器の広告体1の分解は、切妻屋根形成パネル4,5と妻壁形成パネル6,7の下辺に連接されている差込片19,20,21,22を横折線36に形成されているスリット状開口部38から引き抜く。
第1例では、差込片19,20,21,22の両側辺に連接されている係止片24が立ち上がり突片37に係止してしているので、差込片19,20,21,22をスリット状開口部38から引き抜く際に、先ず、筒状胴部3の底部開口部から手を挿入して突片37に係止してしている係止片24を縦折線23から折り曲げて差込片19,20,21,22に重ねた状態にしてから引き抜く。
このようにして、切妻屋根型紙容器の広告体1を切妻屋根部2と筒状胴部3に分解できる。
以上のように構成される第1例の切妻屋根型紙容器の広告体1によれば、切妻屋根部2と筒状胴部3はそれぞれ別体として成形されており、切妻屋根部2は、略三角面部16,17および差込片21,22に形成されている縦折線26を谷折りすることにより、切妻屋根形成パネル4,5の内面同士を重ねて扁平にすることができ、そして、筒状胴部3もまた、胴部パネル29,30,31,32を胴部縦折線33,34,35から折り畳むことにより扁平にすることができるので、保管場所を取らず、また搬送を容易にする。
また、別体に成形されている切妻屋根部2と筒状胴部3で構成される切妻屋根型紙容器の広告体1の組立にあっては、縦折線26から谷折りされている妻壁形成パネル6,7が備える略三角面部16,17を広げて切妻屋根部2を成形し、扁平に折りたたまれた胴部パネル29,30,31,32を広げて筒状胴部3を成形し、切妻屋根部2を筒状胴部3の上部開口部に、突片37を切妻屋根部2の開口部内に入れるように被せ、切妻屋根形成パネル4,5と妻壁形成パネル6,7の下辺に連接されている差込片19,20,21,22を、横折線36に形成されているスリット状開口部38に差し込むといった簡単な作業で組み立てることができる。
第1例では、差込片19,20,21,22には、その両側辺に縦折線23を介して係止片24が連接されているので、スリット状開口部38への差込片19,20,21,22の差し込みに際し、係止片24を縦折線23から折り曲げて差込片19,20,21,22に重ねた状態にすることにより、スリット状開口部38への差込片19,20,21,22容易に差し込むことができ、そして、差込後は、折り曲げられた係止片24が弾性復元力により立ち上がり突片37に係止するので、差込片19,20,21,22がスリット状開口部38から抜け出るのを効果的に防止することができる。
また、組み立てられた切妻屋根型紙容器の広告体1の組立の分解にあっては、切妻屋根形成パネル4,5と妻壁形成パネル6,7の下辺に連接されている差込片19,20,21,22をスリット状開口部38から引き抜くといった簡単な作業により分解することができる。
第1例では、差込片19,20,21,22の両側辺に連接されている係止片24が立ち上がり突片37に係止してしているので、差込片19,20,21,22をスリット状開口部38から引き抜く際に、筒状胴部3の底部開口部から手を挿入して突片37に係止してしている係止片24を縦折線23から折り曲げて差込片19,20,21,22に重ねた状態にすることにより、容易に引き抜くことができる。
このようにして分解した切妻屋根部2と筒状胴部3はそれぞれ折り畳み扁平にすることができるので、片付けが容易であり、また搬送、保管が容易となる。
図11〜図15は本発明に係る切妻屋根型紙容器の広告体の実施の形態の第2例を示すものでり、図11は第2例の切妻屋根型紙容器の広告体を示す斜視図、図12は図11に示す筒状同部の展開図、図13は図11に示す頭部支持片の展開図、図14は頭部支持片を同部パネルに取り付けた状態を示す説明図、図15は図14に示す頭部支持片を立ち上げた状態を説明図である。
第2例の妻屋根型紙容器の広告体1は第1例の切妻屋根型紙容器の広告体1と基本構成において変わるところはなく、第1例と同一の構成については同一の符号を付して説明する。
第2例の妻屋根型紙容器の広告体1と第1例の切妻屋根型紙容器の広告体1との違いは、筒状胴部3の構成にある。
第2例では、筒状胴部3を構成する胴部パネル29,30,31,32のうち、正面側となる胴部パネル31に視認用窓43が設けられ、そして胴部パネル31の両側の胴部パネル30,32に腕通し穴44が設けられているところにある。視認用窓43は、妻屋根型紙容器の広告体1を被ったとき、視認用窓43を通して外部が視認できれば、その大きさや形状に特に限定されない。また、腕通し穴44は、妻屋根型紙容器の広告体1を被って、中から腕を通して外に出せれば、その大きさや形状に特に限定されない。
また、第2例では、胴部パネル29,30,31,32のうちの1の胴部パネル31の内面上部に、組み立てられた筒状胴部内に挿入した人物の頭部を支持する頭部支持片45が設けられている。頭部支持片45は、筒状胴部3の横断面形状と概ね同形の略矩形状に形成され、その一辺に折線46を介して1の胴部パネル、第2例では胴部パネル31の内面上部に接着する接着片47が連接されており、また、頭部支持片45の他辺には折線48を介して胴部パネル31に対向する胴部パネル29の内面に着脱可能に取り付けられる取付片49が連接されている。
第2例では、取付片49と胴部パネル29の内面を面ファスナー50で取り付けられるようになっている。また、頭部支持片45の他の2辺には折線51を介して圧接片52が連接されている。また頭部支持片45の中央には頭部を受ける受け穴53が設けられている。
このように構成された頭部支持片45は、その一辺に折線46を介して連接された接着片47が胴部パネル31の内面上部に接着され、胴部パネル31の内面に重ねられた状態にあり(図14参照。)、切妻屋根型紙容器の広告体1の組立時に、折り畳まれている胴部パネル29,30,31,32を広げ筒状胴部3を成形してから、胴部パネル31に重ねてある頭部支持片45を折線46から立ち上げ(図15参照)、圧接片52を胴部パネル30,32に圧接させるとともに、取付片49を胴部パネル29の内面に面ファスナー50で取り付けるようにして筒状胴部3内に組み立てられる。
その他の構成は、第1例と同様なので第1例を援用し、その説明を省略する。
以上のように構成される第2例の切妻屋根型紙容器の広告体1によれば、筒状胴部3を構成する胴部パネル29,30,31,32のうち、正面側となる胴部パネル31に視認用窓43が設けられ、そして胴部パネル31の両側の胴部パネル30,32に腕通し穴44が設けられているので、筒状胴部3の底部開口部から身体を挿入して被り、視認用窓43に眼の位置を合わせ、腕通し穴44から両手を出すことにより、被った人間の姿を広い範囲で隠し、且つ切妻屋根型紙容器が擬人化したかのごとき動きを見せることができ、切妻屋根型紙容器の広告体としての宣伝効果を高めることができる。
また、第2例では、胴部パネル31の内面上部に、組み立てられた筒状胴部3内に挿入した人物の頭部を支持する頭部支持片45が設けられているので、筒状胴部3内に挿入した人物の眼と胴部パネル31に視認用窓43とを一致させ、且つ安定した状態で維持することができ、被った人物の安定した視界を確保できる。
また、このように構成された頭部支持片45は、その一辺に折線46を介して連接された接着片47を胴部パネル31の内面上部に接着しておき、胴部パネル31の内面に重ねた状態にしておくことにより、頭部支持片45は筒状胴部3の折り畳みの障害にならず、筒状胴部3を扁平にすることができるので、保管や搬送時の妨げにはならない。
そして、切妻屋根型紙容器の広告体1の組立時には、胴部パネル31に重ねてある頭部支持片45を折線46から立ち上げ、圧接片52を胴部パネル30,32に圧接させるとともに、取付片49を胴部パネル29の内面に面ファスナー50で取り付けるといった簡単な作業で筒状胴部3内に組み立てることができる。
また、組み立てられた切妻屋根型紙容器の広告体1の分解時には、取付片49を胴部パネル29の内面から取り外すことにより、頭部支持片45を胴部パネル31に重ねることができ、筒状胴部29,30,31,32の折り畳みの障害にならず、筒状胴部29,30,31,32を扁平にすることができる。
その他の効果は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
図16は本発明に係る切妻屋根型紙容器の広告体の実施の形態の第3例を示すものでり、図16は第3例の切妻屋根型紙容器の広告体を示す斜視図である。
第3例の妻屋根型紙容器の広告体1は第2例の切妻屋根型紙容器の広告体1と基本構成において変わるところはなく、第2例と同一の構成については同一の符号を付して説明する。
第3例の妻屋根型紙容器の広告体1と第2例の切妻屋根型紙容器の広告体1との違いは、筒状胴部3の構成にあり、第3例では、視認用窓43が設けられた胴部パネル31の両側の胴部パネル30,32に腕通し穴44が設けられていない点にある。
その他の構成は、第2例と同様なので第2例を援用し、その説明を省略する。
以上のように構成される第3例の切妻屋根型紙容器の広告体1によれば、フルフェイスキャップとして使用することができ、被った状態での行動の自由度が大きく、切妻屋根型紙容器の広告体1としての宣伝効果を高めることができる。
その他の効果は第2例と同様なので、第2例の説明を援用する。
1 切妻屋根型紙容器の広告体
2 切妻屋根部
3 筒状胴部
4,5 切妻屋根形成パネル
6,7 妻壁形成パネル
8,9,10 屋根部縦折線
11 横折線
12,13 外側トップシールパネル
14,15 折り込み用折線
16,17 略三角面部
18 横折線
19,20,21,22 差込片
23 縦折線
24 係止片
25 頂点
26,27 縦折線
28 接着片
29,30,31,32 胴部パネル
33,34,35 胴部縦折線
36 横折線
37 突片
38 スリット開口部
39 縦折線
40 接着片
41 横折線
42 補強片
43 視認用窓
44 腕通し穴
45 頭部支持片
46 折線
47 接着片
48 折線
49 取付片
50 面ファスナー
51 折線
52 圧接片
53 受け穴

Claims (6)

  1. 切妻屋根型紙容器の広告体であって、それぞれ別体として成形された切妻屋根部と上下を開口する筒状胴部とで構成され、前記切妻屋根部にあっては、切妻屋根形成パネルと妻壁形成パネルの下辺にそれぞれ横折線を介して差込片が連接され、前記妻壁形成パネルが備える略三角面部および差込片には、前記略三角面部の頂点から、前記妻壁形成パネルの下辺に連接された前記差込片に渡って垂下する縦折線が形成されており、前記縦折線を谷折りすることにより、前記一対の切妻屋根形成パネルの内面同士を重ねる折り畳みを可能とし、また、前記筒状胴部にあっては、胴部縦折線を介してそれぞれ連接された4枚の胴部パネルの上辺に横折線を介して突片が連接され、前記横折線には前記差込片が挿入離脱可能なスリット状開口部か形成されており、前記胴部縦折線を介してそれぞれ連接された4枚の胴部パネルを胴部縦折線から折り畳むことを可能としたことを特徴とする切妻屋根型紙容器の広告体。
  2. 前記差込片には、その両側辺に縦折線を介して係止片が連接されていることを特徴とする請求項1に記載の切妻屋根型紙容器の広告体。
  3. 前記筒状胴部を形成する4枚の胴部パネルのうち、正面側の胴部パネルに、視認用窓を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の切妻屋根型紙容器の広告体。
  4. 前記筒状胴部を形成する4枚の胴部パネルのうち、左右側の胴部パネルには腕通し穴を設けたことを特徴とする請求項3に記載の切妻屋根型紙容器の広告体。
  5. 前記4枚の胴部パネルのうちの1の胴部パネルの内面上部に、組み立てられた筒状胴部内に挿入した人物の頭部を支持する頭部支持片が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の切妻屋根型紙容器の広告体。
  6. 前記頭部支持片は、前記筒状胴部の横断面形状と概ね同形の略矩形状に形成され、その一辺に折線を介して前記1の胴部パネルの内面上部に接着する接着片が連接されており、また、前記頭部支持片の他辺には折線を介して前記1の胴部パネルに対向する胴部パネルの内面に着脱可能に取り付けられる取り付け片が連接されていることを特徴とする請求項5に記載の切妻屋根型紙容器の広告体。
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