JP2021155908A - ハンドル装置 - Google Patents

ハンドル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021155908A
JP2021155908A JP2018077981A JP2018077981A JP2021155908A JP 2021155908 A JP2021155908 A JP 2021155908A JP 2018077981 A JP2018077981 A JP 2018077981A JP 2018077981 A JP2018077981 A JP 2018077981A JP 2021155908 A JP2021155908 A JP 2021155908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
cover member
handle body
opening
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018077981A
Other languages
English (en)
Inventor
勝矢 鳥海
Katsuya Toriumi
勝矢 鳥海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Piolax Inc
Original Assignee
Piolax Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Piolax Inc filed Critical Piolax Inc
Priority to JP2018077981A priority Critical patent/JP2021155908A/ja
Priority to DE112019001955.4T priority patent/DE112019001955T5/de
Priority to PCT/JP2019/015143 priority patent/WO2019198639A1/ja
Publication of JP2021155908A publication Critical patent/JP2021155908A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/10Handles
    • E05B85/12Inner door handles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B83/00Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
    • E05B83/28Locks for glove compartments, console boxes, fuel inlet covers or the like
    • E05B83/30Locks for glove compartments, console boxes, fuel inlet covers or the like for glove compartments

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

【課題】ハンドルの意匠面を容易に取り外すことができるハンドル装置を提供する。【解決手段】ハンドル装置において、ハンドル本体28は、ベース22に回転可能に軸支される。カバー部材26は、ハンドル本体28を覆い、ハンドル本体28に対してスライド可能に取り付けられる。嵌合部は、カバー部材26は、ハンドル本体28に嵌合し、カバー部材26のスライドによってハンドル本体28に嵌合した嵌合状態から嵌合解除状態となる。嵌合部は、ハンドルの回転によってカバー部材26がハンドル本体28から離れる動きを規制する。嵌合解除状態でカバー部材26がハンドル本体28から取り外し可能となるように設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザが回転操作可能なハンドルを有するハンドル装置に関する。
車両のグローブボックスの開口を開閉する開閉部材には、開閉部材を開くためのハンドル装置が取り付けられる。ユーザはハンドル装置のハンドルを開方向に回転操作することでグローブボックスの開口を開く。
特許文献1には、グローブボックスのリッドに取り付けられるロック装置が開示されている。このロック装置は、リッドに取り付けられるロア部材と、ロア部材から取り外し可能に設けられるアッパー部材とを有する。
アッパー部材は、ロア部材に取り付けられるアッパー本体部材と、アッパー本体部材に軸支されてユーザにより回転操作される操作部材とを有する。アッパー本体部材は、弾性を有する結合爪によりロア部材に固定されている。
特開2014−173287号公報
特許文献1に開示される技術において操作部材の意匠面を替えるには、操作部材を軸支するアッパー本体部材をロア部材から取り外し、アッパー本体部材とともに操作部材を替えるか、アッパー本体部材から操作部材を取り外しして替える。アッパー本体部材をロア部材から取り外す際にアッパー本体部材の結合爪が損傷した場合や、操作部材をアッパー本体部材から取り外す際にアッパー本体部材の軸支部分が損傷するおそれがある。
本発明の目的は、ハンドルの意匠面を容易に取り外すことができるハンドル装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のハンドル装置は、ベースと、ベースに対して回転可能に設けられるハンドルと、を備える。ハンドルは、ベースに回転可能に軸支されるハンドル本体と、ハンドル本体を覆い、ハンドル本体に対してスライド可能に取り付けられるカバー部材と、を有する。カバー部材は、ハンドル本体に嵌合し、カバー部材のスライドによってハンドル本体に嵌合した嵌合状態から嵌合解除状態となる嵌合部を有する。嵌合部は、ハンドルの回転によってカバー部材がハンドル本体から離れる動きを規制し、嵌合解除状態でカバー部材がハンドル本体から取り外し可能となるように設けられる。
本発明によれば、ハンドルの意匠面を容易に取り外すことができるハンドル装置を提供できる。
実施例のハンドル装置を説明するための図である。 ハンドル装置の分解図である。 ハンドル本体について説明するための図である。 カバー部材について説明するための図である。 カバー部材の取り外し作業について説明するための図である。 カバー部材をスライドさせる作業について説明するための図である。 ハンドル本体に対してスライドするカバー部材について説明するための図である。 カバー部材がスライドする際の係合部および被係合部の動作について説明するための図である。
図1は、実施例のハンドル装置10を説明するための図である。図1(a)は、開閉部材を外側からみたハンドル装置10および開閉部材12の表面図であり、図1(b)は、開閉部材12を内側からみたハンドル装置10および開閉部材12の裏面図である。
開閉部材12は、実際には2枚の板状部材を貼り合わせて、その内部の空間にハンドル装置10を収容するが、図1(b)はハンドル装置10を覆う開閉部材12の裏側の内側部材を省いて図示している。
開閉部材12は、たとえば車両のグローブボックス用の蓋部材であり、外側部材と内側部材により構成される。グローブボックスはインストルメントパネルに設けられた収納空間である凹所を有する固定部材であり、開閉部材12は、グローブボックスに回動可能に取り付けられ、凹所の開口部を開閉する。開閉部材12の閉状態で、外側部材は助手席の正面に露出し、内側部材は凹所の内部に位置する。なお、開閉部材に収納部を設けてグローブボックスそのものを開閉部材としてよく、クローブボックスの回転によりクローブボックスの収納空間を開口させてよい。
開閉部材12には、ハンドル装置10を取り付けるための取付口12aが形成される。開閉部材12に取り付けられたハンドル装置10は、グローブボックスの開口部に対して開閉部材12をロック状態にして閉状態に保持する。実施例のハンドル装置10は、ハンドル20を水平方向に沿って回転可能とするサイド式のハンドル装置である。
ハンドル装置10は、ハンドル20、ベース22、ロータ24、キーシリンダ30および不図示のロックバーを備える。ハンドル装置10は、開閉部材12の外側部材と内側部材の間に画成される収容空間に設けられる。
ベース22は、開閉部材12の取付口12aに固定される。ハンドル20は、ベース22に回転可能に設けられる。図1(a)に示すように取付口12aの表側にハンドル20が露出する。ユーザは窪み部12bからハンドル20の裏側へ指を挿入し、ハンドル20の把持部20aを引くことでロック解除をする。ハンドル20は、把持部20aが窪み部12bに収容された閉状態と、把持部20aが引き出された開状態をとる。ハンドル20の閉状態から開状態への回転を、開方向の回転といい、開状態から閉状態への回転を閉方向の回転という。
図2は、ハンドル装置10の分解図である。ベース22は、ロータ支持部32、弾性爪34、係止部36、ストッパ37、軸支部38および貫通部39を有する。ベース22は、箱状に形成される。
ロータ支持部32は、孔状に形成され、ロータ24を回転可能に支持する。弾性爪34は、取付口12aの表縁に係止する。係止部36は、取付口12aの裏縁に係止する。弾性爪34および係止部36の係止によりベース22が取付口12aに固定される。
ストッパ37は、壁状に形成され、ベース22の底面から立設する。ストッパ37は、ハンドル20の回転に伴うキーシリンダ30の動きを規制可能である。軸支部38は、円弧形状に突出するようにベース22の側面に形成され、ハンドル20を回転可能に軸支する。貫通部39は、ベース22の底部に貫通した孔状に形成され、ハンドル20の一部を挿入して、ロータ24に連結可能にする。
ロータ24は、ロータ軸部40およびロック連結部42を有する。ロータ軸部40は、ベース22のロータ支持部32に挿入される。ロック連結部42は、ロックバーに連結する。ユーザの操作力は、ハンドル20からロータ24へ、ロータ24からロックバーへと伝達される。ロータ24は、ハンドル20の回転に応じて回転する。ロックバーは、ロータ24の回転に連動して長手方向に進退する。ロックバーは、ハンドル20の回転に連動して固定部材のロック孔に係脱、すなわち係合したり係合解除することが可能である。ロータ24には、ロータ24を付勢して、ロックバーがロック孔に入るロック方向に付勢するバネ部材(不図示)が設けられる。
ユーザがハンドル20を操作するとロータ24が回転し、ロックバーはロータ24の回転に応じて、固定部材であるグローブボックスに形成されたロック孔にそれぞれ出入りする。ロックバーの先端部がグローブボックスのロック孔に入ると開閉部材がロック状態となり、ロックバーがそのロック孔から出ると開閉部材が非ロック状態となる。
ハンドル20は、カバー部材26およびハンドル本体28により構成される。ハンドル本体28は、ベース22に回転可能に軸支される。カバー部材26は、ハンドル本体28を覆い、ハンドル本体28に対してスライド可能に取り付けられる。
図3は、ハンドル本体28について説明するための図である。図3(a)はハンドル本体28の表面図であり、図3(b)はハンドル本体28の側面図であり、図3(c)はハンドル本体28の裏面図である。
ハンドル本体28は、被軸支部44、挿通孔46、側壁48、孔部50、第1差込部52a、第2差込部52b、係合部54、スリット56、ガード部58および伝達部60を有する。挿通孔46は、長孔状に形成され、キーシリンダ30を挿通可能にする。側壁48は、カバー部材26の両側に立設し、カバー部材26のスライド方向に延びる。カバー部材26のスライド方向は、図中左右方向であって、カバー部材26の幅方向に直交し、カバー部材26の意匠面に沿う。
被軸支部44は、側壁48に円弧形状の孔状に形成される。被軸支部44は、ベース22の軸支部38を受け入れて、ハンドル本体28をベース22に回転可能に連結する。ガード部58は、ハンドル本体28の裏面に立設し、幅方向に延在する。ガード部58は、ユーザの指がハンドル装置10内に入ることを抑える。ハンドル本体28の幅方向は、カバー部材26のスライド方向に直交し、一対の側壁48が対向する方向に沿う。
伝達部60は、ハンドル本体28の裏面から突出し、ハンドル本体28の一端側に位置する。伝達部60は、貫通部39を通ってロータ24に連結し、ハンドル20の回転力をロータ24に伝達する。
第1差込部52aは、カバー部材26に嵌合可能であり、把持部20a側の縁に位置する。第1差込部52aの幅は、一対の側壁48の対向幅より小さい。第2差込部52bは、カバー部材26に嵌合可能であり、挿通孔46の縁に位置する。第1差込部52aおよび第2差込部52b(これらを区別しない場合「差込部52」という)は、カバー部材26に嵌合してカバー部材26をハンドル本体28に固定する。なお、ハンドル本体28において、被軸支部44側を一端側といい、第1差込部52a側を他端側といい、ハンドル20およびカバー部材26もハンドル本体28と同様に一端と他端を用いる。
係合部54は、幅方向外向きに突出する凸部54aを有する。係合部54の凸部54aは、カバー部材26に係合する。係合部54は、一対の側壁48にそれぞれ形成され、スライド方向において側壁48の略中央に位置する。係合部54は、スライド方向に延びるスリット56により、帯状に形成されている。これにより係合部54は、弾性を有し、幅方向に撓み可能である。
孔部50は、側壁48に窪んで、または貫通して半円状に形成される。孔部50は、カバー部材26をスライドさせる際に、工具が引っ掛けられて工具の支点となる。
図4は、カバー部材26について説明するための図である。図4(a)はカバー部材26の裏面図であり、図4(b)はカバー部材26の側面図である。
カバー部材26は、側壁62、保持筒部64、開口66、第1嵌合部68a、第2嵌合部68b、被係合部70および誘導部72を有する。側壁62は、カバー部材26の両側に立設して一対設けられ、カバー部材26のスライド方向に延在する。保持筒部64は、保持筒部64の裏側に延出して円筒状に形成され、キーシリンダ30を保持可能である。
第1嵌合部68aは、把持部20a側の他端から一端側に向かって張り出し、カバー部材26の裏側に板状に形成され、カバー部材26の裏側に隙間を形成する。第1嵌合部68aにより形成された隙間には、ハンドル本体28の第1差込部52aを差込可能である。
第2嵌合部68bは、カバー部材26の裏側に形成され、保持筒部64の外周面から張り出して、カバー部材26の裏側に隙間を形成する。第2嵌合部68bは、スライド方向において他端側から一端側に向かって張り出す。第2嵌合部68bにより形成された隙間には、ハンドル本体28の第2差込部52bを差込可能である。
第1嵌合部68aおよび第2嵌合部68b(これらを区別しない場合「嵌合部68」という)は、差込部52をそれぞれ受け入れてカバー部材26がハンドル本体28に嵌合した嵌合状態となる。カバー部材26がハンドル本体28に対してスライドすると、嵌合部68から差込部52が抜けて嵌合状態が解除されて嵌合解除状態となる。
開口66は、一方の側壁62に貫通して半円状に形成される。カバー部材26をハンドル本体28に取り付けた状態で、開口66はハンドル本体28の孔部50を外部に開放する。開口66および孔部50は、カバー部材26をスライドさせるための工具の挿入孔として機能する。これにより、工具が開口66から挿入されると、孔部50に引っ掛けることが可能となる。
被係合部70は、側壁62の内面に凹んでそれぞれ形成され、ハンドル本体28の係合部54に係合される。誘導部72は、被係合部70に連なっており、他端側から一端側に向かって幅方向に凹むように傾斜する傾斜面を有する。誘導部72は、被係合部70を乗り越えた係合部54の凸部54aを、他端側から一端側へ誘導する。
図2に戻る。ハンドル20のカバー部材26には、キーシリンダ30が設けられる。キーシリンダ30は、ハンドル20の回転を規制可能である。キーシリンダ30は、キーロック状態において、ハンドル20を閉状態から開方向に回転させると、当接部30aがストッパ37に当たって、ハンドル20の回転を規制する。キーシリンダ30は、キーロック解除状態において、当接部30aがストッパ37に当たらないように位置し、ハンドル20の回転を規制しない。
キーシリンダ30は、カバー部材26に設けられるため、カバー部材26をハンドル本体28から取り外すと、ともにハンドル本体28から取り外されることになる。例えば、ユーザがキーシリンダ30のキーを無くすと、キーシリンダ30を交換することになり得るが、カバー部材26を外すことでキーシリンダ30の交換が容易になる。
図5は、カバー部材26の取り外し作業について説明するための図である。カバー部材26をハンドル本体28に対してスライドさせるため、ユーザはハンドル20を開方向に回転させて引き出し、開口66を露出させる。開口66は、ハンドル20の側面に位置し、ハンドル20を開方向に回転しないと露出しないため、キーシリンダ30はキーロック状態では取り外せないように構成される。ユーザは、露出した開口66に対して、工具74を挿入してカバー部材26をスライドさせる。
図6は、カバー部材26をスライドさせる作業について説明するための図である。図6(a)に示すように、開口66および孔部50は、ともに半円形状であり、開口66の円弧部分は一端側に位置し、孔部50の円弧部分は他端側に位置し、弦側の部分が重なって、直線状の隙間を形成している。このように、開口66は、嵌合状態においてハンドル本体28に形成された孔部50に通じている。これにより、工具74としてマイナスドライバの先端を開口66に挿入して、孔部50にまで入り込ませることができる。
工具74が軸周りに回転すれば、開口66および孔部50の円弧部分に誘導されて、開口66および孔部50が重なる面積が増し、カバー部材26がハンドル本体28に対してスライドする。
図7は、ハンドル本体28に対してスライドするカバー部材26について説明するための図である。図7(a)では、第1差込部52aが第1嵌合部68aに差し込まれて嵌合しており、第2差込部52bが第2嵌合部68bに差し込まれて嵌合している。
図7(a)に示すカバー部材26がハンドル本体28に嵌合した状態で、ハンドル20を開方向に回転させると、カバー部材26がハンドル本体28から離れる方向の力を受けるが、嵌合部68は、カバー部材26がハンドル本体28から離れる動きを規制する。これにより、ハンドル20が操作されてもカバー部材26およびハンドル本体28が一体に維持される。
第1嵌合部68aおよび第2嵌合部68bは、カバー部材26のスライド方向にずれて位置する。これにより、カバー部材26がハンドル本体28に対してガタつくことを抑えることができる。
工具74の回転によって、図7(b)に示すように、カバー部材26は、ハンドル本体28に対して一端側から他端側にスライドして、差込部52が嵌合部68から抜け、ハンドル本体28に嵌合した嵌合状態から嵌合解除状態になる。これにより、ハンドル20を引き出した位置でカバー部材26が外れる方向にスライドさせやすくなる。
カバー部材26の保持筒部64は、キーシリンダ30を保持してハンドル本体28の挿通孔46に挿通されている。挿通孔46は、保持筒部64およびキーシリンダ30を挿通した状態で、保持筒部64との間に隙間を有しており、キーシリンダ30を挿通した状態でスライド方向に移動可能な長孔状に形成される。挿通孔46と保持筒部64のスライド方向の隙間は、第2嵌合部68bのスライド方向の張り出し量より大きくなるように設定されており、キーシリンダ30を保持するカバー部材26を取り外しやすくなるように、挿通孔46が形成されている。
図7(c)に示すように、カバー部材26は、嵌合解除状態でハンドル本体28から取り外すことができる。このように、カバー部材26をハンドル本体28に対してスライドさせることで、カバー部材26を容易に外すことができる。これにより、カバー部材26の意匠面が傷ついた場合にカバー部材26を取り替えることができる。または、キーシリンダ30を交換する際に、カバー部材26を外せばキーシリンダ30をハンドル装置10から取り出すことができる。
仮にハンドル本体28をベース22から取り外すと、ハンドル本体28とロータ24の連結が外れ、ロータ24はバネ部材に付勢されて回転する。ハンドル本体28を取り付ける際に、ユーザはロータ24を回転させて、ハンドル本体28の伝達部60とロータ24とを連結する工程が必要となる。実施例では、ハンドル本体28は取り外されないため、ハンドル本体28とロータ24の連結が維持されており、カバー部材26の組み付け作業は容易である。
図8は、カバー部材26がスライドする際の係合部54および被係合部70の動作について説明するための図である。図8(a)に示す嵌合状態では、係合部54は被係合部70に収まって、係合している。これにより、カバー部材26のスライド方向の移動を制限している。
カバー部材26がスライド方向に移動すると、係合部54が幅方向内向きに撓んで凸部54aが被係合部70を乗り越え、図8(b)に示すように、被係合部70に連設する誘導部72に移動する。誘導部72の傾斜面により、カバー部材26は、ハンドル本体28から外れる方向に移動する力を受ける。
これにより、工具74の回転でカバー部材26を少しずらして係合部54および被係合部70の係合を解除すれば、誘導部72がカバー部材26を誘導して、嵌合状態から嵌合解除状態にすることができる。図8(c)に示すように、嵌合解除状態では凸部54aは、誘導部72に収まっている。
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
実施例では、係合部54に凸部、被係合部70に凹部を形成する態様を示したが、この態様に限られず、係合部54に凹部、被係合部70に凸部を形成してもよい。
実施例では、ハンドル20がキーシリンダ30を備える態様を示したが、この態様に限られず、ハンドル20がキーシリンダ30を備えなくてもよい。ハンドル20がキーシリンダ30を有しない場合、カバー部材26の保持筒部64が埋まった形になる。この態様によっても、カバー部材26の意匠面が損傷した場合に、カバー部材26を容易に取り替えることができる。
実施例では、ハンドル本体28の伝達部60がロータ24に連結する態様を示したが、この態様に限られない。例えば、ハンドル本体28の伝達部60は、ロックバーに連結してよく、ハンドル本体28の回転によってロックバーを移動させてよい。
10 ハンドル装置、 12 開閉部材、 12a 取付口、 12b 窪み部、 20 ハンドル、 20a 把持部、 22 ベース、 24 ロータ、 26 カバー部材、 28 ハンドル本体、 30 キーシリンダ、 30a 当接部、 32 ロータ支持部、 34 弾性爪、 36 係止部、 37 ストッパ、 38 軸支部、 39 貫通部、 40 ロータ軸部、 42 ロック連結部、 44 被軸支部、 46 挿通孔、 48 側壁、 50 孔部、 52a 第1差込部、 52b 第2差込部、 54 係合部、 54a 凸部、 56 スリット、 58 ガード部、 60 伝達部、 62 側壁、 64 保持筒部、 66 開口、 68a 第1嵌合部、 68b 第2嵌合部、 70 被係合部、 72 誘導部、 74 工具。

Claims (6)

  1. ベースと、
    前記ベースに対して回転可能に設けられるハンドルと、を備え、
    前記ハンドルは、
    前記ベースに回転可能に軸支されるハンドル本体と、
    前記ハンドル本体を覆い、前記ハンドル本体に対してスライド可能に取り付けられるカバー部材と、を有し、
    前記カバー部材は、前記ハンドル本体に嵌合し、前記カバー部材のスライドによって前記ハンドル本体に嵌合した嵌合状態から嵌合解除状態となる嵌合部を有し、
    前記嵌合部は、前記ハンドルの回転によって前記カバー部材が前記ハンドル本体から離れる動きを規制し、
    嵌合解除状態で前記カバー部材が前記ハンドル本体から取り外し可能となるように設けられることを特徴とするハンドル装置。
  2. 前記嵌合部は、複数設けられ、前記カバー部材のスライド方向にずれて位置することを特徴とする請求項1に記載のハンドル装置。
  3. 前記カバー部材は、嵌合状態で前記ハンドル本体に係合して、前記カバー部材のスライド方向の移動を制限する係合部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のハンドル装置。
  4. 前記ハンドル本体は、前記カバー部材に固定されたキーシリンダを挿通可能な挿通孔を有し、
    前記挿通孔は、前記キーシリンダを挿通した状態でスライド方向に移動可能な長孔状に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のハンドル装置。
  5. 前記カバー部材は、前記ハンドル本体に形成された孔部に通じる開口を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のハンドル装置。
  6. 前記ハンドルは、一端側で軸支され、他端側にユーザに把持される把持部を有し、
    前記カバー部材は、一端側から他端側にスライドさせることで嵌合状態から嵌合解除状態になることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のハンドル装置。
JP2018077981A 2018-04-13 2018-04-13 ハンドル装置 Pending JP2021155908A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018077981A JP2021155908A (ja) 2018-04-13 2018-04-13 ハンドル装置
DE112019001955.4T DE112019001955T5 (de) 2018-04-13 2019-04-05 Griffvorrichtung
PCT/JP2019/015143 WO2019198639A1 (ja) 2018-04-13 2019-04-05 ハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018077981A JP2021155908A (ja) 2018-04-13 2018-04-13 ハンドル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021155908A true JP2021155908A (ja) 2021-10-07

Family

ID=68164029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018077981A Pending JP2021155908A (ja) 2018-04-13 2018-04-13 ハンドル装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2021155908A (ja)
DE (1) DE112019001955T5 (ja)
WO (1) WO2019198639A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60143856U (ja) * 1984-03-07 1985-09-24 株式会社東海理化電機製作所 ノブ
JP4084637B2 (ja) * 2002-11-15 2008-04-30 株式会社ホンダロック 車両用ドアハンドル装置
JP4897412B2 (ja) * 2006-09-27 2012-03-14 サカエ理研工業株式会社 車両用ドアハンドル
JP2008273284A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Kojima Press Co Ltd プッシュ式ノブ装置
IT1404660B1 (it) * 2010-06-22 2013-11-29 Valeo Spa Maniglia per sportello di veicolo comprendente un pezzo decorativo
JP6227370B2 (ja) * 2013-10-16 2017-11-08 株式会社ニフコ ロック装置
JP6612686B2 (ja) * 2016-06-21 2019-11-27 株式会社ホンダロック 車両用ドアのアウトハンドル装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019198639A1 (ja) 2019-10-17
DE112019001955T5 (de) 2021-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5227416B2 (ja) サイドロック装置
JP6031523B2 (ja) 開閉体のロック装置
JP6588641B2 (ja) ロック装置
CN108350708B (zh) 锁止装置
JP7028627B2 (ja) 車両用ドアロック装置、及び、その取付方法
JP2009215740A (ja) 開閉ロック装置
JP6985529B2 (ja) 開閉体のロック装置
JP2021155908A (ja) ハンドル装置
US10612279B2 (en) Lock device
JP4416641B2 (ja) リッドのロック装置及びこれを用いた車両用のフィラーリッドの開閉装置
JP2016169583A (ja) 車両のドアハンドル装置
JP5121260B2 (ja) 家具における扉のラッチ装置
JP2009107581A (ja) グローブボックス
JP2008255701A (ja) グローブボックス装置
JP2009166640A (ja) グローブボックスのロックユニット取付部構造
WO2020080343A1 (ja) 開閉体のロック装置
JP6025385B2 (ja) 把手装置
WO2022004532A1 (ja) ロック装置
JP2010255198A (ja) ステアリングロック装置
JP6945229B2 (ja) かばん・ケース類の錠前
JP4446946B2 (ja) 掛止装置
JP4632864B2 (ja) 車両用収納装置
JP5174132B2 (ja) 車両用開閉扉の開閉操作装置
JP4987516B2 (ja) 家具におけるラッチ装置を備えた扉の施解錠装置
JP2019044545A (ja) かばん・ケース類の錠前