JP2021155511A - 樹脂組成物及び樹脂成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】難燃性及び機械的強度に優れる樹脂組成物の提供。【解決手段】ポリオレフィンと、板状鉱物と、リン酸エステルと、を含み、前記板状鉱物の含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上70質量部以下であり、前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上45質量部以下である樹脂組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、樹脂組成物及び樹脂成形体に関する。
特許文献1には、「(A)ポリオレフィン系樹脂40〜98質量%、(B)リグノフェノール30〜1質量%、および(C)ポリヒドロキシアルカノエート30〜1質量%からなるポリオレフィン系樹脂組成物〔成分(A)、(B)および(C)の合計は100質量%〕。」が提案されている。
特許文献2には、「(A)ポリオレフィン系樹脂、(B)ピロリン酸ピペラジン及びポリリン酸ピペラジンの少なくとも1種と、ピロリン酸ジメラミン、ピロリン酸メラミン及びポリリン酸メラミンの少なくとも1種と、からなるリン酸アミン塩、(C)ポリテトラフルオロエタンを溶融混練して得られるマスターバッチ、(D)リン酸エステル化合物、を溶融混練してなる難燃性ポリオレフィン系樹脂組成物。」が提案されている。
特開2016−186025号公報 特開2015−113365号公報
本発明の課題は、ポリオレフィンと、板状鉱物と、リン酸エステルと、を含む樹脂組成物において、前記板状鉱物の含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部未満若しくは70質量部超過、又は、前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部未満若しくは45質量部超過である場合と比較して、難燃性及び機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる樹脂組成物を提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち
<1> ポリオレフィンと、
板状鉱物と、
リン酸エステルと、
を含み、
前記板状鉱物の含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上70質量部以下であり、
前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上45質量部以下である樹脂組成物。
<2> 前記板状鉱物の含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して10質量部以上45質量部以下であり、
前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上35質量部以下である前記<1>に記載の樹脂組成物。
<3> 前記板状鉱物の含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して15質量部以上30質量部以下であり、
前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して15質量部以上32質量部以下である前記<2>に記載の樹脂組成物。
<4> 前記板状鉱物の含有量と前記リン酸エステルの含有量との質量比(板状鉱物/リン酸エステル)が1/3以上3/1以下である前記<1>〜<3>のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
<5> 前記樹脂組成物全体の質量に対する前記ポリオレフィンの含有量が46質量%以上91質量%以下である前記<1>〜<4>のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
<6> 前記ポリオレフィンがポリプロピレンである前記<1>〜<5>のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
<7> 前記板状鉱物の長径が0.1μm以上40μm以下であり、短径が0.1μm以上40μm以下であり、厚みが0.1μm以上3μm以下である前記<1>〜<6>のいずれか1つに記載の樹脂組成物。
<8> 前記板状鉱物がタルクである前記<7>に記載の樹脂組成物。
<9> 前記<1>〜<8>のいずれか1つに記載の樹脂組成物を含む樹脂成形体。
<10> シャルピー衝撃強度が6以上である前記<9>に記載の樹脂成形体。
<1>〜<3>に係る発明によれば、ポリオレフィンと、板状鉱物と、リン酸エステルと、を含む樹脂組成物において、前記板状鉱物の含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部未満若しくは70質量部超過、又は、前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部未満若しくは45質量部超過である場合と比較して、難燃性及び機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる樹脂組成物が提供される。
<4>に係る発明によれば、前記板状鉱物の含有量と前記リン酸エステルの含有量との質量比(板状鉱物/リン酸エステル)が1/3未満、又は、3/1超過である場合と比較して、難燃性及び機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる樹脂組成物が提供される。
<5>に係る発明によれば、前記樹脂組成物全体の質量に対する前記ポリオレフィンの含有量が46質量%未満、又は、91質量%超過である場合と比較して、難燃性及び機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる樹脂組成物が提供される。
<6>に係る発明によれば、前記ポリオレフィンが低密度ポリエチレンである場合と比較して、難燃性及び機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる樹脂組成物が提供される。
<7>に係る発明によれば、不定形状鉱物を含有する樹脂組成物と比較して、難燃性及び機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる樹脂組成物が提供される。
<8>に係る発明によれば、前記板状鉱物がマイカである場合と比較して、機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる樹脂組成物が提供される。
<9>に係る発明によれば、ポリオレフィンと、板状鉱物と、リン酸エステルと、を含む樹脂組成物を含有する樹脂成形体において、前記板状鉱物の含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部未満若しくは70質量部超過、又は、前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部未満若しくは45質量部超過である場合と比較して、難燃性及び機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる樹脂組成物が提供される。
<10>に係る発明によれば、前記樹脂成形体のシャルピー衝撃強度が6未満である場合と比較して、難燃性及び機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる樹脂組成物が提供される。
以下、本発明の一例である実施形態について説明する。これらの説明および実施例は、実施形態を例示するものであり、発明の範囲を制限するものではない。
本明細書中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本明細書中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
各成分は該当する物質を複数種含んでいてもよい。
組成物中の各成分の量について言及する場合、組成物中に各成分に該当する物質が複数種存在する場合には、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数種の物質の合計量を意味する。
<樹脂組成物>
本実施形態に係る樹脂組成物は、ポリオレフィンと、板状鉱物と、リン酸エステルと、を含む。
前記板状鉱物の含有量は前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上70質量部以下であり、前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上45質量部以下である。
本実施形態に係る樹脂組成物は、上記構成により、難燃性及び機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる。
その理由は、次の通り推測される。
ポリオレフィンに難燃剤であるリン酸エステルを、ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上45質量部以下配合することで、樹脂組成物の難燃性が向上する。
一方、ポリオレフィンにリン酸エステルを配合して得られる樹脂組成物を用いて、樹脂成形体を製造すると、樹脂成形体の機械的強度が低下することがある。
樹脂成形体の機械的強度を向上させるために、例えば、球状充填剤を樹脂組成物中に配合すると、難燃性が低下することがある。
そこで、本実施形態に係る樹脂組成物は、ポリオレフィンに、前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上45質量部以下のリン酸エステル、及び、前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上70質量部以下の板状鉱物を配合することにより、難燃性及び機械的強度に優れる樹脂成形体が得られる。その理由は、樹脂成形体内の板状鉱物と難燃剤の分布状態が良好になるためと推測される。
そのため、本実施形態に係る樹脂組成物は難燃性に優れ、及び前記樹脂成形体を用いることで機械的強度に優れる樹脂成形体が得られると推測される。
また、本実施形態に係る樹脂組成物は、板状鉱物を含有することで、樹脂成形体の表面への含有成分の移行及び析出(以下「ブリード」とも称する)が抑制される。
その理由は、下記の様に推測される。
樹脂組成物中に板状鉱物を含有することで、樹脂組成物の含有成分(リン酸エステル等)が樹脂成形体の表面に到達することを抑制、つまり、表面への到達距離を長くし、表面に移行及び析出しにくくなる。
そのため、本実施形態に係る樹脂組成物は、板状鉱物を含有することで、樹脂成形体のブリードが抑制されると推測される。
(ポリオレフィン)
ポリオレフィンとしては、オレフィンに由来する繰り返し単位を含む樹脂である。
ポリオレフィンは、オレフィンの付加重合によって得られる。
また、ポリオレフィンを得るための、オレフィン単量体は、1種であってもよいし、2種以上であってもよい。
なお、ポリオレフィンは、コポリマーであってもよいし、ホモポリマーであってよい。
また、ポリオレフィンは、直鎖状であってもよいし、分岐鎖状であってもよい。
ここで、オレフィン単量体としては、直鎖状又は分岐状の脂肪族オレフィン、脂環式オレフィンが挙げられる。
オレフィンの炭素数としては、2以上10以下であることが好ましく、2以上5以下であることがより好ましく、2以上5以下であることが更に好ましい。
脂肪族オレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−
メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセ
ン等のα−オレフィンが挙げられる。
また、脂環式オレフィンとしては、シクロペンテン、シクロヘプテン、ノルボルネン、
5−メチル−2−ノルボルネン、テトラシクロドデセン、ビニルシクロヘキサン等が挙げ
られる。
中でも、難燃性及び機械的強度向上の観点から、プロピレンが好ましい。
ポリオレフィンとしては、オレフィン単量体以外の単量体に由来する繰り返し単位を含んでいてもよい。
オレフィン単量体以外の単量体としては、公知の付加重合性化合物から選択される。
付加重合性化合物としては、例えば、スチレン、メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロロスチレン、クロロメチルスチレン、メトキシスチレン、スチレンスルホン酸又はその塩等のスチレン類;(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル等の(メタ)アクリル酸エステル;塩化ビニル等のハロビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;ビニルメチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニリデンクロリド等のハロゲン化ビニリデン類;N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物類;等が挙げられる。
ポリオレフィン中のオレフィン単量体の含有量は、ポリオレフィンを構成する単量体に対して、90質量%以上が好ましく、95質量%以上がより好ましく、100質量%であることが更に好ましい。
ポリオレフィンのメルトマスフローレート(MFRと略す)分子量は、特に限定されず、樹脂の種類、成形条件や樹脂成形体に用途等に応じて決定すればよい。例えば、ポリオレフィンのMFRは、2(g/10min)以上55(g/10min)以下の範囲が好ましく、5(g/10min)以上35(g/10min)以下の範囲がより好ましい。
なお、ポリオレフィンのメルトマスフローレート(MFR)とは、JIS K7210:1999に準拠し、メルトインデクサーF−F01((株)東洋精機製作所製)を用い、指定の荷重の条件にて、ダイから一定時間に押し出される樹脂量を、10分間に押し出される樹脂量に換算した値をいう。荷重条件は、ポリプロピレンは230℃、2.16kg、ポリエチレンは190℃、2.16kgとする。
ポリオレフィンの含有量は、樹脂組成物全体の質量に対して70質量%以上100質量%以下が好ましく、85質量%以上100質量%以下がより好ましく、90質量%以上100質量%以下が更に好ましい。
(板状鉱物)
本実施形態に係る樹脂組成物は、板状鉱物を含有する。
板状鉱物としては、アルミニウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム等の金属イ
オンとケイ酸の塩からなるものが挙げられる。
具体的には、カオリン鉱物、雲母、モンモリロナイト、タルク、パイロフィライト、バーミキュライト、サポナイト、ベントナイト、マイカ等が挙げられる。
中でも、難燃性及び機械的強度向上の観点から、タルクが好ましい。
樹脂組成物に含有される板状鉱物は、1種であってもよいし、2種以上であってもよい。
板状鉱物としては、難燃性及び機械的強度向上の観点から、長径が0.1μm以上40μm以下であり、短径が0.1μm以上40μm以下であり、厚みが0.1μm以上3.0μm以下であることが好ましく、長径が1μm以上30μm以下であり、短径が1μm以上30μm以下であり、厚みが0.1μm以上2.0μm以下であることがより好ましく、長径が2μm以上15μm以下であり、短径が1μm以上15μm以下であり、厚みが0.1μm以上1.5μm以下であることが更に好ましい。
ここで、板状鉱物の長径、短径及び厚みは、成形体内部構造を走査型電子顕微鏡(SEM)観察し、板状鉱物の短径、長径及び厚みの5個の平均値を測定することにより求められる。
長径とは板状鉱物の表面(つまり、厚さ方向に対向する面)を観測したときの最大長さを表す。
短径とは、長径に対して垂直な方向に沿う長さのうちの最大長さを表す。
厚みとは短径及び長径に対して垂直な方向に沿う長さを表す。
板状鉱物の含有量は、ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上70質量部以下である。
板状鉱物の含有量は、難燃性及び機械的強度向上の観点から、ポリオレフィン100質量部に対して10質量部以上45質量部以下であることが好ましく、15質量部以上30質量部以下であることがより好ましい。
板状鉱物の含有量とリン酸エステルの含有量との質量比(板状鉱物/リン酸エステル)は、難燃性及び機械的強度向上の観点から、10/1以上1/10以下であることが好ましく、5/1以上1/5以下であることがより好ましく、3/1以上1/3以下であることが更に好ましい。
(リン酸エステル)
本実施形態に係る樹脂組成物は、リン酸エステル(縮合リン酸エステルを含む)を含有する。
リン酸エステルとしては、例えば、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ(2−エチルヘキシル)ホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、トリス(フェニルフェニル)ホスフェート、トリナフチルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、ジフェニル(2−エチルヘキシル)ホスフェート、ジ(イソプロピルフェニル)フェニルホスフェート、モノイソデシルホスフェート、2−アクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、2−メタクリロイルオキシエチルアシッドホスフェート、ジフェニル−2−アクリロイルオキシエチルホスフェート、ジフェニル−2−メタクリロイルオキシエチルホスフェート、メラミンホスフェート、ジメラミンホスフェート、メラミンピロホスフェート、トリフェニルホスフィンオキサイド、トリクレジルホスフィンオキサイド、メタンホスホン酸ジフェニル、フェニルホスホン酸ジエチル等が挙げられる。
縮合リン酸エステルとしては、例えば、ビスフェノールA型、ビフェニレン型、イソフタル型等の芳香族縮合リン酸エステルが挙げられる。
芳香族縮合リン酸エステルとして、具体的には、例えば、下記一般式(I)又は一般式(II)で表される化合物が挙げられる。
Figure 2021155511
一般式(I)中、Q、Q、Q、及びQは、それぞれ独立に、炭素数1以上6以下のアルキル基を表し、Q及びQはそれぞれメチル基を表し、Q及びQはそれぞれメチル基を表し、m1、m2、m3、及びm4は、それぞれ独立に、0以上3以下の整数を示し、m5及びm6は、それぞれ独立に、0以上2以下の整数を表し、n1は0以上10以下の整数を表す。
Figure 2021155511
一般式(II)中、Q、Q10、Q11、及びQ12は、それぞれ独立に、炭素数1以上6以下のアルキル基を表し、Q13はメチル基を表し、m7、m8、m9、及びm10は、それぞれ独立に、0以上3以下の整数を表し、m11は0以上4以下の整数を表し、n2は0以上10以下の整数を表す。
芳香族縮合リン酸エステルは、合成品でも市販品でもよい。
芳香族縮合リン酸エステルの市販品として、具体的には、例えば、大八化学工業社の市販品(「PX−200」、「PX−201」、「PX−202」、「CR−741」等)、アデカ社の市販品(「アデカスタブ FP−600」、「アデカスタブ FP−800」、「アデカスタブ FPR」等)等が挙げられる。
リン酸エステルとしては、難燃性及び機械的強度向上の観点から、縮合リン酸エステルであることが好ましい。
樹脂組成物に含有されるリン酸エステルは、1種であってもよいし、2種以上であってもよい。
リン酸エステルの含有量は、ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上45質量部以下である。
リン酸エステルの含有量は、難燃性及び機械的強度向上の観点から、ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上35質量部以下であることが好ましく、15質量部以上32質量部以下であることがより好ましい。
(その他の成分)
本実施形態に係る樹脂組成物は、必要に応じて、さらに、上述した以外のその他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、例えば、相溶化剤、可塑剤、酸化防止剤、離型剤、耐光剤、耐候剤、着色剤、顔料、改質剤、ドリップ防止剤、帯電防止剤、耐加水分解防止剤、充填剤、などが挙げられる。これらの成分の含有量は、樹脂組成物全体に対してそれぞれ、0質量%以上5質量%以下であることが望ましい。ここで、「0質量%」とはその他の成分を含まないことを意味する。
本実施形態に係る樹脂組成物は、ポリオレフィン以外の他の樹脂を含有していてもよい。但し、他の樹脂は、難燃性及び機械的強度が低減しない範囲で配合する。
具体的には、他の樹脂は、ポリオレフィン及び他の樹脂の合計量に対して10質量%以下であることが好ましい。
他の樹脂としては、例えば、従来公知の熱可塑性樹脂が挙げられ、具体的には、ポリプロピレン樹脂;ポリエステル樹脂;ポリフェニレンエーテル樹脂;ポリフェニレンスルフィド樹脂;ポリスルフォン樹脂;ポリエーテルスルフォン樹脂;ポリアリーレン樹脂;ポリエーテルイミド樹脂;ポリアセタール樹脂;ポリビニルアセタール樹脂;ポリケトン樹脂;ポリエーテルケトン樹脂;ポリエーテルエーテルケトン樹脂;ポリアリールケトン樹脂;ポリエーテルニトリル樹脂;液晶樹脂;ポリベンズイミダゾール樹脂;ポリパラバン酸樹脂;芳香族アルケニル化合物、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル、及びシアン化ビニル化合物からなる群より選ばれる1種以上のビニル単量体を、重合若しくは共重合させて得られるビニル系重合体若しくは共重合体樹脂;ジエン−芳香族アルケニル化合物共重合体樹脂;シアン化ビニル−ジエン−芳香族アルケニル化合物共重合体樹脂;芳香族アルケニル化合物−ジエン−シアン化ビニル−N−フェニルマレイミド共重合体樹脂;シアン化ビニル−(エチレン−ジエン−プロピレン(EPDM))−芳香族アルケニル化合物共重合体樹脂;ポリオレフィン;塩化ビニル樹脂;塩素化塩化ビニル樹脂;などが挙げられる。これら樹脂は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本実施形態に係る樹脂組成物は、リン酸エステル以外のその他の難燃剤を含有してもよい。その他の難燃剤は、特に限定されず、従来公知のものを用いてよく、例えば、リン系難燃剤、硫酸系難燃剤、窒素系難燃剤、無機水酸化物系難燃剤、ハロゲン系難燃剤、シリコーン系難燃剤などが挙げられる。
(樹脂組成物の製造方法)
本実施形態に係る樹脂組成物は、例えば、上記成分の混合物を溶融混練することにより製造される。ほかに、本実施形態に係る樹脂組成物は、例えば、上記成分を溶剤に溶解することにより製造される。溶融混練の手段としては公知の手段が挙げられ、具体的には例えば、二軸押出機、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、単軸スクリュー押出機、多軸スクリュー押出機、コニーダ等が挙げられる。
<樹脂成形体>
本実施形態に係る樹脂成形体は、本実施形態に係る樹脂組成物からなる。つまり、本実施形態に係る樹脂成形体は、本実施形態に係る樹脂組成物と同じ組成で構成されている。
具体的には、本実施形態に係る樹脂成形体は、本実施形態に係る樹脂組成物を成形して得られる。成形方法は、例えば、射出成形、押し出し成形、ブロー成形、熱プレス成形、カレンダ成形、コーティング成形、キャスト成形、ディッピング成形、真空成形、トランスファ成形などを適用してよい。
本実施形態に係る樹脂成形体の成形方法は、形状の自由度が高い点で、射出成形が望ましい。本実施形態に係る樹脂組成物は、流動性が良好で射出成形を適用しうる。射出成形は、例えば、日精樹脂工業製NEX150、日精樹脂工業製NEX70000、東芝機械製SE50D等の市販の装置を用いて行ってもよい。
本実施形態に係る樹脂成形体は、機械的強度向上の観点から、シャルピー衝撃強度が6以上であることが好ましく、8以上であることがより好ましく、10以上であることが更に好ましい。
ここで、シャルピー衝撃強度は、ISO多目的ダンベル試験片をノッチ加工したものを用い、ISO 7111(2012)に規定の方法に従って耐衝撃試験装置(東洋精機社製、DG−5)により、シャルピー衝撃強度(kJ/m2)を測定する。
本実施形態に係る樹脂成形体は、電子・電気機器、事務機器、家電製品、自動車内装材、玩具、容器などの用途に好適に用いられる。本実施形態に係る樹脂成形体の具体的な用途として、電子・電気機器又は家電製品の筐体;電子・電気機器又は家電製品の各種部品;自動車の内装部品;ブロック組み立て玩具;プラスチックモデルキット;CD−ROM又はDVDの収納ケース;食器;飲料ボトル;食品トレイ;ラップ材;フィルム;シート;などが挙げられる。
以下に実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、「部」及び「%」はすべて質量基準である。
<樹脂組成物および樹脂成形体の製造>
(実施例1〜13、比較例1〜5)
表1及び表2に示す組成で材料を二軸混練装置(東芝機械製TEX41SS)に仕込み、シリンダ温度230℃にて混練し、樹脂組成物1〜13、C1〜C5を得た。
樹脂組成物1〜13、C1〜C5を、それぞれ射出成形機(日精樹脂工業製NEX150)に仕込み、シリンダ温度230℃及び金型温度40℃で、ISO多目的ダンベル試験片(試験部長さ100mm、幅10mm、厚さ4mm)とUL試験片(長さ125mm、幅13mm、厚さ0.5mm/1.6mm)を作製し、樹脂成形体A1〜A13、AC1〜AC5とした。なお、金型温度は、金型内に水循環をすることで低温設定した。
<評価試験>
(難燃性試験)
コーンカロリーメーター(CCM、東洋精機社製、製品名:MCM)を用い、実施例および比較例にて得られた樹脂組成物について、以下の方法により難燃性試験を実施し、総発熱量を求めた。
具体的な試験方法としては、30mm×30mm、厚さ2mmの試験サンプルを溶融プレスにて成形し、輻射量25W、コーンとサンプルの距離を30mmに設定して測定を行った。
評価基準は、以下の通りである。
−評価基準−
A:総発熱量が7.5kJ/cm以下
B:総発熱量が7.5kJ/cm超過8.0kJ/cm以下
C:総発熱量が8.0kJ/cm超過
(強度評価試験)
ISO多目的ダンベル試験片をノッチ加工したものを用い、ISO 7111(2012)に規定の方法に従って耐衝撃試験装置(東洋精機社製、DG−5)により、シャルピー衝撃強度(kJ/m2)を測定した。
評価基準は、以下の通りである。
−評価基準−
A:シャルピー衝撃強度が10kJ/m超過
B:シャルピー衝撃強度が6kJ/m以上10kJ/m以下
C:シャルピー衝撃強度が6kJ/m未満
(耐ブリード性評価試験)
温度60℃、湿度95%RHに設定した恒温恒湿槽(エスペック社製ARL−1100−J)に、UL試験片を静置した。72時間経過後に、恒温恒湿槽からUL試験片を取り出した。そして、UL試験片の表面を目視にて観察により、耐ブリード性について評価した。評価基準は以下の通りである。
A:液状ブリード及びブリードに起因する曇りの発生なし
B:表面一部にブリードに起因する曇り発生
C:表面全面にブリードに起因する曇り発生
表1及び表2中の、「種」は、ポリオレフィン、板状鉱物又はリン酸エステルの材料種を示す。
表1及び表2中の、「部」は、樹脂組成物中のポリオレフィン、板状鉱物又はリン酸エステルの質量部を示す。
表1及び表2中の、「%」は、樹脂組成物全体の質量に対するポリオレフィンの含有量の質量%を示す。
表1及び表2中の、「長径/短径/厚み」は、左から、板状鉱物の長径、短径及び厚みを示す。
表1及び表2中の、「板状鉱物/リン酸エステル」は、樹脂組成物中の板状鉱物の含有量とリン酸エステルの含有量との質量比(板状鉱物/リン酸エステル)を示す。
なお、表1及び表2中の、材料種は以下のとおりである。
−ポリオレフィン−
・PP:ポリプロピレン(MFR=14(g/10min)、J−750HP、プライムポリマー社製)
・LLDPE:リニア低密度ポリエチレン(MFR=5(g/10min)、UJ960、日本ポリエチレン社製)
−板状鉱物−
・M1:タルク(P−3、日本タルク社製)
・M2:マイカ(SJ−005、ヤマグチマイカ社製)
・M3:炭酸カルシウム(SCP−E#11100、三共製粉社製)
−リン酸エステル−
・P1:リン酸エステル(CR−741、大八化学工業社製)
・P2:リン酸エステル(PX−200、大八化学工業社製)
・P3:リン酸エステル(アデカスタブ PFR、アデカ社製)
Figure 2021155511
Figure 2021155511
上記結果から、本実施例の樹脂組成物及び樹脂成形体は、難燃性及び機械的強度に優れることがわかる。

Claims (10)

  1. ポリオレフィンと、
    板状鉱物と、
    リン酸エステルと、
    を含み、
    前記板状鉱物の含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上70質量部以下であり、
    前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上45質量部以下である樹脂組成物。
  2. 前記板状鉱物の含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して10質量部以上45質量部以下であり、
    前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して5質量部以上35質量部以下である請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 前記板状鉱物の含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して15質量部以上30質量部以下であり、
    前記リン酸エステルの含有量が前記ポリオレフィン100質量部に対して15質量部以上32質量部以下である請求項2に記載の樹脂組成物。
  4. 前記板状鉱物の含有量と前記リン酸エステルの含有量との質量比(板状鉱物/リン酸エステル)が1/3以上3/1以下である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  5. 前記樹脂組成物全体の質量に対する前記ポリオレフィンの含有量が46質量%以上91質量%以下である請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  6. 前記ポリオレフィンがポリプロピレンである請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  7. 前記板状鉱物の長径が0.1μm以上40μm以下であり、短径が0.1μm以上40μm以下であり、厚みが0.1μm以上3μm以下である請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  8. 前記板状鉱物がタルクである請求項7に記載の樹脂組成物。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の樹脂組成物を含む樹脂成形体。
  10. シャルピー衝撃強度が6以上である請求項9に記載の樹脂成形体。
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