JP2021152865A - 情報処理方法、情報処理装置、情報処理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、情報処理プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】通信ネットワークを用いた商取引において、購入者のID情報を販売者へ提示することなく決済処理できることに寄与する。【解決手段】情報処理方法は、端末装置200から受信したユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合に、所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり所定の商品に対する機能制限を解除できるチケット情報、商品の価格の情報、及び、販売者IDの情報を含むトークンを発信処理するチケット販売サーバ302から発信されたトークンを端末装置200から受信したとき、ユーザーID情報に基づく決済用口座を用いて商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置110が記憶する第1鍵情報を用いて抽出されたチケットの情報を端末装置200に対して出力する出力処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理方法、情報処理装置、情報処理プログラムおよび記録媒体に関する。
インターネット通信を用いてコンテンツ等の商品の売買を行うための方法および装置が開発されている。例えば、ユーザーシステム内の専用プログラムでのみ復号化できる暗号化されたコンテンツデータを蓄積した蓄積手段と、蓄積手段に蓄積された暗号化されたコンテンツデータを、ユーザーシステムに通信ネットワークを通じて配信する配信手段と、ユーザーがコンテンツの利用権者であるか否かを判断する判断手段と、判断手段によってユーザーが利用権者であると判断されたとき、専用プログラムに対して、暗号化されたコンテンツデータから復号化されたコンテンツを、利用権に従った出力形式で出力することを許可する許可手段と、を備えた配信システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−50921号公報
しかし、上述した特許文献1の技術(以下、従来技術)において、コンテンツ等の商品を販売する販売サーバが決済処理をしているため、商品の価格の決済処理において購入者であるユーザーの情報を保護することが困難であった。
本発明の目的は、通信ネットワークを用いた商取引において、購入者のID情報を販売者へ提示することなく決済処理できることに寄与する情報処理方法、情報処理装置、情報処理プログラムおよび記録媒体を提供することである。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、端末装置と通信ネットワークを介して接続された情報処理サーバを備える情報処理システムにおける情報処理方法であって、前記情報処理サーバは、所定のユーザーID情報に基づく認証要求を前記端末装置から受信し、前記ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、チケット販売サーバが所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて出力した、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり前記所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び、前記所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを前記端末装置から受け取ったとき、前記ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、前記商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置が記憶する前記第1鍵情報を用いて抽出された前記チケットの情報を前記端末装置に対して出力する出力処理、及び、前記販売者IDの情報を用いて前記商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する、を含むようにした。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、端末装置と通信ネットワークを介して通信する通信部と、所定のユーザーID情報に基づく認証要求を前記端末装置から受信し、前記ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、チケット販売サーバが所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて出力した、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり前記所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び、前記所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを前記端末装置から受け取ったとき、前記ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、前記商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置が記憶する前記第1鍵情報を用いて抽出された前記チケットの情報を前記端末装置に対して出力する出力処理、及び、前記販売者IDの情報を用いて前記商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する制御部と、を備える構成を採る。
本発明の一態様に係る情報処理プログラムは、端末装置と通信ネットワークを介して通信する通信処理と、所定のユーザーID情報に基づく認証要求を前記端末装置から受信し、前記ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、チケット販売サーバが所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて出力した、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり前記所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び、前記所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを前記端末装置から受け取ったとき、前記ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、前記商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置が記憶する前記第1鍵情報を用いて抽出された前記チケットの情報を前記端末装置に対して出力する出力処理、及び、前記販売者IDの情報を用いて前記商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する制御処理と、をコンピュータに実行させるようにした。
本発明の一態様に係る記録媒体は、端末装置と通信ネットワークを介して通信する通信処理と、所定のユーザーID情報に基づく認証要求を前記端末装置から受信し、前記ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、チケット販売サーバが所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて出力した、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり前記所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び、前記所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを前記端末装置から受け取ったとき、前記ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、前記商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置が記憶する前記第1鍵情報を用いて抽出された前記チケットの情報を前記端末装置に対して出力する出力処理、及び、前記販売者IDの情報を用いて前記商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する制御処理と、をコンピュータに実行させる情報処理プログラムを記録する。
本発明によれば、通信ネットワークを用いた商取引において、購入者のID情報を販売者へ提示することなく決済処理できることに寄与することができる。
本発明の実施形態1に係る情報処理システムおよび情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図 本発明の実施形態1に係る情報処理システムおよび情報処理装置の機能的な構成の他の例を示すブロック図 本発明の実施形態1に係る端末装置の機能的な構成の一例を示す図 本発明の実施形態1に係る情報処理サーバと、端末装置と、販売サーバとの間の情報の送受信および情報処理の手順の一例を示すシーケンス図 本発明の実施形態1に係るトークンおよび機能制限付き商品を生成する機能および情報の入出力の一例を示す図 本発明の実施形態1に係る決済処理における機能および情報の入出力の一例を示す図 本発明の実施形態1に係る端末装置に備わる表示媒体に表示されるメッセージの一例を示す図 本発明の実施形態1に係る情報処理サーバの動作の流れの一例を示すフロー図 変形例1における販売サーバの機能的な構成の一例を示す図 各部の機能をプログラムにより実現するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図
(本発明に係る一態様を発明するに至った経緯)
従前から行われている対面での取引においては、販売者と購入者との間において個人情報を明示的に開示する必要はなく、商品と金銭とを交換すれば足りた。しかし、インターネットなどを用いた電子商取引においては、従前から、商品の対価を購入者が支払う際、購入者の個人情報を販売者へ提示する必要があった。
具体的には、例えば、電子商取引において商品の提供前に支払処理を完了させる場合には、販売店が提供するWebサイト等において購入者が商品を選択して注文すると、販売店から購入者の個人情報が要求される。購入者は、当該要求に応じて個人情報の提供を行った後、商品支払手続において、例えば、クレジット業者を含む決済業者を通じて支払いを行う。販売店は、決済業者に対して自身の口座の問い合わせを行い、着金を確認できた場合に商品を購入者へ提供することによって、商取引は完了する。なお、事前に販売者に対して個人情報が登録されている場合、例えば、個人情報の代用として個人を特定するためのアカウントおよびパスワードが要求されるが、アカウントおよびパスワードが漏洩した場合、これらの情報によって抽出可能である個人情報が知られてしまうため、アカウント等と個人情報とは同等の機密性を有する。
このように、電子商取引において個人情報の提示が要求される理由は、販売店が販売に対する入金の確認を行うために個人情報を活用するためである。このことは、電子商取引において商品提供後に支払処理を行う場合も同様である。
しかしながら、電子商取引が行われる度にアカウント等を含む個人情報を販売者に提供することは、購入者にとって必ずしも好ましいことではない。一般的に、インターネットを用いた個人情報の送受信においては、個人情報が漏洩するリスクはゼロではない。さらに、商品の販売サイトのセキュリティ対策は販売サイトの管理者に委ねられていることが多いため、購入者はすべての電子商取引において平等に安心できるわけではない。
特に、電子商取引が盛んに行われており、購入者が多様な商品を多様な販売者から購入する機会が増加している昨今の状況下では、電子商取引において個人情報が一律に販売者へ提供されることは、購入者にとって心理的な負担になりかねない。
また、電子商取引が行われる際に、購入者の個人情報が提供されて、販売者が決済処理を行うことは販売者にとっても負担になる。販売者は、個人情報を預かるという負担だけではなく、購入者ごとの多様な支払い方法の要求に応えるために、多様な決済手段を準備しておく負担を抱えるからである。
そこで、本発明の発明者は、電子商取引において決済処理を販売者ごとに行わずに、販売者から提供されるトークン情報に基づいて金融機関などの所定機関において一元的に決済処理を行うことで、通信ネットワークを用いた商取引において、購入者のID情報を販売者へ提示することなく決済処理できる情報処理装置および情報処理方法を想起し、本発明に係る一態様を発明するに至った。
なお、本開示においては、以下のように用語が定義される。
(本サービス)
本開示における情報処理サーバが提供する情報処理サービスを本サービスという。以下の説明において、本開示における情報処理サーバが提供する情報処理サービスは、本サービスと言い換えてもよい。本サービスにおける基本的なサービスは、例えば、購入した商品に対して施されている機能制限を解除するためのチケット情報を、決済処理を条件として提供するものである。
(ユーザー)
本サービスの利用者をユーザーという。具体的には、ユーザーとは、端末装置を用いて、情報処理サーバに対してトークンを送信し、決済処理を条件として上記チケット情報を受け取り、当該チケット情報を用いることで機能制限が施された機能制限付き商品の機能制限を解除することによって、購入した商品を利用する者である。
(商品)
本開示における商品とは、例えば、ソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含む商品であってもよい。ソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含む商品とは、例えば、静止画、動画、音声ファイル、ドキュメントおよび音楽等の電子ファイル、ならびに、電子データ等のソフトウェアコンテンツであってもよい。また、ソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含む商品とは、これらソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を有するハードウェア商品であってもよい。
(個人情報)
本開示における個人情報とは、個人を特定することが可能である情報であってもよい。個人情報とは、例えば、氏名、住所、年齢、メールアドレス、アカウントID、パスワード、クレジットカード番号などであってもよい。
以上、本開示における用語の定義について説明した。定義された用語について、特別な意味が付される場合には、実施形態の説明において、さらに定義がなされる場合がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。実施形態において、同一機能を有する構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。以下に説明される実施形態は本開示の一具体例を示す。実施形態において示される構成、フロー図における処理または処理の順序などは一例であって、本開示の技術を限定しない。
(実施形態1)
本実施形態に係る情報処理システム1および情報処理装置100の構成について、図1から図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る情報処理システムおよび情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図2は、本発明の実施形態1に係る情報処理システムおよび情報処理装置の機能的な構成の他の例を示すブロック図である。図3は、本発明の実施形態1に係る端末装置の機能的な構成の一例を示す図である。
図1において、情報処理システム1は、情報処理装置100、記憶装置110、端末装置200、および、販売サーバ300を備える。図1において、情報処理装置100は情報処理サーバ10とも呼称される。
図1において、情報処理装置100と情報処理サーバ10とは、互いに読み替えることができる。図1においては、情報処理サーバ10は情報処理装置100を含み、記憶装置110を含まないとして説明しているが、図2に示すように、情報処理サーバ10は、情報処理装置100および記憶装置110を含む構成としてもよい。
以下において、情報処理サーバ10とは、図1に示すシステム構成の場合も、図2に示すシステム構成の場合も含むものとする。すなわち、情報処理サーバ10に記憶装置110が含まれるか否かは本開示の範囲を限定しない。
情報処理サーバ10は、後述するように、通信ネットワーク400を介して、端末装置200からトークンを受け取り、トークンから抽出された商品価格の情報と、決済用口座の情報とに基づいて決済処理を実行したことを条件に、第1鍵情報を用いてトークンから抽出したチケット情報を端末装置200へ送信することにより、本サービスを提供する機能を有するコンピュータまたは記録媒体である。情報処理サーバ10は、例えば、汎用コンピュータおよび本実施形態において説明される各動作等を実施させるソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
なお、図1に示す情報処理サーバ10、記憶装置110および販売サーバ300、ならびに、図2に示す情報処理サーバ10および販売サーバ300のそれぞれは複数あってもよい。係る場合、複数のサーバおよび複数の装置に対して、複数の機能が分散されてもよい。
なお、以下の説明において、記憶装置110は記憶サーバ110と呼称されてもよい。通信部101および記憶装置110は、互いに、通信ネットワーク400を介して接続されてもよい。
図1および図2において、情報処理装置100は、通信部101および制御部102を備える。通信部101および制御部102は、互いに有線接続、または無線接続される。
図3に示すように、端末装置200は、表示媒体201、入力部202、通信部203、メモリ204、および制御部205を備える。端末装置200に含まれる各要素は、設計仕様に基づき、他の要素の一部または全部と有線接続、または無線接続される。
図1および図2において、通信部101は、端末装置200における通信部203と通信ネットワーク400によって接続され、情報を送受信する機能を有する。通信ネットワーク400は、電気通信回線によって構成されるネットワークであってもよい。通信ネットワーク400は、有線通信ネットワークであっても、無線通信ネットワークであってもよい。通信ネットワーク400は、例えば、インターネット、専用回線、LAN(Local Area Network)等であってもよい。
端末装置200は、例えば、販売サーバ300によって表示媒体201に表示される所定の商品の購入依頼画面において、ユーザーが入力部202を用いて所定の商品の購入依頼を選択したとき、所定の商品の購入依頼を示す信号を販売サーバ300へ送信する機能を有する情報機器であってもよい。また、端末装置200は、例えば、後述する機能制限付き商品の機能制限を解除するためのチケット情報が暗号化されて内包されたトークンの情報を販売サーバ300から受信し、当該トークンを情報処理サーバ10へ送信し、決済処理の実行に応じて、情報処理サーバ10が抽出したチケット情報を、通信部203を用いて受信する機能を有する情報機器であってもよい。
なお、上記説明においては、販売サーバ300からトークンの情報を受け取る端末装置200と、情報処理サーバに対してトークンの情報を送信する端末装置200とは、同一の情報機器であるとして説明したが、その限りではない。すなわち、販売サーバ300からトークンの情報を受け取る端末装置200aと、情報処理サーバに対してトークンの情報を送信する端末装置200bとは、異なる情報機器であってもよい。係る場合、端末装置200aと、端末装置200bとは、同一のユーザーによって使用される情報機器であってもよい。
端末装置200は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン、デスクトップパソコン、ウェアラブル端末、または、専用端末などであってもよい。
表示媒体201は、例えば、2次元ディスプレイでもよく、バーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどにおける3次元ディスプレイであってもよい。2次元ディスプレイは、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどであってもよい。ディスプレイの種類は、本開示の範囲を限定しない。
入力部202は、表示媒体201における表示内容を選択する機能、および、文字を入力または編集する機能を有する。入力部202は、ユーザーによる入力を受け付ける。
入力部202は、例えば、キーボード、マウス、ハードウェアボタン、タッチパネルを用いたタッチ操作、タッチパネルを用いたスタイラスペン、ユーザーの視線検知に基づく入力、および音声入力などのうち少なくとも1つであってもよい。キーボードは、外部接続された物理的キーボードであってもよく、タッチパネル上のソフトウェアキーボードであってもよい。また、表示媒体201がバーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどにおける3次元ディスプレイの場合には、専用コントローラー、ユーザーのジェスチャーなどに基づく情報入力または情報選択であってもよい。
通信部203は、通信部101および販売サーバ300と通信ネットワーク400によって接続され、情報処理サーバ10および販売サーバ300から信号または情報を受け取る。通信部203は、例えば、無線通信のためのアンテナを含む通信モジュールであってもよい。また、通信部203は、例えば、有線通信のための通信モジュールであってもよい。
メモリ204は、通信部203が情報処理サーバ10および販売サーバ300から受け取った情報を保存する機能を有してもよい。メモリ204は、通信部203が後述する各種アプリケーションソフトウェアを受け取った場合には、各種アプリケーションソフトウェアを保存してもよい。以下の説明において、端末装置200は、情報処理サーバ10および販売サーバ300から受け取った各種情報を、例えば、メモリ204に保存してもよい。
制御部205は、端末装置200における各種制御を行う。制御部205は、例えば、通信部203が情報処理サーバ10および販売サーバ300から受け取った情報をメモリ204に保存させる。制御部205は、ユーザーによる入力を入力部202に受け取らせる。
また、制御部205は、例えば、販売サーバ300および情報処理サーバ10から受け取った各種情報を表示媒体201に表示する機能を有してもよい。また、制御部205は、例えば、各種アプリケーションまたは情報処理サーバ10および販売サーバ300からの指示に基づいて、表示媒体201に所定の情報を表示する機能を有してもよい。制御部205における、各種情報を表示媒体201に表示させる機能は公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
制御部205は、例えば、電気信号によって各部を制御する制御回路(control circuitry)であってもよい。具体的には、制御部205は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路によって構成されてもよい。また、制御部205は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などにより実現されてもよい。制御部205は、例えば、Webブラウザであってもよい。
なお、以上の説明において、端末装置200が備える表示媒体201などの各要素は、端末装置200に内蔵されるものとして説明したが、端末装置200に対して外付けされるものでもよい。
図1および図2において、販売サーバ300は、例えば、商品販売サーバ301およびチケット販売サーバ302を含んでもよい。商品販売サーバ301とチケット販売サーバ302とは、互いに有線ネットワークまたは無線ネットワークによって接続されてもよい。また、商品販売サーバ301とチケット販売サーバ302とは、単一のサーバ装置であってもよい。商品販売サーバ301とチケット販売サーバ302とを接続するネットワークの形態、規格などの仕様は、本開示の範囲を限定しない。
図1および図2において、商品販売サーバ301は、例えば、通信ネットワーク400を介した端末装置200からの要求に応じて、所定の商品を販売するWebサイトを表示媒体201に表示させる機能を有してもよい。所定の商品とは、例えば、ソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含む商品である。例えば、当該Webサイトにおいて、ユーザーが入力部202を用いて所定の商品を購入する選択をした場合、商品販売サーバ301は、当該所定の商品の購入依頼を示す第2信号を、通信ネットワーク400を介して受信する。
商品販売サーバ301は、第2信号を受信したことに応じて、後述するように、当該所定の商品に備わるソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能の全部または一部が制限された機能制限付き商品の販売処理を実行してもよい。係る場合において、所定の商品の購入者であるユーザーの個人情報は、商品販売サーバ301へ提供する必要はない。商品販売サーバ301は、第2信号を受信したことを条件として、機能制限付き商品の販売処理を実行してもよい。
このように、商品販売サーバ301が、所定の商品の購入依頼を受けたにもかかわらず、機能制限が施された機能制限付き商品を販売処理するのは、後述するように、商品購入の決済処理が事後的に行われることを許容するためである。ユーザーにとっては、商品販売サーバ301に対して個人情報を提供することなく、事後的に決済をすることで利用が可能になる商品を取得することができる。なお、機能制限付き商品に施されている機能制限は、後述するように、チケット販売サーバ302から出力されるトークンに含まれるチケット情報を用いることで解除できる。
これにより、商品購入者であるユーザーは、個人情報が漏洩する心配を抱えずに商品販売サーバ301へアクセスすることができる。係る効果は、偽サイト対策において特に有用である。また、商品販売サーバ301の管理者にとっても、決済処理を実行させるシステムなどを導入する手間を省くことができる。
なお、販売処理とは、所定の商品が、例えばソフトウェアコンテンツである場合、機能制限付き商品を端末装置200へダウンロードさせる処理であってもよい。また、販売処理とは、所定の商品が、例えばソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含むハードウェア商品である場合、ユーザーが入力部202を用いて指定した受け取り方法に基づいて、機能制限付き商品を郵送または配送する処理であってもよい。係る場合、ユーザーによって指定される受け取り方法は、例えば、個人情報を保護するために、コンビニエンスストアで受け取る方法、私書箱を利用する方法、または、匿名での指定場所への郵送などであってもよい。
以上のように、所定の商品は、チケット販売サーバ302と通信接続された商品販売サーバ301が購入依頼を受け付ける、ソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含む商品であり、機能制限は機能の全部又は一部を制限するものである場合において、商品販売サーバ301が所定の商品の購入依頼を示す第2信号を受け取ったことに応じて、所定の商品に対して機能制限が施された機能制限付き商品が、商品販売サーバ301によって販売処理されてもよい。
図1および図2において、チケット販売サーバ302は、所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり前記所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び、前記所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを出力処理してもよい。
第1信号は、例えば、端末装置200から販売サーバ300に対して送信される、所定の商品の購入依頼を示す信号であってもよい。すなわち、端末装置200から送信される、所定の商品の購入依頼を示す信号は、商品販売サーバ301およびチケット販売サーバ302の双方に送信されてもよい。係る場合、第1信号と第2信号とは同一の信号であってもよい。
一方で、第1信号は、商品販売サーバ301が第2信号を受け取ったことに応じて、商品販売サーバ301からチケット販売サーバ302へ送信される信号であってもよい。
具体的には、第1信号は、例えば、商品販売サーバ301が端末装置200から上記の第2信号を受け取った場合に、商品販売サーバ301からチケット販売サーバ302に対して送信される、所定の商品の購入依頼がされた旨を伝えるための信号であってもよい。係る場合、第1信号は、上記の第2信号とは異なる信号であってもよい。また、第1信号は、例えば、商品販売サーバ301が端末装置200から上記の第2信号を受け取った場合に、商品販売サーバ301からチケット販売サーバ302に対して第2信号が転送された信号であってもよい。
すなわち、第1信号は、端末装置200から送信された所定の商品に対する購入希望を示す信号をチケット販売サーバ302が直接的に受信する信号であってもよく、または、端末装置200から送信された所定の商品に対する購入希望を示す信号をチケット販売サーバ302が間接的に受信する信号であってもよい。
上記のように、チケット販売サーバ302は、第1信号を受信したことに応じて、トークンを出力する。すなわち、チケット販売サーバ302は、第1信号を受信したことを条件として、購入者の個人情報の提示を受けることなくトークンを出力する。
トークンの出力とは、チケット販売サーバ302が、端末装置200に対して直接的に送信すること、またはダウンロードさせることを意味してもよい。また、トークンの出力とは、チケット販売サーバ302が、商品販売サーバ301を介して、端末装置に対して間接的に送信すること、またはダウンロードさせることを意味してもよい。
さらに、チケット販売サーバ302によるトークンの出力タイミングは、商品販売サーバ301による制限機能付き商品の販売処理タイミングと同一であってもよい。例えば、所定の商品がソフトウェアコンテンツである場合、販売サーバ300は、機能制限付き商品およびトークンを併せて端末装置200へダウンロードさせてもよい。係る場合、商品販売サーバ301とチケット販売サーバ302とは、所定の制御信号によって連携されてもよい。所定の制御信号は、商品販売サーバ301から送信されてもよく、チケット販売サーバ302から送信されてもよく、または、販売サーバ300における商品販売サーバ301およびチケット販売サーバ302以外の機能によって送信されてもよい。
また、チケット販売サーバ302によるトークンの出力タイミングは、商品販売サーバ301による制限機能付き商品の販売処理タイミングと異なってもよい。例えば、所定の商品がソフトウェアコンテンツである場合、販売サーバ300は、制限機能付き商品を端末装置200へダウンロードさせるタイミングと、トークンを端末装置200へダウンロードさせるタイミングとを異ならせてもよい。
また、例えば、所定の商品がソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含むハードウェア商品である場合、当該ハードウェア商品の郵送または配送の処理タイミングと、端末装置200にトークンをダウンロードさせるタイミングとは同一であってもよく、異なってもよい。
なお、上記説明においては、機能制限付き商品およびトークンは、端末装置200へダウンロードさせるものとして説明したが、販売サーバ300が端末装置200に対して電子データとして送信してもよい。係る場合、購入者であるユーザーのメールアドレス、コミュニケーションアプリケーションなどのID情報などを販売者に提供する必要があるが、氏名、住所など機密性が極めて高い情報を提供する必要はない。
トークンは、例えば、少なくともチケット情報、所定の商品の価格の情報、および、所定の商品の販売者IDの情報を含んでもよい。チケット情報は、機能またはサービスの価値を享受するための権利情報である。例えば、チケット情報は、機能制限付き商品に施された機能制限を解除するための情報であってもよい。チケット情報は、例えば、鍵情報であってもよく、またパスワード情報等であってもよい。チケット情報は、機能制限を解除するための情報であればよく、具体的な内容は本開示の範囲を限定しない。
また、チケット情報は、第1鍵情報を用いた復号化によってトークンから抽出可能な情報である。第1鍵情報は、後述するように、記憶装置110に記憶されており、情報処理サーバ10が決済処理を実行するためにトークンからチケット情報を抽出する際に使用される。
第1鍵情報は、例えば、情報処理サーバ10および販売サーバ300が共有する情報であってもよい。第1鍵情報は、例えば非対称暗号技術を用いて、情報処理サーバ10の秘密鍵、または、販売サーバ300の秘密鍵から生成される鍵であってもよい。その場合は販売者毎に異なる鍵を生成することが可能となり安全性が高まる。係る場合、チケット情報は、情報処理サーバ10の公開鍵、または、販売サーバ300の公開鍵それぞれに基づき生成された鍵によって暗号化されてもよい。第1鍵情報は、トークンからチケット情報を抽出するための情報であればよく、第1鍵情報の具体的な内容は、本開示の範囲を限定しない。
所定の商品の価格の情報とは、価格を示す数字、および、通貨の単位を含む情報であってもよい。通貨の単位は法定通貨であってもよく、例えば、円、ドルなどであってもよい。また、通貨の単位は法定通貨に限らず、所定の機関によって発行、認定、および管理されているポイントであってもよい。また、通貨の単位は、仮想通貨であってもよい。
所定の商品の販売者IDは、商品販売サーバ301の管理者または運営者など、実質的に販売店舗である者に固有のID情報である。販売者ID情報は、後述するように、商品価格の決済処理後に決済額等を送金するために用いられる。販売者IDは、予め記憶装置110に記憶された販売者ID情報と送金先口座情報とを対応付けたテーブルと対比されることによって、情報処理サーバ10による送金処理に用いられてもよい。また、販売者IDは、販売者が金融機関と契約した送金先口座情報を含むものであってもよい。
なお、トークンが生成されるタイミングは本開示の範囲を限定しない。すなわち、トークンは、所定の商品の購入依頼を示す信号が販売サーバ300において受信される前に、予め生成されていてもよい。また、トークンは、所定の商品の購入依頼を示す信号が販売サーバ300において受信されたことに応じて生成されていてもよい。
なお、商品販売サーバ310の管理者または運営者と、チケット販売サーバ320の管理者または運営者とは、同一であってもよい。すなわち、商品販売サーバ301とチケット販売サーバ302は一体的に販売サーバ300として管理されてもよい。
また、商品販売サーバ310の管理者または運営者と、チケット販売サーバ320の管理者または運営者とは、異なってもよい。すなわち、商品販売サーバ301は、販売店舗を運営する者が管理し、チケット販売サーバ302は独立した別の機関によって運営されてもよい。
なお、チケット販売サーバ302は、何れの商品に対応するチケットを含むトークンを提供すればよいかを判定するための情報を受け取ることが可能であってもよい。例えば、チケット販売サーバ302は、商品販売サーバ301と通信することによって、購入依頼がなされた所定の商品を一意に特定可能な情報を受け取ってもよい。また、購入依頼がなされた所定の商品を一意に特定可能な情報が、第1信号に含まれてもよい。
以上、販売サーバ300に含まれる商品販売サーバ301およびチケット販売サーバ302の機能の構成の一例について説明した。
図1および図2において、記憶装置110は、例えば、後述するような、所定のユーザーのユーザーIDの情報、当該ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座の情報、および、第1鍵情報などを記憶する。記憶装置110は、各種アプリケーションソフトウェアを記憶してもよい。各種アプリケーションソフトウェアは、例えば、情報処理サーバ10が提供するサービスを、ユーザーの要求に応じて、端末装置200においてスタンドアロンで実行させるものであってもよい。また、各種アプリケーションソフトウェアは、例えば、クライアントPCにインストールされたWebブラウザに読み込んで動作させるHTML、CSS、JavaScript(登録商標)等のソースコードであってもよい。
情報処理装置100において、通信部101は端末装置200と通信する。具体的には、通信部101は、通信ネットワークを介して、端末装置200における通信部203との間で情報を送受信する機能を有する。また、通信部101は、記憶装置110から情報を受け取る機能を有する。
なお、通信部101および記憶装置110は、互いに有線ネットワークまたは無線ネットワークによって接続されてもよい。通信部101は、例えば、無線通信のためのアンテナを含む通信モジュールであってもよく、有線通信のための通信モジュールであってもよい。通信部101および記憶装置110を接続するネットワークの形態、規格などの仕様は、本開示の範囲を限定しない。
制御部102は、所定のユーザーID情報に基づく認証要求を端末装置200から受信し、ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、トークンを端末装置200から受け取ったとき、ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置110が記憶する第1鍵情報を用いて抽出されたチケットの情報を端末装置200に対して出力する出力処理、及び、販売者IDの情報を用いて商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する。
制御部102は、電気信号によって各部を制御する制御回路(control circuitry)であってもよい。具体的には、制御部102は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路によって構成されてもよい。また、制御部102は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などにより実現されてもよい。制御部102の機能の詳細については、後述する。
以上、図1から図3を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1、情報処理サーバ10、および情報処理装置100の構成例について説明した。
なお、以上の説明において、図1および図2においては、端末装置200は1つであるとして説明したが、端末装置200は複数あってもよい。すなわち、複数のユーザーが同時に本サービスを利用する場合、情報処理システム1は、例えば、複数の端末装置200を含んでもよい。
本実施形態に係る情報処理システム1は、例えば、上記の構成例によって本サービスをユーザーに提供する。本サービスは、例えば、情報提供サーバ10が提供するWebサイトにユーザーがアクセスすることによって提供されてもよい。当該Webサイトは、例えば、銀行などの金融機関が管理するWebサイトであってもよい。
本サービスは、例えば、ユーザーが、チケットによって機能制限を解除できる仕様に基づく所定の商品を販売する販売サーバ300から受け取ったトークンを情報処理サーバ10へ入力したとき、トークンに含まれる商品の価格の情報と、当該ユーザーの決済用口座とを用いた決済処理が実行されることを条件として、端末装置200を用いて、ユーザーへチケットを提供するものであってもよい。
これにより、通信ネットワークを用いた商取引において、購入者のID情報を販売者へ提示することなく決済処理できることに寄与する情報処理システム1が提供される。
なお、本サービスは、情報処理サーバ10を用いて、通信ネットワークを用いた商取引において、購入者のID情報を販売者へ提示することなく決済処理が行われるものであればよく、サービスが提供される態様は本開示の範囲を限定しない。例えば、情報処理サーバ10がWebブラウザを用いないスタンドアロンで動作するアプリケーションソフトウェアを端末装置200に送信し、ダウンロードされた当該アプリケーションソフトウェアを用いて、表示媒体201上において各種サービスが提供されてもよい。
図4は、本発明の実施形態1に係る情報処理サーバと、端末装置と、販売サーバとの間の情報の送受信および情報処理の手順の一例を示すシーケンス図である。図5は、本発明の実施形態1に係るトークンおよび機能制限付き商品を生成する機能および情報の入出力の一例を示す図である。図6は、本発明の実施形態1に係る決済処理における機能および情報の入出力の一例を示す図である。図7は、本発明の実施形態1に係る端末装置に備わる表示媒体に表示されるメッセージの一例を示す図である。
以下、図4から図7を参照して、情報処理サーバ10と、端末装置200と、販売サーバ300との間で行われる情報の送受信、および、情報処理サーバ10、端末装置200、および販売サーバ300の各部において行われる情報処理について説明する。
なお、以下の説明において、情報処理サーバ10から端末装置200に対して送信された後にメモリ204に保存された各種プログラムによって、表示媒体201に所定の情報が表示されることは、情報処理サーバ10が直接的または間接的に所定の情報の表示を制御していることと同じである。
すなわち、本発明の実施形態においては、情報処理サーバ10から端末装置200へ提供された各種プログラムによる制御、および、情報処理サーバ10による制御を、情報処理サーバ10などによる制御と呼称してもよい。単に、情報処理サーバ10による制御と呼称される場合であっても、情報処理サーバ10などによる制御と同じ意味に解釈してもよい。
図4に示すように、ユーザーが、情報提供サーバ10を用いた本サービスの提供を受ける前提として、チケット情報によって機能制限を解除できる仕様に基づいた所定の商品を販売する販売サイトへアクセスし、当該所定の商品の購入依頼を商品販売サーバ301へ要求する(ステップS401)。
具体的には、当該販売サイトにおいて、ユーザーが入力部202を用いて所定の商品を購入する選択をした場合、商品販売サーバ301は、当該所定の商品の購入依頼を示す第2信号を、通信ネットワーク400を介して受信する。販売サイトは、商品販売サーバ301が提供するWebサイトであってもよい。所定の商品とは、上述したとおり、前記所定の商品は、ソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含む商品である。
なお、本サービスが提供される前提として、商品販売サーバ301は、所定の商品に対して購入依頼があったときに、当該所定の商品のソフトウェア機能のうち全部または一部の機能が制限された機能制限付き商品を販売処理するサーバ装置であり、当該機能制限は、チケット販売サーバ302によって提供されるトークンに含まれるチケットによって解除可能である必要があってもよい。また、所定の商品の購入依頼を受けたときに、機能制限付き商品を提供する商品販売サーバ301と、機能制限を解除できるチケットを抽出可能なトークンを提供するチケット販売サーバ302と、トークンを受け取って決済処理を実行することによりユーザーにチケットを提供する情報処理サーバ10とは、互いに情報処理の仕様または規格を共有しておく必要があってもよい。
次に、図4において、販売サーバ300は、機能制限付き商品およびトークンを出力する(ステップS402)。
具体的には、商品販売サーバ301は、上述した第2信号を受信したことに応じて、当該所定の商品に備わるソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能の全部または一部が制限された機能制限付き商品の販売処理を実行してもよい。なお、販売処理とは、上述したとおり、所定の商品がソフトウェアコンテンツである場合、機能制限付き商品を端末装置200へダウンロードさせる処理であってもよい。また、所定の商品がソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含むハードウェア商品である場合、販売処理とは、ユーザーによって指定された受け取り方法に基づいて、機能制限付き商品を郵送または配送する処理であってもよい。
一方、チケット販売サーバ302は、上述した第1信号を受信したことに応じてトークンを端末装置200に対して出力する。トークンの出力とは、上述したとおり、ユーザーのメールアドレス等へ宛てた電子ファイルの送信であってもよく、または、端末装置200に対してダウンロードさせることであってもよい。
なお、機能制限付き商品の販売処理のタイミングと、トークンの出力のタイミングとは同じであっても、異なってもよい。
販売サーバ300から出力される機能制限付き商品およびトークンを生成するシステム5について、図5を参照して説明する。なお、図5において、機能部は実線で、情報または信号は破線で示される。
図5において、システム5は、例えば、トークンコンストラクタ500と、機能制限コンストラクタ501を有する。トークンコンストラクタ500は、トークンを生成する機能を有し、機能制限コンストラクタ501は、機能制限付き商品を生成する機能を有する。
なお、システム5は、販売サーバ300に備わるシステムであってもよく、例えば、トークンコンストラクタ500は、チケット販売サーバ302に含まれてもよく、機能制限コンストラクタ501は、商品販売サーバ301に含まれてもよい。また、システム5は、例えば、情報処理サーバ10に備わるシステムであってもよい。係る場合、事前に、販売サーバ300から情報処理サーバ10に対して、トークンに含まれる情報を送信することで共有しておく必要があってもよい。また、さらに、システム5は、情報処理サーバ10および販売サーバ300とは独立したシステムであってもよい。システム5を含むサーバ装置の種類は、本開示の範囲を限定しない。
トークンコンストラクタ500は、暗号化部502、および、格納部503を有する。格納部503は、トークンの種別を特定するトークン種別が格納されている。トークンコンストラクタ500は、販売元IDの情報51、商品の価格の情報52、取引IDの情報53、チケットの情報54を入力し、格納部503に設定されたトークン種別に基づき、トークン56を生成する。トークン56は、設定されたトークン種別の情報の他、当該トークン種別に対応して設定された販売元IDの情報51、商品の価格の情報52、取引IDの情報53、および、チケットの情報54を含む。
トークン56の生成において、トークンコンストラクタ500に備わる暗号化部502および鍵情報50を用いて、トークン56に含まれる各種情報のうち一部または全部が暗号化されてもよい。トークン56が通信ネットワーク400を介して流通するなかで、改ざん、盗み見、情報の変更などが行われないようにするためである。
トークン56に含まれる情報のうち、例えば、チケット情報54のみを鍵情報50を用いて暗号化し、その他の情報は暗号化を施さないか、または、他の方式もしくは他の鍵情報を用いて暗号化を施してもよい。係る場合、トークン種別の情報、販売元IDの情報、商品の価格の情報、および、取引IDの情報は、購入者であるユーザーおよび情報処理サーバ10の管理者等である決済業者が、トークン種別などの情報の内容を確認しやすくなるためである。
なお、鍵情報50を用いた暗号化技術は、例えば、対称暗号、非対称暗号を用いた暗号化技術であってもよい。例えば、鍵情報50は、例えば、情報処理サーバ10における秘密鍵に対応する公開鍵であってもよい。
電子商取引において1対多数の関係でトークンを配布するシステムにおいては、鍵情報の管理の観点から、非対称暗号を用いてもよい。係る場合、非対称暗号化技術によってトークンを暗号化することによって、情報処理サーバ10において復号化するときに、受け取ったトークンが確かに販売サーバ300において生成されたものであると特定する効果がある。ただし、暗号化技術の具体的内容は、本開示の範囲を限定しない。
一方、機能制限コンストラクタ501は、ロック部505を有する。ロック部505は、所定の商品に含まれるソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能の全部または一部をロックした機能制限付き商品を生成する。ロック部505は、チケット情報54をそのまま用いて、所定の商品の機能を制限することができる。係る場合、情報処理装置10においてトークンから抽出されたチケット情報が、機能制限付き商品57の制限解除コードの役割を担う。
これに対して、機能制限コンストラクタ501は、図5に示すように、さらにハッシュ部504を用いて制限解除コードを生成してもよい。具体的には、ハッシュ生成の際にチケットの情報に、例えば取引IDなどを追加してハッシュを生成することにより制限解除コードを生成してもよい。これにより、より高度な機能制限機能が提供される。
以上のように、図5に示すシステム5によれば、トークン56、および、機能制限付き商品57をペアで生成することができる。なお、トークンコンストラクタ500、および、機能制限コンストラクタ501が稼働される場所およびタイミングは同一であってもよく、異なってもよい。
なお、上記においては、チケットの情報54に対して取引IDの情報53を追加してハッシュ生成を行うことにより、チケット情報の役割を担う制限解除コードを生成すると説明したが、例えば、取引IDの情報に代えて、所定の商品のシリアル番号を用いてもよい。係る場合、図5における取引IDの情報53をシリアル番号の情報に置き換えてもよい。
このように、シリアル番号を用いて制限解除コードを生成し、生成された制限解除コードに基づいて機能制限付き商品を生成することにより、販売の注文を受けるたびに機能制限付き商品を生成することなく、事前に複数の機能制限付き商品を生成することができる。
図4に戻り、端末装置200は、例えば、情報処理サーバ10に対して、ユーザーID情報に基づく認証要求を行ってもよい(ステップS403)。具体的には、まず、ユーザーが入力部202を用いて、情報処理サーバ10が提供するWebサイトへアクセスしてもよい。当該Webサイトは、例えば、銀行などの金融機関によって提供されてもよい。例えば、ユーザーは、金融機関によって提供されるWebサイト上において、予め金融機関から付与されたアカウント情報およびパスワード情報を用いて認証要求を行ってもよい。
次に、図4において、情報処理サーバ10は、認証処理を実行する(ステップS404)。具体的には、情報処理サーバ10は、端末装置200から受け取ったアカウント情報およびパスワード情報が、ユーザーに固有に割り当てられたID情報であるか否かを判定し、ユーザーID情報として正しい情報であると判定した場合、認証処理を実行し、ユーザーごとに割り当てられた個人用ページを端末装置200に備わる表示媒体201に表示させてもよい。
次に、図4において、端末装置200はトークンを情報処理サーバ10へ送信する(ステップS405)。具体的には、ユーザーが端末装置200に備わる入力部202を用いて、チケット販売サーバ302から出力されたトークンの情報を情報処理サーバ10へ送信してもよい。
次に、図4において、情報処理サーバ10は、端末装置200から受け取ったトークンから各種情報を抽出する(ステップS406)。具体的には、情報処理サーバ10は、トークンに含まれているトークン種別の情報、販売元IDの情報、取引IDの情報、商品の価格の情報、および、チケットの情報を抽出する。
例えば、図6に示すように、情報処理サーバ10に含まれるトークンデコンストラクタ600の機能に対して、第1鍵情報50およびトークン56を入力させることによって、販売元IDの情報51、商品の価格の情報52、取引IDの情報53、および、チケットの情報54が抽出されてもよい。係る場合、チケットの情報54の抽出処理において、第1鍵情報が用いられてもよい。第1鍵情報は、例えば、トークンを暗号化するために用いられた公開鍵に対応する秘密鍵であってもよい。第1鍵情報は、記憶装置110に記憶されていてもよい。
図4に戻り、情報処理サーバ10は、ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、商品の価格の決済処理を実行してもよい(ステップS407)。具体的には、情報処理サーバ10は、抽出された商品の価格の情報52と、ユーザーID情報に基づいて契約された決済用口座とを用いて決済処理を実行してもよい。決済用口座に係る各種情報は、記憶装置110に記憶されていてもよい。
なお、トークンを端末装置200から受信したとき、さらに、決済用口座の残高から商品の価格及び所定の手数料を差し引いた決済後予定残高の情報と、決済処理を実行するか否かを選択可能な情報とを端末装置200を用いて提供し、決済処理を実行する選択がされたことが検知されたとき、商品の価格の決済処理を実行してもよい。
具体的には、図6に示すように、情報処理サーバ10は、決済用口座602に含まれる口座残高の情報61と、商品の価格の情報52と、所定の決済手数料60とに基づいて、決済処理後の予定残高62を予定残高算出部601によって算出してもよい。算出された予定残高62は、端末装置200を用いてユーザーに提供されてもよい。例えば、情報処理サーバ10は、ユーザーインターフェース部603を用いて、例えば図7に示すように、決済後予定残高の数字情報および決済処理を実行するか否かを選択可能な情報を表示媒体201に表示させてもよい。また、情報処理サーバ10は、ユーザーインターフェース部603を用いて、例えば端末装置200に備わる図示しないスピーカを用いて、音声情報として、予定残高の情報および決済処理を実行するか否かの選択情報を提供してもよい。
そして、ユーザーが端末装置200に備わる入力部202を用いて決済処理を実行することを選択したことが検知されたとき、決済執行信号63が出力されてもよい。なお、決済執行信号63は、ユーザーによって決済処理を実行することが選択されたことを検知した上で、さらに、決済用口座の決済後予定残高の値が0以上である場合にのみ出力される。
なお、係る場合において、情報処理サーバ10は、トークンは、さらに、発行者による電子証明書の情報を含んでいる場合において、トークンを端末装置200から受信したとき、さらに、電子証明書に基づいて、トークンが含む情報の内容が正当であり、且つ、有効であるか否かを判定し、トークンが含む情報の内容が正当であり、且つ、有効である場合に、商品の価格の決済処理を実行してもよい。さらに、商品の価格の決済処理を実行する場合、トークンを無効化してもよい。
具体的には、例えば、図6において、トークンデコンストラクタ600によって抽出されたトークンの情報の内容、および、決済執行信号63が、トークン管理部606へ入力される。トークン管理部606は、決済執行信号を受け取ると、トークンデコンストラクタ600から受け取ったトークンに含まれる情報の内容の正当性および有効性を確認する機能を有してもよい。
例えば、トークンには、さらに、トークンの発行者による電子証明書の情報が含まれている場合、トークン管理部606は、電子証明書に基づいて商品の価格の情報などが正しい内容であるか否かを判定することができる。なお、電子証明書を用いた情報の正当性判定に係る技術は公知であるため、詳細な説明を省略する。
また、トークン管理部606は、例えば、トークンの有効性を判定する機能を有してもよい。有効性判定は、例えば、トークンに予め含まれる有効期限の情報、および、有効であるか無効であるかを示す情報など、有効性に関する情報に基づいて処理されてもよい。例えば、トークン管理部606は、決済処理を実行するタイミングと、トークンに含まれる有効期限の情報とに基づいて、有効性判定を行ってもよい。また、例えば、トークン管理部606は、トークンに含まれる、有効であるか否かを示す情報に基づいて、有効性判定を行ってもよい。また、例えば、トークン管理部606は、記憶装置110に記憶されている、トークンに含まれる取引IDの情報と決済処理済みの取引IDとを対応付けたテーブルに基づいて、決済処理の対象である取引IDに係るトークンの有効性判定を行ってもよい。
そして、トークンに含まれる情報の内容が正当かつ有効であると判定されたとき、トークンを無効化すると共に、決済執行信号63を用いて送金処理605およびチケット出力604の各機能を実行させてもよい。トークンの無効化処理は、例えば、トークンに含まれる有効であるか無効であるかを示す情報を編集してもよい。また、トークンの無効化処理は、例えば、トークンに含まれる取引IDの情報と決済処理済みの取引IDとを対応付けたテーブルを更新してもよい。
一方、トークン管理部606は、トークンにおいて暗号化された情報の正当性および有効性のうち少なくとも一方でも確認できない場合には、決済執行信号63をキャンセルさせ、決済処理の実行を中断させてもよい。
これにより、トークンの情報が流通される過程で改ざんなどが行われた場合には、改ざんされたトークンを用いた決済処理を実行させないことができる。また、トークンが流通される過程で複製などが行われた場合には、複製されたトークンに対して決済処理を重複して実行させないことができる。また、トークンに対して有効期間などを設定してもよく、有効期間外のトークンに対して決済処理を実行させないことで、商品の価値が期間によって変動する場合に対応させることができる。
図4に戻り、情報処理サーバ10は、記憶装置110が記憶する第1鍵情報を用いて抽出されたチケットの情報を端末装置200に対して出力する出力処理(ステップS408)、及び、販売者IDの情報を用いて商品の価格に相当する金額を送金する送金処理(ステップS409)を実行してもよい。
具体的には、図6において、決済執行信号63がチケット発信部604に入力される場合、チケットの情報54も併せてチケット発信部604に入力されてもよい。チケット発信部604は、チケットの情報54を端末装置200に対して出力する。なお、出力とは、端末装置200に対してダウンロードさせてもよく、または、ユーザーのメールアドレス宛に送信してもよい。
なお、係る場合において、チケット発信部604にチケットの情報54と併せて、取引IDの情報53が入力されてもよい。すなわち、トークンは、さらに、所定の商品の購入依頼に対応する取引IDの情報を含んでいる場合、第1鍵情報を用いて抽出されたチケットの情報54と、さらに、トークンから抽出された取引IDの情報53とを端末装置200に対して出力する出力処理を実行し、さらに、通信ネットワーク400を介して、チケット販売サーバ302に対して取引IDの情報53と、送金処理を実行した旨を示す情報とを送信してもよい。
これにより、ユーザーは決済処理が完了した取引を、取引IDに基づいて確認することができる。また、チケット販売サーバ302の管理者に対しても、決済処理が完了し、送金された取引を、取引IDに基づいて確認することができる。
また、チケット発信部604における処理と併行して、送金処理部605が送金処理を実行してもよい。具体的には、図6において、決済執行信号63が送金処理部605に入力される場合、商品の価格の情報52と、取引先IDの情報53とが併せて送金処理部605に入力されてもよい。
送金処理部605は、商品の価格の情報52に基づいて、口座残高のうち商品の価格に相当する金額を、取引先IDの情報53に基づく口座へ送金してもよい。送金処理部605は、例えば、取引先IDの情報53に含まれる口座情報を用いて送金処理を実行してもよい。また、送金処理部605は、例えば、取引先IDと取引先の口座情報とを対応付けた所定のテーブルを参照し、参照された口座情報を用いて送金処理を実行してもよい。当該所定のテーブルは、記憶装置110に記憶されていてもよく、また、情報処理サーバ10の管理者、および、販売サーバ300の管理者とは異なる第三者によって管理されるデータベース上で管理されていてもよい。取引先IDを用いた送金処理の具体的な内容は、本開示の範囲を限定しない。
なお、送金処理部605は、送金処理を実行することと併せて、決済用口座の口座残高を更新してもよい。
図4に戻り、端末装置200はチケットを受け取り、当該チケットを用いて機能制限付き商品の機能制限を解除することにより、ユーザーは、所定の商品を利用することができる(ステップS410)。
以上、図4から図7を参照して、情報処理サーバ10と、端末装置200と、販売サーバ300との間で行われる情報の送受信、および、情報処理サーバ10、端末装置200、および販売サーバ300の各部において行われる情報処理について説明した。
なお、図4において、ステップS408とステップS409は同一のタイミングで処理されてもよい。または、ステップS408とステップS409は異なるタイミングで処理されてもよく、係る場合、いずれのステップが最初に処理されてもよい。
さらに、ステップS408がステップS409に対して優先して処理された場合において、ステップS409とステップS410同一のタイミングで処理されてもよい。または、ステップS409とステップS410は異なるタイミングで処理されてもよく、係る場合、いずれのステップが最初に処理されてもよい。
なお、上記の図4の説明においては、通信ネットワーク400を介して販売サーバ300から少なくともトークンを受け取った端末装置200と、情報処理サーバ10に対してユーザーID情報に基づく認証要求をする端末装置200とは同一の端末であるとして説明しているが、その限りではない。すなわち、販売サーバ300から少なくともトークンを受け取った端末装置200と、情報処理サーバ10に対して認証要求をする端末装置200とは異なってもよい。
図8は、本発明の実施形態1に係る情報処理サーバの動作の流れの一例を示すフロー図である。以下、図8を参照して、本実施形態に係る情報処理サーバ10の基本動作の処理手順について説明する。
なお、下記に説明される各フロー図は、本開示に係る情報処理サーバ10の動作の処理手順について説明するために必要なステップを例示として記載しているにすぎない。本発明の実施形態における機能が発揮される範囲において、各フロー図の各ステップの間に他の動作の処理に関するステップが適切に挿入されることを妨げるものではない。
また、本サービス提供のためのシステムが構築される場合、ユーザーインターフェースは一般的にイベントドリブン型でプログラムが実行されるが、本発明の実施形態におけるフロー図においては、説明の便宜のために、必ずしもイベントドリブン型のフロー図に基づいて説明されるわけではない。イベント処理は、端末装置200によって行われてもよく、また、情報処理サーバ10によって行われてもよい。すなわち、イベント発生またはイベント処理の主体は本発明を限定しない。
以上のフロー図に関する説明は、下記で説明されるフロー図において適用されてもよい。
図8において、情報処理サーバ10は、所定のユーザーID情報に基づく認証要求を端末装置200から受信する(ステップS801)。次に、情報処理サーバ10は、ユーザーID情報に基づいて認証処理が可能であるか否かを判定し(ステップS802)、認証処理ができない場合には(ステップS802:NO)、認証できない旨を示す情報を端末装置200へ通知する(ステップS806)。
一方、情報処理サーバ10は、ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合(ステップS802:YES)、チケット販売サーバ302から出力されたトークンを端末装置200から受け取ったか否かを判定する(ステップS803)。情報処理サーバ10は、トークンの情報を受信するまで待機状態となってもよい(ステップS803:NO)。
一方、情報処理サーバ10は、トークンの情報を端末装置200から受信した場合(ステップS803;YES)、ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、商品の価格の決済処理を実行する(ステップS804)。
次に、情報処理サーバ10は、記憶装置110が記憶する第1鍵情報を用いて抽出されたチケットの情報を端末装置200に対して出力する出力処理、及び、販売者IDの情報を用いて商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する(ステップS805)。
以上、実施形態1に係る情報処理サーバ10の処理手順の一例について説明した。
以上のように、本実施に係る情報処理サーバ10を用いた情報処理方法は、端末装置200と通信ネットワーク400を介して接続された情報処理サーバ10を備える情報処理システム1における情報処理方法であって、所定のユーザーID情報に基づく認証要求を端末装置200から受信し、ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、所定の商品の価格の情報、及び、所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを出力処理するチケット販売サーバ302から出力されたトークンを端末装置200から受け取ったとき、ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置110が記憶する第1鍵情報を用いて抽出されたチケットの情報を端末装置200に対して出力する出力処理、及び、販売者IDの情報を用いて商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する。
これにより、通信ネットワークを用いた商取引において、購入者のID情報を販売者へ提示することなく決済処理できることに寄与することができる。
なお、トークンは、チケット情報、所定の商品の価格の情報、及び販売者IDの情報を受け取った情報処理サーバ10によって、第1鍵情報を用いて生成され、情報処理サーバ10において生成されたトークンは、通信ネットワーク400を介して、チケット販売サーバ302へ送信されてもよい。
これにより、トークン生成における暗号化処理、および、トークンを復号化する処理を単一の鍵情報によって行うことができるため、トークンの内容の改ざんを防止することに寄与できる。また、トークンの生成から決済までの全体の処理を、情報処理サーバ10という一の装置上で管理できるため、トークンの正当性および有効性を効率的かつ効果的に管理または判定することが可能である。さらに、新たな機能、または、本サービスの提供内容を追加する場合において、切り替え時期、方法などを含むサービス運用を効率的に進めることができ、本サービスの機能および性能を向上させることができる。
なお、情報処理サーバ10は、第1金融機関における第1サーバ装置であり、第2金融機関における第2サーバ装置が第1サーバ装置と同じ機能を備えており、トークンは、チケット情報、所定の商品の価格の情報、及び販売者IDの情報を受け取った第2サーバ装置によって、第1鍵情報を用いて生成され、第2サーバ装置において生成されたトークンは、通信ネットワーク400を介して、チケット販売サーバへ送信される場合において、情報処理サーバ10は、トークンを端末装置200から受信したとき、さらに、通信ネットワーク400を介して、第1鍵情報を第2サーバから受け取り、第2サーバから受け取った第1鍵情報を用いてトークンからチケット情報を抽出してもよい。
これにより、チケット販売サーバ302の管理者が送金処理のために利用される口座の金融機関と、購入者であるユーザーが決済処理のために利用される口座の金融機関とを異ならせることが容易になるため、ユーザーにとっての利便性を向上させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、各変形例について説明する。
(変形例1)
実施形態1の説明においては、販売サーバ300は商品販売サーバ301を含み、購入者であるユーザーは、商品販売サーバ301によって提供される販売サイト上において、入力部202を用いて、所定の商品の購入依頼を選択するものとして説明したが、例えば、所定の商品は物理的な店舗においてユーザーによって購入され、チケット販売サーバ302は、物理的な店舗において購入された所定の商品に施された機能制限を解除するチケットを提供してもよい。
すなわち、所定の商品は、物理的な販売店舗において購入可能である、ソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含む商品であり、機能制限は機能の全部又は一部を制限するものである場合において、第1信号は、物理的な店舗において所定の商品の購入依頼がされた旨を示す信号であり、且つ、端末装置200から送信される信号であってもよい。
図9は、変形例1における販売サーバ300の機能的な構成の一例を示す図である。以下、図9を参照して変形例1における販売サーバ300の機能的な構成について説明する。
図9において、販売サーバ900はチケット販売サーバ302を含む。所定の商品の購入者であるユーザーは、物理的な店舗において所定の商品を購入した場合、当該商品を購入しただけでは、当該所定の商品に含まれる、ソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能の全部または一部が制限されていてもよい。所定の商品は、例えば、ネットワーク通信によって他機器と連携するデバイスなどであってもよい。係る場合、機能制限は、例えば、ネットワーク通信によって他機器と連携するソフトウェアコンテンツであってもよい。所定の商品の具体的な内容、および、機能制限の具体的な内容は、本開示の範囲を限定しない。
係る場合、ユーザーが所定の商品に備わるソフトウェアコンテンツを利用するためには、ユーザーは、例えば、端末装置200を用いて、販売サーバ900に含まれるチケット販売サーバ302に対して、物理的な店舗において当該所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を送信してもよい。
なお、第1信号の内容は、当該所定の商品の購入処理がされた旨ではなく、当該所定の商品の購入依頼がされた旨で足りる。例えば、ユーザーが所望する当該所定の商品の在庫がないために、当該所定の商品の購入の予約のみがされた場合において、当該所定の商品の納品以前にチケット販売サーバ302に対してトークン提供を要求できるようにするためである。なお、所定の商品の購入依頼がされた旨は、所定の商品の購入処理がされた旨の上位概念であり、所定の商品の購入処理がされた旨の意味を含んでもよい。
なお、本開示において、第1信号には、例えば、商品の種類、型番、およびシリアル番号などのうち少なくとも1つを含む商品の内容を一意に特定可能である情報が含まれていてもよい。チケット販売サーバ302において、いずれの商品に対応するチケットを提供すればよいかを判定するためである。
当該第1信号を端末装置200から受け取ったチケット販売サーバ302は、第1信号に含まれる、所定の商品を特定可能な情報に基づいて、所定の商品に施された機能制限を解除するためのチケット情報を含むトークンを端末装置200に対して出力してもよい。出力とは、上述したとおり、ダウンロードまたは送信を意味してもよい。
なお、チケット販売サーバ302によって端末装置200に対してトークンが提供された後における、端末装置200、および、情報処理サーバ10における情報処理などは実施形態1における説明と重複するため、省略する。
以上のように、本変形例1によれば、所定の商品がインターネット上の販売サイトにおいて購入された場合だけでなく、所定の商品が物理的な店舗において購入された場合においても、チケット情報を含むトークンを用いた事後的な決済処理が可能となる。
なお、本変形例1の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
(変形例2)
実施形態1の説明においては、主に、ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、商品の価格を一括して決済処理する場合について説明したが、例えば、当該商品の価格は分割して決済処理されてもよい。
すなわち、端末装置200から受け取ったトークンが、さらに、所定の商品の価格を分割して支払う分割回数の情報、及び、分割回数ごとに支払う金額の情報を含む場合、情報処理サーバ10は、決済用口座を用いて、分割回数ごとに支払う金額のうち第1回数目に支払う第1金額の決済処理を実行し、出力処理、及び、販売者IDの情報を用いて第1金額に相当する金額を送金する送金処理を実行してもよい。
所定の商品の価格を分割して支払う分割回数は、例えば、図4に示すステップS401において、端末装置200の操作者によって依頼されてもよい。具体的には、例えば、分割回数は、1回でもよく、または、年単位で支払う12回数の倍数であってもよい。または、所定の商品の価格を分割して支払う分割回数は、例えば、販売サーバ300の運営者によって予め定められてもよい。当該分割回数の決定者は、本開示の範囲を限定しない。
分割回数ごとに支払う金額の情報は、例えば、分割回数目ごとの具体的な金額であってもよく、または、すべての分割回数の金額が等しい旨を示す情報であってもよい。分割回数ごとに支払う金額の情報は、各分割回数における金額を示す情報であればよく、具体的な内容は本開示の範囲を限定しない。
なお、分割回数の情報、および、分割回数ごとに支払う金額の情報は、一または複数の電子ファイルに含まれる情報であってもよい。例えば、分割回数の情報、および、分割回数ごとに支払う金額の情報は、分割回数目ごとに支払う金額の情報を具体的に示す一の電子ファイルであってもよい。
また、分割回数の情報、および、分割回数ごとに支払う金額の情報は、販売サーバ300から端末装置200へ出力され、端末装置200を用いた、ユーザーID情報に基づく認証処理の後に、端末装置200から情報処理サーバ10へ送信されるトークンに含まれてもよい。
係る場合において、情報処理サーバ10は、上述した決済用口座を用いて、分割回数ごとに支払う金額のうち第1回数目に支払う第1金額の決済処理を実行することに応じて、記憶装置110が記憶する第1鍵情報を用いて抽出されたチケットの情報を端末装置200に対して出力する出力処理を実行し、販売者IDの情報を用いて第1金額に相当する金額を送金する送金処理を実行してもよい。
なお、情報処理サーバ10が端末装置200から受け取ったトークンが、さらに、所定の商品に対して機能制限を施す第2鍵情報を含む場合において、情報処理サーバ10が、決済用口座を用いて、分割回数ごとに支払う金額のうち任意の回数目に支払う第2金額の決済処理を実行できないとき、情報処理サーバ10は、第2鍵情報を端末装置200に対して出力してもよい。
第2鍵情報は、例えば、複数回の分割回数のうち第1回数目の第1金額の決済処理が実行されたことに応じて機能制限が解除された所定の商品の機能を、改めて制限するための情報である。
第2鍵情報は、例えば、端末装置200において所定の商品をユーザーが利用する場合、少なくとも所定のタイミングにおいて端末装置200を通信ネットワークに接続する必要があるサービス仕様の下、複数回の分割回数のうち、任意の回数目の金額の決済処理が実行されない場合に、一時的に所定の商品の機能を制限するために用いられてもよい。
当該所定のタイミングは、例えば、決済処理のタイミングであってもよく、決済処理のタイミングを含む複数日数からなる期間であってもよく、ユーザーが当該所定の商品の機能またはサービスの価値を享受するタイミングであってもよく、または、具体的な複数の日数からなる期間であってもよい。所定のタイミングは、販売サーバ300の運営者またはユーザーが定期的に発生させてもよく、または、非定期的に発生させてもよい。当該所定の期間の具体的な内容は、本開示の範囲を限定しない。
所定の商品に対して機能制限を施す第2鍵情報は、例えば、図4に示すステップS401において、端末装置200の操作者によって複数回の分割回数が依頼された場合において、販売サーバ300から端末装置200に対して出力されるトークンに含まれてもよい。または、例えば、複数回の分割回数が販売サーバ300の運営者によって予め定められている場合において、販売サーバ300から端末装置200に対して出力されるトークンに含まれてもよい。
第2鍵情報は、分割回数の情報、および、分割回数ごとに支払う金額の情報と併せて、販売サーバ300から端末装置200へ出力され、端末装置200を用いた、ユーザーID情報に基づく認証処理の後に、端末装置200から情報処理サーバ10へ送信されるトークンに含まれてもよい。
係る場合において、情報処理サーバ10が、決済用口座を用いて、分割回数ごとに支払う金額のうち任意の回数目に支払う第2金額の決済処理を実行できないとき、情報処理サーバ10は、第2鍵情報を端末装置200に対して出力してもよい。
本変形例2によれば、所定の商品の価格を分割して決済処理することが可能になる。また、さらに、第2鍵情報を用いた場合においては、複数回の分割回数のうち任意の回数目における金額の決済処理が滞っている場合、所定の商品の機能を制限することができる。
なお、本変形例2の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
(変形例3)
実施形態1の説明においては、主に、ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、商品の価格の決済処理を一度だけ実行することに応じて所定の商品の機能制限が解除される場合について説明したが、例えば、当該商品の価格が定期的に支払われることによって当該所定の商品の機能制限解除が継続されてもよい。
すなわち、端末装置200から受け取った所定の商品の価格の情報は、機能制限が解除された商品を一又は複数の所定期間ごとに利用するためにユーザーが所定期間に対応させて支払う金額の情報である場合において、トークンを端末装置200から受け取ったとき、情報処理サーバ10は、決済用口座を用いて、一又は複数の所定期間のうち第1回目の所定期間に対応させて商品の価格の決済処理を実行し、出力処理、及び、送金処理を実行してもよい。
機能制限が解除された商品を利用する一または複数の所定期間は、例えば、図4に示すステップS401において、端末装置200の操作者によって予め依頼されてもよい。または、機能制限が解除された商品を利用する一または複数の所定期間は、例えば、販売サーバ300の運営者によって予め定められてもよい。具体的には、例えば、当該一または複数の所定期間は、月単位または年単位であってもよい。
係る場合において、ユーザーは、当該所定期間に対応させて当該所定の商品の価格を支払う限り、機能制限が解除された所定の商品を継続的に利用できてもよい。すなわち、本変形例3における本サービスは、例えば、サブスクリプション型サービスであってもよい。なお、機能制限が解除された商品を利用する所定期間に対応した金額の支払いタイミングは、前払いであってもよく、または、後払いであってもよい。
係る場合において、情報処理サーバ10は、トークンを端末装置200から受け取ったとき、決済用口座を用いて、一又は複数の所定期間のうち第1回目の所定期間に対応させて商品の価格の決済処理を実行し、出力処理、及び、送金処理を実行してもよい。
なお、情報処理サーバ10が端末装置200から受け取ったトークンが、さらに、所定の商品に対して機能制限を施す第3鍵情報を含む場合において、情報処理サーバ10が、決済用口座を用いて、一又は複数の所定期間のうち任意の所定期間に対応させて商品の価格の決済処理を実行できないとき、情報処理サーバ10は、第3鍵情報を端末装置200に対して出力してもよい。
第3鍵情報は、例えば、一または複数の所定期間のうち第1回目の所定期間に対応させて商品の価格の決済処理が実行されたことに応じて機能制限が解除された所定の商品の機能を、改めて制限するための情報である。
第3鍵情報は、例えば、端末装置200において所定の商品をユーザーが利用する場合、少なくとも所定のタイミングにおいて端末装置200を通信ネットワークに接続する必要があるサービス仕様の下、次回更新の所定期間の決済処理が実行されない場合に、所定の商品の機能を制限するために用いられてもよい。
当該所定のタイミングは、例えば、決済処理のタイミングであってもよく、決済処理のタイミングを含む複数日数からなる期間であってもよく、ユーザーが当該所定の商品の機能またはサービスの価値を享受するタイミングであってもよく、または、具体的な複数の日数からなる期間であってもよい。所定のタイミングは、販売サーバ300の運営者またはユーザーが定期的に発生させてもよく、または、非定期的に発生させてもよい。当該所定の期間の具体的な内容は、本開示の範囲を限定しない。
所定の商品に対して機能制限を施す第3鍵情報は、例えば、図4に示すステップS402において、販売サーバ300から端末装置200に対して出力されるトークンに含まれてもよい。第3鍵情報は、ユーザーID情報に基づく認証処理の後に、端末装置200から情報処理サーバ10へ送信されるトークンに含まれてもよい。
係る場合において、情報処理サーバ10は、決済用口座を用いて一又は複数の所定期間のうち任意の所定期間に対応させて商品の価格の決済処理を実行できないとき、第3鍵情報を端末装置200に対して出力してもよい。
本変形例3によれば、機能制限が解除された所定の商品を、サブスクリプション型サービスの下で提供することが可能である。さらに、第3鍵情報を用いた場合においては、次回更新の金額の決済処理がされない場合、所定の商品の機能を制限することができる。
なお、本変形例2の内容は、実施形態の内容だけでなく、他の変形例の各内容に適用させてもよい。
なお、上記の説明において、各機能に関する公知技術の説明は省略している。
(コンピュータのハードウェア構成の一例)
実施形態および各変形例における各部の機能は、プログラムにより実現されてもよい。
すなわち、本発明の一態様に係る情報処理プログラムは、端末装置200と通信ネットワーク400を介して通信する通信処理と、所定のユーザーID情報に基づく認証要求を端末装置200から受信し、ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、所定の商品の価格の情報、及び、所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを出力処理するチケット販売サーバ302から出力されたトークンを端末装置200から受け取ったとき、ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置110が記憶する第1鍵情報を用いて抽出されたチケットの情報を端末装置200に対して出力する出力処理、及び、販売者IDの情報を用いて商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する制御処理と、をコンピュータに実行させるようにしてもよい。
係る場合におけるコンピュータのハードウェア構成の一例を図10に示す。
図10に示すように、コンピュータ9000は、例えば、CPU(Central Processing Unit)9001、RAM(Random Access Memory)9002、ROM(Read Only Memory)9003、記憶装置9004、入出力インターフェース(I/F)9005、読取インターフェース(I/F)9006、通信インターフェース(I/F)9007を有する。上述した各部はバス9008を介して、直接的に、または、間接的に接続される。
記憶装置9004は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。コンピュータ9000は、入出力インターフェース9005を介して、入出力(I/O)装置9009と接続される。入出力装置9009は、磁気ディスク装置等の入力機能および出力機能を有する装置の他、入力機能が主機能である入力装置、出力機能が主機能である出力装置を含む。入力装置は、例えば、入力キー、マウス、タッチパネル、スキャナである。出力装置は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、プリンタである。
読取インターフェース9006は、記録媒体9010に記録されたプログラムまたはデータを読み取る。記録媒体9010は、例えば、半導体メモリ、光学記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体等である。
通信インターフェース9007は、ネットワーク9011を介して、他の機器からデータを受信し、他の機器へデータを送信する。ネットワーク9011は、有線ネットワークであってもよく、無線ネットワークであってもよい。他の機器は、クライアント装置であってもよく、サーバ装置であってもよい。
例えば、ROM9003に記憶されたプログラム、記憶装置9004に記憶されたプログラム、記録媒体9010に記録されたプログラム、または、通信インターフェースが他の機器から受信したプログラムは、RAM9002にロードされる。上記の実施形態および各変形例において、例えば、CPU9001がRAM9002にロードされたプログラムを実行することにより、上記の実施形態等における各部の機能が実現される。
なお、コンピュータ9000における各部の機能は、クラウドコンピューティングによって実現されてもよい。
なお、情報処理システム1におけるコンピュータに実行させる情報処理プログラムまたは説明された機能は、非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体(A non-transitory, tangible computer-readable storage medium)に記録されてもよい。非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体は、コンピュータ、CPU、MPU(Micro Processing Unit)等によってアクセスされることが可能な任意の記録媒体である。任意の記録媒体は、例えば、ROM、RAM、フラッシュメモリ、磁気記憶装置、光ディスク等であって、例示したものに限定されない。
なお、以上の説明において、A、BおよびCのうち少なくとも1つ(at least one of)が含まれるとは、A、B、Cのうち1つまたは2つ以上(one or two or more of)の組み合わせでもよいという意味であってもよい。
本発明に係る情報処理方法、情報処理装置、情報処理プログラム、および記録媒体は、決済処理に関する技術全般に有効である。
1 情報処理システム
10 情報処理サーバ
100 情報処理装置
101 通信部
102 制御部
110 記憶装置
200 端末装置
201 表示媒体
202 入力部
203 通信部
204 メモリ
205 制御部
300 販売サーバ
301 商品販売サーバ
302 チケット販売サーバ
9000 コンピュータ
9001 CPU
9002 RAM
9003 ROM
9004 記憶装置
9005 入出力インターフェース
9006 読取インターフェース
9007 通信インターフェース
9008 バス
9009 入出力装置
9010 記録媒体
9011 ネットワーク

Claims (17)

  1. 端末装置と通信ネットワークを介して接続された情報処理サーバを備える情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    前記情報処理サーバは、
    所定のユーザーID情報に基づく認証要求を前記端末装置から受信し、前記ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、
    チケット販売サーバが所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて出力した、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり前記所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び、前記所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを前記端末装置から受け取ったとき、
    前記ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、前記商品の価格の決済処理を実行し、
    記憶装置が記憶する前記第1鍵情報を用いて抽出された前記チケットの情報を前記端末装置に対して出力する出力処理、及び、前記販売者IDの情報を用いて前記商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する、
    情報処理方法。
  2. 前記所定の商品は、前記チケット販売サーバと通信接続された商品販売サーバが購入依頼を受け付ける、ソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含む商品であり、前記機能制限は前記機能の全部又は一部を制限するものである場合において、
    前記商品販売サーバが前記所定の商品の購入依頼を示す第2信号を受け取ったことに応じて、前記所定の商品に対して前記機能制限が施された機能制限付き商品が、前記商品販売サーバによって販売処理される、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記第1信号は、前記商品販売サーバが前記第2信号を受け取ったことに応じて、前記商品販売サーバから前記チケット販売サーバへ送信される、
    請求項2に記載の情報処理方法。
  4. 前記トークンを前記端末装置から受信したとき、
    さらに、前記決済用口座の残高から前記商品の価格及び所定の手数料を差し引いた決済後予定残高の情報と、決済処理を実行するか否かを選択可能な情報とを前記端末装置を用いて提供し、
    前記決済処理を実行する選択がされたことが検知されたとき、前記商品の価格の決済処理を実行する、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  5. 前記トークンは、さらに、発行者による電子証明書の情報を含んでいる場合において、
    前記トークンを前記端末装置から受信したとき、
    さらに、前記電子証明書に基づいて、前記トークンが含む情報の内容が正当であり、且つ、有効であるか否かを判定し、前記トークンが含む情報の内容が正当であり、且つ、有効である場合に、前記商品の価格の決済処理を実行する、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  6. 前記商品の価格の決済処理を実行する場合、前記トークンを無効化する、
    請求項5に記載の情報処理方法。
  7. 前記トークンは、さらに、前記所定の商品の購入依頼に対応する取引IDの情報を含んでいる場合、
    前記第1鍵情報を用いて抽出された前記チケットの情報と、さらに、前記トークンから抽出された前記取引IDの情報とを前記端末装置に対して出力する出力処理を実行し、
    さらに、前記通信ネットワークを介して、前記チケット販売サーバに対して前記取引IDの情報と、前記送金処理を実行した旨を示す情報とを送信する、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  8. 前記トークンは、前記チケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び前記販売者IDの情報を受け取った前記情報処理サーバによって、前記第1鍵情報を用いて生成され、
    前記情報処理サーバにおいて生成された前記トークンは、前記通信ネットワークを介して、前記チケット販売サーバへ送信される、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  9. 前記情報処理サーバは第1金融機関における第1サーバ装置であり、第2金融機関における第2サーバ装置が前記第1サーバ装置と同じ機能を備えており、前記トークンは、前記チケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び前記販売者IDの情報を受け取った前記第2サーバ装置によって、前記第1鍵情報を用いて生成され、前記第2サーバ装置において生成された前記トークンは、前記通信ネットワークを介して、前記チケット販売サーバへ送信される場合において、
    前記情報処理サーバは、
    前記トークンを前記端末装置から受信したとき、さらに、前記通信ネットワークを介して、前記第1鍵情報を前記第2サーバから受け取り、
    前記第2サーバから受け取った前記第1鍵情報を用いて前記トークンから前記チケット情報を抽出する、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  10. 前記所定の商品は、物理的な販売店舗において購入可能である、ソフトウェアコンテンツの利用を提供する機能を含む商品であり、前記機能制限は前記機能の全部又は一部を制限するものである場合において、
    前記第1信号は、物理的な店舗において前記所定の商品の購入依頼がされた旨を示す信号であり、且つ、前記端末装置から送信される信号である、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  11. 前記端末装置から受け取った前記トークンが、さらに、前記所定の商品の価格を分割して支払う分割回数の情報、及び、前記分割回数ごとに支払う金額の情報を含む場合、
    前記情報処理サーバは、
    前記決済用口座を用いて、前記分割回数ごとに支払う金額のうち第1回数目に支払う第1金額の決済処理を実行し、
    前記出力処理、及び、前記販売者IDの情報を用いて前記第1金額に相当する金額を送金する送金処理を実行する、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  12. 前記端末装置から受け取った前記トークンが、さらに、前記所定の商品に対して機能制限を施す第2鍵情報を含む場合において、
    前記情報処理サーバが、前記決済用口座を用いて、前記分割回数ごとに支払う金額のうち任意の回数目に支払う第2金額の決済処理を実行できないとき、
    前記情報処理サーバは、
    前記第2鍵情報を前記端末装置に対して出力する、
    請求項11に記載の情報処理方法。
  13. 前記情報処理サーバは、
    前記端末装置から受け取った前記所定の商品の価格の情報は、前記機能制限が解除された前記商品を一又は複数の所定期間ごとに利用するために前記ユーザーが前記所定期間に対応させて支払う金額の情報である場合において、前記トークンを前記端末装置から受け取ったとき、
    前記決済用口座を用いて、前記一又は複数の所定期間のうち第1回目の所定期間に対応させて前記商品の価格の決済処理を実行し、
    前記出力処理、及び、前記送金処理を実行する、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  14. 前記端末装置から受け取った前記トークンが、さらに、前記所定の商品に対して機能制限を施す第3鍵情報を含む場合において、
    前記情報処理サーバが、前記決済用口座を用いて、前記一又は複数の所定期間のうち任意の所定期間に対応させて前記商品の価格の決済処理を実行できないとき、
    前記情報処理サーバは、
    前記第3鍵情報を前記端末装置に対して出力する、
    請求項13に記載の情報処理方法。
  15. 端末装置と通信ネットワークを介して通信する通信部と、
    所定のユーザーID情報に基づく認証要求を前記端末装置から受信し、前記ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、チケット販売サーバが所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて出力した、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり前記所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び、前記所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを前記端末装置から受け取ったとき、前記ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、前記商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置が記憶する前記第1鍵情報を用いて抽出された前記チケットの情報を前記端末装置に対して出力する出力処理、及び、前記販売者IDの情報を用いて前記商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する制御部と、
    を備える情報処理装置。
  16. 端末装置と通信ネットワークを介して通信する通信処理と、
    所定のユーザーID情報に基づく認証要求を前記端末装置から受信し、前記ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、チケット販売サーバが所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて出力した、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり前記所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び、前記所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを前記端末装置から受け取ったとき、前記ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、前記商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置が記憶する前記第1鍵情報を用いて抽出された前記チケットの情報を前記端末装置に対して出力する出力処理、及び、前記販売者IDの情報を用いて前記商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する制御処理と、
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
  17. 端末装置と通信ネットワークを介して通信する通信処理と、
    所定のユーザーID情報に基づく認証要求を前記端末装置から受信し、前記ユーザーID情報に基づく認証処理を実行した場合において、チケット販売サーバが所定の商品の購入依頼がされた旨を示す第1信号を受け取ったことに応じて出力した、第1鍵情報を用いた復号化によって抽出可能であり前記所定の商品に対して施された機能制限を解除できるチケット情報、前記所定の商品の価格の情報、及び、前記所定の商品の販売者IDの情報を含むトークンを前記端末装置から受け取ったとき、前記ユーザーID情報に基づいて予め契約された決済用口座を用いて、前記商品の価格の決済処理を実行し、記憶装置が記憶する前記第1鍵情報を用いて抽出された前記チケットの情報を前記端末装置に対して出力する出力処理、及び、前記販売者IDの情報を用いて前記商品の価格に相当する金額を送金する送金処理を実行する制御処理と、
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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