JP2004318448A - コンテンツ保護機能付き端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ユーザが購入したライセンスを発行するライセンスサーバとの間で、通信網を介してデータの送受信を行うための通信手段と、上記ライセンスサーバから取得したライセンスを物理的、電気的な攻撃に対して安全に保管し、ライセンスを利用する資格を認められた正当な装置以外とは通信を行わないように、通信相手の認証をする機能や相手との通信を暗号化して行う機能等を具備するライセンス管理手段と、上記ライセンスサーバから取得したライセンスに含まれるコンテンツ鍵を用いて暗号化コンテンツを復号し再生するとともに、該ライセンスに含まれるユーザ情報を上記再生されたコンテンツに電子透かしとして挿入するコンテンツ再生手段とを有する。
【選択図】 図13
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、暗号化および電子透かしを利用してコンテンツの著作権を保護する技術に関し、特に、コンテンツの利用端末における不正コピーを抑止する装置およびシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットや衛星放送などの通信手段によって、映画や音楽といったコンテンツを配信するサービスが提案されている。このようなシステムで扱われるデータはデジタル化されており、複製が容易であるため、コンテンツの著作権を保護することが重要である。そのための手段の一つとして、コンテンツを暗号化して配信する方法が提案されている。これは例えば公開鍵暗号方式などにより、コンテンツを暗号化し、それと同時に暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵を作成する。暗号化されたコンテンツは対応する復号鍵がなければ再生できないため、復号鍵とその利用条件を対としたライセンスを管理することでコンテンツの不正使用を防ぎ、コンテンツ著作者らの権利を保護できる。このようなシステムでは、一般的にライセンスが課金対象となる。
【0003】
例えば、インターネット等の通信網を利用したコンテンツの配信においては、コンテンツをコンテンツ鍵で暗号化し、該コンテンツとその利用条件とをカプセル化して配信する。受信端末では、上記カプセル化され配信された該コンテンツを再生する場合、上記コンテンツ鍵を含むチケット(上記ライセンスに相当)をチケットサーバ装置から暗号通信を用いて取得し、上記コンテンツ鍵を用いて上記コンテンツを復号する(特許文献1参照)。
【0004】
上記のような著作権保護技術に基づいたコンテンツ配信サービスにおいては、配布されたコンテンツのライセンスを端末で安全に管理されなければならない。
【0005】
【特許文献1】
特許第3216607号(第9−10頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、暗号化されたコンテンツデータと、該データを復号するための復号鍵(コンテンツ鍵)およびその利用条件(以下、ライセンスと称する)を使用して著作権を保護する方式によって行われるコンテンツ配信サービスにおいて、コンテンツ利用端末では該ライセンスに含まれるコンテンツ鍵を用いて暗号化コンテンツを復号(暗号解除)する。その後、復号化されたコンテンツは必要に応じてデコード(伸張)されてTVや該端末に具備されるコンテンツ表示手段に出力される。復号化されたコンテンツはコピーされると自由に利用可能となるため、通常、ライセンスの管理、暗号の復号、デコード等の処理は外部からの不正アクセスを防御(耐タンパ)できるように設計されている。
【0007】
しかしながら、最終的にコンテンツを表示する装置にコンテンツを出力してからは、上記の著作権保護方式の範囲外になるため、コンテンツの不正コピーを完全に防止することはできない。
【0008】
本発明の目的は、コンテンツ配信サービスにおいて、配信されたコンテンツを端末で利用する際、ライセンスに含まれる情報を電子すかしとしてコンテンツに挿入することにより、端末におけるコンテンツの不正コピーを抑止することを可能とするコンテンツ保護機能付き端末装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、上記端末装置は、ユーザが購入したライセンスを発行するライセンスサーバとの間で、光回線、CATV網、電話回線といった公衆網あるいは専用通信網を介してデータの送受信を行うための通信手段と、上記ライセンスサーバから取得したライセンスを物理的、電気的な攻撃に対して安全に保管し、ライセンスを利用する資格を認められた正当な装置以外とは通信を行わないように、通信相手の認証をする機能や相手との通信を暗号化して行う機能等を具備するライセンス管理手段と、上記ライセンスサーバから取得したライセンスに含まれるコンテンツ鍵を用いて暗号化コンテンツを復号し再生するとともに、該ライセンスに含まれるユーザ情報や再生端末情報を上記再生されたコンテンツに電子透かしとして挿入するコンテンツ再生手段とを有する構成とした。
【0010】
さらに、上記ライセンスには、該ライセンスを購入したユーザを特定するためのユーザID等のユーザ情報や該ライセンスを取得した端末を特定するための機器ID等の端末情報を含み、上記コンテンツ再生手段は、再生したコンテンツに上記ユーザ情報や上記端末情報を電子透かしと挿入する。これにより、仮に再生されたコンテンツを不正コピーしたとしても上記コンテンツを再生したユーザや端末を特定することが可能となるため、コンテンツの不正コピーを抑止することが期待できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は実施形態のコンテンツ保護機能付き端末装置を適用しうるコンテンツ配信システム(著作権管理システム)のシステム構成例を示す図である。
【0013】
図1において、10は端末装置、20はライセンスサーバ、30は有線あるいは無線を用いた公衆通信網あるいは専用通信網である。
【0014】
端末装置10は、コンテンツ配信サーバ32から送信される暗号化コンテンツを、ライセンスサーバ31から送信されるライセンスに含まれるコンテンツ鍵を用いて復号し再生するとともに、再生したコンテンツに該ライセンスに含まれる情報を電子透かしとして挿入する機能を有する。
【0015】
通信網20は、光回線網、CATV網、電話回線網等で構成されたネットワークであり、通信網20に接続された装置間である所定の手順にしたがってデータのやり取りを行うことを可能とする。
【0016】
ライセンスサーバ31は、暗号化されて端末装置10に配信されるコンテンツに対するライセンスを管理し、端末装置10からの要求に応じてライセンスを送信する機能を有する。
【0017】
コンテンツ配信サーバ32は、暗号化されたコンテンツを端末装置10に配信するための機能を有しており、コンテンツ配信サーバ32から配信されるコンテンツのコンテンツ鍵はライセンスサーバ31で管理される。
【0018】
ポータルサーバ33は、いわゆるWebサーバとして構成され、ユーザがコンテンツ(に対するライセンス)を購入したり、端末装置10がユーザ購入コンテンツの一覧を表示したりするための機能を有する。
【0019】
少なくともライセンスサーバ31およびコンテンツ配信サーバ32およびポータルサーバ33とからサービスセンタシステム30を構成する。ライセンスサーバ31およびコンテンツ配信サーバ32およびポータルサーバ33は、ルータ等(不図示)を介して通信網20に接続される。通常サービスセンタシステム30はコンテンツ配信サービスを行う事業者毎に設置され、通信網20に複数のサービスセンタシステム30が接続される場合もある(不図示)。
【0020】
本実施形態のコンテンツ配信システムでは、コンテンツは暗号化されコンテンツ配信サーバ32から配信される。ユーザは、あらかじめ端末装置10からポータルサーバ33にアクセスし、利用(視聴)したいコンテンツのライセンスを購入する。購入されたライセンスは購入したユーザ単位毎にライセンスサーバ31に保持される。ユーザが購入したライセンスに対するコンテンツを端末装置10にて利用する場合、端末装置10が該ライセンスを保管していなければライセンスサーバ31から該ライセンスを取得し、取得した該ライセンスに含まれる復号鍵(コンテンツ鍵)を用いて上記コンテンツを復号し、該ライセンスに含まれる情報を電子透かしとして挿入して再生する。その結果、ユーザは上記コンテンツを利用できるようになる。動作の詳細については後述する。
【0021】
図2は本実施形態を適応しうる端末装置10のハードウェア構成図である。
【0022】
図2に示すように、端末装置10は、CPU11と、主記憶12と、通信制御装置13と、ストレージ装置14と、ライセンス管理装置15と、コンテンツ再生装置16と、表示装置17と、入力装置18とを有して構成される。そして、端末装置10の各構成要素はバス19によって接続され、各構成要素間で必要な情報が伝送可能なように構成されている。
【0023】
CPU11は、主記憶12やストレージ装置14にあらかじめ格納されているプログラムによって所定の動作を行う。
【0024】
主記憶12は、ワークエリアとして機能したり、必要なプログラムを格納するための手段であり、例えば、前者に対してはRAM、後者に対してはROM等によって実現できる。
【0025】
通信制御装置13は、通信網20を介して、同じく通信網20に接続される装置と情報(データ)を送受信するための手段であり、例えば、モデム、ネットワークアダプタ、無線送受信装置等によって実現される。
【0026】
ストレージ装置14は、端末装置10の動作を制御するためのプログラムを保存したり、通信網20を介して配信されるコンテンツを蓄積するための手段であり、例えば、ハードディスク(HDD)、光ディスク等によって実現できる。
【0027】
ライセンス管理装置15は、ライセンスを物理的、電気的な攻撃に対して安全に保管し、ライセンスを利用する資格を認められた正当な装置以外とは通信を行わないように通信相手の認証をして、ライセンス等のデータを暗号化して送受信するための手段である。セキュリティを強固にするために、外部からの攻撃に対して耐性を備える。
【0028】
コンテンツ再生装置16は、暗号化されたコンテンツを復号するためのコンテンツ鍵を含むライセンスをライセンス管理装置15から取得し、該コンテンツ鍵を用いてコンテンツ配信サーバ32やストレージ装置14に蓄積されている暗号化されたコンテンツの復号化し、復号化されたコンテンツが圧縮されているならばデコード(伸張)し、デコードされたコンテンツに上記ライセンスに含まれるユーザ情報や端末情報を電子透かしとして挿入し表示装置17に送信する。
【0029】
表示装置17は、コンテンツ再生装置16でデコードされ電子透かしが挿入されたコンテンツやユーザの操作に応答するための情報を表示するための手段であり、ブラウン管、CRT、液晶ディスプレイ、PDP、プロジェクタ、スピーカ、ヘッドフォン等によって実現できる。また、表示装置17は、TV等の端末装置10とは異なる装置で実現してもよく、この場合、端末装置10には別途D/Aコンバータ等TV信号生成装置を具備し、該装置と表示装置17とはAVケーブルや同軸ケーブル等で接続される。
【0030】
入力装置18は、ユーザが端末装置10に対して必要な命令や情報を入力するための手段であり、例えば、TV受信機で使用されるリモコンや、PCで使用されるキーボード、マウス等によって実現できる。
【0031】
端末装置10を構成する各要素のうち、データやプログラムの入出力と直接関係がない装置がある場合には、その装置を図2の構成からはずすことができる。
【0032】
なお、ライセンス管理装置15は、ソフトウェアもしくはハードウェアにより実現できる。ライセンス管理装置15がソフトウェアで実現される場合、ライセンス管理装置15で実現される機能を果たすソフトウェアプログラムは、主記憶12もしくはストレージ装置14に格納されており、CPU11にて実行される。ライセンスは、例えば、ライセンス管理装置15にあらかじめ付されている固有のID(機器ID)等を使用して暗号化され、ストレージ装置14に格納される。
【0033】
また、ライセンス管理装置15がハードウェアで実現される場合、例えば、1つのLSIまたは複数のLSIの集合体として実現できる。図3に該LSIの構成例を示す。
【0034】
図3において、CPU71はライセンス管理装置15内の各部を統括的に制御する。また、CPU71はメモリ72に格納されるプログラムにより認証機能と暗復号化機能を有している。メモリ72はROMおよびRAMから構成される。該ROMには、CPU71がライセンス管理装置15の各部を統括的に制御するためのプログラムと、認証機能および暗復号化機能を実現するためのプログラムが格納されている。該RAMは、CPU71のワークエリアとして機能する。不揮発メモリ73には、ライセンスが格納されている。I/O回路74はライセンス管理装置15内の各部がバス19を介して外部装置との間でデータ通信を行うためのインターフェースである。
【0035】
ライセンス管理装置15は、端末装置10に着脱可能な、図3に示すLSIを実装したICカードもしくはメモリカード等で実現することも可能である。
【0036】
また、コンテンツ再生装置16は、ソフトウェアもしくはハードウェアにより実現できる。コンテンツ再生装置16がソフトウェアで実現される場合、コンテンツ再生装置16で実現される機能を果たすソフトウェアプログラムは、主記憶12もしくはストレージ装置14に格納されており、CPU11に実行される。
【0037】
コンテンツ再生装置16がハードウェアで実現される場合、例えば、1つのLSIもしくは複数のLSIの集合体として実現できる。図4に該LSIの構成例を示す。
【0038】
図4において、CPU81はコンテンツ再生装置16内の各部を統括的に制御する。また、CPU81はメモリ82に格納されるプログラムにより認証機能と暗復号化機能を有している。メモリ82はROMおよびRAMから構成される。該ROMには、CPU81がコンテンツ再生装置16の各部を統括的に制御するためのプログラムと、認証機能および暗復号化機能を実現するためのプログラムが格納されている。該RAMは、CPU81のワークエリアとして機能する。不揮発メモリ83には、ライセンスが格納されている。I/O回路84はコンテンツ再生装置16内の各部がバス19を介して外部装置との間でデータ通信を行うためのインターフェースである。復号部85は、不揮発メモリ83に格納されるライセンスに含まれるコンテンツ鍵を使用して、I/O回路84を介して受け取る暗号化されたコンテンツを復号するための手段である。デコード部86は、復号部85で復号化されたコンテンツが圧縮されているならば、該コンテンツをデコードするための手段である。透かし挿入部87は、デコード部86でデコードされたコンテンツに対し、不揮発メモリ83に格納されるライセンスに含まれるユーザ情報や端末情報もしくはコンテンツ再生装置16にあらかじめ付されている固有のID(機器ID)等を電子透かしとして挿入するための手段である。
【0039】
図1に示したライセンスサーバ31は一般的なPCにより構築可能である。図5にライセンスサーバ31の機能ブロック図を示す。
【0040】
図5に示すように、ライセンスサーバ31は、ライセンスサーバ31が具備するCPUで実行されるソフトウェアモジュールとして、通信制御部201と、認証部202と、ライセンス発行部203とから構成される。さらにライセンスサーバ31は、ハードディスク等のストレージ装置に認証情報205およびライセンス情報206を保持する。
【0041】
通信制御部201は、認証部202およびライセンス発行部203が他の装置(端末装置10やポータルサーバ33等)と通信可能なように、通信プロトコルやメッセージを生成および解釈する機能を有する。
【0042】
認証部202は、再生装置10との通信において、認証情報205を用いてユーザ認証もしくは機器認証を行う機能を有する。また、ユーザIDと機器IDとを関連付けておくことにより、機器認証により機器IDからユーザIDを導き出すこともできる。
【0043】
ライセンス発行部203は、再生装置10との通信において、ライセンス情報206の中から再生装置10からの要求に合致し、かつ認証部202にて認証されたユーザが購入したライセンスもしくはそのライセンスに含まれる利用条件を再生装置10に送信する機能を有する。
【0044】
認証情報205には、各ユーザ毎にユーザID、氏名や住所といったユーザ情報、該ユーザIDに関連付けられた機器ID等が格納されている。
【0045】
ライセンス情報206には、各ユーザ毎にユーザが購入したライセンスが格納されている。
【0046】
次に、本実施形態における動作を、図面を用いて説明する。
【0047】
まず、ライセンスについて説明する。図6は、ライセンスの構造の一例を示す図である。
【0048】
図6に示すライセンス100は、該ライセンスがどのコンテンツに対応するかを示す情報(コンテンツのコンテンツID)を保持するコンテンツID101と、コンテンツID101が保持するコンテンツIDで指定される暗号化されたコンテンツの復号鍵を保持するコンテンツ鍵102と、該ライセンスを購入したユーザを特定するためのユーザID103と、該ライセンスを使用可能な再生端末を特定するための再生端末ID104と、コンテンツID101が保持するコンテンツIDで指定される暗号化されたコンテンツの利用条件を保持する利用条件105とから構成される。さらに、利用条件105は、上記コンテンツを視聴できる期限を示す視聴期限を保持する領域106と、上記コンテンツを視聴できる回数を示す視聴回数を保持する領域107とから構成される。
【0049】
ライセンス100は、ユーザID103と再生端末ID104のどちらか一方を含んで構成されてもよいし、両方含んで構成されてもよい。
【0050】
なお、図6で示したライセンスの利用条件として、視聴期限、視聴回数を例に挙げたが、この限りではない。例えば、視聴期限にしても、視聴開始日時と視聴終了日時に分けてもよいし、視聴総時間としてもよい。また、視聴回数の利用条件がなくてもよいし、視聴期限の利用条件がなくてもよい。
【0051】
また、ライセンス管理装置15上に存在するライセンス100は、不揮発メモリ73に格納されるか、もしくはストレージ装置14に暗号化されて格納され、外部からアクセスできないように管理される。
【0052】
次に、ユーザが購入したコンテンツを視聴する場合の処理について説明する。
【0053】
図7は、ユーザが購入したコンテンツを視聴するときの端末装置10における手順を示すフローチャートである。
【0054】
まず、ユーザが視聴を希望する(暗号化されている)コンテンツを選択する(ステップS100)。このとき、ユーザが視聴するコンテンツを選択するために、端末装置10は、ストレージ装置14に格納されているコンテンツの一覧もしくはポータルサーバ33で提供されるコンテンツの一覧を表示装置17に表示する。ストレージ装置14に格納されている各コンテンツおよびポータルサーバ33で提供される各コンテンツには、コンテンツを識別するコンテンツIDおよびコンテンツのタイトルや内容を示す情報(メタデータ)が付属されており、端末装置10が各コンテンツのメタデータを表示装置17上に表示することで、ユーザは入力装置18を使用して視聴したいコンテンツを選択し指示することができる。ユーザが指示したコンテンツは、該コンテンツのコンテンツIDで特定することができる。また、メタデータには該コンテンツに対するライセンスを管理するライセンスサーバのURL(Uniform Resource Locator)も含んでいる。このとき、表示装置17に表示される画面表示例を図8に示す。
【0055】
図8では、各コンテンツ毎にコンテンツのタイトル301、コンテンツの内容(一口ダイジェスト等)302、コンテンツに対するライセンスに含まれる利用条件303、ユーザがコンテンツ(に対するライセンス)を購入したかどうかの情報304が表示される。タイトル301および内容302は該コンテンツのメタデータに含まれる情報が表示される。利用条件303および購入情報304は、端末装置10がライセンスサーバ31と通信した結果を元に表示される。ユーザは表示された結果に対し、入力装置18を使用して視聴したいコンテンツを選択し(例えば選択されたコンテンツの情報は反転表示される)、視聴ボタン305を指示することにより該コンテンツの再生を開始する。取消ボタン306を指示した場合にはコンテンツの再生は行わず初期状態に戻る。
【0056】
図8に示す画面を表示するための情報(利用条件および購入情報)を取得する処理フローチャートを図9に示す。
【0057】
まず、端末装置10がメタデータに含まれるコンテンツIDを取得し(ステップS101)、該コンテンツIDが示すコンテンツに対するライセンスがライセンス管理装置15に存在するかどうかを検索する(ステップS102)。つまり、ライセンス管理装置15が管理する全ライセンスのコンテンツID111が指示する値と該コンテンツIDとを比較し、一致したライセンスがあれば存在するということになる。
【0058】
もし、一致したライセンスが存在するならば、該ライセンスから利用条件を抽出する(ステップS103)。
【0059】
また、上記コンテンツIDが示すコンテンツに対するライセンスがライセンス管理装置15に存在しないならば、メタデータに含まれるライセンスサーバのURLに記述されたアドレスを持つライセンスサーバ31に対し、通信網20を介してライセンス検索を指示する旨の情報を送信する。このとき、ライセンスサーバ31に送信される情報には、上記コンテンツIDの他に、ユーザ認証に必要なユーザID(もしくはユーザIDとパスワード)や機器認証に必要なライセンス管理装置15に固有な情報(機器ID)といった認証データを必要に応じ含むことができる。
【0060】
続いて、ライセンスサーバ31では、認証部202が再生装置10から送信される情報を用いて認証処理を行う(ステップS104)。再生装置10から送信される認証データがユーザIDであればユーザ認証を、機器IDであれば機器認証を行うことになる。ここで、認証処理とは、ライセンスサーバ31があらかじめ保持する情報と、再生装置10から送信される認証データとを比較することにより行われる。つまり、再生装置10から送信されるユーザIDもしくは機器IDをライセンスサーバ31が保持しているならば、もしくは再生装置10から送信されるユーザIDもしくは機器IDが、ライセンスサーバ31が保持する除外ユーザIDリストもしくは除外機器IDリストになければ、認証が成功したことになる。また、機器認証のみの場合についても、上述したように機器IDからユーザIDを導き出すこともできる。
【0061】
ステップS104において認証が成功したならば、再生装置10から送信される情報に含まれるコンテンツIDが示すコンテンツに対するライセンスが、ライセンスサーバ31のライセンス情報206に保持され、かつ上記ユーザIDで示されるユーザの購入ライセンスに存在するかどうかをライセンス発行部203が検索する(ステップS105)。つまり、ライセンス情報206で保持されるライセンスのうち、上記ユーザIDで示されるユーザが購入した全ライセンスのコンテンツID101が指示する値と該コンテンツIDとを比較し、一致したライセンスがあれば存在するということになる。
【0062】
もし、一致したライセンスが存在するならば、ライセンス発行部203が該ライセンスから利用条件を抽出し(ステップS106)、該利用条件を要求元である再生装置10に送信する(ステップS107)。このとき、ステップS104において認証が失敗した場合には、ステップS105とステップS106の処理は行わず認証が失敗した旨の情報を送信する。また、ステップS105において一致するライセンスが存在しない場合には、その旨の情報を送信する。
【0063】
続いて、再生装置10は、ステップS103において得られた利用条件またはライセンスサーバ31から送信された情報(該当ライセンスの利用条件もしくは認証失敗情報もしくはライセンスが存在しないという情報)を元に表示装置17に表示するためのデータを生成する(ステップS108)。ここで、上記コンテンツIDが示すコンテンツに対するライセンスが存在しない場合(ライセンスサーバ31から送信された情報が、ライセンスが存在しないという情報である場合)には、ユーザがまだコンテンツを購入していないと判断され、購入情報304には未購入というデータが格納される。また、ライセンスサーバ31から送信された情報が、認証失敗という情報である場合には、その旨を表示画面17に表示し処理を中止する。
【0064】
さらに、ステップS101からステップS108までの処理をストレージ装置14に格納されている全コンテンツおよびポータルサーバ33で提供される全コンテンツに対して行い(ステップS109)、最後に、図8に示すような画面を表示装置17に表示して(ステップS110)、処理を終了する。
【0065】
図6に戻り、次に、図8に示す画面からユーザが視聴を希望するコンテンツを選択した場合に、該コンテンツに対するライセンスを取得する(ステップS200)。ライセンスを取得するための処理フローチャートを図10に示す。
【0066】
まず、端末装置10が、ユーザが選択したコンテンツのメタデータに含まれるコンテンツIDを取得し(ステップS201)、該コンテンツIDが示すコンテンツに対するライセンスが端末装置10に存在するかどうかを検索する(ステップS202)。つまり、ライセンス管理装置15が管理する全ライセンスのコンテンツID111が指示する値と該コンテンツIDとを比較し、一致したライセンスがあれば存在するということになる。
【0067】
もし、一致したライセンスが存在するならば、すでにライセンスを取得済なので処理を終了する。
【0068】
上記コンテンツIDが示すコンテンツに対するライセンスがライセンス管理装置15に存在しないならば、メタデータに含まれるライセンスサーバのURLに記述されたアドレスを持つライセンスサーバ31に対し、通信網20を介してライセンス取得を指示する旨の情報を送信する。このとき、ライセンスサーバ31に送信される情報には、上記コンテンツIDの他に、ユーザ認証に必要なユーザID(もしくはユーザIDとパスワード)や機器認証に必要なライセンス管理装置15に固有な情報(機器ID)といった認証データを必要に応じ含むことができる。
【0069】
続いて、ライセンスサーバ31では、認証部202が端末装置10から送信される情報を用いて認証処理を行う(ステップS203)。端末装置10から送信される認証データがユーザIDであればユーザ認証を、機器IDであれば機器認証を行うことになる。ここで、認証処理とは、ライセンスサーバ31があらかじめ保持する情報と、端末装置10から送信される認証データとを比較することにより行われる。つまり、端末装置10から送信されるユーザIDもしくは機器IDをライセンスサーバ31が保持しているならば、もしくは端末装置10から送信されるユーザIDもしくは機器IDが、ライセンスサーバ31が保持する除外ユーザIDリストもしくは除外機器IDリストになければ、認証が成功したことになる。また、機器認証のみの場合についても、上述したように機器IDからユーザIDを導き出すこともできる。
【0070】
ステップS203において認証が成功したならば、端末装置10から送信される情報に含まれるコンテンツIDが示すコンテンツに対するライセンスが、ライセンスサーバ31のライセンス情報206に保持され、かつ上記ユーザIDで示されるユーザの購入ライセンスに存在するかどうかをライセンス発行部203が検索する(ステップS204)。つまり、ライセンス情報206で保持されるライセンスのうち、上記ユーザIDで示されるユーザが購入した全ライセンスのコンテンツID101が指示する値と該コンテンツIDとを比較し、一致したライセンスがあれば存在するということになる。
【0071】
もし、一致したライセンスが存在するならば、ライセンス発行部203が該ライセンスを要求元である端末装置10に送信する(ステップS205)。このとき、送信したライセンスをライセンス情報206から消去する。また、ステップS203において認証が失敗した場合には、ステップS204の処理は行わず認証が失敗した旨の情報を送信する。また、ステップS204において一致するライセンスが存在しない場合には、その旨の情報を送信する。また、ステップS205において端末装置10に送信するライセンスに対し、ユーザID103には、認証情報205で管理され該ライセンスを購入したユーザを特定するユーザIDが格納され、再生端末IDには、端末装置10から送信された機器IDが格納される。
【0072】
続いて、端末装置10は、ステップS205において送信された情報がライセンスであれば、ライセンス管理装置15における不揮発性メモリ73に格納し(ステップS206)、処理を終了する。
【0073】
以上のように、ユーザがライセンス購入後初めてコンテンツを視聴する場合は、該ライセンスをライセンスサーバ31から端末装置10に送信して、該ライセンスに含まれるコンテンツ鍵を使用して端末装置10でコンテンツを再生する。
【0074】
また、ここでは、初めて視聴する時にライセンスを端末装置10に送信する例を述べたが、ライセンス購入後すぐに端末装置10に該ライセンスを送信してもよい。
【0075】
ライセンスにはコンテンツ鍵やユーザ情報が含まれるため、図10におけるライセンスサーバ31と端末装置10との間の通信には暗号通信を用いる。つまり、ライセンスサーバ31と端末装置10との間でやり取りされるデータは、ライセンスサーバ31と端末装置10としか知り得ない暗号鍵で暗号化されて通信される。
【0076】
図6に戻り、次に、取得したライセンスを用いてコンテンツを再生する(ステップS300)。この時点で必要なライセンスはライセンス管理装置15が保持している。コンテンツを再生するためには、該ライセンスに含まれるコンテンツ鍵をコンテンツ再生装置16の復号部85に、該ライセンスに含まれるユーザ情報もしくは端末情報を透かし挿入部87にそれぞれ設定する必要がある。コンテンツを再生するにあたっては、端末装置10が図11に示すような画面を表示装置17に表示する。401はコンテンツ表示画面であり再生されたコンテンツが表示される。402はコンテンツ再生開始ボタンで、403はコンテンツ再生終了ボタンである。コンテンツを再生するための処理フローチャートを図12に示す。
【0077】
まず、ユーザがコンテンツ再生の指示をする(ステップS301)。例えば、図11におけるコンテンツ再生開始ボタン402を入力装置18で指示することにより行う。コンテンツの再生指示があると、コンテンツ再生装置16はステップS200で選択されたコンテンツのコンテンツIDを取得し(ステップS302)、ライセンス管理装置15に対し、バス19を介して上記コンテンツIDが示すコンテンツに対するライセンスの取得を指示する旨の情報を送信する。このとき、ライセンス管理装置15に送信される情報には、上記コンテンツIDの他に、機器認証に必要なコンテンツ再生装置16に固有な情報(機器ID)といった認証データを必要に応じ含むことができる。
【0078】
続いて、ライセンス管理装置15は、コンテンツ再生装置16から送信される情報を用いて機器認証処理を行う(ステップS303)。ここで、機器認証処理とは、ストレージ装置14もしくはライセンス管理装置15における不揮発メモリ73にあらかじめ格納された情報と、コンテンツ再生装置16から送信される認証データとを比較することにより行われる。つまり、コンテンツ再生装置16から送信される機器IDが、ストレージ装置14もしくはライセンス管理装置15における不揮発メモリ73に格納されているならば、もしくはコンテンツ再生装置16から送信される機器IDが、ストレージ装置14もしくはライセンス管理装置15における不揮発メモリ73に格納されている除外機器IDリストになければ、認証が成功したことになる。
【0079】
ステップS303において認証が成功したならば、上記コンテンツIDが示すコンテンツに対するライセンスに含まれる利用条件をチェックし、該ライセンスが利用可能かどうか判断する(ステップS304)。例えば、該ライセンスの視聴期限106に格納されている日時が現在の時刻よりも以前ならば、また、該ライセンスの視聴回数107に格納されている値が0ならば、該ライセンスは利用不可能と判断され、その旨の情報をコンテンツ再生装置16に送信し、コンテンツ再生装置16ではその旨の情報を表示装置17に表示して(ステップS305)、処理を終了する。
【0080】
ステップS304において、該ライセンスが利用可能であると判断された場合、該ライセンスをコンテンツ再生装置16に送信する(ステップS305)。
【0081】
そして、コンテンツ再生装置16は、ライセンス管理装置15から送信されたライセンスを必要に応じ不揮発メモリ83に格納し、該ライセンスのコンテンツ鍵102が保持するコンテンツ鍵を抽出して復号部85に設定し(ステップS307)、該ライセンスのユーザID103および再生端末ID104が保持するユーザIDおよび再生端末IDをそれぞれ透かし挿入部87に設定し(ステップS308)、コンテンツの再生を開始する(ステップS309)。ここで、再生するコンテンツは暗号化されているため、暗号化されたコンテンツは復号部85で復号され、デコード部86で再生され、透かし挿入部87で透かしが挿入されて図11に示すコンテンツ再生画面に表示される。このときの処理の流れを図13を用いて説明する。
【0082】
図13に示すように、まず、暗号化されたコンテンツは復号(暗号解除)される(ブロック91)。この処理は復号部85で行われる。該コンテンツは配信事業者やコンテンツの種類によって様々な暗号方式により暗号化されている可能性もある。一般的には、上述したコンテンツのメタデータに該コンテンツの暗号方式に関する情報が記述されているので、この情報を基にブロック91での暗号方式が決定される。また、該コンテンツを復号するのに必要なコンテンツ鍵は、ライセンスサーバ31から取得したライセンスのコンテンツ鍵102に保持されているコンテンツ鍵があらかじめ設定されている(図12におけるステップS307)。
【0083】
暗号化されたコンテンツは、端末装置10のストレージ装置14からバス19を介してコンテンツ再生装置16の復号部86に転送される。また、暗号化されたコンテンツは、DVD等の可搬型メディアに格納されていてもよく、この場合、端末装置10が可搬型メディアの読取装置を具備して、上記読取装置からバス19を介して復号部86に転送される。さらに、暗号化されたコンテンツは、コンテンツ配信サーバ32から配信されたものでもよく、この場合、通信網20および通信制御装置13およびバス19を介して復号部86転送される。このときは、暗号化されたコンテンツは、通信の状態により転送レートは一定ではないため、主記憶12やストレージ装置14に一時的にバッファされる場合もある。
【0084】
次に、ブロック91で復号されたコンテンツはデコードされる(ブロック92)。この処理はデコード部86で行われる。該コンテンツは配信事業者やコンテンツの種類によって様々な圧縮方式により圧縮されている可能性もある。一般的には、上述したコンテンツのメタデータに該コンテンツの圧縮方式に関する情報が記述されているので、この情報を基にブロック92での伸張方式が決定される。
【0085】
次に、ブロック92で伸張されたコンテンツには、該コンテンツ(に対するライセンス)を購入したユーザのユーザIDおよび該コンテンツを再生する端末ID(ライセンス管理装置15もしくはコンテンツ再生装置16の機器ID)が電子透かしとして挿入される(埋め込まれる)(ブロック93)。透かしの改ざんを防ぐために、一度埋め込まれた透かしは書き換え不可能な仕組みを設けるようにする。この処理は透かし挿入部87で行われる。また、該コンテンツに埋め込まれる透かしデータは、ライセンスサーバ31から取得したライセンスのユーザID103および再生端末ID104に保持されているユーザIDおよび再生端末IDがあらかじめ設定されている(図12におけるステップS308)。
【0086】
コンテンツに埋め込まれる情報は、ユーザIDと再生端末IDのどちらか一方もしくは両方である。また、上記ユーザIDと上記再生端末IDの代わりに上記ユーザを特定する情報(例えば、ユーザ名等)と上記再生端末を特定する情報(例えば、端末の製造番号等)でも構わない。この場合、上記ユーザを特定する情報は上記ライセンスのユーザID103に保持され、上記再生端末を特定する情報は端末装置10にあらかじめ保持されている。
【0087】
また、コンテンツに埋め込まれる情報は、上記ライセンスの再生端末ID104が保持する再生端末IDの代わりにコンテンツ再生装置16に予め設定された機器IDを使用して、該機器IDを電子透かしとして該コンテンツに挿入してもよい。この場合、該機器IDは、改ざんされないようにコンテンツ再生装置16における不揮発メモリ83に格納されている。
【0088】
最後に、ブロック93で透かしが埋め込まれたコンテンツは端末装置10が具備する表示装置17に表示される(ブロック94)。例えば、該コンテンツは、図11におけるコンテンツ表示画面401に表示される。ユーザはコンテンツ表示画面401に表示されるコンテンツを視聴することになる。
【0089】
図12に戻り、ユーザが、図11に示すコンテンツ再生終了ボタンを入力装置18で指示すると、コンテンツの再生を終了する(ステップS310)。
【0090】
ライセンスにはコンテンツ鍵やユーザ情報が含まれるため、図12におけるライセンス管理装置15とコンテンツ再生装置16との間の通信には暗号通信を用いる。つまり、ライセンス管理装置15とコンテンツ再生装置16との間でやり取りされるデータは、ライセンス管理装置15とコンテンツ再生装置16としか知り得ない暗号鍵で暗号化されて通信される。
【0091】
以上のように、端末装置10でコンテンツを再生する際、該コンテンツを購入したユーザを特定する情報や該コンテンツを再生した端末を特定する情報を電子透かしとして挿入できるため、仮に端末装置10でコンテンツの不正コピーが行われたとしても、該コンテンツの購入者および端末装置を特定することができる。これにより、コンテンツの不正コピーの抑止が期待できる。
【0092】
また、コンテンツ配信サーバ32で、コンテンツを購入したユーザを特定する情報や該コンテンツを再生した端末を特定する情報を該コンテンツに電子透かしとして挿入する方法も考えられるが、ユーザの視聴要求に応じてその都度該コンテンツに透かしを挿入することはコンテンツ配信サーバ32に多大なコストがかかる。あらかじめ上記情報を透かしとして挿入しておくことも可能であるが、同一コンテンツでも購入したユーザが異なればコンテンツに挿入する透かしデータも異なるので、コンテンツ配信サーバ32に蓄積しておくコンテンツの量が膨大になる。したがって、端末装置でコンテンツを再生する場合に、上記端末装置に送信されたライセンスに含まれる情報を透かしとして該コンテンツに挿入する方法は有効である。
【0093】
なお、ライセンスサーバ31から送信されるライセンスに、該ライセンスに含まれるコンテンツ鍵で暗号化されたコンテンツの配信事業者IDを保持する領域を設け、コンテンツ再生装置16において該コンテンツを再生する際、上記配信事業者IDを電子透かしとして挿入してもよい。これにより、仮に端末装置10でコンテンツの不正コピーが行われたとしても、どの配信事業者から配信されたコンテンツかを特定することができる。
【0094】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、端末装置でコンテンツを再生する際、該コンテンツを購入したユーザを特定する情報や該コンテンツを再生した端末を特定する情報を電子透かしとして挿入できるため、仮に端末装置でコンテンツの不正コピーが行われたとしても、該コンテンツの購入者および端末装置を特定することを可能とする端末装置を提供することができる。これにより、ユーザに対し、コンテンツの不正コピーの抑止が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のコンテンツ配信システム構成例を示す図である。
【図2】本実施形態の端末装置のハードウェア構成図である。
【図3】本実施形態のライセンス管理装置のハードウェア構成図である。
【図4】本実施形態のコンテンツ再生装置のハードウェア構成図である。
【図5】本実施形態のライセンスサーバの機能ブロック図である。
【図6】本実施形態のライセンスの構造の一例を示す図である。
【図7】本実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態のライセンス検索結果表示画面の一例を示す図である。
【図9】本実施形態のライセンスの検索手順を示すフローチャートである。
【図10】本実施形態のライセンスを取得する手順を示すフローチャートである。
【図11】本実施形態のコンテンツ再生画面の一例を示す図である。
【図12】本実施形態のコンテンツ再生手順を示すフローチャートである。
【図13】本実施形態のコンテンツ再生における処理説明図である。
【符号の説明】
10…端末装置、11…CPU、12…主記憶、13…通信制御装置、14…ストレージ装置、15…ライセンス管理装置、16…コンテンツ再生装置、17…表示装置、18…入力装置、19…バス、20…通信網、30…サービスセンタシステム、31…ライセンスサーバ、32…コンテンツ配信サーバ、33…ポータルサーバ、71…CPU、72…メモリ、73…不揮発メモリ、74…I/O回路、81…CPU、82…メモリ、83…不揮発メモリ、84…I/O回路、85…復号部、86…デコード部、87…透かし挿入部、100…ライセンス、101…コンテンツID、102…コンテンツ鍵、103…ユーザID、104…再生端末ID、105…利用条件、106…視聴期限、107…視聴回数、201…通信制御部、202…認証部、203…ライセンス発行部、204…API部、205…認証情報、206…ライセンス情報。
Claims (5)
- 通信網を介してライセンスサーバと接続される端末装置であって、
暗号化されたコンテンツを利用するためのライセンスをライセンスサーバから取得するたのライセンス管理手段と、前記ライセンスに含まれるコンテンツ鍵を使用して前記コンテンツを復号するためのコンテンツ復号手段と、前記コンテンツ復号手段で復号したコンテンツに対し、前記ライセンスに含まれる情報を電子透かしとして挿入するための透かし挿入手段とを備えたことを特徴とするコンテンツ保護機能付き端末装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ保護機能付き端末装置において、
前記ライセンスに含まれる情報が、前記コンテンツを購入したユーザを特定するためのユーザIDであることを特徴とするコンテンツ保護機能付き端末装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ保護機能付き端末装置において、
前記ライセンスに含まれる情報が、前記コンテンツの利用が可能な端末を特定するための端末IDであることを特徴とするコンテンツ保護機能付き端末装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ保護機能付き端末装置において、
前記ライセンスに含まれる情報が、前記コンテンツの配信事業者を特定するための配信事業者IDであることを特徴とするコンテンツ保護機能付き端末装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ保護機能付き端末装置において、
前記透かし挿入手段は、前記コンテンツ復号手段で復号したコンテンツに対し、あらかじめ前記コンテンツ保護機能付き端末装置が保持する機器IDを電子透かしとして挿入することを特徴とするコンテンツ保護機能付き端末装置。
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