JP2021152406A - フレキシブル管用継手 - Google Patents

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Ryo Ichisaki
遼 壱崎
信道 坂田
Nobumichi Sakata
信道 坂田
崇明 猪谷
Takaaki Itani
崇明 猪谷
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

【課題】良好なシール性を維持しながら、省資源化を図ることができるフレキシブル管用継手を提供する。【解決手段】管継手1は、複数の山部と谷部が軸方向に沿って交互に配置された蛇腹状のフレキシブル管を接続する管継手であって、一端部からフレキシブル管が挿入される継手本体2を備え、継手本体2の内部において、フレキシブル管の谷部に係合する爪部81を有するリテーナ8と、圧縮状態で保持された弾性部材4と、フレキシブル管の挿入により弾性部材4の圧縮状態が開放されることで、継手本体2の一端部に向かってスライドするとともに圧縮されて、フレキシブル管に密着するリング状のシール本体71とが配置されており、シール本体71のショアA硬度が20〜45であり、シール本体71は、フレキシブル管との接続状態において、フレキシブル管の先端から1つ目の山部の少なくとも先端側の斜面に密着する。【選択図】図1

Description

本発明は、蛇腹状のフレキシブル管が接続されるフレキシブル管用継手に関する。
屋内ガス配管などには、金属製の蛇腹状のフレキシブル管が広く用いられている。また、このフレキシブル管とガス栓や鋼管などとを接続するための管継手が種々用いられている。近年では、工具を必要とせずに、管継手にフレキシブル管を差し込むだけで施工が完了できる、ワンタッチ式の管継手も実用化されている。
例えば、特許文献1に記載されているフレキシブル管用継手(以下、単に管継手ともいう)を図15および図16に示す。図15は、フレキシブル管を挿入する前の状態を示し、図16は、フレキシブル管を接続した状態を示す。図15に示すように、管継手11は、一端部からフレキシブル管T(図16参照)が挿入される継手本体12を備え、継手本体12の内部において、押ナット13の一部と、リテーナ18(抜け止め部材)と、軸方向に伸縮自在な弾性部材14と、弾性部材14を圧縮状態で保持する保持部材15と、移動部材16と、フレキシブル管Tの外周面に密着するリング状のシール部材17とが配置されている。
この管継手に対して、図16に示すように、蛇腹状のフレキシブル管Tが挿入されると、保持部材15と継手本体12の係合が解除されることで弾性部材14の圧縮状態が開放される。そして、弾性部材14の伸長に伴って、シール部材17がスライドするとともに軸方向に圧縮される。これにより、シール部材17がフレキシブル管Tの外周面に密着する。なお、シール部材17のシール本体17aには、ショアA硬度が50程度のゴム部材が用いられる。また、弾性部材14の伸長に伴って、リテーナ18が縮径して爪部18aがフレキシブル管Tの谷部に収まる。これにより、リテーナ18がフレキシブル管Tの外周面に引っ掛かり、フレキシブル管Tの抜けを防止できる。
特開2011−52762号公報
上記のように管継手における接続は、管継手の内孔にフレキシブル管を挿入することで行われる。図16に示すように、従来の管継手11では、フレキシブル管Tとの接触面積を十分に確保することでシール性を維持している。しかしながら、管継手の内孔にフレキシブル管を相当程度挿入する必要があり、管継手やフレキシブル管などの資材の省資源化の観点からは改善の余地があると考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、良好なシール性を維持しながら、省資源化を図ることができるフレキシブル管用継手を提供することを目的とする。
本発明のフレキシブル管用継手は、複数の山部と谷部が軸方向に沿って交互に配置された蛇腹状のフレキシブル管を接続するフレキシブル管用継手であって、一端部からフレキシブル管が挿入される継手本体を備え、継手本体の内部において、フレキシブル管の谷部に収まる爪部を有するリテーナと、圧縮状態で保持された弾性部材と、フレキシブル管の挿入により弾性部材の圧縮状態が開放されることで、継手本体の一端部に向かってスライドするとともに圧縮されて、フレキシブル管に密着するリング状のシール部材とが配置されており、シール部材のショアA硬度が20〜45であり、シール部材は、フレキシブル管との接続状態において、フレキシブル管の先端から1つ目の山部の少なくとも先端側の斜面に密着する。本発明において、フレキシブル管に対して「密着する」とは、フレキシブル管の全周にわたって押し付けられて、隙間なく接触している状態を意味する。シール部材は、フレキシブル管に密着することで、内部の流体を確実にシールすることができる。
本発明において、シール部材は、該シール部材の圧縮前の状態において、フレキシブル管と密着する内周部の継手本体の奥側に、縮径方向に突出した凸部を有することが好ましい。
さらに、本発明において、シール部材は、ゴム材料からなるリング状のシール本体と、該シール本体の継手本体の入口側の端面に固定された円環状の押え部材とを有し、シール本体の内周部は、継手本体の入口側に露出していることがより好ましい。
また、本発明において、シール部材は、1つ目の山部にのみ密着するものであってもよい。
また、本発明において、リテーナは、フレキシブル管の挿入前において、爪部の内径がフレキシブル管の山部の外径よりも小さい状態で配置されており、フレキシブル管の挿入時に爪部がフレキシブル管の山部を乗り越えるものであってもよい。
また、本発明において、フレキシブル管との接続状態において、シール部材が密着している山部と、リテーナの爪部との間に1以上の山部が介在していてもよい。
本発明のフレキシブル管用継手は、継手本体の内部において、リテーナと、圧縮状態で保持された弾性部材と、フレキシブル管の挿入により弾性部材の圧縮状態が開放されることで、継手本体の一端部に向かってスライドするとともに圧縮されて、フレキシブル管に密着するリング状のシール部材とが配置されており、シール部材のショアA硬度が20〜45であり、シール部材は、フレキシブル管との接続状態において、フレキシブル管の先端から1つ目の山部の少なくとも先端側の斜面に密着するので、従来のフレキシブル管用継手のシール部材に比べて、フレキシブル管をより先端側でシールできる。その結果、管継手の軸方向長さや、接続時に管継手に挿入されるフレキシブル管の長さをより短くでき、省資源化を図ることができる。また、本発明のフレキシブル管用継手のシール部材は従来のシール部材に比べて低硬度であるので、フレキシブル管の山部の形状に追従させやすく、シール性を維持することができる。
本発明に係る管継手の第1実施形態の片側断面図である。 図1のリテーナの平面図などである。 図1のシール部材の片側断面図などである。 フレキシブル管の挿入動作を説明するための図である。 図1の管継手にフレキシブル管を接続した状態の片側断面図である。 本発明に係る管継手の第2実施形態の片側断面図である。 図6の管継手にフレキシブル管を接続した状態の片側断面図である。 図6のシール部材の片側断面図などである。 本発明に係る管継手の第3実施形態の片側断面図である。 図9の管継手にフレキシブル管を挿入した途中の片側断面図である。 図9の管継手にフレキシブル管を接続した状態の片側断面図である。 管継手を用いた引張試験の概要を説明するための図である。 管継手を用いた根本曲げ試験の概要を説明するための図である。 フレキシブル管の接続状態の管継手の断面写真である。 従来の管継手の片側断面図である。 図15の管継手にフレキシブル管を接続した状態の片側断面図である。 図15のシール部材の片側断面図である。
(第1実施形態)
本発明に係る管継手の第1実施形態を図1に基づいて説明する。図1は、管継手の片側断面図であり、管継手1の中心軸Oより上半分が断面図、下半分が側面図を表している。図1の管継手1の一端部(図左側)にはフレキシブル管T(図4参照)が接続され、他端部(図右側)には他の管やガス機器などが接続される。
本発明において、管継手1の中心軸Oに沿う方向を軸方向といい、軸方向から見た平面視で中心軸Oと直交する方向を径方向といい、該平面視で中心軸O回りに周回する方向を周方向という。
図1に示すように、管継手1は、円筒状の継手本体2と、その一部が継手本体2に挿入される押ナット3と、弾性部材4と、弾性部材4を圧縮状態で保持する保持部材5と、移動部材6と、フレキシブル管Tに密着するリング状のシール部材7と、フレキシブル管Tの谷部T2(図4参照)に収まる爪部81を有するリテーナ8とを備える。また、管継手1において、耐火パッキン9a、ストップリング9b、押ナット3と継手本体2をシールするためのOリング9c、押ナット3とフレキシブル管Tをシールするためのリップパッキン9d、選択透過性部材9eがそれぞれ装着されている。
継手本体2は、一端部にフレキシブル管Tが挿入される内孔21を有するとともに、他端部の外周面におねじ部27を有する。内孔21は、他端部に向かって内径が段階的に減少しており、第1段部24と第2段部25が形成されている。第1段部24と第2段部25の間には、保持部材5の一端が係合される係合溝26が形成されている。また、継手本体2の一端部の内周面には、内周溝22、23が形成されている。
押ナット3は、貫通孔を有する筒状の金属部材である。押ナット3の外周面には、ストップリング9bの一部が進入する外周溝31が形成されている。また、押ナット3のその他の溝部にはOリング9c、リップパッキン9dがそれぞれ嵌装されている。
弾性部材4は、軸方向に伸縮自在なコイルばねである。フレキシブル管Tが挿入される前の状態において、弾性部材4は保持部材5によって圧縮状態で保持されている。保持部材5は、一部が突出しておりL字形断面を有する金属製のリング状部材であり、一端部に中空円板状の支持部51を有するとともに、他端部に径方向外側に折り曲げられた折曲部52を有する。保持部材5は、支持部51と継手本体2の第1段部24との間に弾性部材4を圧縮させた状態で保持し、折曲部52を継手本体2の係合溝26に係合させている。さらに、保持部材5の内周面を移動部材6で支持して、折曲部52の係合が解除されないようにして、弾性部材4の圧縮状態を保っている。移動部材6は、保持部材5の内径側に軸方向に移動可能に設けられる略円筒状部材である。
リテーナ8は、金属材料(例えば、ステンレス)からなるリング状部材である。図1において、リテーナ8は継手本体の奥側に向かって縮径するように設けられており、爪部81の内径は、フレキシブル管Tの山部T1(図4参照)の外径よりも小さい状態で配置されている。リテーナ8の構成について、図2を参照して説明する。図2(a)はリテーナの平面図であり、図2(b)は側面図であり、図2(c)は斜視図である。図2に示すように、リテーナ8は、中空円板状の基部82と、基部82から一方側に縮径するように延出した複数の爪部81と、基部82から爪部81とは逆側に延出した複数の保持片83とを有する。
複数の爪部81は円周方向に沿って並設され、軸方向に切り込まれた溝によって分割されている。また、各爪部81は、切欠溝811によって、先端部が2つの爪片812に分割されている。各爪部81が2つの爪片に分割されることで、フレキシブル管Tの谷部T2に収まりやすくなる。また、基部82は、リテーナ8の軸方向に直交する面に対して平行に形成されている。
図1に示すように、基部82は、管継手の軸方向に直交する面に対して平行に配置されており、その基部82に耐火パッキン9aが当接している。管継手1では、リテーナ8の基部82、耐火パッキン9a、シール部材7、保持部材5の支持部51、弾性部材4が軸方向に沿って直線上に並んで配置されているため、弾性部材4の復元力をリテーナ8に効率的に伝えることができる。その結果、シール部材7の圧縮を安定して行うことができるとともに、リテーナ8の爪部81が谷部に収まってリテーナ8がフレキシブル管Tに引っ掛かる動作を安定して行うことができる。
耐火パッキン9aは、管継手1が火災などで高温にさらされた場合でも、ガス漏れを防止できるようにするための部材である。耐火パッキン9aは、例えば、原料ゴムと、無発泡状態で熱膨張する黒鉛層間化合物と、必要に応じて充填材、軟化材、加硫剤などを混練して得られたゴム組成物を、金型に充填して成形し、ついでプレス加硫することにより製造される。耐火パッキン9aは、火災時に熱膨張して、継手本体2とフレキシブル管Tとの隙間に充填されることで、フレキシブル管Tの外周面をシールする。図1において、耐火パッキン9aは矩形断面を有している。
ストップリング9bは、ばね性を有する金属材料からなる線材で形成されたC字状部材である。図1に示すように、ストップリング9bの一部が継手本体2の内周溝22に嵌入され、残りの一部が押ナット3の外周溝31に嵌入されることで、継手本体2と押ナット3が固定される。押ナット3の外周溝31にストップリング9bを嵌め込んだ状態で、押ナット3を継手本体2に挿入すると、ストップリング9bは、内周溝23で一旦拡径する。さらに挿入が進むと、ストップリング9bは、円周溝23の傾斜面に誘導されて円周溝22まで到達し、そこで拡径することで押ナット3が固定される。
Oリング9cは、押ナット3の外周溝31よりも継手本体の入口側に形成された外周溝に嵌入される。Oリング9cは、外部から管継手1の内部への水の浸入を防ぎ、管継手1に水密性を付与する。また、リップパッキン9dは、略L字形断面を有する環状部材であり、押ナット3の内周溝に嵌入される。リップパッキン9dは、フレキシブル管Tの外周面と押ナット3の内周面とを水密にシールする。
選択透過性部材9eは、押ナット3の継手本体2の一端部に対向する位置に設けられた外気と連通する貫通孔(例えば円孔)に装着されている。選択透過性部材9eは、気体を透過し液体を透過しない多孔質部材であり、フレキシブル管Tからガス漏れが生じた場合に、漏出したガスを透過させて外部のガスセンサなどに検出させるために設けられる。
次に、管継手のシール部材の構成について説明する。まず、図17には、従来の管継手におけるシール部材を示す。図17(a)は従来のシール部材の片側断面図であり、図17(b)はその平面図である。
図17に示すように、シール部材17は、ゴム材料からなるシール本体17aと、そのシール本体17aの継手本体の入口側の端面に固定された押え部材17bとを有する。押え部材17bはL字形断面を有しており、耐火パッキン19a(図15参照)を保持する構成になっている。シール本体17aは、フレキシブル管Tと密着する内周部が円筒形状を有し、フレキシブル管Tの山部T1の外径よりもやや小さい内径を有している。また、シール本体17aは、ショアA硬度が50程度であり、フレキシブル管Tの2山分をシールできるような長さを有している。
続いて、図3には、本発明の管継手におけるシール部材を示す。図3(a)は本発明に係るシール部材の片側断面図であり、図3(b)はそのX部拡大図であり、図3(c)は平面図である。図3(a)、(b)に示すように、シール部材7は、ゴム材料からなるシール本体71と、そのシール本体71の継手本体の入口側の端面に固定された円環状の押え部材72とを有する。本発明における円環状には、円環の一部が切り欠かれた形態も含まれる。押え部材72は円環平板状で、金属材料から形成される。例えば、シール部材7は、押え部材72が配置された金型内にゴム材料をインサート成形することで得られる。なお、別途、成形したシール本体71に押え部材72を接着して固定してもよい。
図3(b)に示すように、シール本体71の内周部711は、継手本体の入口側に露出している。つまり、押え部材72は、シール本体71の継手本体の入口側を全て覆っておらず、シール本体71の内周部711は、図1に示す圧縮前の状態において、押え部材72およびその他の周辺部材(継手本体2および保持部材5)によって拘束されていない。その結果、シール本体71が押え部材72と弾性部材との間で圧縮された場合に、シール本体71の内周部711が変形し、内周部711の一部が継手本体の入口側に向かって突出する(後述の図5および図14参照)。これにより、フレキシブル管Tの先端から1つ目の山部の反先端側の斜面にも密着しやすくなり、シール性を向上できる。なお、図3(b)において、シール本体71の内周部711は、凸部712、および継手本体の入口側の端部に形成された挿入テーパ部714を含む部分である。
図3(b)に示すように、シール本体71は、無負荷の状態(圧縮前の状態)において、フレキシブル管Tと密着する内周部711の継手本体の奥側に、縮径方向に突出した凸部712を有する。凸部712の高さHは、シール性の観点から0.2mm以上が好ましく、好ましい範囲としては0.2mm〜1.0mmである。シール本体71は、内周部711の円筒部分においてフレキシブル管Tの山部の外径よりもやや小さい内径を有し、凸部712ではさらに小さい内径を有する。このように、凸部712を形成することで、フレキシブル管Tの先端部を保持できるとともに、1つ目の山部T1の先端側の斜面にシール本体71を密着させやすくなる。また、凸部712の継手本体の入口側の端面は、傾斜面713となっている。傾斜面713のシール本体71の軸方向に対する傾斜角度は、フレキシブル管Tの形状に密着するような角度が好ましく、例えば30度〜60度である。傾斜面713を形成することで、フレキシブル管Tの1つ目の山部T1の先端側の斜面に、より密着させやすくなる。
図3(b)において、シール本体71の軸方向長さLは、フレキシブル管Tの1山分をシールできる長さに設計される。その軸方向長さLは、フレキシブル管Tの外径によって異なるが、例えば3mm〜6mmである。また、図3(c)に示すように、リング状のシール本体71と押え部材72は同心円状に配置されており、シール本体71の外径寸法は、押え部材72の外径寸法よりも僅かに大きくなっている。シール本体71の外径寸法は、例えば、20mm〜40mmである。
本発明において、シール本体71はゴム材料からなり、ショアA硬度が20〜45である。ショアA硬度とは、タイプAデュロメータ硬さであり、日本工業規格JIS K 6253−3で規定される求め方で求められる値をいう。シール本体71のショアA硬度は20〜40が好ましく、20〜30がより好ましい。また、シール本体71に用いられるゴム材料としては、長期間にわたってシール性能を保持する必要性から、耐ガス性を考慮しニトリルブタジエンゴム(NBR)が好ましい。
フレキシブル管の挿入動作について図4を用いて説明する。図4に示すように、フレキシブル管Tは、複数の山部T1と谷部T2が軸方向に沿って交互に配置された蛇腹状の金属管(例えばステンレス管)である。通常、フレキシブル管Tの先端部T3は、谷部T2の位置で軸方向に直角になるように切断される。フレキシブル管Tは、先端部T3から数山分(例えば4山〜7山分)の外側の被覆樹脂が取り除かれて管継手1に挿入される。
フレキシブル管Tを管継手1の一端部から挿入して、押ナット3およびリテーナ8の内周部を通過させる。上述したように、リテーナ8の爪部81の内径はフレキシブル管Tの山部T1の外径φよりも小さい状態で配置されている。そのため、爪部81はフレキシブル管Tの山部T1を乗り越えるように動作する。具体的には、基部82と耐火パッキン9aとの当接箇所を支点にして、爪部81が拡径するように、保持片83が縮径するように動く。そして、フレキシブル管Tの先端部T3が移動部材6に突き当たり、その移動部材6のフランジ部61が第2段部25側に押し込まれる。
フレキシブル管Tが奥まで押し込まれると、保持部材5の折曲部52の自由端が継手本体2の係合溝26から外れることに伴って、弾性部材4の圧縮状態が開放されて、弾性部材4が伸長する。伸長する弾性部材4は、支持部51を押すことによって、継手本体の入口側の一端部に向かってシール本体71を押圧することで、シール本体71はスライドするとともに圧縮される。その結果、シール本体71がフレキシブル管Tに密着して、挿入が完了する。
フレキシブル管の挿入が完了した状態(接続状態)を図5に示す。この接続状態において、シール本体71は、金属製の支持部51と押え部材72との間に挟まれることで圧縮され、フレキシブル管Tの先端部T3から1つ目の山部T1に密着する。具体的には、シール本体71の内周部は、1つ目の山部T1に覆いかぶさるように二股状(2つの脚部)に分かれ、その山部T1の両側の斜面T1a、T1bに密着する。シール本体71は、ショアA硬度が20〜45であるため、山部T1の形状に沿って変形しやすく、さらに凸部712(図3(b)参照)を有するため、山部T1の先端側の斜面T1aに密着しやすい。また、シール本体71の内周部の一部(継手本体の入口側の脚部)は、山部T1の反先端側の斜面T1bと押え部材72との間の空間に延び、斜面T1bに密着する。この脚部は、押え部材72の端面から継手本体の入口側に突出している。なお、リテーナ8の爪部81は、先端部T3から1つ目の山部と2つ目の山部の間の谷部に収まっている。
従来の管継手では、図16に示すように、接続状態においてフレキシブル管Tの先端部T3はシール部材17を通過しており、フレキシブル管Tの外周側をシールする構成であった。つまり、シール部材17に対してフレキシブル管Tを貫通させてシールする形態であった。
これに対して、本発明に係る管継手1では、図5に示すように、フレキシブル管Tをより先端側でシールする構成になっており、フレキシブル管Tの先端部T3は、シール部材7から突出していない。その結果、管継手1の軸方向長さや、接続時に管継手に挿入されるフレキシブル管Tの長さをより短くでき、省資源化を図ることができる。一方で、より先端側でシールすることから、フレキシブル管Tの動き(折り曲げなど)によって隙間が生じやすい構成になる。これに対して、管継手1では、シール本体71を従来よりも低硬度であるショアA硬度を20〜45にして変形しやすくすることで、フレキシブル管Tの動きに対するシール本体71の追従性を向上させている。その結果、管継手1は、シールに十分な接触面積を確保して、シール本体71をフレキシブル管Tに密着させている。さらに、シール部材71の内周部に凸部712(図3(b)参照)を設けることで、シール性の向上を図っている。
また、本発明に係る管継手では、従来の管継手に比べて、フレキシブル管の挿入時の荷重も小さくできる。シール本体の内径寸法は、通常、フレキシブル管の外径寸法よりも若干小さくされている。そのため、従来のシール本体の内周部にフレキシブル管の先端の2山を挿入させる構造では、挿入時の荷重が過大になるおそれがある。本発明は、この点についても有利であり、フレキシブル管の挿入時の荷重の低減によって施工性の向上が可能である。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態の管継手を、図6〜図8に基づいて説明する。なお、図1〜図5を用いて説明した第1実施形態と同一の構成は同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。図6は、フレキシブル管を挿入する前の状態を示し、図7は、フレキシブル管を接続した状態を示す。
図6に示すように、管継手1Aは第1実施形態の管継手と比較して、シール部材7Aの構成が異なる。具体的には、第1実施形態のシール本体71はフレキシブル管Tの1山分をシールする長さであったのに対して、シール本体71Aはフレキシブル管Tの2山分をシールできる長さになっている。シール本体71Aの軸方向長さLは、例えば6mm〜10mmであり、シール本体71Aは、フレキシブル管Tと密着する内周部711の継手本体の奥側に、縮径方向に突出した凸部712を有する(図8参照)。
図7の接続状態において、シール本体71Aは、支持部51と押え部材72との間に挟まれることによって圧縮され、フレキシブル管Tとのシール面圧が上昇する。その結果、フレキシブル管Tの先端部T3から1つ目の山部T1および2つ目の山部に密着する。この形態においても、シール本体71Aは、1つ目の山部T1の少なくとも先端側の斜面T1aに密着しており、フレキシブル管Tの先端部T3は、シール本体71Aから突出していない。なお、リテーナ8の爪部81は、先端部T3から2つ目の山部と3つ目の山部の間の谷部に収まっている。
(第3実施形態)
ところで、フレキシブル管との接続状態において該フレキシブル管に引き抜き力が加わった際には、場合によっては、リテーナの爪部によってフレキシブル管の接触部分が変形するおそれがある。上述の第1実施形態および第2実施形態の管継手は、図5および図7に示すように、フレキシブル管Tとの接続状態において、リテーナ8の爪部81が、シール部材7、7Aに密着した山部T1に隣接した谷部T2に収まる構成になっている。このような接続状態で、フレキシブル管に引き抜き力が加わると、リテーナ8の爪部81が接触した山部(例えば、図5ではフレキシブル管Tの先端から1つ目の山部T1)が、その接触部分において爪部81が食い込んだり、爪部81にしごかれたりして、不均一な変形をすることが考えられる。山部がこのような変形をすることで、山部T1とシール部材7、7Aとの接触の状態が変化して、シール性に影響を及ぼすおそれがある。特に、シール部材が、フレキシブル管Tの先端から1つ目の山部T1にのみ密着する場合(図5の場合)には、上記変形がシール性に及ぼす影響は大きいと考えられる。このような事情に鑑みて、第3実施形態では、シール部材が密着している山部と、リテーナの爪部との間に1以上の山部を介在させることで、引き抜き力がシール性へ及ぼす悪影響を抑制している。
本発明の第3実施形態の管継手を、図9〜図11に基づいて説明する。なお、図1〜図5を用いて説明した第1実施形態と同一の構成は同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。図9は、フレキシブル管を挿入する前の状態を示し、図10は、フレキシブル管の挿入途中の状態を示し、図11は、フレキシブル管を接続した状態を示す。
図9に示すように、管継手1Bは第1実施形態の管継手と比較して、主に、シール部材7Bの構成が異なる。具体的には、第3実施形態のシール部材7Bは、第1実施形態のシール部材7と同様にフレキシブル管Tの1山分をシールするものではあるが、シール部材7Bの全体の軸方向長さは、シール部材7の全体の軸方向長さよりも長くなっている。これにより、リテーナ8の爪部81とシール本体71Bの間にスペースが確保される。後述の図10に示すように、フレキシブル管Tの挿入途中において、フレキシブル管Tの先端部T3から1つ目の山部T1は、リテーナ8の爪部81を乗り越えたときにこのスペースに収まる。スペースは、この状態において1つ目の山部T1がシール本体71Bに接触しないような大きさで設けられる。図10の状態はシール状態になっていないため、作業者は気密試験によってフレキシブル管Tの接続状態を容易に判別できる。そのため、リテーナ8の爪部81とシール本体71Bの間に上記スペースを設けることで、施工時の接続不良の防止に繋がる。
図9において、シール本体71Bは、フレキシブル管Tの1山分をシールする長さであり、シール本体71Bの軸方向長さLは、例えば、4mm〜8mmである。シール本体71Bは、フレキシブル管Tと密着する内周部711が、継手本体2の奥側に突出した形状になっており、その突出した部分が保持部材5の内周面の一部を覆うように配置されている。また、内周部711の継手本体の奥側には縮径方向に突出した凸部712が形成されている。
図9において、押え部材72Bは断面が略正方形状であり、第1実施形態の押え部材72に比べて管継手の軸方向における厚みが肉厚の円環部材になっている。押え部材72Bの継手本体2の入口側の内周面には、径方向外側へ向かって窪んだ凹部721が形成されている。上述したように、フレキシブル管Tの挿入時にリテーナ8の爪部81は、フレキシブル管Tの山部T1を乗り越えるように動作するが、凹部721が形成されていることで、リテーナ8の爪部81が拡径しても、該爪部81が押え部材72Bに干渉しない。そのため、爪部81がシール部材7Bに干渉することによるフレキシブル管Tの挿入荷重の増大を防止できる。
次に、フレキシブル管の挿入途中の状態について図10に示す。図10の状態において、シール本体71Bの内周部711はフレキシブル管Tの外周面には接触しておらず、シール状態にはなっていない。一方、リテーナ8の爪部81は、先端部T3から1つ目の山部T1と2つ目の山部の間の谷部T2に収まっている。この状態では、フレキシブル管Tを引っ張っても爪部81が1つ目の山部T1に突き当たっているので抜けることはない。一方、この状態で気密試験を行った際には、フレキシブル管Tはシール本体71Bに接触しておらずシールされていないので流体漏れが発生する。よって、作業者はこの状態が接続途中の状態であることを判別できる。その結果、施工時の接続不良を防止しやすくなる。
図10の状態から、さらにフレキシブル管Tが挿入されると、シール本体71Bの内周部711がフレキシブル管Tの山部T1に密着する(図11参照)。これにより、フレキシブル管Tが接続される。図11の接続状態において、シール本体71Bは、支持部51と押え部材72Bとの間に挟まれることによって圧縮され、フレキシブル管Tとのシール面圧が上昇する。その結果、シール本体71Bは、フレキシブル管Tの先端部T3から1つ目の山部T1に密着する。また、図11では、リテーナ8の爪部81は、先端部T3から2つ目の山部と3つ目の山部の間の谷部に収まっており、シール部材7Bが密着している山部T1と、リテーナ8の爪部81との間に山部が1つ介在している。
このように第3実施形態では、シール部材7Bが密着している山部T1と、リテーナ8の爪部81との間に1以上の山部を介在させている。これにより、例えば図11では、先端部T3から1つ目の山部T1とリテーナ8の爪部81との接触が避けられ、フレキシブル管Tに引き抜き力が加わった際にも1つ目の山部T1にはリテーナ8との接触による応力が生じない。そのため、1つ目の山部T1の変形に対して、引き抜き力の影響が及ばないので、引き抜き力がシール性へ及ぼす悪影響を抑制できる。
シール部材の構成は、上記の第1実施形態、第2実施形態、および第3実施形態のいずれの形態でもよいが、シール部材および管継手の一層の小型化が図れることから、更なる省資源化の観点では第1実施形態が好ましい。具体的には、第1実施形態のシール部材は、フレキシブル管の先端から1つ目の山部にのみ密着するので、従来に比べてシール部材を小さくでき、更には、先端から1つ目の山部に隣接した谷部にリテーナの爪部が収まるので、管継手の軸方向長さを一層短くでき、管継手の小型化を図ることができる。一方、省資源化を考慮しつつ、シール部材とフレキシブル管との接触面積が増えることから、更なるシール性の観点では第2実施形態が好ましい。また、省資源化を考慮しつつ、引き抜き力によるシール性への影響を低減できることから、引き抜き力が懸念されるような場合には、第3実施形態が好ましい。なお、フレキシブル管の挿入途中の状態を気密試験の漏れ状態で判別する手段として、第3実施形態のシール部材の構成を用いることもできる。
なお、本発明において、シール部材は、少なくともフレキシブル管の先端から1つ目の山部の少なくとも先端側の斜面に密着する構成であればよく、フレキシブル管の3山分以上をシールできる長さを有していてもよい。
本発明の管継手は、上記各実施形態の形態に限定されるものではない。例えば、上記第1実施形態および第2実施形態では、押え部材として円環状の押え部材を用いたが、図15に示すように、例えばL字形断面を有する押え部材を用いてもよい。この場合、その押え部材に耐火パッキンを固設してもよい。
また、リテーナとして、図15に示すリテーナを用いてもよい。図15のリテーナ18は、爪部18aを有するとともに、押ナット13に当接するテーパ面18cが形成された基部18bを有するリング状部材である。図15の形態では、爪部18aは、無負荷状態ではフレキシブル管の山部の外径よりも大なる内径を有し、フレキシブル管が挿入されるときには、その山部に引っ掛からないような寸法に設定されている。
本発明の管継手のシール性を確認するため、引張試験および根本曲げ試験を実施した。シール部材には、図3の形状を採用し、シール本体の軸方向長さはフレキシブル管の先端の1山分をシールする長さに設定した。シール本体のゴム材料にはNBRを用いた。ゴム硬度が異なるシール本体を用いて、シール部材をそれぞれ得た。得られたシール部材を継手本体に装着して試験用管継手を得た。
(1)引張試験
図12に示すように、SUS304製のフレキシブル管T(管長さ150mm、口径20A)の一方の端部に試験用管継手1を、他方の端部に漏れや抜けが生じない管継手をそれぞれ接続して、引張試験を実施した。管内に20kPaの空気圧を加えた状態で2.7kNの引張荷重Fを5分間加え、その後、空気圧を110kPaにした。試験中の漏れの有無を評価した。結果を表1に示す。
Figure 2021152406
表1に示すように、実施例1および実施例2は、引張りの場合でも気密性に優れていた。特に、実施例1は漏れが確認されなかった。一方、比較例1および比較例2は、漏れ数が半数以上を占める結果になった。
(2)根本曲げ試験
図13に示すように、SUS304製のフレキシブル管Tに、試験用管継手1を接続して根本曲げ試験を実施した。管内に20kPaの空気圧を加えた状態で、左右にそれぞれ90度曲げた。具体的には、真ん中の状態から左側に90度曲げて真ん中に戻し、その後、右側に90度曲げて真ん中に戻した。真ん中に戻した後に空気圧を110kPaにした。試験中の漏れの有無を評価した。なお、試験では、各側に90度曲げた回数を1回として、最終的に漏れに至る曲げ回数を測定した。結果を表2に示す。
Figure 2021152406
表2に示すように、実施例1は、比較例1に比べて、漏れに至る曲げ回数が2倍であり、フレキシブル管が曲げられた場合でも気密性に優れていた。この試験結果は、実施例1のシール本体の方が柔らかく、フレキシブル管の動きに対して追従性が良いことが考えられる。
ここで、図14に、実施例1および比較例1の管継手の接続状態の断面写真を示す。図14(a)は実施例1のシール本体の周辺を示し、図14(b)は比較例1のシール本体の周辺を示す。図14では、シール本体の視認性を高めることを目的として、それぞれのシール本体の外縁を白線で示しているが、実際にはこの白線は存在しない。図14に示すように、実施例1の方がフレキシブル管に馴染んでいることが分かる。具体的には、実施例1のシール本体の方が、フレキシブル管の先端から1つ目の山部の形状に沿って変形している。特に、シール本体の内周部の継手本体の入口側の部分は、押え部材と1つ目の山部の間の空間に延びて、その山部の反先端側の斜面に密着している。また、図14の断面写真に基づいて算出されたシール本体とフレキシブル管との接触面積は、実施例1が211.6mmであり、比較例1が141.7mmであった。
以上のように、本発明の管継手は、フレキシブル管の先端から1つ目の山部の先端側の斜面に接触してシールする構造にした上で、シール部材を所定のゴム硬度にすることで追従性を向上させ、さらには凸部を設けるなどして接触面積を確保することでシール性を向上させている。これにより、良好なシール性を維持しながら、省資源化を図ることができるフレキシブル管用継手になる。
1:管継手(フレキシブル管用継手)
2:継手本体
21:内孔
22:円周溝
23:円周溝
24:第1段部
25:第2段部
26:係合溝
27:おねじ部
3:押ナット
31:外周溝
4:弾性部材
5:保持部材
51:支持部
52:折曲部
6:移動部材
61:フランジ部
7、7A、7B:シール部材
71、71A、71B:シール本体
711:内周部
712:凸部
713:傾斜面
714:挿入テーパ部
72、72B:押え部材
721:凹部
8:リテーナ
81:爪部
811:切欠溝
812:爪片
82:基部
83:保持片
9a:耐火パッキン
9b:ストップリング
9c:Oリング
9d:リップパッキン
9e:選択透過性部材
T:フレキシブル管
T1:山部
T2:谷部
T3:先端部

Claims (6)

  1. 複数の山部と谷部が軸方向に沿って交互に配置された蛇腹状のフレキシブル管を接続するフレキシブル管用継手であって、
    前記フレキシブル管用継手は、一端部から前記フレキシブル管が挿入される継手本体を備え、前記継手本体の内部において、前記フレキシブル管の谷部に収まる爪部を有するリテーナと、圧縮状態で保持された弾性部材と、前記フレキシブル管の挿入により前記弾性部材の圧縮状態が開放されることで、前記継手本体の一端部に向かってスライドするとともに圧縮されて、前記フレキシブル管に密着するリング状のシール部材とが配置されており、
    前記シール部材のショアA硬度が20〜45であり、前記シール部材は、前記フレキシブル管との接続状態において、前記フレキシブル管の先端から1つ目の山部の少なくとも先端側の斜面に密着することを特徴とするフレキシブル管用継手。
  2. 前記シール部材は、該シール部材の圧縮前の状態において、前記フレキシブル管と密着する内周部の前記継手本体の奥側に、縮径方向に突出した凸部を有することを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル管用継手。
  3. 前記シール部材は、ゴム材料からなるリング状のシール本体と、該シール本体の前記継手本体の入口側の端面に固定された円環状の押え部材とを有し、
    前記シール本体の内周部は、前記継手本体の入口側に露出していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフレキシブル管用継手。
  4. 前記シール部材は、前記1つ目の山部にのみ密着することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のフレキシブル管用継手。
  5. 前記リテーナは、前記フレキシブル管の挿入前において、前記爪部の内径が前記フレキシブル管の山部の外径よりも小さい状態で配置されており、前記フレキシブル管の挿入時に前記爪部が前記フレキシブル管の山部を乗り越えることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のフレキシブル管用継手。
  6. 前記フレキシブル管との接続状態において、前記シール部材が密着している山部と、前記リテーナの前記爪部との間に1以上の山部が介在していることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のフレキシブル管用継手。
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