JP2021151527A - 滅菌された自由流動性製品を搬送するとともにアイソレーター内に移送する方法及びコンテナー - Google Patents

滅菌された自由流動性製品を搬送するとともにアイソレーター内に移送する方法及びコンテナー Download PDF

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Abstract

【課題】滅菌された自由流動性製品、より詳細には、注入ボトル及びバイアルの栓等の清浄化及び滅菌された小物体を、ラピッドトランスファーポート(RTP)システムによってアイソレーター内に移送するコンテナーを提供する。【解決手段】コンテナー10は、密封端部及び開口端部を有する可撓性のチューブ状バッグ部分24と、開口端部に不透過性であるように接続されるとともに、RTPシステム18の相補的に形成されたアイソレーター側部分20にドッキングするRTPシステム18のコンテナー側部分22とを備える。コンテナーセクション50の内部断面は、密封端部に向かって先細りになっている。製品をRTPシステム18と接触することなくアイソレーター16内に移送するために、移送チューブ86は、ラピッドトランスファーポートを通してコンテナー10内に部分的に導入される。【選択図】図7

Description

本発明は、滅菌バルク製品を、チューブ状の可撓性バッグ部分と、バッグ部分の開口端部に密封接続されるラピッドトランスファーポートシステムのコンテナー側部分とを備えるコンテナーからアイソレーター内に移送する、請求項1のプリアンブルに記載の方法に関する。本発明は、滅菌バルク製品を搬送するとともにアイソレーター内に移送するコンテナー、特に、上記方法を行うためのコンテナーに更に関する。滅菌製品は、バイアル及び注入ボトルの密封栓若しくはキャップ又はシリンジの部品等の、好ましくは薬学上の目的で清浄化及び滅菌された小物体である。
医薬品産業では、バイアル及び注入ボトルを閉鎖するのに、ゴム又はプラスチック製の密封栓が必要とされる。これらの密封栓は、バイアル又は注入ボトルを密封する機械に供給され得る前に、洗浄、滅菌され、再び乾燥されなければならない。密封栓、又は、閉鎖キャップ、シリンジの部品等のような同様の小物体の清浄化及び滅菌は、例えば、本出願人の特許文献1に記載されているような処理装置において行うことができる。これらの処理装置は、処理及び搬送コンテナーを収納するようになっており、このコンテナーには、バルク製品として小物体が充填され、その後、コンテナーの内部で、水、高温蒸気、乾燥空気及び必要に応じて他の処理媒体による処理が行われる。処理後、製品は、コンテナーからアイソレーター内に移送され、アイソレーター内で更に処理される。
滅菌製品を、非無菌環境に接触せずにコンテナーの無菌内部からアイソレーターの無菌内部に移送することを可能にするために、いわゆるラピッドトランスファーポート(RTP:rapid transfer port)システムが用いられる。ラピッドトランスファーポートシス
テムは、コンテナーの充填排出開口に取り付けられる、通例ベータ部(beta part)と称
されるコンテナー側部分と、アイソレーターに取り付けられる、通例アルファ部(alpha part)と称される相補的なアイソレーター側部分とを備える。製品を移送する前に、コンテナーは、そのコンテナー側部分によってアイソレーター側部分にドッキングされる、すなわちアイソレーター側部分に機械的に結合される。
一方で事前に清浄化された製品がコンテナー内に充填されるが、他方で比較的少数の製品のみが必要とされているか又はそれらの製品の処理が専らゆっくりと行われる場合、搬送及びアイソレーター内への移送のために、特許文献1に記載されているようなステンレス鋼製の処理コンテナーの代わりにプラスチック製の使い捨てコンテナーが使用されることもあり、プラスチック製の使い捨てコンテナーを使用すれば、第三者が製品を清浄化することも可能になる。製品を滅菌するために、使い捨てコンテナーを必要に応じてアイソレーターへの搬送中に放射線滅菌に供することもできるし、使い捨てコンテナーをオートクレーブに通して蒸気滅菌することもできる。
このような使い捨てプラスチックコンテナーは、例えば、Castus社、Sartorius社又はGetinge La Calhene社によって提供されており、これらの会社のウェブサイトhttp://www.castus.pro/en/products/beta/item/33-beta-single-use-en.html、https://www.sartorius.de/de/producte/bioprozess/aseptische-transfersysteme/biosafe-aseptische-single-use-bag/又はhttp://www.getinge.com/life-science/products-within/isolation-containment-equipment/dpte-rapid-transfer-port-system/dpte-betabag/にそれぞれ記述さ
れている。
使い捨てプラスチックコンテナーは、通常、閉鎖端部及び開口端部を有するチューブ状の可撓性バッグ部分からなり、可撓性バッグ部分には、ラピッドトランスファーポートシステムのコンテナー側部分が挿入され、バッグ部分に密封接続される。バッグ部分は、プラスチックフィルムからなり、ガンマ線によって滅菌することができ、また、ラピッドトランスファーポートシステムのコンテナー側部分のドッキングリングに気密に溶着される。ドッキングリングには、環状シールが備え付けられており、ドッキングリングは、コンテナー開口を囲み、コンテナー開口は、取外し可能なコンテナー蓋によって密閉することができる。ラピッドトランスファーポート(RTP)システムのアイソレーター側部分は、相補的なドッキングリングを有し、この相補的なドッキングリングには、同様に環状シールが備え付けられており、この相補的なドッキングリングは、ポート開口を囲む。ポート開口は、ポートドアによって閉鎖され、ポートドアは、コンテナーをドッキングした後にのみ開くことができる。コンテナーをドッキングする間、例えば、RTPシステムのコンテナー側部分のドッキングリングを回転させることによって、一方で2つのドッキングリングが互いに機械的に相互係止され、他方でコンテナー蓋とポートドアとが互いに機械的に相互係止される。相互係止される間、コンテナー蓋とポートドアとの対向する非無菌表面が互いに押し付けられ、したがって、ポートドアとコンテナー蓋との間がアクセス不可能であるように密閉される。その後、相互係止状態にあるポートドア及びコンテナー蓋は、アイソレーター内の開位置に一緒に移動され、コンテナー開口及びポート開口の双方を空けて製品を移送する。製品の移送後、ポートドア及びコンテナー蓋は、閉位置に戻され、まずコンテナー開口及びポート開口を閉鎖し、次に2つのドッキングリング並びにコンテナー蓋及びポートドアを係止解除し、最後に、ラピッドトランスファーポートシステムの上記2つの部分を分離することによって、コンテナーとアイソレーターとのドッキングを解除し、コンテナーをアイソレーターから離して移動させる。
製品をアイソレーター内に移送させる間、アイソレーターの望ましくない汚染を一切防がなければならない。ドッキング後、一方で2つのドッキングリングが互いに相互係止されるとともに、他方でポートドア及びコンテナー蓋が互いに相互係止されているとき、それらの対向する非無菌表面は、互いに密に当接し、互いを略完全に覆う。しかしながら、ドッキングリングの当接する非無菌表面の内側リム又はドッキングリングの環状シールそれぞれの内側リム並びにポートドア及びコンテナー蓋の当接する非無菌表面の外側リムにおける2つの幅狭環状面は、これに当てはまらない。これらの環状面は、無菌性に関する疑念をもたらすことから、「懸念の環(ring of concern)」とも称される(http://www.78stepshealth.us/isolation-technology/ring-of-concern.htmlを参照)。ポートドア及びコンテナー蓋が開かれた後に、製品がコンテナーからアイソレーター内に移動されるとき、小物体のうちのいくつかが、ドッキングリングの内側リムにおける「懸念の環」に接触する場合がある。この場合、不純微生物又は内毒素が、この「懸念の環」からこれらの物体に移動し、物体の汚染を引き起こす可能性がある。
これを回避するために、Getinge La Calhene社によって提供される上述した使い捨てコンテナーには、両端部が開口したチューブ状フィルムセクションが設けられており、その一方の端部は、可撓性バッグ部分と同様にドッキングリングに溶着される。コンテナーをドッキングして、ポートドア及びコンテナー蓋を開いた後、このチューブ状フィルムセクションは、コンテナー開口及びポート開口を通してコンテナーからアイソレーター内に引き込むことができ、それにより、製品がチューブ状フィルムを通ってアイソレーターの内部に移動することができるようになる。しかしながら、これを行うためには、作業員は、アイソレーター内に突出しているグローブの中に片手を入れて、アイソレーター内で、ポート開口及びコンテナー開口を通してグローブとともに手を伸ばし、チューブ状セクションを掴んで引き出す必要がある。しかしながら、「無菌充填のための使い捨て技術(Disposable Technologies for Aseptic Filling)」における同様のコンテナーの写真3に示
されているこのプロセスは、非常に煩雑である。
アイソレーターの汚染のリスクを低減するために、グローブを必要とすることなくポートドアを外部から開くことができるRTPのアルファ部が、特許文献2から既知である。加えて、バルク製品のアイソレーター内への供給を容易にするために、この特許文献2は、アルファ部の内面の前で外部から作動させることによってアイソレーター内で移動させることができる漏斗も開示しているが、この漏斗は、ポート開口内に移動させることはできず、したがって、ドッキングリングにおいて製品が「懸念の環」に接触することを確実に回避することができない。
欧州特許出願公開第2823828号 米国特許第5959624号
これから離れて、本発明の目的は、製品をアイソレーター内に移送する間、作業員がアイソレーター内にグローブとともに手を伸ばすことを伴わずに、個々の物体が「懸念の環」に接触することを確実に回避することができるように、導入部において上述したタイプの方法及びコンテナーを改善することである。
この目的を達成するために、本発明に係る方法は、少なくとも導入方向において見た場合の移送チューブの前端部が、ラピッドトランスファーポートシステムのコンテナー側部分を通してコンテナー内に突出する範囲まで、移送チューブが、アイソレーターの内部から開かれたラピッドトランスファーポートを通してコンテナーの内部に部分的に導入されることを特徴とする。
本特許出願において使用されるとき、「アイソレーター」という用語は、「無菌クリーンルーム」と理解されるものとし、例えば、「アクセス制限バリアシステム(Restricted
Area Barrier System)=RABS」も含む。「製品のアイソレーター内への移送」という用語は、よりハイクラスのクリーンルームであるクリーンルーム内への製品の移送、例えば、クラスBのクリーンルームからクラスAのアイソレーター又はRABS内への製品の移送を意味する。
チューブ状セクションをコンテナーから引き出す場合と異なり、このような移送チューブの移動には、アイソレーター内に手を伸ばすことは必要とされない。なぜなら、移送チューブは、一定の移動経路を常に辿り、したがって、外側から容易に操作することができるからである。原理では、移送チューブの前端部は、移送チューブの旋回運動及び/又は直線運動によってコンテナー内に導入することができる。移送チューブの運動は、旋回運動と直線運動との組合せであることが好ましく、この場合、移送チューブの前端部は、移送チューブが開かれたラピッドトランスファーポート内へと旋回運動することによってまず導入され、コンテナー内へと直線運動することによって更に導入される。コンテナーの内容物が排出されるとき、製品は、移送チューブを通ってアイソレーター内に滑り込み、移送チューブが「懸念の環」をブリッジして、製品と「懸念の環」との接触を確実に回避する。
開かれたラピッドトランスファーポートを通して移送の前端部をコンテナー内に導入することを可能とするために、その前端部の内部断面は、ポート開口及びコンテナー開口の開口断面よりも小さい必要がある。また、その後、製品が重力によってコンテナーからア
イソレーター内に滑り込むために、コンテナー内に導入された移送チューブは、アイソレーターの内部に向かって斜め下方に傾斜していなければならない。
ポート開口及びコンテナー開口の開口断面よりも小さい断面を有する移送チューブの前端部が、いかなる追加の措置も伴わずにコンテナー内に導入される場合、コンテナーの内容物が排出されるときに、製品のうちのいくつかがコンテナー内で移送チューブの前端部の周囲に保持される可能性が生じる。傾斜した移送チューブの長手方向中心軸とポート開口及びコンテナー開口が広がる平面との間の傾斜角度が小さいほど、保持される製品の量が多くなる。この平面が、傾斜した移送チューブの長手方向中心軸に対して垂直である場合、ポート開口及びコンテナー開口の開口断面の約4/5である移送チューブ断面で、ポート開口及びコンテナー開口を通して移送チューブの前端部をコンテナー内に既に導入することができる。一方で、移送チューブ断面は、ポート開口及びコンテナー開口が広がる平面が鉛直に向き、傾斜した移送チューブの長手軸と45度の角度をなす場合、最大でポート開口及びコンテナー開口の開口断面の半分とすることができる。
本発明の方法の好ましい実施形態によれば、コンテナー開口の後方に配置されるコンテナーセクション内に移送チューブの前端部を導入することによって、コンテナー内に導入される移送チューブの入口開口の周囲に製品が保持されることが回避される。上記コンテナーセクションの内部断面は、コンテナー開口から離れてバッグ部分の閉鎖端部に向かって先細りになっている。この措置の結果として、コンテナーの内容物を排出するためにコンテナーの後端部を持ち上げるか又は事前に取り付けられたクランプ装置を取り外すと、全製品が、断面狭窄部を通って移送チューブ内に、そして移送チューブを通ってアイソレーター内に滑り込む。上記クランプ装置は、内容物を排出する前には、製品が断面狭窄部を通過することを阻止する役割を果たす。
コンテナーの内容物が排出されるときに、製品が移送チューブの入口開口を通過して先細りコンテナーセクション内に入ることを阻止するために、本発明の更に好ましい実施形態では、移送チューブの前端部が先細りコンテナーセクションに当接するまで、移送チューブが先細りコンテナーセクション内に導入されるようになっている。このコンテナーセクションがチューブ状の可撓性バッグ部分によって全体的に又は部分的に形成されている場合、チューブ状の可撓性バッグ部分は、境界壁が張られるように、ドッキングリングと移送チューブの前端部との間で好都合に張力付与することができる。
代替的には、先細りコンテナーセクションの可撓性の境界壁を張ることは、例えば、コンテナーセクションを懸架装置に適合された形状にして、後端部を持ち上げて懸架させている間、コンテナーセクションが張力付与されるようにすることによって、ドッキング後にコンテナーの後端部を懸架させる場合に達成することもできる。
コンテナーの完全な内容物の排出を確実にするとともに、製品がコンテナー内に保持されることを防止するために、本発明に係るコンテナーにおいて、コンテナー開口及びバッグ部分の閉鎖端部との間にコンテナーセクションが配置され、コンテナーセクションの内部断面は、閉鎖端部の方向にドッキングリングから離れて、コンテナー開口から或る距離に位置する断面狭窄部まで先細りになっており、断面狭窄部の内部断面は、コンテナー開口の開口断面よりも小さく、好ましくは、コンテナー開口の開口断面の3/4よりも小さい。
本発明に係るこの措置により、移送チューブ断面がコンテナーの開口断面に比較して小さいことにも関わらず、コンテナー内に位置する製品は、コンテナーの内容物の排出時に、移送チューブの入口開口の中に完全にガイドすることができる。
本発明の更なる有利な実施形態により、断面狭窄部のドッキングリングに面しない側におけるバッグ部分が、断面狭窄部の方向に先細りになっている内部断面を有する場合、このこともまた、内容物の排出時に物質がコンテナー内に残留しないことに寄与する。
本発明の更に有利な実施形態では、ラピッドトランスファーポートシステムのコンテナー側部分をラピッドトランスファーポートシステムのアイソレーター側部分にドッキングした後で斜め下方に向けられた、断面狭窄部に向かって先細りになっているコンテナーセクションの母線が、断面狭窄部とコンテナーの閉鎖端部との間におけるバッグ部分の後方セクションの斜め下方に向けられた母線と整合されるようになっている。このため、製品がコンテナー内に残留しない。
先細りコンテナーセクションは、チューブ状のバッグ部分の、断面狭窄部からドッキングリングに向かって漏斗状に拡大するセクションのいずれかによって形成することができる。この場合、コンテナーセクションは、バッグ部分と同じ可撓性材料からなることが好ましく、より幅広の開口端部によって、隣接するドッキングリングに密封するように当接するとともにそのドッキングリングに溶着される。この場合、先細りコンテナーセクションに適した材料は、高密度ポリエチレン、Tyvek(商標)の商標名で市販されている高密度ポリエチレン製の不織材料、又はエチレン酢酸ビニル(EVA)が添加されたポリエチレンである。
しかしながら、代替的には、先細りコンテナーセクションは、ドッキングリングの側部を越えてアイソレーターから離れる方に向かって突出するとともに断面狭窄部に向かって先細りになっている、ドッキングリングの略漏斗状の延長部によって形成することもできる。この場合、先細りコンテナーセクションは、ドッキングリングと同じ材料、例えば、ポリエチレン、高密度ポリエチレン又はポリスルホンからなることが好ましく、したがって、ドッキングリングが射出成形されるときに、ドッキングリングと一体成形することができる。この代替形態において、可撓性バッグ部分は、断面狭窄部において延長部に密封するように当接するとともに延長部に溶着されることが好都合である。
しかしながら、原理では、延長部と可撓性バッグ部分との間の接続部は、ドッキングリングと断面狭窄部との間の任意の地点に配置することができる。
以下、図面に概略的に示されている本発明の2つの実施形態によって、本発明をより詳細に説明する。
本発明に係るコンテナーの側面図である。 本発明に係る更なるコンテナーの側面図である。 図2の細部IIIの拡大断面図である。 滅菌バルク製品を図2及び図3のコンテナーからアイソレーター内に移送するための、アイソレーターの鉛直壁に配置されるラピッドトランスファーポートシステムのアイソレーター側部分の図である。 図4に対応するが、コンテナーのドッキング後、移送チューブがアイソレーターの内部において第1の端位置に配置されている図である。 図5に対応するが、ポートドア及びコンテナー蓋を一緒に開いた後の図である。 図6に対応するが、移送チューブを第2の端位置に移動させた後の図である。 図6に対応するが、コンテナーの内容物を排出するためにアイソレーターから離れる方に向くコンテナーの後部を持ち上げた後の図である。 アイソレーターの斜壁におけるラピッドトランスファーポートシステムの更なるアイソレーター側部分の図である。 図9に対応するが、図1のコンテナーのドッキング後、移送チューブが第1の端位置に配置されている図である。 図10に対応するが、ポートドア及びコンテナー蓋を一緒に開いた後、かつ移送チューブを第2の端位置に移動させた後の図である。 図11に対応するが、コンテナーの内容物を排出するためにコンテナーの後部を持ち上げた後の図である。 図1のコンテナーのドッキング後の、ラピッドトランスファーポートの2つの部分の拡大断面図である。
図1及び図2に示されている使い捨てコンテナー10、12は、バイアル又は注入ボトル用に意図されたゴム又はプラスチック製の事前に清浄化及び滅菌された閉鎖栓(図示せず)を、クリーンルームクラスBであるクリーンルーム14を通してクリーンルームクラスAであるアイソレーター16まで搬送するとともに、コンテナー10、12からアイソレーター16内に移送するのに使用される。その後、密封栓は、バイアル又は注入ボトルに機械によって取り付けられる。コンテナー10、12は、特に、比較的少数の密封栓を必要とするユーザー向けに意図されている。
コンテナー10、12をアイソレーター16まで搬送する間及びアイソレーター16にドッキングする間、コンテナー10又は12内の滅菌製品の汚染を防止することができるように、アイソレーター16及びコンテナー10、12には、ラピッドトランスファーポート(RTP)システム18が備え付けられる。これに関して、アイソレーター16には、RTPシステムのアルファ部とも称されるアイソレーター側部分20が設けられ、コンテナー10、12には、RTPシステム18のベータ部と称される相補的なコンテナー側部分22が設けられる。例えば、Getinge La Calhene社により、Betabag(商標)の名称で、好適なラピッドトランスファーポート(RTP)システムが提供されている。
図1〜図3及び図13に最も良く示されているように、使い捨てコンテナー10、12は、チューブ状の可撓性バッグ部分24、26と、双方のコンテナー10、12において同様に構成されている、RTPシステム18のコンテナー側ベータ部22とで形成される。バッグ部分24、26は、気体及び液体に対して不透過性のプラスチック材料製、例えば、高密度ポリエチレン又はエチレン酢酸ビニル(EVA)が添加されたポリエチレン製のフィルムからなり、ガンマ線によって滅菌することができる。代替的には、バッグ部分24、26は、蒸気透過性のプレスされた不織材料、例えばTyvek(商標)から作製することもできる。ベータ部22は、射出成形によってプラスチック材料、例えば高密度ポリエチレン又はポリスルホンから作製され、ガンマ線によって滅菌することができる。
図1のコンテナー10のバッグ部分24は、その長さにわたって変化する断面を有し、2つの平坦なブランクの縁部を気密かつ液密に溶着させることによって作製することができ、一方で、図2に示されているコンテナー12のバッグ部分26は、その長さの一部にわたって一定の断面を有し、押出成形されたチューブ状のフィルムから作製することができる。バッグ部分24、26のそれぞれは、ベータ部22から離れる方に向く後端部28を有し、後端部28は、2つ以上の横断方向に延在する溶着シーム30によって気密かつ液密に閉鎖され、溶着シーム30の後方において複数のアイレット32が設けられている。RTPシステム18のベータ部22は、各バッグ部分24、26の開口した前端部34に挿入され、フィルム又は不織材料はそれぞれ、ベータ部22の外周面に当接するとともに、ベータ部22の外周面に気密かつ液密に溶着される。
図3に最も良く示されているように、RTPシステム18のベータ部22は、3つの部分、すなわち、コンテナー開口38を囲むドッキングリング36と、ドッキングリング36に挿入される環状シール40と、閉状態(図3)ではコンテナー開口38を気密かつ液密に密封し、このために、円錐状の外周面44によって環状シール40の相補的な円錐状の内周面46に対して密封するように押し付けられる、取外し可能なコンテナー蓋42とから本質的になる。ドッキングリング36とコンテナー蓋42とは、相補的な係合手段(図では見えていない)を有し、この相補的な係合手段を用いて、コンテナー開口38を密閉するように回転させることによりコンテナー蓋42をドッキングリング36に着脱可能に接続することができる。コンテナー10、12の回転を容易にするために、ベータ部22は、径方向に突出する突起部47を有し、そのうちの1つの突起部47が、図3において例として示されている。
図1及び図13のコンテナー10において、ベータ部22は、射出成形によってドッキングリング36に一体成形された、斜めの中空切頭円錐部の形態の延長部48を有し、この延長部48は、ドッキングリング36から離れて後端部28に向かって先細りになっているコンテナーセクション50を形成する。延長部48は、ドッキングリング36から離れる方を向く後端部において、切頭円錐部の中心軸52に対して垂直の境界リム54を有し、この境界リム54において、バッグ部分24のフィルム又は不織が、延長部48の外周面58に当接するとともに、延長部48の外周面58に気密かつ液密に溶着される。図1及び図13から見て取ることができるように、境界リム54は、断面狭窄部56を形成し、断面狭窄部56の内部断面は、コンテナー開口38の開口断面のおよそ50%である。
図1及び図13のコンテナー10のバッグ部分24は、境界リム54から後端部28まで徐々に増大する断面を有し、図8及び図13に示されているように、アイソレーター16にドッキングされたコンテナー10の内容物が排出されるときに、切頭円錐状の延長部48の斜め下方に向けられた母線が、チューブ状のバッグ部分24の斜め下方に向けられた母線と整合されるように、延長部48に溶着される。
図2及び図3のコンテナー12の場合、ベータ部22は、射出成形によってドッキングリング36に一体成形される延長部60を同様に有し、延長部60は、ドッキングリング36を越えて後方にいくらか突出しているが、中空の円筒の形状を有する。ここで、バッグ部分26は、互いに一体に接続される2つのセクション62、64からなり、第1のセクション62は、ドッキングリング36又は延長部60それぞれから後端部28に向かって断面狭窄部66まで漏斗の形状に先細りになっており、断面狭窄部66において、第1のセクション62は、その前端部68が延長部60の外周面70に対して密封するように当接して、延長部60に溶着される。第2のセクション64は、断面狭窄部66からバッグ部分26の後端部28まで延在し、その内部断面は、まず断面狭窄部66の後方で拡大した後、後端部28まで一定に保たれる。ここで、断面狭窄部66の内部断面は、図1のコンテナー10の場合よりも大きく、コンテナー開口38の開口断面の約65%である。2つのセクション62、64は、図12に示されているように、アイソレーター16にドッキングされたコンテナー12の内容物が排出されるときに、2つのセクション62、64の2つの斜め下方に向けられた母線が互いに整合されるように成形されるとともに互いに接続される。
図4及び図9に最も良く示されているように、RTPシステム18のアルファ部20は、クリーンルーム14に向いたアイソレーター16の境界壁72に密封するように挿入される。図4〜図8のアイソレーター16において、壁72は、鉛直に向いており、一方で、図9〜図12のアイソレーター16において、壁72は、鉛直線に対して45度の角度で傾斜している。
図13に最も良く示されているように、アルファ部16は、境界壁72の壁開口に挿入されるとともに壁72に密封接続されるドッキングリング76を備え、ドッキングリング76は、ポート開口78と、ポートドア80と、ポートドア80に取り付けられる環状シール81とを囲む。ポート開口78は、ポートドア80によって密閉され、ポートドア80は、例えば図6に示されているように、コンテナー10、12をドッキングした後、製品の移送のために係止解除して開き、ポート開口78を空けることができる。
アルファ部20及びベータ部22のドッキングリング76及び36並びにポートドア80及びコンテナー蓋42には、相補的な対にされた結合手段(図では見えていない)がそれぞれ設けられ、それらの結合手段は、ベータ部22が、アルファ部20へのドッキング時にアルファ部20及びベータ部22の中心軸の周りにアルファ部20に対して回転されると、互いに結合する(come into coupling engagement)。この結合により、その後、
ポートドア80及びコンテナー蓋42を専ら一緒に開閉することができる。また、結合手段は、一方で2つのドッキングリング76及び36の対向する非無菌表面が、また他方でポートドア80及びコンテナー蓋42の対向する非無菌表面が、互いに当接するとともに、互いに密に押し付けられることを確実にする。
「懸念の環」と称される2つの幅狭周面から離れて、互いに当接する非無菌表面は、互いを略完全に覆い、その結果、アイソレーター16のいかなる汚染も可能な限り最大限に防止することができる。図6〜図8並びに図11及び図12において、ポートドア80及びコンテナー蓋42の互いに当接する表面のリムにおける「懸念の環」は、参照符号82で示されており、一方で、図13におけるドッキングリング76及び36の対向する非無菌表面のリムにおける「懸念の環」は、参照符号84で示されている。
製品をコンテナー10、12からアイソレーター16内に移送する間、個々の閉鎖栓が「懸念の環」84と接触する可能性を回避するために、アイソレーター16の内部88には、中空の円筒移送チューブ86が取り付けられ、ポートドア80が開かれているときに、この移送チューブ86によって、製品をコンテナー10、12からコンテナー開口38及びポート開口78を通して「懸念の環」84を通過させてアイソレーター16の内部88に移送することができる。このために、ポートドア80が開かれているときにポート開口78及びコンテナー開口38を通してコンテナー10又は12内に移送チューブ86を部分的に導入するために、移送チューブ86を、その長手軸に沿って、図5及び図7に示されている第1の位置と図7又は図11及び図12それぞれに示されている第2の位置との間で移動させることができる。
第1の位置において、移送チューブ86全体は、アイソレーター16の内部88において、ポートドア80の旋回経路の外側に配置される。第2の位置において、移送チューブ86は、挿入方向Eに見た場合、その前端セクション90が、コンテナー10又は12それぞれの断面狭窄部56又は66それぞれに向かって先細りになっているセクション50又は62それぞれの中に突出する。移送チューブ86の前端部は、断面狭窄部56若しくは66において又は必要に応じて断面狭窄部56若しくは66の近位で、コンテナーセクション50又は62それぞれの境界壁に当接し、それにより、製品が移送チューブ86及び境界壁の外周部の間の隙間に侵入し得ないようにする。
図9及び図10を比較することによって最も良く理解できるように、移送チューブ86が図2、図3及び図10〜図12のコンテナー12内に挿入されるとき、移送チューブ86の前端部がコンテナーセクション62の可撓性の境界壁と接触した後、可撓性の境界壁は伸張されて又は張って、最終的に断面狭窄部66において又は断面狭窄部66の近位で移送チューブ86の前端部に対して押し付けられ、断面狭窄部66とバッグ部分26の前
端部との間で一定の張力を受ける。コンテナー10の場合も同様に、第2の位置において、移送チューブ86は、図7及び図8に示されているように、その前端部が中空の延長部48の境界壁に対して僅かに押し付けられることが好都合である。
図面に示されている実施形態では、移送チューブ86の運動は直線運動であるが、移送チューブ86の運動は、旋回運動及び直線運動の組合せ、例えば、移送チューブ86が第1の位置からまず図の平面において図の平面に対して垂直の旋回軸の周りに旋回され、次にその長手軸に沿ってポート開口78及びコンテナー開口38を通してコンテナー10、12に導入される運動とすることもできる。
一方で図7及び図8を比較するとともに他方で図11及び図12を比較することによって理解できるように、移送チューブ86の長手方向中心軸とアイソレーター16のポート開口78又は境界壁72それぞれが広がる平面との間の傾斜角度が増大すると、移送チューブ86の断面、ひいてはまた断面狭窄部56又は66それぞれの内部断面が増大することができ、それにより、コンテナー10、12からの製品がアイソレーター16内により素早く滑り込むようになる。しかしながら、多くのアイソレーター16において、アルファ部20は、空間に関する理由のために鉛直境界壁72に配置される。
以下、図4〜図8及び図9〜図12を参照しながら、コンテナー10、12をドッキングするとともに製品をアイソレーター16内に移送する方法を簡潔に説明する。
まず、コンテナー10、12をアイソレーター12まで搬送し、ベータ部22を所定の回転向きでアルファ部20まで接近させ、それにより、図5及び図10それぞれに示されているように、まず相補的な結合手段を係合させ、その後、コンテナー10、12をベータ部22の長手方向中心軸の周りに回転させることによって互いに相互係止させることができる。
ドッキング後、次に、コンテナー10、12をバッグ部分24又は26それぞれが図5及び図10それぞれに示されているように下方に吊り下げられるように向ける。結果として、製品がコンテナー10、12から先細りコンテナーセクション50又は62内に侵入することを防止することができる。
ポートドア80及びコンテナー蓋42の一緒の係止解除及び開放、並びに、移送チューブ86の第1の位置から第2の位置への移動は、クリーンルーム14内から行うことができる。ポートドア80の係止解除及び開放並びに移送チューブ86の移動に好適な装置は、導入部において言及された特許文献2に記載されているため、ここでは更に詳細には説明しないものとする。アイソレーター16に、ポート開口78の近位でアイソレーター16の内部に突出するグローブ(図示せず)及び環状フランジの内側に取り付けられる係止解除レバー94が設けられる場合、作業員がグローブに手を入れて、係止解除レバー94を作動させた後、例えば、図6及び図11に示されているように、ポートドア80を片側に向かってアイソレーター16の内部88に旋回させることによって、ポートドア80を開くことも可能である。
その後、移送チューブ86をクリーンルーム内の第1の位置(それぞれ図5又は図10)から第2の位置(それぞれ図6又は図11)に移動し、移送チューブ86の前端面が僅かな圧力を受けて境界壁に対して内側から当接するまで、移送チューブ86の前端セクション90を、ポート開口78及びコンテナー開口38に通して先細りコンテナーセクション50又は62それぞれに挿入する。
その後、コンテナー10又は12それぞれの内容物を排出するために、コンテナー10
のチューブ状の可撓性バッグ部分24又はコンテナー12のバッグ部分26の第1の後方セクション64それぞれを持ち上げることができ、その後端部28を、アイレット32の1つ以上によって、クリーンルーム14にこのために設けられる懸架装置98の1つ以上のフック96から懸架することができる。これに関して、懸架装置98は、バッグ部分24又はバッグ部分26の第2のセクション64それぞれを持ち上げた後、バッグ部分24又はコンテナーセクション64及び62それぞれに沿って延びる下方に向く母線が、真っ直ぐ、かつ鉛直線に対して、コンテナー10の場合には50度未満の角度で、又はコンテナー12の場合には40度未満の角度でそれぞれ傾斜するように、コンテナー10又は12それぞれに対して適合されている。
代替的には、断面狭窄部56又は66それぞれの後方に脱着可能な又は取外し可能なクランプ装置(図示せず)が設けられていれば、コンテナー10のバッグ部分24又はコンテナー12のバッグ部分26の後方セクション64はそれぞれ、ドッキング時に後端部28が懸架装置98上に配された状態で既に懸架することができる。クランプ装置は、バッグ部分24又はセクション64それぞれの対向する境界壁を断面全体にわたって互いに対して押し付け、結果として、クランプ装置が解除される又は取り外される前に、バッグ部分24又はセクション64それぞれからの製品が、断面狭窄部56又は66それぞれを通してセクション50又は62それぞれの中に侵入することを防止する。この場合、コンテナー10、12の内容物を排出するために、移送チューブ86が第2の位置に置かれたらすぐに、クランプ装置を解除する又は取り外すことができる。
どちらの場合においても、移送チューブ86を挿入する代わりに、懸架装置98(図12)の好適な配置及び構成によって、コンテナー12のコンテナーセクション62の可撓性の境界壁を張る又は伸張させることができる。懸架装置98は、後端部28を懸架している間、コンテナー12又はバッグ部分26それぞれと相互作用して、コンテナーセクション62の可撓性フィルム又は不織材料に張力付与する又はそれらの伸張をもたらす。
コンテナー10、12の内容物が排出された後、まず、移送チューブ86を第1の位置に戻し、その後、ポートドア80をコンテナー蓋42によって閉鎖する。次に、ポートドア80を、アルファ部20のドッキングリング76内に係止させ、コンテナー蓋42を、ベータ部22のドッキングリング36内に係止させる。続いて、RTPシステム18の相補的な結合手段を係脱させるために、コンテナー10、12のベータ部20を回転させてアルファ部20から取り外し、コンテナー10、12に閉鎖栓を再び充填する。
当然ながら、図1におけるコンテナー10には、ドッキングリング36と一体の延長部48の代わりに、可撓性フィルム又は不織材料で作製される先細りコンテナーセクション50を設けることも、図2におけるコンテナー12の先細りコンテナーセクション62を、可撓性フィルム若しくは不織材料の代わりに、射出成形によってドッキングリング36と一緒に形成される中空の延長部から形成すること、又は、延長部60を漏斗状に形成することも可能である。
欧州特許出願公開第2823828号 米国特許第8,950,624号
開かれたラピッドトランスファーポートを通して移送チューブの前端部をコンテナー内に導入することを可能とするために、その前端部の内部断面は、ポート開口及びコンテナー開口の開口断面よりも小さい必要がある。また、その後、製品が重力によってコンテナーからアイソレーター内に滑り込むために、コンテナー内に導入された移送チューブは、アイソレーターの内部に向かって斜め下方に傾斜していなければならない。
先細りコンテナーセクションは、チューブ状のバッグ部分の、断面狭窄部からドッキングリングに向かって漏斗状に拡大するセクションによって形成することができる。この場合、コンテナーセクションは、バッグ部分と同じ可撓性材料からなることが好ましく、より幅広の開口端部によって、隣接するドッキングリングに密封するように当接するとともにそのドッキングリングに溶着される。この場合、先細りコンテナーセクションに適した材料は、高密度ポリエチレン、Tyvek(商標)の商標名で市販されている高密度ポリエチレン製の不織材料、又はエチレン酢酸ビニル(EVA)が添加されたポリエチレンである。
図3に最も良く示されているように、RTPシステム18のベータ部22は、3つの部分、すなわち、コンテナー開口38を囲むドッキングリング36と、ドッキングリング36に挿入される環状シール40と、閉状態(図3)ではコンテナー開口38を気密かつ液密に密封し、このために、円錐状の外周面44によって環状シール40の相補的な円錐状の内周面46に対して密封するように押し付けられる、取外し可能なコンテナー蓋42とから本質的になる。ドッキングリング36とコンテナー蓋42とは、相補的な係合手段(図では見えていない)を有し、この相補的な係合手段を用いて、コンテナー開口38を密閉するために、コンテナー蓋42を回転させることによりドッキングリング36に着脱可能に接続することができる。コンテナー10、12の回転を容易にするために、ベータ部22は、径方向に突出する突起部47を有し、そのうちの1つの突起部47が、図3において例として示されている。
図1及び図13のコンテナー10において、ベータ部22は、射出成形によってドッキングリング36に一体成形された、斜めの中空切頭円錐部の形態の延長部48を有し、この延長部48は、ドッキングリング36から離れて後端部28に向かって先細りになっているコンテナーセクション50を形成する。延長部48は、ドッキングリング36から離れる方を向く後端部において、切頭円錐部の中心軸52に対して垂直の境界リム54を有し、この境界リム54において、バッグ部分24のフィルム又は不織材料が、延長部48の外周面58に当接するとともに、延長部48の外周面58に気密かつ液密に溶着される。図1及び図13から見て取ることができるように、境界リム54は、断面狭窄部56を形成し、断面狭窄部56の内部断面は、コンテナー開口38の開口断面のおよそ50%である。
図13に最も良く示されているように、アルファ部20は、境界壁72の壁開口に挿入されるとともに壁72に密封接続されるドッキングリング76を備え、ドッキングリング76は、ポート開口78と、ポートドア80と、ポートドア80に取り付けられる環状シール81とを囲む。ポート開口78は、ポートドア80によって密閉され、ポートドア80は、例えば図6に示されているように、コンテナー10、12をドッキングした後、製品の移送のために係止解除して開き、ポート開口78を空けることができる。
製品をコンテナー10、12からアイソレーター16内に移送する間、個々の閉鎖栓が「懸念の環」84と接触する可能性を回避するために、アイソレーター16の内部88には、中空の円筒移送チューブ86が取り付けられ、ポートドア80が開かれているときに、この移送チューブ86によって、製品をコンテナー10、12からコンテナー開口38及びポート開口78を通して「懸念の環」84を通過させてアイソレーター16の内部88に移送することができる。このために、ポートドア80が開かれているときにポート開口78及びコンテナー開口38を通してコンテナー10又は12内に移送チューブ86を部分的に導入するために、移送チューブ86を、その長手軸に沿って、図5及び図10に示されている第1の位置と図7又は図11及び図12それぞれに示されている第2の位置との間で移動させることができる。
第1の位置において、移送チューブ86全体は、アイソレーター16の内部88において、ポートドア80の旋回経路の外側に配置される。第2の位置において、移送チューブ86は、挿入方向Eに見た場合、その前端セクション90が、コンテナー10又は12それぞれの断面狭窄部56又は66それぞれに向かって先細りになっているセクション50又は62それぞれの中に突出する。移送チューブ86の前端部は、断面狭窄部56若しくは66において又は必要に応じて断面狭窄部56若しくは66の近位で、コンテナーセクション50又は62それぞれの内周壁に当接し、それにより、製品が移送チューブ86の外周部及び内周壁の間の隙間に侵入し得ないようにする。
まず、コンテナー10、12をアイソレーター16まで搬送し、ベータ部22を所定の回転向きでアルファ部20まで接近させ、それにより、図5及び図10それぞれに示されているように、まず相補的な結合手段を係合させ、その後、コンテナー10、12をベータ部22の長手方向中心軸の周りに回転させることによって互いに相互係止させることができる。
コンテナー10、12の内容物が排出された後、まず、移送チューブ86を第1の位置に戻し、その後、ポートドア80をコンテナー蓋42によって閉鎖する。次に、ポートドア80を、アルファ部20のドッキングリング76内に係止させ、コンテナー蓋42を、ベータ部22のドッキングリング36内に係止させる。続いて、RTPシステム18の相補的な結合手段を係脱させるために、コンテナー10、12のベータ部22を回転させてアルファ部20から取り外し、コンテナー10、12に閉鎖栓を再び充填する。

Claims (14)

  1. 滅菌バルク製品、特に、注入ボトル及びバイアルの閉鎖栓等の清浄化及び滅菌された小物体をコンテナー(10、12)からアイソレーター(16)内に移送する方法であって、前記コンテナー(10、12)は、チューブ状の可撓性バッグ部分(24、26)と、前記バッグ部分(24、26)の開口端部(34)に密封接続される、ラピッドトランスファーポートシステム(18)のコンテナー側部分(22)とを備え、前記製品は、前記ラピッドトランスファーポートシステム(18)の前記コンテナー側部分(22)を前記ラピッドトランスファーポートシステム(18)の相補的なアイソレーター側部分(20)にドッキングした後かつ前記ラピッドトランスファーポートを開いた後に、前記アイソレーター(16)内に移送され、前記アイソレーター(16)の内部から、移送チューブ(18)が、前記開いたラピッドトランスファーポートを通して前記コンテナー(10、12)の内部に部分的に導入されることを特徴とする、方法。
  2. 前記移送チューブ(86)の導入方向において見た場合の前端セクション(90)は、コンテナーセクション(50、62)内に導入され、該コンテナーセクション(50、62)の内部断面は、前記コンテナー開口(38)から離れて前記バッグ部分(24、26)の閉鎖端部(28)に向かって先細りになっていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記移送チューブ(86)は、前記導入方向(E)において見た場合の該移送チューブ(86)の前端部が前記コンテナーセクション(50、62)の境界壁に当接するまで、前記コンテナー(10、12)内に導入されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記コンテナーセクション(50、62)は、前記チューブ状の可撓性バッグ部分(26)によって少なくとも部分的に形成され、前記チューブ状の可撓性バッグ部分(26)は、該移送チューブ(86)の前端部が前記コンテナーセクション(50、62)に当接するまで前記移送チューブ(86)が挿入される間、少なくとも部分的に張力付与される又は張ることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記移送チューブ(86)の前記前端セクション(90)は、前記移送チューブ(86)の旋回運動又は直線運動によって前記開いたラピッドトランスファーポート内に導入され、次に、前記移送チューブ(86)の直線運動によって前記コンテナー(10、12)内に部分的に導入されることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 滅菌バルク製品を搬送するとともにアイソレーター(12)内に移送するコンテナー(10、12)、特に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法を実行するためのコンテナー(10、12)であって、該コンテナーは、閉鎖した後端部(28)及び開口した前端部(32)を有するチューブ状の可撓性バッグ部分(24、26)と、前記開口端部(32)に密封接続されるとともに、ラピッドトランスファーポートシステム(18)の相補的なアイソレーター側部分(20)にドッキングすることができる、前記ラピッドトランスファーポートシステム(18)のコンテナー側部分(22)とを備え、前記ラピッドトランスファーポートシステム(18)の前記コンテナー側部分(22)は、コンテナー開口(38)と、前記コンテナー開口(38)を囲むドッキングリング(36)と、前記ドッキングリング(36)と相互係止することができ、該相互係止状態において前記コンテナー開口(38)を密閉するコンテナー蓋(42)とを含み、前記コンテナー開口(38)及び前記ドッキングリング(36)の後方に配置され、前記閉鎖端部(28)に向かって先細りになっている内部断面を有するコンテナーセクション(50、62)を特徴とする、コンテナー。
  7. 前記コンテナーセクション(50、62)は、断面狭窄部(56、66)まで先細りになっており、前記断面狭窄部(56、66)の内部断面は、前記コンテナー開口(38)の開口断面よりも小さいことを特徴とする、請求項6に記載のコンテナー。
  8. 前記断面狭窄部(56、66)の後方において、前記バッグ部分(24、26)の前記内部断面は、前記閉鎖端部(28)に向かって拡大することを特徴とする、請求項7に記載のコンテナー。
  9. 前記断面狭窄部(56、66)の両側において、前記コンテナー(10、12)の真直ぐな母線が、互いに整合されることを特徴とする、請求項7又は8に記載のコンテナー。
  10. 前記先細りコンテナーセクション(50)は、前記ドッキングリング(36)を越えて前記閉鎖端部(28)に向かって突出する中空の延長部(48)によって少なくとも部分的に形成されることを特徴とする、請求項6〜9のいずれか1項に記載のコンテナー。
  11. 前記延長部(48)は、前記ドッキングリング(36)に一体的に接続されることを特徴とする、請求項10に記載のコンテナー。
  12. 前記先細りコンテナーセクション(62)は、前記チューブ状の可撓性バッグ部分(26)によって少なくとも部分的に形成されることを特徴とする、請求項6〜9のいずれか1項に記載のコンテナー。
  13. 前記先細りコンテナーセクション(62)は、前記チューブ状の可撓性バッグ部分(26)の前記断面狭窄部(66)の後方に配置されるセクション(64)に一体的に接続されることを特徴とする、請求項12に記載のコンテナー。
  14. 前記断面狭窄部(56、66)の断面は、前記コンテナー開口(38)の開口断面の3/4よりも小さいことを特徴とする、請求項7〜13のいずれか1項に記載のコンテナー。
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