JP2021150443A - 半導体装置、電力変換装置、半導体装置の製造方法および電力変換装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化することができ、かつ製造コストを低減できる半導体装置、電力変換装置、半導体装置の製造方法および電力変換装置の製造方法を提供する。【解決手段】半導体装置100は、第1半導体素子群1aと第2半導体素子群1bとを含んでいる。第1半導体素子群1aは、複数の第1半導体素子10aを含んでいる。第2半導体素子群1bは、複数の第2半導体素子10bを含んでいる。第1半導体素子群1aは、一体的に構成されている。第2半導体素子群1bは、第1半導体素子群1aとは別体である。【選択図】図2
Description
本開示は、半導体装置、電力変換装置、半導体装置の製造方法および電力変換装置の製造方法に関するものである。
半導体装置の一つとして、電力変換用途に用いられる電力用半導体装置がある。この電力用半導体装置は、例えば、電気鉄道、一般産業用の輸送用機器、電気自動車、ハイブリッド自動車および生活家電等の製品に組み込まれている。また、これまで電力用半導体装置が組み込まれていなかった製品においても省電力化および高効率化等の観点から電力用半導体装置が組み込まれるケースが増えている。これらの製品では小型化が求められるため、これらの製品に搭載される電力用半導体装置にも小型化が求められる。
この電力用半導体装置では、高電圧、大電流および高周波での動作が可能である。この電力用半導体装置が電界効果トランジスタおよび絶縁ゲートバイポーラトランジスタなどのスイッチング素子と組み合わされて、交流モータを制御するインバータおよび電圧を昇圧するDC/DCコンバータなどの電力変換装置が構成される。インバータなどの複数の半導体素子が搭載された半導体装置では、基板に搭載される半導体素子の数が増加するほど、実装面積が大きくなるため、小型化が難しい。
例えば、特許5366866号公報(特許文献1)には、複数の半導体素子が共通の基板上に形成された半導体デバイス(半導体装置)が記載されている。この半導体デバイス(半導体装置)では、複数の半導体素子が共通の基板上に形成されているため、半導体デバイス(半導体装置)の小型化が可能となる。また、正常に動作しない半導体素子を除いて半導体デバイス(半導体装置)が構成されている。
上記公報に記載された半導体デバイス(半導体装置)では、共通の基板上に形成された複数の半導体素子のうち正常に動作しない半導体素子は使用されない。つまり、この半導体デバイスには使用されない半導体素子が含まれている。このため、余剰となる半導体素子が生じる。したがって、半導体デバイスの製造コストが増加する。
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化することができ、かつ製造コストを低減できる半導体装置、電力変換装置、半導体装置の製造方法および電力変換装置の製造方法を提供することである。
本開示の半導体装置は、第1半導体素子群と第2半導体素子群とを含んでいる。第1半導体素子群は、複数の第1半導体素子を含んでいる。第2半導体素子群は、複数の第2半導体素子を含んでいる。第1半導体素子群の複数の第1半導体素子は、第2半導体素子群の複数の第2半導体素子に電気的に接続されている。第1半導体素子群は、一体的に構成されている。第2半導体素子群は、第1半導体素子群とは別体である。
本開示の半導体装置によれば、第1半導体素子群は、一体的に構成されている。このため、半導体装置を小型化することができる。第2半導体素子群は、第1半導体素子群とは別体である。このため、半導体装置に含まれる余剰となる半導体素子が低減され得る。よって、半導体装置の製造コストを低減することができる。
実施の形態1.
以下、実施の形態について図に基づいて説明する。なお、以下では、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
以下、実施の形態について図に基づいて説明する。なお、以下では、同一または相当する部分に同一の符号を付すものとし、重複する説明は繰り返さない。
図1〜図6を用いて、実施の形態1に係る半導体装置100の構成を説明する。
図1に示されるように、半導体装置100は、第1半導体素子群1aと、第2半導体素子群1bと、第1熱伝導部材2aと、第2熱伝導部材2bと、第1電極端子3aと、第2電極端子3bと、複数の第1制御端子4aと、複数の第2制御端子4bと、第1主端子5aと、第2主端子5bと、ワイヤ部7と、封止材8とを備えている。なお、説明の便宜のため、図1では、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bよりも紙面手前側に配置されている封止材8は、図示されていない。また、説明の便宜のため、図2では、第1電極端子3aおよび第2電極端子3bの外形が破線によって示されている。
半導体装置100は、電力用のパワー半導体装置である。半導体装置100は、例えば、空気調和機、冷蔵庫および洗濯機等の家電製品のインバータとして用いられてもよい。半導体装置100は、電気自動車およびハイブリッド自動車の駆動系装置、電気鉄道車両の駆動系装置ならびに照明機器の照度制御装置等に用いられてもよい。
図2に示されるように、第1半導体素子群1aは、複数の第1半導体素子10aを含んでいる。第2半導体素子群1bは、複数の第2半導体素子10bを含んでいる。第1半導体素子群1aは、一体的に構成されている。第2半導体素子群1bは、第1半導体素子群1aとは別体である。本実施の形態において、第2半導体素子群1bは、一体的に構成されている。実施の形態2(図10および図11参照)において後述されるように、複数の第2半導体素子10bは、互いに別体であってもよい。
本実施の形態において、第1半導体素子群1aは3つの第1半導体素子10aを含み、第2半導体素子群1bは3つの第2半導体素子10bを含んでいるが、第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bの数は半導体装置100に必要な機能および電流容量に応じて適宜に決められてもよい。
例えば、半導体装置100が合計4個の第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bを含んでいる場合、半導体装置100は単相交流を作ることができる。例えば、半導体装置100が合計6個の第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bを含んでいる場合には、半導体装置100は三相交流を作ることができる。半導体装置100は、インバータ回路として構成されていてもよい。インバータ回路として構成されている半導体装置100において、複数の第1半導体素子10aおよび複数の第2半導体素子10bが並列接続されている。これにより、半導体装置100の電流容量は、向上し得る。
第1半導体素子群1aの複数の第1半導体素子10aは、第2半導体素子群1bの複数の第2半導体素子10bに電気的に接続されている。複数の第1半導体素子10aは、第2電極端子3bを介して複数の第2半導体素子10bに電気的に接続されている。半導体装置100が動作している状態(オン時)において、第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bの厚み方向に電流が流れている。半導体装置100が停止している状態(オフ時)において、電流は遮断されている。
第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bは、例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)および金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等である。第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bは、電力用のパワー半導体素子である。第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bの材料は、例えば、珪素(Si)、炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)およびガリウムヒ素(GaAs)等である。
第1半導体素子10aは、第1主電極12aと、第1制御電極11aとを含んでいる。第2半導体素子10bは、第2主電極12bと、第2制御電極11bとを含んでいる。第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bの電極には、図示されない接合層が設けられていてもよい。第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bは、図示されない接合層を介してはんだ付けされる。図示されない接合層は、例えば、ニッケル(Ni)のめっき層である。
第1熱伝導部材2aには、第1半導体素子群1aが接合されている。第2熱伝導部材2bには、第2半導体素子群1bが接合されている。第1熱伝導部材2aは、第2熱伝導部材2bとは別体である。第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bは、例えば、平板形状を有している。第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bの材料は、例えば、銅(Cu)等の高熱伝導率を有する金属材料である。
第1電極端子3aは、第1半導体素子群1aに対して第1熱伝導部材2aの反対側で第1半導体素子群1aに接合されている。第1電極端子3aは、平面視において第1主電極12aに重なって第1主電極12aに接合されている。第1電極端子3aは、第1半導体素子群1aの複数の第1半導体素子10aが互いに並ぶ方向に沿って延びている。第1電極端子3aは、複数の第1主電極12aが互いに並ぶ方向に沿って延びている。第1電極端子3aは、複数の第1半導体素子10aの間に設けられたダイシングラインをまたがって延びている。第1電極端子3aは、平板形状を有していてもよい。第1電極端子3aを介して半導体装置100の主電源の電流が第1半導体素子群1aに入出力されてもよい。第2電極端子3bは、第2半導体素子群1bおよび第1熱伝導部材2aに接合されている。第2電極端子3bは、平面視において第2主電極12bに重なって第2主電極12bに接合されている。
第1制御端子4aおよび第2制御端子4bは、第1半導体素子群1aの複数の第1半導体素子10aが互いに並ぶ方向に交差する方向に延びている。第1制御端子4aは、ワイヤ部7を介して第1制御電極11aに電気的に接続されている。第2制御端子4bは、ワイヤ部7を介して第2制御電極11bに電気的に接続されている。第1半導体素子10aの動作を制御するための信号は、第1制御端子4aおよびワイヤ部7を介して第1半導体素子10aに入力される。第2半導体素子10bの動作を制御するための信号は、第2制御端子4bおよびワイヤ部7を介して第2半導体素子10bに入力される。
ワイヤ部7は、例えば、アルミニウム(Al)製のワイヤ(アルミワイヤ)である。アルミワイヤの直径は、例えば、80μm以上500μm以下である。ワイヤ部7は、例えば、超音波接合されている。超音波接合では、ワイヤ部7に荷重および超音波が印加されることによって、ワイヤが塑性変形する。これにより、接合面の酸化皮膜等の接合を阻害する層が破壊されることで、清浄面が露出する。このため、ワイヤ部7が接合面の清浄面に凝着接合によって接合される。
第1主端子5aは、第1熱伝導部材2aに接合されている。第2主端子5bは、第2熱伝導部材2bに接合されている。第1主端子5aおよび第2主端子5bは、平板形状を有していてもよい。図示されない主電源の電流は、第1主端子5aおよび第2主端子5bのそれぞれを介して第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bのそれぞれに入出力されてもよい。
第1電極端子3a、第2電極端子3b、第1制御端子4a、第2制御端子4b、第1主端子5aおよび第2主端子5b(端子部)は、例えば、リード、金属端子、外部電極またはバスバー等である。端子部は、例えば、切削加工、押出し加工、鋳造、鍛造、つぶし加工および放電加工等の加工方法によって成型される。端子部の材料は、金属である。端子部の材料は、例えば、銅(Cu)またはステンレス鋼を基材とした合金である。端子部の表面において、基材の金属が露出していてもよい。端子部の表面は、メッキ処理が施されていてもよい。
封止材8は、第1半導体素子群1a、第2半導体素子群1b、第2電極端子3b、ワイヤ部7、第1はんだ部9a(図3参照)および第2はんだ部9b(図3参照)を封止している。このため、第1半導体素子群1a、第2半導体素子群1bおよびワイヤ部7等は、光、熱、湿度および振動等の外部環境要因ならびに異物およびゴミの付着から保護され得る。図2および図3に示されるように、封止材8は、第1熱伝導部材2a、第2熱伝導部材2b、第1電極端子3a、第2電極端子3b、第1制御端子4a、第2制御端子4b、第1主端子5aおよび第2主端子5bを部分的に封止している。
封止材8の材料は、耐熱性を有する樹脂である。封止材8の材料は、例えば、エポキシ樹脂を含んでいる。封止材8の材料は、例えば、熱硬化性エポキシ樹脂および充填剤を含んでいる。熱硬化性エポキシ樹脂は、高分子内に残存しているエポキシ基が架橋ネットワーク化されることによって硬化する。エポキシ樹脂は、高い耐熱性、耐水性および耐薬品性を有している。エポキシ樹脂は、安定した電気的特性および機械的特性を有している。エポキシ樹脂が硬化する際に、揮発性物質が副生されないため、成形品の寸法変化が小さい。エポキシ樹脂は高い流動性を有しているため、複雑な形状およびインサート等を有する成形品に適している。このため、エポキシ樹脂は、電気部品、機械部品および封止材8として用いられている。充填剤の材料は、例えば、シリカゲル系充填剤である。シリカゲル系充填剤は、熱硬化性エポキシ樹脂に加えられている。
第1電極端子3a、第2電極端子3b、第1制御端子4a、第2制御端子4b、第1主端子5aおよび第2主端子5bは、封止材8から部分的に露出していてもよい。第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bの下面は、封止材8から露出していてもよい。露出している部分は、折り曲げられてもよい。露出している部分は、例えば、第1熱伝導部材2aに対して直交する方向に折り曲げられている。露出している部分の形状は、図示されないインバータ機器等に接続される半導体装置100の形態に応じて、適宜に加工されてもよい。
図2に示されるように、第1制御端子4aおよび第2制御端子4bが封止材8から露出している方向は、第1電極端子3aが封止材8から露出している方向に交差している。本実施の形態において、第1制御端子4aおよび第2制御端子4bが封止材8から露出している方向は、第1電極端子3aが封止材8から露出している方向に直交している。
図3に示されるように、第1半導体素子群1aは、第1はんだ部9aによって第1熱伝導部材2a上に接合されている。第2半導体素子群1bは、第2はんだ部9bによって第2熱伝導部材2b上に接合されている。第1はんだ部9aおよび第2はんだ部9bの材料は、例えば、はんだ、ナノ銀(Ag)ペーストまたはシンタリングペーストである。ナノ銀(Ag)ペーストは、銀(Ag)等の金属の微粒子を含んでいる。ナノ銀(Ag)ペーストは、高い反応性を有している。ナノ銀(Ag)ペーストは、低温で焼結されることによって合金層を形成する。これにより、第1はんだ部9aおよび第2はんだ部9bは、焼結結合される。シンタリングペーストは、例えば、銀(Ag)を含んでいる。本実施の形態において、第1はんだ部9aおよび第2はんだ部9bの材料は、はんだである。
図4に示されるように、第1半導体素子群1aの複数の第1半導体素子10aは、互いに連結されている。第1半導体素子群1aは、共通の基板上に形成されている。第1半導体素子群1aは、ゲート電極EG、ソース電極ES、ソースSO、pウェルPW、SiCエピタキシャル層(n)EL、SiC基板(n+)SUBおよびドレイン電極EDを有している。第1半導体素子群1aは、共通のドレイン電極EDを有している。第1半導体素子群1aは、共通のSiC基板(n+)SUBを有している。複数の第1半導体素子10aの各々は、ゲート電極EG、ソース電極ES、ソースSOおよびpウェルPWを1つずつ有している。第1半導体素子10aは、例えば、単結晶珪素(Si)製のインゴットがスライスされることで形成された円盤に電子回路のパターンが設けられることによって構成されている。
図4および図1に示されるように、本実施の形態において、第2半導体素子群1bは、第1半導体素子群1aと同様の構成を有している。第2半導体素子群1bは、共通の基板上に形成されている。第1半導体素子群1aが形成されている基板は、第2半導体素子群1bが形成されている基板とは別体である。
図5および図1に示されるように、半導体装置100は、例えば、電力の制御、供給および変換を行うように構成されている。半導体装置100は、大容量の電流および電圧を扱うように構成されていてもよい。本実施の形態において、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bは、2in1モジュールを構成している。
図5に示されるように、3つの第1半導体素子10aは、並列に接続されている。本実施の形態において、第1半導体素子群1aの複数の第1半導体素子10aの各々は、ショットキー障壁ダイオード(SBD:Schottky Barrier Diode)である。
3つの第2半導体素子10bは、並列に接続されている。本実施の形態において、第2半導体素子群1bの複数の第2半導体素子10bの各々は、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect)として構成されている。複数の金属酸化物半導体電界効果トランジスタが並列接続されることによって、製品仕様に応じて電流容量が増加し得る。
本実施の形態において、第1半導体素子群1a、第2半導体素子群1b、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bは、ハーフブリッジ回路を構成している。
ハーフブリッジ回路の正極側は、上アームと呼ばれる。ハーフブリッジ回路の負極側は、下アームと呼ばれる。本実施の形態において、第1半導体素子群1aは、下アームとして構成されている。第2半導体素子群1bは、上アームとして構成されている。上アーム(第2半導体素子群1b)と下アーム(第1半導体素子群1a)は、直列に接続されている。第1電極端子3aは、負極端子として構成されている。第1主端子5aは、出力端子として構成されている。第2主端子5bは、正極端子として構成されている。本実施の形態に係るハーフブリッジ回路は、2in1モジュールによって構成されている。本実施の形態に係るハーフブリッジ回路は、3相インバータの1相として機能する。
図6に示されるように、3つのハーフブリッジ回路(3つの半導体装置100)が組み合わせられることによって、三相交流回路が構成されてもよい。互いに120°ずつずれた位相を有する3つの正弦波のPWM(Pulse Width Modulation)コンバータが3つのハーフブリッジ回路の各々に適用されることによって、三相交流が得られる。
次に、図7を用いて、実施の形態1に係る変形例の構成を説明する。なお、説明の便宜のため、図7では、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bよりも紙面手前側に配置されている封止材8は、図示されていない。また、説明の便宜のため、図7において第1電極端子3aおよび第2電極端子3bの外形は、破線によって示されている。
図7に示されるように、実施の形態1に係る変形例において、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bは、直線状に配置されている。第1電極端子3aおよび第2電極端子3bは、直線状に延びている。複数の第1制御端子4aは、第1半導体素子群1aを挟み込むように配置されている。複数の第2制御端子4bは、第2半導体素子群1bを挟み込むように配置されている。
次に、主に図8および図9を用いて、実施の形態1に係る半導体装置100の製造方法を説明する。
図8に示されるように、半導体装置100の製造方法は、切り出される工程S101と、電気的に接続される工程S102とを備えている。
図9に示されるように、複数の第1半導体素子10aおよび複数の第2半導体素子10bは、半導体ウエハ101に形成されている。切り出される工程S101において、第1半導体素子群1aと第2半導体素子群1bとが半導体ウエハ101から切り出される。
第1半導体素子群1aは、一体的に構成されている状態で半導体ウエハ101から切り出される。第1半導体素子群1aは、例えば、3つの第1半導体素子10aが連結している状態で半導体ウエハ101から切り出される。本実施の形態において、第2半導体素子群1bは、一体的に構成されている状態で半導体ウエハ101から切り出される。第2半導体素子群1bは、例えば、3つの第2半導体素子10bが連結している状態で半導体ウエハ101から切り出される。
後述されるように、第2半導体素子群1bが互いに別体である場合には、複数の第2半導体素子10bは1つずつ切り出されてもよい。
半導体ウエハ101が切断(ダイシング)されることによって、第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bが個片化される。なお、本実施の形態において、個片化とは、半導体ウエハ101から第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bが切り出されることである。
半導体ウエハ101は、例えば、ブレードダイシングおよびレーザーダイシングによって切断される。ブレードダイシングでは、半導体ウエハ101は、高速回転する砥粒ブレードによって切断される。レーザーダイシングでは、半導体ウエハ101は、半導体ウエハ101に少なくとも1回照射されるレーザーによって切断される。レーザーダイシングは、ブレードダイシングよりも高速に半導体ウエハ101を個片化できる。このため、レーザーダイシングによって、半導体装置100の製造時間は短くされ得る。また、レーザーダイシングは、ブレードダイシングよりも半導体ウエハ101のチッピングおよびクラックの発生を抑制し得る。このため、レーザーダイシングによって製造された半導体装置100の品質は、ブレードダイシングによって製造された半導体装置100の品質よりも高い。
図9および図1に示されるように、電気的に接続される工程S102において、複数の第1半導体素子10aが複数の第2半導体素子10bに電気的に接続される。
まず、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bの各々が、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bに接合(ダイボンド)される。具体的には、個片化された第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1b、第1熱伝導部材2aならびに第2熱伝導部材2bは、収納トレイに収納される。収納トレイに収納された第1半導体素子群1a、第2半導体素子群1b、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bは、ダイボンド装置に配置される。第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bは、搬送用キャリア等に載せられてから、ボンディングステージに搬送される。
ボンディングステージにおいて、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bのそれぞれに第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bのそれぞれが接合される。第1はんだ部9aおよび第2はんだ部9bの材料(はんだ材)が固体である場合、はんだ材は、ダイボンド装置のロボットアーム等によって吸着されてから、ボンディングステージに配置された第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bの上に配置されてもよい。また、はんだ材が液体である場合、はんだ材は、ディスペンス装置によって第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bに塗布されてもよい。
最適なはんだ材の量は、計算可能である。はんだ材の量が最適である場合、第1はんだ部9aおよび第2はんだ部9bの側面には、はんだフィレットが形成される。
続いて、第1主電極12aおよび第2主電極12bの上に図示されないはんだが配置される。第1電極端子3aおよび第2電極端子3bのそれぞれが、図示されないはんだによって第1主端子5aおよび第2主端子5bのそれぞれに接合される。第1電極端子3aおよび第2電極端子3bは、例えば、リフローはんだ付けによってはんだ付けされる。フラックス剤が第1電極端子3aおよび第2電極端子3b等に塗布されてもよい。半導体装置100が低酸素濃度雰囲気またはギ酸還元雰囲気などに配置されている場合、フラックス剤が用いられなくてもよい。
リフローはんだ付けは、例えば、リフロー装置(リフロー炉)によって行われる。リフロー装置は、例えば、赤外線式リフロー装置および熱風式リフロー装置である。リフロー装置が用いられるリフローはんだ付けにおいて、半導体装置100は、搬送用パレットに載せられる。搬送用パレットは、ローダー(IN)部から投入される。搬送用パレットは、加熱炉のプリヒート(予熱)部、本加熱部および冷却部を通過する。搬送用パレットは、アウトローダー(OUT)部に排出される。プリヒート(予熱)部では、半導体装置100が予熱されることによって、熱衝撃が緩和され得る。また、はんだのフラックスが活性化される。
はんだとして鉛フリーはんだが用いられる場合、本加熱部の加熱温度は、例えば、220℃以上260℃以下である。はんだの溶融温度がはんだの成分組成によって異なるため、加熱温度は適宜に定められてもよい。
被接合層の酸化皮膜は、フラックス剤によって除去されてもよい。フラックス剤が用いられる場合、半導体装置100がリフローされた後に、半導体装置100が洗浄される必要がある。これにより、フラックスの残渣が除去される必要がある。フラックス剤が用いられる場合には、残渣成分が残るという課題および洗浄廃液の処理が困難であるという課題がある。このため、フラックス剤は、用いられなくてもよい。ギ酸還元を利用したリフロー方式が用いられてもよい。
続いて、ワイヤ部7によって第1制御電極11aと第1制御端子4aとが結線される。ワイヤ部7によって第2制御電極11bと第2制御端子4bとが結線される。続いて、封止材8が射出成形またはモールド成形によって成形される。
続いて、第1電極端子3a、第2電極端子3b、第1制御端子4a、第2制御端子4b、第1主端子5aおよび第2主端子5bの少なくともいずれかが適宜に曲げられてもよい。これにより、後工程において製品に半導体装置100が搭載され得る。
半導体装置100の製造工程において、適宜に半導体装置100に対して品質検査が行われてもよい。品質検査は、例えば、外観目視検査、超音波探傷検査(SAT:Scanning Acoustic TomographyおよびC−SAM:Constant depth mode Scanning Acoustic Microscope)、X線検査および電気特性検査等である。また、半導体装置100の製造工程において、適宜に半導体装置100は、還元、洗浄および乾燥がされてもよい。
半導体装置100の製造工程において、自動機による搬送および作業者の人手による運搬における振動および衝撃等によって、半導体装置100の製品の品質に影響が生じ得る。例えば、半導体素子の電極に対する金属端子の位置がずれ得る。例えば、半導体装置100がリフロー装置によってはんだ付けされている際に、はんだの浮力によって金属端子が移動し得る。このため、金属端子が半導体素子の表面電極上に配置された後に、治具等によって半導体素子と金属端子との位置が固定されてもよい。治具は、作業者の手作業によって着脱されてもよい。
続いて、本実施の形態の作用効果を説明する。
実施の形態1に係る半導体装置100によれば、図2に示されるように、第1半導体素子群1aは、一体的に構成されている。このため、第1半導体素子群1aの複数の第1半導体素子10a同士の間隔は、第1半導体素子群1aが互いに別体である場合よりも小さい。仮に、第1半導体素子群1aが互いに別体である場合、ダイボンド装置のボンディングヘッドの位置決め誤差および認識誤差により生じる位置ズレおよび回転ズレに対応するために、複数の第1半導体素子10aの間に隙間が設けられる必要がある。本実施の形態において、第1半導体素子群1aが一体的に構成されているため、複数の第1半導体素子10aの間に隙間が設けられなくてもよい。このため、複数の第1半導体素子群1aが並ぶ方向における第1半導体素子群1aの寸法は、第1半導体素子群1aが互いに別体である場合よりも小さい。よって、半導体装置100を小型化することができる。
図2に示されるように、第2半導体素子群1bは、第1半導体素子群1aとは別体である。このため、第1半導体素子群1aと第2半導体素子群1bとが一体的に構成されている場合よりも、半導体装置100に含まれる余剰となる半導体素子が低減され得る。よって、半導体装置100の製造コストが低減され得る。
第2半導体素子群1bが第1半導体素子群1aと別体であることによって半導体装置100の製造コストが低減されるメカニズムについて、比較例に係る半導体装置によって詳細に説明する。比較例に係る半導体装置では、複数の第1半導体素子10aおよび複数の第2半導体素子10b(半導体素子)のすべてが一体的に構成されている。このため、比較例に係る半導体装置に正常に動作しない半導体素子が含まれていた場合、正常に動作しない半導体素子のみが交換されることができない。すなわち、比較例に係る半導体装置に含まれる半導体素子の数が使用される半導体素子の数と同じであり、かつ比較例に係る半導体装置に正常に動作しない半導体素子が含まれていた場合には、一体的に構成された半導体素子のすべてを交換する必要がある。このため、歩留まりが低下し得る。よって、比較例に係る半導体装置において歩留まりの低下を抑制するためには、比較例に係る半導体装置に含まれる半導体素子の数は、使用される半導体素子の数以上である必要がある。したがって、比較例に係る半導体装置には、使用されない半導体素子が含まれ得るため、余剰となる半導体素子が生じ得る。
本実施の形態において、第2半導体素子群1bは、第1半導体素子群1aとは別体である。これにより、第2半導体素子群1bに正常に動作しない第2半導体素子10bが含まれていた場合であっても、第2半導体素子群1bのみが交換されればよいため、全ての半導体素子が交換される必要がない。このため、余剰となる半導体素子が生じることが抑制され得る。よって、半導体装置100の製造コストが低減され得る。
図2に示されるように、第2半導体素子群1bは、第1半導体素子群1aとは別体である。このため、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bのそれぞれは、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bにフレキシブルに搭載され得る。よって、第1半導体素子群1a、第2半導体素子群1b、第1はんだ部9a、第2はんだ部9b、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2b等が効率的に使用され得る。したがって、半導体装置100の製造コストが低減され得る。
図2に示されるように、第1半導体素子群1aは、一体的に構成されている。このため、第1半導体素子群1aは、一体的に第1熱伝導部材2a上に配置され得る。また、第1半導体素子群1aは、一体的に第1熱伝導部材2aに接合(ボンディング)され得る。よって、第1半導体素子群1aが互いに別体である場合よりも、半導体装置100の製造工程におけるタクトタイム、ボンディング回数およびサイクルタイムが低減され得る。仮に、第1半導体素子群1aが互いに別体である場合、複数の第1半導体素子10aは、第1半導体素子10aの数だけ第1熱伝導部材2a上に配置されかつ接合される必要がある。したがって、半導体装置100の製造工程におけるタクトタイム、ボンディング回数およびサイクルタイムは、第1半導体素子群1aが互いに別体である場合よりも、第1半導体素子群1aの複数の第1半導体素子10a分の1に低減され得る。これにより、半導体装置100の製造コストが低減され得る。
図2に示されるように、第1半導体素子群1aは、一体的に構成されている。このため、半導体装置100の製造工程におけるボンディング回数が低減され得る。よって、位置ズレ等のボンディング不良が低減され得る。
図2に示されるように、第2半導体素子群1bは、一体的に構成されている。このため、第2半導体素子群1bの複数の第2半導体素子10b同士の間隔は、第2半導体素子群1bが互いに別体である場合よりも小さい。仮に、第2半導体素子群1bが互いに別体である場合、ダイボンド装置のボンディングヘッドの位置決め誤差および認識誤差により生じる位置ズレおよび回転ズレに応じて、複数の第2半導体素子10bの間に隙間が設けられる。このため、複数の第2半導体素子群1bが並ぶ方向における第2半導体素子群1bの寸法は、第2半導体素子群1bが互いに別体である場合よりも小さい。よって、半導体装置100を小型化することができる。
図2に示されるように、第1熱伝導部材2aは、第2熱伝導部材2bとは別体である。このため、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bの位置および形状は、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bが一体的に構成されている場合よりも、適宜に決められ得る。これにより、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bの位置および形状は、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bが一体的に構成されている場合よりも、適宜に決められ得る。具体的には、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bの位置および形状は、半導体装置100の形状および端子部の配置に応じて決められ得る。また、端子部の位置および形状は、適宜に決められ得る。具体的には、大電流の経路として用いられる端子部の寸法が短くされ得る。また、端子部が直線状に配置され得る。したがって、インダクタンスが低減され得るため、半導体装置100の動作品質が向上し得る。
図2に示されるように、第1熱伝導部材2aは、第2熱伝導部材2bとは別体である。このため、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bの位置および形状が適宜に決められ得るため、ワイヤ部7の長さが短くされ得る。よって、封止樹脂が注入される際にワイヤ部7が変形することおよび複数のワイヤが互いに接触しショートすることを抑制できる。これにより、半導体装置100の製造品質が向上し得る。
図1に示されるように、第1電極端子3aは、第1半導体素子群1aの複数の第1半導体素子10aが互いに並ぶ方向に沿って延びている。このため、並ぶ方向に交差する方向における第1電極端子3aの寸法が小さくなり得る。よって、第1電極端子3aに流れる電流の経路が短くなるため、大電流が流れる場合であっても、インダクタンスが低減される。したがって、第1電極端子3aの寸法が大きい場合よりも変圧器が高い品質において動作し得る。
図1に示されるように、第1制御端子4aおよび第2制御端子4bは、第1半導体素子群1aの複数の第1半導体素子10aが互いに並ぶ方向に交差する方向に延びている。このため、第1制御端子4aおよび第2制御端子4bは、第1電極端子3aに交差する方向に延びている。よって、第1制御端子4aおよび第2制御端子4bと第1電極端子3aとの距離が増加され得る。したがって、並ぶ方向に交差する方向における半導体装置100の寸法の増加が抑制され、かつ半導体装置100の誘電ノイズが低減され得る。
実施の形態1の変形例に係る半導体装置100によれば、図7に示されるように、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bは、直線状に配置されている。このため、第1電極端子3aおよび第2電極端子3bは、直線状に延び得る。よって、インダクタンスが低減され得るため、半導体装置100の動作品質が向上され得る。
実施の形態1に係る半導体装置100の製造方法によれば、切り出される工程S101において、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bが半導体ウエハ101から切り出される。第1半導体素子群1aは、一体的に構成されている。このため、半導体装置100を小型化することができる。
切り出される工程S101において、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bが半導体ウエハ101から切り出される。第2半導体素子群1bは、第1半導体素子群1aとは別体である。このため、半導体装置100の製造コストが低減され得る。
実施の形態2.
次に、図10を用いて、実施の形態2に係る半導体装置100の構成を説明する。
次に、図10を用いて、実施の形態2に係る半導体装置100の構成を説明する。
図10に示されるように、本実施の形態において、第2半導体素子群1bは、互いに別体である。第2半導体素子群1bの複数の第2半導体素子10bは、互いに間を空けて配置されている。
次に、図11を用いて、実施の形態2に係る半導体装置100の製造方法を説明する。なお、説明の便宜のため、半導体ウエハ101に含まれる第2半導体素子10bは、ハッチングされている。
本実施の形態において、切り出される工程S101では、第2半導体素子群1bの複数の第2半導体素子10bが互いに切り離されてもよい。切り出される工程S101では、半導体ウエハ101から第2半導体素子10bが1つずつ切り出されてもよい。
例えば、一体的である第2半導体素子群1bが半導体ウエハ101の外周部から切り出されることは難しい。また、例えば、製造歩留まりによって正常に動作しない半導体素子が半導体ウエハ101内の不特定箇所に混在し得る。なお、正常に動作しない半導体素子の位置は、例えば、ウエハテストによって特定され得る。このため、良品である第2半導体素子10bのみを含んでおりかつ一体的に構成されている第2半導体素子群1bが常に半導体ウエハ101から切り出され得るとは限られない。
続いて、本実施の形態の作用効果を説明する。
実施の形態2に係る半導体装置100によれば、図10に示されるように、第2半導体素子群1bは、互いに別体である。このため、図11に示されるように、一体的な第2半導体素子群1bが得られない場合であっても、第2半導体素子10bが1つずつ半導体ウエハ101から切り出され得る。よって、半導体ウエハ101に含まれる第2半導体素子10bが1つずつ半導体装置100に使用され得る。このため、半導体ウエハ101に含まれる第2半導体素子10bが使用されずに残ることが抑制されるため、半導体装置100の製造コストが低減され得る。
実施の形態2に係る半導体装置100の製造方法によれば、図11に示されるように、切り出される工程S101において、第2半導体素子群1bの複数の第2半導体素子10bは、互いに切り離される。このため、半導体ウエハ101に含まれる第2半導体素子10bが使用されずに余ることが抑制されるため、半導体装置100の製造コストが低減され得る。
実施の形態3.
次に、図12および図13を用いて、実施の形態3に係る半導体装置100の構成を説明する。
次に、図12および図13を用いて、実施の形態3に係る半導体装置100の構成を説明する。
図12に示されるように、本実施の形態において、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bは、凹部Gを含んでいる。平面視において、第1熱伝導部材2aの凹部Gの寸法は、第1半導体素子群1aおよび第1はんだ部9a(図13参照)よりも大きい。平面視において、第2熱伝導部材2bの凹部Gの寸法は、第2半導体素子群1bおよび第2はんだ部9b(図13参照)よりも大きい。
凹部Gは、底部21と、複数の辺部22と、角部23を有している。複数の辺部22は、底部21の周囲に配置されている。複数の辺部22は、テーパー形状を有している。角部23は、複数の辺部22の間に配置されている。角部23は、第1半導体素子群1aから第1熱伝導部材2aに向かう方向から見たとき、複数の辺部22に対して底部21とは反対側に突き出している。角部23は、テーパー形状を有していてもよい。角部23は、複数の辺部22に対して底部21とは反対側において湾曲している。角部23は、複数の辺部22に囲まれた領域の外側において膨らんでいる。角部23の形状は、例えば、半円状である。本実施の形態において、4つの角部23が設けられている。
図13に示されるように、第1半導体素子群1aは、第1熱伝導部材2aの凹部Gに嵌合している状態で底部21に接合されている。第2半導体素子群1bは、第2熱伝導部材2bの凹部Gに嵌合している状態で底部21に接合されている。
続いて、本実施の形態の作用効果を説明する。
実施の形態3に係る半導体装置100によれば、図12に示されるように、複数の辺部22は、テーパー形状を有している。このため、凹部Gに第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bが接合される際に、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bがテーパー形状に沿って凹部G内に配置され得る。よって、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bの位置が容易に決められ得る。
図12に示されるように、角部23は、第1半導体素子群1aから第1熱伝導部材2aに向かう方向から見たとき、複数の辺部22に対して底部21とは反対側に突き出している。このため、複数の第1半導体素子10aおよび複数の第2半導体素子10bの各々の角が角部23に接触することが抑制され得る。よって、複数の第1半導体素子10aおよび複数の第2半導体素子10bの各々の角に応力がかかることが抑制され得る。
図13に示されるように、第1半導体素子群1aは、第1熱伝導部材2aの凹部Gに嵌合している状態で底部21に接合されており、第2半導体素子群1bは、第2熱伝導部材2bの凹部Gに嵌合している状態で底部21に接合されている。このため、第1はんだ部9aおよび第2はんだ部9bが凹部Gから流出することが抑制され得る。よって、良好なはんだ付け性および高い製品品質が得られる。
図12に示されるように、複数の辺部22および角部23は、テーパー形状を有している。このため、複数の辺部22および角部23に第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bが接触した場合であっても、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bに応力がかかることが抑制され得る。第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bへの応力は、例えば、ボンディングヘッドによる荷重印加によって生じうる。よって、第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bの割れ、欠けおよびチッピング等が抑制され得る。
実施の形態4.
次に、図14を用いて、実施の形態4に係る半導体装置100の構成を説明する。
次に、図14を用いて、実施の形態4に係る半導体装置100の構成を説明する。
図14に示されるように、半導体装置100は、第1はんだ部9aと、第2はんだ部9bを含んでいる。本実施の形態において、第1はんだ部9aは、第1半導体素子群1aと第1熱伝導部材2aとの間に配置されている。第2はんだ部9bは、第2半導体素子群1bと第2熱伝導部材2bとの間に配置されている。
第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bは、凹凸部24を含んでいる。凹凸部24は、例えば、ショットブラスト加工、サンドブラスト加工および梨地加工等によって設けられている。図15に示されるように、凹凸部24は、凹部Gの底部21に設けられていてもよい。
第1半導体素子群1aは、第1はんだ部9aが第1熱伝導部材2aの凹凸部24に入った状態で、第1はんだ部9aによって第1熱伝導部材2aに接合されている。第2半導体素子群1bは、第2はんだ部9bが第2熱伝導部材2bの凹凸部24に入った状態で、第2はんだ部9bによって第2熱伝導部材2bに接合されている。
続いて、本実施の形態の作用効果を説明する。
実施の形態4に係る半導体装置100によれば、図14に示されるように、第1半導体素子群1aは、第1はんだ部9aが第1熱伝導部材2aの凹凸部24に入った状態で、第1はんだ部9aによって第1熱伝導部材2aに接合されており、第2半導体素子群1bは、第2はんだ部9bが第2熱伝導部材2bの凹凸部24に入った状態で、第2はんだ部9bによって第2熱伝導部材2bに接合されている。このため、第1はんだ部9aおよび第2はんだ部9bと凹凸部24との間にアンカー効果が生じている。なお、本実施の形態において、アンカー効果とは、はんだ材が凹凸部24に入り込むことによってはんだ材と凹凸部24との間に生じる接合力が向上する効果である。このため、第1はんだ部9aと第1熱伝導部材2aとの接合力および第2はんだ部9bと第2熱伝導部材2bとの接合力が向上し得る。
実施の形態5.
次に、図16を用いて、実施の形態5に係る半導体装置100の構成を説明する。
次に、図16を用いて、実施の形態5に係る半導体装置100の構成を説明する。
図16に示されるように、本実施の形態において、半導体装置100は、冷却器20をさらに含んでいる。
本実施の形態において、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bは、セラミック基板2の表面に設けられた回路パターンである。回路パターンは、例えば、銅(Cu)等の金属配線によって構成されている。セラミック基板2は、回路パターン(第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2b)、セラミック部2cおよび応力緩和部材2dを含んでいる。セラミック基板2は、三層構造を有している。回路パターン(第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2b)は、共通のセラミック部2cの上に配置されている。
応力緩和部材2dは、回路パターン(第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2b)とでセラミック部2cを挟み込んでいる。応力緩和部材2dは、金属板である。応力緩和部材2dの材料は、例えば、アルミニウム(Al)等である。応力緩和部材2dは、セラミック部2cによって第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bに対して絶縁されている。
冷却器20は、第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2bに対して第1半導体素子群1aおよび第2半導体素子群1bとは反対側に配置されている。冷却器20は、応力緩和部材2dに接合されている。大電流が半導体装置100に通電された際に第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bから生じる熱は、セラミック基板2を経由して冷却器20から放熱される。
続いて、本実施の形態の作用効果を説明する。
実施の形態5に係る半導体装置100によれば、図16に示されるように、半導体装置100は、冷却器20をさらに含んでいる。このため、第1半導体素子10aおよび第2半導体素子10bから生じた熱は、効率的に放熱され得る。
図16に示されるように、セラミック基板2は、回路パターン(第1熱伝導部材2aおよび第2熱伝導部材2b)、セラミック部2cおよび応力緩和部材2dを含んでいる。応力緩和部材2dは、回路パターンとでセラミック部2cを挟み込んでいる。このため、セラミック基板2の回路パターンと応力緩和部材2dとは絶縁され得る。
図16に示されるように、冷却器20は、応力緩和部材2dに接合されている。このため、冷却器20とセラミック基板2との間に線膨張係数の違いによる熱応力が発生した場合に、応力緩和部材2dによって応力が緩和され得る。よって、冷却器20とセラミック基板2との接合部においてクラック等が生じることが抑制され得る。したがって、冷却器20とセラミック基板2との良好な接合が得られる。
実施の形態6.
本実施の形態は、上述した実施の形態1〜5にかかる半導体装置を電力変換装置に適用したものである。本開示は特定の電力変換装置に限定されるものではないが、以下、実施の形態6として、三相のインバータに本開示を適用した場合について説明する。
本実施の形態は、上述した実施の形態1〜5にかかる半導体装置を電力変換装置に適用したものである。本開示は特定の電力変換装置に限定されるものではないが、以下、実施の形態6として、三相のインバータに本開示を適用した場合について説明する。
図17は、本実施の形態にかかる電力変換装置を適用した電力変換システムの構成を示すブロック図である。
図17に示す電力変換システムは、電源150、電力変換装置200、負荷300から構成される。電源150は、直流電源であり、電力変換装置200に直流電力を供給する。電源150は種々のもので構成することが可能であり、例えば、直流系統、太陽電池、蓄電池で構成することができるし、交流系統に接続された整流回路やAC/DCコンバータで構成することとしてもよい。また、電源150を、直流系統から出力される直流電力を所定の電力に変換するDC/DCコンバータによって構成することとしてもよい。
電力変換装置200は、電源150と負荷300の間に接続された三相のインバータであり、電源150から供給された直流電力を交流電力に変換し、負荷300に交流電力を供給する。電力変換装置200は、図17に示すように、直流電力を交流電力に変換して出力する主変換回路201と、主変換回路201を制御する制御信号を主変換回路201に出力する制御回路203とを備えている。
負荷300は、電力変換装置200から供給された交流電力によって駆動される三相の電動機である。なお、負荷300は特定の用途に限られるものではなく、各種電気機器に搭載された電動機であり、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車、鉄道車両、エレベーター、もしくは、空調機器向けの電動機として用いられる。
以下、電力変換装置200の詳細を説明する。主変換回路201は、スイッチング素子と還流ダイオードを備えており(図示せず)、スイッチング素子がスイッチングすることによって、電源150から供給される直流電力を交流電力に変換し、負荷300に供給する。主変換回路201の具体的な回路構成は種々のものがあるが、本実施の形態にかかる主変換回路201は2レベルの三相フルブリッジ回路であり、6つのスイッチング素子とそれぞれのスイッチング素子に逆並列された6つの還流ダイオードから構成することができる。主変換回路201の各スイッチング素子および各還流ダイオードの少なくともいずれかは、上述した実施の形態1〜5のいずれかの半導体装置に相当する半導体装置が有するスイッチング素子又は還流ダイオードである。6つのスイッチング素子は2つのスイッチング素子ごとに直列接続され上下アームを構成し、各上下アームはフルブリッジ回路の各相(U相、V相、W相)を構成する。そして、各上下アームの出力端子、すなわち主変換回路201の3つの出力端子は、負荷300に接続される。
また、主変換回路201は、各スイッチング素子を駆動する駆動回路(図示なし)を備えているが、駆動回路は半導体装置に内蔵されていてもよいし、半導体装置とは別に駆動回路を備える構成であってもよい。駆動回路は、主変換回路201のスイッチング素子を駆動する駆動信号を生成し、主変換回路201のスイッチング素子の制御電極に供給する。具体的には、後述する制御回路203からの制御信号に従い、スイッチング素子をオン状態にする駆動信号とスイッチング素子をオフ状態にする駆動信号とを各スイッチング素子の制御電極に出力する。スイッチング素子をオン状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以上の電圧信号(オン信号)であり、スイッチング素子をオフ状態に維持する場合、駆動信号はスイッチング素子の閾値電圧以下の電圧信号(オフ信号)となる。
制御回路203は、負荷300に所望の電力が供給されるよう主変換回路201のスイッチング素子を制御する。具体的には、負荷300に供給すべき電力に基づいて主変換回路201の各スイッチング素子がオン状態となるべき時間(オン時間)を算出する。例えば、出力すべき電圧に応じてスイッチング素子のオン時間を変調するPWM制御によって主変換回路201を制御することができる。そして、各時点においてオン状態となるべきスイッチング素子にはオン信号を、オフ状態となるべきスイッチング素子にはオフ信号が出力されるよう、主変換回路201が備える駆動回路に制御指令(制御信号)を出力する。駆動回路は、この制御信号に従い、各スイッチング素子の制御電極にオン信号又はオフ信号を駆動信号として出力する。
続いて、図18を用いて本実施の形態に係る電力変換装置200の製造方法を説明する。
図18に示されるように、電力変換装置200の製造方法は、準備される工程S201と、制御回路に接続される工程S202とを備えている。準備される工程S201において、半導体装置100が準備される。制御回路203に接続される工程において、主変換回路201が制御回路203に接続される。
続いて、本実施の形態の作用効果を説明する。
本実施の形態に係る電力変換装置200では、図17に示されるように、主変換回路201を構成する半導体装置として実施の形態1〜5にかかる半導体装置100を適用するため、小型化することができ、かつ製造コストを低減できる電力変換装置200を実現することができる。
本実施の形態では、2レベルの三相インバータに本開示を適用する例を説明したが、本開示は、これに限られるものではなく、種々の電力変換装置に適用することができる。本実施の形態では、2レベルの電力変換装置としたが3レベルやマルチレベルの電力変換装置であっても構わないし、単相負荷に電力を供給する場合には単相のインバータに本開示を適用しても構わない。また、直流負荷等に電力を供給する場合にはDC/DCコンバータやAC/DCコンバータに本開示を適用することも可能である。
また、本開示を適用した電力変換装置は、上述した負荷が電動機の場合に限定されるものではなく、例えば、放電加工機やレーザー加工機、又は誘導加熱調理器や非接触給電システムの電源装置として用いることもでき、さらには太陽光発電システムや蓄電システム等のパワーコンディショナーとして用いることも可能である。
本実施の形態に係る電力変換装置200の製造方法では、図18に示されるように、準備される工程において、半導体装置100が準備される。主変換回路201を構成する半導体装置として実施の形態1〜5にかかる半導体装置100が適用される。このため、小型化することができ、かつ製造コストを低減できる電力変換装置200を実現することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1a 第1半導体素子群、1b 第2半導体素子群、2a 第1熱伝導部材、2b 第2熱伝導部材、3a 第1電極端子、4a 制御端子、4b 第2制御端子、9a 第1はんだ部、9b 第2はんだ部、10a 第1半導体素子、10b 第2半導体素子、20 冷却器、21 底部、22 辺部、23 角部、24 凹凸部、100 半導体装置、101 半導体ウエハ、150 電源、200 電力変換装置、201 主変換回路、203 制御回路、300 負荷、G 凹部。
Claims (13)
- 複数の第1半導体素子を含む第1半導体素子群と、
複数の第2半導体素子を含む第2半導体素子群とを備え、
前記第1半導体素子群の前記複数の第1半導体素子は、前記第2半導体素子群の前記複数の第2半導体素子に電気的に接続されており、
前記第1半導体素子群は、一体的に構成されており、
前記第2半導体素子群は、前記第1半導体素子群とは別体である、半導体装置。 - 前記第2半導体素子群は、一体的に構成されている、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第2半導体素子群は、互いに別体である、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第1半導体素子群が接合された第1熱伝導部材と、
前記第2半導体素子群が接合された第2熱伝導部材とを備え、
前記第1熱伝導部材は、前記第2熱伝導部材とは別体である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記第1半導体素子群、前記第2半導体素子群、前記第1熱伝導部材および前記第2熱伝導部材は、ハーフブリッジ回路を構成している、請求項4に記載の半導体装置。
- 前記第1半導体素子群に対して前記第1熱伝導部材の反対側で前記第1半導体素子群に接合された第1電極端子を備え、
前記第1電極端子は、前記第1半導体素子群の前記複数の第1半導体素子が互いに並ぶ方向に沿って延びている、請求項4または5に記載の半導体装置。 - 前記複数の第1半導体素子の各々に電気的に接続された複数の第1制御端子と、
前記複数の第2半導体素子の各々に電気的に接続された複数の第2制御端子とを備え、
前記第1制御端子および前記第2制御端子は、前記並ぶ方向に交差する方向に延びている、請求項6に記載の半導体装置。 - 前記第1熱伝導部材および前記第2熱伝導部材は、底部と、前記底部の周囲に配置された複数の辺部と、前記複数の辺部の間に配置された角部とを有する凹部を含み、
前記辺部は、テーパー形状を有し、
前記角部は、前記第1半導体素子群から前記第1熱伝導部材に向かう方向から見たとき、前記複数の辺部に対して前記底部とは反対側に突き出しており、
前記第1半導体素子群は、前記第1熱伝導部材の前記凹部に嵌合している状態で前記底部に接合されており、
前記第2半導体素子群は、前記第2熱伝導部材の前記凹部に嵌合している状態で前記底部に接合されている、請求項4〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 前記第1半導体素子群と前記第1熱伝導部材との間に配置された第1はんだ部と、
前記第2半導体素子群と前記第2熱伝導部材との間に配置された第2はんだ部とを備え、
前記第1熱伝導部材および前記第2熱伝導部材は、凹凸部を含み、
前記第1半導体素子群は、前記第1はんだ部が前記第1熱伝導部材の前記凹凸部に入った状態で、前記第1はんだ部によって前記第1熱伝導部材に接合されており、
前記第2半導体素子群は、前記第2はんだ部が前記第2熱伝導部材の前記凹凸部に入った状態で、前記第2はんだ部によって前記第2熱伝導部材に接合されている、請求項4〜8のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 冷却器をさらに備え、
前記冷却器は、前記第1熱伝導部材および前記第2熱伝導部材に対して前記第1半導体素子群および前記第2半導体素子群とは反対側に配置されている、請求項4〜9のいずれか1項に記載の半導体装置。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の前記半導体装置を有し、入力される電力を変換して出力する主変換回路と、
前記主変換回路を制御する制御信号を前記主変換回路に出力する制御回路とを備えた電力変換装置。 - 複数の第1半導体素子を含みかつ一体的に構成された第1半導体素子群と、前記第1半導体素子群とは別体でありかつ複数の第2半導体素子を含む第2半導体素子群とが半導体ウエハから切り出される工程と、
前記複数の第1半導体素子が前記複数の第2半導体素子に電気的に接続される工程とを備えた、半導体装置の製造方法。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の前記半導体装置が準備される工程と、
前記半導体装置を有しかつ入力される電力を変換して出力する主変換回路が前記主変換回路を制御する制御信号を前記主変換回路に出力する制御回路に接続される工程とを備えた、電力変換装置の製造方法。
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