JP2021150360A - 発光装置 - Google Patents

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【課題】低コストで発光特性に優れた青色発光素子(LED)と蛍光体の組合せで、広い波長範囲にわたって発光強度が高く、ハロゲンランプのような幅広い発光スペクトルを有する発光装置を提供することを目的とする。【解決手段】発光素子と蛍光体を備えた発光装置であって、発光ピーク波長が380nm以上、480nm以下にある青色発光素子と、前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が400nm以上、600nm未満にある青〜橙色蛍光体と、前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が600nm以上、700nm未満にある赤色蛍光体と、前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が700nm以上、900nm未満にある第1の近赤外蛍光体とを備える発光装置。【選択図】図1

Description

本発明は、発光素子と蛍光体を備えた発光装置に関する。
蛍光体は、優れた発光特性を有すると共に、非常に低いエネルギーで発光が可能なものであることから、環境面においても注目されている材料である。また、近年の省電力に対する社会ニーズの増大に伴い、蛍光体の優れた省エネルギー性を活かして、既存のランプに対する代替ニーズも高い。さらに、発光波長に応じて、様々な分野への応用が期待されている。
白色LEDは広く普及し、照明用の蛍光灯からの置き換えが進んでいる。特許文献1には、近赤外線の波長領域で発光する蛍光体を備えた発光装置が提案されている。非特許文献1には、紫外発光素子(LED)励起型超広域帯発光素子が開示されている。
特開2019−189721号公報
http://www.optronics−media.com/news/20200123/62518/
しかし、分光分析機器などで使われる水銀ランプ、重水素ランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプは、LEDへの置き換わりが遅い。これは、深紫外の領域ではLEDの取り出し効率が悪いことが原因として挙げられる。赤外領域においてはハロゲンランプの効率が高いことが挙げられるが、ハロゲンランプは寿命が短く、交換するたびに分光分析機器の補正を行わなければならないという問題があった。また、光源の小型化が求められていた。
図7に、ハロゲンランプの発光スペクトルを示す。図7からわかるように、ハロゲンランプでは短波長側の発光強度が弱いという問題がある。
図8に、特許文献1に記載の発光装置について、本発明者が行った再現実験による発光スペクトルを示す。図8からわかるように、特許文献1に記載の発光装置では、500nm付近に谷間(発光強度が弱い)が存在するという問題がある。また、900nm以上でも発光強度が落ちている。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、低コストで発光特性に優れた青色発光素子(LED)と蛍光体の組合せで、広い波長範囲にわたって発光強度が高く、ハロゲンランプのような幅広い発光スペクトルを有する発光装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、発光素子と蛍光体を備えた発光装置であって、発光ピーク波長が380nm以上、480nm以下にある青色発光素子と、前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が400nm以上、600nm未満にある青〜橙色蛍光体と、前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が600nm以上、700nm未満にある赤色蛍光体と、前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が700nm以上、900nm未満にある第1の近赤外蛍光体とを備える発光装置を提供する。
このような発光装置によれば、低コストで発光特性に優れた青色発光素子(LED)と蛍光体の組合せで、広い波長範囲にわたって発光強度が高く、幅広い発光スペクトルを有する発光装置となる。
このとき、前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が900nm以上、1100nm以下にある第2の近赤外蛍光体をさらに備える発光装置とすることができる。
これにより、長波長側にさらに広い波長範囲にわたって発光強度が高く、幅広い発光スペクトルを有する発光装置となる。
このとき、前記第2の近赤外蛍光体は、2種類以上の蛍光体を含むものである発光装置とすることができる。
これにより、900nm以上1100nm以下において発光強度の低下をより抑制できるものとなる。
このとき、発光ピーク波長が250nm以上、380nm未満にある紫外発光素子と、前記紫外発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が300nm以上、420nm以下にある紫外〜青色蛍光体とをさらに備える発光装置とすることができる。
これにより、短波長側にさらに広い波長範囲にわたって発光強度が高く、幅広い発光スペクトルを有する発光装置となる。
このとき、前記紫外〜青色蛍光体は、2種類以上の蛍光体を含むものである発光装置とすることができる。
これにより、300nm以上420nm以下において発光強度の低下をより抑制できるものとなる。
このとき、前記青〜橙色蛍光体、前記赤色蛍光体、前記第1の近赤外蛍光体のうちの少なくとも一つ以上の蛍光体は、それぞれ、2種類以上の蛍光体を含むものである発光装置とすることができる。
これにより、広い波長範囲にわたって発光強度の低下をより抑制できるものとなる。
このとき、発光波長が380nm以上、1100nm以下の全領域において、前記全領域における最大発光強度の10%以上の発光強度を有するものである発光装置とすることができる。
このように、本発明に係る発光装置は、上記のような広い波長範囲にわたって発光強度が高く、幅広い発光スペクトルを有する発光装置である。
以上のように、本発明の発光装置によれば、低コストで発光特性に優れた青色発光素子(LED)を用いて、例えば分光分析などに好適な、広い波長範囲にわたって発光強度が高く、幅広い発光スペクトルを有する発光装置を提供できる。
本発明に係る発光装置の一例を示す。 本発明に係る発光装置に追加可能な発光装置の例を示す。 実施例1に係る発光装置の発光スペクトルを示す。 参考例1に係る発光装置の発光スペクトルを示す。 実施例2に係る発光装置の発光スペクトルを示す。 各波長のLED素子の電力変換効率WPEを示す。 ハロゲンランプの発光スペクトルを示す。 特許文献1に記載の発光装置の発光スペクトル(本発明者による再現実験)を示す。
以下、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
上述のように、低コストで発光特性に優れた青色発光素子(LED)と蛍光体の組合せで、広い波長範囲にわたって発光強度が高く、ハロゲンランプのような幅広い発光スペクトルを有する発光装置が求められていた。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討を重ねた結果、発光素子と蛍光体を備えた発光装置であって、発光ピーク波長が380nm以上、480nm以下にある青色発光素子と、前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が400nm以上、600nm未満にある青〜橙色蛍光体と、前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が600nm以上、700nm未満にある赤色蛍光体と、前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が700nm以上、900nm未満にある第1の近赤外蛍光体とを備える発光装置により、低コストで発光特性に優れた青色発光素子(LED)を用いて、広い波長範囲にわたって発光強度が高く、幅広い発光スペクトルを有する発光装置を提供できることを見出し、本発明を完成した。
以下、図面を参照して説明する。
まず、本発明者が本発明を完成するにあたり、行った検討について説明する。
表1に各波長の発光素子(LED)の、投入電力に対する光出力、電力変換効率Wall Plug Efficiency(以下、「WPE」と略す)を示す。なお、電力変換効率WPEは以下の式であらわされる。
WPE(%)=(光出力W)/(投入電力W)
=(光出力W)/((電流A)×(電圧V))
Figure 2021150360
また、この表1の電力変換効率WPEをグラフにしたものが、図6である。発光ピーク波長が350〜400nmのUVA−LEDの電力変換効率WPEは37〜47%であり、発光ピーク波長が450nmの青色発光素子(LED)の58%に比べると低いことがわかる。
表2に、各波長の光子が持つエネルギーを示す。なお、エネルギーEは、
E(eV)=1239.8/λ(nm)
であらわされる。
Figure 2021150360
非特許文献1に記載されているように紫外発光素子(UV−LED)で近赤外蛍光体を励起、発光させるには、ストークスシフトが大きい。具体的には、350nmから1000nmでは3.54−1.24=2.30(eV)だが、450nmから1000nmでは2.76−1.24=1.52(eV)となり、エネルギー損失が小さい。また、表1より、現状では、青色発光素子(LED)の電力変換効率WPEの方が、紫外発光素子(UV−LED)のそれよりも高いので、紫外領域が必要な場合においては発光素子を分けた方が効率は良い。しかし、光源が複数あるために使いにくいという場合もあり、電力変換効率WPEを落としてでも光源を1つにする場合には、紫外発光素子と蛍光体を組み合わせる方式が良い。例えば、発光ピーク波長が363nmの紫外LEDと発光ピーク波長が395nmの(Sr,Mg):Eu2+蛍光体と、発光ピーク波長が450nmにある(Sr,Ba,Ca)10(POCl:Eu2+蛍光体と、発光ピーク波長が486nmにあるLu(Al,Ga)12:Ce3+蛍光体と、発光ピーク波長が642nmにある(Sr,Ca)AlSiN:Eu2+赤色蛍光体と、発光ピーク波長が810nmにあるScBO:Cr3+蛍光体と、発光ピーク波長が878nmにあるY(Al,Ga)12:Cr3+、Nd3+蛍光体と、発光ピーク波長1030nmにあるY(Al,Ga)12:Cr3+、YB3+蛍光体を用いることで、図5と同様な発光スペクトルが得られる。
赤色発光素子(LED)で近赤外蛍光体を励起、発光させるのが、ストークスシフトが小さく効率は良いが、赤色発光素子(LED)で発光しない蛍光体があることと、赤色発光素子(LED)の温度特性が悪いことから、青色発光素子(LED)で近赤外蛍光体を励起、発光させる方式を採用することとした。
(発光装置)
図1に、本発明に係る発光装置100の一例を示す。本発明に係る発光装置100は、基板40上に配置された発光素子10と、発光素子10からの光の一部を吸収して発光素子10の発光波長とは異なる波長の光Lに変換する蛍光体1とを含むものである。発光素子10としては、発光ピーク波長が380nm以上、480nm以下にある青色発光素子10aを備えている。このような青色発光素子10aは、高品質で低コストのものが比較的容易に入手が可能なものである。
蛍光体1としては、青色発光素子10aの出射光によって励起される蛍光体であって、発光ピーク波長が400nm以上、600nm未満にある青〜橙色蛍光体1a、発光ピーク波長が600nm以上、700nm未満にある赤色蛍光体1b、発光ピーク波長が700nm以上、900nm未満にある第1の近赤外蛍光体1cを備えている。
また、青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が900nm以上、1100nm以下にある第2の近赤外蛍光体1dをさらに備えていることが好ましい。このような第2の近赤外蛍光体1dをさらに備えることで、900nm以上の範囲においても発光強度の低下がより抑制された発光装置となるため、好ましい。
蛍光体1(1a,1b,1c,1d)は、発光素子10を被覆する樹脂やガラスなどからなる封止体としても機能する蛍光体層20の中に分散させられ、パッケージ30に収納されている。蛍光体層20の中には樹脂のほか、例えば、フィラー2や、蛍光体1等の分散性を高めるための添加物などを、適宜添加することができる。また、パッケージ30と基板40とは一体成型されていても良い。
また、発光素子10として、発光ピーク波長が250nm以上、380nm未満にある紫外発光素子10bと、蛍光体1として、発光ピーク波長が300nm以上、420nm以下にある紫外〜青色蛍光体1eとをさらに備えた発光装置としても良い。
このような発光装置は、例えば、紫外発光素子10bと紫外〜青色蛍光体1eを備えた図2に示す発光装置200と、上記の青色発光素子10aと、青〜橙色蛍光体1aと、赤色蛍光体1bと、第1の近赤外蛍光体1cと、好ましくはさらに第2の近赤外蛍光体1dを備えた図1に示す発光装置100の2つで構成することができる。なお、図2において、図1と同等の事項については同じ符号を付し、説明は適宜省略する。このような2種の発光装置を備えたものであれば、さらに短波長側にさらに広い波長範囲にわたって発光強度が高く、幅広い発光スペクトルを有するものとなる。
(蛍光体)
400nm以上、600nm未満に発光がある青〜橙色蛍光体1aとしては、Lu(Al,Ga)12:Ce3+(LuGAG)、Sr:Eu2+やBaMgAl1017:Eu2+、Sr10(POCl:Eu2+、(Ba,Sr,Ca,Mg)10(POCl:Eu2+、SrAl1425:Eu2+、(Ba,Sr)Si:Eu2+、(Ca,Sr,Ba)Mg(SiO(F,Cl,Br):Eu2+、BaMgAl1017:Eu2+,Mn2+、SrAl:Eu2+、LuAl12:Ce3+、Y(Al,Ga)12:Ce3+、(Ba,Sr,Ca)SiO:Eu2+、LaSi11:Ce3+、Si6−xAl8−x:Eu2+、(Ba,Sr,Ca)Ga:Eu2+などから選択される1つ以上の蛍光体を使うことができる。
また、600nm以上、700nm未満に発光がある赤色蛍光体1bとしては、(Sr,Ca)AlSiN:Eu2+(SCASN)、CASN、(Ba,Sr,Ca)Si:Eu2+、SrLiAl:Eu2+、KSiF:Mn4+、3.5MgO・0.5MgF・GeO:Mn4+などから選択される1つ以上の蛍光体を使うことができる。
700nm以上、900nm未満に発光する第1の近赤外蛍光体1cとしては、ScBO:Cr3+(SBO)、Y(Al,Ga)12:Cr3+、Nd3+(YGG:Nd)、LiAlO:Fe3+や(Y,Gd)(Al,Ga)12:CrなどのCr付活のガーネット系蛍光体から選択される1つ以上の蛍光体を使うことができる。
900nm以上、1100nm以下に発光する第2の近赤外蛍光体1dとしては、Y(Al,Ga)12:Cr3+、Yb3+(YGG:Yb)や、La(Al,Ga)12:CrなどのCr付活のガーネット系蛍光体、CaCuSi10から選択される1つ以上の蛍光体を使うことができる。
発光ピーク波長が300nm以上、420nm以下にある紫外〜青色蛍光体1eとしては、(Sr,Mg):Eu2+(SPE)、LaPO:Ce3+、YPO:Ce3+、SrAl1219:Ce3+、SrAl1219:Eu2+、BaMgSi:Eu2+、(Sr,Ba)AlSi:Eu2+やその他の材料から選択される1つ以上の蛍光体を使うことができる。
また、青〜橙色蛍光体1a、赤色蛍光体1b、第1の近赤外蛍光体1c、第2の近赤外蛍光体1d、紫外〜青色蛍光体1eのそれぞれは、2種類以上の蛍光体を含むものとすることができる。これにより、より発光強度の低下を抑制できるものとなる。
本発明に係る発光装置は、発光波長が380nm以上、1100nm以下の全領域において、前記全領域における最大発光強度の10%以上の発光強度を有するものとすることができる。本発明によれば、このような極めて広い波長範囲で、高い発光強度を有する発光装置とすることもできる。
以下、実施例を挙げて本発明について詳細に説明するが、これは本発明を限定するものではない。
(実施例1)
発光ピーク波長が435nmの青色発光素子(LED)と、発光ピーク波長が486nmの青緑色蛍光体であるLu(Al,Ga)12:Ce3+(以下、「LuGAG」と略す)と、発光ピーク波長642nmの赤色蛍光体である(Sr,Ca)AlSiN:Eu2+(以下、「SCASN」と略す)蛍光体と、発光ピーク波長810nmの蛍光体であるScBO:Cr3+(以下、「SBO」と略す)と、発光ピーク波長878nmの蛍光体であるY(Al,Ga)12:Cr3+、Nd3+(以下、「YGG:Nd」と略す)と、発光ピーク波長1030nmの蛍光体であるY(Al,Ga)12:Cr3+、Yb3+(以下、「YGG:Yb」と略す)とを用いて、発光装置を作製した。熱硬化型のシリコーン樹脂と、蛍光体の沈降を防ぐためにアエロジルを用いた。配合比率を以下に示す。
シリコーン樹脂A(主剤) 0.5000g
シリコーン樹脂B(硬化剤) 0.5000g
アエロジル 0.0150g
LuGAG 0.5999g
SCASN 0.0392g
SBO 0.3640g
YGG:Nd 0.9649g
YGG:Yb 0.9722g
図3に、実施例1での発光装置から得られた発光スペクトルを示す。図3と、特許文献1に記載の発光装置の発光スペクトルである図8とを比較すると、実施例1の発光装置は、広い範囲にわたって、発光強度が高いものであることがわかる。
(参考例1)
発光ピーク波長が363nmの紫外発光素子(LED)と、発光ピーク波長が397nmの蛍光体である(Sr,Mg):Eu2+(以下、「SPE」と略す)を用いて、発光装置を作製した。熱硬化型のシリコーン樹脂と蛍光体の沈降を防ぐためにアエロジルを用いた。配合比率を以下に示す。
シリコーン樹脂A(主剤) 0.5000g
シリコーン樹脂B(硬化剤) 0.5000g
アエロジル 0.0150g
SPE蛍光体 1.0000g
参考例1に係る発光装置の発光スペクトルを、図4に示す。参考例1に係る発光装置は、350nm〜420nmの間に発光スペクトルのピークを有するものである。
(実施例2)
実施例1の発光装置と、参考例1の発光装置とを組み合わせた発光装置について検討した。このような発光装置の発光スペクトルは、実施例1(図3)と参考例1(図4)の発光スペクトルを合わせたものであり、図5に示されるような発光スペクトルとなる。図5からわかるように、図3の発光スペクトルに加え、さらに短波長側(380nm〜)の広い波長範囲にわたって、高い発光強度の発光スペクトルを有する発光装置が得られることがわかる。このような発光装置は、発光波長が380nm以上、1100nm以下の全領域において、全領域における最大発光強度の10%以上の発光強度を有するものである。
以上のとおり、本発明の実施例によれば、低コストで発光特性に優れた青色発光素子(LED)と蛍光体の組合せで、広い波長範囲にわたって発光強度が高く、ハロゲンランプのような幅広い発光スペクトルを有する発光装置を提供することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1…蛍光体、 1a…青〜橙色蛍光体、 1b…赤色蛍光体、
1c…第1の近赤外蛍光体、 1d…第2の近赤外蛍光体、
1e…紫外〜青色蛍光体、 2…フィラー、 10…発光素子、
10a…青色発光素子、 10b…紫外発光素子、 20…蛍光体層、
30…パッケージ、 40…基板、
100,200…発光装置。
L…光。

Claims (7)

  1. 発光素子と蛍光体を備えた発光装置であって、
    発光ピーク波長が380nm以上、480nm以下にある青色発光素子と、
    前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が400nm以上、600nm未満にある青〜橙色蛍光体と、
    前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が600nm以上、700nm未満にある赤色蛍光体と、
    前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が700nm以上、900nm未満にある第1の近赤外蛍光体と、
    を備えることを特徴とする発光装置。
  2. 前記青色発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が900nm以上、1100nm以下にある第2の近赤外蛍光体をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第2の近赤外蛍光体は、2種類以上の蛍光体を含むものであることを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
  4. 発光ピーク波長が250nm以上、380nm未満にある紫外発光素子と、
    前記紫外発光素子の出射光によって励起され、発光ピーク波長が300nm以上、420nm以下にある紫外〜青色蛍光体とをさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 前記紫外〜青色蛍光体は、2種類以上の蛍光体を含むものであることを特徴とする請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記青〜橙色蛍光体、前記赤色蛍光体、前記第1の近赤外蛍光体のうちの少なくとも一つ以上の蛍光体は、それぞれ、2種類以上の蛍光体を含むものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 発光波長が380nm以上、1100nm以下の全領域において、前記全領域における最大発光強度の10%以上の発光強度を有するものであることを特徴とする請求項4又は5に記載の発光装置。
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