JP2021150057A - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光管が割れても、エキシマランプが下方に落下することを防止でき、ワークや装置の下方に位置する搬送機構であるローラを傷付けることがない紫外線照射装置を提供する。【解決手段】紫外線照射装置は、紫外線に対して透過性を有する長尺状の発光管と、前記発光管の外壁面に上下方向に対向するように設けられた一対の電極と、前記発光管の上側の内壁面に形成された反射膜とを備えるエキシマランプと、前記エキシマランプの上側に配置され、前記エキシマランプの長手方向両端を保持する筐体と、前記筐体の下面から前記エキシマランプに向かって突出する移動制限体と、前記エキシマランプの下側に配置される落下防止体と、を備え、前記落下防止体の少なくとも一部は、上下方向から見たときに、前記移動制限体を基準として前記エキシマランプの長手方向両側の第1領域及び第2領域において、前記発光管と重なる。【選択図】図1

Description

本発明は、紫外線照射装置に関する。
従来、半導体基板や液晶基板の製造工程においては、基板の洗浄を目的として真空紫外線を照射するエキシマランプを光源とした紫外線照射装置が知られている。
紫外線照射装置で利用されているエキシマランプは、石英ガラスの発光管内にキセノンガスを封入し、172nmの紫外線を放射するものである。
エキシマランプは、発光管の断面形状が矩形であり、対向する外面に一対の電極を有し、一方の内面に紫外線反射膜を形成し、他方から紫外線を放射するものである。エキシマランプは、管軸方向両端をランプ保持体で保持されて筐体の内部に支持されており、ランプの中央部分は、発光管の下面を支持部で支持し、発光管を下から支える構造になっている(特許文献1参照)。
ところで、このようなエキシマランプは、ランプ点灯時間の経過に伴って発光管が光出射面と反対側(紫外線反射膜が形成された側)に湾曲する。湾曲する理由は、ランプ点灯時間の経過に伴い、光出射面の発光管には、紫外線歪みが蓄積される一方、光出射面を除いた発光管の内面には紫外線反射膜が形成されているため、発光管に紫外線歪みが蓄積されにくい。その結果、光出射面の発光管が主として長手方向(管軸方向)に収縮し、紫外線反射膜が形成された方向に向かって凸状に湾曲してしまう。
この湾曲を防止するため、紫外線照射装置の筐体に回転コロを有する移動制限体を設けて、発光管の湾曲を機械的に抑えた技術が知られている(特許文献2参照)。
特開2011−139988号公報 特開2010−80351号公報
しかしながら、更なるランプ点灯時間の経過に伴い発光管がさらに湾曲しようとして移動制限体に強く押しつけられ、ついには、発光管が移動制限体と接触している接触点を起点として割れる場合があった。
発光管の中央部付近には、発光管を下から支える支持部が設けられているが、支持部を設ける位置は、特に考慮されておらず、発光管が割れると、エキシマランプは、その両端は筐体に保持されているが、割れた箇所によっては、発光管の割れた側の先端部が装置の下方に落ち、ワークや搬送機構であるローラを傷付けてしまうという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑み、発光管が割れても、エキシマランプが下方に落下することを防止でき、ワークや装置の下方に位置する搬送機構であるローラを傷付けることがない紫外線照射装置を提供することを目的とする。
本発明に係る紫外線照射装置は、紫外線に対して透過性を有する長尺状の発光管と、前記発光管の外壁面に上下方向に対向するように設けられた一対の電極と、前記発光管の上側の内壁面に形成された反射膜とを備えるエキシマランプと、
前記エキシマランプの上側に配置され、前記エキシマランプの長手方向両端を保持する筐体と、
前記筐体の下面から前記エキシマランプに向かって突出する移動制限体と、
前記エキシマランプの下側に配置される落下防止体と、を備え、
前記落下防止体の少なくとも一部は、上下方向から見たときに、前記移動制限体を基準として前記エキシマランプの長手方向両側の第1領域及び第2領域において、前記発光管と重なる。
この構成によれば、発光管が移動制限体に当接する箇所で割れても、割れた発光管の先端部を落下防止体によって保持することができるため、発光管が割れても、エキシマランプが下方に落下することを防止でき、ワークや装置の下方に位置する搬送機構であるローラを傷付けることがない。
前記落下防止体の少なくとも一部は、前記第1領域及び前記第2領域において、それぞれ独立して前記発光管と重なってもよい。また、前記落下防止体の少なくとも一部は、前記第1領域及び前記第2領域において、前記移動制限体を跨ぐように連続して前記発光管と重なってもよい。
これらの構成によれば、落下防止体は、移動制限体を基準としてエキシマランプの長手方向両側の第1領域及び第2領域において、発光管と少なくとも一部が重なるように配置されることで、発光管が割れても、エキシマランプが下方に落下することを防止できる。
前記落下防止体は、上下方向から見たときに、前記発光管の下側の外壁面に設けられた前記電極と重ならないのが好ましい。
この構成によれば、落下防止体に遮られる光が少なくなる。
前記紫外線照射装置は、
前記筐体の内側壁から前記発光管に向かって突出し、先端部が前記発光管と近接するように配置された遮蔽板を備え、
前記落下防止体は、前記遮蔽板の先端部から前記発光管に向かってさらに突出するようにしてもよい。
落下防止体を遮蔽板の先端部から発光管に向かってさらに突出するように設けることで、落下防止体と発光管との間の距離を近付けることができるため、落下防止体の強度を確保しやすい。
前記遮蔽板の基端部は、前記遮蔽板の先端部が前記発光管から離間する方向へ回動可能となるように、前記筐体に支持されていることが好ましい。
この構成によれば、エキシマランプを交換する際などには、先端部が発光管から離間するように遮蔽板を回動させることで、遮蔽板、落下防止体が発光管から遠ざかるため、エキシマランプの交換を容易に行い得る。
本実施形態に係る紫外線照射装置の構成を模式的に示す正面図 図1の紫外線照射装置のA−A断面図 エキシマランプの断面図 エキシマランプと遮蔽板の斜視図 遮蔽板の斜視図 エキシマランプと遮蔽板の平面図 エキシマランプと遮蔽板を管軸方向から見た図 エキシマランプと遮蔽板を下から見た図 別実施形態に係るエキシマランプと遮蔽板の平面図 別実施形態に係るエキシマランプと遮蔽板の平面図 別実施形態に係るエキシマランプと遮蔽板の平面図 別実施形態に係るエキシマランプと遮蔽板の平面図
本発明に係る紫外線照射装置の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の各図面は模式的に図示されたものであり、図面上の寸法比は必ずしも実際の寸法比と一致しておらず、各図面間においても寸法比は必ずしも一致していない。
図1は、紫外線照射装置の一実施形態の構成を模式的に示す正面図、図2は、図1のA−A断面図である。図1に示すように、紫外線照射装置1は、筐体2と、エキシマランプ3とを備える。紫外線照射装置1は、エキシマランプ3の光出射面3a側に配置されたワークW1に対して紫外線を照射する。
以下の説明においては、図1に示すように、エキシマランプ3が延伸する方向(管軸方向)をX方向、エキシマランプ3の電極34,35が対向する方向をY方向、X方向及びY方向に直交する方向をZ方向とする。そして、方向を表現する際に、正負の向きを区別する場合には、「+X方向」、「−X方向」のように、正負の符号を付して記載され、正負の向きを区別せずに方向を表現する場合には、単に「X方向」と記載される。本実施形態に係る紫外線照射装置1は、Y方向を上下方向として配置される。
紫外線照射装置1の下方(−Y側)には、ワークW1を搬送する搬送機構4が配置される。搬送機構4は、複数のローラ41と、各ローラ41の両端に設けられてローラ41を回転駆動する駆動部42とを備える。搬送機構4内に搬入されたワークW1は、ローラ41に載置され、ローラ41が回転駆動されることにより、エキシマランプ3の直下に搬送される。搬送されたワークW1は、エキシマランプ3と近接し、エキシマランプ3から真空紫外線が照射される。真空紫外線が照射されたワークW1は、搬送機構4外に搬出される。
筐体2は、矩形状の上面21と、上面21の各辺から下方にそれぞれ延びる側面22とを備え、下方が開口部23となった箱型をしている。筐体2は、金属製、例えばアルミニウム製である。
図3は、エキシマランプ3をX方向に垂直な面で切断した断面図である。エキシマランプ3は、発光管30を備える。発光管30は、紫外線に対して透過性を有する材料(例えば石英ガラス)で形成されている。発光管30は、上壁31と下壁32と側壁33とを有し、断面が扁平な矩形管状である。発光管30はX方向に長尺な形状である。
発光管30の内部には、放電によってエキシマ分子を形成する放電用ガスが封入されている。本実施形態において、放電用ガスはキセノン(Xe)を含んでなる。放電用ガスのより詳細な一例としては、キセノン(Xe)とネオン(Ne)を所定の比率で混在させたガスからなり、更に酸素や水素を微量に含むものとしても構わない。
発光管30における上壁31の外表面及び下壁32の外表面には、対向する一対の電極34,35が設けられている。上壁31の外表面に設けられる電極34は、高電圧供給電極であり、下壁32の外表面に設けられる電極35は、接地電極である。電極34,35は、網目状となっており、網目の隙間から光が透過するようになっている。
なお、電極34,35の形状は、それぞれ異なっていてもよく、電極34は、光を通過させる必要がないため、ベタ状に形成されていても構わない。また、電極35は、光を通過させることができる形状であればよく、例えば、スリットが設けられた電極35等であっても構わない。
また、本実施形態の電極34,35は、いずれも同じ材料で、発光管30の外表面上にスクリーン印刷によって印刷され、焼成されて形成されているが、それぞれ異なる材料で、異なる方法によって形成されていてもよい。また、電極34,35を形成する材料は、例えば、金や白金等、又はこれらの含む合金等を採用し得る。
エキシマランプ3は、反射膜36を備える。反射膜36は、発光管30の光出射面3aとは反対側の上壁31の内壁面に形成されている。反射膜36は、発光管30内で発生し、上側に向かって進行する紫外線を下側に向かうように反射する。なお、本実施形態の反射膜36は、上壁31の内壁面のみに形成されているが、側壁33の内壁面に形成されていてもよい。
反射膜36を形成する材料は、例えば、粒子状のシリカ(SiO2)、アルミナ(Al23)等が含まれる懸濁液等を塗布し、焼成することで形成されたものを採用し得る。
エキシマランプ3は、筐体2内に配置される。エキシマランプ3は、筐体2の下側に筐体2と離間して一対のランプホルダ24により保持される。
本実施形態の発光管30は、ランプの点灯時間の経過に伴い、光出射面3a側の下壁32には紫外線による歪みが蓄積される一方、反射膜36が形成された上壁31には紫外線による歪みが蓄積されにくいため、下壁32が主としてX方向に収縮し、その結果、全体として上方(+Y側)に向かって凸状に湾曲してしまう。そのため、紫外線照射装置1は、筐体2に対するエキシマランプ3の上方への移動を制限する移動制限体5を備える。
移動制限体5は、エキシマランプ3と筐体2との間に配置される。移動制限体5は、筐体2の下面2aからエキシマランプ3に向かって下方へ突出するように設けられる。移動制限体5は、筐体2の下面2aに固定される断面U字状の基体51と、基体51に対して回転可能に支持される回転コロ52とを備える。回転コロ52は、固定ネジ53によって基体51の開口部に回転可能に取り付けられる。回転コロ52は、X方向に回転可能となっており、回転コロ52が発光管30の上壁31に当接したときには、発光管30のX方向の変位に対して回転コロ52が回転する。なお、回転コロ52は、セラミック等の絶縁性材料で構成される。
移動制限体5は、X方向に間隔をあけて2つ設けられている。本実施形態の移動制限体5は、エキシマランプ3のX方向両端からエキシマランプ3の長さの約25%内側の位置へそれぞれ配置されている。なお、移動制限体5は、エキシマランプ3のX方向における略中央に1つのみ配置されてもよい。また、移動制限体5は、3つ以上配置されてもよい。
紫外線照射装置1は、一対の遮蔽板6を備える。図4Aは、エキシマランプ3と遮蔽板6の斜視図であり、図4Bは、遮蔽板6のみの斜視図である。図5は、エキシマランプ3と遮蔽板6を上方から見た平面図である。図6は、エキシマランプ3と遮蔽板6をX方向から見た図である。
遮蔽板6は、発光管30のZ方向の両側にそれぞれ配置され、X方向に沿って延びている。遮蔽板6は、図6に示すように、筐体2の側面22の内側壁から発光管30に向かって水平に突出する。遮蔽板6は、発光管30の下壁32と略同じ高さに位置する。遮蔽板6を形成する材料は、例えばステンレスである。遮蔽板6の厚みは、例えば1〜1.5mmである。
遮蔽板6は、例えば発光管30を冷却するために不図示の冷却機構から発光管30の上部に噴射された冷却ガスが、光出射面3a側へ流れ込まないように遮風するためのものである。また、遮蔽板6は、一対の電極34,35間に形成される電界を遮蔽する機能を有する。そのため、遮蔽板6の先端部6aは、発光管30の側壁33と近接して配置されている。なお、ここでいう「近接」とは、離間距離が3mm以下のことをいう。本実施形態の紫外線照射装置1は、具体的には、遮蔽板6と発光管30との離間距離は3mmである。なお、遮蔽板6の先端部6aと発光管30の側壁33は、接触するように配置されていても構わない。
遮蔽板6の基端部6bは、筐体2の側面22の下部に回動可能に支持されている。遮蔽板6の基端部6bは、ヒンジ61を介して筐体2に固定される。ヒンジ61は、一つの遮蔽板6に対して4個ずつ設けられている。ヒンジ61は、遮蔽板6のX方向の両端にそれぞれ1個、及びX方向の中央に2個設けられている。
遮蔽板6は、ヒンジ61によって回動し、水平面と略平行となる第1姿勢(図6に実線で示す)と、水平面に対して約45度傾斜する第2姿勢(図6に2点鎖線で示す)とに姿勢変更可能となっている。第1姿勢において、遮蔽板6の先端部6aは発光管30に近接し、第2姿勢において、遮蔽板6の先端部6aは発光管30から離間する。紫外線照射装置1が紫外線を照射する際には、遮蔽板6は第1姿勢となり、冷却ガスを遮風する。一方、エキシマランプ3を交換する際などには、遮蔽板6は第2姿勢となり、エキシマランプ3の交換を容易に行い得る。
紫外線照射装置1は、エキシマランプ3の下側(光出射面3a側)に複数の落下防止体7を備える。落下防止体7は、遮蔽板6に設けられている。落下防止体7を形成する材料は、例えばステンレスである。
本実施形態では、落下防止体7は、一つの遮蔽板6に対して4個ずつ設けられており、合計で8個設けられている。本実施形態では、遮蔽板6は、複数の板材に分割されており、その間に落下防止体7が溶接されて固定されている。
落下防止体7は、X方向において、移動制限体5とヒンジ61の間に配置されている。落下防止体7は、遮蔽板6に固定される矩形状の本体部71と、本体部71から発光管30に向かってZ方向に突出する突出部72と、を備える。
突出部72は、遮蔽板6の先端部6aを越えて、Y方向(上下方向)から見たときに発光管30の下壁32に重なる位置まで延びている。ただし、突出部72は、図7に示すように、Y方向から見たときに、発光管30の下壁32に設けられた電極35と重ならない位置に配置されるのが好ましい。なお、突出部72は、通常時、発光管30の下壁32に接触してもよいが、接触しなくてもよい。
落下防止体7は、一つの移動制限体5に対し、移動制限体5を取り囲むように4個配置されている。以下、移動制限体5を取り囲む4個の落下防止体7を区別する場合には、落下防止体7a〜7dと記載する(図5参照)。落下防止体7は、移動制限体5を基準としてX方向両側、すなわち+X側及び−X側の領域にそれぞれ配置される。移動制限体5を基準として+X側の領域は、本発明の第1領域R1に相当し、移動制限体5を基準として−X側の領域は、本発明の第2領域R2に相当する。本実施形態では、落下防止体7a,7bは第1領域R1に配置され、落下防止体7c,7dは第2領域R2に配置されている。このように、上下方向から見たときに、移動制限体5を基準として+X側の第1領域R1及び−X側の第2領域R2において、突出部72が発光管33と重なるように、落下防止体7を配置することで、発光管30が移動制限体5に当接する箇所で割れても、割れた発光管30の先端部が落下しないように、落下防止体7の突出部72によって発光管30の先端部を保持することができる。
突出部72は、X方向における移動制限体5からの距離72Xが200mm以下であるように配置されるのが好ましい。ここで、距離72Xは、回転コロ52の下端から突出部72までのX方向における最短距離である。距離72Xが200mmより大きいと、割れた発光管30が下方へ撓んで先端部がワークW1に接触するおそれがある。
突出部72の幅72Wは、10〜30mmであるのが好ましい。幅72Wが10mmより小さいと、割れた発光管30を十分に保持することが困難である。一方、幅72Wが30mmより大きいと、エキシマランプ3からの紫外線を遮蔽する量が大きくなってワークW1の処理に悪影響を及ぼすおそれがある。
遮蔽板6の先端部6aからの突出部72の突出長さ72Lは、5〜7mmであるのが好ましい。突出長さ72Lが5mmより小さいと、割れた発光管30を十分に保持することが困難となる。一方、突出長さ72Lが7mmより大きいと、エキシマランプ3からの紫外線を遮蔽する量が大きくなってワークW1の処理に悪影響を及ぼすおそれがある。
突出部72の厚み72Tは、1.5mm以下であるのが好ましい。厚み72Tが1.5mmより大きいと、突出部72がワークW1に当たらないようにエキシマランプ3とワークW1との間の距離を大きくする必要があり、紫外線をワークW1に効率よく照射することが困難となる。
落下防止体7は、図5に示すように突出部72がX方向にずれるように配置されるのが好ましい。ワークW1は、X方向に直交するZ方向に搬送されながら紫外線が照射されるため、仮に突出部72によって遮蔽される部分がX方向に重なると、ワークW1の処理に悪影響を及ぼすおそれがある。そのため、突出部72をX方向に重ならないようにずらして配置するのが好ましい。また、突出部72をX方向にずらして配置することで、発光管30の割れの位置に応じて、割れた発光管30の先端部を確実に保持することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
(1)上記実施形態に係る紫外線照射装置1においては、落下防止体7の突出部72は、Y方向から見たときに、第1領域R1及び第2領域R2において、それぞれ独立して発光管30と重なっているが、これに限定されない。落下防止体7の突出部72は、第1領域R1及び第2領域R2において、移動制限体5を跨ぐように連続して発光管30と重なるようにしてもよい。具体的には、図8Aに示すように、落下防止体7の突出部72を移動制限体5から+X方向及び−X方向へ延ばした形態としてもよい。また、突出部72がエキシマランプ3のX方向の全体に亘って延びている形態としてもよい。
(2)上記実施形態に係る紫外線照射装置1においては、エキシマランプ3の+Z側及び−Z側にそれぞれ落下防止体7が設けられているが、これに限定されない。例えば、図8B及び図8Cに示すように、エキシマランプ3の+Z側のみに落下防止体7を設けてもよい。
(3)上記実施形態に係る紫外線照射装置1においては、第1領域R1及び第2領域R2に2個ずつ落下防止体7が設けられているが、これに限定されない。第1領域R1及び第2領域R2に少なくとも1個ずつ落下防止体7を設ければよく、例えば、図8Dに示すように落下防止体7を配置することもできる。
(4)上記実施形態に係る紫外線照射装置1においては、遮蔽板6と落下防止体7は別々の部材としているが、これに限定されない。遮蔽板6と落下防止体7は一体構造としてもよい。
1 : 紫外線照射装置
2 : 筐体
2a : 筐体の下面
3 : エキシマランプ
3a : 光出射面
5 : 移動制限体
6 : 遮蔽板
6a : 先端部
6b : 基端部
7 : 落下防止体
7a : 落下防止体
7b : 落下防止体
7c : 落下防止体
7d : 落下防止体
30 : 発光管
31 : 上壁
32 : 下壁
33 : 側壁
34 : 電極
35 : 電極
36 : 反射膜
52 : 回転コロ
61 : ヒンジ
71 : 本体部
72 : 突出部
W1 : ワーク

Claims (6)

  1. 紫外線に対して透過性を有する長尺状の発光管と、前記発光管の外壁面に上下方向に対向するように設けられた一対の電極と、前記発光管の上側の内壁面に形成された反射膜とを備えるエキシマランプと、
    前記エキシマランプの上側に配置され、前記エキシマランプの長手方向両端を保持する筐体と、
    前記筐体の下面から前記エキシマランプに向かって突出する移動制限体と、
    前記エキシマランプの下側に配置される落下防止体と、を備え、
    前記落下防止体の少なくとも一部は、上下方向から見たときに、前記移動制限体を基準として前記エキシマランプの長手方向両側の第1領域及び第2領域において、前記発光管と重なる、紫外線照射装置。
  2. 前記落下防止体の少なくとも一部は、前記第1領域及び前記第2領域において、それぞれ独立して前記発光管と重なる、請求項1に記載の紫外線照射装置。
  3. 前記落下防止体の少なくとも一部は、前記第1領域及び前記第2領域において、前記移動制限体を跨ぐように連続して前記発光管と重なる、請求項1に記載の紫外線照射装置。
  4. 前記落下防止体は、上下方向から見たときに、前記発光管の下側の外壁面に設けられた前記電極と重ならない、請求項1〜3の何れか1項に記載の紫外線照射装置。
  5. 前記筐体の内側壁から前記発光管に向かって突出し、先端部が前記発光管と近接するように配置された遮蔽板を備え、
    前記落下防止体は、前記遮蔽板の先端部から前記発光管に向かってさらに突出する、請求項1〜4の何れか1項に記載の紫外線照射装置。
  6. 前記遮蔽板の基端部は、前記遮蔽板の先端部が前記発光管から離間する方向へ回動可能となるように、前記筐体に支持されている、請求項5に記載の紫外線照射装置。




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