JP2014139603A - 偏光光照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーグリッド偏光素子を備えた偏光光照射装置において、装置に取り付けられているワイヤーグリッド偏光素子のグリッドの破損とともに、シロキサン化合物による白濁を防ぐことができるように装置を構成すること。
【解決手段】ワイヤーグリッド偏光素子の光源とは反対側(被照射面側)にフィルタを設ける。さらに、ワイヤーグリッド偏光素子とフィルタとの間にエアーを流す。フィルタとしては偏光させたい波長の光が透過するものを用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶素子の配向膜や、視野角補償フィルムの配向層などに所定の波長の偏光光を照射して配向を行う偏光光照射装置に関し、特にワイヤーグリッド偏光素子を使用する偏光光照射装置に関する。
近年、液晶パネルを始めとする液晶表示素子の配向膜や、視野角補償フィルムの配向層などの配向処理に関し、紫外線領域の波長の偏光光を照射し配向を行なう、光配向と呼ばれる技術が採用されるようになってきた。以下、光により配向を行う配向膜や、配向層を設けたフィルムなど、光により配向特性が生じる膜や層を総称して光配向膜と呼ぶ。
光配向膜は、液晶パネルの大型化と共に、例えば一辺が2000mm以上の四角形というように大面積化している。
上記のような大面積の光配向膜に対して光配向を行うために、線状の光源である棒状のランプとワイヤーグリッド状のグリッドを有する偏光素子(以下ワイヤーグリッド偏光素子)を組み合わせた偏光光照射装置が、例えば特許文献1などで提案されている。
棒状ランプは、発光長が比較的長いものを作ることができる。そのため、光配向膜の幅に応じた発光長を備えた棒状ランプを使用し、該ランプからの光を偏光して照射しながら、配向膜または光源をランプの長手方向に直交する方向に移動させれば、広い面積の配向膜を比較的短時間で光配向処理を行なうことができる。
図6に、線状の光源である棒状ランプとワイヤーグリッド偏光素子を組み合わせた従来の偏光光照射装置の構成例を示す。
同図において、光配向膜であるワークWは、例えば視野角補償フィルムのような帯状の長尺ワークであり、送り出しロールR1から送り出され、図中矢印方向に搬送されながら偏光光照射により光配向処理され、巻き取りロールR2により巻き取られる。
偏光光照射装置の光照射部10は、光配向処理に必要な波長の光(紫外線)を放射する棒状ランプ11、例えば高圧水銀ランプや水銀に他の金属を加えたメタルハライドランプと、この棒状ランプ11からの紫外線をワークWに向けて反射する樋状の反射鏡12を備える。上記のように、棒状ランプ11の長さは、発光部が、ワークWの搬送方向に直交する方向の幅に対応する長さを備えたものを使用する。
光照射部10は、ランプ11の長手方向がワークWの幅方向(搬送方向に対して直交方向)になるように配置する。
光照射部10の光出射側には、偏光素子であるワイヤーグリッド偏光素子81が設けられる。光照射部10からの光はワイヤーグリッド偏光素子81により偏光され、光照射部10の下を搬送されるワークWに照射され、光配向処理が行われる。
ワイヤーグリッド偏光素子は、偏光したい波長の光を透過する透明基板(例えばガラス基板)上にグリッド(ライン・アンド・スペース)を形成したものであり、例えば特許文献2や特許文献3にその詳細が示されている。
光路中にワイヤーグリッド偏光素子を挿入すると、入射する光のうち、グリッドの長手方向に平行な偏光成分は大部分が反射もしくは吸収され、グリッドの長手方向に直交する偏光成分は通過する。したがって、ワイヤーグリッド偏光素子を通過した光は、偏光素子のグリッドの長手方向に直交する方向の偏光軸を有する偏光光となる。
光配向処理には紫外線領域の偏光光が使用される。ワイヤーグリッド偏光素子に入射する光を偏光光にするためには、透明基板に形成するグリッドの幅や間隔は、偏光する光の波長よりも短くする(例えば100nm)必要がある。
そのため、グリッドの形成には微細な加工技術が必要であり、半導体集積回路製造に使われるリソグラフィ技術やエッチング技術が利用されるが、そこで使用されるリソグラフィ装置やエッチング装置が加工できるワークの大きさには限界がある。そのため、ワイヤーグリッド偏光素子は大型のものができず、現状製作できる大きさは直径300mm程度までである。
そこで、例えば特許文献4には、発光長の長い棒状の光源、例えば長さ1mから3mといった棒状の高圧水銀ランプやメタルハライドランプに応じた、大きな(長い)偏光素子が必要な場合は、矩形のワイヤーグリッド偏光素子を複数、グリッドの方向をそろえ、フレームの中にランプの長手方向に沿って並べ、一つの偏光素子ユニットとして使用することが提案されている。
特開2011−145381号公報 特開2002−328234号公報 特表2003−508813号公報 特許第4506412号公報 竹田、野中、藤本「クリーンルーム環境問題 シロキサン化合物」クリーンテクノロジー 1998年4月号34ページ
上記したように、ワイヤーグリッド偏光素子のグリッドは微細な加工により製造され、グリッドの幅や間隔は例えば100nmであるため、誤って指で触れたり、その上に物を落としたりすると、グリッド構造が壊れてしまい、偏光素子としての役目を果たさなくなる。しかし、微細であるため、透明基板(ガラス)の表面にグリッドが形成されていることが、肉眼ではわかりにくい。
そのため、偏光光照射装置の保守点検の際などに、装置に取り付けられている偏光素子のグリッド形成面にあやまって触れてしまったり、偏光素子の上に何か物を落としてしまったりして、微細なグリッドを壊してしまうことが考えられる。
また、このような偏光光照射装置が配置される、半導体や液晶表示素子の工場のクリーンルームの雰囲気には、シロキサン化合物と呼ばれる物質が含まれており、製造上のトラブルや収率の悪化の原因になることが知られている(例えば非特許文献1参照)。
シロキサン化合物は例えばレジストの現像液などに多く含まれている。シロキサン化合物は、紫外線が照射されると光化学反応により白い粉を生じ、紫外線照射装置内部の光学素子の表面を白濁させる。
ワイヤーグリッド偏光素子は、ガラス基板等の表面に微細なグリッドを形成したものであり、この面にシロキサン化合物が付着すると簡単にクリーニングすることができない。
本発明は上記した問題点を考慮してなされたものであり、本発明の目的は、線状の光源と、この光源からの光を偏光するワイヤーグリッド偏光素子とを備えた偏光光照射装置において、装置のメンテナンスの際などに、装置に取り付けられているワイヤーグリッド偏光素子のグリッド形成面に指を触れたり、物を落としたりしてグリッドを壊すといったことがないようにするとともに、ワイヤーグリッド偏光素子の表面にシロキサン化合物による白濁が生じないようにすることである。
装置を構成することである。
上記課題を解決するため、ワイヤーグリッド偏光素子を備えた偏光光照射装置において、ワイヤーグリッド偏光素子に対して光源とは反対側(被照射物側)に、フィルタを設ける。フィルタは偏光させたい波長の光が透過するものを用いる。
さらに、ワイヤーグリッド偏光素子とフィルタとの間に、ワイヤーグリッド偏光素子の白濁を防止するとともにワイヤーグリッド偏光素子やフィルタを冷却するエアーを流す。
ワイヤーグリッド偏光素子の光源とは反対側(被照射物側)にフィルタを設けたので、偏光光照射装置の外からでは、ワイヤーグリッド偏光素子に指などが触れにくくなり、グリッドの破損を防ぐことができる。
また、ワイヤーグリッド偏光素子に対して被照射物(ワーク)が配置される側にフィルタを設けるので、ワイヤーグリッド偏光素子の表面にシロキサン化合物が付着しにくくなり、ワイヤーグリッド偏光素子に白濁が生じにくくなる。さらに、ワイヤーグリッド偏光素子とフィルタとの間にエアーを流すことにより、ワイヤーグリッド偏光素子の表面にシロキサン化合物がより付着しにくくなり、ワイヤーグリッド偏光素子に白濁が生じにくくなる。
本発明の第1の実施例の偏光光照射装置のランプハウス(灯具)の概略構成を示す図である。 偏光素子ユニットの構造を示す図である。 本発明の第1の実施例の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施例の偏光光照射装置のランプハウス(灯具)の概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施例の変形例を示す図である。 従来の偏光光照射装置の構成例を示す図である。
図1は、本発明の第1の実施例の偏光光照射装置のランプハウス(灯具)の概略構成を示す図である。同図は、ランプハウスの長手方向に対して直交する方向の断面図である。なお、同図においては、ランプの点灯装置などの構成については省略して示している。
ランプハウス1は、光照射部10と、その上部に水冷式の冷却機(ラジエータ)20と送風機(ブロア)30とを備える。光照射部10は、ランプ11とランプ11からの光を反射する反射ミラー12とを有している。図中実線の矢印で示すように、ランプ11からの光は、直接または反射ミラー12により反射されて、ワイヤーグリッド偏光素子81と、偏光素子81に対して間隔を設けて配置したフィルタ板91とを介してワークWに照射される。
ブロア30は、ランプ11点灯時にランプ11や反射ミラー12、またワイヤーグリッド偏光素子81やフィルタ板91などを冷却する冷却風を発生させ、ラジエータ20は、ランプ11や反射ミラー12などを冷却した冷却風の温度を下げるはたらきをする。
光照射部10は隔壁40により囲まれており、その外側をランプハウス1の外壁60が覆っている。隔壁40と外壁60との間には隙間が形成されている。この隙間は、冷却風が通過する通風路50となる。
冷却風は、ブロア30から送り出されて通風路50を通り、反射ミラー12の光出射側から、ランプ11や反射ミラー12を冷却する。また、冷却風の一部はワイヤーグリッド偏光素子81とフィルタ板91との間の通風路100を通過し、ワイヤーグリッド偏光素子81とフィルタ板91を冷却する。ランプ11や反射ミラー12、ワイヤーグリッド偏光素子81やフィルタ板91などを冷却し、高い温度になった冷却風は、光照射部10の内側に引き込まれ、ラジエータ20を通過して冷却され、再びブロア30により送り出される。ここで、ブロア30は偏光板81とフィルタ板91との間にエアーを流すエアー供給機構の役割を果たす。
また、ランプハウス1の外壁60には、光照射部10からワークWに向かって照射される光が通過する光出射口70が形成されている。
この光出射口70には、ここを通過する光を偏光するワイヤーグリッド偏光素子81を有する偏光素子ユニット80とフィルタ板91を有するフィルタ枠92が取り付けられる。
偏光素子ユニット80のワイヤーグリッド偏光素子81は、光配向処理を行うための波長の光を透過する透明基板(ガラス基板)の一方の表面に、ワイヤーグリッド(以下グリッドともいう)Gを形成したものである。ここでグリッドGの形成面をランプ11とは反対側(ワーク側)に向けて配置する。
図1においてワイヤーグリッド偏光素子81のグリッドGは、図面左右方向に延びている。
図2は、偏光素子ユニット80の構造を示す図である。図2(a)は偏光素子ユニット80の平面図、図2(b)は偏光素子ユニット80の側断面図、図2(c)は偏光素子ユニット80の斜視図である。
偏光素子ユニット80は、複数のワイヤーグリッド偏光素子(以下偏光板ともいう)81を、棒状ランプ12の長手方向(図2の左右方向)に沿ってフレーム(保持枠)82内に並べて保持したものである。保持枠82は上下から各偏光板81を挟み込むようにして保持する。
隣り合う偏光板と偏光板の間には、1mmから2mm程度の隙間が設けられる。偏光板どうしのグリッドGの方向が平行になるように合せるために、この隙間を使って偏光板81を回転移動させて位置調整する。そして、この隙間は、ここから無偏光光が漏れないように、偏光素子ユニット80において遮光板83により覆われている。
上記したように、各ワイヤーグリッド偏光素子(偏光板)81は、図2(b)に示すように、グリッドGの形成面がランプ(光源)側(ランプハウスの内側)になるように配置される。
そして、偏光板81の光源(ランプ11と反射ミラー12)とは反対側(偏光素子ユニット80のワークW側)の、外壁60に形成された光出射口70の位置にフィルタユニット90を配置する。フィルタユニット90は、偏光板81と同様に、複数のフィルタ板91を保持枠92内に、ランプ12の長手方向に沿って並べて配置したものである。フィルタ板91としては、偏光する紫外線の波長を透過する石英板を使用することができる。また、光配向処理には必要がない可視光や赤外線を遮断する干渉を形成した干渉フィルタを使用しても良い。
このように構成することで、偏光板81はランプハウス1の外壁60の内部に設けられることになり、また外壁60に形成された開口である光出射口70にはフィルタユニット90が取り付けられている。そのため、指などが直接偏光板81に触れることはなくグリッドGの破損を防ぐことができる。
偏光板81とフィルタ板91を接触させて重ねると、偏光板81のグリッドGが傷む可能性があるので、通風路形成部材93により、両者を5mmから100mm程度の間隔をあけて配置する。この間隔は、偏光板81とフィルタ板91を冷却する冷却風が流れる通風路100を形成する。
なお、本実施例においては、通風路形成部材93は、フィルタ板91の保持枠92の上に立て、その上に偏光素子ユニット80の保持枠82を取り付けている。しかし、通風路形成部材93は、外壁60の上に立て、その上に偏光素子ユニット80の保持枠82を設けても良い。
また、通風路形成部材93を光照射部10に取り付け、偏光素子ユニット80の保持枠82を吊下げるようにして設けても良い。要は光照射部10と偏光素子ユニット80との間、また偏光素子ユニット80とフィルタ板91の保持枠92との間に冷却風の流れる通風路が形成されれば良い。
偏光板81とフィルタ板91との間隔は、狭いとその間を冷却風が流れにくくなり、偏光板81やフィルタ板91がランプ11からの熱で加熱される可能性があり、十分な冷却風が流れる間隔を設ける。しかし、グリッドGの保護のためには、偏光板81のグリッドG形成面に指が届かないような間隔にすることが望ましい。
指が入らない間隔の一例としてIP(International Protection)規格があげられる。これは、IEC60529(1989年)で制定され、JISでもC0920(1993年)に定められているもので、人体に対する保護内容として、指の場合、機器に対する保護内容は直径12.5mm以下にすることが示されている。したがって、偏光板81とフィルタ板91との間隔は5mmから12.5mmにすることが望ましい。
通風路形成部材93は、偏光素子ユニット80とフィルタ90の長手方向に沿って両側(図1の左右方向)に複数、冷却風が通過できる間隔をあけて設ける。
なお、通風路形成部材93は棒状のものでも良いし矩形のブロック状のものでも良い。また、冷却風が通過できる貫通孔(直径5mm以上が望ましい)を形成した板状もしくは壁状のものでも良いし、偏光素子ユニット80とフィルタ90の間隔を保持できるものであれば網状のものでも良い。
なお、貫通孔を形成した板状の部材や網状の部材にした場合、通風口となる孔や網の径の大きさを、上記した指の入らない大きさである直径12.5mm以下(即ち通風が確保できる直径5mm〜12.5mmの孔)にしておけば、偏光素子ユニット80とフィルタ90との間の間隔を、十分な冷却風が流れるように広げても、偏光板81のグリッドG形成面に指が届かず、グリッドGを保護することができる。
また、ワイヤーグリッド偏光素子81に対してワークW(被照射物)が配置される側にフィルタ板91を設けているので、ワイヤーグリッド偏光素子81の表面にシロキサン化合物が直接触れて付着することが少なくなる。これによりワイヤーグリッド偏光素子81に白濁が生じにくくなる。さらに、ワイヤーグリッド偏光素子81とフィルタ板91との間に冷却風(エアー)が流れるので、これによりワイヤーグリッド偏光素子81の表面にシロキサン化合物がより付着しにくくなる。そのためワイヤーグリッド偏光素子91により白濁が生じにくくなる。
なお、図1に示すように、光源側に近いワイヤーグリッド偏光素子81の幅(ここで、幅とは、線状の光源の長さ方向に対して垂直で、光照射面に対して平行な方向のことをいう)を、光源側から遠いフィルタ板91の幅より広くしておけば、光源からフィルタ板91に入射する光が、偏光板81の保持枠82により蹴られることがないので、光源から放射される光を有効に利用することができる。
図3は、本発明の第1の実施例の変形例を示す図である。図1に示した偏光光照射装置との構成の違いは、偏光板81のグリッドG形成面がフィルタ板91側ではなく、光源側に向けられている点である。それ以外の構成は基本的に図1に示したものと同様である。
本実施例においては、偏光板81のグリッドG形成面は光源側を向いているが、偏光板81自身は、ランプハウス1の外壁60の内部に設けられており、また外壁60に形成された光出射口70にはフィルタユニット90が取り付けられている。そのため、指などが直接偏光板81に触れることはなくグリッドGの破損を防ぐことができる。
また、第1の実施例と同様に、フィルタ板91の存在と、フィルタ板91と偏光板81との間に流れる冷却風(エアー)により、偏光板81へのシロキサン化合物の付着を防ぎ、偏光板81の白濁を防ぐことができる。
図4は、本発明の第2の実施例の偏光光照射装置のランプハウス(灯具)の概略構成を示す図である。同図は図1と同様にランプハウスの長手方向に対して直交する方向の断面図である。
図1の第1の実施例の構成との違いは、偏光素子ユニット80をランプハウス1の光出射口70の位置に配置し、のフィルタユニット90をランプハウス1の外壁60の外側に配置したことである。
フィルタユニット90のフィルタ枠92は、外壁60に立てた通風路形成部材93により支持され、偏光板81とフィルタ板91との間には通風路100が形成される。
そして、ランプハウス1の外には、上記通風路にエアーを供給する送風ノズル110が設けられる。送風ノズル110からのエアーは偏光板81とフィルタ板91の間の通風路100を通過し、偏光板81にシロキサン化合物が付着することを防ぎ、これにより偏光板81の白濁を防ぐことができる。
また、偏光素子ユニット80のワーク側(光出射側)にフィルタユニット90が設けられているので、指などが直接偏光板81に触れることはなくグリッドGの破損を防ぐことができる。
図5は、本発明の第2の実施例の変形例を示す図である。図4に示した偏光光照射装置との構成の違いは、偏光板81のグリッドG形成面がフィルタ板91側ではなく、光源側に向けられている点である。それ以外の構成は基本的に図4に示したものと同様である。
このように配置しても、偏光素子ユニット80のワーク側(光出射側)にフィルタユニット90が設けられているので、指などが直接偏光板81に触れることはなくグリッドGの破損を防ぐことができる。
なお、上記実施例においては、光源として棒状のランプを例にして説明したが、紫外線を出射するLEDを複数線状に並べて構成したものでも、本発明は適用できる。
1 ランプハウス(灯具)
10 光照射部
11 棒状ランプ
12 反射ミラー
20 ラジエータ(冷却機)
30 ブロア(送風機)
40 隔壁
50 通風路
60 外壁
70 光出射口
80 偏光素子ユニット
81 ワイヤーグリッド偏光素子(偏光板)
82 偏光板の保持枠
83 遮光板
90 フィルタユニット
91 フィルタ板
92 フィルタ板の保持枠
93 通風路形成部材
100 通風路
110 送風ノズル
G ワイヤーグリッド
W ワーク

Claims (3)

  1. 線状の光源と、該光源からの光を偏光する偏光素子とを備えた偏光光照射装置において、
    上記偏光素子は透明基板上にワイヤーグリッドを形成したワイヤーグリッド偏光素子であって、
    上記ワイヤーグリッド偏光素子の上記光源に対して反対側に偏光光を透過するフィルタを設けたことを特徴とする偏光光照射装置。
  2. 上記ワイヤーグリッド偏光素子と上記フィルタとの間にエアーを流すエアー供給機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の偏光光照射装置。
  3. 上記線状の光源の長さ方向に対して垂直で光照射面に対して平行な方向である幅方向で見た際、上記ワイヤーグリッド偏光素子は上記フィルタよりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の偏光光照射装置。
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