JP2021149463A - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】予測された移動時間と実際の移動時間とのずれによる経済的影響を評価するための技術を提供する。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、ユーザが出発地と目的地との間を移動する際の名目上の移動時間である名目移動時間と実際の移動時間である実態移動時間とを取得する取得部と、名目移動時間と実態移動時間との差分から経済的影響を推定する推定部とを有することを特徴とする。なお、出発地や目的地は、例えば居住地や勤務地、商業施設等である。すなわち、出発地や目的地は、地域であってもよいし、施設等であってもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
従来、到着時刻または旅行時間を予測する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2019−16405号公報
上述した技術では、特定の地点間を移動している携帯端末の移動時間を統計的に処理することにより、当該地点間の移動に要する標準的な移動時間を算出する。しかしながら、上述した技術では、標準的な移動時間と実際の移動時間とのずれや、そのずれによる経済的な影響については考慮されていなかった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、予測された移動時間と実際の移動時間とのずれによる経済的影響を評価するための技術を提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、ユーザが出発地と目的地との間を移動する際の名目上の移動時間である名目移動時間と実際の移動時間である実態移動時間とを取得する取得部と、前記名目移動時間と前記実態移動時間との差分から経済的影響を推定する推定部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、予測された移動時間と実際の移動時間とのずれによる経済的影響を評価するための技術を提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報提供システムの一例を示す図である。 図2Aは、実施形態に係る経済的影響推定処理の一例を示す図である。 図2Bは、実施形態に係る経済的影響推定処理の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図6は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法およびプログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[実施形態]
〔1.情報提供システムの構成〕
まず、図1を用いて、情報処理装置の一例である端末装置100若しくは情報提供装置10を有する情報提供システム1の構成について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供システム1の一例を示す図である。図1に示すように、情報提供システム1は、情報提供装置10、ログサーバ20、および端末装置100を有する。なお、情報提供システム1は、複数の端末装置100を有する。また、情報提供装置10と、ログサーバ20とは、同一のサーバ装置やクラウドシステム等により実現されてもよい。ここで、情報提供装置10、ログサーバ20、および端末装置100は、ネットワークN(例えば、図3参照)を介して有線または無線により通信可能に接続される。
情報提供装置10は、端末装置100に対して後述する推定データを提供する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
ログサーバ20は、各種のログデータを取得する情報処理装置である。具体的には、ログサーバ20は、各地域(エリア)に所在するユーザのネットワーク上の行動を示すログデータを取得する。例えば、ログサーバ20は、ユーザの位置の履歴である位置履歴を端末装置100から取得する。また、ログサーバ20は、ユーザが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を検索サーバ(検索エンジン)から取得する。また、ログサーバ20は、ユーザが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴をコンテンツサーバから取得する。また、ログサーバ20は、ユーザによる購買の履歴である購買履歴を電子商取引サーバや電子決済サーバから取得する。また、ログサーバ20は、ユーザによる投稿の履歴である投稿履歴を口コミの投稿サービスを提供する投稿サーバやSNS(Social Networking Service)サーバから取得する。なお、ログサーバ20は、上述した情報の他にも各種の情報を取得可能である。例えば、ログサーバ20は、ユーザの年齢、性別、家族構成、経済状況といったユーザの属性に関する情報を取得する。
また、ログサーバ20は、各地域に所在する施設に関するネットワーク上の情報を取得する。例えば、ログサーバ20は、各地域に所在する施設を訪問したユーザに関するネットワーク上の情報を取得する。また、ログサーバ20は、取得した投稿履歴に基づいて、各地域に所在する施設を訪問したユーザにより投稿された情報であって、施設に関する情報を取得する。また、ログサーバ20は、各地域に所在する施設の所在地、平均価格(平均客単価)、カテゴリ(例えば、カフェやレストランといった店舗の業態のカテゴリ、イタリアンやフレンチといった店舗で取り扱われる料理のカテゴリ等)に関する情報を各施設の端末装置から取得する。また、ログサーバ20は、上述した情報の他にも各種の情報を取得可能である。例えば、ログサーバ20は、施設の営業時間、施設における喫煙の可否等の施設に関する情報を取得する。
また、ログサーバ20は、各地域に関するネットワーク上の情報を取得する。例えば、ログサーバ20は、各地域における気温、天気、標高、トイレの有無、屋根のある場所の有無、街灯の有無、犯罪率、平均地価、国勢調査の結果といった各地域に関するネットワーク上の情報を取得する。
端末装置100は、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置100は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、ユーザから指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付ける。なお、以下の説明では、画面のうち、コンテンツが表示されている領域上で行われた操作を、コンテンツに対する操作と記載する場合がある。なお、端末装置100は、スマートデバイスのみならず、デスクトップPC(Personal Computer)やノートPC等の情報処理装置であってもよい。
〔2.情報提供システムが実行する処理について〕
そこで、情報提供システム1では、情報提供装置10および端末装置100が、以下の提供処理を実行する。以下の説明では、端末装置100が実行する処理により、推定データがユーザに提供される処理の一例について説明するが、以下に説明する提供処理は、一部若しくは全てを情報提供装置10が実現してもよい。
例えば、情報提供装置10は、ユーザが出発地と目的地との2点間を移動する際の名目上の移動時間(名目移動時間)と実際の移動時間(実態移動時間)との差分を算出し、その差分による経済効果や経済損失等の経済的影響を推定する。具体的には、ユーザが通勤・通学、買い物、旅行等をする時の名目移動時間と実態移動時間との差分を算出し、その差分による経済効果や経済損失等の経済的影響を推定する。
名目上の移動時間(名目移動時間)と実際の移動時間(実態移動時間)との間にずれが生じることは経験的に知られている。例えば、単純に、歩く速さ(歩行速度)や挙動、運転する車両の速度(車速)や運転技能は、人によって異なる。また、一般的な乗換案内やルート検索では、ドアツードア(door-to-door)での平均的な移動時間を算出していることが多く、各ユーザの実際の移動時間を表しているとは言い難い。また、地域住民が頻繁に利用する近道や抜け道(ショートカット)等を反映していないことがある。
また、各ユーザの出発地と目的地との2点間の移動に要する標準的な移動時間を算出したとしても、実際の移動時間は一律ではなく、鉄道の運行状況や道路状況、天候やユーザの体調等の影響を受けて変化するものである。また、各ユーザの出発地と目的地との2点間の移動中における行動も一律ではない。状況や気分によって、2点間の移動ルートや移動手段を変更することや、途中でコンビニエンスストアや喫茶店、駅のトイレ等に立ち寄ることもあり得る。また、一人で移動する場合と、複数人で会話等しながら移動する場合とによっても、実際の移動時間は異なる。
なお、出発地や目的地は、例えば居住地や勤務地(自宅やオフィス)、商業施設等である。出発地や目的地は、地域であってもよいし、施設等であってもよい。例えば、地域は、市街地や住宅地等であってもよいし、オフィス街等であってもよい。また、地域は、都道府県や区市町村(行政区域)等であってもよい。施設は、小売業やサービス業の店舗等である。例えば、コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、ディスカウントストア等の小売店、カフェやレストラン、酒場等の飲食店等の個々の店舗であってもよい。また、大型商業施設(ショッピングセンター/アウトレットモール/地下街)、娯楽施設(テーマパーク/遊園地/遊戯場/動物園/水族館/プール/入浴施設/公園/庭園/名所)、文化施設(ホール/劇場/図書館/美術館/博物館)、複合施設、宿泊施設、スポーツ施設、寺社仏閣、公共機関、金融機関、医療機関、教育機関、高速道路の料金所ゲート、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)、または鉄道駅や道の駅、空港、港湾(乗船場)等であってもよい。また、出発地や目的地は、旅行先であってもよい。
また、情報提供装置10は、各ユーザの端末装置100の位置データ、および/または、ログサーバ20から取得したログデータに基づいて、各ユーザの居住地や勤務地(自宅やオフィス)を取得する。例えば、情報提供装置10は、ユーザの端末装置100の位置データから、端末装置100のユーザが日常的に(夜間または昼間に)所定時間以上(例えば6時間以上)所在する地点を、居住地または勤務地等と推定してもよい。あるいは、情報提供装置10は、ログサーバ20から取得したログデータから、端末装置100のユーザの所在地(例えば、居住地または勤務地等)を特定するデータを取得してもよい。
〔2−1.提供処理の一例について〕
以下、図1を用いて、提供処理の具体例について説明する。なお、以下の説明では、図1を用いて、情報の流れについて説明した後に、図2Aおよび図2Bを用いて、名目移動時間と実態移動時間との差分を算出し、その差分による経済効果や経済損失等の経済的影響を推定する態様の具体例について説明する。
まず、各ユーザの端末装置100は、端末装置100の位置データを情報提供装置10に定期的に送信する(ステップS11)。そして、情報提供装置10は、ログサーバ20から各種ログデータを定期的に受信する(ステップS12)。
そして、情報提供装置10は、各ユーザの端末装置100の位置データ、および/または、ログサーバ20から取得したログデータに基づいて、各ユーザが出発地と目的地との2点間を移動する際の名目上の移動時間(名目移動時間)と実際の移動時間(実態移動時間)とを取得する(ステップS13)。
例えば、情報提供装置10は、各ユーザが端末装置100を用いて行った出発地と目的地との間の乗換案内やルート検索等の結果を示す検索履歴から、出発予定時間と到着予定時間との差分である予定移動時間を、名目移動時間として取得する。
また、情報提供装置10は、各ユーザの端末装置100の位置データの経時的変化や、各ユーザの位置の履歴である位置履歴から、各ユーザが出発地を実際に出発した時刻(出発時刻)と、ユーザが目的地に実際に到着した時刻(到着時刻)とを取得し、出発時刻と到着時刻とから実態移動時間を算出する。なお、出発時刻は、各ユーザが出発地を離れた時刻でもよい。また、到着時刻は、各ユーザが目的地に接近した時刻でもよい。
そして、情報提供装置10は、名目移動時間と実態移動時間の差分を算出し、その差分から経済的影響を推定する(ステップS14)。
このとき、情報提供装置10は、各ユーザの属性を考慮して、名目移動時間と実態移動時間の差分から、経済的影響を推定してもよい。例えば、情報提供装置10は、名目移動時間と実態移動時間の差分を各ユーザの時給(時間給)に換算して、経済的影響を推定する。あるいは、情報提供装置10は、名目移動時間と実態移動時間の差分から、各ユーザの出発地の利便性(住みやすさ等)や不動産価値の変動を推定する。あるいは、情報提供装置10は、名目移動時間と実態移動時間の差分をスコアに変換し、スコアに応じた経済的影響を推定する。あるいは、情報提供装置10は、名目移動時間と実態移動時間の差分から推定した経済的影響をスコアに変換する。
このとき、情報提供装置10は、名目移動時間よりも実態移動時間の方が短い場合(早く到着した場合)には、名目移動時間と実態移動時間の差分による経済効果を推定する。また、情報提供装置10は、名目移動時間よりも実態移動時間の方が長い場合(遅れて到着した場合)には、名目移動時間と実態移動時間の差分による経済損失を推定する。
また、情報提供装置10は、各ユーザの端末装置100の位置データ、および/または、ログサーバ20から取得したログデータに基づいて、名目移動時間と実態移動時間の差分の原因を推定してもよい。各ユーザの端末装置100の位置データやログサーバ20から取得したログデータには、各ユーザの出発地から目的地までの移動経路や移動中の挙動や行動を示す情報が含まれている。例えば、情報提供装置10は、位置データや位置履歴から、各ユーザの移動速度や移動パターンを推定してもよい。また、情報提供装置10は、位置データや位置履歴、購買履歴等から、各ユーザが移動中に立ち寄った場所や店舗等を推定してもよい。また、情報提供装置10は、位置データと検索履歴や閲覧履歴等から、各ユーザが端末装置100を操作していて移動速度が遅くなったと推定してもよい。また、情報提供装置10は、各ユーザの属性や、各ユーザの出発地、目的地または移動中に経由する地域の属性に基づいて、名目移動時間と実態移動時間の差分の原因を推定してもよい。
そして、情報提供装置10は、実態移動時間や経済的影響を含む推定データを、各ユーザやその勤務先の端末装置100または不動産仲介業者や情報サービス業者の端末装置100に配信する(ステップS15)。そして、各ユーザやその勤務先の端末装置100または不動産仲介業者や情報サービス業者の端末装置100は、推定データを表示することとなる(ステップS16)。
〔2−1−1.経済的影響推定処理の一例について〕
続いて、図2Aおよび図2Bを用いて、経済的影響推定処理の一例について説明する。図2Aおよび図2Bは、実施形態に係る経済的影響推定処理の一例を示す図である。図2Aは、ユーザが鉄道を利用して2点間を移動する場合の提供処理の一例を示す。図2Bは、ユーザが車両を利用して2点間を移動する場合の提供処理の一例を示す。
情報提供装置10は、ユーザの端末装置100の位置データに基づいて、図2A及び図2Bに示す出発地Dと目的地Gとを取得する。
なお、図2A及び図2Bにおいて、鉄道駅の例として、A駅、B駅、C駅を示している。その他の駅については省略する。
(鉄道移動の例)
図2Aに示す例では、ユーザは出発地Dである自宅から、鉄道駅であるA駅、B駅、C駅を経由して、目的地Gである勤務地に移動している。すなわち、ユーザは出発地Dから目的地Gへの移動に鉄道を利用している。
ここでは、出発地Dである自宅から鉄道駅であるA駅までの経路を経路R1とする。また、鉄道駅であるA駅からB駅までの経路を経路R2とする。また、鉄道駅であるB駅からC駅までの経路を経路R3とする。また、鉄道駅であるC駅から目的地Gである勤務地までの経路を経路R4とする。なお、A駅とB駅とを結ぶ路線と、B駅とC駅とを結ぶ路線とは、異なる路線であり、B駅で乗り換えが発生するものとする。
例えば、ユーザは、出発地Dである自宅から鉄道駅であるA駅までの経路R1を、徒歩または自転車で移動する。なお、ユーザは、バスまたはタクシーを利用して移動してもよい。また、ユーザは、家族に自宅からA駅まで送迎してもらってもよい。
また、ユーザは、A駅からB駅までの経路R2を、第1の路線の鉄道を利用して移動する。ユーザは、B駅に到着すると、第1の路線から第2の路線に乗り換え、B駅からC駅までの経路R3を、第2の路線の鉄道を利用して移動する。
また、ユーザは、C駅から目的地Gである勤務地までの経路R4を、徒歩または自転車で移動する。なお、ユーザは、バスまたはタクシーを利用して移動してもよい。
情報提供装置10は、ユーザが図2Aに示す出発地Dと目的地Gとの2点間を移動する際の名目上の移動時間(名目移動時間)と実際の移動時間(実態移動時間)とを取得する。そして、情報提供装置10は、出発地Dと目的地Gとの2点間の名目移動時間と実態移動時間の差分を算出し、その差分から経済的影響を推定する。
このとき、情報提供装置10は、出発地Dと目的地Gとの2点間の名目移動時間および実態移動時間だけでなく、出発地DとA駅との区間、A駅とB駅との区間、B駅とC駅との区間およびC駅と目的地Gとの区間のそれぞれの区間の名目移動時間および実態移動時間を取得してもよい。そして、情報提供装置10は、上記の区間ごとに名目移動時間と実態移動時間の差分を算出し、その差分から経済的影響を推定してもよい。
また、情報提供装置10は、利用した移動手段ごとに分けて、出発地Dと目的地Gとの2点間の名目移動時間と実態移動時間の差分を算出し、その差分から経済的影響を推定してもよい。同様に、情報提供装置10は、利用した移動手段ごとに分けて、上記の各区間の名目移動時間と実態移動時間の差分を算出し、その差分から経済的影響を推定してもよい。
(路上移動の例)
図2Bに示す例では、ユーザは出発地Dである自宅から目的地Gである勤務地まで路上を移動している。すなわち、ユーザは出発地Dから目的地Gへの移動に車両を利用している。なお、車両は、自家用車に限らず、バスやタクシー等であってもよい。また、車両は、乗用車に限らず、二輪車(バイクや自転車)等であってもよい。また、実際には、車両を利用せず、出発地Dから目的地Gへ徒歩で移動していてもよい。
ここでは、出発地Dである自宅から目的地Gである勤務地までの経路上において、鉄道駅であるA駅を経由しない経路を経路R11とする。また、鉄道駅であるA駅を経由する経路を経路R12とする。
経路R11と経路R12のいずれも線路を越えて移動することになるが、鉄道駅であるA駅を経由する経路R12は、通勤・通学時間帯等にA駅の周辺の道路が混雑した場合、その影響を受けることが予想される。但し、A駅を経由しない経路R11が踏切を通過して移動する経路であって、A駅を経由する経路を経路R12が跨線橋(陸橋)を通過して移動する経路である場合、経路R12の方が経路R11よりも速く移動できる場合がある。
情報提供装置10は、ユーザが図2Bに示す出発地Dと目的地Gとの2点間を移動する際の名目移動時間と実態移動時間とを取得する。そして、情報提供装置10は、出発地Dと目的地Gとの2点間の名目移動時間と実態移動時間の差分を算出し、その差分から経済的影響を推定する。
このとき、情報提供装置10は、ユーザが図2Bに示す鉄道駅であるA駅を経由しない経路R11を通過して、出発地Dと目的地Gとの2点間を移動する際の名目移動時間と実態移動時間とを取得する。そして、情報提供装置10は、出発地Dと目的地Gとの2点間の名目移動時間と実態移動時間の差分を算出し、その差分から経済的影響を推定する。
また、情報提供装置10は、ユーザが図2Bに示す鉄道駅であるA駅を経由する経路R12を通過して、出発地Dと目的地Gとの2点間を移動する際の名目移動時間と実態移動時間とを取得してもよい。そして、情報提供装置10は、出発地Dと目的地Gとの2点間の名目移動時間と実態移動時間の差分を算出し、その差分から経済的影響を推定してもよい。
さらに、情報提供装置10は、経路R11を通過して移動する際の実態移動時間と、経路R12を通過して移動する際の実態移動時間とを比較してもよい。また、情報提供装置10は、経路R11を通過して移動する際の名目移動時間と実態移動時間との差分および経済的影響と、経路R12を通過して移動する際の名目移動時間と実態移動時間との差分および経済的影響とを比較してもよい。
〔3.情報提供装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報提供装置10の機能構成の一例について説明する。図3は、実施形態に係る情報提供装置10の構成例を示す図である。図3に示すように、情報提供装置10は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部11は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100、およびログサーバ20との間で情報の送受信を行う。
記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部12は、位置データベース121、属性データベース122、履歴データベース123、および地図データベース124を有する。
位置データベース121には、端末装置100の位置データを記憶する。ここで、位置データは、GPS(Global Positioning System)、携帯基地局、およびアクセスポイント等に基づいて取得される位置座標等であってもよい。
属性データベース122は、端末装置100のユーザ(契約者)の属性データを記憶する。ここで、属性データは、ユーザの年齢、性別、家族構成、自宅、勤務地、職業、職位、収入、居住形態、車の有無、習い事、ライフスタイル等を含んでいてもよい。また、属性データは、ユーザのデモグラフィック(人口統計学的属性)、サイコグラフィック(心理学的属性)、ジオグラフィック(地理学的属性)、ベヘイビオラル(行動学的属性)等に関するデータであってもよい。
履歴データベース123には、端末装置100のユーザのネットワーク上の行動を示すログデータが登録される。ここで、ログデータは、位置履歴、検索履歴、閲覧履歴、購買履歴、投稿履歴等を含んでいてもよい。また、ログデータは、実店舗におけるクレジットカード、デビットカード、電子マネー、バーコード決済、または、QRコード(登録商標)決済等のキャッシュレス決済による決済履歴等を含んでいてもよい。
地図データベース124には、地図データが登録される。ここで、地図データは、複数の縮尺のラスタ形式の地図描画用の画像、ベクタ形式の地図描画用の画像等を含んでいてもよい。例えば、地図データは、縮尺に従ってメッシュ化された地図データ(例えば、JIS規格の第1〜3次地域区画メッシュデータ、および、100mメッシュデータ等)等であってもよい。また、地図データは、地図上の地物、注記、および記号に関する地図オブジェクトデータを含んでいてもよい。
制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。図3に示すように、制御部13は、取得部14、推定部15、および提供部16を有する。
取得部14は、ユーザが出発地と目的地との間を移動する際の名目上の移動時間である名目移動時間と実際の移動時間である実態移動時間とを取得する。また、取得部14は、端末装置100の位置データを取得する。また、取得部14は、ログサーバ20から各種ログデータを取得する。なお、取得部14は、ユーザの端末装置100の位置データに基づいて、ユーザの出発地と目的地とを取得してもよい。また、取得部14は、検索サーバ(検索エンジン)から、端末装置100における検索データを取得してもよい。
推定部15は、名目移動時間と実態移動時間との差分から経済的影響を推定する。
例えば、推定部15は、名目移動時間と実態移動時間の差分を各ユーザの時給に換算して、経済的影響を推定してもよい。
また、推定部15は、名目移動時間と実態移動時間の差分から、出発地の利便性(住みやすさ等)や不動産価値の変動を推定してもよい。
また、推定部15は、名目移動時間と実態移動時間の差分をスコアに変換し、スコアに応じた経済的影響を推定してもよい。あるいは、また、推定部15は、名目移動時間と実態移動時間の差分から推定した経済的影響をスコアに変換する。
また、推定部15は、名目移動時間よりも実態移動時間の方が短い場合(早く到着した場合)には、名目移動時間と実態移動時間の差分による経済効果を推定してもよい。
また、推定部15は、名目移動時間よりも実態移動時間の方が長い場合(遅れて到着した場合)には、名目移動時間と実態移動時間の差分による経済損失を推定してもよい。
さらに、推定部15は、各ユーザの端末装置100の位置データ、および/または、ログサーバ20から取得したログデータに基づいて、名目移動時間と実態移動時間の差分の原因を推定してもよい。
提供部16は、推定部15による推定結果に基づく情報を提供する。例えば、提供部16は、実態移動時間や経済的影響を含む推定データを提供する。提供部16は、出発地と目的地との間の名目移動時間と実態移動時間との差分に基づく情報を含む推定データを提供してもよい。提供部16は、出発地または目的地との間の実態移動時間と、その実態移動時間に基づく不動産価値の変動に関する情報を含む推定データを提供してもよい。提供部16は、出発地または目的地とその最寄駅との間の実態移動時間と、その実態移動時間に基づく不動産価値の変動に関する情報を含む推定データを提供してもよい。
例えば、提供部16は、通信部11を介して、推定部15による推定結果に基づく情報を、各ユーザやその勤務先の端末装置100または不動産仲介業者や情報サービス業者の端末装置100に配信する。あるいは、提供部16は、推定部15による推定結果に基づく情報を、情報提供装置10に接続された表示装置(図示省略)に出力してもよい。
〔4.端末装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る端末装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、端末装置100は、通信部110と、入力部120と、出力部130と、物理センサ140と、制御部150とを有する。
通信部110は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、情報提供装置10との間で情報の送受信を行う。
入力部120は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部120は、キーボードやマウスや操作キー等によって実現される。出力部130は、各種情報を表示するための表示装置であり、すなわち、画面である。例えば、出力部130は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、端末装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部120と出力部130とは一体化される。また、以下の説明では、出力部130を画面と記載する場合がある。
物理センサ140は、端末装置100の各種の物理的な情報を検出するセンサであり、例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ、気圧センサ、温度センサ、音量センサ、明度センサ等である。なお、物理センサ140は、GPS等の測位システムを用いて、端末装置100の現在位置を推定するセンサであってもよい。また、端末装置100は、上記の加速度センサやジャイロセンサ、気圧センサ等を利用した歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead-Reckoning)等の技術を用いて端末装置100の位置を測位することが可能である。これにより、GPS等の測位システムでは取得することが困難な屋内での位置情報を取得することが可能になる。
制御部150は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報表示プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。例えば、この各種プログラムは、ウェブブラウザと呼ばれるアプリケーションプログラムに該当する。また、制御部150は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部150は、要求部151と、操作制御部152と、表示処理部153とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部150の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部150が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
要求部151は、操作制御部152から検索ワード等のテキストデータを受信した場合は、検索サーバに対して受信したテキストデータを含む、検索要求を送信する。
操作制御部152は、入力部120を介して受け付けたユーザの操作にしたがって、各種制御を実行する。例えば、操作制御部152は、ユーザが入力部120に対して各種選択操作を行った場合は、選択操作内容を表示処理部153に出力する。また、操作制御部152は、入力部120を介して受け付けたスクロール操作やタップ操作等、ユーザの操作の内容を表示処理部153に出力する。
表示処理部153は、受信した各種データを出力部130に表示する。例えば、表示処理部153は、各種の検索結果、ウェブページまたは推定データを表示する処理を実行する。表示処理部153は、例えば、CPUやMPU等によって、RAMを作業領域として実行されることにより実現される。
〔5.端末装置100の処理フロー〕
次に、図5を用いて、制御情報を実行した端末装置100と情報提供装置10が実行する表示処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。
例えば、情報提供装置10は、各ユーザの端末装置100の位置データ、および、当該ログサーバ20から取得したログデータに基づいて、出発地と目的地との2点間を移動する際の名目上の移動時間(名目移動時間)と実際の移動時間(実態移動時間)とを取得する(ステップS101)。
例えば、情報提供装置10は、各ユーザが端末装置100を用いて行った出発地と目的地との間の乗換案内やルート検索等の結果を示す検索履歴から、出発予定時間と到着予定時間との差分である予定移動時間を、名目移動時間として取得する。
また、情報提供装置10は、各ユーザの端末装置100の位置データの経時的変化や、各ユーザの位置の履歴である位置履歴から、各ユーザが出発地を実際に出発した時刻(出発時刻)と、ユーザが目的地に実際に到着した時刻(到着時刻)とを取得し、出発時刻と到着時刻とから実態移動時間を算出する。
そして、情報提供装置10は、名目移動時間と実態移動時間の差分を算出し、その差分から経済的影響を推定する(ステップS102)。
そして、情報提供装置10は、実態移動時間や経済的影響を含む推定データを作成する(ステップS103)。
そして、情報提供装置10は、実態移動時間や経済的影響を含む推定データを、各ユーザやその勤務先の端末装置100または不動産仲介業者や情報サービス業者の端末装置100に配信する(ステップS104)。
そして、各ユーザやその勤務先の端末装置100または不動産仲介業者や情報サービス業者の端末装置100は、受信した推定データを表示する(ステップS105)。
〔6.変形例〕
上記では、提供処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、提供処理の変形例について説明する。なお、以下に説明する提供処理は、端末装置100側が発揮する機能により実現されてもよく、情報提供装置10側が発揮する機能により実現されてもよい。
〔6−1.装置構成〕
上記実施形態では、情報提供システム1に、各種のログデータを取得する機能を備えるログサーバ20が含まれる例について説明したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、各種のログデータを取得する機能を備えていてもよい。このような場合、情報提供装置10は、ログサーバ20を介さず、端末装置100から各種のログデータを取得して蓄積してもよい。このような構成を有する場合、情報提供システム1は、ログサーバ20を有さずともよい。
〔6−2.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔6−3.プログラム〕
また、上述してきた実施形態に係る情報提供装置10および端末装置100は、例えば図6に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図6は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が端末装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。また、コンピュータ1000が情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部13の機能を実現する。
〔7.効果〕
上述したように、情報提供装置10は、予測された移動時間と実際の移動時間とのずれによる経済的影響を評価することができる。具体的には、情報提供装置10は、各ユーザの属性を考慮して、名目移動時間と実態移動時間の差分による経済的影響することができる。
例えば、情報提供装置10は、名目移動時間と実態移動時間の差分を各ユーザの時給に換算して、経済的影響を推定することができる。また、情報提供装置10は、名目移動時間と実態移動時間の差分による各ユーザの出発地の利便性(住みやすさ等)や不動産価値の変動を推定することができる。
また、情報提供装置10は、名目移動時間と実態移動時間の差分をスコアに変換し、スコアに応じた経済的影響を推定することができる。また、情報提供装置10は、名目移動時間と実態移動時間の差分から推定した経済的影響をスコアに変換することができる。
また、情報提供装置10は、名目移動時間よりも実態移動時間の方が短い場合(早く到着した場合)には、名目移動時間と実態移動時間の差分による経済効果を推定することができる。また、情報提供装置10は、名目移動時間よりも実態移動時間の方が長い場合(遅れて到着した場合)には、名目移動時間と実態移動時間の差分による経済損失を推定することができる。
また、情報提供装置10は、各ユーザの端末装置100の位置データ、および/または、ログサーバ20から取得したログデータに基づいて、名目移動時間と実態移動時間の差分の原因を推定することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報提供システム
10 情報提供装置
11、110 通信部
12 記憶部
121 位置データベース
122 属性データベース
123 履歴データベース
124 地図データベース
13、150 制御部
14 取得部
15 推定部
16 提供部
20 ログサーバ
100 端末装置
120 入力部
130 出力部
140 物理センサ
151 要求部
152 操作制御部
153 表示処理部

Claims (11)

  1. ユーザが出発地と目的地との間を移動する際の名目上の移動時間である名目移動時間と実際の移動時間である実態移動時間とを取得する取得部と、
    前記名目移動時間と前記実態移動時間との差分から経済的影響を推定する推定部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記推定部は、前記名目移動時間と前記実態移動時間との差分を前記ユーザの時給に換算し、経済的影響を推定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記推定部は、前記名目移動時間と前記実態移動時間との差分から、前記出発地の不動産価値の変動を推定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記推定部は、前記名目移動時間と前記実態移動時間との差分をスコアに変換し、前記スコアに応じた経済的影響を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  5. 前記推定部は、前記名目移動時間と前記実態移動時間との差分から推定した経済的影響をスコアに変換する
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記推定部は、前記名目移動時間よりも前記実態移動時間の方が短い場合、前記名目移動時間と前記実態移動時間の差分による経済効果を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 前記推定部は、前記名目移動時間よりも前記実態移動時間の方が長い場合、前記名目移動時間と前記実態移動時間の差分による経済損失を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  8. 前記推定部は、前記ユーザの端末装置の位置データおよびログデータに基づいて、前記名目移動時間と前記実態移動時間の差分の原因を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記推定部による推定結果に基づく情報を提供する提供部と
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    ユーザが出発地と目的地との間を移動する際の名目上の移動時間である名目移動時間と実際の移動時間である実態移動時間とを取得する取得工程と、
    前記名目移動時間と前記実態移動時間との差分から経済的影響を推定する推定工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  11. ユーザが出発地と目的地との間を移動する際の名目上の移動時間である名目移動時間と実際の移動時間である実態移動時間とを取得する取得手順と、
    前記名目移動時間と前記実態移動時間との差分から経済的影響を推定する推定手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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