JP2021146753A - 電動車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電気部品をフロアの上方に配置するための技術を提供する。【解決手段】 電動車両は、フロアを有するボディと、ボディに収容された電気部品と、電気部品をフロアの上方に隙間を空けて保持するブラケットと、電気部品を上方から覆うカバーとを備える。この電動車両では、ブラケットとカバーとの一方が、ブラケットとカバーとの他方を介して、ボディに取り付けられている。【選択図】図2
Description
本明細書に開示される技術は、電動車両に関する。なお、本明細書における電動車両とは、車輪を駆動する走行用モータを有する自動車を広く意味する。電動車両には、例えば、外部の電力によって充電される電気自動車、モータとエンジンとを有するハイブリッド自動車、燃料電池を電源とする燃料電池車等が含まれる。
特許文献1に、電動車両が開示されている。この電動車両は、フロアを有するボディと、ボディに収容された複数の電気部品とを備える。
上記の電動車両では、多くの電気部品がフロアの下方に配置されている。これに対して、電気部品を雨水等から保護するために、フロアの上方に配置することが考えられる。この場合、電気部品の上方をカバーで覆う必要があるが、ユーザの体重等がカバーに負荷されたときに、ボディに対してカバーが変位することによって、カバーが電気部品に干渉するおそれが生じる。これを避けるためには、カバーの剛性を高めることが考えられるが、構造の複雑化や重量の増大といった問題を招いてしまう。本明細書は、このような問題を少なくとも部分的に解決して、電気部品をフロアの上方に配置するための技術を提供する。
本明細書が開示する電動車両は、フロアを有するボディと、ボディに収容された電気部品と、電気部品をフロアの上方に隙間を空けて保持するブラケットと、電気部品を上方から覆うカバーとを備える。この電動車両では、ブラケットとカバーとの一方が、ブラケットとカバーとの他方を介して、ボディに取り付けられている。なお、ブラケットとカバーとは、一体に構成された単一の部材であってもよいし、それぞれが独立した部材で構成され、一方が他方に取り付けられた構造であってもよい。
上記した電動車両では、ブラケットとカバーとの一方が、その他方を介してボディに取り付けられている。このような構造によると、例えばユーザの体重等がカバーに負荷されて、カバーがボディに対して変位するときは、ブラケットやそれに保持された電気部品も併せて変位する。これにより、変位したカバーが電気部品に干渉することを避けることができる。なお、電気部品は、ブラケットによって、フロアから隙間を空けて保持されている。従って、ブラケットや電気部品がボディに対して変位しても、それらがフロアに干渉することを避けることもできる。
本技術の一実施形態では、カバーがボディに対して取り付けられてもよい。この場合、ブラケットがカバーに対して一体に設けられていてもよい。このような構造によると、先ずはカバーに設けられたブラケットに電気部品を取り付け、そのカバーを電気部品と共にボディへ取り付けることができる。そのことから、特に限定されないが、電気部品が比較的に小型であるときは、この構造を好適に採用することができる。
本技術の一実施形態では、ブラケットがボディに対して取り付けられてもよい。この場合、ブラケットと別体で構成されたカバーが、ブラケットに対して取り付けられてもよい。このような構造によると、先ずはボディに対してブラケット及び電気部品を取り付け、その後にカバーをブラケットに対して取り付けることができる。そのことから、特に限定されないが、電気部品が比較的に大型であるときは、この構造を好適に採用することができる。
本技術の一実施形態では、電動車両が座席をさらに備えてもよい。この場合、カバー及び電気部品が、座席の下方に配置されてもよい。このような構成によると、ユーザが座席に着座して、カバーがボディに対して変位したときでも、前述したように、変位したカバーが電気部品に干渉することを避けることができる。これにより、座席の下方に存在するスペースを有効に活用することができる。
本技術の一実施形態では、ボディのフロアが、下方に向けて窪んだ凹部を有してもよい。この場合、電気部品の少なくとも一部が、その凹部内に配置されてもよい。特に限定されないが、そのようなフロアの凹部は、当該フロアを構成するフロアパネルやフロアクロスメンバによって画定されてもよい。
本明細書において単に前後方向との記載は、電動車両における前後方向を意味するものとする。同様に、単に左右方向との記載は、電動車両における左右方向を意味し、単に上下方向との記載は、電動車両における上下方向を意味する。例えば、電動車両が水平面上に配置されたときに、電動車両の上下方向は、鉛直方向と一致する。また、電動車両の左右方向は、電動車両の車軸に平行な方向であり、電動車両の前後方向は、水平面に平行かつ電動車両の車軸に垂直な方向となる。
図面を参照して、実施例の電動車両10について説明する。図1に示すように、電動車両10は、ボディ20と、複数の車輪14f、14rとを含む。ボディ20は、特に限定されないが、金属で構成されている。ボディ20には、キャビン20cが画定されている。複数の車輪14f、14rには、一対の前輪14fと、一対の後輪14rとが含まれる。なお、車輪14f、14rの数については、四つに限定されない。
電動車両10はさらに、モータユニット16と、モータユニット16へ電力を供給するバッテリユニット18と、電子制御ユニット30とを備える。モータユニット16には、一方又は両方の後輪14rを駆動するモータや、モータへの電力供給を調節する電力制御ユニットが含まれる。バッテリユニット18は、例えばリチウムイオンセルといった複数の二次電池セルを有し、外部の電力によって再充電可能に構成されている。電子制御ユニット30は、特に限定されないが、例えばプロセッサを有しており、モータユニット16といった電動車両10の構成要素を制御する。電子制御ユニット30は、ECU(Electronic Control Unit)とも称される。なお、電動車両10は、バッテリユニット18に代えて、又は加えて、燃料電池ユニットや太陽電池パネルといった他の電源を備えてもよい。
図2に示すように、ボディ20は、フロア22を有する。フロア22は、例えばフロアパネル24や、フロアクロスメンバ26によって構成されている。フロアパネル24は、ボディ20の下部に位置しており、前後方向及び左右方向に広がっている。フロアクロスメンバ26は、フロアパネル24に沿って左右方向に延びており、フロアパネル24との間に閉空間を形成している。なお、図2に示すフロア22は、キャビン20cの後部に位置する部分であって、後部座席40の下方に位置している。そして、フロアパネル24と後部座席40との間には、前述した電子制御ユニット30が収容されている。
電動車両10はさらに、ブラケット32とカバー34とを備える。ブラケット32は、電子制御ユニット30をフロア22の上方に隙間を空けて保持している。カバー34は、電子制御ユニット30を上方から覆っているとともに、後部座席40を下方から支持している。特に限定されないが、本実施例におけるブラケット32とカバー34は、金属で構成されている。一例ではあるが、ブラケット32とカバー34は、それぞれが金属板から形成された後に、溶接によって一体化されている。即ち、ブラケット32は、カバー34に対して一体に形成されている。あるいは、カバー34が、ブラケット32に対して一体に形成されているとも表現できる。なお、ブラケット32やカバー34を構成する材料は、金属に限定されない。ブラケット32やカバー34は、例えば合成樹脂といった高分子材料で一体に構成されてもよい。
以上のように、本実施例の電動車両10では、電子制御ユニット30が、フロア22の上方に配置されている。即ち、電子制御ユニット30が、ボディ20のキャビン20c内に収容されている。これにより、電子制御ユニット30が例えば雨水等から保護されている。その一方で、電子制御ユニット30の上方には、後部座席40が設けられているので、図3に示すように、ユーザの体重Wが後部座席40を介してカバー34に負荷される。ユーザの体重Wがカバー34に負荷されると、ボディ20に対してカバー34が変位することで、カバー34が電子制御ユニット30に干渉するおそれが生じる。
しかしながら、本実施例の電動車両10では、電子制御ユニット30を保持するブラケット32が、カバー34に対して一体に形成されており、カバー34を介してボディ20に取り付けられている。従って、カバー34がボディ20に対して変位するときは、ブラケット32やそれに保持された電子制御ユニット30も併せて変位する。これにより、カバー34が電子制御ユニット30に向けて変位しても、そのカバー34が電子制御ユニット30に干渉することを避けることができる。なお、電子制御ユニット30は、ブラケット32によって、フロア22から隙間を空けて保持されている。従って、ブラケット32や電子制御ユニット30がボディ20に対して変位しても、それらがフロア22に干渉することを避けることもできる。
次に、電子制御ユニット30をボディ20に組み付ける手順について説明する。先ず、カバー34に設けられたブラケット32に、電子制御ユニット30が取り付けられる。この作業は、電動車両10の製造ラインにおいて、電動車両10の組み立てと並行して行われてもよいし、あるいは、電動車両10の製造ラインとは異なる場所で、予め行われてもよい。次いで、そのカバー34が、電子制御ユニット30と共にボディ20へ取り付けられる。なお、この手順は一例であり、本技術を限定するものではない。
図4、図5は、電動車両10の一変形例におけるブラケット132及びカバー134を示す。この変形例では、ブラケット132がボディ20に対して取り付けられている。そして、ブラケット132と別体で構成されたカバー134が、ブラケット132に対して取り付けられている。即ち、電子制御ユニット30を覆うカバー134が、ブラケット132を介してボディ20に取り付けられた構造を有する。こうような構造によっても、ユーザの体重Wがカバー34に負荷され、カバー134がボディ20に対して変位するときは、ブラケット132やそれに保持された電子制御ユニット30も併せて変位する。これにより、カバー134が電子制御ユニット30に向けて変位しても、そのカバー134が電子制御ユニット30に干渉することを避けることができる。
この変形例において、電子制御ユニット30をボディ20に組み付ける手順について説明する。先ず、ブラケット132をボディ20に取り付ける。次いで、ボディ20に取り付けられたブラケット132に、電子制御ユニット30を取り付ける。なお、ブラケット132をボディ20に取り付ける前に、ブラケット132と電子制御ユニット30とが予め組み付けられていてもよい。この場合、ブラケット132と電子制御ユニット30との組み付け作業は、電動車両10の製造ラインとは異なる場所において予め行われてもよい。次いで、カバー134が、ブラケット132へ取り付けられる。なお、この手順についても一例であり、本技術を限定するものではない。
上述した実施例及び変形例では、ボディ20のフロア22が、下方に向けて窪んだ凹部28を有している。そして、電子制御ユニット30の少なくとも一部が、その凹部28内に配置されている。このような構成によると、電子制御ユニット30がフロア22に干渉(接触)することを避けることができるとともに、フロア22の近傍におけるデッドスペースを有効に活用することができる。なお、特に限定されないが、フロア22の凹部28は、フロア22を構成するフロアパネル24の湾曲と、フロアクロスメンバ26によって画定されている。
上述した実施例及び変形例において、電子制御ユニット30は、本技術における電気部品の一例である。ブラケット32、132には、電子制御ユニット30に限られず、例えばバッテリパックといった他の電気部品が設けられてもよい。また、本実施例及び変形例で説明したブラケット32、132及びカバー34、134の構成は、後部座席40の下方に限られず、他の座席やセンタコンソールの下方といった、ユーザの体重Wが負荷され得る他の位置にも好適に採用することができる。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
10:電動車両
12r:ボディの後部
14f、14r:車輪
16:モータ
18:バッテリユニット
20:ボディ
22:フロア
24:フロアパネル
26:フロアクロスメンバ
28:フロアの凹部
30:電子制御ユニット
32、132:ブラケット
34、134:カバー
40:後部座席
12r:ボディの後部
14f、14r:車輪
16:モータ
18:バッテリユニット
20:ボディ
22:フロア
24:フロアパネル
26:フロアクロスメンバ
28:フロアの凹部
30:電子制御ユニット
32、132:ブラケット
34、134:カバー
40:後部座席
Claims (1)
- 電動車両であって、
フロアを有するボディと、
前記ボディに収容された電気部品と、
前記電気部品を前記フロアの上方に隙間を空けて保持するブラケットと、
前記電気部品を上方から覆うカバーと、
を備え、
前記ブラケットと前記カバーとの一方が、前記ブラケットと前記カバーとの他方を介して、前記ボディに取り付けられている、
電動車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020045159A JP2021146753A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 電動車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020045159A JP2021146753A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 電動車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021146753A true JP2021146753A (ja) | 2021-09-27 |
Family
ID=77850567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020045159A Pending JP2021146753A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 電動車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021146753A (ja) |
-
2020
- 2020-03-16 JP JP2020045159A patent/JP2021146753A/ja active Pending
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