JP2021145416A - 電動機組立体 - Google Patents

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Naoki Katayama
直輝 片山
洋平 大石
Yohei Oishi
洋平 大石
章裕 落合
Akihiro Ochiai
章裕 落合
凱太 田辺
Kaita Tanabe
凱太 田辺
和馬 西村
Kazuma Nishimura
和馬 西村
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Abstract

【課題】コンパクトなサイズを有する電動機組立体が提供される。【解決手段】電動機組立体1は、モータケーシング10と、駆動軸5の軸線方向に沿ってモータケーシング10に直列的に接続されたインバータケース21と、を備える。インバータケース21は、電動機組立体1の内部から外部に延びるケーブルCBが通過可能な開口部150を有している。電動機組立体1は、開口部150を閉じ、かつケーブルCBが通過可能な貫通孔152aを有する閉止蓋152を備えている、電動機組立体。【選択図】図1

Description

本発明は、電動機組立体に関する。
ポンプ等の回転機械の駆動機であるモータとモータの可変速手段であるインバータとを一体的に備えた電動機組立体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−160982号公報
しかしながら、特許文献1の電動機組立体では、電動機組立体のケーシングの外側には、ケースに収容された複数の端子台が設けられており、モータとインバータとを接続する電気線、およびインバータと電源とを接続する電気線は、これらの端子台に接続されている。
このように、特許文献1の電動機組立体は、そのケーシングに設けられた端子台およびケースを備えているため、電動機組立体のサイズは、大きくなってしまう。
そこで、本発明は、コンパクトなサイズを有する電動機組立体を提供することを目的とする。
一態様では、駆動軸と、前記駆動軸を回転させるモータと、前記モータの可変速手段であるインバータと、を備える電動機組立体が提供される。前記電動機組立体は、前記モータを収容するモータケーシングと、前記インバータを収容し、かつ前記駆動軸の軸線方向に沿って前記モータケーシングに直列的に接続されたインバータケースと、を備え、前記インバータケースは、前記電動機組立体の内部から外部に延びるケーブルが通過可能な開口部を有しており、前記電動機組立体は、前記開口部を閉じ、かつ前記ケーブルが通過可能な貫通孔を有する閉止蓋を備えている。
一態様では、前記閉止蓋は、弾性部材から構成されている。
一態様では、前記電動機組立体は、前記閉止蓋に取り付けられ、かつ前記ケーブルに装着可能なケーブルグランドまたはグロメットを備えている。
一態様では、前記インバータケースは、前記開口部が形成された凸部を有しており、前記凸部は、鉛直方向に対して傾斜しており、前記閉止蓋は、前記傾斜する凸部に取り付けられている。
一態様では、前記電動機組立体は、前記開口部に接続された枠部材と、前記枠部材を閉じる閉止カバーと、を備えており、前記閉止カバーは、前記ケーブルが通過可能な貫通孔を有している。
一態様では、前記電動機組立体は、前記閉止カバーに取り付けられ、かつ前記ケーブルに装着可能なケーブルグランドまたはグロメットを備えている。
一態様では、前記枠部材は、鉛直方向に対して傾斜しており、前記閉止カバーは、前記傾斜する枠部材に取り付けられている。
本発明によれば、電動機組立体は、ケーブルの端子用の端子箱を備える代わりに、ケーブルが通過可能な開口部と、この開口部を閉じる閉止蓋と、を備えている。したがって、電動機組立体は、コンパクトなサイズを有することができる。
電動機組立体の一実施形態を示す断面図である。 インバータケースに形成された開口部を示す図である。 開口部を閉じる閉止蓋を示す図である。 閉止蓋に取り付けられたグロメットを示す図である。 本実施形態に係る電動機組立体との比較例を示す図である。 鉛直方向に対して傾斜する凸部を示す図である。 電動機組立体のさらに他の実施形態を示す図である。 電動機組立体のさらに他の実施形態を示す図である。 図9(a)は、長端が短端の上方に配置されるように、凸部に取り付けられた枠部材を示す図であり、図9(b)は、短端が長端の上方に配置されるように、凸部に取り付けられた枠部材を示す図である。 電動機組立体のさらに他の実施形態を示す図である。 電動機組立体のさらに他の実施形態を示す図である。 電動機組立体のさらに他の実施形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下で説明する図面において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、電動機組立体1の一実施形態を示す断面図である。電動機組立体1は、インバータ20が内蔵された一体型構造を有する機械装置である。図1に示すように、電動機組立体1は、モータ部2と、インバータ部3とを備えている。電動機組立体1は、駆動軸5と、駆動軸5を回転させる回転子(ロータ)6および固定子(ステータ)7を備えるモータ(回転要素)8と、回転子6および固定子7を収容するモータケーシング10と、回転子6および固定子7に隣接して配置され、モータ8の動作(回転速度)を制御するインバータ20と、インバータ20を収容し、駆動軸5の軸線CL方向に沿ってモータケーシング10に直列的に配置(接続)されたインバータケース21と、を備えている。
駆動軸5は、モータケーシング10およびインバータケース21を貫通して延びており、モータケーシング10およびインバータケース21は駆動軸5と同心状に配置されている。本実施形態では、モータケーシング10およびインバータケース21は、駆動軸5の軸線CL方向に直列的に配置されているため、電動機組立体1はコンパクトな構造を有することができる。駆動軸5の端部(すなわち、駆動軸5の反負荷側)には、駆動軸5と同心状に配置された冷却ファン25が固定されている。冷却ファン25は、インバータケース21の外側に配置されており、インバータケース21に隣接している。一実施形態では、冷却ファン25は遠心ファンである。
モータケーシング10の内部には、発熱源であるモータ8が配置されている。モータ8は、駆動軸5に固定された回転子6と、回転子6を囲んで、外部(図示しない)からの電力を巻線(コイル)7bが受けて回転磁界を形成する固定子(ステータ)7と、を備えている。固定子7は、ステータコア7aと、ステータコア7aに巻かれた複数の巻線7bと、を備えている。回転子6は、回転子6と固定子7との間に形成される回転磁界によって回転し、回転子6が固定された駆動軸5は回転子6とともに回転する。
図1において、モータ8は模式的に描かれている。モータ8は、例えば、ロータに永久磁石を用いた永久磁石型モータである。しかしながら、モータ8は、永久磁石型モータに限定されず、誘導モータやSRモータなど、様々な種類のモータであってもよい。
モータケーシング10は、固定子7が固定されたモータフレーム11と、モータフレーム11の一方の開口端を閉じ、かつ駆動軸5が貫通する貫通孔30が形成されたエンドカバー12と、モータフレーム11の他方の開口端を閉じ、かつ駆動軸5が貫通する貫通孔31が形成されたブラケット13と、を備えている。エンドカバー12およびブラケット13は、モータ8を挟んで互いに対向している。駆動軸5は、エンドカバー12の軸受支持部32に支持された軸受27およびブラケット13の軸受支持部33に支持された軸受28によって回転自在に支持されている。
インバータケース21は、インバータ20を取り囲み、言い換えれば、インバータ20の周囲に配置されたインバータフレーム22と、インバータフレーム22の開口端を閉じるカバー部材23と、を備えている。インバータフレーム22は、ブラケット13に隣接して配置されており、ブラケット13に接続されている。
電動機組立体1は、冷却ファン25を覆うようにインバータケース21、より具体的には、カバー部材23に接続されたファンカバー51を備えている。ファンカバー51は、人間の指の冷却ファン25への接触を防止しつつ、冷却用の空気をインバータ部3およびモータ部2に、この順に送るための部材である。ファンカバー51は、カバー部材23を覆うように配置されており、カバー部材23に固定されている。ファンカバー51は、冷却ファン25に対向するファンカバー51の面に形成された開口51aを有している。
カバー部材23の外面には、複数のフィン36が形成されている。これらフィン36は、冷却ファン25に隣接しており、カバー部材23の外面から冷却ファン25に向かって延びている。カバー部材23は駆動軸5と同心状に配置されており、カバー部材23の中央には、駆動軸5が貫通する貫通孔40が形成されている。駆動軸5は、この貫通孔40を通ってカバー部材23の外部まで延びている。
図1に示すように、インバータケース21の内部には、インバータ20が配置されている。インバータ20は、スイッチング素子やコンデンサなどの要素を含むインバータ要素41と、このインバータ要素41が実装された基板42と、を備えている。基板42はスペーサ43を介してカバー部材23の内面に固定されている。カバー部材23の内面は、フィン36が形成されたカバー部材23の外面とは反対側の面である。カバー部材23は基板42が載置される受け皿形状を有している。このような構造により、カバー部材23には、基板42の放熱用および表面保護用の樹脂を充填することができる。
電動機組立体1は、インバータケース21の内部に配置され、かつ駆動軸5の周囲を覆う軸カバー50をさらに備えている。この軸カバー50は、駆動軸5とインバータ20とを隔離する隔離部材である。軸カバー50は、円筒形状を有しており、駆動軸5と同心状に配置されている。軸カバー50の形状は特に限定されない。軸カバー50は、駆動軸5の軸線CL方向に延びている。
軸カバー50は、カバー部材23に接続されている。図1に示す実施形態では、カバー部材23は、軸カバー50が装着される環状突起23aを有している。この環状突起23aを軸カバー50に挿入することにより、軸カバー50は、カバー部材23に接続される。基板42は、駆動軸5および軸カバー50が貫通する環状形状を有しており、基板42および軸カバー50は駆動軸5と同心状に配置されている。
本実施形態では、モータフレーム11およびインバータフレーム22は別部材から構成されており、モータフレーム11とインバータフレーム22との間には、ブラケット13が介在している。モータフレーム11およびブラケット13は互いに接続されており、インバータフレーム22およびブラケット13は互いに接続されている。このように、モータフレーム11、ブラケット13、およびインバータフレーム22は別部材から構成されており、モータフレーム11およびインバータフレーム22はブラケット13を介して接続されているため、作業者は、ブラケット13をモータフレーム11から取り外すことができる。したがって、作業者は、回転子6を引き抜くことなく、軸受28を容易に交換することができる。つまり、このような構造により、電動機組立体1のメンテナンス性を向上することができる。
インバータ20には、給電のための動力線145および通信のための電気線146が設けられている。図1では、動力線145は太線で描かれており、電気線146は細線で描かれている。動力線145は電力を基板42からモータ8に出力する線であり、電気線146はコントローラなどの機器に接続された通信用の配線を含む。電気線146は、入力線および通信線を含む複数の線であってもよく、または単一の線であってもよい。
図1に示すように、動力線145は、基板42から電動機組立体1の外部空間まで延びる第1動力線145Aと、基板42からモータ8(より具体的には、巻線7b)まで延びる第2動力線145Bと、を備えている。第2動力線145Bは、ブラケット13に形成された貫通孔14を貫通して延びている。
これら動力線145および電気線146は、軸カバー50の外側に配置されている。軸カバー50を設けることにより、動力線145および電気線146の駆動軸5への巻き込み、およびインバータ要素41の駆動軸5との接触を防止することができる。結果として、インバータ20の故障を確実に防止することができる。
第1動力線145Aおよび電気線146は、基板42から電動機組立体1の外部空間まで延びている。以下、本明細書では、これら第1動力線145Aおよび電気線146を総称して、ケーブルCBと呼ぶことがある。一実施形態では、ケーブルCBは、単一の線であってもよく、または3本以上の線の総称であってもよい。
図2は、インバータケース21に形成された開口部150を示す図である。図2に示すように、インバータケース21は、電動機組立体1の内部から外部に延びるケーブルCBが通過可能な大きさを有する開口部150を有している。より具体的には、開口部150は、インバータフレーム22の外面22aに形成されている。図2に示すように、インバータフレーム22は、その外面22aから外側に突出し、かつ開口部150が形成された凸部151を有しており、凸部151の上端は平坦である。
図3は、開口部150を閉じる閉止蓋152を示す図である。図2および図3に示すように、電動機組立体1は、開口部150を閉じる閉止蓋152を備えている。閉止蓋152は、板状形状を有しており、凸部151に密着可能である。閉止蓋152は、締結具(例えば、ねじ)155によって凸部151に締結されている。閉止蓋152は、ケーブルCBが通過可能な大きさを有する貫通孔152aを有している(図2参照)。
図2に示す実施形態では、閉止蓋152は、第1動力線145Aが貫通する貫通孔152aと、電気線146が貫通する貫通孔152aと、を有している。一実施形態では、閉止蓋152は、第1動力線145Aおよび電気線146の両方が貫通する単一の貫通孔152aを有してもよい。このように、閉止蓋152は、少なくとも1つの貫通孔152aを有してもよい。
電動機組立体1は、閉止蓋152に取り付けられ、かつケーブルCBに装着可能なケーブルグランド156を備えてもよい。本実施形態では、第1動力線145Aおよび電気線146のそれぞれには、ケーブルグランド156が装着されている。ケーブルグランド156は、水や湿気やほこりなどの異物の、水や湿気やほこりなどの異物の、インバータケース21の内部への侵入を防止することができる。
開口部150は、閉止蓋152によって閉じられているため、作業者は、閉止蓋152を取り外すだけの簡単な構造で、インバータケース21内のインバータ20(特に、基板42)の様子を視認することができる。
図4は、閉止蓋152に取り付けられたグロメット157を示す図である。一実施形態では、電動機組立体1は、閉止蓋152に取り付けられ、かつケーブルCBに装着可能なグロメット157を備えてもよい。グロメット157もケーブルグランド156と同様に、異物のインバータケース21の内部への侵入を防止することができる。グロメット157は、ケーブルグランド156よりも低い高さを有しているため、グロメット157を設けることにより、閉止蓋152の表面の平坦化を向上させることができる。
一実施形態では、電動機組立体1は、ケーブルグランド156およびグロメット157の両方を備えてもよい。この場合、ケーブルグランド156は、第1動力線145Aおよび電気線146のうちの一方に装着されており、グロメット157は、第1動力線145Aおよび電気線146のうちの他方に装着されている。一実施形態では、閉止蓋152は、樹脂などの弾性部材から構成されてもよい。
ケーブルグランド156の形状は、図3に示す実施形態には限定されない。一実施形態では、ケーブルCBの配線に応じて、エルボ型(L字型)形状を有してもよい。
図1乃至図4に示す実施形態では、インバータケース21は、ケーブルCBが通過する開口部150を有しており、ケーブルCBには、端子が接続されていない。したがって、ケーブルCBは、電動機組立体1の外部に配置された電源やコントローラなどの接続対象物に接続されている。したがって、電動機組立体1は、ケーブルCBの端子用の端子箱を備えていない。結果として、電動機組立体1は、コンパクトなサイズを有することができる。
図5は、本実施形態に係る電動機組立体1との比較例を示す図である。図5では、比較例としての電動機組立体1000は、電動機組立体1000の外側に張り出した端子箱1001を備えており、この端子箱1001には、第1動力線145Aが接続された端子台1002と、電気線146が接続された通信中継基板1003と、が収容されている。ケーブルCBは、これら端子台1002および通信中継基板1003を介して、電源やコントローラなどの接続対象物に接続されている。
電動機組立体(符号省略)は、その安全性を確保するために、所定の絶縁耐力試験に合格する必要がある。図5に示す電動機組立体1000では、試験者は、絶縁耐力試験器を用いて、端子箱1001を通じて、電動機組立体1000の絶縁耐力試験を行う必要がある。これに対して、本実施形態に係る電動機組立体1では、試験員は、接続対象物からケーブルCBを取り外して、電動機組立体1の絶縁耐力試験を行う。本実施形態では、電動機組立体1に隣接した場所で絶縁耐力試験を行う必要はなく、したがって、電動機組立体1は、端子箱を有する必要はない。結果として、電動機組立体1は、コンパクトなサイズを有することができる。
電動機組立体1は、端子箱を有していないため、以下のさらなる効果を奏することができる。第1に、電動機組立体1の構成要素の部品点数を削減することができ、電動機組立体1の低コスト化を実現することができる。第2に、端子箱が設けられていないため、冷却ファン25から送られる空気の流れは、阻害されず、インバータ20やモータ8などの発熱体の冷却効果を向上させることができる。
図6は、鉛直方向に対して傾斜する凸部151を示す図である。図6に示すように、凸部151は、鉛直方向VLに対して傾斜しており、閉止蓋152は、傾斜する凸部151に取り付けられている。図6に示す実施形態では、凸部151は、その上端151aがその下端151bよりも長い形状を有している。このような形状により、電動機組立体1は、異物のインバータケース21の内部への侵入をより確実に防止することができる。
図7および図8は、電動機組立体1のさらに他の実施形態を示す図である。図7および図8に示すように、電動機組立体1は、開口部150に接続された枠部材160と、枠部材160を閉じる閉止カバー161と、を備えてもよい。閉止カバー161は、ケーブルCB(本実施形態では、第1動力線145Aおよび電気線146)が通過可能な大きさを有する貫通孔162を有している。貫通孔162の数は、少なくとも1つであってもよい。
図7および図8に示す実施形態においても、電動機組立体1は、閉止カバー161に取り付けられ、かつケーブルCBに装着可能なケーブルグランド156(図3参照)またはグロメット157(図4参照)を備えてもよい。
図7および図8に示す実施形態では、枠部材160は、鉛直方向VLに対して傾斜しており、閉止カバー161は、傾斜する枠部材160に取り付けられている。枠部材160は、その長端160aがその短端160bよりも長い形状を有している。凸部151には、凸部151から突出する複数の締結具(例えば、ねじ)163が取り付けられている。枠部材160は、締結具163の数に対応する数の挿入孔164を有しており、締結具163を挿入孔164に挿入して、締結具163を締結することにより、枠部材160は、凸部151に取り付けられる。
図7および図8に示す実施形態では、締結具163は、ねじであるが、一実施形態では、締結具163は、爪形状を有する挿入部材であってもよい。この場合、挿入孔164は、締結具163が差し込み可能な構造を有している。
閉止カバー161は、締結具(例えば、ねじ)166によって、枠部材160に取り付けられている。より具体的には、図8に示すように、閉止カバー161は、締結具166の数に対応する数の締結孔165を有している。同様に、枠部材160は、締結具166の数に対応する数の締結孔167を有している。締結具166を締結孔165および締結孔167に挿入して、締結具166を締結することにより、閉止カバー161は、枠部材160に取り付けられる。このような構成により、作業者は、枠部材160を凸部151に固定した状態で、閉止カバー161のみを取り外すことができる。したがって、作業者は、インバータケース21内のインバータ20(特に、基板42)の様子を視認することができる。
図7および図8に示す実施形態では、枠部材160は、長端160aが短端160bの上方に配置されるように、凸部151に取り付けられている。したがって、電動機組立体1は、異物のインバータケース21の内部への侵入をより確実に防止することができる。
一実施形態では、枠部材160は、短端160bが長端160aの上方に配置されるように、凸部151に取り付けられてもよい。この場合であっても、枠部材160は、鉛直方向VLに対して傾斜する。
図9(a)は、長端160aが短端160bの上方に配置されるように、凸部151に取り付けられた枠部材160を示す図であり、図9(b)は、短端160bが長端160aの上方に配置されるように、凸部151に取り付けられた枠部材160を示す図である。電動機組立体1は、その設置環境に応じて、壁WLの近傍に配置される場合がある。この場合、ケーブルCBの太さによっては、ケーブルCBを適切な曲率半径で折り曲げることができない場合がある(図9(a)参照)。特に、図9(a)では、第1動力線145Aは比較的大きな直径を有しているため、第1動力線145Aを無理に折り曲げると、断線などの危険が生じてしまう。
この場合、枠部材160を図9(b)に示すように配置することにより、第1動力線145Aは、緩やかに折り曲げられることが可能であるため、断線などの危険は生じない。このように、電動機組立体1の設置環境に応じて、枠部材160は、その上下方向の向きを自在に変更可能である。
図10は、電動機組立体1のさらに他の実施形態を示す図である。図10に示す実施形態では、挿入孔164は、枠部材160を貫通する貫通孔であり、締結具201は、枠部材160よりも長い長さを有する通しボルトである。したがって、締結具201を枠部材160の挿入孔164および閉止カバー161の締結孔165に挿入することにより、締結具201の先端部分は、閉止カバー161から露出する。この状態で、ナット200を締結具201に挿入して、ナット200を締め付けることにより、枠部材160および閉止カバー161は、インバータケース21に取り付けられる。
作業者は、ナット200を取り外して、閉止カバー161を取り外すことにより、枠部材160をインバータフレーム22の凸部151に装着した状態で、インバータケース21内のインバータ20(特に、基板42)の様子を視認することができる。一実施形態では、凸部151と枠部材160との間に、ごみなどの異物の侵入を防止するためのシール部材(図示しない)が配置されてもよい。
一実施形態では、図10に示すように、閉止カバー161とナット200との間にスペーサ202を配置してもよい。このスペーサ202は、閉止カバー161の傾斜角度と同一の角度を有する傾斜面202aと、締結具201が挿入可能な貫通孔202bと、を有している。締結具201をスペーサ202の貫通孔202bに挿入して、ナット200と閉止カバー161との間にスペーサ202を配置することにより、斜めに配置された閉止カバー161に対して、ナット200をより確実に締め付けることができる。
図11は、電動機組立体1のさらに他の実施形態を示す図である。特に説明しない本実施形態の構成は、上述した実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。図11に示す実施形態では、閉止カバー161は、その両端161aから枠部材160に向かって突出する壁部170を有している。これら壁部170のそれぞれには、軸線CL方向と平行に延びる締結孔(平行締結孔)168が形成されている。
枠部材160は、締結孔168に対応する締結孔169を有している。締結孔169は、軸線CL方向と平行に延びる平行締結孔であり、締結孔169の数は、締結孔168の数に対応している。
2つの壁部170の間に枠部材160が配置されるように、閉止カバー161を枠部材160に装着して、締結具166を締結孔168,169に挿入する。図11に示す実施形態では、締結孔168,169は、軸線CL方向と平行に延びている。このような構造により、閉止カバー161が壁WLに隣接して配置される場合(例えば、図9(a)および図9(b)参照)であっても、作業者は、閉止カバー161の枠部材160への取り付け作業を容易に行うことができる。
図11に示すように、閉止カバー161は、ケーブルCBと基板42との接続状態を確認するための覗き窓171を有してもよい。基板42上には、ケーブルCBとの接続状態を示すLED端子が設けられる場合がある。ケーブルCBが適切に接続されている場合、このLED端子は点灯する。作業者は、閉止カバー161を取り外すことなく、閉止カバー161の覗き窓171をのぞき込むことにより容易にLED端子の点灯を確認することができる。
図8に示す実施形態および図11に示す実施形態は、組み合わされてもよい。より具体的には、枠部材160は、軸線CL方向と垂直な垂直締結孔167(図8参照)と、軸線CL方向と平行な平行締結孔169(図11参照)と、を有している。同様に、閉止カバー161は、軸線CL方向と垂直な垂直締結孔165(図8参照)と、軸線CL方向と平行な平行締結孔168(図11参照)と、を有している。このような構成により、作業者は、電動機組立体1の設置環境に応じて、任意の方向を通じて、閉止カバー161にアクセスすることができる。結果として、作業者は、閉止カバー161を枠部材160に容易に取り付けることができる。
図12は、電動機組立体1のさらに他の実施形態を示す図である。図12に示すように、閉止カバー161の壁部170のいずれかは、爪形状を有する引っかけ構造を有してもよい。この場合、枠部材160は、引っかけ構造を有する壁部170が引っかけられる差し込み部160cを有している。引っかけ構造を有する壁部170を差し込み部160cに引っかけた状態で、締結具166を締結孔168,169に挿入して、締結孔166を締め付ける。このように、閉止カバー161を枠部材160に引っかける構造にすることにより、作業者は、2つの壁部170のうちのいずれかにアクセスすることができない場合であっても、容易に閉止カバー161を枠部材160に取り付けることができる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
1 電動機組立体
2 モータ部
3 インバータ部
5 駆動軸
6 回転子(ロータ)
7 固定子(ステータ)
7a ステータコア
7b 巻線
8 モータ(回転要素)
10 モータケーシング
11 モータフレーム
12 エンドカバー
13 ブラケット
14 貫通孔
20 インバータ
21 インバータケース
22 インバータフレーム
22a 外面
23 カバー部材
23a 環状突起
25 冷却ファン
27 軸受
28 軸受
30 貫通孔
31 貫通孔
32 軸受支持部
33 軸受支持部
36 フィン
40 貫通孔
41 インバータ要素
42 基板
43 スペーサ
50 軸カバー
51 ファンカバー
51a 開口
145 動力線
145A 第1動力線
145B 第2動力線
146 電気線
150 開口部
151 凸部
151a 上端
151b 下端
152 閉止蓋
152a 貫通孔
155 締結具
156 ケーブルグランド
157 グロメット
160 枠部材
160a 長端
160b 短端
160c 差し込み部
161 閉止カバー
162 貫通孔
163 締結具
164 挿入孔
165 締結孔(垂直締結孔)
166 締結具
167 締結孔(垂直締結孔)
168 締結孔(平行締結孔)
169 締結孔(平行締結孔)
170 壁部
171 覗き窓
200 ナット
201 締結具
202 スペーサ
202a 傾斜面
202b 貫通孔
1000 電動機組立体
1001 端子箱
1002 端子台
1003 通信中継基板
CL 軸線
CB ケーブル
VL 鉛直方向
WL 壁

Claims (7)

  1. 駆動軸と、前記駆動軸を回転させるモータと、前記モータの可変速手段であるインバータと、を備える電動機組立体であって、
    前記電動機組立体は、
    前記モータを収容するモータケーシングと、
    前記インバータを収容し、かつ前記駆動軸の軸線方向に沿って前記モータケーシングに直列的に接続されたインバータケースと、を備え、
    前記インバータケースは、前記電動機組立体の内部から外部に延びるケーブルが通過可能な開口部を有しており、
    前記電動機組立体は、前記開口部を閉じ、かつ前記ケーブルが通過可能な貫通孔を有する閉止蓋を備えている、電動機組立体。
  2. 前記閉止蓋は、弾性部材から構成されている、請求項1に記載の電動機組立体。
  3. 前記電動機組立体は、前記閉止蓋に取り付けられ、かつ前記ケーブルに装着可能なケーブルグランドまたはグロメットを備えている、請求項1または請求項2に記載の電動機組立体。
  4. 前記インバータケースは、前記開口部が形成された凸部を有しており、
    前記凸部は、鉛直方向に対して傾斜しており、
    前記閉止蓋は、前記傾斜する凸部に取り付けられている、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電動機組立体。
  5. 前記電動機組立体は、
    前記開口部に接続された枠部材と、
    前記枠部材を閉じる閉止カバーと、を備えており、
    前記閉止カバーは、前記ケーブルが通過可能な貫通孔を有している、請求項1に記載の電動機組立体。
  6. 前記電動機組立体は、前記閉止カバーに取り付けられ、かつ前記ケーブルに装着可能なケーブルグランドまたはグロメットを備えている、請求項5に記載の電動機組立体。
  7. 前記枠部材は、鉛直方向に対して傾斜しており、
    前記閉止カバーは、前記傾斜する枠部材に取り付けられている、請求項5または請求項6に記載の電動機組立体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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