JP2021145151A - 供給部品のセット方向誤差角度教示方法 - Google Patents

供給部品のセット方向誤差角度教示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品供給装置にセットされた部品のセット方向が当初の指定と異なっていても、セットし直す手間を不要とする供給部品のセット方向誤差角度教示方法を提供する。【解決手段】供給部品のセット方向誤差角度教示方法は、部品供給装置にセットされた部品のセット方向を表示する表示面を撮像した画像データと、部品の正しいセット方向を表す正解データとを対比表示画面に対比して表示するステップと、対比表示画面に表示された画像データおよび正解データの少なくとも一方をオペレータの操作にしたがい回転させて表示するステップと、オペレータが対比表示画面を参照して、部品の正しいセット方向に対する実際のセット方向の誤差角度を設定した場合に、オペレータの操作によって回転された画像データまたは正解データの回転角度に基づき誤差角度を教示するステップと、を含む。【選択図】図11

Description

本明細書は、部品供給装置にセットされた電子部品(以下、部品と称する)のセット方向の誤差角度の教示方法に関する。
プリント配線が施された基板に電子部品を実装するための諸作業(以下、対基板作業と称する)を施して、回路基板を量産する技術が普及している。対基板作業を実施する対基板作業機として、はんだ印刷機、部品装着機、リフロー機、基板検査機などがある。これらの対基板作業機を連結して部品実装ラインを構成することが一般的になっている。このうち、部品装着機は、基板搬送装置、部品供給装置、および部品移載装置を備える。部品供給装置から供給する部品の種類を変更するときや、新ロットの部品の使用を開始するとき、オペレータは、段取り作業の良否を確認する検査を行う。
例えば、ロットごとに防湿用のアルミ包装が為されている部品がある。この場合、オペレータは、使用を開始する直前にアルミ包装を開封して、部品の種類やセット方向などを検査する必要が生じる。しかしながら、部品装着機で使用する部品の種類は多く、オペレータの検査作業の負担が大きい。さらに、近年の部品の極小化に伴い、目視による検査が難しくなっている。この種の検査作業を補助する装置の技術例が特許文献1、2に開示されている。
特許文献1の部品装着機は、部品供給フィーダ内の部品を撮像して画像データを保存する手段と、部品供給フィーダ交換前後の画像を比較する手段と、を備える。これによれば、部品の補充を必要とする場合に、オペレータは、部品供給フィーダ交換前後の画像をチェックして、部品供給フィーダの誤装着を知ることができ、部品の無駄や時間の損失が少ない、とされている。
また、特許文献2の部品装着方法は、部品の取り出し動作の開始前に、部品収納部に収納された部品の表面に設けられている文字や図形をカメラにより撮像して認識し、部品が正しいか否かを判断する。これによれば、間違った部品が基板に誤装着されることを極力回避できる、とされている。
特開2007−234669号公報 特開2013−115337号公報
ところで、特許文献1、2の技術例は、カメラを用いて部品の形状や表示を撮像することで、オペレータの検査作業を補助している。しかしながら、部品供給装置にセットされた部品のセット方向が当初の指定と異なっている場合が生じ得る。この場合、部品のセット方向をセットし直すオペレータの手間が必要であった。
本明細書では、部品供給装置にセットされた部品のセット方向が当初の指定と異なっていても、セットし直す手間を不要とする供給部品のセット方向誤差角度教示方法を提供することを解決すべき課題とする。
本明細書は、部品供給装置にセットされた部品の表示面であって前記部品のセット方向を表示する前記表示面を撮像した画像データと、前記部品の正しい前記セット方向を表す正解データとを対比表示画面に対比して表示するステップと、前記対比表示画面に表示された前記画像データおよび前記正解データの少なくとも一方をオペレータの操作にしたがい回転させて表示するステップと、前記オペレータが前記対比表示画面を参照して、前記部品の正しい前記セット方向に対する実際の前記セット方向の誤差角度を設定した場合に、前記オペレータの操作によって回転された前記画像データまたは前記正解データの回転角度に基づき前記誤差角度を教示するステップと、を含む供給部品のセット方向誤差角度教示方法を開示する。
本明細書で開示する方法では、部品供給装置にセットされた部品のセット方向が当初の指定と異なっていても、部品装着機は、教示された誤差角度を内部で吸収して良好に動作することができる。したがって、部品のセット方向をセットし直す手間が不要になる。
第1実施形態の供給部品検査装置を装備した部品装着機の全体構成を模式的に示す側面図である。 部品を供給するトレイおよびパレットの形状を例示説明する図である。 第1実施形態の供給部品検査装置の構成を模式的に示す側面図である。 主に検査制御部からの制御で動作する供給部品検査装置の動作フローを示す図である。 部品のセット方向が正しい第一例の対比表示画面の図である 部品のセット方向が誤っている第二例の対比表示画面の図である。 部品のセット方向が誤っている第三例の対比表示画面の図である。 第2実施形態の供給部品検査装置の制御の構成を示すブロック図である。 主に検査制御部からの制御で動作する第2実施形態の供給部品検査装置の動作フローを示す図である。 第2実施形態で表示する対比表示画面の図である。 オペレータの操作にしたがい画像データを回転させて表示した対比表示画面の図である。 第3実施形態の供給部品検査装置の制御の構成を示すブロック図である。
1.部品装着機9の全体構成
第1実施形態の供給部品検査装置1について、図1〜図7を参考にして説明する。図1は、第1実施形態の供給部品検査装置1を装備した部品装着機9の全体構成を模式的に示す側面図である。部品装着機9は、供給部品検査装置1、基板搬送装置2、部品供給装置3、部品移載装置4、および制御装置5(図3参照)などで構成されている。
基板搬送装置2は、一対の横架フレーム21、一対のコンベヤベルト22、および位置決め機構23などで構成される。一対の横架フレーム21は、基板Kの搬送方向となる図1の紙面表裏方向に延在する。一対のコンベヤベルト22は、横架フレーム21の向かい合う内側に輪転可能に設けられる。一対のコンベヤベルト22は、基板Kを載置して輪転することにより、基板Kを搬送する。位置決め機構23は、一対の横架フレーム21の間の搬送方向の略中央に配設される。位置決め機構23は、基板Kを押し上げて装着実施位置に位置決めする。
部品供給装置3は、トレイ方式の装置であり、トレイ39を用いて部品Pを供給する。部品供給装置3は、支持部31、ハウジング32、トレイストッカ33、搬送部36、およびパレット37などで構成される。支持部31は、キャスタ311を有しており、部品装着機9に着脱可能とされる。ハウジング32は、箱形であり、支持部31によって昇降可能に支持される。トレイストッカ33は、ハウジング32よりも小さな箱形であり、ハウジング32の内部に昇降可能に保持される。トレイストッカ33は、パレット37を収納する複数の棚331を有する。パレット37の上面に、トレイ39が載置される。
ハウジング32内の上部に、トレイ搬入部34が設けられ、ハウジング32内の下部に、トレイ排出部35が設けられる。さらに、ハウジング32の前側(図1の左側)に、搬送部36が配設される。搬送部36は、部品装着機9の機台91の上面に係止される。搬送部36は、トレイストッカ33からパレット37を引き出して、前方の部品供給位置361に搬入する。また、搬送部36は、使い終わったパレット37をトレイストッカ33まで搬出する。さらに、搬送部36は、トレイ搬入部34からトレイストッカ33へのパレット37の移送、およびトレイストッカ33からトレイ排出部35へのパレット37の移送も担当する。
部品移載装置4は、移動部材41、装着ヘッド42、および吸着ノズル45などで構成される。移動部材41は、図略の二軸駆動機構に駆動されて水平二方向に移動する。装着ヘッド42は、移動部材41に支持されている。装着ヘッド42は、下側に吸着ノズル45を有する。吸着ノズル45は、図略の昇降駆動機構に駆動されて昇降する。さらに、吸着ノズル45は、負圧が供給されて部品供給装置3から部品Pを吸着し、正圧が供給されて部品Pを基板Kに装着する。
制御装置5は、CPUを有してソフトウェアで動作するコンピュータ装置を用いて構成される。制御装置5は、予め設定された装着ジョブデータにしたがって、部品の装着作業を制御する。装着ジョブデータは、部品装着機9で基板Kに装着する部品の種類、数量、装着順序などを指定するものである。制御装置5は、供給部品検査装置1、基板搬送装置2、部品供給装置3、および部品移載装置4を制御して、部品装着機9の動作の全般を制御する。
図2は、部品Pを供給するトレイ39およびパレット37の形状を例示説明する図である。パレット37は、長方形板状で金属製とされている。パレット37は、搬送部36に把持されて操作されるT形の把持部371を前側に有する。トレイ39は、樹脂を用いて、パレット37よりも小さめの長方形に形成されている。トレイ39は、大きな長方形枠状の外枠391および格子状の仕切り枠392によって形成される多数の部品収容区画393を有する。
トレイ39は、二つの長辺の2箇所、合計で4箇所が押え金具38に押えられて、パレット37にセットされる。図2に例示されたトレイ39は、全体で54個の部品収容区画393を有する。トレイ39は、部品Pを供給している途中の状態であって、既に32個の部品収容区画393から部品Pを供給し、残りの22個の部品収容区画393に部品Pが収容されている。
トレイ39のパレット37へのセット作業は、オペレータによって実施される。このとき、トレイ39の向きを180°誤ってオペレータがセットするおそれが皆無でない。トレイ39が正方形の場合には、90°や270°の誤りも発生し得る。トレイ39の向きの誤りは、部品Pのセット方向の誤りとなって、部品Pの装着エラーや装着動作中断の原因となる。さらに、使用予定の無い別種の部品を収容したトレイ39をオペレータが誤ってセットするおそれもある。このため、トレイ39の使用開始時に、部品Pの種類およびセット方向を検査する検査作業が必要となる。第1実施形態の供給部品検査装置1は、この検査作業を補助する。
2.第1実施形態の供給部品検査装置1の構成
第1実施形態の供給部品検査装置1の説明に移る。図1に示されるように、供給部品検査装置1は、部品供給装置3の部品供給位置361の上方に配設される。供給部品検査装置1は、部品供給装置3と一緒に着脱可能とされている。これに限定されず、供給部品検査装置1は、機台91に固定的に設けられてもよい。図3は、第1実施形態の供給部品検査装置1の構成を模式的に示す側面図である。図1および図3に示されるように、供給部品検査装置1は、検査ヘッド11、二軸駆動機構12、撮像部13、および検査制御部19などで構成される。
検査ヘッド11は、二軸駆動機構12によって駆動され、部品供給位置361の上方を水平二方向に移動する。検査ヘッド11は、検査制御部19によって移動制御され、装着ヘッド42との干渉が防止されている。撮像部13は、検査ヘッド11の下側に設けられている。撮像部13は、部品供給装置3にセットされた部品Pの表示面を複数の撮像条件で撮像して、複数の画像データを取得する。なお、検査ヘッド11、二軸駆動機構12、および撮像部13は、部品移載装置4と兼用にすることもできる。つまり、供給部品検査装置1の検査ヘッド11および二軸駆動機構12として、部品移載装置4の装着ヘッド42および二軸駆動機構を用いてもよい。さらに、撮像部13として、装着ヘッド42に設けられた基板マークカメラを用いてもよい。
図3に示されるように、撮像部13は、画像検出部14、照明支持部材15、および照明部16で構成される。画像検出部14は、検査ヘッド11の下面の中央部に下向きに取り付けられる。画像検出部14は、二次元格子状に並んだ多数の画素を有するカメラであり、鉛直下方に延びる光軸AXを有する。画像検出部14の露光時間を始めとする撮像条件は、検査制御部19から制御される。
照明支持部材15は、検査ヘッド11の下面の周辺部に取り付けられ、画像検出部14の外周から下方にかけて配置される。照明支持部材15は、画像検出部14の外縁から水平方向に拡がる環状の水平部151、水平部151の外縁から斜め下方に拡がる傾斜部152、および、傾斜部152の外縁から下方に延びる筒状の垂直部153からなる。垂直部153の下端は、トレイ39に接近する。
照明部16は、落射光源161、傾射光源162、および側射光源163からなる。落射光源161は、照明支持部材15の水平部151の下側に配設される。落射光源161は、下方に向けて照明光を照射する。傾射光源162は、照明支持部材15の傾斜部152の内側に配設される。傾射光源162は、斜め下方に向けて照明光を照射する。側射光源163は、照明支持部材15の垂直部153の内周側の下端付近に配設される。側射光源163は、概ね側方に向けて照明光を照射する。照明部16の全ての照明光は、画像検出部14の下側に位置するトレイ39の光軸AX上にある部品Pに向かう。照明部16の点灯および消灯は、検査制御部19から制御される。
落射光源161、傾射光源162、および側射光源163は、例えば、LEDからなる赤色ランプRL、緑色ランプGL、および青色ランプBLの各複数個が円周方向に順番に並んで構成される。これらのランプ(RL、GL、BL)の点灯および消灯は、色別に制御される。したがって、照明光の色は、赤色、緑色、および青色の3パターンに加えて、3色のランプ(RL、GL、BL)が全て点灯した白色となるパターンがある。また、2色のランプが点灯するパターンも可能である。したがって、照明光の色の条件は、全部で7パターンある。
また、落射光源161、傾射光源162、および側射光源163の点灯および消灯も、個別に制御される。したがって、照明光の強さおよび方向の条件は、全部で7パターンある。例えば、落射光源161、傾射光源162、および側射光源163が全て点灯すると、照明光は最も強くなって、三方向からの照明となる。また例えば、傾射光源162のみが点灯すると、照明光は弱くなって、単一の傾斜方向のみからの照明となる。
検査制御部19は、コンピュータ装置を用いて構成される。検査制御部19は、照明部16の照明光の色、強さ、および方向の条件を制御しつつ、画像検出部14の露光時間などを制御して、撮像動作を実施させる。さらに、検査制御部19は、撮像動作を終了した画像検出部14から画像データを取得する。検査制御部19は、後述する対比表示画面TGを表示する表示部68、および、対比表示画面TGの中で操作などを行う入力部69を備える。また、検査制御部19は、撮像条件記憶部61、正解データ記憶部62、および対比表示部63の機能を有する。
撮像条件記憶部61は、部品Pの表示面を撮像部13で撮像するときの複数の撮像条件を予め記憶しておく。部品Pの表示面とは、部品Pの種類およびセット方向の少なくとも一方を表示している面を表す。表示面は、部品Pの背面である場合が多い。部品Pの種類は、例えば、部品Pの型番などを表す文字や記号を用いて表示される。部品Pのセット方向は、前記した文字や記号の方向から定まる場合が多い。これに限定されず、セット方向を示すマークが別途付設される場合もある。また、部品Pの装着面が表示面とされ、第1接続ピンにマークが付設されることで、セット方向が表示される場合もある。
撮像部13で部品Pの表示面を撮像するときに、画像検出部14の露光時間の条件、および照明部16の照明光の条件を全て組み合わせて、多数回の撮像を行ってもよい。しかしながら、撮像回数が増加すると所要時間が長引くため、撮像条件をある程度絞り込んでもよい。つまり、オペレータは、鮮明な画像が得られる可能性のある複数の撮像条件を選択して設定する。撮像条件記憶部61は、設定された複数の撮像条件をメモリに記憶しておく。複数の撮像条件は、部品Pの種類に応じて異なっている。これに限定されず、複数の撮像条件は、全種類の部品Pに共通とされていてもよい。
正解データ記憶部62は、部品Pの正しい種類および正しいセット方向の少なくとも一方を表す正解データを予め記憶しておく。正解データとして、正解画像データ、正解図面データ、および正解部品データのいずれかが用いられる。これに限定されず、複数の正解データが併用されてもよい。正解画像データは、使用実績のある部品Pに対して用いられ、過去に取得された鮮明な画像データが採用される。つまり、正解画像データは、正しい種類の部品Pを正しいセット方向にセットして、表示面を適正な撮像条件で撮像することによって予め取得される。
正解図面データおよび正解部品データは、使用実績の有無に制約されずに用いられる。正解図面データは、例えばスキャナー装置を用いて、部品Pの表示面の図面をデータ化したものである。正解図面データは、部品Pの型番などを表す文字や記号の書体および大きさなどを忠実に再現している点で好ましい。
正解部品データは、部品Pの使用実績がなく、かつ部品Pの表示面の図面が無くても、作成可能である。正解部品データは、例えば、オペレータが部品Pのデータシート等を参照して入力部69から入力操作を行うことにより作成される。正解部品データは、部品Pの種類およびセット方向の少なくとも一方をデータ化したものである。正解部品データは、部品Pの表示面の文字や記号の書体および大きさを必ずしも再現していない。それでも、正解部品データは、部品Pの種類およびセット方向を確認できる十分な情報となる。
対比表示部63は、撮像部13が取得した複数の画像データの少なくとも一部および正解データを対比表示画面TG(図5〜図7参照)に対比して表示する。対比表示部63の詳細な機能については、後で動作および作用と併せて説明する。
3.第1実施形態の供給部品検査装置1の動作および作用
次に、第1実施形態の供給部品検査装置1の動作および作用について説明する。図4は、主に検査制御部19からの制御で動作する供給部品検査装置1の動作フローを示す図である。図4のステップS1で、検査制御部19は、制御装置5からの検査指令を待つ。制御装置5は、使用開始前のトレイ39が部品供給位置361まで搬入されると、検査指令を発する。検査指令を受け取った検査制御部19は、動作フローの実行をステップS2に進める。
次のステップS2で、検査制御部19は、制御装置5から部品Pの種類に関する情報を受け取る。さらに、検査制御部19の対比表示部63は、受け取った情報に基づいて、正解データ記憶部62から部品Pの正解データを受け取る。次のステップS3で、検査制御部19は、撮像条件記憶部61が記憶している複数の撮像条件に基づいて、撮像部13を制御する。これにより、撮像部13は、複数回の撮像動作を実行して、複数の画像データを取得する。対比表示部63は、複数の画像データを受け取る。
次のステップS4で、対比表示部63は、第1の画像データに着目する。次のステップS5は、対比表示を行うステップである。すなわち、対比表示部63は、表示部68に表示する対比表示画面の一部に第1の画像データを表示しつつ、対比表示画面の残部に正解データを表示する。以下、部品Pのセット方向が正しい第一例、ならびに部品Pのセット方向が誤っている第二例および第三例に分けて説明する。
図5は、部品Pのセット方向が正しい第一例の対比表示画面TGの図である。図示されるように、対比表示画面TGの左側には、第1の画像データGd1が画像に変換されて表示される。対比表示画面TGの右側には、正解データが画像に変換されて表示される。正解データとして、正解画像データNd1が用いられている。正解画像データNd1の上側に正解データという文字表記があり、正解画像データNd1と画像データGd1との混乱が防止される。また、対比表示画面TGの下側に、4個のソフトウェアスイッチが表示されている。詳細には、左側から右側へと順番に、Nextスイッチ71、Revスイッチ72、間を空けてPassスイッチ73、およびNGスイッチ74が表示されている。
Nextスイッチ71は、表示中の画像データGd1を次の画像データに切り替える場合に操作するスイッチである。Revスイッチ72は、表示中の画像データを直前に表示していた画像データに戻す場合に操作するスイッチである。Passスイッチ73は、部品Pの検査結果が良のときに操作するスイッチである。NGスイッチ74は、部品Pの検査結果が不良のときに操作するスイッチである。ソフトウェアスイッチの操作は、例えば、入力部69を構成する入力マウスのカーソルをソフトウェアスイッチに重ねてクリックすることにより行われる。
第一例から第三例において、部品Pは、平面視で円形のアルミコンデンサとされている。部品Pの表示面である背面は、大部分が白色であり、型番を表す英数字M3Pが黒字で表示される。さらに、部品Pの背面は、一部が黒色の弓形とされて、部品Pのセット方向が表示される。図5に示された正解画像データNd1では、英数字M3Pおよび弓形が鮮明に表示されている。一方、画像データGd1では、弓形は鮮明であるが、英数字M3Pは鮮明でない。なお、図5において、画像データGd1の画像は、正解画像データNd1の画像よりも大きめとなっており、画像の拡大率は調整可能とされていてもよい。
オペレータは、画像データGd1の弓形の向きが正解画像データNd1の弓形の向きに略一致していることから、部品Pのセット方向が正しいと判定できる。部品Pは、トレイ39の部品収容区画393の内部で多少の動きが許容されており、セット方向のわずかな誤差角度は発生し得る。このようなわずかな誤差角度は、吸着動作時または装着動作時に吸着ノズル45の回転によって補正される。また、オペレータは、画像データGd1の鮮明でない英数字M3Pでは部品Pの種類を判定できない場合に、Nextスイッチ71を操作する。仮に、鮮明でない英数字M3Pでも部品Pの種類を正しいと判定できた場合、オペレータは、Passスイッチ73を操作する。
ステップS6で、対比表示部63は、操作されたソフトウェアスイッチに応じて、動作フローの分岐先を制御する。Nextスイッチ71が操作された場合のステップS7で、対比表示部63は、次の第2の画像データに着目して、動作フローの実行をステップS5の対比表示に戻す。2回目のステップS5で、対比表示部63は、対比表示画面TGに第2の画像データおよび正解画像データNd1を表示する。
オペレータは、鮮明な画像データが表示されるまで、Nextスイッチ71の操作を繰り返すことができる。この場合、対比表示部63は、ステップS6およびステップS7を繰り返して実行し、複数の画像データを順番に表示する。また、オペレータは、必要に応じて、対比表示画面TGのRevスイッチ72を操作することができる。この場合、対比表示部63は、動作フローの実行をステップS6からステップS8に進める。ステップS8で、対比表示部63は、直前に表示した画像データに着目して、動作フローの実行をステップS5の対比表示に戻す。
オペレータは、いずれかの画像データで鮮明な英数字M3Pを確認すると、部品Pの種類を正しいと判定して、Passスイッチ73を操作する。Passスイッチ73の操作は、検査結果が良であって、部品Pの使用許可を指示することに相当する。Passスイッチ73が操作されると、対比表示部63は、動作フローの実行をステップS6からステップS9に進める。ステップS9で、検査制御部19は、制御装置5に部品Pの使用許可を通知する。
使用許可の通知を受け付けた制御装置5は、装着ジョブデータに基づいた基板Kの生産を開始する。部品Pの種類およびセット方向は、当然ながらひとつのトレイ39の中で統一されている。したがって、供給部品検査装置1は、使用開始前のトレイ39の最初の部品Pに対して動作すればよく、2番目以降の部品Pに対する動作は必要でない。ただし、部品装着機9が基板Kを生産している間、供給部品検査装置1は、次に吸着する部品Pの位置を確認する装置として稼働する。
図6は、部品Pのセット方向が誤っている第二例の対比表示画面TGの図である。図6に示される画像データGd2は、図5の画像データGd1と比較して向きが異なっている。オペレータは、画像データGd2の弓形の向きが正解画像データNd1の弓形の向きと大きく異なっていることから、部品Pのセット方向が誤っていると判定できる。したがって、オペレータは、直ちにNGスイッチ74を操作する。あるいは、オペレータは、鮮明でない英数字M3Pを確認するために、Nextスイッチ71を操作する。英数字M3Pが正しいと確認できても、部品Pのセット方向が誤っているため、オペレータは、最終的にNGスイッチ74を操作する。
また、画像データGd2の型番を表す文字が英数字M3Pと異なる場合や、型番を表す文字が見当たらない場合も生じ得る。この場合、オペレータは、部品Pの種類が誤っていると判定できるので、NGスイッチ74を操作する。NGスイッチ74の操作は、検査結果が不良であって、現状では基板Kの生産を開始できないことを意味する。
NGスイッチ74が操作された場合、対比表示部63は、動作フローの実行をステップS6からステップS10に進める。ステップS10で、検査制御部19は、再開指令の入力を待つ。オペレータは、NGスイッチ74を操作した後、対比表示画面TGを参照して、誤っているトレイ39の向きをセットし直し、換言すると、部品Pのセット方向をセットし直す。あるいは、オペレータは、部品Pの種類が正しいトレイ39をセットし直す。次に、オペレータは、入力部69から再開指令を入力する。
再開指令を受け付けた検査制御部19は、動作フローの実行をステップS3に戻す。これにより、2回目のステップS3で、撮像部13は再度の撮像動作を行って、前回と異なる複数の撮像データを取得する。また、ステップS5で、対比表示部63は、前回と異なる複数の撮像データおよび正解画像データNd1を用いた対比表示を行う。以下、オペレータの操作にしたがって、対比表示部63は再度動作する。
図7は、部品Pのセット方向が誤っている第三例の対比表示画面TGの図である。図7に示される画像データGd2は、図6と同じである。図7では、正解データとして、正解部品データNd2が用いられている。正解部品データNd2は、部品Pの型番を表す3文字の英数字M3P、および3文字の向きの情報を有し、弓形に関する情報は省略されている。正解部品データNd2を用いる第三例でも、対比表示部63は、正解画像データNd1を用いる第一例および第二例の場合と同様に動作する。
なお、第1実施形態の応用形態として、対比表示部63が選択依頼部および選択表示部を含む構成とすることも可能である。選択依頼部は、複数の画像データを図略の一覧表示画面に一覧表示して、オペレータに選択を依頼する。オペレータは、一覧表示画面の中で、鮮明な画像データを選択する。選択表示部は、オペレータが選択した鮮明な画像データおよび正解データ(正解画像データNd1、正解部品データNd2)を対比表示画面TGに表示する。これにより、オペレータは、鮮明な画像データと正解データとを対比して、部品Pの検査を行える。
4.第1実施形態の供給部品検査装置1の態様および効果
第1実施形態の供給部品検査装置1は、部品供給装置3にセットされた部品Pの表示面であって、部品Pの種類およびセット方向の少なくとも一方を表示する表示面を、複数の撮像条件で撮像して複数の画像データ(Gd1、Gd2)を取得する撮像部13と、部品Pの正しい種類および正しいセット方向の少なくとも一方を表す正解データ(正解画像データNd1、正解部品データNd2)を予め記憶しておく正解データ記憶部62と、複数の画像データの少なくとも一部および正解データを対比表示画面TGに対比して表示する対比表示部63と、を備える。
ここで、複数の画像データの中には鮮明でない画像もあるが、複数の画像データの少なくとも一部は、部品Pの表示面が鮮明に撮像されている。このため、オペレータは、対比表示画面TGに表示された鮮明な画像と正解データとを対比して部品Pの検査を行え、撮像条件を変更して撮像を繰り返す試行錯誤は不要となる。したがって、部品Pの検査作業を担当するオペレータの負担が軽減される。
また、正解データ(正解画像データNd1、正解部品データNd2)や複数の画像データ(Gd1、Gd2)は、部品Pの実際のサイズよりも格段に大きく表示される。したがって、目視による検査が難しい小型の部品や細かい表示が付設された部品に対しても、確実でミスのない検査が可能となる。加えて、拡大鏡などを用いる煩わしい目視検査が不要となって、オペレータの負担が軽減される。
さらに、対比表示部63は、対比表示画面TGの一部に複数の画像データを順番に表示しつつ、対比表示画面TGの残部に正解データを表示する。これによれば、オペレータは鮮明な画像データが表示された時点で部品Pの検査を終了できるので、以降の画像データの表示は不要となる。
また、対比表示部63は、複数の画像データを一覧表示してオペレータに選択を依頼し、オペレータが選択した特定の画像データおよび正解データを対比表示画面に表示することも可能である。これによれば、オペレータは、一覧表示の中から鮮明な画像データを選択して部品Pの検査を行えるので、複数の画像データを順番に切り替えてゆく手間が不要となる。
さらに、オペレータが対比表示画面TGを参照して使用許可を指示した場合に、セットされた部品Pの使用が許可され、オペレータが対比表示画面TGを参照して部品Pをセットし直した場合に、撮像部13および対比表示部63が再度動作する。これによれば、検査結果が良である場合に、基板Kの生産が自動で開始されるとともに、検査結果が不良である場合に、再開指令によって再度の検査が実施される。したがって、オペレータの操作が簡略化されて負担が軽減される。
さらに、正解データは、正しい種類の部品Pを正しいセット方向にセットして、表示面を適正な撮像条件で撮像して予め取得した正解画像データNd1、および、部品Pの表示面の図面をデータ化した正解図面データ、および、部品Pの種類およびセット方向の少なくとも一方をデータ化した正解部品データNd2の一つ以上である。これによれば、部品Pの使用実績の有無や、部品Pの表示面の図面の有無などの状況に合わせて、適切な正解データを用いることができる。
さらに、複数の撮像条件は、撮像時の露光時間、ならびに、照明の強度、方向、および色の少なくとも一条件を変更して設定される。これによれば、様々な撮像条件の組合せが設定されるので、鮮明であって検査に効果的な画像データが確実に取得される。
5.第2実施形態の供給部品検査装置1A
次に、第2実施形態の供給部品検査装置1Aについて、第1実施形態と異なる点を主に説明する。第2実施形態の供給部品検査装置1Aは、ハードウェアの構成が第1実施形態と同じで、検査制御部19Aの機能が第1実施形態と異なる。図8は、第2実施形態の供給部品検査装置1Aの制御の構成を示すブロック図である。第2実施形態の検査制御部19Aは、撮像条件記憶部61、正解データ記憶部62、および対比表示部63に加えて、誤差角度教示部64の機能を有する。また、対比表示部63は、画像回転部65の機能を含む。
図9は、主に検査制御部19Aからの制御で動作する第2実施形態の供給部品検査装置1Aの動作フローを示す図である。図9のステップS1〜ステップS4、ステップS7、ステップS8、およびステップS10の動作は、第1実施形態と同じであるので、説明は省略する。ステップS5で、対比表示部63は、図10に示される対比表示画面TGを表示部68に表示する。図10は、第2実施形態で表示する対比表示画面TGの図である。
図10に示されるように、対比表示画の左右には、第1実施形態の第二例と同じ画像データGd2および正解画像データNd1(図6参照)が画像に変換されて表示される。正解画像データNd1の上側に、正解データという文字表記がある。一方、画像データGd2の上側に、誤差角度:0°右回転という文字表記がある。また、Revスイッチ72とPassスイッチ73の間に、5個目のソフトウェアスイッチであるRotスイッチ75が追加されている。
オペレータは、画像データGd2の弓形の向きが正解画像データNd1の弓形の向きと大きく異なっているので、部品Pのセット方向が当初の指定と異なっていると分かる。このとき、オペレータは、Rotスイッチ75を操作する。Rotスイッチ75が操作された場合、対比表示部63の画像回転部65は、動作フローの実行をステップS6からステップS21に進める。ステップS21で、画像回転部65は、画像データGd2を90°右回転させるデータ変換を行って、動作フローの実行をステップS5に戻す。
2回目のステップS5で、対比表示部63は、図11に示される対比表示画面TGを表示する。図11は、オペレータの操作にしたがい画像データGd2を回転させて表示した対比表示画面TGの図である。図11の画像データGd2は、図10と比較して90°右回転している。画像回転部65は、画像データGd2の回転角に合わせて、誤差角度:90°右回転、と上側の文字表記を更新する。なお、オペレータは、Rotスイッチ75を続けて操作することも可能である。この場合、表示される画像データGd2の回転角、および文字表記される誤差角度は、180°、270°と90°ピッチで増加する。
図11において、画像データGd2の弓形の向きが正解画像データNd1の弓形の向きに略一致している。また、画像データGd2から英数字M3Pを読み取ることができ、部品Pの種類が正しいことも判明する。したがって、オペレータは、検査結果が良であると判定して、Passスイッチ73を操作する。Passスイッチ73が操作されると、対比表示部63は、動作フローの実行をステップS6からステップS22に進める。ステップS22で、誤差角度教示部64は、文字表記されている誤差角度の情報、すなわち90°右回転の情報を制御装置5に教示する。次のステップS23で、検査制御部19は、制御装置5に部品Pの使用許可を通知する。
使用許可を受け取った制御装置5は、装着ジョブデータに基づいた基板Kの生産を開始する。生産の開始に先立ち、制御装置5は、教示された誤差角度の情報を部品移載装置4に指示する。部品移載装置4は、部品供給装置3から部品Pを吸着する吸着動作の際に、または、部品Pを基板Kに装着する装着動作の際に、吸着ノズル45の回転位置を誤差角度だけ修正する。これにより、部品Pのセット方向が当初の指定と異なっていても、部品装着機9は、内部で誤差角度を吸収して良好に動作する。
第2実施形態の供給部品検査装置1Aにおいて、部品Pの表示面は、部品Pのセット方向を表示し、正解データ(正解画像データNd1)は、部品Pの正しいセット方向を表し、オペレータが対比表示画面TGを参照して、部品Pの正しいセット方向に対する実際のセット方向の誤差角度を設定した場合に、誤差角度を教示する誤差角度教示部64をさらに備える。これによれば、部品Pのセット方向が当初の指定と異なっていても、部品装着機9は、内部で誤差角度を吸収して良好に動作する。したがって、部品Pのセット方向をセットし直す手間が不要になる。
さらに、対比表示部63は、オペレータの操作にしたがい、画像データGd2および正解データ(正解画像データNd1)の一方を回転させて表示する画像回転部65を含む。これによれば、回転角を調整して画像データGd2と正解データの向きを一致させることができるので、回転角に基づく誤差角度の設定が容易になる。
6.第3実施形態の供給部品検査装置1B
次に、第3実施形態の供給部品検査装置1Bについて、第1および第2実施形態と異なる点を主に説明する。第3実施形態の供給部品検査装置1Bは、外部データ処理装置8を含んで構成される。図12は、第3実施形態の供給部品検査装置1Bの制御の構成を示すブロック図である。外部データ処理装置8は、部品装着機9と別体であり、部品装着機9から離隔した位置への設置が可能とされている。
外部データ処理装置8は、有線通信技術または無線通信技術を用い、部品装着機9の制御装置5を経由して検査制御部19Bに通信接続される。図12において、部品装着機9は2台とされているが、1台または3台以上であってもよい。外部データ処理装置8は、第1実施形態で説明した撮像条件記憶部61、正解データ記憶部62、および対比表示部63の機能を有する。また、外部データ処理装置8は、対比表示画面TGを表示する表示部88、および、対比表示画面TGの中で操作などを行う入力部89を備える。
一方、部品装着機9の検査制御部19Bは、まず、外部データ処理装置8の撮像条件記憶部61から複数の撮像条件を受け取る。次に、検査制御部19Bは、複数の撮像条件に基づいて、第1実施形態と同様に撮像部13の複数回の撮像動作を制御し、複数の画像データを取得する。その次に、検査制御部19Bは、取得した複数の画像データを対比表示部63に転送する。外部データ処理装置8の正解データ記憶部62および対比表示部63の機能は、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
第3実施形態の供給部品検査装置1Bにおいて、正解データ記憶部62および対比表示部63は、撮像部13から画像データを転送可能な外部データ処理装置8に設けられる。これによれば、複数の部品装着機9から離隔した位置に、正解データ記憶部62および対比表示部63を共通に設けることができる。したがって、オペレータは、部品装着機9まで移動する必要がなくなり、大幅な省力化となる。加えて、複数の撮像条件や正解データが複数の部品装着機9で共有されることになるため、データ等の一元管理や、メモリの節約の効果が発生する。
7.実施形態の応用および変形
なお、各実施形態において、部品供給装置3は、トレイ方式の装置に限定されず、テープフィーダ方式の装置やダイ供給装置などでもよい。ダイ供給装置は、複数のダイ(部品)を保持するダイシングシートを伸張させた状態で搬入するが、ダイシングシートのセット方向を誤ることが皆無でない。また、第2実施形態において、誤差角度は90°ピッチで変化するが、これに限定されない。例えば、任意の誤差角度を入力部69から数値設定するように構成することができる。また、画像回転部65は、画像データGd2を回転するのでなく、正解データを回転させてもよい。さらに、各実施形態において、対比表示画面TGの表示フォーマットや画面の切り替え制御方法は、変更可能である。第1〜第3実施形態は、他にも様々な変形や応用が可能である。
1、1A、1B:供給部品検査装置 13:撮像部 14:画像検出部 16:照明部 19、19A、19B:検査制御部 2:基板搬送装置 3:部品供給装置 37:パレット 39:トレイ 4:部品移載装置 5:制御装置 61:撮像条件記憶部 62:正解データ記憶部 63:対比表示部 64:誤差角度教示部 65:画像回転部 8:外部データ処理装置 9:部品装着機 P:部品 TG:対比表示画面 Gd1、Gd2:画像データ Nd1:正解画像データ Nd2:正解部品データ

Claims (1)

  1. 部品供給装置にセットされた部品の表示面であって前記部品のセット方向を表示する前記表示面を撮像した画像データと、前記部品の正しい前記セット方向を表す正解データとを対比表示画面に対比して表示するステップと、
    前記対比表示画面に表示された前記画像データおよび前記正解データの少なくとも一方をオペレータの操作にしたがい回転させて表示するステップと、
    前記オペレータが前記対比表示画面を参照して、前記部品の正しい前記セット方向に対する実際の前記セット方向の誤差角度を設定した場合に、前記オペレータの操作によって回転された前記画像データまたは前記正解データの回転角度に基づき前記誤差角度を教示するステップと、
    を含む供給部品のセット方向誤差角度教示方法。
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