JP6064168B2 - マークの撮像方法及び部品実装ライン - Google Patents

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Description

本発明は、部品実装装置を複数連結した部品実装ラインにおいて基板に形成されたマークを撮像するマークの撮像方法及び部品実装ラインに関するものである。
基板に電子部品を実装する部品実装装置を複数連結して成る部品実装ラインにおいては、各部品実装装置に搬送された基板の停止位置のばらつきに起因する実装不良を防止すべく、各部品実装装置に搬送された基板の位置認識が電子部品の実装前に行われる。具体的には、基板に形成された位置認識用のマークをカメラによって撮像し、取得した撮像データを認識処理することによって基板の位置を認識する。そして、認識処理結果に基づいて電子部品の実装位置を補正したうえで基板への実装が行われる。
前述したマークの撮像は、カメラに付設された多数のLED等から成る照明装置によって照明光をマークに照射したうえでなされる。ところで、撮像データの取得はマークとその周辺との濃淡が強調されるような照明条件下(輝度)で行うことが望ましい。しかしながら、基板及びマークの色合い等はこれを生産するメーカー等によって異なる場合がある。そのため、実装作業開始前の準備段階時に、実装作業の対象となる基板に対して照明条件を調整し、前述した照明条件下となるような照明装置への輝度指令値(ランプ値)を決定する作業が一般に行われる(例えば特許文献1参照)。
特開平9−116297号公報
前述した輝度指令値の決定作業は、照明装置へ出力する輝度指令値を変化させることによって様々な照明条件下でマークに照明光を照射し、これを撮像することによって最適な輝度指令値を模索して決定するものであるため、当該作業には一定の時間を要する。しかしながら、輝度指令値の決定作業は各部品実装装置で行われていたため、基板の機種切り替えの度に輝度指令値の決定作業が各部品実装装置で行われ、その結果、生産性が著しく低下するという問題があった。
そこで本発明は、部品実装装置を複数連結した部品実装ラインにおいて基板に形成されたマークの撮像における照明条件の設定に要する時間を短縮して生産性を向上させることができるマークの撮像方法、及び部品実装ラインを提供することを目的とする。
請求項1〜に記載の本発明は、基板に形成されたマークを撮像する撮像手段と、前記撮像手段による撮像の際に前記マークを照明する照明手段と、前記照明手段への輝度指令値を決定する輝度指令値決定手段と、決定した輝度指令値に基づいて前記照明手段を制御する照明制御手段とを備えた部品実装装置を複数連結した部品実装ラインにおけるマークの撮像方法であって、前記複数の部品実装装置は、前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を各部品実装装置に備えられた照明手段への輝度指令値として利用する輝度指令値利用モードと、前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を利用せず、各部品実装装置において決定された輝度指令値を当該各部品実装装置に備えられた照明手段への輝度指令値として用いる輝度指令値非利用モードとを選択可能とし、前記部品実装ラインは、前記輝度指令値利用モード又は前記輝度指令値非利用モードの選択操作を行う操作・入力部と、前記操作・入力部からの求めに応じて前記複数の部品実装装置で前記輝度指令値利用モード又は前記輝度指令値非利用モードを選択する輝度指令値設定モード選択部を備え、前記輝度指令値利用モード選択時において、前記複数の部品実装装置のうち最も上流に配設された部品実装装置が、基板の機種の切り替え後、最初に搬送された基板の前記マークを照明する際の前記照明手段への輝度指令値を決定する輝度指令値決定工程と、前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を、当該部品実装装置よりも下流に配設された部品実装装置が取得する輝度指令値取得工程と、取得した輝度指令値に基づいて、前記下流に配設された部品実装装置が前記照明手段を制御して前記マークを撮像するマーク撮像工程とを含む。
請求項5〜7に記載の本発明は、基板に形成されたマークを撮像する撮像手段と、前記撮像手段による撮像の際に前記マークを照明する照明手段と、前記照明手段への輝度指令値を決定する輝度指令値決定手段と、決定した輝度指令値に基づいて前記照明手段を制御する照明制御手段とを備えた部品実装装置を複数連結した部品実装ラインであって、前記複数の部品実装装置のうち最も上流に配設された部品実装装置が、基板の機種の切り替え後、最初に搬送された基板の前記マークを照明する際の前記照明手段への輝度指令値を決定し、前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を、当該部品実装装置よりも下流に配設された部品実装装置が取得し、取得した輝度指令値に基づいて、前記下流に配設された部品実装装置が前記照明手段を制御して前記マークを撮像し、前記複数の部品実装装置は、前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を各部品実装装置に備えられた照明手段への輝度指令値として利用する輝度指令値利用モードと、前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を利用せず、各部品実装装置において決定された輝度指令値を当該各部品実装装置に備えられた照明手段への輝度指令値として用いる輝度指令値非利用モードとを選択可能とし、前記部品実装ラインは、前記輝度指令値利用モード又は前記輝度指令値非利用モードの選択操作を行う操作・入力部と、前記操作・入力部からの求めに応じて前記複数の部品実装装置で前記輝度指令値利用モード又は前記輝度指令値非利用モードを選択する輝度指令値設定モード選択部を備えた。
本発明によれば、複数の部品実装装置のうち最も上流に配設された部品実装装置が、基板に形成されたマークを照明する際の照明手段への輝度指令値を決定し、最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を、当該部品実装装置よりも下流に配設された部品実装装置が取得し、取得した輝度指令値に基づいて、下流に配設された部品実装装置が照明手段を制御してマークを撮像するので、下流に配設された部品実装装置において基板に形成されたマークの撮像における照明条件の設定に要する時間を短縮して生産性を向上させることができる。
本発明の一実施の形態における部品実装ラインの全体構成図 本発明の一実施の形態における部品実装ラインを構成する部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装ラインを構成する部品実装装置の一部の構成を示す斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装ラインを構成する部品実装装置に備えられた制御系のブロック図 本発明の一実施の形態における部品実装ラインに備えられた表示部に表示される画面を示す画面図 (a)(b)本発明の一実施の形態における動作を示すフローチャート図 本発明の一実施の形態における動作を示すフローチャート図
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1において、部品実装ライン1は基板に電子部品を実装して実装基板を生産するものであり、上流側から印刷機M1、検査機M2、実装機M3,M4,M5を含む各種の部品実装用装置を連結し、各装置を通信ネットワーク2によって接続した構成を有する。この部品実装ライン1は、通信ネットワーク2を介して複数の実装機M3〜M5を含む各種の部品実装用装置と通信可能なホストコンピュータ3を備えており、このホストコンピュータ3により全体が制御される。
印刷機M1は、基板4(図2参照)の上面に形成された電極に部品接合用の半田をスクリーン印刷する。検査機M2は、印刷機M1で基板4に印刷された半田の形状や面積等の印刷状態を検査する。実装機(部品実装装置)M3〜M5は、半田印刷後の基板4に電子部品を実装する。
基板4は上流の印刷機M1から下流の実装機M5へと順次搬送され、各装置において所定の作業が実行される。つまり、実装機M4には実装機M3にて作業を終えた基板4が搬送され、実装機M5には実装機M3,M4にて作業を終えた基板4が搬送される。以下、複数の部品実装用装置が並列する一の方向をX方向とし、水平面上でX方向と直交する方向をY方向とする。また、XY平面と直交する垂直方向をZ方向とする。
次に、図2及び図3を参照して実装機M3〜M5について説明する。図2において、基台5の中央には一対の搬送路6がX方向に伸びて配設されている。搬送路6は基板4を搬送して電子部品の実装作業位置に位置決めする。搬送路6の両側方には部品供給部7が設けられており、各部品供給部7には多数のテープフィーダ8がX方向に並設されている。テープフィーダ8はテープに保持された電子部品を収納し、このテープをピッチ送りすることにより電子部品を供給する。
基台5の一端部上にはY軸テーブル9が配設されており、このY軸テーブル9には2台のX軸テーブル10A,10BがY方向に移動自在に装着されている。Y軸テーブル9を駆動することにより、X軸テーブル10A,10BはそれぞれY方向に水平移動する。
X軸テーブル10A,10Bにはそれぞれプレート部材11がX方向に移動自在に装着されており、このプレート部材11には移載ヘッド12と基板認識カメラ13が隣接して取り付けられている。移載ヘッド12はY軸テーブル9、X軸テーブル10A,10Bの駆動によりXY方向に水平移動し、対応する部品供給部7から電子部品を吸着ノズル(図示せず)によってピックアップし、搬送路6に位置決めされた基板4上に実装する。
図2及び図3において、基板認識カメラ13は移載ヘッド12と一体となって移動し、基板4の対角線上で対向する2つの角部に形成された位置合わせ用の基準マーク4A,4Bを上方から撮像する。取得した撮像データは認識処理され、電子部品の実装時における移載ヘッド12の位置補正や後述する輝度指令値自動ティーチ作業に用いられる。なお、撮像対象となるマークは基準マーク4A,4Bに限られず、基板4の所定箇所に形成された印刷不良を示すバッドマーク等でもよい。このように、基板認識カメラ13は基板4に形成されたマークを撮像する撮像手段となっている。
図3において、基板認識カメラ13はLED等の光源を複数備えた照明手段としての照明部14を備えている。照明部14は、基板認識カメラ13による撮像の際に基準マーク4A,4Bを含む基板4上の所定箇所を照明する。
図2において、各部品供給部7から搬送路6に至る経路には部品認識カメラ15が配設されている。それぞれの部品認識カメラ15は、移載ヘッド12に保持された電子部品を下方から撮像する。取得した撮像データは認識処理され、電子部品の実装時における移載ヘッド12の位置補正に用いられる。
次に、図4を参照して実装機M3〜M5の制御系の構成について説明する。実装機M3〜M5に備えられた制御部16は、実装動作制御部17、カメラ制御部18、認識処理部19、照明指令部20、照明制御部21、輝度指令値決定部22、輝度指令値設定モード選択部23、記憶部24及び生産枚数カウント部25を含んで構成される。この制御部16は搬送路6、テープフィーダ8、Y軸テーブル9、X軸テーブル10A,10B、移載ヘッド12、基板認識カメラ13、照明部14、部品認識カメラ15、操作・入力部26及び表示部27と接続される。
実装動作制御部17は、搬送路6、テープフィーダ8、Y軸テーブル9、X軸テーブル10A,10B及び移載ヘッド12を制御することにより、基板4を実装作業位置に位置決めし、テープフィーダ8から供給された電子部品を移載ヘッド12によって取り出して基板4に実装する部品実装動作を行う。
カメラ制御部18は、基板認識カメラ13を制御することにより基板4上の任意の位置を撮像する。また、部品認識カメラ15を制御することにより移載ヘッド12に保持された電子部品を撮像する。認識処理部19は、基板認識カメラ13、部品認識カメラ15による撮像を介して取得した撮像データを認識処理する。
照明指令部20は、照明制御部21に対して輝度指令値(ランプ値)を出力する。照明制御部21は、照明部14を制御することにより照明指令部20から出力された輝度指令値に応じた光量で撮像対象を照明する。輝度指令値決定部22は、照明部14によって撮像対象を照明する際の照明部14への輝度指令値を決定するための輝度指令値自動ティーチ作業を実行する。
輝度指令値自動ティーチ作業について説明する。まず、実装機M3〜M5に搬送された基板4の基準マーク4A,4Bを基板認識カメラ13によって撮像する。このとき、輝度指令値を連続的に変化させながらそれぞれの輝度指令値により照明された基板4を撮像する。ここで撮像する基準マーク4A,4Bは何れか一方のみでよく、本実施の形態では基準マーク4Aを撮像する。
次いで、取得した複数の撮像データを認識処理部19により認識処理し、撮像データ毎に基準マーク4A及びその周辺の明るさ(画像レベル)の差異を求める。そして、明るさの差異が最も大きい撮像データ取得時の輝度指令値を、基板4を照明する際の輝度指令値として決定する。これにより、基準マーク4A,4Bとその周辺との明るさの差異が大きい撮像データを取得して基準マーク4A,4Bを精度良く認識することができる。なお、以上説明した輝度指令値自動ティーチ作業は一例であり、オペレータが手動で行う場合も含め種々の方法を用いてよい。
以上のように、輝度指令値決定部22は照明手段への輝度指令値を決定する輝度指令値決定手段となっている。また、照明制御部21は決定した輝度指令値に基づいて照明手段を制御する照明制御手段となっている。
輝度指令値設定モード選択部23は、操作・入力部26からの求めに応じて実装機M3〜M5で輝度指令値を設定する方法を示す輝度指令値設定モードを選択する。選択可能な輝度指令値設定モードとして、「輝度指令値利用モード」、「輝度指令値非利用モード」の2種類がある。
「輝度指令値利用モード」とは、最も上流に配設された実装機M3において決定された輝度指令値を実装機M3よりも下流に配設された各実装機M4,M5に備えられた照明部14への輝度指令値として利用するモードである。「輝度指令値非利用モード」とは、最も上流に配設された実装機M3において決定された輝度指令値を利用せず、各実装機M3〜M5において決定された輝度指令値を各実装機M3〜M5に備えられた照明部14への輝度指令値として用いるモードである。
記憶部24は、電子部品の実装動作を行うためのプログラム、作業対象となる基板4のID等の基板識別情報、輝度指令値決定部22によって決定された輝度指令値等を記憶する。生産枚数カウント部25は、各実装機M3〜M5において生産した実装基板の枚数を基板4の機種毎にカウントする。
操作・入力部26はタッチパネルやマウスなどの入力手段であり、装置稼働のための操作指示や、輝度指令値設定モードの選択操作等を行う。表示部27は液晶パネル等の表示パネルであり、操作・入力部26による入力時の案内画面や、図5に示す輝度指令値設定モード画面27aを表示する。
図5において、輝度指令値設定モード画面27aには輝度指令値設定モードを設定する対象となる実装機M3〜M5をあらわす実装機表示部28と、「輝度指令値利用モード」と「輝度指令値非利用モード」の何れかを選択するための輝度指令値設定モード選択部表示29が表示される。
オペレータが輝度指令値設定モード選択部表示29に表示される何れかのモードをマウスによるクリック操作等によって選択することにより、輝度指令値設定モード選択部23は各実装機M3〜M5で使用する輝度指令値設定モードを特定する。各実装機M3〜M5の輝度指令値決定部22は、選択されたモードにしたがって輝度指令値の設定作業を行う。
本発明の部品実装ライン1は以上のような構成から成り、次に実装機M3〜M5での輝度指令値の設定を含む基準マーク4A,4Bの撮像方法について、「輝度指令値利用モード」と「輝度指令値非利用モード」に分けて説明する。以下に説明する動作は、各実装機M3〜M5で基板4に電子部品を実装する前の段階でなされる。
はじめに、図6(a)、(b)を参照して「輝度指令値利用モード」選択時の動作フローについて説明する。このモードでは、最も上流に配設された実装機M3とその下流に配設された実装機M4,M5との間で動作フローが相違する。
図6(a)を参照して実装機M3での動作フローについて説明する。まず、実装機M3に搬送された基板4が機種切り替え後の1枚目(最初)の基板4であるかを判断する(ST1:機種切り替え後判断工程)。ここでは、搬送された基板4が機種切り替え後の最初に搬送されたものであることを示す識別情報を、基板認識カメラ13を介して検出して判断する方法や、生産枚数カウント部25によりカウントされた実装基板の生産枚数に基づいて判断する方法がある。
(ST1)で1枚目の基板4であると判断した場合、実装機M3の輝度指令値決定部22により輝度指令値自動ティーチ作業を行い、基板4を照明する際の輝度指令値を決定する。すなわちここでは、複数の実装機M3〜M5のうち最も上流に配設された実装機M3が、基板4の機種の切り替え後、最初に搬送された基板4のマーク(本実施の形態では基準マーク4A,4B)を照明する際の照明手段への輝度指令値を決定する(ST2:輝度指令値決定工程)。この工程では、前述のとおり照明部14への輝度指令値を変化させながら照明した基準マーク4A,4Bの撮像結果に基づいて、基準マーク4A,4Bの照明に最も適した輝度指令値を決定する。
次いで、決定した輝度指令値を実装機M3の記憶部24に記憶することによって保持する(ST3:輝度指令値保持工程)。次いで、保持した輝度指令値をホストコンピュータ3に備えられた記憶領域に通信ネットワーク2を介して送信する(ST4:輝度指令値送信工程)。これにより、ホストコンピュータ3は最も上流に配設された実装機M3において決定された輝度指令値を記憶する。なお、輝度指令値は実装機M3から実装機M4,M5に直接送信してもよく、かかる場合、実装機M4,M5の記憶部24に輝度指令値が記憶される。
次いで、保持している輝度指令値に応じた光量で基板4を照明しながら基準マーク4A,4Bを撮像する(ST5:マーク撮像工程)。なお、(ST2)で輝度指令値を保持した後に基準マーク4A,4Bを撮像し、その後に輝度指令値を送信するようにしてもよい。このようにして撮像した基準マーク4A,4Bの認識処理結果に基づいて移載ヘッド12の位置補正が行われたうえで、基板4に電子部品が実装される。
一方、(ST1)で1枚目の基板4でないと判断した場合、保持している輝度指令値を維持する(ST6:輝度指令値維持工程)。これは(ST2)、(ST3)の工程を既に終えていることを意味する。そして、維持している輝度指令値に基づいて基板4を照明しながら基準マーク4A,4Bを撮像する(ST5)。
次に、図6(b)を参照して実装機M4,M5での動作フローについて説明する。まず、実装機M4,M5に搬送された基板4が機種切り替え後の1枚目(最初)の基板4であるかを判断する(ST7:機種切り替え後判断工程)。ここで最初の基板4であると判断した場合、実装機M4,M5の各制御部16はホストコンピュータ3の記憶領域にアクセスして実装機M3から受信した輝度指令値を取得し、それぞれの記憶部24に記憶する。すなわちここでは、最も上流に配設された実装機M3において決定された輝度指令値を、実装機M3よりも下流に配設された実装機M4,M5が取得する(ST8:輝度指令値取得工程)。なお、実装機M3から輝度指令値が実装機M4,M5に直接送信されている場合は、ホストコンピュータ3にアクセスせずに送信された輝度指令値を取得する。
次いで、各実装機M4,M5の制御部16は取得した輝度指令値に応じた光量で基板4を照明しながら基準マーク4A,4Bを撮像する。すなわちここでは、取得した輝度指令値に基づいて、下流に配設された実装機M4,M5が照明手段を制御してマーク(本実施の形態では基準マーク4A,4B)を撮像する(ST9:マーク撮像工程)。
一方、(ST7)で1枚目の基板4でないと判断した場合、既に保持している輝度指令値を維持する(ST10:輝度指令値維持工程)。これは(ST8)の工程を既に終えていることを意味する。そして、維持している輝度指令値に基づいて基板4を照明しながら基準マーク4A,4Bを撮像する(ST9)。
以上説明した「輝度指令値利用モード」により輝度指令値を設定することで、下流側の実装機M4,M5での照明手段への輝度指令値の決定作業を省略してマーク撮像時の照明条件の設定を大幅に短縮することができる。その結果、基板4の機種切り替えの度に輝度指令値の決定作業が各実装機M3〜M5で行われることに起因して生産性が著しく低下するといった事態を防止することができる。
次に、図7を参照して「輝度指令値非利用モード」を選択した場合の動作フローについて説明する。このモードでは、全ての実装機M3〜M5との間で動作フローが共通する。
まず、実装機M3〜M5に搬送された基板4が機種切り替え後の1枚目(最初)の基板4であるかを判断する(ST11:機種切り替え後判断工程)。ここで最初の基板4であると判断した場合、実装機M3〜M5の輝度指令値決定部22により輝度指令値自動ティーチ作業を行い、輝度指令値を決定する(ST12:輝度指令値決定工程)。次いで、決定した輝度指令値を実装機M3〜M5の記憶部24に記憶することによって保持する(ST13:輝度指令値保持工程)。
次いで、各実装機M3〜M5において保持した輝度指令値に応じた光量で基板4を照明しながら基準マーク4A,4Bを撮像する(ST14:マーク撮像工程)。すなわち、この「輝度指令値非利用モード」では、実装機M4,M5は実装機M3において決定された輝度指令値を利用せず、各実装機M3〜M5毎に輝度指令値の決定作業を行う。
一方、(ST11)で最初の基板4でないと判断した場合、保持している輝度指令値を維持する(ST15:輝度指令値維持工程)。これは(ST12)、(ST13)の工程を既に終えていることを意味する。そして、維持している輝度指令値に基づいて基板4を照明しながら基準マーク4A,4Bを撮像する(ST14)。
このように、本実施の形態では各実装機M3〜M5において「輝度指令値利用モード」と「輝度指令値非利用モード」とを選択可能にしている。これにより、基板4の機種に応じた各実装機M3〜M5での照明手段への輝度指令値の決定に柔軟に対応することができる。特に、各実装機又は各実装機に備えられた照明手段の構成が相違することにより、共通する輝度指令値が全部又は一部の実装機との間で使用できない場合や、実装ラインにおける各実装機の並び順を入れ替えた場合等に、各実装機で使用するモードを個別に設定することによって装置側の様々な形態に柔軟に対応することができる。
本発明によれば、下流に配設された部品実装装置において基板に形成されたマークの撮像における照明条件の設定に要する時間を短縮して生産性を向上させることができ、電子部品の実装分野において特に有用である。
1 部品実装ライン
3 ホストコンピュータ
4 基板
4A,4B 基準マーク(マーク)
13 基板認識カメラ(撮像手段)
14 照明部(照明手段)
21 照明制御部(照明制御手段)
22 輝度指令値決定部(輝度指令値決定手段)
M3,M4,M5 実装機(部品実装装置)

Claims (7)

  1. 基板に形成されたマークを撮像する撮像手段と、前記撮像手段による撮像の際に前記マークを照明する照明手段と、前記照明手段への輝度指令値を決定する輝度指令値決定手段と、決定した輝度指令値に基づいて前記照明手段を制御する照明制御手段とを備えた部品実装装置を複数連結した部品実装ラインにおけるマークの撮像方法であって、
    前記複数の部品実装装置は、
    前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を各部品実装装置に備えられた照明手段への輝度指令値として利用する輝度指令値利用モードと、
    前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を利用せず、各部品実装装置において決定された輝度指令値を当該各部品実装装置に備えられた照明手段への輝度指令値として用いる輝度指令値非利用モードとを選択可能とし、
    前記部品実装ラインは、
    前記輝度指令値利用モード又は前記輝度指令値非利用モードの選択操作を行う操作・入力部と、
    前記操作・入力部からの求めに応じて前記複数の部品実装装置で前記輝度指令値利用モード又は前記輝度指令値非利用モードを選択する輝度指令値設定モード選択部を備え、
    前記輝度指令値利用モード選択時において、
    前記複数の部品実装装置のうち最も上流に配設された部品実装装置が、基板の機種の切り替え後、最初に搬送された基板の前記マークを照明する際の前記照明手段への輝度指令値を決定する輝度指令値決定工程と、
    前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を、当該部品実装装置よりも下流に配設された部品実装装置が取得する輝度指令値取得工程と、
    取得した輝度指令値に基づいて、前記下流に配設された部品実装装置が前記照明手段を制御して前記マークを撮像するマーク撮像工程とを含むことを特徴とするマークの撮像方法。
  2. 前記部品実装ラインは前記複数の部品実装装置と通信可能なホストコンピュータを備え、
    前記輝度指令値取得工程において、前記ホストコンピュータは前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を記憶し、前記下流に配設された部品実装装置は前記ホストコンピュータに記憶された輝度指令値を取得することを特徴とする請求項1に記載のマークの撮像方法。
  3. 前記輝度指令値決定工程において、前記照明手段への輝度指令値を変化させながら照明した前記マークと前記マークの周辺の明るさの差異が最も大きい輝度指令値を、前記基板を照明する際の輝度指令値として決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のマークの撮像方法。
  4. 前記輝度指令値非利用モードは、前記複数の部品実装装置の並び順を入れ替えた場合に選択されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のマークの撮像方法。
  5. 基板に形成されたマークを撮像する撮像手段と、前記撮像手段による撮像の際に前記マークを照明する照明手段と、前記照明手段への輝度指令値を決定する輝度指令値決定手段と、決定した輝度指令値に基づいて前記照明手段を制御する照明制御手段とを備えた部品実装装置を複数連結した部品実装ラインであって、
    前記複数の部品実装装置のうち最も上流に配設された部品実装装置が、基板の機種の切り替え後、最初に搬送された基板の前記マークを照明する際の前記照明手段への輝度指令値を決定し、
    前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を、当該部品実装装置よりも下流に配設された部品実装装置が取得し、
    取得した輝度指令値に基づいて、前記下流に配設された部品実装装置が前記照明手段を制御して前記マークを撮像し、
    前記複数の部品実装装置は、
    前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を各部品実装装置に備えられた照明手段への輝度指令値として利用する輝度指令値利用モードと、
    前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を利用せず、各部品実装装置において決定された輝度指令値を当該各部品実装装置に備えられた照明手段への輝度指令値として用いる輝度指令値非利用モードとを選択可能とし
    前記部品実装ラインは、
    前記輝度指令値利用モード又は前記輝度指令値非利用モードの選択操作を行う操作・入力部と、
    前記操作・入力部からの求めに応じて前記複数の部品実装装置で前記輝度指令値利用モード又は前記輝度指令値非利用モードを選択する輝度指令値設定モード選択部を備えたことを特徴とする部品実装ライン。
  6. 前記部品実装ラインは前記複数の部品実装装置と通信可能なホストコンピュータを備え、
    前記ホストコンピュータは前記最も上流に配設された部品実装装置において決定された輝度指令値を記憶し、前記下流に配設された部品実装装置は前記ホストコンピュータに記憶された輝度指令値を取得することを特徴とする請求項に記載の部品実装ライン。
  7. 前記輝度指令値非利用モードは、前記複数の部品実装装置の並び順を入れ替えた場合に選択されることを特徴とする請求項5又は6に記載の部品実装ライン。
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