JP2021143996A - オリフィス取扱工具、およびオリフィス取扱工具の使用方法 - Google Patents

オリフィス取扱工具、およびオリフィス取扱工具の使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】工具の切り替えの作業の手間を抑制でき、オリフィスからの放射線のストリーミングおよび放射性物質の漏洩を抑制する。【解決手段】オリフィス取扱工具30は、オリフィス22に固定される固定座40と、固定座40の上に配置される工具ユニット50と、を備える。工具ユニット50は、プラグ操作工具70と、注排水工具80と、覆い部(61a)と、を備える。プラグ操作工具70および注排水工具80は、互いに一体的に回転可能に固定座40に取り付けられる。覆い部(61a)は、プラグ操作工具70および注排水工具80がオリフィス22に対してずれた位置にあるときにオリフィス22を覆うように構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、キャスクの密閉蓋のオリフィスでの作業を行うためのオリフィス取扱工具、およびオリフィス取扱工具の使用方法に関する。
例えば特許文献1などに、従来のオリフィス取扱工具が記載されている。同文献には、オリフィスにプラグを着脱するためのプラグ操作工具(同文献の図1、図2参照)と、オリフィスを通して注排水を行うための注排水工具(同文献の図1、図3参照)と、が記載されている。プラグ操作工具および注排水工具のそれぞれが、オリフィスに取り付け可能とされている。
実開平2−83500号公報
同文献に記載の技術では、オリフィスに取り付けられる工具を、プラグ操作工具から注排水工具に切り替える際に、プラグ操作工具をオリフィスから取り外した後、注排水工具をオリフィスに取り付ける必要がある。また、オリフィスに取り付けられる工具を、注排水工具からプラグ操作工具に切り替える際に、注排水工具をオリフィスから取り外した後、プラグ操作工具をオリフィスに取り付ける必要がある。そのため、工具の切り替えの作業に手間がかかる。また、オリフィスから工具が取り外された状態のときに、オリフィスから放射線がストリーミングするおそれがあり、また、オリフィスから放射性物質が漏洩するおそれがある。
そこで、本発明は、工具の切り替えの作業の手間を抑制でき、オリフィスからの放射線のストリーミングを抑制でき、オリフィスからの放射性物質の漏洩を抑制できる、オリフィス取扱工具、およびオリフィス取扱工具の使用方法を提供することを目的とする。
オリフィス取扱工具は、オリフィスでの作業を行うためのものである。前記オリフィスは、放射性物質を収納するキャスクの一次蓋に形成された貫通孔である。オリフィス取扱工具は、固定座と、工具ユニットと、を備える。前記固定座は、前記オリフィスに固定される。前記工具ユニットは、前記固定座の上に配置される。前記工具ユニットは、プラグ操作工具と、注排水工具と、覆い部と、を備える。前記プラグ操作工具は、前記オリフィスに差し込まれるプラグを前記オリフィスに対して着脱するためのものである。前記注排水工具は、前記オリフィスを通して前記キャスクの内外で水を流通させるためのものである。前記プラグ操作工具および前記注排水工具は、互いに一体的に回転可能に前記固定座に取り付けられる。前記覆い部は、前記プラグ操作工具および前記注排水工具が前記オリフィスに対してずれた位置にあるときに前記オリフィスを覆うように構成される。
上記構成により、工具の切り替えの作業の手間を抑制でき、オリフィスからの放射線のストリーミングを抑制でき、オリフィスからの放射性物質の漏洩を抑制することができる。
キャスク1を示す断面図である。 図1に示す一次蓋20に取り付けられたオリフィス取扱工具30を示す断面図であり、プラグ操作工具70がオリフィス22の上に配置された状態を示す図である。 図2に示すプラグロッド74などがオリフィス22に差し込まれた状態を示す図2相当図である。 図2に示す注排水工具80がオリフィス22の上に配置された状態を示す図2相当図である。 図4に示す注排水管82がオリフィス22に差し込まれた状態を示す図4相当図である。 図2に示す固定座40および回転部材60の周辺を拡大した断面図である。 図4に示す固定座40および回転部材60の周辺を拡大した断面図である。 図7に示す固定座40を示す断面図である。 図8のF9矢視図である。 図7に示す回転部材60、プラグ操作工具外筒71、および注排水工具外筒81などを示す断面図である。 図10のF11矢視断面図である。 図3に示すプラグ操作工具70とプラグ23とを示す断面図である。 図1に示す一次蓋本体21からカバー25が取り外された状態を示す斜視断面図である。 図2に示す一次蓋本体21に固定座40が取り付けられる前の状態を示す斜視断面図である。 図2に示す固定座40に工具ユニット50が取り付けられる前の状態を示す斜視断面図である。 図15に示すプラグ操作工具70の下側Z2端部がプラグ23に差し込まれた状態を示す図15相当図であり、図3に示すオリフィス取扱工具30の斜視断面図である。 図16に示すプラグ操作工具70の下側Z2端部などを拡大した斜視断面図である。 図16に示すプラグ操作工具70に差し込まれたプラグ23がオリフィス22から引き抜かれた状態を示す図16相当図であり、図2に示すオリフィス取扱工具30の斜視断面図である。 図16に示す注排水工具80がオリフィス22の上に配置された状態を示す図であり、図4に示すオリフィス取扱工具30の斜視断面図である。 図18に示す注排水管82がオリフィス22に差し込まれた状態を示す図19相当図であり、図5に示すオリフィス取扱工具30の斜視断面図である。 図20に示す注排水工具80に、加圧用エアホースH1および排水用ホースH2が取り付けられた状態を示す図20相当図である。 図21に示すプラグ操作工具外筒71から、プラグ23などが引き抜かれた状態を示す図21相当図である。 図22に示すプラグ操作工具70によりキャスク内の乾燥などが行われる状態を示す図である。
図1〜図23を参照して、工具ユニット50(図2参照)、および工具ユニット50が用いられるキャスク1(図1参照)について説明する。
キャスク1は、図1に示すように、放射性物質を収納する容器である。キャスク1に収容される放射性物質は、例えば使用済燃料(さらに詳しくは使用済燃料集合体)である。キャスク1は、乾式キャスクである。キャスク1は、輸送キャスクでもよく、貯蔵キャスクでもよく、輸送貯蔵キャスクでもよい。キャスク1は、胴部11と、バスケット13と、パイプ15と、密封蓋17と、を備える。
胴部11は、放射性物質が収納される部分である。胴部11は、有底円筒状である。胴部11の軸方向、さらに詳しくは胴部11の長手方向に延びる胴部11の中心軸が延びる方向を、上下方向Zとする。胴部11は、底部11aと、開口部11bと、を備える。底部11aは、胴部11の上下方向Zにおける一方側に設けられる。開口部11bは、胴部11の上下方向Zにおける、底部11a側とは反対側に設けられる。上下方向Zにおいて、底部11aから開口部11bに向かう側を上側Z1とし、その逆側を下側Z2とする。
バスケット13は、放射性物質を保持するための構造物である。バスケット13は、格子状に組み合わされた複数の板などにより構成される。バスケット13は、胴部11の内部に配置される。
パイプ15(チューブ)は、胴部11の内部に水を注排水するための部材である。パイプ15は、バスケット13に取り付けられる。パイプ15は、底部11a(さらに詳しくは底部11aの近傍)から開口部11bに向かって、上下方向Zに延びる。
密封蓋17は、胴部11の開口部11bに着脱可能である。密封蓋17は、開口部11bを密封する。密封蓋17は、円盤状である。「円盤状」には、略円盤状が含まれる(以下同様)。密封蓋17は、複数枚の蓋を有し、例えば3枚の蓋を有する。密封蓋17は、下側Z2から上側Z1の順に、一次蓋20と、二次蓋17bと、三次蓋17cと、を備える。キャスク1の一般的な運用方法では、例えば、貯蔵状態では、キャスク1は、一次蓋20と二次蓋17bとが胴部11に設置された状態とされ、三次蓋17cは設置されない状態とされる。例えば、輸送状態では、キャスク1は、一次蓋20と二次蓋17bと三次蓋17cとが胴部11に設置された状態とされる。
一次蓋20は、密封蓋17を構成する蓋のうち、最も下側Z2に配置される。一次蓋20は、図13に示すように、円盤状の一次蓋本体21と、オリフィス22と、プラグ23と、固定リング24と、カバー25と、を備える。
オリフィス22は、図1に示すように、キャスク1の内部と外部との間で流体を流通させるための部分である。オリフィス22は、胴部11の内部に水を注排水し、胴部11の内部を真空乾燥させ、胴部11の内部に不活性ガスを充填するための部分である。オリフィス22は、一次蓋本体21に形成された貫通孔である。オリフィス22は、上下方向Zに一次蓋本体21を貫通する。オリフィス22は、上下方向Zから見て、例えば円形状である(図13参照)。オリフィス22は、一次蓋20に1か所のみ設けられる(詳細は後述)。
プラグ23(オリフィスプラグ)は、図13に示すように、オリフィス22に差し込まれ、オリフィス22を塞ぐ部材である。プラグ23は、オリフィス22からの放射線のストリーミングを抑制する(放射線の遮蔽機能を有する)。プラグ23は、オリフィス22に対して着脱可能である。プラグ23は、金属製であり、例えば鉄を含んでもよく、例えば炭素鋼を含んでもよく、例えばステンレス鋼を含んでもよい。プラグ23は、例えば銅を含んでもよく、例えば銅合金を含んでもよい。図12に示すように、プラグ23は、大径部23aと、小径部23bと、プラグ孔23cと、プラグガスケット23dと、を備える。
大径部23aは、プラグ23の上側Z1部分に設けられる。小径部23bは、プラグ23の下側Z2部分に設けられる。上下方向Zに延びるプラグ23の中心軸を基準としたとき、小径部23bの直径は、大径部23aの直径よりも小さい。プラグガスケット23dは、大径部23aの下側Z2の面とオリフィス22(図13参照)との間を密封する。プラグ孔23cは、プラグ操作工具70によりプラグ23をつかむための孔である。プラグ孔23cは、プラグ23の上側Z1端部から下側Z2に形成される。プラグ孔23cは、プラグ23を貫通しない。プラグ孔23cは、後述する球状部材77が入り込む溝23c1を備える。プラグガスケット23dは、プラグ23とオリフィス22との隙間から、放射性物質および不活性ガスの少なくともいずれかが漏れることを抑制する。プラグガスケット23dの材料は、金属などの無機物を含んでもよく、ゴムなどの有機物を含んでもよい(固定座密封部材45などの下記の密封部材も同様)。プラグガスケット23dは、金属ガスケットでもよく、Oリングでもよい(下記の密封部材も同様)。プラグガスケット23dの材料は、放射線および熱で劣化する有機物を含むよりも、無機物のみであることが好ましい(下記の密封部材も同様)。例えば、プラグガスケット23dは、金属により形成されること(金属ガスケットであること)が好ましい(下記の密封部材も同様)。
固定リング24は、プラグ23をオリフィス22(図13参照)に固定するための部材である。固定リング24は、オリフィス22に差し込まれる。固定リング24は、オリフィス22に対して着脱可能である。固定リング24は、プラグ23よりも上側Z1に配置される。固定リング24の外周面は、ねじ部を備える。固定リング24は、オリフィス22(図13参照)の内周面に設けられたねじ部にねじ込まれる。図17に示すように、固定リング24は、多角形孔24aを備える。多角形孔24aは、後述するプラグロッド74で固定リング24を回転させるための孔である。多角形孔24aは、固定リング24を上下方向Zに貫通する。多角形孔24aは、上下方向Zから見て多角形状(例えば六角形状など)である。
カバー25(オリフィススカバー)は、図13に示すように、オリフィス22を密封するための部材である。なお、図13では、カバー25がオリフィス22から取り外された状態を示した。カバー25は、オリフィス22に差し込まれ、オリフィス22の上側Z1部分を塞ぐ。カバー25は、オリフィス22に対して着脱可能である。カバー25は、プラグ23よりも上側Z1に配置され、固定リング24よりも上側Z1に配置される。カバー25は、略板状であり(カバープレートであり)、例えば円盤状である。カバー25の下側Z2の面には、図示しないガスケットが設けられ、ガスケットが例えば2重に設けられる。
オリフィス取扱工具30は、図2に示すように、オリフィス22での作業を行うための工具である。オリフィス取扱工具30は、一次蓋20に取り付けられ、一次蓋20の上側Z1(真上)に配置される。オリフィス取扱工具30は、オリフィス22に取り付けられ、オリフィス22の上側Z1(真上)に配置される。オリフィス取扱工具30は、固定座40と、工具ユニット50と、を備える。
固定座40(台座、固定フランジ)は、図6に示すように、オリフィス22に取り付けられ、オリフィス22に固定される。固定座40は、例えば固定座固定ボルトB40により、オリフィス22に着脱可能に固定される。固定座40は、差込部41と、固定座本体部42と、固定座貫通孔43と、回転軸部44と、固定座密封部材45と、受け部46と、を備える。なお、図8および図9に、固定座40を単体で示した。
差込部41は、図6に示すように、オリフィス22に差し込まれる。差込部41は、オリフィス22のうち、カバー25(図13参照)を差し込み可能な部分に差し込まれる。差込部41は、例えば円柱状であり、例えば円盤状である(固定座本体部42も同様)(図9および図14を参照)。
固定座本体部42は、差込部41の上側Z1(真上)に設けられる。固定座本体部42は、プラグ操作工具70および注排水工具80のうちオリフィス22の上側Z1(真上)に配置された工具(以下、「使用工具」という)と、差込部41と、の間に配置される。固定座本体部42は、差込部41に対して固定され、差込部41と一体でも別体でもよい。
固定座貫通孔43は、差込部41および固定座本体部42を上下方向Zに貫通する孔である。固定座貫通孔43に囲まれた空間は、使用工具(図6ではプラグ操作工具70)内とオリフィス22内とを連通させる。
回転軸部44は、固定座40に対する工具ユニット50の回転軸A50となる位置に配置される。回転軸部44は、固定座本体部42から上側Z1に突出する。回転軸部44は、例えば円柱状(略円柱状を含む)などである。回転軸部44は、固定座本体部42に固定される。
固定座密封部材45は、固定座40と一次蓋20とを密封する部材である。固定座密封部材45は、固定座40と一次蓋20との間(具体的には接続面)に設けられる。固定座密封部材45は、固定座40と一次蓋20とに接触する。固定座密封部材45は、上下方向Zから見て円環状(リング状)である。固定座密封部材45の材料は、金属などの無機物を含んでもよく、ゴムなどの有機物を含んでもよい(プラグガスケット23d(図12参照)と同様)。
受け部46は、回転部材60の下側Z2(真下)に配置される。受け部46は、注排水工具80内に水が残留した場合に、一次蓋20上に水が流れ出ることを防ぐ。受け部46は、回転部材60を下側Z2から受けるような位置に配置される。受け部46は、回転部材60との間に隙間をあけて配置される。受け部46は、固定座本体部42の周囲に配置される(図9参照)。受け部46は、受け部本体部46aと、受け部突出部46bと、を備える。受け部本体部46aは、固定座本体部42から、上下方向Zに直交する方向に延びるように構成される板状である。受け部突出部46bは、受け部本体部46aの外側部分(例えば外周部分)から上側Z1に突出する(図8および図9参照)。受け部突出部46bは、回転部材60の外側部分(例えば外周部分)よりも、回転部材60の径方向外側に配置される。
工具ユニット50は、図2に示すように、互いに一体的に構成されたプラグ操作工具70と注排水工具80とを備えるユニットである。工具ユニット50は、固定座40の上側Z1(真上)に配置(設置、搭載)される。工具ユニット50は、固定座40に回転可能に取り付けられる。工具ユニット50は、上下方向Zに延びる回転軸A50を中心に、固定座40に対して回転可能である。その結果、プラグ操作工具70と注排水工具80とが、一体的に回転軸A50を中心に回転可能である。工具ユニット50は、回転部材60と、プラグ操作工具70と、注排水工具80と、吊上部90と、を備える。なお、図10および図11に、工具ユニット50の一部分、具体的には回転部材60、プラグ操作工具外筒71、および注排水工具外筒81を示した。
回転部材60は、図6に示すように、プラグ操作工具70と注排水工具80とを接続(さらに詳しくは一体的に接続)する部材である。回転部材60は、工具ユニット50の下側Z2部分を構成する。回転部材60は、回転軸A50を中心に回転可能に、固定座40に取り付けられる。回転部材60は、回転部材本体部61と、軸受部62と、間隔調整部63と、を備える。
回転部材本体部61は、例えば板状であり、例えば盤状であり、例えば円盤状である(図10および図11を参照)。図7に示すように、回転部材本体部61は、留めボルトB60により、固定座40に着脱可能に固定可能である。なお、理解を容易にするために、図7に記載の留めボルトB60の配置と、図11に記載の留めボルトB60の配置と、を相違させた。図11に示すように、回転部材本体部61は、覆い部61aを備える。図11において、使用工具が注排水工具80である場合のオリフィス22の位置を「22−1」、使用工具がプラグ操作工具70である場合のオリフィス22の位置を「22−3」で示した。また、同図において、プラグ操作工具70および注排水工具80がオリフィス22に対してずれた位置にあるときの、オリフィス22の位置の一例を「22−2」で示した。
覆い部61aは、オリフィス22を覆う部分である。さらに詳しくは、覆い部61aは、プラグ操作工具70および注排水工具80がオリフィス22に対してずれた位置(22−2)にあるときに、オリフィス22を覆うように構成される。覆い部61aは、オリフィス22を覆うことで、オリフィス22からの放射線のストリーミングを抑制し、オリフィス22から放射性物質が漏洩することを抑制する。覆い部61aは、オリフィス22を上側Z1から覆う。なお、覆い部61aは、オリフィス22を密封する必要はない。また、回転部材本体部61には、オリフィス22を覆うことがない部分(すなわち覆い部61aに該当しない部分)があってもよい。また、図10に示すプラグ操作工具70と注排水工具80とを接続する部材(具体的には回転部材60の回転部材本体部61)と、覆い部61aとは、別々の部品により構成されてもよい。
軸受部62は、図6に示すように、回転軸部44が差し込まれる部分である。軸受部62と回転軸部44とが、固定座40に対して工具ユニット50を回転可能に接続する回転機構を構成する。軸受部62は、回転部材本体部61から上側Z1に突出する。軸受部62は、円筒状(略円筒状を含む)である。
間隔調整部63は、固定座40と工具ユニット50との上下方向Zの間隔を変える部分である(図6および図7を参照)。間隔調整部63は、固定座40に対して工具ユニット50を回転させる際に、固定座40と工具ユニット50(さらに詳しくは回転部材60)との間隔をあけることで、固定座40に対する工具ユニット50の回転を容易にする。図7に示すように、間隔調整部63は、使用工具が使用される際に、固定座40と工具ユニット50(さらに詳しくは回転部材60)との間隔を無くすことで、放射性物質の漏洩、および放射線のストリーミングを抑制する。図6に示すように、間隔調整部63は、固定座40に対する工具ユニット50の回転中心部に設けられ、回転軸A50の線上に配置される。間隔調整部63は、例えばジャッキボルト63aを備える。
ジャッキボルト63aは、軸受部62にねじ込まれることで、軸受部62に取り付けられる。ジャッキボルト63aの下側Z2端部は、回転軸部44の上側Z1端部に接触する。ジャッキボルト63aは、締められるまたは緩められることで、軸受部本体部62aに対して下側Z2または上側Z1に移動する。その結果、工具ユニット50が、固定座40に対して上下方向Zに移動する。なお、間隔調整部63は、ねじにより間隔を調整するもの(具体的にはジャッキボルト63aを備えるもの)でなくてもよく、例えば流体圧や電力を利用して間隔を調整するものでもよい。
工具ユニット密封部材64は、固定座40と工具ユニット50との間を密封可能な部材である。工具ユニット密封部材64は、固定座40と工具ユニット50(さらに詳しくは回転部材60)との間(具体的には接続面)に設けられる。工具ユニット密封部材64は、工具ユニット50(さらに詳しくは回転部材60)に取り付けられてもよく、固定座40に取り付けられてもよい。上記のように、固定座40と工具ユニット50との間隔が変わる。図7に示すように、この間隔が無い場合に、工具ユニット密封部材64は、固定座40および工具ユニット50に接触する。図6に示すように、この間隔があけられる場合は、工具ユニット密封部材64は、固定座40および工具ユニット50のいずれかに接触しない。工具ユニット密封部材64は、上下方向Zから見て円環状(リング状)である。工具ユニット密封部材64の材料は、金属などの無機物を含んでもよく、ゴムなどの有機物を含んでもよい(プラグガスケット23d(図12参照)と同様)。
プラグ操作工具70は、図2に示すように、オリフィス22に対してプラグ23を着脱するための工具である(図2および図3参照)。プラグ操作工具70は、オリフィス22に対して固定リング24を着脱する工具である。プラグ操作工具70は、キャスク1(図1参照)の内部を真空乾燥するための工具である。プラグ操作工具70は、キャスク1(図1参照)の内部に不活性ガスを充填するための工具である。プラグ操作工具70は、固定座40に、回転軸A50を中心に回転可能に取り付けられる。プラグ操作工具70は、回転部材60に固定され、例えば回転部材本体部61に固定される。プラグ操作工具70は、回転部材60から上側Z1に突出する。プラグ操作工具70は、プラグ操作工具外筒71と、保持部材72と、気体流通管73と、プラグ着脱部と、を備える。プラグ着脱部は、プラグロッド74と、ガイドロッド75と、ガイドシャフト76と、球状部材77(図12参照)と、を備える。以下では、プラグ操作工具70がオリフィス22の上側Z1(真上)に配置された場合、すなわち、プラグ操作工具70が使用工具である場合について説明する。
プラグ操作工具外筒71は、プラグ操作工具70の径方向外側部分を構成する。以下、プラグ操作工具70の構成要素の説明における「径」は、上下方向Zに延びるプラグ操作工具70の中心軸を基準とする。プラグ操作工具外筒71は、筒状である。図10に示すように、プラグ操作工具外筒71は、筒状のプラグ操作工具外筒本体71aと、フランジ71bと、を備える。フランジ71bは、プラグ操作工具外筒本体71aの上側Z1部分から、プラグ操作工具外筒本体71aの径方向外側に突出する。
保持部材72(ブッシュホルダ)は、図2に示すように、プラグ操作工具外筒71からプラグロッド74が引き抜かれることを制限するための部材である。保持部材72は、フランジ71bに着脱可能である。保持部材72は、例えばフランジボルトB72によりフランジ71bに着脱可能に固定される。
気体流通管73は、キャスク1(図1参照)の内部の真空乾燥、およびキャスク1の内部への不活性ガスの充填のための管である。気体流通管73は、オリフィス22にプラグ23が差し込まれていない状態のときに、オリフィス22を通して、キャスク1(図1参照)の内外で気体を流通させる。なお、プラグ操作工具外筒71のうち、オリフィス22を通る気体が流通可能な部分は、気体流通管73でもある。
プラグロッド74は、プラグ操作工具外筒71よりも径方向内側に配置される。プラグロッド74は、プラグ操作工具外筒71に対して上下方向Zに移動可能である。プラグロッド74は、プラグ操作工具外筒71の中心軸を中心として回転可能である。図12に示すように、プラグロッド74の下側Z2端部は、固定リング24の多角形孔24aに対応する形状を有し、多角形孔24aに差し込み可能である。図2に示すように、プラグロッド74は、ハンドル74hを備える。ハンドル74hは、作業者によるプラグロッド74の操作を容易にする。具体的には、ハンドル74hは、プラグロッド74の回転操作、および、プラグ操作工具外筒71に対するプラグロッド74などの着脱を容易にする。ハンドル74hは、プラグロッド74の上側Z1部分に設けられる。
ガイドロッド75は、プラグロッド74よりも径方向内側に配置される。図12に示すように、ガイドロッド75の下側Z2端部は、プラグロッド74の下側Z2端部よりも下側Z2に配置される。ガイドロッド75の下側Z2端部は、プラグ孔23cに差し込み可能である。
ガイドシャフト76は、ガイドロッド75よりも径方向内側に配置される。ガイドシャフト76は、ガイドロッド75に対して上下方向Zに移動可能である。ガイドシャフト76は、ガイドロッド75にねじにより結合される。ガイドシャフト76は、ガイドロッド75の中心軸を中心にガイドロッド75に対して回転することで、ねじの作用により、ガイドロッド75に対して上下方向Zに移動する。ガイドシャフト76は、テーパ76tを備える。テーパ76tは、ガイドシャフト76の径方向に球状部材77を移動させるための部分である。テーパ76tは、ガイドシャフト76の下側Z2端部の近傍に設けられる。テーパ76tは、ガイドシャフト76の直径が下側Z2に向かって小さくなるように構成される。
球状部材77は、プラグ23を把持するための部材である。球状部材77は、ガイドロッド75に支持される。球状部材77は、ガイドロッド75に対して径方向に移動可能であり、ガイドロッド75に対して上下方向Zへの移動が制限される。
注排水工具80は、図4に示すように、オリフィス22を通して、キャスク1の内外で水を流通させるための工具である(図4および図5を参照)。注排水工具80は、注水および排水の少なくともいずれかを行うための工具である。注排水工具80は、注水工具でもよく、排水工具でもよい。注排水工具80は、回転部材60に固定され、例えば回転部材本体部61に固定される。注排水工具80は、回転部材60から上側Z1に突出する。注排水工具80は、プラグ操作工具70と一体的に、固定座40に対して回転軸A50を中心に回転可能である。注排水工具80は、注排水工具外筒81と、注排水管82と、ベント管83と、を備える。
注排水工具外筒81は、注排水工具80の径方向外側部分を構成する。注排水工具外筒81は、筒状である。
注排水管82は、オリフィス22を通して、キャスク1(図1参照)の内外で水を流通させるための管である。注排水管82は、オリフィス22を通して、キャスク1の内部から外部に水を排出するための排水管である。注排水管82は、オリフィス22を通して、キャスク1の外部から内部に水を注水するための注水管でもよい。以下では、注排水工具80がオリフィス22の上側Z1(真上)に配置された場合、すなわち注排水工具80が使用工具である場合について説明する。注排水管82の下側Z2端部は、パイプ15に接続可能である(図4および図5参照)。注排水管82は、図1に示すパイプ15を介して胴部11の底部11a近傍と連通する。
ベント管83は、図4に示すように、オリフィス22を通して、キャスク1(図1参照)の内外で気体を流通させるための管である。ベント管83は、オリフィス22を通して、キャスク1の外部から内部に気体(例えば圧縮空気など)を供給するための給気管である。ベント管83は、オリフィス22を通して、キャスク1の内部から外部に気体を排出するための排気管でもよい。ベント管83は、注排水管82とは別に設けられる。ベント管83は、例えば注排水管82よりも径方向(注排水管82の径方向)外側に配置される。なお、注排水工具外筒81のうち、オリフィス22を通る気体が流通可能な部分は、ベント管83でもある。
吊上部90は、工具ユニット50を吊り上げるための部分である。吊上部90は、吊り用具(スリングなど)を取り付け可能な部分である。吊上部90は、上下方向Zから見て工具ユニット50の重心位置と重なる(または略重なる)位置に配置される。
(作動)
図1に示すキャスク1内に水(プール水)が入っている状態で、放射性物質がバスケット13に装荷される。ここで、放射性物質の貯蔵期間中(例えば最長60年など)、放射性物質およびバスケット13が腐食することを防ぐ必要がある。そのため、キャスク1の内部の水が排出され、キャスク1の内部が真空乾燥された後、キャスク1の内部に不活性ガスが充填される。これらの排水、真空乾燥、および不活性ガスの充填は、オリフィス22を通して行われる。具体的には、この作業は、カバー25取り外し工程(図13参照)と、固定座40取り付け工程(図14参照)と、工具ユニット50取り付け工程(図15参照)と、プラグ23取り外し工程(図16、図18参照)と、を備える。さらに、この作業は、第1回転工程(図18、図19参照)と、排水工程(図21参照)と、プラグガスケット23d交換工程(図22参照)と、を備える。さらに、この作業は、第2回転工程(図22、図23参照)と、乾燥工程と、充填工程と、プラグ23取り付け工程(図16、図18参照)と、を備える。さらに、この作業は、工具ユニット50取り外し工程(図15参照)と、固定座40取り外し工程(図14参照)と、カバー25取り付け工程(図13参照)と、を備える。
各工程が行われるとき、図1に示す一次蓋本体21は胴部11に固定され、二次蓋17bおよび三次蓋17cは胴部11から取り外されている。カバー25取り外し工程(図13参照)が行われる前の状態(初期状態)では、図13に示すプラグ23、固定リング24、およびカバー25のそれぞれが、一次蓋本体21に取り付けられている。以下では、各工程が行われる順序に沿って、各工程を説明する。なお、各工程の順序は、各工程が成り立つ範囲内で変えられてもよい。
カバー25取り外し工程では、カバー25が、一次蓋本体21から取り外される。
図14に示すように、固定座40取り付け工程では、固定座40が、一次蓋20(さらに詳しくは一次蓋本体21)に取り付けられ、オリフィス22に取り付けられる。この工程では、固定座40が、固定座固定ボルトB40により一次蓋20に固定される。差込部41が、オリフィス22のうちカバー25(図13参照)が取り付けられていた部分に差し込まれる。固定座40がオリフィス22に取り付けられると、固定座貫通孔43が、オリフィス22と連通する。固定座40がオリフィス22に取り付けられると、図6に示す固定座密封部材45が、オリフィス22と固定座40とに接触し、オリフィス22と固定座40との間を密封する。
図15に示すように、工具ユニット50取り付け工程では、工具ユニット50が、固定座40に取り付けられる。この工程では、工具ユニット50が、吊上部90に取り付けられた吊り具(図示なし)を介してクレーンで吊り上げられ、固定座40の上側Z1(真上)に配置される。そして、軸受部62が、回転軸部44に差し込まれる。次に、ジャッキボルト63aが、軸受部62に取り付けられ、ねじ込まれる。図6に示すように、間隔調整部63が、工具ユニット50と固定座40との間隔をあけた状態にする。
次に、オリフィス22の上側Z1(真上)にプラグ操作工具70が配置されるように、工具ユニット50が、回転軸A50を中心に回転させられる。その結果、プラグ操作工具外筒71内とオリフィス22内とが連通する。次に、工具ユニット50と固定座40との間隔が、間隔調整部63により小さくされる。具体的には、ジャッキボルト63aが、軸受部62に対して緩められ、軸受部62に対して上側Z1に移動させられる。その結果、工具ユニット密封部材64が、固定座40と工具ユニット50とに接触し、固定座40と工具ユニット50との間を密封する(図7参照)。また、留めボルトB60(図7参照)が、回転部材60と固定座40とに取り付けられ、固定座40に対して工具ユニット50を固定する。
図16に示すように、プラグ23取り外し工程では、プラグ操作工具70により、オリフィス22からプラグ23が取り外される。この工程では、まず、図15に示すプラグロッド74が、プラグ操作工具外筒71に対して下げられる。すると、図17に示すように、プラグロッド74の下側Z2端部が、固定リング24の多角形孔24aに差し込まれる。また、ガイドロッド75およびガイドシャフト76が、プラグ孔23cに差し込まれる。次に、ガイドシャフト76が、ガイドロッド75に対して下側Z2に移動させられる。すると、球状部材77が、テーパ76tにより、ガイドロッド75の径方向外側に押され、ガイドシャフト76の外周面よりも径方向外側に突出する。すると、球状部材77が、プラグ孔23cの溝23c1に入り込み、プラグ孔23cを径方向外側に押圧する(図12も参照)。その結果、ガイドロッド75に対するプラグ23の上下方向Zの移動が制限される。
次に、図16に示すプラグロッド74が、プラグ操作工具外筒71に対して回転させられる。その結果、オリフィス22に対する固定リング24のねじによる締結が緩められる。すると、固定リング24が、オリフィス22に対して上側Z1に移動し、オリフィス22から外れる。その結果、プラグ23も、オリフィス22に対して上側Z1に移動する。そして、図18に示すように、プラグロッド74、ガイドロッド75、およびガイドシャフト76が、上側Z1に引き上げられる。その結果、プラグ23および固定リング24が、上側Z1に移動させられ、オリフィス22から上側Z1に引き抜かれる。このとき、プラグ23の下側Z2端部は、回転部材60の下側Z2端部よりも上側Z1に移動させられる。これは、次の第1回転工程で工具ユニット50が回転した際に、プラグ23が固定座40と干渉することを防ぐためである。なお、第1回転工程が行われる前に、注排水管82の下側Z2端部も、回転部材60の下側Z2端部よりも上側Z1に配置される。そして、注排水管82は、注排水工具外筒81に対してピンP82などで固定される。
第1回転工程は、プラグ23取り外し工程の後に行われる。第1回転工程では、図19に示すように、オリフィス22の上側Z1(真上)に注排水工具80が配置されるように、工具ユニット50が、固定座40に対して回転させられる。この工程では、まず、図18に示す留めボルトB60(図2参照)が、回転部材60および固定座40から取り外される。また、図6に示すように、間隔調整部63が、工具ユニット50を持ち上げ、工具ユニット50と固定座40との間隔をあける。具体的には、ジャッキボルト63aが、締められ、軸受部62に対して下側Z2に移動させられる。次に、図18に示す工具ユニット50が、固定座40に対して回転軸A50を中心として回転させられる。この回転により、オリフィス22の上側Z1(真上)にプラグ操作工具70が配置された状態から、図19に示すように、オリフィス22の上側Z1(真上)に注排水工具80が配置された状態になる。図18などに示す例では、工具ユニット50は、回転軸A50を中心として180度回転させられる。このように、工具ユニット50が回転することで、使用工具が、プラグ操作工具70から注排水工具80に切り替えられる。この際、プラグ操作工具70および注排水工具80が、一次蓋20から取り外される必要はない。よって、使用工具の切り替えの作業を容易に行うことができ、使用工具の切り替え作業に要する時間を短縮することができる。
工具ユニット50が回転する際、プラグ操作工具70および注排水工具80が、オリフィス22に対してずれた位置に配置される(図11のオリフィス22の位置(22−2)を参照)。このとき、図11に示す覆い部61aが、オリフィス22を覆い、さらに詳しくは、オリフィス22を上側Z1から覆う。そのため、オリフィス22の開口部が、キャスク1(図1参照)の外部環境に直接的に開放されることがない。よって、オリフィス22の開口部から放射性物質が漏洩することが抑制され、また、オリフィス22の開口部からの放射線のストリーミングが抑制される。
図19に示すように、注排水工具80がオリフィス22の上側Z1(真上)に配置されると、注排水工具80内とオリフィス22内とが連通する。次に、図7に示すように、間隔調整部63が、工具ユニット50を下げ、工具ユニット50と固定座40との間隔をなくす。具体的には、ジャッキボルト63aが、緩められ、軸受部62に対して上側Z1に移動させられる。すると、工具ユニット密封部材64が、工具ユニット50と固定座40とに接触し、工具ユニット50と固定座40との間を密封する。次に、留めボルトB60が、回転部材60と固定座40とに取り付けられ、固定座40に対して工具ユニット50を固定する。
排水工程(図21参照)は、第1回転工程(図18参照)の後に行われる。排水工程では、注排水工具80により、キャスク1(図1参照)の内部の水が、オリフィス22を通して排出される。この工程では、まず、図19に示す注排水管82の注排水工具外筒81への固定が、解除される。具体的には、ピンP82が、注排水工具外筒81から外される。次に、注排水管82が、注排水工具外筒81に対して下側Z2に移動させられ、オリフィス22に通される。そして、図20に示すように、注排水管82の下側Z2部分が、パイプ15に接続される。この状態で、注排水管82が、注排水工具外筒81に対して固定される。具体的には、ピンP82が、注排水工具外筒81および注排水管82に取り付けられる。次に、図21に示すように、排水用ホースH2が、注排水管82に接続される。また、加圧用エアホースH1が、ベント管83に接続される。次に、加圧用エアが、加圧用エアホースH1、ベント管83、およびオリフィス22を通って、図1に示す胴部11の内部に供給され、胴部11の内部を加圧する。その結果、胴部11の内部の水が、図21に示すパイプ15、注排水管82、および排水用ホースH2を通って、キャスク1(図1参照)の外部に排出される。排水工程により、胴部11(図1参照)の内部の水がほぼ無くなる。
この排水工程では、排水および加圧用エアが、1か所のオリフィス22を通る。よって、一次蓋20に設けられる貫通孔であって、キャスク1(図1参照)の内部と外部との間で流体を流通させるため貫通孔は、1か所のオリフィス22のみで足りる。一次蓋20に1か所のみ貫通孔(すなわちオリフィス22)が設けられるので、貫通孔が2か所以上設けられる場合に比べ、貫通孔から放射性物質が漏洩するリスクを低減することができる。また、一次蓋20に1か所のみ貫通孔が設けられるので、貫通孔が2か所以上設けられる場合に比べ、放射線のストリーミングパス(遮蔽欠損箇所)を減らすことができ、放射線のストリーミングを抑制することができる。なお、一次蓋20に1か所のみ設けられる貫通孔は、「キャスク1の内部と外部との間で流体を流通させる」貫通孔である。キャスク1(図1参照)の内部と外部との間で流体を流通させない貫通孔(例えばボルトが通される孔など)は、一次蓋20にいくつ設けられてもよい。また、変形例として、キャスク1の内部と外部との間で流体を流通させる貫通孔は、一次蓋20に複数か所(例えば2か所など)に設けられてもよい。
胴部11(図1参照)の内部の水が排出された後、排水用ホースH2および加圧用エアホースH1が、注排水工具80から取り外される。ここで、注排水工具80の一部が、他の部分に対して、横向き(上下方向Zに直交する向き)に突出する。具体的には、注排水管82の上側Z1端部が、上側Z1端部よりも下側Z2の部分に対して、横向きに突出する。そのため、注排水管82からの放射線のストリーミングが抑制される。また、ベント管83は、注排水工具外筒81から横向きに突出する。よって、ベント管83からの放射線のストリーミングが抑制される。
図22に示すように、プラグガスケット23d交換工程では、プラグガスケット23d(図12参照)が交換される。この工程では、まず、図21に示すフランジボルトB72が、保持部材72およびフランジ71bから取り外される。次に、図22に示すように、保持部材72、プラグロッド74、ガイドロッド75、ガイドシャフト76、固定リング24、およびプラグ23が、一体的に、プラグ操作工具外筒71から引き抜かれる。この状態で、プラグガスケット23d(図12)が、新たなプラグガスケット23dと交換される。次に、保持部材72、プラグロッド74、ガイドロッド75、ガイドシャフト76、固定リング24、およびプラグ23が、プラグ操作工具外筒71に差し込まれる。次に、図21に示すように、保持部材72が、フランジボルトB72によりフランジ71bに固定される。
第2回転工程(図23参照)は、排水工程(図21参照)の後に行われ、プラグガスケット23d交換工程(図22参照)の後に行われる。第2回転工程では、図23に示すように、オリフィス22の上側Z1(真上)にプラグ操作工具70が配置されるように、工具ユニット50が、固定座40に対して回転させられる。この工程は、第1回転工程(図18参照)と逆の手順により行われる。ここで、第1回転工程が行われる際には、胴部11(図1参照)の内部の水が、放射線を遮蔽する。一方、第2回転工程が行われる際には、胴部11(図1参照)の内部には、水がほぼ無い。そのため、仮にオリフィス22が開放されていれば、オリフィス22からの放射線のストリーミングが問題となる。一方、本実施形態では、第2回転工程の際、図11に示す覆い部61aがオリフィス22を覆う。よって、オリフィス22からの放射線のストリーミングを抑制することができる。
図23に示す乾燥工程は、排水工程(図21参照)の後に行われ、第2回転工程の後に行われる。乾燥工程では、胴部11(図1参照)の内部が真空乾燥させられる。この工程では、まず、真空ポンプ(図示なし)に接続された真空乾燥用配管H3が、気体流通管73に接続される。そして、図1に示す胴部11の内部が、真空引きされる。すると、胴部11の内部の水が沸騰し、胴部11の内部が乾燥する。
充填工程は、乾燥工程の後に行われる。充填工程では、不活性ガスが、胴部11の内部に充填される。この不活性ガスは、例えばヘリウムなどである。不活性ガスは、キャスク1の外部から、図23に示す気体流通管73を介して、胴部11の内部に充填される。
プラグ23取り付け工程(図16参照)は、第2回転工程(図23参照)の後、かつ、充填工程の後に行われる。図16に示すように、プラグ23取り付け工程では、プラグ23が、プラグ操作工具70によりオリフィス22に取り付けられる。プラグ23取り付け工程は、プラグ23取り外し工程とは逆の手順により行われる。この工程では、プラグ23および固定リング24が、オリフィス22に差し込まれる。そして、プラグロッド74が回転されることで、固定リング24が、オリフィス22にねじ込まれる。図12に示すように、プラグ23が、オリフィス22と固定リング24とに上下方向Zに挟まれる結果、オリフィス22に固定される。プラグガスケット23dが、プラグ23の大径部23aの下側Z2の面と、オリフィス22と、に接触し、プラグ23とオリフィス22との間を密封する。これにより、プラグ23とオリフィス22との間から、放射性物質および不活性ガスが漏洩することが抑制される。そして、図16に示すプラグロッド74、ガイドロッド75、およびガイドシャフト76が、プラグ23、固定リング24、およびオリフィス22から引き抜かれる。
工具ユニット50取り外し工程(図15参照)は、工具ユニット50取り付け工程とは逆の手順により行われる。固定座40取り外し工程(図14参照)は、固定座40取り付け工程とは逆の手順により行われる。カバー25取り付け工程(図13参照)は、カバー25取り外し工程とは逆の手順により行われる。一般的な運用方法としては、その後、図1に示す二次蓋17bが胴部11に固定されることで、キャスク1が、放射性物質を貯蔵する貯蔵状態になる。さらに、三次蓋17cが胴部11に固定されることで、キャスク1が、放射性物質を輸送する輸送状態になる。なお、輸送時には、キャスク1の上下方向Z両端部に緩衝体が固定される。
(効果)
図2に示すオリフィス取扱工具30による効果は、次の通りである。
(第1の発明の効果)
オリフィス取扱工具30は、オリフィス22での作業を行うためのものである。オリフィス22は、放射性物質を収納するキャスク1(図1参照)の一次蓋20に形成された貫通孔である。オリフィス取扱工具30は、固定座40と、工具ユニット50と、を備える。固定座40は、オリフィス22に固定される。工具ユニット50は、固定座40の上(上側Z1であり真上)に配置される。工具ユニット50は、プラグ操作工具70と、注排水工具80と、覆い部61a(図11参照)と、を備える。プラグ操作工具70は、オリフィス22に差し込まれるプラグ23をオリフィス22に対して着脱するためのものである。注排水工具80は、オリフィス22を通してキャスク1の内外で水を流通させるためのものである(図5参照)。
[構成1−1]プラグ操作工具70および注排水工具80は、互いに一体的に回転可能に固定座40に取り付けられる(図2および図4参照)。
[構成1−2]図11に示す覆い部61aは、プラグ操作工具70および注排水工具80がオリフィス22に対してずれた位置(22−2)にあるときにオリフィス22を覆うように構成される。
上記[構成1−1]により、図2に示す注排水工具80とプラグ操作工具70とを一体的に固定座40に対して回転させることで、オリフィス22の上側Z1(真上)に配置される工具(使用工具)を容易に切り替えることができる。この切り替えの際に、注排水工具80とプラグ操作工具70との少なくともいずれかが、一次蓋20から取り外される必要はない。よって、工具(具体的にはプラグ操作工具70および注排水工具80)を切り替える作業の手間を抑制することができる。
注排水工具80とプラグ操作工具70とを一体的に回転させる際、注排水工具80およびプラグ操作工具70の位置が、オリフィス22に対してずれる。その際、上記[構成1−2]では、図11に示すように、覆い部61aが、オリフィス22を覆う。よって、オリフィス22からの放射線のストリーミングを抑制することができ、かつ、オリフィス22からの放射性物質の漏洩を抑制することができる。その結果、オリフィス取扱工具30を使用する作業員の被ばく線量を抑制することができる。
(第2の発明の効果)
[構成2]図5に示すように、注排水工具80は、注排水管82と、ベント管83と、を備える。注排水管82は、オリフィス22を通してキャスク1(図1参照)の内外で水を流通させるためのものである。ベント管83は、注排水管82とは別に設けられ、オリフィス22を通してキャスク1(図1参照)の内外で気体を流通させるためのものである。
上記[構成2]により、1つのオリフィス22(貫通孔)を通して、注排水管82での水の流通と、ベント管83での気体の流通と、を行うことができる。よって、水の流通を行うための貫通孔と、気体を流通させるための貫通孔と、を一次蓋20に別々に設ける必要がない。よって、貫通孔を複数設ける必要がある場合に比べ、貫通孔からの放射線のストリーミングを抑制することができ、かつ、貫通孔からの放射性物質の漏洩を抑制することができる。
(第3の発明の効果)
[構成3]図2に示すように、プラグ操作工具70は、プラグ着脱部と、気体流通管73と、を備える。プラグ着脱部(具体的には例えば、プラグロッド74、ガイドロッド75、ガイドシャフト76、および球状部材77(図12参照))は、オリフィス22に対してプラグ23を着脱するためのものである。気体流通管73は、オリフィス22を通してキャスク1(図1参照)の内外で気体を流通させるためのものである。
上記[構成3]のプラグ操作工具70は、オリフィス22へのプラグ23の着脱だけでなく、オリフィス22を通した気体の流通も行うことができる。よって、プラグ23の着脱のための工具と、オリフィス22を通した気体の流通のための工具と、が別々に設けられる場合に比べ、これらの工具を切り替える作業の手間を抑制することができる。
(第4の発明の効果)
図6に示すように、オリフィス取扱工具30は、間隔調整部63を備える。
[構成4−1]間隔調整部63は、固定座40に対する工具ユニット50の回転中心部(すなわち回転軸A50上)に設けられる。
[構成4−2]間隔調整部63は、固定座40と工具ユニット50との間隔を変える。
上記[構成4−2]により、固定座40と工具ユニット50との間隔があけられた場合は、固定座40に対して工具ユニット50を容易に回転させることができる。また、図7に示すように、固定座40と工具ユニット50との間隔が無くされた場合は、固定座40と工具ユニット50との間からの放射性物質の漏洩を抑制することができる。また、上記[構成4−1]により、間隔調整部63が回転軸A50上とは異なる位置に配置された場合に比べ、間隔調整部63を簡易かつコンパクトに構成することができる。
(第5の発明の効果)
[構成5]オリフィス取扱工具30は、固定座密封部材45を備える。固定座密封部材45は、固定座40と一次蓋20との間に設けられ、固定座40と一次蓋20とを密封する。
上記[構成5]により、固定座40と一次蓋20との間からの放射性物質の漏洩を抑制することができる。
(第6の発明の効果)
[構成6]オリフィス取扱工具30は、工具ユニット密封部材64を備える。工具ユニット密封部材64は、固定座40と工具ユニット50との間に設けられ、固定座40と工具ユニット50との間を密封可能である。
上記[構成6]により、固定座40と工具ユニット50との間を工具ユニット密封部材64が密封した場合は、固定座40と工具ユニット50との間からの放射性物質の漏洩を抑制することができる。
(第7の発明の効果)
[構成7]図2に示すオリフィス取扱工具30の使用方法による効果は、次のとおりである。オリフィス取扱工具30の使用方法は、プラグ23取り外し工程と、第1回転工程と、排水工程と、第2回転工程と、乾燥工程と、充填工程と、プラグ23取り付け工程と、を備える。プラグ23取り外し工程(図16、図18参照)は、プラグ操作工具70により、オリフィス22からプラグ23を取り外す工程である。第1回転工程(図18、図19参照)は、プラグ23取り外し工程の後、オリフィス22の上に注排水工具80が配置されるように、固定座40に対して工具ユニット50を回転させる工程である。排水工程(図21参照)は、第1回転工程の後、注排水工具80により、キャスク1(図1参照)の内部の水をオリフィス22を通して排出する工程である。第2回転工程(図21、図23参照)は、排水工程の後、オリフィス22の上にプラグ操作工具70が配置されるように、固定座40に対して工具ユニット50を回転させる工程である。乾燥工程(図23参照)は、排水工程の後、キャスク1の内部を真空乾燥させる工程である。充填工程(同図参照)は、乾燥工程の後、キャスク1の内部に不活性ガスを充填する工程である。プラグ23取り付け工程(図18、図16参照)は、第2回転工程の後、かつ、充填工程の後、プラグ操作工具70により、オリフィス22にプラグ23を取り付ける工程である。
上記[構成7]により、上記[構成1−1]および[構成1−2]による効果と同じ効果が得られる。
(変形例)
上記実施形態は様々に変形されてもよい。例えば、上記実施形態の各構成要素の配置や形状が変更されてもよい。例えば、構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。例えば、上記の各工程の一部が行われなくてもよい。例えば、構成要素どうしの固定や連結などは、直接的でも間接的でもよい。例えば、互いに異なる複数の部材や部分として説明したものが、一つの部材や部分とされてもよい。例えば、一つの部材や部分として説明したものが、互いに異なる複数の部材や部分に分けて設けられてもよい。
具体的には例えば、図2などに示すプラグ操作工具70および注排水工具80の構造は、様々に変形可能である。また、図12に示すプラグ23の構造、およびプラグ23をオリフィス22に固定するための構造は、様々に変形可能である。具体的には、固定リング24とプラグ23とは、別体でも一体でもよい。
1 キャスク
20 一次蓋
22 オリフィス
23 プラグ
30 オリフィス取扱工具
40 固定座
45 固定座密封部材
50 工具ユニット
61a 覆い部
63 間隔調整部
64 工具ユニット密封部材
70 プラグ操作工具
80 注排水工具
82 注排水管
83 ベント管

Claims (7)

  1. 放射性物質を収納するキャスクの一次蓋に形成された貫通孔であるオリフィスでの作業を行うためのオリフィス取扱工具であって、
    前記オリフィスに固定される固定座と、
    前記固定座の上に配置される工具ユニットと、
    を備え、
    前記工具ユニットは、
    前記オリフィスに差し込まれるプラグを前記オリフィスに対して着脱するためのプラグ操作工具と、
    前記オリフィスを通して前記キャスクの内外で水を流通させるための注排水工具と、
    覆い部と、
    を備え、
    前記プラグ操作工具および前記注排水工具は、互いに一体的に回転可能に前記固定座に取り付けられ、
    前記覆い部は、前記プラグ操作工具および前記注排水工具が前記オリフィスに対してずれた位置にあるときに前記オリフィスを覆うように構成される、
    オリフィス取扱工具。
  2. 請求項1に記載のオリフィス取扱工具であって、
    前記注排水工具は、
    前記オリフィスを通して前記キャスクの内外で水を流通させるための注排水管と、
    前記注排水管とは別に設けられ、前記オリフィスを通して前記キャスクの内外で気体を流通させるためのベント管と、
    を備える、
    オリフィス取扱工具。
  3. 請求項1または2に記載のオリフィス取扱工具であって、
    前記プラグ操作工具は、
    前記オリフィスに対して前記プラグを着脱するためのプラグ着脱部と、
    前記オリフィスを通して前記キャスクの内外で気体を流通させるための気体流通管と、
    を備える、
    オリフィス取扱工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のオリフィス取扱工具であって、
    前記固定座に対する前記工具ユニットの回転中心部に設けられ、前記固定座と前記工具ユニットとの間隔を変える間隔調整部を備える、
    オリフィス取扱工具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のオリフィス取扱工具であって、
    前記固定座と前記一次蓋との間に設けられ、前記固定座と前記一次蓋とを密封する固定座密封部材を備える、
    オリフィス取扱工具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のオリフィス取扱工具であって、
    前記固定座と前記工具ユニットとの間に設けられ、前記固定座と前記工具ユニットとの間を密封可能な工具ユニット密封部材を備える、
    オリフィス取扱工具。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のオリフィス取扱工具の使用方法であって、
    前記プラグ操作工具により、前記オリフィスから前記プラグを取り外すプラグ取り外し工程と、
    前記プラグ取り外し工程の後、前記オリフィスの上に前記注排水工具が配置されるように、前記固定座に対して前記工具ユニットを回転させる第1回転工程と、
    前記第1回転工程の後、前記注排水工具により、前記キャスクの内部の水を前記オリフィスを通して排出する排水工程と、
    前記排水工程の後、前記オリフィスの上に前記プラグ操作工具が配置されるように、前記固定座に対して前記工具ユニットを回転させる第2回転工程と、
    前記排水工程の後、前記キャスクの内部を真空乾燥させる乾燥工程と、
    前記乾燥工程の後、前記キャスクの内部に不活性ガスを充填する充填工程と、
    前記第2回転工程の後、かつ、前記充填工程の後、前記プラグ操作工具により、前記オリフィスに前記プラグを取り付けるプラグ取り付け工程と、
    を備える、
    オリフィス取扱工具の使用方法。
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