JP2021139303A - 燃料供給装置 - Google Patents

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晃裕 大野
Akihiro Ono
晃裕 大野
達紀 福井
Tatsunori Fukui
達紀 福井
聡志 中村
Satoshi Nakamura
聡志 中村
慎也 東
Shinya Azuma
慎也 東
優 亀井
Masaru Kamei
優 亀井
達也 古橋
Tatsuya Furuhashi
達也 古橋
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

【課題】空気がベーパ排出口から燃料ポンプユニットに侵入することを抑制することができる技術を提供する。【解決手段】燃料供給装置は、燃料タンク内に配置されている貯留タンクと、前記燃料タンク内の燃料及び前記貯留タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプユニットと、を備えていてもよい。前記貯留タンクは、燃料を貯留する容器部と、前記容器部を閉塞する蓋部と、前記容器部の底部に設けられている第1流出口に配置されており、前記容器部から前記第1流出口を介して流出する燃料をろ過するフィルタと、前記蓋部の一部に開口している第2流出口に配置されており、前記容器部内の圧力が所定値以下になると閉弁する弁と、を備えていてもよい。前記燃料ポンプユニットは、前記燃料ポンプユニット内で発生するベーパを排出するベーパ排出口を有していてもよい。前記ベーパ排出口は、前記容器部内に配置されていてもよい。【選択図】図1

Description

本明細書に開示する技術は、燃料供給装置に関する。
特許文献1に燃料供給装置が開示されている。特許文献1の燃料供給装置は、燃料タンク内に配置されている貯留タンクと、燃料タンク内の燃料と貯留タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプと、を備えている。貯留タンクは、燃料を貯留する容器部と、容器部の側壁部の上端部から中心部に向かって延びる蓋部と、を備えている。容器部の底部には、燃料が容器部から流出する第1流出口が設けられている。第1流出口には、燃料ポンプに流入される燃料をろ過するフィルタが配置されている。
特開2012−36819号公報
燃料供給装置では、燃料ポンプから燃料が吐出されている間、燃料ポンプ内にベーパが発生することがある。燃料ポンプ内で発生したベーパは、燃料ポンプのベーパ排出口から燃料ポンプの外部に排出される。従来の燃料供給装置では、燃料が燃料ポンプから吐出されなくなると、外部の空気がベーパ排出口から燃料ポンプの内部に侵入することがある。
本明細書は、空気がベーパ排出口から燃料ポンプユニットに侵入することを抑制することができる技術を提供する。
本明細書に開示する燃料供給装置は、燃料タンク内に配置されている貯留タンクと、燃料タンク内の燃料及び貯留タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプユニットと、を備えていてもよい。貯留タンクは、燃料を貯留する容器部と、容器部を閉塞する蓋部と、容器部の底部に設けられている第1流出口に配置されており、容器部から第1流出口を介して流出する燃料をろ過するフィルタと、蓋部の一部に開口している第2流出口に配置されており、容器部内の圧力が所定値以下になると閉弁する弁と、を備えていてもよい。燃料ポンプユニットは、燃料ポンプユニット内で発生するベーパを排出するベーパ排出口を有していてもよい。ベーパ排出口は、容器部内に配置されていてもよい。
この構成によれば、ベーパ排出口は、容器部内に配置されているので、容器部に貯留されている燃料内に配置される。これにより、燃料ポンプユニットから燃料が吐出されていない場合に、ベーパ排出口は、容器部に貯留されている燃料内に配置される。このため、ベーパ排出口から燃料ポンプユニット内に空気が侵入することを抑制することができる。
燃料供給装置は、燃料ポンプユニットから吐出された燃料の一部を容器部内に排出するリターン流路をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、燃料ポンプユニットから吐出された燃料の一部は、リターン流路から排出されて容器部に貯留される。このため、ベーパ排出口が、燃料内に配置されなくなることを抑制することができる。
燃料ポンプユニットは、外側形状を形成するケーシングを備えていてもよい。ケーシングは、容器部の一部を形成してもよい。
この構成によれば、ケーシングの一部と容器部の一部を共有することができる。これにより、燃料供給装置を軽量化することができる。
弁は、容器部内の圧力により上側に移動することにより開弁し、自重により下側に移動することにより閉弁してもよい。
この構成によれば、弁は、自重により下側に移動することにより閉弁するので、弁を閉弁するための付勢部材等の別部材が必要とならない。これにより、弁の構成を簡素化することができる。
実施例の燃料供給装置が取り付けられた燃料タンクの断面図である。 実施例のリターン流路の近傍を拡大した断面図である。 図1の二点鎖線で囲まれた領域IIIの拡大図である。
(実施例)
図1から図3を参照して、実施例の燃料供給装置2を説明する。燃料供給装置2は、例えば、ガソリン自動車等の車両に搭載される。燃料供給装置2は、車両のエンジン(図示省略)に燃料(例えば、ガソリン)を供給するための装置である。
図1に示すように、燃料供給装置2は、上部部材16と、燃料ポンプユニット23と、を備えている。上部部材16は、例えば、樹脂材料から成る。上部部材16は、蓋部材18と、流路部材20と、連結部材22と、を備えている。蓋部材18と流路部材20と連結部材22とは、一体的に形成されている。蓋部材18は、燃料が貯留されている燃料タンク10の上部に固定されている。これにより、燃料供給装置2が燃料タンク10に取り付けられる。蓋部材18は、燃料タンク10の上部に形成されている開口部12を閉塞する。これにより、燃料タンク10内の燃料が開口部12を通り燃料タンク10の外部に漏れ出ない。流路部材20は、蓋部材18に固定されている。流路部材20は、燃料タンク10の内外に亘って配置されている。流路部材20には、燃料が流れる流路が形成されている。連結部材22は、流路部材20に固定されている。
燃料ポンプユニット23は、燃料ポンプ24と、ケーシング28と、を備えている。燃料ポンプ24は、流路部材20に連結されている。燃料ポンプ24は、モータ(図示省略)と、インペラ(図示省略)と、を備えている。燃料ポンプ24のモータに電力が供給されてインペラが回転することにより、燃料が燃料ポンプ24に吸入され吐出される。
燃料ポンプ24は、第1ベーパ排出口26を有している。第1ベーパ排出口26は、燃料ポンプ24の底部に設けられている。第1ベーパ排出口26は、燃料ポンプ24の内部と外部を連通している。燃料ポンプ24が作動すると、具体的には、インペラが回転すると、燃料ポンプ24の内部にベーパが発生するので、燃料ポンプ24の内部に発生したベーパは、燃料ポンプ24に吸入された燃料の一部とともに、第1ベーパ排出口26から燃料ポンプ24の外部に排出される。
ケーシング28は、例えば、樹脂材料から成る。ケーシング28は、燃料ポンプユニット23の外側形状を形成している。ケーシング28は、連結部材22に連結している。ケーシング28は、上下方向に延びている。ケーシング28は、燃料ポンプ24の周方向に沿って延びており、燃料ポンプ24の外周面を覆っている。ケーシング28の内面と燃料ポンプ24との間には、第1空間29が形成されている。ケーシング28は、燃料ポンプ24の底部と離れているので、第1ベーパ排出口26は、ケーシング28により塞がれていない。第1空間29は、第1ベーパ排出口26を介して、燃料ポンプ24の内部に連通している。第1空間29には、第1ベーパ排出口26からベーパと燃料が排出される。
ケーシング28は、第2ベーパ排出口28aを有している。第2ベーパ排出口28aは、ベーパ排出口の一例である。第2ベーパ排出口28aは、ケーシング28の底部に設けられている。第2ベーパ排出口28aは、第1空間29とケーシング28の外部を連通している。第2ベーパ排出口28aは、燃料ポンプ24から第1空間29に排出されたベーパと燃料をケーシング28の外部、即ち、燃料ポンプユニット23の外部に排出する。
ケーシング28は、燃料吸入部30を備えている。燃料吸入部30は、ケーシング28の下部に位置している。図示省略されているが、燃料吸入部30は、燃料ポンプ24の吸入部(図示省略)に連結している。燃料吸入部30には、燃料ポンプ24に吸入される燃料が流れる流路が形成されている。
燃料供給装置2は、貯留タンク32と、リターン流路58(図2参照)と、をさらに備えている。貯留タンク32は、例えば、樹脂材料から成る。貯留タンク32は、燃料タンク10内に配置されている。貯留タンク32は、ケーシング28と一体的に形成されている。
貯留タンク32は、フィルタ部材48と、容器部34と、蓋部38と、を備えている。フィルタ部材48は、フィルタ50と、骨部材52と、連結部材54と、を備えている。フィルタ50は、上側フィルタ50aと、下側フィルタ50bと、を備えている。フィルタ50は、上側フィルタ50aと下側フィルタ50bとが周縁において張り合わされた袋形状を有する。上側フィルタ50aは、燃料ポンプユニット23と向かい合っている。上側フィルタ50aは、ケーシング28の底部から離れている。これにより、第2ベーパ排出口28aは、上側フィルタ50aにより塞がれていない。下側フィルタ50bは、燃料タンク10の下面に向かい合っている。下側フィルタ50bは、燃料タンク10の下面から離れている。
上側フィルタ50aと下側フィルタ50bとは、例えば、不織布から形成されている。上側フィルタ50aと下側フィルタ50bは、各フィルタ50a、50bを通過する燃料をろ過する。これにより、各フィルタ50a、50bを通過する燃料に含まれる異物が除去される。
骨部材52は、上側フィルタ50aと下側フィルタ50bとの間に配置されている。骨部材52は、上側フィルタ50aと下側フィルタ50bとが接触することを抑制する。これにより、上側フィルタ50aと下側フィルタ50bとの間には、燃料が通過することができる空間が形成される。
図1で図示省略されているが、連結部材54は、骨部材52と一体的に形成されている。連結部材54は、上側フィルタ50aを貫通して、フィルタ50の内部から外部に亘って延びている。連結部材54は、ケーシング28の燃料吸入部30に連結されている。これにより、フィルタ部材48がケーシング28に連結される。
容器部34は、内部に燃料を貯留する。容器部34内の燃料は、燃料ポンプユニット23に吸入される。容器部34は、ケーシング28の外周面において、ケーシング28と一体化している。即ち、ケーシング28は、容器部34の一部を形成している。容器部34は、上下方向に延びている。容器部34は、フィルタ50の周縁に沿って延びている。容器部34の底部は、上側フィルタ50aに上側から当接している。また、上述したように、第2ベーパ排出口28aは、上側フィルタ50aにより塞がれていないので、容器部34の内部には、第2ベーパ排出口28aが配置される。また、容器部34は、第1空間29に連通している。
蓋部38は、上壁部40と、周壁部42(図2参照)と、を備えている。上壁部40は、容器部34の上部開口を閉塞する。上壁部40は、容器部34内の燃料が容器部34の外部に流出することを抑制する。上壁部40は、燃料タンク10の下面に対して水平である。上壁部40は、ケーシング28の外周面において、ケーシング28と一体化している。図2に示すように、周壁部42は、上壁部40から上側に向かって延びている。周壁部42は、略円筒形状を有する。周壁部42には、流入口44が設けられている。流入口44は、周壁部42に内周面に対応する。流入口44は、貯留タンク32の内部と外部とを連通する。燃料タンク10内の燃料の液面が周壁部42よりも上側に位置している場合、燃料は、流入口44から容器部34の内部に流入する。
図3に示すように、上壁部40には、第2流出口40aが設けられている。第2流出口40aは、上壁部40の一部に開口している。第2流出口40aの断面は、略円形状を有する。第2流出口40aの直径は、下端部から第1位置までの間で一定であり、第1位置から上端部に向かうにつれて徐々に大きくなる。以下では、第2流出口40aのうちの第1位置と上端部との間の部分を、弁座部41と呼ぶ。
貯留タンク32は、弁70をさらに備えている。弁70は、第2流出口40aに配置されている。弁70は、弁部78と、連結部76と、抜け止め部74と、突起部72と、を備えている。弁部78と連結部76と突起部72とは、一体的に形成されている。弁部78は、上下方向に移動可能である。弁部78は、当接面78aと、受圧面78bと、を有している。当接面78aは、上壁部40と向かい合っている。当接面78aは、弁部78が上下方向に移動することにより、弁座部41と当接し、または、弁座部41から離れる。通常時、当接面78aは、弁座部41に当接している。これにより、弁70が閉弁する。この場合、第2流出口40aを空気や燃料が通過することができない。容器部34内の圧力が所定値よりも大きくなると、弁部78が上側に移動し、当接面78aが弁座部41から離れる。これにより、弁70が開弁する。この場合、第2流出口40aを空気や燃料が通過することができる。
受圧面78bは、弁部78の上面に対応する。受圧面78bは、貯留タンク32の外部に露出している。これにより、受圧面78bは、貯留タンク32の外部の燃料から圧力を受ける。弁部78には、上壁部40に向かう方向に力が加わる。
連結部76は、弁部78から下側に延びている。連結部76は、第2流出口40aの上下方向の中央近傍に配置されている抜け止め部74に挿通されている。連結部76は、弁部78と突起部72を連結する。
突起部72は、連結部76の下端部に配置されている。突起部72は、抜け止め部74を挟んで弁部78と反対側に配置されている。突起部72は、抜け止め部74に当接可能である。突起部72は、抜け止め部74を通り抜けることができない。突起部72は、弁部78とともに、上下方向に移動する。突起部72は、弁70が閉弁している場合、抜け止め部74よりも下側に離れて配置されている。突起部72は、弁部78が上方向に移動すると、上方向に移動し、抜け止め部74に当接する。これにより、弁部78は、さらに上方向に移動することができない。このため、一体化している弁部78と連結部76と突起部72は、第2流出口40aから外れない。
上述したように、燃料供給装置2は、図2に示されるリターン流路58を備えている。リターン流路58は、樹脂材料から成る。リターン流路58には、燃料ポンプユニット23から吐出された燃料の一部が流れる。図2に示すように、リターン流路58は、上壁部40よりも上側に位置する流路部材20の分岐流路20aに連結されている。リターン流路58は、分岐流路20aから上壁部40に対して水平に延び、その後、屈曲して上壁部40に向かって下方向に延びている。リターン流路58の先端部は、上壁部40よりも上側に配置されている。リターン流路58の先端部は、周壁部42に設けられている流入口44に挿入されている。リターン流路58の先端部の外周面は、周壁部42に囲まれている。リターン流路58の先端部の外周面は、周壁部42から僅かに離れている。
燃料供給装置2は、圧力調整装置62をさらに備えている。圧力調整装置62は、リターン流路58のうちの周壁部42に囲まれている部分に配置されている。即ち、圧力調整装置62は、周壁部42に囲まれている。圧力調整装置62は、燃料ポンプユニット23から吐出された後の燃料の圧力を調整する。圧力調整装置62は、通常時に閉弁している。燃料ポンプユニット23から吐出された後の燃料の圧力が所定圧力以上になった場合、スプリング64が縮み、圧力調整装置62は、開弁する。
次に、燃料供給装置2の動作を説明する。燃料ポンプ24が作動すると、容器部34内の燃料は、上側フィルタ50aを通過してフィルタ50の内部に流れる。容器部34内の燃料は、容器部34の第1流出口36を介して容器部34の外部に流出する。また、燃料タンク10内であって容器部34の外部の燃料は、下側フィルタ50bと燃料タンク10の下面との間から下側フィルタ50bを通過してフィルタ50の内部に流れる。フィルタ50の内部の燃料は、燃料吸入部30から燃料ポンプ24に吸入される。吸入された燃料は、燃料ポンプ24から吐出され、流路部材20を通過して車両のエンジンに供給される。また、燃料ポンプ24から吐出される燃料の圧力が所定圧力以上である場合、圧力調整装置62が開弁することにより、燃料は、リターン流路58を流れ、リターン流路58の排出口60から流入口44に向かって排出される。これにより、燃料が容器部34に貯留される。
燃料ポンプ24が作動している間、図示省略のインペラの回転により、燃料ポンプ24の内部にベーパが発生することがある。発生したベーパは、インペラの回転により、第1ベーパ排出口26から第1空間29に排出される。排出されたベーパは、第2ベーパ排出口28aを介して容器部34の内部に排出され、容器部34の上部に移動する。容器部34の内部にベーパが排出されることにより、容器部34の内部の圧力が所定値よりも高くなると、弁部78が上側に移動する。これにより、当接面78aが弁座部41から離れ、弁70が開弁する。この結果、容器部34の内部のベーパが、第2流出口40aから容器部34の外部(即ち、貯留タンク32の外部)に排出される。ベーパが容器部34の外部に排出されて容器部34の内部の圧力が所定値以下になると、弁部78の自重により、及び、受圧面78bが受ける燃料の圧力によって弁部78に加わる力により、弁部78は、下側に移動する。これにより、当接面78aが弁座部41に当接し、弁70が閉弁する。この結果、容器部34は、燃料で満たされた状態に維持される。
(効果)
以上、実施例の燃料供給装置2について説明した。燃料供給装置2は、燃料タンク10内に配置されている貯留タンク32と、燃料タンク10内の燃料及び貯留タンク32内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプユニット23と、を備えている。貯留タンク32は、燃料を貯留する容器部34と、容器部34を閉塞する蓋部38と、容器部34の底部に設けられている第1流出口36に配置されており、容器部34から第1流出口36を介して流出する燃料をろ過するフィルタ50と、蓋部38の一部に開口している第2流出口40aに配置されており、容器部34内の圧力が所定値以下になると閉弁する弁70と、を備えている。燃料ポンプユニット23は、燃料ポンプユニット23内で発生するベーパを排出する第2ベーパ排出口28aを有している。図1に示すように、第2ベーパ排出口28aは、容器部34内に配置されている。
この構成によれば、第2ベーパ排出口28aは、容器部34内に配置されているので、容器部34に貯留されている燃料内に配置される。燃料ポンプユニット23から燃料が吐出されていない場合に、第2ベーパ排出口28aは、容器部34に貯留されている燃料内に配置される。このため、第2ベーパ排出口28aから燃料ポンプユニット23内に空気が侵入することを抑制することができる。
また、図2に示すように、燃料供給装置2は、燃料ポンプユニット23から吐出された燃料の一部を容器部34内に排出するリターン流路58をさらに備えている。この構成によれば、燃料ポンプユニット23から吐出された燃料の一部は、リターン流路58から排出されて容器部34に貯留される。このため、第2ベーパ排出口28aが、燃料内に配置されなくなることを抑制することができる。
また、燃料ポンプユニット23は、外側形状を形成するケーシング28を備えている。ケーシング28は、容器部34の一部を形成している。この構成によれば、ケーシング28の一部と容器部34の一部を共有することができる。これにより、燃料供給装置2を軽量化することができる。
また、弁70は、容器部34内の圧力により上側に移動することにより開弁し、自重により下側に移動することにより閉弁する。この構成によれば、弁70は、自重により下側に移動することにより閉弁するので、弁70を閉弁するための付勢部材等の別部材が必要とならない。これにより、弁70の構成を簡素化することができる。
また、弁70が閉弁している場合、空気は、第2流出口40aを通過し、容器部34内に侵入しない。このため、容器部34内の燃料が、フィルタ50を通過し、第1流出口36から容器部34の外部に流出することを抑制することができる。
また、図2に示すように、圧力調整装置62は、リターン流路58のうちの周壁部42に囲まれている部分に配置されている。通常、圧力調整装置62の開弁と閉弁が繰り返されると、圧力調整装置62から音が発生する。上記の構成によれば、圧力調整装置62から発生した音が、貯留タンク32の外部に漏れ出ることを抑制することができる。
また、図3に示すように、第2流出口40aは、上壁部40に設けられている。通常、ベーパは、容器部34の上部に溜まる。上記の構成によれば、容器部34の上部に溜まったベーパを効率良く容器部34の外部に排出することができる。
以上、一実施例について説明したが、具体的な態様は上記実施例に限定されるものではない。以下の説明において、上記の説明における構成と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
(変形例)
(1)貯留タンク32の蓋部38は、周壁部42を備えておらず、上壁部40のみを備えていてもよい。この場合、流入口44は、上壁部40に設けられている。また、リターン流路58は、流入口44に挿入されていてもよい。この場合、圧力調整装置62は、リターン流路58のうちの容器部34内に配置されている部分に配置されていてもよい。この構成によれば、圧力調整装置62の開弁と閉弁が繰り返されることにより発生した音が、貯留タンク32の外部に漏れ出ることをさらに抑制することができる。
(2)貯留タンク32は、ケーシング28と一体的に形成されておらず、ケーシング28と別体であってもよい。
(3)弁70は、付勢部材をさらに備えていてもよい。この場合、付勢部材により弁部78が付勢されることにより、当接面78aが弁座部41に当接し、弁70が閉弁してもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :燃料供給装置
10 :燃料タンク
12 :開口部
16 :上部部材
23 :燃料ポンプユニット
24 :燃料ポンプ
26 :第1ベーパ排出口
28 :ケーシング
28a :第2ベーパ排出口
29 :第1空間
30 :燃料吸入部
32 :貯留タンク
34 :容器部
36 :第1流出口
38 :蓋部
40 :上壁部
40a :第2流出口
41 :弁座部
42 :周壁部
44 :流入口
48 :フィルタ部材
50 :フィルタ
50a :上側フィルタ
50b :下側フィルタ
58 :リターン流路
60 :排出口
62 :圧力調整装置
70 :弁
72 :突起部
74 :抜け止め部
76 :連結部
78 :弁部
78a :当接面
78b :受圧面

Claims (4)

  1. 燃料タンク内に配置されている貯留タンクと、
    前記燃料タンク内の燃料及び前記貯留タンク内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプユニットと、を備えており、
    前記貯留タンクは、
    燃料を貯留する容器部と、
    前記容器部を閉塞する蓋部と、
    前記容器部の底部に設けられている第1流出口に配置されており、前記容器部から前記第1流出口を介して流出する燃料をろ過するフィルタと、
    前記蓋部の一部に開口している第2流出口に配置されており、前記容器部内の圧力が所定値以下になると閉弁する弁と、を備えており、
    前記燃料ポンプユニットは、前記燃料ポンプユニット内で発生するベーパを排出するベーパ排出口を有しており、
    前記ベーパ排出口は、前記容器部内に配置されている、燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載の燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプユニットから吐出された燃料の一部を前記容器部内に排出するリターン流路をさらに備えている燃料供給装置。
  3. 請求項1または2に記載の燃料供給装置であって、
    前記燃料ポンプユニットは、外側形状を形成するケーシングを備えており、
    前記ケーシングは、前記容器部の一部を形成する、燃料供給装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料供給装置であって、
    前記弁は、前記容器部内の圧力により上側に移動することにより開弁し、自重により下側に移動することにより閉弁する、燃料供給装置。
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