JP2021137181A - 遊技情報管理システム及び遊技情報管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技客のニーズに柔軟に対応するための情報を提供することを課題とする。【解決手段】全体遊動分析(a)と各会員の遊動分析(b)を比較し、(b)が(a)を上回っている指標である「勝ち率」を会員Aの機種EV01に係る「来店価値」と設定する(S1)。「EV01」の当日の大当り情報を会員Aに発信する(S2)。会員Aが来店し、「EV01」で遊技したならば(S3)、情報発信に対する会員Aの来店効果を判定する(S4)。「EV01」に係る情報発信に対して、会員Aが来店し、「EV01」で遊技したので、来店効果ありと判定し、会員Aの来店価値は「勝ち率」と判断し、(b)が(a)を上回る勝ち率の機種の情報を会員Aに定期的に発信するよう設定する(S5)。【選択図】図1

Description

この発明は、遊技店に設置され、遊技客の遊技機での遊技に関する遊技情報を管理する遊技情報管理システム及び遊技情報管理方法に関する。
従来、遊技機による遊技を提供する遊技店では、遊技客の遊技に対する動向を把握するために、遊技客の遊技実績を収集し、これらを営業の指標として、新たな遊技機の導入や、遊技機の配置、入れ替えなどを検討している。また、遊技店としては、遊技客の継続した来店を目的として、自店の営業形態等がどの程度遊技客に支持を得ているかについて情報を得たいというニーズがある。
このような遊技店の需要に対応するため、例えば特許文献1では、遊技店の遊技客に対する魅力を、遊技機の人気等の指標を用いて数値化しようとする技術が開示されている。
特許3647392号
しかしながら、遊技店に来店する遊技客の目的は様々であり、特定の遊技機の機種に魅力を感じて来店する遊技客も存在する一方で、多くの遊技媒体の獲得を期待できるか等の遊技結果を重要視して来店する遊技客も存在するなど、その来店動機は一様ではない。このため、かかる従来技術においては、遊技客の多様な来店動機やニーズに対応することができない、という問題点があった。
さらに、遊技客の来店を促進するために、遊技客に対し遊技店から情報発信を行うことも考えられるが、遊技客の来店動機が一様ではないことから、一の遊技客に対して有効な発信情報が他の遊技客に対して有効であるとは限らない。また、遊技店が自店の魅力と考える情報が遊技客に対して必ずしも有効であるとは限らないため、遊技客に有効な発信情報の選定は困難である。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、遊技客のニーズに柔軟に対応するための情報を提供することができる遊技情報管理システム及び遊技情報管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、遊技店に設置され、各遊技機の遊技情報を管理する遊技情報管理システムであって、遊技機から出力される出力情報に基づいて、各遊技機の稼働情報を収集する稼働情報収集手段と、前記遊技機に関連して設置される関連機器から出力される情報に基づいて、関連機器の履歴情報を収集する履歴情報収集手段と、前記稼働情報収集手段にて収集された稼働情報と、前記履歴情報収集手段にて収集された履歴情報に基づいて、遊技の実績に関する所定の遊技実績情報を生成する遊技実績情報生成手段と、遊技客個人の遊技実績情報から特定の指標値を抽出する第1の指標値抽出手段と、遊技店全体の遊技実績情報から特定の指標値を抽出する第2の指標値抽出手段と、前記第1の指標値抽出手段にて抽出された第1の指標値と前記第2の指標値抽出手段にて収集された第2の指標値とを比較し、比較結果に関する情報を出力する比較結果出力手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記第1の指標値抽出手段及び前記第2の指標値抽出手段は、遊技実績情報から共通する複数の指標値を抽出することが可能であり、前記比較結果出力手段は、前記複数の指標値のうち、前記第1の指標値が前記第2の指標値に対して優位にある指標値を特定可能な情報を出力することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、遊技客に対し情報を配信する情報配信手段と、前記情報配信手段にて配信する情報を選定する配信情報選定手段とを更に備え、前記配信情報選定手段は、前記比較結果出力手段による出力情報に基づいて配信する情報を選定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記情報配信手段にて情報を配信した遊技客の来店に関する来店情報を取得する来店情報取得手段と、前記情報配信手段による情報の配信と前記来店情報の関連性を特定可能な関連性情報を出力する関連性情報出力手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記指標値に遊技客が遊技にて使用した遊技媒体の数量、遊技客の遊技における遊技媒体の獲得/使用の収支、遊技客の遊技店への来店頻度のうちのいずれか一つ又は複数を含むことを特徴とする。
また、本発明は、遊技店に設置されるシステムにおいて、各遊技機の遊技情報を管理する遊技情報管理方法であって、遊技機から出力される出力情報に基づいて、各遊技機の稼働情報を収集する稼働情報収集工程と、前記遊技機に関連して設置される関連機器から出力される情報に基づいて、関連機器の履歴情報を収集する履歴情報収集工程と、前記稼働情報収集工程にて収集された稼働情報と、前記履歴情報収集工程にて収集された履歴情報に基づいて、遊技の実績に関する所定の遊技実績情報を生成する遊技実績情報生成工程と、遊技客個人の遊技実績情報から特定の指標値を抽出する第1の指標値抽出工程と、遊技店全体の遊技実績情報から特定の指標値を抽出する第2の指標値抽出工程と、前記第1の指標値抽出工程にて抽出された第1の指標値と前記第2の指標値抽出工程にて収集された第2の指標値とを比較し、比較結果に関する情報を出力する比較結果出力工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、遊技客のニーズに柔軟に対応するための情報を提供することができる。
図1は、実施形態1に係る遊技情報管理システムの概要の説明図である。 図2は、実施形態1に係る遊技情報管理システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機及び遊技機の外観構成を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機の内部構成を示す図である。 図5は、図4に示した自装置状態データ及びカードデータの一例を示す図である。 図6は、図2に示した遊技機の内部構成を示す図である。 図7は、図2に示したカード管理装置の内部構成を示す図である。 図8は、図7に示した遊技種設定データ、カード管理データ及び装置管理データの一例を示す図である。 図9は、図2に示した会員管理装置の内部構成を示す図である。 図10は、図9に示した記憶部に記憶された会員管理データ及び遊動データの一例を示す図である。 図11は、図9に示した記憶部に記憶された全体遊動分析データ、個人遊動分析データ、来店価値データ及び来店回数判定データの一例を示す図である。 図12は、遊技客に対する情報発信と来店価値判定要領を説明する説明図である。 図13は、遊技客に対する情報発信の一例を示す図である。 図14は、会員管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、遊技客の位置情報等に応じた情報発信方法の概要の説明図である。 図16は、情報発信に係るデータ管理方法及び分析方法の一例を示す図である。 図17は、実施形態2の概要を説明するための説明図である。 図18は、距離を考慮した数値解析の一例を示す図である。
[実施形態1]
以下に、本実施形態1に係る遊技情報管理システム及び遊技情報管理方法について詳細に説明する。
本明細書中において、「持玉」とは遊技客が遊技において獲得した遊技媒体を示すデータであって、その当日中(遊技店の閉店時刻より前の時間)にのみ遊技に再度供することができるものをいう。なお、「持玉数」とは、遊技客が遊技により獲得した遊技媒体数をいう。また、「貯玉」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体を示すデータであって、翌日以降(遊技店の閉店時刻より後の時間)も遊技に再度供することができるものをいう。なお、「貯玉数」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体数をいう。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技機を移動した場合などに使用される。貯玉は、原則として会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降、遊技機の遊技に用いる場合に使用される。
<実施形態1に係る遊技情報管理システムの概要>
まず、本実施形態1に係る遊技情報管理システムの概要について説明する。図1は、本実施形態1に係る遊技情報管理システムの概要を説明するための説明図である。遊技店では、遊技客の遊技に対する動向を把握するために、遊技客の遊技実績を収集して分析し、遊動分析データとして管理している。遊動分析データでは、遊動アウト、勝ち率及び勝ち平均等を分析の指標としている。遊動分析データは、遊技店全体を分析した全体遊動分析(a)と各会員の遊動分析(b)に区分される。
遊技情報管理システムは、(a)と(b)を比較し、(b)が(a)を上回っている指標である「勝ち率」を会員Aの機種EV01に係る「来店価値」と設定し(S1)、「EV01」の当日の大当り情報を会員Aに発信する(S2)。
会員Aが来店し、「EV01」で遊技したならば(S3)、情報発信に対する会員Aの来店効果を判定する(S4)。「EV01」に係る情報発信に対して、会員Aが来店し、「EV01」で遊技したので、来店効果ありと判定し、会員Aの来店価値は「勝ち率」と判断し、(b)が(a)を上回る勝ち率の機種の情報を会員Aに定期的に発信するよう設定する(S5)。
このように、遊技情報管理システムは、遊技客への情報発信と遊技客の来店行動を対比分析することにより、遊技客のニーズに柔軟に対応するための情報を提供することができる。
<システム構成>
次に、本実施形態1に係る遊技情報管理システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施形態1に係る遊技情報管理システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10とが設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続される。通信回線には、島コントローラ30、カード管理装置40、会員管理装置50、賞品管理装置60及び精算機70が接続される。また、外部ネットワークであるインターネットを介して、会員管理装置50は遊技客が持つ携帯端末80と接続される。
遊技機20は、装置内部に封入された遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。なお、この遊技玉は遊技に使用される物理的な「玉」であり、遊技機20がデータとして扱う「遊技球」とは異なる。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリと、遊技客が遊技に使用可能な遊技可能数(以下、「遊技球数」と言う)を示す遊技可能数メモリを有している。
台間カード処理機10は、遊技客から入金を受け付けた場合に、入金の金額に対応するプリペイド価値を自装置の内部に収納したカードの識別情報(カードID)に関連付ける。このプリペイド価値は、遊技玉の貸出に使用することができる。また、台間カード処理機10は、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードの挿入を受け付けることができる。そして、遊技終了時には、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードを排出して遊技客に返却する。また、台間カード処理機10は、入金、カード挿入、カード排出などの動作の履歴を会員管理装置50に送信する。
遊技機20は、遊技盤面に所定個数の遊技玉が打ち出されたならば、アウトデータを台間カード処理機10に送信する。また、遊技機20は、遊技玉が入賞領域を通過して(いわゆる入賞)所定個数の賞玉が遊技球に加算されたならば、セーフデータを台間カード処理機10に送信する。さらに、遊技により大当りなどの特別の状態が発生したならば、かかる状態の発生を示す特賞データを台間カード処理機10に送信する。
アウトデータは、遊技客が遊技盤面に打ち込んだ玉数である打込玉数に対応する。セーフデータは、入賞により獲得される賞出玉数に対応する。また、特賞データは、大当りなどの遊技機20の状態を示す。各データは、台間カード処理機10を介して会員管理装置50に送信され、会員管理装置50は、アウトデータ、セーフデータ及び特賞データを蓄積することで、遊技機20の動作の履歴を得ることができる。
台間カード処理機10は、入金の受け付け、遊技玉の貸し出し、カード管理装置40との通信、会員管理装置50との通信並びに遊技機20との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知をカード管理装置40に送信することで、入金額相当のプリペイド価値をカード管理装置40が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、カード管理装置40に対して持玉減算要求を送信することで、カード管理装置40が管理する持玉の残高(持玉数)をゼロにクリアする。
台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、持玉数を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉数を加算させた後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。なお、カード返却操作の前に、遊技機20から計数操作を受け付けた場合には、遊技球数を持玉数に加算する。
台間カード処理機10は、遊技機20から遊技機IDを取得し、取得した遊技機IDと、カード管理装置40から受信した認証鍵とを用いて遊技機20の認証を行なう機能を有する。この認証は、開店処理時等に行なわれ、認証の成功を条件に遊技機20は遊技可能となる。
台間カード処理機10は、遊技機20の状態に基づいて各種表示制御を行なうとともに、遊技機20の状態を会員管理装置50に送信する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ね、各種情報をカード管理装置40に対して中継する装置である。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードの識別情報(以下、「カードID」と言う)と台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、カード挿入通知を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50から受信した貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉の残高に加算する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、該貯玉再プレイ要求を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイデータを出力した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機70に対して通知する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から遊技機IDを取得し、自店舗に設置された遊技機20を管理する。そして、遊技店外の図示しない認証鍵管理センタから自店舗に設定された遊技機20を認証するための認証鍵を取得し、台間カード処理機10に配信する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10から遊技機20の状態に関する情報を収集し、集計する装置である。会員管理装置50は、台間カード処理機10による玉貸の状態をさらに取得し、各遊技機20のセーフ及びアウトと玉貸の状態から売上を算出することができる。遊技機20の状態や売上は、遊技機単位、島単位、遊技店単位で集計可能であり、また日付別に集計することが可能である。
また、会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、会員管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉の残高を所定数減算し、減算後の貯玉の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。なお、台間カード処理機10と会員管理装置50との通信は、カード管理装置40を介して行なわれる。
また、会員管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉の残高を賞品管理装置60に通知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり、獲得玉、貯玉及び持玉の賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードのカードIDを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、一般カードあるいは会員カードからカードIDを読み出した場合(若しくは、携帯端末等からカードIDに対応する識別情報を読み出した場合)には、カードIDをカード管理装置40に送信して、該カードIDの持玉の残高を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉の残高を要求する。
精算機70は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
携帯端末80は、インターネットを介して会員管理装置50と接続され、会員管理装置50から発信された情報の表示を行う。
次に、本実施形態1に係る遊技情報管理システムにおける玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
カード管理装置40は、玉貸要求を含む電文を受信したならば、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値(例えば、1度数が100円である場合の500円分を示す5度数)を減算してカード管理データ45bを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば「125」)の遊技球数への加算を要求する加算信号を遊技機20に送信する。
加算信号を受信した遊技機20は、遊技球数を加算し、加算後の遊技球数を台間カード処理機10に送信する。台間カード処理機10は、加算前の遊技球数と玉貸しを行った数との和を加算後の遊技球数と比較して、遊技球数の加算が適切に行われたか否かを判定する。
次に、本実施形態1に係る遊技情報管理システムにおける持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉のうち、該電文により特定されたレートの持玉の残高を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードID及びレートを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文をカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求を受信したならば、カードID及びレートにより特定される持玉の残高をゼロにクリアする。また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、持玉の残高を一定数ずつ減算し、対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、遊技機20の遊技球数を台間カード処理機10の持玉とすることでその管理を移行させる管理移行要求を遊技機20から受信したならば、管理移行要求に示された遊技球数を自装置の持玉に加算する。その後、カード返却操作を受け付けたならば、カード管理装置40に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、持玉の残高と、持玉加算要求とを含む。
カード管理装置40は、持玉加算要求を受け付けたならば、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉のうち、該電文により特定されたレートの持玉の残高(持玉数)を受信した値に更新する。その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
次に、本実施形態1に係る遊技情報管理システムにおける貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カードを受け付けた場合、若しくは会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDに対応する識別情報を読み取った場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードID(若しくは携帯端末から読み取ったカードIDに対応する識別情報)と、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、カード挿入通知の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、カード挿入通知の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数(貯玉再プレイ単位数。例えば「125玉」)以上である場合には貯玉再プレイ操作を受付可能とする。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求の電文を受信したならば、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する数を遊技機20に通知して遊技球数に加算させる。また、更新後の貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数未満となったかを判定する。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受け付け可能であり、貯玉再プレイ操作を受け付けたならば貯玉再プレイ要求を送信する。2回目以降の貯玉再プレイ操作では、暗証番号の確認は不要である。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数未満となったならば、貯玉再プレイ操作を受け付け不能とする。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データ45bの持玉の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉が存在する場合には、該持玉の残高をカードID及びレートとともに会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉の残高に通知された持玉の残高を加算して更新する。その後、カード管理装置40は、該持玉の残高をゼロにクリアする。
<台間カード処理機10と遊技機20の外観構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成を示す図である。同図には、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、電子マネーを受け付けることができるユニットを設けることもできる。
図3に示すように、台間カード処理機10には、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11、各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12a、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部13及びカードIDが関連付けられたカードを受け付けるカード挿入口14aが設けられている。
遊技機20には、遊技盤面、封入された遊技玉を遊技盤面に投出する際に使用するハンドル21及び計数ボタン22が設けられている。
計数ボタン22は、遊技機20の遊技球数を減算し、対応する数を台間カード処理機10の持玉に加算することで、投出可能な玉数の管理を遊技機20から台間カード処理機10に移行させる管理移行を行うための操作ボタンである。この管理移行は、入賞により現物の遊技玉が払い出される開放式の遊技機20では、払い出された遊技玉を台間カード処理機10が計数して持玉に加算する計数処理に対応する。
<台間カード処理機10の内部構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10の内部構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10の内部構成を示すブロック図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12、表示操作部13、リーダライタ14、通信部15、記憶部16、制御部17及び遊技管理部18を有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、有価価値等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。通信部15は、島コントローラ30を介してカード管理装置40との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、自装置状態データ16a及びカードデータ16bを記憶する。
自装置状態データ16aは、台間カード処理機10の状態を示すデータである。この自装置状態データ16aには、台間カード処理機ID、遊技機ID、遊技種等を含む。台間カード処理機IDは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別情報である。遊技種は、台間カード処理機10に設定されたレートを示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、4円レートの遊技玉に「玉1」、2円レートの遊技玉に「玉2」、1円レートの遊技玉に「玉3」のように、レート毎に遊技種名を設定して管理している。台間カード処理機10は、これらの遊技種から遊技に使用するレートを選択して、遊技種として記憶する。遊技種は、台間カード処理機10が設置された区画毎に固定した遊技種を用いることとしてもよいし、遊技客の操作により変更可能としてもよい。
カードデータ16bは、遊技客が使用中のカードに係るデータである。カードデータ16bには、カードID、暗証番号、プリペイド価値、持玉、貯玉等を含む。カードIDは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14aにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。また、カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。プリペイド価値は、玉貸しに使用可能なプリペイド価値の残高を示し、持玉及び貯玉は、それぞれの残高を示す。
遊技管理部18は、認証や遊技機20との通信に係る処理を行なう処理部である。この遊技管理部18は、制御部17と異なる基板上に形成することが望ましい。遊技管理部18は、認証処理部18a、認証鍵管理部18b及び遊技機状態管理部18cを有する。実際には、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、認証処理部18a、認証鍵管理部18b及び遊技機状態管理部18cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
認証処理部18aは、カード管理装置40から受信した認証鍵を使用して遊技機20の認証を実施する。認証処理部18aは、認証が成功したならば、遊技機20へ動作許可を送信する。認証処理部18aは、認証が失敗した場合には、遊技機20の使用を禁止する。なお、認証が失敗した場合であっても、最後の認証成功から所定期間内であれば遊技機20への動作許可を送信し、最後の認証成功から所定期間が経過した後は遊技機20への動作許可を送信せず、遊技機20の使用を禁止するよう構成してもよい。
認証鍵管理部18bは、認証鍵の管理を行なう処理部である。認証鍵には使用時間が設定されており、遊技機20の稼働時間の累計が認証鍵の使用時間に達した場合に該認証鍵は使用不能となる。具体的には、認証鍵管理部18bは、遊技管理部18が形成された基板の通電時間を遊技機20の稼働時間として用い、認証鍵の使用時間を管理している。認証鍵が使用不能となった場合には、認証鍵管理部18bは、カード管理装置40を介して店舗外の認証鍵管理センタから新たな認証鍵を取得し、認証鍵の更新を行なう。
遊技機状態管理部18cは、遊技機20と通信し、遊技機20の状態を管理する処理部である。具体的には、遊技機状態管理部18cは、遊技機20からの遊技機IDの取得、玉貸による遊技球数への加算要求の送信、持玉再プレイによる持玉から遊技球数への管理移行要求の送信、貯玉再プレイによる遊技球数への加算要求の送信、遊技機20における打込玉数や賞出玉数等の遊技結果の受信、計数による遊技球数から持玉への管理移行要求の受信を行なう。かかる台間カード処理機10と遊技機20との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20の現在の遊技球数、スタート、大当り、大当り種別、抽選回数などの遊技に設定された状態をさらに取得する。遊技機状態管理部18cが遊技機20の状態を取得する時間間隔は、遊技機20において遊技玉が発射(使用)される間隔よりも短く設定することが望ましい。
なお、遊技機状態管理部18cが遊技機20から新たに遊技機IDを取得するタイミングは、開店前に限定されるものではない。台間カード処理機10の電源オンや電源オフを行なった場合、定期的な通信時、遊技球数に関する処理(玉貸、再プレイ、計数など)を行なった場合、オフライン状態からの復帰時などに遊技機IDの取得や遊技機20の入れ替えの判定を行なうことができる。また、これらのタイミングを組み合わせて用いてもよい。
制御部17は、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、データ管理部17aを有する。実際には、データ管理部17aに対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。
データ管理部17aは、カードが挿入された場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含むカード挿入通知をカード管理装置40に送信する。また、データ管理部17aは、カード管理装置40から有価価値(プリペイド価値、持玉及び貯玉の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値によりカードデータ16bを更新する。
また、データ管理部17aは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID及び台間カード処理機IDを含む入金通知をカード管理装置40に送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む玉貸要求をカード管理装置40に送信する。この玉貸要求への応答として玉貸許可を受信したならば、データ管理部17aは、カードデータ16bのプリペイド価値を減算し、所定数の玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、データ管理部17aは、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、カードデータ16bの持玉を減算して更新し、対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、データ管理部17aは、カードデータ16bに示された貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。データ管理部17aは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む貯玉再プレイ要求をカード管理装置40に送信する。この貯玉再プレイ要求への応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、カードデータ16bの貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、カードデータ16bに示された暗証番号と一致することを、貯玉再プレイ要求を送信するための条件とする。
また、データ管理部17aは、遊技管理部18が遊技機20から遊技玉の移行要求を受け付けた場合には、遊技管理部18に指示された玉数をカードデータ16bの持玉に加算して更新する。
また、データ管理部17aは、カード返却操作を受け付けた場合には、カードID、台間カード処理機ID、持玉の残高を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信する。そして、カードデータ16bをクリアした後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出する。
次に、図4に示した台間カード処理機10の記憶部16が記憶するデータの具体例について説明する。図5は、図4に示した自装置状態データ16a及びカードデータ16bの一例を示す図である。
図5(a)に示す自装置状態データ16aは、台間カード処理機10のIDが「A101」であり、接続されている遊技機20の遊技機IDが「B201」、台間カード処理機10の遊技種として「玉1」が設定された状態を示している。
図5(b)に示すカードデータ16bは、台間カード処理機10に挿入されたカードのIDが「2002」であることを示している。なお、ここでは、カードIDの上1桁がカードの種別を示しており、上1桁が「1」のカードが一般カード、上1桁が「2」のカードが会員カードである。また、カードデータ16bは、貯玉再プレイ用の暗証番号が「7777」であり、プリペイド価値が「2000」度数である状態を示している。なお、ここではプリペイド価値の度数とは1度数が1円相当である。
また、カードデータ16bは、持玉として、玉1の持玉の残高が「500」玉、玉2の持玉の残高が「0」玉、玉3の持玉の残高が「130」玉であり、貯玉として、玉1の貯玉の残高が「1000」玉、玉2の貯玉の残高が「0」玉、玉3の貯玉の残高が「0」玉である状態を示している。
<遊技機20の内部構成>
次に、図2に示した遊技機20の内部構成について説明する。図6は、図2に示した遊技機20の内部構成を示すブロック図である。図6に示すように、遊技機20は、通信制御部23、演出制御部24、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を有する。通信制御部23は、台間カード処理機10との間のデータ通信を制御するための制御部である。台間カード処理機10との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
通信制御部23は、遊技機20の起動時に、遊技制御部25及び/又は遊技玉制御部26に設けられる制御CPUから識別情報を読み出し、識別情報が適切かどうかを確認し、適切であれば、台間カード処理機10との通信を確立して待機状態となる。待機状態において、台間カード処理機10から動作許可を受信したならば、演出制御部24、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を起動し、遊技可能な状態とする。
遊技制御部25は、遊技機20による遊技を制御する制御部である。実際には、遊技制御部25に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。
具体的には、遊技制御部25は、ハンドル操作検出による遊技玉の遊技盤面への発射制御、遊技盤面における入賞口に入った遊技玉の検出、始動口に入った遊技玉による乱数(0〜65535の乱数値の中で、所定の範囲ごとに大当り、小当り、はずれの数値が割り当てられているもの)の取得及び抽選(特別図柄及び普通図柄)、遊技盤面に設けられる可動部材(チューリップ等)の制御、遊技盤面に設けられる特別図柄表示装置の表示制御、不正の虞がある異常(前枠が開いている、振動を検知した等)の検出及び上位装置への通知等を行う。
遊技盤面には多数の障害釘が植設されており、ハンドル操作によって遊技盤面に発射された遊技玉は、障害釘の間を落下していき、入賞口、始動口に入賞するか、入賞せずに遊技盤面のアウト口から遊技盤面外に排出される。遊技玉が始動口に入賞したことにより抽選が行われ、大当りとなると、遊技盤面上の所定の入賞口を複数回開放状態に制御する大当り遊技が行われ、この入賞口への遊技玉の入賞が容易になることにより、遊技客に賞玉を付与する。
また、大当りには、大当り遊技終了後、遊技客に所定の特典遊技を付与する特典付大当り遊技がある。特典付き大当り遊技には、確率変動大当りと時短大当りが含まれる。確率変動大当りと時短大当りは、それぞれ大当り後に特典遊技として確率変動遊技と時短遊技を付与するものである。時短遊技は、普通図柄抽選(上記する可動部材の開閉抽選)及び/又は特別図柄抽選(上記する遊技玉の入賞による大当り抽選)の変動時間(抽選処理を開始してから結果を表示するまでの時間)を短縮することにより、単位時間あたりの抽選回数を増大させ、単位時間あたりに大当りに当選する確率を高める特典遊技である。この特典遊技には、普通図柄の当選確率を高くする普通図柄確率変動を含んでいても良い。時短大当りによる時短遊技は、特別図柄抽選の抽選回数が大当り後所定の回数行われた場合に終了する。確率変動遊技については後述する。
遊技制御部25は、確率変動機能を有する。確率変動機能とは、抽選結果が大当りのうち、特に定められた乱数範囲になった場合に、次回抽選に用いる大当りの乱数範囲を変更する(一般的には10倍程度にする)制御を行う機能である。確率変動遊技は、この変更された後の確率を用いて特別図柄抽選を行うものである。確率変動遊技は、次回大当り当選まで継続される。また、確率変動遊技と時短遊技を同時に付与してもよい。ただし、不測の遊技店の損害を予防するため、確率変動遊技あるいは時短遊技開始後、一定の遊技媒体を遊技客が獲得した場合は、打ち止め(一旦カードを排出し、賞品交換あるいは台移動を要求する)処理としてもよい。この場合、確率変動遊技状態になった後の遊技媒体数を遊技機20にて計数し、この計数値が所定値になった場合に遊技玉の発射を停止する等の遊技停止制御を行うことで実現できる。
演出制御部24は、遊技中の演出を制御する制御部であり、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
演出図柄抽選部24aは、遊技制御部25での特別図柄抽選に基づく、演出図柄(遊技盤面内の表示装置等の演出図柄表示装置で表示する図柄)の抽選(具体的には表示を最終的に7,7,7で止めるかどうかなど)を行う。
演出抽選部24bは、演出図柄による抽選結果を表示するまでに行う演出の種類の抽選(キャラクタが出てきてリーチ演出をするなど)を行う。かかる演出は、メインの抽選結果に対して選択される演出が異なるように設定される。
演出制御部24は、各演出の演出データを記憶する。さらに、演出制御部24は、演出図柄表示装置の表示を制御し、演出実行時には、背景図柄データに演出データを重ねて演出表示を行う。また、確率変動時には、通常状態と異なる背景色データを設定する。
遊技玉制御部26は、遊技球数を制御する制御部である。実際には、遊技玉制御部26に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。
具体的には、遊技玉制御部26は、遊技球数を遊技可能数メモリに記憶させ、遊技玉を発射する度に遊技球数を「1」減算し、入賞により獲得される賞出玉数を遊技球数に加算する。また、台間カード処理機10より玉数を通知された場合には、通知された玉数を遊技球数に加算して、台間カード処理機10に対して遊技球数に加算した旨を示す確認信号を送信する。また、遊技玉制御部26は、遊技機20に封入された遊技玉(循環玉)のクリーニング制御を行うこともできる。
また、遊技玉制御部26は、遊技可能数メモリに記憶された遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。この場合には、遊技玉制御部26は、遊技可能数メモリの内容をゼロクリアすることなく、遊技状態によって遊技球数の更新を継続しつつ、台間カード処理機10へデータ取得時点での遊技球数の送信を行う。
また、遊技機20には、計数ボタン22が設けられており、この計数ボタン22が押下されたことを示す信号が遊技玉制御部26に入力される。遊技玉制御部26は、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号の立ち上がりから立ち下がりまでが一定時間未満あると、一定数ずつ(例えば1回の操作あたり100玉)の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機10に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機10の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算(無効化)する。また、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号が立ち上がってから所定時間以上立ち下がりが検出されない場合には、検出信号が立ち上がった状態が一定時間続くごとに一定数ずつ(例えば5秒あたり200玉)の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機10に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機10の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算(無効化)する。遊技球数からの減算にあたっては、メモリに記憶した1の値から減算対象の値をディクリメントする方法や、メモリに記憶した値を減算後の値で更新し、減算前の値を削除あるいは論理削除して無効化する方法等が考えられるが、減算後の値が特定可能な状態であれば特に限定はされない。
遊技制御部25と遊技玉制御部26とは、それぞれ個別の基板上に構成される。遊技制御部25が構成された遊技制御基板と遊技玉制御部26が構成された遊技玉制御基板は、それぞれ固有のIDを有する。遊技機20は、遊技制御基板のIDと遊技玉制御基板のIDとを組合せ、遊技機IDとして使用する。
<カード管理装置40の内部構成>
次に、図2に示したカード管理装置40の内部構成について説明する。図7は、図2に示したカード管理装置40の内部構成を示すブロック図である。図7に示すように、カード管理装置40は、表示部41及び入力部42と接続され、店舗ネットワーク通信部43、制御部44及び記憶部45を有する。
表示部41は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部42は、キーボードやマウス等である。店舗ネットワーク通信部43は、遊技店内において通信回線を介して島コントローラ30、会員管理装置50、賞品管理装置60及び精算機70とデータ通信するためのインタフェース部である。
制御部44は、カード管理装置40の全体制御を行う制御部であり、遊技種設定管理部44a、カード管理部44b及び装置管理部44cを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、遊技種設定管理部44a、カード管理部44b及び装置管理部44cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
遊技種設定管理部44aは、遊技店において使用される遊技種と、レートと、表示名と
を対応付けて遊技種設定データ45aとして管理する処理部である。
カード管理部44bは、カード管理データ45bの管理を行う処理部である。カード管理部44bは、台間カード処理機10、賞品管理装置60及び精算機70と通信して、カードIDに対応付けられたプリペイド価値及び持玉の残高を更新する。また、カード管理部44bは、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該カードに関連づけられた有価価値及び持玉の残高を通知する。
装置管理部44cは、装置管理データ45cの管理を行う処理部である。装置管理部44cは、台間カード処理機10から取得した台間カード処理機ID、台間カード処理機10のアドレス、設置場所及び遊技機IDに基づいて、装置管理データ45cを生成及び更新する。
記憶部45は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、遊技種設定データ45a、カード管理データ45b及び装置管理データ45cを記憶する。
遊技種設定データ45aは、貸出レート及び表示名を遊技種に関連付けたデータである。カード管理データ45bは、カードIDにプリペイド価値の残高や持玉の残高等を関連付けたデータである。装置管理データ45cは、遊技店に設置された装置に関するデータである。この装置管理データ45cは、台間カード処理機ID、台間カード処理機10のアドレス、設置場所、遊技機ID、遊技機20の機種データ等を含んでいる。
次に、図7に示したカード管理装置40の記憶部45が記憶するデータの具体例について説明する。図8は、図7に示した遊技種設定データ45a、カード管理データ45b及び装置管理データ45cの一例を示す図である。
図8(a)に示す遊技種設定データ45aでは、遊技種名「玉1」に対し、レート「4円」及び表示名「4パチ」を関連付けている。また、遊技種名「玉2」に対し、レート「2円」及び表示名「2パチ」を、遊技種名「玉3」に対し、レート「1円」及び表示名「1パチ」をそれぞれ関連付けている。
図8(b)に示すカード管理データ45bでは、カードID「1001」にプリペイド価値「0」度数、各レートの持玉の残高「0」玉、使用先ID「A101」が関連付けられている。すなわち、カードID「1001」のカードは、装置ID「A101」の台間カード処理機10に挿入されており、持玉については台間カード処理機10に管理が移っている。このため、各レートの持玉の残高はゼロである。
また、図8(b)に示すカード管理データ45bでは、カードID「2001」にプリペイド価値「3000」度数、持玉として、玉1の持玉の残高「1500」玉、玉2の持玉の残高「2500」玉、玉3の持玉の残高「0」玉と関連付けられているが、使用先IDの関連付けはされていない。すなわち、カードID「2001」のカードは、台間カード処理機10に挿入されておらず、持玉の管理がカード管理装置40により行われている。
図8(c)に示す装置管理データ45cは、ID「A101」の台間カード処理機10のネットワーク上のアドレスが「AB.CD.EF.GH」、設置場所が「島1−1」、接続された遊技機20のIDが「B201」、遊技種が「玉1」、接続された遊技機20の機種が「EV01」、製造番号が「a」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
また、装置管理データ45cは、ID「A201」の台間カード処理機10のネットワーク上のアドレスが「AB.CD.EF.IJ」、設置場所が「島2−1」、接続された遊技機20のIDが「B506」、遊技種が「玉3」、接続された遊技機20の機種が「DK03」、製造番号が「g」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
<会員管理装置50の内部構成>
次に、図2に示した会員管理装置50の内部構成について説明する。図9は、図2に示した会員管理装置50の内部構成を示すブロック図である。図9に示すように、会員管理装置50は、表示部51及び入力部52と接続され、外部ネットワーク通信部53、店舗ネットワーク通信部54、記憶部55及び制御部56を有する。
表示部51は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部52は、キーボードやマウス等である。外部ネットワーク通信部53は、店舗外の携帯端末80と通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部54は、遊技店内において通信回線を介して島コントローラ30、カード管理装置40、賞品管理装置60及び精算機70とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部55は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、会員管理データ55a、遊動データ55b、全体遊動分析データ55c、個人遊動分析データ55d、来店価値データ55e及び来店回数判定データ55fを記憶する。
会員管理データ55aは、会員に対して発行した会員カードのカードIDに対して、会員の氏名、貯玉の情報等を関連付けたデータである。遊動データ55bは、台間カード処理機10等からの情報に基づいて同一の遊技客による遊技を識別したデータであり、遊技客毎の遊技の履歴を示す。
全体遊動分析データ55cは、遊動データ55bに対して、遊動アウト、勝ち率等を指標として分析した遊技店全体としての分析データである。
個人遊動分析データ55dは、遊動データ55bに対して、遊動アウト、勝ち率等を指標として分析した遊技客個人の分析データである。
来店価値データ55eは、遊技客が認識していると判断される来店価値を記憶するデータである。来店回数判定データ55fは、遊技客の来店価値を判断する際に、来店頻度が十分かどうかの判定基準となるデータである。
制御部56は、会員管理装置50の全体制御を行う制御部であり、会員管理部56a、遊動データ生成部56b、全体遊動データ分析部56c、個人遊動データ分析部56d、来店価値データ管理部56e、指標値比較判定部56f、情報発信部56g及び発信情報選定部56hを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、会員管理部56a、遊動データ生成部56b、全体遊動データ分析部56c、個人遊動データ分析部56d、来店価値データ管理部56e、指標値比較判定部56f、情報発信部56g及び発信情報選定部56hにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
会員管理部56aは、会員管理データ55aの管理を行う処理部である。会員管理部56aは、カード管理装置40及び賞品管理装置60と通信して、カードIDに関連付けられた貯玉の残高を更新する。また、会員管理部56aは、会員登録要求を受け付けた場合には、会員管理データ55aに会員を追加する更新を行う。
ここで、会員管理部56aによる貯玉再プレイ処理について説明する。会員管理部56aは、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データ内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、払出先のレートの貯玉の残高を払出単位数だけ引落し、貯玉再プレイの可能数を再計算する。そして、減算後の残高と貯玉再プレイの可能数とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
遊動データ生成部56bは、台間カード処理機10、カード管理装置40、賞品管理装置60及び精算機70から、各装置の動作の履歴を取得し、閉店後などの所定のタイミングで、同一の遊技客による遊技を識別した遊動データ55bを生成し、記憶部55に格納する。
全体遊動データ分析部56cは、遊動データ55bに対して遊動分析を行い、遊技店全体としての分析データである全体遊動分析データ55cを生成する処理部である。全体遊動データ分析部56cは、遊動データ55bに対して遊動分析を行い、遊動アウト、勝ち率及び勝ち平均等を指標として、全体遊動分析データ55cを生成する。
個人遊動データ分析部56dは、遊動データ55bに対して遊動分析を行い、遊技客個人としての分析データである個人遊動分析データ55dを生成する処理部である。個人遊動データ分析部56dは、遊動データ55bに対して遊動分析を行い、遊動アウト、勝ち率及び勝ち平均等を指標として、個人遊動分析データ55dを生成する。
来店価値データ管理部56eは、来店価値データ55eを管理する管理部である。来店価値データ管理部56eは、指標値比較判定部56fに対して、全体遊動分析データ55cと個人遊動分析データ55dの指標ごとに比較する指標比較指示を通知する。来店価値データ管理部56eは、指標値比較判定部56fから指標を受信したならば、指標値比較判定部56fに対して来店頻度確認指示を通知する。来店価値データ管理部56eは、指標値比較判定部56fから「該当なし」を受信したならば、来店価値データ55eの生成は行わない。
来店価値データ管理部56eは、指標値比較判定部56fから「来店回数十分」を受信したならば、指標値比較判定部56fから受信した指標を来店価値データ55eの来店価値の項目に、現在日時を来店価値データ55eの設定日時に記憶する。来店価値データ管理部56eは、指標値比較判定部56fから「来店回数不十分」を受信したならば、来店価値データ55eの生成は行わない。
来店価値データ管理部56eは、情報発信部56gから情報発信通知を受信した後、閉店後などの所定のタイミングで個人遊動分析データ55dが新たに生成されたならば、該情報発信通知の対象遊技客の遊技内容を該個人遊動分析データ55d内のデータに対して検索する。来店価値データ管理部56eは、検索結果において該対象遊技客が対象機種で遊技していたならば、現在日時を来店価値データ55eの設定日時に記憶する。来店価値データ管理部56eは、該検索結果において該対象遊技客が対象機種以外の機種で遊技していたならば、来店価値データ55eの該当箇所を削除する。
来店価値データ管理部56eは、該検索結果において該対象遊技客が来店していなかったならば、指標値比較判定部56fに対して来店頻度確認指示を通知する。来店価値データ管理部56eは、指標値比較判定部56fから「来店回数不十分」を受信したならば、来店価値データ55eの該当箇所を削除する。来店価値データ管理部56eは、指標値比較判定部56fから「来店回数十分」を受信したならば、来店価値データ55eに対する操作は行わない。
指標値比較判定部56fは、個人遊動分析データ55d等のデータを指標ごとに比較し、個人遊動分析データ55dの指標が上回っているか否かを判定する処理部である。指標値比較判定部56fは、来店価値データ管理部56eの指標比較指示により全体遊動分析データ55cと個人遊動分析データ55dを指標ごとに比較し、個人遊動分析データ55dが全体遊動分析データ55cを上回っている指標があったならば、該指標を来店価値データ管理部56eに通知する。指標値比較判定部56fは、個人遊動分析データ55dが全体遊動分析データ55cを上回っている指標がなかったならば、「該当なし」を来店価値データ管理部56eに通知する。
指標値比較判定部56fは、来店価値データ管理部56eの来店頻度確認指示により、個人遊動分析データ55dの遊技回数と来店回数判定データ55fとを比較し、個人遊動分析データ55dの遊技回数が上回っていたならば、「来店回数十分」を来店価値データ管理部56eに通知する。指標値比較判定部56fは、該比較結果において個人遊動分析データ55dの遊技回数が上回っていなかったならば、「来店回数不十分」を来店価値データ管理部56eに通知する。
情報発信部56gは、遊技客に対して遊技機の情報を送信する処理部である。情報発信部56gは、閉店後などの所定のタイミングで、発信情報選定部56hにより選定された情報を遊技客の持つ携帯端末80に送信するとともに、来店価値データ管理部56eに対して情報発信通知を通知する。
発信情報選定部56hは、遊技客に対して発信する遊技機の情報を選定する処理部である。発信情報選定部56hは、入力部52等により入力された図示しない遊技機の情報の中から、来店価値データ55eの設定機種に係る情報を選定する。
次に、図9に示した会員管理装置50の記憶部55が記憶するデータの具体例について説明する。図10及び図11は、図9に示した会員管理データ55a、遊動データ55b、全体遊動分析データ55c、個人遊動分析データ55d、来店価値データ55e及び来店回数判定データ55fの一例を示す図である。
図10(a)に示す会員管理データ55aは、カードIDに関連付けられた、氏名、貯玉及びメールアドレス等を示している。具体的には、会員管理データ55aは、カードID「2005」に対して、氏名「特許太郎」、「玉1」の貯玉の残高「1500」玉、「玉2」の貯玉の残高「200」玉、「玉3」の貯玉の残高「0」玉、メールアドレス「Abc123@△△△.co.jp」を関連付けている。
図10(b)に示す遊動データ55bは、一つの継続した遊技を示し、同一の遊技機における遊技の開始時間、終了時間、遊技機ID、カードID、顧客種別、入金額、打込玉数(アウト)、賞出玉数(セーフ)、大当り回数、ワゴン賞品交換回数、持玉分割回数及び勝ち負け額が対応付けられている。ここで、顧客種別は、一般遊技客であるか、会員遊技客であるかを示している。
具体的には、遊動データ55bは、開始時間「11:10:00」、終了時間「14:15:33」、遊技機ID「P001」、カードID「2005」、顧客種別「会員」、入金額「3000」円、打込玉数(アウト)「0」玉、賞出玉数(セーフ)「6500」玉、大当り回数「10」、ワゴン賞品交換回数「0」、持玉分割回数「1」及び勝ち負け額「100000」円を対応付けている。
また、遊動データ55bは、開始時間「13:20:20」、終了時間「18:00:00」、遊技機ID「P015」、カードID「1002」、顧客種別「一般」、入金額「12000」円、打込玉数(アウト)「13000」玉、賞出玉数(セーフ)「10150」玉、大当り回数「13」、ワゴン賞品交換回数「2」、持玉分割回数「0」及び勝ち負け額「30000」円を対応付けている。
また、遊動データ55bは、開始時間「14:30:00」、終了時間「17:00:00」、遊技機ID「P020」、カードID「2005」、顧客種別「会員」、入金額「15000」円、打込玉数(アウト)「10000」玉、賞出玉数(セーフ)「8000」玉、大当り回数「5」、ワゴン賞品交換回数「1」、持玉分割回数「0」及び勝ち負け額「−10000」円を対応付けている。
図11(a)に示す全体遊動分析データ55cは、機種及び遊技種に関連付けられた、遊動アウト、勝ち率及び勝ち平均等を示している。具体的には、全体遊動分析データ55cは、機種「EV01」及び遊技種「玉1」に対して、遊動アウト「3271」、勝ち率「28%」及び勝ち平均「19470」を関連付けている。
また、全体遊動分析データ55cは、機種「DX03」及び遊技種「玉3」に対して、遊動アウト「2785」、勝ち率「35%」及び勝ち平均「8997」を関連付けている。
図11(b)に示す個人遊動分析データ55dは、カードIDに関連付けられた、機種、遊技種、遊技回数、遊動アウト、勝ち率及び勝ち平均等を示している。具体的には、個人遊動分析データ55dは、カードID「2005」に対して、機種「EV01」、遊技種「玉1」、遊技回数「8回/月」、遊動アウト「3156」、勝ち率「32%」及び勝ち平均「17420」を関連付けている。
また、個人遊動分析データ55dは、カードID「2005」に対して、機種「DX03」、遊技種「玉3」、遊技回数「5回/月」、遊動アウト「1023」、勝ち率「29%」及び勝ち平均「5213」を関連付けている。
図11(c)に示す来店価値データ55eは、カードIDに関連付けられた、来店価値、設定機種及び設定日時等を示している。具体的には、来店価値データ55eは、カードID「2005」に対して、来店価値「勝ち率」、設定機種「EV01」及び設定日時「2020/02/01 20:30」を関連付けている。
また、来店価値データ55eは、カードID「2042」に対して、来店価値「嗜好台」、設定機種「DX03」及び設定日時「2020/02/01 20:35」を関連付けている。
図11(d)に示す来店回数判定データ55fは、来店回数判定値として「3回/月」を設定している。
<遊技客に対する情報発信と来店価値判定要領>
次に、遊技客に対する情報発信と来店価値判定要領について説明する。図12は、遊技客に対する情報発信と来店価値判定要領について説明するための説明図である。まず、全体遊動分析データ55c(a)と会員Aの個人遊動分析データ55d(b)を指標ごとに比較する(S21)。(b)が(a)を上回っている指標は、(b)が「30%」、(a)が「25%」の「勝ち率」であるので、該「勝ち率」を会員Aの機種EV01に対する「来店価値」として来店価値データ55eに設定し、会員Aに対してEV01の情報を発信する(S22)。
その後、閉店後などの所定のタイミングで、遊動データ55bを用いて会員Aの来店を確認し、会員Aが来店して情報発信を行ったEV01で遊技していたならば(S23)、会員Aへの情報発信に対する来店効果ありと判定する(S24)。
会員Aへの情報発信は「勝ち率」を基として行ったので、会員Aの来店価値は「勝ち率」と判断し、(b)が(a)を上回る「勝ち率」の機種情報を会員Aに対して定期的に発信する(S25)。
遊動データ55bを用いた会員Aの来店確認結果が、来店なし、又は、来店したものの情報発信を行ったEV01以外の機種で遊技していたならば(S26)、会員Aへの情報発信に対する来店効果なしと判定し(S27)、来店価値データ55eの該当データを削除する(S28)。
次に、遊技客に対する情報発信の一例について説明する。図13は、遊技客に対する情報発信の一例を示す図である。図13に示すように、情報1として、当該遊技客における価値指標が高い遊技機のBEST3の機種に関する大当り情報を発信する。情報2として、「当該店の平均勝ち率」に対して、個別の「遊技客」の勝ち率が高い遊技機の大当り情報を発信する。
情報3として、「当該店の平均勝ち率」に対して、個別の「遊技客」の嗜好台の勝ち率が高かった日の大当り情報を発信する。情報4として、個別の「遊技客」の嗜好台と相関の高い遊技機の情報(同一スペックの導入情報、大当り情報等)を発信する。
<会員管理装置50の処理手順>
次に、会員管理装置50の処理手順について説明する。図14は、会員管理装置50の処理手順を示すフローチャートである。まず、閉店処理が開始されたならば(ステップS101)、遊動データ55bを生成する(ステップS102)。
遊動データ55bを基にして、全体遊動分析データ55c及び個人遊動分析データ55dを生成する(ステップS103)。遊動アウト又は勝ち率の指標の項目において、個人遊動分析データ55dが全体遊動分析データ55cより大であるならば(ステップS104;Yes)、個人遊動分析データ55dの遊技回数と来店回数判定データ55fを比較する(ステップS105)。
個人遊動分析データ55dの遊技回数が来店回数判定データ55fより大であるならば(ステップS105;Yes)、来店価値データ55eを生成し(ステップS106)、閉店後などの所定のタイミングで来店価値対象機種の情報を発信する(ステップS108)。
遊動アウト及び勝ち率の指標の項目において、いずれも個人遊動分析データ55dが全体遊動分析データ55cより大とならなかったならば(ステップS104;No)、来店価値データ55eが存在するか否かを判定する(ステップS107)。
個人遊動分析データ55dの遊技回数が来店回数判定データ55f以下であるならば(ステップS105;No)、来店価値データ55eが存在するか否かを判定する(ステップS107)。
来店価値データ55eが存在するならば(ステップS107;Yes)、ステップS108に移行する。来店価値データ55eが存在しないならば(ステップS107;No)、そのまま処理を終了する。
その後、閉店後などの所定のタイミングで、遊動データ55bを用いて遊技客の来店状況を確認する(ステップS109)。遊技客が来店し(ステップS109;Yes)、情報発信を行った来店価値対象機種で遊技していたならば(ステップS110;Yes)、来店価値データ55eの設定日時を現在日時で更新し(ステップS111)、処理を終了する。
遊技客が来店し(ステップS109;Yes)、情報発信を行った来店価値対象機種以外で遊技していたならば(ステップS110;No)、来店価値データ55eの該当するデータを削除し(ステップS113)、処理を終了する。
遊技客が来店していなかったならば(ステップS109;No)、個人遊動分析データ55dの遊技回数と来店回数判定データ55fを比較する(ステップS112)。
個人遊動分析データ55dの遊技回数が来店回数判定データ55f以下ならば(ステップS112;Yes)、来店価値データ55eの該当するデータを削除し(ステップS113)、処理を終了する。個人遊動分析データ55dの遊技回数が来店回数判定データ55fより大ならば(ステップS112;No)、そのまま処理を終了する。
このように、遊技情報管理システムは、遊技客への情報発信と遊技客の来店行動を対比分析することにより、遊技客のニーズに柔軟に対応するための情報を提供することができる。
なお、上記実施形態1では、全体遊動分析データ55cの対象を遊技店内の遊動データ55bとする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、都道府県等の地域、あるいは、全国の遊技店のデータを対象として構成することもできる。
また、上記の実施形態1では、封入式の遊技機を対象とした構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各台計数式の遊技機、あるいは、回胴式遊技機を対象として構成することもできる。
また、上記の実施形態1では、一人の遊技客への情報発信に対する該遊技客の遊技実績について分析する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の遊技客への情報発信に対する該遊技客の遊技実績割合について分析するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態1では、全体遊動分析データ55c及び個人遊動分析データ55dの比較結果により情報発信する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技客の前回勝ち率又は嗜好台の導入情報等の来店動機につながる情報を自動発信するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態1では、情報発信した遊技客の遊技状況を判定する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、情報発信した遊技客の来店を顔認証等によって検知し、従業員に報知するよう構成することもできる。
<遊技客の位置情報等に応じた情報発信要領>
また、上記の実施形態1では、情報発信した遊技客の遊技状況を分析して、その後の情報発信を判断する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技客の情報受信位置等を分析し、その後の情報発信の要領を判断するよう構成することもできる。
具体的には、図15に示すように、会員Aの嗜好台EV01の大当り情報を発信した際に(S31)、会員Aが該発信情報を受信した位置情報を携帯端末80から受信する(S32)。その後、会員Aが来店し、EV01の機種で遊技したならば(S33)、情報発信と来店との関係を情報発信効果データとして、会員ID、発信日時、受信場所、来店日時及び入金額を記録する(S34)。情報発信効果データに基づき、来店実績のある同時刻帯で情報発信する等、情報発信の効果的なタイミングで会員Aに発信する(S35)。
次に、遊技客の情報受信位置等を分析し、その後の情報発信の要領を判断するための、データ管理方法及び分析方法について説明する。図16は、情報発信に係るデータ管理方法及び分析方法の一例を示す図である。
図16(a)に示すように、データ管理方法として3種類を説明する。まず、発信から来店までの時間の区分として、発信時間帯をデータ種別とし、「30分以内」、・・・、「2時間以上」をデータ内容としている。
また、発信位置の区分として、遊技客の位置情報をデータ種別とし、「500m以内」、・・・、「1km〜5km未満」等をデータ内容としている。
また、遊技機・入金額の区分として、遊技客の嗜好情報をデータ種別とし、A台として「2万円以上」、「1〜2万円」、・・・、「3000円以下」をデータ内容としている。
図16(b)に示すように、分析方法として3種類を説明する。時間区分として、来店があった前回と同時刻帯で情報を発信する。位置区分として、来店があった前回と同距離以内で情報を発信する。入金区分として、前日夜以降、開店前までに金額の高い順に時間をずらして情報を発信する。
このように、遊技情報管理システムは、遊技客の情報受信位置等を分析し、その後の情報発信の要領を判断するよう構成することもできる。
なお、上記の実施形態1では、遊技客の情報受信位置等を個別に分析し、その後の情報発信の要領を判断する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技客の情報受信位置及び来店状況等の関係性から行動パターンを分析することにより、その後の情報発信の要領を判断するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態1では、遊技客の情報受信位置等を分析し、その後の情報発信の要領を判断する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、情報発信した対象の遊技客が来店したら、顔認証等により該遊技客を検知し、従業員に報知するよう構成することもできる。
また、上記の実施形態1では、遊技客の情報受信位置等を個別に分析し、その後の情報発信の要領を判断する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技客の位置情報から商圏を自動検知し、必要な情報を自動発信するよう構成することもできる。
[実施形態2]
遊動分析は、遊技客(会員、一般客)の一人あたりの遊技履歴を見える化し、遊技店による台選択等の検討に使用するための分析データを提供するサービスである。
ここで、遊技客が遊技店に来店する動機の中で最も多いものは「遊技店に近いから」という理由となる。それにも関わらず、会員という括りでデータを分析してしまうと、遠方から遊技店に来店した遊技客(以下、「遠方来店客」と言う)の数が少ないため、遠方来店客の意向が反映されにくいという問題がある。
一方、遠方来店客を尊重し過ぎたならば、遊技店の近隣に居住する遊技客(以下、「近隣来店客」と言う)にとっては効果が無いデータ分析を行っている可能性が生ずる。
このため、本実施形態2では、会員の住所情報を用いて店舗からの距離で会員を区分し、遠方来店客(会員)の遊技傾向を浮き彫りにすることにより、単に遊技店までの距離が近いという理由以外の理由で自店が選択されている要因を認識可能とする。
図17は、本実施形態2の概要を説明するための説明図である。ここでは、会員A及び会員Bは遊技店の店舗から1km以内の○○市に在住し、会員Cは遊技店の店舗から10km以上の××市に在住するものとする。また、会員Aは機種「E」にて頻繁に遊技を行い、会員Bは機種「E」にて頻繁に遊技を行い、会員Cは機種「F」にて頻繁に遊技を行うものとする。
ここで、遊技店が、機種「E」及び機種「F」の一方を撤去する検討を行う場合に、単に会員の人数で検討したならば、機種「F」の遊技機を撤去するとともに、機種「E」の遊技機を残すべきとの結果となる。
しかしながら、遊技店から仮に機種「E」を撤去したとしても、近隣来店客である会員A及び会員Bは、遊技店に来店して機種「E」以外の遊技機で遊技する可能性がある。これに対して、遠方来店客である会員Cは、機種「F」で遊技するために遊技店に来店していると考えられるため、機種「F」が遊技店から撤去されたならば、会員Cが遊技店に来店しなくなる可能性がある。
このため、本実施形態2では、区分b(遠方来店客)の会員に対して、区分a(近隣来店客)の会員に比して重み付け(例えば、3倍)を行った分析データを遊技店に提供するよう構成している。図17では、機種「E」が2Ptであり、機種「F」が3Ptであるため、機種Eを撤去し、機種Fを残すべきと判定することになる。このように、距離に応じた重み付けを行うことにより、機種変更時の一つの指標を遊技店に提供することができる。
図18は、距離を考慮した数値解析の一例を示す図である。ここでは、機種「E」、機種「F」、機種「G」、機種「H」を分析した一例を示している。
図18によれば、区分c(30km以内に在宅)に属する会員が、機種「F」、機種「H」にて遊技するケースが多い、つまり稼働アウト(平均)の数値が高いことが分かる。同様に、距離を考慮して、遊動人数(平均)、稼働時間(平均)、投資金額(売上)(平均)、勝ち額(平均)、負け額(平均)を算出することにより、遊技店は、遠方来店客の希少な意向をくみ取ることができる。また、少数意見を反映できるため、遠方来店客の離反を防げるだけでなく、結果的に自店の独自性を保つことができる。なお、重み付けを行う対象は、店舗からの距離だけではなく、性別、年齢など、複数の情報の中から店舗が自由に設定するよう構成することもできる。
また、上記の各実施形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明に係る遊技情報管理システム及び遊技情報管理方法は、遊技客のニーズに柔軟に対応するための情報を提供する場合に適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
15 通信部
16 記憶部
16a 自装置状態データ
16b カードデータ
17 制御部
17a データ管理部
18 遊技管理部
18a 認証処理部
18b 認証鍵管理部
18c 遊技機状態管理部
20 遊技機
21 ハンドル
22 計数ボタン
23 通信制御部
24 演出制御部
24a 演出図柄抽選部
24b 演出抽選部
25 遊技制御部
26 遊技玉制御部
26a 遊技可能数管理部
30 島コントローラ
40 カード管理装置
41 表示部
42 入力部
43 店舗ネットワーク通信部
44 制御部
44a 遊技種設定管理部
44b カード管理部
44c 装置管理部
45 記憶部
45a 遊技種設定データ
45b カード管理データ
45c 装置管理データ
50 会員管理装置
51 表示部
52 入力部
53 外部ネットワーク通信部
54 店舗ネットワーク通信部
55 記憶部
55a 会員管理データ
55b 遊動データ
55c 全体遊動分析データ
55d 個人遊動分析データ
55e 来店価値データ
55f 来店回数判定データ
56 制御部
56a 会員管理部
56b 遊動データ生成部
56c 全体遊動データ分析部
56d 個人遊動データ分析部
56e 来店価値データ管理部
56f 指標値比較判定部
56g 情報発信部
56h 発信情報選定部
60 賞品管理装置
70 精算機
80 携帯端末

Claims (6)

  1. 遊技店に設置され、各遊技機の遊技情報を管理する遊技情報管理システムであって、
    遊技機から出力される出力情報に基づいて、各遊技機の稼働情報を収集する稼働情報収集手段と、
    前記遊技機に関連して設置される関連機器から出力される情報に基づいて、関連機器の履歴情報を収集する履歴情報収集手段と、
    前記稼働情報収集手段にて収集された稼働情報と、前記履歴情報収集手段にて収集された履歴情報に基づいて、遊技の実績に関する所定の遊技実績情報を生成する遊技実績情報生成手段と、
    遊技客個人の遊技実績情報から特定の指標値を抽出する第1の指標値抽出手段と、
    遊技店全体の遊技実績情報から特定の指標値を抽出する第2の指標値抽出手段と、
    前記第1の指標値抽出手段にて抽出された第1の指標値と前記第2の指標値抽出手段にて収集された第2の指標値とを比較し、比較結果に関する情報を出力する比較結果出力手段と
    を備えたことを特徴とする遊技情報管理システム。
  2. 前記第1の指標値抽出手段及び前記第2の指標値抽出手段は、遊技実績情報から共通する複数の指標値を抽出することが可能であり、
    前記比較結果出力手段は、前記複数の指標値のうち、前記第1の指標値が前記第2の指標値に対して優位にある指標値を特定可能な情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技情報管理システム。
  3. 遊技客に対し情報を配信する情報配信手段と、
    前記情報配信手段にて配信する情報を選定する配信情報選定手段と、
    を更に備え、
    前記配信情報選定手段は、前記比較結果出力手段による出力情報に基づいて配信する情報を選定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技情報管理システム。
  4. 前記情報配信手段にて情報を配信した遊技客の来店に関する来店情報を取得する来店情報取得手段と、
    前記情報配信手段による情報の配信と前記来店情報の関連性を特定可能な関連性情報を出力する関連性情報出力手段と
    を有することを特徴とする請求項3に記載の遊技情報管理システム。
  5. 前記指標値に遊技客が遊技にて使用した遊技媒体の数量、遊技客の遊技における遊技媒体の獲得/使用の収支、遊技客の遊技店への来店頻度のうちのいずれか一つ又は複数を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の遊技情報管理システム。
  6. 遊技店に設置されるシステムにおいて、各遊技機の遊技情報を管理する遊技情報管理方法であって、
    遊技機から出力される出力情報に基づいて、各遊技機の稼働情報を収集する稼働情報収集工程と、
    前記遊技機に関連して設置される関連機器から出力される情報に基づいて、関連機器の履歴情報を収集する履歴情報収集工程と、
    前記稼働情報収集工程にて収集された稼働情報と、前記履歴情報収集工程にて収集された履歴情報に基づいて、遊技の実績に関する所定の遊技実績情報を生成する遊技実績情報生成工程と、
    遊技客個人の遊技実績情報から特定の指標値を抽出する第1の指標値抽出工程と、
    遊技店全体の遊技実績情報から特定の指標値を抽出する第2の指標値抽出工程と、
    前記第1の指標値抽出工程にて抽出された第1の指標値と前記第2の指標値抽出工程にて収集された第2の指標値とを比較し、比較結果に関する情報を出力する比較結果出力工程と
    を含むことを特徴とする遊技情報管理方法。
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