JP2022069163A - 遊技システム、管理装置及び異常検知方法 - Google Patents

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Tetsuya Akashika
和也 藤村
Kazuya Fujimura
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Abstract

【課題】遊技機の認証情報に係る異常を検知して、異常状態への対応業務を効率化することを課題とする。【解決手段】認証情報に係るデータが、遊技機20、台間カード処理機10、管理装置50、管理センタ100及び情報センタ110の間で送受される。また、管理装置50は、SC基板から受信したSC通信の受信時刻、情報センタ110へ通知したセンタ通信の送信時刻及び情報センタ110から受信したセンタ応答の受信時刻をSC種別毎にSC通信データに記憶する(S1)。異常を検知するための判定条件を用いてSC通信データを検索し、判定条件に合致する場合は、異常と判定して報知する(S2)。具体的には、SC通信受信時刻とセンタ通信受信時刻の差が60分以上ある場合は、情報センタに異常があると判定し、その旨を報知する。【選択図】図1

Description

この発明は、遊技機の認証情報に係る通信の異常を検知して、異常状態への対応業務を効率化することができる遊技システム、管理装置及び異常検知方法に関する。
従来、遊技店では、遊技媒体を介在させた遊技機を用いて遊技を提供している。遊技機には、各台装置が併設されることが多く、両装置とも、遊技に係る装置を管理する情報センタへの登録が義務付けられている。遊技機を起動して遊技可能な状態とするためには、遊技機と併設された各台装置との間で相互認証を行う必要があり、そのための認証鍵が情報センタから配布される。
遊技機と併設された各台装置との間では、相互認証用のデータの送受信が暗号化されているものの、認証に失敗することが少なくない。このため、例えば特許文献1には、認証に失敗したときの原因を推測可能とする技術が開示されている。
特開2017-144281号公報
しかしながら、最近では、遊技媒体を機外に払い出さない形態の封入式の管理遊技機が検討されており、かかる管理遊技機においては、管理遊技機及び各台装置が情報センタとネットワークを介して通信可能に接続され、暗号化された認証鍵の送受が行われる。上記特許文献1のものは、遊技機と各台装置との間での相互認証の異常を検知して原因を推測するものの、ネットワークを介した情報センタとの間での異常を検知することはできない。このため、管理遊技機及び各台装置と情報センタとの間における、認証鍵等の認証情報の送受に関して、異常を検知することが課題となる。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、遊技機の認証情報に係る異常を検知して、異常状態への対応業務を効率化することができる遊技システム、管理装置及び異常検知方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、所定の記憶部に記憶された遊技媒体数に基づき遊技を提供する封入式の遊技機と、該遊技機に併設された遊技用装置と、前記遊技機及び前記遊技用装置に係る情報を管理する情報管理装置と通信可能に接続された管理装置とを有する遊技システムであって、前記管理装置は、前記遊技機及び前記遊技用装置から要求情報を取得し、取得した要求情報を前記情報管理装置に通知する第1通知手段と、前記要求情報に応答して前記情報管理装置が通知する応答情報を取得し、取得した応答情報を前記遊技機及び前記遊技用装置に通知する第2通知手段と、前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶された前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻に基づいて異常の発生を検出する検出手段と、前記検出手段により異常を検知した場合に、その旨を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記検出手段は、前記記憶手段に記憶された第1の要求情報の第1の取得時刻と、前記記憶手段に新たに記憶された第2の要求情報の第2の取得時刻との時間差が第1の閾値以上である場合に異常であると判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記検出手段は、前記第2の取得時刻と現在時刻との時間差が前記第1の閾値以上である場合に異常であると判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記検出手段は、前記第1の取得時刻と、前記要求情報を前記情報管理装置に通知する通知時刻との時間差が第2の閾値以上である場合に異常であると判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記検出手段は、前記第1の取得時刻と、前記応答情報の取得時刻との時間差が第3の閾値以上である場合に異常であると判定することを特徴とする。
また、本発明は、所定の記憶部に記憶された遊技媒体数に基づき遊技を提供する封入式の遊技機に併設された遊技用装置及び前記遊技機及び前記遊技用装置に係る情報を管理する情報管理装置と通信可能に接続された管理装置であって、前記遊技機及び前記遊技用装置から要求情報を取得し、取得した要求情報を前記情報管理装置に通知する第1通知手段と、前記要求情報に応答して前記情報管理装置が通知する応答情報を取得し、取得した応答情報を前記遊技機及び前記遊技用装置に通知する第2通知手段と、前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶された前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻に基づいて異常の発生を検出する検出手段と、前記検出手段により異常を検知した場合に、その旨を報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、所定の記憶部に記憶された遊技媒体数に基づき遊技を提供する封入式の遊技機と、該遊技機に併設された遊技用装置と、前記遊技機及び前記遊技用装置に係る情報を管理する情報管理装置と通信可能に接続された管理装置とを有する遊技システムにおける異常検知方法であって、前記管理装置が、前記遊技機及び前記遊技用装置から要求情報を取得し、取得した要求情報を前記情報管理装置に通知する第1通知工程と、前記管理装置が、前記要求情報に応答して前記情報管理装置が通知する応答情報を取得し、取得した応答情報を前記遊技機及び前記遊技用装置に通知する第2通知工程と、前記管理装置が、前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻を記憶部に記憶する記憶工程と、前記管理装置が、前記記憶部に記憶された前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻に基づいて異常の発生を検出する検出工程と、前記管理装置が、前記検出工程により異常を検知した場合に、その旨を報知する報知工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、遊技機の認証情報に係る異常を検知して、異常状態への対応業務を効率化することができる。
図1は、実施形態1に係る遊技システムの概要の説明図である。 図2は、実施形態1に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機及び遊技機の外観構成を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機の構成を示す図である。 図5は、図4に示した自装置状態データ、カードデータ及びSC通信条件データの一例を示す図である。 図6は、図2に示した遊技機の構成を示す図である。 図7は、図6に示したSC通信条件データの一例を示す図である。 図8は、図2に示した管理装置の構成を示す図である。 図9は、図8に示したカード管理データ、装置管理データ、会員管理データ及び異常判定閾値データの一例を示す図である。 図10は、図8に示したSC通信データの一例を示す図である。 図11は、実施形態1に係る異常判定パターンを示す図である。 図12は、実施形態1に係る管理装置の処理手順を示すフローチャート(その1)である。 図13は、実施形態1に係る管理装置の処理手順を示すフローチャート(その2)である。 図14は、実施形態2に係る遊技システムの概要の説明図である。 図15は、実施形態2に係る管理装置の構成を示す図である。 図16は、図15に示した運用機種管理データ及び装置管理データの一例を示す図である。
[実施形態1]
以下に、本実施形態1に係る遊技システム、管理装置及び異常検知方法について詳細に説明する。
本明細書中において、「持玉」とは遊技客が遊技において獲得した遊技媒体を示すデータであって、その当日中(遊技店の閉店時刻より前の時間)にのみ遊技に再度供することができるものをいう。なお、「持玉数」とは、遊技客が遊技により獲得した遊技媒体数をいう。また、「貯玉」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体を示すデータであって、翌日以降(遊技店の閉店時刻より後の時間)も遊技に再度供することができるものをいう。なお、「貯玉数」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体数をいう。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技機を移動した場合などに使用される。貯玉は、原則として会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降、遊技機の遊技に用いる場合に使用される。また、「遊技球数」とは、遊技客が遊技に使用可能な遊技可能数をいう。
<実施形態1に係る遊技システムの概要>
まず、本実施形態1に係る遊技システムの概要について説明する。図1は、本実施形態1に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。まず、認証情報に係るデータの流れについて説明する。図1(a)に示すように、本実施形態1に係る遊技システムでは、遊技機20のSC基板から認証鍵を要求するSC通信1が、台間カード処理機10のSC基板から遊技機の情報を要求するSC通信2が、それぞれが暗号化されて管理装置50に通知される。
管理装置50は、受信したSC通信1及びSC通信2(以下、「SC通信」という)をまとめてファイル化し、遊技に関する情報を管理する管理センタ100を介して、センタ通信として情報センタ110に通知する。情報センタ110は、受信したセンタ通信に対応する認証鍵及び遊技機に係る情報をセンタ応答として通知する。管理装置50は、受信したセンタ応答を認証鍵に係るSC応答1及び遊技機情報に係るSC応答2に分割し、それぞれを遊技機20及び台間カード処理機10に通知する。
上記の認証情報に係るデータの送受において、遊技機20及び台間カード処理機10と情報センタ110との間において異常が発生する場合を考慮し、遊技機20及び台間カード処理機10のSC基板は、SC通信を送信してから所定の時間内にSC応答を受け取れない場合には、当該SC通信を再送信する。
本実施形態1に係る遊技システムでは、異常が発生した装置を明確にするため、管理装置50において、SC通信、センタ通信及びセンタ応答の受信時刻/送信時刻を記憶する。具体的には、図1(b)に示すように、管理装置50は、SC基板から受信したSC通信の受信時刻、情報センタ110へ通知したセンタ通信の送信時刻及び情報センタ110から受信したセンタ応答の受信時刻をSC種別毎にSC通信データに記憶する(S1)。
次に、異常を検知するための判定条件を用いてSC通信データを検索し、判定条件に合致する場合は、異常と判定して報知する(S2)。具体的には、SC通信受信時刻とセンタ応答受信時刻の差が60分以上ある場合は、情報センタに異常があると判定し、その旨を報知する。
このように、遊技システムは、遊技機の認証情報に係る通信の異常を検知して、異常状態への対応業務を効率化することができる。
<システム構成>
次に、本実施形態1に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施形態1に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10とが設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続される。通信回線には、島コントローラ30、管理装置50、賞品管理装置60及び精算機70が接続される。また、管理装置50は、外部ネットワークであるインターネットを介して、管理センタ100及び情報センタ110と通信可能に接続される。
遊技機20は、装置内部に封入された遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。なお、この遊技玉は遊技に使用される物理的な「玉」であり、遊技機20がデータとして扱う「遊技球」とは異なる。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリと、遊技球数を示す遊技可能数メモリを有している。また、遊技機20の制御部は、遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、遊技客から入金を受け付けた場合に、入金の金額に対応するプリペイド価値を自装置の内部に収納したカードの識別情報(カードID)に関連付ける。このプリペイド価値は、遊技玉の貸出に使用することができる。また、台間カード処理機10は、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードの挿入を受け付けることができる。そして、遊技終了時には、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードを排出して遊技客に返却する。また、台間カード処理機10は、入金、カード挿入、カード排出などの動作の履歴を管理装置50に送信する。
遊技機20は、遊技盤面に所定個数の遊技玉が打ち出されたならば、アウトデータを台間カード処理機10に送信する。また、遊技機20は、遊技玉が入賞領域を通過して(いわゆる入賞)所定個数の賞玉が遊技球に加算されたならば、セーフデータを台間カード処理機10に送信する。さらに、遊技により大当りなどの特別の状態が発生したならば、かかる状態の発生を示す特賞データを台間カード処理機10に送信する。
アウトデータは、遊技客が遊技盤面に打ち込んだ玉数である打込玉数に対応する。セーフデータは、入賞により獲得される賞出玉数に対応する。また、特賞データは、大当りなどの遊技機20の状態を示す。各データは、台間カード処理機10を介して管理装置50に送信され、管理装置50は、アウトデータ、セーフデータ及び特賞データを蓄積することで、遊技機20の動作の履歴を得ることができる。
台間カード処理機10は、入金の受け付け、遊技玉の貸し出し、管理装置50との通信並びに遊技機20との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知を管理装置50に送信することで、入金額相当のプリペイド価値を管理装置50が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求を管理装置50に送信し、管理装置50が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、管理装置50にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、管理装置50からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、管理装置50に対して持玉減算要求を送信することで、管理装置50が管理する持玉の残高(持玉数)をゼロにクリアする。
台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、管理装置50に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、持玉数を含む持玉加算要求を管理装置50に送信し、管理装置50に持玉数を加算させた後、カード排出通知を管理装置50に送信し、カードを排出制御する。なお、カード返却操作の前に、遊技機20から計数操作を受け付けた場合には、遊技球数を持玉数に加算する。
台間カード処理機10は、遊技機20から遊技機IDを取得し、取得した遊技機IDと、管理装置50から受信した認証鍵とを用いて遊技機20の認証を行なう機能を有する。この認証は、開店処理時等に行なわれ、認証の成功を条件に遊技機20は遊技可能となる。
台間カード処理機10は、遊技機20の状態に基づいて各種表示制御を行なうとともに、遊技機20の状態を管理装置50に送信する。
遊技機20及び台間カード処理機10は、SC通信を所定の条件に基づいて管理装置50を介して情報センタ110に対して通知し、当該通知に対するSC応答を受け取ったならば、認証処理を行う。遊技機20及び台間カード処理機10は、SC通信を通知後、所定の時間内に当該通知に対するSC応答を受け取らなかったならば、当該SC通信を再度通知する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ね、各種情報を管理装置50に対して中継する装置である。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードの識別情報(以下、「カードID」と言う)と台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉の残高に加算する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機70に対して通知する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から遊技機IDを取得し、自店舗に設置された遊技機20を管理する。
また、管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉の残高を所定数減算し、減算後の貯玉の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉の残高を賞品管理装置60に通知する。
また、管理装置50は、遊技機20及び台間カード処理機10から受信したSC通信の受信時刻、情報センタ110へ通知したセンタ通信の送信時刻及び情報センタ110から受信したセンタ応答の受信時刻をSC種別毎にSC通信データとして記憶する。管理装置50は、判定条件を用いて当該SC通信データを検索し、判定条件に合致する場合は、異常と判定して報知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり、獲得玉、貯玉及び持玉の賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードのカードIDを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、一般カードあるいは会員カードからカードIDを読み出した場合(若しくは、携帯端末等からカードIDに対応する識別情報を読み出した場合)には、カードIDを管理装置50に送信して、該カードIDの持玉の残高を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、管理装置50に対して貯玉の残高を要求する。
精算機70は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDを管理装置50に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
管理センタ100は、複数の遊技店における遊技に関する情報を管理するセンタである。管理センタ100は、管理装置50と情報センタ110との間のセンタ通信及びセンタ応答を中継する。
情報センタ110は、遊技機20及び台間カード処理機10に係る認証情報を管理するセンタである。情報センタ110は、管理装置50からセンタ通信を受け取ったならば、当該センタ通信に対応する認証鍵及び遊技機に関する情報を、センタ応答として管理装置50に通知する。
次に、本実施形態1に係る遊技システムにおける玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
管理装置50は、玉貸要求を含む電文を受信したならば、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値の所定値を減算してカード管理データを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば「125」)の遊技球数への加算を要求する加算信号を遊技機20に送信する。
加算信号を受信した遊技機20は、遊技球数を加算し、加算後の遊技球数を台間カード処理機10に送信する。台間カード処理機10は、加算前の遊技球数と玉貸しを行った数との和を加算後の遊技球数と比較して、遊技球数の加算が適切に行われたか否かを判定する。
次に、本実施形態1に係る遊技システムにおける持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉のうち、該電文により特定されたレートの持玉の残高を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、管理装置50から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードID及びレートを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文を管理装置50に送信する。管理装置50は、持玉減算要求を受信したならば、カードID及びレートにより特定される持玉の残高をゼロにクリアする。また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、持玉の残高を一定数ずつ減算し、対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、遊技機20の遊技球数を台間カード処理機10の持玉とすることでその管理を移行させる管理移行要求を遊技機20から受信したならば、管理移行要求に示された遊技球数を自装置の持玉に加算する。その後、カード返却操作を受け付けたならば、管理装置50に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、持玉の残高と、持玉加算要求とを含む。
管理装置50は、持玉加算要求を受け付けたならば、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉のうち、該電文により特定されたレートの持玉の残高(持玉数)を受信した値に更新する。その後、台間カード処理機10は、管理装置50にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
次に、本実施形態1に係る遊技システムにおける貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カードを受け付けた場合、若しくは会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDに対応する識別情報を読み取った場合に、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードID(若しくは携帯端末から読み取ったカードIDに対応する識別情報)と、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
管理装置50は、該電文内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数(貯玉再プレイ単位数。例えば「125玉」)以上である場合には貯玉再プレイ操作を受付可能とする。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。
管理装置50は、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する数を遊技機20に通知して遊技球数に加算させる。また、更新後の貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数未満となったかを判定する。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受け付け可能であり、貯玉再プレイ操作を受け付けたならば貯玉再プレイ要求を送信する。2回目以降の貯玉再プレイ操作では、暗証番号の確認は不要である。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数未満となったならば、貯玉再プレイ操作を受け付け不能とする。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。管理装置50は、閉店処理時にカード管理データの持玉の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉が存在する場合には、該持玉の残高を貯玉の残高に加算して更新する。その後、管理装置50は、該持玉の残高をゼロにクリアする。
<台間カード処理機10と遊技機20の外観構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成を示す図である。同図には、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、電子マネーを受け付けることができるユニットを設けることもできる。
図3に示すように、台間カード処理機10には、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11、各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12a、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部13及びカードIDが関連付けられたカードを受け付けるカード挿入口14aが設けられている。
遊技機20には、遊技盤面、封入された遊技玉を遊技盤面に投出する際に使用するハンドル21及び計数ボタン22が設けられている。
計数ボタン22は、遊技機20の遊技球数を減算し、対応する数を台間カード処理機10の持玉に加算することで、投出可能な玉数の管理を遊技機20から台間カード処理機10に移行させる管理移行を行うための操作ボタンである。この管理移行は、入賞により現物の遊技玉が払い出される開放式の遊技機20では、払い出された遊技玉を台間カード処理機10が計数して持玉に加算する計数処理に対応する。
<台間カード処理機10の構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10の構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10の構成を示す図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12、表示操作部13、リーダライタ14、通信部15、記憶部16、制御部17及び遊技管理部18を有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、有価価値等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。通信部15は、島コントローラ30を介して管理装置50との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、自装置状態データ16a、カードデータ16b及びSC通信条件データ16cを記憶する。
自装置状態データ16aは、台間カード処理機10の状態を示すデータである。この自装置状態データ16aには、台間カード処理機ID、遊技機ID、遊技種等を含む。台間カード処理機IDは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別情報である。遊技種は、台間カード処理機10に設定されたレートを示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、4円レートの遊技玉に「玉1」、2円レートの遊技玉に「玉2」、1円レートの遊技玉に「玉3」のように、レート毎に遊技種名を設定して管理している。台間カード処理機10は、これらの遊技種から遊技に使用するレートを選択して、遊技種として記憶する。遊技種は、台間カード処理機10が設置された区画毎に固定した遊技種を用いることとしてもよいし、遊技客の操作により変更可能としてもよい。
カードデータ16bは、遊技客が使用中のカードに係るデータである。カードデータ16bには、カードID、暗証番号、プリペイド価値、持玉、貯玉等を含む。カードIDは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14aにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。また、カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。プリペイド価値は、玉貸しに使用可能なプリペイド価値の残高を示し、持玉及び貯玉は、それぞれの残高を示す。
SC通信条件データ16cは、SC通信2を通知するための条件を示すデータである。SC通信条件データ16cは、台間カード処理機10に新たに遊技機20が接続された場合などの条件を指定しており、当該条件に合致する場合に、遊技管理部18がSC通信2を通知する。
遊技管理部18は、認証や遊技機20との通信に係る処理を行なう処理部である。この遊技管理部18は、制御部17と異なる基板上に形成することが望ましい。遊技管理部18は、認証処理部18a、認証鍵管理部18b、遊技機状態管理部18c及びSC通信管理部18dを有する。実際には、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、認証処理部18a、認証鍵管理部18b、遊技機状態管理部18c及びSC通信管理部18dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
認証処理部18aは、管理装置50から受信した認証鍵を使用して遊技機20の認証を実施する。認証処理部18aは、認証が成功したならば、遊技機20へ動作許可を送信する。認証処理部18aは、認証が失敗した場合には、遊技機20の使用を禁止する。なお、認証が失敗した場合であっても、最後の認証成功から所定期間内であれば遊技機20への動作許可を送信し、最後の認証成功から所定期間が経過した後は遊技機20への動作許可を送信せず、遊技機20の使用を禁止するよう構成してもよい。
認証鍵管理部18bは、認証鍵の管理を行なう処理部である。認証鍵には使用時間が設定されており、遊技機20の稼働時間の累計が認証鍵の使用時間に達した場合に該認証鍵は使用不能となる。具体的には、認証鍵管理部18bは、遊技管理部18が形成された基板の通電時間を遊技機20の稼働時間として用い、認証鍵の使用時間を管理している。認証鍵が使用不能となった場合には、認証鍵管理部18bは、管理装置50を介して情報センタ110から新たな認証鍵を取得し、認証鍵の更新を行なう。
遊技機状態管理部18cは、遊技機20と通信し、遊技機20の状態を管理する処理部である。具体的には、遊技機状態管理部18cは、遊技機20からの遊技機IDの取得、玉貸による遊技球数への加算要求の送信、持玉再プレイによる持玉から遊技球数への管理移行要求の送信、貯玉再プレイによる遊技球数への加算要求の送信、遊技機20における打込玉数や賞出玉数等の遊技結果の受信、計数による遊技球数から持玉への管理移行要求の受信を行なう。かかる台間カード処理機10と遊技機20との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20の現在の遊技球数、スタート、大当り、大当り種別、抽選回数などの遊技に設定された状態をさらに取得する。遊技機状態管理部18cが遊技機20の状態を取得する時間間隔は、遊技機20において遊技玉が発射(使用)される間隔よりも短く設定することが望ましい。また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20から遊技球数を取得したならば、該遊技球数を制御部17に受け渡す。
なお、遊技機状態管理部18cが遊技機20から新たに遊技機IDを取得するタイミングは、開店前に限定されるものではない。台間カード処理機10の電源オンや電源オフを行なった場合、定期的な通信時、遊技球数に関する処理(玉貸、再プレイ、計数など)を行なった場合、オフライン状態からの復帰時などに遊技機IDの取得や遊技機20の入れ替えの判定を行なうことができる。また、これらのタイミングを組み合わせて用いてもよい。
SC通信管理部18dは、SC通信2に係る管理を行う処理部である。SC通信管理部18dは、SC通信条件データ16cに記憶された条件を参照し、当該条件に合致する場合に、接続されている遊技機20に関する情報の要求を暗号化して、SC通信2として管理装置50を介して情報センタ110に通知する。SC通信管理部18dは、管理装置50を介して情報センタ110からのSC応答2を受け取ったならば、当該SC応答2を複合して認証鍵を含む遊技機に関する情報を取り出し、認証鍵管理部18bに受け渡す。
制御部17は、台間カード処理機10の全体制御を行う制御部であり、データ管理部17aに対応するプログラムをCPUにロードして実行させることになる。
データ管理部17aは、カードが挿入された場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含むカード挿入通知を管理装置50に送信する。また、データ管理部17aは、管理装置50から有価価値(プリペイド価値、持玉及び貯玉の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値によりカードデータ16bを更新する。
また、データ管理部17aは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID及び台間カード処理機IDを含む入金通知を管理装置50に送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む玉貸要求を管理装置50に送信する。この玉貸要求への応答として玉貸許可を受信したならば、データ管理部17aは、カードデータ16bのプリペイド価値を減算し、所定数の玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、データ管理部17aは、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、カードデータ16bの持玉を減算して更新し、対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、データ管理部17aは、カードデータ16bに示された貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。データ管理部17aは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む貯玉再プレイ要求を管理装置50に送信する。この貯玉再プレイ要求への応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、カードデータ16bの貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、カードデータ16bに示された暗証番号と一致することを、貯玉再プレイ要求を送信するための条件とする。
また、データ管理部17aは、遊技管理部18が遊技機20から遊技玉の移行要求を受け付けた場合には、遊技管理部18に指示された玉数をカードデータ16bの持玉に加算して更新する。
また、データ管理部17aは、カード返却操作を受け付けた場合には、カードID、台間カード処理機ID、持玉の残高を含む持玉加算要求を管理装置50に送信する。そして、カードデータ16bをクリアした後、カード排出通知を管理装置50に送信し、カードを排出する。
次に、図4に示した台間カード処理機10の記憶部16が記憶するデータの具体例について説明する。図5は、図4に示した自装置状態データ16a、カードデータ16b及びSC通信条件データ16cの一例を示す図である。
図5(a)に示す自装置状態データ16aは、台間カード処理機10のIDが「A101」であり、接続されている遊技機20の遊技機IDが「B201」、台間カード処理機10の遊技種として「玉1」が設定された状態を示している。
図5(b)に示すカードデータ16bは、台間カード処理機10に挿入されたカードのIDが「2001」であることを示している。なお、ここでは、カードIDの上1桁がカードの種別を示しており、上1桁が「1」のカードが一般カード、上1桁が「2」のカードが会員カードである。また、カードデータ16bは、貯玉再プレイ用の暗証番号が「1234」であり、プリペイド価値が「3000」円である状態を示している。
また、カードデータ16bは、持玉として、玉1の持玉の残高が「1500」玉、玉2の持玉の残高が「2500」玉、玉3の持玉の残高が「0」玉であり、貯玉として、玉1の貯玉の残高が「500」玉、玉2の貯玉の残高が「0」玉、玉3の貯玉の残高が「0」玉である状態を示している。
図5(c)に示すSC通信条件データ16cは、条件1として、「新たに遊技機が接続された場合」が、条件2として、「同一の遊技機と再接続された場合」が、条件3として、「自装置が移設された場合」が、条件4として、「遊技機情報の更新から140時間経過した場合」が、条件5として、「SC通信2の通知から1時間経過してもSC応答2がない場合」が設定されていることを示している。
<遊技機20の構成>
次に、図2に示した遊技機20の構成について説明する。図6は、図2に示した遊技機20の構成を示す図である。図6に示すように、遊技機20は、通信制御部23、演出制御部24、遊技制御部25、遊技玉制御部26及び記憶部27を有する。
記憶部27は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部27は、SC通信条件データ27aを記憶する。SC通信条件データ27aは、SC通信1を通知するための条件を示すデータである。SC通信条件データ27aは、新たに台間カード処理機10に自装置が接続された場合などの条件を指定しており、当該条件に合致する場合に、通信制御部23がSC通信1を通知する。
通信制御部23は、台間カード処理機10との間のデータ通信の制御及びSC通信1の管理を行う制御部である。通信制御部23は、SC通信条件データ27aに記憶された条件を参照し、当該条件に合致する場合に、認証鍵に関する情報の要求を暗号化して、SC通信1として管理装置50を介して情報センタ110に通知する。通信制御部23は、管理装置50を介して情報センタ110からのSC応答1を受け取ったならば、当該SC応答1を複合して認証鍵を取り出す。通信制御部23は、台間カード処理機10との通信を制御し、その際の通信は所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
通信制御部23は、遊技機20の起動時に、遊技制御部25及び/又は遊技玉制御部26に設けられる制御CPUから識別情報を読み出し、識別情報が適切かどうかを確認し、適切であれば、台間カード処理機10との通信を確立して待機状態となる。待機状態において、台間カード処理機10から動作許可を受信したならば、演出制御部24、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を起動し、遊技可能な状態とする。
遊技制御部25は、遊技機20による遊技を制御する制御部である。実際には、遊技制御部25に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。
具体的には、遊技制御部25は、ハンドル操作検出による遊技玉の遊技盤面への発射制御、遊技盤面における入賞口に入った遊技玉の検出、始動口に入った遊技玉による乱数(0~65535の乱数値の中で、所定の範囲ごとに大当り、小当り、はずれの数値が割り当てられているもの)の取得及び抽選(特別図柄及び普通図柄)、遊技盤面に設けられる可動部材(チューリップ等)の制御、遊技盤面に設けられる特別図柄表示装置の表示制御、不正の虞がある異常(前枠が開いている、振動を検知した等)の検出及び上位装置への通知等を行う。
遊技盤面には多数の障害釘が植設されており、ハンドル操作によって遊技盤面に発射された遊技玉は、障害釘の間を落下していき、入賞口、始動口に入賞するか、入賞せずに遊技盤面のアウト口から遊技盤面外に排出される。遊技玉が始動口に入賞したことにより抽選が行われ、大当りとなると、遊技盤面上の所定の入賞口を複数回開放状態に制御する大当り遊技が行われ、この入賞口への遊技玉の入賞が容易になることにより、遊技客に賞玉を付与する。
また、大当りには、大当り遊技終了後、遊技客に所定の特典遊技を付与する特典付大当り遊技がある。特典付き大当り遊技には、確率変動大当りと時短大当りが含まれる。確率変動大当りと時短大当りは、それぞれ大当り後に特典遊技として確率変動遊技と時短遊技を付与するものである。時短遊技は、普通図柄抽選(上記する可動部材の開閉抽選)及び/又は特別図柄抽選(上記する遊技玉の入賞による大当り抽選)の変動時間(抽選処理を開始してから結果を表示するまでの時間)を短縮することにより、単位時間あたりの抽選回数を増大させ、単位時間あたりに大当りに当選する確率を高める特典遊技である。この特典遊技には、普通図柄の当選確率を高くする普通図柄確率変動を含んでいても良い。時短大当りによる時短遊技は、特別図柄抽選の抽選回数が大当り後所定の回数行われた場合に終了する。確率変動遊技については後述する。
遊技制御部25は、確率変動機能を有する。確率変動機能とは、抽選結果が大当りのうち、特に定められた乱数範囲になった場合に、次回抽選に用いる大当りの乱数範囲を変更する(一般的には10倍程度にする)制御を行う機能である。確率変動遊技は、この変更された後の確率を用いて特別図柄抽選を行うものである。確率変動遊技は、次回大当り当選まで継続される。また、確率変動遊技と時短遊技を同時に付与してもよい。ただし、不測の遊技店の損害を予防するため、確率変動遊技あるいは時短遊技開始後、一定の遊技媒体を遊技客が獲得した場合は、打ち止め(一旦カードを排出し、賞品交換あるいは台移動を要求する)処理としてもよい。この場合、確率変動遊技状態になった後の遊技媒体数を遊技機20にて計数し、この計数値が所定値になった場合に遊技玉の発射を停止する等の遊技停止制御を行うことで実現できる。
演出制御部24は、遊技中の演出を制御する制御部であり、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
演出図柄抽選部24aは、遊技制御部25での特別図柄抽選に基づく、演出図柄(遊技盤面内の表示装置等の演出図柄表示装置で表示する図柄)の抽選(具体的には表示を最終的に7,7,7で止めるかどうかなど)を行う。
演出抽選部24bは、演出図柄による抽選結果を表示するまでに行う演出の種類の抽選(キャラクタが出てきてリーチ演出をするなど)を行う。かかる演出は、メインの抽選結果に対して選択される演出が異なるように設定される。
演出制御部24は、各演出の演出データを記憶する。さらに、演出制御部24は、演出図柄表示装置の表示を制御し、演出実行時には、背景図柄データに演出データを重ねて演出表示を行う。また、確率変動時には、通常状態と異なる背景色データを設定する。
遊技玉制御部26は、遊技球数を制御する制御部である。実際には、遊技玉制御部26に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。遊技可能数管理部26aは、遊技可能数すなわち遊技球数を管理する管理部である。
具体的には、遊技玉制御部26は、遊技球数を遊技可能数メモリに記憶させ、遊技玉を発射する度に遊技球数を「1」減算し、入賞により獲得される賞出玉数を遊技球数に加算する。また、台間カード処理機10より玉数を通知された場合には、通知された玉数を遊技球数に加算して、台間カード処理機10に対して遊技球数に加算した旨を示す確認信号を送信する。また、遊技玉制御部26は、遊技機20に封入された遊技玉(循環玉)のクリーニング制御を行うこともできる。
また、遊技玉制御部26は、遊技可能数メモリに記憶された遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。この場合には、遊技玉制御部26は、遊技可能数メモリの内容をゼロクリアすることなく、遊技状態によって遊技球数の更新を継続しつつ、台間カード処理機10へデータ取得時点での遊技球数の送信を行う。
また、遊技機20には、計数ボタン22が設けられており、この計数ボタン22が押下されたことを示す信号が遊技玉制御部26に入力される。遊技玉制御部26は、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号の立ち上がりから立ち下がりまでが一定時間未満あると、一定数ずつ(例えば1回の操作あたり100玉)の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機10に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機10の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算(無効化)する。また、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号が立ち上がってから所定時間以上立ち下がりが検出されない場合には、検出信号が立ち上がった状態が一定時間続くごとに一定数ずつ(例えば5秒あたり200玉)の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機10に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機10の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算(無効化)する。遊技球数からの減算にあたっては、メモリに記憶した1の値から減算対象の値をディクリメントする方法や、メモリに記憶した値を減算後の値で更新し、減算前の値を削除あるいは論理削除して無効化する方法等が考えられるが、減算後の値が特定可能な状態であれば特に限定はされない。
遊技制御部25と遊技玉制御部26とは、それぞれ個別の基板上に構成される。遊技制御部25が構成された遊技制御基板と遊技玉制御部26が構成された遊技玉制御基板は、それぞれ固有のIDを有する。遊技機20は、遊技制御基板のIDと遊技玉制御基板のIDとを組合せ、遊技機IDとして使用する。
次に、図6に示した遊技機20の記憶部27が記憶するデータの具体例について説明する。図7は、図6に示したSC通信条件データ27aの一例を示す図である。
図7に示すSC通信条件データ27aは、条件1として、「新たに台間カード処理機に接続された場合」が、条件2として、「毎月15日」が、条件3として、「認証鍵の更新から600時間経過した場合」が、条件4として、「認証鍵による複合に異常が発生した場合」が、条件5として、「SC通信1の通知から1時間経過してもSC応答1がない場合」が設定されていることを示している。
<管理装置50の構成>
次に、図2に示した管理装置50の構成について説明する。図8は、図2に示した管理装置50の構成を示す図である。図8に示すように、管理装置50は、表示部51及び入力部52と接続され、外部ネットワーク通信部53、店舗ネットワーク通信部54、記憶部55及び制御部56を有する。
表示部51は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部52は、キーボードやマウス等である。外部ネットワーク通信部53は、外部ネットワークを介して情報センタ110とデータ通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部54は、遊技店内において通信回線を介して島コントローラ30、賞品管理装置60及び精算機70とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部55は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カード管理データ55a、装置管理データ55b、会員管理データ55c、異常判定閾値データ55d及びSC通信データ55eを記憶する。
カード管理データ55aは、カードIDにプリペイド価値の残高や持玉の残高等を関連付けたデータである。装置管理データ55bは、遊技店に設置された装置に関するデータである。この装置管理データ55bは、台間カード処理機ID、設置場所、遊技機ID、遊技機20の機種データ等を含んでいる。
会員管理データ55cは、会員に対して発行した会員カードのカードIDに対して、会員の氏名、貯玉の情報等を関連付けたデータである。異常判定閾値データ55dは、SC通信等に係る異常を判定する際の閾値を示すデータである。SC通信データ55eは、SC通信等に係る通信の送受信時刻を示すデータである。
制御部56は、管理装置50の全体制御を行う制御部であり、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c、閾値管理部56d、SC通信制御部56e、SC通信管理部56f、SC受信判定部56g、センタ送信判定部56h、センタ受信判定部56i及び報知部56jを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c、閾値管理部56d、SC通信制御部56e、SC通信管理部56f、SC受信判定部56g、センタ送信判定部56h、センタ受信判定部56i及び報知部56jにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
カード管理部56aは、カード管理データ55aの管理を行う処理部である。カード管理部56aは、台間カード処理機10、賞品管理装置60及び精算機70と通信して、カードIDに対応付けられたプリペイド価値及び持玉の残高を更新する。また、カード管理部56aは、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該カードに関連づけられた有価価値及び持玉の残高を通知する。
装置管理部56bは、装置管理データ55bの管理を行う処理部である。装置管理部56bは、台間カード処理機10から取得した台間カード処理機ID、設置場所及び遊技機IDに基づいて、装置管理データ55bを生成及び更新する。
会員管理部56cは、会員管理データ55cの管理を行う処理部である。会員管理部56cは、賞品管理装置60と通信して、カードIDに関連付けられた貯玉の残高を更新する。また、会員管理部56cは、会員登録要求を受け付けた場合には、会員管理データ55cに会員を追加する更新を行う。
ここで、会員管理部56cによる貯玉再プレイ処理について説明する。会員管理部56cは、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データ内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、払出先のレートの貯玉の残高を払出単位数だけ引落し、貯玉再プレイの可能数を再計算する。そして、減算後の残高と貯玉再プレイの可能数とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
閾値管理部56dは、異常判定閾値データ55dを管理する処理部である。閾値管理部56dは、入力部52からSC受信閾値、センタ送信閾値及びセンタ受信閾値を受け付け、それぞれを異常判定閾値データ55dに記憶する。
SC通信制御部56eは、SC通信及びセンタ応答の中継を行う処理部である。SC通信制御部56eは、遊技機20及び台間カード処理機10から受信したSC通信1及びSC通信2をまとめてファイル化してセンタ通信とし、管理センタ100を介して情報センタ110に通知する。SC通信制御部56eは、管理センタ100を介して情報センタ110から受信したセンタ応答を認証鍵に係るSC応答1及び遊技機情報に係るSC応答2に分割し、それぞれを遊技機20及び台間カード処理機10に通知する。
SC通信管理部56fは、SC通信データ55eを管理する処理部である。SC通信管理部56fは、遊技機20及び台間カード処理機10から受信したSC通信1及びSC通信2のそれぞれにおいて、SC通信データ55eのSC通信受信時刻1にデータがある場合はSC通信受信時刻2に、SC通信受信時刻1にデータがない場合はSC通信受信時刻1及びSC通信受信時刻2に、当該SC通信を受信した時刻を記憶する。
SC通信管理部56fは、管理センタ100を介して情報センタ110に送信したセンタ通信の送信時刻を、SC通信データ55eのセンタ通信送信時刻に記憶する。SC通信管理部56fは、管理センタ100を介して情報センタ110から受信したセンタ応答の受信時刻を、SC通信データ55eのセンタ応答受信時刻に記憶するとともに、SC通信受信時刻1のデータを消去する。
SC受信判定部56gは、SC通信の受信に係る異常の判定を行う処理部である。SC受信判定部56gは、SC通信1及びSC通信2のそれぞれにおいて、SC通信データ55eのSC通信受信時刻1及びSC通信受信時刻2の差が異常判定閾値データ55dのSC受信閾値以上であれば、遊技機20又は台間カード処理機10のSC基板の送信異常と判定し、報知部に処理を受け渡す。
SC受信判定部56gは、SC通信データ55eのSC通信受信時刻1及びSC通信受信時刻2にデータが記憶され、かつ、当該SC通信受信時刻2及び現在時刻の差が異常判定閾値データ55dのSC受信閾値以上であれば、遊技機20又は台間カード処理機10のSC基板の送信異常と判定し、報知部に処理を受け渡す。
センタ送信判定部56hは、センタ通信の送信に係る異常の判定を行う処理部である。センタ送信判定部56hは、SC通信1又はSC通信2にかかるSC通信データ55eのSC通信受信時刻1及びセンタ通信送信時刻の差が、異常判定閾値データ55dのセンタ送信閾値以上であれば、SC通信制御部56eの送信異常と判定し、報知部に処理を受け渡す。
センタ受信判定部56iは、センタ応答の受信に係る異常の判定を行う処理部である。センタ受信判定部56iは、SC通信1又はSC通信2にかかるSC通信データ55eのSC通信受信時刻1及びセンタ応答受信時刻の差が、異常判定閾値データ55dのセンタ受信閾値以上であれば、情報センタ110の送信異常と判定し、報知部に処理を受け渡す。
報知部56jは、SC通信に係る異常を検知した場合にその旨を報知する処理部である。報知部56jは、SC受信判定部56g、センタ送信判定部56h又はセンタ受信判定部56iから処理を受け渡されたならば、記載しない従業員端末等に対して、SC通信に係る異常の発生の旨を報知する。
次に、図8に示した管理装置50の記憶部55が記憶するデータの具体例について説明する。図9及び図10は、図8に示したカード管理データ55a、装置管理データ55b、会員管理データ55c、異常判定閾値データ55d及びSC通信データ55eの一例を示す図である。
図9(b)に示すカード管理データ55aでは、カードID「1001」にプリペイド価値「0」円、各レートの持玉の残高「0」玉、使用先ID「A101」が対応付けられている。すなわち、カードID「1001」のカードは、装置ID「A101」の台間カード処理機10に挿入されており、持玉については台間カード処理機10に管理が移っている。このため、各レートの持玉の残高はゼロである。
また、カード管理データ55aでは、カードID「2001」にプリペイド価値「3000」円、持玉として、玉1の持玉の残高「1500」玉、玉2の持玉の残高「2500」玉、玉3の持玉の残高「0」玉と対応付けられているが、使用先IDの対応付けはされていない。すなわち、カードID「2001」のカードは、台間カード処理機10に挿入されておらず、持玉の管理が管理装置50により行われている。
図9(b)に示す装置管理データ55bは、ID「A101」の台間カード処理機10の設置場所が「島1-1」、接続された遊技機20のIDが「B201」、遊技台番号が「11」、遊技種が「玉1」、接続された遊技機20の機種が「EV01」、製造番号が「a」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
また、装置管理データ55bは、ID「A201」の台間カード処理機10の設置場所が「島2-1」、接続された遊技機20のIDが「B506」、遊技台番号が「21」、遊技種が「玉3」、接続された遊技機20の機種が「DX03」、製造番号が「g」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
図9(c)に示す会員管理データ55cは、カードIDに対応付けられた、氏名、貯玉等を示している。具体的には、会員管理データ55cは、カードID「2005」に対して、氏名「特許太郎」、「玉1」の貯玉の残高「1500」玉、「玉2」の貯玉の残高「200」玉、「玉3」の貯玉の残高「0」玉を対応付けている。
図9(d)に示す異常判定閾値データ55dは、SC受信閾値が「60分」、センタ送信閾値が「20分」、センタ受信閾値が「60分」に設定されていることを示している。
図10に示すSC通信データ55eは、台間カード処理機ID「A101」のSC種別「SC1」に対して、SC通信受信時刻1が「2020/10/01 19:10」、SC通信受信時刻2が「2020/10/01 20:15」、センタ通信送信時刻が「2020/10/01 17:00」、センタ応答受信時刻が「2020/10/01 17:30」を、台間カード処理機ID「A101」のSC種別「SC2」に対して、SC通信受信時刻1が「2020/10/01 19:20」、SC通信受信時刻2が「2020/10/01 19:20」、センタ通信送信時刻が「2020/10/01 17:00」、センタ応答受信時刻が「2020/10/01 17:30」を対応付けている。
また、SC通信データ55eは、台間カード処理機ID「A102」のSC種別「SC1」に対して、SC通信受信時刻1が「2020/10/01 19:30」、SC通信受信時刻2が「2020/10/01 19:30」、センタ通信送信時刻が「2020/10/01 20:00」、センタ応答受信時刻が「2020/10/01 17:50」を、台間カード処理機ID「A102」のSC種別「SC2」に対して、SC通信受信時刻1が「2020/10/01 19:50」、SC通信受信時刻2が「2020/10/01 19:50」、センタ通信送信時刻が「2020/10/01 20:00」、センタ応答受信時刻が「2020/10/01 21:00」を対応付けている。
<実施形態1に係る異常判定パターン>
次に、本実施形態1に係る異常判定パターンについて説明する。図11は、本実施形態1に係る異常判定パターンを示す図である。
まず、異常判定パターンは、パターン1からパターン4の4つに区分される。パターン1は、同一のSC基板からの最古の受信時刻と最新の受信時刻の差が、SC受信閾値以上である場合は、SC基板の送信異常と判定する。
例えば、図10における台間カード処理機ID「A101」、SC種別「SC1」の場合では、SC通信受信時刻1とSC通信受信時刻2の差(65分)が、図9(d)におけるSC受信閾値(60分)以上であるため、SC通信1を送信する遊技機20のSC基板の送信異常と判定する。
パターン2は、同一のSC基板からの最古の受信時刻と最新の受信時刻が記憶され、かつ、当該最新の受信時刻と現在時刻の差が、SC受信閾値以上である場合は、SC基板の送信異常と判定する。
例えば、図10における台間カード処理機ID「A101」、SC種別「SC2」の場合では、SC通信受信時刻1とSC通信受信時刻2にデータが記憶されており、かつ、SC通信受信時刻2と現在時刻(20:30とする)の差(70分)が、図9(d)におけるSC受信閾値(60分)以上であるため、SC通信2を送信する台間カード処理機10のSC基板の送信異常と判定する。
パターン3は、SC基板からの最古の受信時刻とセンタ送信時刻の差が、センタ送信閾値以上である場合は、管理装置50からセンタ向けの送信異常と判定する。
例えば、図10における台間カード処理機ID「A102」、SC種別「SC1」の場合では、SC通信受信時刻1とセンタ通信送信時刻の差(30分)が、図9(d)におけるセンタ送信閾値(20分)以上であるため、管理装置50から情報センタ110への送信異常と判定する。
パターン4は、SC基板からの最古の受信時刻とセンタ受信時刻の差が、センタ受信閾値以上である場合は、センタ側の送信異常と判定する。
例えば、図10における台間カード処理機ID「A102」、SC種別「SC2」の場合では、SC通信受信時刻1とセンタ応答受信時刻の差(70分)が、図9(d)におけるセンタ受信閾値(60分)以上であるため、情報センタ110から管理装置50への送信異常と判定する。
<実施形態1に係る管理装置50の処理手順>
次に、本実施形態1に係る管理装置50の処理手順について説明する。図12及び図13は、本実施形態1に係る管理装置50の処理手順を示すフローチャートである。
まず、遊技機20又は台間カード処理機10からSC通信を受信していないならば(ステップS101;No)、ステップS107に移行する。SC通信を受信しているならば(ステップS101;Yes)、受信時刻をSC通信データ55eのSC通信受信時刻2に記憶する(ステップS102)。
SC通信受信時刻1にデータがない場合は(ステップS103;No)、SC通信受信時刻1に当該SC通信の受信時刻を記憶する(ステップS106)。SC通信受信時刻1にデータがあり(ステップS103;Yes)、かつ、SC通信受信時刻1とSC通信受信時刻2の差がSC受信閾値以上である場合は(ステップS104;Yes)、SC基板の送信異常と判定して、その旨を報知する(ステップS105)。
また、SC通信受信時刻1及びSC通信受信時刻2にデータがあり(ステップS107;Yes)、かつ、SC通信受信時刻2と現在時刻の差がSC受信閾値以上である場合は(ステップS108;Yes)、SC基板の送信異常と判定して、その旨を報知する(ステップS109)。
次に、情報センタ110へのセンタ通信を送信していないならば(ステップS110;No)、ステップS114に移行する。センタ通信を送信しているならば(ステップS110;Yes)、送信時刻をSC通信データ55eのセンタ通信送信時刻に記憶する(ステップS111)。
SC通信受信時刻1とセンタ通信送信時刻の差がセンタ送信閾値以上である場合は(ステップS112;Yes)、管理装置50による情報センタ110向けのセンタ通信の送信異常と判定して、その旨を報知する(ステップS113)。
次に、情報センタ110からセンタ応答を受信していないならば(ステップS114;No)、ステップS119に移行する。センタ応答を受信しているならば(ステップS114;Yes)、受信時刻をSC通信データ55eのセンタ応答受信時刻に記憶する(ステップS115)。
SC通信受信時刻1とセンタ応答受信時刻の差がセンタ受信閾値以上である場合は(ステップS116;Yes)、管理装置50に向けた情報センタ110側におけるセンタ応答の送信異常と判定して、その旨を報知する(ステップS117)。SC通信データ55eのSC通信受信時刻1のデータを消去して(ステップS118)、遊技システムの停止指示の有無を確認する(ステップS119)。
遊技システムの停止指示がない場合は(ステップS119;No)、ステップS101に移行する。遊技システムの停止指示がある場合は(ステップS119;Yes)、処理を終了する。
このように、本実施形態1に係る遊技システムは、遊技機の認証情報に係る通信の異常を検知して、異常状態への対応業務を効率化することができる。
なお、上記の実施形態1では、管理装置50において認証情報に係る通信の異常を検知する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理センタ100において認証情報に係る通信の異常を検知するよう構成することもできる。
上述してきたように、本実施形態1では、封入式の遊技機20に併設された台間カード処理機10と通信可能に接続された管理装置50であって、遊技機20及び台間カード処理10から通知されるSC通信1及びSC通信2のそれぞれにおける最古の受信時刻及び最新の受信時刻、管理装置50が通知するセンタ通信の通知時刻、並びに、情報センタ110から通知されるセンタ応答の受信時刻をSC通信データ55eに記憶し、情報センタ110から通知されるセンタ応答を受信した場合に、SC通信データ55eに記憶されているSC通信1及びSC通信2に係る最古の受信時刻を消去するとともに、異常判定閾値データ55dを用いてSC通信データ55eを検索し、異常の発生を検知して報知するよう構成したので、異常状態への対応業務を効率化することができる。
[実施形態2]
ところで、上記の実施形態1では、遊技機の認証情報に係る通信の異常を検知する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、封入式のパチンコ遊技機及びスロット遊技機の双方の機種に対応可能な台間カード処理機に対して、管理装置からいずれの機種に対応するのかを指定することにより、装置の管理と運用を効率化することができるよう構成することもできる。
本実施形態2では、封入式のパチンコ遊技機及びスロット遊技機の双方の機種に対応可能な台間カード処理機に対して、管理装置からいずれの機種に対応するのかを指定することにより、装置の管理と運用を効率化する構成について説明する。
図14は、本実施形態2に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。図14に示すように、管理装置200において、台間カード処理機300の運用機種を設定する(S11)。パチンコ遊技機20Aに接続された台間カード処理機300A及びスロット遊技機20Bに接続された台間カード処理機300Bから、装置認証申請を通知する(S12)。
管理装置200は、台間カード処理機300の装置認証を実施し(S13)、設定した運用機種を当該台間カード処理機300に通知する(S14)。当該通知を受け取った台間カード処理機300は、指定された運用機種に基づいて遊技の運用を行う(S15)。
このように、封入式のパチンコ遊技機及びスロット遊技機の双方の機種に対応可能な台間カード処理機に対して、管理装置からいずれの機種に対応するのかを指定することにより、装置の管理と運用を効率化することができる。
<実施形態2に係る管理装置200の構成>
次に、本実施形態2に係る管理装置200の構成について説明する。図15は、本実施形態2に係る管理装置200の構成を示す図である。なお、図8に示した管理装置50と同様の機能部についての説明は省略する。
管理装置200は、表示部51及び入力部52と接続され、外部ネットワーク通信部53、店舗ネットワーク通信部54、記憶部210及び制御部220を有する。
記憶部210は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部210は、カード管理データ55a、運用機種管理データ211、装置管理データ212及び会員管理データ55cを記憶する。
運用機種管理データ211は、台間カード処理機300に指定された運用機種を示すデータである。運用機種管理データ211は、台間カード処理機ID、機種、運用機種等を含んでいる。
装置管理データ212は、遊技店に設置された装置に関するデータである。装置管理データ212は、遊技台番号、遊技機ID、並びに、台間カード処理機300の装置ID、機種、運用機種、遊技種等を含んでいる。
制御部220は、管理装置200の全体制御を行う制御部であり、カード管理部56a、運用機種管理部221、装置管理部222及び会員管理部56cを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、カード管理部56a、運用機種管理部221、装置管理部222及び会員管理部56cにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
運用機種管理部221は、運用機種管理データ211の管理を行う処理部である。運用機種管理部221は、入力部52から受け付けた台間カード処理機300の機種及び運用機種を、運用機種管理データ211に記憶する。
装置管理部222は、装置管理データ212の管理を行う処理部である。装置管理部222は、台間カード処理機300から装置認証申請を受け付けたならば、当該装置認証申請に含まれる台間カード処理機300に係る情報及び当該台間カード処理機300に係る運用機種管理データ211内の情報を装置管理データ212に記憶するとともに、当該台間カード処理機300の装置認証に係る情報及び運用機種管理データ211を、当該台間カード処理機300に通知する。
次に、図15に示した管理装置200の記憶部210が記憶するデータの具体例について説明する。図16は、図15に示した運用機種管理データ211及び装置管理データ212の一例を示す図である。
図16(a)に示す運用機種管理データ211は、台間カード処理機ID「A101」に対して、機種が「JC01」、運用機種が「JCK」に、台間カード処理機ID「A201」に対して、機種が「JC03」、運用機種が「JMK」に設定されていることを示している。
図16(b)に示す装置管理データ212は、遊技台番号「11」に対して、遊技機IDが「B201」、台間カード処理機300の装置IDが「A101」、機種が「JC01」、運用機種が「JCK」、遊技種が「玉1」であることを、遊技台番号「21」に対して、遊技機IDが「C506」、台間カード処理機300の装置IDが「A201」、機種が「JC03」、運用機種が「JMK」、遊技種が「メダル3」であることを示している。
このように、封入式のパチンコ遊技機及びスロット遊技機の双方の機種に対応可能な台間カード処理機に対して、管理装置からいずれの機種に対応するのかを指定することにより、装置の管理と運用を効率化することができる。
なお、上記の実施形態2では、台間カード処理機の運用機種を指定することにより、パチンコ遊技機及びスロット遊技機の双方に対応可能とする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、指定した運用機種によって、台間カード処理機の画面色を変更することにより、いずれの運用機種で運用されているか容易に識別できるよう構成することもできる。
また、上記の実施形態2では、台間カード処理機の運用機種を指定することにより、パチンコ遊技機及びスロット遊技機の双方に対応可能とする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の管理用ソフトを同一装置にインストールし、用途に応じて一元的に運用を行うよう構成することもできる。
また、上記の実施形態2では、台間カード処理機の運用機種を指定することにより、パチンコ遊技機及びスロット遊技機の双方に対応可能とする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技玉とメダルの遊技種を同価値で変換することにより、遊技玉とメダルの相互変換を可能とするよう構成することもできる。
また、上記の実施形態2では、台間カード処理機の運用機種を指定することにより、パチンコ遊技機及びスロット遊技機の双方に対応可能とする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチンコ又はスロットの遊技種別のみを指定するよう構成することもできる。
また、上記の各実施形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明に係る遊技システム、管理装置及び異常検知方法は、遊技機の認証情報に係る通信の異常を検知して、異常状態への対応業務を効率化する場合に適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
15 通信部
16 記憶部
16a 自装置状態データ
16b カードデータ
16c SC通信条件データ
17 制御部
17a データ管理部
18 遊技管理部
18a 認証処理部
18b 認証鍵管理部
18c 遊技機状態管理部
18d SC通信管理部
20 遊技機
21 ハンドル
22 計数ボタン
23 通信制御部
24 演出制御部
24a 演出図柄抽選部
24b 演出抽選部
25 遊技制御部
26 遊技玉制御部
26a 遊技可能数管理部
27 記憶部
27a SC通信条件データ
30 島コントローラ
50 管理装置
51 表示部
52 入力部
53 外部ネットワーク通信部
54 店舗ネットワーク通信部
55 記憶部
55a カード管理データ
55b 装置管理データ
55c 会員管理データ
55d 異常判定閾値データ
55e SC通信データ
56 制御部
56a カード管理部
56b 装置管理部
56c 会員管理部
56d 閾値管理部
56e SC通信制御部
56f SC通信管理部
56g SC受信判定部
56h センタ送信判定部
56i センタ受信判定部
56j 報知部
60 賞品管理装置
70 精算機
100 管理センタ
110 情報センタ
200 管理装置
210 記憶部
211 運用機種管理データ
212 装置管理データ
220 制御部
221 運用機種管理部
222 装置管理部
300 台間カード処理機

Claims (7)

  1. 所定の記憶部に記憶された遊技媒体数に基づき遊技を提供する封入式の遊技機と、該遊技機に併設された遊技用装置と、前記遊技機及び前記遊技用装置に係る情報を管理する情報管理装置と通信可能に接続された管理装置とを有する遊技システムであって、
    前記管理装置は、
    前記遊技機及び前記遊技用装置から要求情報を取得し、取得した要求情報を前記情報管理装置に通知する第1通知手段と、
    前記要求情報に応答して前記情報管理装置が通知する応答情報を取得し、取得した応答情報を前記遊技機及び前記遊技用装置に通知する第2通知手段と、
    前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻に基づいて異常の発生を検出する検出手段と、
    前記検出手段により異常を検知した場合に、その旨を報知する報知手段と
    を備えたことを特徴とする遊技システム。
  2. 前記検出手段は、
    前記記憶手段に記憶された第1の要求情報の第1の取得時刻と、前記記憶手段に新たに記憶された第2の要求情報の第2の取得時刻との時間差が第1の閾値以上である場合に異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  3. 前記検出手段は、
    前記第2の取得時刻と現在時刻との時間差が前記第1の閾値以上である場合に異常であると判定することを特徴とする請求項2に記載の遊技システム。
  4. 前記検出手段は、
    前記第1の取得時刻と、前記要求情報を前記情報管理装置に通知する通知時刻との時間差が第2の閾値以上である場合に異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  5. 前記検出手段は、
    前記第1の取得時刻と、前記応答情報の取得時刻との時間差が第3の閾値以上である場合に異常であると判定することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  6. 所定の記憶部に記憶された遊技媒体数に基づき遊技を提供する封入式の遊技機に併設された遊技用装置及び前記遊技機及び前記遊技用装置に係る情報を管理する情報管理装置と通信可能に接続された管理装置であって、
    前記遊技機及び前記遊技用装置から要求情報を取得し、取得した要求情報を前記情報管理装置に通知する第1通知手段と、
    前記要求情報に応答して前記情報管理装置が通知する応答情報を取得し、取得した応答情報を前記遊技機及び前記遊技用装置に通知する第2通知手段と、
    前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶された前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻に基づいて異常の発生を検出する検出手段と、
    前記検出手段により異常を検知した場合に、その旨を報知する報知手段と
    を備えたことを特徴とする管理装置。
  7. 所定の記憶部に記憶された遊技媒体数に基づき遊技を提供する封入式の遊技機と、該遊技機に併設された遊技用装置と、前記遊技機及び前記遊技用装置に係る情報を管理する情報管理装置と通信可能に接続された管理装置とを有する遊技システムにおける異常検知方法であって、
    前記管理装置が、前記遊技機及び前記遊技用装置から要求情報を取得し、取得した要求情報を前記情報管理装置に通知する第1通知工程と、
    前記管理装置が、前記要求情報に応答して前記情報管理装置が通知する応答情報を取得し、取得した応答情報を前記遊技機及び前記遊技用装置に通知する第2通知工程と、
    前記管理装置が、前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻を記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記管理装置が、前記記憶部に記憶された前記要求情報の取得時刻、前記情報管理装置への要求情報の通知時刻及び前記応答情報の取得時刻に基づいて異常の発生を検出する検出工程と、
    前記管理装置が、前記検出工程により異常を検知した場合に、その旨を報知する報知工程と
    を含んだことを特徴とする異常検知方法。
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