JP2022098269A - 遊技システム、遊技用装置及び遊技管理方法 - Google Patents

遊技システム、遊技用装置及び遊技管理方法 Download PDF

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剛 松▲崎▼
Takeshi Matsuzaki
典生 木村
Norio Kimura
琢也 藤原
Takuya Fujiwara
美咲 須貝
Misaki Sugai
享平 岡山
Kyohei Okayama
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【課題】遊技機にエラーが発生した場合に、発生したエラーパターンに応じて効率的な機能制限を行うことを課題とする。【解決手段】遊技機にエラーが発生したならば(S1)、エラーパターン及び持玉数に応じて、カード返却及び貸出の制御を行う(S2)。例えば、遊技機に、カード返却は可であり貸出は不可であるエラーが発生した場合、持玉数が20玉で最低返却玉数未満であるならば、カード返却も不可とする制御を行う。これは、カード返却を行うと最低返却玉数未満である持玉数を自動で貸し出してしまうため、エラーパターンで分類された貸出不可に違反することになるためである。【選択図】図1

Description

この発明は、遊技機にエラーが発生した場合に、発生したエラーパターンに応じて効率的な機能制限を行うことができる遊技システム、遊技用装置及び遊技管理方法に関する。
従来、遊技店では、遊技媒体を用いたパチンコ遊技、パチスロ遊技等を提供している。例えば、パチンコ遊技では、遊技玉を遊技媒体として用い、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う。遊技機には、各台装置が併設されることが多い。各台装置は、入金を受け付けて遊技媒体の貸出処理を行う。また、各台装置は、遊技により獲得された遊技媒体の数を持遊技媒体数として記憶し、持遊技媒体数を減算して遊技媒体を払い出す再プレイ処理を行う。
かかる遊技機には、遊技盤に大入賞口や当該大入賞口を開閉する開閉扉、開閉扉を開閉動作させる可変入賞装置などが設けられており、所定のセンサを用いてエラーの有無を検知している。例えば、特許文献1には、可変入賞装置が大入賞口に入賞した遊技球を検知する可変入賞検知センサを設け、この可変入賞検知センサがエラーを検知したならば、主制御基板に対してエラーの発生を示す信号を出力する技術が開示されている。このエラー検知により、遊技機に併設された各台装置もエラーダウンし、カード返却及び遊技媒体の貸し出しができないよう制御していた。
特開2020-078626号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、遊技機にエラーが発生する都度、カード返却及び遊技媒体の貸出を不可としたならば、過剰にカード返却及び遊技媒体の貸出の機能を抑制する結果となり、効率的ではない。
例えば、カード返却が可能であるが遊技媒体の貸出が不可となった場合に、遊技媒体の貸出が不可とのエラーが発生したことを理由に、カード返却まで不可とすべきではない。遊技客は、カードを返却し、他の遊技機で遊技ができる状況であるにも関わらず、遊技客を待たせる結果となるためである。
また、遊技客が保有できる持遊技媒体数には下限値(以下、「最低返却玉数」と言う)があり、カード返却を行う場合に持遊技媒体数が最低返却玉数未満であれば、該持遊技媒体数に対して自動で貸出が行われる。このため、カード返却及び貸出の機能を抑制する場合には、最低返却玉数を考慮する必要がある。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであって、遊技機にエラーが発生した場合に、発生したエラーパターンに応じて効率的な機能制限を行うことができる遊技システム、遊技用装置及び遊技管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の遊技機と、該遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数に移行可能な第2の遊技媒体数を用いた遊技媒体の貸出処理及び記憶媒体に係る処理を行う遊技用装置とを有する遊技システムであって、前記遊技用装置は、前記第2の遊技媒体数が関連付けられた記憶媒体の返却操作を受け付ける返却操作受付手段と、前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる移行操作を受け付ける移行操作受付手段と、前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる際の移行処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数に基づいて、前記返却操作及び前記移行操作を有効化又は無効化するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーが無く、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーが無い第1のエラーパターンである場合には、前記返却操作を有効とし、前記移行操作を有効とするよう制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーが無く、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーがある第2のエラーパターンであり、前記第2の遊技媒体数が所定の最低返却数以上である場合には、前記返却操作を有効とし、前記移行操作を無効とするよう制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーが無く、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーがある第2のエラーパターンであり、前記第2の遊技媒体数が所定の最低返却数未満である場合には、前記返却操作を無効とし、前記移行操作を無効とするよう制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーがあり、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーが無い第3のエラーパターンであり、前記第2の遊技媒体数が所定の最低返却数以上である場合には、前記返却操作を無効とし、前記移行操作を有効とするよう制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーがあり、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーが無い第3のエラーパターンであり、前記第2の遊技媒体数が所定の最低返却数未満である場合には、前記返却操作を無効とし、前記移行操作を有効とするよう制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーがあり、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーがある第4のエラーパターンである場合には、前記返却操作を無効とし、前記移行操作を無効とするよう制御することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記遊技用装置は、前記遊技機に対して発行された認証情報が有効期限切れである場合に、遊技媒体の貸出処理及び持遊技媒体数の再プレイ処理を制限する制限手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数に移行可能な第2の遊技媒体数を用いた遊技媒体の貸出処理及び記憶媒体に係る処理を行う遊技用装置であって、前記第2の遊技媒体数が関連付けられた記憶媒体の返却操作を受け付ける返却操作受付手段と、前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる移行操作を受け付ける移行操作受付手段と、前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる際の移行処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数に基づいて、前記返却操作及び前記移行操作を有効化又は無効化するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の遊技機と、該遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数に移行可能な第2の遊技媒体数を用いた遊技媒体の貸出処理及び記憶媒体に係る処理を行う遊技用装置とを有する遊技システムにおける遊技管理方法であって、前記遊技用装置は、前記第2の遊技媒体数が関連付けられた記憶媒体の返却操作を受け付ける返却操作受付工程と、前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる移行操作を受け付ける移行操作受付工程と、前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる際の移行処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数に基づいて、前記返却操作及び前記移行操作を有効化又は無効化するよう制御する制御工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、遊技機にエラーが発生した場合に、発生したエラーパターンに応じて効率的な機能制限を行うことができる。
図1は、実施形態1に係る遊技システムの概要の説明図である。 図2は、実施形態1に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示した台間カード処理機及び遊技機の外観構成を示す図である。 図4は、図2に示した台間カード処理機の構成を示す図である。 図5は、図4に示した自装置状態データ、カードデータ及び最低返却玉数データの一例を示す図である。 図6は、図2に示した遊技機の構成を示す図である。 図7は、図2に示した管理装置の構成を示す図である。 図8は、図7に示したカード管理データ、装置管理データ、会員管理データ及び最低返却玉数データの一例を示す図である。 図9は、実施形態1に係るエラーパターンに応じた機能制御パターンを示す図である。 図10は、実施形態1に係る台間カード処理機の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、実施形態2に係る遊技システムの概要の説明図である。 図12は、実施形態2に係る機能抑制の一例を示す図である。 図13は、実施形態3に係る遊技システムの概要の説明図である。 図14は、実施形態3に係る管理装置の構成を示す図である。 図15は、図14に示した回収時間データ、端数値データ、連続回数データ及び端数回収データの一例を示す図である。 図16は、実施形態3に係る管理装置の処理手順を示すフローチャートである。 図17は、実施形態4に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。 図18は、図17に示した台間カード処理機200のカード返却ボタン押下時の動作パターンを示す図である。 図19は、持玉及び遊技球等の条件に応じた台間カード処理機200のカード返却ボタン押下時の動作を示す図(その1)である。 図20は、持玉及び遊技球等の条件に応じた台間カード処理機200のカード返却ボタン押下時の動作を示す図(その2)である。
[実施形態1]
以下に、本実施形態1に係る遊技システム、遊技用装置及び遊技管理方法について詳細に説明する。
本明細書中において、「持玉」とは遊技客が遊技において獲得した遊技媒体を示すデータであって、その当日中(遊技店の閉店時刻より前の時間)にのみ遊技に再度供することができるものをいう。なお、「持玉数」とは、遊技客が遊技により獲得した遊技媒体数をいう。また、「貯玉」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体を示すデータであって、翌日以降(遊技店の閉店時刻より後の時間)も遊技に再度供することができるものをいう。なお、「貯玉数」とは、遊技客が遊技店に預け入れた遊技媒体数をいう。持玉は、一般遊技客及び会員遊技客の双方が使用可能であり、遊技機を移動した場合などに使用される。貯玉は、原則として会員遊技客のみが使用可能であり、獲得した遊技媒体を翌日以降、遊技機の遊技に用いる場合に使用される。また、「遊技球数」とは、遊技客が遊技に使用可能な遊技可能数をいう。
<遊技システムの概要>
まず、本実施形態1に係る遊技システムの概要について説明する。図1は、本実施形態1に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。本実施形態1に係る遊技システムでは、遊技機にエラーが発生したならば(S1)、エラーパターン及び持玉数に応じて、カード返却及び貸出の制御を行う(S2)。
例えば、遊技機に、カード返却は可であり貸出は不可であるエラーが発生した場合、持玉数が20玉で最低返却玉数未満であるならば、貸出不可に加えて、カード返却も不可とする制御を行う。これは、カード返却を行うと最低返却玉数未満である持玉数を自動で貸し出してしまうため、エラーパターンで分類された貸出不可に違反することになるためである。
このように、遊技システムは、遊技機にエラーが発生した場合に、発生したエラーパターンに応じて効率的な機能制限を行うことができる。
<システム構成>
次に、本実施形態1に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施形態1に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10とが設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続される。通信回線には、島コントローラ30、管理装置50、賞品管理装置60及び精算機70が接続される。
遊技機20は、装置内部に封入された遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。なお、この遊技玉は遊技に使用される物理的な「玉」であり、遊技機20がデータとして扱う「遊技球」とは異なる。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技盤面には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機20の制御部は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリと、遊技球数を示す遊技可能数メモリを有している。また、遊技機20の制御部は、遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、遊技客から入金を受け付けた場合に、入金の金額に対応するプリペイド価値を自装置の内部に収納したカードの識別情報(カードID)に関連付ける。このプリペイド価値は、遊技玉の貸出に使用することができる。また、台間カード処理機10は、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードの挿入を受け付けることができる。そして、遊技終了時には、プリペイド価値や持玉、貯玉等が関連付けられたカードを排出して遊技客に返却する。また、台間カード処理機10は、入金、カード挿入、カード排出などの動作の履歴を管理装置50に送信する。
遊技機20は、遊技盤面に所定個数の遊技玉が打ち出されたならば、アウトデータを台間カード処理機10に送信する。また、遊技機20は、遊技玉が入賞領域を通過して(いわゆる入賞)所定個数の賞玉が遊技球に加算されたならば、セーフデータを台間カード処理機10に送信する。さらに、遊技により大当りなどの特別の状態が発生したならば、かかる状態の発生を示す特賞データを台間カード処理機10に送信する。
アウトデータは、遊技客が遊技盤面に打ち込んだ玉数である打込玉数に対応する。セーフデータは、入賞により獲得される賞出玉数に対応する。また、特賞データは、大当りなどの遊技機20の状態を示す。各データは、台間カード処理機10を介して管理装置50に送信され、管理装置50は、アウトデータ、セーフデータ及び特賞データを蓄積することで、遊技機20の動作の履歴を得ることができる。
台間カード処理機10は、入金の受け付け、遊技玉の貸し出し、管理装置50との通信並びに遊技機20との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知を管理装置50に送信することで、入金額相当のプリペイド価値を管理装置50が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸操作がなされたならば、玉貸要求を管理装置50に送信し、管理装置50が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、管理装置50にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、管理装置50からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、管理装置50に対して持玉減算要求を送信することで、管理装置50が管理する持玉の残高(持玉数)をゼロにクリアする。
台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、管理装置50に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、持玉数を含む持玉加算要求を管理装置50に送信し、管理装置50に持玉数を加算させた後、カード排出通知を管理装置50に送信し、カードを排出制御する。なお、カード返却操作の前に、遊技機20から計数操作を受け付けた場合には、遊技球数を持玉数に加算する。
台間カード処理機10は、遊技機20から遊技機IDを取得し、取得した遊技機IDと、管理装置50から受信した認証鍵とを用いて遊技機20の認証を行なう機能を有する。この認証は、開店処理時等に行なわれ、認証の成功を条件に遊技機20は遊技可能となる。
台間カード処理機10は、遊技機20の状態に基づいて各種表示制御を行なうとともに、遊技機20の状態を管理装置50に送信する。
また、台間カード処理機10は、遊技機20からエラーに関する情報を受信したならば、該エラー情報のエラーパターン及び自装置に設定された遊技種(以下、「自レート」と言う)の持玉数を用いてカード返却及び貸出の制御を行う。例えば、エラーパターンが「カード返却:可、貸出:不可」であり、自レートの持玉数が最低返却玉数未満ならば、カード返却及び貸出をともに停止する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ね、各種情報を管理装置50に対して中継する装置である。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードの識別情報(以下、「カードID」と言う)と台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉の残高に加算する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、カードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、賞品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を賞品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機70からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機70に対して通知する。
また、管理装置50は、台間カード処理機10から遊技機IDを取得し、自店舗に設置された遊技機20を管理する。そして、遊技店外の図示しない認証鍵管理センタから自店舗に設定された遊技機20を認証するための認証鍵を取得し、台間カード処理機10に配信する。
また、管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉の残高を所定数減算し、減算後の貯玉の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、管理装置50は、賞品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉の残高を賞品管理装置60に通知する。
また、管理装置50は、最低返却玉数の設定操作を受け付けて記憶し、該最低返却玉数を台間カード処理機10に通知する。
賞品管理装置60は、遊技店内の賞品交換カウンタに併設された賞品交換用の端末装置であり、獲得玉、貯玉及び持玉の賞品交換処理を行う。この賞品管理装置60には、カードのカードIDを読み取るカードリーダ及び賞品を払い出す賞品払出装置が接続されている。賞品管理装置60は、一般カードあるいは会員カードからカードIDを読み出した場合(若しくは、携帯端末等からカードIDに対応する識別情報を読み出した場合)には、カードIDを管理装置50に送信して、該カードIDの持玉の残高を要求する。また、貯玉を賞品交換する場合は、管理装置50に対して貯玉の残高を要求する。
精算機70は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDを管理装置50に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
次に、本実施形態1に係る遊技システムにおける玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
管理装置50は、玉貸要求を含む電文を受信したならば、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値の所定値を減算してカード管理データを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば「125」)の遊技球数への加算を要求する加算信号を遊技機20に送信する。
加算信号を受信した遊技機20は、遊技球数を加算し、加算後の遊技球数を台間カード処理機10に送信する。台間カード処理機10は、加算前の遊技球数と玉貸しを行った数との和を加算後の遊技球数と比較して、遊技球数の加算が適切に行われたか否かを判定する。
次に、本実施形態1に係る遊技システムにおける持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉のうち、該電文により特定されたレートの持玉の残高を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、管理装置50から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードID及びレートを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文を管理装置50に送信する。管理装置50は、持玉減算要求を受信したならば、カードID及びレートにより特定される持玉の残高をゼロにクリアする。また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、持玉の残高を一定数ずつ減算し、対応する数を遊技機20に通知し、遊技球数に加算させる。
台間カード処理機10は、遊技機20の遊技球数を台間カード処理機10の持玉とすることでその管理を移行させる管理移行要求を遊技機20から受信したならば、管理移行要求に示された遊技球数を自装置の持玉に加算する。その後、カード返却操作を受け付けたならば、管理装置50に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、持玉の残高と、持玉加算要求とを含む。
管理装置50は、持玉加算要求を受け付けたならば、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉のうち、該電文により特定されたレートの持玉の残高(持玉数)を受信した値に更新する。その後、台間カード処理機10は、管理装置50にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
次に、本実施形態1に係る遊技システムにおける貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カードを受け付けた場合、若しくは会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDに対応する識別情報を読み取った場合に、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードID(若しくは携帯端末から読み取ったカードIDに対応する識別情報)と、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
管理装置50は、該電文内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数(貯玉再プレイ単位数。例えば「125玉」)以上である場合には貯玉再プレイ操作を受付可能とする。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、管理装置50のローカルアドレスを宛先とした電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。
管理装置50は、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、該電文により特定されたレートの貯玉の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する数を遊技機20に通知して遊技球数に加算させる。また、更新後の貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数未満となったかを判定する。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受け付け可能であり、貯玉再プレイ操作を受け付けたならば貯玉再プレイ要求を送信する。2回目以降の貯玉再プレイ操作では、暗証番号の確認は不要である。更新後の貯玉データの残高が貯玉再プレイ単位数未満となったならば、貯玉再プレイ操作を受け付け不能とする。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。管理装置50は、閉店処理時にカード管理データの持玉の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉が存在する場合には、該持玉の残高を貯玉の残高に加算して更新する。その後、管理装置50は、該持玉の残高をゼロにクリアする。
<台間カード処理機10と遊技機20の外観構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10及び遊技機20の外観構成を示す図である。同図には、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、電子マネーを受け付けることができるユニットを設けることもできる。
図3に示すように、台間カード処理機10には、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11、各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12a、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部13及びカードIDが関連付けられたカードを受け付けるカード挿入口14aが設けられている。
遊技機20には、遊技盤面、封入された遊技玉を遊技盤面に投出する際に使用するハンドル21及び計数ボタン22が設けられている。
計数ボタン22は、遊技機20の遊技球数を減算し、対応する数を台間カード処理機10の持玉に加算することで、投出可能な玉数の管理を遊技機20から台間カード処理機10に移行させる管理移行を行うための操作ボタンである。この管理移行は、入賞により現物の遊技玉が払い出される開放式の遊技機20では、払い出された遊技玉を台間カード処理機10が計数して持玉に加算する計数処理に対応する。
<台間カード処理機10の構成>
次に、図2に示した台間カード処理機10の構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10の構成を示す図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12、表示操作部13、リーダライタ14、通信部15、記憶部16、制御部17及び遊技管理部18を有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、有価価値等の各種情報の表示と、玉貸操作等の各種操作の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。通信部15は、島コントローラ30を介して管理装置50との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、自装置状態データ16a、カードデータ16b及び最低返却玉数データ16cを記憶する。
自装置状態データ16aは、台間カード処理機10の状態を示すデータである。この自装置状態データ16aには、台間カード処理機ID、遊技機ID、遊技種等を含む。台間カード処理機IDは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別情報である。遊技種は、台間カード処理機10に設定されたレートを示すデータである。遊技店内で複数のレートの遊技玉を扱う場合には、4円レートの遊技玉に「玉1」、2円レートの遊技玉に「玉2」、1円レートの遊技玉に「玉3」のように、レート毎に遊技種名を設定して管理している。台間カード処理機10は、これらの遊技種から遊技に使用するレートを選択して、遊技種として記憶する。遊技種は、台間カード処理機10が設置された区画毎に固定した遊技種を用いることとしてもよいし、遊技客の操作により変更可能としてもよい。
カードデータ16bは、遊技客が使用中のカードに係るデータである。カードデータ16bには、カードID、暗証番号、プリペイド価値、持玉、貯玉等を含む。カードIDは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14aにカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。また、カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードデータ16bが更新される。プリペイド価値は、玉貸しに使用可能なプリペイド価値の残高を示し、持玉及び貯玉は、それぞれの残高を示す。
最低返却玉数データ16cは、遊技機20が保有する遊技球において、遊技客に返却すべき最低の玉数を示すデータである。最低返却玉数データ16cは、自装置状態データ16aで設定された遊技種である自レートの持玉の貸出において参照される。具体的には、カード返却操作が行われたならば、自レートの持玉数が最低返却玉数データ16c未満であるならば、該持玉数は自動で貸し出される。
遊技管理部18は、認証や遊技機20との通信に係る処理を行なう処理部である。この遊技管理部18は、制御部17と異なる基板上に形成することが望ましい。遊技管理部18は、認証処理部18a、認証鍵管理部18b、遊技機状態管理部18c及びエラー受信部18dを有する。実際には、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、認証処理部18a、認証鍵管理部18b、遊技機状態管理部18c及びエラー受信部18dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
認証処理部18aは、管理装置50から受信した認証鍵を使用して遊技機20の認証を実施する。認証処理部18aは、認証が成功したならば、遊技機20へ動作許可を送信する。認証処理部18aは、認証が失敗した場合には、遊技機20の使用を禁止する。なお、認証が失敗した場合であっても、最後の認証成功から所定期間内であれば遊技機20への動作許可を送信し、最後の認証成功から所定期間が経過した後は遊技機20への動作許可を送信せず、遊技機20の使用を禁止するよう構成してもよい。
認証鍵管理部18bは、認証鍵の管理を行なう処理部である。認証鍵には使用時間が設定されており、遊技機20の稼働時間の累計が認証鍵の使用時間に達した場合に該認証鍵は使用不能となる。具体的には、認証鍵管理部18bは、遊技管理部18が形成された基板の通電時間を遊技機20の稼働時間として用い、認証鍵の使用時間を管理している。認証鍵が使用不能となった場合には、認証鍵管理部18bは、管理装置50を介して店舗外の認証鍵管理センタから新たな認証鍵を取得し、認証鍵の更新を行なう。
遊技機状態管理部18cは、遊技機20と通信し、遊技機20の状態を管理する処理部である。具体的には、遊技機状態管理部18cは、遊技機20からの遊技機IDの取得、玉貸による遊技球数への加算要求の送信、持玉再プレイによる持玉から遊技球数への管理移行要求の送信、貯玉再プレイによる遊技球数への加算要求の送信、遊技機20における打込玉数や賞出玉数等の遊技結果の受信、計数による遊技球数から持玉への管理移行要求の受信を行なう。遊技機状態管理部18cは、カード返却制御部17eからカード返却した旨の通知を受け取り、自レートの持玉数が最低返却玉数データ16c未満であったならば、該持玉数に対する持玉再プレイによる持玉から遊技球数への管理移行要求を遊技機20に送信する。かかる台間カード処理機10と遊技機20との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20の現在の遊技球数、スタート、大当り、大当り種別、抽選回数などの遊技に設定された状態をさらに取得する。遊技機状態管理部18cが遊技機20の状態を取得する時間間隔は、遊技機20において遊技玉が発射(使用)される間隔よりも短く設定することが望ましい。また、遊技機状態管理部18cは、遊技機20から遊技球数を取得したならば、該遊技球数を制御部17に受け渡す。
なお、遊技機状態管理部18cが遊技機20から新たに遊技機IDを取得するタイミングは、開店前に限定されるものではない。台間カード処理機10の電源オンや電源オフを行なった場合、定期的な通信時、遊技球数に関する処理(玉貸、再プレイ、計数など)を行なった場合、オフライン状態からの復帰時などに遊技機IDの取得や遊技機20の入れ替えの判定を行なうことができる。また、これらのタイミングを組み合わせて用いてもよい。
エラー受信部18dは、遊技機20においてエラーが発生した場合に、該エラーの情報を受信する処理部である。エラー受信部18dは、遊技機20からエラー情報を受信したならば、該エラー情報を制御部17に受け渡す。
制御部17は、台間カード処理機10の全体制御を行う制御部であり、データ管理部17a、設定値管理部17b、制御判定部17c、機能制御部17d及びカード返却制御部17eを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、データ管理部17a、設定値管理部17b、制御判定部17c、機能制御部17d及びカード返却制御部17eにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
データ管理部17aは、カードが挿入された場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含むカード挿入通知を管理装置50に送信する。また、データ管理部17aは、管理装置50から有価価値(プリペイド価値、持玉及び貯玉の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値によりカードデータ16bを更新する。
また、データ管理部17aは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID及び台間カード処理機IDを含む入金通知を管理装置50に送信する。
また、データ管理部17aは、遊技客により玉貸操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む玉貸要求を管理装置50に送信する。この玉貸要求への応答として玉貸許可を受信したならば、データ管理部17aは、カードデータ16bのプリペイド価値を減算し、所定数の玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、データ管理部17aは、持玉再プレイ操作を受け付けたならば、カードデータ16bの持玉を減算して更新し、対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。
また、データ管理部17aは、カードデータ16bに示された貯玉の残高が貯玉再プレイ単位数以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。データ管理部17aは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID及び台間カード処理機IDを含む貯玉再プレイ要求を管理装置50に送信する。この貯玉再プレイ要求への応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、カードデータ16bの貯玉の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数に対応する玉数を遊技機20の遊技球数に加算させるよう遊技管理部18に指示する。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、カードデータ16bに示された暗証番号と一致することを、貯玉再プレイ要求を送信するための条件とする。
また、データ管理部17aは、遊技管理部18が遊技機20から遊技玉の移行要求を受け付けた場合には、遊技管理部18に指示された玉数をカードデータ16bの持玉に加算して更新する。
また、データ管理部17aは、カード返却操作を受け付けた場合には、カードID、台間カード処理機ID、持玉の残高を含む持玉加算要求を管理装置50に送信する。そして、カードデータ16bをクリアした後、カード排出通知を管理装置50に送信し、カードを排出する。
設定値管理部17bは、最低返却玉数データ16cを管理する処理部である。設定値管理部17bは、最低返却玉数を管理装置50から受け取り、最低返却玉数データ16cに記憶する。
制御判定部17cは、カード返却及び貸出の制御を行うための判定を行う処理部である。制御判定部17cは、エラー受信部18dからエラー情報を受け取ったならば、該エラー情報のエラーパターン、自レートの持玉数及び最低返却玉数データ16cを用いてカード返却及び貸出の制御判定を行う。
具体的には、制御判定部17cは、エラーパターンが「カード返却:可、貸出:可」である「エラーA」ならば「パターン1」を、エラーパターンが「カード返却:可、貸出:不可」である「エラーB」であり、自レートの持玉数が最低返却玉数データ16c以上ならば「パターン2」を、エラーパターンが「エラーB」であり、該持玉数が最低返却玉数データ16c未満ならば「パターン3」を、エラーパターンが「カード返却:不可、貸出:可」である「エラーC」であり、該持玉数が最低返却玉数データ16c以上ならば「パターン4」を、エラーパターンが「エラーC」であり、該持玉数が最低返却玉数データ16c未満ならば「パターン5」を、エラーパターンが「カード返却:不可、貸出:不可」である「エラーD」ならば「パターン6」を機能制御部17dに受け渡す。
機能制御部17dは、カード返却及び貸出の制御を行う処理部である。機能制御部17dは、制御判定部17cから「パターン1」を受け取ったならば特段の制御は行わず、「パターン2」を受け取ったならば、貸出停止の指示を遊技機状態管理部18cに受け渡し、「パターン3」又は「パターン6」を受け取ったならば、カード返却停止の指示をカード返却制御部17eに、貸出停止の指示を遊技機状態管理部18cに受け渡す。
また、機能制御部17dは、制御判定部17cから「パターン4」を受け取ったならばカード返却停止の指示を、「パターン5」を受け取ったならば、カード返却一部停止の指示をカード返却制御部17eに受け渡す。
カード返却制御部17eは、カード返却の制御を行う処理部である。カード返却制御部17eは、カード返却ボタンの押下を受け付けてカードを返却する。
また、カード返却制御部17eは、機能制御部17dからカード返却停止指示を受け取ったならば、カード返却ボタンの押下を無効にする。カード返却制御部17eは、機能制御部17dからカード返却一部停止指示を受け取り、カード返却ボタンの押下を受け付けたならば、カードの返却は行わない。
次に、図4に示した台間カード処理機10の記憶部16が記憶するデータの具体例について説明する。図5は、図4に示した自装置状態データ16a、カードデータ16b及び最低返却玉数データ16cの一例を示す図である。
図5(a)に示す自装置状態データ16aは、台間カード処理機10のIDが「A101」であり、接続されている遊技機20の遊技機IDが「B201」、台間カード処理機10の遊技種として「玉1」が設定された状態を示している。
図5(b)に示すカードデータ16bは、台間カード処理機10に挿入されたカードのIDが「2001」であることを示している。なお、ここでは、カードIDの上1桁がカードの種別を示しており、上1桁が「1」のカードが一般カード、上1桁が「2」のカードが会員カードである。また、カードデータ16bは、貯玉再プレイ用の暗証番号が「1234」であり、プリペイド価値が「3000」円である状態を示している。
また、カードデータ16bは、持玉として、玉1の持玉の残高が「1500」玉、玉2の持玉の残高が「2500」玉、玉3の持玉の残高が「0」玉であり、貯玉として、玉1の貯玉の残高が「500」玉、玉2の貯玉の残高が「0」玉、玉3の貯玉の残高が「0」玉である状態を示している。
図5(c)に示す最低返却玉数データ16cは、最低返却玉数が「27」玉に設定されていることを示している。
<遊技機20の構成>
次に、図2に示した遊技機20の構成について説明する。図6は、図2に示した遊技機20の構成を示す図である。図6に示すように、遊技機20は、通信制御部23、演出制御部24、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を有する。通信制御部23は、台間カード処理機10との間のデータ通信を制御するための制御部である。台間カード処理機10との通信は、所定の暗号方式を用いた暗号通信を用いる。
通信制御部23は、遊技機20の起動時に、遊技制御部25及び/又は遊技玉制御部26に設けられる制御CPUから識別情報を読み出し、識別情報が適切かどうかを確認し、適切であれば、台間カード処理機10との通信を確立して待機状態となる。待機状態において、台間カード処理機10から動作許可を受信したならば、演出制御部24、遊技制御部25及び遊技玉制御部26を起動し、遊技可能な状態とする。
遊技制御部25は、遊技機20による遊技を制御する制御部である。実際には、遊技制御部25に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。
具体的には、遊技制御部25は、ハンドル操作検出による遊技玉の遊技盤面への発射制御、遊技盤面における入賞口に入った遊技玉の検出、始動口に入った遊技玉による乱数(0~65535の乱数値の中で、所定の範囲ごとに大当り、小当り、はずれの数値が割り当てられているもの)の取得及び抽選(特別図柄及び普通図柄)、遊技盤面に設けられる可動部材(チューリップ等)の制御、遊技盤面に設けられる特別図柄表示装置の表示制御、不正の虞がある異常(前枠が開いている、振動を検知した等)の検出及び上位装置への通知等を行う。
遊技盤面には多数の障害釘が植設されており、ハンドル操作によって遊技盤面に発射された遊技玉は、障害釘の間を落下していき、入賞口、始動口に入賞するか、入賞せずに遊技盤面のアウト口から遊技盤面外に排出される。遊技玉が始動口に入賞したことにより抽選が行われ、大当りとなると、遊技盤面上の所定の入賞口を複数回開放状態に制御する大当り遊技が行われ、この入賞口への遊技玉の入賞が容易になることにより、遊技客に賞玉を付与する。
また、大当りには、大当り遊技終了後、遊技客に所定の特典遊技を付与する特典付大当り遊技がある。特典付き大当り遊技には、確率変動大当りと時短大当りが含まれる。確率変動大当りと時短大当りは、それぞれ大当り後に特典遊技として確率変動遊技と時短遊技を付与するものである。時短遊技は、普通図柄抽選(上記する可動部材の開閉抽選)及び/又は特別図柄抽選(上記する遊技玉の入賞による大当り抽選)の変動時間(抽選処理を開始してから結果を表示するまでの時間)を短縮することにより、単位時間あたりの抽選回数を増大させ、単位時間あたりに大当りに当選する確率を高める特典遊技である。この特典遊技には、普通図柄の当選確率を高くする普通図柄確率変動を含んでいても良い。時短大当りによる時短遊技は、特別図柄抽選の抽選回数が大当り後所定の回数行われた場合に終了する。確率変動遊技については後述する。
遊技制御部25は、確率変動機能を有する。確率変動機能とは、抽選結果が大当りのうち、特に定められた乱数範囲になった場合に、次回抽選に用いる大当りの乱数範囲を変更する(一般的には10倍程度にする)制御を行う機能である。確率変動遊技は、この変更された後の確率を用いて特別図柄抽選を行うものである。確率変動遊技は、次回大当り当選まで継続される。また、確率変動遊技と時短遊技を同時に付与してもよい。ただし、不測の遊技店の損害を予防するため、確率変動遊技あるいは時短遊技開始後、一定の遊技媒体を遊技客が獲得した場合は、打ち止め(一旦カードを排出し、賞品交換あるいは台移動を要求する)処理としてもよい。この場合、確率変動遊技状態になった後の遊技媒体数を遊技機20にて計数し、この計数値が所定値になった場合に遊技玉の発射を停止する等の遊技停止制御を行うことで実現できる。
演出制御部24は、遊技中の演出を制御する制御部であり、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、演出図柄抽選部24a及び演出抽選部24bにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
演出図柄抽選部24aは、遊技制御部25での特別図柄抽選に基づく、演出図柄(遊技盤面内の表示装置等の演出図柄表示装置で表示する図柄)の抽選(具体的には表示を最終的に7,7,7で止めるかどうかなど)を行う。
演出抽選部24bは、演出図柄による抽選結果を表示するまでに行う演出の種類の抽選(キャラクタが出てきてリーチ演出をするなど)を行う。かかる演出は、メインの抽選結果に対して選択される演出が異なるように設定される。
演出制御部24は、各演出の演出データを記憶する。さらに、演出制御部24は、演出図柄表示装置の表示を制御し、演出実行時には、背景図柄データに演出データを重ねて演出表示を行う。また、確率変動時には、通常状態と異なる背景色データを設定する。
遊技玉制御部26は、遊技球数を制御する制御部である。実際には、遊技玉制御部26に対応するプログラムをCPUにロードして実行することにより、プロセスを実行させることになる。遊技可能数管理部26aは、遊技可能数すなわち遊技球数を管理する管理部である。
具体的には、遊技玉制御部26は、遊技球数を遊技可能数メモリに記憶させ、遊技玉を発射する度に遊技球数を「1」減算し、入賞により獲得される賞出玉数を遊技球数に加算する。また、台間カード処理機10より玉数を通知された場合には、通知された玉数を遊技球数に加算して、台間カード処理機10に対して遊技球数に加算した旨を示す確認信号を送信する。また、遊技玉制御部26は、遊技機20に封入された遊技玉(循環玉)のクリーニング制御を行うこともできる。
また、遊技玉制御部26は、遊技可能数メモリに記憶された遊技球数を定期的に台間カード処理機10に送信する。この場合には、遊技玉制御部26は、遊技可能数メモリの内容をゼロクリアすることなく、遊技状態によって遊技球数の更新を継続しつつ、台間カード処理機10へデータ取得時点での遊技球数の送信を行う。
また、遊技機20には、計数ボタン22が設けられており、この計数ボタン22が押下されたことを示す信号が遊技玉制御部26に入力される。遊技玉制御部26は、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号の立ち上がりから立ち下がりまでが一定時間未満あると、一定数ずつ(例えば1回の操作あたり100玉)の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機10に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機10の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算(無効化)する。また、計数ボタン22の押下操作を検出し、検出信号が立ち上がってから所定時間以上立ち下がりが検出されない場合には、検出信号が立ち上がった状態が一定時間続くごとに一定数ずつ(例えば5秒あたり200玉)の遊技球数のデータとともに、台間カード処理機10に管理移行要求を送信する。そして、台間カード処理機10の管理に移行した分の玉数を遊技球数から減算(無効化)する。遊技球数からの減算にあたっては、メモリに記憶した1の値から減算対象の値をディクリメントする方法や、メモリに記憶した値を減算後の値で更新し、減算前の値を削除あるいは論理削除して無効化する方法等が考えられるが、減算後の値が特定可能な状態であれば特に限定はされない。
遊技制御部25と遊技玉制御部26とは、それぞれ個別の基板上に構成される。遊技制御部25が構成された遊技制御基板と遊技玉制御部26が構成された遊技玉制御基板は、それぞれ固有のIDを有する。遊技機20は、遊技制御基板のIDと遊技玉制御基板のIDとを組合せ、遊技機IDとして使用する。
<管理装置50の構成>
次に、図2に示した管理装置50の構成について説明する。図7は、図2に示した管理装置50の構成を示す図である。図7に示すように、管理装置50は、表示部51及び入力部52と接続され、外部ネットワーク通信部53、店舗ネットワーク通信部54、記憶部55及び制御部56を有する。
表示部51は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部52は、キーボードやマウス等である。外部ネットワーク通信部53は、外部ネットワークを介して認証鍵管理センタとデータ通信するためのインタフェース部である。店舗ネットワーク通信部54は、遊技店内において通信回線を介して島コントローラ30、賞品管理装置60及び精算機70とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部55は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カード管理データ55a、装置管理データ55b、会員管理データ55c及び最低返却玉数データ55dを記憶する。
カード管理データ55aは、カードIDにプリペイド価値の残高や持玉の残高等を関連付けたデータである。装置管理データ55bは、遊技店に設置された装置に関するデータである。この装置管理データ55bは、台間カード処理機ID、設置場所、遊技機ID、遊技機20の機種データ等を含んでいる。
会員管理データ55cは、会員に対して発行した会員カードのカードIDに対して、会員の氏名、貯玉の情報等を関連付けたデータである。最低返却玉数データ55dは、遊技機20が保有する遊技球において、遊技客に返却すべき最低の玉数を示すデータである。
制御部56は、管理装置50の全体制御を行う制御部であり、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c及び設定値管理部56dを有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c及び設定値管理部56dにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
カード管理部56aは、カード管理データ55aの管理を行う処理部である。カード管理部56aは、台間カード処理機10、賞品管理装置60及び精算機70と通信して、カードIDに対応付けられたプリペイド価値及び持玉の残高を更新する。また、カード管理部56aは、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該カードに関連づけられた有価価値及び持玉の残高を通知する。
装置管理部56bは、装置管理データ55bの管理を行う処理部である。装置管理部56bは、台間カード処理機10から取得した台間カード処理機ID、設置場所及び遊技機IDに基づいて、装置管理データ55bを生成及び更新する。
会員管理部56cは、会員管理データ55cの管理を行う処理部である。会員管理部56cは、賞品管理装置60と通信して、カードIDに関連付けられた貯玉の残高を更新する。また、会員管理部56cは、会員登録要求を受け付けた場合には、会員管理データ55cに会員を追加する更新を行う。
ここで、会員管理部56cによる貯玉再プレイ処理について説明する。会員管理部56cは、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求データを受信したならば、該貯玉再プレイ要求データ内のカードIDに関連付けられた貯玉のうち、払出先のレートの貯玉の残高を払出単位数だけ引落し、貯玉再プレイの可能数を再計算する。そして、減算後の残高と貯玉再プレイの可能数とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
設定値管理部56dは、最低返却玉数データ55dを管理する処理部である。設定値管理部56dは、最低返却玉数を入力部52から受け付け、最低返却玉数データ55dに記憶するとともに、台間カード処理機10に通知する。
次に、図7に示した管理装置50の記憶部55が記憶するデータの具体例について説明する。図8は、図7に示したカード管理データ55a、装置管理データ55b、会員管理データ55c及び最低返却玉数データ55dの一例を示す図である。
図8(a)に示すカード管理データ55aでは、カードID「1001」にプリペイド価値「0」円、各レートの持玉の残高「0」玉、使用先ID「A101」が対応付けられている。すなわち、カードID「1001」のカードは、装置ID「A101」の台間カード処理機10に挿入されており、持玉については台間カード処理機10に管理が移っている。このため、各レートの持玉の残高はゼロである。
また、カード管理データ55aでは、カードID「2001」にプリペイド価値「3000」円、持玉として、玉1の持玉の残高「1500」玉、玉2の持玉の残高「2500」玉、玉3の持玉の残高「0」玉と対応付けられているが、使用先IDの対応付けはされていない。すなわち、カードID「2001」のカードは、台間カード処理機10に挿入されておらず、持玉の管理が管理装置50により行われている。
図8(b)に示す装置管理データ55bは、ID「A101」の台間カード処理機10の設置場所が「島1-1」、接続された遊技機20のIDが「B201」、遊技台番号が「11」、遊技種が「玉1」、接続された遊技機20の機種が「EV01」、製造番号が「a」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
また、装置管理データ55bは、ID「A201」の台間カード処理機10の設置場所が「島2-1」、接続された遊技機20のIDが「B506」、遊技台番号が「21」、遊技種が「玉3」、接続された遊技機20の機種が「DX03」、製造番号が「g」であることを示している。また、この遊技機20が使用中の状態にあることも示している。
図8(c)に示す会員管理データ55cは、カードIDに対応付けられた、氏名、貯玉等を示している。具体的には、会員管理データ55cは、カードID「2005」に対して、氏名「特許太郎」、「玉1」の貯玉の残高「1500」玉、「玉2」の貯玉の残高「200」玉、「玉3」の貯玉の残高「0」玉を対応付けている。
図8(d)に示す最低返却玉数データ55dは、最低返却玉数が「27」玉に設定されていることを示している。
<エラーパターンに応じた機能制御パターン>
次に、本実施形態1に係るエラーパターンに応じた機能制御パターンについて説明する。図9は、本実施形態1に係るエラーパターンに応じた機能制御パターンを示す図である。
まず、機能制御パターンは、パターン1からパターン6の6つに区分される。パターン1は、エラーパターンが「エラーA」の場合であり、貸出及びカード返却はともに可である。パターン2は、エラーパターンが「エラーB」で、自レートの持玉数が最低返却玉数以上の場合であり、貸出は不可、カード返却は可である。パターン3は、エラーパターンが「エラーB」で、自レートの持玉数が最低返却玉数未満の場合であり、貸出及びカード返却はともに不可である。
パターン4は、エラーパターンが「エラーC」で、自レートの持玉数が最低返却玉数以上の場合であり、貸出は可、カード返却は不可である。パターン5は、エラーパターンが「エラーC」で、自レートの持玉数が最低返却玉数未満の場合であり、貸出は可、カード返却は不可であるが、カード返却ボタンの押下は有効である。これは、自レートの持玉数が最低返却玉数未満の場合、該持玉数はカード返却操作により自動で貸し出されるためである。パターン6は、エラーパターンが「エラーD」の場合であり、貸出及びカード返却はともに不可である。
<台間カード処理機10の処理手順>
次に、本実施形態1に係る台間カード処理機の処理手順について説明する。図10は、本実施形態1に係る台間カード処理機の処理手順を示すフローチャートである。
まず、遊技機20からエラーを受信した場合(ステップS101;Yes)、該エラーのエラーパターンが「エラーA」であるならば(ステップS102;Yes)、そのまま処理を終了する。
該エラーパターンが「エラーC」であるならば(ステップS103;Yes)、自レートの持玉数と最低返却玉数を比較する(ステップS104)。自レートの持玉数が最低返却玉数以上ならば(ステップS104;Yes)、カード返却ボタンを無効化し(ステップS106)、そのまま処理を終了する。自レートの持玉数が最低返却玉数未満ならば(ステップS104;No)、カード返却ボタン押下時には、カード返却をせずに自レートの持玉の貸出を行い(ステップS105)、そのまま処理を終了する。
該エラーパターンが「エラーB」であるならば(ステップS107;Yes)、自レートの持玉数と最低返却玉数を比較する(ステップS108)。自レートの持玉数が最低返却玉数以上ならば(ステップS108;Yes)、貸出を不可として(ステップS110)、そのまま処理を終了する。自レートの持玉数が最低返却玉数未満ならば(ステップS108;No)、カード返却ボタンを無効化し(ステップS109)、貸出を不可として(ステップS110)、そのまま処理を終了する。
該エラーパターンが「エラーB」でないならば(ステップS107;No)、「エラーD」と判定してカード返却ボタンを無効化し(ステップS109)、貸出を不可として(ステップS110)、処理を終了する。
このように、本実施形態1に係る遊技システムは、遊技機にエラーが発生した場合に、発生したエラーパターンに応じて効率的な機能制限を行うことができる。
上述してきたように、本実施形態1では、自装置に記憶された遊技球数に基づき遊技を提供する遊技機20に併設された台間カード処理機10及び台間カード処理機10と通信可能に接続された管理装置50を含む遊技システムあって、遊技機20にエラーが発生した場合に、該エラーに関するエラーパターン、自レートの持玉数及び最低返却玉に応じて効率的な機能制限を行うことができる。
[実施形態2]
ところで、上記の実施形態1では、遊技機20に発生したエラーパターンに応じて抑制する機能を制御する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機20の認証鍵の使用期限切れが発生した場合に、台間カード処理機10の所定の機能を無効化するよう構成することもできる。本実施形態2では、遊技機20の認証鍵の使用期限切れが発生した場合に、台間カード処理機10の所定の機能を無効化する構成について説明する。
図11は、本実施形態2に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。図11に示すように、遊技機20の認証鍵の使用期限切れが発生したならば(S11)、台間カード処理機10の一部の機能のみを無効化する(S12)。具体的には、遊技機20との通信を必要とする、貸出ボタンの押下による貸出、メニュー画面からの選択による持玉払出等の機能のみを無効化とする。一方、カード返却ボタンの押下によるカード返却、メニュー画面からの選択による盗難ロック等は、使用可能とする。このことにより、遊技客は使用可能な機能を用いて遊技を継続できるとともに、従業員による対応の余裕を獲得することができる。
<実施形態2に係る機能抑制の一例>
次に、本実施形態2に係る機能抑制の一例について説明する。図12は、本実施形態2に係る機能抑制の一例を示す図である。図12に示すように、無効化となる機能は、貸出、持玉払出、再プレイ、ぴったり持玉であり、これらは遊技機20との通信が必要な機能である。
使用可能である機能は、カード返却、ケータイ貯玉、持玉分割、従業員呼出、盗難ロック、ワゴンサービス、おつかいサービス、休憩モードであり、これらは遊技機20との通信を不要とする機能である。
このように、本実施形態2に係る遊技システムは、遊技機20の認証鍵の使用期限切れが発生した場合に、台間カード処理機10の所定の機能のみを無効化することにより、エラー状態への対応業務を効率化することができる。
[実施形態3]
ところで、上記の実施形態1では、遊技機20に発生したエラーパターンに応じて抑制する機能を制御する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機20に残された遊技球の端数を繰り返し回収する行為を検知して報知するよう構成することもできる。本実施形態3では、遊技機に残された遊技球の端数を繰り返し回収する行為を検知して報知する構成について説明する。
図13は、本実施形態3に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。図13に示すように、遊技機20に残された遊技球の端数を回収した場合は、その都度、端数回収数が管理装置に50に通知され、管理装置50は端数回収の履歴を記憶する(S21)。例えば、遊技台番号11の遊技機20において、カードIDが1001のカードの端数として20玉が回収され、遊技台番号21の遊技機20において、カードIDが1001のカードの端数として15玉が回収されたならば、それぞれの端数回収の履歴が管理装置50に記憶される。
同一カードによる端数回収が一定回繰り返された場合、管理装置50はこれを検知して不正な回収と判断し、当該台間カード処理機10に対して不正回収である旨を通知し、当該台間カード処理機10は不正回収である旨を報知する(S22)。例えば、遊技台番号31の遊技機20において、カードIDが1001のカードの端数として22玉が回収された場合、管理装置50において、カードIDが1001のカードにかかる端数回収が既に複数回記憶されており、一定回繰り返されたと判定されたならば、不正な回収と判断する。
このように、本実施形態3に係る遊技システムは、遊技機に残された遊技球の端数を繰り返し回収する行為を検知して報知することにより、異常状態への対応業務を効率化することができる。
<管理装置100の構成>
次に、本実施形態3に係る管理装置100の構成について説明する。図14は、本実施形態3に係る管理装置100の構成を示す図である。なお、図7に示した管理装置50と同様の機能部についての説明は省略する。
管理装置100は、表示部51及び入力部52と接続され、外部ネットワーク通信部53、店舗ネットワーク通信部54、記憶部110及び制御部120を有する。
記憶部110は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部110は、カード管理データ55a、装置管理データ55b、会員管理データ55c、回収時間データ111、端数値データ112、連続回数データ113及び端数回収データ114を記憶する。
回収時間データ111は、正規の端数回収とみなす回収可能時間帯を示すデータであり、回収開始時刻及び回収終了時刻を含む。端数値データ112は、端数とみなす上限の閾値である端数値を示すデータである。連続回数データ113は、同一カードで端数回収を繰り返した場合に、不正回収と判定する際の閾値を示すデータである。端数回収データ114は、端数回収の履歴を示すデータであり、時刻、カードID及び増加玉数を含む。
制御部120は、管理装置100の全体制御を行う制御部であり、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c、設定値管理部121、端数回収管理部122、不正判定部123及び不正通知部124を有する。実際には、これらのプログラムをCPUにロードして実行することにより、カード管理部56a、装置管理部56b、会員管理部56c、設定値管理部121、端数回収管理部122、不正判定部123及び不正通知部124にそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
設定値管理部121は、回収時間データ111、端数値データ112及び連続回数データ113を管理する処理部である。設定値管理部121は、入力部52から回収可能時間帯、端数値及び連続回数の入力を受け付け、それぞれを回収時間データ111、端数値データ112及び連続回数データ113に記憶する。
端数回収管理部122は、端数回収データ114を管理する処理部である。端数回収管理部122は、回収可能時間帯以外の時刻において、回収専用カード以外のカードによる貯玉又は持玉の増加に係る情報を台間カード処理機10から受信したならば、該情報に含まれる時刻、カードID及び増加した玉数を端数回収データ114に記憶する。
不正判定部123は、端数回収行為が不正か否かを判定する処理部である。不正判定部123は、台間カード処理機10から端数回収に係る情報を受信したならば、該端数回収に係る情報に含まれるカードIDを用いて端数回収データ114を検索する。不正判定部123は、検索結果のデータ数が連続回数データ113以上であるならば、該端数回収に係る情報に含まれる台間カード処理機IDを不正通知部124に受け渡す。
不正通知部124は、端数回収行為が不正と判定された旨を通知する処理部である。不正通知部124は、不正判定部123から台間カード処理機IDを受け取ったならば、該台間カード処理機IDに該当する台間カード処理機10に対して、端数回収行為が不正と判定された旨を通知する。
次に、図14に示した管理装置100の記憶部110が記憶するデータの具体例について説明する。図15は、図14に示した回収時間データ111、端数値データ112、連続回数データ113及び端数回収データ114の一例を示す図である。
図15(a)に示す回収時間データ111は、回収開始時刻が「22:00」、回収終了時刻が「23:00」に設定されていることを示している。図15(b)に示す端数値データ112は、端数値が「27」玉に設定されていることを示している。図15(c)に示す連続回数データ113は、連続回数が「5」回に設定されていることを示している。
図15(d)に示す端数回収データ114は、時刻「10:30:00」に対して、カードID「1001」、増加玉数「20」玉を関連付け、時刻「10:41:20」に対して、カードID「1001」、増加玉数「15」玉を関連付けている。
<管理装置100の処理手順>
次に、本実施形態3に係る管理装置100の処理手順について説明する。図16は、本実施形態3に係る管理装置100の処理手順を示すフローチャートである。まず、現在の時刻が回収終了時刻以降であるならば(ステップS201;Yes)、貯玉又は持玉の増加通知の有無を確認する(ステップS202)。
貯玉又は持玉の増加通知を受信していなければ(ステップS202;No)、ステップS208に移行し、該増加通知を受信していれば(ステップS202;Yes)、該増加通知に含まれるカードIDが回収専用カードか否かを確認する(ステップS203)。
該増加通知に含まれるカードIDが回収専用カードであれば(ステップS203;Yes)、ステップS208に移行し、回収専用カードでなければ(ステップS203;No)、該増加通知に含まれる増加玉数と端数値とを比較する(ステップS204)。
該増加通知に含まれる増加玉数が端数値より大であれば(ステップS204;No)、ステップS208に移行し、増加玉数が端数値以下であれば(ステップS204;Yes)、該増加通知に含まれる時刻、カードID及び増加玉数を端数回収データ114に記憶する(ステップS205)。
端数回収データ114において、該増加通知に含まれるカードIDと同一のカードIDを含むデータの数が連続回数以上であるならば(ステップS206;Yes)、該増加通知に含まれる該台間カード処理機IDに該当する台間カード処理機10に対して、端数回収行為が不正と判定された旨を通知する(ステップS207)。
現在の時刻が回収開始時刻より前であるならば(ステップS208;No)、ステップS202に移行し、現在の時刻が回収開始時刻以降であるならば(ステップS208;Yes)、処理を終了する。
このように、本実施形態3に係る遊技システムは、遊技機に残された遊技球の端数を繰り返し回収する行為を検知して報知することにより、異常状態への対応業務を効率化することができる。
なお、上記の実施形態3では、遊技球数の変化に関係なく、端数を貯玉又は持玉に移行した行為を端数回収行為とする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技球数が一定時間変化しなくなった後に、端数を貯玉又は持玉に移行した行為を端数回収行為とするよう構成することもできる。
[実施形態4]
ところで、上記の実施形態1では、遊技機20に発生したエラーパターンに応じて抑制する機能を制御する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カードを返却する際に、持玉及び遊技球等の条件によって、遊技球が残っている旨の表示をする/しないを切り替えるよう構成することもできる。
カードを返却する際に、持玉及び遊技球等の条件によって、遊技球が残っている旨の表示をする/しないを切り替えるよう構成することにより、カードに関連付けることができる遊技球の取り忘れを防止することができる。本実施形態4では、カードを返却する際に、持玉及び遊技球等の条件によって、遊技球が残っている旨の表示をする/しないを切り替える構成について説明する。
図17は、本実施形態4に係る遊技システムの概要を説明するための説明図である。図17に示すように、台間カード処理機200に一般カードが挿入されている場合に、カード返却ボタンが押下されたならば(S31)、持玉数が20玉(最低返却玉数未満)、遊技球数が100玉である場合には、遊技球数が残っている旨の表示はせず、持玉を払出す(S32)。具体的には、持玉数が最低返却玉数未満であるために、カードの返却が不可であり、持玉を払出すことにより、持玉数が0玉、遊技球数が120玉になる。
また、持玉数が50玉(最低返却玉数以上)、遊技球数が100玉である場合には、遊技球数が残っている旨を表示する(S33)。持玉数が最低返却玉数以上であるために、カードの返却が可能であり、残った遊技球を計数すれば、残った全ての価値をカードに関連付けることができる。遊技球が残っている旨を表示することにより、遊技球の取り忘れを防止することができる。
このように、本実施形態4に係る遊技システムは、カードを返却する際に、持玉及び遊技球等の条件によって、遊技球が残っている旨の表示をする/しないを切り替えるよう構成することにより、カードに関連付けることができる遊技球の取り忘れを防止することができる。
<台間カード処理機200のカード返却ボタン押下時の動作>
次に、図17に示した台間カード処理機200のカード返却ボタン押下時の動作パターンについて説明する。図18は、図17に示した台間カード処理機200のカード返却ボタン押下時の動作パターンを示す図である。
図18に示すように、台間カード処理機200のカード返却ボタン押下時の動作パターンは、パターン1からパターン4までの4種類に区分される。パターン1は、返却可能な価値がない場合、返却ボタンは無効となる。パターン2は、返却可能な遊技球はなく、残額や持玉が返却可能な状態の場合、通常の返却処理を行う。パターン3は、自レート持玉が返却できないため、返却ボタン押下で持玉を遊技球に変換する。パターン4は、遊技球ありで、遊技球を計数して返却できる場合、遊技球が残っている旨を表示する。
次に、持玉及び遊技球等の条件に応じた台間カード処理機200のカード返却ボタン押下時の動作について説明する。図19及び図20は、持玉及び遊技球等の条件に応じた台間カード処理機200のカード返却ボタン押下時の動作を示す図である。
図19に示すように、カードがない場合は、動作パターンはパターン1であり、動作は、カードなしのため、返却不可である。カードが会員カードであり、持玉及び遊技球がない場合は、動作パターンはパターン2であり、動作は、会員カードは価値なしで返却可能であるため、通常どおりに返却する。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数未満、持玉あり、遊技球あり、自動貯玉設定ありの場合は、動作パターンはパターン4であり、動作は、設定により最低返却玉数未満の自レート持玉は返却可能であり、遊技球を計数して持玉に追加しても返却可能であるため、遊技球が残っていることを表示する。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数未満、持玉あり、遊技球あり、自動貯玉設定なしの場合は、動作パターンはパターン3であり、動作は、最低返却玉数未満の自レート持玉は返却できないため、持玉を払い出す。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数未満、持玉あり、遊技球なし、自動貯玉設定ありの場合は、動作パターンはパターン2であり、動作は、設定により最低返却玉数未満の自レート持玉は返却可能であり、遊技球はないため、通常どおりに返却する。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数未満、持玉あり、遊技球なし、自動貯玉設定なしの場合は、動作パターンはパターン3であり、動作は、最低返却玉数未満の自レート持玉は返却できないため、持玉を払い出す。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数未満、持玉なし、遊技球あり、自動貯玉設定ありの場合は、動作パターンはパターン4であり、動作は、会員カードは価値なしで返却可能であり、設定により返却最低個数未満の遊技球も計数して返却可能であるため、遊技球が残っていることを表示する。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数未満、持玉なし、遊技球あり、自動貯玉設定なしの場合は、動作パターンはパターン2であり、動作は、遊技球を計数しても最低返却玉数未満であり返却できないため、それ以外の価値のみ返却する。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉あり、遊技球なしの場合は、動作パターンはパターン2であり、動作は、遊技球はないために通常どおりに返却する。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉なし、遊技球ありの場合は、動作パターンはパターン4であり、動作は、会員カードは価値なしで返却可能であり、最低返却玉数以上の遊技球は計数して返却可能であるため、遊技球が残っていることを表示する。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉が最低返却玉数未満、遊技球あり、自動貯玉設定ありの場合は、動作パターンはパターン4であり、動作は、設定により最低返却玉数未満の自レート持玉は返却可能であり、遊技球を計数して持玉に追加しても返却可能であるため、遊技球が残っていることを表示する。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉が最低返却玉数未満、遊技球あり、自動貯玉設定なしの場合は、動作パターンはパターン3であり、動作は、最低返却玉数未満の自レート持玉は返却できないため、持玉を払い出す。
また、カードが会員カードであり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉が最低返却玉数以上、遊技球ありの場合は、動作パターンはパターン4であり、動作は、最低返却玉数以上の自レート持玉は返却可能であり、遊技球を計数して持玉に追加しても返却可能であるため、遊技球が残っていることを表示する。
また、図20に示すように、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉なし、持玉及び遊技球がなしの場合は、動作パターンはパターン1であり、動作は、カードに返却する価値がないため、返却不可である。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉なし、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数未満、持玉ありの場合は、動作パターンはパターン3であり、動作は、最低返却玉数未満の自レート持玉は返却できないため、持玉を払い出す。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉なし、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数未満、持玉なし、遊技球ありの場合は、動作パターンはパターン1であり、動作は、カードに返却する価値がないため、返却不可である。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉なし、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉あり、遊技球なしの場合は、動作パターンはパターン2であり、動作は、遊技球はないため、通常どおりに返却する。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉なし、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉なし、遊技球ありの場合は、動作パターンはパターン1であり、動作は、カードに返却する価値がないため、返却不可である。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉なし、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉が最低返却玉数未満、遊技球ありの場合は、動作パターンはパターン3であり、動作は、最低返却玉数未満の自レート持玉は返却できないため、持玉を払い出す。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉なし、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉が最低返却玉数以上、遊技球ありの場合は、動作パターンはパターン4であり、動作は、最低返却玉数以上の自レート持玉は返却可能であり、遊技球を計数して持玉に追加しても返却可能であるため、遊技球が残っていることを表示する。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉あり、持玉及び遊技球がなしの場合は、動作パターンはパターン2であり、動作は、残額や他レート持玉のみであり、通常どおりに返却する。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉あり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数未満、持玉ありの場合は、動作パターンはパターン3であり、動作は、最低返却玉数未満の自レート持玉は返却できないため、持玉を払い出す。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉あり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数未満、持玉なし、遊技球ありの場合は、動作パターンはパターン2であり、動作は、遊技球を計数しても最低返却玉数未満のため返却不可であり、それ以外の価値のみ返却する。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉あり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉あり、遊技球なしの場合は、動作パターンはパターン2であり、動作は、遊技球はないため、通常どおりに返却する。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉あり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉なし、遊技球ありの場合は、動作パターンはパターン4であり、動作は、残額や他レート持玉があるため返却可能であり、最低返却玉数以上の遊技球は計数して返却可能であるため、遊技球が残っていることを表示する。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉あり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉が最低返却玉数未満、遊技球ありの場合は、動作パターンはパターン3であり、動作は、最低返却玉数未満の自レート持玉は返却できないため、持玉を払い出す。
また、カードが一般カードであり、残額/他レート持玉あり、持玉及び遊技球の合計が持玉カード返却の最低返却玉数以上、持玉が最低返却玉数以上、遊技球ありの場合は、動作パターンはパターン4であり、動作は、最低返却玉数以上の自レート持玉は返却可能であり、遊技球を計数して持玉に追加しても返却可能であるため、遊技球が残っていることを表示する。
このように、本実施形態4に係る遊技システムは、カードを返却する際に、持玉及び遊技球等の条件によって、遊技球が残っている旨の表示をする/しないを切り替えるよう構成することにより、カードに関連付けることができる遊技球の取り忘れを防止することができる。
なお、上記の実施形態4では、カードを返却する際に、持玉及び遊技球等の条件によって、遊技球が残っている旨の表示をする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技球が残っている旨の表示をすると判定される場合に、表示をする/しないを設定によって切り替えるよう構成することもできる。
また、上記の実施形態4では、カードを返却する際に、持玉及び遊技球等の条件によって、遊技球が残っている旨の表示をする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機20からアウト/セーフデータを受信している場合には、遊技球が残っている旨の表示をしないよう構成することもできる。
また、上記の実施形態4では、カードを返却する際に、持玉及び遊技球等の条件によって、遊技球が残っている旨の表示をする構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技機20からアウト/セーフデータの受信が一定時間なくなった場合に、遊技球が残っていたならば、その旨を従業員に報知するよう構成することもできる。
また、上記の各実施形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明に係る遊技システム、遊技用装置及び遊技管理方法は、遊技機にエラーが発生した場合に、発生したエラーパターンに応じて効率的な機能制限を行う場合に適している。
10 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
15 通信部
16 記憶部
16a 自装置状態データ
16b カードデータ
16c 最低返却玉数データ
17 制御部
17a データ管理部
17b 設定値管理部
17c 制御判定部
17d 機能制御部
17e カード返却制御部
18 遊技管理部
18a 認証処理部
18b 認証鍵管理部
18c 遊技機状態管理部
18d エラー受信部
20 遊技機
21 ハンドル
22 計数ボタン
23 通信制御部
24 演出制御部
24a 演出図柄抽選部
24b 演出抽選部
25 遊技制御部
26 遊技玉制御部
26a 遊技可能数管理部
30 島コントローラ
50 管理装置
51 表示部
52 入力部
53 外部ネットワーク通信部
54 店舗ネットワーク通信部
55 記憶部
55a カード管理データ
55b 装置管理データ
55c 会員管理データ
55d 最低返却玉数データ
56 制御部
56a カード管理部
56b 装置管理部
56c 会員管理部
56d 設定値管理部
60 賞品管理装置
70 精算機
100 管理装置
110 記憶部
111 回収時間データ
112 端数値データ
113 連続回数データ
114 端数回収データ
120 制御部
121 設定値管理部
122 端数回収管理部
123 不正判定部
124 不正通知部
200 台間カード処理機

Claims (10)

  1. 遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の遊技機と、該遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数に移行可能な第2の遊技媒体数を用いた遊技媒体の貸出処理及び記憶媒体に係る処理を行う遊技用装置とを有する遊技システムであって、
    前記遊技用装置は、
    前記第2の遊技媒体数が関連付けられた記憶媒体の返却操作を受け付ける返却操作受付手段と、
    前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる移行操作を受け付ける移行操作受付手段と、
    前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる際の移行処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数に基づいて、前記返却操作及び前記移行操作を有効化又は無効化するよう制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする遊技システム。
  2. 前記制御手段は、
    前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーが無く、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーが無い第1のエラーパターンである場合には、前記返却操作を有効とし、前記移行操作を有効とするよう制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  3. 前記制御手段は、
    前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーが無く、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーがある第2のエラーパターンであり、前記第2の遊技媒体数が所定の最低返却数以上である場合には、前記返却操作を有効とし、前記移行操作を無効とするよう制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  4. 前記制御手段は、
    前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーが無く、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーがある第2のエラーパターンであり、前記第2の遊技媒体数が所定の最低返却数未満である場合には、前記返却操作を無効とし、前記移行操作を無効とするよう制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  5. 前記制御手段は、
    前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーがあり、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーが無い第3のエラーパターンであり、前記第2の遊技媒体数が所定の最低返却数以上である場合には、前記返却操作を無効とし、前記移行操作を有効とするよう制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  6. 前記制御手段は、
    前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーがあり、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーが無い第3のエラーパターンであり、前記第2の遊技媒体数が所定の最低返却数未満である場合には、前記返却操作を無効とし、前記移行操作を有効とするよう制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  7. 前記制御手段は、
    前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーがあり、かつ、遊技媒体を貸出処理する際の貸出エラーがある第4のエラーパターンである場合には、前記返却操作を無効とし、前記移行操作を無効とするよう制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  8. 前記遊技用装置は、
    前記遊技機に対して発行された認証情報が有効期限切れである場合に、遊技媒体の貸出処理及び持遊技媒体数の再プレイ処理を制限する制限手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技システム。
  9. 遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数に移行可能な第2の遊技媒体数を用いた遊技媒体の貸出処理及び記憶媒体に係る処理を行う遊技用装置であって、
    前記第2の遊技媒体数が関連付けられた記憶媒体の返却操作を受け付ける返却操作受付手段と、
    前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる移行操作を受け付ける移行操作受付手段と、
    前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる際の移行処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数に基づいて、前記返却操作及び前記移行操作を有効化又は無効化するよう制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする遊技用装置。
  10. 遊技に使用される第1の遊技媒体数を記憶するとともに該第1の遊技媒体数を用いた遊技を提供する封入式の遊技機と、該遊技機に併設され、前記第1の遊技媒体数に移行可能な第2の遊技媒体数を用いた遊技媒体の貸出処理及び記憶媒体に係る処理を行う遊技用装置とを有する遊技システムにおける遊技管理方法であって、
    前記遊技用装置は、
    前記第2の遊技媒体数が関連付けられた記憶媒体の返却操作を受け付ける返却操作受付工程と、
    前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる移行操作を受け付ける移行操作受付工程と、
    前記記憶媒体を返却処理する際の返却処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数を前記第1の遊技媒体数に移行させる際の移行処理エラーの有無と、前記第2の遊技媒体数に基づいて、前記返却操作及び前記移行操作を有効化又は無効化するよう制御する制御工程と
    を含むことを特徴とする遊技管理方法。
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