JP2021136840A - モータ - Google Patents

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拓也 金子
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Abstract

【課題】コギングトルクの調整を行いやすくする。【解決手段】モータは、上下に延びる中心軸を中心に回転するロータと、前記ロータと径方向に対向して配置されるステータと、を有する。前記ステータは、周方向に並んで配置されてコイルを巻き回した複数のティースを有する。前記ロータは、周方向に並んで配置されて表面磁束分布および磁束量が互いに同じとなるN極マグネットおよびS極マグネットをそれぞれ同じ数含むマグネット群を複数有する。一の前記マグネット群の前記N極マグネットの表面磁束分布および磁束量と、他の前記マグネット群の前記N極マグネットの表面磁束分布および磁束量とは互いに異なる。【選択図】図1

Description

本開示は、モータに関する。
従来の永久磁石型回転電機は、回転子および固定子を有する。回転子は、周方向に所定の間隔を介して配置された複数の永久磁石の磁極を有する。固定子は、永久磁石と対向し周方向に所定の間隔を介して配置された複数の突極を有する。各突極には巻線が巻回され、隣接する突極間には巻線用スロットが形成される。
各突極の永久磁石と対向する面に、複数の補助溝が設けられることがある(例えば、特許文献1参照)。例えば、各補助溝の周方向の幅は、巻線用スロットの開口部の幅と同じであり、補助溝の周方向の間隔は、巻線用スロットの開口部と合わせて周方向に等間隔にされる。
上記構成の永久磁石型回転電機において、巻線用スロットの開口部の周方向の間隔と、巻線用スロットの開口部の周方向の幅および補助溝の周方向の幅とを適切な関係に設定すると、固定子の各突極間に発生する漏れ磁束により生じる磁気飽和を緩和し、負荷時のトルク脈動を低減することができる。また、巻線用スロットと補助溝によるパーミアンスの脈動を低減することができ、コギングトルクも低減することができる。
特開2008−199894号公報
ところで、固定子を環状成形した際に真円からのずれが大きくなることがある。このような状況は、例えば、巻線の占積率向上のためにステータコアの構成として分割コアが採用された場合等に起こり易くなる。例えばコギングトルクを低減するために補助溝が利用される構成は、補助溝が微小形状であるために、真円からのずれの影響を受けやすく、コギングトルクの低減効果が不十分となる可能性がある。すなわち、従来においては、コギングトルクを調整して所望のコギングトルクを得ることは、必ずしも容易ではなかった。
本開示は、モータのコギングトルクの調整を行い易くすることができる技術を提供することを目的とする。
本開示の例示的なモータは、上下に延びる中心軸を中心に回転するロータと、前記ロータと径方向に対向して配置されるステータと、を有する。前記ステータは、周方向に並んで配置されてコイルを巻き回した複数のティースを有する。前記ロータは、周方向に並んで配置されて表面磁束分布および磁束量が互いに同じとなるN極マグネットおよびS極マグネットをそれぞれ同じ数含むマグネット群を複数有する。一の前記マグネット群の前記N極マグネットの表面磁束分布および磁束量と、他の前記マグネット群の前記N極マグネットの表面磁束分布および磁束量とは互いに異なる。
本開示の技術によれば、モータのコギングトルクの調整を行い易くすることができる。
図1は、本開示の一実施形態に係るモータの平面図である。 図2は、本開示の一実施形態に係るモータが有するロータの斜視図である。 図3は、本開示の一実施形態に係るモータが有するマグネットの概略形状を示す平面図である。 図4は、実施例1、比較例1、および、比較例2のコギングトルクの評価結果である。 図5は、第1変形例のモータが有するロータの側面図である。 図6は、第2変形例のモータが有するロータの平面図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書では、図1および図2に示すモータ1の中心軸Cが延びる方向を「軸方向」と呼び、モータ1の中心軸Cを中心として中心軸Cと直交する方向を「径方向」と呼び、モータ1の中心軸Cを中心とする円弧に沿う方向を「周方向」と呼ぶ。また、本明細書では、説明の便宜上、軸方向を上下方向としてモータ1の各部の形状や位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義は、モータ1の使用時の向きを限定しない。また、本明細書で用いる「平行」および「垂直」は、厳密な意味での平行および垂直のほかに、略平行および略垂直も含む。
<1.モータの概要>
図1は、本開示の一実施形態に係るモータ1の平面図である。図1に示すように、モータ1は、ステータ2とロータ3とを有する。
ステータ2は環状である。詳細には、ステータ2は、中心軸Cを中心とする円環状である。ステータ2は、ロータ3と径方向に対向して配置される。本実施形態では、ステータ2は、ロータ3の径方向外方に配置される。ステータ2とロータ3との径方向間には、所定間隔の隙間が設けられる。本実施形態のモータ1は、いわゆるインナーロータ型のモータである。ただし、本開示の技術は、ステータがロータの径方向内方に配置される、いわゆるアウターロータ型のモータに適用されてもよい。
ステータ2は、ステータコア21と、インシュレータ22と、コイル23と、を有する。
ステータコア21は、例えば、複数枚の電磁鋼板を軸方向に積層して形成される。なお、ステータコア21は、複数のコアピースを接合して形成されてもよい。詳細には、ステータコア21は、コアバック21aと、複数のティース21bと、を有する。なお、図1においては、ティース21bは、インシュレータ22およびコイル23に隠れて見えないために破線で示している。コアバック21aは、中心軸Cを中心とする円環状である。ティース21bは、コアバック21aの内周面から径方向内方に延びる。複数のティース21bは、周方向に所定間隔で配置される。本実施形態では、ティース21bの数は12個である。複数のティース21bは、周方向に30°間隔で配置される。周方向に隣り合うティース21b間に形成されるスロットの数は、12個である。
インシュレータ22は、ティース21bの少なくとも一部を覆う。インシュレータ22は、ステータコア21とコイル23との間に配置される。インシュレータ22は、例えば、合成樹脂等の絶縁部材により構成される。各ティース21bには、インシュレータ22を介して導線が巻かれることによりコイル23が形成される。すなわち、ステータ2は、周方向に並んで配置されてコイル23を巻き回した複数のティース21bを有する。
図2は、本開示の一実施形態に係るモータ1が有するロータ3の斜視図である。図1および図2に示すように、ロータ3は、軸方向に延び、中心軸Cを中心とする筒状である。ロータ3は、ステータ2の径方向内方に所定の間隔を設けて配置される。ロータ3は、上下に延びる中心軸Cを中心に回転する。ロータ3は、ロータコア31と、複数のマグネット32と、を有する。
なお、本実施形態では、ロータ3は、シャフト10を更に有する。シャフト10は、中心軸Cを中心として延びる柱状である。シャフト10は、ロータ3より上方に設けられる不図示の上軸受と、ロータ3より下方に設けられる不図示の下軸受とに回転可能に支持される。シャフト10は、ロータコア31と共に回転する。なお、シャフト10は、回転しない構成とされてもよい。この場合には、ロータ3はシャフト10に対して回転可能に支持され、シャフト10はロータ3に含まれない。
ロータコア31は、軸方向に延び、中心軸Cを中心とする八角柱状である。ロータコア31は、例えば、複数枚の電磁鋼板を軸方向に積層して形成される。なお、ロータコア31は、複数のコアピースを接合して形成されてもよい。軸方向からの平面視において、ロータコア31の中心部には、シャフト孔311が配置される。シャフト孔311は、軸方向に貫通する貫通孔である。シャフト孔311が設けられるために、ロータコア31は筒状である。シャフト10は、シャフト孔311に挿入される。本実施形態では、シャフト10は、シャフト孔311に圧入されてロータコア31に保持される。
複数のマグネット32のそれぞれは、ロータコア31の径方向外方の面に取り付けられる。各マグネット32は、ロータコア31に固着される。複数のマグネット32は、周方向に配列される。本実施形態では、ロータコア31の8つの側面のそれぞれに、マグネット32が1つずつ固着される。複数のマグネット32は、周方向に等間隔に配列される。すなわち、複数のマグネット32は、周方向に45°間隔で配列される。各マグネット32は、ロータコア31の上面から下面まで延びる。
本実施形態のモータ1は、ロータ3の磁極数とスロットの数の比が2:3となるモータであり、より詳細には8極12スロットのモータである。また、モータ1は、マグネット32をロータ3の表面に配置する構造を有し、いわゆる表面磁石型(Surface Permanent Magnet;SPM)のモータである。モータ1においては、各コイル23に供給する駆動電流が制御されることにより、複数のマグネット32を有するロータ3に回転トルクが与えられる。この回転トルクにより、ロータ3が、中心軸Cを中心としてステータ2に対して回転する。
<2.ロータおよびマグネットの詳細>
本実施形態においては、マグネット32には、N極マグネット32nとS極マグネット32sとの2種類のマグネットが含まれる。N極マグネット32nは、径方向外方の面と径方向内方の面とのうち、ティース21bに近い側の面の磁極がN極であるマグネットである。本実施形態においては、径方向外方の面がN極であるマグネット32がN極マグネット32nである。また、S極マグネット32sは、径方向外方の面と径方向内方の面とのうち、ティース21bに近い側の面の磁極がS極であるマグネットである。本実施形態においては、径方向外方の面がS極であるマグネット32がS極マグネット32sである。モータ1において、N極マグネット32nとS極マグネット32sとは、周方向に交互に並ぶ。
ロータ3は、周方向に並んで配置されて表面磁束分布および磁束量が互いに同じであるN極マグネット32nおよびS極マグネット32sを、それぞれ同じ数含むマグネット群を複数有する。詳細には、N極マグネット32nとS極マグネット32sとの表面磁束分布および磁束量が互いに同じとは、N極マグネット32nのN極の表面磁束分布および磁束量と、S極マグネット32sのS極の表面磁束分布および磁束量とが互いに同じであることを意味する。また、同じとは、完全に同じ場合だけでなく、略同じ場合も含む。
図1および図2において、符号「G1」は第1マグネット群のことを指し、符号「G2」は第2マグネット群のことを指す。すなわち、図1および図2に示す例では、ロータ3は、第1マグネット群G1と第2マグネット群G2との2つのマグネット群を有する。第1マグネット群G1には、N極マグネット32nとS極マグネット32sとが、それぞれ2個ずつ含まれる。第2マグネット群G2には、N極マグネット32nとS極マグネット32sとが、それぞれ2個ずつ含まれる。すなわち、各マグネット群G1、G2において、N極マグネット32nとS極マグネット32sの数は同数である。
なお、ロータ3が有するマグネット群の数は、2つに限らず、2つより多くてもよい。また、各マグネット群に含まれるN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの数は、それぞれ、少なくとも一つであればよく、2個ずつである必要はない。また、同一のマグネット群に含まれるN極マグネット32nとS極マグネット32sとは、周方向に隣り合ってもよいし、隣り合わなくてもよい。
また、別の言い方をすると、ロータ3は、周方向に並んで配置されて表面磁束分布および磁束量が互いに同じであるマグネット対を少なくとも一つ含むマグネット群を複数有する。本実施形態では、マグネット対は、N極マグネット32nとS極マグネット32sとで構成される。ロータ3は、マグネット対を2つ含む第1マグネット群G1と、マグネット対を2つ含む第2マグネット群G2と、を有する。マグネット対は、周方向に隣り合ってもよいし、隣り合わなくてもよい。
一のマグネット群のN極マグネット32nの表面磁束分布および磁束量と、他のマグネット群のN極マグネット32nの表面磁束分布および磁束量とは互いに異なる。図1および図2に示す例においては、第1マグネット群G1のN極マグネット32nの表面磁束分布および磁束量と、第2マグネット群G2のN極マグネット32nの表面磁束分布および磁束量とは互いに異なる。
なお、同一のマグネット群において、N極マグネット32nとS極マグネット32sとの表面磁束分布および磁束量は同じである。このために、第1マグネット群G1のS極マグネット32sの表面磁束分布および磁束量と、第2マグネット群G2のS極マグネット32sの表面磁束分布および磁束量とも互いに異なる。
また、別の言い方をすると、一のマグネット群のマグネット対の表面磁束分布および磁束量と、他のマグネット群のマグネット対の表面磁束分布および磁束量とは互いに異なる。本実施形態では、第1マグネット群G1のマグネット対32n、32sの表面磁束分布および磁束量と、第2マグネット群G2のマグネット対32n、32sの表面磁束分布および磁束量とは互いに異なる。
本実施形態の構成では、ロータ3の回転時に、第1マグネット群G1によって発生するコギングトルクの位相と、第2マグネット群G2によって発生するコギングトルクの位相とを異なるようにできる。すなわち、本構成では、ロータ3の回転時において、2つのマグネット群G1、G2により生じる互いに位相が異なるコギングトルクを合成したコギングトルクを生じさせることができる。本構成によれば、マグネット32の構成を変更するだけでコギングトルクの調整を行うことができるために、コギングトルクの調整を行い易い。
本実施形態では、好ましい形態として、ロータ3の回転時に、一のマグネット群によって発生するコギングトルクの位相と、他のマグネット群によって発生するコギングトルクの位相とが互いに逆位相になるように、N極マグネット32nおよびS極マグネット32sが構成される。詳細には、ロータ3の回転時に、第1マグネット群G1によって発生するコギングトルクの位相と、第2マグネット群G2によって発生するコギングトルクの位相とが互いに逆位相になるように、N極マグネット32nとS極マグネット32sとが構成される。2つのマグネット群G1、G2のそれぞれにより生じるコギングトルクが逆位相となるか否かについては、例えば、シミュレーション又は実験により判断することができる。
なお、ロータ3の回転時に第1マグネット群G1により生じるコギングトルクの波形と、第2マグネット群G2により生じるコギングトルクの波形とを比較した場合に、振幅の大きさが同じであることがより好ましい。
本実施形態の構成によれば、各マグネット群G1、G2により生じるコギングトルクの位相が互いに逆位相、或いは、逆位相に近い関係となっているために、コギングトルク同士の打ち消し合いが生じ、ロータ3の回転時に生じるコギングトルクを低減することができる。すなわち、本構成によれば、モータ1を円滑に回転させることができる。
なお、コギングトルクの低減が目的でない場合には、コギングトルクの位相が互いに逆位相となるようにN極マグネット32nとS極マグネット32sとを構成しなくてよい。例えば、コギングトルクを利用してロボットアームの姿勢を維持するといったことが目的である場合には、積極的にコギングトルクを生じさせるようにマグネット32の構成を調整してよい。
コギングトルクの位相は、マグネット32の表面磁束分布および磁束量を調整することにより調整することができる。マグネット32の表面磁束分布および磁束量は、例えば、マグネット32の形状と材質とのうち、少なくとも一方を変更することにより変更することができる。
なお、2つのマグネット32間において表面磁束分布および磁束量が互いに異なるケースには、例えば、形状が互いに異なる場合と、材質が互いに異なる場合と、形状および材質が互いに異なる場合等が含まれる。
図3は、本開示の一実施形態に係るモータ1が有するマグネット32の概略形状を示す平面図である。図3は、マグネット32を軸方向に垂直な方向に切った場合の断面を示す。以下、この断面のことを単に軸方向に垂直な断面と表現する。図3に示すように、マグネット32は、外側面321と、内側面322と、2つの周端面323と、を有する。
外側面321は、マグネット32の径方向外面であり、ティース21bの径方向内面と対向する。外側面321は、径方向に凸となる湾曲面である。本実施形態では、外側面321は、軸方向からの平面視において円弧状である。内側面322は、マグネット32の径方向内面であり、ロータコア31の、当該マグネット32が取り付けられる側面と対向する。本実施形態では、内側面322は平面である。内側面322は、軸方向からの平面視において直線状である。2つの周端面323は、周方向に隣り合う2つの他のマグネット32と周方向に対向する。2つの周端面323は、平面且つ互いに平行である。2つの周端面323は、ロータコア31の、当該マグネット32が取り付けられる側面と直交する。
各マグネット群G1、G2において、N極マグネット32nおよびS極マグネット32sの平面形状は同じであってよい。この場合において、一のマグネット群G1のN極マグネット32nの平面形状と、他のマグネット群G2のN極マグネット32nの平面形状とは異なってよい。なお、平面形状は、マグネットを軸方向から見た形状である。
本構成によれば、例えば全てのマグネット32の材質を同じとした場合でも、一のマグネット群G1の表面磁束分布および磁束量と、他のマグネット群G2の表面磁束分布および磁束量とを容易に異なるようにできる。すなわち、モータ1のコギングトルクの低減を図ることができる。
以下、各マグネット群G1、G2においてN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの平面形状を同じとしつつ、一のマグネット群G1のN極マグネット32nの平面形状と、他のマグネット群G2のN極マグネット32nの平面形状とを異ならせる3つの具体例について説明する。
図3に示すように、本実施形態では、N極マグネット32nおよびS極マグネット32sは、軸方向に垂直な断面において、周方向に延びる形状である。この場合に、各マグネット群G1、G2においてN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの断面形状の長手方向の長さWは同じであり、一のマグネット群G1のN極マグネット32nの長手方向の長さWと、他のマグネット群G2のN極マグネット32nの長手方向の長さWとは異なる構成としてよい。
また、別の例として、各マグネット群G1、G2においてN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの断面形状の長手方向中央部における短手方向の長さTは同じであり、一のマグネット群G1のN極マグネット32nの短手方向の長さTと、他のマグネット群G2のN極マグネット32nの短手方向の長さTとは異なる構成としてよい。
更に別の例について説明する。本実施形態では、図3に示すように、N極マグネット32nおよびS極マグネット32sの外側面321は、軸方向に垂直な断面において、径方向外方に凸な曲線に構成される。この場合において、各マグネット群G1、G2においてN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの曲線の周方向中央部における曲率半径Rは同じであり、一のマグネット群G1のN極マグネット32nの曲率半径Rと、他のマグネット群G2のN極マグネット32nの曲率半径Rとは異なる構成としてよい。
以上示した3つの具体例の構成によれば、例えば全てのマグネット32の材質を同じとしながら、一のマグネット群G1の表面磁束分布および磁束量と、他のマグネット群G2の表面磁束分布および磁束量とを容易に異ならせることがきる。
以上では、2つのマグネット群G1、G2間で形状を異ならせる例を示したが、材質を異ならせる構成としてもよい。すなわち、各マグネット群G1、G2においてN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの材質は同じであり、一のマグネット群G1のN極マグネット32nの材質と、他のマグネット群G2のN極マグネット32nの材質とは異なる構成としてよい。
本構成によれば、例えば全てのマグネット32の形状を同じとしながら、一のマグネット群G1の表面磁束分布および磁束量と、他のマグネット群G2の表面磁束分布および磁束量とを容易に異ならせることがきる。本構成によれば、全てのマグネット32を同じ金型を用いて形成することができる。
<3.実施例>
上述した8極12スロットのSPM型のモータ1について、マグネット32の構成を変化させた場合のコギングトルクについてシミュレーションにより評価した。シミュレーションには、公知のシミュレーションソフトである電磁界解析ソフトJMAG(株式会社JSOL製)を用いた。
表1は、実施例1、比較例1、および、比較例2におけるロータ3が有する複数のマグネット32の構成を示す表である。実施例1、比較例1、および、比較例2において、マグネット32の材質は全て同じとした。なお、表1および以下に説明する表2においては、モータ1が有する8つのマグネット32を、周方向に順番に第1マグネット、第2マグネット、第3マグネット、第4マグネット、第5マグネット、第6マグネット、第7マグネット、第8マグネットとした。
Figure 2021136840
実施例1では、第1マグネット群G1に含まれるマグネット対と、第2マグネット群G2に含まれるマグネット対とを周方向に交互に並べて配置した。マグネット対は、N極マグネット32nとS極マグネット32sとで構成した(図1および図2の構成)。第1マグネット群G1のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの長さW、T(図3参照)をそれぞれW1、T1にした。第2マグネット群G2のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの長さW、TをそれぞれW2、T2にした。W1およびW2はお互いに異なる長さであり、T1およびT2はお互いに異なる長さである。
[比較例1]
比較例1では、ロータ3が1種類のマグネット群G1のみを有する構成とした。比較例1では、第1マグネット群G1のN極マグネット32nとS極マグネット32sとを周方向に交互に並べて配置した。
[比較例2]
比較例2では、ロータ3が1種類のマグネット群G2のみを有する構成とした。比較例2では、第2マグネット群G2のN極マグネット32nとS極マグネット32sとを周方向に交互に並べて配置した。
図4は、実施例1、比較例1、および、比較例2のコギングトルクの評価結果である。図4において、横軸は機械角(°)であり、縦軸はコギングトルク(Nm)である。また、図4において、符号aは実施例1の結果を示し、符号bは比較例1の結果を示し、符号cは比較例2の結果を示す。
第1マグネット群G1のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sのみで構成される比較例1と、第2マグネット群G2のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sのみで構成される比較例2とで、コギングトルクの波形は概ね互いに逆位相の関係となった。実施例1においては、比較例1に示される第1マグネット群G1のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sと、比較例2に示される第2マグネット群G2のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sとが、それぞれ4つずつロータコアの外周面上に配置された。これにより、比較例1、2に比べてコギングトルクが小さくなった。第1マグネット群G1のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sにより生じるコギングトルクと、第2マグネット群G2のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sにより生じるコギングトルクとが打ち消し合い、コギングトルクが小さくなった。
表2は、実施例2〜6、および、比較例3、4における、ロータ3が有する複数のマグネット32の構成とコギングトルクの評価結果とを示す表である。実施例2〜6、および、比較例3、4において、マグネット32の材質は全て同じとした。4つのマグネット群G3〜G6に含まれるマグネット32間で、曲率半径R(図3参照)が異なる構成とした。コギングトルクの評価結果は、ロータ3が有するマグネット群が1種類(マグネット群G3〜G6のいずれか)のみで構成される場合に比べてコギングトルクを低減できた場合をOKとし、コギングトルクを低減できなかった場合をNGとした。
Figure 2021136840
実施例2では、第6マグネット群G6に含まれるマグネット対と、第3マグネット群G3に含まれるマグネット対とを周方向に交互に並べて配置した。マグネット対は、N極マグネット32nとS極マグネット32sとで構成した。第6マグネット群G6のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの曲率半径RをR6とし、第3マグネット群G3のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの曲率半径RをR3とした。R6およびR3はお互いに異なる長さである。
実施例3では、第6マグネット群G6の、2つのN極マグネット32nと2つのS極マグネット32sとが周方向に交互に配置される領域と、第3マグネット群G3の、2つのN極マグネット32nと2つのS極マグネット32sとが周方向に交互に配置される領域との2つの領域に分けてマグネット32の配置を行った。
実施例4では、第3マグネット群G3のマグネット対、第4マグネット群G4のマグネット対、第5マグネット群G5のマグネット対、および、第6マグネット群G6のマグネット対、の順で周方向に並べて配置した。マグネット対は、N極マグネット32nとS極マグネット32sとで構成した。第4マグネット群G4のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの曲率半径RをR4とし、第5マグネット群G5のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの曲率半径RをR5とした。R3と、R4と、R5と、R6とは、お互いに異なる長さである。
実施例5では、第3マグネット群G3のマグネット対と、第5マグネット群G5のマグネット対との周方向間に、第4マグネット群G4の2つのマグネット対が周方向に並ぶ配置とした。マグネット対は、N極マグネット32nとS極マグネット32sとで構成した。
実施例6では、第4マグネット群G4のマグネット対、第5マグネット群G5のマグネット対、第4マグネット群G4のマグネット対、第6マグネット群G6のマグネット対の順で周方向に並べて配置した。マグネット対は、N極マグネット32nとS極マグネット32sとで構成した。
実施例7では、実施例3の第6マグネット群G6のN極マグネット32nと第3マグネット群G3のN極マグネット32nとの配置を入れ替えた。第6マグネット群G6のS極マグネット32sと第3マグネット群G3のS極マグネット32sとの配置を入れ替えてもよい。
実施例8では、第3マグネット群G3のN極マグネット32n、第4マグネット群G4のS極マグネット32s、第5マグネット群G5のN極マグネット32n、第6マグネット群G6のS極マグネット32s、第6マグネット群G6のN極マグネット32n、第5マグネット群G5のS極マグネット32s、第4マグネット群G4のN極マグネット32n、第3マグネット群G3のS極マグネット32sの順で周方向に並べて配置した。
[比較例3]
比較例3では、第6マグネット群G6のN極マグネット32nと、第3マグネット群G3のS極マグネット32sと、を周方向に交互に並べて配置した。
[比較例4]
比較例4では、第3マグネット群G3のN極マグネット32n、第4マグネット群G4のS極マグネット32s、第5マグネット群G5のN極マグネット32n、第6マグネット群G6のS極マグネット32sの順で周方向に並べる配列を2回繰り返す配置とした。
表2に示すコギングトルクの評価結果から、コギングトルクの低減には、同じ表面磁束分布および磁束量を有するN極マグネット32nとS極マグネット32sとの磁極対を少なくとも一つ有するマグネット群が複数必要であることがわかった。更に、コギングトルクの低減には、複数のマグネット群間で表面磁束分布および磁束量を互いに異ならせる必要があることがわかった。
また、実施例4では、マグネット群が3つ設けられる構成とした。また、実施例5、6では、マグネット群が4つ設けられる構成とした。このように、マグネット群の数が2つでない場合でも、各マグネット群によって発生されるコギングトルクを合成して、コギングトルクの低減を図ることができることがわかった。
また、実施例5、6では、複数のマグネット群の中に、N極マグネット32nおよびS極マグネット32sの数が他と異なるマグネット群が存在する構成となっている。詳細には、実施例5では、3つのマグネット群G3、G4、G5のうち、第3マグネット群G3および第5マグネットG5のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの数は1つずつである。一方、第4マグネット群G4のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの数は2つずつである。また、実施例6では、3つのマグネット群G4、G5、G6のうち、第5マグネット群G5および第6マグネットG6のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの数は1つずつである。一方、第4マグネット群G4のN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの数は2つずつである。
実施例5、6のコギングトルクの評価結果から、マグネット群に含まれるN極マグネット32nおよびS極マグネット32sの数は、マグネット群間で異なってもコギングトルクの低減を図れることがわかった。
実施例7、8では、周方向に隣り合わないマグネット対が含まれている。この場合においてもコギングトルクの低減を図れることがわかった。
<4.留意事項>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。また、本明細書中に示される複数の実施形態および変形例は可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
(4−1.第1変形例)
図5は、第1変形例のモータが有するロータ3Aの側面図である。図5は、軸方向と直交する方向から見た平面図である。ロータ3Aは、軸方向に並んで配置される複数の筒状のロータコア31A、31Bを有する。本変形例では、ロータコア31A、31Bの数は2つであるが、3つ以上であってもよい。
複数のロータコア31A、31Bには、N極マグネット32nの表面磁束分布および磁束量が互いに異なるマグネット群G7、G8がそれぞれ配置される。図5に示す例では、第1ロータコア31Aには、第7マグネット群G7が配置される。詳細には、第7マグネット群G7に含まれるN極マグネット32nとS極マグネット32sとが周方向に交互に配置される。第7マグネット群G7のN極マグネット32nとS極マグネット32sとの数は同数であり、本変形例では4つずつである。
また、第2ロータコア31Bには、第8マグネット群G8が配置される。詳細には、第8マグネット群G8に含まれるN極マグネット32nとS極マグネット32sとが周方向に交互に配置される。第8マグネット群G8のN極マグネット32nとS極マグネット32sとの数は同数であり、例えば4つずつである。第7マグネット群G7のN極マグネット32nの表面磁束分布および磁束量と、第8マグネット群G8のN極マグネット32nの表面磁束分布および磁束量とは互いに異なる。
本変形例によれば、第1ロータコア31Aに設けられる第7マグネット群G7により生じるコギングトルクと、第2ロータコア31Bに設けられる第8マグネット群G8により生じるコギングトルクとを合成して、例えばコギングトルクの低減を図ることができる。なお、本変形例では、第1ロータコア31Aおよび第2ロータコア31Bには、それぞれ、1つのマグネット群のみが配置される構成としたが、各ロータコア31A、31Bに配置されるマグネット群の数は、いずれも複数であってよいし、或いは、いずれか一方が複数であってもよい。
また、1つのマグネット郡が第1ロータコア31Aおよび第2ロータコア31Bに分かれて配置されてもよい。例えば、第7マグネット群G7のN極マグネット32nを第1ロータコア31Aに配置し、第7マグネット群G7のS極マグネット32sを第1ロータコア31Bに配置してもよい。すなわち、複数のロータコアでマグネット対を構成してもよい。
(4−2.第2変形例)
図6は、第2変形例のモータが有するロータ3Cの平面図である。図6は、軸方向から見た図である。ロータ3Cは、筒状のロータコア31Cを有する。図6に示す例では、ロータコア31Cは、中心軸Cを中心とする円筒状である。
ロータコア31Cは、複数のマグネット収容部312を有する。マグネット収容部312は、軸方向に貫通する貫通孔、又は、軸方向に凹む凹部である。マグネット収容部312には、マグネット32の少なくとも一部が収容される。マグネット収容部312は、ロータコア31Cの径方向外方に配置される。マグネット収容部312は、ロータコア31Cの外縁の近傍に配置される。複数のマグネット収容部312は、周方向に等間隔で配列される。本変形例のモータは、ロータ3Cの内部にマグネット32が埋め込まれた構造を有し、いわゆる埋込磁石型(Interior Permanent Magnet;IPM)のモータである。
本変形例においても、ロータ3Cは、周方向に並んで配置されて表面磁束分布および磁束量が互いに同じとなるN極マグネット32nおよびS極マグネット32sをそれぞれ同じ数含むマグネット群G8、G9を複数有する。そして、一のマグネット群G8のN極マグネット32nの表面磁束分布および磁束量と、他のマグネット群G9のN極マグネット32nの表面磁束分布および磁束量とは互いに異なる。これにより、モータのコギングトルクの調整を行い易くすることができる。
本開示のモータは、例えば電動パワーステアリング、電動オイルポンプ、ブレーキなどの車載用部品に適用可能である。
1・・・モータ
2・・・ステータ
3、3A、3C、3D・・・ロータ
21b・・・ティース
23・・・コイル
31A・・・第1ロータコア
31B・・・第2ロータコア
32・・・マグネット
32n・・・N極マグネット
32s・・・S極マグネット
C・・・中心軸

Claims (11)

  1. 上下に延びる中心軸を中心に回転するロータと、前記ロータと径方向に対向して配置されるステータと、を有するモータであって、
    前記ステータは、周方向に並んで配置されてコイルを巻き回した複数のティースを有し、
    前記ロータは、周方向に並んで配置されて表面磁束分布および磁束量が互いに同じとなるN極マグネットおよびS極マグネットをそれぞれ同じ数含むマグネット群を複数有し、
    一の前記マグネット群の前記N極マグネットの表面磁束分布および磁束量と、他の前記マグネット群の前記N極マグネットの表面磁束分布および磁束量とは互いに異なる、モータ。
  2. 前記ロータの回転時に、一の前記マグネット群によって発生するコギングトルクの位相と、他の前記マグネット群によって発生するコギングトルクの位相とが互いに逆位相になるように前記N極マグネットおよび前記S極マグネットが構成される、請求項1に記載のモータ。
  3. 各前記マグネット群において前記N極マグネットおよび前記S極マグネットの平面形状は同じであり、
    一の前記マグネット群の前記N極マグネットの平面形状と、他の前記マグネット群の前記N極マグネットの平面形状とは異なる、請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記N極マグネットおよび前記S極マグネットは、軸方向に垂直な断面において、周方向に延びる形状であり、
    各前記マグネット群において前記N極マグネットおよび前記S極マグネットの前記形状の長手方向の長さは同じであり、
    一の前記マグネット群の前記N極マグネットの前記長手方向の長さと、他の前記マグネット群の前記N極マグネットの前記長手方向の長さとは異なる、請求項3に記載のモータ。
  5. 前記N極マグネットおよび前記S極マグネットは、軸方向に垂直な断面において、周方向に延びる形状であり、
    各前記マグネット群において前記N極マグネットおよび前記S極マグネットの前記形状の長手方向中央部における短手方向の長さは同じであり、
    一の前記マグネット群の前記N極マグネットの前記短手方向の長さと、他の前記マグネット群の前記N極マグネットの前記短手方向の長さとは異なる、請求項3に記載のモータ。
  6. 前記N極マグネットおよび前記S極マグネットの外側面は、軸方向に垂直な断面において、径方向外方に凸な曲線に構成され、
    各前記マグネット群において前記N極マグネットおよび前記S極マグネットの前記曲線の周方向中央部における曲率半径は同じであり、
    一の前記マグネット群の前記N極マグネットの前記曲率半径と、他の前記マグネット群の前記N極マグネットの前記曲率半径とは異なる、請求項3から5のいずれか1項に記載のモータ。
  7. 各前記マグネット群において前記N極マグネットおよび前記S極マグネットの材質は同じであり、
    一の前記マグネット群の前記N極マグネットの材質と、他の前記マグネット群の前記N極マグネットの材質とは異なる、請求項1から6のいずれか1項に記載のモータ。
  8. 前記マグネット群は3つ設けられる、請求項1から7のいずれか1項に記載のモータ。
  9. 前記マグネット群は4つ設けられる、請求項1から7のいずれか1項に記載のモータ。
  10. 複数の前記マグネット群の中に、前記N極マグネットおよび前記S極マグネットの数が他と異なるマグネット群が存在する、請求項1から9のいずれか1項に記載のモータ。
  11. 前記ロータは、軸方向に並んで配置される複数の筒状のロータコアを有し、
    複数の前記ロータコアには、前記N極マグネットの表面磁束分布および磁束量が互いに異なる前記マグネット群がそれぞれ配置される、請求項1から10のいずれか1項に記載のモータ。
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