JP2021134968A - ホーミング装置及びホーミング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の水中航走体を同一のホーミング対象物に向けて自律的にホーミング航走させ、かつホーミング対象物を確実に挟撃することが可能なホーミング装置及びホーミング方法を提供する。【解決手段】少なくとも2機の水中航走体AA,BBのそれぞれに個別航走制御装置90A,90Bが設けられている。個別航走制御装置90A,90Bは、ソナーSA,SBから周波数又は変調方式が異なる探信音の反響音に基づき水中航走体AA,BBが同一のホーミング対象物Mに向けてホーミング航走中であるか否かを判定するホーミング航走判定手段93A,93Bと、ホーミング航走中である場合に、予め決められたオフセット角によりホーミング対象物Mを両側から挟撃するホーミング航走させる挟撃手段94A,94Bと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、ホーミング対象物に対して、複数の水中航走体を確実にホーミング航走させることに適用可能なホーミング装置及びホーミング方法に関する。
ホーミング航走に関する技術として特許文献1が知られている。
特許文献1に示される水中航走体誘導システムは、周波数の異なる第1及び第2の誘導超音波信号に案内されて目標物に向けて水中を航走する個別航走体と、この個別航走体の水中走行を誘導するための第1及び第2の誘導超音波信号を発信する主航走体とを備えている。
このような水中航走体誘導システムでは、水中航走体である個別航走体が、これとは別に配設された主航走体から発信される第1、第2の各誘導超音波信号を有効に捕捉しかつ当該各誘導超音波信号に案内されて予め設定された目標物に向けて走行可能となる。
特に、上記水中航走体誘導システムでは、減衰の少ない(周波数の低い)第1誘導超音波信号で最初に個別航走体を主航走体に向けて誘導し、その後に、当該個別航走体を、指向性の鋭い(周波数の高い)第2誘導超音波信号による目標物からの反射波に向けて、航走方向を切り換える。
その結果、上記水中航走体誘導システムでは、目標物からの反射波の信号レベルが小さくても、確実に目標物からの反射波を捕捉することができ、これにより個別航走体を効率良く当該目標物に向けてホーミングさせることができる。
特開2015−038489号公報
ところで、上記水中航走体誘導システムは、1つの個別航走体を目標物に向けてホーミングさせるための技術であり、複数の個別航走体を目標物に向けて同時にホーミングさせることについてまでは十分な検討がなされておらず、この点について新たな技術提供が期待されていた。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、複数の水中航走体を同一のホーミング対象物に向けて自律的にホーミング航走させ、かつホーミング対象物を確実に挟撃することが可能なホーミング装置及びホーミング方法を提供する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の第1態様に示されるホーミング装置では、ホーミング航走する少なくとも2機の水中航走体にそれぞれ搭載されるソナーと、前記水中航走体にそれぞれ搭載されて各水中航走体を個別に制御する個別航走制御装置と、を具備し、前記個別航走制御装置は、該ソナーから周波数又は変調方式が異なる探信音を送信させる探信音送信手段と、前記2機の中の一方の水中航走体のソナーが送信した探信音の反響音及び他方の水中航走体のソナーが送信した探信音の反響音を受信する探信音受信手段と、前記探信音受信手段で受信した反響音に基づき、前記少なくとも2機の水中航走体が同一のホーミング対象物に向けてホーミング航走中であるか否かを判定するホーミング航走判定手段と、前記ホーミング航走判定手段にて前記少なくとも2機の水中航走体が同一のホーミング対象物に向けてホーミング航走中であると判定された場合には、予め決められたオフセット角によりホーミング対象物を両側から挟撃する対勢で自律的にホーミング航走させる挟撃手段と、を具備する。
本発明の第2態様に示されるホーミング方法では、少なくとも2機の水中航走体にそれぞれ搭載されるソナーから周波数又は変調方式が異なる探信音を送信させる探信音送信段階と、前記少なくとも2機の中の一方の水中航走体のソナーが送信した探信音及び他方の水中航走体のソナーが送信した探信音の反響音を受信する探信音受信段階と、前記探信音受信段階で受信した反響音に基づき、前記少なくとも2機の水中航走体が同一のホーミング対象物に向けてホーミング航走中であるか否かを判定するホーミング航走判定段階と、前記ホーミング航走判定段階にて前記少なくとも2機の水中航走体が同一のホーミング対象物に向けてホーミング航走中であると判定された場合には、予め決められたオフセット角によりホーミング対象物を両側から挟撃する対勢で自律的にホーミング航走させる挟撃段階と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、複数の水中航走体を同一のホーミング対象物に向けて自律的にホーミング航走させ、ホーミング対象物を確実に挟撃することができる。
本発明に係るホーミング装置の概略構成図である。 2機の水中航走体が同時に同一のホーミング対象物に対して、左右から挟撃する対勢でホーミング航走する状況を示す図である。 2機の水中航走体が同時に同一のホーミング対象物に対して、左右から挟撃する対勢でホーミング航走する際の針路及びオフセット角を示す図である。 水中航走体に搭載した個別航走制御装置の制御ブロック図である。 水中航走体に搭載したソナーが送信する探信音の波形例及びソナーが受信する反響音の波形例を示す説明図である。 水中航走体に搭載したソナーが受信する反響音の時間変化及び周波数特性を示す説明図である。 ホーミング装置のステップ毎の動作フローを示す図である。 オフセット角45deg(DEGREE)の場合において、単独の水中航走体がホーミング対象物1に向けて航走した例を示す。 オフセット角45degの場合において、2機の水中航走体がホーミング対象物に向けて航走した例を示す。 変形例に係る図であって、水中航走体に搭載したソナーが送信する探信音の波形例及びソナーが受信する反響音の波形例を示している。 変形例に係る図であって、水中航走体に搭載した個別航走制御装置の制御ブロック図である。
本発明に係るホーミング装置100について図1を参照して説明する。
このホーミング装置100は、ホーミング対象物Mに向けてホーミング航走する少なくとも2機の水中航走体AA,BBにそれぞれ搭載されるソナーSA,SBと、水中航走体AA,BBにそれぞれ搭載されて各水中航走体AA,BBを個別に制御する個別航走制御装置90A,90Bと、を有する。
各個別航走制御装置90A,90Bは、探信音送信手段91A,91B、探信音受信手段92A,92B、ホーミング航走判定手段93A,93B及び挟撃手段94A,94Bをそれぞれ有している。
水中航走体AA,BB内の各個別航走制御装置90A,90Bでは以下のような処理がなされる。
まず、探信音送信手段91A,91Bにて、ホーミング航走する2機の水中航走体AA,BBにそれぞれ搭載されるソナーSA,SBから周波数又は変調方式が異なる探信音を送信させる。
その後、探信音受信手段92A,92Bでは、2機の中の一方の水中航走体AAのソナーSAが送信した探信音の反響音、及び他方の水中航走体BBのソナーSBが送信した探信音の反響音を共に受信する。
その後、ホーミング航走判定手段93A,93Bでは、探信音受信手段92A,92Bで受信した反響音に基づき、2機の水中航走体AA、BBが同一のホーミング対象物Mに向けてホーミング航走中であるか否かを判定する。
そして、挟撃手段94A,94Bでは、ホーミング航走判定手段93A,93Bにて2機の水中航走体AA,BBが同一のホーミング対象物Mに向けてホーミング航走中であると判定した場合に、予め決められたオフセット角によりホーミング対象物Mを左右両側から挟撃する対勢で、2機の水中航走体AA,BBをホーミング航走させる。
これにより、本発明のホーミング装置100では、2機の水中航走体AA、BBを同一のホーミング対象物Mに向けて自律的にホーミング航走させ、ホーミング対象物Mを確実に挟撃することができる。
なお、上記例では、2機の水中航走体AA/BBに対してホーミング対象物Mを左右両側から挟撃する例を挙げているが、これに限定されず、3機以上の複数の水中航走体に対しても適用することが可能である。
(実施形態)
本発明の実施形態に係るホーミング装置200について図2〜図11を参照して説明する。
まず、図2〜図6において、図2は、挟撃目標であるホーミング対象物1に対して、2機の水中航走体A及び水中航走体Bによる理想的な挟撃航走の概略的な対勢動作を示す説明図である。
図3は、図2に示す左右両側から挟撃するホーミング航走を実現するために、個々の水中航走体A,Bがどのように航走するべきかを示す説明図である。
図4は、図3に示す水中航走体A,Bによる挟撃航走を行わせる個別航走制御装置Ca,Cbを説明するためのブロック図である。
図5は、2機の水中航走体A,Bに搭載したソナーSa,Sbが送信する探信音の波形例及びソナーSa,Sbが受信する反響音の波形例を示すグラフである。
図6は、2機の水中航走体A,Bに搭載したソナーSa,Sbが受信する反響音の時間変化及び周波数特性を示すグラフである。
まず、実施形態に係るホーミング装置200の概要について図2〜図4を参照して説明する。
図2において符号1はホーミング対象物を示しており、例えば水上船舶又は大型の水中航走体を想定している。
符号2はホーミング対象物1の航跡を示している。
符号3は一方の水中航走体Aの船体(が存在する位置)を示しており、水中航走体Aに搭載されたソナーSaから探信音A1を送信する。符号A2は、水中航走体Aに搭載したソナーSaが受信する探信音A1の反響音である。
符号4は他方の水中航走体Bの船体(が存在する位置)を示しており、水中航走体Bに搭載されたソナーSbから、探信音B1を送信する。符号B2は、水中航走体Bに搭載したソナーSbが受信する探信音B1の反響音である。
符号5は水中航走体Aの航跡、符号6は水中航走体Bの航跡を示している。
また、図3において符号11は音響デコイを示している。音響デコイ11は、ホーミング対象物1がえい航して水中航走体AのソナーSa及び水中航走体BのソナーSbによるホーミング対象物1の検出を妨害する。
図3において符号12は水中航走体Aの針路a2を示している。針路a2は、例えば水中航走体Aから見たホーミング対象物1の検出方位a1(符号14で示す)からオフセット角θAに相当する分、左の方向である。
また、符号13は、水中航走体Bの針路b2を示している。針路b2は、例えば水中航走体Bから見たホーミング対象物1の検出方位b1(符号15で示す)からオフセット角θBに相当する分、右の方向である。
また、本実施形態では、図2に示すように、複数の水中航走体A,Bに搭載するソナーSa,Sbが異なる周波数の探信音波(符号A1及びB1で示す)を送信してホーミング対象物1からの反響音(符号A2及びB2で示す)を受信することにより、ホーミング対象物1からの反響音の周波数特性を分析して複数の水中航走体A,Bが同時に同一のホーミング対象物1に対してホーミング中であるか否かを判定する。
具体的には、図2に示す対勢により水中航走体A及び水中航走体Bが同一のホーミング対象物1を同時に追尾中の場合、水中航走体Aは探信音A1を、水中航走体Bは探信音B1を送信する。例えば探信音A1及び探信音B1が図5右図に示す波形の場合、水中航走体Aが受信する反響音としては、探信音A1の周波数に対応する反響音A2、及び探信音B1に対応する周波数の反響音B2´(図5左図参照)を、両方とも受信する。
このとき、例えば図6に示すように探信音A1の周波数に対応する反響音A2と探信音B1の周波数に対応する反響音B2´の受信タイミングには時間差がある。その理由は、水中航走体Aと水中航走体BのソナーSbの探信音の送信タイミングについて、同期する制御を行っていないこと、ホーミング対象物1と水中航走体Aの距離及びホーミング対象物1と水中航走体Bの距離が不定のためである。
従って、水中航走体AのソナーSaが、探信音B1の周波数に対応する反響音B2´を受信した場合には、水中航走体Bも同一のホーミング対象を追尾中であると判定することができる。
同様に、水中航走体BのソナーSbが、探信音A1の周波数に対応する反響音A2´を受信した場合には、水中航走体Aも同一のホーミング対象を追尾中であると判定することができる。
次に、例えば探信音A1を送信するソナーSaを搭載した水中航走体Aは、挟撃する場合にホーミング対象物1の左側から追尾するという役割を予め決めておく。また、例えば探信音B1を送信するソナーSbを搭載した水中航走体Bは、挟撃する場合にホーミング対象物1の右側から追尾するという役割を予め決めておく。
これにより、本実施形態では、図3に示すように、2機の水中航走体A,Bに対してホーミング対象物1の左右から追尾する自律的なホーミング航走を行わせることができる。
このとき、2機の水中航走体A,Bは、ホーミング対象物1に向かって直進せず、ホーミング対象物1の検出方位(矢印a1,b1)に対して図3のθA及びθBに示すオフセット角の方向(矢印a2,b2)に針路を向けて航走することにより、ホーミング対象物1に対して左右から挟撃する対勢で追尾することが可能になる。
すなわち、実施形態では、複数の水中航走体A,Bがホーミング対象物1に対してホーミング航走する際に、これら水中航走体A,Bに自律的に挟撃するよう航走させ、ホーミング対象物1の回避運動を困難にさせる。
また、2機の水中航走体A,Bが左右から挟撃する対勢で追尾されたホーミング対象物1は、水中航走体A,Bによる追尾を回避するために図3に示す音響デコイ11のような「おとり」をえい航する場合がある。
このような場合を考慮して、水中航走体A及び水中航走体Bに搭載したソナーSa,Sbでは、進行方向のホーミング対象物1と音響デコイ11の両方を検出した場合は、進行方向側のホーミング対象物1を検出し、進行方向の後方にある音響デコイ11を無視する。えい航式の「おとり」は、必ず進行方向の後方に位置するためである。
これにより、ホーミング対象物1にえい航される音響デコイ11は、水中航走体A及び水中航走体Bに搭載したソナーSa,Sbの受信範囲から外れることになり、そのおとり機能が低減される。
次に、図4に示されるホーミング装置200の制御ブロック図を参照して、水中航走体A,Bに搭載されたソナーSa,Sb及び個別航走制御装置Ca,Cbの機能について説明する。
これらの個別航走制御装置Ca,Cbでは、複数の水中航走体A,Bがホーミング対象物1の回避運動を困難にするようにホーミング航走を制御する。
まず、水中航走体Aを制御する個別航走制御装置Caは、図4の上段に示すように励振信号生成部16、パワーアンプ部17、電歪振動子アレイ部18、プリアンプ/BPF部19、周波数分析部20、指向性合成部21、信号検出部22及びホーミング操舵部23から構成される。
励振信号生成部16では、水中航走体Aに搭載したソナーSaにて励振信号を生成するものであって、例えば図5に示す探信音A1の送信信号を生成する。
パワーアンプ部17は、励振信号生成部16が出力した励振信号を増幅する。
電歪振動子アレイ部18は、パワーアンプ部17が出力した電気信号を音波に変換して探信音A1を出力するとともに、ホーミング対象物1からの反響音A2/B2´を含む水中音波を電気信号に変換し、プリアンプ/BPF部19に出力する。
プリアンプ/BPF部19は、電歪振動子アレイ部18が出力した電気信号を増幅するとともに、反響音A2/B2´として受信することが期待される信号の周波数帯域以外の信号を減衰させて除去する。
周波数分析部20は、プリアンプ/BPF部19が出力した電気信号をデジタル信号に変換して、高速フーリエ変換(FFT)等のアルゴリズムの処理を行い、図6の反響音A2/B2´の周波数特性に示すように、周波数成分毎の受信レベルを分析する。
指向性合成部21は、電歪振動子アレイ部18にて受信し、周波数分析した信号について、電歪振動子のアレイ配列による受信時間ずれによる周波数成分毎の指向性合成処理を行い、周波数毎及び水中航走体Aから見た水中航走体Aの針路を中心とした角度毎の受信信号レベルを出力する。
信号検出部22は、指向性合成部21により、水中航走体Aから見た水中航走体Aの針路を中心とした角度毎の受信レベルに対し、予め設定されたスレッショルドを超えた場合に反響音A2/B2´と判定する。
また、この信号検出部22では、周波数成分毎に角度毎の受信レベルが得られるので、図5に示す反響音A2の波形及び図6に示す反響音A2の周波数特性により、探信音A1に対応する反響音A2と、探信音B1に対応する反響音B2´とを判別する。
ホーミング操舵部23は、信号検出部22が出力する反響音A2の周波数及び方位角を基にして、水中航走体Aの針路の方向(矢印a2方向)への操舵を行う。
一方、水中航走体Bを制御する個別航走制御装置Cbは、図4の下段に示すように、励振信号生成部24、パワーアンプ部25、電歪振動子アレイ部26、プリアンプ/BPF部27、周波数分析部28、指向性合成部29、信号検出部30及びホーミング操舵部31から構成される。
励振信号生成部24は、例えば図5に示す探信音B1の送信信号を生成する。
パワーアンプ部25は、励振信号生成部24が出力した励振信号を増幅する。
電歪振動子アレイ部26は、パワーアンプ部25が出力した電気信号を音波に変換して探信音B1を出力するとともに、ホーミング対象物1からの反響音B2/A2´を含む水中音波を電気信号に変換し、プリアンプ/BPF部27に出力する。
プリアンプ/BPF部27は、電歪振動子アレイ部26が出力した電気信号を増幅するとともに、反響音B2/A2´として受信することが期待される信号の周波数帯域以外の信号を減衰させて除去する。
周波数分析部28は、プリアンプ/BPF部27が出力した電気信号をデジタル信号に変換し、高速フーリエ変換(FFT)等のアルゴリズムの処理を行い、図6の反響音B2/A2´の周波数特性に示すように周波数成分毎の受信レベルを分析する。
指向性合成部29は、電歪振動子アレイ部26にて受信し、周波数分析した信号について、電歪振動子のアレイ配列による受信時間ずれによる周波数成分毎の指向性合成処理を行い、周波数毎及び水中航走体Bから見た水中航走体Bの針路を中心とした角度毎の受信信号レベルを出力する。
信号検出部30は、指向性合成部29により、水中航走体Bから見た水中航走体Bの針路を中心とした角度毎の受信レベルに対し、予め定められたスレッショルドを超えた場合に反響音B2/A2´と判定する。
このとき、周波数成分毎に角度毎の受信レベルが得られるので、図5に示す反響音B2の波形及び図6に示す反響音B2の周波数特性により、探信音A1に対応する反響音A2´と、探信音B1に対応する反響音B2を判別する。
ホーミング操舵部31は、信号検出部30が出力する反響音B2の周波数及び方位角を基に水中航走体Bの針路(矢印b2方向)の方向に操舵を行う。
なお、図5に示す探信音A1,B1に対応する反響音A2,B2の波形、及び図6に示す反響音A2、B2の周波数特性については、図7に示す動作フローを参照して後述する。
また、図4に示す個別航走制御装置Caにおいて、励振信号生成部16、パワーアンプ部17及び電歪振動子アレイ部18により「探信音送信手段51A」が構成され、また、電歪振動子アレイ部18、プリアンプ/BPF部19、周波数分析部20及び指向性合成部21により「探信音受信手段52A」が構成され、また、信号検出部22により「ホーミング航走判定手段53A」が構成され、また、ホーミング操舵部23により「挟撃手段54A」が構成される。
また、図4に示す個別航走制御装置Cbにおいては、励振信号生成部24、パワーアンプ部25及び電歪振動子アレイ部26により「探信音送信手段51B」が構成され、また、電歪振動子アレイ部26、プリアンプ/BPF部27、周波数分析部28及び指向性合成部29により「探信音受信手段52B」が構成され、また、信号検出部30により「ホーミング航走判定手段53B」が構成され、また、ホーミング操舵部31により「挟撃手段54B」が構成される。
次に、複数の水中航走体A,Bが自律的に挟撃するホーミング装置200の動作について、主に図7の動作フロー及び図8、図9の説明図を参照してステップS毎に説明する。
なお、図7の動作フローでは、水中航走体Aが自律的に挟撃するホーミング装置の動作を説明しているが、水中航走体Bについては、探信音B1及び反響音B2/A2´を扱う以外、水中航走体Aと同様の動作内容であり重複した説明を省略する。
(ステップS1)
水中航走体Aが探信音A1を送信する。
ステップS1は、図4における励振信号生成部16、パワーアンプ部17及び電歪振動子アレイ部18の動作により、水中航走体Aに搭載したソナーSaが探信音A1を送信するまでの処理である。
このとき探信音A1は、例えば図5及び図6に示すように探信音B1よりも周波数が低いという特徴を有する。
(ステップS2)
水中航走体Aが反響音A2を受信する。
ステップS2は、図4における電歪振動子アレイ部18、プリアンプ/BPF部19、周波数分析部20及び指向性合成部21の動作により、水中航走体Aに搭載したソナーSaが反響音A2/B2´を受信するまでの処理である。
このときの反響音は、例えば図5及び図6に示すように探信音A1がホーミング対象物1にて反射した相対的に周波数が低い反響音A2と、探信音B1がホーミング対象物1にて反射した相対的に周波数が高い反響音B2´の2種類があり得る。
また、水中航走体Aとホーミング対象物1の距離が遠い場合や、水中航走体Aに搭載したソナーSaの捜索範囲外にホーミング対象物1が存在する場合には、反響音A2を受信しないこともある。
(ステップS3)
水中航走体Aが受信した反響音A2の検出結果により、水中航走体Aのその後のホーミング航走を決定する。なお、ステップS3は、図4における信号検出部22の処理内容である。
信号検出部22では、探信音A1の周波数に対応する反響音A2の検出及び/又は探信音B1の周波数に対応する反響音B2´の検出に基づき、以下の処理S3−1、S3−2、S3−3のいずれかを行う。
《S3-1の処理》
反響音A2及び反響音B2´の両方を検出しなかった場合は、ステップS4に進む。
《S3-2の処理》
反響音A2のみを検出した場合は、ホーミング対象物1に対する検出方位及び距離をステップS5に出力する。このときの反響音A2の検出では、ステップS1の探信音A1の送信時刻から反響音A2の検出時刻の時間差(秒)に対し、水中音波の伝搬速度約1500m/秒の往復分として750mを乗算し、水中航走体Aとホーミング対象の距離を算出する。
《S3-3の処理》
同一方位から到来した反響音A2及び反響音B2´の両方を検出した場合にも、《S3-2の処理》と同様に、ホーミング対象物1に対する検出方位及び距離をステップS6に出力する。
(ステップS4)
水中航走体Aが反響音A2及び反響音B2´の両方を検出しなかった場合は、水中航走体Aがホーミング対象物1を継続して捜索するホーミング航走を行う。
(ステップS5)
水中航走体Aが探信音A1に対応する反響音A2を検出し、探信音B1に対応する反響音B2´を検出しなかった場合は、図8に示すような、水中航走体Aが単独による従来のホーミング対象物1に向けたホーミング航走を行う。
(ステップS6)
水中航走体Aが、探信音A1に対応する反響音A2及び探信音B1に対応する反響音B2´の両方を検出した場合は、図9に示すような、水中航走体A及び水中航走体Bがホーミング対象物1に対して挟撃するホーミング航走を行う。
また、ステップS6では、図4に示すホーミング操舵部23における、水中航走体Aの針路12(矢印a2で示す)を次式によって算出する。
水中航走体Aの針路12(矢印a2方向)=
検出方位14(矢印a1方向)−オフセット角θA (数1)
同様に、図4に示すホーミング操舵部31における、水中航走体Bの針路13(矢印b2で示す)は次式によって算出する。
水中航走体Bの針路13(矢印b2方向)=
検出方位15(矢印b1方向)+オフセット角θB (数2)
なお、水中航走体A,Bの針路12,13を決定するオフセット角θA,θBは、水中航走体A,Bが受信する反響音A2の検出方位14,15に基づき、予め複数の角度が設定されており、該反響音A2の検出方位14,15及びホーミング対象物1の特徴に基づく最適な角度が適宜選択される。
次に、図8及び図9を参照してホーミング対象物1に向けたホーミング航走の例について説明する。
図8は、水中航走体Aが探信音A1に対応する反響音A2を検出し、探信音B1に対応する反響音B2´を検出しなかった場合における、水中航走体A単独のホーミング航走例である。
図9は、水中航走体Aが探信音A1に対応する反響音A2及び探信音B1に対応する反響音B2´の両方を検出した場合において、水中航走体A及び水中航走体Bの双方がホーミング対象物1に対して挟撃するホーミング航走例である。
これら図8及び図9において符号32は、ホーミング対象物1の初期位置を示す。
初期位置32は、水中航走体A又は水中航走体Bがホーミング対象物1に向けてホーミング航走を開始した時点のホーミング対象物1の位置例を示す。
図8及び図9において符号33は、水中航走体A,Bの初期位置を示す。
これらの図に示す水中航走体Aの初期位置33は、水中航走体A及び/又は水中航走体Bがホーミング対象物1に向けてホーミング航走を開始した時点の水中航走体A,Bの位置例を示す。
図8及び図9において符号34は、ホーミング終了位置を示す。
ホーミング終了位置34は、ホーミング対象物1と水中航走体A及び/又は水中航走体Bの離隔距離がゼロになり、水中航走体A又は水中航走体Bのホーミング航走が終了した位置を示す。
図8及び図9において符号35は、ホーミング対象物1の30秒毎位置マーカーを示している。
ホーミング対象物1の30秒毎位置マーカー35は、32ホーミング対象物1の初期位置32からホーミング対象物1が移動したホーミング対象物1の航跡2において、30秒毎の通過位置を示すマーカーである。
図8及び図9において符号36は、水中航走体Aの30秒毎位置マーカーを示す。
水中航走体Aの30秒毎位置マーカー36は、水中航走体Aの初期位置からの航跡において、30秒毎の通過位置を示すマーカーである。
また、図9において符号37は、水中航走体Bの30秒毎位置マーカーを示す。水中航走体Bの30秒毎位置マーカー37は、水中航走体A及び水中航走体Bの初期位置33から水中航走体Bが移動した際の航跡6において、30秒毎の通過位置を示すマーカーである。
なお、図4の制御ブロック図では、複数の水中航走体A,Bをホーミング航走させるに際して、以下の点に留意した制御を実施している。
(1)まず、個別航走制御装置Ca,Cbにて、水中航走体A,Bが、探信音A1に対応した反響音A2´、及び探信音B1に対応した反響音B2´に基づき、単独でホーミング中なのか(図8参照)、複数でホーミング中なのか(図8参照)を判定するようにした。このとき、個別航走制御装置Ca,Cbにて、単独でホーミング中と判定した場合に、ホーミング対象物1に対して左右両側から挟撃するようホーミング航走を行なわせない。
(2)個別航走制御装置Ca,Cbでは、水中航走体A,Bの針路12,13を決定するオフセット角θA,θBを適宜定めることで、複数の水中航走体A,Bに対して、ホーミング対象物1を挟撃する際に左右どちらから回り込むかについて、軌道を定めておく。
このとき、水中航走体A,Bがホーミング航走するに際して、ホーミング対象物1の未来予測位置の方向に航走し、あまり無駄な距離のホーミング航走を行わないように軌道設定を行う。
そして、このような(1)及び(2)に基づき、2機の水中航走体A,Bに対してホーミング対象物1を挟撃するホーミング航走を行なわせた例が図9となる。
図9は、水中航走体A,Bとホーミング対象物1の初期位置の離隔距離が3000m、ホーミング対象物1の速力が30kt、水中航走体A,Bの速力が50kt、後述するオフセット角が45deg(DEGREE)の例である。
この例では、ホーミング対象物1に対して2機の水中航走体A,Bが左右から挟撃し、ホーミング開始から約6分10秒後にホーミング航走を終了している。
以上のように構成された実施形態に係るホーミング装置200では、複数の水中航走体A,Bによるホーミング対象物1の回避運動を困難にする挟撃対勢のホーミング航走について、外部からの有線誘導を必要とせず自律的に行うことができる。
このとき、上記ホーミング装置200では、ホーミング対象物1に対して、水中航走体A,Bを左右両側から挟み撃ちさせる対勢でホーミング航走させることで、回避動作を困難とする。
また、上記ホーミング装置200では、ホーミング対象物1が音響デコイ11をえい航している場合に、水中航走体A,Bに搭載したソナーSa,Sbの捜索範囲からホーミング対象物1の後方が死角となり、また、複数の水中航走体A,Bが送信した探信音に対応する反響音を受信することにより、音響デコイ11によるホーミング妨害の影響を受け難くなる効果がある。
(変形例)
上記実施形態の変形例について、図10及び図11を参照して説明する。
図5では、水中航走体Aが送信する探信音A1と水中航走体Bが送信する探信音B1に周波数の違いがある場合の例を示した。
しかしこれに限定されず、上記ホーミング装置200において、図10に示すように探信音A1と探信音B1の周波数を変調させた上で、当該周波数の変化方向の違いに基づき、探信音A1の反響音A2/A2´と、探信音B1の反響音B2/B2´とを区別しても良い。
例えば、図10に示すように、探信音A1が低い周波数から高い周波数に周波数変調する場合、及び探信音B1が高い周波数から低い周波数に周波数変調する場合には、これら反響音の波形から、探信音A1の反響音A2/A2´と、探信音B1の反響音B2/B2´とをそれぞれ区別して判別することができる。なお、このような判別は、相関関数を利用した演算処理で行うことができる。
次に、図11の制御ブロック図を参照して、探信音が周波数変調する場合における個別航走制御装置Ca´及びCb´について説明する。
以下の図11の説明では、前述した実施形態に示す図4との相違点についてのみ示す。
水中航走体Aを制御する個別航走制御装置Ca´では、符号20で示す指向性合成部及び符号39で示すFM相関部が、前述の図4とは異なる。
指向性合成部20は、プリアンプ/BPF部19が出力した電気信号をデジタル信号に変換し、電歪振動子のアレイ配列による受信時間ずれによる指向性合成処理を行い、方位角毎の受信信号レベルを出力する。
また、FM相関部39は、指向性合成部20が出力する方位毎の受信信号レベルについて、探信音A1及び探信音B1の周波数変調に対応するFM相関係数を乗算し、受信信号に対する探信音A1及び探信音B1の相関度を算出する。
その後、信号検出部22では、FM相関部39で算出した探信音A1及び探信音B1の相関度に基づき、探信音A1に対応する反響音A2と探信音B1に対応する反響音B2´とを判別し、その判別結果に基づき、ホーミング操舵部23に対して水中航走体Aをホーミング航走させる。
水中航走体Bを制御する個別航走制御装置Cb´では、符号28で示す指向性合成部及び符号40で示すFM相関部が、前述の図4とは異なる。
指向性合成部28は、プリアンプ/BPF部27が出力した電気信号をデジタル信号に変換し、電歪振動子のアレイ配列による受信時間ずれによる指向性合成処理を行い、方位角毎の受信信号レベルを出力する。
また、FM相関部40は、指向性合成部28が出力する方位毎の受信信号レベルについて、探信音A1及び探信音B1の周波数変調に対応するFM相関係数を乗算し、受信信号に対する探信音A1及び探信音B1の相関度を算出する。
その後、信号検出部30では、FM相関部40で算出した探信音A1及び探信音B1の相関度に基づき、探信音B1に対応する反響音B2と探信音A1に対応する反響音A2´とを判別し、その判別結果に基づき、ホーミング操舵部31に対して水中航走体Bをホーミング航走させる。
すなわち、図10及び図11に示す変形例においても、実施形態と同様、探信音A1の反響音A2/A2´と、探信音B1の反響音B2/B2´とに基づき、ホーミング対象物1に対して、水中航走体A,Bを左右両側から挟み撃ちさせる対勢で同様にホーミング航走させることが可能となる。
なお、上記実施形態では、2機の水中航走体A,Bに対してホーミング対象物1を左右両側から挟撃する例を挙げているが、2機の水中航走体A,Bに限定されず、3機以上の複数の水中航走体に対しても適用可能である。
また、上記実施形態では、水中航走体A,Bの針路12,13を決定するオフセット角θA,θBについて、水中航走体A,Bが受信する反響音A1,A2の検出方位14,15に基づき、予め設定された複数の角度の中から最適値を適宜読み出すようにした。このとき、オフセット角θA,θBは、反響音A1,A2の検出方位14,15に基づき選択することに限定されず、水中航走体A,Bとホーミング対象物1との距離、相対速度及びホーミング対象物1の特徴等の要素も加味して複数記憶し、これらの中から最適値を読み出すようにしても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、ホーミング対象物に対して、複数の水中航走体を確実にホーミング航走させて両側から挟撃することに適用可能なホーミング装置及びホーミング方法に関する。
1 ホーミング対象物
51A 探信音送信手段
51B 探信音送信手段
52A 探信音受信手段
52B 探信音受信手段
53A ホーミング航走判定手段
53B ホーミング航走判定手段
54A 挟撃手段
54B 挟撃手段
90A 個別航走制御装置
90B 個別航走制御装置
91A 探信音送信手段
91B 探信音送信手段
92A 探信音受信手段
92B 探信音受信手段
93A ホーミング航走判定手段
93B ホーミング航走判定手段
94A 挟撃手段
94B 挟撃手段
100 ホーミング装置
200 ホーミング装置
A 水中航走体
B 水中航走体
AA 水中航走体
BB 水中航走体
Ca 個別航走制御装置
Ca´個別航走制御装置
Cb 個別航走制御装置
Cb´個別航走制御装置
Sa ソナー
Sb ソナー
SA ソナー
SB ソナー
M ホーミング対象物

Claims (7)

  1. ホーミング航走する少なくとも2機の水中航走体にそれぞれ搭載されるソナーと、前記水中航走体にそれぞれ搭載されて各水中航走体を個別に制御する個別航走制御装置と、を具備し、
    前記個別航走制御装置は、
    前記ソナーから周波数又は変調方式が異なる探信音を送信させる探信音送信手段と、
    前記2機の中の一方の水中航走体のソナーが送信した探信音の反響音及び他方の水中航走体のソナーが送信した探信音の反響音を受信する探信音受信手段と、
    前記探信音受信手段で受信した反響音に基づき、前記少なくとも2機の水中航走体が同一のホーミング対象物に向けてホーミング航走中であるか否かを判定するホーミング航走判定手段と、
    前記ホーミング航走判定手段にて前記少なくとも2機の水中航走体が同一のホーミング対象物に向けてホーミング航走中であると判定された場合には、予め決められたオフセット角によりホーミング対象物を両側から挟撃する対勢で自律的にホーミング航走させる挟撃手段と、を具備することを特徴とするホーミング装置。
  2. 前記ホーミング航走判定手段は、前記ソナーが受信する反響音の周波数の大きさ又は反響音の波形に基づき、少なくとも2機の水中航走体がホーミング対象物に向けて並走しているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のホーミング装置。
  3. 前記ホーミング航走判定手段は、前記水中航走体の針路を決定するオフセット角について、前記ソナーが受信する反響音の検出方位に基づき、複数ある設定角度の中から選択して読み出すことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載のホーミング装置。
  4. 前記ホーミング航走判定手段は、選択したオフセット角に基づき前記水中航走体を前記ホーミング対象物に対して弧状の軌跡を描くように左右両側から接近して挟撃させることを特徴とする請求項3に記載のホーミング装置。
  5. 前記ホーミング航走判定手段は、予め定めた判定時間間隔に基づき前記水中航走体の針路を決定するためのオフセット角を調整することを特徴とする請求項3又は4のいずれか1項に記載のホーミング装置。
  6. 前記ホーミング航走判定手段では、前記判定時間間隔が水中航走体に搭載されるソナーの探信音の送信周期に設定されることを特徴とする請求項5に記載のホーミング装置。
  7. 少なくとも2機の水中航走体にそれぞれ搭載されるソナーから周波数又は変調方式が異なる探信音を送信させる探信音送信段階と、
    前記少なくとも2機の中の一方の水中航走体のソナーが送信した探信音の反響音及び他方の水中航走体のソナーが送信した探信音の反響音を受信する探信音受信段階と、
    前記探信音受信段階で受信した反響音に基づき、前記少なくとも2機の水中航走体が同一のホーミング対象物に向けてホーミング航走中であるか否かを判定するホーミング航走判定段階と、
    前記ホーミング航走判定段階にて前記少なくとも2機の水中航走体が同一のホーミング対象物に向けてホーミング航走中であると判定された場合には、予め決められたオフセット角によりホーミング対象物を両側から挟撃する対勢で自律的にホーミング航走させる挟撃段階と、を具備することを特徴とするホーミング方法。
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