JP6835412B2 - ソナー装置、応答装置、識別システム、識別方法、応答方法及びプログラム - Google Patents
ソナー装置、応答装置、識別システム、識別方法、応答方法及びプログラム Download PDFInfo
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Description
以下、本発明の第一実施形態による水中での物体の属性の識別を可能とする識別システムを、図1〜図8を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態による識別システムの概要を示す図である。識別システム(後述する識別システム100)は、少なくとも1台のアクティブソナー(後述するアクティブソナー20)と、応答装置16とを含む。図1に示す船舶用ソナー5、投下式ソナー7、水中航走体用ソナー8、吊下式ソナー10、海底設置ソナー12、海中設置ソナー13は、アクティブソナー20の一例である。船舶用ソナー5は、海面1を航行する船舶4が備えるアクティブソナーである。船舶用ソナー5は、探信音14を送信し、識別信号音17を受信する。投下式ソナー7は、浮上部7Aと水中部7Bから構成されるアクティブソナーである。航空機6は、投下式ソナー7を海上の所望の位置に投下する。浮上部7Aは海面1上に浮揚する。水中部7Bは、浮上部7Aとワイヤやロープ等により接続されている。水中部7Bは、浮上部7Aにより吊るされ海中を浮遊する。水中部7Bは、探信音14を送信し、識別信号音17を受信する。水中航走体用ソナー8は、例えば、小型水中航走体11が備えるアクティブソナーである。水中航走体用ソナー8は、探信音14を送信し、識別信号音17を受信する。吊下式ソナー10は、例えば、ヘリコプター9により吊下され海中を浮遊する。吊下式ソナー10は、探信音14を送信し、識別信号音17を受信する。海底設置ソナー12は、海底2に設置されたアクティブソナーである。海底設置ソナー12は、探信音14を送信し、識別信号音17を受信する。海中設置ソナー13は、一端が海底2に固定されたワイヤ等によって海中に係留されたアクティブソナーである。海中設置ソナー13は、探信音14を送信し、識別信号音17を受信する。
図2は、本発明の第一実施形態によるアクティブソナーの最小構成を示す図である。
アクティブソナー20は、少なくとも質問応答情報処理部201を備えている。質問応答情報処理部201は、自装置(アクティブソナー20)が出力した探信音に対する識別信号音17を取得し、識別信号音に含まれる識別信号に基づいて、識別信号音を出力した物体を識別する。
応答装置16は、少なくとも応答情報処理部161を備えている。応答情報処理部161は、アクティブソナー20が出力する探信音を取得し、探信音に対して自装置に関する識別情報(例えば、応答装置16を備える水中航走体3の識別番号や水中航走体3に関する絶対時刻および絶対位置)を含む識別信号音を生成する。
識別システム100は、アクティブソナー20と応答装置16とを含む。アクティブソナー20は、少なくとも質問応答情報処理部201を備えている。応答装置16は、少なくとも応答情報処理部161を備えている。アクティブソナー20は、探信音14を送信する。応答装置16の応答情報処理部161は、その探信音に対して自装置に関する識別情報を含む識別信号音17を生成する。応答装置16は、識別信号音17を送信する。アクティブソナー20の質問応答情報処理部201は、識別信号音17に含まれる識別情報に基づいて、応答装置16を識別する。
なお、図1〜図4と同じ機能部には同じ符号を付して説明する。識別システム100は、アクティブソナー20と応答装置16とを含む。
アクティブソナー20は、質問応答情報処理部201と、送信信号生成処理部202と、D/A変換部203と、送信系BPF(band-pass filter:バンドパスフィルタ)部204と、電力増幅部205と、電歪振動子206と、信号増幅部207と、受信系BPF部208と、A/D変換部209と、FM−UP相関処理部210と、FM−DOWN相関処理部211とを備える。
D/A変換部203は、送信信号生成処理部202から取得した波形データをD/A変換し、アナログ電気信号を送信系BPF部204へ出力する。
図6は、本発明の第一実施形態による識別処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、本発明の第一実施形態による相関度の算出処理を説明する図である。
まず、アクティブソナー20が、探信音14を生成する(ステップS11)。具体的には、質問応答情報処理部201が、探信音14の送信レベル、送信周波数、送信パルス幅、周波数変調特性、送信タイミングを含む送信パラメータを送信信号生成処理部202に出力する。探信音14は、水中航走体3の検出に適する送信レベル、送信周波数、送信パルス幅及び周波数変調特性を考慮して生成された水中音波である。
図8は、本発明の第一実施形態による暗号方式の一例を示す図である。
図8に絶対時刻(世界標準時)、絶対位置(水中航走体3の現在位置の緯度及び経度)および水中航走体3の識別番号の3つの絶対値の組み合わせにより16bitの暗号化された情報を定める暗号テーブルの一例を示す。例えば、この暗号テーブルの1行目は、絶対時刻(「2017年12月31日23時59分」)、絶対位置(「緯度−90.0deg、経度0.0deg」)、水中航走体3の識別番号(「001」)に対して、これらの値を所定の暗号化ロジックで組み合わせることによって得られる16桁の値(16進数で「A50B」)が識別信号であることを示している。質問応答情報処理部201は、識別信号音17が示す16個のパルス信号に対応する16個の「1」または「0」の数字の並びと、図8に例示する暗号テーブル(または暗号化ロジック)に基づいて、識別信号音17を構成する絶対時刻、絶対位置、水中航走体3の識別番号を算出する。質問応答情報処理部201は、応答装置16を備える水中航走体3の識別番号が算出できると、水中航走体3が所属する国などを把握したり、水中航走体3が敵か味方かを判別したりできる。
識別信号音17であると判定した場合、質問応答情報処理部201は、FM−UP相関度とFM−DOWN相関度の何れが閾値以上であるかによって、受信したデータの各パルス信号に対し「0」または「1」に割り当てる。また、質問応答情報処理部201は、検出した音を識別信号音17であると判定すると、識別信号音17に含まれる情報の組み合わせ(割り当てた「0」と「1」の組み合わせ)について、例えば図8に例示した暗号テーブルを参照し、絶対時刻、絶対位置及び識別番号の絶対値の組み合わせにより定義された識別信号の暗号に一致する場合は妥当な識別信号音と判定する。次に質問応答情報処理部201は、妥当な識別信号音17と判定した場合、その識別信号音17を送信した水中航走体3について、属性の判定を行う。例えば、暗号テーブルに基づいて算出した識別番号が妥当な場合、質問応答情報処理部201は、水中航走体3は味方であると判定する。
識別信号音17について、暗号テーブルに基づいて算出した識別番号が妥当な番号ではない場合(例えば、暗号テーブルに記載がある識別番号であるが、現在、この場所に存在するはずがないことが分かっている場合など)、質問応答情報処理部201は、水中航走体3は味方ではないと判定する。
以下、本発明の第二実施形態による識別システムについて、図9〜図12を参照して説明する。第二実施形態に係る識別システム100aのうち、第一実施形態に係る識別システム100と同じ構成には同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
図9に示す船舶用ソナー5a、投下式ソナー7a、水中航走体用ソナー8a、吊下式ソナー10a、海底設置ソナー12a、海中設置ソナー13aは、アクティブソナー20aの一例である。また、水中航走体3は、応答装置16aを備える。第二実施形態に係るアクティブソナー20aは、第一実施形態の質問情報を含んだ探信音である質問信号音18を送信する。また、応答装置16aは、質問信号音18の質問情報に対する回答情報を含む応答信号音19を送信する。アクティブソナー20aは、応答信号音19を受信すると、応答信号音19を解析し、水中航走体3の属性を識別する。質問信号音18は、水中航走体3に対して識別情報の提供を要求する信号であり、アクティブソナー20aは、水中航走体3からの応答の有無及び応答信号音19の内容により、水中航走体3を識別する。例えば、水中航走体3から応答がなかったり、応答信号音19の内容が質問信号音18に対応したものでなかったりすれば、アクティブソナー20aは、その水中航走体3が関係のない国や組織に属すると識別する。
図示するように識別システム100aは、アクティブソナー20aと応答装置16aとを含む。
アクティブソナー20aは、質問応答情報処理部201aと、送信信号生成処理部202と、D/A変換部203と、送信系BPF部204と、電力増幅部205と、電歪振動子206と、信号増幅部207と、受信系BPF部208と、A/D変換部209と、FM−UP相関処理部210と、FM−DOWN相関処理部211とを備える。
FM−DOWN相関処理部171は、A/D変換部169から取得したデジタル波形データにFM−DOWN相関データを乗算し、FM−DOWN相関度を算出する。FM−UP相関度の算出は、第一実施形態において説明したFM−DOWN相関処理部211が、A/D変換部209から取得したデジタル波形データに対してFM−DOWN相関度を算出する処理と同様である。FM−DOWN相関処理部171は、図7に示すFM−DOWN周波数変調信号44を検出するためにFM−DOWN相関度を算出する。FM−DOWN相関処理部171は、FM−DOWN相関度を応答情報処理部161aへ出力する。
まず、アクティブソナー20aが、質問信号音18を生成する(ステップS21)。具体的には、質問応答情報処理部201aが、質問信号音18の送信レベル、送信周波数、送信パルス幅、周波数変調特性、送信タイミングを含む送信パラメータを送信信号生成処理部202に出力する。質問応答情報処理部201aは、例えば、現在の絶対時刻と図12示す暗号テーブルに基づいて、16個のパルス信号を決定し、各パルス信号に応じて周波数変調特性を設定する。例えば、現在の絶対時刻が2017年12月31日23時59分であるとすると、質問応答情報処理部201aは、図12の暗号テーブルを参照し、質問信号「A50B(16進数)」を算出する。質問応答情報処理部201aは、A50Bを構成する16個の「0」、「1」の組み合わせに応じて、FM−UP周波数変調信号43とFM−DOWN周波数変調信号44による周波数変調の組み合わせを指示する。
以下、本発明の第三実施形態による識別システムについて、図13〜図15を参照して説明する。第三実施形態に係る識別システム100bのうち、第一実施形態に係る識別システム100と同じ構成には同じ符号を付し、それらの説明を省略する。第一実施形態ではFM−UP周波数変調信号43またはFM−DOWN周波数変調信号44を用いた周波数変調により「0」または「1」の情報を送信したが、第三実施形態では、周波数の高低により「0」または「1」の情報を送信する。
アクティブソナー20bは、質問応答情報処理部201に代えて、質問応答情報処理部201bを備える。アクティブソナー20bは、FM−UP相関処理部210およびFM−DOWN相関処理部211に代えて、周波数分析処理部212を備える。他の構成は、第一実施形態と同様である。
周波数分析処理部212は、高速フーリエ変換等により周波数分析を行う。ここで、周波数分析処理部212の処理について、図14を用いて説明する。
図14の左下に低周波信号57の一例を示す。図14の右下に高周波信号58の一例を示す。第三実施形態の探信音14bは、水中航走体の検出に適する送信レベル、送信周波数、送信パルス幅及び周波数変調特性を考慮して生成された水中音波である。第三実施形態の識別信号音17bは、図7で例示したFM−UP周波数変調信号43やFM−DOWN周波数変調信号44のように周波数が変化する音波ではなく、図14の低周波信号57や高周波信号58のように周波数が一定のパルス音波によって構成される。周波数が一定の音波に対しては、一般に相関処理よりも高速フーリエ変換のような周波数分析処理の方が高い検出精度が得られる。周波数分析処理部212は、A/D変換部209から取得したデジタル波形データに対し、高速フーリエ変換等を行い、デジタル波形データに低周波信号57と高周波信号58の何れの周波数成分が含まれているのかを分析する。ここで、A/D変換部169から取得した1つのデジタル波形データ入力周期51とパルス幅52とを同じ長さの時間に設定する。周波数分析処理の時間幅59は、パルス幅52の2倍の時間に設定する。これにより、1回の高速フーリエ変換において複数のパルス信号が混入することなく、必ず一つのパルス信号に対する周波数分析処理を行うことができる。なお、低周波信号57および高周波信号58は、例えば、水中の雑音に影響されにくい周波数帯である。
図15は、本発明の第三実施形態による識別処理の一例を示すフローチャートである。
まず、アクティブソナー20が、探信音14bを生成する(ステップS11´)。第三実施形態では、質問応答情報処理部201bが、探信音14bの送信パラメータを送信信号生成処理部202に指示する。送信信号生成処理部202は、送信パラメータに基づいて、探信音14bの波形データを生成し、D/A変換部203へ出力する。D/A変換部203は、波形データをアナログ電気信号に変換し、送信系BPF部204へ出力する。送信系BPF部204は、アナログ電気信号から、不要な高周波成分及び低周波成分を除去して電力増幅部205へ出力する。電力増幅部205は、アナログ電気信号を増幅し、電歪振動子206へ出力する。次に電歪振動子206が、探信音14bを送信する(ステップS12)。
以下、本発明の第三実施形態による識別システムについて、図16〜図17を参照して説明する。第四実施形態に係る識別システム100cのうち、第二実施形態に係る識別システム100a、第三実施形態に係る識別システム100bと同じ構成には同じ符号を付し、それらの説明を省略する。第二実施形態ではFM−UP周波数変調信号43またはFM−DOWN周波数変調信号44を用いた周波数変調により「0」または「1」の情報を送信したが、第四実施形態では、周波数の高低により「0」または「1」の情報を送信する。
アクティブソナー20cは、質問応答情報処理部201aに代えて、質問応答情報処理部201cを備える。アクティブソナー20cは、FM−UP相関処理部210およびFM−DOWN相関処理部211に代えて、周波数分析処理部212を備える。他の構成は、第二実施形態と同様である。
図17は、本発明の第四実施形態による識別処理の一例を示すフローチャートである。
まず、アクティブソナー20cが、質問信号音18cを生成する(ステップS21´)。第四実施形態では、質問応答情報処理部201cが、例えば、現在の絶対時刻と図12示す暗号テーブルに基づく質問信号を表す各パルス信号の「0」と「1」を決定する。質問応答情報処理部201cは、各パルス信号が低周波信号57または高周波信号58で構成された質問信号音18cを生成するための送信パラメータを送信信号生成処理部202に指示する。送信信号生成処理部202は、送信パラメータに基づいて、質問信号音18cの波形データを生成し、D/A変換部203へ出力する。D/A変換部203は、波形データをアナログ電気信号に変換し、送信系BPF部204へ出力する。送信系BPF部204は、アナログ電気信号の不要な高周波成分及び低周波成分を除去して電力増幅部205へ出力する。電力増幅部205は、アナログ電気信号を増幅し、電歪振動子206へ出力する。次に電歪振動子206が、質問信号音18cを送信する(ステップS22)。
また、質問応答情報処理部201cは、検出した音波を応答信号音19cであると判定すると、応答信号音19cに含まれる情報の組み合わせについて、例えば図12に例示した暗号テーブルを参照し、絶対時刻及び識別番号の絶対値の組み合わせにより定義された応答信号の暗号に一致する場合は妥当な応答信号音19cと判定する。次に質問応答情報処理部201cは、妥当な応答信号音19cと判定した場合、その応答信号音19cを送信した水中航走体3について、属性の判定を行う。例えば、暗号テーブルに基づいて算出した識別番号の水中航走体3が当該時刻に当該海域に存在する可能性がある場合、質問応答情報処理部201cは、水中航走体3は味方であると判定する。妥当な応答信号音19と判定できない場合や、暗号テーブルに基づいて算出した識別番号が妥当な番号ではない場合、質問応答情報処理部201cは、水中航走体3は味方ではないと判定する。あるいは、例えば、質問信号音18cを送信してから所定時間が経過しても応答信号音19を受信できない場合(水中航走体3が応答しない場合)、質問応答情報処理部201cは、水中航走体3は味方ではないと判定する。
自装置が出力した探信音に対する識別信号音を取得し、前記識別信号音に含まれる識別信号に基づいて、前記識別信号音を出力した物体を識別する質問応答情報処理部、
を備えるソナー装置。
自装置が出力した質問信号音に対する応答信号音を取得し、前記応答信号音に含まれる応答信号に基づいて、前記応答信号音を出力した物体を識別する質問応答情報処理部、
を備えるソナー装置。
前記質問信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、時間の経過とともに次第に周波数が高くなる信号と、時間の経過とともに次第に周波数が低くなる信号のうちの一つを有する、付記2に記載のソナー装置。
前記質問信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、予め定められた複数の周波数帯のうちの一つを有する、付記2に記載のソナー装置。
ソナー装置が出力する探信音を取得し、前記探信音に対して自装置に関する絶対時刻および絶対位置に基づく識別信号を含む識別信号音を生成する応答情報処理部、を備える応答装置。
ソナー装置が出力する質問信号音を取得し、前記質問信号音に含まれる質問情報に対する応答信号を含む応答信号音を生成する応答情報処理部、を備える応答装置。
前記識別信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、時間の経過とともに次第に周波数が高くなる信号と、時間の経過とともに次第に周波数が低くなる信号のうちの一つを有する、付記5記載の応答装置。
前記識別信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、予め定められた複数の周波数帯のうちの一つを有する、付記5記載の応答装置。
前記応答信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、時間の経過とともに次第に周波数が高くなる信号と、時間の経過とともに次第に周波数が低くなる信号のうちの一つを有する、付記6記載の応答装置。
前記応答信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、予め定められた複数の周波数帯のうちの一つを有する、付記6記載の応答装置。
付記1に記載のソナー装置と、付記5に記載の応答装置と、を備える識別システム。
付記2に記載のソナー装置と、付記6に記載の応答装置と、を備える識別システム。
前記識別信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、時間の経過とともに次第に周波数が高くなる信号と、時間の経過とともに次第に周波数が低くなる信号のうちの一つによって変調される、付記11に記載の識別システム。
前記質問信号音および前記応答信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、時間の経過とともに次第に周波数が高くなる信号と、時間の経過とともに次第に周波数が低くなる信号のうちの一つによって変調される、付記12に記載の識別システム。
前記識別信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、予め定められた複数の周波数帯のうちの一つを有する、付記11に記載の識別システム。
前記質問信号音および前記応答信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、予め定められた複数の周波数帯のうちの一つを有する、付記12に記載の識別システム。
ソナー装置が、自装置が出力した探信音に対する識別信号音を取得し、前記識別信号音に含まれる識別信号に基づいて、前記識別信号音を出力した物体を識別する、識別方法。
ソナー装置が、自装置が出力した質問信号音に対する応答信号音を取得し、前記応答信号音に含まれる応答信号に基づいて、前記応答信号音を出力した物体を識別する、識別方法。
ソナー装置が出力する探信音を取得し、前記探信音に対して自装置に関する識別信号を含む識別信号音を生成する、応答装置による応答方法。
ソナー装置が出力する質問信号音を取得し、前記質問信号音に含まれる質問情報に対する応答信号を生成し、前記応答信号を含む応答信号音を生成する、応答装置による応答方法。
ソナー装置のコンピュータを、自装置が出力した探信音に対する識別信号音を取得し、前記識別信号音に含まれる識別信号に基づいて、前記識別信号音を出力した物体を識別する手段、として機能させるためのプログラム。
ソナー装置のコンピュータを、自装置が出力した質問信号音に対する応答信号音を取得し、前記応答信号音に含まれる応答信号に基づいて、前記応答信号音を出力した物体を識別する手段、として機能させるためのプログラム。
応答装置のコンピュータを、ソナー装置が出力する探信音を取得し、前記探信音に対して自装置に関する識別信号を含む識別信号音を生成する手段、として機能させるためのプログラム。
応答装置のコンピュータを、ソナー装置が出力する質問信号音を取得し、前記質問信号音に含まれる質問情報に対する応答信号を生成し、前記応答信号を含む応答信号音を生成する手段、として機能させるためのプログラム。
1・・・海面
2・・・海底
3・・・水中航走体
4・・・船舶
5・・・船舶用ソナー
6・・・航空機
7・・・投下式ソナー
7A・・・浮上部
7B・・・水中部
8・・・水中航走体用ソナー
8・・・水中航走体用ソナー
9・・・ヘリコプター
10・・・吊下式ソナー
11・・・小型水中航走体
12・・・海底設置ソナー
13・・・海中設置ソナー
14・・・探信音
16・・・応答装置
161・・・応答情報処理部
162・・・送信信号生成処理部
163・・・D/A変換部
164・・・送信系BPF部
165・・・電力増幅部
166・・・電歪振動子
167・・・信号増幅部
168・・・受信系BPF部
169・・・A/D変換部
170・・・FM−UP相関処理部
171・・・FM−DOWN相関処理部
172・・・周波数分析処理部
17・・・識別信号音
18・・・質問信号音
19・・・応答信号音
20・・・アクティブソナー
201・・・質問応答情報処理部
202・・・送信信号生成処理部
203・・・D/A変換部
204・・・送信系BPF部
205・・・電力増幅部
206・・・電歪振動子
207・・・信号増幅部
208・・・受信系BPF部
209・・・A/D変換部
210・・・FM−UP相関処理部
211・・・FM−DOWN相関処理部
212・・・周波数分析処理部
Claims (11)
- 自装置が出力した探信音に対する物体からの反射音以外の識別信号音を取得し、前記識別信号音が、識別対象物体ごとに付された所定の識別番号のうち妥当な前記識別番号に対応するか否かを解析し、その解析結果に基づいて、前記識別信号音を出力した前記物体を識別する質問応答情報処理部、
を備えるソナー装置。 - 現在の絶対時刻と、絶対時刻と質問信号の関係を定めたテーブルと、に基づいて算出した前記質問信号に対応する質問信号音であって、自装置が出力した前記質問信号音に対する応答信号音を取得し、前記応答信号音が、識別対象物体ごとに付された所定の識別番号のうち妥当な前記識別番号に対応するか否かを解析し、その解析結果に基づいて、前記応答信号音を出力した物体を識別する質問応答情報処理部、
を備えるソナー装置。 - ソナー装置が出力する探信音を取得し、前記探信音に対して自装置の識別番号と、自装置の現在の絶対位置と、現在の絶対時刻と、前記識別番号と前記絶対位置と前記絶対時刻と識別信号との関係を定めたテーブルと、に基づいて、自装置の前記識別番号に対応する前記識別信号を算出し、当該識別信号に対応する識別信号音を生成する応答情報処理部と、
前記識別信号音を出力する出力部と、
を備える応答装置。 - ソナー装置が出力する質問信号音を取得し、前記質問信号音に含まれる質問情報に対して、自装置の識別番号と、現在の絶対時刻と、前記識別番号と前記絶対時刻と応答信号との関係を定めたテーブルと、に基づいて、自装置の識別番号に対応する前記応答信号を算出し、当該応答信号に対応する応答信号音を生成する応答情報処理部と、
前記応答信号音を出力する出力部と、
を備える応答装置。 - 前記識別信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、時間の経過とともに次第に周波数が高くなる信号と、時間の経過とともに次第に周波数が低くなる信号のうちの一つによって変調される、
請求項3に記載の応答装置。 - 前記識別信号音は、一つまたは複数のパルス信号により構成され、前記パルス信号の各々は、予め定められた複数の周波数帯のうちの一つを有する、
請求項3に記載の応答装置。 - 請求項1に記載のソナー装置と、
請求項3に記載の応答装置と、
を備える識別システム。 - 請求項2に記載のソナー装置と、
請求項4に記載の応答装置と、
を備える識別システム。 - ソナー装置が、自装置が出力した探信音に対する物体からの反射音以外の識別信号音または自装置が出力した質問信号音に対する応答信号音を取得し、前記識別信号音または前記応答信号音が、識別対象物体ごとに付された所定の識別番号のうち妥当な前記識別番号に対応するか否かを解析し、その解析結果に基づいて、前記識別信号音または前記応答信号音を出力した前記物体を識別する、
識別方法。 - ソナー装置が出力する探信音を取得し、前記探信音に対して自装置の識別番号と、自装置の現在の絶対位置と、現在の絶対時刻と、前記識別番号と前記絶対位置と前記絶対時刻と識別信号との関係を定めたテーブルと、に基づいて、自装置の前記識別番号に対応する前記識別信号を算出し、当該識別信号に対応する識別信号音を生成する、
応答方法。 - ソナー装置のコンピュータを、
前記ソナー装置が出力した探信音に対する物体からの反射音以外の識別信号音または前記ソナー装置が出力した質問信号音に対する応答信号音を取得し、前記識別信号音または前記応答信号音が、識別対象物体ごとに付された所定の識別番号のうち妥当な前記識別番号に対応するか否かを解析し、その解析結果に基づいて、前記識別信号音または前記応答信号音を出力した前記物体を識別する手段、
として機能させるためのプログラム。
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