JP2021134486A - 電気機器収納用箱体における扉体の蝶番構造 - Google Patents

電気機器収納用箱体における扉体の蝶番構造 Download PDF

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Abstract

【課題】従来よりも簡易に箱本体に対して扉体を着脱することができる電気機器収納用箱体における扉体の蝶番構造を提供する。【解決手段】軸部材11の軸部22に、自身の回転中心を通って所定の水平方向へ延びる壁状の規制部22bを設ける一方、軸受け部材12の軸受け部24に、規制部22bが所定の回転姿勢となる場合にのみ、規制部22bが延びる方向へ軸部22を移動させることによって、軸部22の軸孔27の内外にわたる移動を可能とする第1の切り欠き28及び第2の切り欠き29を設けた。したがって、規制部22bの回転姿勢や軸部22と両切り欠き28、29との位置関係を調整した上で、扉体3の上部を規制部22bが延びる方向へ移動させることにより、上蝶番10Aの組み立て/分解、ひいては扉体3の箱本体2への着脱を行うことができる。【選択図】図7

Description

本発明は、たとえば分電盤や配電盤、制御盤等の各種電気機器を収納するための電気機器収納用箱体において、片開き自在に設けられている扉体の蝶番構造に関するものである。
分電盤や配電盤等の各種電気機器を収納するための電気機器収納用箱体としては、前面に開口を有する箱本体の前面側に、その開口を開閉するための扉体を、左右何れか一方の側部を軸として片開き自在に蝶着したものが従来一般的に知られている。
そして、そのように扉体を片開き自在に蝶着する構造としては、たとえば特許文献1に記載されているように、ピン受け部を有し、箱本体側に固定される第1受け部材と、同様にピン受け部を有しており、扉体側に固定される第2受け部材と、両ピン受け部に挿通されるヒンジピンとを有する蝶番を用いる構造が一般的である。
特開2002−327569号公報
しかしながら、従来の蝶番構造では、箱本体への扉体の着脱作業が煩わしいという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、従来よりも簡易に箱本体に対して扉体を着脱することができる電気機器収納用箱体における扉体の蝶番構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、前面に開口を有する箱本体と、前記開口を開閉する扉体とを有する電気機器収納用箱体において、前記扉体の上部で前記箱本体と前記扉体との間に介在され、前記扉体を前記箱本体に対して上下方向を軸に片開き自在とするための扉体の蝶番構造であって、前記扉体に固定される本体、及び前記本体から上方へ突出する軸部を有する軸部材と、前記箱本体に固定される固定部、及び前記固定部の前方へ所定距離だけ離れた位置に設けられ、下端面に前記軸部を軸支する軸孔が開口された軸受け部を有する軸受け部材とを備え、前記軸部に、所定の水平方向へ延びる壁状に形成され、上面視で自身の回転中心を通る規制部が設けられている一方、前記軸受け部に、前記規制部が上面視で所定の回転姿勢となる場合にのみ、前記規制部が延びる方向へ前記軸部を移動させることによって、前記軸部の前記軸孔の内外にわたる移動を可能とする切り欠きが設けられており、前記扉体が前記開口を閉塞する閉塞姿勢にあると、前記規制部が前記回転姿勢になく、前記軸部の前記軸孔外への移動が規制されているとともに、前記扉体を、前記閉塞姿勢と前記箱本体の前面に対して90度起立した開放姿勢との間で開閉動作させる際、前記規制部は回転中に前記回転姿勢をとらず、前記軸部の前記軸孔外への移動は規制されたままとなり、さらに、前記扉体を前記開放姿勢を超えて開動作させ、前記箱本体の前面に対する角度が所定の着脱角度となる着脱姿勢とすると、前記規制部が前記回転姿勢となり、前記軸部の前記軸孔外への移動が可能となることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、前面に開口を有する箱本体と、前記開口を開閉する扉体とを有する電気機器収納用箱体において、前記扉体の下部で前記箱本体と前記扉体との間に介在され、前記扉体を前記箱本体に対して上下方向を軸に片開き自在とするための扉体の蝶番構造であって、前記扉体に固定される本体、及び前記本体から下方へ突出する軸部を有する軸部材と、前記箱本体に固定される固定部、及び前記固定部の前方へ所定距離だけ離れた位置に設けられ、上端面に前記軸部を軸支する軸孔が開口された軸受け部を有する軸受け部材とを備え、前記軸部に、所定の水平方向へ延びる壁状に形成され、下面視で自身の回転中心を通る規制部が設けられている一方、前記軸受け部に、前記規制部が下面視で所定の回転姿勢となる場合にのみ、前記規制部が延びる方向へ前記軸部を移動させることによって、前記軸部の前記軸孔の内外にわたる移動を可能とする切り欠きが設けられており、前記扉体が前記開口を閉塞する閉塞姿勢にあると、前記規制部が前記回転姿勢になく、前記軸部の前記軸孔外への移動が規制されているとともに、前記扉体を、前記閉塞姿勢と前記箱本体の前面に対して90度起立した開放姿勢との間で開閉動作させる際、前記規制部は回転中に前記回転姿勢をとらず、前記軸部の前記軸孔外への移動は規制されたままとなり、さらに、前記扉体を前記開放姿勢を超えて開動作させ、前記箱本体の前面に対する角度が所定の着脱角度となる着脱姿勢とすると、前記規制部が前記回転姿勢となり、前記軸部の前記軸孔外への移動が可能となることを特徴とする。
本発明によれば、軸部に、自身の回転中心を通って所定の水平方向へ延びる壁状の規制部を設ける一方、軸受け部に、規制部が所定の回転姿勢となる場合にのみ、規制部が延びる方向へ軸部を移動させることによって、軸部の軸孔の内外にわたる移動を可能とする切り欠きを設けた。そして、扉体が開口を閉塞する閉塞姿勢にあると、規制部が回転姿勢になく、軸部の軸孔外への移動が規制されるようにした。また、扉体を、閉塞姿勢と箱本体の前面に対して90度起立した開放姿勢との間で開閉動作させる際、規制部は回転中に回転姿勢をとらず、軸部の軸孔外への移動は規制されたままとなるようにした。さらに、扉体を開放姿勢を超えて開動作させ、箱本体の前面に対する角度が所定の着脱角度となる着脱姿勢とすると、規制部が回転姿勢となり、軸部の軸孔外への移動が可能となるようにした。このように規制部と切り欠きとの位相を合わせて扉体を移動させるだけで、扉体を箱本体に対して着脱することができる。したがって、箱本体に対する扉体の着脱を従来よりも簡易に行うことができる。また、上述したような簡易な構成で扉体を取り付けているにも拘わらず、箱本体の開口を閉塞している状態においては勿論、開閉動作中においても扉体の箱本体からの脱落を防止することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
扉体が開放姿勢にある電気機器収納用箱体の外観を示した斜視説明図である。 扉体を示した斜視説明図である。 扉体の上部(軸部材の設置部)を拡大して示した斜視説明図である。 軸受け部材を示した斜視説明図である。 扉体を閉塞姿勢とした際の上蝶番における規制部と切り欠きとの位相関係を示した説明図である。 扉体を開放姿勢とした際の上蝶番における規制部と切り欠きとの位相関係を示した説明図である。 扉体を着脱姿勢とした際の上蝶番における規制部と切り欠きとの位相関係を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となる蝶番構造を備えた電気機器収納用箱体(以下、単に収納箱と称す)について、図面をもとに説明する。
図1は、扉体3が開放姿勢にある収納箱1の外観を示した斜視説明図である。図2は、扉体3を示した斜視説明図である。図3は、扉体3の上部(軸部材11の設置部)を拡大して示した斜視説明図である。図4は、軸受け部材12を示した斜視説明図である。図5は、扉体3を閉塞姿勢とした際の上蝶番10Aにおける規制部22bと切り欠き29との位相関係を示した説明図である。図6は、扉体3を開放姿勢とした際の上蝶番10Aにおける規制部22bと切り欠き29との位相関係を示した説明図である。図7は、扉体3を着脱姿勢とした際の上蝶番10Aにおける規制部22bと切り欠き29との位相関係を示した説明図である。
収納箱1は、前面に開口を有する箱本体2と、箱本体の開口を開閉する扉体3とを備えてなる。箱本体2は、天板、左右両側板、背板、及び底板を有して前面を除く5面(上面、左右両側面、後面、及び下面)が閉塞された箱体であり、その内部空間に、分電盤等の各種電気機器を収納可能となっている。また、箱本体2の前面には、箱本体2の開口を開閉するための扉体3が取り付けられている。そして、箱本体2と扉体3との間には、それらの右側部の上部及び下部において夫々蝶番(上蝶番10A、下蝶番10B)が介在されており、扉体3は、箱本体2に対し右側部を軸として片開き自在となっている。
ここで、本発明の要部となる上蝶番10A及び下蝶番10Bについて詳述する。
上側に配される上蝶番10Aは、扉体3側に設置される軸部材11と、箱本体2側に設置される軸受け部材12とを備えてなる。軸部材11は、本体21と、本体21の上面から上方へ突出する軸部22とを有する。軸部22は、周面が球面状とされた基部22aと、基部22a上に設けられた規制部22bとからなり、規制部22bは、所定の水平方向へ直線的に延びる壁状に形成され、上面視では基部22aの中心を通っている。そして、軸部材11は、扉体3の前面における右上隅部に本体21を固定することで、扉体3側に設置されており、当該設置状態において、軸部22は鉛直上方へ突出し、規制部22bは扉体3の前面に対して傾斜する方向へ延びている(図3、図5)。
また、軸受け部材12は、箱本体2の開口周縁に固定される固定部23と、上蝶番10Aの組み立て時に軸部22を軸支する軸受け部24と、固定部23と軸受け部24とを連結する側壁部25及び上壁部26とを有する。固定部23は、前後方向が厚み方向となる板状で上下方向に長く形成されており、自身を箱本体2にネジ止めするためのネジ孔(図示せず)が穿設されている。軸受け部24は、軸部22を軸支可能な軸孔27を有しており、該軸孔27は、軸受け部24の底面に開口している。また、軸受け部24における軸孔27の開口縁には、基部22a全体を露出可能な第1の切り欠き28が設けられている。さらに、該第1の切り欠き28の上側には、規制部22bの幅(上面視における短手方向での長さ)と同じ幅で、規制部22bの上方への突出量と同じ上下長さにわたり、第1の切り欠き28から切り込まれた第2の切り欠き29が設けられている。したがって、軸孔27の内部空間は、第1の切り欠き28及び第2の切り欠き29を介しても外部と連通している。そして、軸受け部24は、固定部23から前方へ所定距離だけ離れた位置に、第1の切り欠き28及び第2の切り欠き29がおおよそ左斜め後ろを向くような姿勢で設けられている。さらに、側壁部25は、左右方向が厚み方向となる板状に成形され、固定部23の右端から前方へ延びて固定部23と軸受け部24とを連結している。加えて、上壁部26は、上下方向が厚み方向となる板状に成形され、固定部23の上端から前方へ延びて固定部23と軸受け部24とを連結している。以上のような軸受け部材12は、軸受け部24が固定部23の前方に位置にし、且つ、軸孔28が下方へ開口するような姿勢で、固定部23を箱本体2の右上隅部における開口周縁に固定することにより、箱本体2側に設置されることになる。
一方、下側に配される下蝶番10Bは、扉体3側に設置される軸部材13と、箱本体2側に設置される軸受け部材14とを備えてなる。軸部材13は、上蝶番10Aを構成する軸部材11同様に、扉体3の前面に固定される本体や本体から突出する軸部等を有するものの、軸部は半球状に形成され、規制部22bに相当する構成要素を備えていない。そして、該軸部材13は、軸部材11とは上下逆さ、すなわち軸部が本体から下方へ突出する姿勢で設置される。また、軸受け部材14は、軸受け部材12同様に、箱本体2の開口周縁に固定される固定部や軸部材13を軸支するための軸受け部等を有するものであって、軸受け部材12と上下逆さ、すなわち軸受け部が固定部の前方に位置するものの、軸孔は上方へ開口するような姿勢で設置される。なお、軸受け部材14の軸受け部は、第1の切り欠き28や第2の切り欠き29に相当する構成要素を備えていない。また、軸受け部材12の軸孔27の開口位置から軸受け部材14の軸孔の開口位置までの上下距離は、軸部材11の本体21上端面から軸部材13の本体下端面までの上下距離と略同じとされている。
そして、上下両蝶番10A、10Bの組み立て、ひいては扉体3の箱本体2への取り付けは、軸受け部材12、14を箱本体2側に、軸部材11、13を扉体3側に夫々設置した上で、次のようにして行えばよい。
まず箱本体2の前面に対する扉体3の開閉方向での回転姿勢を、規制部22bが第2の切り欠き29を通り抜け可能な回転姿勢とする(すなわち、規制部22bの回転姿勢を、第2の切り欠き29と平行な回転姿勢とする)。次に、その回転姿勢のまま、扉体3を鉛直方向から少し傾けて、軸部材13の軸部を軸受け部材14の軸孔に差し込み、軸部材13を軸受け部材14に軸支させて下蝶番10Bを組み立てる。それから、軸部材11の軸部22を軸受け部材12の軸受け部24における第1の切り欠き28及び第2の切り欠き29の外側に隣接させ、扉体3の上部を手前へ引き込む格好で規制部22bの延設方向へ軸部22を移動させることにより、第2の切り欠き29を介して規制部22bを、第1の切り欠き28を介して基部22aを夫々軸孔27内へ移動させれば(図7)、軸部材11が軸受け部材12に軸支されて上蝶番10Aも組み立てられ、上下両蝶番10A、10Bの組み立て、ひいては扉体3の箱本体2への取り付けは完了となる。
また、扉体3の箱本体2への取り付け後、上記回転姿勢にある扉体3を閉方向へ回動させて、箱本体2の開口を閉塞させる閉塞姿勢とすると、規制部22bの位相と第2の切り欠き29との位相とがずれることになり(図5、規制部22bは上記回転姿勢をとっていない)、当該状態において扉体3を箱本体2から取り外したり、扉体3が箱本体2から不用意に脱落したりすることは不能となる。また、扉体3を開方向へ回動させ、箱本体2の前面に対して90度回転させた開放姿勢とする際にも、規制部22bの位相と第2の切り欠き29との位相とが一致することはない(図6、規制部22bは、当該開閉動作における回転中に上記回転姿勢をとらない)。したがって、閉塞姿勢と開放姿勢との間での開閉動作中に、扉体3が箱本体2から不用意に脱落することはない。さらに、上記開放姿勢を超えて扉体3を更に開方向へ回動させ、箱本体2の前面に対する回転角度が所定の着脱角度となる着脱姿勢とすると、規制部22bの位相と第2の切り欠き29との位相とが一致する(図7、規制部22bが上記回転姿勢をとる)ため、軸部22の軸孔28からの抜き取り(上蝶番10Aの分解)、ひいては扉体3の箱本体2からの取り外しが可能となる。
以上のような構成を有する収納箱1における扉体3の上蝶番10Aによれば、軸部材11の軸部22に、自身の回転中心を通って所定の水平方向へ延びる壁状の規制部22bを設ける一方、軸受け部材12の軸受け部24に、規制部22bが所定の回転姿勢となる場合にのみ、規制部22bが延びる方向へ軸部22を移動させることによって、軸部22の軸孔27の内外にわたる移動を可能とする第1の切り欠き28及び第2の切り欠き29を設けた。したがって、規制部22bの回転姿勢や軸部22と両切り欠き28、29との位置関係を調整した上で、扉体3の上部を規制部22bが延びる方向へ移動させることにより、上蝶番10Aの組み立て/分解、ひいては扉体3の箱本体2への着脱を行うことができる。
また、扉体3が箱本体2の開口を閉塞する閉塞姿勢にあると、規制部22bが回転姿勢になく、軸部22の軸孔27外への移動が規制されるようした。また、扉体3を、閉塞姿勢と箱本体2の前面に対して90度起立した開放姿勢との間で開閉動作させる際、規制部22bは回転中に回転姿勢をとらず、軸部22の軸孔27外への移動は規制されたままとなるようにした。さらに、扉体3を開放姿勢を超えて開動作させ、箱本体2の前面に対する角度が所定の着脱角度となる着脱姿勢とすると、規制部22bが回転姿勢となり、軸部22の軸孔27外への移動が可能となるようにした。したがって、上述したような簡易な構成で扉体3を取り付けているにも拘わらず、箱本体2の開口を閉塞している状態においては勿論、開閉動作中においても扉体3の箱本体2からの不用意な脱落を防止することができ、使い勝手の向上を図ることができる。
なお、本発明の収納箱における扉体の蝶番構造に係る構成は、上記実施形態に記載の態様に何ら限定されるものではなく、箱本体、扉体、及び蝶番に係る構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、上蝶番においてのみ、軸部に規制部を設けたり、軸受け部に切り欠きを設けたりしているが、下蝶番に同様の構造を採用しても何ら問題はなく、少なくとも上下何れか一方の蝶番において、軸部に規制部を、軸受け部に切り欠きを夫々設けていれば、箱本体に対する扉体の簡易な着脱という効果を奏することができる。
また、軸部における規制部の延設方向や、軸受け部における切り欠きの位置、形状等についても適宜設計変更可能である。すなわち、軸受け部の正面に切り欠きを設けたり、規制部を前後方向へ延設したりしても何ら問題はない。さらに、扉体を箱本体に対して開方向へどの程度回転させれば着脱可能とするかについても、90度よりも大きい角度でさえあれば適宜変更可能である。
さらにまた、扉体の蝶番構造として、上下方向での中央部に別タイプの蝶番(たとえば箱本体に第1のピン受け部材を、扉体に第2のピン受け部材を夫々固定するとともに、両ピン受け部材を貫通するようにピン部材を差し込んでなる従来周知の蝶番等)を設けることも当然可能である。
加えて、上記実施形態では扉体を右開きに設けているが、本発明は、言うまでもなく左開きとされた扉体の蝶番構造としても好適に採用することができる。
1・・収納箱(電気機器収納用箱体)、2・・箱本体、3・・扉体、10A・・上蝶番、10B・・下蝶番、11、13・・軸部材、12、14・・軸受け部材、21・・本体、22・・軸部、23・・固定部、24・・軸受け部、27・・軸孔、28・・第1の切り欠き、29・・第2の切り欠き。

Claims (2)

  1. 前面に開口を有する箱本体と、前記開口を開閉する扉体とを有する電気機器収納用箱体において、前記扉体の上部で前記箱本体と前記扉体との間に介在され、前記扉体を前記箱本体に対して上下方向を軸に片開き自在とするための扉体の蝶番構造であって、
    前記扉体に固定される本体、及び前記本体から上方へ突出する軸部を有する軸部材と、
    前記箱本体に固定される固定部、及び前記固定部の前方へ所定距離だけ離れた位置に設けられ、下端面に前記軸部を軸支する軸孔が開口された軸受け部を有する軸受け部材とを備え、
    前記軸部に、所定の水平方向へ延びる壁状に形成され、上面視で自身の回転中心を通る規制部が設けられている一方、前記軸受け部に、前記規制部が上面視で所定の回転姿勢となる場合にのみ、前記規制部が延びる方向へ前記軸部を移動させることによって、前記軸部の前記軸孔の内外にわたる移動を可能とする切り欠きが設けられており、
    前記扉体が前記開口を閉塞する閉塞姿勢にあると、前記規制部が前記回転姿勢になく、前記軸部の前記軸孔外への移動が規制されているとともに、
    前記扉体を、前記閉塞姿勢と前記箱本体の前面に対して90度起立した開放姿勢との間で開閉動作させる際、前記規制部は回転中に前記回転姿勢をとらず、前記軸部の前記軸孔外への移動は規制されたままとなり、
    さらに、前記扉体を前記開放姿勢を超えて開動作させ、前記箱本体の前面に対する角度が所定の着脱角度となる着脱姿勢とすると、前記規制部が前記回転姿勢となり、前記軸部の前記軸孔外への移動が可能となることを特徴とする電気機器収納用箱体における扉体の蝶番構造。
  2. 前面に開口を有する箱本体と、前記開口を開閉する扉体とを有する電気機器収納用箱体において、前記扉体の下部で前記箱本体と前記扉体との間に介在され、前記扉体を前記箱本体に対して上下方向を軸に片開き自在とするための扉体の蝶番構造であって、
    前記扉体に固定される本体、及び前記本体から下方へ突出する軸部を有する軸部材と、
    前記箱本体に固定される固定部、及び前記固定部の前方へ所定距離だけ離れた位置に設けられ、上端面に前記軸部を軸支する軸孔が開口された軸受け部を有する軸受け部材とを備え、
    前記軸部に、所定の水平方向へ延びる壁状に形成され、下面視で自身の回転中心を通る規制部が設けられている一方、前記軸受け部に、前記規制部が下面視で所定の回転姿勢となる場合にのみ、前記規制部が延びる方向へ前記軸部を移動させることによって、前記軸部の前記軸孔の内外にわたる移動を可能とする切り欠きが設けられており、
    前記扉体が前記開口を閉塞する閉塞姿勢にあると、前記規制部が前記回転姿勢になく、前記軸部の前記軸孔外への移動が規制されているとともに、
    前記扉体を、前記閉塞姿勢と前記箱本体の前面に対して90度起立した開放姿勢との間で開閉動作させる際、前記規制部は回転中に前記回転姿勢をとらず、前記軸部の前記軸孔外への移動は規制されたままとなり、
    さらに、前記扉体を前記開放姿勢を超えて開動作させ、前記箱本体の前面に対する角度が所定の着脱角度となる着脱姿勢とすると、前記規制部が前記回転姿勢となり、前記軸部の前記軸孔外への移動が可能となることを特徴とする電気機器収納用箱体における扉体の蝶番構造。
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