JP2021134039A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システム Download PDF

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【課題】収納物に対する作業の進捗状況を明示することを可能とする。【解決手段】複数の収納部を有する収納棚を撮像した撮像画像を取得する取得部と、前記撮像画像に基づいて、前記収納部に収納される仕分け対象の収納物に対する作業を行う作業者の作業進捗を推定する推定部と、前記推定された作業進捗を示す情報を表示する制御を行う表示制御部と、を備える、情報処理装置。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムに関する。
近年、複数の収納部を有する収納棚を用いた作業が様々な場面において行われている。複数の収納部それぞれには、作業に関する対象物を収納することが可能である。また、複数の収納部それぞれに収納された対象物は、必要に応じて作業者によって取り出される。例えば、下記特許文献1では、郵便物の配達業務において、棚を用いた郵便物配達の事前作業が作業者の手作業によって行われる。
また、下記特許文献2では、部品組立業務に関する技術として、複数の収納部を有する収納棚を部品倉庫として用い、組み立て手順や採取すべき部品を指示する情報をプロジェクタによって収納棚の所定の部材に投影する技術が開示されている。
また、下記特許文献3では、区分箱から葉書が全て取り出された場合に、次に取り出すべき区分箱の上部に設けられたランプが点灯する技術が開示されている。
特開2005−288240号公報 特開2018―45669号公報 特開平10―192789号公報
しかし、手作業で行われる作業の進捗を作業者や管理者が認識することは困難であった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、収納物に対する作業の進捗状況を明示することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、プログラム、および情報処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の収納部を有する収納棚を撮像した撮像画像を取得する取得部と、前記撮像画像に基づいて、前記収納部に収納される仕分け対象の収納物に対する作業を行う作業者の作業進捗を推定する推定部と、前記推定された作業進捗を示す情報を表示する制御を行う表示制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記表示制御部は、前記収納棚に対して、前記収納部毎の作業進捗を示す表示を行うよう制御してもよい。
前記表示制御部は、前記収納部毎の作業進捗に応じた所定の色を、各収納部に対応する領域にそれぞれ表示する制御を行ってもよい。
前記情報処理装置は、前記作業進捗を示す情報を管理者端末に送信する送信部をさらに備えてもよい。
前記送信部は、前記収納部毎の作業進捗を示す情報をリアルタイムで前記管理者端末に送信してもよい。
前記推定部は、前記収納棚を撮像したリアルタイムの撮像画像に基づいて、前記収納物の収納または取り出しの作業が行われた収納部を推定してもよい。
前記リアルタイムの撮像画像には、前記作業者の手が含まれ、前記推定部は、前記作業者の手の位置に基づいて、前記作業が行われた収納部を推定してもよい。
前記収納棚に収納される収納物は、郵便物であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、プロセッサが、複数の収納部を有する収納棚を撮像した撮像画像を取得することと、前記撮像画像に基づいて、前記収納部に収納される仕分け対象の収納物に対する作業を行う作業者の作業進捗を推定することと、前記推定された作業進捗を示す情報を表示する制御を行うことと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、複数の収納部を有する収納棚を撮像した撮像画像を取得する取得部と、前記撮像画像に基づいて、前記収納部に収納される仕分け対象の収納物に対する作業を行う作業者の作業進捗を推定する推定部と、前記推定された作業進捗を示す情報を表示する制御を行う表示制御部と、として機能させるための、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理装置および管理者端末を備え、前記情報処理装置は、複数の収納部を有する収納棚を撮像した撮像画像を取得する取得部と、前記撮像画像に基づいて、前記収納部に収納される仕分け対象の収納物に対する作業を行う作業者の作業進捗を推定する推定部と、前記推定された作業進捗を示す情報を表示する制御を行う表示制御部と、前記作業進捗を示す情報を前記管理者端末に送信する送信部と、を有し、前記管理者端末は、前記情報処理装置から前記作業進捗を示す情報を受信する受信部と、前記受信した前記作業進捗を示す情報を表示する表示部と、を有する、情報処理システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、収納物に対する作業の進捗状況を明示することを可能とする。
本実施形態に係る作業支援システムの構成の一例を示す図である。 本実施形態による制御端末と管理者端末とを含む情報処理システムの構成の一例を示す図である。 本実施形態による制御端末の機能構成例を示す図である。 本実施形態による作業者への作業進捗の呈示の一例について説明する図である。 本実施形態による管理者への作業進捗の呈示の一例について説明する図である。 本実施形態による手順1の作業進捗の呈示処理までの流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態による手順2の作業進捗の呈示処理までの流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態による手順3の作業進捗の呈示処理までの流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る作業支援システムを具現する情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.収納棚を用いた作業について>
近年、複数の収納部を有する収納棚を用いた作業が様々な場面において行われている。複数の収納部それぞれには、作業に関する対象物を収納することが可能である。また、複数の収納部それぞれに収納された対象物は、必要に応じて作業者によって取り出される。例えば、上記の特許文献1に記載のように、郵便物の配達業務においては、棚を用いた郵便物配達の事前作業が作業者の手作業によって行われる。このとき、郵便物は、作業に関する対象物の例に該当する。
棚を用いた郵便物配達の事前作業は、以下の手順1〜手順3に従って行われる。
・手順1…複数の郵便物を同一方面に該当する宛先ごとにまとめ、対応する収納部に収納する(仕分け作業)。
・手順2…収納部から郵便物を取り出し、実際の配達ルート順に並べ替えて収納部に戻す(並べ替え作業)。
・手順3…複数の収納部から、実際の配達ルート順に従って郵便物を取り出し、配達時に用いるキャリーボックス等に積み込む(配達のための回収作業)。
ここで、同一方面に該当する宛先には、配達の出発地点を基準として方向が同一または類似する宛先が含まれ得る(なお、類似の範囲は特に限定されない)。作業に用いる棚では、複数の収納部それぞれと方面とが対応付けられており、「手順1」では、作業者は、複数の郵便物それぞれを、(宛先が該当する方面に対応する)収納部に収納する。これによって、複数の郵便物が同一方面に該当する宛先ごとにまとめられる。
「手順2」のために、各収納部(各方面)に対応して、配達ルート順に宛先が並べられた情報を含んだ並び順情報(以下、「配達原簿(並べ替え用)」とも言う。)が予め用意されている。作業者は、配達原簿を参照しながら、収納部に収納された郵便物を取り出して配達ルート順に並べ替えた後に、並べ替えた郵便物を元の収納部に戻す作業を、郵便物が入っている全部の収納部に対して順次に行う。このような郵便物の並べ替え作業を、「道順組立作業」とも言う。
また、「手順3」のためにも、配達ルート順に方面が並べられた情報を含んだ並び順情報(以下、「配達原簿(積み込み用)」とも言う。なお、かかる配達原簿は、上記「配達原簿(並べ替え用)」の情報を含む原簿であってもよい)が予め用意されている。作業者は、配達原簿を参照しながら、収納部に収納された郵便物を取り出して、配達ルート順にキャリーボックスに積み込む(例えばキャリーボックス正面から見た際に手前から順に、収納部から取り出した郵便物をそのまま(並び順を変えずに)積み込む。これにより配達時は手前から順に配達する郵便物を取り出すことができる)。
このような手作業による郵便物の仕分け等の作業は、その進捗状況を作業者自身や管理者がリアルタイムで認識することが困難であった。例えば作業者は複数の収納部のうちどの収納部まで作業したかは自身で記憶しておくしかなかった。
以下では、収納物に対する作業の進捗状況を明示することを可能とする技術について主に説明する。より詳細には、本発明の実施形態では、作業者による収納部からの収納物の取り出しや収納部への収納物の収納をセンシングして作業状況の進捗を推定し、作業進捗をリアルタイムで作業者や管理者へ呈示することで、作業や管理への効果的な支援を可能とする技術について説明する。
なお、以下では、収納物の一例として郵便物を用いる場合について説明する。ただし、本実施形態による作業支援システムは郵便物に対する作業の支援に限定されず、部品や荷物に対する作業(部品の組み立て順に応じた仕分けや並び替えの作業、荷物の配布順に応じた仕分けや並び替えの作業等)の支援であってもよい。また、複数の収納部を備える棚の構成は、作業の種類に応じて適宜に変更されてよい。
<2.システム構成例>
図1は、本実施形態に係る作業支援システム10の構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る作業支援システム10は、制御端末11(情報処理装置)、棚12(収納棚とも称される)、作業台13、センサ部14、表示部15、及びミラー18を備える。作業支援システム10は、一例として、道順組立作業が行われる場所(例えば、郵便局など)に設置される。作業支援システム10は、道順組立作業を行う作業者に対し、様々な情報を提示して、道順組立作業を支援する。
図1に示すように、本明細書及び図面では、棚12から作業台13への方向を前方向とし、その逆方向を後方向とし、作業台13から棚12を見たときの上下左右の方向を、それぞれ上方向、下方向、左方向、及び右方向とする。
また、作業支援システム10の動作全般を制御する制御端末11は、有線または無線により、管理者が操作する管理者端末30と通信接続し得る。図2は、本実施形態による制御端末11と管理者端末30とを含む情報処理システム1の構成の一例を示す図である。図2に示すように、1以上の制御端末11が、ネットワーク40を介して管理者端末30と通信接続し、データの送受信を行い得る。
以下、作業支援システム10の各構成と、作業支援システム10に含まれる制御端末11と通信接続する管理者端末30について順次説明する。
(2−1.棚12)
棚12は、収納棚として機能する。棚12は、複数の収納部121を備える。図1に示した例では、縦方向に4段、横方向に4列、合計16個の収納部121が棚12に設けられている。しかし、棚12に設けられる収納部121の数は限定されず、30個や50個等であってもよい。作業者は、いずれかの収納部121に手を入れて収納部121に郵便物を収納することができる。また、作業者は、いずれかの収納部121に手を入れて収納部121に収納された郵便物を取り出すことができる。
(2−2.作業台13)
作業台13は、作業者が道順組立作業に利用する台である。作業台13は、平坦な台面(上面)を備えている。その台面は、例えば棚12の全幅に亘って、水平方向に延在するように配置されている。また、作業台13は、表示部15から投影された投影画像が結像される投影可能領域としても機能し得る。作業台13の台面は、原簿の表示を開始するための原簿表示開始ボタン、配達原簿、また、作業の開始を入力するための作業開始ボタン等の画像が表示される領域として用いられてもよい。なお、原簿表示開始ボタン、配達原簿、また、作業開始ボタン等の画像は、作業台13とは異なる場所に表示されてもよい。また、配達原簿は、例えば図示しないディスプレイやタブレットなどの出力機器に表示されてもよい。
(2−3.センサ部14)
センサ部14は、作業者による作業に関する情報をセンシングする機能を有する。以下では、センサ部14が、可視光を検出するカメラを含んで構成される場合を主に想定する。かかる場合、カメラによる画像の撮像によってセンシングが行われる。しかし、センサの種類は限定されない。例えば、センサは、赤外光を検出するカメラを含んでもよいし、深度情報を得るカメラを含んでもよい。また、センサ部14は、USB(Universal Serial Bus)カメラであってもよい。センサ部14は、センシング結果を示す情報の例として、カメラによって撮像範囲が撮像されて得られた画像を制御端末11に出力する。
例えば、センサ部14は、標準的な身長の作業者の頭の高さよりも上の位置(例えば、最上段の収納部121よりも上方の位置)で、かつ、棚12の前面よりも前方の位置に配置されるのが望ましい。かかる位置にセンサ部14が設置されることにより、センサ部14は、作業支援システム10の前方に位置する作業者(の一部又は全身)を含む画像を撮像することができる。例えば、図1に示したように、センサ部14は、ミラー18を支持する支持フレーム17に配置されてもよい。
また、図1に示したように、撮像方向が棚12の方向に向くようにセンサ部14が配置されるのが望ましい。かかる方向にセンサ部14が設置されることにより、後にも説明するように、センサ部14によって撮像された画像に基づいて、作業者によって収納部121に郵便物が収納されたこと、又は、収納部121から郵便物が取り出されたことが判定され得る。しかし、センサ部14の数および設置場所は限定されない。
(2−4.表示部15)
表示部15は、制御端末11による制御に従って、作業者の作業を支援するための各種情報を表示する機能を有する。本実施形態では、表示部15が、プロジェクタによって構成される場合を主に想定する。このとき、表示部15は、いわゆるプロジェクションマッピング技術を用いて、作業台13の台面に情報(詳しくは、投影画像)を投影する。しかし、表示部15の形態は特に限定されない。例えば、表示部15は、後にも説明するように、プロジェクタ以外の表示装置によって構成されてもよい。
図1に示すように、表示部15は、棚12の上に配置されている。表示部15は、ミラー18に向けて投影光を照射する。表示部15から照射された投影光は、ミラー18に反射されて、作業台13の台面に到達する。即ち、表示部15は、ミラー18を介して作業台13の台面に情報を投影する。さらに、表示部15は、ミラー18を介して作業台13の台面の他の領域にも情報を投影してもよい。
なお、表示部15は、棚12の上に限らず、作業台13の台面に直接投影光が到達する位置(図示しない天井または壁など)に配置されてもよい。その場合、ミラー18は設けられていなくてもよい。あるいは、表示部15は、複数配置されてもよく、作業台13の台面に直接投影光を投影するプロジェクタと、他の領域に直接投影光を投影するプロジェクタとに分かれて配置されてもよい。
(2−5.ミラー18)
図1に示すように、ミラー18は、一例として、支持フレーム17によって、標準的な身長の作業者の頭の高さよりも上の位置(例えば、最上段の収納部121よりも上方の位置)で、且つ、棚12の前面よりも前方の位置に配置される。具体的には、ミラー18は、作業台13の上方でかつ棚12の斜め上方向に、反射面が表示部15並びに作業台13の台面に対向するように配置されている。そして、図1に示すように、ミラー18は、表示部15から照射された投影光を、作業台13の台面に向けて反射する。
ミラー18は、反射角度が上下方向に変更できるように、支持機構によって回動可能に支持されており、任意の反射角度で固定設置され得る。なお、上記したように、作業台13の台面に表示部15からの投影光が直接到達する場合などには、ミラー18は設けられていなくてもよい。
(2−6.制御端末11)
制御端末11は、コンピュータによって構成され、作業支援システム10の動作全般を制御する情報処理装置である。なお、制御端末11は、作業支援装置の例に該当し得る。制御端末11の機能構成例については、図3を参照して後述する。
また、制御端末11には、作業者のID(identification)カードを読み取るカードリーダ19が接続されていてもよい。カードリーダ19は、棚12や作業台13の周辺に設けられる。作業者は、作業を開始する際に自身のIDカードをカードリーダ19で読み取らせる。カードリーダ19は、IDカードから作業者情報(例えば作業者の識別番号や氏名等)を読み取り、制御端末11に出力する。IDカードは、磁気カードであってもよいし、IC(integrated circuit)カードであってもよい。制御端末11は、IDカードの読み取りによりどの作業者によって作業が開始されたかを認識し得る。なお、さらに作業台13やその周辺に作業開始ボタンを設けてもよい。作業開始ボタンは、作業者によりボタンが押下されたことを制御端末11に通知する。制御端末11は、作業開始ボタンの押下により作業の開始を認識し得る。また、作業開始ボタンを設けた場合にはカードリーダ19を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態はカードリーダ19を有する構成に限定されず、カードリーダ19に代えて、または加えて、指紋や掌紋等の生体情報を認識する生体情報認識装置や、ID番号を入力するID番号入力装置や、作業者の情報が格納された二次元コード(例えば、バーコードやQRコード(登録商標))を読み取る二次元コードリーダ装置を有する構成であってもよい。
(2−7.管理者端末30)
管理者端末30は、コンピュータによって構成され、情報処理システム1の動作全般を制御する情報処理装置である。また、管理者端末30は、管理者によって操作される。管理者端末30は、通信部、制御部、および表示部を備え、各制御端末11から受信した情報を適宜表示部に表示する制御を行い得る。
<3.制御端末11の構成例>
図3は、制御端末11の機能構成例を示す図である。図3に示したように、制御端末11は、制御部110、I/F(インタフェース)部120、及び記憶部130を備える。
(3−1.制御部110)
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置を含み、ROM(Read Only Memory)により記憶されているプログラムが演算装置によりRAM(Random Access Memory)に展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。このとき、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。あるいは、これらのブロックは、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。演算装置による演算に必要なデータは、記憶部130によって適宜記憶される。
制御部110は、作業支援システム10の動作全般を制御する機能を有する。制御部110は、画像取得部111と、作業進捗推定部112と、作業進捗呈示制御部113と、を有する。
画像取得部111は、センサ部14によって連続的に得られるリアルタイムの撮像画像(リアルタイム画像)をI/F部120を介して取得する。また、画像取得部111は、記憶部130にリアルタイム画像を記憶する。画像取得部111は、記憶部130に過去一定時間のリアルタイム画像を記憶してもよいし、センサ部14から取得する毎に更新(上書き)してもよい。
作業進捗推定部112は、画像取得部111により取得された棚12の撮像画像に基づいて、作業の進捗を推定する。具体的には、作業進捗推定部112は、画像取得部111により取得されたリアルタイム画像と、当該リアルタイム画像より時間的に前に撮像された撮像画像(記憶部130に記憶されている)を比較して、差分を検出する。なお上記画像取得部111は、差分検出が行われた後に、リアルタイム画像を記憶部130に更新(上書き)保存するようにしてもよい。
そして作業進捗推定部112は、差分が生じた領域に対応する収納部121を、作業者によって作業が行われている収納部121として認識(識別)する。作業者は、上述した手順1〜手順3に示す作業において、収納部121に郵便物を収納する作業、および収納部121から郵便物を取り出す作業を行う際、収納部121または収納部121の真下の領域(例えば図4に示すマーカー表示領域123など、センサ部14から見て作業者の手によって遮蔽され得る領域であればよい。)の少なくとも一部を手で遮蔽することとなる。これにより、撮像画像に差分が生じるため(手の有無)、作業進捗推定部112は、現在どの収納部121に対して作業が行われているかを認識することができる。すなわち、作業進捗推定部112は、撮像画像に含まれる作業者の手の位置に基づいて、作業が行われている収納部121を認識(推定)することができる。
また、上述した手順1から手順3に示す各作業が行われる順番は決まっているため、作業進捗推定部112は、作業者による収納部121に対する作業が、何の作業であるかを推定することができる。例えば手順1が開始された際に作業者の手が収納部121の一部を遮蔽した場合は、作業進捗推定部112は、手順1において収納部121に郵便物を収納する作業(仕分け作業)が行われていると推定する。また、手順2が開始された際に作業者の手が収納部121の一部を遮蔽した場合は、作業進捗推定部112は、手順2において収納部121から郵便物を取り出す作業が行われたと推定し、再度同じ収納部121の一部を手で遮蔽した場合は、並べ替えた(道順組立作業を行った)郵便物を収納部121に戻す作業が行われたと推定する。そして、手順3が開始された際に作業者の手が収納部121の一部を遮蔽した場合は、作業進捗推定部112は、手順3において収納部121から郵便物を取り出す作業(回収作業)が行われたと推定する。
また、作業進捗推定部112は、画像取得部111により取得された作業台13の台面のリアルタイム画像(センサ部14により撮像された撮像画像)に基づいて、台面に表示された原簿表示開始ボタンや作業開始ボタンが選択されたか否かを認識することも可能である。例えば作業進捗推定部112は、台面に表示されている原簿表示開始ボタンまたは作業開始ボタンが作業者の手により遮蔽された場合、ボタンの選択操作が行われたと認識する。なお作業進捗推定部112は、台面のリアルタイム画像と、時間的に前に撮像された台面の撮像画像とを比較して差分を検出し、当該差分が、作業者の手による原簿表示開始ボタンまたは作業開始ボタンの遮蔽であった場合に、ボタンの選択操作が行われたと認識してもよい。
以上説明した差分の検出に基づく作業進捗の推定は一例であって、本実施形態はこれに限定されない。作業進捗推定部112は、様々な画像認識処理により作業進捗を推定することが可能である。若しくは、作業進捗推定部112は、撮像画像以外のセンシング結果(例えば各収納部121に手を検出するセンサが設けられ、そのセンシング結果)に基づいて作業進捗を推定してもよい。
作業進捗呈示制御部113は、作業進捗推定部112により推定された作業の進捗を作業者や管理者に呈示する制御を行う。進捗の呈示はリアルタイムで継続的に行われ得る。これにより作業者および管理者は、手作業で行われる作業の進捗を正確に認識することが可能となる。
まず、作業進捗呈示制御部113による作業者への作業進捗の呈示について具体的に説明する。例えば作業進捗呈示制御部113は、作業の進捗に応じて、表示部15により適宜所定の色を対象の収納部121に対応する領域に表示する制御を行う。これにより作業者は、棚12に設けられた複数の収納部121のうちどの収納部121に対して作業を完了したか、まだ作業を終えていないか、あるいは作業中であるか、といった作業の進捗を直感的に把握することができる。このような作業者への作業進捗の呈示について、図4を参照して説明する。
図4は、本実施形態による作業者への作業進捗の呈示の一例について説明する図である。図4に示すように、例えば棚12に設けられる複数の収納部121の各真下の領域を、マーカー表示領域123とする。作業進捗呈示制御部113は、マーカー表示領域123に、表示部15により所定の色(例えば作業済み、未作業、作業中等の作業進捗に応じてそれぞれ異なる色)を表示(投影)し、作業進捗を作業者に呈示する。なお、所定の色の表示はプロジェクタによる投影に限定されず、例えば各マーカー表示領域123に表示部を設けて表示するようにしてもよい。また、マーカー表示領域123の位置は、収納部121に対応する領域であればよく、真下の領域に限定されない。
次いで、作業進捗呈示制御部113による管理者への作業状況の呈示について具体的に説明する。例えば作業進捗呈示制御部113は、作業の進捗を示す情報を管理者端末30に送信する制御を行う。そして、管理者端末30は、棚12に対応する制御端末11から受信した作業進捗情報に基づいて、棚12の作業進捗を表示する画面を生成し、管理者端末30の表示部に表示する。作業進捗情報の更新はリアルタイムで行われ得る。これにより、管理者は、棚12で行われている作業の作業進捗をリアルタイムで認識することが可能となる。なお図2に示すように複数の制御端末11からそれぞれ対応する棚12の作業進捗情報が管理者端末30に送信されてもよい。この場合、管理者端末30は、1台以上の棚12の各作業進捗を表示する一覧画面を表示することが可能である。このような管理者への作業進捗の呈示について、図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態による管理者への作業進捗の呈示の一例について説明する図である。図5には、管理者端末30の表示部に表示される作業進捗の一覧表示画面320が示されている。一覧表示画面320には、予め登録された1以上の棚12(制御端末11)に対応する各アイコン画像321が表示されている。また、各アイコン画像321の横など、各アイコン画像321に対応する位置には、識別情報(例えば制御端末11のIP(Internet Protocol)アドレス)と、作業進捗の情報とを含むテキスト表示322が表示されている。作業進捗の情報として、例えば、作業が未完了の収納部121(以下、区分口と称す)の数(すなわち、区分口数)や、作業開始からの経過時間(作業時間と称す)、作業量(郵便物の量)等が表示され得る。作業進捗の情報がリアルタイムで更新される場合、例えば経過時間および未完了区分口数がリアルタイムで変化する。管理者は、どの棚で作業時間がどの程度経過しているか、また、未完了区分工数がどの程度であるかを直感的に把握することが可能となる。
また、作業進捗は、アイコン画像321の色で表現されてもよい。例えば、上述した手順1、手順2、および手順3にそれぞれ対応する色でアイコン画像321を表示することで、どの手順中であるかが直感的に把握できるようにしてもよい。また、管理者端末30は、いずれの手順中であるかをテキストにより表示してもよい。なお図5に示すアイコン画像321b、321cに対応する棚ではまだ何ら作業が開始されていないため、これらのアイコン画像は白色で表示され、また、識別情報だけが表示されている。
(3−2.記憶部130)
記憶部130は、制御部110を動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能な記憶装置である。また、記憶部130は、制御部110の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。記憶装置は、不揮発性の記憶装置であってよい。また、記憶部130は、各種データの例として、配達原簿やリアルタイム画像を記憶し得る。
(3−3.I/F部120)
I/F部120は、有線または無線により外部装置とデータの入出力を行う。例えばI/F部120は、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成されたインタフェースであってもよい。例えばI/F部120は、センサ部14と通信接続し、センサ部14により取得された撮像画像を受信する。またI/F部120は、カードリーダ19と通信接続し、カードリーダ19により読み取られたID情報を受信する。またI/F部120は、表示部15と通信接続し、作業進捗に応じて対応するマーカー表示領域123に所定色を表示するよう制御する信号を表示部15に送信する。またI/F部120は、管理者端末30と通信接続し、作業進捗の情報を管理者端末30に送信する。
<4.動作処理>
続いて、本実施形態による情報処理システム1の動作処理について図6〜図8を参照して具体的に説明する。
(4−1.手順1における呈示処理)
図6は、本実施形態による手順1の作業進捗の呈示処理までの流れの一例を示すシーケンス図である。図6に示すように、まず、管理者端末30において、管理者による管理者端末30へのログインが行われる(ステップS103)。管理者とは、管理者端末30を操作する権限を有するユーザである。
次に、管理者端末30は、管理者端末30と通信接続された1以上の制御端末11(作業支援装置)を登録する処理を行う(ステップS106)。より具体的には、管理者により1以上の制御端末11のIPアドレス(識別情報の一例)が入力され、管理者端末30はかかるIPアドレスに基づいてネットワーク上にある(すなわちネットワークを介して通信接続している)制御端末11の登録を行う。若しくは予め1以上の制御端末11のIPアドレスを記載した設定ファイルを用意しておき、管理者の操作によりかかる設定ファイルを管理者端末30に読み込ませることで多数の制御端末11をまとめて登録することも可能である。
次いで、管理者端末30は、登録された各制御端末11を示すアイコン(例えば図5に示すアイコン画像321)を、作業開始前であることを示す所定の色(例えば白色)で表示する(ステップS109)。管理者端末30の表示部では、各棚12で作業が開始される前まで、管理者端末30に登録された1以上の制御端末11に対応するアイコン画像321が白色で表示される。これにより管理者は、制御端末11の登録と、いずれの棚12でも作業が開始されていないことを認識することができる。
一方、制御端末11では、すべての区分口(収納部121)に対応する各マーカー表示領域123に、未作業であることを示す所定の色(例えばグレー)のマーカーを表示するよう制御する(ステップS112)。これにより作業者は、未作業の区分口を特定することができる。
次に、制御端末11は、仕分け作業(手順1)が開始されたことを認識すると(ステップS115/Yes)、管理者端末30に、仕分け作業(手順1)が開始されたことを通知する(ステップS118)。制御端末11は、予め決められた所定の作業開始トリガを検出することで、仕分け作業(手順1)の開始を認識し得る。作業開始トリガとしては、例えば作業者がIDカードをカードリーダ19に通すことや、作業開始ボタンが押下されること等が挙げられる。
次いで、管理者端末30は、制御端末11からの仕分け作業開始通知の受信に応じて、対応するアイコン画像の近くに、作業経過時間を表示する(ステップS121)。作業経過時間のカウントは、制御端末11からの仕分け作業開始通知の受信をトリガとして開始される。なお、ここでは一例として管理者端末30において作業経過時間をカウントする旨を記載したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば各制御端末11で作業経過時間をカウントし、記憶してもよい。この場合、各制御端末11は、カウントした作業経過時間を管理者端末30にリアルタイムで送信し得る。また、管理者端末30は、作業が開始された制御端末11に対応するアイコン画像を、手順1の作業中であることを示す所定の色(例えば黄色)に変更する(ステップS124)。これにより管理者は、どの制御端末11に対応する棚12において手順1の作業が開始されたかを画面上で把握することができる。
次に、制御端末11の作業進捗推定部112は、センサ部14により時系列に沿って連続的に撮像される棚12の撮像画像に基づいて、作業者により区分口に郵便物を収納する作業が行われたことを推定する(ステップS127)。上述したように、棚12では、手順1として、作業台13の台面に載置した複数の郵便物を、配達原簿を参照しながら同一方面に該当する宛先ごとにまとめ、対応する区分口(収納部121)に収納する仕分け作業が作業者により手作業で行われる。配達原簿は、例えば配達原簿表示ボタンの押下に応じて作業台13の台面に表示される。また、棚12に設けられた複数の区分口の真下等の領域(例えばマーカー表示領域123と同じ場所)には、配達方面(例えば、地区の名称及び建物の名称など)が記載(または貼付)、若しくは表示部15により表示(投影)されている。作業者は、各郵便物を、その宛先に対応する方面が対応付けられた区分口に収納することで、仕分けを行い得る。これによって、複数の郵便物が同一方面に該当する宛先ごとにまとめられる。作業進捗推定部112は、棚12のリアルタイム画像と、時間的に前に撮像された撮像画像とを比較して差分が生じた場合に、区分口への収納作業が行われたと推定し、さらに差分箇所からどの区分口に郵便物を収納したかを特定することができる。作業進捗推定部112は、郵便物が入っている区分口の情報を記憶部130に記憶する。
次いで、制御端末11は、郵便物の収納作業が行われた区分口に対応するマーカー表示領域123に表示されているマーカーを、郵便物が入っていることを示す所定の色(例えば黄色)に変更するよう表示部15を制御する(ステップS130)。これにより作業者は、どの区分口に郵便物が入っているかを目視で直感的に把握することができる。
続いて、制御端末11は、仕分け作業(手順1)の完了を検出すると(ステップS133)、仕分け作業が完了した旨を管理者端末30に通知する(ステップS136)。制御端末11は、仕分け作業完了通知において、郵便物が入っている区分口の数も併せて管理者端末30に通知してもよい。ここで、仕分け作業の完了は、どのように検出されてもよい。例えば作業完了ボタン(表示部15によって作業台13の台面等に表示されてもよいし、物理的な構造により設けられたハードウェアボタンであってもよい)が押下されてもよいし、作業者のIDカードが再びカードリーダ19に通されてもよい。若しくは、制御端末11は、センサ部14により得られた作業台13の台面のリアルタイム画像に基づいて、台面に載置された複数の郵便物が1つも無くなった場合を仕分け作業の完了として検出してもよい。
次に、管理者端末30は、仕分け作業完了通知の受信に応じて、表示部に表示していた作業経過時間の表示を終了する(ステップS139)。なお、手順1に掛かった作業経過時間は、管理者端末30において履歴として記憶しておいてもよい。この際、作業者の情報も制御端末11から取得し、作業経過時間と対応付けて記憶しておいてもよい。作業者の評価や今後の作業効率改善等に用いることが可能となる。また、管理者端末30は、制御端末11から取得した情報に基づいて、対応するアイコン画像の近くに、郵便物が収納された区分口数を表示する(ステップS142)。これにより、管理者は、棚12において手順1の作業が完了したこと、また、手順1が完了した棚12において郵便物が入っている区分口数がいくつであるかを、画面上で把握することができる。
以上説明したステップS112〜S142に示す処理は、登録された1以上の制御端末11と、管理者端末30との間で行われる。したがって、管理者端末30の表示部では、1以上の制御端末11に対応するアイコン画像の近くに、それぞれの作業の進捗状況が表示される。また、作業の進捗状況はリアルタイムで更新されてもよい。すなわち、制御端末11において区分口への収納が推定される度に制御端末11から通知を受け取り、管理者端末30の表示部で表示する区分口数のカウントを増やしていくようにしてもよい。また、各棚12に割り振られた郵便物の量が制御端末11等から取得できた場合、管理者端末30の表示部において、各アイコン画像の近くに郵便物の量が表示されていてもよい。郵便物の量は、各区分口に郵便物が収納された状態の棚12の撮像画像に基づいて制御端末11により算出されてもよい。例えば、1以上の郵便物が上下方向に積み重ねられた状態で区分口に収納されることを想定し、積み重ねられた郵便物の高さ(上下方向)に基づいて、郵便物の個数を算出してもよい。この際、統計等に基づいて予め用意された郵便物の高さと郵便物の個数とを対応付けた表データが用いられてもよい。また、上述した作業経過時間を記憶する際に、郵便物の量を対応付けて記憶しておいてもよい。
(4−2.手順2における呈示処理)
続いて、棚12では、手順2として、同一方面の宛先ごとにまとめた(各区分口に収納した)1以上の郵便物を、実際の配達ルート順に並べ替える作業(並び替え作業)が作業者により手作業で行われる。手順2の作業は、手順1を行った作業者が引き続き作業を行う場合もあれば、他の作業者に交代して行われる場合もある。
例えば、作業者は、区分口に収納されている(宛先が同一方面に該当する)複数の郵便物を取り出し、配達原簿を参照して実際の配達ルート順に並べ替えて、区分口に戻す作業を行う。
以下、手順2における作業進捗の呈示処理について、図7を参照して具体的に説明する。図7は、本実施形態による手順2の作業進捗の呈示処理までの流れの一例を示すシーケンス図である。
図7に示すように、まず、制御端末11は、並べ替え作業(手順2)が開始されたことを認識すると(ステップS145/Yes)、管理者端末30に、並べ替え作業(手順2)が開始されたことを通知する(ステップS148)。並べ替え作業開始の認識は、どのような方法で認識されてもよい。例えば制御端末11は、予め決められた所定の作業開始トリガを検出することで、並べ替え作業(手順2)の開始を認識し得る。作業開始トリガとしては、例えば作業者がIDカードをカードリーダ19に通すことや、作業開始ボタンが押下されること等が挙げられる。
次いで、管理者端末30は、制御端末11からの並べ替え作業開始通知の受信に応じて、対応するアイコン画像の近くに、作業経過時間を表示する(ステップS151)。作業経過時間のカウントは、制御端末11からの並べ替え作業開始通知の受信をトリガとして開始される。なお、作業経過時間のカウントは各制御端末11において行われてもよい。各制御端末11は、作業経過時間をカウントし、記憶し得る。この場合、各制御端末11は、カウントした作業経過時間を管理者端末30にリアルタイムで送信し得る。
また、管理者端末30は、手順2の作業が未完了の区分口の数を、アイコン画像の近くに表示する(ステップS154)。かかる作業未完了区分口数は、図6に示す上記ステップS142で示した郵便物が収納された区分口数と同数となる。なお、後述するように、制御端末11からリアルタイムで区分口単位での並び替え作業完了通知を受信した場合、管理者端末30は、表示部に表示する作業未完了区分口数をリアルタイムで減算して表示し得る。これにより、管理者は、各棚12における残り作業がどのくらいであるかを、画面上でリアルタイムに把握することが可能となる(図5参照)。
また、管理者端末30は、作業が開始された制御端末11に対応するアイコン画像を、手順2の作業中であることを示す所定の色(例えば赤色)に変更する(ステップS157)。これにより管理者は、どの制御端末11に対応する棚12において手順2の作業が開始されたかを画面上で容易に把握することができる。
一方、制御端末11の作業進捗推定部112は、センサ部14により時系列に沿って連続的に撮像される棚12の撮像画像(リアルタイム画像)に基づいて、作業者により区分口から郵便物が取り出されたことを推定する(ステップS160)。
次に、制御端末11は、郵便物が取り出された区分口に対応するマーカー表示領域123に表示されているマーカーを、郵便物が取り出されたことを示す所定の色(例えば赤色)に変更するよう表示部15を制御する(ステップS163)。これにより作業者は、どの区分口から郵便物を取り出したかを目視で直感的に把握することができる。作業者は、取り出した郵便物を作業台13の台面に載置して、配達原簿(並び替え用)を参照しながら、実際の配達ルートの順に並べ替える作業を行う。
次いで、制御端末11の作業進捗推定部112は、センサ部14により時系列に沿って連続的に撮像される棚12の撮像画像(リアルタイム画像)に基づいて、作業者により区分口に郵便物が戻されたことを推定する(ステップS166)。上述したように、郵便物を取り出した区分口のマーカーのみが赤色で表示されているため、作業者は戻す区分口を容易に特定することが可能となる。
次に、制御端末11は、郵便物が戻された区分口に対応するマーカー表示領域123に表示されているマーカーを、(並べ替え作業が完了して)郵便物が戻されたことを示す所定の色(例えば青色)に変更するよう表示部15を制御する(ステップS169)。これにより作業者は、並べ替え作業が完了した区分口を目視で直感的に把握することができる。
以上ステップS160〜S169に示す処理が、郵便物が収納されている区分口数分行われる。図7には不図示であるが、制御端末11は、区分口単位で、並べ替え作業が完了したことを管理者端末30に通知してもよい。また、制御端末11は、並べ替え作業が完了した区分口の場所を記憶してもよい。
そして、制御端末11は、作業対象となっている(すなわち手順1で郵便物が収納された)全ての区分口の並べ替え作業が完了したことを検出すると(ステップS172)、並び替え作業が完了した旨を管理者端末30に通知する(ステップS175)。並び替え作業の完了は、どのように検出されてもよい。例えば作業完了ボタンが押下されてもよいし、作業者のIDカードが再びカードリーダ19に通されてもよい。または、作業対象の全ての区分口について、上記区分口単位の並べ替え作業が完了したことを推定した場合であってもよい。
次に、管理者端末30は、並び替え作業完了通知の受信に応じて、表示部に表示していた作業経過時間の表示を終了する(ステップS178)。なお、手順2に掛かった作業経過時間は、管理者端末30において履歴として記憶しておいてもよい。この際、作業者の情報も制御端末11から取得し、作業経過時間と対応付けて記憶しておいてもよい。作業者の評価や今後の作業効率改善等に用いることが可能となる。また、管理者端末30は、作業未完了の区分口数の表示も終了する(ステップS181)。これにより、管理者は、棚12において手順2の作業が完了したことを、画面上で把握することができる。
以上説明したステップS145〜S181に示す処理は、登録された1以上の制御端末11と、管理者端末30との間で行われる。したがって、管理者端末30の表示部では、1以上の制御端末11に対応するアイコン画像の近くに、それぞれの作業の進捗状況が表示される。
(4−3.手順3における呈示処理)
次に、棚12では、手順3として、棚12の1以上の区分口に収納された各郵便物(並び替え済み)を、実際の配達ルートに従って所定順で区分口から取り出し、配達時に用いるキャリーボックス等に積み込む作業(配達のための回収作業)が作業者により手作業で行われる。手順3の作業は、手順2を行った作業者が引き続き作業を行う場合もあれば、他の作業者(配達担当者など)に交代して行われる場合もある。
例えば、作業者は、1以上の各区分口に収納されている(宛先が同一方面に該当し、さらに配達ルート順に並び替えられた)複数の郵便物を、配達原簿(積み込み用)を参照して実際の配達ルートに従った所定順で、区分口単位で取り出し、順にキャリーボックスに積み込む作業を行う。
以下、手順3における作業進捗の呈示処理について、図8を参照して具体的に説明する。図8は、本実施形態による手順3の作業進捗の呈示処理までの流れの一例を示すシーケンス図である。
図8に示すように、まず、制御端末11は、配達のための回収作業(手順3)が開始されたことを認識すると(ステップS184/Yes)、管理者端末30に、回収作業(手順3)が開始されたことを通知する(ステップS187)。回収作業開始の認識は、どのような方法で認識されてもよい。例えば制御端末11は、予め決められた所定の作業開始トリガを検出することで、回収作業(手順3)の開始を認識し得る。作業開始トリガとしては、例えば作業者がIDカードをカードリーダ19に通すことや、作業開始ボタンが押下されること等が挙げられる。
次いで、管理者端末30は、制御端末11からの回収作業開始通知の受信に応じて、対応するアイコン画像の近くに、作業経過時間を表示する(ステップS190)。作業経過時間のカウントは、制御端末11からの回収作業開始通知の受信をトリガとして開始される。なお、作業経過時間のカウントは各制御端末11において行われてもよい。各制御端末11は、作業経過時間をカウントし、記憶し得る。この場合、各制御端末11は、カウントした作業経過時間を管理者端末30にリアルタイムで送信し得る。
また、管理者端末30は、手順3の作業が未完了の区分口の数を、アイコン画像の近くに表示する(ステップS193)。かかる作業未完了区分口数は、図6に示す上記ステップS142で示した郵便物が収納された区分口数と同数となる。なお、後述するように、制御端末11からリアルタイムで区分口単位での回収作業完了通知を受信した場合、管理者端末30は、表示部に表示する作業未完了区分口数をリアルタイムで減算して表示し得る。これにより、管理者は、各棚12における残り作業がどのくらいであるかを、画面上でリアルタイムに把握することが可能となる(図5参照)。
また、管理者端末30は、作業が開始された制御端末11に対応するアイコン画像を、手順3の作業中であることを示す所定の色(例えばグレー)に変更する(ステップS196)。これにより管理者は、どの制御端末11に対応する棚12において手順3の作業が開始されたかを画面上で容易に把握することができる。
一方、制御端末11は、配達ルートに従った所定の回収順に応じて、回収すべき区分口のマーカーを順次変化させる制御を行う(ステップS199)。例えば、制御端末11は、次に回収すべき区分口のマーカーを点滅させる制御を行う。なお、本ステップは必ずしも必須ではないが、回収順は区分口の並びに関係ない順序の場合もあるため、次に回収すべき区分口を明示することで、作業者の回収ミスを防ぐことができる。また、作業者は配達原簿も併せて確認しながら回収を行ってもよい。
次いで、制御端末11の作業進捗推定部112は、センサ部14により時系列に沿って連続的に撮像される棚12の撮像画像(リアルタイム画像)に基づいて、作業者により区分口から郵便物が回収されたことを推定する(ステップS202)。
次に、制御端末11は、郵便物が回収された区分口に対応するマーカー表示領域123に表示されているマーカーを、郵便物が回収されたことを示す所定の色(例えばグレー)に変更するよう表示部15を制御する(ステップS205)。これにより作業者は、どの区分口から郵便物を回収したかを目視で直感的に把握することができる。作業者は、回収した郵便物を、キャリーボックス等に順に積み込む。なお、制御端末11は、郵便物が区分口から回収されたことを推定すると、上記配達ルートに従った所定の回収順に応じて、次の区分口のマーカーを変化させる。
以上ステップS199〜S205に示す処理が、郵便物が収納されている区分口数分行われる。図8には不図示であるが、制御端末11は、区分口単位で、回収作業が完了したことを管理者端末30に通知してもよい。また、制御端末11は、回収作業が完了した区分口の場所を記憶してもよい。
そして、制御端末11は、作業対象となっている(すなわち手順1で郵便物が収納された)全ての区分口の回収作業が完了したことを検出すると(ステップS208)、回収作業が完了した旨を管理者端末30に通知する(ステップS211)。回収作業の完了は、どのように検出されてもよい。例えば作業完了ボタンが押下されてもよいし、作業者のIDカードが再びカードリーダ19に通されてもよい。または、作業対象の全ての区分口について、上記区分口単位の回収作業が完了したことを推定した場合であってもよい。
次に、管理者端末30は、回収作業完了通知の受信に応じて、表示部に表示していた作業経過時間の表示を終了する(ステップS214)。なお、手順3に掛かった作業経過時間は、管理者端末30において履歴として記憶しておいてもよい。この際、作業者の情報も制御端末11から取得し、作業経過時間と対応付けて記憶しておいてもよい。作業者の評価や今後の作業効率改善等に用いることが可能となる。また、管理者端末30は、作業未完了の区分口数の表示も終了する(ステップS217)。これにより、管理者は、棚12において手順3の作業が完了したことを、画面上で把握することができる。
そして、管理者端末30は、作業が完了した制御端末11に対応するアイコン画像を、全ての手順(手順1〜手順3)が完了したことを示す所定の色(例えば白色)に変更する(ステップS220)。これにより管理者は、どの制御端末11に対応する棚12において全ての手順が終了したかを画面上で容易に把握することができる。
以上説明したステップS184〜S220に示す処理は、登録された1以上の制御端末11と、管理者端末30との間で行われる。したがって、管理者端末30の表示部では、1以上の制御端末11に対応するアイコン画像の近くに、それぞれの作業の進捗状況が表示される。
<5.ハードウェア構成>
以上、本発明の実施形態を説明した。上述した作業支援システム10により実施される各種の情報処理は、ソフトウェアと、以下に説明する作業支援システム10のハードウェアとの協働により実現される。
図9は、本実施形態に係る作業支援システム10(より具体的には、例えば制御端末11)を具現する情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力機器908と、出力機器909と、ストレージ機器910と、ドライブ911と、通信機器913と、を備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス904により相互に接続されている。当該CPU901、ROM902およびRAM903の協働により、上述した制御部110の機能が実現される。
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力機器908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチまたはマイクロフォン等ユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路等から構成されている。情報処理装置900を操作するユーザは、この入力機器908を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。例えば、作業者は、該入力機器908を操作することにより、作業支援システム10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
また、入力機器908は、作業に関する情報を検出する装置により形成され得る。例えば、入力機器908は、画像センサ(例えば、カメラ)、深度センサ(例えば、ステレオカメラ)、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、光センサ、音センサ、測距センサ、力センサ等の各種のセンサを含み得る。これらの入力機器908は、センサ部14の機能を実現し得る。
出力機器909は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプ等の表示装置およびスピーカ等の音声出力装置を含む。出力機器909は、上述した表示部15の機能を実現し得る。
ストレージ機器910は、データ格納用の機器である。ストレージ機器910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。当該ストレージ機器910により、上述した記憶部130が実現される。
ドライブ911は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置900に外付けされる。ドライブ911は、装着される磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体912に記録されている情報を読み出して、RAM903に出力する。また、ドライブ911は、リムーバブル記憶媒体912に情報を書き込むこともできる。
通信機器913は、通信を行うための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。通信機器913は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。当該通信機器913により、上述したI/F部120が実現される。
なお、情報処理装置900のハードウェア構成は、図9に示す構成に限られない。例えば、情報処理装置900は、接続されている外部の通信デバイスを介して通信を行う場合には、通信機器913を備えていなくてもよい。また、情報処理装置900は、例えば、入力機器908または出力機器909等を備えなくてもよい。また、例えば、図9に示す構成の一部または全部は、1または2以上のIC(Integrated Circuit)で実現されてもよい。
また、上述した情報処理装置900のハードウェア構成は、管理者端末30のハードウェア構成に用いられてもよい。情報処理システム1により実施される各種の情報処理は、ソフトウェアと、制御端末11および管理者端末30の各ハードウェアとの協働により実現される。
<6.効果>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、撮像画像等のセンシングデータに基づいて作業者の進捗状況を推定し、棚12の区分口に対応する領域に所定の色を表示することで、作業者は、区分口毎に、作業対象や進捗状況を視覚的に把握することができる。これにより、作業ミスや漏れの発生が抑制される。
また、上述したように作業者の進捗状況を所定の色により視覚的に棚12に表示することで、急な作業者の変更等における作業状況の引継ぎがある場合も、より容易に引継ぎを行うことが可能であり、また、引継ぎにおける認識齟齬の発生が抑制される。
また、このような作業支援を行う制御端末11を管理者端末30と通信接続することで、管理者は作業者の進捗状況を把握することが可能となる。また、管理者は、作業者の進捗状況に応じて作業者の支援を行うことも可能となる。
<7.まとめ>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書においてシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記憶媒体(非一時的な媒体:non−transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記憶媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記憶媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
また、本明細書において説明した制御端末11の機能は、複数の装置に分散して実装されてもよい。
10 作業支援システム
11 制御装置(作業支援装置)
110 制御部
111 画像取得部
112 作業進捗推定部
113 作業進捗呈示制御部
120 I/F部
130 記憶部
12 棚
121 収納部(区分口)
123 マーカー表示領域
13 作業台
14 センサ部
15 表示部
17 支持フレーム
18 ミラー
19 カードリーダ
30 管理者端末
40 ネットワーク

Claims (11)

  1. 複数の収納部を有する収納棚を撮像した撮像画像を取得する取得部と、
    前記撮像画像に基づいて、前記収納部に収納される仕分け対象の収納物に対する作業を行う作業者の作業進捗を推定する推定部と、
    前記推定された作業進捗を示す情報を表示する制御を行う表示制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記表示制御部は、前記収納棚に対して、前記収納部毎の作業進捗を示す表示を行うよう制御する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記収納部毎の作業進捗に応じた所定の色を、各収納部に対応する領域にそれぞれ表示する制御を行う、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、前記作業進捗を示す情報を管理者端末に送信する送信部をさらに備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記送信部は、前記収納部毎の作業進捗を示す情報をリアルタイムで前記管理者端末に送信する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記推定部は、前記収納棚を撮像したリアルタイムの撮像画像に基づいて、前記収納物の収納または取り出しの作業が行われた収納部を推定する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記リアルタイムの撮像画像には、前記作業者の手が含まれ、
    前記推定部は、前記作業者の手の位置に基づいて、前記作業が行われた収納部を推定する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記収納棚に収納される収納物は、郵便物である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. プロセッサが、
    複数の収納部を有する収納棚を撮像した撮像画像を取得することと、
    前記撮像画像に基づいて、前記収納部に収納される仕分け対象の収納物に対する作業を行う作業者の作業進捗を推定することと、
    前記推定された作業進捗を示す情報を表示する制御を行うことと、
    を含む、情報処理方法。
  10. コンピュータを、
    複数の収納部を有する収納棚を撮像した撮像画像を取得する取得部と、
    前記撮像画像に基づいて、前記収納部に収納される仕分け対象の収納物に対する作業を行う作業者の作業進捗を推定する推定部と、
    前記推定された作業進捗を示す情報を表示する制御を行う表示制御部と、
    として機能させるための、プログラム。
  11. 情報処理装置および管理者端末を備え、
    前記情報処理装置は、
    複数の収納部を有する収納棚を撮像した撮像画像を取得する取得部と、
    前記撮像画像に基づいて、前記収納部に収納される仕分け対象の収納物に対する作業を行う作業者の作業進捗を推定する推定部と、
    前記推定された作業進捗を示す情報を表示する制御を行う表示制御部と、
    前記作業進捗を示す情報を前記管理者端末に送信する送信部と、
    を有し、
    前記管理者端末は、
    前記情報処理装置から前記作業進捗を示す情報を受信する受信部と、
    前記受信した前記作業進捗を示す情報を表示する表示部と、
    を有する、情報処理システム。
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