JP2021133764A - ダクト構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】インタークーラの上面で突出片近傍に滞留する風をなくして、インタークーラを通り抜けるようにする。【解決手段】インタークーラ3上に、車両前方側が開口され、左右の側壁10で囲まれたダクト5が設けられ、ダクト5の開口12に、インタークーラ3の上面と間隙をもって突出する突出片18が設けられる。車両走行時、ダクト5への導入風がインタークーラ3の上面で滞留している側の突出片18近傍の側壁10に貫通孔21設けられる。インタークーラ3を通り抜けずに滞留した風は貫通孔21からダクト5の外部に排出される。滞留していた領域で風の滞留が減って、周囲の風が流れ込み、インタークーラ3を通り抜ける風が増える。【選択図】図1
Description
本発明は、エンジンルーム内に配置されたインタークーラに走行風を導くためのダクト構造に関する。
車両のエンジンルーム内において、エンジン上にインタークーラが配置され、車体前部から取り込まれた走行風がダクトによってインタークーラに導かれ、インタークーラに達した導入風はインタークーラのコアを上から下に通り抜けていく。ダクトは、上に凸になるように湾曲しており、そのため、インタークーラの上面の後側では風量が多くなる。コアに当たって下に抜けなかった風の一部はインタークーラの前側に向かって流れ、ダクトの前側の開口から前方に向かって漏れ出す。
このような風の漏れ出しを防ぐために、特許文献1では、インタークーラの前側において、風の一部が前方に抜け出さないように、ダクトの開口に、インタークーラの上面と間隙をもって車両後方に向かって突出する突出片が設けられ、前方への漏れ出しが阻止される。
上記の突出片をダクトに設けることにより、前方への風の流出を防ぐことができる。しかし、突出片とインタークーラの上面との間の間隙において、風の一部が渦を巻いて滞留してしまう。そのため、インタークーラの前側では、風がコアを通り抜けにくくなり、全体的なインタークーラの冷却効率が悪くなる。
本発明は、上記に鑑み、突出片近傍で滞留する風をなくして、インタークーラを通り抜けるようにすることにより、インタークーラの冷却効率を上げることができるインタークーラ用ダクト構造の提供を目的とする。
本発明のダクト構造は、インタークーラ上に、車両前方側が開口され、左右の側壁で囲まれたダクトが設けられ、ダクトの開口に、インタークーラの上面と間隙をもって突出する突出片が設けられる。車両走行時、ダクトへの導入風がインタークーラの上面で滞留している側の突出片近傍の側壁に貫通孔が設けられる。
インタークーラを通り抜けずに滞留した風は貫通孔からダクトの外部に排出されることにより、滞留していた領域に周囲の風が流れ込み、インタークーラの上面での風の流れが促進され、インタークーラを通り抜ける風が増える。
本発明によると、ダクトの側壁に設けた貫通孔から滞留した風を排出することにより、インタークーラの上面での風の滞留を減らすことができる。これによって、ダクトに導入された風がインタークーラの上面に適正に広がり、インタークーラを通り抜ける風量が増えるので、インタークーラの冷却効率を上げることができる。
本発明の実施形態に係る車両のダクト構造を図1に示す。フード1に覆われたエンジンルーム2内に設置されたエンジン(図示せず)上に、インタークーラ3が設けられる。インタークーラ3は、前下がりの傾斜した状態で設置され、インタークーラ3のコア4の上面に樹脂製のダクト5が設けられる。ダクト5の前方に、車体前部から取り込んだ走行風をダクト5に導く案内ダクト6が設けられる。車体前部のフード1とバンパ7との間に取入口8が形成され、樹脂製の案内ダクト6は、取入口8とダクト5との間に配置され、フード1に取り付けられる。
図2に示すように、ダクト5は、前面および後面が開口した筒状に形成され、左右の側壁10と上壁11によって囲まれている。上壁11はインタークーラ3に向かって下り傾斜している。前面の開口12は案内ダクト6に対向し、後面の開口13はインタークーラ3の上面に対向する。
車両走行時、取入口8から取り込まれた走行風はバンパ7に当たって案内ダクト6の上側に向かって流れる。案内ダクト6は、上に凸になるように湾曲しており、そのため、案内ダクト6の上側の風速が下側の風速よりも速くなる。案内ダクト6からダクト5に導入された風は、ダクト5の上壁11に沿って流れる。上側を通る速い風はインタークーラ3の後側に達し、下側を通る遅い風はインタークーラ3の前側に達する。
ダクト5に導入された風はインタークーラ3のコア4を通り抜ける。コア4に当たった風は、風速の速い側から風速の遅い側に向かってインタークーラ3の上面に沿って流れる。ここでは、インタークーラ3の前側に向かって流れる。そのため、インタークーラ3の上面において、風量のむらが生じ、インタークーラ3の上面の後側では、風がインタークーラ3を多く通り抜けるので、滞留する風は少ない。インタークーラ3の上面の前側では、風の一部が渦を巻いて滞留してしまう。
これにより、図3に示すように、インタークーラ3の上面には、風の滞留の少ないリッチ領域15と滞留の多いプア領域16とが生じる。リッチ領域15は、インタークーラ3の上面の後側に形成され、プア領域16は、インタークーラ3の上面の前側に形成される。なお、インタークーラ3の位置や車体前部の開口8の位置などの車両の特性上、左右方向において風速のばらつきが生じ、プア領域16は左右のいずれか一側に偏って形成される場合や前側全域にわたる場合もある。
ダクト5の前面の開口12の下壁17は、左右方向にわたって前方に向かって延設され、案内ダクト6の下方に達する。そして、インタークーラ3の前側に流れ込んだ風がダクト5の前面の開口12から前方に向かって漏れ出すのを防ぐために、下壁17の後端からダクト5の内側に向かって突出片18が形成され、突出片18とインタークーラ3の上面との間に間隙が形成される。下壁17の後端に、前壁19がインタークーラ3の上面に向かうように形成される。突出片18と前壁19とにより、インタークーラ3の前側の上方を囲う滞留空間20が形成される。インタークーラ3の上面の後側から前側に逆流した風は前側の開口12から漏れ出ることがなくなり、逆流した風は滞留空間20に滞留する。特に、プア領域16では、多くの風が滞留する。
図2,4に示すように、ダクト5の左右の側壁10に、滞留した風を排出するための貫通孔21,22がそれぞれ設けられている。各貫通孔21,22は、インタークーラ3の前側であって、突出片18の近傍に形成される。したがって、貫通孔21,22は滞留空間20に臨むように配置される。そして、プア領域16に近い一側の側壁10の貫通孔21は、プア領域16から遠い他側の側壁10の貫通孔22よりも開口面積が大とされる。
滞留空間20に流れ込んだ風の一部は、左右の貫通孔21,22からダクト5の外側に排出される。プア領域16側の貫通孔21から排出される風量は、他側の貫通孔22から排出される風量よりも多い。プア領域16に滞留する風が減ることにより、リッチ領域15からプア領域16に向かって風が流れやすくなる。プア領域16に向かって流れる風がコア4を通り抜ける。しかも、プア領域16でも、コア4を通り抜ける風が多くなる。このように、ダクト5内に導入された風の滞留が減って、全体的にインタークーラ3を通り抜ける風が多くなる。これにより、インタークーラ3の上面の風の分布を適正化でき、インタークーラ3の冷却効率が上がる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。貫通孔21をプア領域16に近い一側の側壁10だけに設けてもよい。滞留空間20の他側では、風が排出されず滞留するが、滞留した風はプア領域16に向かって流れる過程でコア4を通り抜けて、インタークーラ3の冷却に供される。したがって、ダクト5内に取り込んだ風を効率よくインタークーラ3の冷却に利用できるようになる。
上壁11のないダクト5としてもよい。ダクト5の上方のフード1に取り付けた上板を上壁の代用とする。この上板がダクト5の上方を塞ぐ。
1 フード
2 エンジンルーム
3 インタークーラ
5 ダクト
6 案内ダクト
10 側壁
11 上壁
12 前側の開口
15 リッチ領域
16 プア領域
17 下壁
18 突出片
19 前壁
20 滞留空間
21 一側の貫通孔
22 他側の貫通孔
2 エンジンルーム
3 インタークーラ
5 ダクト
6 案内ダクト
10 側壁
11 上壁
12 前側の開口
15 リッチ領域
16 プア領域
17 下壁
18 突出片
19 前壁
20 滞留空間
21 一側の貫通孔
22 他側の貫通孔
Claims (1)
- インタークーラ上に、車両前方側が開口され、左右の側壁で囲まれたダクトが設けられ、ダクトの開口に、インタークーラの上面と間隙を持って突出する突出片が設けられたダクト構造であって、車両走行時、ダクトへの導入風がインタークーラの上面で滞留している側の突出片近傍の側壁に貫通孔が設けられたことを特徴とするダクト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020030222A JP2021133764A (ja) | 2020-02-26 | 2020-02-26 | ダクト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020030222A JP2021133764A (ja) | 2020-02-26 | 2020-02-26 | ダクト構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021133764A true JP2021133764A (ja) | 2021-09-13 |
Family
ID=77659927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020030222A Pending JP2021133764A (ja) | 2020-02-26 | 2020-02-26 | ダクト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021133764A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114837800A (zh) * | 2022-06-10 | 2022-08-02 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种中冷器导风结构 |
-
2020
- 2020-02-26 JP JP2020030222A patent/JP2021133764A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114837800A (zh) * | 2022-06-10 | 2022-08-02 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种中冷器导风结构 |
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