JP2018052405A - 車両前部構造 - Google Patents

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俊雄 荒木
Toshio Araki
俊雄 荒木
碧 梅木
Midori Umeki
碧 梅木
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Abstract

【課題】フロントグリルの取込口を塞ぐこと無く、取込口から浸入した水が熱源体にかかり難くした車両前部構造を提供する。【解決手段】内燃機関の吸気口5と、走行時に熱を持つ熱源体4と、エンジンルーム10に走行風を導入するフロントグリル2とを備える車両前部構造1である。フロントグリル2は、走行風をエンジンルーム10内に取り込む複数の取込口2hを形成する桟部2Aと、桟部2Aに一体に設けられ、エンジンルーム10内に延びる導風板20とを備える。導風板20は、車両を正面視したときに車幅方向に熱源体4と重複する位置にあり、熱源体4から離れる側で、かつ吸気口5側に向って屈曲しており、導風板20の車両後方側の上端部が熱源体4の上部領域よりも高い位置にある。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンルームに走行風を導入するフロントグリルを備える車両前部構造に関する。
内燃機関を搭載する車両の前部には通常、走行風をエンジンルーム内に取り込む複数の取込口を有するフロントグリルが備わっている(例えば、特許文献1参照)。フロントグリルは、車両の走行時に車両前方からエンジンルーム内に走行風を導入して、エンジンルーム内の熱源体(例えば、ターボチャージャーやエキゾーストマニホールドなど)を冷却する。また、内燃機関に空気を取り込む吸気口は通常、エンジンルーム内に開口しており、フロントグリルから取り込まれた走行風は、上記吸気口へも供給される。空気の温度が低いほど空気の酸素密度が高くなるので、吸気口から吸気する空気の温度(吸気温度)が低いほど好ましい。
特開2016−7995号公報
水たまりを走行するなどしてフロントグリルからエンジンルーム内に水が入り、熱源体が濡れると熱源体が錆びる恐れがある。その対策として、フロントグリルの取込口のうち、熱源体の前方側の取込口を塞いでしまうと、エンジンルーム内に走行風が入り難くなり、エンジンルーム内に熱が籠もって、吸気温度が高くなる恐れがある。
また、小型車ではエンジンルームの広さに制約があるため、フロントグリルの取込口の形成エリアにホーンが配置される場合がある。ホーンによってエンジンルーム内に走行風が入り難くなっている構成において、更に熱源体の防錆のために一部の取込口を塞ぐと、より一層、吸気温度が高くなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、フロントグリルの取込口を塞ぐこと無く、取込口から浸入した水が熱源体にかかり難くした車両前部構造を提供することにある。また、本発明の別の目的は、熱源体の熱によって吸気温度が高くなることを抑制できる車両前部構造を提供することにある。
本発明の一形態に係る車両前部構造は、
内燃機関の吸気口と、走行時に熱を持つ熱源体と、エンジンルームに走行風を導入するフロントグリルとを備える車両前部構造であって、
前記フロントグリルは、前記走行風を前記エンジンルーム内に取り込む複数の取込口を形成する桟部と、前記桟部に一体に設けられ、前記エンジンルーム内に延びる導風板とを備え、
前記導風板は、車両を正面視したときに車幅方向に前記熱源体と重複する位置にあり、前記熱源体から離れる側で、かつ前記吸気口側に向って屈曲しており、
前記導風板の車両後方側の上端部が前記熱源体の上部領域よりも高い位置にある。
フロントグリルからエンジンルーム内に延び、熱源体から離れる側に屈曲する導風板によって、熱源体に水がかかることを抑制することができる。また、導風板は、熱源体から離れる側でかつ吸気口側に屈曲しているので、導風板に当たる走行風は吸気口に導かれ易く、熱源体の熱の影響も受け難い。更に、エンジンルーム内の走行風の流れを調整する導風板は、フロントグリルの桟部に一体に設けられているため、別途、走行風の流れを調整するための部材を設ける必要がなく、部品点数の削減によりコスト・生産性に優れる。
実施形態に係る車両前部構造を備える車両の概略正面図である。 実施形態1に係る車両前部構造を車両正面から見たときのフロントグリルとエンジンルーム内に配置される一部の構成部材との位置関係を示す説明図である。 図2のIII−III断面図である。 フロントグリルの導風板の取り付け手順の一例を説明する説明図である。 実施形態2に係る車両前部構造の縦断面図である。
以下、本発明の車両前部構造の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態>
≪全体構成≫
図1に示す車両100のうち、エンジンルームを含む車両前部構造1は、車高方向に並ぶ二つのフロントグリル2,3を備える。本例のフロントグリル2(3)は、走行風をエンジンルーム内に取り込む複数の取込口2h(3h)を形成する桟部を備える。本例のフロントグリル2(3)の桟部は、車幅方向に延びる横桟部2A(3A)と、車高方向に延びる縦桟部2B(3B)とで構成される。以降の説明では、車両上方側に配置されるフロントグリル2をアッパーグリル、車両下方側に配置されるフロントグリル3をロアグリルと呼ぶ場合がある。
≪フロントグリル≫
フロントグリル2,3と、エンジンルーム内に配置される一部の構成部材との位置関係を図2に基づいて説明する。本例の車両前部構造1では、アッパーグリル2の車両右方側(紙面左側)の位置に、アッパーグリル2と重複するようにホーン6とターボチャージャー4が配置されている。車両右方側のアッパーグリル2よりも上部には、図示しない内燃機関に空気を吸気する吸気管の吸気口5が開口している。吸気口5は、車両左方側に向いて開口している。熱源体であるターボチャージャー4は、吸気口5よりも車両前方側にある。
本例の車両前部構造1では、ターボチャージャー(熱源体)4の正面にあるアッパーグリル2の取込口2hを塞ぐこと無く、その取込口2hを通って外部からエンジンルーム内に浸入した水がターボチャージャー4にかからないようにすると共に、吸気口5に走行風を導く導風板を横桟部2Aに一体に設ける。導風板は、車両100(図1)を正面視したときに車幅方向にターボチャージャー4と重複する位置に設けられている。この導風板の詳しい構成を主に図3を参照して説明する。
図3は、図2のIII−III断面図であって、アッパーグリル2の上方に配置されるボンネット(フードとも言う)9も合わせて図示している。図3に示すように、導風板20は、アッパーグリル2の横桟部2Aのうち、ターボチャージャー4に対応する高さにある横桟部2Aに一体に設けられている。導風板20は、エンジンルーム10内に延び、その延伸の途中でターボチャージャー4から離れる側で、かつ吸気口5側に向って屈曲している。そして、導風板20の車両後方側の上端部は、ターボチャージャー(熱源体)4の上部領域よりも高い位置に配置されている。ターボチャージャー4の上部領域とは、ターボチャージャー4の高さ方向の上部2割の領域のことである。導風板20の車両後方側の上端部の位置をこのように設定することで、導風板20の直上の取込口2hから水が浸入しても、その水がターボチャージャー4にかかることを抑制できる。当該上端部の位置は、ターボチャージャー4の高さ方向の上部1割の領域よりも上、特に、当該上端部の位置をターボチャージャー4の上端よりも高くすることで、ターボチャージャー4への水かかりは勿論、走行風の温度上昇を効果的に抑制できる。なお、導風板20の車両前方側の端部(横桟部2Aとの接合部)は、車両を正面視したときに高さ方向にターボチャージャー4に重複する位置か、それよりも下方とする。
導風板20の車幅方向の幅(図3の奥行き方向の長さ)は、ターボチャージャー4に水がかかることを抑制する観点から、車両を正面視したときに少なくともターボチャージャー4を全幅に及ぶ長さとする(図2参照)。好ましくは、ターボチャージャー4の全幅よりも導風板20の幅を大きくする。
導風板20を含むアッパーグリル2は、樹脂で構成することが好ましい。樹脂であればアッパーグリル2の作製が容易であるし、後述する遮熱の点で有利であるからである。
上記導風板20を樹脂で構成する場合、型抜き性を考慮して、図4に示すように、横桟部2Aから車両後方側に真っ直ぐに延びる平板状に成形し、取付け時に屈曲させることが好ましい。その場合、平板状の導風板20を車両上方側に屈曲させ、導風板20の車両後方側の端部をエンジンルーム10内の適宜な部材(図示せず)にクリップやネジで固定すると良い。導風板20を曲げ易くするために、図4に示すように導風板20に薄肉部20gを形成しても良い。本例の薄肉部20gは、導風板20の上面に設けられる車幅方向に延びる溝によって構成されている(導風板20の下面に設けられる溝でも可)。なお、フロントグリル2の縦桟部2Bから車両後方側に延びる支持材を縦桟部2Bに一体に形成し、その支持材の車両方向側の端部に導風板20の車両後方側の端部を固定しても構わない。
≪その他の構成≫
本例の構成では、図3に示すように、アッパーグリル2におけるホーン6よりも上方の位置にフロントモニタカメラ7が設けられている。また、熱源体として、ターボチャージャー4の他にエキゾーストマニホールドを挙げることができ、エキゾーストマニホールドに対して導風板20を設定しても良い。
≪効果≫
以上説明した車両前部構造1によれば、以下に示す効果を得ることができる。
[1]熱源体の防錆
図2に示すように、車両100(図1)を正面視したときに、ターボチャージャー(熱源体)4に重複する導風板20(図3)によって、導風板20の上側にある取込口2hからエンジンルーム10内に浸入した水がターボチャージャー4にかかり難くなる。特に、本例では導風板20の車両後方側の上端部が熱源体4よりも高い位置にあるため、その上端部を超えてターボチャージャー4に水がかかり難い。その結果、ターボチャージャー4の防錆を行なうことができる。
[2]給気温度の上昇の抑制
図3に示すように、吸気口5側に屈曲する導風板20によって、アッパーグリル2の取込口2hから導入された走行風が、白抜き矢印で示すようにターボチャージャー4を避けて吸気口5側に向う。そのため、ターボチャージャー4の熱によって走行風の温度が大きく上昇することが無く、吸気温度の上昇を効果的に抑制できる。
[3]生産性に優れる
本例の導風板20はアッパーグリル2に一体に形成されているため、導風板20の設置に伴う部品点数の増加がない。つまり、生産性を低下させることなく、上記[1]、[2]の効果を得ることができる。
[4]クラクションの聴取性の向上
本例の導風板20は、ホーン6の前方を塞がないので、クラクションの音圧が減じられることがない。むしろ、屈曲する導風板20がホーン6からの音を車両前方に導く形状になっているため、クラクションの聴取性が高まる可能性がある。
[5]車両外部からの見栄えの向上
導風板20によって、車両100(図1)の外部からエンジンルーム10内が見え難くなるので、アッパーグリル2付近の外部からの見栄えを向上させることができる。
[6]熱源体による危害性の低下
子供などがエンジンルーム10に手を差し入れ、ターボチャージャー4などの熱源体に触れてしまう恐れがある。これに対して、本例の構成では導風板20によってフロントグリル2の外部からエンジンルーム10内に深く手を差し入れることができなくなっており、子供などが熱源体4に触れることを抑制できる。
[7]盗難抑制
導風板20によってエンジンルーム10内に手や器具を差し入れ難くなっているため、不正にボンネット9を開けたり、エンジンルーム10からフードロックケーブルなどの部材を取り出したりし難い。そのため、エンジンルーム10の構成部材の盗難を抑制できる。
[8]フロントモニタカメラへの熱害の防止
本例の構成では、フロントグリル2の上方側にフロントモニタカメラ7が設置されている。本例の構成では、フロントモニタカメラ7とターボチャージャー4との間に導風板20が介在されるので、ターボチャージャー4の熱がフロントモニタカメラ7に伝達し難く、フロントモニタカメラ7に熱害が生じ難くなっている。
<実施形態2>
導風板20が複数設けられている構成を図5に基づいて説明する。
図5に示すように、本例のアッパーグリル2では、実施形態1の導風板20に加え、導風板20よりも上方側の横桟部2Aにも導風板21が設けられている。導風板21も、導風板20と同様に、ターボチャージャー4から離れる側で、かつ吸気口5側に屈曲している。本例の構成によれば、実施形態1の効果をより一層、得易くなる。特に、[5]の見栄えの向上効果、および[7]の盗難抑制効果を大幅に高めることができる。
本発明の車両前部構造は、内燃機関を備える車両に好適に利用可能である。
100 車両
1 車両前部構造 10 エンジンルーム
2 アッパーグリル(フロントグリル)
2h,3h 取込口 2A,3A 横桟部 2B,3B 縦桟部
20,21 導風板 20g 薄肉部
3 ロアグリル(フロントグリル)
4 ターボチャージャー(熱源体)
5 吸気口
6 ホーン
7 フロントモニタカメラ
9 ボンネット

Claims (1)

  1. 内燃機関の吸気口と、走行時に熱を持つ熱源体と、エンジンルームに走行風を導入するフロントグリルとを備える車両前部構造であって、
    前記フロントグリルは、前記走行風を前記エンジンルーム内に取り込む複数の取込口を形成する桟部と、前記桟部に一体に設けられ、前記エンジンルーム内に延びる導風板とを備え、
    前記導風板は、車両を正面視したときに車幅方向に前記熱源体と重複する位置にあり、前記熱源体から離れる側で、かつ前記吸気口側に向って屈曲しており、
    前記導風板の車両後方側の上端部が前記熱源体の上部領域よりも高い位置にある車両前部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10843551B2 (en) 2018-09-12 2020-11-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle front structure

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