JP2021133656A - 印刷機および紙巻防止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷機および紙巻防止方法において、装置の複雑化やコストの増加を抑制しながら、ウェブの破断時における印刷装置内の各ローラへの巻き付けを抑制する。【解決手段】インキを供給するインキ供給装置と、湿し水を供給する湿し水供給装置と、インキ供給装置からインキが受け渡されると共に湿し水供給装置から湿し水が受け渡される版胴と、版胴から受け渡されたインキをウェブに転写するブランケット胴と、版胴またはブランケット胴を回転駆動する駆動装置と、版胴またはブランケット胴の回転駆動力をインキローラ装置と湿し水供給装置の少なくともいずれか一方に伝達または遮断可能な動力伝達装置と、搬送中のウェブの破断時に動力伝達装置により回転駆動力の伝達を遮断する制御装置とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、複数のローラを用いてインキを版胴からブランケット胴に供給し、ブランケット胴からウェブに転写する印刷機、ウェブの破断時にローラへのウェブの巻き付けを防止する紙巻防止方法に関するものである。
新聞用オフセット輪転印刷機は、給紙装置と印刷装置とウェブパス装置と折機とを備える。印刷装置は、版胴にインキを供給するインキ供給装置と、版胴に湿し水を供給する湿し水供給装置とを有する。インキ供給装置は、インキ供給源と、複数のインキローラとを有する。湿し水供給装置は、湿し水供給源と、複数のローラを有する。インキ供給源のインキが複数のインキローラを介して版胴に装着された刷版に供給されると共に、湿し水供給源の湿し水が複数のローラを介して刷版に供給され、刷版に付着したインキがブランケット胴に転写され、ブランケット胴のインキが絵柄としてウェブに転写される。
ところで、ウェブが搬送される途中で破断すると、破断したウェブの端部が印刷装置における各ローラに巻き付いてしまうことがある。そのため、ウェブが破断すると、ウェブの搬送を停止し、印刷装置の入口側でウェブを切断すると同時に、印刷装置の出口側で弛んだウェブを巻き取り、ウェブを強制的に外部に排出している。
ところが、ウェブの破断を検出してからウェブを強制的に外部に排出するまでに所要の時間を要してしまい、印刷装置内の各ローラへのウェブの巻き付きを防止することができない場合がある。このような問題を解決するものとして、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。特許文献1に記載された輪転機は、ウェブの破断を検出すると、断紙が発生した回転胴の駆動系を他の駆動系から切り離し、回転胴にブレーキをかけるものである。
また、特許文献2に記載された紙巻防止装置は、ブランケット胴の外周辺でウェブ搬送位置とインキ着けローラとの間に配置される第1ガードと、ブランケット胴の外周辺で第1ガードとインキ着けローラとの間に配置される第2ガードとが設け、ブランケット胴の外周辺でウェブ搬送位置側からインキ着けローラ側に向けて気体を噴出する気体噴出装置を配置して、紙切れ時に、気体噴出装置から噴出される気体によりウェブの紙切れ端部がブランケット胴に移動されてインキ着けローラに接触するのを抑制するものである。
特開2003−146507号公報 特開2019−123103号公報
上述した従来の輪転機では、印刷ユニットごとに回転胴にブレーキをかけるブレーキ装置を設ける必要がある。そのため、既存の輪転機に対して、新たに多数のブレーキ装置を装着する必要があり、装置が複雑になると共に、コストが増大してしまうという課題がある。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、装置の複雑化やコストの増加を抑制しながら、ウェブの破断時における印刷胴への巻き付けを抑制する印刷機および紙巻防止方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示の印刷機は、インキを供給するインキ供給装置と、湿し水を供給する湿し水供給装置と、前記インキ供給装置からインキが受け渡されると共に前記湿し水供給装置から湿し水が受け渡される版胴と、前記版胴から受け渡されたインキをウェブに転写するブランケット胴と、前記版胴または前記ブランケット胴を回転駆動する駆動装置と、前記版胴または前記ブランケット胴の回転駆動力を前記インキ供給装置と前記湿し水供給装置の少なくともいずれか一方に伝達または遮断可能な動力伝達装置と、搬送中の前記ウェブの破断時に前記動力伝達装置により回転駆動力の伝達を遮断する制御装置と、を備える。
また、本開示の紙巻防止方法は、インキを供給するインキ供給装置と、湿し水を供給する湿し水供給装置と、前記インキ供給装置からインキが受け渡されると共に前記湿し水供給装置から湿し水が受け渡される版胴と、前記版胴から受け渡されたインキをウェブに転写するブランケット胴と、前記版胴または前記ブランケット胴を回転駆動する駆動装置と、前記版胴または前記ブランケット胴の回転駆動力を前記インキ供給装置と前記湿し水供給装置の少なくともいずれか一方に伝達または遮断可能な動力伝達装置と、を備える印刷機において、搬送中の前記ウェブの破断時に前記動力伝達装置により回転駆動力の伝達を遮断する。
本開示の印刷機および紙巻防止方法によれば、装置の複雑化やコストの増加を抑制することができると共に、ウェブの破断時における印刷装置内の各ローラへの巻き付けを抑制することができる。
図1は、本実施形態の印刷機における断紙時の制御系統を表す概略構成図である。 図2は、印刷ユニットの要部を表す概略図である。 図3は、印刷ユニットの駆動系統を表す概略図である。 図4は、印刷ユニットの要部の変形例を表す概略図である。 図5は、インキクラッチを表す概略図である。 図6は、インキクラッチの作動を説明するための概略図である。 図7は、ウェブ破断時の制御を表すタイムチャートである。 図8は、ウェブ破断時の別の制御を表す概略図である。 図9は、新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略構成図である。 図10は、新聞用オフセット輪転印刷機における印刷ユニットを表す概略構成図である。 図11は、印刷ユニットにおけるローラ配列および印刷ユニット内の足場とカバーの配置を表す概略図である。
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
[新聞用オフセット輪転印刷機]
図9は、新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略構成図である。
本実施形態の印刷機は、図9に示すように、新聞用オフセット輪転印刷機10である。新聞用オフセット輪転印刷機10は、給紙装置Rと、インフィード装置Iと、印刷装置Uと、ウェブパス装置Dと、折機Fとを備える。
給紙装置Rは、複数(本実施形態では、7台)の給紙ユニットR1〜R7を有する。インフィード装置Iは、複数(本実施形態では、7台)のインフィードユニットI1〜I7を有する。印刷装置Uは、複数(本実施形態では、6台)の印刷ユニットU1〜U6を有する。ウェブパス装置Dは、複数(本実施形態では、2台)のウェブパスユニットD1,D2を有する。折機Fは、複数(本実施形態では、2台)の折ユニットF1,F2を有する。
給紙装置Rにおいて、給紙ユニットR1〜R7は、ほぼ同様の構成をなし、ウェブ(印刷媒体)Wがロール状に巻かれた3つの巻取紙を保持する保持アームを有する。保持アームを回動することで、巻取紙を給紙位置に回動することができる。インフィード装置Iにおいて、インフィードユニットI1〜I7は、ほぼ同様の構成をなし、印刷装置Uの各印刷ユニットU1〜U6に送り込むウェブWの張力を調整することで、印刷装置Uを走行するウェブWの張力を適正値に安定して維持する。なお、給紙装置Rからインフィード装置IまでのウェブWの張力は、給紙ユニットR1〜R7に設けられた図示しないブレーキ装置により行われる。
印刷装置Uにおいて、印刷ユニットU1〜U6は、両面4色印刷を行うことができる多色刷印刷ユニットである。但し、各印刷ユニットU1〜U6は、上下に分割することで、両面2色印刷を行うことができる印刷ユニットU11〜U62とすることができる。印刷ユニットU11〜U62は、ほぼ同様の構成をなし、インキ供給装置、版胴、ブランケット胴などを有する。
ウェブパス装置Dにおいて、ウェブパスユニットD1は、印刷ユニットU1〜U3に対して設けられ、ウェブパスユニットD2は、印刷ユニットU4〜U6に対して設けられる。ウェブパスユニットD1,D2は、ほぼ同様の構成をなし、ウェブWを縦方向(ウェブWの搬送方向)に沿ってその幅方向の中央部で裁断するスリッタ、縦裁断したウェブWの搬送経路を設定するターンバー、ウェブWにおける天地長手方向における絵柄位置を調整するコンペンセータなどを有する。
印刷ユニットU1〜U3で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパスユニットD1にて、スリッタにより縦裁断され、ターンバーにより搬送経路が変更され、コンペンセータにより絵柄位置が調整されてから所定の順番に重ね合わされる。また、印刷ユニットU4〜U6で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパスユニットD2にて、スリッタにより縦裁断され、ターンバーにより搬送経路が変更され、コンペンセータにより絵柄位置が調整されてから所定の順番に重ね合わされる。
折機Fにて、2つの折ユニットF1,F2は、操作側と駆動側に配設される。ウェブパスユニットD1から複数のウェブW1が重ねられて導入されると、折ユニットF1は、ウェブW1を縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙する。また、ウェブパスユニットD2から複数のウェブW2が重ねられて導入されると、折ユニットF2は、ウェブW2を縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして折帖を形成し、新聞として排紙する。
[印刷ユニット]
図10は、新聞用オフセット輪転印刷機における印刷ユニットを表す概略構成図である。
印刷ユニットU1は、図10に示すように、4色印刷が可能となるように、H型のタワーユニットをなす。印刷ユニットU1は、ウェブWの搬送方向(図8)にて、下から上に向かう方向)に沿って、墨、藍、紅、黄ごとの4つのスタック21,22,23,24が配置されて構成され、スタック21,22,23,24は、それぞれ左右対称となるローラ配列である。
スタック21,22,23,24は、左右に対向してブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bがウェブWの搬送経路を挟んで対接可能であり、ブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bに版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bが対接する。スタック21,22,23,24は、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bに対して、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bが設けられる。また、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bに対して、湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bが設けられる。
[スタック]
図11は、印刷ユニットにおけるローラ配列および印刷ユニット内の足場とカバーの配置を表す概略図である。
スタック24は、図11に示すように、鉛直方向における上方向に沿ったウェブWの搬送経路(ウェブ搬送位置)に対して、左側が表面印刷を行う表面印刷ユニットであり、右側が裏面印刷を行う裏面印刷ユニットである。なお、左側が裏面印刷ユニットで右側が表面印刷ユニットの場合もある。
スタック24は、ブランケット胴34a,34bと、版胴44a,44bと、インキ供給装置54a,54bと、湿し水供給装置64a,64bを有する。インキ供給装置54a,54bは、インキ元ローラ71a,71bと、インキつぼを構成するインキキー72a,72bと、インキ受渡しローラ73a,73bと、インキ練りローラ74a,74bと、インキ往復ローラ75a,75bと、インキ練りローラ76a,76bと、インキ往復ローラ77a,77bと、2つのインキ着けローラ78a,78b,79a,79bとから構成される。なお、インキキー72a,72bに代えて、インキポンプを設けてもよい。また、湿し水供給装置64a,64bは、水ライダローラ81a,81bと、水往復ローラ82a,82bと、水着けローラ83a,83bと、スプレーノズル84a,84bから構成される。水は、スプレーノズル84a,84bにより水往復ローラ82a,82bに供給されるが、水ライダローラ81a,81bに供給されてもよい。
インキ供給装置54a,54bは、インキつぼ方式であって、1つのインキ元ローラ71a,71bに対して複数のインキキー72a,72bが幅方向に沿って配置されて構成される。インキ元ローラ71a,71bおよびインキキー72a,72bは、予め設定された所定の流動性(粘度)を有するインキを貯留することができると共に、インキキー72a,72bを開放することで、所定量のインキを送り出すことができる。インキ元ローラ71a,71bは、表面が平滑で、インキキーとの隙間だけインキ皮膜が形成され、所定膜厚のインキを保持することができる。
インキ受渡しローラ73a,73bは、インキ元ローラ71a,71bからのインキが受け渡される。インキ練りローラ74a,74bは、インキ受渡しローラ73a,73bから受け渡されたインキを練るものである。インキ往復ローラ75a,75bは、インキ練りローラ74a,74bにより練られたインキを幅方向に広げるものである。インキ練りローラ76a,76bは、インキ往復ローラ75a,75bから受け渡されたインキを練るものである。インキ往復ローラ77a,77bは、インキ練りローラ76a,76bにより練られたインキを幅方向に広げるものである。インキ着けローラ78a,78b,79a,79bは、インキ往復ローラ77a,77bにより幅方向に広げられたインキを受け取って版胴44a,44bに供給するものである。
水ライダローラ81a,81bは、ローラ間で受け渡される湿し水を練るものである。水往復ローラ82a,82bは、隣接するローラ間で受け渡される湿し水を幅方向に広げるものである。水着けローラ83a,83bは、水往復ローラ82a,82bにより幅方向に広げられた湿し水を受け取って版胴44a,44bに供給するものである。
版胴44a,44bは、表面に図示しない刷版が巻き付けられる金属ローラである。版胴44a,44bは、水着けローラ83a,83bの湿し水が刷版の非画線部に受け渡された後、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bのインキが刷版の画線部に受け渡される。ブランケット胴34a,34bは、表面に図示しないブランケット(ゴム)が巻き付けられるゴムローラであり、版胴44a,44bから受け渡されたインキをウェブWに転写するものである。
また、スタック24は、内部に作業者が各種の作業をするための足場86a,86bと、各ローラとの仕切り用のカバー87a,87bが配置されている。
そのため、インキキー72a,72bが所定開度に設定され、インキ元ローラ71a,71bが所定の速度で回転すると、調量されたインキがインキ元ローラ71a,71bを通してインキ受渡しローラ73a,73bに供給される。インキ受渡しローラ73a,73bに供給されたインキは、インキ練りローラ74a,74b、インキ往復ローラ75a,75b、インキ練りローラ76a,76b、インキ往復ローラ77a,77bを介してインキ着けローラ78a,78b,79a,79bに供給される。一方、水ライダローラ81a,81bは、湿し水を水往復ローラ82a,82bを介して水着けローラ83a,83bに供給する。
水着けローラ83a,83bは、版胴44a,44bの刷版の非画線部のみに湿し水を転写する。インキ着けローラ78a,78b,79a,79bは、版胴44a,44bの刷版の画線部のみにインキを転写する。そして、版胴44a,44bが回転することで、刷版の画線部にあるインキがブランケット胴34a,34bに受け渡される。ブランケット胴34a,34bの間のニップ部にウェブWが通過するときに、その印圧により各ブランケット胴34a,34bのインキ(絵柄)がウェブWの表裏に転写され、ウェブWへの両面印刷が行われる。
[印刷機における断紙時の制御系統]
図1は、本実施形態の印刷機における断紙時の制御系統を表す概略構成図である。
本実施形態の新聞用オフセット輪転印刷機10は、搬送中のウェブWの破断時にウェブがインキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b、湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64b、ブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34b、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bなどの印刷装置U内の各ローラに巻き付くのを防止する紙巻防止機能を有する。
図1および図10に示すように、印刷ユニットU1は、4個のスタック(印刷スタック)21,22,23,24を有すると共に、紙切れ検出器101と、カッタ102と、ウェブキャッチャ103と、制御装置104とを有する。
紙切れ検出器101は、印刷ユニットU1の上方で、ガイドローラ111より下流側に配置されており、ウェブWのテンションを検出することでウェブWの破断(紙切れ、断紙)を判定する。紙切れ検出器101は、接触子作動検知方式や光電センサ検知式など種々の形式のものが適用可能であり、検出結果を制御装置104に出力する。なお、紙切れ検出器101は、印刷ユニットU1の出口側に配置する場合が多いが、それぞれの印刷スタック21,22,23,24の前後に配置する場合もある。カッタ102は、印刷ユニットU1の下方に配置され、印刷ユニットU1に入り込むウェブWを切断する。ウェブキャッチャ103は、印刷ユニットU1の上方で、ガイドローラ111および紙切れ検出器101より下流側に配置される。ウェブキャッチャ103は、駆動ローラ112と紙押えローラ113を有する。駆動ローラ112と紙押えローラ113は、ウェブWを表裏から挟持するように配置される。制御装置104は、カッタ102とウェブキャッチャ103を駆動制御可能である。
そのため、何らかの原因でウェブWが破断されると、ウェブWのテンションが低下する。紙切れ検出器101は、ウェブWのテンションを検出することができず、紙切れを検知し、紙切れ信号を制御装置104に出力する。すると、制御装置104は、新聞用オフセット輪転印刷機10における停止制御の起動を行うと共に、カッタ102を作動し、印刷ユニットU1の下方でウェブWを切断する。制御装置104は、同時に、ウェブキャッチャ103を作動し、紙押えローラ113を駆動ローラ112に押し当てることで、カッタ102により切断された状態で弛んだウェブWを巻き取る。ウェブWは、印刷ユニットU1内を高速で上方に引き上げられ、強制的に外部に排出される。なお、ウェブキャッチャ103は破断時の応答性をよくするため、紙押えローラ113を駆動ローラ112に常に押し当てた状態にしてもよい。
しかし、ウェブキャッチャ103により上方に引き上げられるウェブWは、端部が切断された自由状態であることから、印刷ユニットU1内で暴れながら移動する。このとき、ウェブWは、切断された端部がインキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b、湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64b、ブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34b、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bなどの印刷装置U内の各ローラに接触しやすい。このとき、各ローラへのウェブWの巻き付きが発生すると、図11に示すように、作業者は、各ローラの外側から、または、足場86a,86b側からローラに巻き付いたウェブWやウェブWの破片の除去を行う。しかし、破断したウェブWの紙片がローラに貼り付いて剥がしにくい。また、足場86a,86b側から行う場合は、ローラ付近には足場86a,86bやカバー87a,87bがあるため、紙(ウェブWや破断した時の紙片)の除去に時間がかかってしまう。
そこで、本実施形態にて、印刷ユニットU1は、胴抜装置105と、インキクラッチ(動力伝達装置)106とを有する。そして、制御装置104は、胴抜装置105とインキクラッチ106を駆動制御可能である。更に、制御装置104は、各スタック21,22,23,24を駆動する駆動装置121,122,123,124が接続され、駆動装置121,122,123,124は、電源装置125に接続される。駆動装置121,122,123,124は、電源装置125から電力の供給を受ける。制御装置104は、各駆動装置121,122,123,124を駆動停止可能である。
図2は、印刷ユニットの要部を表す概略図、図3は、印刷ユニットの駆動系統を表す概略図、図4は、印刷ユニットの要部の変形例を表す概略図である。
図2に示すように、スタック24にて、左右のブランケット胴34a,34bは、ブランケット胴34aの中心O1aに対してブランケット胴34bの中心O1bが時計回り方向に所定角度だけ回動した位置に配置されることで、各中心O1a,O1bが鉛直方向に所定高さだけずれて配置される。左右のブランケット胴34a,34bは、対接部がニップ部となっており、ニップ部でウェブWを挟持して表裏にインキを転写する。ブランケット胴34aは、ウェブWの搬送位置とは反対側の外周面に版胴44aが対接し、ブランケット胴34bは、ウェブWの搬送位置とは反対側の外周面に版胴44bが対接する。版胴44a,44bは、中心O2a,O2bを中心に回転する。
版胴44aは、上方側の外周面に2個のインキ着けローラ78a,79aが対接し、各インキ着けローラ78a,79aにインキ往復ローラ77aが対接する。版胴44bは、上方側の外周面に2個のインキ着けローラ78b,79bが対接し、各インキ着けローラ78b,79bにインキ往復ローラ77bが対接する。インキ着けローラ78a,78b,79a,79bは、中心O3a,O3b,O4a,O4bを中心に回転する。インキ往復ローラ77a,77bは、中心O5a,O5bを中心に回転する。
また、版胴44aは、上方側の外周面に水着けローラ83aが対接し、水着けローラ83aに水往復ローラ82aが対接し、水往復ローラ82aに水ライダローラ81aが対接する。版胴44bは、上方側の外周面に水着けローラ83bが対接し、水着けローラ83bに水往復ローラ82bが対接し、水往復ローラ82bに水ライダローラ81bが対接する。水着けローラ83a,83bは、中心O6a,O6bを中心に回転し、水往復ローラ82a,82bは、中心O7a,O7bを中心に回転する。
図2および図3に示すように、ブランケット胴34a,34bは、同軸上に歯車91a,91bが一体回転(同期回転)自在に装着される。歯車91a,91bは、互いに噛み合う。版胴44a,44bは、同軸上に歯車(駆動歯車)92a,92bが一体回転(同期回転)自在に装着される。歯車92a,92bは、歯車91a,91bにそれぞれ噛み合う。インキ往復ローラ77a,77bは、同軸上に歯車(従動歯車)93a,93bが一体回転(同期回転)自在に装着される。版胴44a,44bの歯車92a,92bとインキ往復ローラ77a,77bの歯車93a,93bとの間にインキクラッチ106a,106bが設けられる。インキクラッチ106a,106bは、同軸上に2個の歯車94a,94b,95a,95bを有する。歯車94a,94b,95a,95bは、中心O7a,O7bを中心に回転する。インキクラッチ106aの歯車94a,95aは、歯車92a,93aにそれぞれ噛み合う。インキクラッチ106bの歯車94b,95bは、歯車92b,93bにそれぞれ噛み合う。ブランケット胴34bの歯車91bは、駆動装置122により駆動回転可能である。
また、水往復ローラ82a,82bは、同軸上に歯車(従動歯車)96a,96bが一体回転(同期回転)自在に装着される。水往復ローラ82a,82bの歯車96a,96bは、中間歯車96c,96dが噛み合い、中間歯車96c,96dに中間歯車96e,96fが噛み合う。版胴44a,44bの歯車92a,92bと中間歯車96e,96fとの間にもインキクラッチ106a,106bが設けられる。インキクラッチ106aの歯車95a,95bは、中間歯車96e,96fにそれぞれ噛み合う。
そのため、駆動装置122を駆動すると、回転駆動力が歯車91bから歯車91aに伝達され、ブランケット胴34a,34bが回転する。ブランケット胴34a,34bの回転力は、歯車91a,91bから版胴44a,44bの歯車92a,92bに伝達され、インキクラッチ106a,106bの歯車94a,94b,95a,95bを介してインキ往復ローラ77a,77bの歯車93a,93bに伝達される。また、ブランケット胴34a,34bの回転力は、歯車91a,91bから版胴44a,44bの歯車92a,92bに伝達され、インキクラッチ106a,106bの歯車94a,94b,95a,95bを介して水往復ローラ82a,82bの歯車96a,96bに伝達される。すると、ブランケット胴34a,34bが回転すると共に、版胴44a,44bとインキ往復ローラ77a,77bと水往復ローラ82a,82bが同期して回転する。
図5は、インキクラッチを表す概略図、図6は、インキクラッチの作動を説明するための概略図である。
インキクラッチ106a(106b)は、版胴44a,44bの回転駆動力をインキ往復ローラ77a,77bおよび水往復ローラ82a,82bに伝達可能であると共に、回転駆動力の伝達を遮断可能である。図5に示すように、インキクラッチ106aは、歯車94a,95a(94b,95b)と、回転軸97と、作動装置98とを有する。歯車94a,95aは、回転軸97に同軸(中心O7a,O7b)上に固定される。作動装置98は、回転軸97を軸方向に沿って移動可能である。
そのため、インキクラッチ106aは、歯車94aが歯車92aに噛み合い、歯車95aが歯車93aおよび中間歯車96eに噛み合うと、版胴44aの回転駆動力がインキ往復ローラ77aおよび水往復ローラ82aに伝達可能となる。一方、図6に示すように、作動装置98が回転軸97を軸方向に沿って移動すると、歯車94aと歯車92aとの噛み合いが解除されると共に、歯車95aと歯車93aおよび中間歯車96eとの噛み合いが解除され、版胴44aからインキ往復ローラ77aおよび水往復ローラ82aへの回転駆動力の伝達が遮断可能となる。
なお、インキクラッチ106bは、インキクラッチ106aと同様の構成である。また、スタック24は、別のスタック21,22,23とほぼ同様の構成である。そして、インキクラッチ106(106a,106b)は、例えば、印刷ユニットU1にて、全てのスタック21,22,23,24を印刷に使用するカラー印刷作業では、全てのスタック21,22,23,24でON(伝達)となる。一方、インキクラッチ106(106a,106b)は、例えば、印刷ユニットU1にて、スタック21だけを印刷に使用するモノクロ印刷作業では、スタック21でON(伝達)となり、残りのスタック22,23,24でOFF(遮断)となる。
図1および図2に示すように、胴抜装置105は、ブランケット胴34a,34bと、版胴44a,44bと、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bと、インキ往復ローラ77a,77bとの対接状態を解除する。胴抜装置105は、例えば、対接状態にあるブランケット胴34a,34bを離間する位置に移動する。胴抜装置105は、例えば、対接状態にある版胴44a,44bとインキ着けローラ78a,78b,79a,79bのいずれか一方を離間する位置に移動する。
また、図4に示すように、本実施形態にて、印刷ユニットU1は、胴抜装置105とインキクラッチ106に加えて、インキブレーキ(ブレーキ装置)107を有していてもよい。そして、制御装置104は、インキブレーキ107を駆動制御可能である。インキブレーキ107(107a,107b)は、インキ着けローラ79a,79b(78a,78b)に設けられる。すなわち、インキブレーキ107aは、インキ着けローラ79a(78a)の外周面を押圧することで、インキ着けローラ79a(78a)の回転を停止する。インキブレーキ107bは、インキ着けローラ79b(78b)の外周面を押圧することで、インキ着けローラ79b(78b)の回転を停止する。なお、インキブレーキ107a,107bは、インキ供給装置54a,54bの各ローラのいずれに設けられてもよい。また、インキブレーキを、湿し水供給装置64a,64bの各ローラのいずれかに設けてもよい。
本実施形態にて、ウェブWが破断され、紙切れ検出器101が紙切れを検知すると、制御装置104は、カッタ102を作動してウェブWを切断すると共に、ウェブキャッチャ103を作動して弛んだウェブWを巻き取る。また、制御装置104は、紙切れ検出器101が紙切れを検知すると、インキクラッチ106(106a,106b)により版胴44aからインキ往復ローラ77aや水往復ローラ82aへの回転駆動力の伝達を遮断する。
また、制御装置104は、減速停止モードと、通常停止モードと、緊急停止モードとを有する。減速停止モードは、生産を終了するためのモードである。通常停止モードとは、予め設定された第1低下率で印刷速度を低下させるモードである。緊急停止モードは、ウェブWの破断時に第1低下率より高い第2低下率で印刷速度を低下させるモードである。制御装置104は、減速停止モードと通常停止モードと緊急停止モードのいずれか一つを選択し、印刷ユニットU1〜U6を停止する。ここで、減速停止モードとは、生産(印刷)の終了時に、印刷を継続しながら印刷機を徐々に減速させて停止するモードである。通常停止モードとは、何らかの原因で作業者が停止ボタンによって印刷機を途中で停止したり、機械の不具合などにより自動的に印刷機を停止したりするモードである。緊急停止モードとは、紙切れ検出器101によって紙切れが検知された印刷ユニットを停止するモードである。なお、紙切れ検出器101によって紙切れが検知された場合、紙切れ検出器101によって紙切れが検知されなかった印刷ユニットは、通常停止モードで停止する。
更に、インキブレーキ107が設けられた印刷機の場合、制御装置104は、紙切れ検出器101が紙切れを検知すると、インキクラッチ106(106a,106b)を遮断状態とし、インキブレーキ107(107a,107b)を作動し、インキ着けローラ79a,79b(78a,78b)の回転を停止する。また、駆動装置121,122,123,124は、電動発電機である。制御装置104は、紙切れ検出器101が紙切れを検知すると、駆動装置121,122,123,124を停止、回生ブレーキを作動させる。
[印刷機における断紙時の紙巻防止方法]
図7は、ウェブ破断時の制御を表すタイムチャートである。
本実施形態の紙巻防止方法において、図1および図2、図7に示すように、新聞用オフセット輪転印刷機10による印刷作業中、所定の印刷速度で印刷が行われる。このとき、紙切れ検出器101は、ウェブWを検出しているためにOFF状態である。そして、カッタ102は、OFF状態、ウェブキャッチャ103は、OFF状態、胴抜装置105は、着状態、インキクラッチ106は、ON状態(伝達状態)、インキブレーキ107は、OFF状態である。
時間t1にて、ウェブWが破断すると、紙切れ検出器101は、ウェブWの紙切れを検知してONとなる。すると、制御装置104は、紙切れ検出器101によって紙切れが検知された印刷ユニットU1に対して緊急停止モードを選択し、紙切れ検出器101によって紙切れが検知されていない印刷ユニットU2〜U6(図9参照)に対して通常停止モードを選択する。
制御装置104は、緊急停止モードが選択された印刷ユニットU1において、カッタ102を作動(ON)してウェブWを切断と同時に、ウェブキャッチャ103を作動(ON)してウェブWを巻き取る。また、制御装置104は、胴抜装置105を作動(ON)し、例えば、対接状態にある版胴44a,44bとインキ着けローラ78a,78b,79a,79bのいずれか一方を離間して脱状態とする。そして、制御装置104は、インキクラッチ106をOFF(遮断状態)とし、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bからインキ往復ローラ77a,77bおよび水往復ローラ82a,82bへの回転駆動力の伝達を遮断する。更に、インキブレーキ107が設けられた印刷機の場合、制御装置104は、インキブレーキ107をONとし、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bや水着けローラ83a,83bの回転を停止する。すると、印刷速度が低下する。
一方、通常停止モードが選択された印刷ユニットU2〜U6(図9参照)は、紙切れ検出器101によって紙切れが検知されていない。そのため、カッタ102およびウェブキャッチャ103は、OFF状態にある。また、制御装置104は、胴抜装置105を作動(ON)し、例えば、対接状態にある版胴44a,44bとインキ着けローラ78a,78b,79a,79bのいずれか一方を離間して脱状態とする。但し、制御装置104は、インキクラッチ106をON状態のままとする。すると、印刷速度が緩やかに低下する。
制御装置104が通常停止モードを選択した印刷ユニットU2〜U6では、図6に一点鎖線で表すように、印刷機速度(印刷速度)が予め設定された第1低下率で低下して制止する。制御装置104が緊急停止モードを選択した印刷ユニットU1では、図6に実線で表すように、印刷機速度が第1低下率より高い第2低下率で低下して停止する。そのため、通常停止モードでは、印刷機速度(印刷速度)が時間t1から低下を開始し、時間t3で0(停止)になるため、停止するまでの時間Taとなる。一方、緊急停止モードでは、印刷機速度(印刷速度)が時間t1から低下を開始し、時間t3の手前の時間t2で0(停止)になるため、停止するまでの時間Tb(Ta>Tb)となる。
また、制御装置104は、新聞用オフセット輪転印刷機10における停止制御を行うため、ブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bおよび版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bの回転が停止する。このとき、駆動装置121,122,123,124により回生ブレーキが作動することから、ブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bおよび版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bの回転に回生制動力が作用し、回転が早期に停止する。このとき、緊急停止モードで停止する印刷ユニットU1では、通常停止モードで停止する印刷ユニットU2〜U6の第1低下率より高い第2低下率で停止するため、図6に一点鎖線で表す回生量に対して、図6に実線で表す回生量が大きくなる。そして、駆動装置121,122,123,124の回生ブレーキにより発電した電力(回生量)が一時的に発生し、電源装置125で処理される。電源装置125の処理とは、電源装置125の一次側に電源回生したり、抵抗で消費したりする処理などである。
また、緊急停止モードが選択された印刷ユニットU1では、インキクラッチ106がOFF(遮断状態)になることから、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bからインキ往復ローラ77a,77bおよび水往復ローラ82a,82bへの回転駆動力の伝達が遮断される。そのため、インキ往復ローラ77a,77bと着状態にあるインキ着けローラ78a,78b,79a,79bおよび水往復ローラ82a,82bと着状態にある水着けローラ83a,83bの回転が停止する。ここで、インキブレーキ107がONとなると、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの回転が早期に停止する。
そのため、インキ往復ローラ77a,77bおよび水往復ローラ82a,82bが早期に停止することで、インキ往復ローラ77a,77bに対接するインキ着けローラ78a,78b,79a,79bや水往復ローラ82a,82bに対接する水着けローラ83a,83bが早期に停止する。インキ往復ローラ77a,77bおよび水往復ローラ82a,82bは、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bと脱状態にあることから、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bから回転力が伝達されることはない。インキ着けローラ78a,78b,79a,79bや水着けローラ83a,83bの回転が早期に停止することから、ウェブWの紙切れ端部がインキ着けローラ78a,78b,79a,79bや水着けローラ83a,83b、それ以外の印刷装置内のローラに巻き付く機会、巻き付く量が抑制される。一方、通常停止モードが選択された印刷ユニットU2,U3,U4,U5,U6では、印刷機全体を同期維持しながら安定して停止することができる。なお、緊急停止モードと通常停止モードは、各印刷ユニットで適宜選択してよい。紙切れ検出器101によって紙切れが検知されない印刷ユニットであっても、緊急停止モードを選択してもよい。
なお、印刷ユニットU1は、鉛直方向に沿って4個のスタック21,22,23,24が配置され、制御装置104は、印刷ユニットU1の上方に配置された紙切れ検出器101が紙切れを検知すると、全てのスタック21,22,23,24におけるインキクラッチ106をOFF(遮断状態)とし、回転駆動力の伝達を遮断する。但し、この構成に限定されるものではない。
図8は、ウェブ破断時の別の制御を表す概略図である。例えば、図10に示すように、印刷ユニットU1は、鉛直方向に沿って4個のスタック21,22,23,24が配置され、各スタック21,22,23,24の上方に紙切れ検出器101を配置する。変形例では、図8に示すように、スタック22の下流側に紙切れ検出器101を配置する。制御装置104は、スタック22の紙切れ検出器101が紙切れを検知すると、少なくともウェブWの破断位置の上流側の1個のスタック、つまり、ウェブWの紙切れを検知した紙切れ検出器101の上流側のスタック22におけるインキクラッチ106をOFF(遮断状態)とし、回転駆動力の伝達を遮断する。このとき、ウェブWの破断位置の下流側のスタック、つまり、ウェブWの紙切れを検知した紙切れ検出器101の下流側のスタック23におけるインキクラッチ106もOFF(遮断状態)とし、回転駆動力の伝達を遮断してもよい。
スタック22の下流側でウェブWが破断すると、スタック21の上流側でウェブWがカッタ102により切断される。すると、破断位置より下流側のウェブWは、ウェブキャッチャ103に巻き取られるため、印刷ユニットU1から適正に排出される。一方、カッタ102より上流側のウェブWは、印刷ユニットU1に供給されない。しかし、破断位置とカッタ102との間にあるウェブW1は、ほぼ自由な状態にあり、不安定な状態になっている。そのため、ウェブW1が周囲のローラに接触して巻き付きやすい。ここで、ウェブWの破断位置の上流側のスタック22におけるインキクラッチ106をOFFとすることで、ウェブW1の周囲のローラの回転が停止し、接触による巻き付きを防止することができる。
なお、スタック22の下流側に紙切れ検出器101を配置したが、すべてのスタック21,22,23,24の前後に紙切れ検出器を配置し、各スタック21,22,23,24のインキクラッチ106を制御してもよい。また、印刷ユニットU1の上方で、ガイドローラ111より下流側に紙切れ検出器101を配置して、ウェブWの破断位置の上流側のインキクラッチ106をOFFとする制御を行ってもよい。さらに、紙切れ検出器101は、印刷ユニットU1の上方で、ガイドローラ111より下流側に配置すると共に、スタック21,22,23,24の前後の少なくともどこか一箇所に配置してもよい。この場合、複数の紙切れ検出器101でウェブW破断をより精度よく検知することができる。
[本実施形態の作用効果]
第1の態様に係る印刷機は、インキを供給するインキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bと、湿し水を供給する湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bと、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bからインキが受け渡されると共に湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bから湿し水が受け渡される版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bと、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bから受け渡されたインキをウェブWに転写するブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bと、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bまたはブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bを回転駆動する駆動装置121,122,123,124と、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bまたはブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bの回転駆動力をインキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bと湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bの少なくともいずれか一方に伝達または遮断可能なインキクラッチ(動力伝達装置)106(106a,106b)と、搬送中のウェブWの破断時にインキクラッチ106(106a,106b)により回転駆動力の伝達を遮断する制御装置104とを備える。
第1の態様に係る印刷機は、搬送中のウェブWが破断すると、制御装置104は、ウェブWの破断時に、インキクラッチ106(106a,106b)をOFF(遮断)とし、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bまたはブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34bからインキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b側または湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64b側への回転駆動力の伝達を遮断する。このため、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bや湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bを構成する各ローラは、早期に回転が停止され、ウェブWの紙切れ端部が各ローラに巻き付くことが抑制される。その結果、装置の複雑化やコストの増加を抑制しながら、ウェブWの破断時における各ローラへの巻き付けを抑制することができる。
第2の態様に係る印刷機は、制御装置104は、ウェブWの破断時に予め設定された第1低下率で印刷速度を低下させる通常停止モードと、ウェブWの破断時に第1低下率より高い第2低下率で印刷速度を低下させる緊急停止モードとを選択可能である。これにより、緊急停止モードが選択された印刷ユニットU1では、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bや湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bを構成する各ローラを早期に停止することができ、ウェブWの破断時における各ローラへのウェブWの巻き付けを抑制することができる。一方、通常停止モードが選択された印刷ユニットU2〜U6では、印刷機全体を同期維持しながら安定して停止することができる。
第3の態様に係る印刷機は、駆動装置121,122,123,124は、電動発電機を有し、制御装置104は、ウェブWの破断時に電動発電機により回生ブレーキを作動させる。これにより、印刷作業を緊急停止するとき、回生ブレーキの作動により機械的なブレーキの不要により早期にブレーキ効果が得られ、また、発生電力を得るという省エネ効果を奏することができる。
第4の態様に係る印刷機は、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bは、インキ供給方向に沿ってインキ受渡しローラ73a,73b、インキ練りローラ74a,74b,76a,76b、インキ往復ローラ75a,75b,77a,77b、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bの順に対接されて構成され、インキ着けローラ78a,78b,79a,79bに版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bが対接され、インキクラッチ106は、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44b(または、ブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34b)と同期回転する歯車(駆動歯車)92a,92bと、インキ受渡しローラ73a,73bとインキ練りローラ74a,74b,76a,76bとインキ往復ローラ75a,75b,77a,77bとインキ着けローラ78a,78b,79a,79bのいずれか一つのローラと同期回転する歯車(従動歯車)93a,93bとの間に設けられる。これにより、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bからインキ往復ローラ75a,75b,77a,77bへの回転駆動力の伝達を容易に遮断することができる。
第5の態様に係る印刷機は、インキ受渡しローラ73a,73bとインキ練りローラ74a,74b,76a,76bとインキ往復ローラ75a,75b,77a,77bとインキ着けローラ78a,78b,79a,79bのいずれか一つのローラの回転を停止するインキブレーキ(ブレーキ装置)107(107a,107b)が設けられ、制御装置104は、ウェブWの破断時にインキブレーキ107(107a,107b)を作動させる。これにより、インキブレーキ107(107a,107b)によりインキブレーキ107(107a,107b)が設けられたローラを早期に停止することができる。また、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bやブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34b、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bなどの印刷装置U内のローラへのウェブWの巻き付けを抑制することができる。
第6の態様に係る印刷機は、湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bは、水ライダローラ81a,81bと水往復ローラ82a,82bと水着けローラ83a,83bとを有し、水着けローラ83a,83bに版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bが対接され、インキクラッチ106は、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44b(または、ブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34b)と同期回転する歯車(駆動歯車)92a,92bと、水ライダローラ81a,81bと水往復ローラ82a,82bと水着けローラ83a,83bのいずれか一つのローラと同期回転する歯車(従動歯車)93a,93bとの間に設けられる。これにより、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bから水往復ローラ82a,82bへの回転駆動力の伝達を容易に遮断することができる。
第7の態様に係る印刷機は、水ライダローラ81a,81bと水往復ローラ82a,82bと水着けローラ83a,83bのいずれか一つのローラの回転を停止するインキブレーキ(ブレーキ装置)107(107a,107b)が設けられ、制御装置104は、ウェブWの破断時にインキブレーキ107(107a,107b)を作動させる。これにより、インキブレーキ107(107a,107b)により水着けローラ83a,83bを早期に停止することができる。また、湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bやブランケット胴31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34b、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bなどの印刷装置U内のローラへのウェブWの巻き付けを抑制することができる。
第8の態様に係る印刷機は、鉛直方向に沿って複数のスタック21,22,23,24が配置され、制御装置104は、ウェブWの破断時に、複数のスタック21,22,23,24におけるインキクラッチ106(106a,106b)により回転駆動力の伝達を遮断する。これにより、スタック21,22,23,24ごとに、巻き付けを抑制する制御が実施可能になる。
第9の態様に係る印刷機は、鉛直方向に沿って複数のスタック21,22,23,24が配置され、制御装置104は、ウェブWの破断時に、少なくともウェブの破断位置の上流側のスタックにおけるインキクラッチ106(106a,106b)により回転駆動力の伝達を遮断する。これにより、ウェブWの破断時に、ウェブWが巻き付くおそれの高いスタックだけを停止することとなり、上流側は急速停止の制御、下流側は通常のウェブキャッチャ103と等速の制御とに制御を分けることにより、ウェブキャッチャ103の効果を維持しながら、上流側のウェブWについて、より効果的に巻き付きを抑制することができる。
第10の態様に係る紙巻防止方法は、搬送中のウェブWの破断時にインキクラッチ(動力伝達装置)106(106a,,106b)により回転駆動力の伝達を遮断する。これにより、インキ供給装置51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54bや湿し水供給装置61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64bを構成する各ローラは、早期に回転が停止され、ウェブWの紙切れ端部が各ローラに巻き付くことが抑制される。その結果、装置の複雑化やコストの増加を抑制しながら、ウェブWの破断時における各ローラへの巻き付けを抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、ブランケット胴31b,32b,33b,34bの歯車91bを駆動する駆動装置121,122,123,124設けたが、この構成に限定されるものではない。例えば、駆動装置は、ブランケット胴31a,32a,33a,34aの歯車91aを駆動してもよい。また、駆動装置は、版胴41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44bの歯車を駆動してもよい。
また、気体噴射装置を有する紙巻防止装置を備えた印刷機の場合は、気体が噴射される側のインキ供給装置や湿し水供給装置のローラについて、ウェブWの破断時に動力伝達装置により回転駆動力の伝達を遮断してもよい。それにより、巻き付きが予想される側の各ローラに対して、より効率的にウェブWの破断時におけるローラへの巻き付けを抑制することができる。
R 給紙装置
R1〜R7 給紙ユニット
I インフィード装置
I1〜I7 インフィードユニット
U 印刷装置
U1〜U6,U11〜U62 印刷ユニット
D ウェブパス装置
D1,D2 ウェブパスユニット
F 折機
F1,F2 折ユニット
10 新聞用オフセット輪転印刷機
21,22,23,24 スタック(印刷スタック)
31a,31b,32a,32b,33a,33b,34a,34b ブランケット胴
41a,41b,42a,42b,43a,43b,44a,44b 版胴
51a,51b,52a,52b,53a,53b,54a,54b インキ供給装置
61a,61b,62a,62b,63a,63b,64a,64b 湿し水供給装置
71a,71b インキ元ローラ
72a,72b インキキー
73a,73b インキ受渡しローラ
74a,74b インキ練りローラ
75a,75b インキ往復ローラ
76a,76b インキ練りローラ
77a,77b インキ往復ローラ
78a,78b,79a,79b インキ着けローラ
81a,81b 水ライダローラ(水練りローラ)
82a,82b 水往復ローラ
83a,83b 水着けローラ
91a,91b 歯車
92a,92b 歯車(駆動歯車)
93a,93b 歯車(従動歯車)
94a,94b,95a,95b,96a,96b 歯車
97 回転軸
98 作動装置
101 紙切れ検出器
102 カッタ
103 ウェブキャッチャ
104 制御装置
105 胴抜装置
106,106a,106b インキクラッチ(動力伝達装置)
107,107a,107b インキブレーキ(ブレーキ装置)
111 ガイドローラ
112 駆動ローラ
113 紙押えローラ
121,122,123,124 駆動装置
125 電源装置
W ウェブ

Claims (10)

  1. インキを供給するインキ供給装置と、
    湿し水を供給する湿し水供給装置と、
    前記インキ供給装置からインキが受け渡されると共に前記湿し水供給装置から湿し水が受け渡される版胴と、
    前記版胴から受け渡されたインキをウェブに転写するブランケット胴と、
    前記版胴または前記ブランケット胴を回転駆動する駆動装置と、
    前記版胴または前記ブランケット胴の回転駆動力を前記インキ供給装置と前記湿し水供給装置の少なくともいずれか一方に伝達または遮断可能な動力伝達装置と、
    搬送中の前記ウェブの破断時に前記動力伝達装置により回転駆動力の伝達を遮断する制御装置と、
    を備える印刷機。
  2. 前記制御装置は、前記ウェブの破断時に予め設定された第1低下率で印刷速度を低下させる通常停止モードと、前記ウェブの破断時に前記第1低下率より高い第2低下率で印刷速度を低下させる緊急停止モードとを選択可能である、
    請求項1に記載の印刷機。
  3. 前記駆動装置は、電動発電機を有し、前記制御装置は、前記ウェブの破断時に前記電動発電機により回生ブレーキを作動させる、
    請求項1または請求項2に記載の印刷機。
  4. 前記インキ供給装置は、インキ供給方向に沿ってインキ受渡しローラ、インキ練りローラ、インキ往復ローラ、インキ着けローラの順に対接されて構成され、前記インキ着けローラに前記版胴が対接され、前記動力伝達装置は、前記版胴または前記ブランケット胴と同期回転する駆動歯車と、前記インキ受渡しローラと前記インキ練りローラと前記インキ往復ローラと前記インキ着けローラのいずれか一つのローラと同期回転する従動歯車との間に設けられる、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷機。
  5. 前記インキ受渡しローラと前記インキ練りローラと前記インキ往復ローラと前記インキ着けローラのいずれか一つのローラの回転を停止するブレーキ装置が設けられ、前記制御装置は、前記ウェブの破断時に前記ブレーキ装置を作動させる、
    請求項4に記載の印刷機。
  6. 前記湿し水供給装置は、水練りローラと水往復ローラと水着けローラとを有し、前記水着けローラに前記版胴が対接され、前記動力伝達装置は、前記版胴または前記ブランケット胴と同期回転する駆動歯車と、前記水練りローラと前記水往復ローラと前記水着けローラのいずれか一つのローラと同期回転する従動歯車との間に設けられる、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の印刷機。
  7. 前記水練りローラと前記水往復ローラと前記水着けローラのいずれか一つのローラの回転を停止するブレーキ装置が設けられ、前記制御装置は、前記ウェブの破断時に前記ブレーキ装置を作動させる、
    請求項6に記載の印刷機。
  8. 鉛直方向に沿って複数の印刷スタックが配置され、前記制御装置は、前記ウェブの破断時に、前記複数の印刷スタックにおける前記動力伝達装置により回転駆動力の伝達を遮断する、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の印刷機。
  9. 鉛直方向に沿って複数の印刷スタックが配置され、前記制御装置は、前記ウェブの破断時に、少なくとも前記ウェブの破断位置の上流側の前記印刷スタックにおける前記動力伝達装置により回転駆動力の伝達を遮断する、
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の印刷機。
  10. インキを供給するインキ供給装置と、
    湿し水を供給する湿し水供給装置と、
    前記インキ供給装置からインキが受け渡されると共に前記湿し水供給装置から湿し水が受け渡される版胴と、
    前記版胴から受け渡されたインキをウェブに転写するブランケット胴と、
    前記版胴または前記ブランケット胴を回転駆動する駆動装置と、
    前記版胴または前記ブランケット胴の回転駆動力を前記インキ供給装置と前記湿し水供給装置の少なくともいずれか一方に伝達または遮断可能な動力伝達装置と、
    を備える印刷機において、
    搬送中の前記ウェブの破断時に前記動力伝達装置により回転駆動力の伝達を遮断する、
    紙巻防止方法。
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