JP2021133575A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体のセット操作を容易にし、記録媒体を所定位置に正しくセットして所望する位置に正確に記録することができる記録装置を提供する。【解決手段】記録媒体に対して印刷を行う記録装置であって、前記記録媒体を積載するための可動積載部材と、前記可動積載部材の上部に設けられた記録面基準部材と、前記可動積載部材に前記記録媒体を積載するために、前記記録面基準部材の上面と前記可動積載部材の下面との間に前記記録媒体を挿入する位置と、前記可動積載部材の上面に積載された前記記録媒体を前記記録面基準部材の下面に押圧する位置と、の間で前記可動積載部材を移動させる移動手段と、を備え、前記移動手段は、前記記録媒体を挿入する位置で、前記可動積載部材の上面と前記記録面基準部材の下面との間隔が、前記記録媒体の挿入方向に対して上流側が下流側よりも広くなるように前記可動積載部材を傾斜させている。【選択図】図8

Description

本発明は、記録装置に関し、詳しくは、記録媒体を記録装置にセットし、セットした位置の記録媒体に対して印刷を行う記録装置に関するものである。
この種の記録装置として、記録媒体へ印刷する際に記録媒体の搬送を行わず、記録媒体をそのセット位置に固定した状態で、記録ヘッドを主走走査方向、或いは主走走査方向とそれに直交する副走査方向に移動させて印刷することが知られている。
特許文献1には、記録媒体をセット、固定する構成として、上ガイドと下ガイドとの間に記録媒体を差し込んだ状態で固定する装置が記載されている。そして、この構成では、上ガイドに対して、下ガイドをばねで垂直に付勢することにより、記録媒体を上ガイドに突き当てて固定している。
また、特許文献2では、上下に可動するプラットフォームと登録プレートとの間に記録媒体を差し込む隙間が設けられており、差し込んだ記録媒体をプラットフォームで持ち上げて登録プレートに突き当てて固定する装置が記載されている。
特開2002−11855号公報 米国特許第7,437,993号明細書
特許文献1に記載された装置は、上ガイドに下ガイドが付勢された状態であることから、記録媒体を挿入するセット操作が容易に行えず作業性に問題があった。これに対して、特許文献2に記載された装置は、プラットフォームと登録プレートの間に隙間があり、記録媒体が挿入し易い構造となっている。しかしながら、プラットフォームと登録プレートとの間の隙間は十分ではなく、厚みのある記録媒体は挿入し難い場合があった。また、特許文献2に記載された装置は、プラットフォームが登録プレートに対して平行移動するため、記録媒体を挿入する方向に対して下流側の隙間が広く、挿入した記録媒体の奥側(記録媒体の挿入方向おける下流側)がバタついて所定位置に正しくセットできない場合があり、所望する位置に正確に記録することができないという問題があった。
本発明は、記録媒体のセット操作を容易にし、記録媒体を所定位置に正しくセットして所望する位置に正確に記録することができる記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、記録媒体に対して印刷を行う記録装置であって、前記記録媒体を積載するための可動積載部材と、前記可動積載部材の上部に設けられた記録面基準部材と、前記可動積載部材に前記記録媒体を積載するために、前記記録面基準部材の上面と前記可動積載部材の下面との間に前記記録媒体を挿入する位置と、前記可動積載部材の上面に積載された前記記録媒体を前記記録面基準部材の下面に押圧する位置と、の間で前記可動積載部材を移動させる移動手段と、を備え、前記移動手段は、前記記録媒体を挿入する位置で、前記可動積載部材の上面と前記記録面基準部材の下面との間隔が、前記記録媒体の挿入方向に対して上流側が下流側よりも広くなるように前記可動積載部材を傾斜させていることを特徴とするものである。
以上の構成によれば、記録媒体を容易にセットでき、記録媒体を所定位置に正しく固定して所望する位置に正確に記録することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る、記録装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る、記録装置の記録媒体セット機構の外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る、記録装置の記録媒体積載機構を示す外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る、記録装置の印刷部による印刷動作に関する概略構成を示した外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る、記録装置の制御系のブロック構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、記録装置による印刷の様子を示した図であり、(a)は、主走査方向へ移動しつつ印刷される様子を示し、(b)は、副走査方向へ移動した後に再度主走査方向へ移動しつつ印刷される様子を示している。 本発明の一実施形態に係る、記録装置で記録媒体のセットに関する概略構成を示した外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る、記録装置で記録媒体がセットされる途中の断面図である。 本発明の一実施形態に係る、記録装置で記録媒体がセットされた状態の断面図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る、記録装置100の全体構成を示す概略斜視図である。なお、図1では、記録装置100の外装部材などを省いて示している。
記録装置100は、ヘッドキャリッジユニット10、ヘッド移動機構(主走査機構)15、および、記録媒体積載機構30と記録面基準部材40とを有した記録媒体セット機構20等を備えている。これらは、記録装置100の構造部材をなすフレーム部材100aによって直接的または間接的に支持されている。記録媒体セット機構20は、記録媒体積載機構30と記録面基準部材40との間に、ユーザーが記録媒体Sを挿し込むことで記録媒体Sを保持し、記録面基準部材40に形成されたセット位置PSに記録媒体Sを押し当てて固定する。
図2は、図1に示した記録装置100の記録媒体セット機構20を下方から見た斜視図であり、前記のように、記録媒体セット機構20は記録媒体積載機構30と記録面基準部材40とを有して構成されている。
図3は、本発明の一実施形態に係る、記録媒体積載機構30を示す斜視図である。記録媒体積載機構30は、記録媒体Sを積載する可動積載部材31、可動積載部材31を記録面基準部材40方向へ付勢する可動積載部材付勢部材32、可動積載部材31の位置を規制する可動積載部材位置規制部材34を有して構成される。可動積載部材位置規制部材34は、上面にカム面を備えるとともに、不図示のモータの駆動力によって回転する昇降機構34bのカム面と係合する。これにより、後述されるように、可動積載部材位置規制部材34の端部は上下方向に移動することができる。
この動作を含む、記録媒体積載機構30への記録媒体セット動作に関する詳細は、図7などで後述する。
図4は、図1に示した記録装置100の印刷部による印刷動作のための機構を示した斜視図である。
まず、キャリッジ11は、図中矢印Aで示す主走査方向において往復移動可能に支持され、また、記録ユニット12は、主走査方向Aと直交する、図中矢印Bで示す副走査方向において移動可能にキャリッジ11に搭載される。これらキャリッジ11の主走査方向Aへの移動およびキャリッジ11内での記録ユニット12の副走査方向Bへの移動によって、後述されるようにセットされた記録媒体に対する記録を行うことができる。
記録ユニット12は、インクタンクと一体に構成された記録ヘッド(記録手段)13と、記録ヘッド13を着脱可能に収容するヘッドホルダ14と、ヘッドホルダ14に収容された記録ヘッド13を固定する押え部材(図示せず)とをユニット化したものである。
ヘッドホルダ14には、記録ヘッド13に備えられた導通部と電気的に接続されるコンタクト部が設けられ、コンタクト部は導通部材を介して、キャリッジ11に設けられたキャリッジ基板(図示せず)に接続されている。さらに、キャリッジ基板は、フレキシブルケーブル51を介して制御部50(図5参照)に接続されている。
記録ヘッド13には、インクを吐出する複数の記録素子を配列した記録素子列が設けられている。本実施形態における記録素子は、インクタンクから供給されたインクを吐出する吐出口と、吐出口内に設けられた吐出エネルギー発生素子とにより構成されている。吐出エネルギー発生素子としては、電気熱変換素子(ヒータ)または電気機械変換素子(ピエゾ素子)などが用いられる。記録素子列は、ヘッドキャリッジユニット10の移動方向である主走査方向Aと交差する副走査方向Bに沿って配列されている。
記録ユニット12の副走査方向Bの移動機構は、記録ユニット12を支持するヘッドホルダ14を副走査方向Bの一方へ付勢する付勢機構(図示せず)と、この機構によって付勢されるヘッドホルダ14が係合するガイド溝(図示せず)を有する。キャリッジ駆動部は、キャリッジ11を主走査方向Aへと移動させる駆動力を発生させるモータ(図示せず)と、キャリッジ11に連結されており、モータの駆動力をキャリッジ11に伝達する駆動ベルト16bとを備える。従って、キャリッジ11は駆動ベルト16bと共に主走査方向Aに沿って往復移動する。
ここで、キャリッジ11に保持されている記録ヘッド13は、記録媒体S上を通過する所定のタイミングでインクを吐出して画像を形成する。この際、インクを吐出する所定のタイミングを決定するために、主走査方向Aにおけるキャリッジ11の位置を検出する。すなわち、キャリッジ11の動作領域上には透光部と遮光部とを交互に配置したリニアエンコーダ(図示せず)が設けられている。リニアエンコーダは、主走査方向Aに沿ってフレーム部材100aに配置されたリニアスケール52と、キャリッジ11搭載され、リニアスケール52を読み取るエンコーダ読取手段53(図5参照)とを備える。エンコーダ読取手段53は、リニアスケール52を走査することによって、パルス信号を後述の制御部50(図5参照)に出力する。制御部50は、パルス信号をカウントすることにより、キャリッジ11の主走査方向Aにおける位置の検出を行う。なお、キャリッジ11の主走査方向Aにおける位置を検出する検出手段としては、リニアエンコーダに限定されず、モータの回転を検出するロータリーエンコーダを用いてもよい。また、本実施形態では、エンコーダを用いてDCモータの制御と、記録ヘッドによる記録動作(インク吐出動作)を制御するよう構成されているが、DCモータに代えて、ステッピングモータを用いてもよい。
そして、ガイド部17は、ヘッドキャリッジユニット10が主走査方向Aに沿って正確に移動するように案内すると共に、ヘッドホルダ14の副走査方向Bにおける位置を規制する部分であり、フレーム部材100aに固定されている。ヘッドキャリッジユニット10のキャリッジ11は、ガイド部17に摺動可能に係合しており、ヘッドキャリッジユニット10の姿勢を保持する。
図5は、本発明の一実施形態に係る、記録装置の制御系のブロック構成を示す概略図である。
まず、制御部50は、CPU82、ASIC83、記録ヘッド駆動制御回路97、各種モータの駆動を制御するモータ駆動回路86、および、その出力ポート85等を備える。プログラムROM93には本実施形態の動作を実現するための制御プログラムや各種テーブルが記憶されており、CPU82は、プログラムROM93に記憶された制御プログラムを実行する。また、CPU82の作業用のメモリとして、ワークRAM94が使用される。
そして、CPU82には、ホストPC80から送信された画像データや記録コマンド等が、インターフェースコントローラ81を介して送信される。さらに、CPU82には、種々の指令やデータの入力を行う操作パネル96が接続されており、ここから入力された指令に基づき、CPU82は種々の制御を行う。すなわち、CPU82は、ASIC83を制御し、画像データに基づく記録動作や、記録媒体検知センサ41からの検知信号による記録媒体Sの検知、記録ヘッド13のメンテナンス動作など、記録装置100全体の動作を統括的に制御する。
一方、ASIC83は、ホストコンピュータ(ホストPC)80からインターフェースコントローラ81およびCPU82を介して送信されたコマンドを解析し、記録ヘッド駆動制御回路97およびモータ駆動部16などを制御する。
ここで、制御部50によって実行される一連の記録動作に関する制御動作を説明する。操作パネル96によって回復動作の指令が入力された場合には、CPU82は、出力ポート85、モータ駆動部16を介してモータ16aを駆動し、駆動ベルト16bを介してヘッドキャリッジユニット10を所定のホームポジションへと移動させる。
次いで、CPU82はASIC83によってポンプモータ95を駆動させ、ホームポジションに位置する記録ヘッド13の吐出口からインクの吸引や排出を行うと共に、吐出口面に付着したインクや塵埃の払拭などを行う。これにより、記録ヘッド13の吐出性能が回復する。
この後、記録動作指令が操作パネル96から入力されると、CPU82は、ホストコンピュータ80から送られた2値化された記録データをイメージメモリ84にビットマップ展開する。さらにCPU82は、ASIC83を介してモータ16aを駆動させ、ヘッドキャリッジユニット10をホームポジションから主走査方向Aに沿って移動(往動)させる。このヘッドキャリッジユニット10の往動により、記録ヘッド13も主走査方向Aと平行する移動経路(往路)に沿って移動(往動)する。ヘッドキャリッジユニット10が移動する間に、CPU83は、リニアエンコーダの検出信号に基づいて記録ヘッド13の移動位置を検出する。記録ヘッド13が記録媒体Sに対して画像を記録する領域(記録領域)に達すると、CPU82はASIC83を介して記録ヘッド駆動制御回路97を制御し、記録データに基づいて記録ヘッド13からインクを吐出させる。これにより、記録媒体Sの記録領域には図6(a)に示す往動分の画像が形成される。
そして、記録ヘッド13が記録領域を通過した後も、CPU82はASIC83を介してモータ16aを駆動してヘッドキャリッジユニット10を移動させ、ヘッドキャリッジユニット10が所定位置に達した時点でモータ16aの駆動を停止させる。記録領域を通過してから往動が停止するまでの間に、上述した付勢機構によって、ガイド溝に係合するヘッドホルダ14を付勢することにより、ヘッドホルダに支持される記録ユニット12はキャリッジ11内を副走査方向Bへと移動し、復路の開始位置に到達する。往路の開始位置にも、同様の機構が設けられており、これによって、記録ユニット12は、上述した往路の移動(走査)の開始位置に到達することができる。
その後、CPU82は、ASIC83を介してモータ駆動部16を制御してモータ16aを逆転させ、ヘッドキャリッジユニット10および記録ヘッド13を主走査方向Aに沿って移動(復動)させる。このとき記録ヘッド13は復路を移動する。本実施形態では、往路と復路は互いに隣接する位置に設定されている。復路に沿って復動する記録ヘッド13が記録領域を通過するとき、CPU82はASIC83を介して記録ヘッド駆動制御回路97を制御し、記録データに基づいてインクを吐出させる。その結果、記録ヘッド13は往動分の画像に隣接して復動分の画像を形成する。この記録ヘッド13の一往復動作によって、図6(b)に示すように連続した1つの画像が完成する。
次に、本実施形態における記録媒体セット時の動作を、図7、8、9を用いて説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る記録装置100において、記録媒体Sを記録装置100にセットする前の待機状態を示す斜視図であり、図8は、第1の実施形態に係る記録媒体Sのセット動作を示す断面図であり、記録媒体Sのセット動作の記録媒体挿入時を示している。
記録媒体Sの挿入方向(C方向)の上流側(以下、挿入口側Eという)には、固定積載部材35が配置されており、固定積載部材35において記録媒体Sが積載される固定積載面35aは略水平であり、また、本実施形態の記録装置100で用いられ、セットされる記録媒体Sの厚さに対応した挿入口を形成している。すなわち、固定積載面35aと記録面基準部材40との間の隙間は、用いられる記録媒体Sの厚さより広く構成されている。なお、この隙間は、記録装置100への不要物の侵入を防ぐために、記録媒体Sの厚さに加えて、わずかに隙間があるだけであることが望ましい。
挿入方向において、固定積載部材35より奥に配置される可動積載部材31は、図中D方向およびその逆方向に回動可能に設けられている。具体的には、可動積載部材31と可動積載部材位置規制部材34は、回転支持部材33を介して互いに連結している。そして、回転支持部材33が可動積載部材31に設けられるとともに、この回転支持部材33は可動積載部材位置規制部材34の端部に設けられた溝34aと摺動自在に係合する。これにより、可動積載部材31は、図8に示す回動位置と図9にて後述するセット位置との間で回動することが可能となる。この回動位置において、記録媒体Sの挿入時には、図8に示すように、可動積載部材31はその上面が挿入方向に対して開くように傾斜している。一方、記録媒体Sのセット時には、図9に示すように、可動積載部材31はその上面が記録面基準部材40と平行になる。
可動積載部材31は、ばねを有した可動積載部材付勢部材32によって記録面基準部材40方向に付勢されている。一方、可動積載部材位置規制部材34において溝34aが設けられた端部と反対側の端部は、上述した昇降機構34b(図3)の上部カム面と係合する。そして、溝34aを介して連結する可動積載部材31に作用する可動積載部材付勢部材32の付勢力によって、可動積載部材位置規制部材34の上記反対側の端部は上記カム面に付勢される。以上の構成により、記録媒体Sのセット時には、昇降機構34bの回転位置によってそのカム面が可動積載部材位置規制部材34の端部を下げる面となり、これにより、可動積載部材位置規制部材34は、可動積載部材付勢部材32の付勢力によって図中矢印D方向に回動する。その結果、可動積載部材付勢部材32の付勢力は、可動積載部材31を介して記録媒体Sを記録面基準部材40に対して押圧し固定する。
ここで、可動積載部材付勢部材32が回転支持部材33の位置に対して記録媒体Sの挿入方向の下流側(以下、突当て側Fと表現する)に配置される。これにより、上述したように、可動積載部材31は挿入口側Eが突当て側Fよりも広くなるよう、可動積載部材31の上面が挿入方向に対して開くように傾いた状態となる。その際、可動積載部材31の挿入口側Eの上面高さは固定積載面35aよりも低い状態となる。これにより、記録媒体Sを挿入する際に、記録媒体Sが可動積載部材31の挿入口側Eでひっかかることがなく容易に記録媒体Sを挿入、セットすることが可能となる。
また、記録媒体Sを挿入する際に、突当て側Fは挿入口側Eより狭くなっていることから、挿入した記録媒体Sの奥側ががバタつくことがなく、記録媒体Sを所定位置に正しくセットすることができる。
また、記録媒体Sは可動積載部材31の突当て側F上面によって支持されることで固定される。さらに、固定積載面35aは水平に設置されているので、記録媒体Sが固定積載面35aに支持され、可動積載部材31の傾斜した面に沿ってずり落ちることがない。また、可動積載部材31を固定積載部材35と別に設けたことで、可動させる負荷が減り、簡単な構成とすることができる。また、可動積載部材付勢部材32のばね圧は記録媒体Sを確実に支持できる大きさに設定されており、可動積載部材31が記録媒体Sの重さによって下降することはない。
記録媒体Sの挿入方向の最先端部でセット領域の端部には、記録媒体検知センサ(図5参照、図7、8および9では不図示)が設けられ、これにより、記録媒体Sがセットされたか否かを検出することができる。記録媒体Sが挿入されて、記録媒体検知センサ41が記録媒体Sのセットを検知すると、昇降機構34bが回転してそのカム面を下降した面とする。これにより、上述したように、可動積載部材付勢部材32の付勢力によって可動積載部材位置規制部材34が回動し、可動積載部材31を、記録媒体Sを積載した状態で記録面基準部材40の方向に移動させる。すなわち、可動積載部材31は、記録面基準部材40の方向に付勢する可動積載部材付勢部材32のばね圧によって押し上げられ、可動積載部材付勢部材32のばね圧によって記録媒体Sを記録面基準部材40との間に挟み込む(図9)。ここで、記録媒体検知センサ41が記録媒体Sを検知してから、可動積載部材31と記録面基準部材40が記録媒体Sを挟み込むまでの間、記録媒体Sは可動積載補助部材(図示せず) によって支持されることで、固定されている。なお、他の実施形態では、可動積載部材31の突当て側上面と記録面基準部材40との隙間が記録媒体Sの厚さより小さくなるように傾いていて、記録媒体Sが可動積載部材31によって支持されることで固定されるようにしても良い。
記録面基準部材40には記録媒体Sの記録領域より広い領域の開口部40aが設けられ、記録ヘッド13はその開口部40a内に収まるように移動しつつインクを吐出する。また、本実施形態では、記録面基準部材40は摺動性の良いステンレス、可動積載部材31は摺動性の良いポリアセタールを用いることで、記録媒体Sをスムーズに挿入できる。しかし、各部材の材質、構成はこれらに限定されるものではなく、記録媒体Sの挿入時に挿入を妨げず、記録媒体Sを保持可能な材質、構成であればよい。
また、可動積載部材31が回動しながら上昇すると、可動積載部材31は、上面が傾いた状態から記録面基準部材40に形成されたセット位置PSと略水平になる角度へ移動することから、可動積載部材31の上面に設置された記録媒体Sはそれにつれて、可動積載部材31の上面で傾いた状態から記録面基準部材に形成されたセット位置PSと略水平になる角度へ移動して突当て側Fへと送られる。すなわち、可動積載部材31の上昇動作が、記録媒体Sを適正な位置に突き当てる補助となる。
図9は、本発明の一実施形態に係る、記録装置100に記録媒体Sがセットされた状態の断面図である。
記録媒体Sは、可動積載部材31と記録面基準部材40とで挟みこまれ、印刷位置に保持されている。この状態でヘッドキャリッジユニット10が移動し、記録ヘッド13からインクが吐出され、記録面基準部材40の開口部40a内に位置する記録媒体Sの記録領域に印刷が行われる。このとき、記録媒体Sは可動積載部材31と記録面基準部材40の間に可動積載部材付勢部材32のばね圧によって挟み込まれているので、しっかりと固定されている。そのため、記録媒体Sが極端に大きなものであったとしても、固定積載面35aによって記録媒体Sは支持されるので容易にずり落ちることはない。すなわち、印刷している間、記録媒体Sは固定されて移動することがなく、所望の位置に適正な画像を印刷することが出来る。
印刷が終わると、昇降機構34bが回転してそのカム面を上昇した面とする。これにより、可動積載部材位置規制部材34が、D方向と逆方向に回動し、これにより、可動積載部材31は下降し、待機状態と同じ位置まで移動する。そこで、ユーザーは印刷された記録媒体Sを手動で抜き取ることができる。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、挿入口側に固定積載部材35を設置し、待機時には挿入口側が広くなるように可動積載部材31を傾かせる。これにより、記録媒体Sのセット操作を容易にすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態、及び、その変形例に限られるものではない。
10 ヘッドキャリッジユニット
11 キャリッジ
12 記録ユニット
13 記録ヘッド
14 ヘッドホルダ
17 ガイド部
20 記録媒体セット機構
30 記録媒体積載機構
31 可動積載部材
32 可動積載部材付勢部材
33 回転支持部材
34 可動積載部材位置規制部材
35 固定積載部材
35a 固定積載面
36 可動積載補助部材
40 記録面基準部材
40a 開口部
41 記録媒体検知センサ
50 制御部
S 記録媒体

Claims (4)

  1. 記録媒体に対して印刷を行う記録装置であって、
    前記記録媒体を積載するための可動積載部材と、
    前記可動積載部材の上部に設けられた記録面基準部材と、
    前記可動積載部材に前記記録媒体を積載するために、前記記録面基準部材の上面と前記可動積載部材の下面との間に前記記録媒体を挿入する位置と、前記可動積載部材の上面に積載された前記記録媒体を前記記録面基準部材の下面に押圧する位置と、の間で前記可動積載部材を移動させる移動手段と、を備え、
    前記移動手段は、前記記録媒体を挿入する位置で、前記可動積載部材の上面と前記記録面基準部材の下面との間隔が、前記記録媒体の挿入方向に対して上流側が下流側よりも広くなるように前記可動積載部材を傾斜させている
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録媒体を積載するための固定積載部材をさらに備え、
    前記固定積載部材は、前記可動積載部材に隣接するように配置されており、
    前記可動積載部材が前記記録媒体を挿入する位置にある際に、前記固定積載部材の上面の高さが、前記可動積載部材の前記記録媒体の挿入方向における上流側の上面の高さより高くなるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記可動積載部材が前記記録媒体を挿入する位置にある際に、前記可動積載部材の上面と前記記録面基準部材の下面との間の前記記録媒体の挿入方向における上流側の間隔が、前記記録媒体の厚さより広いことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記可動積載部材は、回転支持部材を備え、
    前記移動手段は、前記回転支持部材と摺動自在に係合する溝を端部に有する可動積載部材位置規制部材を備えており、
    前記可動積載部材と前記可動積載部材位置規制部材は、前記回転支持部材を介して互いに連結されており、
    前記可動積載部材位置規制部材は、前記記録媒体を挿入する位置と前記記録媒体を押圧する位置との間で前記可動積載部材を回動させる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の記録装置。
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