JP2021132990A - 昇降装置及びこれを備えたベッド装置 - Google Patents

昇降装置及びこれを備えたベッド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021132990A
JP2021132990A JP2020032614A JP2020032614A JP2021132990A JP 2021132990 A JP2021132990 A JP 2021132990A JP 2020032614 A JP2020032614 A JP 2020032614A JP 2020032614 A JP2020032614 A JP 2020032614A JP 2021132990 A JP2021132990 A JP 2021132990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
connecting member
frame
option
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020032614A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7394342B2 (ja
Inventor
和也 玉村
Kazuya Tamamura
和也 玉村
繁生 西條
Shigeo Saijo
繁生 西條
誠 林
Makoto Hayashi
誠 林
正之 寺島
Masayuki Terajima
正之 寺島
将平 塚田
Shohei Tsukada
将平 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2020032614A priority Critical patent/JP7394342B2/ja
Priority to CN202110168545.3A priority patent/CN113317653A/zh
Publication of JP2021132990A publication Critical patent/JP2021132990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7394342B2 publication Critical patent/JP7394342B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C19/00Bedsteads
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C19/00Bedsteads
    • A47C19/02Parts or details of bedsteads not fully covered in a single one of the following subgroups, e.g. bed rails, post rails
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C19/00Bedsteads
    • A47C19/02Parts or details of bedsteads not fully covered in a single one of the following subgroups, e.g. bed rails, post rails
    • A47C19/021Bedstead frames

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Abstract

【課題】下側フレームに対して上側フレームを安定的に昇降させ得る昇降装置及びこれを備えたベッド装置を提供する。【解決手段】第1方向に互いに離間して設けられた一対のリンクユニットを連動させて下側フレーム10に対して上側フレーム15を昇降させる連動ユニットが設けられた昇降装置2であって、連動ユニットは、一対のリンクユニットの各第1リンク部材の途中部位のそれぞれに長手方向の各端部が連結された第1連結部材と一対のリンクユニットの各第2リンク部材の途中部位のそれぞれに長手方向の各端部が連結された第2連結部材とこれら第1連結部材及び第2連結部材を、第1方向に互いに逆側に変位させて前記一対のリンクユニットを連動させる駆動部を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、昇降装置及びこれを備えたベッド装置に関する。
従来より、リンク部等によって互いに連結された下側フレームに対して上側フレームを昇降させる昇降装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、第1アーム及び第2アームを有し駆動側リンク部を構成する第1リンク部と、第3アーム及び第4アームを有し従動側リンク部を構成する第2リンク部と、棒状の連動アームと、を備えた昇降装置が開示されている。この昇降装置の第1アーム及び第3アームは、第1接続部及び第8接続部がベースフレームに回転自在に接続され、第3接続部及び第10接続部がアッパーフレームに対してスライド自在に接続されている。また、第2アーム及び第4アームは、第5接続部及び第12接続部がアッパーフレームに回転自在に接続され、第6接続部及び第13接続部が第1アーム及び第3アームの第2接続部及び第9接続部に回転自在に接続されている。連動アームは、駆動側の端部が第1アームの第4接続部に回転自在に接続され、従動側の端部が第3アームの第11接続部に回転自在に接続されている。また、この昇降装置は、連動アームの駆動側の端部の近傍のアクチュエータ固定部に、一方の端部が回転自在に接続され、他方の端部が第2アームの第7接続部に回転自在に接続された直動アクチュエータを備えている。
特開2014−113463号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された昇降装置では、従動側リンク部を構成する第2リンク部の第3アームの第10接続部が駆動側と比べてアッパーフレームに対してスライド方向にずれ易くなる傾向があり、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、下側フレームに対して上側フレームを安定的に昇降させ得る昇降装置及びこれを備えたベッド装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る昇降装置は、第1方向に互いに離間して設けられた一対のリンクユニットを連動させて下側フレームに対して上側フレームを昇降させる連動ユニットが設けられた昇降装置であって、前記一対のリンクユニットは、前記下側フレーム及び前記上側フレームのうちの一方の第1フレームに第1端部が第1方向及び昇降方向に直交する第2方向に沿う軸回りに回転自在に連結され、他方の第2フレームに第2端部が第1方向にスライド自在に、かつ第2方向に沿う軸回りに回転自在に保持された第1リンク部材と、該第1リンク部材に対して交差状に設けられ該第1リンク部材の途中部位に第1端部が第2方向に沿う軸回りに回転自在に連結され、前記第2フレームに第2端部が第2方向に沿う軸回りに回転自在に連結された第2リンク部材と、をそれぞれに備えており、前記連動ユニットは、前記一対のリンクユニットの各第1リンク部材の途中部位のそれぞれに長手方向の各端部が連結された第1連結部材と、前記一対のリンクユニットの各第2リンク部材の途中部位のそれぞれに長手方向の各端部が連結された第2連結部材と、これら第1連結部材及び第2連結部材を、第1方向に互いに逆側に変位させて前記一対のリンクユニットを連動させる駆動部と、を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るベッド装置は、本発明に係る昇降装置と、該昇降装置の前記上側フレームの上方側に配されるボトム部と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る昇降装置及びこれを備えたベッド装置は、上述のような構成としたことで、下側フレームに対して上側フレームを安定的に昇降させることができる。
本発明の一実施形態に係る昇降装置の一例及びこれを備えたベッド装置の一例を模式的に示す概略斜視図である。 (a)は、同ベッド装置の一部を省略した一部破断概略斜視図、(b)は、(a)におけるZ部に対応させた一部破断概略分解斜視図である。 同ベッド装置の一部省略概略斜視図である。 同ベッド装置の一部を省略した一部破断概略平面図である。 図4におけるX1−X1線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 図4におけるX2−X2線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 同ベッド装置の一部省略概略斜視図である。 同ベッド装置の一部を省略した一部破断概略平面図である。 (a)は、図8におけるX3−X3線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図8におけるX4−X4線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)、(b)は、同ベッド装置の一部を省略した一部破断概略斜視図である。 (a)、(c)は、同ベッド装置の一部を省略した一部破断概略平面図、(b)は、(a)におけるY1−Y1線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(d)は、(c)におけるY2−Y2線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、同ベッド装置の一部を省略した一部破断概略分解斜視図、(b)は、同ベッド装置の一部を省略した一部破断概略分解平面図である。 (a)は、図12(b)におけるY3−Y3線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、同ベッド装置の一部を省略した一部破断概略平面図、(c)は、(b)におけるY4−Y4線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係る昇降装置及びこれを備えたベッド装置を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。また、以下の実施形態における頭側及び脚側は、本実施形態に係るベッド装置に臥位状態とされた利用者の頭側及び脚側を基準として説明する。
本実施形態に係る昇降装置2は、図3及び図4に示すように、第1方向に互いに離間して設けられた一対のリンクユニット20,20を連動させて下側フレーム10に対して上側フレーム15を昇降させる連動ユニット30を設けた構成とされている。本実施形態では、この昇降装置2は、図1に示すように、ボトム部3とによってベッド装置1を構成する。
ベッド装置1は、図1に示すように、第1方向に長尺状とされ、第1方向一方側が頭側(上半身側)の寝台部を構成し、第1方向他方側が脚側(下半身側)の寝台部を構成する。このベッド装置1は、医療施設や介護施設、その他の公共施設等の非住宅に設置されるものでもよく、住宅に設置されるものでもよい。
このベッド装置1は、第1方向及び昇降方向に直交する第2方向(ベッド幅方向)の少なくとも一方側の頭側及び脚側のそれぞれに、オプション部材8,8が取り付けられる頭側オプション取付部40及び脚側オプション取付部50を設けた構成とされている。なお、昇降装置2、頭側オプション取付部40及び脚側オプション取付部50の詳細については後述する。
ボトム部3は、昇降方向(上下方向)に厚さ方向を沿わせて配される概ね板状とされ、昇降装置2の後記する上側フレーム15の上方側に配される。このボトム部3上には、マットレスや敷布団等の適宜の寝具が載置される。このボトム部3は、ベッド装置1のフレームに対して着脱自在とされている。
また、本実施形態では、ボトム部3を、第1方向に複数に分割されたものとしている。このボトム部3は、背ボトム3a、腰ボトム3b、膝ボトム3c及び脚ボトム3dを、第1方向一方側から他方側に向けてこの順に設けた構成とされている。ベッド装置1は、背ボトム3aの第1方向一方側(頭側)が上下動するように背ボトム3aを起伏させる背起伏機構や、膝ボトム3c及び脚ボトム3dの連結側部位が上下動するようにこれらを起伏させる膝起伏機構を備えていてもよい。これら背起伏機構や膝起伏機構としては、適宜のアクチュエータ等の駆動部や連動部を備えたものであってもよい。また、これら背起伏機構や膝起伏機構、後記する昇降装置2を作動させる操作部や、電源コードについては図示を省略している。また、図例では、ボトム部3を、厚さ方向に貫通する多数の貫通孔が設けられたものとした例を示しているが、メッシュ状とされたものでもよく、どのようなものであってもよい。
また、ベッド装置1は、第1方向両側に配されるエンドボード4,4を備えている。これらエンドボート4,4は、頭側端部に配される頭側ボード4A及び脚側端部に配される脚側ボード4Bを構成する。
これらエンドボード4,4は、第1方向に厚さ方向を沿わせて配される略矩形平板状とされている。また、これらエンドボード4,4の第2方向に沿う寸法は、当該ベッド装置1の幅寸法に応じた寸法とされている。また、これらエンドボード4,4の上下方向に沿う寸法は、寝具等の落下を防止する観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、両側のエンドボード4,4の上下方向に沿う寸法を互いに同寸法とした例を示しているが、脚側ボード4Bの上下方向に沿う寸法を、頭側ボード4Aの上下方向に沿う寸法よりも小としてもよい。なお、これら頭側ボード4A及び脚側ボード4Bを構成するエンドボート4,4は、本実施形態では概ね同様の構成であるので、以下では、一方を例にとって説明する。
このエンドボード4は、図2(a)、(b)に示すように、ベッド装置1のフレーム(後記する取付フレーム18)に対して着脱自在とされている。このエンドボード4は、工具等を要することなく取付フレーム18に対して固定されるものでもよい。本実施形態では、エンドボード4を取付フレーム18に対して固定する固定具6を、頭部が手動操作部とされたノブボルトとした例を示している。なお、固定具6としては、ノブボルトに限られず、他のいわゆる手締めねじであってもよく、例えば、蝶ねじ等であってもよい。本実施形態では、図2(a)に示すように、エンドボード4の第2方向両端部が、第2方向に間隔を空けて設けられた取付フレーム18,18の第1方向外側端部のそれぞれに固定具6,6によって固定される構成としている。
また、本実施形態では、図2(b)に示すように、エンドボード4のフレーム側(第1方向内側)に、取付フレーム18に対してエンドボード4を引掛保持させる引掛部5を設けた構成としている。このような構成とすれば、エンドボード4を取付フレーム18に対して引掛保持させて仮保持させた状態で固定具6を締緩することができ、作業性を向上させることができる。
エンドボード4の第2方向両端部の下端部には、被固定部を構成する受入凹所4aが設けられている。この受入凹所4aは、下方側及びフレーム側に向けて開口するように設けられている。この受入凹所4aのフレーム側に向く凹底部には、固定具6の雄ねじ部がねじ合わされる雌ねじ部4bが設けられている。
第1方向に長尺状とされた取付フレーム18の第1方向外側端部には、受入凹所4aに挿入される固定部を構成する係合突部19が設けられている。この係合突部19は、取付フレーム18の第1方向外側端部から第2方向外側に向けて突出するように設けられている。この係合突部19には、固定具6の雄ねじ部が挿通される挿通孔19aが第1方向に貫通するように設けられている。図例では、この挿通孔19aを、第2方向に長尺な長孔とした例を示している。この係合突部19の第2方向に沿う寸法は、受入凹所4aに挿入された状態で、挿通孔19aが雌ねじ部4bに第2方向で一致した位置となるように、受入凹所4aの第2方向に沿う寸法に応じた寸法とされていてもよい。つまり、係合突部19の第2方向両側部が受入凹所4aの第2方向両内側壁に規制されて受入凹所4aに対する係合突部19の第2方向に沿う位置決めが可能な構成とされていてもよい。
引掛部5は、受入凹所4aの凹底部からフレーム側に向けて突出する突出片部の突出方向先端部に下方側に向けて垂れ下がる押え片部を設けた構成とされている。この引掛部5の突出片部が係合突部19の上面に当接された状態で、挿通孔19aが雌ねじ部4bに上下方向で一致した位置となる構成とされている。また、受入凹所4aの凹底部から押え片部までの第1方向に沿う寸法は、係合突部19の第1方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。つまり、受入凹所4aの凹底部と押え片部とによって係合突部19を挟むように保持する構成とされている。
上記構成とされたエンドボード4は、第2方向両端側の受入凹所4a,4aに、第2方向両側の取付フレーム18,18の係合突部19,19を受け入れさせるようにして引掛部5,5を係合突部19,19に引っ掛けて保持させた状態で固定するようにしてもよい。図例では、係合突部19と固定具6の頭部との間に座金7を介在させた例を示している。
なお、エンドボード4は、樹脂成形品であってもよく、また、引掛部5や雌ねじ部4bは、金属製とされていてもよい。また、エンドボード4を取付フレーム18に対して引掛保持させる態様としては、上記したような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものでもよい。
オプション部材8は、第2方向少なくとも一方側の側部に沿うように設けられる。本実施形態では、オプション部材8を、柵状体(サイドレール)としている。
また、本実施形態では、第2方向両側の頭側及び脚側のそれぞれにオプション部材8,8,8,8を設けた構成としている。つまり、ベッド装置1は、上記した第1方向両側のエンドボード4,4及び第2方向両側のオプション部材8,8,8,8によって寝台部(ボトム部3)の四周が概ね囲まれた構成とされている。
これらオプション部材8,8,8,8には、後記する頭側オプション取付部40及び脚側オプション取付部50に取り付けられる被取付部8aが設けられている。被取付部8aは、各オプション部材8の下端部に設けられ、下方側に向けて突出する柱状(円柱状)とされている。また、各オプション部材8に第1方向に間隔を空けて2つの被取付部8a,8aを設けた例を示している。
また、第2方向一方側のオプション部材8,8を、第1方向中央側にスペースが形成されるように設け、第2方向他方側のオプション部材8,8を、第1方向の略全体に亘って設けた例を示している。また、図例では、第2方向一方側のオプション部材8,8のうちの頭側オプション部材8Aの第1方向に沿う寸法を、脚側オプション部材8Bの第1方向に沿う寸法よりも大とした例を示している。また、第2方向他方側のオプション部材8,8を構成する頭側オプション部材8C及び脚側オプション部材8Dを、互いに同様の構成とした例を示している。なお、オプション部材8としては、柵状とされたものに限られず、手摺やテーブル支持部、点滴スタンド等であってもよく、その他、種々の構成とされたものであってもよい。
昇降装置2は、図3〜図6に示す上昇位置(上限位置)と図7〜図9に示す下降位置(下限位置)との間を下側フレーム10に対して上側フレーム15を昇降させる構成とされている。
下側フレーム10は、図3及び図4に示すように、第2方向両側において第1方向に延びるように設けられた下側縦フレーム11,11を備えている。これら下側縦フレーム11,11の長手方向両端部には、床等の設置面に接地される脚部材9,9,9,9が設けられている。なお、このような脚部材9に代えて、設置面上を転動可能なキャスター等の転動体を設けた構成としてもよい。
また、下側フレーム10は、第1方向に間隔を空けた位置においてこれら下側縦フレーム11,11間に架け渡されるように設けられた下側横フレーム13,13を備えている。これら下側横フレーム13,13は、第2方向に長尺状とされている。図例では、脚側の下側横フレーム13を、下側縦フレーム11,11の脚側端部に位置するように設け、頭側の下側横フレーム13を、下側縦フレーム11,11の頭側半部の途中部位に位置するように設けた例を示している。
上側フレーム15は、第2方向両側において第1方向に延びるように設けられた上側縦フレーム16,16を備えている。これら上側縦フレーム16,16は、平面視して第2方向両側の下側縦フレーム11,11の第2方向内側に位置するように設けられている。また、図例では、これら上側縦フレーム16,16の長さ寸法を、下側縦フレーム11,11の長さ寸法よりも小とした例を示している。
これら上側縦フレーム16,16の第1方向両側部位のそれぞれには、取付フレーム18,18,18,18が取り付けられている。これら取付フレーム18,18,18,18は、上側縦フレーム16,16の第2方向外側に位置するように、かつ第1方向外側に向けて延びるように設けられている。図例では、これら取付フレーム18,18,18,18を、平面視して上側縦フレーム16,16と下側縦フレーム11,11との間に位置するように設けた例を示している。
また、頭側の第2方向両側の頭側取付フレーム18A,18A間に架け渡すように頭側横フレーム28を設け、脚側の第2方向両側の脚側取付フレーム18B,18B間に架け渡すように脚側横フレーム29を設けた例を示している。これら頭側及び脚側のうちの一方または両方が第1方向に沿う寸法が異なる寸法とされた複数種から選択可能な構成とされたものであってもよい。例えば、脚側取付フレーム18B,18B及び脚側横フレーム29を有した第1方向に沿う寸法が異なる複数の脚側フレームユニットのうちから選択して上側縦フレーム16,16に取り付け可能な構成としてもよい。この場合は、これに載置される膝ボトム3c及び脚ボトム3dについても第1方向に沿う寸法が異なる寸法とされた複数種から選択可能な構成とされていてもよい。このような構成とすれば、これらを交換することで、その他の部材については共通部材とし、当該ベッド装置1の寝台部の第1方向に沿う寸法を変更することができる。
なお、下側フレーム10及び上側フレーム15を構成する各フレーム11,13,16,18,28,29は、適宜の金属系材料から長尺筒状(略四角筒状)に形成されたものであってもよい。また、当該ベッド装置1のフレームを構成する下側フレーム10及び上側フレーム15としては、上記したような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものであってもよい。
一対のリンクユニット20,20は、図5及び図6に示すように、第1リンク部材21と、第1リンク部材21に対して交差状に設けられた第2リンク部材25と、をそれぞれに備えている。第1リンク部材21は、下側フレーム10及び上側フレーム15のうちの一方の第1フレームを構成する上側フレーム15に第1端部が第2方向に沿う軸(第1軸21a)回りに回転自在に連結されている。また、第1リンク部材21は、下側フレーム10及び上側フレーム15のうちの他方の第2フレームを構成する下側フレーム10に第2端部が第1方向にスライド自在に、かつ第2方向に沿う軸(第2軸21b)回りに回転自在に保持されている。第2リンク部材25は、第1リンク部材21の途中部位に第1端部が第2方向に沿う軸(第1軸25a)回りに回転自在に連結され、下側フレーム10に第2端部が第2方向に沿う軸(第2軸25b)回りに回転自在に連結されている。
連動ユニット30は、一対のリンクユニット20,20の各第1リンク部材21,21の途中部位のそれぞれに長手方向の各端部(端部軸)31a,31aが連結された第1連結部材31を備えている。また、連動ユニット30は、一対のリンクユニット20,20の各第2リンク部材25,25の途中部位のそれぞれに長手方向の各端部(端部軸)32a,32aが連結された第2連結部材32を備えている。また、連動ユニット30は、これら第1連結部材31及び第2連結部材32を、第1方向に互いに逆側に変位させて一対のリンクユニット20,20を連動させる駆動部33を備えている。このような構成とすれば、一対のリンクユニット20,20が駆動側及び従動側の区別なく二本の第1連結部材31及び第2連結部材32によって強固に連結され、剛性を向上させることができる。また、これら第1連結部材31及び第2連結部材32が駆動部33によって互いに逆側に変位されることで、一対のリンクユニット20,20が安定的に連動され、下側フレーム10に対して上側フレーム15を安定的に昇降させることができる。これにより、上側フレーム15が第1方向に揺れ難くなり、上側フレーム15が昇降される際における周辺部材や壁等との干渉を抑制することができる。換言すれば、設置スペースの省スペース化を図ることができる。また、本実施形態に係るベッド装置1は、このような昇降装置2を備えているので、上記したボトム部3を安定的に昇降させることができる。
本実施形態では、駆動部33によって第1方向に変位される第1連結部材31及び第2連結部材32の変位量と下側フレーム10に対する上側フレーム15の変位量とが比例関係となる構成とされている。例えば、単純Xリンク機構の一方のリンクアームやパンタグラフ状リンク機構の中央連結部を第1方向に変位させるように駆動部を設けた構成とすることも考えられる。このような構成とすれば、駆動部による第1方向への変位量に対する上側フレーム15の変位量が上昇するに従い大となり、下降するに従い小となり、上側フレーム15が低い位置では、駆動部に対する負荷が大となる傾向がある。上記構成とされた本実施形態によれば、駆動部33に掛かる負荷を上側フレーム15の下側フレーム10に対する高さ位置(昇降位置)に関わらず概ね一定にすることができ、駆動部33の小型化を効果的に図ることができる。
また、本実施形態では、一対のリンクユニット20,20は、第2方向に間隔を空けて対状に設けられた2つの第1リンク部材21,21と、これら第1リンク部材21,21の途中部位同士を連結する第1リンク連結部材22と、をそれぞれに備えている。また、一対のリンクユニット20,20は、第2方向に間隔を空けて対状に設けられた2つの第2リンク部材25,25と、これら第2リンク部材25,25の途中部位同士を連結する第2リンク連結部材26と、をそれぞれに備えている。このような構成とすれば、各リンクユニット20,20の第2方向両側の第1リンク部材21,21及び第2リンク部材25,25によって下側フレーム10に対して上側フレーム15をより安定的に昇降させることができる。また、第1連結部材31は、長手方向の各端部軸31a,31aが各リンクユニット20,20の第1リンク連結部材22,22に連結されている(図6も参照)。また、第2連結部材32は、長手方向の各端部軸32a,32aが各リンクユニット20,20の第2リンク連結部材26,26に連結されている(図5も参照)。このような構成とすれば、第1リンク部材21,21同士及び第2リンク部材25,25同士を、これらを連結する第1リンク連結部材22,22及び第2リンク連結部材26,26を介して第1連結部材31及び第2連結部材32によって安定的に連動させることができる。
これらリンクユニット20,20は、互いに同様の構成とされ、頭側に配される頭側リンクユニット20A及び脚側に配される脚側リンクユニット20Bを構成する。
また、これらリンクユニット20,20の第1リンク部材21,21,21,21及び第2リンク部材25,25,25,25は、互いに同様の構成であるので、以下では、一つを例にとって説明する。
第1リンク部材21は、図9に示すように、上側フレーム15が下限位置において、第1方向に概ね長手方向を沿わせるように配されるアーム状とされ、第1端部を構成する第1軸21aが第2端部を構成する第2軸21bよりも脚側に位置する構成とされている。本実施形態では、第1リンク部材21は、上側フレーム15が下限位置において、第1軸21aが第2軸21bよりも下側に位置するように配される構成とされている。また、この第1リンク部材21は、図5に示すように、上側フレーム15が上限位置において、第2軸21b側から第1軸21a側に向かうに従い上るように傾斜する傾斜状に配される。図例では、上側フレーム15が上限位置において、第1リンク部材21と下側縦フレーム11とのなす角度を60°程度とした例を示している。
この第1リンク部材21は、図4に示すように、平面視して上側縦フレーム16の第2方向内側に隣接した位置となるように設けられている。
第1リンク部材21の第1軸21aは、図5及び図6に示すように、上側フレーム15を構成する上側縦フレーム16の下面側から下方側に向けて突出するように設けられた連結片部17に連結されている。この連結片部17には、第1リンク部材21の第1軸21aを回転自在に保持する適宜の軸受部が設けられている。なお、第1リンク部材21の第1端部に、連結片部17に設けられた軸を回転自在に保持する軸受部を設けた構成としてもよい。
第1リンク部材21の第2軸21bは、下側フレーム10を構成する下側縦フレーム11に設けられたガイド部12にスライド自在に保持されている。このガイド部12は、下側縦フレーム11の第2方向内側に沿って第1方向に延びるように設けられ、第2方向内側に向けて開口し、第2軸21bを受け入れるガイド溝を区画している。第1リンク部材21の第2軸21bは、第2方向外側に向けて突出するように設けられている。
なお、この第2軸21bは、ガイド部12の溝側壁に沿って転動するローラーであってもよく、また、耐摩耗性や摺動性の良好な合成樹脂系材料や金属系材料から形成されたものでもよい。また、第1リンク部材21の第2端部をスライド自在に下側フレーム10に保持させる態様としては、このような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。
第1リンク連結部材22は、第2方向に間隔を空けて設けられた第1リンク部材21,21間に架け渡されるように第2方向に延びるように設けられている。この第1リンク連結部材22は、第1リンク部材21,21の長手方向中央部よりも第2軸21b側部位同士を連結するように設けられている。この第1リンク連結部材22の長手方向の各端部は、第1リンク部材21,21に対して回転不能に接合されている。
第2リンク部材25は、図9に示すように、上側フレーム15が下限位置において、第1方向に概ね長手方向を沿わせるように配されるアーム状とされ、第1端部を構成する第1軸25aが第2端部を構成する第2軸25bよりも頭側に位置する構成とされている。本実施形態では、第2リンク部材25は、上側フレーム15が下限位置において、第1軸25aが第2軸25bよりも下側に位置するように配される構成とされている。
また、この第2リンク部材25は、図5に示すように、上側フレーム15が上限位置において、第2軸25b側から第1軸25a側に向かうに従い上るように傾斜する傾斜状に配される。図例では、上側フレーム15が上限位置において、第2リンク部材25と下側縦フレーム11とのなす角度を60°程度とした例を示している。
この第2リンク部材25は、図4に示すように、平面視して第1リンク部材21の第2方向内側に間隔を空けて設けられている。
第2リンク部材25の第1軸25aは、図5及び図6に示すように、第2方向に見て(側面視して)、第1リンク部材21の長手方向略中央部に位置するように連結されている。つまり、第2方向に見て、第2リンク部材25の第1軸25a(軸心)から第1リンク部材21の第1軸21a(軸心)までの寸法と、第2リンク部材25の第1軸25a(軸心)から第1リンク部材21の第2軸21b(軸心)までの寸法と、が略同寸法とされている。この第2リンク部材25の第1軸25aは、本実施形態では、第1リンク連結部材22の外周面から第2方向に見て第1リンク部材21の第1軸21a側に向けて突出するように設けられた連結片部23に連結されている。この連結片部23には、第2リンク部材25の第1軸25aを回転自在に保持する適宜の軸受部が設けられている。なお、第2リンク部材25の第1端部に、連結片部23に設けられた軸を回転自在に保持する軸受部を設けた構成としてもよい。
第2リンク部材25の第2軸25bは、下側フレーム10を構成する下側横フレーム13の第1方向内側面から第1方向内側に向けて突出するように設けられた連結片部14に連結されている。この連結片部14には、上記同様、第2リンク部材25の第2軸25bを回転自在に保持する適宜の軸受部が設けられている。なお、第2リンク部材25の第2端部に、連結片部14に設けられた軸を回転自在に保持する軸受部を設けた構成としてもよい。
この第2リンク部材25の第2軸25bは、第1リンク部材21の第2軸21bと略同高さに位置するように設けられている。また、この第2リンク部材25の第2軸25bは、第1方向で第1リンク部材21の第1軸21aと略一致した位置となるように設けられている。つまり、第2リンク部材25の第2軸25bは、上側フレーム15が上限位置において、第2方向に見て、第1リンク部材21の第1軸21aの略直下に位置するように設けられている。第1リンク部材21の第1軸21aは、上側フレーム15が昇降される際に、第2方向に見て、第1方向で同一線上、つまり、鉛直線上を変位する構成とされている。この第1リンク部材21の第1軸21aの第2リンク部材25の第2軸25bに対する変位量が下側フレーム10に対する上側フレーム15の変位量となる。
また、第2方向に見て、この第2リンク部材25の第1軸25a(軸心)から第2軸25b(軸心)までの寸法と、第2リンク部材25の第1軸25a(軸心)から第1リンク部材21の第1軸21a(軸心)までの寸法と、が略同寸法とされている。つまり、第2方向に見て、第2リンク部材25の第1軸25a、第2リンク部材25の第2軸25b及び第1リンク部材21の第1軸21aを結んで形成される第1三角形tr1(図5参照)が第2リンク部材25の第1軸25aを頂角とする二等辺三角形とされている。つまり、第1三角形tr1は、第1リンク部材21の第1軸21aと第2リンク部材25の第2軸25bとを結ぶ仮想線を底辺とする二等辺三角形とされ、この底辺が、上側フレーム15が昇降される際に伸縮する構成とされている。
また、第2方向に見て、第2リンク部材25の第1軸25a、第2リンク部材25の第2軸25b及び第1リンク部材21の第2軸21bを結んで形成される三角形も第2リンク部材25の第1軸25aを頂角とする二等辺三角形とされている。
第2リンク連結部材26は、第2方向に間隔を空けて設けられた第2リンク部材25,25間に架け渡されるように第2方向に延びるように設けられている。この第2リンク連結部材26は、第1リンク連結部材22の脚側において第1リンク連結部材22と略同高さに位置(昇降方向で略一致した位置)するように、第2リンク部材25,25の長手方向中央部よりも第1軸25a側部位同士を連結するように設けられている。この第2リンク連結部材26の長手方向の各端部は、第2リンク部材25,25に対して回転不能に接合されている。
第1連結部材31は、第1方向に間隔を空けて設けられた各リンクユニット20,20の第1リンク連結部材22,22同士を連結するように、第1方向に延びるように設けられている。この第1連結部材31は、平面視して、第2方向に間隔を空けて設けられた第2リンク部材25,25の間に位置するように設けられている。図例では、第1連結部材31を、当該ベッド装置1の第2方向中央部よりも第2方向他方側に片寄らせて設けた例を示している。
この第1連結部材31の長手方向の各端部軸31a,31aは、各リンクユニット20,20の第1リンク連結部材22,22の外周面から径方向に突出するように設けられた連結片部24,24に回転自在に連結されている。なお、第1連結部材31の長手方向両側と第1方向両側の第1リンク連結部材22,22との連結態様は、同様であるので、以下では、第1方向一方側を例にとって説明する。
連結片部24には、第1連結部材31の端部軸31aを回転自在に保持する適宜の軸受部が設けられている。なお、第1連結部材31の端部に、連結片部24に設けられた軸を回転自在に保持する軸受部を設けた構成としてもよい。
この連結片部24は、上側フレーム15が上限位置において、第1リンク連結部材22から斜め頭側となる上方側に向けて突出するように設けられている。また、連結片部24は、第2方向に見て、第1連結部材31の端部軸31a(軸心)と第2リンク部材25の第1軸25a(軸心)とを結ぶ仮想線と、第1リンク部材21の長手方向に沿う仮想線と、が略直交するように設けられている。
第2連結部材32は、第1方向に間隔を空けて設けられた各リンクユニット20,20の第2リンク連結部材26,26同士を連結するように、第1方向に延びるように設けられている。この第2連結部材32は、平面視して、第2方向に間隔を空けて設けられた第2リンク部材25,25の間に位置するように設けられている。図例では、第2連結部材32を、当該ベッド装置1の第2方向中央部よりも第2方向一方側に片寄らせて設けた例を示している。
この第2連結部材32の長手方向の各端部軸32a,32aは、各リンクユニット20,20の第2リンク連結部材26,26の外周面から径方向に突出するように設けられた連結片部27,27に回転自在に連結されている。なお、第2連結部材32の長手方向両側と第1方向両側の第2リンク連結部材26,26との連結態様は、同様であるので、以下では、第1方向一方側を例にとって説明する。
連結片部27には、第2連結部材32の端部軸32aを回転自在に保持する適宜の軸受部が設けられている。なお、第2連結部材32の端部に、連結片部27に設けられた軸を回転自在に保持する軸受部を設けた構成としてもよい。
この連結片部27は、上側フレーム15が上限位置において、第2リンク連結部材26から斜め脚側となる上方側に向けて突出するように設けられている。また、連結片部27は、第2方向に見て、第2連結部材32の端部軸32a(軸心)と第2リンク部材25の第1軸25a(軸心)とを結ぶ仮想線と、第2リンク部材25の長手方向に沿う仮想線と、が略直交するように設けられている。
この第2連結部材32の端部軸32aは、第1連結部材31の端部軸31aと略同高さに位置するように設けられている。これら第1連結部材31の端部軸31a及び第2連結部材32の端部軸32aは、上側フレーム15が昇降される際に、互いに略同高さにおいて第1方向に沿って逆側に変位する構成とされている。これら第1連結部材31の端部軸31aと第2連結部材32の端部軸32aとの相対的な変位量が駆動部33によって第1方向に変位される第1連結部材31及び第2連結部材32の変位量となる。また、本実施形態では、第1連結部材31と第2連結部材32とを略同高さに位置するように設けた構成としている。
また、第2方向に見て、第2リンク部材25の第1軸25a(軸心)から第1連結部材31の端部軸31a(軸心)までの寸法と、第2リンク部材25の第1軸25a(軸心)から第2連結部材32の端部軸32a(軸心)までの寸法と、が略同寸法とされている。つまり、第2方向に見て、第2リンク部材25の第1軸25a、第1連結部材31の端部軸31a及び第2連結部材32の端部軸32aを結んで形成される第2三角形tr2(図5参照)が第2リンク部材25の第1軸25aを頂角とする二等辺三角形とされている。つまり、第2三角形tr2は、第1連結部材31の端部軸31aと第2連結部材32の端部軸32aとを結ぶ仮想線を底辺とする二等辺三角形とされ、この底辺が、上側フレーム15が昇降される際に伸縮する構成とされている。
この第2三角形tr2の底辺は、上側フレーム15が上限位置において、上記した第1三角形tr1の底辺よりも小とされている。また、この第2三角形tr2と上記した第1三角形tr1とは、相似形状とされている。この第2三角形tr2の底辺と第1三角形tr1の底辺との比は、上側フレーム15が昇降される際に一定とされている。本実施形態では、このような構成によって駆動部33によって第1方向に変位される第1連結部材31及び第2連結部材32の変位量と下側フレーム10に対する上側フレーム15の変位量とが比例関係となる構成としている。また、上側フレーム15が下側フレーム10に対して第1方向及び第2方向に略揺動することなく昇降される構成とされている。なお、このような態様に限られず、その他、種々の変形が可能である。また、上記した各リンクユニット20,20や第1連結部材31、第2連結部材32は、適宜の金属系材料から形成されたものであってもよい。
駆動部33は、本実施形態では、第1連結部材31及び第2連結部材32のうちの一方にモータ37側が連結され、他方にロッド36の先端側が連結された電動シリンダ34を備えている。このような構成とすれば、例えば、第1連結部材31及び第2連結部材32のそれぞれを第1方向に互いに逆側に変位させる駆動部をそれぞれに設けたようなものと比べて、構造の簡素化を図ることができる。また、例えば、第1連結部材31及び第2連結部材32のそれぞれにラックを設け、これらに噛み合うピニオンを設けたようなものと比べて、構造の簡素化を図りながらも耐荷重性を効果的に向上させることができる。
電動シリンダ34は、第1方向に軸方向を沿わせて配される筒状のシリンダ本体35と、このシリンダ本体35に対して第1方向に沿って伸縮されるロッド36と、シリンダ本体35の基端部に設けられたモータ37と、を備えている。モータ37の出力軸は、回転運動を直線運動に変換するギアやボールねじ等の適宜の機構を介してシリンダ本体35内のロッド36に連結されている。このモータ37としては、正逆回転可能で回転数の制御可能なサーボモータ等であってもよい。
また、図例では、上側フレーム15が上限位置において、ロッド36が伸長状態とされ、上側フレーム15が下限位置において、ロッド36が縮退状態とされる構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。
本実施形態では、この電動シリンダ34のシリンダ本体35及びロッド36を、第1連結部材31及び第2連結部材32と略同高さに位置するように設けた構成としている。このような構成とすれば、連動ユニット30の昇降方向に沿う寸法のコンパクト化を図ることができる。また、この電動シリンダ34のシリンダ本体35及びロッド36を、第2方向に間隔を空けて設けられた第1連結部材31と第2連結部材32との間に位置するように設けた構成としている。このような構成とすれば、連動ユニット30の第2方向に沿う寸法のコンパクト化を図ることができ、また、構造の簡素化を図ることができる。図例では、この電動シリンダ34のシリンダ本体35及びロッド36を、当該ベッド装置1の概ね第2方向中央部位に位置するように設けた例を示している。
また、本実施形態では、第1連結部材31及び第2連結部材32のうちの一方としての第1連結部材31に、モータ37を連結する連結部38を設け、他方としての第2連結部材32に、ロッド36の先端を連結する連結部39を設けた構成としている。図例では、第1連結部材31の頭側の端部近傍部位の第2方向中央側に向く面から第2方向中央側に向けて突出するように連結部38を設けた例を示している。また、第2連結部材32の長手方向の概ね中央部の第2方向中央側に向く面から第2方向中央側に向けて突出するように連結部39を設けた例を示している。これら連結部38,39と、それぞれの連結対象となるモータ37及びロッド36と、は、昇降方向及び第2方向のうちの一方または両方に沿う軸回りに回転自在に連結されていてもよく、更には、球対偶状に連結されていてもよい。
なお、第1連結部材31及び第2連結部材32を第1方向に逆側に変位させる駆動部33としては、上記したような構成とされたものに限られず、ラック及びピニオンを備えた構成や、その他、種々の構成とされたものであってもよい。
上記のような構成とされた昇降装置2においては、以下のように一対のリンクユニット20,20を連動させて上側フレーム15の昇降がなされる。
図3〜図6に示す上限位置から上側フレーム15を下降させる際には、ロッド36を縮退させるように電動シリンダ34のモータ37を駆動する。これにより、第1連結部材31が第1方向脚側に向けて移動し、第2連結部材32が第1方向頭側に向けて移動し、上記した第2三角形tr2の底辺が徐々に小さくなる。また、第1リンク連結部材22及び第2リンク連結部材26が第2リンク部材25の第1軸25aを回転中心として互いに離間する方向に変位し、第1リンク部材21の第2軸21bが第2リンク部材25の第2軸25bから離間するように変位する。また、第1三角形tr1の底辺が徐々に小さく、つまり、第1リンク部材21の第1軸21aが第2リンク部材25の第2軸25bに向けて近づくように変位し、上側フレーム15が下降する。
図9に示すように、図例では、上側フレーム15が下限位置において、第1リンク部材21の第1軸21aが第2リンク部材25の第2軸25bよりも下方側に位置するまで変位可能とした例を示している。つまり、上側フレーム15が上限位置から下限位置に変位される際に、第1三角形tr1及び第2三角形tr2の底辺が徐々に小さくなって0となった後に逆側に徐々に大きくなる構成とした例を示している。なお、このような態様に代えて、上側フレーム15が下限位置において、第1リンク部材21の第1軸21aが第2リンク部材25の第2軸25bと同高さまたはこれよりも上方側に位置するまで変位可能とした態様としてもよい。
図7〜図9に示す下限位置から上側フレーム15を上昇させる際には、上記とは逆に、ロッド36を伸長させるように電動シリンダ34のモータ37を駆動する。これにより、第1連結部材31が第1方向頭側に向けて移動し、第2連結部材32が第1方向脚側に向けて移動し、第2三角形tr2の底辺が徐々に小さくなり、0となった後に徐々に大きくなる。また、第1リンク連結部材22及び第2リンク連結部材26が第2リンク部材25の第1軸25aを回転中心として互いに離間する方向に変位し、最も離間した位置からは互いに近接する方向に変位する。これにより、第1リンク部材21の第2軸21bが第2リンク部材25の第2軸25bに近づくように変位する。また、第1三角形tr1の底辺が徐々に小さくなり、0となった後に徐々に大きくなる。つまり、第1リンク部材21の第1軸21aが第2リンク部材25の第2軸25bに向けて近づいた後に通過してから離間するように変位し、上側フレーム15が上昇する。
なお、上記したロッド36の伸縮態様や第1連結部材31及び第2連結部材32の移動態様は、連動ユニット30の連結態様等によっては、上記した例に限られない。
また、下側フレーム10に対して上側フレーム15を昇降させるリンクユニット20,20及び連動ユニット30としては、上記したような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものであってもよい。例えば、上記した例では、各リンクユニット20,20の第1リンク部材21及び第2リンク部材25を、第2方向に間隔を空けて対状に設け、第1リンク連結部材22及び第2リンク連結部材26によって連結した例を示しているが、このような態様に限られない。
また、上記した例では、第1リンク部材21の第1軸21aを、上側フレーム15側に連結し、第1リンク部材21の第2軸21bを下側フレーム10に保持させた例を示しているが、これらを逆にしてもよい。つまり、第1リンク部材21の第1軸21aが連結される第1フレームを下側フレーム10とし、第1リンク部材21の第2軸21bが保持される第2フレームを上側フレーム15としてもよい。
頭側オプション取付部40は、図1及び図3に示すように、オプション部材8が第2方向外側端部に着脱自在に取り付けられるオプション受部41と、このオプション受部41を第2方向にスライド自在に保持する保持部47と、を備えている。また、頭側オプション取付部40は、この保持部47に対してオプション受部41を固定する固定部49を備えている。このような構成とすれば、頭側オプション取付部40のオプション受部41を第2方向外側に位置させてオプション部材8を取り付けることができる。また、このオプション受部41を保持部47に対して固定部49によって固定することができるので、把持等される場合がある頭側オプション取付部40に取り付けられるオプション部材8のがたつき等を生じ難くすることができる。また、オプション部材8が不要な場合には、オプション受部41を第2方向内側に位置させることでオプション受部41が邪魔になるようなことを抑制することができる(図10(b)参照)。なお、第2方向両側の頭側オプション取付部40,40は、互いに同様の構成であるので、以下では、一方を例にとって説明する。
本実施形態では、図10(b)及び図11に示すように、この頭側オプション取付部40の保持部47は、第2方向に長尺状とされたオプション受部41の被保持部44がスライド自在に挿通される第2方向に貫通する筒状とされている。このような構成とすれば、オプション受部41の被保持部44を保持部47内において第2方向にスライドさせることができる。これにより、下方開口のU字形の腕部を外嵌状にメインフレームの取り付け部に対してスライド自在としたようなものと比べて、保持部47に対してオプション受部41の被保持部44を強固に保持させることができる。また、取り付け部のスリットに挿入されるフックを腕部に設けたようなものと比べて、オプション受部41をスライドさせる際に持ち上げる必要がなく、容易にスライドさせることができる。
本実施形態では、頭側オプション取付部40は、図3及び図10(b)に示すように、第1方向に間隔を空けて設けられた一対の被保持部44,44の第2方向外側端部を連結するように第1方向に延びる連結部42を備えている。また、この連結部42の第1方向両端部に、オプション部材8に第1方向に間隔を空けて設けられた被取付部8a,8aがそれぞれに取り付けられる取付部43,43を設けた構成としている。このような構成とすれば、頭側オプション取付部40の剛性を向上させることができ、オプション部材8をより安定的に保持させることができる。図例では、連結部42の取付部43,43を、柱状とされたオプション部材8の被取付部8a,8aが差し込まれる取付穴とした例を示しているが、このような態様に限られない。
また、頭側オプション取付部40は、一対の被保持部44,44のそれぞれを保持する一対の保持部47,47を備えている。なお、これら一対の被保持部44,44及び一対の保持部47,47は、互いに同様の構成であるので、以下では、一方を例にとって説明する。
本実施形態では、固定部49は、図11に示すように、頭部49aの下方側に、保持部47の下面側に設けられる雌ねじ部48にねじ合わされる雄ねじ部49cを備えている。また、固定部49は、雄ねじ部49cの頭部49a側に設けられ雄ねじ部49cよりも大径状とされた基端部49bを備えている。また、被保持部44には、上下方向に貫通し、かつ第2方向に延び、固定部49の雄ねじ部49cが挿通される長孔(上側長孔)45が設けられている。また、この上側長孔45の第2方向内側端部には、固定部49の基端部49bを係止する大径状とされた係止孔部45aが設けられている。このような構成とすれば、保持部47に対してオプション受部41を第2方向外側に位置させた状態で、固定部49の基端部49bを保持部47の係止孔部45aに係止させることができる。これにより、固定部49に緩みがあったような場合にも、オプション受部41が第2方向内側に移動し難くなり、意図しないオプション受部41の第2方向内側への移動を抑制することができる。
被保持部44は、第2方向に軸方向を沿わせて配される筒状(略四角筒状)とされている。
上側長孔45は、この被保持部44の上側筒壁を貫通するように設けられている。この上側長孔45は、被保持部44の第2方向内側部位に設けられている。また、係止孔部45aは、上側長孔45の長手方向中央側部位の孔径(孔幅)よりも大径状とされている。上側長孔45の長手方向中央側部位の孔径(孔幅)は、固定部49の雄ねじ部49cの挿通が可能で、基端部49bの挿通が不能な寸法とされている。
また、本実施形態では、上側長孔45の第2方向外側端部にも固定部49の基端部49bを係止する大径状とされた係止孔部45bを設けた構成としている。このような構成とすれば、保持部47に対してオプション受部41を第2方向内側に位置させた状態で、固定部49の基端部49bを保持部47の係止孔部45bに係止させることができる。
これら係止孔部45a,45bの内径は、固定部49の基端部49bの外径に応じた径とされている。
また、被保持部44の下側筒壁には、上側長孔45と平面視して一致した位置となるように第2方向に延びる下側長孔46が設けられている。この下側長孔46は、被保持部44の下側筒壁を貫通するように設けられている。また、この下側長孔46は、第2方向の全体に亘って一様な孔径(孔幅)とされている。つまり、この下側長孔46の第2方向両端には上記のような係止孔部を設けていない構成としている。この下側長孔46の孔径(孔幅)は、固定部49の雄ねじ部49cの挿通が可能な寸法とされている。
また、これら上側長孔45及び下側長孔46並びに被保持部44の第2方向に沿う寸法は、第2方向内側の非使用位置(非突出位置、収納位置)と第2方向外側の使用位置(突出位置)とにオプション受部41が変位可能なように適宜の寸法としてもよい。
保持部47は、取付フレーム18(頭側取付フレーム18A)の上面側に固定的に設けられている。この保持部47は、第2方向に軸方向を沿わせて配される筒状(略四角筒状)とされ、被保持部44をスライド自在に内嵌状に受け入れる構成とされている。図例では、この保持部47の上側筒壁に第2方向の全体に亘ってスリット状の開口を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。
また、この保持部47の上側筒壁が設けられていない第2方向内側端部に、固定部49が配置される。この保持部47の第2方向内側端部の下側筒壁には、固定部49の雄ねじ部49cが挿通される挿通孔47aが設けられている。また、この保持部47の第2方向内側端部の下面側の挿通孔47aに応じた位置に雌ねじ部48が設けられている。この雌ねじ部48は、保持部47の下側筒壁に固定的に設けられたものでもよく、別体とされたナット部材であってもよい。
固定部49は、上記した固定具6と概ね同様、頭部49aが手動操作部とされた手締めねじ(図例では、ノブボルト)とされている。この固定部49の頭部49aは、雄ねじ部49cを雌ねじ部48に締め付けた状態で、被保持部44の上面に当接される。
被保持部44を保持部47に対してスライドさせる際には、固定部49を緩めて基端部49bを被保持部44の上面よりも上側に位置させれば、上側長孔45及び下側長孔46に沿って雄ねじ部49cに対して相対的に被保持部44を移動させることができる(図11(d)の二点鎖線参照)。
また、図11(a)、(b)に示すように、被保持部44を保持部47に対して第2方向内側に向けてスライドさせて固定部49の基端部49bを第2方向外側の係止孔部45bに係止させ固定部49を締め付ければ、オプション受部41が非突出位置で固定される。
また、図11(c)、(d)に示すように、被保持部44を保持部47に対して第2方向外側に向けてスライドさせて固定部49の基端部49bを第2方向内側の係止孔部45aに係止させ固定部49を締め付ければ、オプション受部41が突出位置で固定される。
なお、頭側オプション取付部40としては、上記したような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものであってもよい。
脚側オプション取付部50は、図1及び図10(a)に示すように、第2方向外側に向けて突出する突出位置と非突出位置との間を変位するように基端側が上下方向に沿う軸(基端側軸55)回りに回転自在に保持部54に保持されるオプション受部51を備えている。このオプション受部51は、突出位置における第2方向外側端部(先端部52)にオプション部材8が着脱自在に取り付けられる構成とされている。このような構成とすれば、オプション部材8が不要な場合には、オプション部材8を取り外して回転させることで容易に非突出位置にすることができる。また、オプション部材8を取り付ける際には、非突出位置から回転させることで容易に突出位置にすることができる。これにより、車椅子等から当該ベッド装置1に移動する際など、頻繁にオプション部材8の着脱がなされることが想定される脚側オプション取付部50として好適なものとなる。つまり、本実施形態では、上記のように、頭側オプション取付部40に比較的に安定的にオプション部材8の取付可能が可能で、かつ脚側オプション取付部50を容易に突出位置(使用位置)と非突出位置(非使用位置、収納位置)とに変位させることができる。
また、脚側オプション取付部50は、第1方向に間隔を空けて設けられたオプション部材8の被取付部8a,8aがそれぞれに取り付けられる第1脚側オプション取付部50Aと第2脚側オプション取付部50Bとを第1方向に間隔を空けて設けた構成とされている。このような構成とすれば、これら第1脚側オプション取付部50Aと第2脚側オプション取付部50Bとによって脚側のオプション部材8を保持することができる。
また、これら第1脚側オプション取付部50A及び第2脚側オプション取付部50Bの各オプション受部51,51は、突出位置から互いに近接する側または互いに離反する側に向けて回転されて非突出位置とされる構成とされている。また、第1脚側オプション取付部50A及び第2脚側オプション取付部50Bの各保持部54,54には、突出位置とされた各オプション受部51,51の反非突出位置側への回転を抑止するストッパー部56,56が設けられている。このような構成とすれば、各オプション受部51,51を突出位置とし、オプション部材8を取り付ければ、ストッパー部56,56及びオプション部材8によって各オプション受部51,51の回転を抑止することができる。
第1脚側オプション取付部50A及び第2脚側オプション取付部50Bは、これらの間の第2方向に平行な中央線を対称軸として左右対称状に設けられている。本実施形態では、第1脚側オプション取付部50A及び第2脚側オプション取付部50Bの各オプション受部51,51は、突出位置から互いに近接する側に向けて回転されて非突出位置とされる構成とされている。なお、第1脚側オプション取付部50A及第2脚側オプション取付部50Bは、互いに左右反転させたような構成であるので、以下では、一方を例にとって説明する。
オプション受部51は、突出位置において第2方向に軸方向を沿わせて配される筒状(略四角筒状)とされている(図3等参照)。このオプション受部51は、非突出位置では、図10(a)に示すように、取付フレーム18(脚側取付フレーム18B)の第2方向外側に沿うように、概ね第1方向に軸方向を沿わせて配される構成とされている。
このオプション受部51の先端部52は、上下方向に軸方向を沿わせた筒状(円筒状)とされている。この先端部52には、オプション部材8の被取付部8aが取り付けられる取付部53が設けられている。この取付部53は、オプション受部51及び上記した頭側オプション取付部40のオプション受部41が突出位置において、頭側オプション取付部40の取付部43と第2方向で略一致した位置となるように設けられている。図例では、この取付部53を、上記同様、柱状とされたオプション部材8の被取付部8aが差し込まれる取付穴とした例を示しているが、このような態様に限られない。
保持部54は、取付フレーム18の第2方向外側に固定的に設けられている。この保持部54には、オプション受部51を回転自在に保持する基端側軸55が設けられている。図例では、オプション受部51の基端部並びにこの基端部を上下両側から挟むように設けられた保持部54の上側片部及び下側片部にピン状の基端側軸55が挿通される挿通孔を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。
また、保持部54のストッパー部56は、突出位置とされたオプション受部51の第1方向外側に向く面に当接され、非突出位置とは異なる側(本実施形態では、もう一方のオプション受部51に対して離反する側)へのオプション受部51の回転を抑止する。図例では、ストッパー部56を、保持部54の上側片部及び下側片部の第1方向外側端部から互いに向き合う方向に向けて突出する片部状とした例を示しているが、このような態様に限られない。
なお、各オプション受部51,51が突出位置から互いに近接する側に向けて回転されて非突出位置とされる構成に代えて、各オプション受部51,51が突出位置から互いに離反する側に向けて回転されて非突出位置とされる構成としてもよい。更には、各オプション受部51,51が互いに近接側または離反側に回転されて非突出位置とされる構成に代えて、同方向側に回転されて非突出位置とされる構成としてもよい。脚側オプション取付部50としては、上記したような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものであってもよい。また、この脚側オプション取付部50及び上記した頭側オプション取付部40は、適宜の金属系材料から形成されたものであってもよい。
また、本実施形態では、図5及び図10に示すように、頭側オプション取付部40及び脚側オプション取付部50のうちの一方が設けられた取付フレーム18を上側縦フレーム16に対して固定する固定具57を備えている。図12及び図13に示すように、上側縦フレーム16及び取付フレーム18における互いの近接側の筒壁部(第1筒壁部)16a,18aには、第1筒壁部16a,18aを貫通する大径孔16b,18bが設けられている。また、これら上側縦フレーム16及び取付フレーム18における互いの遠隔側の筒壁部(第2筒壁部)16c,18cには、第2筒壁部16c,18cを貫通し大径孔16b,18bよりも小径状の小径孔16d,18dが設けられている。また、固定具57は、小径孔16d,18d及び大径孔16b,18bに挿通される軸部58bの第1端部に頭部58aが設けられた固定ピン58と、固定ピン58の第2端部に設けられた第1取付部58cに着脱可能に取り付けられる抜止部材59と、を備えている。このような構成とすれば、両フレーム16,18の小径孔16d,18d及び大径孔16b,18bに固定ピン58の軸部58bを挿通し、第1取付部58cに抜止部材59を取り付けることで上側縦フレーム16に対して取付フレーム18を取り付けることができる。
また、固定ピン58の軸部58bにおける第1取付部58cよりも頭部58a側には、大径孔16b,18bを通過可能かつ小径孔16d,18dを通過不能とされた鍔状部58dが設けられている。また、固定ピン58の軸部58bにおける第1取付部58cよりも頭部58a側には、この鍔状部58dの頭部58a側において抜止部材59が着脱可能に取り付けられる第2取付部58eが設けられている。このような構成とすれば、一方のフレーム(図例では取付フレーム18)の第2筒壁部18cの内側に鍔状部58dを位置させ、外側の第2取付部58eに抜止部材59を取り付けることで、鍔状部58dと抜止部材59との間に第2筒壁部18cを位置させることができる。これにより、固定ピン58を一方のフレーム(図例では取付フレーム18)に対して保持させることができる。また、この状態では固定ピン58の第2端部が取付フレーム18の第1筒壁部18aから他方のフレーム(図例では上側縦フレーム16)側に突出し難くなり、上側縦フレーム16に対して取付フレーム18を組み付ける際における作業性を向上させることができる。
本実施形態では、上記した頭側オプション取付部40が設けられた取付フレーム18(頭側取付フレーム18A)を上側縦フレーム16に固定する固定具57を設けた構成としている。また、上記した脚側オプション取付部50が設けられた取付フレーム18(脚側取付フレーム18B)を上側縦フレーム16に固定する固定具57を設けた構成としている。これら固定具57、取付フレーム18及び上側縦フレーム16の各固定部の固定態様については、同様であるので、以下では、一箇所の固定部を例にとって説明する。
上側縦フレーム16及び取付フレーム18は、図13(a)に示すように、略四角筒状とされている。これら上側縦フレーム16及び取付フレーム18の互いの近接側となる第1筒壁部16a,18aに設けられた大径孔16b,18bは、鍔状部58dよりも大径状で、抜止部材59よりも小径状とされている。また、これら上側縦フレーム16及び取付フレーム18の互いの遠隔側となる第2筒壁部16c,18cに設けられた小径孔16d,18dは、固定ピン58の軸部58bよりも大径状で、頭部58a及び鍔状部58dよりも小径状とされている。また、これら大径孔16b,18b及び小径孔16d,18dは、同軸状に設けられている。
固定ピン58は、図13(b)、(c)に示すように、取付フレーム18が上側縦フレーム16に対して固定された状態で、上側縦フレーム16及び取付フレーム18を貫通するように第2方向に軸方向を沿わせて配される。この固定ピン58の鍔状部58dは、例えば、CリングやEリング等の止め輪であってもよく、その他、種々の構成とされたものであってもよい。
また、固定ピン58の第1取付部58c及び第2取付部58eは、抜止部材59に応じた構成とされている。本実施形態では、抜止部材59を、いわゆるスナップピンとし、第1取付部58c及び第2取付部58eを、ピン挿通孔とした構成としている。
第1取付部58cは、取付フレーム18が上側縦フレーム16に対して固定され、頭部58aが一方のフレーム(図例では取付フレーム18)の外側に位置した状態で、他方のフレーム(図例では上側縦フレーム16)の外側に位置するように設けられている。
第2取付部58eは、一方のフレーム(図例では取付フレーム18)の第2筒壁部18cの外側に隣接して位置した状態で、固定ピン58の第2端部が第1筒壁部18aから外側に突出しないように設けられている。つまり、固定ピン58の第2端部の端面から第2取付部58eまでの軸方向に沿う寸法が一方のフレーム(図例では取付フレーム18)の同方向に沿う寸法よりも小とされている。
抜止部材59は、概ねリング状に形成された把持部59aと、この把持部59aの周方向一方側に連なるように設けられたピン部59bと、把持部59aの周方向他方側に連なるように設けられた円弧部59cと、を備えた円弧部抜止タイプとされている。ピン部59bは、固定ピン58の軸部58bを径方向に貫通するように、第1取付部58c及び第2取付部58eに挿通可能とされている。円弧部59cは、固定ピン58の外周略半部に係合するように設けられている。この抜止部材59は、把持部59aの弾性変形を伴ってピン部59bを第1取付部58c(第2取付部58e)に挿通し、円弧部59cを固定ピン58に係合させることで固定ピン58に対して取り付け可能とされている。また、この抜止部材59は、把持部59aの弾性変形を伴ってピン部59bを第1取付部58c(第2取付部58e)から抜き取るようにすれば、固定ピン58に対する円弧部59cの係合が解除され、固定ピン58から取り外し可能とされている。
なお、抜止部材59としては、上記のような構成とされたものに限られず、その他、種々の構成とされたものであってもよい。また、この抜止部材59に対応させて固定ピン58の第1取付部58c及び第2取付部58eを適宜の構成としてもよい。また、取付フレーム18と上側縦フレーム16との固定部に固定具57を用いた態様に代えて、または加えて、他のフレーム同士を固定する固定部に固定具57を用いた態様としてもよい。更には、このような固定具57を用いた態様に代えて、他の固定態様によって取付フレーム18と上側縦フレーム16とを固定する態様としてもよい。
また、本実施形態では、頭側オプション取付部40と脚側オプション取付部50とを異なる構成とした例を示しているが、同様の構成とされたものとしてもよい。つまり、上記した頭側オプション取付部40と同様のものを脚側に設けたり、上記した脚側オプション取付部50と同様のものを頭側に設けたりした構成等としてもよく、更には、このようなオプション取付部を設けていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、昇降装置2を、ベッド装置1に組み込まれる構成とした例を示しているが、このような態様に代えて、診療台や作業台、その他の機械設備等に組み込まれる構成としてもよい。また、本実施形態に係る昇降装置2及びこれを備えたベッド装置1の上記した各部材及び各部の構成は、一例に過ぎず、その他、種々の変形が可能である。
1 ベッド装置
2 昇降装置
3 ボトム部
10 下側フレーム(第2フレーム)
15 上側フレーム(第1フレーム)
20 リンクユニット
21 第1リンク部材
21a 第1軸(第1端部)
21b 第2軸(第2端部)
22 第1リンク連結部材
25 第2リンク部材
25a 第1軸(第1端部)
25b 第2軸(第2端部)
26 第2リンク連結部材
30 連動ユニット
31 第1連結部材
31a 端部軸(端部)
32 第2連結部材
32a 端部軸(端部)
33 駆動部
34 電動シリンダ
36 ロッド
37 モータ

Claims (5)

  1. 第1方向に互いに離間して設けられた一対のリンクユニットを連動させて下側フレームに対して上側フレームを昇降させる連動ユニットが設けられた昇降装置であって、
    前記一対のリンクユニットは、前記下側フレーム及び前記上側フレームのうちの一方の第1フレームに第1端部が第1方向及び昇降方向に直交する第2方向に沿う軸回りに回転自在に連結され、他方の第2フレームに第2端部が第1方向にスライド自在に、かつ第2方向に沿う軸回りに回転自在に保持された第1リンク部材と、該第1リンク部材に対して交差状に設けられ該第1リンク部材の途中部位に第1端部が第2方向に沿う軸回りに回転自在に連結され、前記第2フレームに第2端部が第2方向に沿う軸回りに回転自在に連結された第2リンク部材と、をそれぞれに備えており、
    前記連動ユニットは、前記一対のリンクユニットの各第1リンク部材の途中部位のそれぞれに長手方向の各端部が連結された第1連結部材と、前記一対のリンクユニットの各第2リンク部材の途中部位のそれぞれに長手方向の各端部が連結された第2連結部材と、これら第1連結部材及び第2連結部材を、第1方向に互いに逆側に変位させて前記一対のリンクユニットを連動させる駆動部と、を備えていることを特徴とする昇降装置。
  2. 請求項1において、
    前記駆動部によって第1方向に変位される前記第1連結部材及び前記第2連結部材の変位量と前記下側フレームに対する前記上側フレームの変位量とが比例関係となる構成とされていることを特徴とする昇降装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記駆動部は、前記第1連結部材及び前記第2連結部材のうちの一方にモータ側が連結され、他方にロッドの先端側が連結された電動シリンダを備えていることを特徴とする昇降装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記一対のリンクユニットは、第2方向に間隔を空けて対状に設けられた2つの前記第1リンク部材と、これら第1リンク部材の途中部位同士を連結する第1リンク連結部材と、第2方向に間隔を空けて対状に設けられた2つの前記第2リンク部材と、これら第2リンク部材の途中部位同士を連結する第2リンク連結部材と、をそれぞれに備えており、
    前記第1連結部材は、長手方向の各端部が各リンクユニットの前記第1リンク連結部材に連結され、前記第2連結部材は、長手方向の各端部が各リンクユニットの前記第2リンク連結部材に連結されていることを特徴とする昇降装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の昇降装置と、該昇降装置の前記上側フレームの上方側に配されるボトム部と、を備えていることを特徴とするベッド装置。
JP2020032614A 2020-02-28 2020-02-28 昇降装置及びこれを備えたベッド装置 Active JP7394342B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020032614A JP7394342B2 (ja) 2020-02-28 2020-02-28 昇降装置及びこれを備えたベッド装置
CN202110168545.3A CN113317653A (zh) 2020-02-28 2021-02-07 升降装置及具备升降装置的床装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020032614A JP7394342B2 (ja) 2020-02-28 2020-02-28 昇降装置及びこれを備えたベッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021132990A true JP2021132990A (ja) 2021-09-13
JP7394342B2 JP7394342B2 (ja) 2023-12-08

Family

ID=77413916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020032614A Active JP7394342B2 (ja) 2020-02-28 2020-02-28 昇降装置及びこれを備えたベッド装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7394342B2 (ja)
CN (1) CN113317653A (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3693167B2 (ja) 2001-12-17 2005-09-07 パラマウントベッド株式会社 ベッドにおけるボトム昇降装置
CA2435684A1 (en) 2002-07-19 2004-01-19 Basic American Medical Products, Inc. Height and angle adjustable bed
JP5561526B2 (ja) 2010-03-23 2014-07-30 アイシン精機株式会社 昇降装置
JP2014113463A (ja) 2012-11-16 2014-06-26 Panasonic Corp 昇降装置及びそれを備えたベッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP7394342B2 (ja) 2023-12-08
CN113317653A (zh) 2021-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021132991A (ja) ベッド装置
JP4563550B2 (ja) パンタグラフ式ジャッキ
JP5886746B2 (ja) 患者リフト及びそのための連結器
JP2019017527A (ja) 昇降支持脚およびその駆動装置
GB2567657B (en) Surgical tables
JP2021132990A (ja) 昇降装置及びこれを備えたベッド装置
EP1723874A1 (en) Lectern-table which can be coupled to an auxiliary piece of furniture
JP2011217849A (ja) 天板付き家具
KR200384317Y1 (ko) 학생용 책상 및 의자의 높낮이 조절장치
KR101097845B1 (ko) 조립 대상물의 수평 유지가 가능한 리프팅 장치
JP2013523518A (ja) 多軸操作可能プラットフォーム
JP6845361B2 (ja) ロボットおよび産業機械
JP3134724U (ja) テーブルの高さ調整構造
JP3152635U (ja) 昇降テーブル
KR100881257B1 (ko) 높낮이 조절 책걸상
JP2003125849A (ja) 家具の高さ調節装置
JP2016131629A (ja) ベッド
KR200423262Y1 (ko) 높낮이 조절 책걸상
JP2016131628A (ja) ベッド
JP6856332B2 (ja) 昇降装置及び医療用診療台
JP2006188112A (ja) 上下可動キャスター及び家具
JP3707971B2 (ja) 家具移動装置
JP2007082916A (ja) ベッド
CN220588476U (zh) 一种应急救灾用折叠床
KR20060090537A (ko) 학생용 책상 및 의자의 높낮이 조절장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231116

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7394342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151