JP2021132799A - 調理器 - Google Patents

調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021132799A
JP2021132799A JP2020030159A JP2020030159A JP2021132799A JP 2021132799 A JP2021132799 A JP 2021132799A JP 2020030159 A JP2020030159 A JP 2020030159A JP 2020030159 A JP2020030159 A JP 2020030159A JP 2021132799 A JP2021132799 A JP 2021132799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall portion
opening
blade
ventilation passage
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020030159A
Other languages
English (en)
Inventor
岩 温
Gan On
岩 温
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP2020030159A priority Critical patent/JP2021132799A/ja
Publication of JP2021132799A publication Critical patent/JP2021132799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Stoves And Ranges (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

【課題】コンベクションオーブントースタ等の加熱部を有する調理器において天板の温度上昇を緩和する。【解決手段】本発明に係る調理器100は、天壁部111Aと、加熱部160と、天壁部と加熱部との間に配設される天井部113Aと、天壁部と天井部との間に形成される空間に送風する送風部170とを備え、天壁部と天井部との間に配設される中間壁部116Aをさらに備え、送風部は、天壁部と中間壁部との間に形成される第1通風路Sc、および、中間壁部と天井部との間に形成される第2通風路Seに送風する。【選択図】図3

Description

本発明は、特にヒータ等の加熱部を有する調理器に関する。
過去に種々のコンベクションオーブントースタが提案されている(例えば、特開2013−224807号公報等参照。)。
特開2013−224807号公報
ところで、近年、コンベクションオーブントースタには、ヒータ出力が高いものも散見される。そのようなコンベクションオーブントースタでは、従前のコンベクションオーブントースタに比べて筐体の天板が比較的高温になりやすくなっている。
本発明の課題は、コンベクションオーブントースタ等の加熱部を有する調理器において天板の温度上昇を緩和することにある。
本発明に係る調理器は、
天壁部と、
加熱部と、
前記天壁部と前記加熱部との間に配設される天井部と、
前記天壁部と前記天井部との間に形成される空間に送風する送風部と、を備え、
前記天壁部と前記天井部との間に配設される中間壁部をさらに備え、
前記送風部は、前記天壁部と前記中間壁部との間に形成される第1通風路、および、前記中間壁部と前記天井部との間に形成される第2通風路に送風する。
上記構成によれば、中間壁部が設けられると共にその上下に位置する第1通風路および第2通風路に送風することにより、加熱部から天壁部に向かう熱を外部に排出させることができる。このため、天壁部に到達する熱の量を少なくすることができ、延いては天壁部の温度上昇を緩和することができる。
本発明では、
前記送風部が、第1羽根と、前記第1羽根を回転させる回転駆動部とを有し、
前記調理器が、前記天井部の下側の空間に送風するための第2羽根をさらに備え、
前記回転駆動部が、前記第1羽根と前記第2羽根を同時に回転させると好適である。
上記構成によれば、天井部の下側の空間(庫内空間)への送風と、第1通風路および第2通風路の送風とを1つの回転駆動源で同時に実現することができる。このため、調理器の製造コストを抑制することができる。
本発明では、
前記調理器が、前記天壁部の幅方向両縁から下方に向かって延びる外側壁部をさらに備え、
前記外側壁部に第1開口が形成されており、
前記調理器が、前記送風部から前記第1通風路へ流れる風を前記外側壁部の前記第1開口に案内する第1案内部と、前記送風部から前記第2通風路へ流れる風を前記外側壁部の前記第1開口に案内する第2案内部と、をさらに備えると好適である。
上記構成によれば、効率的に熱を外部に排出することができる。
本発明では、
前記調理器が、前記中間壁部の幅方向両縁から下方に向かって延びる中間側壁部をさらに備え、
前記中間側壁部が、前記外側壁部の内側に位置しており、
前記中間側壁部に第2開口が形成されており、
前記第2開口が、前記第1開口と連通していると好適である。
上記構成によれば、中間側壁部が設けられることによって外側壁部への熱の伝達を遅らせることができ、延いては第1開口から効率的に熱を外部に排出することができる。
本発明では、
前記第1開口が、前記第1通風路に対応する第11開口と、前記第2通風路に対応する第12開口とを有し、
前記第2開口が、幅方向において前記第12開口と対向していると好適である。
上記構成によれば、第1通風路および第2通風路に流れる風それぞれを効率的に排出することができ、延いては効率的に熱を外部に排出することができる。
本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタの外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタの正面図である。 本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタのI−I断面図である。 本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタを構成する上側送風羽根および下側送風羽根の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタのII−II断面図である。 図5のA部分の拡大図である。 本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタにおいて筐体を取り外した状態の平面図である。
<本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタの構造>
本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタ100は、熱風循環式のオーブントースタであって、図1〜図3および図5に示されるように、主に、筐体111、脚112、内壁113、中間壁116、回収トレイ119、前面扉120、リンク部材130、焼き網載置枠体140、焼き網151、調理トレイ153、コイルバネ190、電熱ヒータ160、送風ユニット170および操作ユニット180から構成されている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ詳述する。
(1)筐体
筐体111は、外装体であって、図1〜図3および図5に示されるように、主に、天壁部111A、背壁部111B、一対の側壁部111C,111D、底枠111Eから形成されている。底枠111Eは、開口を有する枠体であって、側壁部111C,111Dおよび背壁部111Bの下端に取り付けられている。なお、図1および図6に示される通り、この筐体111の側壁部111C,111Dの上端付近部には、複数の上側排気口OEuおよび複数の下側排気口OEbが形成されている。なお、これらの排気口OEuおよびOEbは、それぞれ奥行方向に沿って形成されている。なお、説明の便宜上、上側排気口OEuと下側排気口OEbと併せて筐体排気口OEoと称する場合がある。また、この底枠111Eの両脇下側には、トレイレール(図示せず)が設けられている。このトレイレールは、前後方向に延びており、回収トレイ119を前後移動可能且つ脱着可能に支持している。
(2)脚
脚112は、図1〜図3および図5に示されるように、筐体111の底枠111Eの四隅それぞれから下方に向かって延びている。なお、これらの脚112の長さは、回収トレイ119がテーブル等の載置台(図示せず)の天面から一定距離離間する長さとされている。
(3)内壁
内壁113は、焼成室RBを形成する金属製の壁であって、図3および図5に示されるように、主に、天井部113A、側壁部113Bおよび背壁部113Cから形成されており、筐体111に内部に配設されている。天井部113Aは、焼成室RBの天井を構成している。側壁部113Bは、左右に一対設けられており、図3に示されるように、主に、案内溝GD、電熱ヒータ支持孔(図示せず)および軸受け部(図示せず)を有する。案内溝GDは、図3に示されるように、側壁部113Bの上下方向略中央において前後方向に直線的に延びるように形成されている。電熱ヒータ支持孔は、電熱ヒータ160を支持するための孔であって、側壁部113Bの上端部の前後方向の略中央の箇所、側壁部113Bの下端部の前後方向の前端から約1/3の箇所、側壁部113Bの下端部の前後方向の後端から約1/3の箇所の3箇所に形成されている。軸受け部は、操作ユニット180の直上の側壁部113Bの前端に設けられており、前面扉120の回動軸(図示せず)を軸支している。背壁部113Cは、図3に示される通り、縦断面視において「く」の字状となるように形成されている。そして、この背壁部113Cの上側の部位(折曲箇所の上側部位)の略中央部位には、図5に示されるように複数の通風口Owが形成されている。また、図3に示されるように、背壁部113Cの上側の部位(折曲箇所の上側部位)の略中央部位には送風ユニット170が取り付けられている。すなわち、送風ユニット170が稼働されると、焼成室RB(後述)内に空気流が生じることになる。
(4)中間壁
中間壁116は、図5に示されるように、筐体111と内壁113との間に配置される角型トンネル形の壁であって、中間天井部116Aおよび中間側壁部116Bから形成されている。すなわち、このコンベクションオーブントースタ100の天壁側および側壁側は、この中間壁116、内壁113および筐体111の三重構造とされていると言える。なお、図6に示されるように、中間側壁部116Bの上端付近には、奥行方向に沿って複数の中間排気口OEcが形成されている。なお、図6に示されるように、この中間排気口OEcは、水平方向において筐体111の側壁部111C,111Dの下側排気口OEbと対向する位置に形成されている。また、図5に示されるように、中間天井部116Aと筐体111の天壁部111Aとの間には上側通風路Scが形成されており、中間天井部116Aと内壁113の天井部113Aとの間には下側通風路Seが形成されている。そして、図6に示されるように、筐体111の側壁部111C,111Dの上側通風路Scに対応する位置に上側排気口OEuが位置しており、下側通風路Seに対応する位置に下側排気口OEbが位置している。
また、中間天井部116Aの表裏両側それぞれには、案内リブ116cが設けられている(図7参照)。図7に示される通り、この案内リブ116cは、平面視において、略L字状の板状部位であって、送風ユニット170の設置箇所から筐体排気口OEoに向かって、すなわち、後側の中央付近から側面側に向かって空気流を案内するように形成されている。
(5)前面扉
前面扉120は、図1〜図3に示されるように、主に、本体パネル121、取っ手122および回動軸(図示せず)から構成されている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ詳述する。
本体パネル121は、図1〜図3に示されるように、主に、窓部材121Aおよび枠体121Bから構成されている。窓部材121Aは、例えば、ガラス板や透明樹脂板等であって、枠体121Bに固定されている。
取っ手122は、図1〜図3に示されるように、本体パネル121の枠体121Bの上梁部の前面に取り付けられている。コンベクションオーブントースタ100の使用者は、この取っ手122を手前に引き下げることによって前面扉120を下方に回動させ、前面扉120を開くと共に焼き網載置枠体140を前方に引き出すことができる。なお、後述するが、焼き網載置枠体140には焼き網151を載置することができ、焼き網151の上に調理トレイ153を載置することができる。すなわち、焼き網載置枠体140に焼き網151が載置されていたり、その焼き網151の上に調理トレイ153が載置されていたりする場合、コンベクションオーブントースタ100の使用者は、焼き網載置枠体140を前方に引き出すことによって焼き網151や調理トレイ153を前方に引き出すことができる。また、焼き網載置枠体140に焼き網151が載置されていない場合、コンベクションオーブントースタ100の使用者は、焼き網載置枠体140を前方に引き出し、焼き網載置枠体140に焼き網151を載置したり、さらにその焼き網151に調理トレイ153を載置したりすることができる。
回動軸は、前面扉120の下側に設けられている。この回動軸は、内壁113の両側壁部113Bの軸受け部に回動自在に嵌め込まれる。
(6)リンク部材
リンク部材130は、前面扉120の開閉に伴って焼き網載置枠体140を直線的に出没させるための部材であって、図5に示されるように内壁113の側壁部113Bの外側に配設されている。そして、このリンク部材130は、主に、第1節(図示せず)、第2節(図示せず)および接合ピン(図示せず)から構成されている。第1節は、前面扉120の本体パネル121の枠体121Bの左右の一対の柱の裏面から後方に向かって延びている。第2節は、第1節よりも長尺の節であって、基端部分で接合ピンにより第1節と回転自在に連結されている。また、この第2節の先端部分には係止溝が形成されており、この係止溝には焼き網載置枠体の前側突起部(後述)を挿入することができる。接合ピンは、第1節に対して第2節を回転自在に連結している。
(7)焼き網載置枠体
焼き網載置枠体140は、主に、枠本体141、左右一対の前側突起部(図示せず)および左右一対の後側突起部(図示せず)から形成されている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ詳述する。
枠本体141は、上述の焼き網151を載置するためのものであって、焼き網151とほぼ同一の平面形状および大きさを有しており、焼き網151を安定的に載置することができる。
前側突起部は、枠本体141の左右の側棒部の前側部分から外方に向かって延びている。また、後側突起部は、枠本体141の左右の側棒部の後側部分から外方に向かって延びている。そして、前側突起部および後側突起部は、共に内壁113の両側壁部113Bの案内溝GDに挿通されている。これによって、焼き網載置枠体140は安定して前後方向にスライドすることができる。なお、案内溝GDの外側には、保護カバー(図示せず)が配設される。この保護カバーは、「電源(図示せず)から安全装置(図示せず)や電熱ヒータ160まで延びる電線」、「操作ユニット180からサーミスタまで延びる信号線」等が焼き網載置枠体140の前側突起部および後側突起部に引っ掛からないようにする役目を担っている。
また、この前側突起部には、リンク部材130の第2節の係止溝が係止されている。この前側突起部は、リンク部材130の接合ピンよりも下側に位置している。また、図5に示されるように、この後側突起部には、コイルバネ190が取り付けられている。なお、このコイルバネ190は、後述する通り、筐体111の背壁部111Bから延びている。すなわち、この焼き網載置枠体140は、コイルバネ190によって後方に向かって付勢されている。
(8)焼き網
焼き網151は、加熱対象物である食品もしくは調理物または調理トレイ153を載置するためのものであって、主に、枠体151Aおよび網体(図示せず)から形成されている。枠体151Aは、外枠(図示せず)および梁(図示せず)から形成されている。外枠は、平面視において略正方形状の枠体である。網体は、調理物等を載置する部分であって、枠体に固定されている。なお、この網体は、平面視において外枠の形状と同一形状とされている。そして、この焼き網151は、使用時、焼き網載置枠体140に載置される。
(9)調理トレイ
調理トレイ153は、上方が開口した容器である。この調理トレイ153は、付属品であって、使用時、焼き網151の上に載置される。
(10)コイルバネ
コイルバネ190は、左右端において、筐体111の背壁部111Bと、焼き網載置枠体140の後側突起部とに架け渡されている。なお、前面扉120が開状態となっている場合でも閉状態となっている場合でも、コイルバネ190には常に力がかかっており変形状態となっている。すなわち、このコンベクションオーブントースタ100において、コイルバネ190は、常に、焼き網載置枠体140を内壁113の内部すなわち焼成室RBに収容する方向に付勢している。
(11)電熱ヒータ
電熱ヒータ160は、例えば、石英ヒータや、遠赤外線ヒータ、近赤外線ヒータ等であって、上述の通り、側面透視において、上端部の前後方向の略中央の箇所、下端部の前後方向の前端から約1/3の箇所、下端部の前後方向の後端から約1/3の箇所の3箇所に配設されている。
(12)送風ユニット
送風ユニット170は、図3に示されるように、主に、両軸モータ171、上側送風羽根172、下側送風羽根173、上側軸受け台174、下側軸受け台175およびカバー体176から構成されている。両軸モータ171は、主に、モータ本体171Aおよび回転軸171bから構成されている。この両軸モータ171では、モータ本体171Aの両側に回転軸171bが突出している。そして、この回転軸171bの片側には上側送風羽根172が取り付けられており、また、この回転軸171bのもう片側には下側送風羽根173が取り付けられている。すなわち、両軸モータ171に通電がなされると、上側送風羽根172および下側送風羽根173が同時に回転することになる。また、この両軸モータ171は、上側送風羽根172が上側に位置すると共に下側送風羽根173が下側に位置し、且つ、回転軸171bが、上方に向かうに従って後方に傾斜するように配設されている(図3参照)。上側送風羽根172は、外部から吸い込んだ空気を上側通風路Scおよび下側通風路Seへ流し込んで筐体111の天壁部111Aへの熱の移動を抑制することを目的とする略円盤状の送風羽根であって、図4に示されるように、主に水平羽根172aおよび垂直羽根172bから形成されている。なお、この垂直羽根172bは、図3に示される通り、水平方向において上側通風路Scおよび下側通風路Seに跨るように配設されている。そして、この上側送風羽根172は、上述の通り、両軸モータ171の片側の回転軸171bに取り付けられており、垂直羽根172bが斜め上側を向くように配設されている(図3参照)。下側送風羽根173は、焼成室RB内の空気を循環させて調理物等の焼きムラを抑制することを目的とする略円盤状の送風羽根であって、図4に示されるように、主に水平羽根173aおよび垂直羽根173bから形成されている。そして、この下側送風羽根173は、上述の通り、両軸モータ171のもう片側の回転軸171bに取り付けられており、垂直羽根172bが斜め下側を向くようにして配設されている。上側軸受け台174は、両軸モータ171の上側の回転軸171bを枢支すると共に、上側送風羽根172の配設空間と下側送風羽根173の配設空間とを仕切っている。また、下側軸受け台175は、両軸モータ171の下側の回転軸171bを枢支すると共に、上側送風羽根172の配設空間と下側送風羽根173の配設空間とを仕切っている。すなわち、この送風ユニット170において、上側送風羽根172の回転により生じた空気流れと、下側送風羽根173の回転により生じた空気流れとは、決して交わらない。カバー体176は、図3および図7に示されるように上側送風羽根172の上方を覆うものであって、下側軸受け台175と共に筐体を構成している。なお、図7に示されるように、このカバー体176には、複数の空気取込口Oaが形成されている。両軸モータ171が通電されて回転駆動すると、それに伴って上側送風羽根172が回転し、その回転している上側送風羽根172によって、空気取込口Oaから外部の空気が取り込まれ、その空気が上述の上側通風路Scおよび下側通風路Seに送られる。
(13)操作ユニット
操作ユニット180は、図1〜図3に示されるように、主に、操作パネル182、操作ノブ181、電気部品群183、操作ボタン184および吸気ファン(図示せず)から構成されている。操作パネル182は、図1〜図3に示されるように、筐体111の前右下部分に露出するように配設されている。操作ノブ181は、回転可能なノブであって、操作パネル182から前方に突出している。なお、これらの操作ノブ181は、電熱ヒータ160への出力調整用(いわゆる温度設定用)のノブ、および、接点開放時間の設定用(いわゆるタイマー用)のノブである。操作ボタン184は、図示しないマイクロコンピュータ等に接続されており、自動メニュー等に対応している。電気部品群183は、電熱ヒータ160および送風ユニット170を制御するためのものであって、操作パネル182の裏側、すなわち筐体111の前右下部分に配設されている。また、この電気部品群183は、幅方向に沿って配設されている。すなわち、この電気部品群183は、電熱ヒータ160と略平行に配設されていると言える。吸気ファンは、筐体111の外部の空気を吸い込んで電気部品群183に向かって送風する。
<本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタにおける送風ユニットの役割>
上述の通り、本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタ100において、送風ユニット170は、(i)筐体111の天壁部111Aへの熱の移動を抑制すること、および、(ii)調理物等の焼きムラを抑制することを目的として設けられている。
前者の目的を達成するためには、上述の通り、上側送風羽根172を両軸モータ171によって回転駆動させることによって外部の空気を、送風ユニット170のカバー体176の空気取込口Oaを介して吸い込む。上側送風羽根172によって吸い込まれた空気は、案内リブ116cで分割された上側通風路Scおよび下側通風路Seに流入する。この際、これらの通風路Sc,Seを通る空気は、焼成室RBから伝わってくる熱を吸収する。そして、上側通風路Scを通過した空気は、主に上側排気口OEuから外部に放出され、下側通風路Seを通過した空気は、中間排気口OEcを通って、主に下側排気口OEbから外部に放出される。
また、後者の目的を達成するためには、上述の通り、下側送風羽根173を両軸モータ171によって回転駆動させることによって焼成室RB内の空気を循環させる。
<本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタの特徴>
(1)
本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタ100では、送風ユニット170の上側送風羽根172を両軸モータ171によって回転駆動させることにより上側通風路Scおよび下側通風路Seに取り込んだ外部の空気を用いて、焼成室RBから上昇してくる熱を外部に排出することができ、延いては、その熱が筐体111の天壁部111Aに到達するのを抑えることができる。このため、このコンベクションオーブントースタ100では、筐体111の天壁部111Aの温度上昇を緩和することができる。
(2)
本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタ100では、両軸モータ171によって上側送風羽根172および下側送風羽根173を同時に回転駆動させることができる。このため、このコンベクションオーブントースタ100の製造コストを抑えることができる。
(3)
本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタ100では、中間天井部116Aの上側に設けられる案内リブ116cにより、上側通風路Scを通過する空気を、筐体111の上側排気口OEuに案内することができ、また、中間天井部116Aの下側に設けられる案内リブ116cにより、下側通風路Seを通過する空気を、中間排気口OEcおよび下側排気口OEbに案内することができる。このため、このコンベクションオーブントースタ100では、焼成室RBから上昇してくる熱を効率的に外部に排出することができる。
(4)
本発明の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタ100では、筐体111と内壁113との間に中間壁116が設けられており、天面側および側面側の壁構造が三重構造とされている。このため、内壁113の天井部113Aから筐体111の天壁部111Aに熱が伝達するのを遅らせることができ、延いてはその熱を効率的に外部に排出することができる。
<変形例>
(A)
先の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタ100において利用された送風ユニット170は、クロスフロー型ファンユニット、シロッコファンユニット、遠心ファンユニット等の多のファンユニットに置き換えられてもよい。なお、クロスフロー型ファンユニットが採用される場合は、2つの羽根の端部にギアを取り付けてそれらの羽根をギア連結させて、片方の羽根を回転駆動させることによって両方の羽根を同時に回転させることが考えられる。また、シロッコファンユニットが採用される場合は、2つの羽根の回転軸にギアを取り付けてそれらの羽根をギア連結させて、片方の羽根を回転駆動させることによって両方の羽根を同時に回転させることが考えられる。
(B)
先の実施の形態では特に言及しなかったが、中間天井部116Aに開口を設けて、上側通風路Scと下側通風路Seとを連通させてもよい。また、かかる場合、上下の空気流れを調整するために同通風路Sc,Se内に風向板等を配設してもかまわない。
(C)
先の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタ100では、中間壁116が一枚のみ配設されて天面および側面に三重構造壁が構築されたが、中間壁116が複数枚配設されて天面および側面に多重構造壁が構築されてもよい。
(D)
先の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタ100では、筐体111の側壁部111C,111Dにおいて、上側排気口OEuおよび下側排気口OEbが形成されたが、上側排気口OEuと下側排気口OEbとの境界部位が取り除かれて一体の排気口とされてもかまわない。
(E)
先の実施の形態に係るコンベクションオーブントースタ100では、筐体111の側壁部111C,111Dにおいて、複数の上側排気口OEuおよび複数の下側排気口OEbが形成されたが、1本の長い上側排気口OEuおよび1本の長い下側排気口OEbが形成されてもよい。
(F)
先の実施の形態および上記変形例では、本発明がコンベクションオーブントースタ100に適用されたが、本発明はコンベクションオーブントースタ以外の加熱調理器、例えば、スチームオーブンやスチームロースター等に適用されてもよい。
100 コンベクションオーブントースタ(調理器)
111A 天壁部
111C 側壁部(外側壁部)
111D 側壁部(外側壁部)
113A 天井部
116A 中間天井部(中間壁部)
116B 中間側壁部
116c 案内リブ(第1案内部,第2案内部)
160 電熱ヒータ(加熱部)
170 送風ユニット(送風部)
171 上側送風羽根(第1羽根)
172 下側送風羽根(第2羽根)
174 両軸モータ(回転駆動部)
OEb 下側排気口(第12開口)
OEc 中間排気口(第2開口)
OEo 筐体排気口(第1開口)
OEu 上側排気口(第11開口)
Sc 上側通風路(第1通風路)
Se 下側通風路(第2通風路)

Claims (5)

  1. 天壁部と、
    加熱部と、
    前記天壁部と前記加熱部との間に配設される天井部と、
    前記天壁部と前記天井部との間に形成される空間に送風する送風部と、を備え、
    前記天壁部と前記天井部との間に配設される中間壁部をさらに備え、
    前記送風部は、前記天壁部と前記中間壁部との間に形成される第1通風路、および、前記中間壁部と前記天井部との間に形成される第2通風路に送風する、調理器。
  2. 前記送風部は、第1羽根と、前記第1羽根を回転させる回転駆動部とを有し、
    前記天井部の下側の空間に送風するための第2羽根をさらに備え、
    前記回転駆動部は、前記第1羽根と前記第2羽根を同時に回転させる
    請求項1に記載の調理器。
  3. 前記天壁部の幅方向両縁から下方に向かって延びる外側壁部をさらに備え、
    前記外側壁部には、第1開口が形成されており、
    前記送風部から前記第1通風路へ流れる風を前記外側壁部の前記第1開口に案内する第1案内部と、
    前記送風部から前記第2通風路へ流れる風を前記外側壁部の前記第1開口に案内する第2案内部と、をさらに備える、請求項1または2に記載の調理器。
  4. 前記中間壁部の幅方向両縁から下方に向かって延びる中間側壁部をさらに備え、
    前記中間側壁部は、前記外側壁部の内側に位置しており、
    前記中間側壁部には、第2開口が形成されており、
    前記第2開口は、前記第1開口と連通している
    請求項3に記載の調理器。
  5. 前記第1開口は、前記第1通風路に対応する第11開口と、前記第2通風路に対応する第12開口とを有し、
    前記第2開口は、幅方向において前記第12開口と対向している
    請求項4に記載の調理器。
JP2020030159A 2020-02-26 2020-02-26 調理器 Pending JP2021132799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020030159A JP2021132799A (ja) 2020-02-26 2020-02-26 調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020030159A JP2021132799A (ja) 2020-02-26 2020-02-26 調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021132799A true JP2021132799A (ja) 2021-09-13

Family

ID=77662092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020030159A Pending JP2021132799A (ja) 2020-02-26 2020-02-26 調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021132799A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113892831A (zh) * 2021-10-22 2022-01-07 宁波方太厨具有限公司 一种内胆排气结构及烹饪装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113892831A (zh) * 2021-10-22 2022-01-07 宁波方太厨具有限公司 一种内胆排气结构及烹饪装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2552825C (en) Electric oven and method of operating the same
JP5290513B2 (ja) 複合調理器システム
US8063342B2 (en) Cooking oven
CN112842093B (zh) 空气炸锅
KR20060070910A (ko) 전기오븐
JPS6313091B2 (ja)
CN210673107U (zh) 烤箱
JP2021132799A (ja) 調理器
JP6694583B2 (ja) オーブントースター
JP6396642B2 (ja) オーブントースター
JP2008229152A (ja) 複合加熱調理器
KR20070059394A (ko) 전기 오븐
JP6593961B2 (ja) 加熱調理器
KR100686772B1 (ko) 전기오븐레인지
US20220007888A1 (en) Multi-functional oven with air fryer capability
CZ20012411A3 (cs) Gril
JP6270773B2 (ja) 加熱調理器
JP6697671B2 (ja) オーブントースター
CN219594384U (zh) 一种空气炸锅烤箱
WO2023058443A1 (ja) 加熱調理器
CN216135708U (zh) 一种带转笼的空气炸锅
US20230414037A1 (en) Multi-chamber oven
CN218528521U (zh) 烹饪器具
CN219020875U (zh) 烤箱
CN217090407U (zh) 一种空炸烤箱