JP2021132315A - 振動素子、振動デバイス、電子機器、移動体および振動素子の製造方法 - Google Patents

振動素子、振動デバイス、電子機器、移動体および振動素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不要振動の低減を図ることができる振動素子、振動デバイス、電子機器、移動体および振動素子の製造方法を提供する。【解決手段】振動素子は、基部と、基部に接続され、主面に開口する溝を有する長尺な腕部と、腕部の先端側に位置し、主面に錘9が配置されている錘部751と、を備える振動腕75と、を有する。錘には、一部が除去されて振動腕の厚さ方向に凹んだ加工痕90が形成される。主面の平面視で、振動腕の幅方向の中心と重なり、振動腕の延在方向に沿う軸を中心軸Loとし、振動腕の重心と重なり、振動腕の延在方向に沿う軸を重心軸Lgとしたとき、加工痕は、少なくとも中心軸に対して重心軸と反対側の領域に形成される。中心軸に対して重心軸側に位置する加工痕の面積をS1とし、中心軸に対して重心軸と反対側に位置する加工痕の面積をS2としたとき、S1<S2の関係を満足する。【選択図】図14

Description

本発明は、振動素子、振動デバイス、電子機器、移動体および振動素子の製造方法に関する。
例えば、特許文献1には、音叉型の振動素子の周波数を調整する方法として、振動腕の先端部に金属膜を設け、この金属膜にレーザー光を照射して、金属膜の一部を除去する方法が記載されている。
特開2009−171553号公報
特許文献1に記載されている音叉型の振動素子は、圧電効果をより高めるために、振動腕の上面および下面に溝を設け、この溝内に電極を形成している。しかしながら、ウェットエッチングにより各溝を形成するため、水晶の結晶軸に起因するエッチング異方性によって、溝の形状が振動腕の中心軸に対して非対称となってしまう。溝の形状が振動腕の中心軸に対して非対称となると、振動腕の重心が中心軸からずれ、このずれに起因して不要振動(スプリアス)が励振される。
このような音叉型の振動素子において、例えば、錘に対して中心軸に対称となるようにレーザー光を照射してしまうと、中心軸からの重心のずれが増大し、不要振動が増大するという課題がある。
本適用例に係る振動素子は、基部と、
前記基部に接続され、主面に開口する溝を有する長尺な腕部と、前記腕部の先端側に位置し、主面に錘が配置されている錘部と、を備える振動腕と、を有し、
前記錘には、一部が除去されて前記振動腕の厚さ方向に凹んだ加工痕が形成され、
前記主面の平面視で、前記振動腕の幅方向の中心と重なり、前記振動腕の延在方向に沿う軸を中心軸とし、前記振動腕の重心と重なり、前記振動腕の延在方向に沿う軸を重心軸としたとき、
前記加工痕は、少なくとも前記中心軸に対して前記重心軸と反対側の領域に形成され、
前記中心軸に対して前記重心軸側に位置する前記加工痕の面積をS1とし、
前記中心軸に対して前記重心軸と反対側に位置する前記加工痕の面積をS2としたとき、
S1<S2の関係を満足する。
本適用例に係る振動デバイスは、上記の振動素子を有する。
本適用例に係る電子機器は、上記の振動素子と、
前記振動素子から出力される信号に基づいて動作する演算処理回路と、を有する。
本適用例に係る移動体は、上記の振動素子と、
前記振動素子から出力される信号に基づいて動作する演算処理回路と、を有する。
本適用例に係る振動素子の製造方法は、基部、および、前記基部に接続され、主面に開口する溝を有する長尺な腕部と、前記腕部の先端側に位置し、主面に錘が配置されている錘部と、を備える振動腕を有する振動素子を準備する工程と、
前記錘にレーザー光を照射し、前記錘を前記振動腕の厚さ方向に薄肉化または除去することにより前記錘に加工痕を形成する工程と、を含み、
前記主面の平面視で、前記振動腕の幅方向の中心と重なり、前記振動腕の延在方向に沿う軸を中心軸とし、前記振動腕の重心と重なり、前記振動腕の延在方向に沿う軸を重心軸としたとき、
前記加工痕を形成する工程では、少なくとも前記中心軸に対して前記重心軸と反対側の領域に前記加工痕を形成し、
前記中心軸に対して前記重心軸側に位置する前記加工痕の面積をS1とし、
前記中心軸に対して前記重心軸と反対側に位置する前記加工痕の面積をS2としたとき、
S1<S2の関係を満足する。
本発明の第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。 図1に示す振動デバイスの平面図である。 図1に示す振動デバイスが有する振動素子の平面図である。 図3中のA−A線断面図である。 図3中のB−B線断面図である。 図3に示す振動素子の作動を説明するための模式図である。 図3に示す振動素子の作動を説明するための模式図である。 図3に示す振動素子が有する駆動腕の断面図である。 図3に示す振動素子が有する検出腕の断面図である。 駆動腕の溝の形状を示す断面図である。 駆動腕の不要振動を示す断面図である。 検出腕の不要振動を示す断面図である。 駆動腕の溝の変形例を示す断面図である。 錘に形成された加工痕を示す平面図である。 図1の振動デバイスの製造工程を示す図である。 第2実施形態に係るスマートフォンを示す斜視図である。 第3実施形態に係る自動車を示す斜視図である。
以下、本発明の振動素子、振動デバイス、電子機器、移動体および振動素子の製造方法を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。図2は、図1に示す振動デバイスの平面図である。図3は、図1に示す振動デバイスが有する振動素子の平面図である。図4は、図3中のA−A線断面図である。図5は、図3中のB−B線断面図である。図6および図7は、図3に示す振動素子の作動を説明するための模式図である。図8は、図3に示す振動素子が有する駆動腕の断面図である。図9は、図3に示す振動素子が有する検出腕の断面図である。図10は、駆動腕の溝の形状を示す断面図である。図11は、駆動腕の不要振動を示す断面図である。図12は、検出腕の不要振動を示す断面図である。図13は、駆動腕の溝の変形例を示す断面図である。図14は、錘に形成された加工痕を示す平面図である。図15は、図1の振動デバイスの製造工程を示す図である。
なお、説明の便宜上、図15〜図17を除く各図には、互いに直交する3軸であるX軸、Y軸およびZ軸を示す。また、X軸に沿う方向をX軸方向とも言い、Y軸に沿う方向をY軸方向とも言い、Z軸に沿う方向をZ軸方向とも言う。また、各軸の矢印側をプラス側とも言い、反対側をマイナス側とも言う。また、Z軸方向のプラス側を「上」とも言い、マイナス側を「下」とも言う。また、Z軸方向からの平面視を、単に「平面視」とも言う。また、X軸、Y軸およびZ軸は、後述するように、水晶の結晶軸にも相当する。
図1に示す振動デバイス1は、Z軸を検出軸とする角速度ωzを検出する物理量センサーである。このように、振動デバイス1を物理量センサーとすることにより、振動デバイス1を幅広い電子機器に搭載することができ、高い需要を有する利便性の高い振動デバイス1となる。このような振動デバイス1は、パッケージ2と、パッケージ2に収納されている回路素子3、支持基板4および振動素子6と、を有する。
パッケージ2は、上面に開口する凹部211を備えるベース21と、凹部211の開口を塞いでベース21の上面に接合部材23を介して接合されているリッド22と、を有する。パッケージ2の内側には凹部211によって内部空間Sが形成され、内部空間Sに回路素子3、支持基板4および振動素子6がそれぞれ収容されている。例えば、ベース21は、アルミナ等のセラミックスで構成することができ、リッド22は、コバール等の金属材料で構成することができる。ただし、ベース21およびリッド22の構成材料としては、それぞれ、特に限定されない。
内部空間Sは、気密であり、減圧状態、好ましくは、より真空に近い状態となっている。これにより、粘性抵抗が減って振動素子6の振動特性が向上する。ただし、内部空間Sの雰囲気は、特に限定されず、例えば、大気圧状態、加圧状態となっていてもよい。
また、凹部211は、複数の凹部で構成され、ベース21の上面に開口する凹部211aと、凹部211aの底面に開口し、凹部211aよりも開口幅が小さい凹部211bと、凹部211bの底面に開口し、凹部211bよりも開口幅が小さい凹部211cと、を有する。そして、凹部211aの底面に、振動素子6を支持した状態で支持基板4が固定され、凹部211cの底面に回路素子3が固定されている。
また、内部空間Sにおいて、振動素子6、支持基板4および回路素子3は、平面視で互いに重なって配置されている。言い換えると、振動素子6、支持基板4および回路素子3は、Z軸に沿って並んで配置されている。これにより、パッケージ2のX軸方向およびY軸方向への平面的な広がりを抑制でき、振動デバイス1の小型化を図ることができる。また、支持基板4は、振動素子6と回路素子3との間に位置し、振動素子6を下側から支えている。
また、図1および図2に示すように、凹部211aの底面には複数の内部端子241が配置され、凹部211bの底面には複数の内部端子242が配置され、ベース21の下面には複数の外部端子243が配置されている。これら内部端子241、242および外部端子243は、ベース21内に形成されている図示しない配線を介して電気的に接続されている。また、内部端子241は、支持基板4を介して振動素子6と電気的に接続されており、内部端子242は、ボンディングワイヤーBWを介して回路素子3と電気的に接続されている。
振動素子6は、Z軸を検出軸とする角速度、すなわち、Z軸まわりの角速度ωzを検出することのできる角速度センサー素子である。図3に示すように、振動素子6は、振動基板7と、振動基板7の表面に配置されている電極8と、錘9と、を有する。
振動基板7は、Zカット水晶基板から構成されている。Zカット水晶基板は、水晶の結晶軸である電気軸としてのX軸および機械軸としてのY軸で規定されるX−Y平面に広がりを有し、光軸としてのZ軸に沿った方向に厚みを有する。また、振動基板7は、中央部に位置する基部70と、基部70からY軸方向両側に延出する一対の検出腕71、72と、基部70からX軸方向両側に延出する一対の連結腕73、74と、連結腕73の先端部からY軸方向両側に延出する一対の駆動腕75、76と、連結腕74の先端部からY軸方向両側に延出する一対の駆動腕77、78と、を有する。本実施形態では、検出腕71、72および駆動腕75、76、77、78のそれぞれが振動腕である。
また、駆動腕75、76、77、78は、連結腕73、74からY軸方向に延出する腕部750、760、770、780と、腕部750、760、770、780の先端側に位置する錘部としての幅広部751、761、771、781と、を有する。また、腕部750、760、770、780は、それぞれ、Y軸方向に延在する長尺な形状であり、X軸方向の幅が延在方向に沿ってほぼ一定である。一方、幅広部751、761、771、781は、その基端側に位置する腕部750、760、770、780よりもX軸方向の幅が広い。また、駆動腕75、76、77、78の輪郭形状は、Z軸方向からの平面視で、Y軸に対して対称である。なお、前記「対称」とは、左右の形状が一致する場合の他、製造上生じ得る誤差、例えば、水晶の結晶軸に起因したウェットエッチング時の形状ずれを有する場合を含む意味である。このことは、次に述べる検出腕71、72についても同様である。
また、検出腕71、72は、基部70からX軸方向に延出する腕部710、720と、腕部710、720の先端側に位置する錘部としての幅広部711、721と、を有する。また、腕部710、720は、それぞれ、Y軸方向に延在する長尺な形状であり、X軸方向の幅が延在方向に沿ってほぼ一定である。一方、幅広部711、721は、その基端側に位置する腕部710、720よりもX軸方向の幅が広い。また、検出腕71、72の輪郭形状は、Z軸方向からの平面視で、Y軸に対して対称である。
このように、各腕に幅広部711、721、751、761、771、781を配置することにより、同じ周波数で比べた場合に、検出腕71、72や駆動腕75、76、77、78を短くすることができ、振動素子6の小型化を図ることができる。また、検出腕71、72や駆動腕75、76、77、78の長さが短くなることにより、これら腕の振動時の粘性抵抗が減り、振動素子6の振動特性が向上する。このような幅広部711、721、751、761、771、781は、それぞれ、「ハンマーヘッド」とも呼ばれる。
また、図4および図5に示すように、駆動腕75、76、77、78の腕部750、760、770、780には、一方の主面である上面に開口する溝752、762、772、782と、他方の主面である下面に開口する溝753、763、773、783と、が形成されている。溝752、762、772、782、753、763、773、783は、それぞれ、腕部750、760、770、780の延在方向であるY軸方向に沿って延在し、腕部750、760、770、780の延在方向のほぼ全域にわたって形成されている。そのため、腕部750、760、770、780は、延在方向のほぼ全域において、略H状の横断面形状をなしている。
同様に、検出腕71、72の腕部710、720には、一方の主面である上面に開口する溝712、722と、他方の主面である下面に開口する溝713、723と、が形成されている。溝712、722、713、723は、それぞれ、腕部710、720の延在方向であるY軸方向に沿って延在し、腕部710、720の延在方向のほぼ全域にわたって形成されている。そのため、腕部710、720は、延在方向のほぼ全域において、略H状の横断面形状をなしている。
このように、各腕部に溝を形成することにより、熱弾性損失を低減することができ、振動素子6の振動特性が向上する。
電極8は、駆動信号電極81と、駆動定電位電極82と、第1検出信号電極83と、検出定電位電極としての第1検出接地電極84と、第2検出信号電極85と、検出定電位電極としての第2検出接地電極86と、を有する。
駆動信号電極81は、駆動腕75、76の両側面と、駆動腕77、78の上面および下面と、に配置されている。一方、駆動定電位電極82は、駆動腕75、76の上面および下面と、駆動腕77、78の両側面と、に配置されている。また、第1検出信号電極83は、検出腕71の上面および下面に配置され、第1検出接地電極84は、検出腕71の両側面に配置されている。一方、第2検出信号電極85は、検出腕72の上面および下面に配置され、第2検出接地電極86は、検出腕72の両側面に配置されている。
これら電極81〜86は、それぞれ、基部70の下面まで引き回されている。そのため、基部70の下面には、駆動信号電極81と電気的に接続される端子701と、駆動定電位電極82と電気的に接続される端子702と、第1検出信号電極83と電気的に接続される端子703と、第1検出接地電極84と電気的に接続される端子704と、第2検出信号電極85と電気的に接続される端子705と、第2検出接地電極86と電気的に接続される端子706と、が配置されている。
このような振動素子6は、次のようにして角速度ωzを検出する。まず、駆動信号電極81および駆動定電位電極82間に駆動信号を印加すると、駆動腕75〜78が、図6に示すように、X−Y面内に沿って屈曲振動する。以下、この駆動モードを駆動振動モードと言う。そして、駆動振動モードで駆動している状態で、振動素子6に角速度ωzが加わると、図7に示す検出振動モードが新たに励振される。検出振動モードでは、駆動腕75〜78にコリオリの力が作用して矢印bに示す方向の振動が励振され、この振動に呼応して、検出腕71、72が矢印aに示す方向に屈曲振動による検出振動が生じる。
そして、検出振動モードによって検出腕71に発生した電荷を第1検出信号電極83および第1検出接地電極84の間から第1検出信号として取り出し、検出腕72に発生した電荷を第2検出信号電極85および第2検出接地電極86の間から第2検出信号として取り出し、これら第1、第2検出信号に基づいて角速度ωzを検出することができる。
また、図3に示すように、錘9は、駆動腕75、76、77、78の幅広部751、761、771、781の上面と、検出腕71、72の幅広部711、721の上面と、に配置されている。幅広部751、761、771、781上の錘9は、駆動振動モードの周波数および振動バランスを調整するためのものであり、幅広部711、721上の錘9は、検出振動モードの周波数および振動バランスを調整するためのものである。
錘9の構成としては、特に限定されず、例えば、Au(金)やAl(アルミニウム)、および、Au(金)やAl(アルミニウム)を主成分とする合金を積層した金属被膜で構成することができる。本実施形態では、錘9は、Auで構成されている。
以下、錘9を用いた周波数調整および振動バランスの調整方法について簡単に説明する。図8に示すように、レーザー光Lを駆動腕75、76、77、78上の錘9に照射し、錘9の一部を除去する。これにより、駆動腕75、76、77、78の質量を減少させて、駆動振動モードの周波数を高めることができる。また、駆動腕75、76、77、78毎に錘9の除去量や除去位置を調整することにより、駆動振動モードの振動バランスを調整することもできる。同様に、図9に示すように、検出腕71、72上のレーザー光Lを錘9に照射し、錘9の一部を除去する。これにより、検出腕71、72の質量を減少させて、検出振動モードの周波数を高めることができる。また、検出腕71、72毎に錘9の除去量や除去位置を調整することにより、検出振動モードの振動バランスを調整することもできる。
レーザー光Lとしては、特に限定されず、例えば、YAG、YVO、エキシマレーザー等のパルス状レーザー光、炭酸ガスレーザー等の連続発振レーザー光を用いることができる。なお、本実施形態では、レーザー光Lとしてパルス状レーザー光を用いている。つまり、スポット状に集光されたレーザー光Lを連続して照射することにより、錘9の加工を行っている。このように、レーザー光Lとしてパルス状レーザー光を用いることにより、レーザー光Lの強度を変化させることなく一定としたまま、照射時間や照射ピッチを変更することにより、錘9に対する単位面積当たりのレーザー光Lの照射量すなわちエネルギー量を制御することができる。そのため、レーザー光Lが安定し、本工程を精度よく行うことができる。
レーザー光LのスポットSPの径としては、特に限定されないが、例えば、20μm以下であるのが好ましく、15μm以下であるのがより好ましい。これにより、錘9に対する十分な微細加工が可能となる。
また、レーザー光Lとしては、特に限定されないが、ピコ秒レーザー光であることが好ましい。なお、ピコ秒レーザー光とは、レーザー光Lのパルス幅をピコ秒レベルまで短パルス化したものである。ピコ秒レーザーを用いることにより、例えば、一般的なYAGレーザーと比べて高いピークパワーで錘9を蒸発させることができる。そのため、熱影響の少ない加工が可能となる。また、蒸発した錘材料の錘9上への再付着を効果的に抑制することができ、錘9上へのドロスの付着を効果的に抑制することができる。
また、レーザー光Lのパルス幅としては、特に限定されないが、錘9の構成材料の格子イオン温度を融点まで加熱したときの時間である衝突緩和時間よりも短いことが好ましい。これにより、上述の効果がより顕著なものとなる。本実施形態では、錘9がAuで構成されており、Auの衝突緩和時間が約25ピコ秒である。そのため、レーザー光Lのパルス幅としては、25ピコ秒以下であることが好ましく、20ピコ秒以下であることがより好ましく、10ピコ秒以下であることがさらに好ましい。
このようなレーザー光Lを錘9に照射することにより、照射された部分の一部または全部が除去されて、表面から凹んだ加工痕90が形成される。なお、図8および図9の実線で示すように、レーザー光Lが照射された部分の一部が除去されれば、当該部分の錘9が薄膜化されて、加工痕90が凹部で構成される。また、図8および図9の鎖線で示すように、レーザー光Lが照射された部分の全部が除去されれば、加工痕90が貫通孔で構成される。加工痕90としては、このいずれであってもよい。また、前述したように、レーザー光Lとしてパルス状レーザーを用いるため、加工痕90は、略円形のスポット状となる。
振動素子6では、加工痕90の配置に特徴を有する。そこで、以下では、加工痕90の配置ルール、言い換えると、加工痕90を錘9上のどの位置にどのように配置するのかについて具体的に説明する。なお、加工痕90の配置ルールは、検出腕71、72および駆動腕75、76、77、78で同様である。そのため、以下では、駆動腕75上の錘9について代表して説明し、その他の検出腕71、72および駆動腕76、77、78上の錘9については、その説明を省略する。
前述したように、駆動腕75には、その上面に開口する溝752と、その下面に開口する溝753とが形成されている。また、これら各溝752、753は、ウェットエッチングにより形成される。ここで、振動基板7の母材である水晶は、結晶軸に起因したエッチング異方性を有する。そのため、図10に示すように、溝752、753の横断面形状は、きれいな矩形とはならず、歪な多角形となる。そして、溝752、753は、駆動腕75の中心Oを通りZ軸方向に沿う軸に対して非対称な形状となる。
したがって、Y軸方向からの断面視において、駆動腕75の重心Gが駆動腕75の中心OからX軸方向マイナス側にずれている。ここで言う重心Gは、駆動腕75全体の重心である。また、Y軸方向からの断面視において、駆動腕75の重心Gと幅広部751の重心GhとがX軸方向にずれる。これらの重心ずれが駆動腕75で生じると、図11に示すように、駆動振動モードにおいて、駆動腕75に主振動である面内振動の他に、重心Gを中心としたY軸まわりの捩じり振動Vd1と、中心OのZ軸方向への面外振動Vd2と、が不要振動として生じてしまう。これは、他の駆動腕76、77、78についても同様である。
また、このような重心ずれが検出腕71で生じると、図12に示すように、検出振動モードにおいて、検出腕71に主振動である面内振動の他に、重心G’を中心としたY軸まわりの捩じり振動Vs1と、中心O’のZ軸方向への面外振動Vs2と、が不要振動として生じてしまう。これは、他の検出腕72についても同様である。
このように、検出腕71、72および駆動腕75、76、77、78に主振動以外の不要振動が生じると、振動素子6の振動バランスが崩れたり、振動素子6の振動漏れが増加したりして、振動素子6の振動特性すなわち角速度検出特性が低下する。
そこで、本実施形態では、錘9にレーザー光Lを照射する前と比べて、上述した不要振動が減少するように加工痕90の配置ルールを定めている。以下では、Z軸方向からの平面視で、駆動腕75の中心Oと重なり、駆動腕75の延在方向すなわちY軸方向に沿う軸を中心軸Loとし、駆動腕75の重心Gと重なり、駆動腕75の延在方向すなわちY軸方向に沿う軸を重心軸Lgとする。ここで、Z軸方向からの平面視で、中心Oは、腕部750の上面の幅方向すなわち延在方向であるY軸方向に直交するX軸方向の中心とも言える。つまり、中心軸Loは、腕部750の上面を幅方向に二等分する軸と言える。
また、Z軸方向からの平面視で、幅広部751の重心Ghと重なり、駆動腕75の延在方向すなわちY軸方向に沿う軸を幅広部重心軸Lghとする。ここで、幅広部751の重心Ghは、幅広部751上に形成されている電極8および錘9を含めた構造体の重心を意味する。幅広部751は、中心軸Loに対して対称であるため、錘9を除去する前においては、幅広部重心軸Lghは、Z軸方向の平面視で、中心軸Loと一致している。
また、Z軸方向からの平面視で、溝752の最深部752dと重なり、駆動腕75の延在方向に沿う軸を仮想軸Ldとする。このような仮想軸Ldは、中心軸Loに対して重心軸Lgとほぼ対称な関係となり易い。なお、溝752の幅や深さによっては、図13に示すように、最深部752dが幅を有する面で構成される場合もある。この場合は、Z軸方向からの平面視で、最深部752dの幅方向の中心と重なりY軸方向に沿う軸、すなわち、最深部752dを幅方向に二等分する軸を仮想軸Ldとすることができる。
図14に示すように、加工痕90は、少なくとも、錘9の中心軸Loに対して重心軸Lgと反対側の領域、すなわち、仮想軸Ld側の領域に形成されている。つまり、錘9は、中心軸Loに対してX軸方向マイナス側の領域Q1と、中心軸Loに対してX軸方向プラス側の領域Q2と、を有し、少なくとも領域Q2に加工痕90が形成されている。ただし、本実施形態では、加工痕90は、領域Q1、Q2のそれぞれに形成されている。図14に示す構成では、領域Q1に1つの加工痕90が形成されており、領域Q2に3つの加工痕90が形成されている。そして、領域Q1に形成されている加工痕90の面積をS1とし、領域Q2に形成されている加工痕90の面積(3つの加工痕90の面積の和)をS2としたとき、S1<S2の関係を満足している。なお、前記面積とは、Z軸方向からの平面視で、加工痕90の開口面積を意味する。
これにより、加工痕90を形成することによる錘9の質量減少量は、領域Q1の方が領域Q2よりも小さくなる。つまり、領域Q1での錘9の質量減少量をΔMq1とし、領域Q2での錘9の質量減少量をΔMq2としたとき、ΔMq1<ΔMq2の関係となる。そのため、加工痕90を形成することにより、加工痕90を形成する前と比べて、幅広部重心軸Lghが重心軸Lg側にずれる。これにより、重心軸Lgと幅広部重心軸Lghとを近づける、好ましくは一致させることができる。図14では、重心軸Lgと幅広部重心軸Lghとが一致している。これにより、不要振動の主な原因である中心Oと重心Gのずれ、および、重心Gと重心Ghとのずれのうち、重心Gと重心Ghとのずれを低減することができる。その結果、前述した駆動腕75の不要振動が減少し、振動素子6の振動特性の低下を効果的に抑制することができる。
ここで、各加工痕90は、同じ条件でレーザー光Lを照射することにより形成されている。そのため、各加工痕90は、形状(開口面積や深さ)が互いに同じであり、体積が互いに等しい。なお、前記「同じ」とは、形状が同一である場合の他にも、製造上生じ得る誤差を有する場合も含む意味である。これにより、領域Q1に形成されている加工痕90の数<領域Q2に形成されている加工痕90の数の関係を満足さえすれば、ΔMq1<ΔMq2の関係を満足することができる。そのため、加工痕90の配置をより簡単に決定することができる。
なお、少なくとも1つの加工痕90の形状が、他の加工痕90の形状と異なっていてもよい。この場合には、領域Q1に形成されている加工痕90の体積<領域Q2に形成されている加工痕90の体積の関係を満足することにより、ΔMq1<ΔMq2の関係を満足することができる。
また、Z軸方向からの平面視で、加工痕90は、仮想軸Ldに対してX軸方向の両側に形成されている。図14に示す構成では、仮想軸LdのX軸方向マイナス側に2つの加工痕90が形成されており、仮想軸LdのX軸方向プラス側に2つの加工痕90が形成されている。そして、仮想軸LdのX軸方向マイナス側に形成されている加工痕90の面積(2つの加工痕90の面積の和)と、仮想軸LdのX軸方向プラス側に形成されている加工痕90の面積(2つの加工痕90の面積の和)と、が等しい。これにより、仮想軸Ldの両側にバランスよく加工痕90が配置され、幅広部重心軸LghのX軸方向マイナス側への過度な変位を抑制することができる。そのため、より確実に、幅広部重心軸Lghを重心軸Lgに近づけることができる。また、加工痕90の配置がより簡単なものとなる。なお、前記「等しい」とは、互いの面積が一致する場合の他、例えば、製造上生じ得る誤差等によって互いの面積が若干異なっているような場合も含む意味である。
また、Z軸方向からの平面視で、4つの加工痕90は、X軸方向に並び、仮想軸Ldに対して対称に配置されている。これにより、仮想軸Ldの両側によりバランスよく加工痕90が配置され、より確実に、重心軸Lgと幅広部重心軸Lghとを近づけることができる。また、加工痕90の配置がより簡単なものとなる。
以上、加工痕90の配置ルールについて説明した。加工痕90の数や配置としては、S1<S2の関係を満足していれば、特に限定されない。例えば、領域Q1に加工痕90が形成されていなくてもよい。また、仮想軸LdのX軸方向マイナス側に形成されている加工痕90の面積と、仮想軸LdのX軸方向プラス側に形成されている加工痕90の面積と、が異なっていてもよい。また、仮想軸LdのX軸方向マイナス側に形成されている加工痕90と、仮想軸LdのX軸方向プラス側に形成されている加工痕90と、が仮想軸Ldに対して非対称であってもよい。また、例えば、検出腕71、72および駆動腕75、76、77、78の全てにおいてS1<S2の関係を満足していることが好ましいが、これに限定されず、検出腕71、72および駆動腕75、76、77、78の少なくとも1つにおいてS1<S2の関係を満足していればよい。
なお、図14に示すように、4つの加工痕90は、Y軸方向の形成位置がいずれも同一であるが、これに限定されず、少なくとも1つの加工痕90が他の加工痕90に対してY軸方向にずれて形成されていてもよい。
図1に戻って、回路素子3は、凹部211cの底面に固定されている。回路素子3には、振動素子6を駆動し、振動素子6に加わった角速度ωzを検出する駆動回路および検出回路が含まれている。ただし、回路素子3としては、特に限定されず、例えば、温度補償回路等、他の回路が含まれていてもよい。
また、支持基板4は、TAB(Tape Automated Bonding)実装用の基板である。支持基板4は、図2に示すように、枠状の基体41と、基体41に設けられている配線としての複数のリード42と、を有する。
基体41は、ポリイミド等の絶縁性の樹脂で構成されたフィルムからなる。ただし、基体41の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリイミド以外の絶縁性の樹脂で構成することもできる。また、基体41は、接合部材B1によって凹部211aの底面に固定され、さらに、この接合部材B1を介して各リード42と内部端子241とが電気的に接続されている。また、各リード42の先端部には接合部材B2によって振動素子6の基部70が固定され、さらに、この接合部材B2を介して各リード42と端子701〜706とが電気的に接続されている。これにより、振動素子6は、支持基板4を介してベース21に支持されると共に回路素子3と電気的に接続される。
基体41は、Z軸方向からの平面視で枠状をなし、内側に開口部411を有する。6本のリード42は、振動素子6を支持するボンディングリードであり、導電性を有する導電性部材により構成された配線パターンである。本実施形態では、導電性部材として、例えば、銅(Cu)、銅合金等の金属材料を用いている。6本のリード42は、それぞれ、基体41の下面に固定されている。
また、6本のリード42のうちの3本のリード42は、基体41の中心に対してX軸方向プラス側の部分に配置されており、その先端部が基体41の開口部411内まで延びている。一方、残りの3本のリード42は、基体41の中心に対してX軸方向マイナス側の部分に配置されており、その先端部が基体41の開口部411内まで延びている。これら各リード42の基端部は、基体41の下面に配置されており、接合部材B1を介して対応する内部端子241と電気的に接続されている。
また、各リード42は、それぞれ、途中で屈曲して上側に傾斜しており、先端部が基体41よりも上方すなわちZ軸方向プラス側に位置している。そして、各リード42の先端部に振動素子6の基部70が接合部材B2を介して固定されている。また、各リード42は、接合部材B2を介して対応する端子701〜706と電気的に接続されている。
なお、接合部材B1、B2としては、導電性と接合性とを兼ね備えていれば、特に限定されず、例えば、金バンプ、銀バンプ、銅バンプ、はんだバンプ等の各種金属バンプ、ポリイミド系、エポキシ系、シリコーン系、アクリル系の各種接着剤に銀フィラー等の導電性フィラーを分散させた導電性接着剤等を用いることができる。接合部材B1、B2として前者の金属バンプを用いると、接合部材B1、B2からのガスの発生を抑制でき、内部空間Sの環境変化、特に圧力の上昇を効果的に抑制することができる。一方、接合部材B1、B2として後者の導電性接着剤を用いると、接合部材B1、B2が比較的柔らかくなり、接合部材B1、B2において応力を吸収、緩和することができる。
以上、振動デバイス1の構成について説明した。次に、振動デバイス1の製造方法、特に、この中に含まれる振動素子6の製造方法について説明する。図15に示すように、振動デバイス1の製造方法は、水晶ウエハ内に振動素子6を準備する準備工程と、水晶ウエハ上で振動素子6の周波数を調整する第1周波数調整工程と、振動素子6をベース21にマウントするマウント工程と、ベース21上で振動素子6の周波数を調整する第2周波数調整工程と、ベース21にリッド22を接合する封止工程と、を含む。
[準備工程]
まず、水晶ウエハを準備し、フォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いて水晶ウエハをパターニングすることにより、水晶ウエハ内に複数の振動基板7を形成する。次に、スパッタリング等によって振動基板7の表面に電極8を形成し、さらに、蒸着等によって検出腕71、72および駆動腕75、76、77、78の幅広部711、721、751、761、771、781の上面に錘9を形成する。これにより振動素子6が得られる。
[第1周波数調整工程]
次に、水晶ウエハ上で振動素子6の共振周波数や振動バランスを調整する。具体的には、駆動腕75、76、77、78上に配置されている4つの錘9に対してレーザー光Lを照射し、前述したような配置ルールに基づいて、加工痕90を形成する。これにより、駆動振動モードの周波数および振動バランスを調整することができると共に、駆動振動モードにおける各駆動腕75、76、77、78の不要振動を効果的に低減することができる。同様に、検出腕71、72上に配置されている2つの錘9に対してレーザー光Lを照射し、前述したような配置ルールに基づいて、加工痕90を形成する。これにより、駆動振動モードの周波数および振動バランスを調整することができると共に、検出振動モードにおける各検出腕71、72の不要振動を効果的に低減することができる。
なお、全ての錘9に加工痕90を形成する必要はなく、加工痕90を形成する必要がない錘9がある場合には、その錘9への加工痕90の形成を省略してもよい。また、加工痕90を形成する必要がある錘9が複数ある場合には、その全ての錘9について前述した配置ルールに基づいて加工痕90を形成することが好ましいが、これに限定されず、少なくとも1つの錘9について前述した配置ルールに基づいて加工痕90を形成すればよい。
[マウント工程]
次に、振動素子6を水晶ウエハから切り取って、切り取った振動素子6を、支持基板4を介してベース21に接合する。なお、ベース21には、予め回路素子3が搭載されている。
[第2周波数調整工程]
前述のマウント工程において、振動素子6をベース21に固定することにより、振動素子6の共振周波数や振動バランスが水晶ウエハ上での共振周波数や振動バランスから変動するおそれがある。そのため、本工程では、前述した第1周波数調整工程と同様にして、少なくとも1つの錘9に加工痕90を形成し、駆動振動モードの共振周波数や振動バランス、検出振動モードの共振周波数や振動バランスを調整する。なお、本工程は、必要がなければ省略することができる。
[封止工程]
次に、真空状態で、例えば、シームリングからなる接合部材23を介してリッド22をベース21の上面にシーム溶接する。これにより、内部空間Sが気密封止され、振動デバイス1が得られる。
以上、振動デバイス1の製造方法について説明したが、振動デバイス1の製造方法としては、加工痕90の配置ルールに従っていれば、特に限定されない。例えば、第2周波数調整工程を行う場合には、第1周波数調整工程を省略してもよい。また、第1周波数調整工程を行う場合には、第2周波数調整工程を省略してもよい。また、第1周波数調整工程および第2周波数調整工程のいずれか一方を、上述とは異なる周波数調整方法で行ってもよい。
以上、振動デバイス1および振動デバイス1の製造方法について説明した。このような振動デバイス1に含まれる振動素子6は、基部70と、基部70に接続されている振動腕としての検出腕71、72および駆動腕75、76、77、78と、を有する。また、検出腕71、72は、主面である上面に開口する溝712、722を有する長尺な腕部710、720と、腕部710、720の先端側に位置し、主面である上面に錘9が配置されている錘部としての幅広部711、721と、を備える。同様に、駆動腕75、76、77、78は、主面である上面に開口する溝752、762、772、782を有する長尺な腕部750、760、770、780と、腕部750、760、770、780の先端側に位置し、主面である上面に錘9が配置されている錘部としての幅広部751、761、771、781と、を備える。また、錘9には、一部が除去されて検出腕71、72および駆動腕75、76、77、78の厚さ方向すなわちZ軸方向に凹んだ加工痕90が形成されている。上面の平面視で、駆動腕75の幅方向の中心Oと重なり、駆動腕75の延在方向であるY軸方向に沿う軸を中心軸Loとし、駆動腕75の重心Gと重なり、駆動腕75の延在方向であるY軸方向に沿う軸を重心軸Lgとしたとき、加工痕90は、少なくとも中心軸Loに対して重心軸Lgと反対側の領域Q2に形成されている。そして、中心軸Loに対して重心軸Lg側に位置する加工痕90の面積をS1とし、中心軸Loに対して重心軸Lgと反対側に位置する加工痕90の面積をS2としたとき、S1<S2の関係を満足している。なお、この関係は、検出腕71、72および駆動腕76、77、78についても同様である。
これにより、加工痕90を形成することによる錘9の質量減少量は、領域Q1の方が領域Q2よりも小さくなる。つまり、領域Q1での錘9の質量減少量をΔMq1とし、領域Q2での錘9の質量減少量をΔMq2としたとき、ΔMq1<ΔMq2の関係となる。そのため、加工痕90を形成することにより、加工痕90を形成する前と比べて、幅広部重心軸Lghが重心軸Lg側にずれる。これにより、重心軸Lgと幅広部重心軸Lghとを近づける、好ましくは一致させることができる。その結果、駆動腕75の不要振動が減少し、振動素子6の振動特性の低下を効果的に抑制することができる。
また、前述したように、上面の平面視で、溝752の最深部752dと重なり、駆動腕75の延在方向であるY軸方向に沿う軸を仮想軸Ldとしたとき、加工痕90は、仮想軸Ldに対して幅方向であるX軸方向の両側に形成されている。そして、仮想軸Ldに対してX軸方向の一方側に形成されている加工痕90の面積と、仮想軸Ldに対してX軸方向の他方側に形成されている加工痕90の面積と、が等しい。これにより、仮想軸Ldの両側にバランスよく加工痕90が配置され、重心軸Lgと幅広部重心軸Lghとをより確実に近づけることができる。また、加工痕90の配置がより簡単なものとなる。
また、前述したように、加工痕90は、仮想軸Ldに対して対称に配置されている。これにより、仮想軸Ldの両側によりバランスよく加工痕90が配置され、より確実に、幅広部重心軸Lghを重心軸Lgに近づけることができる。また、加工痕90の配置がより簡単なものとなる。
また、前述したように、加工痕90は、スポット状である。これにより、錘9の加工が容易となる。
また、前述したように、振動素子6は、基部70から第1方向であるY軸方向の両側に向けて延出する一対の検出腕71、72と、基部70からY軸方向に直交する第2方向であるX軸方向の両側に向けて延出する一対の連結腕73、74と、一方の連結腕73からY軸方向の両側に向けて延出する振動腕としての一対の駆動腕75、76と、他方の連結腕74からY軸方向の両側に向けて延出する振動腕としての一対の駆動腕77、78と、を有する。これにより、振動素子6の駆動振動モードの周波数や振動バランスを効果的に調整することができる。
また、前述したように、振動素子6は、基部70から第1方向であるY軸方向の両側に向けて延出する振動腕としての一対の検出腕71、72と、基部70からY軸方向に直交する第2方向であるX軸方向の両側に向けて延出する一対の連結腕73、74と、一方の連結腕73からY軸方向の両側に向けて延出する一対の駆動腕75、76と、他方の連結腕74からY軸方向の両側に向けて延出する一対の駆動腕77、78と、を有する。これにより、振動素子6の検出振動モードの周波数や振動バランスを効果的に調整することができる。
また、前述したように、振動デバイス1は、振動素子6を有する。これにより、振動デバイス1は、振動素子6の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
また、前述したように、振動素子6の製造方法は、基部70、および、基部70に接続されている振動腕としての検出腕71、72および駆動腕75、76、77、78を有する振動素子6を準備する工程と、錘9にレーザー光Lを照射し、錘9を検出腕71、72および駆動腕75、76、77、78の厚さ方向に薄肉化または除去することにより錘9に加工痕90を形成する工程と、を含んでいる。なお、検出腕71、72は、主面である上面に開口する溝712、722を有する長尺な腕部710、720と、腕部710、720の先端側に位置し、主面である上面に錘9が配置されている錘部としての幅広部711、721と、を備える。同様に、駆動腕75、76、77、78は、主面である上面に開口する溝752、762、772、782を有する長尺な腕部750、760、770、780と、腕部750、760、770、780の先端側に位置し、主面である上面に錘9が配置されている錘部としての幅広部751、761、771、781と、を備える。
また、上面の平面視で、駆動腕75の幅方向の中心Oと重なり、駆動腕75の延在方向であるY軸方向に沿う軸を中心軸Loとし、駆動腕75の重心Gと重なり、駆動腕75の延在方向であるY軸方向に沿う軸を重心軸Lgとしたとき、加工痕90を形成する工程では、少なくとも中心軸Loに対して重心軸Lgと反対側の領域Q2に加工痕90を形成する。そして、中心軸Loに対して重心軸Lg側に位置する加工痕90の面積をS1とし、中心軸Loに対して重心軸Lgと反対側に位置する加工痕90の面積をS2としたとき、S1<S2の関係を満足する。
これにより、加工痕90を形成することによる錘9の質量減少量は、領域Q1の方が領域Q2よりも小さくなる。つまり、領域Q1での錘9の質量減少量をΔMq1とし、領域Q2での錘9の質量減少量をΔMq2としたとき、ΔMq1<ΔMq2の関係となる。そのため、加工痕90を形成することにより、加工痕90を形成する前と比べて、幅広部重心軸Lghが重心軸Lg側にずれる。これにより、重心軸Lgと幅広部重心軸Lghとを近づける、好ましくは一致させることができる。その結果、駆動腕75の不要振動が減少し、振動素子6の振動特性の低下を効果的に抑制することができる。
<第2実施形態>
図16は、第2実施形態に係るスマートフォンを示す斜視図である。
図16に示すスマートフォン1200は、本発明の電子機器を適用したものである。このようなスマートフォン1200は、振動素子6が搭載され、発振器として用いられる振動デバイス1と、振動デバイス1から出力される信号に基づいて動作する演算処理回路1210と、を有する。演算処理回路1210は、例えば、画面1208から入力された入力信号に基づいて、表示画面を変化させたり、特定のアプリケーションを立ち上げたり、警告音や効果音を鳴らしたり、振動モーターを駆動して本体を振動させたりすることができる。
このような電子機器としてのスマートフォン1200は、振動素子6と、振動素子6から出力される信号に基づいて動作する演算処理回路1210と、を有する。そのため、スマートフォン1200は、前述した振動素子6の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、振動素子6を備える電子機器は、前述したスマートフォン1200の他にも、例えば、パーソナルコンピューター、デジタルスチールカメラ、タブレット端末、時計、スマートウォッチ、インクジェットプリンター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、スマートグラス、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)等のウェアラブル端末、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ドライブレコーダー、ページャー、電子手帳、電子辞書、電子翻訳機、電卓、電子ゲーム機器、玩具、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器、魚群探知機、各種測定機器、移動体端末基地局用機器、車両、鉄道車輌、航空機、ヘリコプター、船舶等の各種計器類、フライトシミュレーター、ネットワークサーバー等に適用することができる。
<第3実施形態>
図17は、第3実施形態に係る自動車を示す斜視図である。
図17に示す移動体としての自動車1500は、エンジンシステム、ブレーキシステムおよびキーレスエントリーシステム等のシステム1502を含んでいる。また、自動車1500は、振動素子6が搭載され、発振器として用いられる振動デバイス1と、振動デバイス1から出力される信号に基づいて動作し、システム1502を制御する演算処理回路1510と、を有する。
このように、移動体としての自動車1500は、振動素子6と、振動素子6から出力される信号に基づいて動作する演算処理回路1510と、を有する。そのため、自動車1500は、前述した振動素子6の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
なお、振動素子6を備える移動体は、自動車1500の他、例えば、ロボット、ドローン、二輪車、航空機、船舶、電車、ロケット、宇宙船等であってもよい。
以上、本発明の振動素子、振動デバイス、電子機器、移動体および振動素子の製造方法について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1…振動デバイス、2…パッケージ、21…ベース、211、211a、211b、211c…凹部、22…リッド、23…接合部材、241、242…内部端子、243…外部端子、3…回路素子、4…支持基板、41…基体、411…開口部、42…リード、6…振動素子、7…振動基板、70…基部、701、702、703、704、705、706…端子、71、72…検出腕、73、74…連結腕、75、76、77、78…駆動腕、710、720、750、760、770、780…腕部、711、721、751、761、771、781…幅広部、712、713、722、723、752、753、762、763、772、773、782、783…溝、752d…最深部、8…電極、81…駆動信号電極、82…駆動定電位電極、83…第1検出信号電極、84…第1検出接地電極、85…第2検出信号電極、86…第2検出接地電極、9…錘、90…加工痕、1200…スマートフォン、1208…画面、1210…演算処理回路、1500…自動車、1502…システム、1510…演算処理回路、B1、B2…接合部材、BW…ボンディングワイヤー、G、G’…重心、Gh…幅広部重心、L…レーザー光、Ld…仮想軸、Lg…重心軸、Lgh…幅広部重心軸、Lo…中心軸、O、O’…中心、Q1、Q2…領域、S…内部空間、SP…スポット、Vd1、Vs1…捩じり振動、Vd2、Vs2…面外振動、a、b…矢印、ωz…角速度

Claims (10)

  1. 基部と、
    前記基部に接続され、主面に開口する溝を有する長尺な腕部と、前記腕部の先端側に位置し、主面に錘が配置されている錘部と、を備える振動腕と、を有し、
    前記錘には、一部が除去されて前記振動腕の厚さ方向に凹んだ加工痕が形成され、
    前記主面の平面視で、前記振動腕の幅方向の中心と重なり、前記振動腕の延在方向に沿う軸を中心軸とし、前記振動腕の重心と重なり、前記振動腕の延在方向に沿う軸を重心軸としたとき、
    前記加工痕は、少なくとも前記中心軸に対して前記重心軸と反対側の領域に形成され、
    前記中心軸に対して前記重心軸側に位置する前記加工痕の面積をS1とし、
    前記中心軸に対して前記重心軸と反対側に位置する前記加工痕の面積をS2としたとき、
    S1<S2の関係を満足することを特徴とする振動素子。
  2. 前記主面の平面視で、前記溝の最深部と重なり、前記振動腕の延在方向に沿う軸を仮想軸としたとき、
    前記加工痕は、前記仮想軸に対して前記幅方向の両側に形成されており、
    前記仮想軸に対して前記幅方向の一方側に形成されている前記加工痕の面積と、前記仮想軸に対して前記幅方向の他方側に形成されている前記加工痕の面積と、が等しい請求項1に記載の振動素子。
  3. 前記加工痕は、前記仮想軸に対して対称に配置されている請求項2に記載の振動素子。
  4. 前記加工痕は、スポット状である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動素子。
  5. 前記基部から第1方向の両側に向けて延出する一対の検出腕と、
    前記基部から前記第1方向に直交する第2方向の両側に向けて延出する一対の連結腕と、
    一方の前記連結腕から前記第1方向の両側に向けて延出する前記振動腕としての一対の駆動腕と、
    他方の前記連結腕から前記第1方向の両側に向けて延出する前記振動腕としての一対の駆動腕と、を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動素子。
  6. 前記基部から第1方向の両側に向けて延出する前記振動腕としての一対の検出腕と、
    前記基部から前記第1方向に直交する第2方向の両側に向けて延出する一対の連結腕と、
    一方の前記連結腕から前記第1方向の両側に向けて延出する一対の駆動腕と、
    他方の前記連結腕から前記第1方向の両側に向けて延出する一対の駆動腕と、を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動素子。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動素子を有することを特徴とする振動デバイス。
  8. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動素子と、
    前記振動素子から出力される信号に基づいて動作する演算処理回路と、を有することを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の振動素子と、
    前記振動素子から出力される信号に基づいて動作する演算処理回路と、を有することを特徴とする移動体。
  10. 基部、および、前記基部に接続され、主面に開口する溝を有する長尺な腕部と、前記腕部の先端側に位置し、主面に錘が配置されている錘部と、を備える振動腕を有する振動素子を準備する工程と、
    前記錘にレーザー光を照射し、前記錘を前記振動腕の厚さ方向に薄肉化または除去することにより前記錘に加工痕を形成する工程と、を含み、
    前記主面の平面視で、前記振動腕の幅方向の中心と重なり、前記振動腕の延在方向に沿う軸を中心軸とし、前記振動腕の重心と重なり、前記振動腕の延在方向に沿う軸を重心軸としたとき、
    前記加工痕を形成する工程では、少なくとも前記中心軸に対して前記重心軸と反対側の領域に前記加工痕を形成し、
    前記中心軸に対して前記重心軸側に位置する前記加工痕の面積をS1とし、
    前記中心軸に対して前記重心軸と反対側に位置する前記加工痕の面積をS2としたとき、
    S1<S2の関係を満足することを特徴とする振動素子の製造方法。
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