JP2021132050A - 有機半導体装置及び有機半導体装置の製造方法 - Google Patents

有機半導体装置及び有機半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有機半導体膜上への導電体膜の形成に伴う有機半導体膜の変質を抑制することができる有機半導体装置及びその製造方法を提供する。【解決手段】第1の基板に有機半導体膜を形成する。第1の基板とは異なる第2の基板に、導電体膜及び導電体膜の周囲に延在する粘着性を有する絶縁体からなる粘着膜を形成する。第1の基板と第2の基板とを貼り合わせ、粘着膜によって有機半導体膜と導電体膜とが接触した状態を維持する。【選択図】図1J

Description

開示の技術は、有機半導体装置及び有機半導体装置の製造方法に関する。
有機半導体膜を有する有機半導体装置の製造方法に関する技術として、以下の技術が知られている。
例えば、特許文献1には、基材と、上記基材上に形成された第2電極層とを少なくとも有する転写体、及び基板と、上記基板上に形成された第1電極層とを少なくとも有する太陽電池側基板を調製する調製工程と、上記転写体及び太陽電池側基板を、第2電極層と第1電極層とが対向するように配置し、第2電極層を第1電極層上へ光電変換層を介して転写させる転写工程と、を含む有機薄膜太陽電池の製造方法が記載されている。
特許文献2には、基板と第1電極とを提供する工程と、ポリエチレングリコール分子を含有する半導体層を基板上に形成する工程と、導電高分子層を第1電極上に形成する工程と、導電高分子層に半導体層を貼り付けるように、基板と前記半導体層を導電高分子層上に置く工程と、基板を取り除く工程と、有機光電薄膜素子が形成されるように、第2電極を前記半導体層上に形成する工程と、を含む有機光電薄膜素子の製造方法が記載されている。
特開2004−335737号公報 特開2012−99780号公報
有機半導体膜を有する有機薄膜トランジスタ等の有機半導体装置は、有機半導体膜と接する導電体膜からなる電極を有する。電極は、例えば、スパッタまたは蒸着により金属膜を有機半導体膜上に成膜し、パターニングすることで形成される。しかしながら、スパッタ及び蒸着による金属膜の成膜においては、金属原子が、比較的高いエネルギーを持って有機半導体膜に到達することから、有機半導体膜が変質するおそれがある。また、金属粒子を溶媒中に分散させた導電性インクを用いて電極を形成する手法も存在するが、導電性インクに含まれる溶媒によって有機半導体膜が変質するおそれがある。また、電極を構成する導電体膜のパターニングがエッチング処理を伴う場合、このエッチング処理によって有機半導体膜が変質するおそれがある。このように、従来の有機半導体装置の製造方法によれば、有機半導体膜上への導電体膜の成膜時及び導電体膜のパターニング時に有機半導体膜を変質させるおそれがあった。
開示の技術は、有機半導体膜上への導電体膜の形成に伴う有機半導体膜の変質を抑制することを目的とする。
開示の技術に係る有機半導体装置の製造方法は、第1の基板に有機半導体膜を形成する工程と、第1の基板とは異なる第2の基板に、導電体膜及び導電体膜の周囲に延在する粘着性を有する絶縁体からなる粘着膜を形成する工程と、第1の基板と第2の基板とを貼り合わせ、粘着膜によって有機半導体膜と導電体膜とが接触した状態を維持する工程と、を含む。
開示の技術に係る製造方法は、第1の基板と第2の基板とを貼り合わせる前に、第2の基板上で導電体膜をパターニングする工程を含んでいてもよい。導電体膜のパターニングは、導電体膜の表面に開口部を有するマスクを形成する工程と、導電体膜の、開口部から露出した部分をエッチングする工程と、含んでいてもよい。また、導電体膜のパターニングは、粘着膜の表面に開口部を有するマスクを形成する工程と、粘着膜の表面の、開口部から露出した部分に導電体膜を形成する工程と、を含んでいてもよい。
開示の技術に係る製造方法は、第1の基板と第2の基板とを貼り合わせる前に、第1の電極、絶縁膜及び有機半導体膜が積層された積層体を第1の基板上に形成する工程を更に含んでいてもよく、導電体膜のパターニングによって導電体膜からなる互いに分離した第2の電極及び第3の電極を形成してもよい。
第1の基板と第2の基板との貼り合わせを、第1の基板及び第2の基板の少なくとも一方を加熱した状態で行ってもよい。
開示の技術に係る製造方法は、第1の基板と第2の基板とを貼り合わせた後に、有機半導体膜、導電体膜及び粘着膜を含む構造体に熱処理を行う工程を更に含んでいてもよい。
開示の技術に係る製造方法は、第1の基板と第2の基板とを貼り合わせた後に、第2の基板を除去する工程を更に含んでいてもよい。
開示の技術に係る半導体装置は、第1の基板に形成された有機半導体膜と、有機半導体膜上に設けられた導電体膜と、有機半導体膜及び導電体膜を覆い、有機半導体膜と導電体膜とが接触した状態を維持する絶縁体からなる粘着性を有する粘着膜と、を含む。
開示の技術に係る有機半導体装置は、粘着膜の表面に設けられ、第1の基板と対向する第2の基板を更に含んでいてもよい。
開示の技術に係る有機半導体装置は、有機半導体膜との間に絶縁膜を挟んで設けられた第1の電極と、導電体膜からなる互いに分離した第2の電極及び第3の電極と、を含んでいてもよい。
開示の技術によれば、有機半導体膜上への導電体膜の形成に伴う有機半導体膜の変質を抑制することが可能となる。
開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の構成の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。 開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置の構成の一例を示す断面図である。
以下、開示の技術の実施形態について図面を参照しつつ説明する。尚、各図面において、実質的に同一又は等価な構成要素又は部分には同一の参照符号を付している。
[第1の実施形態]
図1A〜図1Kは、開示の技術の第1の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。
はじめに、絶縁体または半導体からなる第1の基板11を用意する(図1A)。第1の基板11として、ガラス基板、樹脂基板及びシリコン基板等を用いることが可能である。第1の基板11は、板状であってもよいし、可撓性を有するフィルム状であってもよい。
次に、例えば、スパッタ法を用いて、第1の基板11の表面にゲート電極20を構成する導電体膜を形成する。導電体膜の材料として例えば、Cr(クロム)等の金属を用いることが可能である。次に、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、上記導電体膜をパターニングする。これにより、第1の基板11の表面にゲート電極20が形成される(図1A)。
次に、例えばスピンコート法、ディップコート法、スプレー塗布法などの塗布法を用いて、塗布型の絶縁性樹脂を第1の基板11の表面に塗布し、乾燥させる。これにより、第1の基板11の表面に、ゲート電極20を覆うゲート絶縁膜21が形成される(図1B)。ゲート絶縁膜21の材料となる塗布型の絶縁性樹脂として、フッ素樹脂を用いることが可能である。
次に、例えば、エッジキャスト法を用いて、有機半導体材料の塗布液をゲート絶縁膜21の表面に塗布する。これにより、ゲート絶縁膜21を介してゲート電極20を覆う有機半導体膜30を形成する(図1C)。有機半導体材料の塗布液として、例えば、トルエンに、TIPSペンタセン(6,13-Bis(triisopropylsilylethynyl)pentacene)を溶解したものを用いることができる。エッジキャスト法では、ゲート絶縁膜21との間に空間を形成するカバー部材(図示せず)を用いる。このカバー部材とゲート絶縁膜21との間に形成された空間に、有機半導体材料の塗布液を充填して、充填した塗布液を乾燥させることにより有機半導体膜30が形成される。カバー部材は、ゲート絶縁膜21の表面に塗布された有機半導体材料の塗布液の流動を規制し、更に塗布液の乾燥を制御する。このようなカバー部材を用いるエッジキャスト法によれば、良好な結晶性を有する有機半導体膜を形成することが可能となる。なお、カバー部材を用いたエッジキャスト法による有機半導体膜の形成方法の詳細は、例えば、特開2014−179568号公報に記載されている。
次に、第1の基板11とは別の第2の基板12を用意する。第2の基板12として、ガラス基板、樹脂基板、金属基板及びシリコン基板等を用いることが可能である。第2の基板12は、板状であってもよいし、可撓性を有するフィルム状であってもよい。第2の基板12の材料として、例えば、アクリル、ポリカーボネート、PET、PEN、PVC、TAC、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリスチレン、PPS、PTFE,PEEK,PES、アラミド、ポリオレフィン等の樹脂、及び、鉄、ステンレス、銅、ニッケル、アルミまたはアルミ合金、ジュラルミン、チタン合金等の金属を用いることが可能である。上記の材料のうち、PET、PEN、ポリイミドを特に好適も用いることが可能である。
次に、第2の基板12の表面に、粘着性を有する厚さ1〜100μm程度(典型的には10μm程度)の絶縁体からなる粘着膜40を形成する(図1D)。粘着膜40の材料として、例えば、10〜1000[Pa・s]程度(典型的には100[Pa・s]程度)の粘度を有する樹脂材料を用いることができる。そのような樹脂材料として、例えば非構造用接着剤として市販されているものを用いることができ、例えばスリーエム社製のスプレーのり77を好適に用いることができる。粘着膜40は、例えばスプレー塗布法を用いて、スプレーのり77の塗布液を、第2の基板12の表面に塗布した後、乾燥させることで形成することができる。
次に、例えば、蒸着法またはスパッタ法により、粘着膜40の表面に、ドレイン電極51及びソース電極52を構成する導電体膜50を形成する(図1E)。導電体膜50の材料として、例えばAu(金)等の金属を用いることが可能である。
次に、導電体膜50の表面にレジストマスク60を形成する(図1F)。レジストマスク60は、公知のフォトリソグラフィ技術を用いて形成することが可能である。すなわち、導電体膜50の表面に感光性を有するレジスト膜を形成し、レジスト膜に対して露光処理及び現像処理を施すことでレジストマスク60が形成される。レジストマスク60は、ドレイン電極51及びソース電極52のパターンに応じてパターニングされる。
次に、レジストマスク60を介して導電体膜50をエッチングすることで導電体膜50をパターニングする。導電体膜50のエッチングは、ドライエッチング技術またはウェットエッチング技術を用いることが可能である。導電体膜50のエッチングにより、互いに分離したドレイン電極51及びソース電極52が形成される。ドレイン電極51及びソース電極52の周囲には粘着膜40が延在した状態となる(図1G)。その後、レジストマスク60を除去する(図1H)。
次に、第1の基板11上に形成されたゲート電極20、ゲート絶縁膜21及び有機半導体膜30を含む積層体と、第2の基板12上に粘着膜40を介して形成されたドレイン電極51及びソース電極52とが向かい合うように第1の基板11及び第2の基板12を対向させる。また、ドレイン電極51とソース電極52との間にゲート電極20が位置するように、第1の基板11と第2の基板12との相対位置を調整する(図1I)。
次に、ドレイン電極51及びソース電極52と有機半導体膜30とが接触(密着)するように第1の基板11と第2の基板12とを貼り合わせる。導電体膜50の周囲に延在する粘着膜40が、第1の基板11上に形成されたゲート電極20、ゲート絶縁膜21及び有機半導体膜30を含む積層体を、ドレイン電極51及びソース電極52とともに覆う。粘着膜40の粘着性によって、ドレイン電極51及びソース電極52と、有機半導体膜30とが接触(密着)した状態が維持される(図1J)。
第1の基板11と第2の基板12とを貼り合わせる際に、第1の基板11及び第2の基板12の少なくとも一方を、他方の側に押し付ける押圧力を加えることが好ましい。これにより、ドレイン電極51及びソース電極52と有機半導体膜30との密着性を高めることができる。また、粘着膜40が熱可塑性を有する場合、第1の基板11及び第2の基板12の少なくとも一方を加熱した状態で、第1の基板11と第2の基板12との貼り合わせを行ってもよい。加熱により熱可塑性を有する粘着膜40の流動性が高まり、粘着膜40の、ドレイン電極51及びソース電極52と有機半導体膜30とが接触(密着)した状態を維持する機能が促進される。
以上の各工程を経ることにより、有機半導体装置1が完成する。なお、第1の基板11と第2の基板12とを貼り合わせた後に、有機半導体膜30、ドレイン電極51、ソース電極52及び粘着膜40を含む構造体に熱処理を施してもよい。これにより有機半導体膜30と、ドレイン電極51及びソース電極52との接触状態が良好となり、接触抵抗を小さくすることができる。また、必要に応じて、図1Kに示すように、第2の基板12を粘着膜40から剥離してもよい。第2の基板12を粘着膜40から剥離する場合、剥離が容易となるように、第2の基板12と粘着膜40との接着力をコントロールしておくことが好ましい。第2の基板12と粘着膜40との接着力のコントロールは、例えば、第2の基板12に表面処理を施すこと等によって行うことができる。
開示の技術の実施形態に係る有機半導体装置1は、図1Kに示すように、第1の基板11に形成された有機半導体膜30と、有機半導体膜30との間にゲート絶縁膜21を挟んで設けられたゲート電極20と、有機半導体膜30の表面に設けられたドレイン電極51及びソース電極52と、有機半導体膜30、ドレイン電極51及びソース電極52を覆い、有機半導体膜30と、ドレイン電極51及びソース電極52とが接触(密着)した状態を維持する粘着膜40と、を有する。また、有機半導体装置1は、図1Jに示すように、粘着膜40の表面に設けられ、第1の基板11と対向する第2の基板12を更に含み得る。第2の基板12は、粘着膜40の表面を保護する保護膜として機能する。本実施形態に係る有機半導体装置1は、所謂トップコンタクト・ボトムゲート型の有機薄膜トランジスタの形態を有する。
開示の技術の第1の実施形態に係る製造方法によれば、第1の基板11と第2の基板12との貼り合わせによって導電体膜50(ドレイン電極51及びソース電極52)と有機半導体膜30とを接触(密着)させることで、有機半導体膜30上への電極形成が完了する。また、粘着膜40によって導電体膜50(ドレイン電極51及びソース電極52)と有機半導体膜30とが接触(密着)した状態が維持される。従って、電極形成において、スパッタ及び蒸着のような有機半導体膜30の表面に比較的高いエネルギーを持った金属原子を衝突させる処理を伴うことがなく、有機半導体膜30上への導電体膜50の形成(電極の形成)が可能である。
また、開示の技術第1の実施形態に係る製造方法によれば、導電体膜50のパターニングは、第1の基板11と第2の基板12とを貼り合わせる前に、第2の基板12上に形成された導電体膜50に対して行われる。従って、導電体膜50をパターニングする際のエッチング処理による影響が、有機半導体膜30に及ぶことはない。従って、導電体膜50(ドレイン電極51及びソース電極52)の形成に伴う有機半導体膜30の変質を抑制することが可能である。
なお、上記の実施形態では、レジストマスク60を介したエッチングにより導電体膜50のパターニングを行う場合を例示したが(図1F、図1G)、導電体膜50のパターニングは、例えば、図2A〜図2Cに示す方法によって行うことも可能である。すなわち、第2の基板12上に形成した粘着膜40の表面に、ドレイン電極51及びソース電極52のパターンに応じた開口部71を有するレジストマスク70を形成する(図2A)。次に、蒸着法またはスパッタ法によって、粘着膜40の表面に、レジストマスク70を介して導電体膜50を形成する。導電体膜50は、レジストマスク70の表面、及び粘着膜40の、レジストマスク70の開口部71において露出した部分を覆う(図2B)。次に、レジストマスク70を、その表面を覆う導電体膜50とともに除去する(図2C)。これにより、導電体膜50がパターニングされ、粘着膜40の表面にドレイン電極51及びソース電極52が形成される。
また、上記の実施形態では、第1の基板11上に成膜された導電体膜のパターニングによってゲート電極20を形成し、塗布型の絶縁性樹脂を用いてゲート絶縁膜21形成する場合を例示したが、この態様に限定されるものではない。例えば、第1の基板11として機能する導電性が付与されたシリコン基板をゲート電極20とし、このシリコン基板の表面に形成された熱酸化膜をゲート絶縁膜21としてもよい。
また、有機半導体装置1は、図3に示すように、上下を反転させることで、ボトムコンタクト・トップゲート型の有機薄膜トランジスタとして使用することも可能である。
[第2の実施形態]
図4A〜図4Gは、開示の技術の第2の実施形態に係る有機半導体装置の製造方法の一例を示す断面図である。
はじめに、絶縁体または半導体からなる第1の基板11を用意する(図4A)。次に、例えば、エッジキャスト法を用いて、有機半導体材料の塗布液を第1の基板11の表面に塗布し、乾燥させる。これにより、第1の基板11の表面に有機半導体膜30が形成される(図4A)。
次に、例えば、スピンコート法、ディップコート法、スプレー塗布法などの塗布法を用いて、ゲート絶縁膜21を構成する塗布型の絶縁性樹脂21aを有機半導体膜30の表面に塗布する。絶縁性樹脂21aとして、フッ素樹脂を用いることが可能である。続いて、例えば、スパッタ法を用いて、絶縁性樹脂21aの表面にゲート電極20を構成する導電体膜20aを形成する。導電体膜20aの材料として例えば、Cr(クロム)等の金属を用いることが可能である。
次に、フォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用いて、導電体膜20a及び絶縁性樹脂21aをパターニングする。これにより、有機半導体膜30の表面に、ゲート絶縁膜21及びゲート電極20が形成される(図4C)。
次に、第1の基板11とは別の第2の基板12を用意する(図4D)。第2の基板12として、ガラス基板、樹脂基板及びシリコン基板等を用いることが可能である。第2の基板12は、板状であってもよいし、可撓性を有するフィルム状であってもよい。第2の基板12の材料として、例えばPETを用いることができる。次に、第2の基板12の表面に、粘着膜40を形成し、粘着膜40の表面に導電体膜を形成し、上記導電体をパターニングすることで、粘着膜40の表面にドレイン電極51及びソース電極52を形成する(図4D)。粘着膜40の材料、成膜方法、並びにドレイン電極51及びソース電極52の材料、成膜方法及びパターニング方法は、第1の実施形態と同様である。
次に、第1の基板11上に形成されたゲート電極20、ゲート絶縁膜21及び有機半導体膜30を含む積層体と、第2の基板12上に粘着膜40を介して形成されたドレイン電極51及びソース電極52とが向かい合うように第1の基板11及び第2の基板12を対向させる。また、ドレイン電極51とソース電極52との間にゲート電極20が位置するように、第1の基板11と第2の基板12との相対位置を調整する(図4E)。
次に、ドレイン電極51及びソース電極52と有機半導体膜30とが接触(密着)するように第1の基板11と第2の基板12とを貼り合わせる。導電体膜50の周囲に延在する粘着膜40が、第1の基板11上に形成されたゲート電極20、ゲート絶縁膜21及び有機半導体膜30を含む積層体を、ドレイン電極51及びソース電極52とともに覆う。粘着膜40の粘着性により、ドレイン電極51及びソース電極52と、有機半導体膜30とが接触(密着)した状態が維持される(図4F)。
第1の基板11と第2の基板12とを貼り合わせる際に、第1の基板11及び第2の基板12の少なくとも一方を、他方の側に押し付ける押圧力を加えることが好ましい。これにより、ドレイン電極51及びソース電極52と有機半導体膜30との密着性を高めることができる。また、粘着膜40が熱可塑性を有する場合、第1の基板11及び第2の基板12の少なくとも一方を加熱した状態で第1の基板11と第2の基板12との貼り合わせを行ってもよい。加熱により熱可塑性を有する粘着膜40の流動性が高まり、粘着膜40の、ドレイン電極51及びソース電極52と有機半導体膜30とが接触(密着)した状態を維持する機能が促進される。
以上の各工程を経ることにより、開示の技術の第2の実施形態に係る有機半導体装置1Aが完成する。なお、第1の基板11と第2の基板12とを貼り合わせた後に、有機半導体膜30、ドレイン電極51、ソース電極52及び粘着膜40を含む構造体に熱処理を施すことが好ましい。これにより有機半導体膜30と、ドレイン電極51及びソース電極52との接触状態が良好となり、接触抵抗を小さくすることができる。また、必要に応じて、図4Gに示すように、第2の基板12を粘着膜40から剥離してもよい。
開示の技術の第2の実施形態に係る有機半導体装置1Aは、図4Gに示すように、第1の基板11に形成された有機半導体膜30と、有機半導体膜30との間にゲート絶縁膜21を挟んで設けられたゲート電極20と、有機半導体膜30の表面に設けられたドレイン電極51及びソース電極52と、有機半導体膜30、ドレイン電極51及びソース電極52を覆い、有機半導体膜30とドレイン電極51及びソース電極52とが接触(密着)した状態を維持する粘着膜40と、を有する。また、有機半導体装置1Aは、図4Fに示すように、粘着膜40の表面に設けられ、第1の基板11と対向する第2の基板12を更に含み得る。第2の基板12は、粘着膜40の表面を保護する保護膜として機能する。本実施形態に係る有機半導体装置1Aは、所謂トップコンタクト・トップゲート型の有機薄膜トランジスタの形態を有する。
開示の技術の第2の実施形態に係る製造方法によれば、第1の実施形態に係る製造方法と同様、第1の基板11と第2の基板12との貼り合わせによって導電体膜50(ドレイン電極51及びソース電極52)と有機半導体膜30とを接触(密着)させることで、有機半導体膜30上への電極形成が完了する。また、粘着膜40によって導電体膜50(ドレイン電極51及びソース電極52)と有機半導体膜30とが接触(密着)した状態が維持される。従って、スパッタ法及び蒸着法のような、有機半導体膜30の表面に比較的高いエネルギーを持った金属原子を衝突させる処理を伴うことがなく、有機半導体膜30上への導電体膜50の形成(電極の形成)が可能である。また、導電体膜50のパターニングは、第1の基板11と第2の基板12とを貼り合わせる前に、第2の基板12上に形成された導電体膜50に対して行われる。従って、導電体膜50をパターニングする際のエッチング処理による影響が、有機半導体膜30に及ぶことはない。従って、導電体膜50(ドレイン電極51及びソース電極52)の形成に伴う有機半導体膜30の変質を抑制することが可能である。
なお、有機半導体装置1Aは、図5に示すように、上下を反転させることで、ボトムコンタクト・ボトムゲート型の有機薄膜トランジスタとして使用することも可能である。
[実施例]
以下において、開示の技術の実施例について説明する。
縦20mm、横20mm、厚さ0.5mmのn型のシリコン基板を用意した。シリコン基板は、導電性を有しており、第1の基板11として機能すると共にゲート電極20としても機能する。次に、熱処理によりシリコン基板の表面に、ゲート絶縁膜21として機能する厚さ300nm程度の熱酸化膜を形成した。
次に、トルエンにTIPSペンタセンを溶解して、有機半導体材料の塗布液を調製した。塗布液におけるTIPSペンタセンの濃度を1質量%とした。次に、エッジキャスト法を用いて、シリコン基板の表面に形成された熱酸化膜の表面に、上記の塗布液を塗布し、乾燥させることで、熱酸化膜の表面に有機半導体膜を形成した。
次に、第2の基板12として機能するPET(ポリエチレンテレフタラート)フィルムを用意した。次に、粘着膜40として機能するスプレーのり77を、スプレー塗布法によって塗布し、乾燥させ、PETフィルムの表面に粘着膜40を形成した。次に、ドレイン電極及びソース電極のパターンに対応した、1辺が1mmの正方形の2つ開口部を有するレジストマスクを、粘着膜40の表面に形成した。次に、上記のレジストマスクを介してAu(金)のスパッタリングを行った後、上記のレジストマスクを除去することで、粘着膜40の表面にドレイン電極及びソース電極を形成した。
次に、加熱ラミネータを用いて、第1の基板11として機能するシリコン基板と、第2の基板12として機能するPETフィルムを貼り合わせることで、ドレイン電極及びソース電極と有機半導体膜とを接触(密着)させた。以上の各工程を経ることにより、第1の実施例に係る有機薄膜トランジスタが完成した。
第2の実施例として、ドレイン電極及びソース電極のパターニングを、フォトリソグラフィ及びエッチングによって行った有機薄膜トランジスタを作製した。
第1の比較例として、有機半導体膜の表面に形成したマスクを介したAuのスパッタリングによりドレイン電極及びソース電極を形成した有機薄膜トランジスタを作製した。
第2の比較例として、蒸着法によって有機半導体膜の表面にAu膜を形成し、フォトリソグラフィ及びエッチングによるAu膜のパターニングを行ってドレイン電極及びソース電極を形成した有機薄膜トランジスタを作製した。
第1及び第2の実施例に係る有機薄膜トランジスタ、並びに第1及び第2の比較例に係る有機薄膜トランジスタの各々について動作確認を行った。第1及び第2の実施例に係る有機薄膜トランジスタについては、それぞれトランジスタとして動作することが確認された。一方、第1及び第2の比較例に係る有機薄膜トランジスタについては、それぞれトランジスタとして動作しなかった。第1の比較例に係る有機薄膜トランジスタについては、Auのスパッタリングにより有機半導体膜が変質したものと推測される。第2の比較例に係る有機薄膜トランジスタについては、Au膜をパターニングする際のフォトリソグラフィ及びエッチングにより、有機半導体膜が変質したものと推測される。
1、1A 有機半導体装置
11 第1の基板
12 第2の基板
20 ゲート電極
20a 導電体膜
21 ゲート絶縁膜
21a 絶縁性樹脂
30 有機半導体膜
40 粘着膜
50 導電体膜
51 ドレイン電極
52 ソース電極
60、70 レジストマスク
71 開口部

Claims (11)

  1. 第1の基板に有機半導体膜を形成する工程と、
    前記第1の基板とは異なる第2の基板に、導電体膜及び前記導電体膜の周囲に延在する粘着性を有する絶縁体からなる粘着膜を形成する工程と、
    前記第1の基板と前記第2の基板とを貼り合わせ、前記粘着膜によって前記有機半導体膜と前記導電体膜とが接触した状態を維持する工程と、
    を含む有機半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1の基板と前記第2の基板とを貼り合わせる前に、前記第2の基板上で前記導電体膜をパターニングする工程を含む
    請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記導電体膜のパターニングは、
    前記導電体膜の表面に開口部を有するマスクを形成する工程と、
    前記導電体膜の、前記開口部から露出した部分をエッチングする工程と、
    を含む請求項2に記載の製造方法。
  4. 前記導電体膜のパターニングは、
    前記粘着膜の表面に開口部を有するマスクを形成する工程と、
    前記粘着膜の表面の、前記開口部から露出した部分に前記導電体膜を形成する工程と、
    を含む請求項2に記載の製造方法。
  5. 前記第1の基板と前記第2の基板とを貼り合わせる前に、第1の電極、絶縁膜及び前記有機半導体膜が積層された積層体を前記第1の基板上に形成する工程を更に含み、
    前記導電体膜のパターニングによって前記導電体膜からなる互いに分離した第2の電極及び第3の電極を形成する
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 前記第1の基板と前記第2の基板との貼り合わせを、前記第1の基板及び前記第2の基板の少なくとも一方を加熱した状態で行う
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 前記第1の基板と前記第2の基板とを貼り合わせた後に、前記有機半導体膜、前記導電体膜及び前記粘着膜を含む構造体に熱処理を行う工程を更に含む
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の製造方法。
  8. 前記第1の基板と前記第2の基板とを貼り合わせた後に、前記第2の基板を除去する工程を更に含む
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の製造方法。
  9. 第1の基板に形成された有機半導体膜と、
    前記有機半導体膜上に設けられた導電体膜と、
    前記有機半導体膜及び前記導電体膜を覆い、前記有機半導体膜と前記導電体膜とが接触した状態を維持する絶縁体からなる粘着性を有する粘着膜と、
    を含む有機半導体装置。
  10. 前記粘着膜の表面に設けられ、前記第1の基板と対向する第2の基板を更に含む
    請求項9に記載の有機半導体装置。
  11. 前記有機半導体膜との間に絶縁膜を挟んで設けられた第1の電極と、
    前記導電体膜からなる互いに分離した第2の電極及び第3の電極と、
    を含む請求項9または請求項10に記載の有機半導体装置。
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