JP2010003908A - 薄膜デバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被転写体を良好に転写することが可能な製造技術を提供すること。
【解決手段】(a)剥離層(11)を第1基板(10)上に形成すること、(b)絶縁膜、配線膜及び薄膜素子を含む被転写体(12)を剥離層上に形成すること、(c)接着層(34)を介して被転写体と第2基板(40)とを接合すること、(d)波長λのレーザー光を剥離層に照射することによって当該剥離層に剥離を生じさせること、(e)被転写体から第1基板を分離することによって当該被転写体を第2基板上へ転写すること、を含み、(b)において、絶縁膜のうちの剥離層と配線膜(22)との間に設けられた部分の厚さをL、当該部分の屈折率をn、任意の整数をm、とすると、L=m×λ/(2n)の関係を満たすように当該絶縁膜が形成される、薄膜デバイスの製造方法である。
【選択図】図4

Description

本発明は、素子転写法を利用して薄膜素子(例えば薄膜トランジスタ)を含む薄膜デバイスを製造する技術に関する。
素子転写法を利用した薄膜デバイスの製造技術の従来例は、例えば特開2003−31778号公報(特許文献1)に開示されている。従来の素子転写法においては、まず製造元基板上に剥離層を設け、この剥離層の上側に薄膜デバイスが形成される。次に、接着剤を用いて薄膜デバイスを転写先基板と接着する。次に、製造元基板を介して剥離層にレーザー光を照射すること等によって剥離層を加熱し、剥離層の密着力を低下させ、製造元基板を取り去る。これにより、薄膜デバイスが製造元基板から転写先基板上へ転写される。かかる素子転写法によれば、耐熱性が低い等、薄膜素子の形成に適しない基板上(例えば、プラスチック基板上)に薄膜素子を容易に製造することが可能となる。
しかしながら、上述した素子転写法を用いる場合において、剥離層に対するレーザー光の照射強度が強すぎると薄膜デバイスを損傷するおそれがある。一方で、剥離層に対するレーザー光の照射強度が弱いと剥離層に十分なエネルギーが与えられないことから剥離層の密着力が必要十分に低下せず、転写不良が発生するおそれがある。
特開2003−31778号公報
本発明に係る具体的態様は、被転写体を良好に転写することが可能な製造技術を提供することを一つの目的とする。
本発明に係る一態様の薄膜デバイスの製造方法は、転写法を用いた薄膜デバイスの製造方法であって、(a)剥離層を第1基板上に形成すること、(b)絶縁膜、配線膜及び薄膜素子を含む被転写体を前記剥離層上に形成すること、(c)接着層を介して前記被転写体と第2基板とを接合すること、(d)波長λのレーザー光を前記剥離層に照射することによって当該剥離層に剥離を生じさせること、(e)前記被転写体から前記第1基板を分離することによって当該被転写体を前記第2基板上へ転写すること、を含み、前記(b)において、前記絶縁膜のうちの前記剥離層と前記配線膜との間に設けられた部分の厚さをL、当該部分の屈折率をn、任意の整数をm、とすると、L=m×λ/(2n)の関係を満たすように当該絶縁膜が形成される、薄膜デバイスの製造方法である。ここで、前記薄膜素子とは例えば薄膜トランジスタであり、前記配線膜とは例えばソースドレイン配線膜である。
上述した製造方法では、被転写体に含まれる絶縁膜のうち、剥離層と配線膜との間に設けられた部分の厚さに関して上記した所定の条件を満たすことにより光学的なマッチングを図っている。それにより、第1基板側から入射したレーザー光(ここでは「入射光」という。)と、この入射光が被転写体内の配線膜によって反射して発生した反射光とが剥離層に対して同位相で加わるので入射光と反射光との干渉が抑えられ、剥離層に効率良くエネルギーが与えられる。従って、剥離層の密着力をより効率良く低下させることが可能となるため、良好な転写が実現される。
好ましくは、前記被転写体は、平面視において前記被転写体の周縁に設けられた反射膜(例えば、金属膜などの導電膜)を更に含む。
第1基板側から入射したレーザー光(入射光)と、この入射光が反射膜によって反射して発生した反射光とが剥離層に対して同位相で加わるので入射光と反射光との干渉が抑えられ、剥離層の被転写体周縁に対応した部位においても効率良くエネルギーが与えられる。それにより、剥離層の被転写体周縁に対応する部位においても当該剥離層の密着力をより効率よく低下させることが可能となるため、良好な転写が実現される。特に、被転写体周縁での密着力の低下により被転写体の周囲から剥離ないしは亀裂が生じるので転写が更に容易になり、転写不良をより低減する効果が得られる。
上述した反射膜は、断面視において前記配線膜と同層に形成されることが好ましい。また、この反射膜は、例えば上記した配線膜と同一材料からなることも好ましい。
それにより、製造工程の簡素化が図られる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る薄膜デバイスの構成について概略的に示す模式平面図である。図1(A)は、第1基板(薄膜チップ製造基板)10上に複数の薄膜チップ(被転写体)12が形成された様子を示す図である。なお、図中では代表例としていくつかの薄膜チップ12にのみ符号を付している。このように第1基板10上に形成された薄膜チップ12が転写先基板としての第2基板上へ転写されることによって、本実施形態に係る薄膜デバイスが製造される。製造工程の詳細については後述する。
図1(B)に示すように、各薄膜チップ12はそれぞれ裏面に複数のパッド部14を有する。また、各薄膜チップ12は、平面視においてそれぞれの薄膜チップ12の周縁に沿って設けられた反射膜15を更に含む。図示の例では、この反射膜15は閉じた環状に設けられているが、反射膜15の形状はこれに限定されない。また、図1(C)に示すように、各薄膜チップ12はそれぞれ複数の薄膜トランジスタ(薄膜素子)16を含む。図中ではそのうちの一部として3つの薄膜トランジスタ16が示されている。各薄膜トランジスタ16は、それぞれ上記した複数のパッド部14のいずれか1つと電気的に接続されている。
図2は、薄膜チップに含まれる薄膜トランジスタ等の構成を示す模式図である。詳細には、図2(A)は薄膜トランジスタ等の模式平面図であり、図2(B)は図2(A)におけるB−B線に対応する模式断面図である。図2(B)に示すように、薄膜トランジスタ16は、基板10上に剥離層11を介して形成されている。図2(A)又は図2(B)に示すように、薄膜トランジスタ16は、半導体膜18と、この半導体膜18の上層に配置されたゲート絶縁膜17と、ゲート絶縁膜17の上層であって半導体膜18上に配置されたゲート配線膜20と、を含んで構成されている。ゲート配線膜20の上層には層間絶縁膜19が配置されている。層間絶縁膜19の上層にはソースドレイン配線膜22、24、26が配置されている。層間絶縁膜19の上層には、例えばアクリル等の樹脂膜からなるパッシベーション膜21が設けられている。
ソースドレイン配線膜22は、層間絶縁膜19に設けられた開口(コンタクトホール)22aを介して半導体膜18の一端側と接続されている。同様に、ソースドレイン配線24は、層間絶縁膜19に設けられた開口24aを介して半導体膜18の他端側と接続されている。ソースドレイン配線26は、一端側が層間絶縁膜19に設けられた開口26aを介して半導体膜18の略中央部と接続されており、他端側が層間絶縁膜19に設けられた開口26bを介して配線膜28と接続されている。また、図2(B)に示すように、断面視において各ソースドレイン配線膜22等と同層にパッド部14及び反射膜15が形成されている。なお、反射膜15を各ソースドレイン配線膜22等とは別層に設けても良い。
配線膜28は、ソースドレイン配線26とパッド部14とを電気的に接続するためのものであり、上述したゲート配線膜20と同一の材料を用いて同層に設けられている。ゲート配線膜20は、図示のように2つの電極枝を有し、一方の電極枝がソースドレイン配線22とソースドレイン配線26の間に配置され、他方の電極枝がソースドレイン配線24とソースドレイン配線26の間に配置されている。
ここで、各層の構成の一例について説明する。第1基板10は、薄膜トランジスタ16の製造プロセス温度に対応する耐熱性を有することが必要であり、石英ガラス、ソーダガラス等が用いられる。第1基板10の板厚は例えば0.5mm〜0.7mm程度である。剥離層11は、レーザー光の照射によってエネルギーが付与された際に層内や界面において剥離を生じるものであることが必要であり、例えば膜厚が100nm程度の非晶質硅素膜(a−Si)が用いられる。水素をある程度含有した非晶質硅素膜であることも好ましい。下地絶縁膜13は、例えば膜厚が数百nm程度の酸化硅素膜(SiO2)である。ゲート絶縁膜17は、例えば膜厚が数十nm程度の酸化硅素膜(SiO2)である。層間絶縁膜19は、例えば膜厚が数百nm程度の酸化硅素膜(SiO2)である。これらの非晶質硅素膜、酸化硅素膜は、例えば化学気相堆積法(CVD法)によって形成することが可能である。また、ゲート配線膜20は、例えば膜厚が500nm程度のタンタル膜(Ta)である。各ソースドレイン配線膜22、24、26は、例えば膜厚が900nm程度のアルミニウム膜(Al)である。また、本実施形態においては、パッド部14及び反射膜15も各ソースドレイン配線膜22、24、26と同層に形成されており、例えば膜厚が900nm程度のアルミニウム膜である。これらのパッド部14、反射膜15、ゲート配線膜20、ソースドレイン配線膜22、24、26は、それぞれ、例えばスパッタ法や蒸着法などの物理気相堆積法によって金属膜を成膜した後に当該金属膜をパターニングすることによって形成することが可能である。
図3及び図4は、薄膜デバイスの製造方法について示す模式断面図である。まず、第1基板10上に設けられた剥離層11上に、薄膜素子としての薄膜トランジスタ16を含む薄膜チップ12を形成する(図3(A))。薄膜チップ12については公知技術を用いて形成可能である。また、薄膜チップ12の詳細構成については上述した図2に示した通りである。
このとき、下地絶縁膜13、ゲート絶縁膜17及び層間絶縁膜19からなる絶縁層については、剥離層11と各ソースドレイン配線膜22、24、26との間に設けられた部分の厚さをL(図3(A)参照)とし、この部分の屈折率がnであり、任意の整数をm、とすると、L=m×λ/(2n)の関係を満たすように形成される。ただし、λは、後述する工程において剥離層11に照射されるレーザー光の波長である。例えば、本実施形態では下地絶縁膜13、ゲート絶縁膜17及び層間絶縁膜19はともに酸化硅素膜であるので、屈折率はn=1.49であるとする。また、レーザー光の波長を、例えばλ=308nmとする。これらの条件下において、任意の整数をm=8と設定すると、上述した絶縁膜の厚さLは、827nmと導かれる。よって、この厚さの条件を満たすように下地絶縁膜13、ゲート絶縁膜17及び層間絶縁膜19が形成される。一例を示せば、下地絶縁膜13の膜厚を200nm、ゲート絶縁膜17の膜厚を80nm、層間絶縁膜19を547nmとすれば、L=827nmの条件が実現される。
次に、パッシベーション膜21の一部を除去することにより、パッド部14を部分的に露出させる開口21aを形成する(図3(B))。具体的には、開口21aを形成すべき箇所に孔31aを有するエッチングマスク31をパッシベーション膜21上に形成する(図3(A)参照)。このようなエッチングマスク31は、例えば、レジスト膜を成膜し、当該レジスト膜を露光及び現像することにより得られる。その後、このエッチングマスク31を介して、CF4ガス等を用いた反応性イオンエッチングを行うことにより、パッシベーション膜21の一部(エッチングマスク31の孔31aに対応する箇所)が除去される。それにより、パッド部14の一部を露出させる開口21aが得られる。その後、エッチングマスク31が除去される。そして、開口21aを介してパッド部14と接するバンプ32が形成される。バンプ32は、例えば無電解めっき法等によってNi/Auを選択成長することによって形成し得る。
次に、接着層34を介して薄膜チップ12と第2基板40とを接合する(図3(C))。接着層34としては、例えば熱硬化性接着剤や光硬化性接着剤などが用いられる。スクリーン印刷技術等を用いて接着層34を塗布することにより、第1基板10上に形成された複数の薄膜チップ12のうち所望のものを選択的に第2基板40と接合させることができる。第2基板40としては、ガラス基板、プラスチック基板など種々のものを採用し得る。接着層34としては、例えば、80℃、30分間の加熱処理によって硬化する熱硬化性接着剤が好適に用いられる。本実施形態における接着層34としては、多数の微小な導電粒子を含む導電異方性接着剤が用いられており、図示のように接着層34に含まれる導電粒子を介して第2基板40側の配線膜41と第1基板10側のバンプ32とが電気的に接続される。
次に、剥離層11に対してエネルギーを付与することによって当該剥離層11に剥離を生じさせる。本実施形態では、エネルギーの付与は、第1基板10を介して剥離層11にレーザー光を照射することによって行われる。このため、第1基板10としては、本工程で使用されるレーザー光を透過するものであることが必要となる。レーザー光としては、例えば、XeClエキシマレーザー装置を用いて発生させた波長λ=308nmのレーザー光が好適に用いられる。このレーザー光照射により、非晶質硅素膜からなる剥離層11にアブレーションが生じ、剥離層11の密着力が低下する。それにより、薄膜チップ12が第1基板10から分離し、第2基板40上へ転写される。図4(A)に示した工程を経ることにより、薄膜チップ12はいわゆるフェイスダウンの形で第2基板40上に転写される(図4(B))。以上のようにして、第1基板10上に形成された薄膜チップ12が第2基板40上に転写される。
ここで、上述したように、下地絶縁膜13、ゲート絶縁膜17及び層間絶縁膜19は、剥離層11と各ソースドレイン配線膜22、24、26との間に設けられた部分の厚さLが、L=m×λ/(2n)の関係を満たすように形成されている(ただし、n;当該部分の屈折率、λ;レーザー光の波長、m;任意の整数)。このため、第1基板10側から入射したレーザー光(ここでは「入射光」という。)と、この入射光が各ソースドレイン配線膜22等の配線膜によって反射して発生した反射光とが剥離層11に対して同位相で加わる。すなわち、入射光と反射光との干渉を抑えることができるので、剥離層11に効率良くエネルギーが与えられる。従って、剥離層11の密着力をより効率良く低下させることが可能となるため、良好な転写が実現される。
また、反射膜15が各ソースドレイン配線膜22等と同層に形成されているので、下地絶縁膜13、ゲート絶縁膜17及び層間絶縁膜19のうちの剥離層11と反射膜15との間に設けられた部分の厚さLも上記のL=m×λ/(2n)の関係を満たす。このため、第1基板10側から入射したレーザー光(入射光)と、この入射光が反射膜15によって反射して発生した反射光とが剥離層11に対して同位相で加わるので、剥離層11の薄膜チップ12周縁に対応した部位においても効率良くエネルギーが与えられる。それにより、剥離層11の薄膜チップ12周縁に対応する部位においても当該剥離層11の密着力をより効率よく低下させることが可能となるため、良好な転写が実現される。特に、薄膜チップ12周縁での密着力を低下させるにより、薄膜チップ12の周囲から剥離ないしは亀裂が生じるようにすることができるので転写が一層容易になり、転写不良をより低減する効果が得られる。
以上のように本実施形態では、各絶縁膜のうちの剥離層と配線膜との間に設けられた部分の厚さに関して所定の条件を満たすことにより光学的なマッチングを図っている。それにより、良好な転写性が確保される。
また、剥離層と反射膜との間に設けられた部分の厚さに関しても所定の条件を満たすことにより光学的なマッチングを図っているため、一層良好な転写性が確保される。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上述した実施形態においては、薄膜素子の一例として薄膜トランジスタを挙げていたが、薄膜素子はこれに限定されるものではない。他の薄膜素子としては、例えば抵抗素子や容量素子等の受動素子も挙げられる。
また、上述した実施形態においてはいわゆるトップゲート型の構造を有する薄膜トランジスタを例示していたが、採用し得る構造はこれに限定されない。例えば、ボトムゲート型の構造を有する薄膜トランジスタであっても本発明を適用可能である。
また、上述した実施形態における各要素の構成材料、膜厚、成膜法など諸条件は一例であり、上記内容に限定されるものではない。
また、上述した実施形態においては1回の転写を伴う薄膜デバイスの製造方法について説明したが、2回の転写を伴った薄膜デバイスの製造方法についても本発明を適用可能である。
薄膜デバイスの構成について概略的に示す模式平面図である。 薄膜チップに含まれる薄膜トランジスタ等の構成を示す模式図である。 薄膜デバイスの製造方法について示す模式断面図である。 薄膜デバイスの製造方法について示す模式断面図である。
符号の説明
10…第1基板、11…剥離層、12…薄膜チップ、13…下地絶縁膜、14…パッド部、15…反射膜、16…薄膜トランジスタ、17…ゲート絶縁膜、19…層間絶縁膜、22、24、26…ソースドレイン配線膜、34…接着層、40…第2基板、41…配線膜

Claims (5)

  1. 転写法を用いた薄膜デバイスの製造方法であって、
    (a)剥離層を第1基板上に形成すること、
    (b)絶縁膜、配線膜及び薄膜素子を含む被転写体を前記剥離層上に形成すること、
    (c)接着層を介して前記被転写体と第2基板とを接合すること、
    (d)波長λのレーザー光を前記剥離層に照射することによって当該剥離層に剥離を生じさせること、
    (e)前記被転写体から前記第1基板を分離することによって当該被転写体を前記第2基板上へ転写すること、
    を含み、前記(b)において、前記絶縁膜のうちの前記剥離層と前記配線膜との間に設けられた部分の厚さをL、当該部分の屈折率をn、任意の整数をm、とすると、L=m×λ/(2n)の関係を満たすように当該絶縁膜が形成される、
    薄膜デバイスの製造方法。
  2. 前記被転写体は、平面視において前記被転写体の周縁に設けられた反射膜を更に含む、請求項1に記載の薄膜デバイスの製造方法。
  3. 前記反射膜は、断面視において前記配線膜と同層に形成される、請求項2に記載の薄膜デバイスの製造方法。
  4. 前記配線膜と前記反射膜とが同一材料からなる、請求項2又は3に記載の薄膜デバイスの製造方法。
  5. 前記薄膜素子が薄膜トランジスタであり、前記配線膜がソースドレイン配線膜である、請求項1乃至4の何れか1項に記載の薄膜デバイスの製造方法。
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