JP2021131979A - リチウムイオン電池用負極 - Google Patents

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Abstract

【課題】Siを含む負極活物質を用いた場合において、容量維持率の低下を抑制することができるリチウムイオン電池用負極を提供する。【解決手段】Siを含む負極活物質11に硫化物固体電解質12を被覆してなる負極複合活物質10と、ピロリジニウム、テトラアルキルアンモニウム及びテトラアルキルホスホニウムムからなる群から選択される少なくとも1種のカチオン、及びカルボラン系アニオンを含む柔粘性結晶20と、を含有し、負極活物質の表面に対する硫化物固体電解質の被覆率は80%以上であり、硫化物固体電解質及び柔粘性結晶の合計に対する柔粘性結晶の体積割合が30vol%〜75vol%である、リチウムイオン電池用負極100。【選択図】図1

Description

本願はリチウムイオン電池用負極に関する。
二次電池の負極活物質としてSiが注目されている。Siは高理論容量を有するので、電池の高エネルギー密度化に有効であるためである。ただし、Siは充放電に伴う体積変化が大きいため、膨張収縮によって負極活物質と固体電解質との界面、及び固体電解質と固体電解質との界面にクラック(割れ)が生じ、イオン伝導性を低下させる虞がある。
かかるSiの膨張収縮を抑制する対策として、Siを含む活物質を固体電解質で被覆することが知られている。このような技術は、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1には、活物質粒子に硫化物系固体電解質を被覆してなる複合活物質粒子と、繊維状の導電材と、複合活物質粒子よりも平均粒径の小さい硫化物系固体電解質粒子と、を含むことを特徴とする電極合材が開示されている。また、同文献において、活物質粒子は負極活物質として用いることもでき、負極活物質の具体例としてLiSi等のリチウムシリコン酸化物、Si等の金属が例示されている。さらに、同文献の図2において、活物質を酸化物系固体電解質で覆い、さらに硫化物系固体電解質で覆う形態が開示されている。
特開2016−207418号公報 国際公開第2008/81811号 特開2009−211910号公報 特開2016−139461号公報
本発明者の知見によれば、Siを含む負極活物質に固体電解質を被覆することにより、Siの膨張収縮による負極活物質と固体電解質との界面に生じるクラックをある程度抑制することができる。しかしながら、固体電解質と固体電解質との界面に生じるクラックを抑制しきれず、効果は限定的である。負極活物質と固体電解質との界面、又は固体電解質と固体電解質との界面にクラックが生じると、イオン伝導性が低下し、電池の容量維持率が低下する問題がある。
したがって、本願の目的は、上記実情を鑑み、Siを含む負極活物質を用いた場合において、容量維持率の低下を抑制することができるリチウムイオン電池用負極を提供することである。
上記問題を解決するために、本発明者が鋭意検討した結果、負極活物質を硫化物固体電解質で被覆してなる負極複合活物質と、所定の柔粘性結晶とを有するリチウムイオン電池用負極であって、さらに負極複合体活物質の表面に対する硫化物固体電解質の被覆率及び負極内の固体電解質の合計に対する柔粘性結晶の体積割合を所定の範囲に調整することにより、電池の容量維持率の低下を抑制することができることを見出した。
なお、電解質として柔粘性結晶を用いることは、例えば特許文献2〜4に記載されているが、特許文献2〜4において柔粘性結晶を使用する目的は、本願において柔粘性結晶を使用する目的とは異なっている。
以上のことより、本願は上記課題を解決するための一つの手段として、Siを含む負極活物質に硫化物固体電解質を被覆してなる負極複合活物質と、ピロリジニウム、テトラアルキルアンモニウム及びテトラアルキルホスホニウムムからなる群から選択される少なくとも1種のカチオン、及びカルボラン系アニオンを含む柔粘性結晶と、を含有し、負極活物質の表面に対する硫化物固体電解質の被覆率は80%以上であり、硫化物固体電解質及び柔粘性結晶の合計に対する柔粘性結晶の体積割合が30vol%〜75vol%である、リチウムイオン電池用負極を開示する。
上記リチウムイオン電池用負極によれば、Siを含む負極活物質を用いたとしても、容量維持率の低下を抑制することができる。
リチウムイオン電池用負極100の模式図である。 リチウムイオン全固体電池1000の断面概略図である。 負極活物質の表面に対する第二の固体電解質の被覆率と、負極内電解質に対する第一の固体電解質の体積割合を示した図である。
[リチウムイオン電池用負極]
本開示のリチウムイオン電池用負極は、Siを含む負極活物質に硫化物固体電解質を被覆してなる負極複合活物質と、ピロリジニウム、テトラアルキルアンモニウム及びテトラアルキルホスホニウムからなる群から選択される少なくとも1種のカチオン、及びカルボラン系アニオンを含有する柔粘性結晶、を含み、負極活物質の表面に対する硫化物固体電解質の被覆率が80%以上であり、硫化物固体電解質及び固体電解質の合計に対する固体電解質の体積割合が30vol%〜75vol%であることを特徴としている。
本開示のリチウムイオン電池用負極は上記の構成を備えることにより、Siを含む負極活物質を用いたとしても、負極活物質と固体電解質との界面及び固体電解質と固体電解質との界面に生じるクラックを抑制できるので、上記負極を電池に適用した場合に容量維持率の低下を抑制することができる。
以下、本開示のリチウムイオン電池用負極について、一実施形態であるリチウムイオン負極100を用いて説明する。
<リチウムイオン電池用負極100>
リチウムイオン電池用負極100(以下、「負極100」ということがある。)の模式図を図1に示した。図1に示した通り、負極100はSiを含む負極活物質11に第二の固体電解質12を被覆してなる負極複合活物質10と、第一の固体電解質20と、を含有している。
(負極複合活物質10)
負極複合活物質10は負極活物質11に第二の固体電解質12を被覆してなるものである。このようにSiを含む負極活物質11を固体電解質で被覆することにより、充放電による負極活物質11の膨張収縮を抑制することができるので、負極活物質11表面の近傍のクラックの発生を抑制することができる。具体的には、負極活物質11と第二固体電解質12との界面、及び負極複合活物質10と第一の固体電解質20との界面に生じるクラックの発生を抑制することができる。
負極活物質11としては、Siを含む活物質であれば特に限定されない。例えば、Si金属や、Siを含む合金等を挙げることができる。Si元素を含有する活物質は、体積膨張率が極めて高い。例えば、Si単体を負極活物質として用いた場合、体積膨張率は、約4倍となる。このため、Si元素を含有する負極活物質を用いた場合、他の活物質を用いた場合と比較して、負極100の効果をより高い次元で得ることができる。
第二の固体電解質12は硫化物固体電解質である。硫化物固体電解質は、硫黄(S)を含有し、かつ、イオン伝導性を有する材料である。好ましくは、Li、A(Aは、P、Si、Ge、AlおよびBの少なくとも1種である)、およびSを含有する硫化物固体電解質である。中でも、硫化物固体電解質は、オルト組成のアニオン構造(PS43−構造、SiS44−構造、GeS44−構造、AlS33−構造、BS33−構造)をアニオンの主成分として有することが好ましい。オルト組成のアニオン構造の割合は、硫化物固体電解質における全アニオン構造に対して、70mol%以上であることが好ましく、90mol%以上であることがより好ましい。オルト組成のアニオン構造の割合は、ラマン分光法、NMR、XPS等により決定できる。さらに、硫化物固体電解質は、X(Xは、I、BrおよびClの少なくとも1つである)をさらに含有していてもよい。また、硫化物固体電解質は、Sの一部がOに置換されていてもよい。
具体的には、硫化物系固体電解質としては、LiS−P、LiS−SiS、LiX−LiS−SiS、LiX−LiS−P、LiX−LiO−LiS−P、LiX−LiS−P、LiX−LiPO−P、及びLiPS等が挙げられる。なお、上記「LiS−P」の記載は、LiSおよびPを含む原料組成物を用いてなる材料を意味し、他の記載についても同様である。また、上記LiXの「X」は、ハロゲン元素を示す。上記LiXを含む原料組成物中にLiXは1種又は2種以上含まれていてもよい。LiXが2種以上含まれる場合、2種以上の混合比率は特に限定されるものではない。
また、硫化物固体電解質は、硫化物ガラスであっても良く、その硫化物ガラスを熱処理して得られる硫化物ガラスセラミックスであっても良い。硫化物ガラスは、例えば、LiS、P等の原料を含有する原料組成物に対して、非晶質化法を行うことにより得ることができる。非晶質化法としては、例えば、メカニカルミリング法および溶融急冷法が挙げられ、中でも、メカニカルミリング法が好ましい。常温での処理が可能になり、製造工程の簡略化を図ることができるからである。メカニカルミリングは、原料組成物を、機械的エネルギーを付与しながら混合する方法であれば特に限定されるものではないが、例えば、ボールミル、ターボミル、メカノフュージョン、ディスクミルが挙げられる。
一方、硫化物ガラスセラミックスは、例えば、硫化物ガラスを結晶化温度以上の温度で熱処理することにより得ることができる。すなわち、原料組成物に対して、非晶質化法を行い、さらに熱処理を行うことにより、硫化物ガラスセラミックスを得ることができる。
ここで、負極活物質11の表面に対する第二の固体電解質(硫化物固体電解質)12の被覆率は80%以上である。好ましくは90%以上である。第二の固体電解質12の被覆率が80%未満である場合は、未被覆部と第一固体電解質との相互作用により、高抵抗となり、容量維持率が低下する。被覆率の上限は特になく、100%であってもよい。被覆率は断面観察の元素分布測定などの公知の方法により測定することができる。
第二固体電解質12による負極活物質11への被覆は、例えば粒子複合化装置等を用いて公知の方法により行うことができる。装置の条件は目的に応じて適宜設定する。
(第一の固体電解質20)
第一の固体電解質20は柔粘性結晶である。柔粘性結晶は、リチウムイオン伝導性を有していて、かつ、ピロリジニウム、テトラアルキルアンモニウム及びテトラアルキルホスホニウムからなる群より選択される少なくとも1種のカチオンと、カルボランアニオンとを含む。ここで、柔粘性結晶とは、規則的に整列した三次元結晶格子から構成され、分子種もしくは分子イオンのレベルでは配向的、回転的な無秩序さが存在する物質として定義される。柔粘性結晶は、結晶という固体形態をとりながら柔粘性を兼ね備えるため、電極と電解質との界面の微細な凹凸に応じた形態に変化できる。例えば、一般的な柔粘性結晶の弾性率は硫化物固体電解質の1/20〜1/100程度である。そのため、Siと含む負極活物質11の膨張収縮を吸収でき、固体電解質間の界面に生じるクラックの発生を抑制することができる。具体的には、第一の固体電解質と第二の固体電解質との界面及び第二の固体電解質12同士の界面に生じるクラックの発生を抑制することができる。
第一の固体電解質20のカチオン源としては、ピロリジニウム、テトラアルキルアンモニウムおよびテトラアルキルホスホニウムからなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。これらのアルキル基における炭素鎖が長いカチオン源を含むことで、良好な柔粘性を示す。アルキル基の炭素数は、4以上であることが好ましい。
ピロリジニウムの例としては、N,N−ジメチルピロリジニウム、N−メチル−N−エチルピロリジニウム、N−メチル−プロピルピロリジニウム、N−メチル−ブチルピロリジニウム、N−エチル−メチルピロリジニウム、N−ブチル−メチルピロリジニウム、等が挙げられる。
テトラアルキルアンモニウムの例としては、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、等が挙げられる。テトラアルキルホスホニウムの例としては、テトラメチルホスホニウム、テトラエチルホスホニウム、テトラブチルホスホニウム等が挙げられる。
第一の固体電解質20は、カルボランアニオン源を含む。ここで、カルボランアニオンとは、ホウ素原子と炭素原子からなる多面体型クラスターであるカルボラン(carborane)において、多面体の頂点にあるホウ素原子の一部が炭素原子で置換されたアニオンである。本開示におけるカルボランアニオン源に含まれるカルボランアニオンは、下記一般式:
(C
(式中、xおよびyは、それぞれ独立して1以上の整数であり、Mは、H、F、ClおよびBrの少なくとも1種であり、zは、0以上の整数である)
で表される。中でも、カルボランアニオンは、CB10 およびCB1112 から選択される少なくとも1種であることが好ましい。CB10 およびCB1112 は、硫化物固体電解質との反応性が低く、界面抵抗の増加を抑制できるためである。
第一の固体電解質(柔粘性結晶)は、リチウムイオン伝導性を有する。柔粘性結晶にリチウムイオン伝導性を付与させる方法は特に限定されないが、例えば、カルボランアニオン源として、少なくともカルボランアニオンのリチウム塩を用いることで、リチウムイオン伝導性を発現することができる。本開示におけるカルボランアニオンのリチウム塩は、CB10LiおよびCB1112Liから選択される少なくとも1種であることが好ましい。
第一の固体電解質(柔粘性結晶)における、カルボランアニオンのリチウム塩の含有割合は、10mol%以上であり、20mol%以上であってもよく、30mol%以上であってもよい。また、その上限は、90mol%以下であり、80mol%以下であってもよく、70mol%以下であってもよい。第1の固体電解質における、カルボランアニオンのリチウム塩の含有割合が、10mol%より小さい場合、イオン伝導度が低下するため、容量維持率が低下してしまう。一方、90mol%より大きい場合、柔粘性が低下するため、容量維持率が低下してしまう。
第一の固体電解質の製造方法は特に制限されない。例えば、イオン交換水中でカチオンおよびアニオンを共晶させ、得られた沈殿物を加熱溶解する。続いて、該沈殿物が溶解した溶解液に対して、アニオンのリチウム塩を溶解させ、該溶解液を冷却後、ろ過により回収することで、第1の固体電解質を含む固体を得る。該固体を粉砕処理することで、所望の第一の固体電解質を得ることができる。
負極100において、第一の固体電解質(柔粘性結晶)20及第二の固体電解質(硫化物固体電解質)12の合計に対する第一の固体電解質(柔粘性結晶)20の体積割合は30vol%〜75vol%である。第一の固体電解質20の体積割合が30vol%未満であると、負極10内の固体電解質間の界面に生じるクラックの発生を抑制できず、容量維持率の低下も抑制できない場合がある。一方で、第一の固体電解質20の体積割合が75vol%を超えると、負極活物質11を被覆する第二の固体電解質の量が減り、被覆層が薄くなることで、十分な効果が得られない場合がある。固体電解質の体積割合は、SEM(走査型電子顕微鏡)及びEPMA(電子プローブマイクロアナライザー)を用いて取得した画像を解析することによって算出可能である。代表的な元素として、第一の固体電解質(柔粘性結晶)にはN、B、Cが含まれており、第二の固体電解質にはS、Pが含まれている。
(任意成分)
負極100は、支持塩としてのリチウム塩を含んでもよい。リチウム塩としては、Li(CFSON(リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド)、Li(FSON(リチウムビス(フルオロスルホニル)イミド)、Li(CSON、LiPF、LiBF、LiAsF、LiTaF、LiClO、LiCFSO等が挙げられる。なかでも、リチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドおよびリチウムビス(フルオロスルホニル)イミドの少なくとも一方が好ましい。リチウム塩の添加量は、負極100に対して、0.1〜20mol%であることが好ましく、2〜20mol%がより好ましい。この範囲であれば、高いイオン伝導性を発揮することができる。
負極100は、バインダを含んでもよい。バインダとしては、例えば、ブタジエンゴム、水素化ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、水素化スチレンブタジエンゴム、ニトリルブタジエンゴム、水素化ニトリルブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム等のゴム系バインダ;ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニリデン−ポリヘキサフルオロプロピレン共重合体(PVDF−HFP)、ポリテトラフルオロエチレン、フッ素ゴム等のフッ化物系バインダ;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン系熱可塑性樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド等のイミド系樹脂;ポリアミド等のアミド系樹脂;ポリメチルアクリレート、ポリエチルアクリレート等のアクリル系樹脂;ポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート等のメタクリル系樹脂が挙げられる。
負極100は、導電材を含んでもよい。導電材としては、例えば、炭素材料、金属材料が挙げられる。炭素材料としては、例えば、アセチレンブラック(AB)、ケッチェンブラック(KB)等の粒子状炭素材料、VGCF等の炭素繊維、カーボンナノチューブ(CNT)、カーボンナノファイバー(CNF)等の繊維状炭素材料が挙げられる。金属材料としては、Ni、Cu、Fe、SUSが挙げられる。金属材料は、粒子状または繊維状であることが好ましい。
また、負極100は、上記第一の固体電解質20及び第二の固体電解質12とは別の固体電解質を含めてもよい。例えば、酸化物固体電解質である。酸化物固体電解質としては、例えばランタンジルコン酸リチウム、LiPON、Li1+XAlGe2−X(PO、Li−SiO系ガラス、Li−Al−S−O系ガラス等を挙げることができる。硫化物固体電解質としては、例えばLiS−P、LiS−SiS、LiI−LiS−SiS、LiI−SiS−P、LiS−P−LiI−LiBr、LiI−LiS−P、LiI−LiS−P、LiI−LiPO−P、LiS−P−GeS等を挙げることができる。
これらの任意成分は、負極100の効果を奏する範囲内において適宜添加することができる。
(負極集電体)
負極100は負極集電体を備えていてもよい。負極集電体を構成する金属としては、SUS、Cu、Al、Ni、Fe、Ti、Co、Znが挙げられる。特にCu、Alが好ましい。負極集電体は、その表面に、抵抗を調整するための何らかのコート層を有していてもよい。負極集電体の厚みは特に限定されるものではない。
(形状)
負極100の形状は特に限定されないが、シート状であることが好ましい。この場合、負極100の厚みは、例えば0.1μm以上1mm以下であることが好ましく、1μm以上150μm以下であることがより好ましい。
(用途)
負極100はリチウムイオン電池用の負極として好適であり、リチウムイオン全固体電池用の負極により好適である。
(負極100の製造方法)
負極100はこれを構成する材料を混合し、所望の形状に形成することで製造することができる。例えば、負極100を構成する材料を乾式で混合した場合は、混合物を加圧成形すること負極100を製造することができる。また、負極100を構成する材料を有機分散媒中に分散して湿式で混合した場合は、得られたスラリーを負極集電体又は金属箔等の基材に塗布し、乾燥させることで負極100を製造することができる。これらの方法は公知であるため、詳細は省略する。
[リチウムイオン電池]
本開示のリチウム電池用負極を含むリチウムイオン電池について説明する。ここでは本開示のリチウム電池用負極をリチウムイオン全固体電池に適用した場合について説明するが、本開示のリチウムイオン電池はこれに限定されない。
以下、一実施形態であるリチウムイオン全固体電池1000について説明する。
<リチウムイオン全固体電池1000>
リチウムイオン全固体電池1000(以下、「電池1000」ということがある。)の概略断面図を図2に示した。図2の通り、電池1000は負極100と、正極200と、負極100及び正極200の間に配置された固体電解質層300と、を備えている。
負極100については上述したため、説明は省略する。
(正極200)
正極200は、正極活物質を少なくとも含有し、任意成分として、固体電解質、導電材およびバインダの少なくとも1種をさらに含有していてもよい。
正極活物質としては、例えば、リチウム複合酸化物が挙げられる。リチウム複合酸化物としては、LiCoO、LiMnO、LiNiO、LiVO、LiNi1/3Co1/3Mn1/3等の岩塩層状活物質、LiMn、LiNi0.5Mn1.5等のスピネル型活物質、LiFePO、LiMnPO等のオリビン型活物質が挙げられる。正極活物質の形状としては、例えば粒子状が挙げられる。正極活物質はLiNbO等のリチウムイオン伝導性酸化物で被覆されていてもよい。
固体電解質、導電材及びバインダについては、上述したものを使用することができる。また、含有量等は所望の性能を得るように適宜設定することができる。
正極200は正極集電体を備えていてもよい。正極集電体の材料としては、例えば、Cr、Au、Pt、Al、Fe、Ti、Znが挙げられる。
正極200は負極100と同様の方法によって製造することができる。
(固体電解質層300)
固体電解質層300は少なくとも固体電解質を含有し、任意成分としてバインダをさらに含有してもよい。固体電解質及びバインダは上述したものを使用することができる。また、含有量等は所望の性能を得るように適宜設定することができる。固体電解質層300は負極100と同様の方法によって製造することができる。
(形態)
電池1000は、例えばSUS製電池ケース等の任意の電池ケースを有していてもよい。電池1000の形状としては、例えば、コイン型、ラミネート型、円筒型および角型を挙げることができる。
(電池1000の製造方法)
電池1000は負極100、正極200及び固体電解質層300を、平板プレス、又はロールプレス等で加圧成形することで負極100−固体電解質層300−正極200の接合体を得た後に、該接合体に対して、集電体を取り付けることで、全固体電池としてもよい。別の製造方法として、正極集電体の一面上に正極スラリーを塗工・乾燥して得た正極200と、負極集電体の一面上に負極スラリーを塗工・乾燥して得た負極100とを、基板の一面上に固体電解質スラリーを塗工・乾燥して得た固体電解質層300とを、正極集電体、正極、固体電解質層、負極、負極集電体の順となるように配置することで、電池1000としてもよい。
以下、実施例を用いて本開示の全固体電池用負極等についてさらに説明する。
[全固体電池の製造]
<負極の作製>
負極活物質であるSiと、第二固体電解質である硫化物固体電解質(LiI−LiO−LiS−P)とを表1に示した体積割合で秤量し、粒子複合化装置(ノビルタ、ホソカワミクロン社製)を用いて被覆を行い、負極複合活物質を得た。
第一の固体電解質(柔粘性結晶)として、Pyr14−CB1112/LiCB1112(1−butyl−1−methylpyrrolidinium CB1112に30mol%相当のLiCB1112を溶融させたもの)を用いた。比較例1では第一固体電解質(柔粘性結晶)として、Pyr12−TFSI/LiTFSI(1−ethyl−1−methylpyrrolidinium TFSIに30mol%相当のLiTFSIを溶融させたもの)を用いた。
次に、得られた負極複合活物質と第一の固体電解質(柔粘性結晶)とを表1に示した体積割合になるように秤量し、かつ、負極活物質100部に対して導電材(VGCF)を5.0部、バインダー(PVdF)を1.5部となるように秤量した。これらの材料を固形分率が63wt%となるように有機分散媒(酪酸ブチル)で分散し、超音波ホモジナイザーを用いて1分間にわたって混錬することによりの負極スラリーを作製した。その後、負極集電体(銅箔)の表面に負極スラリーを塗工し、加熱乾燥させる過程を経て負極を形成し、25℃にて線圧1ton/cmでプレスし、負極集電体を備える負極を作製した。ここで、負極は正負極容量比が2.5となるように塗工条件を調整して作製した。
Figure 2021131979
<正極の作製>
正極活物質(LiNi0.33Co0.33Mn0.33)及び硫化物固体電解質(LiI−LiO−LiS−P)を重量比で75:25となるように秤量し、かつ、正極活物質100部に対して導電材(VGCF)を3.0部、バインダー(PVdF)を1.5部となるように秤量した。これらの材料を固形分率が63wt%となるように有機分散媒(酪酸ブチル)で分散し、超音波ホモジナイザーを用いて1分間にわたって混錬することによりの正極スラリーを作製した。その後、正極集電体(アルミニウム箔)の表面に正極スラリーを塗工し、加熱乾燥させる過程を経て正極を形成し、25℃にて線圧1ton/cmでプレスし、正極集電体を備える正極を作製した。ここで、正極は正負極容量比が2.5となるように塗工条件を調整して作製した。
<固体電解質層の作製>
硫化物固体電解質(LiI−LiO−LiS−P)99.0重量部に対して、PVDFバインダ溶液を固形分で1.0重量部を添加し、合計100重量部の組成物を得た。得られた組成物に、超音波ホモジナイザーにより、60秒間超音波処理し、固形分率が63.0%である固体電解質層用スラリーを調製した。この固体電解質層用スラリーを、基材(Al箔)上に塗工して、加熱乾燥することで、基材および固体電解質層を得た。
<全固体電池の作製>
固体電解質層を挟んで正極及び負極が対向するように転写した後、5ton/cmでプレスすることにより。全固体電池を作製した。
[評価]
作製した全固体電池を3−4.2Vで500サイクル充放電し、1サイクル目と500サイクル目との放電容量の比率を容量維持率比として算出した。結果を表2、図3に示した。
Figure 2021131979
実施例1〜6の容量維持率比は1.1以上であり、良好な結果であった。中でも被覆率が90%以上であると、より良い結果であった。一方で、比較例1〜5の結果は容量維持率比が1.1未満であり劣っていた。以下、結果についてさらに考察する。
比較例2は第一の固体電解質である柔粘性結晶を用いていない例である。比較例2、3の結果を比較すると、柔粘性結晶を備える電池のほうが、備えない電池に比べて容量維持率比が高い結果となっている。これは、負極複合活物質の周りに柔粘性結晶を配置することで、負極内における割れを抑制できたためであると考えられる。
また、比較例1、実施例1を比べると、TFSI系の柔粘性結晶を用いている比較例1は、カルボラン系の柔粘性結晶を用いている実施例4よりも容量維持率比が小さい結果となった。これは、TFSI等のイミド系のイオンを用いた柔粘性結晶は、硫化物固体電解質(第二の固体電解質)との界面抵抗が大きく電池抵抗の劣化が大きいためである。
また上記の他に、負極活物質に対する第二の固体電解質の被覆率が80%以上であること及び、第一の固体電解質の体積割合が30vol%〜75vol%であることが重要であることが分かった。負極活物質に対する第二の固体電解質の被覆率が80%未満であると、負極活物質の未被覆部と柔粘性結晶との相互作用により、高抵抗になり、容量維持率比が低下すると考えられる。また、第一の固体電解質の体積割合が30vol%未満であると、負極内の固体電解質の割れが抑制しきれず、容量維持率比が向上しないと考えられる。第一の固体電解質の体積割合が75vol%を超えると、負極活物質を被覆する第二の固体電解質の量が減り、被覆層の厚みが薄くなることで負極活物質及び固体電解質間に生じる割れを十分に抑制できないと考えられる。
10 負極複合活物質
11 負極活物質
12 第二の固体電解質(硫化物固体電解質)
20 第一の固体電解質(柔粘性結晶)
100 リチウムイオン電池用負極
200 正極
300 固体電解質層
1000 リチウムイオン全固体電池

Claims (1)

  1. Siを含む負極活物質に硫化物固体電解質を被覆してなる負極複合活物質と、
    ピロリジニウム、テトラアルキルアンモニウム及びテトラアルキルホスホニウムムからなる群から選択される少なくとも1種のカチオン、及びカルボラン系アニオンを含む柔粘性結晶と、を含有し、
    前記負極活物質の表面に対する前記硫化物固体電解質の被覆率は80%以上であり、
    前記硫化物固体電解質及び前記柔粘性結晶の合計に対する前記柔粘性結晶の体積割合が30vol%〜75vol%である、
    リチウムイオン電池用負極。
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