JP2021131516A - 鍵盤楽器のソステヌート機構、鍵盤楽器 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数機種間でソステヌート機構の部品を共通化する。【解決手段】中框13に固定された固定部材40と、固定部材40に対して相対的に移動可能に固定部材40に支持され、ソステヌートペダル14の踏み込みに応じてソステヌートロッド60を回動させる移動部材50と、ソステヌートペダル14と移動部材50との間に介在し、ソステヌートペダル14の動作を移動部材50に伝達するワイヤ37と、を有する、鍵盤楽器のソステヌート機構を提供する。【選択図】図2
Description
本発明は、鍵盤楽器のソステヌート機構、およびそれを備える鍵盤楽器に関する。
鍵盤楽器のソステヌート機構として特許文献1が知られている。特許文献1のソステヌート機構においては、ソステヌートペダルが踏み込まれると、突き上げ棒が回動レバーを介して作動ロッドを上下動させ、作動ロッドがソステヌートロッドを回動させる。
しかしながら、特許文献1では、ソステヌート機構を設ける場合に、鍵盤の奥行方向の長さの違いなどによって、ソステヌートロッドを通す棚板にあける穴の前後方向の位置等、ソステヌート機構における各部品の位置を個々の楽器に合わせて調節する必要がある。そのため、ソステヌート機構を鍵盤楽器の機種に応じて設計する必要がある。
本発明の一つの目的は、複数機種間でソステヌート機構の部品を共通化することができる鍵盤楽器のソステヌート機構を提供することである。
本発明の一形態によれば、中框または棚板に固定された固定部材と、前記固定部材に対して相対的に移動可能に前記固定部材に支持され、ソステヌートペダルの踏み込みに応じてソステヌートロッドを回動させる移動部材と、前記ソステヌートペダルと前記移動部材との間に介在し、前記ソステヌートペダルの動作を前記移動部材に伝達する伝達部材と、
を有する、鍵盤楽器のソステヌート機構が提供される。
を有する、鍵盤楽器のソステヌート機構が提供される。
本発明の一形態によれば、複数機種間でソステヌート機構の部品を共通化することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るソステヌート機構が適用される鍵盤楽器の部分断面図である。特に、図1は、1つの鍵16の後部およびダンパ機構Dを示している。以降、鍵盤楽器を演奏する演奏者側を前側(図1の左方)とし、左右方向については演奏者から見た方向で呼称する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るソステヌート機構が適用される鍵盤楽器の部分断面図である。特に、図1は、1つの鍵16の後部およびダンパ機構Dを示している。以降、鍵盤楽器を演奏する演奏者側を前側(図1の左方)とし、左右方向については演奏者から見た方向で呼称する。
この鍵盤楽器は棚板11を有する。棚板11の上方に、複数の鍵16が、左右方向に並んで配置されている。鍵16はバランスピン(不図示)を介して回動自在に支持されている。鍵16の前端部が押し下げられると、鍵16の後端部が上昇する。棚板11には収納孔11bが形成されている。収納孔11bは棚板11の左右方向に長く形成されている。収納孔11bの内部に自動演奏ユニット17(図4も参照)が収納されている。自動演奏ユニット17には、鍵16と同数のソレノイドユニット18が設けられている。自動演奏時には、ソレノイドユニット18が、対応する鍵16の後端部を突き上げることにより、鍵16を回動させる。
不図示のハンマアクション機構が、各鍵16に対応して設けられている。演奏者またはソレノイドユニット18が鍵16を回動させると、対応するハンマアクション機構が作動し、そのハンマが弦28を打って音を発生させる。ハンマアクション機構の後側に、弦28を押さえるダンパ機構Dが設けられている。
鍵盤のダンパを設ける鍵域(例えば88鍵のなかの第1鍵から第69鍵)にわたって設けられたダンパレールに、ダンパレバーフレンジ21が設けられている。ダンパレバーフレンジ21に、前後方向に延びるダンパレバー22の一端が回動自在に支持されている。ダンパレバー22は、各鍵16に対応して設けられている。ダンパレバー22の自由端部である前端部には、ダンパブロック24が回動自在に取り付けられている。ダンパブロック24には、タブリップ23が回動自在に取り付けられている。タブリップ23には、不図示のスプリングによって、図1の時計方向への回動習性が付与されている。従って、ソステヌートペダル14(図4)が踏み込まれている状態を除き、タブリップ23は、ダンパブロック24の下部に設けられたフェルト24aに当たっている。タブリップ23からは、タブリップ23の先端である突出部25が、ダンパ27の移動方向と略直交方向に突出している。また、ダンパブロック24には、上方に延びるダンパワイヤ26が取り付けられている。
ダンパワイヤ26の上端に、弦28を上方から押すダンパ27が取り付けられている。ダンパ機構Dは、ダンパ27を上下動自在に支持する。ダンパ機構Dは、ダンバペダル(不図示)の踏み込みに応じてダンパ27を弦28から離す。また、鍵16が押鍵されると、その鍵16の後端部によりダンパレバー22が突き上げられ、ハンマが弦を打撃する直前に、ダンパ27が弦28から上へ離れる。ダンパ27が離れている弦28の振動はダンパ27によって抑制されない。
ソステヌート機構の一部として、円柱形のソステヌートロッド60が設けられる。ソステヌートロッド60は、鍵盤楽器の上部に固定された軸受(図示せず)によって、ソステヌートロッド60の軸線を中心にして回動自在に支持されている。ソステヌートロッド60の外面には、硬質の動棚突起61が設けられている。動棚突起61は、ソステヌートロッド60の軸線方向に沿って形成されている。
図2、図3は、それぞれ、ソステヌート機構の要部を示す断面図、斜視図である。
詳細構成は後述するが、ソステヌート機構において、ソステヌートペダル14(図4)が踏み込まれると、ソステヌートロッド60が図1の反時計方向に回動し、動棚突起61がほぼ水平になる。図1では、ソステヌートペダル14が踏み込まれてソステヌートが機能している状態を示している。図2、図3では、ソステヌートペダル14が踏み込まれていない状態(初期位置)を示している。
押鍵により鍵16が回動すると、鍵16の後端部によりダンパレバー22が突き上げられ、ダンパワイヤ26が上昇する。ダンパワイヤ26が上昇すると、ダンパ27が弦28から離れる。ここで、押鍵状態のまま、動棚突起61が図1に示すような水平状態になると、押鍵状態の鍵16に対応するタブリップ23の突出部25が、動棚突起61の上に引っかかる。このため、ダンパ27は弦28から離間した位置に保持される。従って、押鍵を解除して、鍵16が初期位置に復帰しても、対応する弦28の打弦音が継続する。すなわち、ソステヌートが機能する。
一方、非押鍵状態にあった鍵16が、動棚突起61が水平状態になった後に押鍵されたとする。この場合、鍵16が回動してダンパレバー22が突き上げられても、タブリップ23は動棚突起61よりも上方に上昇することがない。これは、次の理由による。まず、押鍵によりダンパブロック24やタブリップ23が上昇する過程で、タブリップ23の突出部25が動棚突起61の下面に当たる。その際、タブリップ23が図1の反時計方向に回動できるので、タブリップ23の突出部25が動棚突起61より上に行くことがないからである。従って、鍵16が初期位置に復帰するとダンパ27は直ちに下降して弦28に接触し、打弦音を抑止する。
図2、図3で、ソステヌート機構の構成を説明する。このソステヌート機構は、ソステヌートロッド60に加えて、主に固定部材40と移動部材50とを有する。ソステヌートロッド60からは、1本のL字棒状のハンドル62が、ソステヌートロッド60の軸線方向と直交する方向に延びている。ハンドル62は、先端側に、左右方向に長い丸棒部分である被駆動部62aを有する。鍵盤楽器において、奥框(かまち)12が棚板11に固定されている。奥框12の前面に中框13が固定されている。
固定部材40は、主部41、取付片42、上水平部43、下水平部44を有し、金属等で構成されている。取付片42には上下方向に長い長穴42aが形成されている(図3)。長穴42aを介して、中框13の前面13aにネジ48で締結されることで、固定部材40が中框13に対して固定される。その際、上下方向における前面13aに対する固定部材40の位置を、長穴42aの形成範囲で調節可能である。この観点で、長穴42aは調節機構の機能を果たす。
移動部材50は、固定部材40に対して相対的に上下方向に移動可能に支持される。移動部材50は、主に、U字状部分とL字状部分とを有する。U字状部分は、第1鉛直部52、底部51、第2鉛直部57および上抑え部53を有する。L字状部分は、第2鉛直部57と対向する対向部58と下抑え部54とを有する。
固定部材40の下水平部44に、ワイヤケース38に固定されたケース固定部47が固定されている。ワイヤケース38は、棚板11に形成された穴11a内に延びている。ワイヤケース38およびケース固定部47内に可撓性部材であるワイヤ37が通っている。ワイヤ37の上端に連結部39が固定されている。移動部材50の第1鉛直部52と連結部39とが、ネジ46で締結されることで、移動部材50と連結部39とが固定される。なお、ネジ46が通る第1鉛直部52の穴は上下方向に長い長穴であってもよい。そのようにすれば、鍵盤楽器の機種に合わせて、移動部材50と連結部39との上下方向における相対的位置を調節可能となる。
固定部材40の上水平部43と移動部材50の第1鉛直部52の上端とは、スプリング56によって接続されている。スプリング56は常に引っ張り力を受ける状態で配置される。鍵盤楽器の機種に合わせて、スプリング56の張力および長さを適宜選定することで、上下方向における固定部材40に対する移動部材50の初期位置を所望に設定可能である。
移動部材50において、第2鉛直部57と対向部58とは、ネジ55によって締結される。ネジ55が通る穴は上下方向に長い長穴である。従って、第2鉛直部57と対向部58とを締結する際に、上下方向における第2鉛直部57に対する対向部58の位置を調節可能である。対向部58の位置を適切に調節することで、ハンドル62の被駆動部62aを、上抑え部53と下抑え部54とで銜えるように挟むことができる。従って、ハンドル62の被駆動部62aは、上抑え部53と下抑え部54との間に回動可能に保持される。
図4でも述べるように、ソステヌートペダル14が踏み込まれることで、ワイヤ37が下方に引っ張られる。スプリング56の引っ張り力に抗してワイヤ37が下方に引っ張られると、連結部39と共に移動部材50が下方に平行移動する。その際、上抑え部53と下抑え部54とに挟まれたハンドル62の被駆動部62aは回動しつつ下方に変位するから、ソステヌートロッド60は図2の反時計方向に回動する。ソステヌートペダル14が踏み込み状態になると、動棚突起61がほぼ水平になる(図1参照)。
図4は、棚板11の下方の構成要素を斜め下方から見た斜視図である。棚板11の穴11a(図2も参照)からは、ワイヤ37が通っているワイヤケース38が下方に延びている。棚板11の下方には、ワイヤケース38、回動部材31が配置される。ワイヤケース38は、ステイを介して棚板11に固定されている。回動部材31は、ステイを介して棚板11に固定された回動軸33に支持されている。回動部材31は、回動軸33の回動中心34を中心として回動自在である。回動中心34は前後方向に略平行である。回動部材31は一端部32と他端部35とを有する。回動部材31の他端部35には、ワイヤケース38から出たワイヤ37が接続されている。回動部材31は、突き上げ棒15によって駆動される被駆動部材である。回動部材31の一端部32が、突き上げ棒15の上端部によって駆動される。
前後方向において、回動部材31は、自動演奏ユニット17の前方に配置され、移動部材50は、自動演奏ユニット17の後方に配置される。従って、鉛直方向から見て、回動部材31と移動部材50とは、自動演奏ユニット17を前後方向に挟んで配置されている。ワイヤケース38は自動演奏ユニット17の下方を通って配されている。ワイヤ37は、ワイヤケース38内を通じて、回動部材31から穴11aにかけて配され、移動部材50に接続されている。すなわち、ワイヤ37は、ソステヌートペダル14と移動部材50との間に介在し、ソステヌートペダル14の動作を移動部材50に伝達する伝達部材としての役割を果たす。
ソステヌートペダル14が踏み込まれると、突き上げ棒15が上昇するようになっている。突き上げ棒15が上昇して突き上げ棒15の上端部が回動部材31の一端部32を突き上げると、回動部材31は回動中心34を中心に回動する。すると、回動部材31の他端部35がワイヤ37を図4の右方に引っ張る。ワイヤ37が引っ張られると、図2に表れたワイヤ37の部分が下方に引っ張られる。従って、上述したように、移動部材50が下方に変位し、ソステヌートロッド60は図2の反時計方向に回動する。
突き上げ棒15は、スプリング56によって、回動部材31を介して下方への力を常に受けている。ソステヌートペダル14の踏み込みを解除すると、スプリング56の引っ張り力によって、突き上げ棒15は下方に変位して、初期位置に復帰する。その過程で、ワイヤ37の引っ張り力が小さくなるので、ソステヌートロッド60は図2の時計方向に回動し、初期位置に復帰する。
本実施の形態によれば、固定部材40が中框13に固定されたので、機種を問わず、前後方向における固定部材40の位置をほぼ共通にすることができる。すなわち、前後方向における固定部材40の位置決めが容易であるかまたは不要である。これは、一般に、前後方向における中框とソステヌートロッドとの相対位置の機種による差がほとんどないからである。従って、ソステヌート機構を設ける上で、同じ部品を多機種に共用することが容易である。よって、複数機種間でソステヌート機構の部品を共通化することができる。
なお、仮に、固定部材40を奥框12に固定しようとすると、奥框12の前方にリフティングレールやダンパレール等の他の部品があるため、固定部材40の取り付けが困難である。固定部材40を中框13に固定したことで、他の部品との干渉を容易に回避しつつソステヌート機構を設けることができる。
また、回動部材31と移動部材50とは、自動演奏ユニット17を前後方向に挟んで配置され、ワイヤ37が自動演奏ユニット17の下方を通って配されている。このような構成により、天秤棒のような部材が不要になるので、自動演奏機能とソステヌート機能を両立するように構成することが容易となる。特に、自動演奏ユニットを有する機種に従来のソステヌート機構を適用しようとする場合、自動演奏ユニットとの干渉を回避しつつ天秤棒を配置することが困難である。ところが、本実施の形態では、天秤棒が不要になるので、自動演奏ユニットを有する機種にもソステヌート機構を設けることが容易である。
また、上下方向に関し、長穴42aでの締結の際、中框13に対して固定部材40の位置を調整できる。さらに、ネジ46による移動部材50と連結部39との締結の際、ケース固定部47に対する移動部材50の上下方向の位置を調節できる。従って、これらの締結箇所は、実質的に、中框13に対する移動部材50の位置を調節できる調節機構となる。これらの調節機構によって、ソステヌート機構が対応可能な機種が多くなるので、汎用性が高まる。
なお、ソステヌートペダル14の動作を移動部材50に伝達する伝達部材は、ワイヤ37に限定されない。例えば、ソステヌートペダル14の踏み込み動作により移動部材50に引っ張り力を伝達する部材であればよく、ワイヤ以外の可撓性部材を一部に含んでもよい。
なお、ソステヌートペダル14の踏み込みによって突き上げ棒15が突き上げられるための構成は、例示した構成に限定されない。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るソステヌート機構の要部を示す断面図である。本実施の形態では、第1の実施の形態に対し、固定部材の構成が異なり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るソステヌート機構の要部を示す断面図である。本実施の形態では、第1の実施の形態に対し、固定部材の構成が異なり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
図5に示すように、固定部材40―2は、中框13ではなく棚板11に固定されている。図5の例では、棚板11の上面11cに固定部材40−2が固定されている。取付片42に相当する取付片64には、前後方向に長い長穴64aが形成されている。取付片64が、長穴64aを介して棚板11の上面11cに不図示のネジで締結される。長穴64aがあることで、前後方向に関し、棚板11に対して固定部材40−2の位置を調整できる。主部65の機能は主部41(図2)と同様である。リブ63は、補強のために主部65と取付片64とを接続するが、必須でない。
一般に、上下方向における棚板とソステヌートロッドとの相対位置の機種による差がほとんどない。そのため、固定部材40−2を棚板11に固定したことで、機種を問わず、上下方向における固定部材40の位置をほぼ共通にすることができる。すなわち、上下方向における固定部材40の位置決めが容易であるかまたは不要となる。従って、ソステヌート機構を設ける上で、同じ部品を多機種に共用することが容易である。よって、本実施の形態によれば、複数機種間でソステヌート機構の部品を共通化することができる。
なお、第1、第2の実施の形態を共に適用して、固定部材を中框13と棚板11の双方に固定してもよい。その際、上下方向または前後方向に関する位置調節機構を有すれば、より多くの機種にソステヌート機構を適用可能となる。
11 棚板、 13 中框、 14 ソステヌートペダル、 15 突き上げ棒、 17 自動演奏ユニット、 25 突出部、 31 回動部材、 37 ワイヤ、 40、40−2 固定部材、 42a、64a 長穴、 50 移動部材、 60 ソステヌートロッド、 61 動棚突起
Claims (6)
- 中框または棚板に固定された固定部材と、
前記固定部材に対して相対的に移動可能に前記固定部材に支持され、ソステヌートペダルの踏み込みに応じてソステヌートロッドを回動させる移動部材と、
前記ソステヌートペダルと前記移動部材との間に介在し、前記ソステヌートペダルの動作を前記移動部材に伝達する伝達部材と、
を有する、鍵盤楽器のソステヌート機構。 - 前記固定部材は前記中框に固定され、
上下方向における前記移動部材の位置を調節する調節機構を有する、請求項1に記載の鍵盤楽器のソステヌート機構。 - 前記伝達部材は、前記ソステヌートペダルの踏み込み動作により前記移動部材に引っ張り力を伝達する、請求項1または2に記載の鍵盤楽器のソステヌート機構。
- 前記伝達部材は、可撓性部材を含む、請求項3に記載の鍵盤楽器のソステヌート機構。
- 鍵盤を自動演奏する自動演奏ユニットをさらに有し、
前記ソステヌートペダルの踏み込みによって突き上げられる突き上げ棒によって駆動される被駆動部材と前記移動部材とが、鉛直方向から見て、前記自動演奏ユニットを前後方向に挟んで配置され、
前記伝達部材は、前記被駆動部材と前記移動部材とを接続する可撓性部材を含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の鍵盤楽器のソステヌート機構。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の鍵盤楽器のソステヌート機構を含む鍵盤楽器であって、
ソステヌートペダルと、
弦と、
前記弦を上方から押すダンパを上下動自在に支持し、ダンバペダルの踏み込みに応じて前記ダンパを前記弦から離すダンパ機構と、
前記ダンパ機構に設けられ、前記ダンパの移動方向と略直交方向に突出する突出部と、
動棚突起を有し、前記ソステヌートペダルの踏み込みに応じた前記移動部材の移動によって、前記ダンパが前記弦から離れている位置で前記突出部を前記動棚突起で支持するソステヌートロッドと、を有する、鍵盤楽器。
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