JP2021130886A - ウェブ圧縮方法及び車両用内装材の製造方法 - Google Patents

ウェブ圧縮方法及び車両用内装材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ニードルパンチ等の機械交絡加工を行わずに、ウェブから繊維ボードを作製することができるウェブ圧縮方法、及び作製した繊維ボードを用いた車両用内装材を提供する。【解決手段】本ウェブ圧縮方法は、植物性繊維11及び熱可塑性樹脂繊維12を含むウェブ15を形成するウェブ形成工程と、ウェブを厚さ方向に加圧してウェブ圧縮物16を得るウェブ圧縮工程と、ウェブ圧縮物に超音波により振動する振動ローラ41を厚さ方向に押し当てつつ、熱可塑性樹脂繊維の一部を溶融させて植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を固着させて繊維ボード1を得る繊維固着工程と、を順次備えることにより、機械的な繊維の交絡加工を行わずに繊維ボードを作製することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含むウェブを圧縮して繊維ボードを作製するウェブ圧縮方法、及び車両用内装材に具備する繊維ボードを前記ウェブ圧縮方法により作製する車両用内装材の製造方法に関する。更に詳しくは、ニードルパンチ等の機械交絡加工を行わずに、ウェブから繊維ボードを作製することができるウェブ圧縮方法、及び車両用内装材に具備する繊維ボードを前記ウェブ圧縮方法により作製する車両用内装材の製造方法に関する。
近年、環境問題を考慮して、自動車のドアトリム等の車両用内装材にケナフ等の植物性繊維と、熱可塑性樹脂とを含む繊維複合体を用いた繊維ボードを用いられている。
この繊維ボードは図8に例示するように、植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維の混合物17をウェブ15とし、ウェブ15を圧縮しつつニードルパンチ7等の機械交絡加工を行って交絡物18を得て、その後熱処理装置8によって熱可塑性樹脂繊維の一部を溶融させ、植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を固着させて繊維ボード19を得ていた。(例えば、特許文献1を参照。)。
しかし、交絡工程及び加熱工程は、それぞれに異なる設備7、8が必要となるため、同時に行うことができず、1つの設備にまとめることが望まれている。また、ニードルパンチ7に用いる金属製のニードルは、破損してウェブに混入する場合がある。ニードルの破片が混入したウェブは製品として使用できないため、少なくとも1つの金属検知機9を設けて更に工程を増やす必要があった。例えば、図8に示す工程では、熱処理装置8の前後にそれぞれ金属検知機9を設けて金属検知を行っていた。
また、植物性繊維は強靱であるためニードルの磨耗が激しく、ニードルの交換が頻繁に発生し、ニードルの消費が大きく、且つニードルの交換作業による製造の中断が多く発生していた。更に、植物性繊維がニードルによって傷つけられて強度が低下するため、この強度の低下を見込んでウェブを作製する必要があった。
他の加熱溶融による繊維の固着を行う加熱手段とは異なる固着手段として、ウェブに高圧水流を吹き付ける方法が知られているが、ウェブの植物性繊維が吸水するため、植物性繊維の吸水分を含めて乾燥させる必要があり、製造に適していなかった。
一方、超音波による振動溶着が知られている。振動溶着は面と面を溶着するために用いられており、ウェブのような繊維が単に積み重なり空隙が非常に大きい物に対して溶着しても、繊維を固着させることができなかった。例えば、特許文献2においては、ウェブに対して超音波を照射することで繊維の分散を行っているが、繊維を固着させるための方法としてニードル等の従来の結合方法を用いていた。
特開2019−70213号公報 特開平08−325930号公報
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、ニードルパンチ等の機械交絡加工を行わずに、ウェブから繊維ボードを作製することができるウェブ圧縮方法、及び車両用内装材に具備する繊維ボードを前記ウェブ圧縮方法により作製する車両用内装材の製造方法を提供することを目的とする。
前記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含むウェブを形成するウェブ形成工程と、前記ウェブを厚さ方向に加圧してウェブ圧縮物を得るウェブ圧縮工程と、前記ウェブ圧縮物に超音波により振動する振動ローラを厚さ方向に押し当てつつ、前記熱可塑性樹脂繊維の一部を溶融させて前記植物性繊維及び前記熱可塑性樹脂繊維を固着させて繊維ボードを得る繊維固着工程と、を順次備えることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明において、前記繊維固着工程の前記溶融を加圧状態で行うことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の発明において、前記ウェブ圧縮工程は、前記振動ローラと並設されている押えローラにより行われ、前記振動ローラは、ウェブの幅方向に間隔を空けて1つの列を構成し、前記列を1列以上配列されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3の発明において、前記振動ローラは、ウェブの幅方向に間隔を空けて2列以上の列に配列されており、各列の前記振動ローラは、そのウェブの幅方向の位置が、他列の前記振動ローラ間の隙間上に位置することを要旨とする。
請求項5に記載の発明である車両用内装材の製造方法は、植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含む繊維ボードを備える車両用内装材の製造方法であって、請求項1乃至4のいずれかに記載のウェブ圧縮方法により作製される前記繊維ボードを加熱し、且つ車両用内装材の形状に形成する加熱形成工程を備えることを要旨とする。
本発明は、植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含むウェブを形成するウェブ形成工程と、前記ウェブを厚さ方向に加圧してウェブ圧縮物を得るウェブ圧縮工程と、前記ウェブ圧縮物に超音波により振動する振動ローラを厚さ方向に押し当てつつ、前記熱可塑性樹脂繊維の一部を溶融させて前記植物性繊維及び前記熱可塑性樹脂繊維を固着させて繊維ボードを得る繊維固着工程と、を順次備えることにより、機械的な繊維の交絡加工を行わずに繊維ボードを作製することができる。
ウェブ形成工程により形成されたウェブは繊維間の空隙が大きいため、ウェブ圧縮工程により圧縮し、続いて溶着工程で振動ローラを厚さ方向に押し当てることで熱可塑性樹脂繊維と他の繊維とが接触し、繊維同士を擦り合って熱可塑性樹脂繊維の一部を溶融し、この溶融物が植物性繊維や他の可塑性樹脂繊維を固着させることができる。また、本工程により溶融しない植物性繊維がウェブ内に散在しているため、植物性繊維によりウェブ圧縮物の形状が維持され、熱可塑性樹脂繊維の一部が溶融して柔らかくなってもウェブ圧縮物の形状が崩れて熱可塑性樹脂繊維の溶融ができなくなり、繊維の固着ができなくなることを防止することができる。
また、超音波により振動する振動ローラを用いることにより、ウェブ圧縮工程により得られたウェブ圧縮物がその形状を漸次復元して厚みが増しても、ローラの回転に伴って漸次再圧縮されつつ振動を与えることによって繊維同士が密接して擦り合い易くなり、熱可塑性樹脂繊維の溶融物による固着をすることができる。更に、ニードルパンチのような機械的な繊維の交絡加工に比べて、製造設備を固着(交絡)と固着に分けて設ける必要がなく、1つの設備にまとめることができ、且つウェブ圧縮物の取り回しを減らすことができる。また、固着時の作業音が小さく、騒音対策に必要な設備を小さくしたり無くしたりすることができる。
前記繊維固着工程の前記溶融を加圧状態で行う場合は、厚さ方向に圧縮されてすることでより、繊維間の空隙を減らして繊維同士を擦り合わせることができ、より強固に繊維の結着をすることができる。
前記ウェブ圧縮工程は、前記振動ローラと並設されている押えローラにより行われ、前記振動ローラは、ウェブの幅方向に間隔を空けて1つの列を構成し、前記列を1列以上配列されている場合は、共鳴体として適する大きさの振動ローラを、互いに影響を与えない間隔で配置し、ウェブの幅全体の繊維を固着することができる。また、ある列において振動ローラによる繊維の固着をウェブの幅方向の全てに行わないため、未固着となる未固着領域が生じても、未固着領域を後列の振動ローラによって固着をすることを1度以上繰り返すことによって、ウェブの幅方向の全てを固着することができる。尚、繊維の固着を行わない未固着領域があっても隣接する固着領域により固着した繊維が未固着領域に延出しているため、繊維が容易に脱落しない程度に、保持することもできる。
前記振動ローラは、ウェブの幅方向に間隔を空けて2列以上の列に配列されており、各列の前記振動ローラは、そのウェブの幅方向の位置が、他列の前記振動ローラ間の隙間上に位置する場合は、ウェブの幅方向において固着を行う部位を順次変えることにより、ウェブの幅方向における未固着部分をなくす又は減らすことができる。
植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含む繊維ボードを備える車両用内装材の製造方法であって、請求項1乃至4のいずれかに記載のウェブ圧縮方法により作製される前記繊維ボードを加熱し、且つ車両用内装材の形状に形成する加熱形成工程を備える車両用内装材の製造方法によれば、ニードルパンチ等の機械交絡加工に伴う異物の混入がない繊維ボードを用いることができ、繊維ボードの異物の有無の確認を不要とすることができる。また、加熱形成工程前は丸めてロールにすることができる等の取り扱いが容易な繊維ボード(1)とし、加熱形成工程後は、製品として必要な強度を得ることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
本発明のウェブ圧縮方法の概略を説明する模式図である。 本発明のウェブ圧縮工程及び繊維固着工程における各ローラの配置を説明する模式図である。 本発明のウェブ圧縮工程及び繊維固着工程における各ローラの配置を説明する模式図である。 本発明のウェブ形成工程で得られるウェブを示す概略断面図である。 本発明の繊維固着工程で得られる繊維ボードを示す概略断面図である。 図5におけるA−A部分断面図である。 本発明の加熱形成工程を説明する模式図である。 機械的な繊維交絡加工による繊維ボードの製造方法の概略を説明する模式図である。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係るウェブ圧縮方法は、植物性繊維(11)及び熱可塑性樹脂繊維(12)を含むウェブ(15)を形成するウェブ形成工程と、ウェブ(15)を厚さ方向に加圧してウェブ圧縮物(16)を得るウェブ圧縮工程と、ウェブ圧縮物(16)に超音波により振動する振動ローラ(41)を厚さ方向に押し当てつつ、熱可塑性樹脂繊維(12)の一部を溶融させて植物性繊維(11)及び前記熱可塑性樹脂繊維(12)を固着させて繊維ボード(1)を得る繊維固着工程と、を順次備える。
(1)ウェブ形成工程
ウェブ形成工程で用いられる植物性繊維11は、植物に由来し、繊維固着工程において溶融することがない繊維である。この植物性繊維としては、ケナフ、ジュート麻、マニラ麻、サイザル麻、雁皮、三椏、楮、バナナ、パイナップル、ココヤシ、トウモロコシ、サトウキビ、バガス、ヤシ、パピルス、葦、エスパルト、サバイグラス、フラックス(亜麻)、ヘンプ、麦、稲、竹、各種針葉樹(スギ及びヒノキ等)、広葉樹及び綿花などの各種植物体から得られた植物性繊維が挙げられる。
この植物性繊維は1種のみを用いてもよく2種以上を併用してもよい。これらのなかではケナフ(即ち、植物性繊維としてはケナフ繊維)が好ましい。ケナフは成長が極めて早い一年草であり、優れた二酸化炭素吸収性を有するため、大気中の二酸化炭素量の削減、森林資源の有効利用等に貢献できるからである。また、植物性繊維として用いる植物体の部位は、特に限定されず、木質部、非木質部、葉部、茎部及び根部等の植物体を構成するいずれの部位であってもよい。更に、特定部位のみを用いてもよく2ヶ所以上の異なる部位を併用してもよい。
前記ケナフは、木質茎を有し、アオイ科に分類される植物である。このケナフには、学名におけるhibiscus cannabinus及びhibiscus sabdariffa等が含まれ、通称名における紅麻、キューバケナフ、洋麻、タイケナフ、メスタ、ビムリ、アンバリ麻及びボンベイ麻等が含まれる。
また、前記ジュートは、ジュート麻から得られる繊維である。このジュート麻には、黄麻(コウマ、Corchorus capsularis L.)、及び、綱麻(ツナソ)、シマツナソ並びにモロヘイヤ、を含む麻及びシナノキ科の植物を含むものとする。
植物性繊維11の形状は、直線状、曲線状、螺旋状等のいずれでもよい。また、これらの形状を有する繊維は、単独で用いてよいし、組み合わせて用いてもよい。
前記植物性繊維11の繊維長は、通常、10mm以上である。この繊維長が10mm以上であると、より高い強度(曲げ強さ及び曲げ弾性率等、以下同様)を有する繊維ボード1を製造することができる。この繊維長は、好ましくは10〜150mm、より好ましくは20〜100mm、更に好ましくは30〜80mmである。また、繊維径は、通常、1mm以下、好ましくは0.01〜1mm、より好ましくは0.05〜0.7mm、更に好ましくは0.07〜0.5mmである。この繊維径が前記範囲にあると、特に高い強度を有する繊維ボード1を得ることができる。
また、前記ウェブ形成工程で用いられる熱可塑性樹脂繊維12は、熱可塑性樹脂のみからなる繊維、又は、熱可塑性樹脂及び添加剤(酸化防止剤、可塑剤、帯電防止剤、難燃剤、抗菌剤、防かび剤、着色剤等)の混合物からなる繊維である。
前記熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン/プロピレンランダム共重合体等のポリオレフィン;ポリ乳酸、ポリカプロラクトン、ポリブチレンサクシネート等の脂肪族ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の芳香族ポリエステル樹脂等のポリエステル樹脂;ポリスチレン;メタクリレート、アクリレート等を用いて得られたアクリル樹脂;ポリアミド樹脂;ポリカーボネート樹脂;ポリアセタール樹脂;ABS樹脂等が挙げられる。前記樹脂は、植物性繊維の表面に対する親和性を高めるために、変性された樹脂であってもよい。前記樹脂は、1種のみを用いてよいし、2種以上を併用してもよい。
前記熱可塑性樹脂のうち、好ましくはポリオレフィン及びポリエステル樹脂であり、より好ましくはポリオレフィンである。
熱可塑性樹脂繊維12の形状は、直線状、曲線状、螺旋状等のいずれでもよい。また、これらの形状を有する繊維は、単独で用いてよいし、組み合わせて用いてもよい。
ウェブ形成工程は、予め、所定の割合で混合された、植物性繊維11及び熱可塑性樹脂繊維12からなる混合繊維からウェブ15を形成する(図2及び4を参照。)。このウェブの形成は乾式法のエアレイ法及びカード法が挙げられる。乾式法を用いることで乾燥工程を不要とすることができるからである。乾式法のなかでは、特にエアレイ法が好ましい。このエアレイ法は、解きほぐされた混合繊維を、空気流によって、例えば、搬送コンベアの面上に分散、投射し、搬送コンベアの面上で繊維シート、即ち、ウェブを形成する方法である。
ウェブ形成工程において、使用する植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維の割合は、特に限定されない。植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維の好ましい割合は、両者の合計を100質量%とした場合に、植物性繊維が好ましくは10〜95質量%、より好ましくは20〜90質量%、更に好ましくは30〜80質量%である。前記植物性繊維の割合を前記範囲とすることにより、繊維ボード1の補強効果を改良することができる。
ウェブ形成工程において形成されるウェブの目付は、特に限定されないが、好ましくは200〜2,500g/m、より好ましくは800〜1,500g/mである。また、ウェブの厚さは、好ましくは80〜300mm、より好ましくは100〜200mmである。
(2)ウェブ圧縮工程
ウェブ圧縮工程によるウェブ15の圧縮手段は特に問わず、例えば、押えローラ31による圧縮を例示することができる。押えローラ31による圧縮は、図3に例示するように、上下に並べられた2つの押えローラ31間にウェブ15を通すことにより行われる。また、各押えローラ31は、ウェブ15の幅を備えるローラであって、通常周に沿って軸方向に溝が設けられている。また、エアシリンダ32により押圧される。加圧の条件は任意に選択することができ、例えば、0.5〜10kg/cmとすることができる。ウェブ圧縮工程によって得られるウェブ圧縮物16の厚さは、好ましくは5〜30mm、より好ましくは8〜15mmである。
尚、ウェブ圧縮物16は、まだ繊維同士が固着していないため時間経過と共に厚さが元のウェブ15の厚さに復元する。このため、ウェブ圧縮工程は繊維固着工程の直前に設けられる。また、繊維固着工程を複数回に分けて行う場合(振動ローラ41が複数列設けられている場合)、各繊維固着工程の直前にウェブ圧縮工程を設けることができる。未固着領域のウェブを再圧縮することができ、作製する繊維ボード1の厚さを均一にすることができるためである。
更に、ウェブ圧縮工程は、押えローラ31による圧縮のみでウェブ圧縮物16を作製するに限られず、他の圧縮手段を併用してもよい。例えば、押えローラ31の前にベルト33(例えば図1及び2を参照。)やヘラ等の押さえ手段を設け、押えローラ31による加圧ができる任意の厚さまでウェブ15を押さえつけることができる。
(3)繊維固着工程
繊維固着工程に用いられる振動ローラ41は、任意の超音波供給手段42に接続されており、超音波により振動する。振動ローラ41は、ウェブ圧縮物16にその厚さ方向に押し当てられ、ウェブ圧縮物16の熱可塑性樹脂繊維12の一部を溶融させて植物性繊維11及び熱可塑性樹脂繊維12を固着させることができる。即ち、熱可塑性樹脂繊維12と植物性繊維11との固着、及び熱可塑性樹脂繊維12と他の熱可塑性樹脂繊維12との固着が行われる。
超音波供給手段42の例として超音波発振器、超音波振動子、ブースター及び共鳴体(ホーンともいう)等を組み合わせたものを挙げることができる。ウェブ圧縮物16に押し当てられる条件は任意に選択できるが、例えば周波数15〜20kHz、加圧力0.1〜10kg/cmの加圧条件とすることができる。振動ローラ41の幅(ウェブの幅方向)は、使用する超音波の波長及び出力によって適宜選択されるが、通常ウェブの幅よりはるかに短くなる。このため、ウェブの幅方向に間隔を空けて1つの列を構成するように配列することが好ましい。間隔を空けることにより隣り合う振動ローラ41が超音波の干渉により振動が異常になることを防止することができる。振動ローラ41を設ける間隔は適宜選択されるが、通常振動ローラ41の幅程度である。
また、振動ローラ41は前記列を2列以上設け、各列の前記振動ローラ41は、そのウェブの幅方向の位置が、他列の振動ローラ41間の隙間上に位置するように設けることができる。ウェブの幅方向において固着を行う部位を順次変えることにより、ウェブの幅方向における未固着部分をなくす又は減らすことができる。
一方、ウェブの幅方向において固着を行わない、又は他の部位に比べて弱い条件で固着を行った未固着領域を残した繊維ボードを作製した場合は、ウェブの柔らかさが残っているため、騒音や振動を吸収しやすくなり、いわゆるNV性能が高い繊維ボードとすることができる。このような、繊維ボードは未固着領域の強度が低下するが、隣接する固着領域により固着した繊維が未固着領域に延出しているため、繊維が容易に脱落しない程度に、保持することもできる。
(4)繊維ボード
本ウェブ圧縮方法によって作製される繊維ボード(1)の断面図を図5及び6に示す。繊維ボード(1)は、植物性繊維(11)及び熱可塑性樹脂繊維(12)を含む繊維複合体であり、植物性繊維(11)の交絡部分が熱可塑性樹脂繊維(12)の溶融物(13)により結合している。
作製される繊維ボード(1)の目付は特に限定されないが、好ましくは800〜1,500g/mである。また、厚さは、1〜10mmである。更に、最大曲げ荷重は15〜45Nである。また、曲げ弾性勾配は50〜100N/cmである。
(5)車両用内装材及びその製造方法
前記繊維ボード(1)を備える車両用内装材は、特に問わず、例えば自動車用において、ドア基材、パッケージトレー、ピラーガーニッシュ、スイッチベース、クオーターパネル、アームレストの芯材、ドアトリム、シート構造材、コンソールボックス、ダッシュボード、各種インストルメントパネル、デッキトリム、バンパー、スポイラー、カウリング等が挙げられる。
車両用内装材に用いる繊維ボード(1)は、更に加熱処理をして熱可塑性樹脂繊維(12)の溶融物(13)を更に増やして植物性繊維(11)及び熱可塑性樹脂繊維(12)を更に固着する再加熱工程を備えてもよい。更に再加熱工程を備えることで、再加熱工程前は、植物性繊維(11)及び熱可塑性樹脂繊維(12)が溶融物(13)により結合している箇所が少ないため柔軟性が高く、丸めてロールにすることができる等の取り扱いが容易な繊維ボード(1)とし、再加熱工程後は、溶融物(13)により結合している箇所を増やして製品として必要な強度を得ることができる。また、前記加熱工程と、所定の形状に形成する形成工程とを同時に行う加熱形成工程を行い、加熱形成工程前の繊維ボード(1)の取り扱いを容易にしつつ、全体の製造工程を短縮することができる。このような加熱形成工程を同時に行う手段として加熱プレス成型を行うことを例示することができる。更に、加熱形成工程においては、繊維ボード(1)に車両ボディとの間隔の変化を規制するボスや強度の補強を行うリブ等の部品を配置し、加熱形成と同時に繊維ボード(1)に固定してもよい。
再加熱工程又は加熱形成工程を行った繊維ボードの目付は特に限定されないが、好ましくは800〜1,500g/mである。また、厚さは、1〜10mmである。更に、最大曲げ荷重は15〜45Nである。また、曲げ弾性勾配は50〜100N/cmである。
また、繊維ボード(1)は、自動車用車両用内装材に限られず、任意の車両関連分野、船舶関連分野、航空機関連分野、建築関連分野等において広く利用される。本発明の繊維複合体は、前記分野における内装材、外装材、構造材等として好適である。
船舶関連分野、航空機関連分野では、アームレストの芯材、シート構造材、コンソールボックス、ダッシュボード、各種インストルメントパネル等が挙げられる。
また、建築関連分野では、家具用で、机、椅子、棚、箪笥等の表装材、構造材や、住宅用で、ドア表装材、ドア構造材等が挙げられる。
その他、包装体、収容体(トレイ等)、保護用部材、パーティション部材等として用いることもできる。
本発明のウェブ圧縮方法の実施例を説明する。
本ウェブ圧縮方法は、植物性繊維11として、平均径0.09mm及び平均繊維長65mmのケナフ繊維、及び、熱可塑性樹脂繊維12として、平均径0.02mm及び平均繊維長50mmのポリプロピレン製繊維を用いた。前記の植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維の各繊維長は、JIS L1015に準拠して、直接法によって無作為に単繊維を1本ずつ取り出し、置尺上で繊維長を測定し、合計200本について測定した平均値である。
(ウェブ形成工程)
初めに、図1に示すように、質量比50:50で混合された植物性繊維11及び熱可塑性樹脂繊維12からなる混合繊維14を、貯蔵手段20から必要に応じて振動を与える等により、混合繊維14を解きほぐしつつエアレイ装置21に供給される。次いで、混合繊維14は、それぞれエアレイ装置21により、搬送コンベア22の面上でウェブ15が形成される。
(第1ウェブ圧縮工程)
次に、搬送コンベア22の面上を流れるウェブ15は図2及び3に示すように、ベルト33によって押さえつけられて一定の厚さに抑えられた後、最初の押えローラ31の組み3aの間に通されて加圧され、繊維ボード1の厚さまで圧縮されたウェブ圧縮物16を得られる。
(第1繊維固着工程)
その後、ウェブ圧縮物16は図2及び3に示すように、超音波により振動する1列目の振動ローラ41と押えローラ31の組み4aの間に通されて、加圧状態で超音波により熱可塑性樹脂繊維12の一部を溶融して植物性繊維11及び前記熱可塑性樹脂繊維12を固着される。尚、振動ローラ41は、その幅と同じ間隔を空けて1列に並べられている。このため、1列目の振動ローラ41の組み4aを通過したウェブ圧縮物16は、振動ローラ41を通過して植物性繊維11及び前記熱可塑性樹脂繊維12が固着した固着領域51と、押えローラ31間の隙間を通過したため固着していない未固着領域52とが、ウェブの幅方向に等間隔で交互に表れる。
(第2ウェブ圧縮工程)
次に、ウェブ圧縮物16は2番目の押えローラ31の組み3bの間に通されて加圧され、ウェブ圧縮物16の未固着領域52が繊維ボード1の厚さまで再度圧縮される。
(第2繊維固着工程)
その後、ウェブ圧縮物16は、2列目の振動ローラ41と押えローラ31の組み4bの間に通される。組み4bの振動ローラ41は、ウェブ圧縮物16の未固着領域52上に位置するように間隔を空けて1列に並べられおり、ウェブ圧縮物16の未固着領域52の熱可塑性樹脂繊維12の一部を溶融させて植物性繊維11及び熱可塑性樹脂繊維12を固着させた。
これにより、ウェブ圧縮物16の全ての領域が固着領域51となった繊維ボード1が得られた。
(繊維ボード)
得られた繊維ボード1は、板厚が3mmであり、目付が1000g/m、最大曲げ荷重30N、曲げ弾性勾配65N/cmであった。
比較例として、振動ローラ41に超音波の供給を行わずに、各工程を実施したところ、得られた繊維ボードの厚みが時間経過と共に増大し、圧縮前のウェブ15と略同じ厚みになった。また、繊維ボードを持ち上げると植物性繊維11及び熱可塑性樹脂繊維12が容易に脱落し、各繊維が交絡していないことが分かった。
(加熱形成工程)
次いで、作製した繊維ボード1を車両用内装材の形状に形成する加熱形成工程を行った。加熱形成工程は図7に示すように、繊維ボード1に車両用内装材のボス等の部品を配置した後(図示せず)、加熱プレス機6によって加熱し且つ車両用内装材の形状に形成し、車両用内装材10を得た。
車両用内装材10を構成する繊維ボードは、板厚が3mmであり、目付が1000g/m、最大曲げ荷重30N、曲げ弾性勾配65N/cmであった。
前述の記載は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態を挙げて説明したが、本発明の記述及び図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく、説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲又は精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料及び実施形態を参照したが、本発明をここにおける開示事項に限定することを意図するものではなく、寧ろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明のウェブ圧縮方法は車両用内装材の他、車両関連分野、船舶関連分野、航空機関連分野、建築関連分野等において広く利用される。本発明の繊維複合体は、前記分野における内装材、外装材、構造材等として好適である。
自動車等の車両関連分野では、ドア基材、ピラーガーニッシュ、スイッチベース、クオーターパネル、アームレストの芯材、ドアトリム、シート構造材、コンソールボックス、ダッシュボード、各種インストルメントパネル、デッキトリム、バンパー、スポイラー及びカウリング等が挙げられる。
船舶関連分野、航空機関連分野では、パッケージトレー、アームレストの芯材、シート構造材、コンソールボックス、ダッシュボード及び各種インストルメントパネル等が挙げられる。
また、建築関連分野では、家具用で、机、椅子、棚及び箪笥等の表装材、構造材や、住宅用で、ドア表装材及びドア構造材等が挙げられる。
その他、包装体、収容体(トレイ等)、保護用部材及びパーティション部材等として用いることもできる。
1;繊維ボード、10;車両用内装材、11;植物性繊維、12;熱可塑性樹脂繊維、15;ウェブ、16;ウェブ圧縮物、
21;エアレイ装置、22;搬送コンベア、
31;押えローラ、32;エアシリンダ、33;ベルト、
41;振動ローラ、42;超音波供給手段、
51;固着領域、52;未固着領域、
6;加熱プレス機、7;ニードルパンチ、8;熱処理装置、9;金属感知機。

Claims (5)

  1. 植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含むウェブを形成するウェブ形成工程と、
    前記ウェブを厚さ方向に加圧してウェブ圧縮物を得るウェブ圧縮工程と、
    前記ウェブ圧縮物に超音波により振動する振動ローラを厚さ方向に押し当てつつ、前記熱可塑性樹脂繊維の一部を溶融させて前記植物性繊維及び前記熱可塑性樹脂繊維を固着させて繊維ボードを得る繊維固着工程と、を順次備えることを特徴とするウェブ圧縮方法。
  2. 前記繊維固着工程の前記溶融を加圧状態で行う請求項1に記載のウェブ圧縮方法。
  3. 前記ウェブ圧縮工程は、前記振動ローラと並設されている押えローラにより行われ、
    前記振動ローラは、ウェブの幅方向に間隔を空けて1つの列を構成し、前記列を1列以上配列されている請求項1又は2に記載のウェブ圧縮方法。
  4. 前記振動ローラは、ウェブの幅方向に間隔を空けて2列以上の列に配列されており、
    各列の前記振動ローラは、そのウェブの幅方向の位置が、他列の前記振動ローラ間の隙間上に位置する請求項3に記載のウェブ圧縮方法。
  5. 植物性繊維及び熱可塑性樹脂繊維を含む繊維ボードを備える車両用内装材の製造方法であって、請求項1乃至4のいずれかに記載のウェブ圧縮方法により作製される前記繊維ボードを加熱し、且つ車両用内装材の形状に形成する加熱形成工程を備えることを特徴とする車両用内装材の製造方法。
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