JP2021130352A - スピーカ装置およびスピーカユニット - Google Patents

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【課題】音量バランスが特定の方向に偏った設定とされた場合にも高品位の音を出力可能とする技術を提供する。【解決手段】移動体の室内に設置されるスピーカ装置は、前記室内の前方左側に配置され、第1チャンネル信号が入力される第1スピーカと、前記室内の前方右側に配置され、第2チャンネル信号が入力される第2スピーカと、前記室内の後方左側に配置され、第3チャンネル信号が入力される第3スピーカと、前記室内の後方右側に配置され、第4チャンネル信号が入力される第4スピーカと、前記第1チャンネル信号、前記第2チャンネル信号、前記第3チャンネル信号、および、前記第4チャンネル信号が入力されるスピーカユニットと、を備える。前記スピーカユニットは、それぞれ2つのボイスコイルを有する一対のスピーカを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、スピーカ装置およびスピーカユニットに関する。
従来、車両に搭載されるスピーカ装置を含む音響システムに係る技術が種々提案されている。例えば、特許文献1で提案される車載用音響映像機器は、運転席側ドアに取り付けられたスピーカと、助手席側ドアに取り付けられたスピーカと、リアトレイに取り付けられたスピーカと、センターコンソールの前面パネルに取り付けられたスピーカと、を用いている。これにより、マルチチャンネルシステムに対応した高品位な音響効果を得ることができる。
特開2001−270391号公報
ところで、近年においては、車両に搭載されるスピーカが小型化される傾向にある。小型化されたスピーカにおいては、低音の出力が不足することがある。例えば、車両の後方に搭載されるスピーカが小型化された場合、車両の前方と後方における音量バランスを変えるフェーダーを利用して後方側のバランスを大きくすると、低音の出力不足が生じることが懸念される。
本発明は、音量バランスが特定の方向に偏った設定とされた場合にも高品位の音を出力可能とする技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のスピーカ装置は、移動体の室内に設置されるスピーカ装置であって、前記室内の前方左側に配置され、第1チャンネル信号が入力される第1スピーカと、前記室内の前方右側に配置され、第2チャンネル信号が入力される第2スピーカと、前記室内の後方左側に配置され、第3チャンネル信号が入力される第3スピーカと、前記室内の後方右側に配置され、第4チャンネル信号が入力される第4スピーカと、前記第1チャンネル信号、前記第2チャンネル信号、前記第3チャンネル信号、および、前記第4チャンネル信号が入力されるスピーカユニットと、を備え、前記スピーカユニットは、それぞれ2つのボイスコイルを有する一対のスピーカを備える構成(第1の構成)になっている。
また、上記第1の構成のスピーカ装置において、前記一対のスピーカは、それぞれ、入力されるチャンネル信号の所定帯域以上の周波数成分を減衰させ、前記所定帯域より低い周波成分を通過させるフィルタ回路を備える構成(第2の構成)であることが好ましい。
また、上記第1又は第2の構成のスピーカ装置において、前記一対のスピーカは、前記室内の中央付近に配置される構成(第3の構成)であることが好ましい。
また、上記第3の構成のスピーカ装置において、前記一対のスピーカは、振動板の向きを反対として互いの背面が左右方向に対向し、前記一対のスピーカのうちの一方は前記第2チャンネル信号および前記第4チャンネル信号が入力され、他方は前記第1チャンネル信号および前記第3チャンネル信号が入力される構成(第4の構成)であってよい。
また、上記第3の構成のスピーカ装置において、前記一対のスピーカは、振動板の向きを反対として互いの背面が前後方向に対向し、前記一対のスピーカのうちの一方は前記第1チャンネル信号および前記第2チャンネル信号が入力され、他方は前記第3チャンネル信号および前記第4チャンネル信号が入力される構成(第5の構成)であってよい。
また、上記第4又は第5の構成のスピーカ装置において、前記一対のスピーカは、前記背面同士が結合部材により結合されている構成(第6の構成)であることが好ましい。
また、上記第1又は2の構成のスピーカ装置において、前記一対のスピーカのうちの一方は、前記室内の左側に配置され、前記第1チャンネル信号および前記第3チャンネル信号が入力され、前記一対のスピーカのうちの他方は、前記室内の右側に配置され、前記第2チャンネル信号および前記第4チャンネル信号が入力される構成(第7の構成)であってよい。
また、上記第1から第7のいずれかの構成のスピーカ装置は、前記第1チャンネル信号、前記第2チャンネル信号、前記第3チャンネル信号、および、前記第4チャンネル信号に含まれる低音成分の遅延時間を個別に制御する制御回路を更に備える構成(第8の構成)であってよい。
上記目的を達成するために本発明のスピーカユニットは、第1チャンネル信号が入力される第1スピーカ、第2チャンネル信号が入力される第2スピーカ、第3チャンネル信号が入力される第3スピーカ、および、第4チャンネル信号が入力される第4スピーカとともに使用されるスピーカユニットであって、それぞれ2つのボイスコイルを有する一対のスピーカを備え、前記第1チャンネル信号、前記第2チャンネル信号、前記第3チャンネル信号、および、前記第4チャンネル信号が入力される構成(第9の構成)になっている。
本発明を利用することにより、音量バランスが特定の方向に偏って設定された場合にも高品位の音を出力することが可能になる。
音響システムの構成を示す模式図 ハイパスフィルタの具体例を示す模式図 ローパスフィルタの具体例を示す模式図 スピーカユニットの一部の構成を示す概略図 車両へのスピーカユニットの搭載例を示す模式図 スピーカユニットにおける複数のチャンネル信号の入力の詳細構成を示す模式図 第1変形例のスピーカユニットの構成を示す模式図 第2変形例のスピーカ装置の構成を示す模式図 第3変形例のスピーカ装置の構成を示す模式図
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、移動体として車両を例にとり説明するが、移動体は車両に限らない。車両には、例えば自動車又は電車等の車輪のついた乗り物が含まれる。車両以外の移動体として、例えば船舶や航空機等が挙げられる。
また以下の説明では、車両の直進進行方向であって、運転席からハンドルに向かう方向を「前方向」とする。また、車両の直進進行方向であって、ハンドルから運転席に向かう方向を「後方向」とする。また、車両の直進進行方向及び鉛直線に垂直な方向であって、前方向を向いている運転者の右側から左側に向かう方向を「左方向」とする。また、車両の直進進行方向及び鉛直線に垂直な方向であって、前方向を向いている運転者の左側から右側に向かう方向を「右方向」とする。
<1.音響システムの概要>
図1は、本発明の実施形態に係る音響システムSYSの構成を示す模式図である。音響システムSYSは、図1において一点鎖線で示される車両200に搭載される。音響システムSYSは、オーディオユニット100と、スピーカ装置10とを備える。
オーディオユニット100は、音響の再生を行うことができる車載機器に含まれる。オーディオユニット100は、音響信号の処理を可能に設けられる。オーディオユニット100は、前後方向の音量バランスを調整する調整機能(フェーダー機能)を備える。なお、オーディオユニット100は、左右方向の音量バランスを調整する調整機能を備えてもよい。
オーディオユニット100は、スピーカ装置10に向けて音響信号を出力する。詳細には、オーディオユニット100は、車両200に搭載される複数のスピーカに対応して、複数チャンネルの音響信号を出力する。本実施形態では、オーディオユニット100は、第1チャンネル信号ch1、第2チャンネル信号ch2、第3チャンネル信号ch3、および、第4チャンネル信号ch4を出力する。
スピーカ装置10は、移動体(本実施形態では車両200)の室内201に設置される。なお、室内201に設置とは、室内201に音を出力可能に設置されることを意味する。図1に示すように、スピーカ装置10は、第1スピーカ1と、第2スピーカ2と、第3スピーカ3と、第4スピーカ4と、スピーカユニット5と、を備える。
第1スピーカ1は、室内201の前方左側に配置される。第1スピーカ1には、第1チャンネル信号ch1が入力される。すなわち、第1チャンネル信号ch1は、前方左側から音を出力するための音響信号である。第1スピーカ1は、好ましい形態として中高音再生用のスピーカである。第1スピーカ1は、例えば、車両200のインストルメントパネル202の上部又は中部の左端部に設置される。
第2スピーカ2は、室内201の前方右側に配置される。第2スピーカ2には、第2チャンネル信号ch2が入力される。すなわち、第2チャンネル信号ch2は、前方右側から音を出力するための音響信号である。第2スピーカ2は、好ましい形態として中高音再生用のスピーカである。第2スピーカ2は、例えば、車両200のインストルメントパネル202の上部又は中部の右端部に設置される。
第3スピーカ3は、室内201の後方左側に配置される。第3スピーカ3には、第3チャンネル信号ch3が入力される。すなわち、第3チャンネル信号ch3は、後方左側から音を出力するための音響信号である。第3スピーカ3は、好ましい形態として中高音再生用のスピーカである。第3スピーカ3は、例えば、車両200の後方左側の壁203(例えば後方左側ドア)に設置される。
第4スピーカ4は、室内201の後方右側に配置される。第4スピーカ4には、第4チャンネル信号ch4が入力される。すなわち、第4チャンネル信号ch4は、後方左側から音を出力するための音響信号である。第4スピーカ4は、好ましい形態として中高音再生用のスピーカである。第4スピーカ4は、例えば、車両200の後方右側の壁204(例えば後方右側ドア)に設置される。
スピーカユニット5は、それぞれ2つのボイスコイルを有する一対のスピーカ51、52を備える。スピーカユニット5には、第1チャンネル信号ch1、第2チャンネル信号ch2、第3チャンネル信号ch3、および、第4チャンネル信号ch4が入力される。スピーカユニット5は、好ましい形態として低音再生用である。ただし、スピーカユニット5は、低音を含む音を再生することができればよく、低音再生に特化していなくてもよい。
本実施形態では、一対のスピーカ51、52は、室内201の中央付近に配置される。本構成によれば、一対のスピーカ51、52を近くに配置することができるために、例えば、一対のスピーカ51、52間でエンクロージャを共用することができる。
本実施形態のスピーカ装置10においては、スピーカユニット5に前方用と後方用の音響信号が入力される構成であるために、例えばフェーダー機能によって前後方向の音量バランスがいずれか一方に偏った設定とされた場合でも、低音の出力が低下することを抑制できる。また、スピーカユニット5に左用と右用の音響信号が入力される構成であるために、左右方向の音量バランスがいずれか一方に偏った設定とされた場合でも、低音の出力が低下することを抑制できる。すなわち、本実施形態によれば、音量バランスが特定の方向に偏って設定された場合にも高品位の音を出力することができる。また、本実施形態では、スピーカユニット5がいわゆるダブルコイルスピーカを備える構成であるために、オーディオユニット100にミキサーを追加することなく、複数のチャンネル信号をミキシングすることができる。
なお、本実施形態では、好ましい形態として、中高音再生用スピーカと、低音再生用スピーカとの間で再生する音の周波数帯域を分離し易い構成が採用されている。中高音再生用スピーカは、第1スピーカ1、第2スピーカ2、第3スピーカ3、および、第4スピーカ4が該当する。低音再生用スピーカは、スピーカユニット5が備える一対のスピーカ51、52が該当する。
中高音再生用スピーカ1〜4のそれぞれは、入力されるチャンネル信号の所定帯域より低い周波数成分を減衰させ、所定帯域以上の周波数成分を通過させるフィルタ回路(ハイパスフィルタHPF)を備える。例えば、ハイパスフィルタHPFは、800Hz以上の帯域の周波数成分を通過させる。これにより、例えばオーディオユニット100の回路構成に変更を加えることなく、中高音再生用スピーカ1〜4において中高音域に特化した音の再生を行うことができる。図2は、ハイパスフィルタHPFの具体例を示す模式図である。図2に示すように、ハイパスフィルタHPFは、信号線Lの途中にコンデンサ6を配置する構成であってよい。
低音再生用スピーカ(すなわち、一対のスピーカ)51、52は、それぞれ、入力されるチャンネル信号の所定帯域より高い周波数成分を減衰させ、所定帯域以下の周波数成分通過させるフィルタ回路(ローパスフィルタLPF)を備える。例えば、ローパスフィルタLPFは600Hz以下の周波数成分を通過させる。これにより、例えばオーディオユニット100の回路構成に変更を加えることなく、低音再生用スピーカ51、52において低音域に特化した音の再生を行うことができる。図3は、ローパスフィルタLPFの具体例を示す模式図である。図3に示すように、ローパスフィルタLPFは、信号線Lの途中にコイル7を配置する構成であってよい。
なお、本実施形態では、フィルタ回路HPF、LPFがオーディオユニット100の外部に設けられる。すなわち、本実施形態では、既存のオーディオユニットの構成を変更することなくフィルタ機能を得ることができる。
<2.スピーカユニット>
図4は、本発明の実施形態に係るスピーカユニット5の一部の構成を示す概略図である。スピーカユニット5は、一対のスピーカ51、52と、エンクロージャ53と、結合部材54と、を備える。
エンクロージャ53は、スピーカユニット5の筐体である。エンクロージャ53は、内部に一対のスピーカ51、52と、結合部材54と、を収容する。エンクロージャ53は、左側壁に左エンクロージャ開口531を有する。エンクロージャ53は、右側壁に右エンクロージャ開口532を有する。一対のスピーカ51、52のうちの一方51は、左エンクロージャ開口531が設けられる位置に配置され、他方52は、右エンクロージャ開口532が設けられる位置に配置される。
一対のスピーカ51、52は、互いの構造が同じである。一対のスピーカ51、52は、コーンとも呼ばれる振動板511、521を内包するフレーム部512、522を備える。一対のスピーカ51、52は、フレーム部512、522によりエンクロージャ53に固定される。各振動板511、521は、放音方向がエンクロージャ開口531、532を介してスピーカユニット5の外方に臨む。各振動板511、521の放音方向の反対側(背面側)には、駆動部513、523が配置される。各駆動部513、523は、ボイスコイル、磁気回路および端子等を含む。各駆動部513、523は、一対のスピーカ51、52のそれぞれに入力される音響信号に応じて、振動板511、521を振動させる。
本実施形態では、一対のスピーカ51、52は、振動板511、521の向きを反対として互いの背面51a、52aが左右方向に対向する。一対のスピーカ51、52は、背面同士が結合部材54により結合されている。結合部材54は、例えばアルミニウム合金、ステンレス鋼、又は黄銅で構成される。結合部材54は、剛性の高い合成樹脂で構成されてもよい。また、結合部材54は、低周波帯域の振動を十分に伝達し、高周波帯域の振動を伝達し難い材料で構成することが好ましい。
なお、結合部材54は、単一の材料ではなく、それぞれ別の材料で構成された複数の部品を組み合わせて構成されてもよい。また、本実施形態では、結合部材54は、左右方向に延びる円柱状であるが、部分的に径方向のサイズが異なる構成としてもよい。換言すると、結合部材54は、部分的に太さが異なる構成であってもよい。
図5は、車両200へのスピーカユニット5の搭載例を示す模式図である。図5は、車両200の室内201の一部分を示す斜視図である。図5において、符号205は運転席を示し、符号206は助手席を示す。車両200は、運転席205と助手席206との左右方向間に、センターコンソール207を有する。センターコンソール207は、車両200の床面208上に設置される。センターコンソール207は、車両200の前後方向に細長く延びる外形直方体形状の筐体である。センターコンソール207の底面は、床面208で構成されてもよい。
本実施形態においては、スピーカユニット5は、センターコンソール207の内部に配置される。エンクロージャ53は、センターコンソール207の内部に配置される。エンクロージャ53は、車両200の前後方向に細長く延びる略直方体状の筐体である。本実施形態では、エンクロージャ53は、車両200の床面208よりも上方であって、センターコンソール207よりも内側に配置される。
センターコンソール207は、左側壁2071に左右方向に貫通する左窓部2071aを有する。センターコンソール207は、右側壁2072に左右方向に貫通する右窓部2072aを有する。左エンクロージャ開口531は、センターコンソール207の左側壁2071に面する。具体的には、左エンクロージャ開口531は、左側壁2071に設けられる左窓部2071aに合わせて配置され、左窓部2071aを通してセンターコンソール207の外部に露出する。右エンクロージャ開口532は、センターコンソール207の右側壁2072に面する。具体的には、右エンクロージャ開口532は、右側壁2072に設けられる右窓部2072aに合わせて配置され、右窓部2072aを通してセンターコンソール207の外部に露出する。
一対のスピーカ51、52のうちの一方51の振動板511は、左エンクロージャ開口531および左窓部2071aを介してセンターコンソール207の外部空間に面する。一対のスピーカ51、52のうちの他方52の振動板521は、右エンクロージャ開口532および右窓部2072aを介してセンターコンソール207の外部空間に面する。すなわち、一対のスピーカ51、52は、車両200の室内201の空間に面する。一対のスピーカ51、52のうちの一方51は、振動板511が左側、すなわち助手席206側を向く。一対のスピーカ51、52のうちの他方52は、振動板521が右側、すなわち運転席205側を向く。
本実施形態の構成によれば、スピーカユニット5は、エンクロージャ53がセンターコンソール207の内部に配置されるので、センターコンソール207の内部のスペースをエンクロージャ53の音響空間として利用することができる。これにより、エンクロージャ53の音響空間を十分に確保することができ、低音の音質を向上することができる。
なお、エンクロージャ53の上壁、側壁、底壁のうちの少なくともいずれか一つは、センターコンソール207の上壁、側壁、および、底壁で構成されてよい。また、エンクロージャ53の底壁は、車両200の床で構成されてもよい。
また、一対のスピーカ51、52間でエンクロージャ53を共用するスピーカユニット5は、センターコンソール207以外の位置に配置されてよい。例えば、スピーカユニット5は、車両200のリアラゲッジ209又はインストルメントパネル202等に配置されてもよい。この場合でも、エンクロージャ53の音響空間を十分に確保することができる。
図6は、本発明の実施形態に係るスピーカユニット5における複数のチャンネル信号ch1〜ch4の入力の詳細構成を示す模式図である。図6に示すように、本実施形態では、一対のスピーカ51、52のうちの一方51は第2チャンネル信号ch2および第4チャンネル信号ch4が入力され、他方52は第1チャンネル信号ch1および第3チャンネル信号ch3が入力される。
なお、本実施形態では、一対のスピーカ51、52のうちの一方51は、エンクロージャ53の左側壁533に配置されるために、以下、左スピーカ51と表現することがある。また、一対のスピーカ51、52のうちの他方52は、エンクロージャ53の右側壁534に配置されるために、以下、右スピーカ52と表現することがある。
左スピーカ51は、駆動部513に第1ボイスコイル5131と第2ボイスコイル5132とを含む。第1ボイスコイル5131には、第2チャンネル信号(前方右用音響信号)ch2が入力される。第2ボイスコイル5132には、第4チャンネル信号(後方右用音響信号)ch4が入力される。
右スピーカ52は、駆動部523に第3ボイスコイル5231と第4ボイスコイル5232とを含む。第3ボイスコイル5231には、第1チャンネル信号(前方左用音響信号)ch1が入力される。第4ボイスコイル5232には、第3チャンネル信号(後方左用音響信号)ch3が入力される。
ここで、前後左右の音量バランスが均等とされ、各チャンネル信号ch1〜ch4が同時にスピーカユニット5に入力されたとする。この場合、2つのボイスコイル5131、5132を有する左スピーカ51には、前方右用の第2チャンネル信号ch2と後方右用の第4チャンネル信号ch4が入力される。また、2つのボイスコイル5231、5232を有する右スピーカ52には、前方左用の第1チャンネル信号ch1と後方左用の第3チャンネル信号ch3が入力される。このために、スピーカユニット5は低音を出力することができる。
また、一対のスピーカ51、52を連結する結合部材54が、一対のスピーカ51、52のそれぞれで発生する振動を相互に打ち消し、振動の伝達を効果的に抑制する機能を発揮する。このために、一対のスピーカ51、52の放音時に、スピーカユニット5の振動がセンターコンソール207や床面208に伝達することを抑制できる。
例えば、前後方向の音量バランスが後方に偏った設定とされた場合でも、左スピーカ51には、少なくとも後方右用の第4チャンネル信号ch4が入力され、右スピーカ52には、少なくとも後方左用の第3チャンネル信号ch3が入力される。このために、スピーカユニット5は低音を出力することができる。また、前後方向の音量バランスが前方に偏った設定とされた場合でも、左スピーカ51には、少なくとも前方右用の第2チャンネル信号ch2が入力され、右スピーカ52には、少なくとも前方左用の第1チャンネル信号ch1が入力される。このために、スピーカユニット5は低音を出力することができる。
また、例えば、左右方向の音量バランスが左方に偏った設定とされた場合でも、少なくとも右スピーカ52に、前方左用の第1チャンネル信号ch1と、後方左用の第3チャンネル信号ch3が入力される。このために、スピーカユニット5は低音を出力することができる。また、左右方向の音量バランスが右方に偏った設定とされた場合でも、左スピーカ51に、前方右用の第2チャンネル信号ch2と、後方右用の第4チャンネル信号ch4が入力される。このために、スピーカユニット5は低音を出力することができる。
以上のように、本実施形態によれば、音量バランスが特定の方向に偏って設定された場合にも低音が出力不足となることを抑制でき、高品位の音を出力することができる。また、本実施形態では、スピーカユニット5が備える一対のスピーカ51、52は、いわゆるダブルボイスコイルスピーカであるために、2つのチャンネル信号をミキシングするためにオーディオユニット100の内部にミキシング回路を追加することを省略することができる。すなわち、本実施形態によれば、既存のスピーカユニットの構成の変更を抑制しつつ、高品位の音を出力できるスピーカ装置10を実現できる。
なお、本実施形態では、左スピーカ51が助手席206側に向けて放音をするために、助手席206に座る人を基準に考えて、左スピーカ51に右用のチャンネル信号ch2、ch4を入力する構成とした。また、右スピーカ52が運転席205側に向けて放音をするために、運転席205に座る人を基準に考えて、右スピーカ52に左用のチャンネル信号ch1、ch3を入力する構成とした。ただし、これは例示にすぎない。スピーカユニット5が低音再生用であり、必ずしも左右のチャンネルの区別が重要でないとの思想のもとにおいて、左スピーカ51に左用のチャンネル信号ch1、ch3が入力され、右スピーカ52に右用のチャンネル信号ch2、ch4が入力される構成としてもよい。
<3.変形例>
(3−1.第1変形例)
図7は、第1変形例のスピーカユニット5Aの構成を示す模式図である。本変形例では、一対のスピーカ51A、52Aは、振動板511A、521Aの向きを反対として互いの背面が前後方向に対向する。本変形例においても、一対のスピーカ51A、52Aは、背面同士が結合部材54で連結されることが好ましい。
図7に示すように、本変形例では、一対のスピーカ51A、52Aのうちの一方51Aは第1チャンネル信号ch1および第2チャンネル信号ch2が入力され、他方52Aは第3チャンネル信号ch3および第4チャンネル信号ch4が入力される。
なお、本変形例では、一対のスピーカ51A、52Aのうちの一方51Aは、エンクロージャ53Aの前側壁535に配置されるために、以下、前スピーカ51Aと表現することがある。また、一対のスピーカ51A、52Aのうちの他方52Aは、エンクロージャ53Aの後側壁536に配置されるために、以下、後スピーカ52Aと表現することがある。本変形例でも、一対のスピーカ51A、52Aは、車両200の室内201の空間に面する。
前スピーカ51Aは、駆動部に第1ボイスコイル5131Aと第2ボイスコイル5132Aとを含む。第1ボイスコイル5131Aには、第1チャンネル信号(前方左用音響信号)ch1が入力される。第2ボイスコイル5132Aには、第2チャンネル信号(前方右用音響信号)ch2が入力される。
後スピーカ52Aは、駆動部に第3ボイスコイル5231Aと第4ボイスコイル5232Aとを含む。第3ボイスコイル5231Aには、第3チャンネル信号(後方左用音響信号)ch3が入力される。第4ボイスコイル5232Aには、第4チャンネル信号(後方左用音響信号)ch4が入力される。
本変形例においても、上述の実施形態と同様に、スピーカユニット5Aに前方用と後方用の音響信号が入力される構成であるために、例えばフェーダー機能によって前後方向の音量バランスがいずれか一方に偏った設定とされた場合でも、低音の出力が低下することを抑制できる。また、スピーカユニット5Aに左用と右用の音響信号が入力される構成であるために、左右方向の音量バランスがいずれか一方に偏った設定とされた場合でも、低音の出力が低下することを抑制できる。すなわち、本変形例においても、音量バランスが特定の方向に偏って設定された場合にも高品位の音を出力することができる。
(3−2.第2変形例)
図8は、第2変形例のスピーカ装置10Bの構成を示す模式図である。第2変形例のスピーカ装置10Bにおける、第1スピーカ1B、第2スピーカ2B、第3スピーカ3B、および、第4スピーカ4Bの構成は、上述の実施形態と同様である。また、スピーカユニット5Bが、それぞれボイスコイルを2つ有する一対のスピーカ51B、52Bを備え、スピーカユニット5Bには、第1チャンネル信号ch1、第2チャンネル信号ch2、第3チャンネル信号ch3、および、第4チャンネル信号ch4が入力される点も、上述の実施形態と同様である。
ただし、本変形例では、上述の実施形態と異なり、一対のスピーカ51B、52Bのうちの一方51Bは、車両200の室内201の左側に配置される。スピーカ51Bは、詳細には、例えば車両200の左側壁に取り付けられる。スピーカ51Bには、第1チャンネル信号(前方左用音響信号)ch1および第3チャンネル信号(後方左用音響信号)ch3が入力される。
また、一対のスピーカ51B、52Bのうちの他方52Bは、室内201の右側に配置される。スピーカ52Bは、詳細には、例えば車両200の右側壁に取り付けられる。スピーカ52Bには、第2チャンネル信号(前方右用音響信号)ch2および第4チャンネル信号(後方右用音響信号)ch4が入力される。
本変形例においても、上述の実施形態と同様に、スピーカユニット5Bに前方用と後方用の音響信号が入力される構成であるために、例えばフェーダー機能によって前後方向の音量バランスがいずれか一方に偏った設定とされた場合でも、低音の出力が低下することを抑制できる。また、スピーカユニット5Bに左用と右用の音響信号が入力される構成であるために、左右方向の音量バランスがいずれか一方に偏った設定とされた場合でも、低音の出力が低下することを抑制できる。すなわち、本変形例においても、音量バランスが特定の方向に偏って設定された場合にも高品位の音を出力することができる。
(3−3.第3変形例)
図9は、第3変形例のスピーカ装置10Cの構成を示す模式図である。スピーカ装置10Cの構成は、上述の実施形態と概ね同様である。ただし、スピーカ装置10Cは、制御回路8を更に備える点で上述の実施形態と異なる。制御回路8は、オーディオユニット100(図1参照)に含まれてよい。
制御回路8は、オーディオユニット100において生成される各チャンネル信号FLch、FRch、RLch、RRchの信号処理を行い、第1チャンネル信号ch1C、第2チャンネル信号ch2C、第3チャンネル信号ch3C、および、第4チャンネル信号ch4Cを出力する。制御回路8は、遅延部81、フィルタ部82、第1加算部83、第2加算部84、および、増幅部85を備える。
遅延部81は、設定された遅延時間にしたがって入力されたチャンネル信号を遅延させる。詳細には、遅延部81は、第1遅延部81aと第2遅延部81bとを有する。第1遅延部81aは、車両200の室内201で最適な音を出力するために適切な遅延時間が設定される。本実施形態において、第1遅延部81aは4つあるが、4つの第1遅延部81aにおいて設定される遅延時間は互いに同じでもよいし、互いに異なってもよい。第2遅延部81bは、他の第2遅延部81bと同じ遅延時間を設定される。すなわち、本実施形態においては、4つの第2遅延部81bが存在するが、これらに設定される遅延時間は全て同じである。
フィルタ部82は、入力されたチャンネル信号について、所定帯域以外の周波数成分を減衰させ、所定帯域の周波数成分を通過させる。フィルタ部82は、ローパスフィルタ82aおよびハイパスフィルタ82bを含む。ローパスフィルタ82aは、入力されたチャンネル信号の所定帯域より高い周波数成分を減衰させ、所定帯域以下の周波数成分を通過させる。ハイパスフィルタ82bは、入力されたチャンネル信号の所定帯域より低い周波数成分を減衰させ、所定帯域以上の周波数成分を通過させる。
第1加算部83は、2つのローパスフィルタ82aのそれぞれから出力された低音帯域の音響信号を加算する。詳細には、本実施形態では、2つの第1加算部83が存在する。2つのうちの一方は、前方用の左右のチャンネル信号FLch、FRchの低音帯域の信号を加算する。他方は、後方用の左右のチャンネル信号RLch、RRchの低音帯域の信号を加算する。
第2加算部84は、第1加算部83で得られた低音帯域の信号を、ハイパスフィルタ82bから出力された中高音帯域の信号に加算して増幅部85に出力する。本実施形態では、4つの第2加算部84が存在する。4つのうちの1つは、前方用の低音帯域の信号を、前方左用(FLch)の中高音帯域の信号に加算する。4つのうちの他の1つは、前方用の低音帯域の信号を、前方右用(FRch)の中高音帯域の信号に加算する。4つのうちの更に他の1つは、後方用の低音帯域の信号を、後方左用(RLch)の中高音帯域の信号に加算する。4つのうちの以上の3つを除いた残りの1つは、後方用の低音帯域の信号を、後方右用(RRch)の中高音帯域の信号に加算する。
増幅部85は、第2加算部84から入力された信号を増幅する。本実施形態では、4つの増幅部85が存在する。4つの増幅部85から出力される信号には、前方左用の第1チャンネル信号ch1Cと、前方右用の第2チャンネル信号ch2Cと、後方左用の第3チャンネル信号ch3Cと、後方右用の第4チャンネル信号ch4Cとが含まれる。
本変形例においても、第1チャンネル信号ch1Cは、第1スピーカ1Cおよびスピーカユニット5Cが備える右スピーカ52Cに入力される。第2チャンネル信号ch2Cは、第2スピーカ2Cおよびスピーカユニット5Cが備える左スピーカ51Cに入力される。第3チャンネル信号ch3Cは、第3スピーカ3Cおよびスピーカユニット5Cが備える右スピーカ52Cに入力される。第4チャンネル信号ch4Cは、第4スピーカ4Cおよびスピーカユニット5Cが備える左スピーカ51Cに入力される。なお、一対のスピーカ51C、52Cのうちの一方が左スピーカ51Cで、他方が右スピーカ52Cである。
以上からわかるように、本変形例では、制御回路8は、第1チャンネル信号ch1C、第2チャンネル信号ch2C、第3チャンネル信号ch3C、および、第4チャンネル信号ch4Cに含まれる低音成分の遅延時間を個別に制御する。より詳細には、制御回路8は、第1チャンネル信号ch1C、第2チャンネル信号ch2C、第3チャンネル信号ch3C、および、第4チャンネル信号ch4Cに含まれる低音成分の遅延時間を同じに制御する。この結果、一対のスピーカ51C、52Cに入力される各チャンネル信号の入力タイミングを正確に合わせることができる。本変形例では、一対のスピーカ51C、52Cの背面同士を連結する結合部材54によって、一対のスピーカ51C、52Cのそれぞれで発生する振動を相互に打ち消す振動抑制効果をより適切に発揮させることができる。
<4.留意事項等>
本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。また、本明細書中に示される複数の実施形態及び変形例は可能な範囲で適宜組み合わせて実施されてよい。
例えば、本発明のスピーカユニットとともに使用される4つのスピーカの室内における配置は、以上に示した場所に限定されるものではない。例えば、室内に配置される第1スピーカの位置を第1位置とした場合に、第2スピーカは第1位置の右方の第2位置に、第3スピーカは第1位置の後方の第3位置に、第4スピーカは第1位置の右斜め後方の第4位置に配置される構成としてよい。例えば、第1スピーカや第2スピーカは室内の前方である必要はない。また、例えば、第3スピーカや第4スピーカは室内の後方である必要はない。また、例えば、第1スピーカや第3スピーカは室内の左方である必要はない。また、例えば、第2スピーカや第4スピーカは室内の右方である必要はない。
1、1B、1C・・・第1スピーカ
2、2B、2C・・・第2スピーカ
3、3B、3C・・・第3スピーカ
4、4B、4C・・・第4スピーカ
5、5A、5B、5C・・・スピーカユニット
8・・・制御回路
10、10B、10C・・・スピーカ装置
51、51A、51B、51C・・・一対のスピーカの一方
52、52A、52B、52C・・・一対のスピーカの他方
54・・・結合部材
200・・・車両(移動体)
201・・・室内
5131、5131A・・・第1ボイスコイル
5132、5132A・・・第2ボイスコイル
5231、5231A・・・第3ボイスコイル
5232、5232A・・・第4ボイスコイル
ch1、ch1C・・・第1チャンネル信号
ch2、ch2C・・・第2チャンネル信号
ch3、ch3C・・・第3チャンネル信号
ch4、ch4C・・・第4チャンネル信号
LPF・・・フィルタ回路

Claims (9)

  1. 移動体の室内に設置されるスピーカ装置であって、
    前記室内の前方左側に配置され、第1チャンネル信号が入力される第1スピーカと、
    前記室内の前方右側に配置され、第2チャンネル信号が入力される第2スピーカと、
    前記室内の後方左側に配置され、第3チャンネル信号が入力される第3スピーカと、
    前記室内の後方右側に配置され、第4チャンネル信号が入力される第4スピーカと、
    前記第1チャンネル信号、前記第2チャンネル信号、前記第3チャンネル信号、および、前記第4チャンネル信号が入力されるスピーカユニットと、
    を備え、
    前記スピーカユニットは、それぞれ2つのボイスコイルを有する一対のスピーカを備える、スピーカ装置。
  2. 前記一対のスピーカは、それぞれ、入力されるチャンネル信号の所定帯域より高い周波数成分を減衰させ、前記所定帯域以下の周波成分を通過させるフィルタ回路を備える、請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記一対のスピーカは、前記室内の中央付近に配置される、請求項1又は2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記一対のスピーカは、振動板の向きを反対として互いの背面が左右方向に対向し、
    前記一対のスピーカのうちの一方は前記第2チャンネル信号および前記第4チャンネル信号が入力され、他方は前記第1チャンネル信号および前記第3チャンネル信号が入力される、請求項3に記載のスピーカ装置。
  5. 前記一対のスピーカは、振動板の向きを反対として互いの背面が前後方向に対向し、
    前記一対のスピーカのうちの一方は前記第1チャンネル信号および前記第2チャンネル信号が入力され、他方は前記第3チャンネル信号および前記第4チャンネル信号が入力される、請求項3に記載のスピーカ装置。
  6. 前記一対のスピーカは、前記背面同士が結合部材により結合されている、請求項4又は5に記載のスピーカ装置。
  7. 前記一対のスピーカのうちの一方は、前記室内の左側に配置され、前記第1チャンネル信号および前記第3チャンネル信号が入力され、
    前記一対のスピーカのうちの他方は、前記室内の右側に配置され、前記第2チャンネル信号および前記第4チャンネル信号が入力される、請求項1又は2に記載のスピーカ装置。
  8. 前記第1チャンネル信号、前記第2チャンネル信号、前記第3チャンネル信号、および、前記第4チャンネル信号に含まれる低音成分の遅延時間を個別に制御する制御回路を更に備える、請求項1から7のいずれか1項に記載のスピーカ装置。
  9. 第1チャンネル信号が入力される第1スピーカ、第2チャンネル信号が入力される第2スピーカ、第3チャンネル信号が入力される第3スピーカ、および、第4チャンネル信号が入力される第4スピーカとともに使用されるスピーカユニットであって、
    それぞれ2つのボイスコイルを有する一対のスピーカを備え、
    前記第1チャンネル信号、前記第2チャンネル信号、前記第3チャンネル信号、および、前記第4チャンネル信号が入力される、スピーカユニット。
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