JP2021127543A - 擬毛植設部材、擬毛植設部材を備えたかつらベース - Google Patents

擬毛植設部材、擬毛植設部材を備えたかつらベース Download PDF

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Abstract

【課題】 被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくい擬毛植設部材、及びこの擬毛植設部材を備えたかつらベースを提供する。【解決手段】 紐状の中軸部材4と、紐状部材が波形に形成された部材であって、波形が中軸部材4の長手方向に沿って延び、波形の一方の側の頂部領域Q、Rが中軸部材4に接続された少なくとも1つの波形部材6A、6Bと、を備え、波形部材6A、6Bに擬毛Gが植設される擬毛植設部材2及びこの擬毛植設部材2を備えたかつらベースを提供する。【選択図】 図2

Description

本開示は、擬毛を植設して用いる擬毛植設部材、及びこの擬毛植設部材を備えたかつらベースに関する。
かつらベースを構成する擬毛植設部材に擬毛が植設されて、かつらが形成される。このようなかつらベースの中には、擬毛植設部材の間から被装着者の自毛を引き出すことができるように、紐状の擬毛植設部材を、間隔をあけて直線上に配置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−53388号
しかしながら、直線上に配置された紐状の擬毛植設部材に擬毛を植設した場合、毛植方向が一定になり、引き出した被装着者の自毛と上手く絡ませることが困難になる。また、植設する擬毛の量が増えると、紐状の擬毛植設部材が太く見えて、露見する可能性が高まる。一方、露見を防ぐために、植設する擬毛の量を減らすと、ボリューム感が乏しくなるという問題が生じる。
本開示は、上記の課題を解決するものであり、被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくい擬毛植設部材、及びこの擬毛植設部材を備えたかつらベースを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本開示の1つの実施態様は、
紐状の中軸部材と、
紐状部材が波形に形成された部材であって、該波形が前記中軸部材の長手方向に沿って延び、該波形の一方の側の頂部領域が前記中軸部材に接続された少なくとも1つの波形部材と、
を備え、
前記波形部材に擬毛が植設される擬毛植設部材である。
本開示のその他の実施態様は、
上記の擬毛植設部材を備えたかつらベースである。
本開示によれば、被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくい擬毛植設部材、及びこの擬毛植設部材を備えたかつらベースを提供することができる。
本開示の第1の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。 本開示の第2の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。 本開示の第3の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。 全頭かつら用の本開示の第1の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。 全頭かつら用の本開示の第2の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。 部分かつら用の本開示の第3の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。 部分かつら用の本開示の第4の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。 部分かつら用の本開示の第5の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。 本実施形態に係る擬毛植設部材がかつらベースの外縁に沿うように取り付けられた一例を模式的に示す図である。 本開示の擬毛植設部材の実施例1を示す図(写真)である。 本開示の擬毛植設部材の実施例2を示す図(写真)である。 本開示のかつらベース及びかつらの実施例を裏面側から見た図(写真)である。 本開示のかつらベース及びかつらの実施例を表面側から見た図(写真)である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための実施形態や実施例を説明する。なお、以下に説明する実施形態や実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本発明を以下のものに限定しない。
各図面中、同一の機能を有する部材には、同一符号を付している場合がある。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態や実施例に分けて示す場合があるが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。後述の実施形態では、前述と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施形態や実施例ごとには逐次言及しないものとする。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張して示している場合もある。なお、図1〜図3、図7、8に示す擬毛植設部材の説明では、図示された上下方向に従って記載を行う。
(第1の実施形態に係る擬毛植設部材)
はじめに、図1を参照しながら、本開示の第1の実施形態に係る擬毛植設部材の説明を行う。図1は、本開示の第1の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。
本実施形態に係る擬毛植設部材2は、紐状の中軸部材4と、紐状部材が波形に形成された波形部材6とを備える。波形部材6は、波形が中軸部材4の長手方向に沿って延び、波形の一方の側の頂部領域Pが中軸部材4に接続されている。
中軸部材4及び波形部材6を構成する紐部材としては、任意の合成繊維や天然繊維からなる糸を用いた撚紐、編紐、織紐または組紐を用いることができる。波形部材6として、1本の糸を用いることもできる。中軸部材4の太さは、波形部材6の太さより太いことが好ましい。中軸部材4の太さとして0.10〜5.0mmを例示することができ、好ましくは0.14〜3.0mmである。波形部材6の太さとして0.05〜2.0mmを例示することができ、好ましくは、0.07〜1.0mmである。
紐状部材6の波形の一方の側の頂部領域Pにおいて、紐状部材6を構成する糸を、中軸部材4の外縁近傍の糸の間に通すことにより、頂部領域Pを紐状部材6に接続することができる。ただし、これは一例であって、合成繊維であれば融着で接合することもできるし、接着剤を用いることもできるし、その他の任意の接合方法を採用できる。
この擬毛植設部材2の波形部材6に、擬毛Gを植設することができる。その場合、既知の任意の結び方で、擬毛Gを波形部材6に植設することができる。複数の擬毛Gが植設された擬毛植設部材2を、被装着者の自毛に取り付けて、ヘアエクステンションとして用いることもできる。また、擬毛植設部材2を備えたかつらベースを形成して、波形部材6に擬毛Gを植設して、かつらとして用いることもできる。
何れの場合においても、波形の部分に擬毛Gは植設されるので、毛植方向が一定にはならず、擬毛Gを被装着者の自毛と上手く絡ませることができる。ヘアエクステンションやかつらのボリューム感を増すために、波形の部分に植設する擬毛Gの量を増やしたとしても、紐状の中軸部材4が太く見えることはなく、逆に擬毛Gによって、中軸部材4が露見しにくくなる。
これにより、被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくい擬毛植設部を実現できる。 なお、波形部材6のみに擬毛Gを植設することが好ましい態様といえるが、これに限られるものではない。例えば、中軸部材4が太く見える虞のない範囲内において、中軸部材4に擬毛Gを植設する場合もあり得る。
(第2の実施形態に係る擬毛植設部材)
次に、図2を参照しながら、本開示の第2の実施形態に係る擬毛植設部材の説明を行う。図2は、本開示の第2の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。
本実施形態に係る擬毛植設部材2では、波形部材6として、同形の波形を有する第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bを備える点で、上記の第1の実施形態と異なる。
図2に示すように、本実施形態では、中軸部材4が、同位相で上下に配置された第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの間に位置している。そして、上側に位置する第1の波形部材6Aの波形の下側の頂部領域Q、及び下側に位置する第2の波形部材6Bの波形の上側の頂部領域Rが中軸部材4に接続されている。別の表現をすれば、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bが中軸部材4を介して反対側に配置され、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの中軸部材4側の頂部領域Q、Rが中軸部材4に接続されている。
第1の波形部材6Aの上方向に凸の波形A1及び中軸部材4で周囲を囲まれた空間Xが形成され、第2の波形部材6Bの下方向に凸の波形B1及び中軸部材4で周囲を囲まれた空間Yが形成される。第1の波形部材6Aの上方向に凸の波形A1及び第2の波形部材6Bの下方向に凸の波形B1は、中軸部材4の長手方向において、1ピッチ分位相がずれて配置されている。
本実施形態では、中軸部材4に対して上下に配置された2つの波形部材6A、6Bに、擬毛Gを植設することにより、より変化に富んだ毛植位置及び毛植方向で擬毛Gを植設することができる。これにより、よりボリューム感を増大させるとともに、自毛と馴染んだより自然な外観を得ることができる。
ただし、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bが全く同形の波形を有する場合には限られない。少なくとも、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの波形の延在方向において、頂部間の距離が略同一であればよい。ここで、「頂部間の距離が略同一」には、波形における同じ側の隣接する頂部の間の距離が略同一の場合も、波形における互いに反対側の隣接する頂部の間の距離が略同一の場合も含まれる。
更に、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bが同位相で上下に配置されている場合に限られない。少なくとも、中軸部材4の長手方向において、第1の波形部材6Aとの接続箇所Q及び第2の波形部材6Bとの接続箇所Rが交互に配置されていれば、ボリューム感の増大と自然な外観とを両立できる。
特に、後述する図8に示すように、中軸部材4の長手方向において、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bのうちの一方の部材における中軸部材4との接続領域の位置が、他方の部材の頂部領域の位置に略一致していることが好ましい(図8の破線参照)。その場合には、ボリューム感を増大させるとともに、自毛と馴染んだより自然な外観を得ることができる。
(第3の実施形態に係る擬毛植設部材)
次に、図3を参照しながら、本開示の第3の実施形態に係る擬毛植設部材の説明を行う。図3は、本開示の第3の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。
本実施形態に係る擬毛植設部材2では、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの波形の頂部領域P、Q及びその周辺領域が、所定の長さLにわたって中軸部材4に接続されている点で、上記の第2の実施形態と異なる。
これにより、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの中軸部材4に対する接続強度が増大し、擬毛Gの毛植位置及び毛植方向に変化を付けることができる。
特に、図3に示すように、第1の波形部材6Aの上方向に凸の波形A1が存在する下側には波形が存在せず、第2の波形部材6Bの下方向に凸の波形B1が存在する上側には波形が存在しないようにすることが好ましい。このとき、第2の実施形態と同様に、第1の波形部材6Aの波形A1及び第2の波形部材6Bの波形B1は、中軸部材4の長手方向において、1ピッチ分位相がずれて配置されている。
これにより、第1の波形部材6Aに植設された擬毛G及び第2の波形部材6Bに植設された擬毛Gの毛植位置及び毛植方向の変化を明確に示すことができるので、ボリューム感のあるより自然な外観を得ることができる。
(ヘアエクステンション)
上記の実施形態に係る擬毛植設部材2をヘアエクステンションとして用いる場合には例えば、リングに擬毛植設部材2及び被装着者の自毛を挿入した後、このリングを潰して、擬毛植設部材2を被装着者の頭部に装着することができる。また、接着等により擬毛植設部材2を被装着者の自毛に取り付けることもできる。更に、擬毛植設部材2の波形部材6(6A、6B)に被装着者の自毛を通して結び付けることにより、擬毛植設部材2を被装着者の頭部に装着することもできる。
これにより、擬毛Gが被装着者の自毛と上手く絡んだ、ボリューム感に富んだヘアエクステンションを実現できる。
(擬毛植設部材を用いたかつらベース)
次に、図4Aから図5Cを参照しながら、上記の実施形態に係る擬毛植設部材2を備えたかつらベースの説明を行う。図4A、4Bには、全頭かつらの実施形態を示し、図5A〜5Cには、例えば、頭頂部に装着して用いるトップピースのような部分かつらの実施形態を示す。
(第1の実施形態に係るかつらベース)
はじめに、図4Aを参照しながら、本開示の第1の実施形態に係るかつらベースの説明を行う。図4Aは、全頭かつら用の本開示の第1の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るかつらベース100は、上記の実施形態に係る擬毛植設部材2と、外縁部材10とを備え、複数の擬毛植設部材2が外縁部材10に取り付けられている。外縁部材10は、被装着者の頭部の形状に対応した略卵形の外形を有し、中央部が開口された環状の平面形状を有する。
外縁部材10は、合成繊維または天然繊維からなる任意の面部材(布部材、網目部材等)を用いることができる。かつらベース100の強度を増すため、外縁部材10において、面部材を折り込んだり、重ね合せたりして、縫着することもできる。また、折り込んだり、重ね合わせたりした部分の内部に、補強部材を配置することもできる。
本実施形態では、擬毛植設部材2の両端が、環状の外縁部材10の対向する内側端部に取り付けられている。1つの方向に、略平行な4本の擬毛植設部材2が配置され、これと交わる方向に、略平行な4本の擬毛植設部材2が配置されている。これにより、擬毛植設部材が互いに交差する交差点Cが複数形成されている。
(第2の実施形態に係るかつらベース)
次に、図4Bを参照しながら、本開示の第2の実施形態に係るかつらベースの説明を行う。図4Bは、全頭かつら用の本開示の第2の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るかつらベース100では、外縁部材10が、上記の第1の実施形態と同様な環状の外縁部10Aに加えて、被装着者の分髪部に対応する分髪対応部10Bを有する点で、第1の実施形態と異なる。外縁部10A及び分髪対応部10Bは一体的に形成されている。
本実施形態では、擬毛植設部材2の一方の端部が外縁部10A内側端部に取り付けられ、他方の端部が分髪対応部10Bに取り付けられている。このような擬毛植設部材2が、8本取り付けられている。本実施形態では、擬毛植設部材2が互いに交差する交差点Cは形成されていない。
(第3の実施形態に係るかつらベース)
次に、図5Aを参照しながら、本開示の第3の実施形態に係るかつらベースの説明を行う。図5Aは、部分かつら用の本開示の第3の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るかつらベース110は、2つの外縁部材12が、それぞれの両端で連結紐部材14により繋がれて外形が構成されている。そして、擬毛植設部材2の一方の端部が、一方の外縁部材12の端部に取り付けられ、擬毛植設部材2の略中央位置で連結紐部材14に繋がれて折り返されて、擬毛植設部材2の他方の端部が、他方の外縁部材12の端部に取り付けられている。これにより、擬毛植設部材2はV字形の形状で2つの外縁部材12に取り付けられ、向きが逆の2つのV字形の外縁部材12が形成されている。また、2つの外縁部材12の幅方向の略中央位置で、2つの外縁部材12の間を繋ぐように、更なる擬毛植設部材2が取り付けられている。これにより、擬毛植設部材2が互いに交差する交差点Cが複数形成されている。
(第4の実施形態に係るかつらベース)
次に、図5Bを参照しながら、本開示の第4の実施形態に係るかつらベースの説明を行う。図5Bは、部分かつら用の本開示の第4の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るかつらベース110は、上記の第3の実施形態の連結紐部材14の代わりに、擬毛植設部材2で2つの外縁部材12の間を繋いでいる点で第3の実施形態と異なる。更に、上記の第3の実施形態では、擬毛植設部材2が1度折り返されてV字形の形状を有するが、本実施形態では、擬毛植設部材2が2度折り返されてW字形の形状を有する点で第3の実施形態と異なる。これにより、擬毛植設部材2が互いに交差する交差点Cが複数形成されている。その他の点については、基本的に、上記の第3の実施形態と同様である。
(第5の実施形態に係るかつらベース)
次に、図5Cを参照しながら、本開示の第5の実施形態に係るかつらベースの説明を行う。図5Cは、部分かつら用の本開示の第5の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るかつらベース110でも、2つの外縁部材12の配置は、上記の第3、第4の実施形態と同様である。本実施形態では、略平行に配置された5本の擬毛植設部材2が、2つの外縁部材12の間を繋ぐように取り付けられている。更に、5本の擬毛植設部材2の略中央位置で、5本の擬毛植設部材2を繋ぐように、1本の擬毛植設部材2が取り付けられている。これにより、擬毛植設部材が互いに交差する交差点Cが複数形成されている。
なお、上記の実施形態では、かつらベース100、110が、外縁部材10、12を有しているが、これに限られるものではない。後述する図8Aに示すかつらベース100のように、外縁部材10、12は有さず、互いに交差する複数の擬毛植設部材2で主に構成されている場合もあり得る。
以上のように、上記の実施形態に係るかつらベース100、110では、中軸部材4と、波形部材6(6A、6B)を有する擬毛植設部材2を備えるので、被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくいかつらベース100、110を実現できる。
特に、複数の擬毛植設部材2が外縁部材10、12に取り付けられている場合には、外縁部材10、12により、かつらベースの強度を確保できるので、型崩れしにくいかつらベース100、110が得られる。更に、複数の擬毛植設部材2の間から被装着者の自毛を引き出して、擬毛植設部材2に植設された擬毛と馴染ませることができる。これにより、ボリューム感が有るとともに、露見しにくく、かつ自然な外観を有するかつらベース100、110を提供することができる。
更に、複数の擬毛植設部材2が互いに交差するように配置される場合には、擬毛Gの毛植位置や毛植方向を様々に変化させることができるので、ボリューム感の有る変化に富んだ自然な外観が得られる。
(かつらベースに取り付けられ擬毛植設部材)
次に、図6を参照しながら、擬毛植設部材をかつらベースに取り付けて活用する実施形態の説明を行う。図6は、本実施形態に係る擬毛植設部材がかつらベースの外縁に沿うように取り付けられた一例を模式的に示す図である。
ここでは、図2または図3に示すような第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bを有する擬毛植設部材2を用いた場合を示す。本実施形態では、全頭かつら用のかつらベース100を示し、外縁部材10の内側に網目部16を有する。網目部16だけでなく、外縁部材10にも擬毛Gを植設することができる。
擬毛植設部材2の長手方向が、かつらベース100の外縁に沿うように、擬毛植設部材2の中軸部材4が、かつらベース100の外縁部材10に縫着されている。このとき、第1の波形部材6Aの波形が、かつらベース100の外縁から外に突出するように配置されている。
このような配置により、かつらベース100の外縁から外側に出た第1の波形部材6Aの波形に、被装着者の自毛Jを挿入して結び付けて、かつらベース100を被装着者の頭部に固定することができる。
このような擬毛植設部材2の波形に自毛Jを挿入して、かつらベース100を被装着者の頭部に固定することにより、留め具等を用いた場合に比べて、かつらの装着を露見しにくくすることができる。更に、複数の擬毛植設部材2の波形に自毛Jを挿入することにより、確実に、かつらベース100を被装着者の頭部に固定することができる。
本実施形態では、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bを有する擬毛植設部材2を用いた場合を示すが、これに限られるものではない。図1に示すような1つの波形部材6のみを有する擬毛植設部材2を用いる場合もあり得る。この場合には、波形部材6をかつらベース100の外縁から外に突出するように配置して、かつらベース100の外縁から外側に出た波形部材6の波形に、被装着者の自毛Jを挿入することにより、同様に、かつらベース100を被装着者の頭部に固定することができる。
(実施例)
次に、図7、図8及び図9A、9Bを参照しながら、実際に製造した擬毛植設部材及びかつらベースを実施例として説明する。
<実施例1>
はじめに、図7及び図8を参照しながら、実際に製造した擬毛植設部材の説明を行う。図7は、本開示の擬毛植設部材の実施例1を示す図(写真)である。
実施例1は、概ね図3に示す第3の実施形態に係る擬毛植設部材に対応するものである。特に、第1の波形部材6Aの波形が存在する下側には波形が存在せず、第2の波形部材6Bの波形が存在する上側には波形が存在しないように形成されている。
<実施例2>
図8は、本開示の擬毛植設部材の実施例2を示す図(写真)である。
実施例2は、第3の実施形態に係る擬毛植設部材に対応するその他の形態を示す。実施例2では、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bにおける中軸部材4との接続領域の長さが、実施例1より短くなっている。これにより、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの波形が存在する下側では、中軸部材4との接続領域の両側に波形の一部が存在する。
実施例1及び実施例2の何れの場合も、中軸部材4の長手方向において、第1の波形部材12A及び第2の波形部材12Bのうちの一方の部材における中軸部材4との接続領域の位置が、他方の部材の前記頂部領域の位置に略一致し、第1の波形部材12A及び第2の波形部材12Bの波形の頂部領域及びその周辺領域が所定の長さにわたって中軸部材4に接続されている。
<実施例3>
次に、図9A、9Bを参照しながら、実際に製造したかつらベースの説明を行う。図9Aは、本開示のかつらベース及びかつらの実施例を裏面側から見た図(写真)であり、図9Bは、表面側から見た図(写真)である。
上記のように、このかつらベース100は、主に、互いに交差する複数の擬毛植設部材2で構成され、めくれ上がり等を防ぐため、外周に連結紐部材14が取り付けられている。このかつらベース100に擬毛Gが植設されて、全頭かつら200が形成されている。
以上のように、上記の第1から第3の実施形態に示す擬毛植設部材2は、紐状の中軸部材4と、紐状部材が波形に形成された部材であって、波形が中軸部材4の長手方向に沿って延び、波形の一方の側の頂部領域P(Q、R)が中軸部材4に接続された少なくとも1つの波形部材6(6A、6B)と、を備え、波形部材6(6A、6B)に擬毛Gが植設されるようになっている。
これにより、被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくい擬毛植設部を実現できる。
特に、上記の第2、第3の実施形態に示す擬毛植設部材2では、波形部材6として、延在方向における頂部間の距離が略同一な第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bを備え、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bが中軸部材4を介して反対側に配置され、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの中軸部材4側の頂部領域Q、Rが中軸部材4に接続され、中軸部材4の長手方向において、第1の波形部材12A及び第2の波形部材12Bのうちの一方の部材における中軸部材4との接続領域の位置が、他方の部材の頂部領域の位置に略一致し、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bに擬毛Gが植設される。
これにより、ボリューム感を増大させるとともに、自毛と馴染んだより自然な外観を得ることができる。
特に、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bが同形の波形を有し、中軸部材4が、同位相で上下に配置された第1の波形部6A材及び第2の波形部材6Bの間に位置することが好ましい。これにより、よりボリューム感を増大させるとともに、自毛と馴染んだより自然な外観を得ることができる。
更に、上記の第3の実施形態に示す擬毛植設部材2では、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの波形の頂部領域Q、R及びその周辺領域が所定の長さLにわたって中軸部材4に接続されている。これにより、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの中軸部材4に対する接続強度が増大し、擬毛Gの毛植位置及び毛植方向に変化を付けることができる。
特に、第1の波形部材6Aの波形が存在する下側には波形が存在せず、第2の波形部材6Bの波形が存在する上側には波形が存在しないように形成することが好ましい。これにより、第1の波形部材6Aに植設された擬毛G及び第2の波形部材6Bに植設された擬毛Gの毛植位置及び毛植方向の変化を明確に示すことができるので、ボリューム感のあるより自然な外観を得ることができる。
以上のように、本開示の実施の形態を説明したが、本開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態における要素の組合せや順序の変化等は請求された本開示の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2 擬毛植設部材
4 中軸部材
6 波形部材
6A 第1の波形部材
6B 第2の波形部材
10 外縁部材(全頭かつら用)
10A 外縁部
10B 分髪対応部
12 外縁部材(部分かつら用)
14 連結紐部材
16 網目部
100 かつらベース(全頭かつら用)
110 かつらベース(部分かつら用)
200 かつら
210 ヘアエクステンション
C 交差点
G 擬毛
J 自毛
本開示は、擬毛を植設して用いる擬毛植設部材、及びこの擬毛植設部材を備えたかつらベースに関する。
かつらベースを構成する擬毛植設部材に擬毛が植設されて、かつらが形成される。このようなかつらベースの中には、擬毛植設部材の間から被装着者の自毛を引き出すことができるように、紐状の擬毛植設部材を、間隔をあけて直線上に配置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−53388号
しかしながら、直線上に配置された紐状の擬毛植設部材に擬毛を植設した場合、毛植方向が一定になり、引き出した被装着者の自毛と上手く絡ませることが困難になる。また、植設する擬毛の量が増えると、紐状の擬毛植設部材が太く見えて、露見する可能性が高まる。一方、露見を防ぐために、植設する擬毛の量を減らすと、ボリューム感が乏しくなるという問題が生じる。
本開示は、上記の課題を解決するものであり、被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくい擬毛植設部材、及びこの擬毛植設部材を備えたかつらベースを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本開示の1つの実施態様は、
紐状の中軸部材と、
紐状部材が波形に形成された部材であって、該波形が前記中軸部材の長手方向に沿って延び、該波形の一方の側の頂部領域が前記中軸部材に接続された少なくとも1つの波形部材と、
を備え、
前記波形部材に擬毛が植設される擬毛植設部材である。
本開示のその他の実施態様は、
上記の擬毛植設部材を備えたかつらベースである。
本開示によれば、被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくい擬毛植設部材、及びこの擬毛植設部材を備えたかつらベースを提供することができる。
本開示の第1の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。 本開示の第2の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。 本開示の第3の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。 部分かつら用の本開示の第1の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。 部分かつら用の本開示の第2の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。 部分かつら用の本開示の第3の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。 部分かつら用の本開示の第4の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。 部分かつら用の本開示の第5の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。 本実施形態に係る擬毛植設部材がかつらベースの外縁に沿うように取り付けられた一例を模式的に示す図である。 本開示の擬毛植設部材の実施例1を示す図(写真)である。 本開示の擬毛植設部材の実施例2を示す図(写真)である。 本開示のかつらベース及びかつらの実施例を裏面側から見た図(写真)である。 本開示のかつらベース及びかつらの実施例を表面側から見た図(写真)である。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための実施形態や実施例を説明する。なお、以下に説明する実施形態や実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本発明を以下のものに限定しない。
各図面中、同一の機能を有する部材には、同一符号を付している場合がある。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上実施形態や実施例に分けて示す場合があるが、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。後述の実施形態では、前述と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施形態や実施例ごとには逐次言及しないものとする。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張して示している場合もある。なお、図1〜図3、図7、8に示す擬毛植設部材の説明では、図示された上下方向に従って記載を行う。
(第1の実施形態に係る擬毛植設部材)
はじめに、図1を参照しながら、本開示の第1の実施形態に係る擬毛植設部材の説明を行う。図1は、本開示の第1の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。
本実施形態に係る擬毛植設部材2は、紐状の中軸部材4と、紐状部材が波形に形成された波形部材6とを備える。波形部材6は、波形が中軸部材4の長手方向に沿って延び、波形の一方の側の頂部領域Pが中軸部材4に接続されている。
中軸部材4及び波形部材6を構成する紐部材としては、任意の合成繊維や天然繊維からなる糸を用いた撚紐、編紐、織紐または組紐を用いることができる。波形部材6として、1本の糸を用いることもできる。中軸部材4の太さは、波形部材6の太さより太いことが好ましい。中軸部材4の太さとして0.10〜5.0mmを例示することができ、好ましくは0.14〜3.0mmである。波形部材6の太さとして0.05〜2.0mmを例示することができ、好ましくは、0.07〜1.0mmである。
紐状部材6の波形の一方の側の頂部領域Pにおいて、紐状部材6を構成する糸を、中軸部材4の外縁近傍の糸の間に通すことにより、頂部領域Pを紐状部材6に接続することができる。ただし、これは一例であって、合成繊維であれば融着で接合することもできるし、接着剤を用いることもできるし、その他の任意の接合方法を採用できる。
この擬毛植設部材2の波形部材6に、擬毛Gを植設することができる。その場合、既知の任意の結び方で、擬毛Gを波形部材6に植設することができる。複数の擬毛Gが植設された擬毛植設部材2を、被装着者の自毛に取り付けて、ヘアエクステンションとして用いることもできる。また、擬毛植設部材2を備えたかつらベースを形成して、波形部材6に擬毛Gを植設して、かつらとして用いることもできる。
何れの場合においても、波形の部分に擬毛Gは植設されるので、毛植方向が一定にはならず、擬毛Gを被装着者の自毛と上手く絡ませることができる。ヘアエクステンションやかつらのボリューム感を増すために、波形の部分に植設する擬毛Gの量を増やしたとしても、紐状の中軸部材4が太く見えることはなく、逆に擬毛Gによって、中軸部材4が露見しにくくなる。
これにより、被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくい擬毛植設部を実現できる。 なお、波形部材6のみに擬毛Gを植設することが好ましい態様といえるが、これに限られるものではない。例えば、中軸部材4が太く見える虞のない範囲内において、中軸部材4に擬毛Gを植設する場合もあり得る。
(第2の実施形態に係る擬毛植設部材)
次に、図2を参照しながら、本開示の第2の実施形態に係る擬毛植設部材の説明を行う。図2は、本開示の第2の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。
本実施形態に係る擬毛植設部材2では、波形部材6として、同形の波形を有する第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bを備える点で、上記の第1の実施形態と異なる。
図2に示すように、本実施形態では、中軸部材4が、同位相で上下に配置された第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの間に位置している。そして、上側に位置する第1の波形部材6Aの波形の下側の頂部領域Q、及び下側に位置する第2の波形部材6Bの波形の上側の頂部領域Rが中軸部材4に接続されている。別の表現をすれば、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bが中軸部材4を介して反対側に配置され、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの中軸部材4側の頂部領域Q、Rが中軸部材4に接続されている。
第1の波形部材6Aの上方向に凸の波形A1及び中軸部材4で周囲を囲まれた空間Xが形成され、第2の波形部材6Bの下方向に凸の波形B1及び中軸部材4で周囲を囲まれた空間Yが形成される。第1の波形部材6Aの上方向に凸の波形A1及び第2の波形部材6Bの下方向に凸の波形B1は、中軸部材4の長手方向において、1ピッチ分位相がずれて配置されている。
本実施形態では、中軸部材4に対して上下に配置された2つの波形部材6A、6Bに、擬毛Gを植設することにより、より変化に富んだ毛植位置及び毛植方向で擬毛Gを植設することができる。これにより、よりボリューム感を増大させるとともに、自毛と馴染んだより自然な外観を得ることができる。
ただし、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bが全く同形の波形を有する場合には限られない。少なくとも、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの波形の延在方向において、頂部間の距離が略同一であればよい。ここで、「頂部間の距離が略同一」には、波形における同じ側の隣接する頂部の間の距離が略同一の場合も、波形における互いに反対側の隣接する頂部の間の距離が略同一の場合も含まれる。
更に、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bが同位相で上下に配置されている場合に限られない。少なくとも、中軸部材4の長手方向において、第1の波形部材6Aとの接続箇所Q及び第2の波形部材6Bとの接続箇所Rが交互に配置されていれば、ボリューム感の増大と自然な外観とを両立できる。
特に、後述する図8に示すように、中軸部材4の長手方向において、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bのうちの一方の部材における中軸部材4との接続領域の位置が、他方の部材の頂部領域の位置に略一致していることが好ましい(図8の破線参照)。その場合には、ボリューム感を増大させるとともに、自毛と馴染んだより自然な外観を得ることができる。
(第3の実施形態に係る擬毛植設部材)
次に、図3を参照しながら、本開示の第3の実施形態に係る擬毛植設部材の説明を行う。図3は、本開示の第3の実施形態に係る擬毛植設部材を模式的に示す図である。
本実施形態に係る擬毛植設部材2では、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの波形の頂部領域Q、R及びその周辺領域が、所定の長さLにわたって中軸部材4に接続されている点で、上記の第2の実施形態と異なる。
これにより、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの中軸部材4に対する接続強度が増大し、擬毛Gの毛植位置及び毛植方向に変化を付けることができる。
特に、図3に示すように、第1の波形部材6Aの上方向に凸の波形A1が存在する下側には波形が存在せず、第2の波形部材6Bの下方向に凸の波形B1が存在する上側には波形が存在しないようにすることが好ましい。このとき、第2の実施形態と同様に、第1の波形部材6Aの波形A1及び第2の波形部材6Bの波形B1は、中軸部材4の長手方向において、1ピッチ分位相がずれて配置されている。
これにより、第1の波形部材6Aに植設された擬毛G及び第2の波形部材6Bに植設された擬毛Gの毛植位置及び毛植方向の変化を明確に示すことができるので、ボリューム感のあるより自然な外観を得ることができる。
(ヘアエクステンション)
上記の実施形態に係る擬毛植設部材2をヘアエクステンションとして用いる場合には例えば、リングに擬毛植設部材2及び被装着者の自毛を挿入した後、このリングを潰して、擬毛植設部材2を被装着者の頭部に装着することができる。また、接着等により擬毛植設部材2を被装着者の自毛に取り付けることもできる。更に、擬毛植設部材2の波形部材6(6A、6B)に被装着者の自毛を通して結び付けることにより、擬毛植設部材2を被装着者の頭部に装着することもできる。
これにより、擬毛Gが被装着者の自毛と上手く絡んだ、ボリューム感に富んだヘアエクステンションを実現できる。
(擬毛植設部材を用いたかつらベース)
次に、図4Aから図5Cを参照しながら、上記の実施形態に係る擬毛植設部材2を備えたかつらベースの説明を行う。図4A、4Bには、部分かつらの実施形態を示し、図5A〜5Cには、例えば、頭頂部に装着して用いるトップピースのような部分かつらの実施形態を示す。
(第1の実施形態に係るかつらベース)
はじめに、図4Aを参照しながら、本開示の第1の実施形態に係るかつらベースの説明を行う。図4Aは、部分かつら用の本開示の第1の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るかつらベース100は、上記の実施形態に係る擬毛植設部材2と、外縁部材10とを備え、複数の擬毛植設部材2が外縁部材10に取り付けられている。外縁部材10は、被装着者の頭部の形状に対応した略卵形の外形を有し、中央部が開口された環状の平面形状を有する。
外縁部材10は、合成繊維または天然繊維からなる任意の面部材(布部材、網目部材等)を用いることができる。かつらベース100の強度を増すため、外縁部材10において、面部材を折り込んだり、重ね合せたりして、縫着することもできる。また、折り込んだり、重ね合わせたりした部分の内部に、補強部材を配置することもできる。
本実施形態では、擬毛植設部材2の両端が、環状の外縁部材10の対向する内側端部に取り付けられている。1つの方向に、略平行な4本の擬毛植設部材2が配置され、これと交わる方向に、略平行な4本の擬毛植設部材2が配置されている。これにより、擬毛植設部材が互いに交差する交差点Cが複数形成されている。
(第2の実施形態に係るかつらベース)
次に、図4Bを参照しながら、本開示の第2の実施形態に係るかつらベースの説明を行う。図4Bは、部分かつら用の本開示の第2の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るかつらベース100では、外縁部材10が、上記の第1の実施形態と同様な環状の外縁部10Aに加えて、被装着者の分髪部に対応する分髪対応部10Bを有する点で、第1の実施形態と異なる。外縁部10A及び分髪対応部10Bは一体的に形成されている。
本実施形態では、擬毛植設部材2の一方の端部が外縁部10A内側端部に取り付けられ、他方の端部が分髪対応部10Bに取り付けられている。このような擬毛植設部材2が、8本取り付けられている。本実施形態では、擬毛植設部材2が互いに交差する交差点Cは形成されていない。
(第3の実施形態に係るかつらベース)
次に、図5Aを参照しながら、本開示の第3の実施形態に係るかつらベースの説明を行う。図5Aは、部分かつら用の本開示の第3の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るかつらベース110は、2つの外縁部材12が、それぞれの両端で連結紐部材14により繋がれて外形が構成されている。そして、擬毛植設部材2の一方の端部が、一方の外縁部材12の端部に取り付けられ、擬毛植設部材2の略中央位置で連結紐部材14に繋がれて折り返されて、擬毛植設部材2の他方の端部が、他方の外縁部材12の端部に取り付けられている。これにより、擬毛植設部材2はV字形の形状で2つの外縁部材12に取り付けられ、向きが逆の2つのV字形の外縁部材12が形成されている。また、2つの外縁部材12の幅方向の略中央位置で、2つの外縁部材12の間を繋ぐように、更なる擬毛植設部材2が取り付けられている。これにより、擬毛植設部材2が互いに交差する交差点Cが複数形成されている。
(第4の実施形態に係るかつらベース)
次に、図5Bを参照しながら、本開示の第4の実施形態に係るかつらベースの説明を行う。図5Bは、部分かつら用の本開示の第4の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るかつらベース110は、上記の第3の実施形態の連結紐部材14の代わりに、擬毛植設部材2で2つの外縁部材12の間を繋いでいる点で第3の実施形態と異なる。更に、上記の第3の実施形態では、擬毛植設部材2が1度折り返されてV字形の形状を有するが、本実施形態では、擬毛植設部材2が2度折り返されてW字形の形状を有する点で第3の実施形態と異なる。これにより、擬毛植設部材2が互いに交差する交差点Cが複数形成されている。その他の点については、基本的に、上記の第3の実施形態と同様である。
(第5の実施形態に係るかつらベース)
次に、図5Cを参照しながら、本開示の第5の実施形態に係るかつらベースの説明を行う。図5Cは、部分かつら用の本開示の第5の実施形態に係るかつらベースを模式的に示す平面図である。
本実施形態に係るかつらベース110でも、2つの外縁部材12の配置は、上記の第3、第4の実施形態と同様である。本実施形態では、略平行に配置された5本の擬毛植設部材2が、2つの外縁部材12の間を繋ぐように取り付けられている。更に、5本の擬毛植設部材2の略中央位置で、5本の擬毛植設部材2を繋ぐように、1本の擬毛植設部材2が取り付けられている。これにより、擬毛植設部材が互いに交差する交差点Cが複数形成されている。
なお、上記の実施形態では、かつらベース100、110が、外縁部材10、12を有しているが、これに限られるものではない。後述する図9Aに示すかつらベース100のように、外縁部材10、12は有さず、互いに交差する複数の擬毛植設部材2で主に構成されている場合もあり得る。
以上のように、上記の実施形態に係るかつらベース100、110では、中軸部材4と、波形部材6(6A、6B)を有する擬毛植設部材2を備えるので、被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくいかつらベース100、110を実現できる。
特に、複数の擬毛植設部材2が外縁部材10、12に取り付けられている場合には、外縁部材10、12により、かつらベースの強度を確保できるので、型崩れしにくいかつらベース100、110が得られる。更に、複数の擬毛植設部材2の間から被装着者の自毛を引き出して、擬毛植設部材2に植設された擬毛と馴染ませることができる。これにより、ボリューム感が有るとともに、露見しにくく、かつ自然な外観を有するかつらベース100、110を提供することができる。
更に、複数の擬毛植設部材2が互いに交差するように配置される場合には、擬毛Gの毛植位置や毛植方向を様々に変化させることができるので、ボリューム感の有る変化に富んだ自然な外観が得られる。
(かつらベースに取り付けられ擬毛植設部材)
次に、図6を参照しながら、擬毛植設部材をかつらベースに取り付けて活用する実施形態の説明を行う。図6は、本実施形態に係る擬毛植設部材がかつらベースの外縁に沿うように取り付けられた一例を模式的に示す図である。
ここでは、図2または図3に示すような第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bを有する擬毛植設部材2を用いた場合を示す。本実施形態では、部分かつら用のかつらベース100を示し、外縁部材10の内側に網目部16を有する。網目部16だけでなく、外縁部材10にも擬毛Gを植設することができる。
擬毛植設部材2の長手方向が、かつらベース100の外縁に沿うように、擬毛植設部材2の中軸部材4が、かつらベース100の外縁部材10に縫着されている。このとき、第1の波形部材6Aの波形が、かつらベース100の外縁から外に突出するように配置されている。
このような配置により、かつらベース100の外縁から外側に出た第1の波形部材6Aの波形に、被装着者の自毛Jを挿入して結び付けて、かつらベース100を被装着者の頭部に固定することができる。
このような擬毛植設部材2の波形に自毛Jを挿入して、かつらベース100を被装着者の頭部に固定することにより、留め具等を用いた場合に比べて、かつらの装着を露見しにくくすることができる。更に、複数の擬毛植設部材2の波形に自毛Jを挿入することにより、確実に、かつらベース100を被装着者の頭部に固定することができる。
本実施形態では、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bを有する擬毛植設部材2を用いた場合を示すが、これに限られるものではない。図1に示すような1つの波形部材6のみを有する擬毛植設部材2を用いる場合もあり得る。この場合には、波形部材6をかつらベース100の外縁から外に突出するように配置して、かつらベース100の外縁から外側に出た波形部材6の波形に、被装着者の自毛Jを挿入することにより、同様に、かつらベース100を被装着者の頭部に固定することができる。
(実施例)
次に、図7、図8及び図9A、9Bを参照しながら、実際に製造した擬毛植設部材及びかつらベースを実施例として説明する。
<実施例1>
はじめに、図7及び図8を参照しながら、実際に製造した擬毛植設部材の説明を行う。図7は、本開示の擬毛植設部材の実施例1を示す図(写真)である。
実施例1は、概ね図3に示す第3の実施形態に係る擬毛植設部材に対応するものである。特に、第1の波形部材6Aの波形が存在する下側には波形が存在せず、第2の波形部材6Bの波形が存在する上側には波形が存在しないように形成されている。
<実施例2>
図8は、本開示の擬毛植設部材の実施例2を示す図(写真)である。
実施例2は、第3の実施形態に係る擬毛植設部材に対応するその他の形態を示す。実施例2では、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bにおける中軸部材4との接続領域の長さが、実施例1より短くなっている。これにより、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの波形が存在する下側では、中軸部材4との接続領域の両側に波形の一部が存在する。
実施例1及び実施例2の何れの場合も、中軸部材4の長手方向において、第1の波形部材12A及び第2の波形部材12Bのうちの一方の部材における中軸部材4との接続領域の位置が、他方の部材の前記頂部領域の位置に略一致し、第1の波形部材12A及び第2の波形部材12Bの波形の頂部領域及びその周辺領域が所定の長さにわたって中軸部材4に接続されている。
<実施例3>
次に、図9A、9Bを参照しながら、実際に製造したかつらベースの説明を行う。図9Aは、本開示のかつらベース及びかつらの実施例を裏面側から見た図(写真)であり、図9Bは、表面側から見た図(写真)である。
上記のように、このかつらベース100は、主に、互いに交差する複数の擬毛植設部材2で構成され、めくれ上がり等を防ぐため、外周に連結紐部材14が取り付けられている。このかつらベース100に擬毛Gが植設されて、全頭かつら200が形成されている。
以上のように、上記の第1から第3の実施形態に示す擬毛植設部材2は、紐状の中軸部材4と、紐状部材が波形に形成された部材であって、波形が中軸部材4の長手方向に沿って延び、波形の一方の側の頂部領域P(Q、R)が中軸部材4に接続された少なくとも1つの波形部材6(6A、6B)と、を備え、波形部材6(6A、6B)に擬毛Gが植設されるようになっている。
これにより、被装着者の自毛と絡ませ易く、ボリューム感を有するとともに、露見しにくい擬毛植設部を実現できる。
特に、上記の第2、第3の実施形態に示す擬毛植設部材2では、波形部材6として、延在方向における頂部間の距離が略同一な第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bを備え、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bが中軸部材4を介して反対側に配置され、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの中軸部材4側の頂部領域Q、Rが中軸部材4に接続され、中軸部材4の長手方向において、第1の波形部材12A及び第2の波形部材12Bのうちの一方の部材における中軸部材4との接続領域の位置が、他方の部材の頂部領域の位置に略一致し、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bに擬毛Gが植設される。
これにより、ボリューム感を増大させるとともに、自毛と馴染んだより自然な外観を得ることができる。
特に、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bが同形の波形を有し、中軸部材4が、同位相で上下に配置された第1の波形部6A材及び第2の波形部材6Bの間に位置することが好ましい。これにより、よりボリューム感を増大させるとともに、自毛と馴染んだより自然な外観を得ることができる。
更に、上記の第3の実施形態に示す擬毛植設部材2では、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの波形の頂部領域Q、R及びその周辺領域が所定の長さLにわたって中軸部材4に接続されている。これにより、第1の波形部材6A及び第2の波形部材6Bの中軸部材4に対する接続強度が増大し、擬毛Gの毛植位置及び毛植方向に変化を付けることができる。
特に、第1の波形部材6Aの波形が存在する下側には波形が存在せず、第2の波形部材6Bの波形が存在する上側には波形が存在しないように形成することが好ましい。これにより、第1の波形部材6Aに植設された擬毛G及び第2の波形部材6Bに植設された擬毛Gの毛植位置及び毛植方向の変化を明確に示すことができるので、ボリューム感のあるより自然な外観を得ることができる。
以上のように、本開示の実施の形態を説明したが、本開示内容は構成の細部において変化してもよく、実施の形態における要素の組合せや順序の変化等は請求された本開示の範囲および思想を逸脱することなく実現し得るものである。
2 擬毛植設部材
4 中軸部材
6 波形部材
6A 第1の波形部材
6B 第2の波形部材
10 外縁部材(部分かつら用)
10A 外縁部
10B 分髪対応部
12 外縁部材(部分かつら用)
14 連結紐部材
16 網目部
100 かつらベース(全頭かつら用)
110 かつらベース(部分かつら用)
200 かつら
210 ヘアエクステンション
C 交差点
G 擬毛
J 自毛

Claims (8)

  1. 紐状の中軸部材と、
    紐状部材が波形に形成された部材であって、該波形が前記中軸部材の長手方向に沿って延び、該波形の一方の側の頂部領域が前記中軸部材に接続された少なくとも1つの波形部材と、
    を備え、
    前記波形部材に擬毛が植設されることを特徴とする擬毛植設部材。
  2. 前記波形部材として、延在方向における頂部間の距離が略同一な第1の波形部材及び第2の波形部材を備え、
    前記第1の波形部材及び前記第2の波形部材が前記中軸部材を介して反対側に配置され、前記第1の波形部材及び前記第2の波形部材の前記中軸部材側の頂部領域が前記中軸部材に接続され、
    前記中軸部材の長手方向において、前記第1の波形部材及び前記第2の波形部材のうちの一方の部材における前記中軸部材との接続領域の位置が、他方の部材の前記頂部領域の位置に略一致し、
    前記第1の波形部材及び前記第2の波形部材に擬毛が植設されることを特徴とする請求項1に記載の擬毛植設部材。
  3. 前記第1の波形部材及び前記第2の波形部材の波形の前記頂部領域及びその周辺領域が所定の長さにわたって前記中軸部材に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の擬毛植設部材。
  4. 長手方向がかつらベースの外縁に沿うように該かつらベースに取り付けられ、
    該かつらベースの外縁から外側に出た前記波形に被装着者の擬毛を挿入して、前記被装着者の頭部に該かつらベースを固定することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の擬毛植設部材。
  5. ヘアエクステンションとして用いられる請求項1から3の何れか1項に記載の擬毛植設部材。
  6. 請求項1から3の何れか1項に記載の擬毛植設部材を備えたことを特徴とするかつらベース。
  7. 外縁部材を備え、
    複数の前記擬毛植設部材が前記外縁部材に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載のかつらベース。
  8. 前記擬毛植設部材が互いに交差するように配置されたことを特徴とする請求項6または7に記載のかつらベース。
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