JP2017061759A - かつらの製造方法、及び、かつら - Google Patents
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Abstract
【解決手段】かつらベース10に毛髪20を植毛する、かつらの製造方法であって、かつらベース10の少なくとも一部は、かつら装着者の頭部側であるかつらベース10の内側及びかつら装着者の頭部とは反対側であるかつらベース10の外側に他のベース部が重ねられていない、毛髪20が植毛されるベース部10−1を有し、毛髪20を、この毛髪20の先端20−1,20−1がかつらベース10の内側に位置するようにベース部10−1に植毛し、かつらベース10の内側に位置する毛髪20の先端20−1,20−1を、ベース部10−1を通してかつらベース10の外側に引き抜く。
【選択図】図3
Description
このような内側と外側との2層のかつらベースを備えるかつらを製造するかつらの製造方法としては、内側のかつらベースに対して内側に向けて毛髪を植毛し、この植毛された毛髪を内側のかつらベースと外側のかつらベースとの間で傾かせるように、内側のかつらベース及び外側のかつらベースの両方を通して外側に引き抜くかつらの製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、内側のかつらベースに内側に向けて植毛された毛髪を、内側のかつらベースと外側のかつらベースとの間で傾かせるように、内側のかつらベース及び外側のかつらベースの両方を通して外側に引き抜く上述のかつらの製造方法は、2層のかつらベースの間に間隔がほとんどないため、2層のかつらベースの間で毛髪を傾かせる作業が極めて困難である。
また、前記かつらにおいて、前記ベース部は、網目状を呈し、前記貫通部分は、前記ベース部のうち、前記外側部分の根元が寝た状態となる部位で、該根元が立つ状態となる部位よりも、前記植毛部分からより離れた網目に位置するとよい。
図1は、本発明の一実施の形態に係るかつら1を示す平面図である。
分け目部13は、例えば、合成樹脂からなる人工皮膚により形成されている。また、分け目部13は、本体部11を刳り貫いた部分に配置されているか、或いは、本体部11上に重なるように配置されている。
図2A及び図2Bに示すベース部10−1は、本体部11、周縁部12、分け目部13などのどの部分であってもよいが、内側(図2A及び図2Bにおける下側)及び外側(図2A及び図2Bにおける上側)に、他のベース部(毛髪20が植毛されないベース部)が重ねられていない部分である。この部分をベース部10−1と呼ぶ。このベース部10−1は、一括して毛髪20が植毛される場合には複数層からなるものであってもよい。
図3に示す2本の毛髪20,20では、図3の左側の毛髪20の植毛部分20aと貫通部分20c,20cとの間隔L1よりも、図3の右側の毛髪20の植毛部分20aと貫通部分20c,20cとの間隔L2が長い。そのため、図3の右側の毛髪20の内側部分20b,20bは、図3の左側の毛髪20の内側部分20b,20bよりも横方向(ベース部10と平行な方向)に延びる距離が長くなるため、外側部分20d,20dの特に根元(貫通部分20c,20c側の端部)が寝た状態となりやすい。ベース部10−1の網目10aが大きいほど、貫通部分20c,20cがベース部10−1と干渉しなくなり、外側部分20d,20dの根元の傾きが内側部分20b,20bの傾きに近くなる。
以上説明した本実施の形態に係るかつらの製造方法は、かつらベース10に毛髪20を植毛する、かつらの製造方法であって、かつらベース10の少なくとも一部は、かつら装着者の頭部側であるかつらベース10の内側及びかつら装着者の頭部とは反対側であるかつらベース10の外側に他のベース部が重ねられていない、毛髪20が植毛されるベース部10−1を有し、毛髪20を、この毛髪20の先端20−1,20−1がかつらベース10の内側に位置するようにベース部10−1に植毛し、かつらベース10の内側に位置する毛髪20の先端20−1,20−1を、毛髪20のベース部10−1に対する植毛部分20aとは異なる位置からベース部10−1を通してかつらベース10の外側に引き抜く。
また、本実施の形態に係るかつらの製造方法では、毛髪20の先端20−1,20−1をかつらベース10の外側に引き抜く際に、毛髪20のベース部10−1に対する植毛部分20aからかつら1の髪型に対応する毛髪20の毛流れ方向に離れた位置で、毛髪20の先端20−1,20−1を、ベース部10−1を通してかつらベース10の外側に引き抜く。
また、本実施の形態に係るかつらの製造方法では、ベース部10−1は、網目状を呈し、毛髪20の先端20−1をかつらベース10の外側に引き抜く際に、ベース部10−1のうち、かつらベース10の外側に位置する外側部分20d,20dの根元を寝かせる部位で、この根元を立たせる部位よりも、植毛部分20aからより離れた網目10aで、毛髪20の先端20−1を、ベース部10−1を通してかつらベース10の外側に引き抜く。
10 かつらベース
10−1 ベース部
11 本体部
12 周縁部
13 分け目部
20 毛髪
20−1 先端
20a 植毛部分
20b 内側部分
20c 貫通部分
20d 外側部分
Claims (6)
- かつらベースに毛髪を植毛する、かつらの製造方法であって、
前記かつらベースは、かつら装着者の頭部側である前記かつらベースの内側及びかつら装着者の頭部とは反対側である前記かつらベースの外側に他のベース部が重ねられていない、前記毛髪が植毛されるベース部を有し、
前記毛髪を、該毛髪の先端が前記かつらベースの内側に位置するように前記ベース部に植毛し、
前記かつらベースの内側に位置する前記毛髪の前記先端を、前記毛髪の前記ベース部に対する植毛部分とは異なる位置から前記ベース部を通して前記かつらベースの外側に引き抜く、
ことを特徴とするかつらの製造方法。 - 前記毛髪の前記先端を前記かつらベースの外側に引き抜く際に、前記毛髪の前記ベース部に対する植毛部分から前記かつらの髪型に対応する前記毛髪の毛流れ方向に離れた位置で、前記毛髪の前記先端を、前記ベース部を通して前記かつらベースの外側に引き抜くことを特徴とする請求項1記載のかつらの製造方法。
- 前記ベース部は、網目状を呈し、
前記毛髪の前記先端を前記かつらベースの外側に引き抜く際に、前記ベース部のうち、前記かつらベースの外側に位置する外側部分の根元を寝かせる部位で、該根元を立たせる部位よりも、前記植毛部分からより離れた網目で、前記毛髪の前記先端を、前記ベース部を通して前記かつらベースの外側に引き抜くことを特徴とする請求項2記載のかつらの製造方法。 - かつらベースと、
前記かつらベースに植毛された複数の毛髪と、
を備えるかつらであって、
前記かつらベースは、かつら装着者の頭部側である前記かつらベースの内側及びかつら装着者の頭部とは反対側である前記かつらベースの外側に他のベース部が重ねられていない、前記毛髪が植毛されるベース部を有し、
前記複数の毛髪のうち少なくとも一部の毛髪は、前記ベース部に植毛された植毛部分と、該植毛部分に連続する部分であって前記かつらベースの内側に位置する内側部分と、該内側部分に連続する部分であって前記ベース部を貫通し前記植毛部分とは異なる位置にある貫通部分と、該貫通部分に連続する部分であって前記かつらベースの外側に位置する外側部分と、を有する、
ことを特徴とするかつら。 - 前記貫通部分は、該貫通部分を有する前記毛髪の前記植毛部分から、前記かつらの髪型に対応する前記毛髪の毛流れ方向に離れて位置することを特徴とする請求項4記載のかつら。
- 前記ベース部は、網目状を呈し、
前記貫通部分は、前記ベース部のうち、前記外側部分の根元が寝た状態となる部位で、該根元が立つ状態となる部位よりも、前記植毛部分からより離れた網目に位置することを特徴とする請求項5記載のかつら。
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JP2015188303A JP2017061759A (ja) | 2015-09-25 | 2015-09-25 | かつらの製造方法、及び、かつら |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020056142A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-09 | 株式会社スヴェンソン | かつら及びかつらの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006336133A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Hoshina Trading Kk | かつらの製造方法及びかつら |
JP2011246831A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Aderans Co Ltd | かつらベース、かつら及びかつらの製造方法 |
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2015
- 2015-09-25 JP JP2015188303A patent/JP2017061759A/ja active Pending
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