JP2021123981A - 窓部連結構造 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3において、第1実施形態に係る窓部連結構造10は、屋内外を仕切る耐火構造の建物外壁の一部を構成するものであり、建物躯体1の開口部2に設置される左右の窓部3A,3Bを方立5によって連結している。
以下の説明において、窓部連結構造10の見付け方向をX軸方向とし、窓部連結構造10の上下方向をY軸方向とし、窓部連結構造10の見込み方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
縦枠33,34は、図3に示すように、Z軸方向に沿った見込み片部331,341と、見込み片部331,341の屋外端部に連続してX軸方向に沿った屋外見付け片部332,342と、見込み片部331,341の屋内端部に連続してX軸方向に沿った屋内見付け片部333,343とを有している。屋内見付け片部333,343のY軸方向に沿った外周縁部には屋外側に延出してZ軸方向に沿った被規制片部335,345が形成されている。また、屋外見付け片部332,342の外周縁部には屋内側に延出してZ軸方向に沿ったヒレ部336,346が形成されている。
連結部533は、Z軸方向に沿った左右の接近規制片部535,536と、接近規制片部535,536の屋外端部に連続した中間片部534とを有している。中間片部534はネジ7によって取付鋼材51の後面部512にネジ止め(機械的に締結)されている。
中間片部534には、屋外側に突出した二つの突部537が形成されている。突部537の先端見込み位置は、被規制片部335,345の先端見込み位置と同じ位置か屋外側の位置とされている。これら突部537を形成することで、規制体54に対するZ軸方向の所定間隔を保つことが容易となる。
接続見付け片部531,532は、接近規制片部535,536の屋内端部に連続しており、接続見付け片部531はネジ6によって屋内見付け片部333にネジ止め(機械的に締結)されており、接続見付け片部532はネジ6によって屋内見付け片部343にネジ止め(機械的に締結)されている。接続見付け片部531,532のうち連結部533側の端部には、屋内側に突出した当接片部538がそれぞれ形成されており、当接片部538には後述する耐火部材55が当接されている。当接片部538の突出長さ寸法は、耐火部材55が当接片部538に当接した状態において接続見付け片部531,532および耐火部材55の間にネジ6の頭部を収められる間隔を形成できる程度の寸法とされている。また、接続見付け片部531,532のうち当接片部538とは反対側の端部には係合片部539が屋内側に延出してそれぞれ形成されており、係合片部539には耐火部材55を囲むカバー部材56が係合されている。ここで、カバー部材56は断面略コ字状に形成されてY軸方向に延びており、その左右両縁部には係合片部539に係合する係合爪部561が形成されている。なお、カバー部材56はその係合爪部561が係合片部539に係合した状態でネジ562によって係合片部539にネジ止めされている。
離間規制片部541は接近規制片部535に対してX軸方向に所定間隔を隔てて配置されており、離間規制片部541および接近規制片部535の間には縦枠33の被規制片部335が配置されている。離間規制片部542は接近規制片部536に対してX軸方向に所定間隔を隔てて配置されており、離間規制片部541および接近規制片部535の間には縦枠34の被規制片部345が配置されている。このため、縦枠33,34が互いにXX軸方向に離間されようとしても、離間規制片部541,542が被規制片部335,345に当接することで縦枠33,34同士の離間が規制される。また、縦枠33,34が互いにX軸方向に接近されようとしても、接近規制片部535,536が被規制片部335,345に当接することで縦枠33,34同士の接近が規制される。なお、本実施形態では接近規制片部535,536は被規制片部335,345に当接している。
まず、建物躯体1の開口部2に取付鋼材51を立設する。次に、屋外保持部材52および規制体54をネジ6,9によって取付鋼材51にネジ止めする。なお、これらの手順は立設前に行ってもよく、予め取付鋼材51に屋外保持部材52および規制体54をネジ6,9によってネジ止めしたのち、それが組み合わされた部材を立設してもよい。
次に、縦枠33,34を取付鋼材51に対して左右に配置する。このとき、縦枠33,34の被規制片部335,345は規制体54の離間規制片部541,542に対してX軸方向に対向して配置される。
次に、屋内接続部材53の中間片部534をネジ7によって取付鋼材51にネジ止めする。このとき、屋内見付け片部333,343は、Z軸方向において接続見付け片部531,532および規制体54の離間規制片部541,542の間に配置され、ネジ7を締め込むことで接続見付け片部531,532および離間規制片部541,542に挟持される。更に、接続見付け片部531,532をネジ6によって縦枠33,34の屋内見付け片部333,343にネジ止めして縦枠33,34同士を機械的に接続する。このとき、接近規制片部535,536は縦枠33,34の被規制片部335,345に対してX軸方向に対向して配置される。この状態では、被規制片部335,345は接近規制片部535,536および離間規制片部541,542の間に位置する。
次に、耐火部材55をネジ8によって取付鋼材51にネジ止めする。また、ネジ7を締め込んでいくことで、屋外保持部材52は屋内接続部材53に向かってZ軸方向に引き寄せられ、屋外保持片部521に装着された気密材525は縦枠33,34の屋外見付け片部332,342に密着する。このようにネジ7を締付け調整することで屋外保持部材52を屋内側に引き寄せる引き寄せ力を与えることができて屋外保持部材52による縦枠33,34の保持力を適切に設定できる。
最後に、カバー部材56の係合爪部561を屋内接続部材53の係合片部539に係合し、ネジ562によってネジ止めする。
このように溶接作業を行わずに施工することで窓部連結構造10を構成できる。
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
図4において、第2実施形態に係る窓部連結構造10Bは、第1実施形態に係る窓部連結構造10と概略同様に構成されているが、屋外保持部材52の構成が異なっている。窓部連結構造10Bの屋外保持部材52には、屋外保持片部521から屋外側に延出した左右の屋外見込み片部526,527およびこれらに連続した屋外見付け片部528を有した中空の矩形部529が構成されており、このように矩形部529を構成することで方立5の見込み強度を高めている。
以下、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
図5において、第3実施形態に係る窓部連結構造10Cは、第1実施形態に係る窓部連結構造10と概略同様に構成されているが、屋外保持部材52の構成が異なっている。窓部連結構造10Cの屋外保持部材52には、窓部連結構造10Bと概略同様に矩形部529が構成されており、矩形部529の内部には補強材40が設置されている。図5に示す補強材40は、Y軸方向に沿ったスチール等の二つの金属部材が断面L字状に形成されており、二つの金属部材は互いに左右逆向きに合わされてネジ締結されている。また、屋外保持片部521のX軸方向における略中央部分には、屋内側に延出した左右の側片部および底片部によって凹溝部530が形成されている。凹溝部530には補強材40の屋内端部が配置されており、この屋内端部は凹溝部530を形成する側片部にネジ止めされている。このように矩形部529内に補強材40を設置することで、方立5の見込み強度を更に高めている。
以下、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
図6において、第4実施形態に係る窓部連結構造10Dは、縦枠33D,34Dを方立5Dによって連結して構成されている。
縦枠33D,34Dは、前述した縦枠33,34と断面形状が異なっている。縦枠33D,34Dは、見込み片部331,341、屋外見付け片部332,342、屋内見付け片部333,343および被規制片部335,345を有しており、更に、屋外見付け片部332,342から屋内側に延出した延出見込み片部337,347と、延出見込み片部337,347および見込み片部331,341に連続した連続片部338,348とを有している。連続片部338,348には、屋内側に延出した被規制片部41,42が形成されている。また、連続片部338には被規制片部41よりも見込み片部331側の位置から屋内側に延出した補助被規制片部43が形成されており、連続片部348には被規制片部42よりも見込み片部341側の位置から屋内側に延出した補助被規制片部44が形成されている。
取付鋼材51Dは、前面部511、後面部512および左右の側面部513,514を有して断面略矩形状に形成されている。なお、第1実施形態では前面部511および後面部512を短辺とし、側面部513,514を長辺として断面中空長方形状としたが、第4実施形態では、前面部511、後面部512および側面部513,514は同じ長さの辺として断面中空正方形状とされている。
接近規制部45は、連結部533の中間片部534および接近規制片部536の連続部分からZ軸方向に沿って屋外側に延出した規制見込み片部451と、規制見込み片部451の屋外端部から縦枠33D側に向かってX軸方向に延出した規制見付け片部452と、規制見付け片部452から屋外側に延出した二つの屋外規制片部453,454(接近規制片部)とを有している。規制見付け片部452は規制体54Dの連結片部543よりも屋外側に配置されている。屋外規制片部453,454は縦枠33D,34Dの間に配置されており、屋外規制片部453は縦枠33Dの被規制片部41に対してX軸方向に対向しており、屋外規制片部454は縦枠34Dの被規制片部42に対してX軸方向に対向している。ここでは、屋外規制片部453は被規制片部41に当接しており、屋外規制片部454は被規制片部42に当接している。このため、縦枠33D,34Dの屋外側部分が互いにX軸方向に接近されようとしても、屋外規制片部453,454によって縦枠33D,34Dの当該接近は規制される。なお、被規制片部41は規制体54Dの離間規制片部541および屋内接続部材53Dの屋外規制片部453の間に配置され、被規制片部42は規制体54Dの離間規制片部542および屋内接続部材53Dの屋外規制片部454の間に配置される。
屋内接続部材53Dに対して屋内側には耐火部材55が設置される。耐火部材55はネジ8によって取付鋼材51Dの後面部512に取り付けられた取付金具にネジ止めされていると共に屋内接続部材53Dの当接片部538に当接している。また、耐火部材55は、屋内接続部材53Dの係合片部539に係合したカバー部材56によって囲まれている。
以下、本発明の第5実施形態を図面に基づいて説明する。
図7において、第5実施形態に係る窓部連結構造10Eは、第4実施形態に係る窓部連結構造10Dと概略同様に構成されているが、接続見付け片部532に連続した係合片部539が屋内側に長く延びていると共に、Y軸方向に延びた補剛材60が取り付けられている。補剛材60はアルミ押出形材によって形成されている。補剛材60は、その屋外端部が係合片部539の屋内端部にネジ61によって締結されたZ軸方向に沿った補剛見込み片部62と、補剛見込み片部62の屋内端部からX軸方向に延びた補剛見付け片部63と、補剛見付け片部63のうち図7において左側部分から屋外側に延出した延出片部64とを有している。窓部連結構造10Eでは、補剛材60を取り付けることで方立5の見込み寸法を大きくできて、方立5の見込み強度を高めることができる。
なお、カバー部材56は、耐火部材55だけでなく補剛材60をも囲めるように見込み寸法が大きく形成されている。また、カバー部材56には補剛見付け片部63に係合する係合突部563が形成されていてもよい。
以下、本発明の第6実施形態を図面に基づいて説明する。
図8において、第6実施形態に係る窓部連結構造10Fは、第5実施形態に係る窓部連結構造10Eと概略同様に構成されているが、補強材65が補剛材60に取付けられる構成が異なっている。補強材65は、スチール等の金属製の二つのチャンネル材が矩形状に組み合わされて構成されており、補剛見付け片部63にネジ66によってネジ止めされている。このように補強材65を更に設置することで、方立強度を更に高められる。
以下、本発明の第7実施形態を図面に基づいて説明する。
図9において、第7実施形態に係る窓部連結構造10Gでは、窓部3A,3Bが引き違い窓で構成されるのではなく、窓部3Aが嵌め殺し窓(FIX窓)であり、窓部3Bがすべり出し窓である。これら窓部3A,3Bは方立5Gによって連結されている。なお、図9では、窓部3Aの縦枠33Gおよび窓部3Bの縦枠34Gを示している。
縦枠33Gは、見込み片部331Gと、見込み片部331Gの屋外端部に係合した押縁332Gと、見込み片部331Gに連続した二つの見付け片部333G,334Gおよびこれらに連続した連続見込み片部335Gによって構成される面材受け部336Gと、見付け片部334Gに連続した屋内見込み片部337Gと、屋内見込み片部337Gの屋内端部に連続した屋内見付け片部338Gとを有している。押縁332Gおよび面材受け部336Gは図示しないガラスパネル等の面材を保持する。また、見込み片部331Gには鉤状の係合部339Gが形成されており、見込み片部331Gおよび見付け片部334Gの連続部分には屋内側に延出した被規制片部71が形成されている。
縦枠34Gは、見込み片部341Gと、見込み片部341Gの屋内端部に連続した見付け片部342Gと、見付け片部342Gに連続した屋内見込み片部343Gと、屋内見込み片部343Gの屋内端部に連続した屋内見付け片部344Gとを有している。また、見込み片部341Gには鉤状の係合部345Gが形成されており、見込み片部341Gおよび見付け片部342Gの連続部分には屋内側に延出した被規制片部72が形成されている。なお、図9には、縦枠34Gに対して開閉移動可能な障子の縦框346Gを示している。
方立5Gは、第4実施形態の方立5D(図6参照)と概略同様に構成されているが、規制見付け片部452から屋外側に延出した延出見込み片部455を更に有しており、延出見込み片部455の屋外端部には、縦枠33G,34Gの係合部339G,345Gにそれぞれ係合する係合規制部456,457が形成されている。係合規制部456,457は、係合部339G,345Gと係合することで、縦枠33G、34G同士のX軸方向の離間を規制する。また、規制体54Dの離間規制片部541と屋内接続部材53Dの屋外規制片部453との間には縦枠33Gの被規制片部71が配置されており、離間規制片部542と屋外規制片部454との間には縦枠34Gの被規制片部72が配置されている。このため、縦枠33G,34G同士のX軸方向の離間は離間規制片部541,542によって規制され、縦枠33G,34G同士のX軸方向の接近は屋外規制片部453,454によって規制される。
また、接続見付け片部531,532は縦枠33G,34Gの屋内見付け片部338G,344Gに対してネジ6によってネジ止めされている。屋内見付け片部338G,344Gの先端縁は、屋内接続部材53Dの接近規制片部535,536に当接しており、縦枠33G,34Gの屋内側部分におけるX軸方向の接近は接近規制片部535,536によって規制される。
なお、カバー部材56は、接続見付け片部531,532に連続した係合片部539に係合し、且つ、縦枠33G,34Gの屋内見込み片部337G,343Gに対してネジ562によってネジ止めされている。また、縦枠33G,34Gの見込み片部331G,341Gの間にはシール材およびバックアップ材が設置されている。
以下、本発明の第8実施形態を図面に基づいて説明する。
図10において、第8実施形態に係る窓部連結構造10Hは、第7実施形態と概略同様に構成されているが、第5実施形態(図7参照)と同様に屋内接続部材53Dの係合片部539が屋内側に延長されて補剛材60が取り付けられており、これにより、方立見込み強度が高められている。
以下、本発明の第9実施形態を図面に基づいて説明する。
図11において、第9実施形態に係る窓部連結構造10Iは、第8実施形態と概略同様に構成されているが、第6実施形態(図8参照)と同様に補剛材60にスチール等の金属製の補強材65が取り付けられており、これにより、方立強度が高められている。
第1、第2、第3実施形態では、屋外保持部材52が屋内被保持片部523を有しているが、この構成がなくても十分な取付強度が得られる場合にはこの構成を省略してもよい。
前述した窓部3A,3Bは嵌め殺し窓やすべり出し窓に限らず、たてすべり出し窓、横すべり出し窓、排煙窓などの各種窓であってもよい。
また、前述した規制体54,54Dは、左右の離間規制片部541,542および連結片部543を有して一体に形成された部材によって構成されているが、これに限らず、例えば断面略L字形状の二部材を組み合わせることで、左右の離間規制片部541,542および連結片部543を有した規制体54,54Dを構成してもよい。
本発明の窓部連結構造は、左右に配置される窓部同士を方立によって連結する窓部連結構造であって、前記方立は、前記左右の窓部の間に上下方向に延びて配置された取付鋼材と、前記取付鋼材に機械的に締結される連結部および前記連結部に対して左右に連続した接続見付け片部を有した屋内接続部材とを備え、前記左右の接続見付け片部は前記左右の窓部に対して屋内側から機械的に締結され、前記屋内接続部材に対して屋内側には耐火部材が設置され、前記左右の窓部には被規制片部がそれぞれ形成され、前記取付鋼材には左右の離間規制片部を有した規制体が機械的に締結され、前記左右の離間規制片部の間には前記左右の被規制片部が配置されることを特徴とする。
本発明の窓部連結構造によれば、取付鋼材に対して規制体および屋内接続部材を機械的に締結し、且つ、左右の窓部に対して屋内接続部材を機械的に締結することで、溶接作業をなくすことができ、左右の窓部を連結する作業性を向上できる。
また、前述したように屋内接続部材によって左右の窓部を機械的に接続したうえ、左右の窓部の被規制片部が規制体の左右の離間規制片部の間に配置されているので、左右の窓部が風圧等の外力を受けて互いに左右方向に離間されようとしても、左右の被規制片部が左右の離間規制片部に当接することで、左右の窓部の離間を規制できる。このため、方立の見付け寸法を小さくしても方立強度を確保できる。
このような構成によれば、左右の窓部が風圧等の外力を受けて互いに左右方向に接近されようとしても、左右の被規制片部が、これらの間に配置された左右の接近規制片部に当接することで、左右の窓部の接近を規制でき、方立強度を向上できる。
このような構成によれば、左側の被規制片部(一つの被規制片部)の左右方向の移動を左側の接近規制片部および離間規制片部によって規制でき、且つ、右側の被規制片部(一つの被規制片部)の左右方向の移動を右側の接近規制片部および離間規制片部によって規制できる。このため、離間規制片部に規制される被規制片部と、接近規制片部に規制される被規制片部とを共通化でき、これらを窓部に別々形成する必要をなくすことができて構成を簡略化できる。
このような構成によれば、屋内接続部材の中間片部に形成した突部によって規制体の連結片部との間隔を所定以上に保つことができて施工が容易となる。また、これら突部の先端見込み位置を左右の被規制片部の先端見込み位置と同じ位置または屋外側の位置に配置することで、被規制片部が規制体に過度に干渉することを抑制できる。
このような構成によれば、耐火部材を取付鋼材に締結する締結具を締め込むことで屋外保持部材に屋内側への引き寄せ力を与えることができ、屋外保持部材による窓部の保持力を適切に設定できる。
このような構成によれば、取付鋼材に対して屋外側で左右の窓部同士の離間を規制可能な構成にできる。
このような構成によれば、取付鋼材に対して屋外側の位置で左右の窓部の離間を左右の離間規制片部によって規制できる一方、取付鋼材に対して屋内側の位置で左右の窓部の接近を左右の接近規制片部によって規制できる。
このような構成によれば、取付鋼材に対して屋外側の位置で左右の窓部の接近を左右の屋外規制片部によって規制でき、方立強度を向上できる。
このような構成によれば、耐火部材が締結具の頭部に干渉することなく当接片部に密着させることができ、所定の耐火性能を発揮できる。
Claims (9)
- 左右に配置される窓部同士を方立によって連結する窓部連結構造であって、
前記方立は、前記左右の窓部の間に上下方向に延びて配置された取付鋼材と、前記取付鋼材に機械的に締結される連結部および前記連結部に対して左右に連続した接続見付け片部を有した屋内接続部材とを備え、
前記左右の接続見付け片部は前記左右の窓部に対して屋内側から機械的に締結され、
前記屋内接続部材に対して屋内側には耐火部材が設置され、
前記左右の窓部には被規制片部がそれぞれ形成され、
前記取付鋼材には左右の離間規制片部を有した規制体が機械的に締結され、
前記左右の離間規制片部の間には前記左右の被規制片部が配置される
ことを特徴とする窓部連結構造。 - 請求項1に記載の窓部連結構造において、
前記屋内接続部材には、前記左右の窓部に形成された前記左右の被規制片部の間に配置される左右の接近規制片部が形成される
ことを特徴とする窓部連結構造。 - 請求項2に記載の窓部連結構造において、
前記屋内接続部材の連結部は、前記左右の接近規制片部と、前記左右の接近規制片部に連続した中間片部とを有し、
前記左右の接続見付け片部は前記左右の接近規制片部に連続し、
前記中間片部は前記取付鋼材に機械的に締結され、
前記左側の接近規制片部および前記左側の離間規制片部の間に前記左側の被規制片部が配置され、
前記右側の接近規制片部および前記右側の離間規制片部の間に前記右側の被規制片部が配置される
ことを特徴とする窓部連結構造。 - 請求項3に記載の窓部連結構造において、
前記規制体は、前記左右の離間規制片部の間に連続していると共に前記取付鋼材に機械的に締結された連結片部を有し、
前記連結片部は、前記左右の被規制片部および前記連結部の中間片部に対して見込み方向に対向して配置され、
前記連結部の中間片部には屋外側に突出した突部が形成され、
前記突部の先端見込み位置は、前記左右の被規制片部の先端見込み位置と同じ位置または屋外側の位置に配置される
ことを特徴とする窓部連結構造。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の窓部連結構造において、
前記方立は、前記左右の窓部を屋外側から保持する屋外保持部材を備え、
前記屋外保持部材は、前記取付鋼材に機械的に締結され、
前記耐火部材は、頭部および螺合軸部を有した締結具によって前記取付鋼材に締結される
ことを特徴とする窓部連結構造。 - 請求項1または請求項2に記載の窓部連結構造において、
前記左右の被規制片部および前記規制体は前記取付鋼材に対して屋外側に配置される
ことを特徴とする窓部連結構造。 - 請求項6に記載の窓部連結構造において、
前記屋内接続部材の連結部は、左右の接近規制片部と、前記左右の接近規制片部に連続した中間片部とを有し、
前記中間片部は前記取付鋼材に対して屋内側から機械的に締結され、
前記左右の接続見付け片部は前記左右の接近規制片部に連続し、
前記左右の窓部の被規制片部には、屋外側の被規制片部および屋内側の被規制片部があり、
前記左右の離間規制片部の間には前記屋外側の左右の被規制片部が配置され、
前記左右の接近規制片部は前記屋内側の左右の被規制片部の間に配置される
ことを特徴とする窓部連結構造。 - 請求項7に記載の窓部連結構造において、
前記連結部から屋外側に延出した規制見込み片部および前記規制見込み片部の屋外端部に連続した規制見付け片部を有し、
前記規制見付け片部には屋外側に延出した左右の屋外規制片部が形成され、
前記左右の屋外規制片部は前記屋外側の左右の被規制片部の間に配置される
ことを特徴とする窓部連結構造。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の窓部連結構造において、
前記左右の接続見付け片部は、頭部および軸部を有した締結具によって前記左右の窓部に締結され、
前記左右の接続見付け片部には、前記耐火部材が当接する当接片部が屋内側に突出して形成され、
前記当接片部の突出寸法は、前記接続見付け片部および前記耐火部材の間に前記締結具の頭部が配置される間隔を形成可能な寸法とされる
ことを特徴とする窓部連結構造。
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